JP2019146340A - 送電車両及び送電システム - Google Patents

送電車両及び送電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019146340A
JP2019146340A JP2018027641A JP2018027641A JP2019146340A JP 2019146340 A JP2019146340 A JP 2019146340A JP 2018027641 A JP2018027641 A JP 2018027641A JP 2018027641 A JP2018027641 A JP 2018027641A JP 2019146340 A JP2019146340 A JP 2019146340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
power transmission
power
power receiving
pedestal portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018027641A
Other languages
English (en)
Inventor
信吾 ▲高▼▲崎▼
信吾 ▲高▼▲崎▼
Shingo Takasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2018027641A priority Critical patent/JP2019146340A/ja
Publication of JP2019146340A publication Critical patent/JP2019146340A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/14Plug-in electric vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】効率よく送電を行う。【解決手段】送電車両10は、他車両20が積載される台座部1と、台座部1に積載された他車両20に非接触で送電を行う送電装置4と、他車両20への送電要求を示す呼出信号を取得する通信装置と、を備えている。送電車両10によれば、通信装置で呼出信号が取得された場合に、他車両20を台座部1に積載したうえで送電装置4から他車両20への送電を行うことにより、他車両20への送電と他車両20の運送とを並行して実施できるうえ、送電装置4が他車両20に非接触で送電を行うため送電にかかる手間を省くことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、他車両に非接触で送電を行う送電装置を備えた送電車両、及び、この送電車両から電力を受け取る他車両を制御する送電システムに関する。
従来、複数の車両間で電力を伝送する技術が開発されている。例えば特許文献1には、送電車両(移動充電車)と他車両(被充電車)との走行中に両者の距離を所定距離に保ちつつ、送電車両から他車両への送電を行う手法が記載されている。このような手法を用いれば、送電車両からの送電を他車両の走行中に行うため、他車両の走行を継続させながらその車載バッテリを充電しうる。
特開2010-35333号公報
しかしながら、前述した手法では送電車両と他車両との双方を走行させながら送電を行うため、送電を実施するあいだ、送電車両と他車両とのそれぞれで走行のためにエネルギーが消費される。例えば他車両が電動車両である場合、走行中に送電車両からの送電を実施したとしても、走行のために他車両で電力が消費されることから車載バッテリを効率的に充電できない虞がある。
本件の送電車両及び送電システムは、前述したような課題に鑑み創案されたものであり、効率よく送電を行うことを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
(1)ここで開示する送電車両は、他車両が積載される台座部と、前記台座部に積載された前記他車両に非接触で送電を行う送電装置と、前記他車両への送電要求を示す呼出信号を取得する通信装置と、を備えている。
(2)本送電車両は、前記台座部の上方で前記他車両の側方に位置するように立設された透明な側面部を備えていることが好ましい。
(3)本送電車両は、前記台座部及び路面の間で前記他車両が走行可能な斜面をなす使用状態と、前記路面から離隔した非使用状態とに切替可能なスロープ装置を備えていることが好ましい。
(4)前記スロープ装置が、当該送電車両の後端部に設けられた第一スロープ装置と、当該送電車両の前端部に設けられた第二スロープ装置とを有することが好ましい。
(5)前記送電装置が、前記台座部に内蔵されたコイルを有することが好ましい。
(6)本送電車両は、前記台座部に前記他車両を固定する固定機構を備えることが好ましい。この場合、前記送電装置は、前記固定機構で前記他車両が前記台座部に固定されたら前記送電を開始することが好ましい。
(7)開示の送電システムは、前記送電要求がある前記他車両の情報を取得する取得部と、前記取得部で取得された前記情報に基づいて、前記送電車両の走行状態を自動で制御する第一制御部と、を備えている。
(8)前記取得部は、前記呼出信号と前記送電要求がある前記他車両の現在位置とを取得し、前記第一制御部は、前記取得部で前記呼出信号が取得された場合に、前記現在位置に到着するように前記送電車両の走行状態を制御することが好ましい。
(9)前記第一制御部は、前記他車両が前記台座部に積載された状態で前記送電車両の走行状態を制御することが好ましい。
(10)前記通信取得部は、前記送電要求がある前記他車両の目的地を取得し、前記第一制御部は、前記他車両が前記台座部に積載された状態で、前記送電車両が前記目的地に向かうように前記送電車両の走行状態を制御することが好ましい。
(11)本送電システムは、前記他車両の走行状態を制御して、前記送電車両の前記台座部に対する前記他車両の乗降を自動で実施させる第二制御部を備えていることが好ましい。
開示の送電車両及び送電システムによれば、効率よく送電を行うことができる。
実施形態に係る送電車両の模式的な側面図である。 実施形態に係る送電システムの構成を例示したブロック図である。 送電車両に他車両が乗る直前の状態を示す模式図である。 送電車両に他車両が乗った直後の状態を示す模式図である。 送電車両が他車両を積載して走行している状態を示す模式図である。 送電車両から他車両が降りる直前の状態を示す模式図である。 送電車両から他車両が降りた直後の状態を示す模式図である。 送電車両から他車両が離れた状態を示す模式図である。 送電車両で実施される制御の手順を例示したフローチャートである。
図面を参照して、実施形態としての送電車両及び送電システムについて説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.送電車両]
図1に示すように、本実施形態に係る送電車両10は、他車両20を積載した状態で他車両20への送電を行うものである。すなわち、送電車両10は、他車両20に電力を送る送電設備(充電設備)としての機能と、他車両20を運ぶ台車としての機能とを兼ね備えている。以下、他車両20が送電車両10から受電を行うことに基づき、他車両20を「受電車両20」ともいう。
本実施形態では、送電車両10がドライバの手動運転操作によらず自動で走行可能な車両(自動運転車両)である場合について説明する。以下の説明では、送電車両10を基準にして前後方向及び左右方向を定める。また、重力の作用方向を下方とし、この反対方向を上方とする。なお、ここでは水平な路面上の送電車両10を例示する。
送電車両10は、受電車両20を積載するための構成として、台座部1と固定機構2とスロープ装置3とを備えている。また、送電車両10は、受電車両20への送電を行う送電装置4と、台座部1上で受電車両20の保護性及び眺望性を確保するための透明な側面部5とを備えている。
台座部1は、受電車両20が積載される台状の部位であって、送電車両10の前後方向に延設される。台座部1は、少なくとも一つの受電車両20を積載可能な大きさに形成される。台座部1において受電車両20が積載される面(上面)は、上方を向く略水平な面とされる。
固定機構2は、受電車両20を台座部1に固定するものである。より具体的には、固定機構2は、台座部1上に積載された受電車両20の前後方向の移動を規制する機能をもつ。本実施形態の固定機構2は、台座部1よりも上方へ突出可能に設けられたストッパ2Aと、ストッパ2Aを駆動する固定モータ(アクチュエータ)2Bとを有し、固定モータ2Bでストッパ2を出没させる出没機構である。
ストッパ2Aは、固定モータ2Bの作動に応じて、台座部1よりも上方へ突出するロック状態と、台座部1内に収容されるアンロック状態とに切り替えられる。ストッパ2Aは、ロック状態である場合に、受電車両20のタイヤの前後に配置されることで、受電車両20の前後方向の移動を規制する。また、ストッパ2Aは、アンロック状態である場合に、受電車両20から離隔して配置されることで、受電車両20の移動を許容する。
スロープ装置3は、受電車両20の台座部1に対する乗降を補助するランプ(ramp)である。スロープ装置3は、台座部1と路面60との間で受電車両20が走行可能な斜面3c,3dをなす使用状態と、路面60から離隔した非使用状態(図1中の二点鎖線参照)とに切替可能に構成される。本実施形態のスロープ装置3は、送電車両10の後端部に設けられた入口スロープ装置(第一スロープ装置)3Aと、送電車両10の前端部に設けられた出口スロープ装置(第二スロープ装置)3Bとを有する。
入口スロープ装置3Aと出口スロープ装置3Bとは、互いに前後対称な構造をもつ。入口スロープ装置3Aは、使用状態である場合に、路面60から台座部1の後端(入口)へ上る斜面3cをなし、受電車両20を台座部1上へ案内する。一方、出口スロープ装置3Bは、使用状態である場合に、台座部1の前端(出口)から路面60まで下る斜面3dをなし、受電車両20を路面60上へ案内する。
本実施形態では、スロープ装置3が昇降モータ(アクチュエータ)6により昇降(上下方向に移動)させられることで、使用状態と非使用状態とに切り替えられる場合を例示する。以下、入口スロープ装置3Aを昇降させる昇降モータ6Aを「入口モータ6A」ともいい、出口スロープ装置3Bを昇降させる昇降モータ6Bを「出口モータ6B」ともいう。
送電装置4は、台座部1に積載された受電車両20に非接触(ワイヤレス)で送電を行うものである。本実施形態の送電装置4は、台座部1に内蔵された送電コイル(コイル)4A及びバッテリ4Bを有する。送電コイル4Aは、バッテリ4Bと電気的に接続されている。バッテリ4Bは、受電車両20に搭載されたバッテリ21B以上の容量をもつように設計され、送電コイル4Aに供給される電力を蓄えている。バッテリ4Bは、台座部1内において送電コイル4Aの下方に配置される。
側面部5は、例えば所定の強度をもつガラスで形成され、台座部1の上方で受電車両20の側方に位置するように立設される。本実施形態の側面部5は、送電車両10の左右両側に配置されている。すなわち、送電車両10は、その左右両側が側面部5によりガラス張りのような構造とされている。なお、左右の側面部5の上端部間は、天井部(ルーフ)7で接続される。
送電車両10には、周囲の情報を取得するためのセンサ11〜13が搭載される。これらのセンサ11〜13は、例えばカメラやレーダや超音波センサ等で構成される。後方センサ11は、送電車両10の後方の情報を取得するものであり、例えば天井部7の後端部に取り付けられる。前方センサ12は、送電車両10の前方の情報を取得するものであり、例えば天井部7の前端部に取り付けられる。内部センサ13は、台座部1上の情報を取得するものであり、例えば天井部7の内側面(台座部1に対向する面)に取り付けられる。これらのセンサ11〜13で取得された情報は、送電車両10に対する受電車両20の位置を推定するために使用される。
図2に示すように、送電車両10には、送電車両10の走行速度を検出する速度センサ14が搭載される。また、送電車両10には、送電車両10を駆動する駆動装置15と、送電車両10を操舵する操舵装置16と、送電車両10を制動する制動装置17とが設けられる。なお、送電車両10の走行状態は、駆動装置15と操舵装置16と制動装置17との各作動状態に応じたものとなる。
本実施形態に係る送電車両10は、無線ネットワーク30を介して外部と通信を行う第一通信装置(通信装置,取得部)8と、送電車両10に搭載された各種装置を制御する第一制御装置(第一制御部)9とを備えている。ここでは第一通信装置8の通信対象として、受電車両20に搭載された第二通信装置22と、受電車両20の乗員が所持する携帯端末40とを例示する。ここでいう携帯端末40とは、スマートフォンや携帯電話やタブレット端末を例とする携帯型の通信装置であって、乗員の受電車両20と予め紐付けられているものとする。
第一通信装置8は、送電車両10から受電車両20への送電が要求されている(送電要求がある)ことを示す呼出信号を取得するものである。呼出信号は、送電車両10を所望の場所に呼び出すためのものであって、例えば受電車両20や携帯端末40から必要に応じて発信される。本実施形態の第一通信装置8は、呼出信号を取得した場合に、送電要求がある受電車両20の情報も併せて取得する。第一通信装置8で取得される受電車両20の情報には、送電要求がある受電車両20の現在位置や目的地や走行状態,バッテリ21Bの残量や容量等が含まれうる。
第一制御装置9は、プロセッサ(中央処理装置),メモリ(メインメモリ),記憶装置(ストレージ),インターフェース装置等(何れも図示略)を内蔵した電子制御装置である。第一制御装置9内の各装置は、内部バスを介して互いに接続される。本実施形態の第一制御装置9は、各種センサ11〜14及び第一通信装置8で取得された情報に基づいて、駆動装置15,操舵装置16,制動装置17,送電装置4及び各種モータ2B,6を制御する。
[2.受電車両]
受電車両20は、送電車両10よりも小型の電動車両(電気自動車,ハイブリッド車)である。本実施形態では、受電車両20も送電車両10と同様に、ドライバの手動運転操作によらず自動で走行可能な車両(自動運転車両)である場合について説明する。
図1に示すように、受電車両20は、送電車両10の送電装置4と非接触で受電を行う受電装置21を備えている。受電装置21は、送電装置4の送電コイル4Aと非接触かつ対向した状態で送電コイル4から電力を受け取る受電コイル(受電部)21Aと、受電コイル21Aで受け取った電力を蓄えるバッテリ21Bとを有する。バッテリ21Bは、リチウムイオン二次電池,ニッケル水素電池等の二次電池であり、受電車両20の外部の充電設備(例えば送電装置4)による充電(外部充電)が可能とされる。バッテリ21B内の電力は、受電車両20の走行に使用される。なお、受電装置21と送電装置4との間のワイヤレス電力伝送方式としては、例えば磁気共鳴型(磁界共振型,磁界結合型)が適用されうる。
受電車両20には、送電車両10と同様に、駆動装置と操舵装置と制動装置とが設けられる(何れも図示略)。また、図2に示すように、受電車両20は、無線ネットワーク30を介して外部と通信を行う第二通信装置22と、受電車両20に搭載された各種装置を制御する第二制御装置(第二制御部)23とを備えている。なお、第二通信装置22は、携帯端末40と直接的に(無線ネットワーク30を介さずに)通信可能であってもよい。
第二制御装置23は、例えば第二通信装置22で取得された情報に基づいて、受電車両20の走行状態を自動で制御する。すなわち、第二制御装置23は、送電車両20の駆動装置と操舵装置と制動装置とを制御することで、受電車両20を自動で走行させる機能をもつ。第二制御装置23は、呼出信号を発信することで送電車両10を呼び出した場合に、送電車両10の台座部1に対する受電車両20の乗降を自動で実施させる。
[3.送電システム]
[3−1.概要]
本実施形態に係る送電システム50は、送電車両10,受電車両20,携帯端末40の相互間の通信を管理し、呼出信号が発信された場合に、送電車両10から受電車両20への送電と、送電車両10による受電車両20の運送とを実施させるものである。本実施形態に係る送電システム50で実施される制御には、送電車両10を自動で走行させる走行制御と、送電車両10に対して受電車両20を自動で乗降(積み下ろし)させる乗降制御と、送電車両10から受電車両20への送電を自動で実施させる送電制御とが含まれる。
例えば受電車両20のバッテリ21Bの残量が僅かとなり、受電車両20又は携帯端末40から呼出信号が発信されると、走行制御により、送電車両10が受電車両20の現在位置まで自動で走行させられる(配車される)。送電車両10が受電車両20の現在位置に到着したら、乗降制御により、受電車両20が送電車両10の台座部1に自動で積載される。続いて、送電制御により、送電車両10から受電車両20への送電が実施されるとともに、走行制御により、送電車両10が受電車両20を積載した状態で受電車両20の目的地へ向けて自動で走行させられる。そして、送電制御による送電が完了したら、乗降制御により、受電車両20が送電車両10の台座部1から自動で降ろされる。
走行制御では、第一制御装置9により送電車両10の走行状態が制御される。また、乗降制御では、第一制御装置9により固定機構2及びスロープ装置3の各作動状態が制御されるとともに、第二制御装置23により受電車両20の走行状態が制御される。さらに、送電制御では、第一制御装置9により送電装置4の作動状態が制御される。
[3−2.制御構成]
まず、第一制御装置9による制御内容について詳述する。
本実施形態の第一制御装置9は、第一通信装置8で取得された情報に基づいて、走行制御を実施する。具体的には、第一制御装置9は、第一通信装置8により呼出信号が取得された場合に、送電車両10が受電車両20の現在位置に到着するように送電車両10の走行状態を制御する。
図3に示すように、本実施形態の第一制御装置9は、呼出信号に応じて送電車両10が受電車両20の前方で停止する(すなわち、送電車両10の後方に受電車両20が位置する)ように送電車両10の走行状態を制御する。言い換えると、送電車両10は、第一制御装置9により、送電要求がある受電車両20に対して入口スロープ装置3Aを向けた姿勢で停止するように制御される。なお、「送電車両10の走行状態を制御する」とは、具体的には駆動装置15と操舵装置16と制動装置17との各作動状態を制御することを意味する。
本実施形態の第一制御装置9は、乗降制御により受電車両20の台座部1への積載作業が完了した場合に、第一通信装置8で取得された情報に基づいて再び走行制御を実施する。具体的には、第一制御装置9は、図5に示すように受電車両20が台座部1に積載された状態で、送電車両10が受電車両20の目的地へ向かうように送電車両10の走行状態を制御する。言い換えると、送電車両10は、第一制御装置9により、通信装置8で取得された受電車両20の目的地まで受電車両20を運送するように制御される。
なお、受電車両20の目的地に到着するよりも前に送電制御による送電が完了した場合は、例えば赤信号で送電車両10が停止したときに、乗降制御により受電車両20が台座部1から降ろされる。この場合、第一制御装置9は、目的地へ向けた送電車両10の走行を中止する。
また、第一制御装置9は、各種センサ11〜14で取得された情報に基づいて、第二制御装置23と協働して乗降制御を実施する。具体的には、第一制御装置9は、昇降モータ6を作動させることでスロープ装置3を使用状態と非使用状態とに切り替えるとともに、固定モータ2Bを作動させることでストッパ2Aをロック状態とアンロック状態とに切り替える。
図3に示すように、第一制御装置9は、後方センサ11で取得された情報に基づいて、例えば受電車両20が送電車両10の後方の所定範囲内(例えば半径2m以内)にいることを確認した場合に、入口スロープ装置3Aを使用状態に切り替える。また、第一制御装置9は、図4に示すように内部センサ13で取得された情報に基づいて例えば受電車両20が台座部1上の所定位置で停止したことを確認した場合に、図5に示すようにストッパ2Aをロック状態に切り替えるとともに入口スロープ装置3Aを非使用状態に切り替える。なお、乗降制御において受電車両20を台座部1に積載する作業は、このようにストッパ2Aがロック状態とされ、かつ入口スロープ装置3Aが非使用状態とされたことを以って完了する。
また、図6に示すように、第一制御装置9は、送電制御による送電が完了したうえで送電車両10が停止中である(走行していない)場合に、ストッパ2Aをアンロック状態に切り替えるとともに、出口スロープ装置3Bを使用状態に切り替える。ここで、送電車両10が停止中であるか否かは、速度センサ14で検出された情報に基づいて判断される。また、図8に示すように、第一制御装置9は、前方センサ12で取得された情報に基づいて、例えば受電車両20が送電車両10の前方の所定範囲内(例えば半径2m以内)にいないことを確認した場合に、出口スロープ装置3Bを非使用状態に切り替える。なお、乗降制御において受電車両20を台座部1から下ろす作業は、このように出口スロープ装置3Bが非使用状態とされたことを以って完了する。
第一制御装置9は、第一通信装置8により取得された情報に基づいて、送電制御を実施する。具体的には、第一制御装置9は、バッテリ21Bの残量や容量に応じて送電装置4の作動状態を制御する。図5に示すように、本実施形態の第一制御装置9は、ストッパ2Aをロック状態に切り替えたら、受電車両20への送電を送電装置4に開始させる。言い換えると、送電装置4は、受電車両20が固定機構2により台座部1に固定されたら、送電コイル4Aから受電コイル21Aへの送電を開始するように制御される。なお、送電制御による送電は、例えばバッテリ21Bが満充電状態となったら完了する。
次に、第二制御装置23による制御内容について詳述する。
第二制御装置23は、呼出信号に応じて送電車両10が受電車両20の現在位置に到着した場合に、第一制御装置9と協働して乗降制御を実施する。具体的には、第二制御装置23は、図3に示すように入口スロープ装置3Aが使用状態に切り替えられた場合に、図4に示すように受電車両20が入口スロープ装置3Aの斜面3cを走行して台座部1上の所定位置で停車するように受電車両20の走行状態を制御する。
また、第二制御装置23は、送電制御による送電が完了した場合にも、第一制御装置9と協働して乗降制御を実施する。具体的には、第二制御装置23は、図6に示すように出口スロープ装置3Bが使用状態に切り替えられた場合に、図7に示すように受電車両20が出口スロープ装置3Bの斜面3dを走行して台座部1から路面60へ降りるように受電車両20の走行状態を制御する。なお、スロープ装置3が使用状態又は非使用状態に切り替えられたことは、例えば第一通信装置8と第二通信装置22との通信により把握される。また、「受電車両20の走行状態を制御する」とは、具体的には受電車両20の駆動装置と操舵装置と制動装置とを制御することを意味する。
[4.フローチャート]
図9は、送電車両10で実施される制御の手順を例示したフローチャートである。このフローは、受電車両20で送電要求が発生してから送電車両10が受電車両20への送電を完了したうえで受電車両20を路面60へ送り出すまでの制御内容に対応する。
まず、第一通信装置8により、受電車両20からの呼出信号が取得される(ステップS1)。このとき、本実施形態では呼出信号とともに受電車両20の現在位置も取得される。次いで、第一制御装置9により、送電車両10が受電車両20の現在位置まで自動で走行させられ(ステップS2)、送電車両10が受電車両20の前方で停止した後、入口スロープ装置3Aが使用状態に切り替えられる(ステップS3)。
続いて、第二制御装置23により受電車両20が入口スロープ装置3Aの斜面3cを走行させられて台座部1上の所定位置に停止すると、第一制御装置9によりストッパ2Aがロック状態に切り替えられるとともに、入口スロープ装置3Aが非使用状態に切り替えられる(ステップS4,S5)。言い換えると、第一制御装置9は、受電車両20が入口スロープ装置3Aを使って台座部1に乗り上げて所定位置で停止するまでは、ストッパ2Aをアンロック状態に保持するとともに入口スロープ装置3Aを使用状態に保持する。
台座部1に受電車両20を積載する作業が完了したら、第一制御装置9により、送電装置4から受電装置21への送電が開始されるとともに、第一通信装置8と第二通信装置22との通信により、受電車両20の目的地が送電車両10と共有される(ステップS6)。すなわち、送電車両10による受電車両20の非接触充電が開始されるとともに、受電車両20の目的地が送電車両10の目的地として設定される。そして、第一制御装置9により、受電車両20の目的地へ向けて送電車両10が自動で走行させられる。
送電車両10から受電車両20への送電が完了したら、送電車両10が停止中であることを条件として、第一制御装置9によりストッパ2Aがアンロック状態に切り替えられるとともに、出口スロープ装置3Bが使用状態に切り替えられる(ステップS7〜S9)。言い換えると、第一制御装置9は、台座部1への受電車両20の積載後、受電車両20への送電が完了し、かつ、送電車両10が走行を停止するまでは、ストッパ2Aをロック状態に保持するとともに出口スロープ装置3Bを非使用状態に保持する。
ステップS9を経て、第二制御装置23により受電車両20が出口スロープ装置3Bの斜面3dを走行して台座部1から路面60まで降りたら、第一制御装置9により出口スロープ装置3Bが非使用状態に切り替えられる(ステップS10,S11)。すなわち、第一制御装置9は、受電車両20が台座部1から路面60に降りるまでは、出口スロープ装置3Bを使用状態に保持する。なお、送電車両10は、このフローの開始前や終了後(具体的には、呼出信号が取得されない場合や、台座部1から受電車両20を下ろす作業が完了した場合)には、特定の待機場所で待機するように制御されてもいいし、所定の巡回経路を走行するように制御されてもよい。
[5.作用,効果]
(1)送電車両10によれば、第一通信装置8で呼出信号が取得された場合に、受電車両20を台座部1に積載したうえで送電装置4から受電車両20への送電を行うことにより、送電要求に応えながら受電車両20を運送することができる。すなわち、受電車両20への送電と、受電車両20の運送とを並行して実施することができる。また、送電装置4が受電車両20に非接触で送電を行うため、受電車両20の乗員が車外に出て充電ガンを接続するといった作業をする必要がなく、送電にかかる手間を省くことができる。これらから、送電車両10によれば、受電車両20への送電を効率よく行うことができる。
(2)送電車両10は、台座部1の上方で受電車両20の側方に位置するように立設された側面部5を備えているため、台座部1に積載された受電車両20の保護性を高めることができる。また、側面部5が透明であることから、台座部1に積載された受電車両20からの眺望性を高めることができる。よって、送電車両10から受電車両20への送電中に、受電車両20の乗員が受電車両20に乗車したまま車外の景色を眺めることができる。
(3)送電車両10は、台座部1及び路面60の間で受電車両20が走行可能な斜面3c,3dをなす使用状態と、路面60から離隔した非使用状態とに切替可能なスロープ装置3を備えている。このため、スロープ装置3を使用状態とすることで、台座部1に対して受電車両20を円滑に乗降させることができる。また、スロープ装置3を非使用状態とすることで、送電車両10の走行時にスロープ装置3の引き摺りが防止されるため、安全性及び走行性を高めることができる。
(4)スロープ装置3が、送電車両10の後端部に設けられた入口スロープ装置3Aと、送電車両10の前端部に設けられた出口スロープ装置3Bとを有するため、台座部1に対する受電車両20の乗降性を更に向上させることができる。すなわち、送電車両10の前後のそれぞれにスロープ装置3を設けることで、受電車両20が一方のスロープ装置3から台座部1に上がり(乗り)、その進行方向を変更することなく他方のスロープ装置3から路面60に下りる(降りる)ことができる。よって、受電車両20が台座部1に対する乗降を容易に実施することができる。
(5)送電装置4が台座部1に内蔵された送電コイル4Aを有するため、送電装置4をスペース効率よく送電車両10に搭載させることができる。
(6)送電車両10は、台座部1に受電車両20を固定する固定機構2を備えているため、台座部1に対する受電車両20の移動を防止することができる。これにより、受電車両20への送電時や受電車両20の運送時における安全性を高めることができる。また、送電装置4が固定機構2により受電車両20が台座部1に固定されたことをトリガーとして受電車両20への送電を開始するため、送電時の安全性を確保しつつ、受電車両20への送電を更に効率よく行うことができる。
(7)送電システム50によっても、前述した作用,効果を得ることができる。また、送電システム50によれば、第一制御装置9が第一通信装置8で取得された受電車両20の情報に基づいて送電車両10の走行状態を制御するため、受電車両20の状況に応じて送電車両10を自動で走行させることができる。これにより、送電車両10にドライバがいなくても(あるいはドライバによる運転操作がなくても)、受電車両20への送電と受電車両20の運送とを送電車両10により並行して実施することができる。したがって、送電車両10の利便性をより高めることができる。
(8)第一通信装置8で呼出信号が取得された場合に、第一制御装置9が受電車両20の現在位置に到着するように送電車両10の走行状態を制御するため、送電要求がある受電車両20まで送電車両10を自動で走行させることができる。すなわち、送電車両10にドライバがいなくても(あるいはドライバによる運転操作がなくても)、送電車両10が呼出信号に応じて受電車両20を自動で迎えに行くことができる。このため、送電車両10の利便性をより高めることができる。
また、送電車両10が、受電車両20の現在位置へ到着した際に受電車両20の前方において入口スロープ装置3Aを受電車両20に向けた姿勢で停止するため、受電車両20が入口スロープ装置3Aを使いやすくなる。よって、受電車両20が入口スロープ装置3Aを使って台座部1へ容易に上がることができる。
(9)受電車両20が台座部1に積載された状態で第一制御装置9が送電車両10の走行状態を制御するため、受電車両20への送電を行いながら送電車両10を自動で走行させることができる。よって、送電車両10の利便性をより高めることができる。
(10)特に、第一制御装置9が受電車両20の目的地に向かうように送電車両10の走行状態を制御すれば、受電車両20への送電を行いながら受電車両20の目的地へ向けて送電車両10を自動で走行させることができる。すなわち、受電車両20への送電と、目的地への受電車両20の運送とを並行して実施することができる。よって、送電車両10の利便性を更に高めることができる。
(11)第二制御装置23が受電車両20の走行状態を制御して台座部1に対する受電車両20の乗降を自動で実施させるため、送電要求がある受電車両20を台座部1に対して自動で乗降させることができる。これにより、受電車両20にドライバがいなくても(あるいはドライバによる運転操作がなくても)、自動で受電車両20を台座部1に対して乗降させることができる。したがって、受電車両20への送電及び受電車両20の運送を更に簡単に行うことができる。
[6.変形例]
送電車両10の台座部1には、複数の受電車両20が積載されてもよい。この場合、送電車両10により、複数の受電車両20への送電を実施しながらこれらの受電車両20を運送することができる。よって、送電車両10の利便性を更に高めることができる。
送電車両10は、受電車両20を積載した状態で走行しなくてもよい。例えば、呼出信号に応じてサービスエリアやショッピングモール等の大型駐車場に送電車両10を配車し、そこに送電車両10を駐車させた状態で、受電車両20への送電を行うようにしてもよい。言い換えると、送電車両10は、受電車両20に電力を供給する移動式の充電設備として使用されてもよい。
送電車両10には、商業施設や娯楽施設としての機能が付加されてもよい。例えば、トイレや自販機といった設備を送電車両10に追加すれば、送電車両10から受電車両20への送電中に、受電車両20の乗員がこれらの設備を使用することができるため、送電車両10の利便性をより高めることができる。
第一通信装置8が受電車両20の現在位置に代えて所定の待ち合わせ場所(ピックアップ地点)の情報を取得し、第一制御装置9がこの待ち合わせ場所に到着するように送電車両10の走行状態を制御してもよい。この待ち合わせ場所は、例えば、受電車両20の乗員が携帯端末40で設定できるように構成されてもよいし、送電車両10及び受電車両20の各現在位置に応じて適宜設定されてもよい。また、送電車両10は、受電車両20の目的地以外の場所へ受電車両20を運送してもよい。この場合、第一通信装置8による目的地の取得は省略可能である。
第一通信装置8で取得される呼出信号は、受電車両20及び携帯端末40から発信されたものに限られない。呼出信号は、受電車両20への送電が求められていることを示すものであればよく、例えば、複数の送電車両10の配車状態を管理する管理会社から発信されてもよい。また、送電車両10に搭載される第一通信装置8は、少なくとも呼出信号を取得する機能をもっていればよい。言い換えると、第一通信装置8の各種機能のうち、受電車両20の情報を取得する機能(取得部)は、送電車両10の外部に設けられてもよい。同様に、第二制御装置23は、受電車両20の外部に設けられてもよい。例えば、第二制御装置23を送電車両10内に設けて、送電車両10内から受電車両20の走行状態を制御することで、台座部1に対する受電車両20の乗降を実施させてもよい。
第一制御装置9は、少なくとも送電車両10の走行状態を自動で制御する機能をもっていればよい。すなわち、昇降モータ6及び固定モータ2Bは、第一制御装置9とは別の制御装置で制御されてもよい。なお、昇降モータ6及び固定モータ2Bは、各種センサ11〜14で取得された情報に代えて(あるいは加えて)、乗員による操作に応じて制御されてもよい。
固定機構2及びスロープ装置3の各構成は前述したものに限定されない。送電車両10から固定機構2を省略し、他の手法で受電車両20を台座部1に固定してもよい。また、スロープ装置3を省略し、他の手法で受電車両20を台座部1に乗降させてもよい。なお、受電車両20は、出口スロープ装置3B(すなわち、送電車両10の前端部)から台座部1に上がり、入口スロープ装置3A(すなわち、送電車両10の後端部)から路面60に下りてもよい。また、例えば入口スロープ装置3A及び出口スロープ装置3Bの何れか一方を省略し、一つのスロープ装置3で受電車両20を台座部1に対して乗降させてもよい。
送電車両10及び受電車両20は、自動運転車両でなくてもよい。すなわち、送電車両10及び受電車両20は、前述した第一制御装置9及び第二制御装置23による制御によらず、ドライバの運転操作により走行してもよい。また、送電車両10は、牽引車に引かれることで走行するトレーラであってもよい。何れの場合も、送電車両10が受電車両20を台座部1に積載した状態で走行することにより、受電車両20への送電と受電車両20の運送とを並行して実施できるうえに、非接触の送電により手間を省くことができるため、効率よく送電を行うことができる。なお、送電車両10が自動運転車両ではない場合は、第一通信装置8で取得された呼出信号や受電車両20の現在位置,目的地等の情報を、例えば送電車両10に装備されたナビゲーションシステムを通じて、送電車両10のドライバに報知することが好ましい。
1 台座部
2 固定機構
2A ストッパ
2B 固定モータ
3 スロープ装置
3A 入口スロープ装置(第二スロープ装置)
3B 出口スロープ装置(第一スロープ装置)
3c,3d 斜面
4 送電装置
4A 送電コイル(コイル)
4B バッテリ
5 側面部
6 昇降モータ
6A 入口モータ
6B 出口モータ
7 天井部(ルーフ)
8 第一通信装置(通信装置,取得部)
9 第一制御装置(第一制御部)
10 送電車両
11 後方カメラ
12 前方カメラ
13 内部カメラ
14 速度センサ
15 駆動装置
16 操舵装置
17 制動装置
20 受電車両(他車両)
21 受電装置
21A 受電コイル(受電部)
21B バッテリ
22 第二通信装置
23 第二制御装置(第二制御部)
30 無線ネットワーク
40 携帯端末
50 送電システム
60 路面

Claims (11)

  1. 他車両が積載される台座部と、
    前記台座部に積載された前記他車両に非接触で送電を行う送電装置と、
    前記他車両への送電要求を示す呼出信号を取得する通信装置と、を備えている
    ことを特徴とする、送電車両。
  2. 前記台座部の上方で前記他車両の側方に位置するように立設された透明な側面部を備えている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の送電車両。
  3. 前記台座部及び路面の間で前記他車両が走行可能な斜面をなす使用状態と、前記路面から離隔した非使用状態とに切替可能なスロープ装置を備えている
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の送電車両。
  4. 前記スロープ装置が、当該送電車両の後端部に設けられた第一スロープ装置と、当該送電車両の前端部に設けられた第二スロープ装置とを有する
    ことを特徴とする、請求項3に記載の送電車両。
  5. 前記送電装置が、前記台座部に内蔵されたコイルを有する
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の送電車両。
  6. 前記台座部に前記他車両を固定する固定機構を備え、
    前記送電装置は、前記固定機構で前記他車両が前記台座部に固定されたら前記送電を開始する
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の送電車両。
  7. 前記送電要求がある前記他車両の情報を取得する取得部と、
    前記取得部で取得された前記情報に基づいて、請求項1〜6の何れか1項に記載の送電車両の走行状態を自動で制御する第一制御部と、を備えている
    ことを特徴とする、送電システム。
  8. 前記取得部は、前記呼出信号と前記送電要求がある前記他車両の現在位置とを取得し、
    前記第一制御部は、前記取得部で前記呼出信号が取得された場合に、前記現在位置に到着するように前記送電車両の走行状態を制御する
    ことを特徴とする、請求項7に記載の送電システム。
  9. 前記第一制御部は、前記他車両が前記台座部に積載された状態で前記送電車両の走行状態を制御する
    ことを特徴とする、請求項7又は8に記載の送電システム。
  10. 前記通信取得部は、前記送電要求がある前記他車両の目的地を取得し、
    前記第一制御部は、前記他車両が前記台座部に積載された状態で、前記送電車両が前記目的地に向かうように前記送電車両の走行状態を制御する
    ことを特徴とする、請求項9に記載の送電システム。
  11. 前記他車両の走行状態を制御して、前記台座部に対する前記他車両の乗降を自動で実施させる第二制御部を備えている
    ことを特徴とする、請求項7〜10の何れか1項に記載の送電システム。
JP2018027641A 2018-02-20 2018-02-20 送電車両及び送電システム Pending JP2019146340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018027641A JP2019146340A (ja) 2018-02-20 2018-02-20 送電車両及び送電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018027641A JP2019146340A (ja) 2018-02-20 2018-02-20 送電車両及び送電システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019146340A true JP2019146340A (ja) 2019-08-29

Family

ID=67772859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018027641A Pending JP2019146340A (ja) 2018-02-20 2018-02-20 送電車両及び送電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019146340A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112606733A (zh) * 2021-01-07 2021-04-06 上海隆广汽车用品有限公司 一种折叠移动式新能源汽车换电设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112606733A (zh) * 2021-01-07 2021-04-06 上海隆广汽车用品有限公司 一种折叠移动式新能源汽车换电设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110120159B (zh) 控制装置
JP7272242B2 (ja) 車両、アッパーユニット及び制御装置
US11447025B2 (en) Vehicle transport system
CN113119749B (zh) 电动滑板车的行驶方法、电动滑板车
JP2013066291A (ja) 移動車両給電システム
US20210023955A1 (en) Parking vehicle, method for parking an electric vehicle and for charging the battery of the electric vehicle, and parking space system
JP7096433B2 (ja) 自律型の多目的ユティリティビークル
JP2007189769A (ja) 交通システムの充電方法及び充電システム
WO2019022056A1 (ja) 駐車支援システムおよび駐車支援方法
US11383383B2 (en) Vehicle transport apparatus
JP2019086840A (ja) 移動体の救助システム、及び移動体の救助方法
US11465696B2 (en) Autonomous traveling vehicle
JP2022189891A (ja) 車両搬送装置
CN110461692A (zh) 用于在电驱动的机动车的装配期间运送该机动车的方法和车辆
CN107554334B (zh) 一种电能补充系统和方法
JP2019146340A (ja) 送電車両及び送電システム
CN109774501B (zh) 电动滑板车的充电方法、电动滑板车
JPWO2021020384A1 (ja) 駐車支援システム
JP2021060718A (ja) 自動運転車両の制御装置
KR102543883B1 (ko) 분산로봇 기반의 물체 이동 시스템 및 이를 이용한 물체 이동 방법
CN112218780A (zh) 电动车辆
CN109760529B (zh) 电动滑板车的充电方法、电动滑板车
JP7326977B2 (ja) 車両の制御装置
CN109799741B (zh) 用于运行停车机器人的方案
JP7015185B2 (ja) 車両管理システム