JP2019144965A - 工具制御方法、プログラム、工具制御システム、及び工具 - Google Patents

工具制御方法、プログラム、工具制御システム、及び工具 Download PDF

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Abstract

【課題】作業対象の特定精度の向上を図ることができる工具制御方法、プログラム、工具制御システム、及び工具を提供することにある。【解決手段】工具制御方法は、工具が有する撮像部が作業対象を撮像した質問画像に類似した画像を、検索対象画像の集合から検索し、検索結果に応じて工具を制御する。工具制御方法は、抽出ステップS2と、検索ステップS3と、を含む。抽出ステップS2では、質問画像における質問側基準点と質問側特徴部との位置関係を示す質問側位置データを抽出する。検索ステップS3では、質問側位置データと、検索対象画像における検索側基準点と検索側特徴部との位置関係を示す検索側位置データとの比較結果に基づいて、質問画像に類似した画像を検索対象画像の集合から検索する。【選択図】図3

Description

本開示は、一般に工具制御方法、プログラム、工具制御システム、及び工具に関し、より詳細には、工具を制御する工具制御方法、プログラム、工具制御システム、及びこれらによって制御される工具に関する。
従来、工具を用いた作業を管理する作業管理システムがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の作業管理システムは、工具と、作業管理装置と、を備えている。工具は、作業対象に対して作業を行うために使用される。作業管理装置は、作業情報取得部と、位置情報取得部と、作業対象情報取得部と、情報管理部と、を備えている。作業情報取得部は、作業対象に対して作業を行うために使用される工具から作業対象に行った作業の内容に関する作業情報を取得する。位置情報取得部は、工具を用いて作業対象に対する作業が行われた場所の位置情報を取得する。作業対象情報取得部は、作業対象から読み取った情報をもとに作業対象を特定する作業対象情報を取得する。情報管理部は、作業情報と位置情報と作業対象情報とを対応付けて記憶部に記憶させる。
位置情報取得部は、例えばGPS(Global Positioning System)衛星から受信した電波をもとに現在位置を測定するGPS受信機から入力される測位データをもとに、作業場所の位置情報を取得する。
また、特許文献1には、地上の複数の地点から放射されるビーコン電波を受信して現在位置を測位するような測位システムが記載されている。
特開2016−91316号公報
電波の受信によって位置を測位するシステムでは、複数の作業対象の位置が互いに近い場合、これらの作業対象箇所の特定が困難であった。
本開示は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、作業対象の特定精度の向上を図ることができる工具制御方法、プログラム、工具制御システム、及び工具を提供することにある。
本開示の一態様に係る工具制御方法は、工具が有する撮像部が作業対象を撮像した質問画像に類似した画像を、検索対象画像の集合から検索し、検索結果に応じて前記工具を制御する。前記工具制御方法は、抽出ステップと、検索ステップと、を含む。前記抽出ステップでは、前記質問画像における質問側基準点と質問側特徴部との位置関係を示す質問側位置データを抽出する。前記検索ステップでは、前記質問側位置データと、前記検索対象画像における検索側基準点と検索側特徴部との位置関係を示す検索側位置データとの比較結果に基づいて、前記質問画像に類似した画像を前記検索対象画像の集合から検索する。
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに、前記工具制御方法を実行させる。
本開示の一態様に係る工具制御システムは、工具が有する撮像部が作業対象を撮像した質問画像に類似した画像を、検索対象画像の集合から検索し、検索結果に応じて前記工具を制御する。前記工具制御システムは、抽出部と、検索部と、を備える。前記抽出部は、前記質問画像における質問側基準点と質問側特徴部との位置関係を示す質問側位置データを抽出する。前記検索部は、前記質問側位置データと、前記検索対象画像における検索側基準点と検索側特徴部との位置関係を示す検索側位置データとの比較結果に基づいて、前記質問画像に類似した画像を前記検索対象画像の集合から検索する。
本開示の一態様に係る工具は、前記工具制御システムによって制御され、前記作業対象を撮像する前記撮像部を有する。
本開示の工具制御方法、プログラム、工具制御システム、及び工具では、作業対象の特定精度の向上を図ることができるという効果がある。
図1は、本開示の一実施形態に係る工具制御システムのブロック図である。 図2Aは、本開示の一実施形態に係る工具の外観斜視図である。図2Bは、同上の工具の別方向からの外観斜視図である。 図3は、本開示の一実施形態に係る工具制御方法のフローチャートである。 図4は、質問画像の概略図である。 図5Aは、第1検索対象画像の概略図である。図5Bは、第2検索対象画像の概略図である。 図6は、別の質問画像の概略図である。 図7は、さらに別の質問画像の概略図である。 図8は、本開示の実施形態の第1変形例に係る工具制御システムのブロック図である。 図9は、本開示の実施形態の第1変形例に係る工具制御方法のフローチャートである。 図10は、本開示の実施形態の第2変形例に係る工具制御システムのブロック図である。 図11は、本開示の実施形態の第2変形例に係る工具制御方法のフローチャートである。 図12は、共通領域を説明するための説明図である。 図13は、本開示の実施形態の第3変形例に係る工具制御方法のフローチャートである。 図14Aは、別の共通領域を説明するための説明図である。図14Bは、検索対象領域を説明するための説明図である。図14Cは、別の検索対象領域を説明するための説明図である。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
実施形態1
(1)概要
本実施形態の工具制御システム1のブロック図を図1に示す。本実施形態の工具制御システム1は、例えば、工場における製品の組立作業を行う組立ラインに用いられる。本実施形態では、組立ラインにおいて、1つの製品に対して締付対象箇所が複数あり、作業者は、工具2を用いて同じ作業場所で複数の締付対象箇所の各々に締付部品(例えば、ボルト、ナット等)を取り付ける作業を行うことを想定している。「締付対象箇所」とは、締付部品が取り付けられるねじ孔を含むねじ孔周囲の部位である。本実施形態では、締付部品が工具2の作業対象である場合を例にして説明する。本実施形態の工具制御システム1は、複数の作業対象のうち工具2がセットされた作業対象を特定するように構成されている。「工具2がセットされた」とは、工具2が作業対象に対して作業が行えるように準備された状態を示す。ここでいう「準備された状態」とは、工具2が作業対象に当たっている状態だけでなく、工具2を作業対象に当てようとしている状態も含む。つまり、工具2が作業対象にセットされた状態では、工具2が作業対象に当たっていてもよいし、離れていてもよい。なお、工具制御システム1の使用用途は、上記の組立ラインに限らず、他の使用用途であってもよい。
本実施形態の工具制御システム1及び工具制御方法は、工具2が有する撮像部26が作業対象(締付部品)を撮像した質問画像に類似した画像を、検索対象画像の集合から検索し、検索結果に応じて工具2を制御する。
本実施形態の工具制御システム1は、処理装置4を備えている。処理装置4は、工具2と通信可能に構成されている。工具2は、セット作業対象を撮像する撮像部26を備えている。処理装置4は、撮像部26が撮像した画像(質問画像)に類似した画像を、検索対象画像の集合から検索する検索部52を備えている。処理装置4は、検索した検索対象画像に対応する目標トルク値(制御値)を工具2に出力する。工具2は、締付トルクが目標トルク値となるように動作する。つまり、本実施形態の工具制御システム1では、工具2の撮像部26が撮像した質問画像に類似した検索対象画像を検索することによって、工具2の作業対象を特定する。そして、工具制御システム1は、工具2のトルク設定値が、検索した検索対象画像に対応した目標トルク値となるように工具2を制御する。
(2)構成
以下に、本実施形態の工具制御システム1の詳細な構成について図1を参照して説明する。
(2.1)工具
まず、工具2の構成について説明する。工具2は、例えば電動のインパクトレンチ(図2A,2B参照)であり、締付部品を作業対象に取り付ける締付作業が可能である。なお、工具2は、インパクトレンチに限らず、インパクトレンチ等の他の電動工具であってもよい。また、工具2は、電動工具に限らず、エア工具等であってもよい。
工具2は、駆動部24と、制御部3と、撮像部26と、通信部27と、電池パック201と、を有している。
図2A,2Bに示すように、工具2のボディ20は、筒形状の胴体部21と、胴体部21の周面から径方向に突出するグリップ22と、電池パック201が着脱自在に装着される装着部23と、を有している。
胴体部21には、駆動部24が収納されている。駆動部24は、モータを有しており、動力源である電池パック201から供給される電力を動力として回転動作するように構成されている。胴体部21の軸方向における一端側からは出力軸241が突出している(図2A,2B参照)。出力軸241は、駆動部24の回転動作によって回転するように構成されている。出力軸241には、締付部品(ボルト、ナット等)を締め付ける又は緩めるための円筒状のソケット242が着脱自在に取り付けられる。出力軸241に取り付けられるソケット242のサイズは、作業者によって締付部品のサイズに合わせて適宜選択される。工具2は、駆動部24の回転動作よって出力軸241が回転することにより、締付部品を締め付ける又は緩めるといった作業が可能となる。
また、出力軸241には、ソケット242の代わりにソケットアンビルが着脱自在に取り付け可能であり、ソケットアンビルを介してビット(例えばドライバビット、ドリルビット等)の装着が可能となる。
本実施形態の工具2は、インパクト機構25を更に備えている。インパクト機構25は、締付トルク(作業値)が所定レベルを超えると、出力軸241の回転方向に打撃力を加えるように構成されている。これにより、締付部品に対して、より大きな締付トルクを与えることが可能となる。
グリップ22は、作業者が作業を行う際に握る部分であり、トリガスイッチ221、及び正逆切替スイッチ222が設けられている。トリガスイッチ221は、駆動部24の回転動作のオン/オフを制御するためのスイッチであり、引込量に応じて駆動部24の回転数の調整が可能である。正逆切替スイッチ222は、出力軸241の回転方向を正転と逆転とに切り替えるスイッチである。グリップ22における胴体部21と反対側の端部には装着部23が設けられている。
装着部23は、扁平な矩形体状に形成されており、グリップ22と反対側の一面に電池パック201が着脱自在に装着される。電池パック201は、矩形体状に形成された樹脂製のケース202(図2A,2B参照)を有しており、ケース202の内部に充電池(例えば、リチウムイオン電池)を収納している。電池パック201は、駆動部24、制御部3、撮像部26、通信部27等に電力を供給する。
また、装着部23には、操作パネル231が設けられている。操作パネル231は、例えば、複数の押ボタンスイッチ232、及び複数のLED233(Light Emitting Diode)を備えており、工具2の種々の設定、状態確認等を行うことができる。作業者は、例えば、操作パネル231(押ボタンスイッチ232)を操作することにより、工具2の動作モードの変更、電池パック201の残容量の確認等を行うことができる。また、装着部23には、発光部234が設けられている。発光部234は、例えばLEDで構成されている。発光部234は、作業時において作業対象に向けて光を照射するように配置されている。発光部234のオン/オフは、操作パネル231の操作で行うことができる。また、発光部234は、トリガスイッチ221がオンした際に点灯するように構成されていてもよい。
通信部27は、例えば、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信が可能な通信モジュールであり、ボディ20に収納されている。通信部27は、処理装置4との間で情報の送信及び受信を行う。なお、通信部27は、有線通信に対応した通信モジュールであってもよい。
また、装着部23には、制御部3が収納されている。制御部3は、例えばプロセッサとメモリとを有するマイクロコンピュータ(マイコン)を備えている。制御部3は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって、駆動制御部31、撮像制御部32、抽出部33、通知制御部34、判定部35等の機能が実現される。プロセッサが実行するプログラムは、マイクロコンピュータのメモリに予め記憶されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、電気通信回線を通じて提供されてもよい。なお、制御部3は、一定時間の間、トリガスイッチ221又は操作パネル231への操作入力が行われなかった場合、スリープ状態となる。制御部3は、スリープ状態中にトリガスイッチ221又は操作パネル231への操作入力が行わると起動する。
駆動制御部31は、駆動部24を制御するように構成されている。具体的には、駆動制御部31は、トリガスイッチ221の引込量に基づいた回転速度で、正逆切替スイッチ222によって設定された回転方向に駆動部24を回転させる。
また、駆動制御部31は、締付トルクがトルク設定値(作業用設定値)となるように駆動部24を制御するように構成されている。駆動制御部31は、通信部27を介して処理装置4から目標トルク値を取得し、取得した目標トルク値をトルク設定値に設定する。また、駆動制御部31は、締付トルクの大きさを推定するトルク推定機能を有している。駆動制御部31は、締付トルクの推定値が着座判定レベルに達するまでは、インパクト機構25の打撃間における駆動部24(モータ)の回転速度、回転量変化等に基づいて締付トルクの大きさを推定する。駆動制御部31は、締付トルクの推定値が着座判定レベルに達すると、インパクト機構25の打撃数に基づいて締付トルクの大きさを推定する。駆動制御部31は、インパクト機構25の打撃数が、トルク設定値に基づいた閾値回数に達すると、締付トルクがトルク設定値に達したと判断してモータを停止させる。これにより、締付部品を取り付ける際の締付トルクがトルク設定値となる。
なお、工具2は、締付トルクを測定するトルクセンサを備えていてもよい。この場合、駆動制御部31は、トルクセンサが測定した締付トルクがトルク設定値となるように駆動部24を制御する。
撮像制御部32は、撮像部26を制御するように構成されている。
撮像部26は、例えば、撮像素子とレンズを有するカメラで構成されており、ボディ20の胴体部21に収納されている。撮像部26は、作業時に作業対象を撮像するように配置されている。本実施形態では、撮像部26は、出力軸241の先端側を撮像するように、出力軸241に沿って出力軸241から所定範囲内に配置されている。また、撮像部は、出力軸241に取り付けられたソケット242が撮像範囲に収まるように設けられている。撮像部26は、工具2のボディ20に固定されている。したがって、撮像した画像(質問画像)上の所定位置に、出力軸241の先端部が位置することとなる。また、撮像部26は、制御部3の起動中に撮像を継続して行うように構成されており、時系列で連続する撮像画像を動画形式に生成して抽出部33に出力する。
抽出部33は、質問画像における質問側基準点と質問側特徴部との位置関係を示す質問側位置データを抽出する。抽出部33は、撮像部26が撮像した画像(質問画像)に画像処理を行うことにより、質問画像における質問側位置データを抽出する。
質問側基準点とは、質問画像における所定の基準箇所であり、工具2の一部に対応する位置である。本実施形態では、質問側基準点は、工具2の出力軸241の先端部に対応する位置である。したがって、工具2が作業対象にセットされた状態では、質問基準点は、質問画像における締付部品又はねじ孔の位置に相当する。上述したように、撮像部26が工具2のボディ20に固定されているので、質問側基準点は、撮像部26が撮像した画像(質問画像)における所定位置となる。
質問側特徴部とは、質問画像における画像局所特徴箇所(点)である。画像局所特徴箇所とは、作業対象の凹凸、模様、マーク、文字等によって画像内において際立った点、エッジ等である。画像から画像局所特徴箇所(質問側特徴部)、及びその特徴量を抽出する方法として、例えばORB(Oriented FAST and Rotated BRIEF)等がある。作業対象が正常に撮像されている場合、1つの質問画像から複数(例えば数百)の画像局所特徴箇所(質問側特徴部)が抽出される。
抽出部33は、質問画像から質問側基準点と質問側特徴部とを抽出し、質問側基準点と質問側特徴部との位置関係を示すデータである質問側位置データを抽出する。質問側位置データには、質問側基準点と質問側特徴部との間の距離を示すデータ(質問側距離データ)が含まれている。上述したように、1つの質問画像から複数の質問側特徴部が抽出される。したがって、抽出部33は、1つの質問画像から複数の質問側距離データを抽出する。つまり、質問側位置データには、複数の質問側距離データが含まれている。また、抽出部33は、質問画像から複数の質問側特徴部それぞれの特徴量を、質問側特徴部に対応付けて抽出する。つまり、抽出部33は、質問画像から複数の質問側特徴部のそれぞれに対応する特徴量、及び質問側距離データを含む質問側位置データを抽出する。抽出部33は、抽出した質問側位置データを、通信部27を介して処理装置4に送信する。
詳しくは後述するが、処理装置4は、工具2から送信された質問側位置データに基づいて、複数の検索対象画像から質問画像に類似した画像を検索し、検索した検索対象画像に対応する目標トルク値を工具2に出力する。駆動制御部31は、処理装置4から出力された目標トルク値をトルク設定値に設定し、締付トルクがトルク設定値(目標トルク値)となるように駆動部24を制御する。
通知制御部34は、工具2に設けられた通知部211を制御するように構成されている。通知部211は、例えば、LEDで構成されている。通知部211は、作業者が作業中に通知部211を目視しやすいように、ボディ20の胴体部21における出力軸241とは反対側の端部に設けられている(図2B参照)。通知制御部34は、処理装置4からの目標トルク値を受信すると、通知部211を点灯させる。作業者は、通知部211が点灯していることを目視することによって、トルク設定値が設定され、正常な締付作業が可能な状態であることを認識することができる。
判定部35は、締付部品が締付対象箇所に取り付けられた際の締付トルクが正常であるか否かを判定するように構成されている。判定部35は、インパクト機構25の打撃数が閾値回数に達することによって駆動制御部31が駆動部24を停止させた場合、締付トルクが正常であると判定する。また、判定部35は、インパクト機構25の打撃数が閾値回数に達する前に、例えばトリガスイッチ221がオフされることによって駆動制御部31が駆動部24を停止させた場合、締付トルクが不十分(正常ではない)と判定する。判定部35は、判定結果を、通信部27を介して処理装置4に送信する。これにより、処理装置4で、工具2を用いた締付作業が正常に行われた否かを管理することができる。
なお、工具2が、締付トルクを測定するトルクセンサを備えている場合、判定部35は、トルクセンサの測定結果と目標トルク値とを比較することにより、締付トルクが正常であるか否かを判定するように構成されていてもよい。判定部35は、トルクセンサの測定結果が、目標トルク値を基準にした所定範囲内である場合、締付トルクが正常であると判定する。また、判定部35は、トルクセンサの測定結果が、目標トルク値を基準にした所定範囲外である場合、締付トルクが不十分(正常でない)と判定する。
(2.2)処理装置
処理装置4は、例えば、サーバであり、通信部41と、制御部5と、記憶部6と、を備えている。
通信部41は、例えば、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信が可能な通信モジュールである。通信部41は、工具2の通信部27との間で情報の送信及び受信を行う。なお、通信部41は、有線通信に対応した通信モジュールであってもよい。工具2の通信部27が無線通信にのみ対応している場合、通信部41は、無線通信と有線通信との相互変換を行う通信装置を介して、通信部27と通信を行うように構成されていてもよい。
記憶部6は、例えばフラッシュメモリ等の半導体メモリで構成されており、画像記憶部61と、位置データ記憶部62と、目標トルク値記憶部63と、を有する。なお、本実施形態では、画像記憶部61と、位置データ記憶部62と、目標トルク値記憶部63と、が1つのメモリで構成されているが、複数のメモリで構成され、それぞれの記憶部が別々のメモリで構成されていてもよい。なお、記憶部6は、半導体メモリに限らず、メモリカード、ハードディスク等であってもよい。
画像記憶部61は、複数の検索対象画像を記憶している。検索対象画像とは、作業対象を写した静止画像である。
位置データ記憶部62は、複数の検索対象画像にそれぞれ対応する複数の検索側位置データを記憶している。検索側位置データとは、検索対象画像における検索側基準点と検索側特徴部との位置関係を示すデータである。
検索側基準点とは、検索対象画像における所定の基準箇所である。本実施形態では、検索対象画像における締付部品又はねじ孔の位置に相当する。
検索側特徴部とは、検索対象画像における画像局所特徴箇所(点)である。画像局所特徴箇所とは、作業対象の凹凸、模様、マーク、文字等によって画像内において際立った点、エッジ等である。画像から画像局所特徴箇所(質問側特徴部)、及びその特徴量を抽出する方法として、例えばORB等がある。1つの検索対象画像から複数(例えば数百)の画像局所特徴箇所(質問側特徴部)が抽出される。
目標トルク値記憶部63は、複数の検索対象画像と一対一に対応する複数の目標トルク値(制御値)を記憶している。
画像記憶部61に記憶された複数の検索対象画像からの検索側基準点と検索側特徴部との抽出は、制御部5が有する抽出部51によって行われる。制御部5は、例えばプロセッサとメモリとを有するマイクロコンピュータ(マイコン)を備えている。制御部5は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって、抽出部51、検索部52、トルク選択部53等の機能が実現される。プロセッサが実行するプログラムは、マイクロコンピュータのメモリに予め記憶されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、電気通信回線を通じて提供されてもよい。
抽出部51は、複数の検索対象画像の各々に対して、検索側基準点と検索側特徴部とを抽出し、検索側基準点と検索側特徴部との位置関係を示すデータである検索側位置データを抽出する。検索側位置データには、検索側基準点と検索側特徴部との間の距離を示す検索側距離データが含まれている。上述したように、1つの検索対象画像から複数の検索側特徴部が抽出される。したがって、抽出部51は、1つの検索対象画像から複数の検索側距離データを抽出する。つまり、検索側位置データには、複数の検索側距離データが含まれている。また、抽出部51は、検索対象画像から複数の検索側特徴部それぞれの特徴量を、検索側特徴部に対応付けて抽出する。つまり、抽出部51は、検索対象画像から複数の検索側特徴部それぞれに対応する特徴量、及び検索側距離データを含む検索側位置データを抽出する。抽出部51は、複数の検索対象画像の各々から抽出した複数の検索側位置データを、検索対象画像に対応付けて位置データ記憶部62に記憶する。
検索部52は、質問側位置データと、検索対象画像における検索側基準点と検索側特徴部との位置関係を示す検索側位置データとの比較結果に基づいて、質問画像に類似した画像を検索対象画像の集合から検索する。具体的には、検索部52は、工具2から送信された質問側位置データと、位置データ記憶部62に記憶された複数の検索側位置データとを比較することにより、質問画像に類似した画像を検索対象画像の集合から検索する。検索部52は、質問側位置データと複数の検索側位置データの各々と比較し、複数の検索側位置データの各々に対して質問側位置データとの一致点数を求める。一致点数とは、検索側位置データにおける検索側特徴部の特徴量及び検索側距離データと、質問側位置データにおける質問側特徴部の特徴量及び質問側距離データとが一致又は近似している場合に加算される点数である。近似した特徴量を探す手法として、最近傍探索がある。最近傍探索では、全探索又はFLANN(Fast Library for Approximate Nearest Neighbors)などの近似手法を用いる。検索部52は、複数の検索側位置データから一致点数が最も高い検索側位置データを検索する。検索部52は、検索した検索側位置データに対応する検索対象画像が、質問画像に類似した画像であると判断する。
トルク選択部53は、目標トルク値記憶部63を参照し、検索部52が検索した検索対象画像に対応する目標トルク値を選択する。トルク選択部53は、選択した目標トルク値を、通信部41を介して工具2に送信する。工具2において、駆動制御部31は、処理装置4から送信された目標トルク値をトルク設定値に設定する。
なお、処理装置4は、クラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、抽出部51、検索部52、トルク選択部53、画像記憶部61、位置データ記憶部62、及び目標トルク値記憶部63が、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
(3)動作例
次に、本実施形態の工具制御システム1の動作例について図3を用いて説明する。工具制御システム1による工具制御方法には、撮像ステップS1、抽出ステップS2、検索ステップS3、制御値選択ステップS4、及び制御値設定ステップS5が含まれている。
撮像ステップS1では、撮像部26が作業対象を撮像し質問画像を生成する。
抽出ステップS2では、質問画像における質問側基準点と質問側特徴部との位置関係を示す質問側位置データを抽出する。ここでは、抽出部33が、質問画像から質問側位置データを抽出する。図4に、質問画像P11の一例を示す。質問画像P11には、2つの締付部品B1,B2が写っている。質問画像P11における中央付近の締付部品B1の位置が、質問側基準点C11である。また、図4において、特徴部(質問側特徴部)T1,T2,…,Tnを、概略的に示している。複数の質問側特徴部のうち、特徴量が同一の質問側特徴部には同一の符号を付している。抽出部33は、質問画像P11から質問側基準点C11、及び質問側特徴部T1,T2,…,Tnを抽出する。抽出部33は、質問側基準点C11と、質問側特徴部T1,T2,…,Tnそれぞれとの間の距離を示す質問側距離データを含む質問側位置データを抽出する。抽出部33は、抽出した質問側位置データを処理装置4に送信する。
検索ステップS3では、質問側位置データと、検索対象画像における検索側基準点と検索側特徴部との位置関係を示す検索側位置データとの比較結果に基づいて、質問画像に類似した画像を検索対象画像の集合から検索する。ここでは、検索部52が、質問側位置データと、複数の検索側位置データとを比較することより、質問画像に類似した画像を検索対象画像の集合から検索する。図5Aに、複数の検索対象画像に含まれている第1検索対象画像P21の一例を示し、図5Bに、複数の検索対象画像に含まれている第2検索対象画像P22の一例を示す。第1検索対象画像P21及び第2検索対象画像P22には、2つの締付部品B1,B2が写っている。第1検索対象画像P21は、締付部品B1の位置を検索側基準点C21とした検索対象画像であり、締付部品B1に対応する目標トルク値が対応付けられている。第2検索対象画像P22は、締付部品B2の位置を検索側基準点C22とした検索対象画像であり、締付部品B2に対応する目標トルク値が対応付けられている。また、図5A,5Bにおいて、特徴部(検索側特徴部)T1,T2,…,Tnを、概略的に示している。
位置データ記憶部62には、抽出部51によって複数の検索対象画像(第1検索対象画像P21及び第2検索対象画像P22を含む)の各々から抽出された検索側位置データが記憶される。つまり、位置データ記憶部62には、第1検索対象画像P21における検索側基準点C21と、検索側特徴部T1,T2,…,Tnそれぞれとの間の距離を示す検索側距離データを含む検索側位置データが記憶されている。また、位置データ記憶部62には、第2検索対象画像P22における検索側基準点C22と、検索側特徴部T1,T2,…,Tnそれぞれとの間の距離を示す検索側距離データを含む検索側位置データが記憶されている。
検索部52は、質問側位置データと、複数の検索側位置データとを比較する。具体的には、検索部52は、複数の検索側位置データの各々に対して質問側位置データとの一致点数を求める。図5A,5Bに示すように、締付部品B1と締付部品B2との間の距離が相対的に近いため、第1検索対象画像P21と第2検索対象画像P22とで、共通の検索側特徴部が含まれている。しかしながら、第1検索対象画像P21の検索側基準点C21が締付部品B1の位置であるのに対し、第2検索対象画像P22の検索側基準点C22が締付部品B2の位置である。したがって、第1検索対象画像P21の検索側距離データと、第2検索対象画像P22の検索側距離データとが異なる。図4に示すように、質問画像P11の質問側基準点C11は、締付部品B1の位置である。そのため、第1検索対象画像P21における検索側位置データと質問側位置データとの一致点数が、第2検索対象画像P22における検索側位置データと質問側位置データとの一致点数よりも高くなる。ここでは、複数の検索対象画像のうち第1検索対象画像P21における検索側位置データと質問側位置データとの一致点数が最も高いとする。検索部52は、第1検索対象画像P21が、質問画像P11に類似した画像であると判断する。
制御値選択ステップS4では、トルク選択部53が、目標トルク値記憶部63から、検索部52が検索した検索対象画像(第1検索対象画像P21)に対応した目標トルク値(制御値)を選択する。トルク選択部53は、選択した目標トルク値(制御値)を工具2に送信する。
制御値設定ステップS5では、工具2の駆動制御部31が、処理装置4から送信された目標トルク値(制御値)をトルク設定値に設定する。これにより、締付トルクが、工具2の撮像部26が撮像した画像(質問画像)に応じた目標トルク値となる。
このように、本実施形態の工具制御方法では、検索ステップS3において、抽出ステップS2で抽出された質問側位置データと、検索側位置データとを比較することによって、質問画像に類似した検索対象画像を検索している。したがって、質問画像に複数の作業対象(締付部品)が写っている場合であっても、工具2がセットされた作業対象(締付部品)を特定することができ、特定した作業対象に応じた制御値(目標トルク値)で作業を行うことができる。
ここで、撮像部26が撮像した質問画像は、撮像部26に対してグリップ22(図2参照)側が下となるように生成される。したがって、グリップ22の向きが変化した場合、質問画像において、質問側基準点の位置は変化しないが、質問側基準点に対する質問側特徴部の方向が変化することとなる(図6参照)。図6は、質問画像P11(図4参照)の撮像時に対して、グリップ22の向きを180度回転させて撮像した質問画像P11aの一例である。つまり、図6の質問画像P11aは、図4の質問画像P11を180度回転させた画像である。したがって、質問画像と検索対象画像とで向きが一致しない場合がある(図5A、図6参照)。
本実施形態では、質問側位置データには質問側距離データが含まれている。質問側距離データは、質問側基準点と質問側特徴部との間の距離を示している。したがって、質問画像の向きに関わらず、質問側距離データは一定である。そのため、撮像部26が撮像した画像が、第1検索対象画像P21と向きが異なる質問画像P11aであっても、検索部52は、第1検索対象画像P21が質問画像P11aに類似した画像であると判断することができる。
また、本実施形態では、工具2が、質問画像から質問側位置データを抽出する抽出部33を備えており、工具2から処理装置4へ質問側位置データが送信される。つまり、質問画像自体は処理装置4へ送信されない。これにより、工具2と処理装置4との通信容量の低減を図ることができる。
(4)変形例
以下に、工具制御システム1、工具制御方法の変形例について説明する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(4.1)第1変形例
質問側位置データに含まれるデータは、質問側距離データのみに限らず、質問側方向データが含まれていてもよい。質問側方向データとは、質問側基準点に対する質問側特徴部の方向を示すデータである。質問側方向データは、例えば、質問画像上において質問側基準点を中心とし上方向を0度とした360度の範囲内の角度で示される。
抽出部33は、質問画像から複数の質問側特徴部のそれぞれに対応する特徴量、質問側距離データ、及び質問側方向データを含む質問側位置データを抽出する。
また、質問側位置データに質問側方向データが含まれている場合、同様に検索側位置データに検索側方向データが含まれる。検索側方向データとは、検索側基準点に対する検索側特徴部の方向示すデータである。検索側方向データは、例えば、検索対象画像上において検索側基準点を中心とし上方向を0度とした360度の範囲内の角度で示される。
検索部52は、複数の検索側位置データの各々に対して質問側位置データとの一致点数を求める。
質問側位置データ、及び検索側位置データに、それぞれ質問側距離データ及び検索側距離データが含まれている場合における検索処理について、図5A,5Bを用いて説明する。
例えば、図5A,5Bに示すように、2つの締付部品B1,B2の各々に対して、同じ距離で同じ特徴量の2つの検索側特徴部T1が存在する場合がある。質問側位置データ及び検索側位置データに、それぞれ質問側方向データ及び検索側方向データが含まれていない場合、第1検索対象画像P21と第2検索対象画像P22との両方で、2つの検索側特徴部T1が一致点数としてカウントされてしまう。しかしながら、本変形例では、質問側位置データ及び検索側位置データに、それぞれ質問側方向データ及び検索側方向データが含まれているので、第2検索対象画像P22では、2つの検索側特徴部T1が一致点数としてカウントされない。これにより、質問画像に類似した検索対象画像の検索精度が向上する。
ここで、グリップ22の向きが変化した場合、質問画像の向きが変化するので質問側方向データも変化してしまう。また、作業対象に対して撮像部26が傾いた状態で質問画像が撮像された場合、図7に示すように質問画像P11b上の作業対象等が傾いてしまい、正確な質問側距離データの抽出が困難となる。図7の質問画像P11bは、質問画像P11(図4参照)の撮像時に対して、グリップ22の向きを180度回転させ、かつ作業対象の垂直方向に対して工具2をグリップ22側に傾けて撮像した画像である。
本変形例の工具制御システム1Aは、図8に示すように、補正部36を更に備えている。なお、上記実施形態と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
補正部36は、工具2の制御部3が有している。制御部3は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって、補正部36の機能が実現される。
補正部36は、撮像部26が撮像した質問画像に対して補正処理を行う。補正部36は、質問画像に対して、質問画像が基準方向となるように回転させる補正を行う。基準方向とは、検索対象画像の向きに対応した方向である。また、補正部36は、質問画像に対して、質問画像が作業対象の垂直方向から撮像した画像となるように傾きを補正する。補正部36は、例えばオプティカルフロー計算を用いて質問画像の回転及び傾きの補正を行う。補正部36による補正処理によって、例えば図7の質問画像P11bが図4の質問画像P11のように補正される。なお、工具2がジャイロセンサ(加速度センサ)等を備え、補正部36は、ジャイロセンサの検知結果を用いて質問画像を補正してもよい。
これにより、抽出部33は、補正後の質問画像から質問側方向データ及び質問側距離データをより正確に抽出することができる。したがって、質問画像に類似した検索対象画像の検索精度が向上する。
また、本変形例の工具制御システム1Aによる工具制御方法には、図9に示すように、撮像ステップS1、補正ステップS11、抽出ステップS2、検索ステップS3、制御値選択ステップS4、及び制御値設定ステップS5が含まれている。なお、上記実施形態と同様のステップには、同一符号を付して説明を省略する。
補正ステップS11では、補正部36によって、質問画像を回転させるような補正が行われる。また、補正ステップS11では、補正部36によって、質問画像の傾きの補正が行われる。つまり、補正ステップS11では、補正部36によって、撮像部26が撮像した質問画像に対して回転及び傾きの補正が行われる。抽出ステップS2では、補正後の質問画像から質問側位置データを抽出する。
(4.2)第2変形例
本変形例の工具制御システム1Bは、図10に示すように、画角変更部37を更に備えている。画角変更部37は、工具2の制御部3が有している。制御部3は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって、画角変更部37の機能が実現される。
画角変更部37は、質問画像の画角の大きさを変更するように構成されている。本変形例では、撮像部26はズーム機能を有しており、画角の大きさが調整可能に構成されている。画角変更部37は、抽出部33が質問画像から抽出した質問側特徴部の数である特徴点数に基づいて、質問画像の画角の大きさを変更する。具体的には、画角変更部37は、抽出部33が質問画像から抽出した質問側特徴部の特徴点数が、下限値未満である場合、質問画像の画角が大きくなるように撮像部26の画角の大きさを調整する。抽出部33は、画角変更後の質問画像から質問側特徴部を再度抽出する。抽出部33が質問画像から抽出した質問特徴部の特徴点数が下限値以上であれば、抽出部33が抽出した質問側位置データが処理装置4に送信される。
これにより、検索部52は、より多くの質問側特徴部に対応した質問側位置データを用いて、質問画像に類似した検索対象画像を検索することができる。したがって、質問画像に類似した検索対象画像の検索精度が向上する。
また、本変形例の工具制御方法には、図11に示すように、撮像ステップS1、抽出ステップS2、特徴点数比較ステップS21、画角変更ステップS22、検索ステップS3、制御値選択ステップS4、及び制御値設定ステップS5が含まれている。なお、上記実施形態と同様のステップには、同一符号を付して説明を省略する。
特徴点数比較ステップS21では、画角変更部37が、抽出部33が質問画像から抽出した質問側特徴部の特徴点数と、下限値とを比較する。特徴点数が下限値未満である場合(S21:No)、画角変更部37は、画角変更ステップS22を行う。
画角変更ステップS22では、質問画像の画角の大きさを変更する。ここでは、画角変更部37が、質問画像の画角が大きくなるように撮像部26の画角の大きさを調整する。そして、抽出ステップS2において、抽出部33が、画角変更後の質問画像から質問側特徴部を再度抽出する。また、特徴点数が下限値以上である場合、抽出部33が抽出した質問側位置データが処理装置4に送信され、検索ステップS3が行われる。
なお、上記では、特徴点数が下限値未満である場合に、質問画像の画角が大きくなるように撮像部26の画角の大きさを調整しているが、これに限らない。画角変更部37は、特徴点数と上限値とを比較し、特徴点数が上限値より多い場合、質問画像の画角が小さくなるように撮像部26の画角の大きさを調整してもよい。これにより、特徴点数が制限されるので、検索ステップS3での検索部52の処理負荷が低減され、検索時間の短縮を図ることができる。なお、質問画像の画角を小さくする方法は、撮像部26のズーム機能を用いてもよいし、質問画像をトリミングしてもよい。
また、画角変更部37は、特徴点数と、上限値及び下限値と比較し、比較結果に基づいて質問画像の画角を変更するように構成されていてもよい。
(4.3)第3変形例
本変形例の工具制御システム1では、処理装置4の抽出部51は、除外部としての機能を有している。
抽出部51(除外部)は、検索対象画像の集合のうち、共通領域が含まれる複数の重複画像において、複数の重複画像のうち少なくとも1つの重複画像に対して、共通領域に含まれる検索側特徴部を除外する。共通領域とは、複数の検索対象画に共通(オーバーラップ)して写っている領域である。重複画像とは、共通領域が写っている検索対象画像である。
複数の作業対象同士の位置が近接している場合、共通領域が発生しやすくなる。例えば、図12に示すように、締付部品B1と締付部品B2との位置が近接していることによって、第1検索対象画像P21と第2検索対象画像P22とに共通領域A1が写ることとなる。図12は、第1検索対象画像P21の範囲と第2検索対象画像P22の範囲とを概念的に示した製品M1の外観図である。図12において、ドットハッチングを付した領域が共通領域A1である。また、図12において、特徴部(検索側特徴部)をT1,T2,…,Tnで概略的に示している。
抽出部51は、共通領域A1内に含まれる検索側特徴部(図12では検索側特徴部T1,T1,T2,T3,T4,Tn)を、抽出対象から外す。つまり、第1検索対象画像P21及び第2検索対象画像P22のそれぞれから、共通領域A1内に含まれる検索側特徴部が除外される。
これにより、複数の重複画像において、共通領域A1に含まれる検索側特徴部の混同が抑制され、質問画像に類似した検索対象画像の検索精度が向上する。
また、本変形例の工具制御方法には、図13に示すように、除外ステップS6、抽出ステップS7、記憶ステップS8、撮像ステップS1、抽出ステップS2、検索ステップS3、制御値選択ステップS4、及び制御値設定ステップS5が含まれる。なお、上記実施形態と同様のステップには、同一符号を付して説明を省略する。
除外ステップS6では、検索対象画像の集合のうち、共通領域が含まれる複数の重複画像において、複数の重複画像のうち少なくとも1つの重複画像に対して、共通領域に含まれる検索側特徴部を除外する。ここでは、抽出部51(除外部)が、重複画像から共通領域A1に含まれる検索側特徴部を除外する。
抽出ステップS7では、抽出部51が、重複画像を含む複数の検索対象画像の各々から、検索側位置データを抽出する。
記憶ステップS8では、抽出部51が抽出した検索側位置データを検索対象画像に対応付けて位置データ記憶部62に記憶する。
なお、上記では、重複画像(第1検索対象画像P21、第2検索対象画像P22)の両方から、共通領域A1に含まれる検索側特徴部を除外しているが、これに限らない。抽出部51(除外部)は、検索対象画像の集合のうち、共通領域が含まれる複数の重複画像において、複数の重複画像のうち少なくとも1つの重複画像に対して、共通領域に含まれる検索側特徴部を除外する構成であればよい。
複数の作業対象が近接している場合、重複画像において、全領域が共通領域となる場合がある。図14Aに、5つの検索対象画像P23〜P27の範囲を概念的に示した製品M2の外観図である。検索対象画像P23は、締付部品B3,B7が含まれており、締付部品B3の位置を検索側基準点C23とする画像である。検索対象画像P24は、締付部品B4,B7が含まれており、締付部品B4の位置を検索側基準点C24とする画像である。検索対象画像P25は、締付部品B5,B7が含まれており、締付部品B5の位置を検索側基準点C25とする画像である。検索対象画像P26は、締付部品B6,B7が含まれており、締付部品B6の位置を検索側基準点C26とする画像である。検索対象画像P27は、締付部品B3〜B7が含まれており、締付部品B7の位置を検索側基準点C27とする画像である。
検索対象画像P23〜P26は、一部の領域が共通領域である。検索対象画像P27は、全領域が共通領域である。そのため、検索対象画像P27の共通領域から検索側特徴部を除外してしまうと、検索対象画像P27に含まれる検索側特徴部がなくなってしまう。そこで、抽出部51(除外部)は、共通領域に含まれる検索側特徴部に対して、1つの重複画像にのみ残し、他の重複画像から除外する。図14Bは、検索対象画像P23〜P27において、検索側特徴部を含める検索対象領域A23a〜A27aを概念的に示した図である。
図14Bに示すように、検索対象画像P27の全領域が、検索対象領域A27aに相当する。つまり、全領域が共通領域である検索対象画像P27からは、検索側特徴部が除外されない。また、検索対象画像P23に対応する検索対象領域A23aは、検索対象画像P23の領域から検索対象画像P26,P27との共通領域を省き、検索対象画像P24との共通領域を含めた領域である。検索対象画像P24に対応する検索対象領域A24aは、検索対象画像P24の領域から検索対象画像P23,P27との共通領域を省き、検索対象画像P25との共通領域を含めた領域である。検索対象画像P25に対応する検索対象領域A25aは、検索対象画像P25の領域から検索対象画像P24,P27との共通領域を省き、検索対象画像P26との共通領域を含めた領域である。検索対象画像P26に対応する検索対象領域A26aは、検索対象画像P26の領域から検索対象画像P25,P27との共通領域を省き、検索対象画像P23との共通領域を含めた領域である。
これにより、検索対象画像P23〜P27の各々は、検索側特徴部が含まれる検索対象領域A23a〜A27aを確保することができる。
また、検索側特徴部を含める検索対象領域は、共通領域を分割することにより決定されてもよい(図14C参照)。図14Cでは、検索対象画像P23〜P27の各々において、検索側特徴部を含める検索対象領域A23b〜A27bを概念的に示している。
図14に示す例では、共通領域を重複画像の数で等分している。検索対象画像P23〜P27に対応する検索対象領域A23b〜A27bは、検索対象画像P23〜P27の領域のうち共通領域を、当該共通領域が含まれる検索対象画像(重複画像)の数で等分して一部省いた領域に相当する。
なお、上記では、共通領域を重複画像の数で等分しているが、これに限らない。検索対象領域の大きさ(面積)、含まれる検索側特徴部の数等に基づいて、共通領域を分割する割合が決定されてもよい。
(4.4)その他の変形例
以下に、その他の変形例を列挙する。
上述した例では、工具2が、質問画像から質問側位置データを抽出する抽出部を備えているが、この構成に限らない。工具2から処理装置4へ質問画像を送信し、処理装置4の抽出部51が質問画像から質問側位置データを抽出するように構成されていてもよい。これにより、工具2の構成の簡略化を図ることができる。
また、工具2が、検索部52、トルク選択部53、位置データ記憶部62、及び目標トルク値記憶部63を備えていてもよい。この場合、工具2において質問画像に類似した検索対象画像を検索し、検索結果に応じた目標トルク値をトルク設定値に設定することができる。
また、実施形態及び各変形例の工具制御システム1,1A,1Bと同様の機能は、工具制御方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。プログラムは、コンピュータシステムに、実施形態又は各変形例の工具制御方法を実行させるためのプログラムである。
また、工具制御システム1,1A,1Bは、制御部3及び制御部5等に、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、制御部3の抽出部33、補正部36、画角変更部37、及び制御部5の抽出部51、検索部52等の機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
(まとめ)
第1態様に係る工具制御方法は、工具(2)が有する撮像部(26)が作業対象(B1〜B7)を撮像した質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した画像を、検索対象画像(P21〜P27)の集合から検索し、検索結果に応じて工具(2)を制御する。工具制御方法は、抽出ステップ(S2)と、検索ステップ(S3)と、を含む。抽出ステップ(S2)では、質問画像(P11,P11a,P11b)における質問側基準点(C11)と質問側特徴部(T1〜Tn)との位置関係を示す質問側位置データを抽出する。検索ステップ(S3)では、質問側位置データと、検索対象画像(P21〜P27)における検索側基準点(C21〜C27)と検索側特徴部(T1〜Tn)との位置関係を示す検索側位置データとの比較結果に基づいて、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した画像を検索対象画像(P21〜P27)の集合から検索する。
この態様によれば、検索ステップ(S3)において、抽出ステップ(S2)で抽出された質問側位置データを用いて、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した画像を検索対象画像(P21〜P27)の集合から検索している。したがって、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した検索対象画像(P21〜P27)の検索精度を向上させることができ、作業対象(B1〜B7)の特定精度の向上を図ることができる。
第2態様に係る工具制御方法では、第1態様において、質問側基準点(C11)は、工具(2)の一部に対応する位置である。
この態様によれば、質問画像(P11,P11a,P11b)において質問側基準点(C11)の位置が固定される。したがって、質問側基準点(C11)の特定が容易となる。
第3態様に係る工具制御方法では、第1又は第2態様において、質問側位置データは、質問側基準点(C11)と質問側特徴部(T1〜Tn)との間の距離を示す質問側距離データを含む。検索側位置データは、検索側基準点(C21〜C27)と検索側特徴部(T1〜Tn)との間の距離を示す検索側距離データを含む。
この態様によれば、質問画像(P11,P11a,P11b)の向きに関わらず質問側距離データが一定となるので、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した検索対象画像(P21〜P27)の検索精度を向上させることができ、作業対象(B1〜B7)の特定精度の向上を図ることができる。
第4態様に係る工具制御方法では、第1〜第3態様のいずれかにおいて、質問側位置データは、質問側基準点(C11)に対する質問側特徴部(T1〜Tn)の方向を示す質問側方向データを含む。検索側位置データは、検索側基準点(C21〜C27)に対する検索側特徴部(T1〜Tn)の方向を示す検索側方向データを含む。
この態様によれば、質問側特徴部(T1〜Tn)に対応する検索側特徴部(T1〜Tn)の特定精度が向上するので、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した検索対象画像(P21〜P27)の検索精度を向上させることができ、作業対象(B1〜B7)の特定精度の向上を図ることができる。
第5態様に係る工具制御方法は、第1〜第4態様のいずれかにおいて、質問画像(P11,P11a,P11b)を回転させるような補正を行う補正ステップ(S11)を含む。
この態様によれば、基準方向に対する質問画像(P11,P11a,P11b)の方向のずれを補正することができるので、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した検索対象画像(P21〜P27)の検索精度を向上させることができ、作業対象(B1〜B7)の特定精度の向上を図ることができる。
第6態様に係る工具制御方法は、第1〜第5態様のいずれかにおいて、質問画像(P11,P11a,P11b)の画角の大きさを変更する画角変更ステップ(S22)を含む。
この態様によれば、より多くの質問側特徴部(T1〜Tn)に対応した質問側位置データを用いて、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した検索対象画像(P21〜P27)を検索することができるので、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した検索対象画像(P21〜P27)の検索精度を向上させることができ、作業対象(B1〜B7)の特定精度の向上を図ることができる。
第7態様に係る工具制御方法は、第1〜第6態様のいずれかにおいて、除外ステップ(S6)を含む。除外ステップ(S6)では、検索対象画像(P21〜P27)の集合のうち、共通領域(A1)が含まれる複数の重複画像において、複数の重複画像のうち少なくとも1つの重複画像に対して、共通領域(A1)に含まれる検索側特徴部(T1〜Tn)を除外する。
この態様によれば、共通領域(A1)に含まれる検索側特徴部(T1〜Tn)の混同が抑制されるので、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した検索対象画像(P21〜P27)の検索精度を向上させることができ、作業対象(B1〜B7)の特定精度の向上を図ることができる。
第8態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに、第1〜第7態様のいずれかの工具制御方法を実行させる。
この態様によれば、検索ステップ(S3)において、抽出ステップ(S2)で抽出された質問側位置データを用いて、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した画像を検索対象画像(P21〜P27)の集合から検索している。したがって、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した検索対象画像(P21〜P27)の検索精度を向上させることができ、作業対象(B1〜B7)の特定精度の向上を図ることができる。
第9態様に係る工具制御システム(1,1A,1B)は、工具(2)が有する撮像部(26)が作業対象(B1〜B7)を撮像した質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した画像を、検索対象画像(P21〜P27)の集合から検索し、検索結果に応じて工具(2)を制御する。工具制御システム(1,1A,1B)は、抽出部(33)と、検索部(52)と、を備える。抽出部(33)は、質問画像(P11,P11a,P11b)における質問側基準点(C11)と質問側特徴部(T1〜Tn)との位置関係を示す質問側位置データを抽出する。検索部(52)は、質問側位置データと、検索対象画像(P21〜P27)における検索側基準点(C21〜C27)と検索側特徴部(T1〜Tn)との位置関係を示す検索側位置データとの比較結果に基づいて、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した画像を検索対象画像(P21〜P27)の集合から検索する。
この態様によれば、検索部(52)は、抽出部(33)で抽出された質問側位置データを用いて、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した検索対象画像(P21〜P27)の検索精度を向上させることができ、作業対象(B1〜B7)の特定精度の向上を図ることができる。
第10態様に係る工具(2)は、第9態様の工具制御システム(1,1A,1B)によって制御され、作業対象(B1〜B7)を撮像する撮像部(26)を有する。
この態様によれば、工具制御システム(1,1A,1B)において、質問画像(P11,P11a,P11b)に類似した検索対象画像(P21〜P27)の検索精度を向上させることができ、作業対象(B1〜B7)の特定精度の向上を図ることができる。
1,1A,1B 工具制御システム
2 工具
26 撮像部
33 抽出部
52 検索部
S2 抽出ステップ
S3 検索ステップ
S6 除外ステップ
S11 補正ステップ
S22 画角変更ステップ
B1〜B7 作業対象
P11,P11a,P11b 質問画像
P21〜P27 検索対象画像
C11 質問側基準点
T1〜Tn 質問側特徴部,検索側特徴部
C21〜C27 検索側基準点
A1 共通領域

Claims (10)

  1. 工具が有する撮像部が作業対象を撮像した質問画像に類似した画像を、検索対象画像の集合から検索し、検索結果に応じて前記工具を制御する工具制御方法であって、
    前記質問画像における質問側基準点と質問側特徴部との位置関係を示す質問側位置データを抽出する抽出ステップと、
    前記質問側位置データと、前記検索対象画像における検索側基準点と検索側特徴部との位置関係を示す検索側位置データとの比較結果に基づいて、前記質問画像に類似した画像を前記検索対象画像の集合から検索する検索ステップと、を含む
    工具制御方法。
  2. 前記質問側基準点は、前記工具の一部に対応する位置である
    請求項1に記載の工具制御方法。
  3. 前記質問側位置データは、前記質問側基準点と前記質問側特徴部との間の距離を示す質問側距離データを含み、
    前記検索側位置データは、前記検索側基準点と前記検索側特徴部との間の距離を示す検索側距離データを含む
    請求項1又は2に記載の工具制御方法。
  4. 前記質問側位置データは、前記質問側基準点に対する前記質問側特徴部の方向を示す質問側方向データを含み、
    前記検索側位置データは、前記検索側基準点に対する前記検索側特徴部の方向を示す検索側方向データを含む
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の工具制御方法。
  5. 前記質問画像を回転させるような補正を行う補正ステップを含む
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の工具制御方法。
  6. 前記質問画像の画角の大きさを変更する画角変更ステップを含む
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の工具制御方法。
  7. 前記検索対象画像の集合のうち、共通領域が含まれる複数の重複画像において、前記複数の重複画像のうち少なくとも1つの重複画像に対して、前記共通領域に含まれる前記検索側特徴部を除外する除外ステップを含む
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の工具制御方法。
  8. コンピュータシステムに、請求項1〜7のいずれか1項に記載の工具制御方法を実行させるプログラム。
  9. 工具が有する撮像部が作業対象を撮像した質問画像に類似した画像を、検索対象画像の集合から検索し、検索結果に応じて前記工具を制御する工具制御システムであって、
    前記質問画像における質問側基準点と質問側特徴部との位置関係を示す質問側位置データを抽出する抽出部と、
    前記質問側位置データと、前記検索対象画像における検索側基準点と検索側特徴部との位置関係を示す検索側位置データとの比較結果に基づいて、前記質問画像に類似した画像を前記検索対象画像の集合から検索する検索部と、を備える
    工具制御システム。
  10. 請求項9に記載の工具制御システムによって制御される工具であって、
    前記作業対象を撮像する前記撮像部を有する
    工具。
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