JP2019144948A - 車両選択装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が目的地まで走行するエネルギーコストに応じて、ユーザへ提示する車両を適切に決定する。【解決手段】車両選択装置100は、利用可能な複数種類の車両についての燃費又は電費に関する情報と、燃料価格及び電力価格の情報とを少なくとも用いて、前記車両のそれぞれを用いる場合の走行にかかるエネルギーコストを推定し、前記エネルギーコストに少なくとも基づいてユーザへ提示する車両(燃料自動車110、電気自動車111)を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両選択装置および方法に関するものであり、具体的には、走行に係るエネルギーコストに基づいてユーザへ提示する車両を決定するための技術に関する。
特許文献1では、電気自動車の電欠予防の観点から、電気自動車の走行モデルを用いて目的地までの経路および消費電力量を推定する技術が開示されている。
特開2015−18392号公報
特許文献1に記載の技術によれば、電気自動車が目的地まで走行するために必要な電力量(エネルギーコスト)を経路候補ごとに推定することができるため、エネルギーコストの少ない経路で目的地に到達することができる。しかしながら、燃料価格と電力価格の比や、給油施設や充電ステーション(補充設備)の配備状況によっては、電気自動車より燃料自動車を使用した方が、低いエネルギーコストで目的地に到達できる状況が生じうる。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、走行に係るエネルギーコストに応じて、ユーザへ提示する車両を適切に決定するための技術を提供する。
本発明によれば、車両選択装置は、利用可能な複数種類の車両についての燃費又は電費に関する情報と、燃料価格及び電力価格の情報とを少なくとも用いて、前記車両のそれぞれを用いる場合の走行にかかるエネルギーコストを推定する推定手段と、前記エネルギーコストに少なくとも基づいてユーザへ提示する車両を決定する決定手段と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、走行に係るエネルギーコストに応じて、ユーザへ提示する車両を適切に決定することができる。
第一の実施形態に係る車両選択装置のブロック図。 第一の実施形態に係る車両選択装置の制御部で実行される処理を示すフローチャート図。 第一の実施形態に係る車両選択装置の記憶部が格納するエネルギー価格情報と車両情報の一例を示す図。 第二の実施形態に係る車両選択装置の制御部で実行される処理を示すフローチャート図。 第四の実施形態に係る車両選択装置の判断に用いられる経路と経路上の補充設備の配置とを示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、複数種類の車両のうちから、エネルギーコストに少なくとも基づいてユーザへ提示する車両(提示車両)を決定する車両選択装置について説明する。
なお、ここでの車両とは、一例において、電力管理システムによって管理される電気自動車、燃料電池自動車、又は内燃機関による発電ユニットを備えた自動車等である。
電力管理システムは、一例において、電力事業者や契約者から電力を調達し、また、電力事業者や契約者に対して電力を供給する等の、電力の運用を行うことができるバーチャルパワープラント(VPP)として機能しうる。
電力事業者とは、大規模発電所を有する系統電力事業者であり、他の電力事業者や契約者への電力の売却と、例えば各家庭等に備えられたソーラーパネル等によって発電された電力の購入とを行うことができる。なお、電力事業者は、発電所を有さずに配電網を管理する事業者であってもよいが、少なくとも大規模発電所で発電された電力を電力管理システムや契約者に提供可能な送電網を使用可能である。
電力管理システムは、電力事業者からの電力の供給量が契約者の電力の需要量より多い場合には電力事業者や契約者から電力を調達し、電気自動車を制御して充電させる、または電気自動車のバッテリの充電料金を下げるなどして電力の消費を促進しうる。また、電力管理システムは、電力の需要量が供給量より多い場合には電気自動車のバッテリの充電料金を上げるなどして電力の需要を抑制させ、または充電済みの電気自動車のバッテリから放電させる。このように、電力管理システムは、電力の需要量と供給量を調整することで、電力網を安定させながら電力の運用を行うことができる。
なお、電力管理システムは、例えば、電動自動車への充電によって又は電動自動車用の着脱式バッテリへの充電によって電力を貯蔵可能エネルギーの形式で保持することができる。また、そのような電動自動車を走行させることにより、貯蔵可能エネルギーの運用が行われる。また、一例では、電力管理システムは、電力事業者や契約者から電力を調達し、その調達した電力を水素、合成燃料、バイオ燃料等の貯蔵可能エネルギーの形式で保持する備蓄機能へ、調達した電力を供給してもよい。契約者によって使用されない電力を収集して、その電力を貯蔵可能エネルギーの形式で保持しておくことによって、例えば電力需要が高い時間帯に、その貯蔵可能エネルギーを需要家に供給することができる。一例では、燃料電池車へ貯蔵可能エネルギーとして生成された水素等を供給し、又は、内燃式エンジンを有する車両へバイオ燃料等を供給し、これらを走行させることにより、貯蔵可能エネルギーの運用が行われる。
例えば、電力管理システムは、電力または貯蔵可能エネルギーを用いたレンタル用・シェア用車両、体験用車両、代替車両、バス、トラック等の車両を自ら運用してもよい。他の例では、それらの車両の走行を業とする他の事業者に対して、その車両の走行のために電力や貯蔵可能エネルギーを提供してもよい。例えば、電力管理システムは、車両レンタル事業者、自動車販売店、バス・運送車両事業者等に対して貯蔵可能エネルギーから得られる電力を供給し、これらの事業者が保有する多数の電気自動車を充電することにより、貯蔵可能エネルギーの運用を行いうる。また、電力管理システムは、例えば着脱式バッテリや水素や燃料等の可搬形式で、多数の自動車を利用する事業者へ、それらの貯蔵可能エネルギーを提供することによって、貯蔵可能エネルギーの運用を行ってもよい。なお、電力管理システムは、他の需要家に対しても、貯蔵可能エネルギーの形式で電力を供給することもできる。すなわち、電力管理システムは、水素、合成燃料、バイオ燃料、充電済みバッテリ等の形式で、需要家に対して電力を供給することができる。また、電力管理システムは、例えば充電した電気自動車を需要家に届けることにより、その電気自動車に充電された電力を需要家に供給することができる。
また、電力管理システムは、電力を貯蔵可能エネルギーに変換するとともに、貯蔵可能エネルギーを電力に変換してもよい。例えば、電力管理システムは、電力の供給量が多い場合には水素を生成し、貯蔵可能エネルギーとして備蓄するとともに、電力の供給量より需要量の方が多い場合は、水素を用いて発電を行い、生成した電力を電力網に供給して電気自動車を充電してもよい。
このような多数の車両を電力の供給源及び供給先として、または貯蔵可能エネルギーの供給先として用いることにより、電力管理システムが管理可能な電力の容量を増やすことができ、多くの電力を柔軟かつ効率的に運用することができるようになる。
本実施形態に係る車両選択装置は、上述した状況において、電気自動車、燃料電池自動車、または内燃機関による発電ユニットを備えた自動車等を含む、複数種類の車両から、エネルギーコストに少なくとも基づいてユーザへ提示する車両を決定する。すなわち、本実施形態に係る車両選択装置は、VPPに協力し、ユーザの移動のために利用可能である車両を含む、エネルギー源の異なる複数種類の車両のなかから、ユーザに提示する車両をエネルギーコストに基づき決定することができる。VPPに協力している車両とは、VPPの充放電リソースとして動作している電気自動車およびVPPの電力管理システムによって生成された貯蔵可能エネルギーを燃料として走行する内燃機関による発電ユニットを備えた自動車を含む。
<第一の実施形態>
以下では、このような車両選択装置の構成例と、車両選択装置によって実行される処理の流れの例について説明する。図1は、第一の実施形態に係る車両選択装置100を示すブロック図である。
車両選択装置100は、記憶部101、制御部102、入出力部103を備える。これらの構成要素は、バス104を介して相互に通信可能に接続される。また、車両選択装置100は、燃料自動車110および電気自動車111を含む、ユーザに提示可能な複数種類の車両を管理する。
一例ではユーザに提示可能な車両とは、電力管理システムによって管理され、運用される自動車である。電力管理システムによって運用される自動車は、VPPに協力している車両や、他のユーザが所有している車両であって、車両選択装置、電力管理システム、または車両管理事業者が提供するカーシェアリングサービスに供される車両も含む。別の例では、電力管理システムによって管理されていない自動車であってもよく、その両方であってもよい。すなわち、ユーザに提示可能な車両とは、電力管理システム、車両選択装置100、車両レンタル事業者等の車両管理事業者、またはユーザによって管理される燃料自動車、電気自動車、または内燃機関による発電ユニットを備えた自動車でありうる。
記憶部101は、制御部102が実行するプログラムや、制御部102が処理を実行するために使用するデータ等を記憶する。また、エネルギー価格情報データベース(DB)101aおよび車両情報データベース101bが、記憶部101を用いて構築される。これらに加えて、記憶部101には、制御部102が実行するプログラムや、制御部102が処理を実行するために使用するデータ等が格納される。
エネルギー価格情報DB101aは、燃料価格および電力価格(エネルギー価格)の情報を格納するデータベースである。燃料価格は、燃料自動車の補充設備の運営会社が提供する、ガソリン、軽油、水素、合成燃料、バイオ燃料等の、内燃機関の燃料の所定量(例えば1リットル)あたりの価格(単位価格)である。電力価格は、電力事業者、または電気自動車の補充設備の運営会社が提供する、電力の所定量(例えば1kWh)あたりの価格である。電力管理システムまたは電力管理システムと提携する事業者が電気自動車または燃料自動車の補充設備を運営する場合は、その補充設備が提供するエネルギー価格は電力調達・発電コスト、貯蔵可能エネルギーの生成・備蓄・運搬コスト等を含んでもよい。また、車両がVPPに協力している車両であるか否か、カーシェア用の車両であるか否か等、補充設備を利用する車両によってエネルギー価格が変更されてもよい。本実施形態において、エネルギー価格は、車両選択装置100の運用者によって設定されるものとするが、これに限られない。例えば、車両選択装置100が通信部を介して別のサーバからエネルギー価格情報を取得することにより、エネルギー価格情報DB101aの情報が(例えばリアルタイムに)更新されるようにしてもよい。
車両情報DB101bは、車両選択装置100、電力管理システム、または車両管理事業者によって管理されている複数種類の車両についての情報を格納するデータベースである。車両は、二輪車両、三輪車両、四輪車両などを含む移動用車両である。車両情報は、例えば、車両の識別子、車両の種類、および燃費または電費に関する情報(エネルギー効率情報)を含む。なお、本明細書では、燃料自動車は、内燃機関を動力源として燃料を用いて走行する車両を指し、電気自動車は、電動機関を動力源として電力を用いて走行する車両を指す。また、車両選択装置100、電力管理システム、または車両管理事業者によって管理されている車両には、内燃機関および電動機関を有するハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)、およびバッテリ交換式の電動車両も含む。
車両情報は、車両選択装置100の運用者、車両管理事業者、または車両の所有者などによって入力されてもよく、車両選択装置100が通信部103aを介して別のサーバから取得してもよい。また、車両選択装置100、電力管理システム、または車両管理事業者によって管理されている車両が車両選択装置100と通信可能である場合には、車両選択装置100は、その車両と通信することによって、車両情報の少なくとも一部を取得してもよい。
車両の識別子は、車両選択装置100、電力管理システム、または車両管理事業者によって管理されている車両を特定可能な識別子(ID)である。車両の識別子は、例えば車両のナンバープレートに関する情報、車名、所有者、またはその車両に関連付けられた他の情報を用いて作成されうる。
車両の種類は、例えばガソリンまたは電気などのエネルギー源の種類が判別可能な情報を含み、例えばエネルギー源の種類そのものであってもよいし、車名または車両の種類に関する情報であってもよい。
エネルギー効率情報は、本実施形態では公称燃費(1リットルの燃料で走行可能な距離[km/l])または公称電費(1kWhの電力で走行可能な距離[km/kWh])である。ここで、ハイブリッド車など、複数の動力源を有し、公称燃費と公称電費の両方が設定されている車両は、複数のエネルギー効率情報を有してもよい。
制御部102は、例えば、記憶部101などに格納されたプログラムを、ランダムアクセスメモリ(不図示)と協働して実行して車両選択装置100を制御する制御回路(プロセッサ)である。一例において、制御部102は、推定部102a及び決定部102bの機能を実現するためのプログラムを実行する。
推定部102aは、エネルギー価格情報DB101aからエネルギー価格に関する情報(エネルギー価格情報)を取得し、車両情報DB101bから車両のエネルギー効率情報(燃費情報又は電費情報)を取得する。続いて、推定部102aは、エネルギー価格情報とエネルギー効率情報とに少なくとも基づいて、それぞれの車両の走行に係るエネルギーコストを推定する。エネルギーコストは、所定の距離を走行するため又は所定の目的地に到達するために必要な燃料または電力の価格に対応する。
決定部102bは、推定部102aが推定した車両ごとのエネルギーコストに少なくとも基づいて、ユーザに提示する車両(提示車両)を少なくとも1台決定する。
推定部102aおよび決定部102bの処理の詳細については、図2を参照して後述する。
入出力部103は、通信部103aと、随意にユーザインタフェース(I/F)103bとを備える。通信部103aは、有線ネットワークおよび/または無線ネットワークに接続可能な通信インタフェースである。車両選択装置100は、一例において、通信部103aを介して、ユーザがユーザ端末を介して行った問い合わせを受信することができ、また、必要に応じてユーザ端末に提示車両に関する情報を送信する。
ユーザI/F103bは、タッチパネル、マウス、キーボード、およびマイクなどの少なくとも何れかを含む入力機器と、ディスプレイおよびスピーカーなどの少なくとも何れかを含む出力機器とを含む。一実施形態では、いずれかの入力機器を介してユーザからの問い合わせを受け付け、いずれかの出力機器を介してユーザが認識可能なように提示車両を示す。なお、ユーザI/F103bは、車両選択装置100がユーザ端末とは別個に存在する場合には省略されてもよい。
なお、本明細書では、車両選択装置100は1つの装置であるものとして説明を行うが、複数の装置によって車両選択装置100の機能が実現されてもよい。すなわち、エネルギー価格情報DB101a、車両情報DB101b、推定部102a、決定部102b、通信部103a、及びユーザI/F103bの少なくとも何れかの機能が、通信可能に接続された別個の装置が協働するシステムによって実現されてもよい。
次に、本実施形態の制御部102が行う処理について、図2を参照して説明する。
まず、制御部102は、S201で、ユーザからの提示車両に関する情報の要求(提示車両の要求)を受信する。次に、制御部102は処理をS202に進め、エネルギー価格情報DB101aからエネルギー価格情報を取得する。次に、制御部102は処理をS203に進め、車両情報DB101bから、車両選択装置100、電力管理システム、または車両管理事業者によって管理されている車両の車両情報を取得する。
続いて、制御部102は処理をS204に進め、エネルギー価格情報と車両情報に含まれるエネルギー効率情報とに少なくとも基づいて、車両の走行に係るエネルギーコストを計算する。
本実施形態では、一例として、エネルギーコストは1kmを走行するために必要な燃料または電力の価格であるものとする。例えば、エネルギー価格をエネルギー効率で除算することで、車両のエネルギーコストが計算できる。推定部102aは、車両選択装置100、電力管理システム、または車両管理事業者によって管理されている全ての車両についてエネルギーコストを計算する。
ここで、図3に示すエネルギー価格情報および車両情報の具体例を用いて、エネルギーコストを推定するS204の処理を説明する。
図3(a)は、エネルギー価格情報DB101aに格納されるエネルギー価格の情報であり、図3(b)は車両情報DB101bに格納される車両情報の一例である。車両情報DB101bには、3台の車両(車両A、B、C)に関する情報が格納されている。車両Aは、車両タイプはガソリン車であり、燃費は20km/lであり、エネルギー価格は125円/lである。そのため、車両Aのエネルギーコストは125/20=6.25円/kmである。車両Bは車両タイプが電気自動車であり、電費は5km/kWhであり、エネルギー価格は30円/kWhであるから、エネルギーコストは30/5=6円/kmである。車両Cはプラグインハイブリッド車であり、燃費及び電費は、それぞれ22km/l及び4km/kWhである。このため、それぞれのエネルギーコストは5.68円/km及び7.5円/kmとなり、実際のエネルギーコストは、これらの値の間の値となることが予想される。
図2の説明に戻る。続いて、制御部102は処理をS205に進め、車両情報とエネルギーコストとを用いて提示車両を決定する。本実施形態では、エネルギーコストの一番低い車両が提示車両として選択されるが、別の実施形態では、制御部102はエネルギーコストの低い順に2台以上の車両を提示車両として決定してもよい。続いて、制御部102は処理をS206に進め、通信部103aまたはユーザI/F103bを介して、決定した提示車両を示す応答信号(提示車両情報)をユーザに送信する。
以上説明したように、本実施形態では、車両選択装置は、車両選択装置、電力管理システム、又は車両管理事業者が管理する車両の走行にかかるエネルギーコストを推定し、推定したエネルギーコストに少なくとも基づいてユーザへ提示する車両を決定する。これによって、ユーザは経済的に車両選択ができる。
<第二の実施形態>
第二の実施形態では、ユーザの利用条件に関する情報に基づいてユーザへ提示する車両を決定する車両選択装置100について説明する。
本実施形態では、車両選択装置100はS201で、ユーザからの提示車両に関する情報の要求とユーザの利用条件に関する情報とを受信する。
一例では、ユーザの利用条件の情報は、乗車予定の人数(乗員数)に関する情報を含む。例えば、車両情報DB101bは、車両選択装置100、電力管理システム、または車両管理事業者によって管理されている各車両の乗車定員人数を格納し、S203で制御部102は車両情報DB101bから各車両の乗車定員人数を含む車両情報を取得する。続いて、制御部102は、S205で、乗車定員人数が乗員数より多い車両の中から、エネルギーコストに基づいて提示車両を決定しうる。
また、一例では、ユーザの利用条件の情報は、ユーザの利用予定日時に関する情報を含む。例えば、車両情報DB101bは、車両選択装置100、電力管理システム、または車両管理事業者によって管理されている各車両が利用可能である日時に関する情報を格納しうる。その場合、S203で制御部102は車両情報DB101bから利用可能な日時に関する情報を含む車両情報を取得し、続いて、制御部102は、S205でユーザの利用予定日時に利用可能な車両の中から、エネルギーコストに基づいて提示車両を決定しうる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両選択装置100は、ユーザの利用条件に基づいてユーザへ提示する車両を決定する。これによって、走行日時や乗車人数などの条件から適切な車種を選択することができる。
<第三の実施形態>
第三の実施形態では、車両が実際に利用されるタイミングでのエネルギー効率情報またはエネルギー価格情報を推定してエネルギーコストを推定し、提示車両を決定する車両選択装置100について説明する。
一例では、燃料自動車110または電気自動車111と車両選択装置100とが通信可能である場合、車両選択装置100は、燃料自動車110または電気自動車111から実燃費または実電費に関する情報を取得し、エネルギー効率を特定することができる。例えば、エネルギー効率情報は、車両が備える自己診断機能を利用して取得できるエンジン制御情報、消費燃料、または消費電力に基づいて得られる情報であってもよい。
なお、車両選択装置100が管理する又は車両管理事業者によって管理されている車両に、外部から充電できないハイブリッド車(HV)が含まれる場合には、車両選択装置100はその車両の燃費のみをエネルギー効率情報として扱ってもよい。
また、車両選択装置100、電力管理システム、または車両管理事業者によって管理されている車両は、外部から充電可能なプラグインハイブリッド車(PHEV)を含みうる。そのような場合には、車両選択装置100はその車両からそれぞれの動力源で実際に走行した距離を取得し、一定距離を走行するためのエネルギー効率情報を生成してエネルギーコストを推定できる。
例えば、PHEVである図3の車両Cが、内燃機関を使用して燃費22km/lで66kmを、そして電動機関を使用して電費4km/kWhで12kmを走行したと仮定する。その場合、ガソリン価格375円と、電力価格90円とを合計した465円が78kmを走行するためのエネルギー価格である。そのため、車両選択装置100は車両Cのエネルギーコストが5.96円/kmであると計算することができる。
一例では、車両選択装置100は、ユーザの利用条件の情報に基づいてエネルギー効率情報を推定してもよい。例えば、渋滞などによって道路が混雑している場合、混雑していない場合と比較してエネルギー効率が低下しうる。そのため、ユーザの利用条件に利用予定日時および/または出発地点に関する情報が含まれる場合、その利用条件において道路混雑が予想されるかどうかによってエネルギー効率を推定することができる。そのような場合は、利用予定日時および/または出発地点に従ってエネルギー効率に所定の重みづけを行うことで、エネルギー効率を推定してもよい。
あるいは、例えば車両選択装置100が車両ごとに、利用日時と過去のエネルギー効率情報とを格納し、ユーザの利用予定日時に従って過去のエネルギー効率に統計処理を施し、平均、中央値、または最頻値などに基づいてエネルギー効率を推定してもよい。
一例では、車両選択装置100は、ユーザの利用条件の情報に基づいてエネルギー価格を推定してもよい。例えば、電力事業者が、電力需要のピークシフトを目的とした料金体系で電力を提供する場合には、電力を使用する時間帯によって電力価格が変動しうる。この場合、ユーザの利用予定日時またはその前後におけるエネルギー価格を推定することで、その時間におけるエネルギーコストの変化を推定できる。
また、例えば悪天候などで太陽光発電の発電量が小さくなり、電力の供給が不足する場合にも、電力価格が上昇し、エネルギーコストが変化しうる。このような場合でも、制御部102は通信部103aを介してユーザの利用予定日時の天気予報をインターネット上のサーバから取得し、推定部102aは取得した天気予報の情報に基づいて電力価格を推定することができる。すなわち、車両選択装置100が系統電力網の電力または貯蔵可能エネルギーの供給量と需要量とに対応する情報を取得し、それらに基づいて電力価格を推定してもよい。
また、例えば原料の価格や輸送コストの変動に応じて燃料価格が変動しうる。このような場合でも、例えばガソリンの場合には原油価格の変動などの予測情報に基づいて、利用予定日時における燃料価格を推定することができる。
また、例えば電力管理システムの貯蔵可能エネルギーの生成施設が保有する貯蔵可能エネルギーの量に応じて燃料価格が変動しうる。一例では、電力管理システムは、貯蔵可能エネルギーが余剰であると判断すると、貯蔵可能エネルギーの価格を下げ、貯蔵可能エネルギーの消費を促してもよい。そのため、車両選択装置100は貯蔵可能エネルギーの供給量に対応する情報を取得し、燃料価格を推定してもよい。
なお、本実施形態では車両選択装置100がエネルギー価格情報を推定するものとしているが、例えば通信部103aを介して、第三者のサーバからユーザの利用条件における推定されたエネルギー価格情報を取得する構成であってもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る車両選択装置は、エネルギー効率情報またはエネルギー価格情報を推定してエネルギーコストを推定する。これによって、より正確にエネルギーコストを推定してユーザに提示する車両を決定できる。
<第四の実施形態>
本実施形態では、ユーザの利用条件の情報がユーザの走行予定経路に関する情報を含み、走行予定経路に基づいて、推定部102aがエネルギーコストを推定するか、または決定部102bが提示車両の決定を行うための実施形態について説明する。
本実施形態では、エネルギーコストは経路全体を走行するために必要な燃料または電力の価格である。例えば、エネルギー価格をエネルギー効率で除算し、経路長を乗算することで、走行にかかるエネルギーコストが計算できる。走行予定経路に関する情報とは、例えばユーザの目的地の情報であってもよい。
ここで、図4を参照して、走行予定経路に基づいて提示車両を決定する処理を説明する。図4に示すフローチャートは、一例において、制御部102が、記憶部101、通信部103a、RAM(不図示)と協働して実行する。
S401で、制御部102は、ユーザからの提示車両に関する情報の要求とユーザの利用条件に関する情報とを受け取る。本実施形態では、ユーザの目的地に関する情報がユーザの利用条件の情報に含まれる。
続いて、S402で、制御部102は、記憶部101に格納された地図情報とユーザの利用条件の情報に含まれる目的地情報とに基づいて、1つ以上の走行予定経路を計算する。あるいは、制御部102は、通信部103aを介して取得した地図情報とユーザの目的地とに基づいて、1つ以上の走行予定経路を計算する。なお、本実施形態では、車両選択装置100が地図情報を用いて走行予定経路を計算する例について説明するが、車両選択装置100は、通信部103aを介してルート検索サービスを利用して、目的地への走行予定経路を取得してもよい。
続いて、S403で、制御部102は、エネルギー価格を推定またはエネルギー価格の情報を取得する。本実施形態では、エネルギー価格情報DB101aからエネルギー価格の情報を取得するものとする。一例では、S402で、制御部102が補充設備の位置情報を含む地図情報を取得し、制御部102は、1つ以上の走行経路上およびその周囲における補充設備が提供するエネルギーの価格に関する情報を取得または推定してもよい。
続いて、S404で、制御部102は、車両選択装置100、電力管理システム、または車両管理事業者によって管理されている車両の車両情報を取得し、エネルギー効率情報を取得または推定する。本実施形態では、図3に示す車両情報を車両情報DB101bから取得し、そこに含まれるエネルギー効率情報を取得するものとする。別の例では、走行予定経路を過去に走行した車両であれば、その走行に係るエネルギー効率の履歴に基づいてエネルギー効率情報を推定してもよい。
例えば、都市部で交差点が多い場合や渋滞が発生しやすい道路を含む経路は、そうでない経路と比較して、車両のエネルギー効率が低下しうる。そのような場合、走行予定経路に含まれる各区間を走行した車両のエネルギー効率の履歴に基づいてエネルギー効率を推定することで、より正確に走行予定経路におけるエネルギー効率を推定することができる。
続いて、S405で、走行予定経路、エネルギー価格情報、およびエネルギー効率情報に基づいて、車両および経路ごとにエネルギーコストを推定する。
続いてS406で、制御部102は提示車両を決定する。本実施形態では、制御部102は、経路ごとにエネルギーコストが一番低い車両を提示する。
一例では、ユーザの走行予定経路上に位置する補充設備の位置情報に従い、制御部102が提示車両を決定する。例えば、走行予定経路上の補充設備間の距離が、ある車両の走行可能な距離(航続距離)より長い場合、その車両はそのユーザの走行予定経路に適していないと判断することができ、提示車両から除外しうる。もしくは、目的地までの経路が複数ある場合、補充設備間の距離に基づいて経路を決定して、制御部102が各車両のエネルギーコストを推定する。
ここで、図5を参照して、目的地までの経路とその付近の補充設備の情報に基づいて車両を提示する処理の具体例について説明する。
経路503および504は、出発地点501から目的地502までの2つの経路である。経路503上にはガソリン自動車用の燃料補充設備505があり、経路504上には電気自動車用の電力補充設備506と、ガソリン自動車および電気自動車の燃料・電力補充設備507とがある。出発地点501から燃料補充設備505までの距離は600km、燃料補充設備505から目的地502までの距離は600kmである。また、出発地点501から電力補充設備506までの距離は400km、電力補充設備506から燃料・電力補充設備507までの距離は450km、燃料・電力補充設備507から目的地502までの距離は450kmである。
図3に示す車両Aの航続距離は、燃費20km/lと燃料容量45lとを乗算し、900kmである。そのため、車両Aが燃料補充設備505に立ち寄り燃料を補給すれば、車両Aは経路503を走行可能であると判断される。また、車両Aが燃料・電力補充設備507に立ち寄り燃料を補給すれば、車両Aは経路504も走行可能であると判断される。車両Aは、経路503を走行した場合は60lのガソリンを必要とし、経路504を走行した場合は65lのガソリンを必要とする。図3に示す燃料価格を用いると、車両Aが経路503を走行する場合はエネルギーコストが7500円であり、車両Aが経路504を走行する場合はエネルギーコストが8120円であると推定される。
次に、車両Bの航続距離は500kmであり、電力補充設備506および燃料・電力補充設備507に立ち寄り充電すれば、車両Bは経路504を走行可能であると判断される。車両Bが経路504を走行する場合は260kWhの電力量を必要とする。図3に示す電力価格を用いると、車両Bが経路504を走行する場合はエネルギーコストが7800円であると推定される。なお、経路503には電力補充設備が存在せず、かつ、その距離は1200kmであるため、車両Bによって経路503を走行することはできないと判断される。
車両Cの航続距離は、内燃機関を使用した場合は550km、電動機関を使用した場合は40kmであり、車両Cは経路503と経路504とのいずれも走行することはできないと判断される。
車両選択装置100は、このような推定結果に基づいて車両を選択して、ユーザに選択した車両を提示する。本実施形態では、各経路でエネルギーコストが最も低い車両を示してもよく、図5に示すように経路503では車両Aが、経路504では車両Bが提示される。別の例では、エネルギーコストが最も低い車両と経路の組み合わせを提示してもよく、例えば経路503を車両Aで走行するように提案してもよい。
一例では、補充設備が提供するエネルギー価格を考慮してエネルギーコストを推定してもよい。例えば、燃料補充設備505が140円/lで燃料を提供している場合、車両選択装置100は車両Aが経路503を走行する場合はエネルギーコストが8400円であると推定しうる。また、燃料・電力補充設備507が120円/lで燃料を提供している場合、車両選択装置100は車両Aが経路504を走行する場合はエネルギーコストが7800円であると推定しうる。したがって、車両選択装置100は、経路504を車両Aで走行するように提案してもよい。
一例では、車両選択装置100は、走行予定経路上のエネルギー価格と、その他のエネルギー価格とを組み合わせてエネルギーコストを計算してもよい。その他のガソリン価格とは、エネルギー価格情報DB101に格納された、または車両選択装置100が取得できる、任意のエネルギー価格であってもよい。例えば、車両Aが経路503を走行する場合、車両選択装置100は、燃料補充設備505で補充するガソリンの価格と、目的地502またはその周辺の燃料補充設備で補充するガソリンの価格とからエネルギーコストを推定してもよい。あるいは、出発前に補充し、出発地点501から燃料補充設備505までの走行で消費した燃料の価格と、燃料補充設備505で補充し、燃料補充設備505から目的地502までの走行で消費した燃料の価格とから、エネルギーコストを推定してもよい。
また、一例では、移動にかかる所要時間にも基づいて、移動時間の差が所定値以下の経路でエネルギーコストが一番低い車両を提示してもよい。また、一例では、走行予定経路上の補充設備の情報に加え、各車両の出発予定時刻におけるガソリン残量または残充電量を取得または推定し、走行予定経路の特定に加えてもよい。例えば、図5の例で、出発地点において車両Aのガソリン残量が35lであって、燃費20km/lで燃料補充設備505まで走行する場合、車両Aは700kmしか走行できないため、出発地点501から燃料・電力補充設備507まで走行することができない。そのため、車両選択装置100は車両Aが経路504を走行できないと判断してもよいし、出発地点501周辺の燃料補充設備でガソリンを補充するよう走行予定経路を変更してもよい。
また、車両選択装置100は、走行予定経路におけるユーザの走行速度に関する情報を用いてエネルギーコストを推定する。例えば、エネルギー効率はその走行速度によって変化しうるため、走行予定経路の少なくとも一部の制限速度に基づいて、ユーザが走行する速度のエネルギー効率情報を推定してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る車両選択装置100は、ユーザの走行予定経路における補充設備に関する情報に基づきエネルギーコストの推定または提示車両の決定を行う。これにより、ユーザが燃料または電力を補充する可能性のある補充設備が提供するエネルギー価格を考慮してエネルギーコストを推定することができる。また、これにより、補充設備へのアクセス性を考慮して適切な車種を提案できる。
<第五の実施形態>
本実施形態では、車両選択装置100はユーザに関する情報を格納するユーザDBをさらに備え、ユーザ情報に基づいてエネルギーコストの推定または提示車両の決定を行うための実施形態について説明する。
一例では、車両選択装置100は、ユーザの識別子およびユーザが過去に選択した車両の識別子などの情報に基づいて提示車両を決定する。車両選択装置100は、ユーザから提示車両の情報の要求を受信した場合、そのユーザの過去の車両選択に基づいて提示車両を決定する。例えば、ユーザは燃料自動車や電気自動車等の特定の車両の種類や、特定の銘柄の車両など、特定の車両を好みうる。この場合、そのユーザの過去の選択履歴から、選択回数の多い車両を優先的に提示してもよい。別の例では、全てのユーザの選択履歴から、他のユーザから人気のある車両を優先的に提示してもよい。
以上説明したように、本実施形態では、車両選択装置は、ユーザに関する情報にさらに基づいて、提示車両を決定する。これによれば、ユーザの好みや過去の利用履歴に基づいて提示車両を決定することができる。
一例では、車両選択装置100は、ユーザの識別子、ユーザが過去に運転した車両、およびユーザがその車両を運転した際のエネルギー効率情報の履歴に基づいてエネルギーコストの推定を行う。車両選択装置100は、ユーザから提示車両の情報の要求受信した場合には、そのユーザが車両を運転した際のその車両のエネルギー効率情報の履歴に基づいて、その車両のエネルギーコストを推定する。これによって、ユーザの運転技能によるユーザごとのエネルギー効率の変化を推定し、正確にエネルギーコストを推定することができる。
以上説明したように、本実施形態では、車両選択装置は、ユーザに関する情報に基づいて、走行にかかるエネルギーコストの推定を行う。これによれば、ユーザごとにエネルギーコストを正確に推定することができる。
<その他の実施形態>
上記第一から第五の実施形態は随意に組み合わせることができる。例えば、車両選択装置100は、走行予定経路における補充設備が提供するエネルギーの価格を、利用予定日時の天候および過去のエネルギー価格変動の情報を元に推定してエネルギーコストを推定してもよい。
また、車両選択装置100の決定部は、エネルギーコスト以外の走行にかかる費用に基づいて提示車両を決定してもよい。例えば、車両選択装置100、電力管理システム、または車両管理事業者によって管理されている車両はレンタカーやカーシェアリング用の車両を含んでもよく、車両選択装置100は車両の貸出料金を考慮して提示車両を決定してもよい。
これによれば、ユーザは、エネルギーコストだけでなく、走行に係る必要な費用に基づいて車両選択ができる。
<制御例のまとめ>
1.上記実施形態の車両選択装置は、
利用可能な複数種類の車両についての燃費又は電費に関する情報と、燃料価格及び電力価格の情報とを少なくとも用いて、前記車両のそれぞれを用いる場合の走行にかかるエネルギーコストを推定する推定手段と、
前記エネルギーコストに少なくとも基づいてユーザへ提示する車両を決定する決定手段と、
を含むことを特徴とする。
これによって、エネルギーコストの安価な車両を提案することができるため、ユーザは経済的に車両選択ができる。
2.上記実施形態の車両選択装置は、
前記決定手段がさらに、前記ユーザの利用条件の情報に基づいて提示する車両を決定することを特徴とする。
これによって、走行日時や乗車人数などのユーザの利用条件に応じて適切な車両を提示することができる。
3.上記実施形態の車両選択装置は、
前記推定手段がさらに、前記ユーザの利用条件の情報に基づいて前記エネルギーコストを推定することを特徴とする。
これによって、走行日時や場所によるエネルギーコストの変動に応じて適切な車両を提示することができる。
4.上記実施形態の車両選択装置は、
前記ユーザの利用条件の情報が、前記ユーザの利用日時の情報を含み、
前記推定手段が、前記利用日時における燃料価格および電力価格の変動の予測情報をさらに用いて前記エネルギーコストを推定することを特徴とする。
これによって、エネルギー価格の変動をより正確に推定し、エネルギーコストを推定することができる。
5.上記実施形態の車両選択装置は、
前記ユーザの利用条件の情報が、前記ユーザの走行予定経路に関する情報を含み、
前記推定手段がさらに、前記走行予定経路における燃料及び電力の補充設備の情報に基づいて前記エネルギーコストを推定することを特徴とする。
これによって、補充設備のエネルギー価格やアクセス性を考慮して、より正確にエネルギーコストを推定することができる。
6.上記実施形態の車両選択装置は、
前記ユーザの利用条件の情報が、前記ユーザの走行予定経路に関する情報を含み、
前記決定手段がさらに、前記走行予定経路における燃料及び電力の補充設備の情報に基づいて提示する車両を決定することを特徴とする。
これによって、補充設備へのアクセス性を考慮して、提示車両を決定することができる。
7.上記実施形態の車両選択装置は、
前記ユーザの利用履歴に関するユーザ情報を管理するユーザ管理手段をさらに含み、
前記推定手段が、前記ユーザ管理手段から前記ユーザ情報を取得し、取得した前記ユーザ情報に基づいて前記エネルギーコストを推定することを特徴とする。
これによって、ユーザの運転技能などに基づいてより正確にエネルギーコストを推定することができる。
8.上記実施形態の車両選択装置は、
前記ユーザの利用履歴に関するユーザ情報を管理するユーザ管理手段をさらに含み、
前記決定手段が、前記ユーザ管理手段から前記ユーザ情報を取得し、取得した前記ユーザ情報に基づいて提示する車両を決定することを特徴とする。
これによって、ユーザの好みなどに基づいて提示車両を決定することができる。
9.上記実施形態の車両選択方法は、
利用可能な複数種類の車両についての燃費又は電費に関する情報と、燃料価格及び電力価格の情報とを少なくとも用いて、前記車両のそれぞれを用いる場合の走行にかかるエネルギーコストを推定する工程と、
前記エネルギーコストに少なくとも基づいてユーザへ提示する車両を決定する工程と、
を含むことを特徴とする。
これによって、エネルギーコストの安価な車両を提案することができるため、ユーザは経済的に車両選択ができる。
100:車両選択装置、101:記憶部、101a:エネルギー価格情報データベース、101b:車両情報データベース、102:制御部、102a:推定部、102b:決定部、103:入出力部、103a:通信部、103b:ユーザインタフェース、104:バス、110:燃料自動車、111:電気自動車

Claims (9)

  1. 利用可能な複数種類の車両についての燃費又は電費に関する情報と、燃料価格及び電力価格の情報とを少なくとも用いて、前記車両のそれぞれを用いる場合の走行にかかるエネルギーコストを推定する推定手段と、
    前記エネルギーコストに少なくとも基づいてユーザへ提示する車両を決定する決定手段と、
    を含むことを特徴とする車両選択装置。
  2. 前記決定手段がさらに、前記ユーザの利用条件の情報に基づいて提示する車両を決定することを特徴とする請求項1に記載の車両選択装置。
  3. 前記推定手段がさらに、前記ユーザの利用条件の情報に基づいて前記エネルギーコストを推定することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両選択装置。
  4. 前記ユーザの利用条件の情報が、前記ユーザの利用日時の情報を含み、
    前記推定手段が、前記利用日時における燃料価格および電力価格の変動の予測情報をさらに用いて前記エネルギーコストを推定することを特徴とする請求項3に記載の車両選択装置。
  5. 前記ユーザの利用条件の情報が、前記ユーザの走行予定経路に関する情報を含み、
    前記推定手段がさらに、前記走行予定経路における燃料及び電力の補充設備の情報に基づいて前記エネルギーコストを推定することを特徴とする請求項3又は4に記載の車両選択装置。
  6. 前記ユーザの利用条件の情報が、前記ユーザの走行予定経路に関する情報を含み、
    前記決定手段がさらに、前記走行予定経路における燃料及び電力の補充設備の情報に基づいて提示する車両を決定することを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の車両選択装置。
  7. 前記ユーザの利用履歴に関するユーザ情報を管理するユーザ管理手段をさらに含み、
    前記推定手段が、前記ユーザ管理手段から前記ユーザ情報を取得し、取得した前記ユーザ情報に基づいて前記エネルギーコストを推定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の車両選択装置。
  8. 前記ユーザの利用履歴に関するユーザ情報を管理するユーザ管理手段をさらに含み、
    前記決定手段が、前記ユーザ管理手段から前記ユーザ情報を取得し、取得した前記ユーザ情報に基づいて提示する車両を決定することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の車両選択装置。
  9. 利用可能な複数種類の車両についての燃費又は電費に関する情報と、燃料価格及び電力価格の情報とを少なくとも用いて、前記車両のそれぞれを用いる場合の走行にかかるエネルギーコストを推定する工程と、
    前記エネルギーコストに少なくとも基づいてユーザへ提示する車両を決定する工程と、
    を含むことを特徴とする車両選択方法。
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