JP2019146057A - コモンモードノイズフィルタの実装構造 - Google Patents

コモンモードノイズフィルタの実装構造 Download PDF

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Yoshiharu Omori
吉晴 大森
田口 豊
Yutaka Taguchi
豊 田口
恵治 小林
Keiji Kobayashi
恵治 小林
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【課題】シングルエンド方式による同軸ケーブル伝送においても、デジタル信号が劣化するのを抑制できるコモンモードノイズフィルタの実装構造を提供する。【解決手段】コモンモードノイズフィルタの実装構造は、第1〜第4外部電極14a〜14dと、第1のコイル15と、第2のコイル16とを有するコモンモードノイズフィルタ11と、コモンモードノイズフィルタ11を介して接続されたIC12と同軸ケーブル13とを備える。第1外部電極14aと第3外部電極14cは、IC12と接続され、IC12から差動信号がコモンモードノイズフィルタ11に伝送される。第2外部電極14bは、同軸ケーブル13と接続され、第4外部電極14dは、抵抗部22を介してグランド23と接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル機器やAV機器、情報通信端末等の各種電子機器に使用されるコモンモードノイズフィルタの実装構造に関する。
従来のこの種のコモンモードノイズフィルタの実装構造は、IC同士を接続し差動信号を伝送する2つの信号ラインに、2つのコイルを備えたコモンモードノイズフィルタ1を接続して、コモンモードノイズを減衰するようにしていた。
また、近年、自動車において車載カメラが増加し、その画像データを伝送するために高速差動データ信号が使われていたが、差動信号を伝送するケーブルが高価で重量もあるため、同軸ケーブルを用いたシングルエンドの伝送方式がコスト低減、重量低減のため使われるようになっている。
このような方式において、トランスミッターIC2は差動デジタル信号およびシングルエンドデジタル信号を出力できるようになっており、シングルエンド方式による同軸ケーブル3を用いた伝送方式においては、例えば、図3に示すようなコモンモードノイズフィルタの実装構造が使用されている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2009−65190号公報
上記した従来のコモンモードノイズフィルタの実装構造においては、シングルエンドによる同軸ケーブル伝送に使用される場合、シングルエンドのデジタル信号ではコモンモードノイズフィルタ1に入力される信号が片側しかないため、シングルエンドのデジタル信号が入力されるコイルは1つとなり、この1つのコイルには磁界のみが発生し、これにより、このコイルのインピーダンスが大きくなるため、インダクタとして動作してしまい、デジタル信号を劣化させてしまう。
特に、今後、デジタル信号転送速度の高速化が進むと、波形の劣化がより顕著になり、通信障害を引き起こしかねない。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、シングルエンド方式による同軸ケーブル伝送においても、デジタル信号が劣化するのを抑制できるコモンモードノイズフィルタの実装構造を提供することを目的とするものである。
第1の態様に係るコモンモードノイズフィルタの実装構造は、第1〜第4外部電極と、第1外部電極と第2外部電極間に形成された第1のコイルと、第3外部電極と第4外部電極間に形成された第2のコイルとを有するコモンモードノイズフィルタと、前記コモンモードノイズフィルタを介して接続されたICと同軸ケーブルとを備え、前記第1外部電極
と第3外部電極は前記ICと接続され、前記ICから差動信号が前記コモンモードノイズフィルタに伝送され、前記第2外部電極は前記同軸ケーブルと接続され、前記第4外部電極は抵抗部を介してグランドと接続されている。
第2の態様に係るコモンモードノイズフィルタの実装構造では、第1の態様において、前記第2外部電極と前記同軸ケーブルとを結ぶ信号ラインにキャパシタ部を接続した。
第3の態様に係るコモンモードノイズフィルタの実装構造では、第2の態様において、前記キャパシタ部が前記第2外部電極より前記同軸ケーブルに近い箇所に存在している。
本発明のコモンモードノイズフィルタの実装構造は、第1外部電極、第3外部電極と接続されるICから差動信号を送り、コモンモードノイズフィルタを介して、一つの信号線を同軸ケーブルに出力し、もう一つの信号線を抵抗部に接続し終端処理することによって、コモンモードノイズフィルタに差動信号を入力できるため、コモンモードノイズフィルタ内部の2つのコイルで発生する磁束がキャンセルされ、この結果、同軸ケーブルに接続されたコイルのインピーダンスが小さくなり、同軸ケーブルに接続されたシングルエンド方式で伝送されるデジタル信号の劣化を防止することができる。
本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタの実装構造を示す図 同実装構造および従来の実装構造において、同軸ケーブルに入力されるシングルエンド伝送方式での高速デジタル信号のアイパターンを示す図 同軸ケーブルでシングルエンド伝送方式を用いたコモンモードフィルタの実装構造を示す図
図1は本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタの実装構造を示す図である。
本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタの実装構造は、図1に示すように、コモンモードノイズフィルタ11と、コモンモードノイズフィルタ11を介して接続されたIC12と同軸ケーブル13とを備えている。
前記コモンモードノイズフィルタ11は、第1〜第4外部電極14a〜14dと、第1外部電極14aと第2外部電極14b間に形成された第1のコイル15と、第3外部電極14cと第4外部電極14d間に形成された第2のコイル16とを有する。このコモンモードノイズフィルタ11は、積層タイプ、巻線タイプのいずれでもよい。
前記IC12は、トランシーバーIC等で、2つの第1信号ライン17を介してコモンモードノイズフィルタ11の第1外部電極14a、第3外部電極14cと接続されている。IC12からはコモンモードノイズフィルタ11に差動信号が伝送される。
また、コモンモードノイズに対して、磁気結合された第1、第2のコイル15、16を交差する磁界を強くすることができるため、コモンモード成分のインピーダンスを大きくすることができる。したがって、IC12から発生するコモンモードノイズや実装用基板で発生するコモンモードノイズを低減できる。
前記同軸ケーブル13は、1つの第2信号ライン18を介してコモンモードノイズフィ
ルタ11の第2外部電極14bと接続される。すなわち、同軸ケーブル13には第1のコイル15のみと直列に接続される。同軸ケーブル13にはコネクタ19が形成されており、コネクタ19と第2信号ライン18が直接接続される。
また、第2信号ライン18には、AC結合させるキャパシタ部20が形成されている。このキャパシタ部20は、第2外部電極14bよりも同軸ケーブル13、コネクタ19により近い箇所に配置している。これにより、IC12からコネクタ19までの間をできるだけ長い差動線路で実装用基板上に配線できるため、実装用基板上の配線部で耐ノイズ性に優れ、安定した高速データ伝送が可能となる。さらに、実装用基板上に配線された差動線路部分に重畳されたコモンモードノイズが発生してもコモンモードノイズフィルタ11で除去できる。
前記第4外部電極14dは、第3信号ライン21と接続され、第3信号ライン21は抵抗部22を介してグランド23と接続されている。すなわち、グランド23側には第2のコイル16のみが直列接続されている。抵抗部22としては、例えば、シングルエンド伝送での代表的な特性インピーダンスに整合される50Ωの抵抗器が使用できる。コモンモードノイズフィルタ11から出力された信号のうち、同軸ケーブル13へ向かう信号とは別の信号が第3信号ライン21からグランド23へ向かう。
グランド23へ向かう信号は、抵抗部22でエネルギーが消費され、反射されることなく、終端処理される。
さらに、第3信号ライン21にも他のキャパシタ部24が形成されている。他のキャパシタ部24と第4外部電極14dとの距離は、キャパシタ部20と第2外部電極14bとの距離と略等しい。
本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタの実装構造においては、第1外部電極14a、第3外部電極14cと接続されるIC12から第1信号ライン17に差動信号を送り、この差動信号をコモンモードノイズフィルタ11を介して、第2信号ライン18から同軸ケーブル13に出力し、さらに、他方の第3信号ライン21を抵抗部22に接続して終端処理することによって、コモンモードノイズフィルタ11に差動信号を入力できるため、コモンモードノイズフィルタ11内部の第1、第2のコイル15、16の2つのコイルで発生する磁束がキャンセルされ、これにより、同軸ケーブル13に接続された第1のコイル15のインピーダンスが小さくなり、この結果、同軸ケーブル13に接続されたシングルエンド方式で伝送されるデジタル信号の劣化を防止することができる。
ここで、図2(a)は、本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタの実装構造における高速デジタル信号のアイパターン、図2(b)は図3に示す従来のコモンモードノイズフィルタの実装構造における高速デジタル信号のアイパターンを示す図である。
このときの高速デジタル信号は、同軸ケーブル13に入力されるシングルエンド伝送方式における4Gbpsの速度のものとする。
図2から明らかなように、本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタの実装構造は、従来の実装構造と比べて、良好なデジタル信号波形を維持している。
なお、AC結合させるキャパシタ部20の位置は、第1信号ライン17上に配置してもよいが、コネクタ19側から侵入するESDに対してキャパシタ部20で直流(低周波)
のESD成分をカットできるように、コモンモードノイズフィルタ11とコネクタ19との間に配置するのが好ましい。
この配置によって、あらかじめ直流〜低周波近傍のESDをコネクタ19に近いところでカットできるため、耐ESD特性が向上する。
さらに、キャパシタ部20と同軸ケーブル13との間の第2信号ライン18とグランド23との間にESD対策部品を配置することによって、耐ESD特性がさらに向上する。
本発明に係るコモンモードノイズフィルタの実装構造は、シングルエンド方式による同軸伝送においても、デジタル信号が劣化するのを抑制できるという効果を有するものであり、特にデジタル機器やAV機器、情報通信端末等に使用されるコモンモードノイズフィルタ等において有用となるものである。
11 コモンモードノイズフィルタ
12 IC
13 同軸ケーブル
14a〜14d 第1〜第4外部電極
15 第1のコイル
16 第2のコイル
22 抵抗部
23 グランド

Claims (3)

  1. 第1〜第4外部電極と、第1外部電極と第2外部電極間に形成された第1のコイルと、第3外部電極と第4外部電極間に形成された第2のコイルとを有するコモンモードノイズフィルタと、前記コモンモードノイズフィルタを介して接続されたICと同軸ケーブルとを備え、前記第1外部電極と第3外部電極は前記ICと接続され、前記ICから差動信号が前記コモンモードノイズフィルタに伝送され、前記第2外部電極は前記同軸ケーブルと接続され、前記第4外部電極は抵抗部を介してグランドと接続されているコモンモードフィルタの実装構造。
  2. 前記第2外部電極と前記同軸ケーブルとを結ぶ信号ラインにキャパシタ部を接続した請求項1に記載のコモンモードフィルタの実装構造。
  3. 前記キャパシタ部が前記第2外部電極より前記同軸ケーブルに近い箇所に存在している請求項2に記載のコモンモードフィルタの実装構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10190392A (ja) * 1996-11-01 1998-07-21 Sony Corp 高周波フィルタ
JP2007036158A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Tdk Corp インダクタンス素子及び信号伝送回路
US20150318599A1 (en) * 2014-05-01 2015-11-05 Microchip Technology Incorporated Coaxial data communication with reduced emi

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