JP2019145932A - 無線通信装置、電子機器、及び無線通信装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
運用前モニタリングは、無線通信装置が5GHz帯域内の通信チャネルを使用して無線通信を開始する前に行われるモニタリング動作である。この運用前モニタリングにおいては、無線通信装置は、データの送信を行わない状態で、5GHz帯域における使用予定の通信チャネルを所定時間(例えば、約60秒間)に亘ってモニタリングし、その通信チャネルについてレーダー波の有無をチェックする。
運用中モニタリングは、無線通信装置が5GHz帯域の通信チャネルを使って無線通信している場合に行われるモニタリング動作である。この運用中モニタリングでは、無線通信装置は、無線通信しながら継続的に当該通信チャネルにおけるレーダー波を検出し、レーダー波を検出した場合には、チャネル立ち退き時間(Channel Move Time)内(例えば10秒以下)に当該通信チャネルでの無線通信を停止するか、干渉がない別の通信チャネルへ切り替える。
しかしながら、特許文献1の技術では、積極的に5GHz帯域を通信に用いておらず、ユーザの快適性を十分には得られていなかった。
図1は、本実施形態に係る無線通信システム1の構成を模式的に示す図である。
無線通信システム1は、車両2に搭載される車載機4と、車両2の乗員が所持するモバイル端末6と、を備え、これらが相互に無線LANによって無線通信し、当該無線通信を通じてデータを送受する。
無線通信部42は、制御部40の制御の下、車載機4との間で、無線LANを用いて無線接続し、無線通信7する無線通信デバイスを備えている。
データソース44は、車載機4によってストリーミング再生に供されるデータの源であり、当該データを予め格納するデータ格納手段、或いは外部からデータを取得するデータ取得手段を備えている。データ格納手段には、例えば半導体メモリやHDDディスク等のデータ記憶デバイスが挙げられる。データ取得手段には、インターネットや携帯電話網、近距離無線通信などの電気通信回線を通じて他の電子機器からデータを取得する通信デバイス、又は、有線接続された他の電子機器からデータを取得する有線接続インターフェースデバイスが挙げられる。
車載機4は、制御部10と、無線通信装置12と、現在位置検出部14と、車速取得部16と、を備えている。
制御部10は、車載機4の各部を制御するものであり、CPUやMPU等のプロセッサ、及びROMやRAMなどの記憶デバイスを備えたコンピュータやマイクロコンピュータなどによって構成されている。この制御部10は、各種のアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリケーション」と言う)を実行するアプリケーション実行部18としても機能する。
本実施形態において、無線LANの通信方式には、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)のLAN/MAN標準化委員会が規格化したIEEE 802.11シリーズ(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、或いはWi−Fi(登録商標)が用いられており、5GHz帯域(第1周波数帯域)、及び2.4GHz帯域(第2周波数帯域)の2つの周波数帯域が無線通信7に用いられる。車載機4とモバイル端末6とは、相互に無線通信するときには、これらの5GHz帯域、及び2.4GHz帯域を選択的に用いて無線通信する。なお、少なくとも日本国においては、上述の通り、気象レーダーや軍事レーダー、航空レーダーといったレーダーシステムがレーダー波の送受に5GHz帯域を優先使用するように決められている。
制御部20は、無線通信装置12の各部を制御するものであり、CPUやMPU等のプロセッサ、及びROMやRAMなどの記憶デバイスを備えたコンピュータやマイクロコンピュータなどによって構成されている。この制御部20は、記憶デバイスに格納されている制御プログラムを実行することで、後述する電波検出制御部30、無線判定部32、切替部34、及び移行条件判定部36として機能する。
詳述すると、車載機4のアプリケーション実行部18によって、モバイル端末6のデータをストリーミング再生するアプリケーションが実行されている場合、モバイル端末6から車載機4へ、ストリーミング再生に供されるデータが無線送信される。このデータは、無線通信装置12の無線通信部22によって受信され、データ転送部24によって車載機4の制御部10(アプリケーション実行部18)に転送され、アプリケーション実行部18によってストリーミング再生される。
所定移行条件が成立すると、レーダー波が存在しない蓋然性が高いため、電波検出制御部30が無線通信部22を制御して運用前モニタリングを行い、5GHz帯域におけるレーダー波の検出を開始する。これにより、レーダー波が存在しなくなったときに、速やかに5GHz帯域の通信チャネルに切り替えられる。
そこで、本実施形態では、係るストリーミング再生時に運用前モニタリングが行われる場合には、無線通信装置12のデータ蓄積部26に、運用前モニタリングに要する所定時間分のデータが当該運用前モニタリングの開始に先だって予め蓄積される。これにより、ストリーミング再生時に運用前モニタリングが開始されたとしても、運用前モニタリングに影響されずに、データのストリーミング再生が継続できるようになる。
同図に示すように、無線通信部22が5GHz帯域を使用して無線通信している場合(ステップS1)、電波検出制御部30は、運用中モニタリングを実行し、レーダー波を検出する(ステップS2)。運用中モニタリングによりレーダー波が見つかった場合(ステップS2:YES)、無線判定部32は、無線通信7で使用中の通信チャネルとレーダー波の帯域とが同じ(一部重複を含む)であるか否かを判定する(ステップS3)。
一方、無線通信7の通信チャネルとレーダー波の帯域とが同じである場合(ステップS3:YES)、無線判定部32は、無線通信7で使用可能な通信チャネルが5GHz帯域にあるか否かを運用中モニタリングの結果に基づいて判定する(ステップS4)。使用可能な通信チャネルがある場合(ステップS4:YES)、切替部34は、無線通信7に使用する通信チャネルを、その通信チャネルに切り替える(ステップS5)。一方、5GHz帯域に使用可能な通信チャネルが無い場合(ステップS4:NO)、切替部34は、無線通信7に使用中の通信チャネルを2.4GHz帯域の通信チャネルに切替え(ステップS6)、無線通信部22は当該2.4GHz帯域の通信チャネルを使用して無線通信7を継続する(ステップS7)。
所定移行条件は、上述の通り、レーダー波が存在しない蓋然性が高くなったことを示す条件であり、本実施形態では、次の2つの条件が設定されている。すなわち、第1の条件は、最後にレーダー波が見つかったときの車両2の位置から一定距離以上に亘って車両2が移動した場合であり、第2の条件は、最後にレーダー波が見つかったタイミングからの走行時間が一定時間以上に達した場合である。車載機4が取得している位置情報や、車速情報は適宜のタイミングで無線通信装置12に入力されており、移行条件判定部36は、これら位置情報、及び車速情報に基づいて移動距離や走行時間を特定し、所定移行条件の成立を判断する。
また、予想されるデータ量は、バッファリング開始時のデータ転送部24から制御部10への平均データ転送速度(より正確には、ストリーミング再生に供されているデータの平均転送速度)と、所定時間とに基づいて、無線通信装置12の制御部20、又は、車載機4の制御部10によって算出される。予想されるデータ量の算出機能を、アプリケーション実行部18で実行されているアプリケーションプログラムが備えることもできる。
これにより、データの転送に影響を与えることなく、5GHz帯域を使うための運用前モニタリングを積極的に実施できるので、5GHz帯域を用いた無線通信が積極的に行われ、高速通信によるユーザの快適性の向上を図ることができる。
これにより、レーダー波の存在によって2.4GHz帯域を使用して無線通信を行った場合でも、レーダー波が存在しない蓋然性が高くなったタイミングで、速やかに、5GHz帯域を使用した無線通信に切り替えられる。
さらに、図2は、本願発明を理解容易にするために、車載機4、及び無線通信装置12の機能構成を主な処理内容に応じて分類して示した概略図である。すなわち、車載機4、及び無線通信装置12の構成は、各々の処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムで実現されてもよい。
2 車両
4 車載機(電子機器)
6 モバイル端末(他の電子機器)
7 無線通信
12 無線通信装置
18 アプリケーション実行部
20 制御部
22 無線通信部
24 データ転送部
26 データ蓄積部
30 電波検出制御部(電波検出部)
32 無線判定部
34 切替部
36 移行条件判定部(条件判定部)
Claims (6)
- 第1周波数帯域、及び第2周波数帯域を選択的に用いて無線通信する無線通信部と、
前記第1周波数帯域を優先使用する他の電波の有無を検出する電波検出部と、
前記他の電波の有無に応じて、前記無線通信に用いる周波数帯を切り替る切替部と、
前記無線通信部が受信したデータを転送するデータ転送部と、
を有した無線通信装置において、
前記データを蓄積するデータ蓄積部と、を備え、
前記データ蓄積部は、
前記電波検出部の検出の間に前記データ転送部が転送する分のデータを前記電波検出部の検出に先立って予め蓄積する
ことを特徴とする無線通信装置。 - 前記無線通信部が前記第2周波数帯域を用いて無線通信を開始した後、前記他の電波が存在しなくなった蓋然性が高くなったことを示す所定条件の成立を判定する条件判定部を備え、
前記データ蓄積部は、前記所定条件が成立した場合に前記データの蓄積を開始し、
前記電波検出部は、前記データの蓄積の完了後に、前記他の電波の検出を開始する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 - 前記データ蓄積部が蓄積するデータは、ストリーミング再生に供されるストリーミングデータ、又は、音声通話の音声データである
ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。 - 前記電波検出部は、
前記無線通信部の無線通信が停止された状態で所定時間に亘り前記他のデータの有無を検出する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線通信装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の無線通信装置と、
前記データ転送部によって転送されるデータを利用するアプリケーションプログラムを実行するアプリケーション実行部と、を備える
ことを特徴とする電子機器。 - 第1周波数帯域、及び第2周波数帯域を選択的に用いて無線通信する無線通信部と、
前記第1周波数帯域を優先使用する他の電波の有無を検出する電波検出部と、
前記他の電波の有無に応じて、前記無線通信に用いる周波数帯を切り替る切替部と、
前記無線通信が受信したデータを転送するデータ転送部と、
を有した無線通信装置の制御方法において、
前記電波検出部の検出の間に前記データ転送部が転送する分のデータを前記電波検出部の検出に先立って予め蓄積するステップと、
前記電波検出部の検出の間は、前記データ転送部が前記予め蓄積されたデータを転送するステップと、を備える
ことを特徴とする無線通信装置の制御方法。
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JP2018026695A JP7102162B2 (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | 無線通信装置、電子機器、及び無線通信装置の制御方法 |
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JP2017050781A (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | キヤノン株式会社 | 通信装置、制御方法、及びプログラム |
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2018
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