JP2019149076A - ドライブレコーダ、及び画像記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリを無駄に使うことがなく、適切に必要な内容を記録するドライブレコーダ、及び画像記録方法を提供する。【解決手段】対象物検出部22は、車両1の周辺に存在する対象物を検出する。距離認識部23は、車両1と対象物間の距離を認識する。横方向間隔認識部24は、車両1と対象物との横方向間隔を認識する。周辺画像記録処理部25は、車両1と対象物間の距離が距離閾値以下であり、且つ車両1と対象物との横方向間隔が横方向間隔閾値以下であるときに、カメラ43〜46により撮像された対象物を含む周辺画像をメモリ30に記録する第1画像記録処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、ドライブレコーダ、及び画像記録方法に関する。
従来、自車両の周囲をカメラにより撮像し、自車両が事故に遭遇した場合に、事故発生時点を基準とした前後所定時間における撮像画像を記録するようにしたドライブレコーダが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたドライブレコーダにおいては、車両から所定距離以内に存在する対象物に限定して撮像画像を記録することにより、不要な撮像画像の記録によってメモリの残量が減少することを抑制している。
特開2007−334760号公報
しかし、特許文献1に記載されたドライブレコーダのように、撮像画像を記録する対象物を、自車両からの距離によって画一的に限定した場合には、実際には記録する必要がない対象物の撮像画像が記録される場合があり、そのような場合、メモリを無駄に使ってしまうことになる。
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであり、メモリを無駄に使うことがなく、適切に必要な内容を記録するドライブレコーダ、及び画像記録方法を提供することを目的とする。
本発明のドライブレコーダは、車両に搭載されたカメラにより撮像された前記車両の周辺画像を取得する周辺画像取得部と、前記周辺画像を記憶する記憶部と、前記車両の周辺に存在する対象物を検出する対象物検出部と、前記車両と前記対象物と前記車両間の距離を認識する距離認識部と、前記車両の進行方向と直交する方向における前記車両と前記対象物との間隔である横方向間隔を認識する横方向間隔認識部と、前記距離認識部により認識された前記車両と前記対象物間の距離が距離閾値以下であり、且つ前記横方向間隔認識部により認識された前記車両と前記対象物との前記横方向間隔が横方向間隔閾値以下であるときに、前記カメラにより撮像された前記対象物を含む前記周辺画像を前記記憶部に記録する第1画像記録処理を実行する周辺画像記録処理部とを備えていることを特徴とする。
また、前記車両と前記対象物との接近速度を認識する接近速度認識部を備え、前記周辺画像記録処理部は、前記接近速度認識部により認識された前記車両と前記対象物との接近速度が接近速度閾値以上であるときに、前記カメラにより撮像された前記対象物を含む前記周辺画像を前記記憶部に記録する第2画像記録処理を実行する構成としてもよい。
また、前記車両の走行速度を認識する走行速度認識部と、前記走行速度認識部により認識された前記車両の走行速度に応じて、前記距離閾値と前記横方向間隔閾値とのうちの少なくともいずれか一方を変更する第1判定閾値変更部とを備えている構成としてもよい。
また、前記車両の走行環境を認識する走行環境認識部と、前記走行環境認識部により認識された前記車両の走行環境に応じて、前記距離閾値と前記横方向間隔閾値とのうちの少なくともいずれか一方を変更する第2判定閾値変更部とを備えている構成としてもよい。
また、前記対象物検出部により複数の前記対象物が検出された場合に、各対象物毎に、前記距離認識部による前記車両と前記対象物間の距離の認識と、前記横方向間隔認識部による前記車両と前記対象物間の前記横方向間隔の認識と、前記周辺画像記録処理部による前記第1画像記録処理及び第2画像記録処理とを実行する構成としてもよい。
また、前記周辺画像記録処理部は、前記第1画像記録処理により前記記憶部に記録する前記周辺画像が撮像された日時又は地点を、前記周辺画像に対応させて前記記憶部に記録する構成としてもよい。
次に、本発明の画像記録方法は、車両に搭載されたカメラにより撮像された前記車両の周辺画像を取得する周辺画像取得ステップと、前記車両の周辺に存在する対象物を検出する対象物検出ステップと、前記車両と前記対象物と前記車両間の距離を認識する距離認識ステップと、前記車両の進行方向と直交する方向における前記車両と前記対象物との間隔である横方向間隔を認識する横方向間隔認識ステップと、前記距離認識ステップにより認識された前記車両と前記対象物間の距離が距離閾値以下であり、且つ前記横方向間隔認識ステップにより認識された前記車両と前記対象物との前記横方向間隔が横方向間隔閾値離以下であるときに、前記カメラにより撮像された前記対象物を含む前記周辺画像を記憶部に記録する周辺画像記録ステップとを含んでいることを特徴とする。
本発明のドライブレコーダ、及び画像記録方法によれば、メモリを無駄に使うことがなく、適切に必要な内容を記録することができる。例えば、車両(自車両)に対象物(他所車両等)が接近した場合であっても、自車両と他車両が並走して走行している場合のように、車両と対象物との横方向間隔が横方向間隔閾値よりも広いときには、撮像画像の記録対象から除外される。そのため、自車両の障害となる可能性が低いために、実際には記録する必要がない対象物の撮像画像が記録されることを抑制することができ、メモリを無駄に使うことがなくなる。
ドライブレコーダの構成図。 周辺画像の構成図。 車両に設けられたカメラ及びレーダーによる対象物の検出範囲の説明図。 距離閾値、及び横方向間隔閾値の説明図。 ドライブレコーダの作動フローチャート。
[1.ドライブレコーダの構成]
図1〜図4を参照して、本実施形態のドライブレコーダの構成について説明する。図1を参照して、本実施形態のドライブレコーダ10は、車両1(以下、自車両1ともいう)に搭載され、CAN(Controller Area Network)2を介して、車両1に搭載された車両ECU(Electronic Control Unit)5、タッチパネル40、スピーカー41、マイク42、前カメラ43、後カメラ44、右カメラ45、左カメラ46、前レーダー47、後レーダー48、右斜前レーダー49、左斜前レーダー50、右斜後レーダー51、左斜後レーダー52、速度センサ53、TCU(Telematics Communication Unit)56、及びナビゲーション装置60と通信可能に接続されている。CAN2により接続された各要素は、CAN2を介して各種データ(制御コマンド、検出値等)を送受信する。
車両ECU5は、図示しない駆動部(エンジン、モータ等)、制動部(ブレーキ等)、及び操舵部等の作動を制御すると共に、各種センサにより駆動部、制動部、及び操舵部等の作動状態をモニタする。タッチパネル40は、車両1の乗員(主として運転者)に対して、種々の情報を提供する画面を表示すると共に、運転者によるタッチ操作を受け付ける。
スピーカー41は、音声ガイダンス、音楽等を出力する。マイク42は、運転者による音声指示等を収音する。カメラ43〜46は、車両1の周辺を撮像する。レーダー47〜52は、車両1の周辺に存在する対象物(他車両、歩行者等)の位置(距離と方向)を検出する。
速度センサ53は、車両1の走行速度を検出する。TCU56は、通信ネットワーク100を介したドライブレコーダ10と情報収集サーバー101等の外部装置との間の通信を中継する。
ナビゲーション装置60は、地図データ61を保持すると共に、GPS(Global Positioning System)受信機62、加速度センサ63、及びジャイロセンサ64を備えている。加速度センサ63は、車両1の加速度を検出する。ジャイロセンサ64は、車両1の角速度を検出する。ナビゲーション装置60は、タッチパネル40にルート案内のガイダンス画面を表示して、運転者による目的地の入力を受け付ける。そして、ナビゲーション装置60は、GPS受信機62、加速度センサ63、及びジャイロセンサ64の検出結果から車両1の現在位置を認識し、地図データ61を参照して現在位置から目的地までのルート候補を探索する。運転者によりルートが選択されると、ナビゲーション装置60は、選択されたルートを経由して目的地まで車両1が走行するように、ルート案内を行う。ナビゲーション装置60は、タッチパネル40に目的地までのルートを示した地図と進行方向を表示すると共に、進行方向を報知する音声ガイダンスをスピーカー41から出力して、ルート案内を行う。
ドライブレコーダ10は、CPU20、メモリ30(本発明の記憶部に相当する)、各種インターフェース回路(図示しない)等により構成された電子回路ユニットである。CPU20は、メモリ30に保存されたドライブレコーダ10の制御用プログラム31を実行することによって、周辺画像取得部21、対象物検出部22、距離認識部23、横方向間隔認識部24、周辺画像記録処理部25、接近速度認識部26、走行速度認識部27、走行環境認識部28、及び判定閾値変更部29として機能する。なお、判定閾値変更部29は、本発明の第1判定閾値変更部と第2判定閾値変更部の機能を含んでいる。
周辺画像取得部21は、前カメラ43、後カメラ44、右カメラ45、及び左カメラ46により撮像された車両1の周辺画像を取得する。対象物検出部22は、周辺画像取得部21により取得された車両1の周辺画像、及び前レーダー47、後レーダー48、右斜前レーダー49、左斜前レーダー50、右斜後レーダー51、左斜後レーダー52による検出信号に基づいて、車両1の周辺に存在する対象物を検出する。
ここで、図3は、各カメラ43〜46による撮像範囲と検出範囲、及びレーダー47〜52による検出範囲を示している。前カメラ43の撮像範囲と検出範囲は、車両1の前方範囲43aに設定され、後カメラ44の撮像範囲と検出範囲は、車両1の後方範囲44aに設定されている。また、右カメラ45の撮像範囲と検出範囲は、車両1の右側方範囲45aに設定され、左カメラ46の撮像範囲と検出範囲は、車両1の左側方範囲46aに設定されている。
前レーダー47の検出範囲は、車両1の前方範囲47aに設定され、後レーダー48の検出範囲は、車両1の後方範囲48aに設定されている。右斜前レーダー49の検出範囲は、車両1の右斜前範囲49aに設定され、左斜前レーダー50の検出範囲は、車両1の左斜前範囲50aに設定されている。右斜後レーダー51の検出範囲は、車両1の右斜後範囲51aに設定され、左斜後レーダー52の検出範囲は、車両1の左斜後範囲52aに設定されている。
前カメラ43は左右一対のカメラからなるステレオカメラであり、左右のカメラの視差に基づいて、車両1を基準とした対象物の実空間位置(距離と方向)を算出することができる。また、後カメラ44、右カメラ45、及び左カメラ46は単眼カメラであり、単眼カメラによる撮像画像から対象物の実空間位置を算出することができる。レーダー47〜52は、検出範囲に電波を放射し、その反射波を測定・分析することで対象物までの距離と方向を検出する。
距離認識部23は、対象物検出部22により検出された対象物について、カメラ43〜46による撮像画像から対象物の画像部分を抽出することによって検出した対象物の実空間位置、及びレーダー47〜52による対象物の位置検出信号に基づいて、車両1との距離及び方向を算出する。横方向間隔認識部24は、車両1と対象物間の横方向間隔Wを算出する。
ここで、図4は、自車両1の前方を他車両201,202が走行している状況を示している。自車両1と他車両201との距離はL1であり、自車両1と他車両202との距離はL2である。また、自車両1の進行方向Daと直交する方向Dbにおける自車両1と他車両202との距離W2が、自車両1と他車両202との横方向間隔Wである。なお、自車両1と他車両201は同一車線を走行しているため、自車両1と他車両201との横方向間隔Wはほぼゼロである。
横方向間隔認識部24は、カメラ43〜46により撮像された画像、又はレーダー47〜52の検出信号に基づいて、対象物の実空間位置を認識することによって、車両1と対象物との横方向間隔Wを算出する。周辺画像記録処理部25は、対象物検出部22により検出された対象物が以下の条件(1)又は条件(2)を満たす場合に、周辺画像取得部21により取得された、対象物の画像部分を含む周辺画像(動画像又は静止画像)32をメモリ30に記録する。条件(2)を加えることにより、距離は離れているが、急接近して車両1の障害となる可能性が高い他車両の画像を記録することができる。
条件(1)…車両1と対象物との距離Lが距離閾値Lth(例えば、100mに設定される)以下であり、且つ車両1と対象物との横方向間隔Wが、横方向間隔閾値Wth(例えば、車両1の幅の1/2に設定される)以下である。
条件(2)…車両1と対象物との接近速度Vcが接近速度閾値Vcth以上である。
一方、対象物検出部22により検出された対象物が上記条件(1)及び条件(2)のいずれも満たさない場合には、周辺画像記録処理部25は、周辺画像取得部21により取得された周辺画像を、メモリ30に記録しない。これにより、不要な周辺画像がメモリ20に記録されて、メモリ30が無駄に使用されることを防止することができる。
また、周辺画像記録処理部25は、周辺画像32を、図2に示したように、画像データ32bに、撮像したカメラ名(前カメラ43、後カメラ44、右カメラ45、及び左カメラ46のいずれかを示す)、撮像日時、撮像地点、対象物情報等を含むヘッダ32aを付加したファイル形式で、メモリ30に記録する。ここで、ヘッダ32aに記録されるカメラ名は、画像データ32bを出力したカメラを特定するための識別名であり、例えば、画像データ32bが前カメラ43から出力された画像データであるときには、前カメラ43を示すカメラ名がヘッダ32aに記録される。
各カメラ43〜46のカメラ名は、例えば、各カメラ43〜46が接続される画像入力ポート(図示しない)に対応させて、予め設定されている。周辺画像取得部21は、撮像画像が入力される画像入力ポートを認識することによって、撮像したカメラのカメラ名を取得する。また、周辺画像取得部21は、カメラ43〜46が車両1の周辺を撮像した日時を、GPS受信機62により受信されたGPS信号に含まれる日時情報を用いて取得する。さらに、周辺画像取得部21は、カメラ43〜46が車両1の周辺を撮像したときに、ナビゲーション装置60により認識された車両1の現在位置を、カメラ43〜46が撮像した位置(撮像位置)とする。そして、周辺画像記録処理部25は、周辺画像取得部21により取得された撮像画像のデータ32bを周辺画像32に記録すると共に、周辺画像取得部21により取得されたカメラ名、撮像日時、及び撮像地点を周辺画像32のヘッダ32aに記録する。
ヘッダ32aの対象物情報には、車両1と対象物間の距離及び方向、車両1と対象物との接近速度、車両1と対象物との横方向間隔等が含まれる。なお、周辺画像記録処理部25が、条件(1)を満たす対象物の画像部分を含む周辺画像を記録する処理は、本発明の第1画像記録処理に相当する。また、周辺画像記録処理部25が、条件(2)を満たす対象物の画像部分を含む周辺画像を記録する処理は、本発明の第2画像記録処理に相当する。
接近速度認識部26は、距離認識部23により算出された車両1と対象物との距離の変化に基づいて、車両1と対象物との接近速度Vcを算出する。走行速度認識部27は、速度センサ53から送信される速度検出データに基づいて、車両1の走行速度を認識する。走行環境認識部28は、TCU56を介して外部から受信した天候情報等に基づいて、車両1が走行している走行環境を認識する。
判定閾値変更部29は、走行速度認識部27により認識された車両1の走行速度、又は走行環境認識部28により認識された車両1の走行環境に基づいて、距離閾値Lth及び横方向閾値Wthを変更する。例えば、判定閾値変更部29は、車両1の走行速度が高いほど、距離閾値Lth及び横方向間隔閾値Wthを初期値よりも長くする。また、判定閾値変更部29は、雨天時には、晴天時よりも距離閾値Lth及び横方向間隔閾値Wthを短くする。さらに、判定閾値変更部29は、走行環境に基づいて接近速度閾値Vcthを変更する。例えば、判定閾値変更部29は、雨天時には晴天時よりも接近速度閾値Vcthを低くする。
また、周辺画像記録処理部25は、メモリ30に記録した周辺画像32等のデータを、車両1の始動時(イグニッションON時)、又は車両1の停止時(イグニッションOFF時)に、TCU56を介して情報収集サーバー101に送信する。これにより、情報収集サーバー101においては、周辺画像を解析して、車両1に対象物が接近した要因等を分析することができる。なお、メモリ30に記録した周辺画像32のデータを、情報収集サーバー101に送信するタイミングは上記に限られず、周辺画像32のデータをメモリ30に記録したときや、一定時間ごとであってもよい。
[2.周辺画像の記録処理]
次に、図5に示したフローチャートに従って、ドライブレコーダ10により実行される一連の処理について説明する。ドライブレコーダ10は、車両1の作動中に、図5のフローチャートによる処理を繰り返し実行する。そして、対象物が複数検出されたときには、各対象物について、図5に示したフローチャートによる処理を実行する。
図5のステップS1は、対象物検出部22による処理である。対象物検出部22は、カメラ43〜46による撮像検出範囲と、レーダー47〜52による検出範囲を合わせた範囲となる監視領域内に存在する対象物を検出したときに、ステップS2に処理を進める。
なお、周辺画像取得部21が、カメラ43〜46により車両1の周辺画像を取得する処理は、本発明の画像記録方法における周辺画像取得ステップに相当する。また、ステップS1において、対象物検出部22が対象物を検出する処理は、本発明の画像記録方法における対象物検出ステップに相当する。
続くステップS2は、距離認識部23及び横方向間隔認識部24による処理である。距離認識部23は、カメラ43〜46により撮像された対象物の画像、又はレーダー47〜52により検出された対象物の実空間位置に基づいて、車両1と対象物との距離Lを算出する。横方向間隔認識部24は、カメラ43〜46により撮像された対象物の画像、又はレーダー47〜52により検出された対象物の実空間位置に基づいて、車両1と対象物との横方向間隔Wを算出する。
なお、ステップS2において、距離認識部23が、車両1と対象物との間の距離Lを算出する処理は、本発明の画像記録方法における距離認識ステップに相当する。また、ステップS2において、横方向間隔認識部24が、車両1と対象物との横方向間隔Wを算出する処理は、本発明の画像記録方法における横方向間隔認識ステップに相当する。
次のステップS3は、接近速度認識部26による処理である。接近速度認識部26は、距離認識部23により算出された車両1と対象物間の距離の時間変化に基づいて、車両1と対象物との接近速度を算出する。
続くステップS4〜S6及びステップS10は、周辺画像記録処理部25による処理である。なお、ステップS4〜S6において、周辺画像記録処理部25が、対象物の画像部分を含む車両1の周辺画像をメモリに記録する処理は、本発明の周辺画像記録ステップに相当する。
周辺画像記録処理部25は、ステップS4で、車両1と対象物との横方向間隔Wが横方向間隔閾値Wth以下であるか否かを判断する。そして、周辺画像記録処理部25は、車両1と対象物との横方向間隔Wが横方向間隔閾値Wth以下であるときはステップS5に処理を進め、車両1と対象物との横方向間隔Wが横方向間隔閾値Wthよりも長いときには、ステップS7に処理を進める。
ステップS5で、周辺画像記録処理部25は、車両1と対象物との距離Lが距離閾値Lth以下であるか否かを判断する。そして、周辺画像記録処理部25は、車両1と対象物との距離Lが距離閾値Lth以下であるときはステップS6に処理を進め、車両1と対象物との距離Lが距離閾値Lthよりも長いときにはステップS10に処理を進める。ステップS5からステップS6に処理が進むのは、上記条件(1)が成立した場合である。
ステップS10で、周辺画像記録処理部25は、車両1と対象物との接近速度Vcが接近速度閾値Vcth以上であるか否かを判断する。そして、周辺画像記録処理部25は、車両1と対象物との接近速度Vcが接近速度閾値Vcth未満であるときはステップS7に処理を進め、車両1と対象物との接近速度Vcが接近速度閾値Vcth以上であるときには、ステップS6に処理を進める。ステップS10からステップS6に処理が進むのは、上記条件(2)が成立した場合である。
ステップS6で、周辺画像記録処理部25は、図2に示したファイル形式により、周辺画像取得部21により取得された対象物の画像部分を含む周辺画像の画像データ32bに、周辺画像取得部21により取得されたカメラ名、撮像日時、撮像地点、及び距離認識部23等により認識された対象物情報等を含むヘッダ32aを付加した30秒間分の周辺画像32を、メモリ30に追加して記録する。ここで、対象物情報には、距離認識部23により認識された車両1と対象物との距離(相対距離)及び方向(相対方向)、接近速度認識部26により算出された車両1と対象物との接近速度、走行速度認識部27により認識された車両1の走行速度、横方向間隔認識部24により算出された車両1と対象物との横方向間隔等が含まれる。なお、画像データ32bの記録時間は30秒とは限られず、変更してもよい。また、対象物情報は、画像データ32bの記録時間に応じて複数記録するようにしてもよい。
これにより、上記(1)の条件、又は上記(2)の条件を満たす対象物の画像部分を含む周辺画像32に限定して、周辺画像等のデータがメモリ30に記録される。そのため、図4に示した自車両1と並走する他車両202のように、自車両1の障害となる可能性が低い対象物についても周辺画像が記録されて、メモリ30が無駄に使用されることを防止することができる。
[3.他の実施形態]
上記実施形態では、周辺画像記録処理部25は、上記条件(1)又は上記条件(2)が成立するときに限定して対象物の画像部分を含む周辺画像を記録したが、上記条件(1)が成立するときにのみ、対象物の画像部分を含む周辺画像を記録するようにしてもよい。
上記実施形態では、判定閾値変更部29は、車両1の走行速度及び走行環境に応じて、距離閾値Lthと横方向間隔閾値Wthを変更したが、距離閾値Lthと横方向間隔閾値WThのいずれか一方のみを変更してもよい。また、車両1の走行速度と走行環境のうちのいずれか一方のみに応じて、距離閾値Lth又は横方向間隔閾値Wthを変更してもよい。
上記実施形態では、カメラ43〜46、及びレーダー47〜52により、車両1と対象物との距離及び横方向間隔を認識したが、他の構成により距離及び横方向間隔を認識してもよい。例えば、レーダーを用いずにカメラのみによって距離及び横方向間隔を認識する構成としてもよい。
なお、図1は、本願発明を理解容易にするために、ドライブレコーダ10の機能構成を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、ドライブレコーダ10の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、各構成要素の処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムで実現されてもよい。
また、ドライブレコーダ10においてCPU20で実行される制御用プログラム31は、例えば、通信ネットワーク100を介して外部サーバーからダウンロードされ、それからRAM等のメモリ30上にロードされてCPU20により実行されるようにしてもよい。また、通信ネットワーク100を介して、外部サーバーからRAM等のメモリ30に直接ロードされ、CPU20により実行されるようにしてもよい。或いは、ドライブレコーダ10に接続された記憶媒体から、RAM等のメモリ30上にロードされるようにしてもよい。
また、図5に示したフローチャートの処理単位は、ドライブレコーダ10による処理の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。ドライブレコーダ10の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、同様の処理結果が得られるのであれば、上記各フローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
1 車両
2 CAN
5 車両ECU
10 ドライブレコーダ
20 CPU
21 周辺画像取得部
22 対象物検出部
23 距離認識部
24 横方向間隔認識部
25 周辺画像記録処理部
26 接近速度認識部
27 走行速度認識部
28 走行環境認識部
29 判定閾値変更部
30 メモリ
31 制御用プログラム
32 周辺画像
40 タッチパネル
41 スピーカー
42 マイク
43 前カメラ
44 後カメラ
45 右カメラ
46 左カメラ
47 前レーダー
48 後レーダー
49 右斜前レーダー
50 左斜前レーダー
51 右斜後レーダー
52 左斜後レーダー
53 速度センサ
56 TCU
60 ナビゲーション装置
61 地図データ
62 GPS受信機
63 加速度センサ
64 ジャイロセンサ
100 通信ネットワーク
101 情報収集サーバー

Claims (7)

  1. 車両に搭載されたカメラにより撮像された前記車両の周辺画像を取得する周辺画像取得部と、
    前記周辺画像を記憶する記憶部と、
    前記車両の周辺に存在する対象物を検出する対象物検出部と、
    前記車両と前記対象物と前記車両間の距離を認識する距離認識部と、
    前記車両の進行方向と直交する方向における前記車両と前記対象物との間隔である横方向間隔を認識する横方向間隔認識部と、
    前記距離認識部により認識された前記車両と前記対象物間の距離が距離閾値以下であり、且つ前記横方向間隔認識部により認識された前記車両と前記対象物との前記横方向間隔が横方向間隔閾値以下であるときに、前記カメラにより撮像された前記対象物を含む前記周辺画像を前記記憶部に記録する第1画像記録処理を実行する周辺画像記録処理部と
    を備えていることを特徴とするドライブレコーダ。
  2. 前記車両と前記対象物との接近速度を認識する接近速度認識部を備え、
    前記周辺画像記録処理部は、前記接近速度認識部により認識された前記車両と前記対象物との接近速度が接近速度閾値以上であるときに、前記カメラにより撮像された前記対象物を含む前記周辺画像を前記記憶部に記録する第2画像記録処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のドライブレコーダ。
  3. 前記車両の走行速度を認識する走行速度認識部と、
    前記走行速度認識部により認識された前記車両の走行速度に応じて、前記距離閾値と前記横方向間隔閾値とのうちの少なくともいずれか一方を変更する第1判定閾値変更部と
    を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドライブレコーダ。
  4. 前記車両の走行環境を認識する走行環境認識部と、
    前記走行環境認識部により認識された前記車両の走行環境に応じて、前記距離閾値と前記横方向間隔閾値とのうちの少なくともいずれか一方を変更する第2判定閾値変更部とを備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  5. 前記対象物検出部により複数の前記対象物が検出された場合に、各対象物毎に、前記距離認識部による前記車両と前記対象物間の距離の認識と、前記横方向間隔認識部による前記車両と前記対象物間の前記横方向間隔の認識と、前記周辺画像記録処理部による前記第1画像記録処理及び第2画像記録処理とを実行することを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  6. 前記周辺画像記録処理部は、前記第1画像記録処理により前記記憶部に記録する前記周辺画像が撮像された日時又は地点を、前記周辺画像に対応させて前記記憶部に記録することを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  7. 車両に搭載されたカメラにより撮像された前記車両の周辺画像を取得する周辺画像取得ステップと、
    前記車両の周辺に存在する対象物を検出する対象物検出ステップと、
    前記車両と前記対象物と前記車両間の距離を認識する距離認識ステップと、
    前記車両の進行方向と直交する方向における前記車両と前記対象物との間隔である横方向間隔を認識する横方向間隔認識ステップと、
    前記距離認識ステップにより認識された前記車両と前記対象物間の距離が距離閾値以下であり、且つ前記横方向間隔認識ステップにより認識された前記車両と前記対象物との前記横方向間隔が横方向間隔閾値以下であるときに、前記カメラにより撮像された前記対象物を含む前記周辺画像を記憶部に記録する周辺画像記録ステップと
    を含んでいることを特徴とする画像記録方法。
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