JP2019144940A - 経路情報提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】渋滞の発生を予測して回避ルートを案内できる経路情報提供装置を提供する。【解決手段】経路情報提供装置(サーバ20)は、車両Mの基本ルートおよび基本移動開始時間を設定する基本ルート設定部221と、時間毎の道路リンクの交通情報を含む渋滞予測テーブル231に基づいて、車両のルートについて統計演算を実行する統計処理部222と、統計演算の結果に基づいて渋滞度を計算する渋滞度計算部223と、基本ルートにおける渋滞の発生を予測した場合に、基本ルートと異なる渋滞回避ルートまたは基本移動開始時間と異なる渋滞回避移動開始時間を、経路情報として車両のユーザに提供する、お勧めルート設定部232と、を備え、お勧めルート設定部は、車両のユーザが渋滞回避ルートまたは渋滞回避移動開始時間を選択した場合に、選択内容が反映されるように渋滞予測テーブルを更新する。【選択図】図1

Description

本発明は、経路情報提供装置に関する。
従来、車両に対して経路情報を提供する経路情報提供装置がある。例えば、特許文献1に記載された装置は道路の渋滞度を判定する。そして、特許文献1に記載された装置は、小型車両から順に渋滞回避経路へと案内する。
特開2017−207362号公報
ここで、特許文献1の技術は、渋滞が発生しているという現在の道路状況を反映して渋滞度を算出する。実際に渋滞が発生する前に、渋滞の発生を予測して回避ルートを案内できる技術が求められている。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、渋滞の発生を予測して回避ルートを案内できる経路情報提供装置を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る経路情報提供装置は、渋滞を回避するための経路情報を車両に提供する経路情報提供装置であって、前記車両の基本ルートおよび基本移動開始時間を設定する基本ルート設定部と、時間毎の道路リンクの交通情報を含む渋滞予測テーブルに基づいて、前記車両のルートについて統計演算を実行する統計処理部と、前記統計演算の結果に基づいて渋滞度を計算する渋滞度計算部と、前記基本ルートにおける渋滞の発生を予測した場合に、前記基本ルートと異なる渋滞回避ルートまたは前記基本移動開始時間と異なる渋滞回避移動開始時間を、前記経路情報として前記車両のユーザに提供する、お勧めルート設定部と、を備え、前記お勧めルート設定部は、前記車両のユーザが前記渋滞回避ルートまたは前記渋滞回避移動開始時間を選択した場合に、選択された前記渋滞回避ルートまたは前記渋滞回避移動開始時間が反映されるように前記渋滞予測テーブルを更新する。ここで、経路情報は車両が通り得る道路の情報である。
本発明の一実施形態に係る経路情報提供装置によれば、渋滞度を予測して、事前に回避ルートを案内することができる。
運転支援システムの概略構成を示す図である。 経路情報提供装置の動作の一例を示すフローチャートである。 経路情報提供装置の動作の別の例を示すフローチャートである。
(運転支援システム)
図1は、本発明の一実施形態に係る経路情報提供装置を備える運転支援システム1の概略構成を示す図である。運転支援システム1は、車両Mと、サーバ20と、を備える。本実施形態において、サーバ20が経路情報提供装置として機能し得る。
サーバ20は、1つまたは互いに通信可能な複数のサーバ装置で構成され得る。サーバ20は、1以上の車両Mと通信を行う。サーバ20は、例えば車両Mに関する情報を収集および解析する管理センターに設置されてよい。本実施形態において、車両Mの数は複数である。サーバ20は複数の車両Mから、例えば目的地、ユーザが選択したルートおよび位置情報等を含む情報を取得できる。サーバ20の構成の詳細については後述する。
また、車両Mは、例えば自動車を含むが、任意の他の車両を含んでよい。車両Mは、サーバ20との通信が可能な情報処理装置を備える。情報処理装置は、ユーザに情報を表示するディスプレイ等の表示部と、ユーザによる入力を受け付ける入力部と、を備える。本実施形態において、情報処理装置は例えばナビゲーション装置等の車載装置である。ここで、情報処理装置は、スマートフォン、タブレット端末またはユーザによって使用されるその他の装置であり得る。
車両Mおよびサーバ20は、ネットワーク30を介して通信可能に接続される。ネットワーク30は、例えばインターネットを含むが、任意の他のネットワークを含んでよい。
(サーバの構成)
図1に示すように、サーバ20は、機能ブロックとして、収集データベース21と、分析システム22と、活用システム23と、を備える。また、サーバ20は、車両M以外(例えば外部サーバ)からネットワーク30を介して取得する外部道路渋滞情報213を備える。
収集データベース21は、サーバ20が車両Mから収集する情報を含んで構成されるデータベースである。収集データベース21は、ナビサービス利用情報211と、ユーザ嗜好情報212と、を含む。
ナビサービス利用情報211は、サーバ20が提供するナビゲーションサービスで利用される情報を記憶する。サーバ20が提供するナビゲーションサービスは、ユーザによって目的地が設定されると適切なルートを提供する目的地ルート案内サービスを含む。また、サーバ20が提供するナビゲーションサービスは、目的地が設定されなくても、蓄積したユーザの行動パターンに基づいてルートを推定し、推定したルートの経路情報を提供する先読み情報案内サービスを含む。ナビサービス利用情報211は、複数の車両Mについて、目的地ルート案内サービスで検索したルートおよび先読み情報案内サービスで推定したルートを、時間情報と関連付けて記憶し得る。時間情報は例えば時刻および曜日である。ここで、時間情報は例えば午前、午後、昼間、夜間等の時間帯を使用し得る。また、時間情報は例えば平日と休日との区分を使用し得る。
ユーザ嗜好情報212は、ナビゲーションサービスを利用するユーザが選択するルートの傾向を記憶する。ユーザ嗜好情報212は、例えば各ユーザを固有のID(Identification)で区別する。ユーザ嗜好情報212は、各道路リンクの使用回数または使用率をユーザのIDと関連付けて記憶し得る。ここで、道路リンクとは、交差点等で区切られる道路の区間である。また、ユーザ嗜好情報212は、例えば遠回りでも幅の広い道路(例えば片側車線数が複数である道路)をルートに含めることが多い、といったユーザの傾向をユーザのIDと関連付けて記憶し得る。
外部道路渋滞情報213は、サーバ20が運転支援システム1の外部のサーバ等から取得する道路の渋滞情報である。外部道路渋滞情報213は、例えば道路の管理会社等から提供される。外部道路渋滞情報213は現在発生している渋滞情報を含む。また、外部道路渋滞情報213は、例えば工事に伴う交通規制の情報等を含み得る。
ナビサービス利用情報211、ユーザ嗜好情報212、外部道路渋滞情報213および後述する渋滞予測テーブル231は、サーバ20の記憶部(以下、サーバ記憶部という)に記憶される。サーバ記憶部は、1つ以上のメモリを含む。サーバ記憶部に含まれる各メモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、またはキャッシュメモリとして機能し得る。また、サーバ記憶部は、サーバ20が提供するナビゲーションサービスで使用される地図情報を記憶する。地図情報は車両用の道路地図の情報である。地図情報は道路リンク、交差点等の情報を含む。また、サーバ記憶部は、先読み情報案内サービスで使用される、車両Mのユーザ毎の行動パターン(時間情報と関連付けられた走行履歴)を記憶する。
また、ナビサービス利用情報211、ユーザ嗜好情報212、外部道路渋滞情報213および渋滞予測テーブル231は、サーバ20の制御部(以下、サーバ制御部という)によって管理される。つまり、サーバ制御部は、ナビサービス利用情報211、ユーザ嗜好情報212、外部道路渋滞情報213および渋滞予測テーブル231が含む情報の変更(更新)、追加、削除等を実行する。サーバ制御部は、1つ以上のプロセッサを含む。プロセッサは、例えば汎用のプロセッサ、および特定の処理に特化した専用のプロセッサを含み得る。また、サーバ制御部は、ナビサービス利用情報211、ユーザ嗜好情報212、外部道路渋滞情報213および渋滞予測テーブル231の管理だけでなく、サーバ20全体の動作を制御する。
ナビサービス利用情報211、ユーザ嗜好情報212および外部道路渋滞情報213の情報は、サーバ20の通信部(以下、サーバ通信部という)を介して取得され得る。サーバ通信部は、任意の通信規格に対応する1つ以上の通信インタフェースを含む。例えば、サーバ通信部は、有線LAN(Local Area Network)規格および無線LAN規格等のそれぞれに対応する通信インタフェースを含んでよい。サーバ20は、サーバ通信部およびネットワーク30を介して、車両Mと通信可能である。また、サーバ20は、サーバ通信部およびネットワーク30を介して、ナビゲーションサービスで使用される各種の情報(例えば、地図情報の更新情報等)を取得可能である。
分析システム22は、基本ルート設定部221と、統計処理部222と、渋滞度計算部223と、を備える。
基本ルート設定部221は、車両Mの基本ルートおよび基本移動開始時間を設定する。ここで、基本ルートは最初に設定される車両Mの走行予定ルートである。また、基本移動開始時間は、車両Mが移動を開始する時間の初期設定値である。基本ルート設定部221は、車両Mのユーザが情報処理装置(例えばナビゲーション装置)によって目的地を入力した場合に、目的地ルート案内サービスによって検索されたルートを基本ルートに設定する。ここで、目的地ルート案内サービスにおいて、ルートはユーザ嗜好情報212に基づいて検索されてよい。例えば、ユーザ嗜好情報212から目的地を入力したユーザが幅の広い道路を好むと判定される場合に、幅の広い道路を通るルートが優先されてよい。また、基本ルート設定部221は、車両Mのユーザが目的地を入力しない場合に、先読み情報案内サービスによって推定されたルートを基本ルートに設定する。
また、基本ルート設定部221は、車両Mのユーザが情報処理装置によって目的地への移動開始時間を入力した場合に、入力された時間を基本移動開始時間に設定する。また、基本ルート設定部221は、車両Mのユーザが情報処理装置によって車両Mの目的地への到着時間を入力した場合に、基本ルートを逆算して得られた出発時間を基本移動開始時間に設定する。また、基本ルート設定部221は、車両Mのユーザが目的地を入力しない場合に、現在の時間を基本移動開始時間に設定する。
統計処理部222は、渋滞予測テーブル231に基づいて、車両Mのルート(基本ルートおよび後述する渋滞回避ルートを含む)における交通について統計演算を実行する。統計処理部222は、さらに外部道路渋滞情報213にも基づいて統計演算を実行してよい。本実施形態において、統計演算は、時間毎の道路リンクの交通情報(例えば交通量)を得るための演算である。統計処理部222は、例えば複数の車両Mのルートを道路リンクに分ける。そして、統計処理部222は、それぞれの車両Mの移動時間を考慮して、時間毎の道路リンクの交通情報を算出する。このとき、統計処理部222は、渋滞予測テーブル231が含む時間毎の道路リンクの交通情報を読み出す。統計処理部222は、基本ルート設定部221から取得した情報、および、渋滞予測テーブル231に記憶された情報を用いて、時間毎の道路リンクの交通情報を算出する。さらに、統計処理部222は、外部道路渋滞情報213が含む現在の渋滞情報等を読み出す。統計処理部222は、外部道路渋滞情報213を利用することにより、更に正確に時間毎の道路リンクの交通情報を算出することが可能である。例えば、統計処理部222は、外部道路渋滞情報213から道路工事の情報を取得してよい。統計処理部222は、例えば現在から3時間後にいくつかの道路リンクで2車線のうち1車線を通行止めにする道路工事が2日間行われるといった情報を取得する。このとき、統計処理部222は、現在から3時間後以降に、これらの道路リンクを通る車両Mが1車線に集中することを考慮して、統計演算を実行してよい。
渋滞度計算部223は、統計処理部222による統計演算の結果に基づいて渋滞度を計算する。ここで、渋滞度は道路の混雑具合を数値で表したパラメータである。本実施形態において、多くの車両Mが集中して混雑する程、渋滞度は高くなる。渋滞度計算部223は、特定の時間に道路リンク内を走行する車両Mの台数に基づいて、時間毎の道路リンクの渋滞度を計算する。ここで、統計処理部222による統計演算の結果が車両Mの速度の情報を含む場合に、渋滞度計算部223は、車両Mの台数および速度の平均値(平均速度)に基づいて渋滞度を計算してよい。渋滞度計算部223は、統計処理部222から取得した時間毎の道路リンクの統計演算の結果(例えば交通量等の交通情報)および計算した渋滞度を活用システム23に出力する。
活用システム23は、渋滞予測テーブル231と、お勧めルート設定部232と、を備える。
渋滞予測テーブル231は、時間毎の道路リンクの交通情報を含むデータベースである。活用システム23は、渋滞度計算部223から取得した情報に基づいて、渋滞予測テーブル231を生成する。渋滞予測テーブル231には、統計処理部222の統計演算の結果と、渋滞度計算部223が計算した渋滞度と、が集約される。
お勧めルート設定部232は、基本ルートにおける渋滞の発生を予測した場合に、基本ルートと異なる渋滞回避ルートまたは基本移動開始時間と異なる渋滞回避移動開始時間を、経路情報として車両Mのユーザに提供する。
お勧めルート設定部232は、車両Mのそれぞれの基本ルートにおける渋滞の発生を予測する。お勧めルート設定部232は、基本ルートを道路リンクに分ける。そして、対象とする車両Mが通行する時間における道路リンクの渋滞度を渋滞予測テーブル231から取得する。お勧めルート設定部232は、基本ルートに含まれるいずれかの道路リンクにおいて、渋滞度が閾値を超える場合に渋滞が発生すると判定してよい。例えば、渋滞度が0から100までの値をとり得る場合に、中間の値である50が閾値に設定されてよい。
お勧めルート設定部232は、基本ルートにおいて渋滞が発生すると判定した場合に、渋滞を回避するため、渋滞回避ルートまたは渋滞回避移動開始時間を車両Mのユーザに提供する。ここで、ユーザに提供される渋滞回避ルートまたは渋滞回避移動開始時間は、所定の条件を満たす。ここで、所定の条件は、例えば渋滞回避ルートまたは渋滞回避移動開始時間を適用した基本ルートに含まれる全ての道路リンクの渋滞度が閾値以下であることでよい。上記の所定の条件における閾値は、最初に基本ルートにおいて渋滞が発生すると判定したときの閾値と同じでよい。別の例として、上記の所定の条件で用いられる閾値は、最初の渋滞発生の判定における閾値と異なるものでよい。
お勧めルート設定部232は、車両Mのユーザが渋滞回避ルートまたは渋滞回避移動開始時間を選択した場合に、選択された渋滞回避ルートまたは渋滞回避移動開始時間が反映されるように渋滞予測テーブル231を更新する。
お勧めルート設定部232は、例えばユーザが渋滞回避ルートを選択した場合に、車両Mが基本ルートではなく渋滞回避ルートを走行することを反映するように渋滞予測テーブル231を更新する。一例として、お勧めルート設定部232は、基本ルートを走行する車両Mの台数を減らして、渋滞回避ルートを走行する車両Mの台数を増やすように、渋滞予測テーブル231を更新する。
また、お勧めルート設定部232は、例えばユーザが渋滞回避移動開始時間を選択した場合に、車両Mの移動を開始する時間が基本移動開始時間から渋滞回避移動開始時間に変更されたことを反映するように渋滞予測テーブル231を更新する。一例として、お勧めルート設定部232は、基本移動開始時間から基本ルートを走行する車両Mの台数を減らして、渋滞回避移動開始時間から基本ルートを走行する車両Mの台数を増やすように、渋滞予測テーブル231を更新する。
お勧めルート設定部232がユーザの選択に応じて直ちに渋滞予測テーブル231を更新することは、その後の渋滞予測テーブル231に基づく統計演算を正確にする。つまり、ユーザの選択に基づく確実性の高い走行予定ルートの情報が直ちに渋滞予測テーブル231に反映されることによって、その後に行われる他の車両Mのルートについての計算(例えば渋滞度の計算等)が正確になる。
ここで、基本ルート設定部221、統計処理部222、渋滞度計算部223およびお勧めルート設定部232は、サーバ制御部によって実現され得る。サーバ制御部は、サーバ記憶部に記憶されているプログラムをロードして、プログラムを実行することによって、基本ルート設定部221、統計処理部222、渋滞度計算部223およびお勧めルート設定部232の機能を実現してよい。
(経路情報提供装置の第1の動作フロー)
図2は、経路情報提供装置として機能するサーバ20の動作の一例を示すフローチャートである。図2に示すサーバ20の動作は、ユーザが車両Mに乗って直ちに出発するような場面で実行され得る。
サーバ20は、車両Mのユーザによって目的地が入力された場合に(ステップS1のYes)、ステップS2の処理に進む。また、サーバ20は、車両Mのユーザによって目的地が入力されなかった場合に(ステップS1のNo)、ステップS3の処理に進む。ここで、ユーザは、例えばナビゲーション装置等の車載装置の入力部(一例としてタッチパネルディスプレイ)に目的地を入力することが可能である。サーバ20は、サーバ通信部およびネットワーク30を介して、ユーザによって入力された目的地を取得する。また、サーバ20は、サーバ通信部およびネットワーク30を介して、目的地が入力されなかったことを検知できる。
サーバ20は、目的地が入力された場合に、目的地ルート案内サービスによって、ユーザ嗜好情報212に基づいて検索されたルートを基本ルートに設定する(ステップS2)。
サーバ20は、目的地が入力されなかった場合に、先読み情報案内サービスによって、推定されたルートを基本ルートに設定する(ステップS3)。
サーバ20は、渋滞予測テーブル231および外部道路渋滞情報213に基づいて、時間毎の道路リンクの交通情報を得る(ステップS4)。そして、サーバ20は、時間毎の道路リンクの渋滞度を計算する。
サーバ20は、基本ルートにおいて渋滞の発生を予測しない場合に(ステップS5のNo)、ユーザの車両Mの走行予定ルートが基本ルートであることを反映するように、渋滞予測テーブル231およびユーザ嗜好情報212を更新して(ステップS11)、一連の処理を終了する。ここで、渋滞の発生は、後述するステップS8の処理と同様に、渋滞度が閾値を超えるか否かによって予測し得る。
サーバ20は、基本ルートにおいて渋滞の発生を予測した場合に(ステップS5のYes)、ユーザ嗜好情報212に基づいて、基本ルートと異なる渋滞回避ルートを設定する(ステップS6)。ここで、サーバ20は、渋滞の発生が予測された道路リンクを車両Mの通行が不可能であるように設定した上でルートの再検索を実行し、得られたルートを渋滞回避ルートとし得る。また、サーバ20は、ユーザ嗜好情報212に基づいて、ユーザが好むと考えられる渋滞回避ルートを優先する。
サーバ20は、渋滞回避ルートにおける渋滞度を計算する(ステップS7)。
サーバ20は、渋滞回避ルートにおける渋滞度が閾値を超える場合に(ステップS8のNo)、ステップS6の処理に戻って再びルートの検索を実行する。サーバ20は、同じ渋滞回避ルートを選択しないように、前回と異なる条件を設定してよい。
サーバ20は、渋滞回避ルートにおける渋滞度が閾値以下である場合に(ステップS8のYes)、ユーザに渋滞回避ルートを提案する(ステップS9)。ここで、ユーザへの渋滞回避ルートの提案は、例えばユーザの車載装置の表示部に渋滞回避ルートを表示させることである。本実施形態においては、ユーザが提案された渋滞回避ルートを選択する、または、選択しないためのポップアップ画面とともに、車載装置の表示部に渋滞回避ルートが表示される。
サーバ20は、ユーザが提案した渋滞回避ルートを選択しなかった場合に(ステップS10のNo)、提案した渋滞回避ルートがユーザの好みでないことを反映するように、ユーザ嗜好情報212を更新する(ステップS12)。そして、サーバ20は、ステップS6の処理に戻って再びルートの検索を実行する。
サーバ20は、ユーザが提案した渋滞回避ルートを選択した場合に(ステップS10のYes)、ユーザの車両Mの走行予定ルートが渋滞回避ルートに変更されたことを反映するように、渋滞予測テーブル231およびユーザ嗜好情報212を更新して(ステップS11)、一連の処理を終了する。
(経路情報提供装置の第2の動作フロー)
図3は、経路情報提供装置として機能するサーバ20の動作の別の例を示すフローチャートである。図3に示すサーバ20の動作は、例えば週末の旅行等のために、ユーザが目的地までのルートを事前に調べるような場面で実行され得る。
サーバ20は、車両Mのユーザによって目的地が入力されるまで待機する(ステップS101のNo)。そして、ユーザによって目的地が入力された場合に(ステップS101のYes)、ステップS102の処理に進む。
サーバ20は、目的地ルート案内サービスによって、ユーザ嗜好情報212に基づいて検索されたルートを基本ルートに設定する(ステップS102)。また、サーバ20は、上記のように、基本移動開始時間を設定する。例えば、サーバ20は、車両Mのユーザが情報処理装置によって目的地への移動開始時間を入力した場合に、入力された時間を基本移動開始時間に設定する。
サーバ20は、渋滞予測テーブル231および外部道路渋滞情報213に基づいて、時間毎の道路リンクの交通情報を得る(ステップS103)。そして、サーバ20は、時間毎の道路リンクの渋滞度を計算する。
サーバ20は、基本ルートにおいて渋滞の発生を予測しない場合に(ステップS104のNo)、ユーザの車両Mが基本移動開始時間から基本ルートを走行予定であることを反映するように、渋滞予測テーブル231およびユーザ嗜好情報212を更新して(ステップS110)、一連の処理を終了する。
サーバ20は、基本ルートにおいて渋滞の発生を予測した場合に(ステップS104のYes)、基本移動開始時間と異なる渋滞回避移動開始時間を設定する(ステップS105)。ここで、サーバ20は、例えば基本移動開始時間から所定時間(例えば10分)を早めた、または、遅らせた時間を渋滞回避移動開始時間に設定してよい。
サーバ20は、渋滞回避移動開始時間を適用した基本ルートにおける渋滞度を計算する(ステップS106)。
サーバ20は、渋滞回避移動開始時間を適用した基本ルートにおける渋滞度が閾値を超える場合に(ステップS107のNo)、ステップS105の処理に戻って再び渋滞回避移動開始時間を設定する。サーバ20は、同じ渋滞回避移動開始時間を選択しないように、前回と異なる条件を設定(例えば上記の所定時間を変更)してよい。
サーバ20は、渋滞回避移動開始時間を適用した基本ルートにおける渋滞度が閾値以下である場合に(ステップS107のYes)、ユーザに渋滞回避移動開始時間を提案する(ステップS108)。ここで、ユーザへの渋滞回避移動開始時間の提案は、例えばユーザの車載装置の表示部に渋滞回避移動開始時間を表示させることである。本実施形態においては、ユーザが提案された渋滞回避移動開始時間を選択する、または、選択しないためのポップアップ画面とともに、車載装置の表示部に渋滞回避移動開始時間が表示される。
サーバ20は、ユーザが提案した渋滞回避移動開始時間を選択しなかった場合に(ステップS109のNo)、提案した渋滞回避移動開始時間がユーザの好みでないことを反映するように、ユーザ嗜好情報212を更新する(ステップS111)。そして、サーバ20は、ステップS105の処理に戻って再び渋滞回避移動開始時間を設定する。
サーバ20は、ユーザが提案した渋滞回避移動開始時間を適用した基本ルートを選択した場合に(ステップS109のYes)、ユーザの車両Mの走行予定ルートが渋滞回避移動開始時間を適用した基本ルートに変更されたことを反映するように、渋滞予測テーブル231およびユーザ嗜好情報212を更新して(ステップS110)、一連の処理を終了する。
以上述べたように、本実施形態に係る経路情報提供装置(サーバ20)によれば、お勧めルート設定部232は、基本ルートにおける渋滞の発生を予測した場合に、基本ルートと異なる渋滞回避ルートまたは基本移動開始時間と異なる渋滞回避移動開始時間を、経路情報として車両Mのユーザに提供する。そして、お勧めルート設定部232は、車両Mのユーザが渋滞回避ルートまたは渋滞回避移動開始時間を選択した場合に、選択された渋滞回避ルートまたは渋滞回避移動開始時間が反映されるように渋滞予測テーブル231を更新する。よって、ユーザの選択に基づく確実性の高い走行予定ルートの情報が、直ちに渋滞予測テーブル231に反映される。そして、確度の高い情報を集約した渋滞予測テーブル231に基づいて、実際に渋滞が発生する前に、渋滞の発生を予測することが可能である。
ここで、上記のような渋滞予測テーブル231を用いない従来技術は、例えば外部道路渋滞情報213だけに基づいて、渋滞回避ルートまたは渋滞回避移動開始時間をユーザに提案する。このような従来技術では、例えば基本ルートが同じ100台の車両M1、…、Mi、…、M100(iは2以上かつ100未満の整数)に対して渋滞回避ルートを提案した場合に、最終的に車両M1〜M100のいずれが提案を受け入れたかを把握することはできない。また、例えば車両M1〜M100の全てが提案した渋滞回避ルートを選択した場合に、渋滞回避ルートで新たな渋滞が発生することがあり得る。ここで、外部道路渋滞情報213は実際に渋滞回避ルートで渋滞が発生しない限り更新されない。つまり、このような従来技術は、渋滞の発生を予測できなかった。
本実施形態に係る経路情報提供装置によれば、例えば車両M1〜M100に順に渋滞回避ルートを提案する場合に、提案が受け入れられたか否かは、直ちに渋滞予測テーブル231に反映される。また、本実施形態に係る経路情報提供装置は、例えば車両M1〜Miが提案した渋滞回避ルートを選択することによって、基本ルートを走行する車両の台数が減少して渋滞発生が回避されたことを渋滞予測テーブル231に基づいて判定できる。このとき、本実施形態に係る経路情報提供装置は、車両Mi+1〜M100に対しては渋滞回避ルートを提案しない。つまり、本実施形態に係る経路情報提供装置は、車両M1〜M100に対して画一的に渋滞回避ルートを提案して渋滞回避ルートで新たな渋滞を発生させるようなこともない。このように、本実施形態に係る経路情報提供装置は、渋滞の発生を予測して、適切に回避ルートを案内することが可能である。
本発明を諸図面および実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形および修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形および修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段または各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段またはステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1 運転支援システム
20 サーバ
21 収集データベース
22 分析システム
23 活用システム
30 ネットワーク
211 ナビサービス利用情報
212 ユーザ嗜好情報
213 外部道路渋滞情報
221 基本ルート設定部
222 統計処理部
223 渋滞度計算部
231 渋滞予測テーブル
232 ルート設定部

Claims (1)

  1. 渋滞を回避するための経路情報を車両に提供する経路情報提供装置であって、
    前記車両の基本ルートおよび基本移動開始時間を設定する基本ルート設定部と、
    時間毎の道路リンクの交通情報を含む渋滞予測テーブルに基づいて、前記車両のルートについて統計演算を実行する統計処理部と、
    前記統計演算の結果に基づいて渋滞度を計算する渋滞度計算部と、
    前記基本ルートにおける渋滞の発生を予測した場合に、前記基本ルートと異なる渋滞回避ルートまたは前記基本移動開始時間と異なる渋滞回避移動開始時間を、前記経路情報として前記車両のユーザに提供する、お勧めルート設定部と、を備え、
    前記お勧めルート設定部は、前記車両のユーザが前記渋滞回避ルートまたは前記渋滞回避移動開始時間を選択した場合に、選択された前記渋滞回避ルートまたは前記渋滞回避移動開始時間が反映されるように前記渋滞予測テーブルを更新する、経路情報提供装置。
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