JP2019145621A - 太陽電池およびその太陽電池の製造方法 - Google Patents

太陽電池およびその太陽電池の製造方法 Download PDF

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大基 田中
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雅崇 加藤
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Abstract

【課題】製造が容易で、変換効率を高めた太陽電池およびその製造方法を提供する。【解決手段】太陽電池10は、基板12の上に第1電極14、電子輸送層16、光電変換層18、正孔輸送層20、第2電極22が順番に積層されている。ペロブスカイト構造を有する化合物に当該ペロブスカイト構造を有する化合物よりもバンドギャップの大きい物質もしくはバンドギャップの小さい物質を添加する。光電変換層18に2つもしくは複数のバンドギャップを有する層が自己組織形成され、光電変換層18がタンデム型もしくは複数積層型になる。光電変換層18のペロブスカイト構造を有する化合物は、電子輸送層16から正孔輸送層20に向けて、自己組織形成組成傾斜型でバンドギャップが小さくなるようにしても良く、デンドライト構造のようにpn接合界面面積を増加させるようにしても良い。【選択図】図1

Description

本発明は、ペロブスカイト構造を有する化合物を用いた太陽電池の製造方法および太陽電池に関するものである。
近年、化石燃料に代わる新エネルギーとして、ほぼ無尽蔵でクリーンな太陽光を電気に変えることができる太陽電池が普及している。シリコン系の太陽電池が主流であるが、材料面や製造プロセス面から高価格である。
そこで、シリコン系以外の太陽電池の開発も盛んにおこなわれている。たとえば、下記の特許文献1の太陽電池は、バンドギャップの異なる複数の光電変換ユニットを備えている。光電変換ユニットの1つがペロブスカイト構造を備えている。
しかし、特許文献1の太陽電池では、ペロブスカイト構造以外の光電変換ユニットはシリコン系薄膜を有する。そのため、製造プロセス面で高価格になる。また、特許文献1の太陽電池は、光電変換効率が向上したか否か不明である。
国際公開2016/157979号公報
本発明の目的は、製造が容易で、光電変換効率を高めた太陽電池およびその製造方法を提供することにある。
本発明の太陽電池は、基板、第1電極、電子輸送層、光電変換層、正孔輸送層、第2電極が順番に積層されている。光電変換層は、メソポーラスに形成されたn型半導体および該n型半導体の隙間および上に形成されたペロブスカイト構造を有する化合物から構成されている。当該光電変換層は、複数のバンドギャップを備え、またはバンドギャップが徐々に変化し、もしくは大きなpn接合界面面積を有する。
本発明の太陽電池の製造法は、基板を準備する工程、前記基板の一面上に第1電極を形成する工程、前記第1電極の上に電子輸送層を形成する工程、前記電子輸送層の上にn型半導体をメソポーラスに形成する工程、前記メソポーラスに形成されたn型半導体に存在する隙間および上にペロブスカイト構造を有する化合物を形成し、光電変換層を形成する工程、前記光電変換層の上に正孔輸送層を形成する工程、前記正孔輸送層の上に第2電極を形成する工程を備える。光電変換層を形成する工程は、バンドギャップの異なる複数の物質からペロブスカイト構造を有する化合物の前駆体溶液を製造する工程を含む。
本発明によると、光電変換層が複数のバンドギャップを有する多積層型になっており、外部量子効率が向上している。ペロブスカイト構造の化合物に該ペロブスカイト構造を有する化合物よりもバンドギャップの大きい物質または小さい物質を添加することで、光電変換層に、複数のバンドギャップまたは連続傾斜変化型バンドギャップを有する層を自己組織的に形成することができ、製造も容易である。
また、該光電変換層は、デンドライト構造を持つ場合も含み、pn接合界面の面積増加から電荷分離効率向上に寄与する。特にn型層を上に積層する場合に有用である。
本願の太陽電池の構成を示す図である。 本願の太陽電池のエネルギーレベル図である。 太陽電池のバンドギャップが徐々に変化するエネルギーレベル図である。 ペロブスカイト構造のt-factorとμ-factorの計算結果を示すグラフである。 実施例4の太陽電池のエネルギーレベル図である。 実施例2、比較例1および比較例2の太陽電池の電圧電流特性を示すグラフである。 実施例2と比較例2の太陽電池の外部量子効率を示すグラフである。 実施例2のX線回折パターンを示すグラフである。 実施例5のペロブスカイト結晶を示す光学顕微鏡写真である。
本発明の太陽電池およびその製造方法について図面を使用して説明する。
[実施形態1]
図1に示す太陽電池10は、基板12の上に第1電極14、電子輸送層16、光電変換層18、正孔輸送層20、第2電極22が順番に積層されている。
基板12は、ガラス、樹脂、有機系物質などでできた透明基板である。基板12の一面上に第1電極14が形成され、他面が光入射面となる。他面に反射防止膜を設けて、光電変換層18への光の入射効率を高めても良い。基板12は柔軟性のあるものであっても良い。
第1電極14は、FTO(Fluorine-doped Tin Oxide)、ITO(Indium Tin Oxide)、ZnO(Zinc Oxide)、AZO(Aluminum-doped Zinc Oxide)、GZO(Gallium-doped Zinc Oxide)またはIGZO(Indium-Gallium-doped Zinc Oxide)などの透明電極である。第1電極14が陰極になる。1枚の基板12に対して、第1電極14は1つであっても良いし、複数に分割されていても良い。
電子輸送層16は、電子の流れを良好にし、変換効率を向上させるための層である。また、電子輸送層16によって光電変換層18にあるn型半導体とp型半導体とが接合されたpn半導体混合層のうちのp型半導体層が、第1電極14に短絡することを防止する。電子輸送層16は、酸化チタン(TiO)または酸化亜鉛(ZnO)などの透明n型半導体物質で構成される。電子輸送層16の層厚は5〜100nm程度であり、たとえば30nm程度である。
電子輸送層16の金属原子位置に、価数の多い原子をドーピングしても良い。ドーピングによって電気伝導率が上昇し光電変換効率を向上させることができる。電子輸送層16がTiOの場合、Ti4+よりも価数の多いNb5+、V5+、Ta5+等をドーピングし、電子輸送層16がZnOの場合、Zn2+よりも価数の多いGa3+、In3+、Al3+等をドーピングする。
光電変換層18は、n型半導体とp型半導体が規則的もしくは不規則的な形状で接合されたpn半導体混合層である。n型半導体がメソポーラス(多孔性)になっている場合、不規則な形状の隙間(微細空間)を多数有する。その隙間にp型半導体が入り込んでいる。そのため、n型半導体とp型半導体の接触面積が増加し、変換効率(発電効率)を高めることができる。
メソポーラスなn型半導体はTiOまたはZnO等が用いられる。n型半導体の層厚は約1000nm以下、好ましくは約300nm以下である。層厚が厚くなればn型半導体とp型半導体の接触面積が大きくなり、光電変換効率が高まるが、製造効率が悪化する。上記層厚の範囲内で光電変換効率と製造効率の最適なものを選択する。
電子輸送層16と同様に、メソポーラスなn型半導体の金属原子位置に、価数の多い原子をドーピングしても良い。ドーピングする原子は上記の電子輸送層16と同じである。
p型半導体はペロブスカイト構造を有する化合物が用いられる。ペロブスカイト構造を有する化合物としては、CHNHPbI、CHNHPb1−xSb、CHNHPb1−xBi、CHNHPb1−xAs、CHNHPb1−xTe、CHNHPb1−xTl、CHNHPb1−xIn、CHNHPb1−xGa、CHNHPb1−xSb3−xBr、CHNHPb1−xSb3−xCl、CHNHPb1−xSbBr3−yCl、CHNHPb1−xSb3−2yBrCl、CHNHPb1−xCu、CHNHPb1−xZn、CHNHPb1−xCu3−xCl、CHNHPb1−xZn3−xCl、CHNHPb1−xCu3−xBr、CHNHPb1−xZn3−xBr、CHNHPb1−xCu3−xClBr、CHNHPb1−xZn3−xClBr、CHNHPb1−xGe、CHNHPb1−xGe3−xCl、CHNHPb1−xGe3−xBr、またはCHNHPb1−xGe3−xClBrなどが挙げられる。また上記に記される様々な元素と、ハロゲン元素は、混合して添加しても良い。適切な添加元素を選択することで、Goldschmidt's tolerance factor(t-factor)が1に近づき、ペロブスイカイト結晶構造が安定化する。
ペロブスカイト構造を有する化合物(たとえばCHNHPbI)のヨウ素の原子位置に、他のハロゲン元素をドーピングもしくは置換する。ドーピングもしくは置換する元素は、たとえばCl、Br、FまたはAtなどである。ドーピングする量はたとえば0.01〜100mol%である。ドーピングによって光電変換効率が向上するが、ドーピング量が多くなると光電変換効率が下がる場合もあるため、上記の範囲で適宜ドーピング量を調整することが好ましい。
ペロブスカイト構造を有する化合物(たとえばCHNHPbI)に当該ペロブスカイト構造を有する化合物よりもバンドギャップの大きい物質を添加する。またペロブスカイト構造と格子整合性を有する化合物が好ましい。たとえば、添加する物質はPbIである。光電変換層18における電子輸送層16との境界の一部にPbIが形成される。PbIを添加する量は、ペロブスカイト構造を有する化合物全体の0.1〜30mol%程度である。光電変換層18に2つのバンドギャップを有するp型半導体層が形成され、光電変換層18が自己組織形成タンデム型になる。CHNHPbIと格子整合性をもち2.3〜2.6eVのエネルギーギャップを有するPbIによって短波長(約500nm以下)領域の外部量子効率が向上する。
ペロブスカイト構造を有する化合物(たとえばCHNHPbI)において、14族元素であるPbの原子位置に、Cu、Zn、Mn、Y、Sc等の遷移金属元素や、Ge等の半導体元素をドーピングしても良い。ドーピングする量はたとえばPb全体の0.01〜50mol%程度の範囲である。ドーピング量が多くなると、ペロブスカイト構造が形成しにくくなる場合があり、適切な範囲でドーピングすることが好ましい。ドーピングによってPbの量を減らすことができ、ドーピングした分だけ環境負荷を低減させることができる。
また、光電変換層18は、上記pn半導体接合層の上にペロブスカイト構造を有する化合物が層状に形成されている。このペロブスカイト構造を有する化合物の層は、上記p型半導体と同じ物質もしくはバンドギャップの小さい物質によって形成されている。ペロブスカイト構造を有する化合物の層によって、光電変換層18のn型半導体が正孔輸送層20に短絡するのを防止している。あまり層厚が厚くなると変換効率を悪化させる場合もあるため、たとえば500nm以下の層厚にする。
また、上記のようにp型半導体にPbIが添加されているため、このペロブスカイト構造を有する化合物の層においてもPbIが含まれる。このPbIが正孔輸送層20との境界に形成されると、PbIによって電子が正孔輸送層20に流れるのを防止する(電子ブロック効果)。PbIの電子ブロック効果によって長波長(約500〜750nm)領域の外部量子効率が向上する。
正孔輸送層20は、ホールの流れを良好にし、光電変換効率を高めるための層である。正孔輸送層20に用いる物質として、たとえばspiro-OMeTAD(2,2',7,7'-tetrakis-(N,N-di-pmethoxyphenylamine)9,9'-spirobifluoreneの略称)が挙げられる。また、カーボンペースト、ポリ−3−ヘキシルチオフェン(P3HT)、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)−ポリ(スチレンスルホネート)(通称PEDOT:PSS)、CuSCN、CsSnIまたはポリトリアリルアミン半導体(通称PTAA)等であっても良い。正孔輸送層20の層厚は、約5〜50nm程度である。5nm未満では被覆率が不足するおそれがあり、50nmを超えると電気抵抗が増加するおそれがあるためである。spiro-OMeTADおよびペロブスカイト構造を有する化合物の層の劣化を防ぐために、太陽電池10をカバーガラス、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、ポリビニルブチラール(PVB)もしくはシリコーン樹脂などで封止するのが好ましい。
正孔輸送層20は、spiro-OMeTADに代えて、フタロシアニン、ナフタロシアニン、サブフタロシアニン、ポリシラン、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリビニルピリジン、MoO、NiO、またはWOなどを使用することもできる。フタロシアニン、ナフタロシアニン、サブフタロシアニン、ポリシラン、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリビニルピリジン、MoO、NiO、またはWOは、spiro-OMeTADよりも大気中での安定性が高いため、大気中での長期間の使用に耐えられる。またこれらは、spiro-OMeTADよりも安価であり、太陽電池10のコストを下げられる。
第2電極22は、陽極である。第2電極22は、Au、Ag、Cu、Al、またはCなどの仕事関数が5.2eV以下の導電体を使用することができる。第2電極22の層厚は100nm以上あればよく、たとえば150〜500nm程度である。
上記構成の太陽電池10のバンドギャップは図2のようになる。光電変換層18に異なるバンドギャップを有する2つの化合物(PbI、MAPbI)が形成しており、タンデム型の太陽電池であることがわかる。2つのバンドギャップはPbIによって電子輸送層16側が大きく、正孔輸送層20側が小さくなっている。また、光電変換層18における正孔輸送層20との境に形成されたPbIによって電子が正孔輸送層20に流れるのをブロックしている。
太陽電池10の製造方法について説明する。(1)ガラス、有機フィルムなどの透明な基板12を準備する。この準備には、基板12を所望形状に切断したり、洗浄したりすることを含む。
(2)基板12の一面上に第1電極14を形成する。FTOやITOなどの透明電極を、スパッタリング法、熱蒸着法、メッキ法、もしくはスプレー熱分解法などにより、成膜をおこなう。必要に応じて透明電極を所望形状にパターニング(エッチング)する。
(3)第1電極14の上に電子輸送層16を形成する。TiO前駆体溶液と溶媒とを撹拌した溶液を滴下、スピンコートし、熱処理することにより、TiOの電子輸送層16を形成する。電子輸送層16はメソポーラス構造ではない緻密な構造を有し、層内にペロブスカイト構造を有する化合物が浸入することはない。
TiO前駆体溶液として、Titanium diisopropoxide bis(acetyl acetonate)(ジイソプロポキシチタン(IV)ビス(4-オキソ-2-ペンテン-2-オラート))が使用できるが、titanium isopropoxide(オルトチタン酸テトライソプロピル)等のTi元素を含む溶液またはTiOゾルゲル溶液等も使用できる。溶媒として1-butanol(1−ブタノール)等を使用し、TiO前駆体溶液と溶媒とを撹拌したものを滴下する。
(4)メソポーラス構造を有するn型半導体の層を形成する。TiOを含む溶液をスピンコートし、熱処理することにより、メソポーラスTiOのn型半導体の層を形成する。
TiO溶液はTiO粉末と高分子化合物に超純水を加えて撹拌し、さらに有機化合物と界面活性剤を加えて撹拌した溶液を使用する。高分子化合物としてPolyethylene glycol(ポリエチレングリコール)やEthyl cellulose(エチルセルロース)が挙げられ、有機化合物としてAcetyl acetone(アセチルアセトン)等が挙げられる。界面活性剤としてはポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルの一種の非イオン系界面活性剤が使用でき、たとえばポリエチレングリコール p-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)-フェニルエーテルなどの化合物を含む界面活性剤を使用する。
(5)ペロブスカイト構造を有する化合物をn型半導体の層の隙間および上に形成する。n型半導体の層はメソポーラスになっており、層内に不規則な隙間を有する。ペロブスカイト化合物前駆体溶液をスピンコートし、熱処理することにより、n型半導体の層の隙間およびその上にペロブスカイト構造を有する化合物が形成される。
スピンコートする材料は、ペロブスカイト構造を形成するCHNHPbI前駆体溶液に、添加剤としてCl化合物(塩化鉛:PbClなど)およびペロブスカイト構造の化合物よりもバンドギャップの大きい物質(PbIなど)、またはバンドギャップの小さい化合物を形成する物質(HC(NH)など)を添加したものである。
上記溶液のスピンコートは複数回おこなうことが好ましい。n型半導体の層の中にペロブスカイト構造の化合物が浸入するが、複数回のスピンコートによって、徐々に浸入させ、確実にn型半導体の層中にペロブスカイト構造の化合物が形成されるようにする。
スピンコートを複数回した後に熱処理するが、1回のスピンコートごとに熱処理をおこなっても良い。このときの熱処理温度は50〜250℃程度であり、たとえば140℃である。
ペロブスカイト構造の化合物のスピンコートおよび熱処理は、大気圧下でおこなう。ペロブスカイト構造の化合物を大気中でスピンコートしており、容易にスピンコートできる。なお製造方法にこだわらないのであれば、窒素ガス雰囲気中もしくは減圧環境下でスピンコートをおこなっても良い。
スピンコートおよび熱処理する際に、n型半導体の層の上にペロブスカイト構造を有する化合物の層が形成される。このペロブスカイト構造を有する化合物の層によって、n型半導体が正孔輸送層20に短絡されるのを防止できる。
上述の例では、スピンコートを複数回行ったが、他の多層積層法を使用しても良い。たとえばスクリーン印刷、ドクターブレード、スプレー法、メッキ法などの方法でペロブスカイト構造を有する化合物を形成しても良い。
(6)正孔輸送層20を形成する。正孔輸送材料の溶液をスピンコートすることで正孔輸送層20を形成する。正孔輸送層材料を、他の積層法、たとえばスクリーン印刷、ドクターブレード、スプレー法、メッキ法、蒸着法などの方法で積層して、正孔輸送層20を形成しても良い。
(7)第2電極22を形成する。蒸着装置によってAuなどの導電体を蒸着し、第2電極22とする。電極形成は、スピンコート、スクリーン印刷、メッキ法などの方法を用いてもよい。第2電極22を形成した段階で太陽電池10の製造が終了する。必要に応じて太陽電池10にカバーや封止をしたり、各電極14、22に配線を接続したりする。
上記のように光電変換層18を形成するために真空成膜装置を使用していないため、太陽電池10の製造は容易である。ペロブスカイト構造を有する化合物の前駆体溶液に添加物を添加するだけで複数のバンドギャップを有する光電変換層18、または大きなpn接合界面面積を有する光電変換層18を形成することができる。
[実施形態2]
本願は上記の実施形態に限定されない。光電変換層18のペロブスカイト構造を有する化合物は、電子輸送層16から正孔輸送層20に向けてバンドギャップが小さくなるようにしても良い。たとえば、ペロブスカイト構造を有する化合物の前駆体溶液を複数回スピンコートするときに、徐々にバンドギャップが小さくなる物質を使用するように変えていく。スピンコートで形成された層の上にさらにスピンコートで層を形成するときに、先に形成された層の一部が溶解することで2つの層の一部が混合する。このことで、結晶の組成が自己組織的に傾斜組成となったペロブスカイト結晶組織が構築され、バンドギャップが徐々に変化する光電変換層18が形成される(図3参照)。また、ペロブスカイト構造を有する化合物の前駆体溶液にPbIを添加することで、光電変換層18における電子輸送層16との境界の一部にPbIが形成でき、さらに正孔輸送層20との境界にPbIが形成できる。スピンコートを1回行うたびに乾燥させる工程を入れても良い。
ペロブスカイト構造を有する化合物をABXとした場合、下記A、B、Xの中から、バンドギャップを考慮して前記前駆体溶液の材料を適宜選択しても良い。Aは、Fr、Cs、Rb、K、Na、Li、CHNH、HC(NH、CHCHNH、C(NH等が挙げられ、BはPb、Sn、Geが挙げられ、XはI、Br、Cl、F、Atが挙げられる。
上記A、B、Xで選択される物質以外に、ペロブスカイト構造を有する化合物の前駆体溶液の物質として、バンドギャップが0.5〜4eVで安定構造を有すると計算される、RbInCl、BaPbO、RbSnI、CsSnI、LaWN、BaZrSe、RbSnBr、CsSnBr、TlGeBr、BaZrS、RbGeI、BaHfS、KGeBr、CsGeI、CsSnCl、InSnBr、RbSnCl、RbGeBr、KCuF、RbCuF、SrTcO、TlCuF、BaSnO、CsGeBr、RbPbI、TlGeCl、CsPbI、CaTcO、KGeCl、RbPbBr、CsPbBr、RbGeCl、TlFeF、KHgF、RbHgF、CsHgF、InSnCl、SrSnO、CsGeCl、RbPbCl、LaCrO、CsPbCl、InGeCl、CsCdCl、RbCdCb、PbTiO、KCdCl、AgNiF、AgTaO、TlCdCl、KTaO、SrTiO、CaTiO、TlSnF、NaNbO、KIO、KNbO、RbSnF、RbMnCl、BaTiO、RbVF、KMnCl、InPbCl、InMnFが挙げられる。上記物質のバンドギャップが大きいものから小さいものに変化するようにスピンコート等により成膜する。
また物質を選択するときに、Goldschmidt's tolerance factor(t-factor)が1に近い0.81〜1.11、octahedral factor (μ-factor)が0.44〜0.90を満たすように選択することで、ペロブスカイト構造の結晶になる。上記条件を満たす物質として、図4の斜線部分(ハッチング部分)に示すような物質群が挙げられる。具体的には、CHNHをMA、HC(NHをFA、CHCHNHをEA、C(NHをGAと記して、MABaI、MABaBr、MABaCl、MASrI、MASrBr、MASrCl、MACaI、MACaBr、MACaCl、FABaI、FABaBr、FABaCl、FASrI、FASrBr、FASrCl、FACaI、FACaBr、FACaCl、EABaI、EABaBr、EABaCl、EASrI、EASrBr、EASrCl、EACaI、GABaI、GABaBr、GABaCl、GASrI、GASrBr、GASrCl、GACaI、MAPbI、MAPbBr、MAPbCl、MASnI、MASnBr、MASnCl、FAHgI、FAHgBr、FAHgCl、FACdBr、FAPbI、FAPbBr、FAPbCl、FASnI、FASnBr、FASnCl、EAHgI、EAHgBr、EAHgCl、EAPbI、EAPbBr、EAPbCl、EASnI、EASnBr、EASnCl、GAHgI、GAHgBr、GAHgCl、GAPbI、GAPbBr、GAPbCl、GASnI、GASnBr、GASnClが挙げられる。同様に上記条件を満たす物質群としてアルカリ金属元素を添加した、NaTiCl、NaCrCl、NaMnCl、NaCdBr、NaCdCl、KBaCl、KSrI、KSrBr、KSrCl、KCrCl、KMnCl、KHgCl、KCdBr、KCdCl、KPbCl、RbSrI、RbSrBr、RbSrCl、RbCaI、RbCaBr、RbCaCl、RbTiCl、RbCrCl、RbMnCl、RbHgI、RbHgBr、RbHgCl、RbCdBr、RbCdCl、RbPbI、RbPbBr、RbPbCl、RbSnI、RbSnBr、RbSnCl、CsBaBr、CsBaCl、CsSrI、CsSrBr、CsSrCl、CsCaI、CsCaBr、CsCaCl、CsTiCl、CsCrCl、CsMnCl、CsHgI、CsHgBr、CsHgCl、CsCdBr、CsCdCl、CsPbI、CsPbBr、CsPbCl、CsSnI、CsSnBr、CsSnClが挙げられる。また代表的なペロブスカイト構造で、t-factor(0.81〜1.11)、μ-factor(0.44〜0.90)を満たす化学組成を表1に示す。上記物質のバンドギャップが大きいものから小さいものに変化するようにスピンコート等により成膜する。
本実施形態は、光電変換層18のバンドギャップが徐々に変化するが、光電変換層18に複数のバンドギャップがあって、そのバンドギャップが段階的に変化しても良い。段階的に変化する場合であっても、図2に示すように、電子輸送層16から正孔輸送層20に向けてバンドギャップが小さくなるように変化させる。
[実施形態3]
n型半導体がメソポーラスに形成されることに替えて、ペロブスカイト構造を有する化合物をデンドライト構造にしても良い。たとえば、ペロブスカイト構造を形成するCHNHPbI前駆体溶液に添加するPbIの代わりにSbBrやFABrを添加する。それ以外の方法は上記した実施形態と同じである。光電変換層18のpn接合界面の面積が増加し、電荷分離効率が向上する。
SbBr3やFABrの添加量が5%程度以上で、添加元素や熱処理条件により結晶成長プロセスが変化し、デンドライト形状が顕著に現れる。溶質元素の種類が増えることで溶質の拡散速度が低下することが原因の一つと考えられる。通常は多孔質TiO2(n型半導体)をペロブスカイト薄膜の下地として用いているため、pn接合界面の面積は十分に大きい。
図1に示す太陽電池10とは逆の積層順序を有する逆型構造の太陽電池を作製する際には、ペロブスカイト結晶がデンドライト形状を形成する利点は非常に大きい。デンドライト型ペロブスカイト結晶をホール輸送層側から成膜すれば、多孔質TiO2のような役割をペロブスカイト結晶が担うことにより、pn接合界面面積が増加し、太陽電池性能の向上に有利に機能する。
多孔質TiO2の製膜には500℃の熱処理が必要であるが、逆型積層構造を有するペロブスカイト太陽電池では、多孔質TiO2を使用せずに、150℃以下の低温で形成可能な緻密層TiOをデンドライト型ペロブスカイト構造の上に形成することにより、pn接合界面面積が大きい相互浸透型構造を有する太陽電池の作製が可能となる。この方法を用いることによって、より低温下でペロブスカイト太陽電池の作製が可能になり、熱耐久性が300℃程度の有機系フレキシブル基板を使用することが可能となり、より高い汎用性が期待できる。
[実験例1]
次に、ペロブスカイト構造の化合物の溶液に対してClとPbIを添加した場合の実験結果について説明する。実施例1〜3として、太陽電池10を以下のようにして製造した。先ず、洗浄したFTO基板にTiOx前駆体溶液をスピンコートして500〜550℃で熱処理し、電子輸送層であるコンパクトTiO層を形成した。その上にTiOナノ粒子溶液をスピンコートして500〜550℃で熱処理し、微細界面面積を増加させるメソポーラスTiOを形成した。その後、ペロブスカイト構造を形成するCHNHPbI前駆体溶液にCl化合物(PbCl)を添加し、さらに添加剤としてPbIを添加し、スピンコート法による多層成膜法により薄膜を形成し、140℃で10分間熱処理した。各実施例は添加するPbIの量が異なり、実施例1は前駆体溶液中のPbClの5mol%、実施例2は前駆体溶液中のPbClの10mol%、実施例3は前駆体溶液中のPbClの15mol%を添加した。また、実施例4はPbIの代わりにHC(NH)Clを前駆体溶液中のCHNHIの10mol%を添加した。ペロブスカイト層を形成した基板上に、ホール輸送材料としてSpiro-OMeTADをスピンコートした。これらの成膜はすべて大気中で行った。最後に電極としてAuを成膜した。
[実験例2]
ペロブスカイト構造の化合物の溶液に対してSbBrを添加した場合の実験結果について説明する。実施例5として、太陽電池10を以下のようにして製造した。先ず、洗浄したFTO基板にTiO前駆体溶液をスピンコートして500℃で熱処理し、電子輸送層であるコンパクトTiO層を形成した。その上にTiOナノ粒子溶液をスピンコートして500℃で熱処理し、微細界面を増加させるメソポーラスTiOを形成した。その後、ペロブスカイト構造を形成するCHNHPbI前駆体溶液に、添加剤としてSbBrをPbIに対して3〜10mol%添加し、スピンコート法により多層成膜法により形成し、100℃で10分間熱処理した。ペロブスカイト層を形成した基板上に、ホール輸送材料としてSpiro-OMeTADをスピンコートした。これらの成膜はすべて大気中で行った。最後に電極としてAuを蒸着した。
[比較例]
比較例1として従来のペロブスカイト太陽電池を製造した。その際、ペロブスカイト構造を形成するCHNHPbI前駆体溶液への添加剤は無く、100℃、15分間熱処理した。それ以外は、上記の実施例と同じ方法で太陽電池を製造した。さらに比較例2としてCHNHPbI前駆体溶液にCl化合物(PbCl)を添加し、PbIを添加しないペロブスカイト太陽電池を製造した。CHNHPbI前駆体溶液に、添加剤としてCl化合物(PbCl)する以外は、従来のペロブスカイト太陽電池の製造方法で製造した。
光電変換素子特性をソーラーシミュレータ(株式会社三永電機製作所製)により評価した。表2に示すように、実施例1〜4は曲線因子FFが比較例と比べて向上しているのがわかった。実施例の中で実施例2の光電変換効率が一番良く、PbIの添加量は10%程度が最も良いことがわかった。実施例2は並列抵抗Rshが高いことから、PbIによる電子ブロック効果が最も高いことがわかった。
また、PbIの代わりにHC(NH)Cl(FACl)を添加した実施例4も並列抵抗Rshが高く電子ブロック効果が高いことがわかった。実施例4は実施例1〜3と同様に、バンドギャップがMAPbIと異なるHC(NH)PbI(FAPbI)が光電変換層18に形成され、CHNHPbI(MAPbI)との混合層であるMA1−xFAPbIが形成していると考えられる。実施例4の場合、図5に示すようなエネルギーレベル図になる。光電変換層18におけるバンドギャップが徐々に変化している。
また、実施例2、比較例1、比較例2の電圧電流特性を図6に示す。実施例2がグラフの右上に向かって大きな値をとっており、最も良い電圧電流特性を示しているのがわかる。さらに、実施例2と比較例2の外部量子効率を図7に示す。各波長で実施例2が比較例2よりも大きな値になっている。短波長(約500nm以下)領域での外部量子効率向上は光電変換層18がタンデム型になっていることによる効果であり、長波長(約500nm以上)領域での向上はPbIの電子ブロッキング効果によるものと考えられる。
なお、図8のX線回折パターンに示すように、CHNHPbIの100反射が最も大きなピークになったX線回折パターンが示されており、ペロブスカイト構造が形成されていることがわかる。また、PbIの001反射のピークも観察され、PbIが形成されていることがわかる。
図9の実施例5の光学顕微鏡写真に示すように、SbBrをPbIに対して7〜10mol%添加することでデンドライト構造を有するペロブスカイト結晶が形成した。FABrを添加することにより、同様のデンドライト構造を有するペロブスカイト結晶が形成することも確認した。
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
10:太陽電池
12:基板
14:第1電極
16:電子輸送層
18:光電変換層
20:正孔輸送層
22: 第2電極

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板上の第1電極と、
    前記第1電極上の電子輸送層と、
    前記電子輸送層の上において、n型半導体およびペロブスカイト構造を有する化合物から構成された光電変換層と、
    前記光電変換層の上の正孔輸送層と、
    前記正孔輸送層上の第2電極と、
    を備え、
    前記光電変換層が、複数のバンドギャップを備えた、またはバンドギャップが徐々に変化する、もしくは大きなpn接合界面を有する太陽電池。
  2. 前記ペロブスカイト構造を有する化合物にPbIまたはHC(NH)Clを添加した請求項1の太陽電池。
  3. 前記光電変換層における電子輸送層との境界の一部にPbIが形成されており、前記光電変換層における正孔輸送層との境界にPbIまたはHC(NH)PbIが形成された請求項2の太陽電池。
  4. 前記n型半導体がメソポーラスに形成されている請求項1から3のいずれかの太陽電池。
  5. 前記ペロブスカイト構造を有する化合物がデンドライト構造である請求項1から4のいずれかの太陽電池。
  6. 基板を準備する工程と、
    前記基板の一面上に第1電極を形成する工程と、
    前記第1電極の上に電子輸送層を形成する工程と、
    前記電子輸送層の上にn型半導体とペロブスカイト構造を有する化合物を形成し、光電変換層を形成する工程と、
    前記光電変換層の上に正孔輸送層を形成する工程と、
    前記正孔輸送層の上に第2電極を形成する工程と、
    を備え、
    前記光電変換層を形成する工程は、バンドギャップの異なる複数の物質からペロブスカイト構造を有する化合物の前駆体溶液を製造する工程を含む太陽電池の製造方法。
  7. 前記光電変換層を形成する工程は、ペロブスカイト構造を有する化合物の前駆体溶液に該ペロブスカイト構造を有する化合物よりもバンドギャップの大きい物質またはバンドギャップの小さい物質を添加する工程を含む請求項6の太陽電池の製造方法。
  8. 前記ペロブスカイト構造を有する化合物よりもバンドギャップの大きい物質としてPbI、バンドギャップの小さい物質としてHC(NH)PbIを含む請求項7の太陽電池の製造方法。
  9. 前記n型半導体がメソポーラスに形成されている請求項6から8のいずれかの太陽電池。
  10. 前記ペロブスカイト構造を有する化合物がデンドライト構造である請求項6から9のいずれかの太陽電池。
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