JP2019144743A - 通知指示装置、通知指示方法、及びプログラム - Google Patents

通知指示装置、通知指示方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従業員の現在の状況を考慮しないと、従業員への指示が適切に行われない可能性がある。【解決手段】通知指示装置は、データベースで管理されている複数の領域のそれぞれの商品の提供状況に基づいて、複数の領域のうち、予め定められた許容時間の間に商品の提供が完了していない第1領域を検索する検索部を備えてよい。通知指示装置は、第1領域に割り当てられた第1移動局が第1領域に滞在中であることを滞在情報が示していない場合、第1領域に対する商品の提供を促す通知を第1移動局に行うことを通知部に指示する指示部を備えてよい。【選択図】図32

Description

本発明は、通知指示装置、通知指示方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、テーブルごとにオーダ毎の配膳までの所要時間を顧客に通知するオーダエントリシステムが開示されている。
特許文献1 特開2011−210207号公報
サービスを提供するまでの許容時間を過ぎた場合、従業員にサービスの提供を促す指示を出すことが考えられる。しかしながら、従業員の現在の状況を考慮しないと、従業員への指示が適切に行われない可能性がある。
本発明の一態様に係る通知指示装置は、予め定められた複数の領域のそれぞれに設置された複数の基地局に対するそれぞれの移動局での受信電波強度を示す強度情報を取得する取得部を備えてよい。通知指示装置は、強度情報に基づいて、複数の領域のうち、それぞれの移動局に割り当てられた領域の識別情報と、それぞれの移動局が滞在中の領域の識別情報とを、それぞれの移動局の識別情報に関連付けて示す滞在情報を生成する生成部を備えてよい。通知指示装置は、データベースで管理されている複数の領域のそれぞれの商品の提供状況に基づいて、複数の領域のうち、予め定められた許容時間の間に商品の提供が完了していない第1領域を検索する検索部を備えてよい。通知指示装置は、第1領域に割り当てられた第1移動局が第1領域に滞在中であることを滞在情報が示していない場合、第1領域に対する商品の提供を促す通知を第1移動局に行うことを通知部に指示する指示部を備えてよい。
それぞれの移動局は、複数の領域のそれぞれにサービスを提供するそれぞれの従業員に所持されていてよい。
指示部は、第1領域に割り当てられた第1移動局が第1領域に滞在中でなく、かつ第1移動局が複数の領域のうちの他の領域に滞在中であることを滞在情報が示している場合、複数の領域のうち滞在中の領域が滞在情報に示されていない他の移動局に第1領域に対する通知を行うことを、通知部に指示してよい。
データベースは、注文を受けた商品の準備状況を管理してよい。
指示部は、第1領域に割り当てられた第1移動局が第1領域に滞在中でなく、かつ第1移動局が他の領域に滞在中であることを滞在情報が示している場合であっても、第1領域に対する商品の提供の準備が完了していることがデータベースに示されていない場合、他の移動局への通知を通知部に指示しなくてよい。
データベースは、商品の種類ごとに許容時間を管理してよい。指示部は、データベースで管理されている商品に対する許容時間に基づいて、許容時間の間に商品の提供が完了していない第1領域を検索してよい。
生成部は、複数の基地局のうち、移動局での受信電波強度が予め定められた期間中、最大である第1基地局が存在する場合、移動局が第1基地局に関連付けられた第1領域に滞在中であると判断してよい。
生成部は、複数の基地局のうち、移動局での受信電波強度が予め定められた期間中、予め定められた値より大きく、かつ最大である第1基地局が存在する場合、移動局が第1基地局に関連付けられた第1領域に滞在中であると判断してよい。
通知指示装置は、強度情報に基づいて、移動局の位置を決定する決定部を備えてよい。生成部は、決定部に決定された移動局の位置に基づいて、複数の領域のうち移動局が予め定められた期間以上滞在する第1領域が存在する場合、移動局が第1領域に滞在中であると判断してよい。
決定部は、強度情報に基づいて、複数の基地局のそれぞれから移動局までの距離を導出する導出部を含んでよい。決定部は、複数の基地局のそれぞれから移動局までの距離に基づいて、移動局の位置を決定してよい。
決定部は、強度情報に基づいて、複数の基地局の中から移動局までの距離が1番目に短い第1の基地局を特定する第1特定部を含んでよい。決定部は、強度情報に基づいて、複数の基地局の中から移動局までの距離が2番目に短い第2の基地局を特定する第2特定部を含んでよい。決定部は、第1の基地局の位置を示す第1位置と、第2の基地局の位置を示す第2位置と、第1の基地局と移動局までの距離を示す第1距離とに基づいて、移動局の位置を決定してよい。
第2特定部は、複数の基地局のうち第1の基地局に対して予め関連付けられた複数の基地局の中から第2の基地局を特定してよい。
決定部は、中心が第1位置で、半径が第1距離である円周上の一点を第2位置に基づいて移動局の位置として決定してよい。
決定部は、強度情報に基づいて、複数の基地局の中から移動局までの距離が3番目に短い第3の基地局を特定する第3特定部を含んでよい。決定部は、第3の基地局の位置を示す第3位置にさらに基づいて、移動局の位置を決定してよい。
第3特定部は、複数の基地局のうち第1の基地局に対して予め関連付けられた複数の基地局の中から第3の基地局を特定してよい。
決定部は、中心が第1位置で、半径が第1距離である円周上の一点を第2位置及び第3位置に基づいて移動局の位置として決定してよい。
取得部は、複数の基地局のうち移動局での受信電波強度が高い順に選択された予め定められた3以上の数の複数の基地局に対する移動局での受信電波強度を示す強度情報を取得してよい。強度情報に示されている複数の基地局の中に予め関連付けられた複数の基地局のいずれも存在しない場合、決定部は、第1位置を移動局の位置と決定してよい。
取得部は、強度情報を時系列に取得してよい。第1特定部は、第1の時点の強度情報に基づいて、複数の基地局の中から移動局までの距離が1番目に近い第1の基地局の候補の基地局を特定し、さらに、候補の基地局から移動局までの距離が予め定められた第1閾値以下である第1の条件を候補の基地局が満たす場合、候補の基地局を第1の時点の第1の基地局として特定してよい。
第1特定部は、第1の時点の強度情報に基づいて特定された候補の基地局が第1の条件を満たさず、かつ第1の時点の強度情報に基づいて特定された候補の基地局から移動局までの距離が予め定められた第2閾値以下で、さらに第1の時点より前の第2の時点の強度情報に基づいて特定された候補の基地局から移動局までの距離が第2閾値以下である第2の条件を満たす場合、候補の基地局を第1の時点の第1の基地局として特定してよい。
第2特定部は、第1の時点の強度情報に基づいて特定された候補の基地局が第1の条件及び第2の条件を満たさず、かつ候補の基地局が、第1の時点、第2の時点、及び第2の時点より前の第3時点のそれぞれで複数の基地局の中で移動局までの距離が1番目に短い第3の条件を満たす場合、候補の基地局を第1の時点の第1の基地局として特定してよい。
本発明の一態様に係る通知指示方法は、予め定められた複数の領域のそれぞれに設置された複数の基地局に対するそれぞれの移動局での受信電波強度を示す強度情報を取得する段階を備えていよい。通知指示方法は、強度情報に基づいて、複数の領域のうち、それぞれの移動局に割り当てられた領域の識別情報と、それぞれの移動局が滞在中の領域の識別情報とを、それぞれの移動局の識別情報に関連付けて示す滞在情報を生成する段階を備えてよい。通知指示方法は、データベースで管理されている複数の領域のそれぞれの商品の提供状況に基づいて、複数の領域のうち、予め定められた許容時間の間に商品の提供が完了していない第1領域を検索する段階を備えてよい。通知指示方法は、第1領域に割り当てられた第1移動局が第1領域に滞在中であることを滞在情報が示していない場合、第1領域に対する商品の提供を促す通知を第1移動局に行うことを通知部に指示する段階を備えてよい。
本発明の一態様に係るプログラムは、上記通知指示装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムでよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
管理システムの全体構成の一例を示す図である。 基地局の配置例について説明するための図である。 移動局の機能ブロックの一例を示す図である。 アドバタイジングパケットの送信間隔及びスキャン間隔について説明するための図である。 アドバタイジングパケットの送信間隔及びスキャン間隔について説明するための図である。 移動局が強度情報を従業員管理装置に送信する処理の手順の一例を示すフローチャートである。 従業員管理装置の機能ブロックの一例を示す図である。 従業員管理装置による移動局の位置を決定する処理の手順の一例を示すフローチャートである。 基地局ごとの移動局までの距離を示すテーブルの一例を示す図である。 基地局ごとの移動局までの距離を示すテーブルの一例を示す図である。 基地局ごとの移動局までの距離を示すテーブルの一例を示す図である。 基地局ごとの移動局までの距離を示すテーブルの一例を示す図である。 基地局ごとに近くの基地局を示すテーブルの一例を示す図である。 受信電波強度上位6局の基地局の移動局までの距離を示すテーブルの一例を示す図である。 受信電波強度上位6局の基地局の移動局までの距離を示すテーブルの一例を示す図である。 利用情報を利用して移動局の位置を決定する処理手順の一例を示すフローチャートである。 受信電波強度上位6局の基地局IDとRSSIとを示す強度情報の一例を示す図である。 基地局ごとの対応するテーブルの利用状況を示す利用情報の一例を示す図である。 受信電波強度上位6局の基地局IDと、補正されたRSSIとを示す強度情報の一例を示す図である。 移動局の位置の決定方法の一例について説明するための図である。 移動局の位置の決定方法の一例について説明するための図である。 移動局の位置の決定方法の一例について説明するための図である。 基地局ごとに割り当てられる区画について説明するための図である。 基地局ごとのRSSIを示す強度情報の一例を示す図である。 滞在情報の一例を示す図である。 滞在情報の更新手順の一例を示すフローチャートである。 従業員への通知処理の手順の一例を示すフローチャートである。 指示部による通知指示の処理手順の一例を示すフローチャートである。 指示部による通知指示の処理手順の一例を示すフローチャートである。 配膳時間の監視手順の一例を示すフローチャートである。 注文品別の許容時間の一例を示す図である。 配膳を指示する処理の手順の一例を示すフローチャートである。 ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
本発明の様々な実施形態は、フローチャート及びブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、プログラマブル回路、及び/またはプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/またはアナログハードウェア回路を含んでよい。集積回路(IC)及び/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。再構成可能なハードウェア回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードの何れかを含んでよい。ソースコードまたはオブジェクトコードは、従来の手続型プログラミング言語を含む。従来の手続型プログラミング言語は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語でよい。コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供されてよい。プロセッサまたはプログラマブル回路は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図1は、本実施形態に係る管理システムの全体構成の一例を示す図である。管理システムは、顧客にサービスを提供する従業員を管理するシステムである。従業員は、顧客にサービスを提供する。従業員は、例えば、顧客に飲食を提供する飲食店の店員でよい。
管理システムは、複数の基地局10、複数の移動局20、中継器50、従業員管理装置100、及びPOSシステム200を備える。基地局10は、ネットワーク60を介して移動局20と通信する。移動局20は、ネットワーク60を介して基地局10と通信し、かつネットワーク62を介して中継器50を経由して、従業員管理装置100と通信する。
基地局10は、従業員が顧客にサービスを提供する空間に設置されてよい。基地局10は、顧客が従業員からサービスの提供を受ける領域、例えばテーブル、座席、個室などに設置されてよい。基地局10は、顧客が従業員から商品の提供を受ける領域に設置されてよい。基地局10は、従業員が飲食品の配膳の提供を受けるテーブル、座席、個室などの領域に設置されてよい。
移動局20は、従業員によって所持される無線端末でよい。移動局20は、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末及びPC(Personal Computer)などでよい。基地局10は、Bluetooth(登録商標)で移動局20と通信してよい。移動局20は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)で移動局20と通信してよい。移動局20は、WiFi(登録商標)で中継器50を経由して従業員管理装置100と通信してよい。移動局20は、基地局10から受信される信号に基づいて、基地局10に対する受信電波強度(RSSI)を測定してよい。移動局20は、受信電波強度を示す強度情報を従業員管理装置100に送信してよい。従業員管理装置100は、移動局20から受信した強度情報に基づいて、移動局20の位置を決定する。従業員管理装置100は、強度情報に基づいて、移動局20を所持する従業員が滞在中(接客中)のテーブル、座席、個室などの領域を決定する。従業員管理装置100は、従業員が接客中か否かに応じて、サービス提供についての指示を従業員が所持する移動局20に通知する。従業員管理装置100は、位置決定装置、及び通知指示装置の一例である。
中継器50は、移動局20と従業員管理装置100との間の通信、及びPOSシステム200と従業員管理装置100との間の通信を中継するルータでよい。中継器50は、従業員管理装置100及びPOSシステム200と無線LAN、または有線LANで通信してよい。
基地局10は、BLEに従って、アドバタイジングパケットを周期的に送信する。基地局10は、アドバタイジングパケットをブロードキャストする。移動局20は、複数の基地局10からのアドバタイジングパケットを受信する。移動局20は、例えば、32個の基地局10からのアドバタイジングパケットを受信する。移動局20は、複数の基地局10の中から受信電波強度(RSSI)が上位6局を選択し、その6局の基地局IDとその受信電波強度を示す強度情報をネットワーク62を介して従業員管理装置100に送信する。移動局20は、UDPで強度情報を従業員管理装置100に送信してよい。
POSシステム200は、従業員により提供されるサービスの提供状況を管理する。POSシステム200は、販売時点情報管理システムである。POSシステム200は、データベース202を備える。データベース202は、従業員により提供されるサービスの提供状況を示すPOS情報を格納する。POS情報は、サービスを提供する領域、例えば、テーブル、座席、個室が利用中か否かを示す利用状況情報を含む。POS情報は、テーブルに着席した時刻、顧客にテーブルが割り当てられた時刻、またはテーブルに従業員が担当として割り当てられた時刻を示すサービス提供開始時刻情報を含む。POS情報は、顧客が注文した商品ごとの注文受付時刻、及び配膳時刻(サービス提供完了時刻)、支払時刻、テーブルの清掃完了時刻などのそれぞれのサービス提供の開始時刻または終了時刻を示す時刻情報を含む。
基地局10は、例えば、図2に示すように、サービスが提供されるフロアに設置されてよい。基地局10は、フロアに設置された複数のテーブル80のそれぞれに設置されてよい。基地局10は、テーブル80の裏、脚などに設置されてよい。基地局10は、テーブル80の座席82に設置されてよい。基地局10は、フロアの壁などに設置されてもよい。基地局10は、フロアに格子状に配置されてよい。
図3は、移動局20の機能ブロックの一例を示す図である。移動局20は、BLEモジュール22、WiFiモジュール24、表示装置26、及びモータ28を備える。BLEモジュール22は、基地局10からアドバタイジングパケットを受信する。WiFiモジュール24は、強度情報を従業員管理装置100に送信する。表示装置26は、各種情報を表示する。表示装置26は、従業員管理装置100から提供された情報を表示する。表示装置26は、従業員管理装置100から従業員に対するメッセージを表示する。表示装置26は、タッチパネルディスプレイでよい。モータ28は、移動局20を振動させるための駆動部である。モータ28は、従業員管理装置100からの指示に応じて移動局20を振動させる。
一般的なBLEのアドバタイジングパケットは、例えば、図4に示すように、37チャンネル(32a)、38チャンネル(32b)及び39チャンネル(32c)の3つのチャンネルで、周期的(例えば、20ms間隔)に基地局によって送信される。移動局は、予め定められた周期30a、30b、及び30c(例えば、25ms間隔)で3つのチャンネルを順次切り替えながらアドバタイジングパケットをスキャンする。
しかしながら、複数のチャンネルを使用する場合、移動局で受信されるアドバタイジングパケットに基づいて測定される受信電波強度が安定しない。そこで、本実施形態では、図5に示すように、基地局10は、アドバタイジングパケットを送信するのに使用するチャンネルを1つのチャンネル(例えば、37チャンネル(30a))に固定する。
ここで、移動局20が、基地局10により送信されたアドバタイジングパケットを確実に受信するためには、アドバタイジングパケットを常時スキャンすればよい。しかし、移動局20が常時スキャンすると、電力消費が増加してしまう。この場合、BLEの利点である低消費電力を実現できない。そこで、基地局10は、1つのチャンネルで予め定められた周期(例えば、100ms間隔)でアドバタイジングパケットを送信する。移動局20は、1つのチャンネルのみを使用して、予め定められた周期(例えば、500ms間隔)で、アドバタイジングパケットをスキャンする。さらに、移動局20は、スキャン実行期間30aの後のスキャン停止期間34で、強度情報を従業員管理装置100に送信する。移動局20は、今回のスキャン実行期間30aと、次回のスキャン実行期間30aとの間のスキャン停止期間34に、UDPパケットで、強度情報を従業員管理装置100に送信する。これにより、移動局20での消費電力を抑え、WiFi(登録商標)無線通信と、Bluetooth(登録商標)との間の電波干渉を抑制することができる。
図6は、移動局20が強度情報を従業員管理装置100に送信する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
BLEモジュール22は、第1期間(例えば、500ms)、第1チャンネル(例えば、37チャンネル)で複数の基地局10からのアドバタイジングパケットをスキャンする(S100)。BLEモジュール22は、第1期間、スキャンすると、スキャンを停止する(S102)。BLEモジュール22は、複数の基地局10のそれぞれから受信したアドバタイジングパケットに基づいて、複数の基地局10のそれぞれの移動局20の受信電波強度を導出する。BLEモジュール22は、スキャンしたアドバタイジングパケットから、受信電波強度(RSSI)上位6局の基地局を決定する(S104)。WiFiモジュール24は、第1期間経過後の第2期間において、RSSI上位6局の基地局IDとそれぞれのRSSIを示す強度情報を従業員管理装置100に送信する(S108)。第2期間経過すると、BLEモジュール22は、アドバタイジングパケットのスキャンを再開する。
以上の通り、移動局20は、アドバタイジングパケットのスキャンと、強度情報の送信とを交互に繰り返す。
図7は、従業員管理装置100の機能ブロックの一例を示す図である。従業員管理装置100は、強度情報取得部102、利用情報取得部104、決定部110、生成部106、滞在情報格納部108、検索部120、指示部122、通知部124、地図情報格納部130、及び基地局情報格納部132を備える。
強度情報取得部102は、予め定められた複数の位置のそれぞれに設置された複数の基地局10のそれぞれに対する移動局20での受信電波強度を示す強度情報を取得してよい。強度情報取得部102は、予め定められた複数の領域のそれぞれに設置された複数の基地局10のそれぞれに対する移動局20での受信電波強度を示す強度情報を取得してよい。強度情報取得部102は、複数の基地局10のうち移動局20での受信電波強度が高い順に選択された予め定められた3以上の数の複数の基地局10に対する移動局20での受信電波強度を示す強度情報を取得してよい。強度情報取得部102は、複数の基地局10のうち移動局20での受信電波強度が高い順に選択された上位6つの基地局10に対する移動局20での受信電波強度を示す強度情報を取得してよい。強度情報取得部102は、複数の移動局20のそれぞれから強度情報を取得してよい。強度情報取得部102は、時系列に移動局20から強度情報を取得してよい。強度情報取得部102は、移動局20から周期的に強度情報を取得してよい。
利用情報取得部104は、複数の基地局10のうちの何れかの基地局10の近傍の複数の領域のぞれぞれの利用状況を管理するデータベース202から複数の領域のそれぞれが利用されているか否かを示す利用情報を取得する。利用情報取得部104は、従業員がサービスを提供する複数の領域のそれぞれの利用状況を管理するデータベース202から利用情報を取得してよい。利用情報取得部104は、従業員がサービスを提供する複数のテーブル80のそれぞれが利用されているか否かを示す利用情報を取得してよい。利用情報は、テーブル80の空き状況を示す情報でよい。利用情報は、従業員がサービスを提供する複数のテーブル80のそれぞれに顧客が割り当てられているか否かを示す情報でよい。
決定部110は、強度情報に基づいて、基地局10の位置を決定する。決定部110は、強度情報に基づいて、基地局10を所持する従業員の位置として、基地局10の位置を決定する。決定部110は、導出部112、特定部114、及び位置決定部116を含む。
導出部112は、強度情報に基づいて、複数の基地局10のそれぞれから移動局20までの距離を導出する。導出部112は、受信電波強度を変数とする予め定められた関数に従って、基地局10ごとに移動局20までの距離を導出してよい。導出部112は、例えば、以下の関数に従って、基地局10ごとに移動局20までの距離[cm]を導出する。
Figure 2019144743
ここで、txpは、基地局10から1m離れた地点での電波強度(dbm)である。txpは、予め定められた値でよく、例えば、−70でよい。rssiは、強度情報に示される受信電波強度である。coeは、電波伝搬の係数である。電波伝搬の係数は、予め定められた値でよい。例えば、障害物のない理想空間において、coe=2である。電波が反射しながら伝搬する空間において、coe<2である。障害物に吸収され減衰しながら伝搬する空間では、coe>2である。導出部112は、例えば、coe=2として、上記関数に従って、基地局10ごとに移動局20までの距離[cm]を導出してよい。
特定部114は、強度情報に基づいて、複数の基地局10の中から移動局20での受信電波強度が最も高い第1の基地局を特定する。特定部114は、強度情報に基づいて導出部112により導出された基地局10ごとの移動局20までの距離に基づいて、複数の基地局10の中から移動局20までの距離が最も短い第1の基地局を特定してよい。
特定部114は、強度情報に基づいて、複数の基地局10の中から移動局20での受信電波強度が2番目に高い第2の基地局を特定する。特定部114は、強度情報に基づいて導出部112により導出された基地局10ごとの移動局20までの距離に基づいて、複数の基地局10の中から移動局20までの距離が2番目に短い第2の基地局を特定してよい。
特定部114は、強度情報に基づいて、複数の基地局10の中から移動局20での受信電波強度が3番目に高い第3の基地局を特定する。特定部114は、強度情報に基づいて導出部112により導出された基地局10ごとの移動局20までの距離に基づいて、複数の基地局10の中から移動局20までの距離が3番目に短い第3の基地局を特定してよい。特定部114は、第1特定部、第2特定部、及び第3特定部の一例である。
位置決定部116は、第1の基地局の位置を示す第1位置と、第2の基地局の位置を示す第2位置と、第1の基地局に対する移動局での第1受信電波強度とに基づいて、移動局20の位置を決定してよい。位置決定部116は、第3の基地局の位置を示す第3位置にさらに基づいて、移動局20の位置を決定してよい。
位置決定部116は、中心が第1の基地局の第1位置で、半径が第1の基地局から移動局20までの距離を示す第1距離である円周上の一点を、第2の基地局の第2位置に基づいて移動局20の位置として決定してよい。位置決定部116は、中心が第1の基地局の第1位置で、半径が第1距離である円周上の一点を、第2の基地局の第2位置及び第3の基地局の第3位置に基づいて移動局20の位置として決定してよい。位置決定部116は、中心が第1の基地局の第1位置で、半径が第1距離である円周上の第2の基地局の第2位置に最も近い第2点と、円周上の第3の基地局の第3位置に最も近い第3点との間の円弧上の中間の第1点を移動局20の位置として決定してよい。位置決定部116は、その円弧上の中間の第1点から第2の基地局の受信電波強度と第3の基地局の受信電波強度との比に基づいて第2点または第3点側にシフトした円弧上の点を、移動局20の位置として決定してよい。
位置決定部116は、複数の基地局10のうち第1の基地局(移動局20に最も近い基地局10、または移動局20での受信電波強度が最も高い基地局10)に対して予め関連付けられた複数の基地局の中から第2の基地局を特定してよい。送信元から受信先までの距離が短いほど、障害物が少ない可能性が高い。したがって、送信元から受信先までの距離が短いほど、受信電波強度のばらつきが少ない。そのため、送信元から受信先までの距離が短いほど受信電波強度から導出される距離のばらつきが少ない。移動局20は、最も受信電波強度が高い、すなわち、距離が最も近い基地局の近くにいる可能性が高い。そこで、位置決定部116は、最も受信電波強度が高い基地局の位置を、移動局20の位置として決定してもよい。しかし、1つの基地局10の位置のみからでは、精度よく移動局20の位置を特定できない可能性がある。そこで、位置決定部116は、第1の基地局に近い他の基地局10の中で、第1の基地局の次に受信電波強度が高い第2の基地局、及びさらにその次に受信電波強度が高い第3の基地局を特定する。そして、位置決定部116は、第1の基地局の第1位置、第1の基地局から移動局20までの第1距離、第2の基地局の第2位置、及び第3の基地局の第3位置に基づいて、移動局20の位置を決定してよい。
地図情報格納部130は、複数の基地局10が配置された空間の地図情報を格納する。地図情報格納部130は、複数の基地局10が配置された店舗のフロアマップを地図情報として格納してよい。基地局情報格納部132は、複数の基地局10の地図上での位置、及びそれぞれの基地局10の基地局IDごとに予め関連付けられた基地局10の基地局IDを格納する。予め関連付けられた基地局10は、それぞれの基地局10の近傍に位置する基地局10である。例えば、第1の基地局に予め関連付けられた基地局10は、第1の基地局に対して、第1の基地局の位置を中心とする予め定められた半径の円内に存在する基地局でよい。ユーザが、フロアマップを参照して、それぞれの基地局10に対して関連付けられる他の基地局10を指定し、基地局情報格納部132が、ユーザにより指定された予め関連付けられた基地局10を基地局10ごとに示すテーブルを格納してよい。
位置決定部116は、地図情報、及び基地局情報を参照して、第1の基地局の第1位置、第1の基地局から移動局20までの第1距離、第2の基地局の第2位置、及び第3の基地局の第3位置に基づいて、移動局20の位置を決定してよい。
移動局20から従業員管理装置100に提供される強度情報は、複数の基地局10のうち受信電波強度の上位6局分の受信電波強度のみが示されている。したがって、強度情報に示された最も受信電波強度の高い第1基地局以外の他の5局の中に、第1基地局に関連付けられている基地局、すなわち、第1基地局の近傍の予め関連付けられた基地局が含まれるとは限らない。
そこで、位置決定部116は、強度情報に示されている複数の基地局10の中に予め関連付けられた複数の基地局10のいずれも存在しない場合、第1の基地局の第1位置を移動局20の位置と決定してよい。位置決定部116は、強度情報に示されている複数の基地局10の中に、予め関連付けられた複数の基地局10が1つのみ含まれる場合、位置決定部116は、第1の基地局の第1位置、第1の基地局から移動局20までの第1距離、及び第2の基地局の第2位置に基づいて、移動局20の位置を決定してよい。
特定部114は、第1の時点の強度情報に基づいて、複数の基地局10の中から移動局20までの距離が1番目に近い第1の基地局の候補の基地局を特定してよい。さらに、特定部114は、候補の基地局から移動局20までの距離が予め定められた第1閾値以下である第1の条件を候補の基地局が満たす場合、候補の基地局を第1の時点の第1の基地局として特定してよい。
特定部114は、移動局20から受信した最新の強度情報(今回の強度情報)に基づいて、複数の基地局10の中から移動局20までの距離が1番目に近い第1の基地局の候補の基地局を特定してよい。例えば、特定部114は、候補の基地局から移動局20までの距離が100cm以下である第1の条件を候補の基地局が満たす場合、候補の基地局を今回の第1の基地局として特定してよい。
特定部114は、第1の時点の強度情報に基づいて特定された候補の基地局が第1の条件を満たさず、かつ第1の時点の強度情報に基づいて特定された候補の基地局から移動局20までの距離が予め定められた第2閾値以下で、さらに第1の時点より前の第2の時点の強度情報に基づいて特定された候補の基地局から移動局20までの距離が第2閾値以下である第2の条件を満たす場合、候補の基地局を第1の時点の第1の基地局として特定してよい。
特定部114は、最新の強度情報に基づいて特定された候補の基地局が第1の条件を満たさず、最新の強度情報に基づいて特定された候補の基地局から移動局20までの距離が200cm以下で、さらに、前回の強度情報に基づいて特定された候補の基地局から移動局20までの距離が200cm以下である第2の条件を満たす場合、候補の基地局を今回の第1の基地局として特定してよい。
特定部114は、第1の時点の強度情報に基づいて特定された候補の基地局が第1の条件及び第2の条件を満たさず、かつ候補の基地局が、第1の時点、第2の時点、及び第2の時点より前の第3時点のそれぞれで複数の基地局10の中で移動局20までの距離が1番目に短い第3の条件を満たす場合、候補の基地局を第1の時点の第1の基地局として特定してよい。
特定部114は、最新の強度情報に基づいて特定された候補の基地局が第1の条件及び第2の条件を満たさず、かつ候補の基地局が、今回、前回、及び前々回のそれぞれで、強度情報に示される複数の基地局10の中で移動局20までの距離が連続して1番目に短い第3の条件を満たす場合、候補の基地局を今回の第1の基地局として特定してよい。
図8は、従業員管理装置100による移動局20の位置を決定する処理の手順の一例を示すフローチャートである。従業員管理装置100は、強度情報を移動局20から受信するごとに図8に示す処理を実行してよい。
強度情報取得部102が、移動局20から強度情報を取得する(S200)。導出部112は、強度情報に示されるRSSI上位6局の各基地局から移動局20までの距離を導出する(S202)。特定部114は、移動局20までの距離が上位6局の各基地局の中で1番目に近い基地局10を特定する(S204)。特定部114は、まず、上位6局の各基地局の中に第1の条件(例えば、移動局20までの距離が100cm以下である)を満たす基地局が存在するか否かを判断する。導出部112は、例えば、図9に示すように、基地局IDと、今回、前回、及び前々回の距離とを関連付けたテーブルに、上位6局の各基地局の距離を登録する。特定部114は、そのテーブルを参照して、1番目に近い基地局10として基地局ID:19を特定する。
上位6局の各基地局の中に第1の条件を満たす基地局が存在しない場合、特定部114は、上位6局の各基地局の中に第2の条件(例えば、今回、及び前回の移動局20までの距離が連続して200cm以下である)を満たす基地局が存在するか否かを判断する。特定部114は、例えば、図10に示すテーブルを参照して、第2の条件を満たす1番目に近い基地局10として基地局ID:19を特定する。
上位6局の各基地局の中に第1の条件及び第2の条件を満たす基地局が存在しない場合、特定部114は、上位6局の各基地局の中に第3の条件(例えば、今回、前回、前々回の移動局20までの距離が連続して上位6局の中で最短である)を満たす基地局が存在するか否かを判断する。特定部114は、例えば、図11に示すテーブルを参照して、第3の条件を満たす1番目に近い基地局10として基地局ID:12を特定する。
一方、上位6局の各基地局の中に第1の条件、第2の条件、及び第3の条件を満たす基地局が存在しない場合、特定部114は、1番目に近い基地局は存在しないと判断する。特定部114は、図12に示すテーブルを参照して、上位6局の各基地局の中に1番目に近い基地局は存在しないと判断する。
特定部114は、1番目に近い基地局を特定できた場合、続いて、移動局20までの距離が上位6局の各基地局の中で2番目に近い基地局を特定する(S206)。特定部114は、上位6局の各基地局の中に、1番目に近い基地局に予め関連付けられた基地局が存在するか否かを判断する。特定部114は、上位6局の各基地局の中に、1番目に近い基地局に近い基地局として予め定められた基地局が存在するか否かを判断してよい。そして、そのような基地局が複数存在する場合には、特定部114は、その複数の基地局の中から最も距離が短い基地局を2番目に近い基地局と特定する。
特定部114は、それぞれの基地局に関連付けて近くの基地局が登録された図13に示すようなテーブルを参照して、1番目に近い基地局に関連付けられた基地局を特定してよい。例えば、1番目に近い基地局が基地局ID:02であった場合、特定部114は、1番目に近い基地局に関連付けられた基地局として、基地局ID:01、03,20及び24を特定する。さらに、特定部114は、図14に示すような、移動局20から上位6局の各基地局までの距離を示すテーブルを参照して、2番目に近い基地局が基地局ID:03であると特定する。
特定部114は、2番目に近い基地局を特定できた場合、続いて、移動局20までの距離が上位6局の各基地局の中で3番目に近い基地局を特定する(S208)。特定部114は、図14に示すような、移動局20から上位6局の各基地局までの距離を示すテーブルを参照して、3番目に近い基地局が基地局ID:24であると特定する。
特定部114は、例えば、図15に示すような、移動局20から上位6局の各基地局までの距離を示すテーブルを参照して、1番目に近い基地局が基地局ID:01であると特定する。さらに、特定部114は、図13に示すテーブルを参照して、基地局ID:01の近くの基地局ID:02、20、24、及び26を特定する。特定部114は、図15に示すテーブルを参照して、2番目に近い基地局が基地局ID:24であると特定する。一方、図15に示すテーブルには、基地局ID:01及び24以外の基地局IDは、近くの基地局IDとして登録されていないので、特定部114は、3番目に近い基地局は存在しないと判断する。
次いで、特定部114が上位6局の基地局の中から1番目、2番目、及び3番目に近い基地局を特定できた場合、位置決定部116は、1番目、2番目、及び3番目に近い基地局の位置と、1番目に近い基地局の距離とに基づいて、移動局20の位置を決定する(S210)。特定部114が上位6局の基地局の中から1番目、及び2番目に近い基地局のみ特定できた場合、位置決定部116は、1番目、及び2番目に近い基地局の位置と、1番目に近い基地局の距離とに基づいて、移動局20の位置を決定する(S212)。特定部114が上位6局の基地局の中から1番目に近い基地局のみ特定できた場合、位置決定部116は、1番目に近い基地局の位置に基づいて、今回の移動局20の位置を決定する(S214)。位置決定部116は、1番目に近い基地局の位置を、今回の移動局20の位置と決定してよい。
位置決定部116は、今回の移動局20の位置を決定した後、過去4回の移動局20の位置に基づいて、現在の移動局20の位置を決定する(S216)。位置決定部116は、過去4回の移動局20の位置の平均を導出することで、現在の移動局20の位置を決定してよい。位置決定部116は、過去4回の移動局20の位置の移動平均を導出することで、現在の移動局20の位置を決定してよい。
以上のように、受信電波強度が高いほど受信電波強度の精度が高い可能性が高いことを考慮して、それぞれの基地局10に対する移動局20での受信電波強度の高さによって、移動局20の近くの基地局10の選択条件を切り替える。これにより、受信電波強度の高さによって、基地局10の選択精度にばらつきが生じることを抑えることができる。したがって、受信電波強度の高さによって、決定される移動局20の位置の精度にばらつきが生じることを防止できる。
ところで、受信電波強度は、移動局20の周囲の障害物の有無で変動する。例えば、基地局10がテーブル80に設置されている場合、テーブル80の利用状況によって受信電波強度が変動する。受信電波強度に基づく移動局20の位置の決定の精度も、移動局20の周囲の障害物の有無で変動する。
ここで、POSシステム200は、テーブル80の利用状況をデータベース202で管理している。すなわち、テーブル80が利用中であれば、テーブル80の周囲に人が存在し、テーブル80に設置された基地局10から送信される電波に影響を与える可能性がある。移動局20での受信電波強度が低下する可能性がある。ここで、利用中のテーブル80は、実際にテーブル80に顧客がいるか否かにかかわらず、顧客に割り当てられているテーブル80を含む概念である。利用中のテーブル80は、顧客に割り当てられ、データベース202に登録された時点で、対象のテーブル80になる。テーブル80の顧客の支払が完了した時点、または顧客の支払が完了して、テーブル80の清掃が完了した時点で、データベース202で管理されているテーブル80の利用情報は、利用中から空席に更新される。
そこで、決定部110は、基地局10が設置されたテーブル80などの領域の利用状況を示す利用情報、及び強度情報に基づいて、移動局20の位置を決定してよい。決定部110は、複数の領域のうちの第1領域が利用されていることが利用情報に示されている場合、強度情報に示される第1領域の近傍に設置された第1基地局に対する受信電波強度を予め定められた増加条件に従って増加させ、増加させた受信電波強度に基づいて、移動局20の位置を決定してよい。
導出部112は、複数の領域のうちの第1領域が利用されていないことが利用情報に示されている場合よりも、第1領域が利用されていることが利用情報に示されている場合のほうが、第1領域の近傍に設置された第1基地局に対する移動局20での受信電波強度に基づいて導出される第1基地局から移動局20までの距離が短くなるように、強度情報に示される第1基地局に対する受信電波強度に基づいて導出される第1基地局から移動局20までの距離を予め定められた補正条件に従って補正してよい。
導出部112は、利用情報を参照して、強度情報に示される上位6局の基地局10のうち、利用中として登録されたテーブル80に設置された基地局10を特定する。導出部112は、該当する基地局10が存在すれば、その基地局10に対する受信電波強度に予め定められた増分を加算することで、受信電波強度を補正してよい。
図16は、利用情報を利用して移動局20の位置を決定する処理手順の一例を示すフローチャートである。
強度情報取得部102が、移動局20から強度情報を取得する(S300)。利用情報取得部104は、POSシステム200から各テーブル80の利用状況を示す利用情報を取得する(S302)。導出部112は、利用状況に基づいて強度情報を補正する(S304)。導出部112は、強度情報に示される基地局10の中に、利用中のテーブル80に対応付けられた基地局10が存在する場合、その基地局10の受信電波強度を予め定められた増分だけ増加させる。例えば、強度情報取得部102が、図17に示すような受信電波強度が上位6局の基地局IDとRSSIとを示す強度情報を取得する。また、利用情報取得部104が、図18に示すような、上位6局の基地局IDに対応するテーブルの利用状況を示す利用情報を取得する。導出部112は、利用中のテーブル80に対応する基地局10の基地局ID:19及び27を特定する。導出部112は、図19に示すように、該当する基地局IDのRSSIに+10することで、利用中のテーブル80に対応する受信電波強度を補正する。
次いで、導出部112は、補正された強度情報に示されるRSSI上位6局の各基地局から移動局20までの距離を導出する(S306)。特定部114は、移動局20までの距離が上位6局の各基地局の中で1番目に近い基地局10を特定する(S308)。
特定部114は、まず、上位6局の各基地局の中に第1の条件(例えば、移動局20までの距離が100cm以下である)を満たす基地局が存在するか否かを判断する。上位6局の各基地局の中に第1の条件を満たす基地局が存在しない場合、特定部114は、上位6局の各基地局の中に第2の条件(例えば、今回、及び前回の移動局20までの距離が連続して200cm以下である)を満たす基地局が存在するか否かを判断する。上位6局の各基地局の中に第1の条件及び第2の条件を満たす基地局が存在しない場合、特定部114は、上位6局の各基地局の中に第3の条件(例えば、今回、前回、前々回の移動局20までの距離が連続して上位6局の中で最短である)を満たす基地局が存在するか否かを判断する。上位6局の各基地局の中に第1の条件、第2の条件、及び第3の条件を満たす基地局が存在しない場合、特定部114は、1番目に近い基地局は存在しないと判断する。
特定部114は、1番目に近い基地局を特定できた場合、続いて、移動局20までの距離が上位6局の各基地局の中で2番目に近い基地局を特定する(S310)。特定部114は、上位6局の各基地局の中に、1番目に近い基地局に予め関連付けられた基地局が存在するか否かを判断する。特定部114は、上位6局の各基地局の中に、1番目に近い基地局に近い基地局として予め定められた基地局が存在するか否かを判断してよい。そして、そのような基地局が複数存在する場合には、特定部114は、その複数の基地局の中から最も距離が短い基地局を2番目に近い基地局と特定する。特定部114は、2番目に近い基地局を特定できた場合、続いて、移動局20までの距離が上位6局の各基地局の中で3番目に近い基地局を特定する(S312)。
特定部114が上位6局の基地局の中から1番目、2番目、及び3番目に近い基地局を特定できた場合、位置決定部116は、1番目、2番目、及び3番目に近い基地局の位置と、1番目に近い基地局の距離とに基づいて、移動局20の位置を決定する(S314)。特定部114が上位6局の基地局の中から1番目、及び2番目に近い基地局のみ特定できた場合、位置決定部116は、1番目、及び2番目に近い基地局の位置と、1番目に近い基地局の距離とに基づいて、移動局20の位置を決定する(S316)。特定部114が上位6局の基地局の中から1番目に近い基地局のみ特定できた場合、位置決定部116は、1番目に近い基地局の位置に基づいて、今回の移動局20の位置を決定する(S318)。位置決定部116は、1番目に近い基地局の位置を、今回の移動局20の位置と決定してよい。
位置決定部116は、今回の移動局20の位置を決定した後、過去4回の移動局20の位置に基づいて、現在の移動局20の位置を決定する(S320)。位置決定部116は、過去4回の移動局20の位置の平均を導出することで、現在の移動局20の位置を決定してよい。位置決定部116は、過去4回の移動局20の位置の移動平均を導出することで、現在の移動局20の位置を決定してよい。
図20は、上位6局の基地局の中から移動局20に1番目に近い基地局10−1、2番目に近い基地局10−2、及び3番目に近い基地局10−3が特定された場合に、移動局20の位置を特定する手順について説明するための図である。この場合、位置決定部116は、中心が、基地局10−1の位置で、半径が基地局10−1の受信電波強度から導出された距離rである円周12−1上の基地局10−2に最も近い点13−1(基地局10−1と基地局10−2とを結ぶ直線と円周12−1とが交わる点)と、円周12−1上の基地局1−3に最も近い点13−2(基地局10−1と基地局10−2とを結ぶ直線と円周12−1とが交わる点)との間の円弧上の中間の点14を移動局20の位置として決定する。
図21は、上位6局の基地局の中から移動局20に1番目に近い基地局10−1、及び2番目に近い基地局10−2のみが特定された場合に、移動局20の位置を特定する手順について説明するための図である。位置決定部116は、中心が、基地局10−1の位置で、半径が基地局10−1の受信電波強度から導出された距離rである円周12−1上の基地局10−2に最も近い点14(基地局10−1と基地局10−2とを結ぶ直線と円周12−1とが交わる点)を移動局20の位置として決定する。
図22は、上記6局の基地局の中から移動局20に1番目に近い基地局10−1のみが特定された場合に、移動局20の位置を特定する手順について説明するための図である。この場合、移動局20は、中心が、基地局10−1の位置で、半径が基地局10−1の受信電波強度から導出された距離rである円周12−1上に、存在する可能性がある。しかし、移動局20に近い他の基地局10が特定されていないので、位置決定部116は、円周12−1上の1点を特定することができない。そこで、位置決定部116は、基地局10−1の位置を移動局20の位置として決定する。
ここで、移動局20は、顧客にサービスを提供する従業員に所持される無線端末である。したがって、上記のような手順で、受信電波強度に基づいて決定された移動局20の位置により、従業員の位置を特定することができる。受信電波強度に基づいて決定されたそれぞれの移動局20の位置により、それぞれの従業員がどのテーブル80に滞在しているか、どのテーブル80にも滞在していないかを把握することができる。すなわち、受信電波強度に基づいて決定されたそれぞれの移動局20の位置により、それぞれの従業員が接客中であるか、接客中でないかを把握することができる。受信電波強度に基づいて決定されたそれぞれの移動局20の位置により、それぞれの従業員の行動を把握することができる。
基地局情報格納部132は、例えば、図23に示すように、複数のテーブル80のそれぞれに対して割り当てられた区画84の位置情報を格納してよい。そして、位置決定部116は、強度情報取得部102により順次取得された強度情報に基づいて、順次決定された移動局20の位置に基づいて、移動局20が予め定められた期間以上滞在している区画84があるか否かを判断する。位置決定部116は、対応する区画84が存在すれば、その区画84に割り当てられたテーブル80に移動局20が滞在中であると判断する。
位置決定部116が、移動局20が滞在中のテーブル80を特定する手順は、上記の例には限定されない。位置決定部116は、複数の基地局10のうち、移動局20での受信電波強度が予め定められた期間中、最大である第1基地局が存在する場合、移動局20が第1基地局に関連付けられた第1領域に滞在中であると判断してよい。位置決定部116は、複数の基地局10のうち、移動局20での受信電波強度が予め定められた期間中、予め定められた値より大きく、かつ最大である第1基地局が存在する場合、移動局20が第1基地局に関連付けられた第1領域に滞在中であると判断してよい。例えば、位置決定部116は、強度情報取得部102により順次取得された強度情報に基づいて、移動局20での受信電波強度が最も高い基地局が予め定められた期間継続して同一であれば、その基地局に割り当てられたテーブル80に、移動局20が滞在中であると判断してもよい。位置決定部116は、例えば、図24に示すように、今回の強度情報に基づいて特定された移動局20での受信電波強度が最も高い基地局(基地局ID:19)と、前回の強度情報に基づいて特定された移動局20での受信電波強度が最も高い基地局(基地局ID:19)とが同一であり、かつその受信電波強度が予め定められた値(例えば、−100)以上である場合、その基地局(基地局ID:19)に割り当てられたテーブル80に、移動局20が滞在中であると判断してよい。
続いて、移動局20での受信電波強度に基づいて特定された移動局20の滞在状況を利用した従業員管理について説明する。
POSシステム200は、顧客に提供するサービスの提供状況について様々な情報を管理している。例えば、POSシステム200は、テーブル80の利用状況、テーブル80の清掃状況、顧客の注文の有無、顧客にテーブル80が割り当てられてから注文が受け付けられるまでの時間、顧客の注文内容、顧客から注文を受け付けてから顧客への配膳が完了するまでの時間、顧客の支払い状況などをデータベース202で管理している。
このようなPOS情報を利用して、適切な従業員に適切な通知をすることで、顧客により良いサービスを提供できる。例えば、レストランなどの飲食店では、それぞれのテーブル80に対して担当の従業員が割り当てられる場合がある。このような担当の従業員にサービスの提供状況に応じて、的確な指示することで、サービスの品質を向上させることができる。しかしながら、POSシステム200で管理されている情報のみでは、現在の従業員の行動を把握することは難しい。例えば、注文を受け付けるまでの時間が許容時間を過ぎていたとしても、従業員は、その担当のテーブル80で接客して、顧客への注文のアドバイスなどを行っている可能性もある。または、従業員が、他のテーブル80で接客中の場合もある。このような状況で、担当の従業員に、注文の伺いを促す指示を通知することは必ずしも最適であるとは言えない。サービスに対して割り当てられた許容時間を過ぎても、従業員が気付かないことでそのサービスの提供が行われていないとは限らない。また、担当の従業員が接客中でも、他の従業員が接客中でなければ、他の従業員に担当の従業員の代わりに顧客へのサービスを依頼することで、顧客へのサービスの品質の向上を期待できる。
そこで、従業員管理装置100は、移動局20のテーブル80の滞在状況を示す滞在情報と、サービスの提供状況を示すサービス情報とに基づいて、移動局20を介して従業員に適宜サービスの提供を促す通知を行う。
図7に示す従業員管理装置100において、滞在情報格納部108は、複数の基地局10のうちの何れかの基地局の近傍の複数の領域のうちそれぞれの移動局20に割り当てられた領域の識別情報と、それぞれの移動局20が滞在中の領域の識別情報とを、それぞれの移動局20の識別情報に関連付けて示す滞在情報を格納する。滞在情報格納部108は、複数のテーブル80のうち、それぞれの従業員が担当して割り当てられたテーブル80のテーブルIDと、それぞれの従業員が所持する移動局20が滞在中のテーブル80のテーブルIDとを、それぞれの移動局20の移動局IDに関連付けて示す滞在情報を格納する。
生成部106は、強度情報に基づいて、滞在情報を生成する。生成部106は、強度情報から決定部110により決定された移動局20の位置に基づいて、滞在情報を生成する。生成部106は、強度情報に基づいて決定部110により決定された移動局20が滞在中のテーブル80に従って、滞在情報を生成する。
検索部120は、データベース202で管理されている複数の領域のそれぞれに対するサービスの提供状況に基づいて、予め定められたサービスに対して予め定められた許容時間の間に予め定められたサービスが提供されていない第1領域を検索する。検索部120は、データベース202で管理されている複数のテーブル80のそれぞれに対するサービスの提供状況に基づいて、予め定められたサービスに対して予め定められた許容時間の間に予め定められたサービスが提供されていないテーブル80を検索する。
指示部122は、第1領域に割り当てられた第1移動局が第1領域に滞在中であることを滞在情報が示していない場合、第1領域に対する予め定められたサービスの提供を促す通知を第1移動局に行うことを通知部124に指示する。指示部122は、許容時間を過ぎても予め定められたサービスが提供されていないテーブル80が担当として割り当てられている従業員が、そのテーブル80に滞在中であることを滞在情報が示していない場合、そのテーブル80に対するサービスの提供を促す通知をその担当の従業員の移動局20に行うことを通知部124に指示する。
通知部124は、担当の従業員の移動局20に、サービスの提供を促すメッセージを送信することで、その通知を行ってよい。通知部124は、担当の従業員の移動局20を振動させる命令を、その移動局20に送信することで、その通知を行ってよい。
指示部122は、サービスを提供すべき第1領域に割り当てられた第1移動局が第1領域に滞在中でなく、かつ第1移動局が他の領域に滞在中であることを滞在情報が示している場合、複数の領域のうち滞在中の領域が滞在情報に示されていない他の移動局に第1領域に対する通知を行うことを、通知部124に指示してよい。指示部122は、サービスを提供すべきテーブル80が担当として割り当てられて従業員の移動局20がそのテーブル80に滞在中でなく、かつその移動局20が他のテーブル80に滞在中であることを滞在情報が示している場合、滞在中のテーブル80が滞在情報に示されていない他の移動局20にそのテーブル80に対する通知を行うことを、通知部124に指示してよい。
指示部122は、通知を第1移動局に行うことを通知部124に指示してから、予め定められた期間経過後、データベース202で管理されているサービスの提供状況が第1領域への予め定められたサービスの提供が完了していることを示していない場合、複数の領域のうち滞在中の領域が滞在情報に示されていない他の移動局に第1領域に対する通知を行うことを、通知部124に指示してよい。指示部122は、担当の従業員の移動局20への通知を通知部124に指示してから、予め定められた期間経過後に、データベース202で管理されているサービスの提供状況がそのテーブル80へのサービスの提供が完了していることを示していない場合、複数のテーブル80のうち滞在中のテーブル80が滞在情報に示されていない他の移動局20にそのテーブル80に対する通知を行うことを、通知部124に指示してよい。
図25は、滞在情報格納部108に格納されている滞在情報の一例を示す。滞在情報は、従業員の氏名を示すスタッフ名、従業員が所持する移動局20を識別する移動局ID、移動局20が滞在中のテーブル80、すなわち従業員が接客中のテーブル80を示す接客情報、従業員が担当するテーブルを示す担当テーブルを含む。例えば、スタッフAは、移動局ID:01の移動局20を所持し、現在、接客中のテーブル80はなく、現在の担当テーブルのテーブルIDは、テーブルID02及びテーブルID04であることを滞在情報は示している。また、スタッフDは、移動局ID:04の移動局20を所持し、現在、テーブルID05のテーブル80の接客中で、現在の担当テーブルのテーブルIDは、テーブルID03及びテーブルID05であることを滞在情報は示している。
生成部106は、強度情報に基づいて特定された移動局20の位置に基づいて、滞在情報を順次生成し、滞在情報格納部108に格納された滞在情報を更新する。指示部122は、滞在情報を参照して、通知すべき従業員を特定して、その従業員の移動局20にメッセージを通知するように通知部124に指示する。
図26は、滞在情報の更新手順の一例を示すフローチャートである。生成部106は、滞在情報で管理すべきすべての従業員に対して滞在情報の更新を行う(S400)。生成部106は、対象の従業員の滞在中のテーブル80があるか、滞在中のテーブル80があればどのテーブル80であるかを、決定部110による対象の従業員の移動局20の位置の決定結果から判断する(S402)。生成部106は、対象の従業員がどのテーブル80にも滞在中でないと判断した場合、生成部106は、対象の従業員の接客情報を「Free」に更新する(S404)。
対象の従業員がいずれのテーブル80に滞在中であれば、生成部106は、対象の従業員の接客情報を滞在中のテーブル80のテーブルIDに更新する(S406)。さらに、生成部106は、滞在情報格納部108に格納された滞在情報を参照して、その滞在中のテーブル80に顧客が着席してから初めて滞在した従業員か否かを判断する(S408)。生成部106は、滞在情報の担当テーブルを参照して、対象の従業員が滞在中のテーブル80のテーブルIDに対して、担当の従業員が割り当てられているか否かを判断してよい。そして、生成部106は、まだ担当の従業員が割り当てられていなければ、対象の従業員が滞在中のテーブル80を対象の従業員の担当テーブルとして滞在情報に登録する(S410)。さらに、生成部106は、顧客の注文待ちを監視するために、滞在中のテーブル80の注文待ち監視タイマーを開始する(S412)。この注文待ち監視タイマーで計測された時間が、注文待ちに対して予め定められた許容時間を経過しても、そのテーブル80の注文が受け付けられていない場合、指示部122は、担当の従業員の移動局20に、注文伺いを促す通知を通知部124に指示してよい。一方、担当の従業員がすでに割り当てられていれば、生成部106は更新処理を終了する。
以上の処理が滞在情報で管理すべきすべての従業員に対して行われると(S414)、生成部106は、処理を終了する。生成部106は、上記の更新手順を定期的に行う。生成部106は、移動局20からの強度情報を強度情報取得部102が取得するごとに、滞在情報を更新してよい。
図27は、従業員への通知処理の手順の一例を示すフローチャートである。従業員管理装置100は、監視すべきすべてのテーブル80に対して順次、従業員への通知処理を実行する(S500)。検索部120は、POSシステム200から対象テーブルのPOS情報を取得する(S502)。すなわち、検索部120は、POSシステム200のデータベース202を参照して、対象テーブルのサービス提供状況を示すサービス情報を取得する。検索部120は、POS情報を参照して、対象テーブルに対して現在、提供予定のサービスがあるか否かを判断する(S504)。提供予定のサービスがあれば、検索部120は、その提供予定のサービスに対して割り当てられた許容時間を現在超えているか否かを判断する(S506)。POSシステム200は、サービスごとにタイマーでサービスが提供されるまでの時間をカウントしてよい。また、POSシステム200は、サービスごとに許容時間を記憶してよい。検索部120は、対象のサービスについてタイマーでカウントされた現時点の時間と、対象のサービスの許容時間とを含むPOS情報をPOSシステム200から取得してよい。検索部120は、そのPOS情報から、サービスの許容時間を超えているか否かを判断してよい。
現時点で、サービスの許容時間を超えていれば、指示部122は、滞在情報を参照して、対象テーブルの担当従業員が、その対象テーブルに現在滞在中か否かを判断する(S508)。対象従業員が、対象テーブルに滞在中でなければ、指示部122は、対象テーブルに対する通知処理を実行する(S510)。POSシステム200は、監視すべきすべてのテーブル80に対して処理を繰り返す(S512)。
図28は、指示部122による通知指示の処理手順の一例を示すフローチャートである。指示部122は、担当従業員の滞在情報を滞在情報格納部108から取得する(S600)。指示部122は、滞在情報を参照して、担当従業員が現在接客中であるか否かを判断する(S602)。担当従業員が現在接客中でなければ、指示部122は、担当従業員の対象テーブルに対する即時のサービス提供を指示すべく、通知部124に担当従業員の移動局20への通知を指示する(S604)。
担当従業員が現在接客中であれば、指示部122は、担当従業員へ現在の接客完了後に対象テーブルに対するサービス提供を指示すべく、通知部124に担当従業員の移動局20への通知を指示する(S606)。
指示部122は、通知部124への通知の指示後、経過時間カウントタイマーを開始する(S608)。指示部122は、経過時間カウントタイマーでのカウントが待機期間を経過した場合、POSシステム200から提供されるPOS情報を参照して、対象のサービスの提供が完了したか否かを判断する(S610)。対象のサービスの提供が完了していなければ、指示部122は、滞在情報を参照して、担当外の従業員のうち滞在中のテーブルがない従業員へ対象テーブルに対する即時のサービス提供を指示すべく、通知部124に滞在中のテーブルがない、すなわち、現在接客中ではない他の従業員の移動局20への通知を指示する(S612)。
図29は、指示部122による通知指示の処理手順の一例を示すフローチャートである。指示部122は、担当従業員の滞在情報を滞在情報格納部108から取得する(S700)。指示部122は、滞在情報を参照して、担当従業員が現在接客中であるか否かを判断する(S702)。担当従業員が現在接客中でなければ、指示部122は、担当従業員の対象テーブルに対する即時のサービス提供を指示すべく、通知部124に担当従業員の移動局20への通知を指示する(S704)。
担当従業員が現在接客中であれば、指示部122は、現在接客中でない従業員を特定すべく、サービスの提供を行える従業員すべてついて、順次通知の指示を行えるか判断する(S706)。指示部122は、滞在情報を参照して、対象の他の従業員が現在接客中か否かを判断する(S708)。対象の他の従業員が現在接客中であれば、指示部122は、さらに別の従業員が現在接客中であるかを判断する(S712)。
接客中でない対象の他の従業員が見つかれば、指示部122は、その対象の他の従業員に対する即時のサービス提供を指示すべく、通知部124にその対象の他の従業員の移動局20への通知を指示する(S710)。
以上の通り、許容時間を過ぎても提供が完了していないサービスがあれば、担当の従業員の接客状況、及び他の従業員の接客状況に応じて、そのサービスを完了させるように、接客できる従業員に適切に通知を行うことができる。したがって、無駄な指示が従業員に行われず、サービスの提供をスムーズに進み、サービスの品質向上につなげることができる。
さらに具体的なサービスを例にして説明する。POSシステム200は、データベース202で、複数の領域のそれぞれの商品提供状況をサービスの提供状況として管理する。検索部120は、予め定められた許容時間の間に商品の提供が完了していない領域を第1領域として検索してよい。POSシステム200は、データベース202で、複数のテーブル80のそれぞれの注文品の配膳状況をサービスの提供状況として管理してよい。検索部120は、予め定められた許容時間の間に注文品の配膳が完了していないテーブル80を通知すべき対象のテーブル80として検索してよい。商品提供状況は、商品の注文を受け付けた時刻、商品の提供が完了したか否かを示してよい。注文品の配膳状況は、注文品の注文を受け付けた時刻、注文品の配膳が完了したか否かを示してよい。
指示部122は、第1領域に割り当てられた第1移動局が第1領域に滞在中であることを滞在情報が示していない場合、第1領域に対する商品の提供を促す通知を第1移動局に行うことを通知部124に指示してよい。指示部122は、注文品を配膳すべき対象のテーブル80の担当の従業員の移動局20が対象のテーブル80に滞在中であることを滞在情報が示していない場合、対象のテーブル80に対する注文品の配膳を促す通知を担当の従業員の移動局20に行うことを通知部124に指示してよい。
指示部122は、第1領域に割り当てられた第1移動局が1領域に滞在中でなく、かつ第1移動局が複数の領域のうちの他の領域に滞在中であることを滞在情報が示している場合、複数の領域のうち滞在中の領域が滞在情報に示されていない他の移動局に第1領域に対する通知を行うことを、通知部124に指示してよい。指示部122は、注文品を配膳すべきに対象のテーブル80の担当の従業員の移動局20が対象のテーブル80に滞在中でなく、かつその移動局20が複数のテーブル80のうちの他のテーブル80に滞在中であることを滞在情報が示している場合、複数のテーブル80のうち滞在中のテーブル80が滞在情報に示されていない他の従業員の他の移動局20に対象のテーブル80に対する注文品の配膳を促す通知を行うことを、通知部124に指示してよい。
POSシステム200は、データベース202で注文を受けた商品の準備状況を管理してよい。指示部122は、第1領域に割り当てられた第1移動局が第1領域に滞在中でなく、かつ第1移動局が他の領域に滞在中であることを滞在情報が示している場合であっても、第1領域に対する商品の提供の準備が完了していることがデータベース202に示されていない場合、他の移動局への通知を通知部に指示しなくてよい。指示部122は、注文品を配膳すべき対象のテーブル80の担当の従業員の移動局20が対象のテーブル80に滞在中でなく、かつその移動局20が他のテーブル80に滞在中であることを滞在情報が示している場合であっても、対象のテーブル80に対する商品の提供の準備が完了していることがデータベース202に示されていない場合、他の従業員の他の移動局20への対象のテーブル80に対する注文品の配膳を促す通知を通知部に指示しなくてよい。
図30は、配膳時間の監視手順の一例を示すフローチャートである。検索部120は、この監視手順を監視すべきすべてのテーブル80のすべての注文品に対して繰り返す(S800)。検索部120は、POSシステム200から1品の注文情報を取得する(S802)。検索部120は、注文品の配膳状況を示す情報を参照して、対象の注文品が配膳済みか否かを判断する(S804)。
配膳済みでなければ、指示部122は、対象の注文品の配膳忘れアラート時間を取得する。POSシステム200は、注文品ごとに、配膳までの許容時間を記憶してよい。例えば、POSシステム200は、図31に示すように、それぞれの注文品別の許容時間を記憶してよい。指示部122は、POSシステム200から対象の注文品の許容時間を取得してよい。許容時間は、従業員が顧客から注文を受け付けた時点で指定してもよい。例えば、デザートなど、注文品の種類によっては、注文を受け付けてから配膳すべき時間は顧客によって異なる場合がある。従って、許容時間は、顧客からの注文ごとに従業員が移動局20などの端末を用いて登録してよい。従業員は、予め定められた複数の許容時間の中から移動局20などの端末を用いて、顧客からの注文ごとに所望の許容時間を選択して、注文品ごとの許容時間を登録してよい。従業員が移動局20などの端末を用いて、注文品に対する許容時間を指定しない場合、予め定められた許容時間をその注文品に対して登録してよい。注文してからの時間が許容時間を超えていれば、指示部122は、滞在情報を参照して、現在、対象テーブルの担当従業員が、対象テーブルに滞在中か否かを判断する(S810)。担当従業員が対象テーブルに滞在中でなければ、指示部122は、対象テーブルの対象の注文品の配膳を指示する処理を実行する(S812)。
指示部122は、監視対象のすべてのテーブル80のすべての注文品についてステップS802以降の処理を繰り返す。
図32は、対象の注文品の配膳を指示する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
指示部122は、滞在情報格納部108から担当従業員の滞在情報を取得する(S900)。指示部122は、滞在情報を参照して、担当従業員が現在接客中か否かを判断する(S902)。担当従業員が現在接客中でなければ、指示部122は、担当従業員へ対象テーブルに対する対象注文品の配膳を指示する通知を担当従業員の移動局20に行うべく、通知部124に指示する(S904)。なお、担当従業員の移動局20に通知が行われた時点で、対象注文品が完成していない可能性もある。この場合でも、担当従業員の移動局20に通知されれば、担当の従業員が、例えば、対象のテーブル80の顧客に、対象注文品の完成に時間がかかっていることを知らせることができる。
担当従業員が現在接客中であれば、接客中でない他の従業員を見つける処理を接客中でない他の従業員を見つけるまで繰り返す(S906)。
指示部122は、滞在情報を参照して、対象の他の従業員が接客中か否かを判断する(S908)。対象の他の従業員が接客中でなければ、対象の他の従業員へ対象テーブルに対する対象注文品の配膳を指示する通知を対象の他の従業員の移動局20に行うべく、通知部124に指示する(S910)。接客中でない従業員が見つかるまでS908以降の処理を繰り返す(S912)。なお、接客中でない他の従業員に通知を行う時点で、注文品が完成していない可能性もある。この場合には、指示部122は、他の従業員の移動局20に通知を行う指示を通知部124に指示しなくてもよい。一方、指示部122は、他の従業員への通知の代わりに、接客中の担当従業員に通知を行う指示を通知部124に指示してもよい。これにより、担当従業員が、現在の接客が完了した時点で、対象のテーブル80の顧客に対象注文品の完成に時間がかかっていることを知らせることができる。
以上の通り、予め定められた許容時間内に注文品の配膳が完了していない場合、従業員がテーブル80への注文品の配膳を忘れ、注文品の配膳が遅れている可能性がある。そこで、そのような状況になった場合、担当従業員の移動局20に対して配膳の指示を通知する。また、担当従業員が他のテーブル80の接客中であれば、担当従業員以外の従業員のうち、現在、接客中でない従業員の移動局20に対して、配膳の指示の通知を行う。これにより、従業員が忘れたことでテーブル80の配膳が行われていない状態が続くことを防止でき、サービスの品質を向上させることができる。
図33は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ1200の一例を示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーションまたは当該装置の1または複数の「部」として機能させることができる。または、当該プログラムは、コンピュータ1200に当該オペレーションまたは当該1または複数の「部」を実行させることができる。当該プログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、及びRAM1214を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、入力/出力ユニットを含み、それらは入力/出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。コンピュータ1200はまた、ROM1230を含む。CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブが、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納してよい。ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/またはコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。プログラムが、CR−ROM、USBメモリまたはICカードのようなコンピュータ可読記録媒体またはネットワークを介して提供される。プログラムは、コンピュータ可読記録媒体の例でもあるRAM1214、またはROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーションまたは処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、またはUSBメモリのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、USBメモリ等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上またはコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 基地局
20 移動局
22 BLEモジュール
24 WiFiモジュール
26 表示装置
28 モータ
50 中継器
60 ネットワーク
62 ネットワーク
80 テーブル
82 座席
84 区画
100 従業員管理装置
102 強度情報取得部
104 利用情報取得部
106 生成部
108 滞在情報格納部
110 決定部
112 導出部
114 特定部
116 位置決定部
120 検索部
122 指示部
124 通知部
130 地図情報格納部
132 基地局情報格納部
200 POSシステム
202 データベース
1200 コンピュータ
1210 ホストコントローラ
1212 CPU
1214 RAM
1220 入力/出力コントローラ
1222 通信インタフェース
1230 ROM

Claims (21)

  1. 予め定められた複数の領域のそれぞれに設置された複数の基地局に対するそれぞれの移動局での受信電波強度を示す強度情報を取得する取得部と、
    前記強度情報に基づいて、前記複数の領域のうち、それぞれの前記移動局に割り当てられた領域の識別情報と、それぞれの前記移動局が滞在中の領域の識別情報とを、それぞれの前記移動局の識別情報に関連付けて示す滞在情報を生成する生成部と、
    データベースで管理されている前記複数の領域のそれぞれの商品の提供状況に基づいて、前記複数の領域のうち、予め定められた許容時間の間に商品の提供が完了していない第1領域を検索する検索部と、
    前記第1領域に割り当てられた第1移動局が前記第1領域に滞在中であることを前記滞在情報が示していない場合、前記第1領域に対する前記商品の提供を促す通知を前記第1移動局に行うことを通知部に指示する指示部と
    を備える、通知指示装置。
  2. それぞれの前記移動局は、前記複数の領域のそれぞれにサービスを提供するそれぞれの従業員に所持されている、請求項1に記載の通知指示装置。
  3. 前記指示部は、前記第1領域に割り当てられた前記第1移動局が前記第1領域に滞在中でなく、かつ前記第1移動局が前記複数の領域のうちの他の領域に滞在中であることを前記滞在情報が示している場合、前記複数の領域のうち滞在中の領域が前記滞在情報に示されていない他の移動局に前記第1領域に対する前記通知を行うことを、前記通知部に指示する、請求項1または2に記載の通知指示装置。
  4. 前記データベースは、注文を受けた商品の準備状況を管理し、
    前記指示部は、前記第1領域に割り当てられた前記第1移動局が前記第1領域に滞在中でなく、かつ前記第1移動局が他の領域に滞在中であることを前記滞在情報が示している場合であっても、前記第1領域に対する前記商品の提供の準備が完了していることが前記データベースに示されていない場合、前記他の移動局への前記通知を前記通知部に指示しない、請求項3に記載の通知指示装置。
  5. 前記データベースは、商品の種類ごとに許容時間を管理し、
    前記指示部は、前記データベースで管理されている前記商品に対する許容時間に基づいて、前記許容時間の間に商品の提供が完了していない前記第1領域を検索する、請求項1または2に記載の通知指示装置。
  6. 前記生成部は、
    前記複数の基地局のうち、移動局での受信電波強度が予め定められた期間中、最大である第1基地局が存在する場合、前記移動局が前記第1基地局に関連付けられた第1領域に滞在中であると判断する、請求項1から5の何れか1つに記載の通知指示装置。
  7. 前記生成部は、前記複数の基地局のうち、移動局での受信電波強度が予め定められた期間中、予め定められた値より大きく、かつ最大である第1基地局が存在する場合、前記移動局が前記第1基地局に関連付けられた第1領域に滞在中であると判断する、請求項6に記載の通知指示装置。
  8. 前記強度情報に基づいて、前記移動局の位置を決定する決定部をさらに備え、
    前記生成部は、前記決定部に決定された前記移動局の位置に基づいて、前記複数の領域のうち前記移動局が予め定められた期間以上滞在する第1領域が存在する場合、前記移動局が前記第1領域に滞在中であると判断する、請求項1から7の何れか1つに記載の通知指示装置。
  9. 前記決定部は、前記強度情報に基づいて、前記複数の基地局のそれぞれから前記移動局までの距離を導出する導出部を含み、
    前記決定部は、前記複数の基地局のそれぞれから前記移動局までの距離に基づいて、前記移動局の位置を決定する、請求項8に記載の通知指示装置。
  10. 前記決定部は、
    前記強度情報に基づいて、前記複数の基地局の中から前記移動局までの距離が1番目に短い第1の基地局を特定する第1特定部と、
    前記強度情報に基づいて、前記複数の基地局の中から前記移動局までの距離が2番目に短い第2の基地局を特定する第2特定部と
    をさらに含み、
    前記決定部は、前記第1の基地局の位置を示す第1位置と、前記第2の基地局の位置を示す第2位置と、前記第1の基地局と前記移動局までの距離を示す第1距離とに基づいて、前記移動局の位置を決定する、請求項9に記載の通知指示装置。
  11. 前記第2特定部は、前記複数の基地局のうち前記第1の基地局に対して予め関連付けられた複数の基地局の中から前記第2の基地局を特定する、請求項10に記載の通知指示装置。
  12. 前記決定部は、中心が前記第1位置で、半径が前記第1距離である円周上の一点を前記第2位置に基づいて前記移動局の位置として決定する、請求項10または11に記載の通知指示装置。
  13. 前記決定部は、
    前記強度情報に基づいて、前記複数の基地局の中から前記移動局までの距離が3番目に短い第3の基地局を特定する第3特定部をさらに含み、
    前記決定部は、前記第3の基地局の位置を示す第3位置にさらに基づいて、前記移動局の位置を決定する、請求項10から12の何れか1つに記載の通知指示装置。
  14. 前記第3特定部は、前記複数の基地局のうち前記第1の基地局に対して予め関連付けられた複数の基地局の中から前記第3の基地局を特定する、請求項13に記載の通知指示装置。
  15. 前記決定部は、中心が前記第1位置で、半径が前記第1距離である円周上の一点を前記第2位置及び前記第3位置に基づいて前記移動局の位置として決定する、請求項13または14に記載の通知指示装置。
  16. 前記取得部は、前記複数の基地局のうち前記移動局での受信電波強度が高い順に選択された予め定められた3以上の数の複数の基地局に対する前記移動局での受信電波強度を示す前記強度情報を取得し、
    前記強度情報に示されている複数の基地局の中に前記予め関連付けられた複数の基地局のいずれも存在しない場合、前記決定部は、前記第1位置を前記移動局の位置と決定する、請求項11に記載の通知指示装置。
  17. 前記取得部は、前記強度情報を時系列に取得し、
    前記第1特定部は、第1の時点の前記強度情報に基づいて、前記複数の基地局の中から前記移動局までの距離が1番目に近い第1の基地局の候補の基地局を特定し、さらに、前記候補の基地局から前記移動局までの距離が予め定められた第1閾値以下である第1の条件を前記候補の基地局が満たす場合、前記候補の基地局を前記第1の時点の前記第1の基地局として特定する、請求項10から16の何れか1つに記載の通知指示装置。
  18. 前記第1特定部は、前記第1の時点の前記強度情報に基づいて特定された前記候補の基地局が前記第1の条件を満たさず、かつ前記第1の時点の前記強度情報に基づいて特定された前記候補の基地局から前記移動局までの距離が予め定められた第2閾値以下で、さらに前記第1の時点より前の第2の時点の前記強度情報に基づいて特定された前記候補の基地局から移動局までの距離が前記第2閾値以下である第2の条件を満たす場合、前記候補の基地局を前記第1の時点の前記第1の基地局として特定する、請求項17に記載の通知指示装置。
  19. 前記第2特定部は、前記第1の時点の前記強度情報に基づいて特定された前記候補の基地局が前記第1の条件及び前記第2の条件を満たさず、かつ前記候補の基地局が、前記第1の時点、前記第2の時点、及び前記第2の時点より前の第3時点のそれぞれで前記複数の基地局の中で前記移動局までの距離が1番目に短い第3の条件を満たす場合、前記候補の基地局を前記第1の時点の前記第1の基地局として特定する、請求項18に記載の通知指示装置。
  20. 予め定められた複数の領域のそれぞれに設置された複数の基地局に対するそれぞれの移動局での受信電波強度を示す強度情報を取得する段階と、
    前記強度情報に基づいて、前記複数の領域のうち、それぞれの前記移動局に割り当てられた領域の識別情報と、それぞれの前記移動局が滞在中の領域の識別情報とを、それぞれの前記移動局の識別情報に関連付けて示す滞在情報を生成する段階と、
    データベースで管理されている前記複数の領域のそれぞれの商品の提供状況に基づいて、前記複数の領域のうち、予め定められた許容時間の間に商品の提供が完了していない第1領域を検索する段階と、
    前記第1領域に割り当てられた第1移動局が前記第1領域に滞在中であることを前記滞在情報が示していない場合、前記第1領域に対する前記商品の提供を促す通知を前記第1移動局に行うことを通知部に指示する段階と
    を備える、通知指示方法。
  21. 請求項1から18の何れか1つに記載の通知指示装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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