JP2019143954A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】快適性をより高めることができる空気調和機を提供する。【解決手段】空気調和機20は、第1送風機23及び第2送風機26と、ユーザの首元に向けて第1送風機23からの風を吹き付ける第1風向部25及びユーザの腰に向けて第2送風機26からの風を吹き付ける第2風向部28とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機に関する。
特許文献1の空気調和機では、室内機が1台のファンと、気流の吹き出し方向を変更する複数の風向板と、室内空間の温度を検出する赤外線センサとを有し、赤外線センサによって部屋に居る複数人の位置や活動状態を検出し、その位置に適切な気流を供給する構成が開示されている。
特開2013−238397号公報
ところで、従来、例えばオフィス環境における作業者の快適性については、特にオフィス環境における特定の作業者に供給する気流を高精度に追及した空気調和機が存在しなかった。特許文献1においても、空気調和機が赤外線センサの検出情報から人の位置を特定し、その位置に適した気流を供給するに留まっている。しかし、本願発明者は、作業者の快適性を追及すると気流を提供する身体の部位や風速の制御が重要であることを検証から見出した。
本発明の目的は、快適性をより高めることができる空気調和機を提供することである。
この課題を解決する空気調和機は、送風機と、ユーザの首元及び腰の少なくとも一方に向けて前記送風機からの風を吹き付ける風向部とを備える。
本願発明者は、ユーザの首元や腰に風を吹き付けるとユーザがリラックスし易くなり、その結果、快適性が向上することを見出した。そこで、本空気調和機は、風向部によって送風機からの風をユーザに対して狙った箇所(所定部位)である首元及び腰の少なくとも一方に吹き付ける。したがって、ユーザの快適性をより高めることができる。
上記空気調和機において、前記風向部は、前記ユーザの首元として、前記ユーザの後頚部に向けて風を吹き付けるように構成された第1風向部を有することが好ましい。
ユーザの首元として、前頚部よりも後頚部に風が吹き付けられるほうがユーザはリラックスし易い。このため、第1風向部がユーザの後頚部に向けて送風機の風を吹き付けることにより、ユーザがリラックスし易くなる。
上記空気調和機において、前記風向部は、前記ユーザの首元に向けて前記送風機から風を吹き付けるように構成された第1風向部を有し、前記送風機が所定時間以上継続して駆動して前記第1風向部から前記ユーザの首元に風を吹き付ける場合において、前記所定時間における前記第1風向部から吹き付けられる風の平均風速は、0.30m/s以下であることが好ましい。
この構成によれば、第1風向部からユーザの首元に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.30m/s以下であることにより、首元に吹き付けられる風に起因してユーザの快適性を向上させることができる。
上記空気調和機において、前記平均風速は、0.20m/s以上であることが好ましい。
この構成によれば、第1風向部からユーザの首元に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.20m/s以上であることにより、首元に吹き付けられる風に起因してユーザの快適性を向上させることができる。
上記空気調和機において、前記風向部は、前記ユーザの腰に向けて前記送風機から風を吹き付けるように構成された第2風向部を有し、前記送風機が所定時間以上継続して駆動して前記第2風向部から前記ユーザの腰に風を吹き付ける場合において、前記所定時間における前記第2風向部から吹き付けられる風の平均風速は、0.75m/s以下であることが好ましい。
この構成によれば、第2風向部からユーザの腰に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.75m/s以下であることにより、腰に吹き付けられる風に起因してユーザの快適性を向上させることができる。
上記空気調和機において、前記平均風速は、0.65m/s以上であることが好ましい。
この構成によれば、第2風向部からユーザの腰に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.65m/s以上であることにより、腰に吹き付けられる風に起因してユーザの快適性を向上させることができる。
上記空気調和機において、前記送風機は、第1送風機及び第2送風機を有し、前記風向部は、前記ユーザの首元に向けて前記第1送風機から風を吹き付けるように構成された第1風向部と、前記ユーザの腰に向けて前記第2送風機から風を吹き付けるように構成された第2風向部とを有することが好ましい。
この構成によれば、ユーザの首元に向けて吹き付ける風及びユーザの腰に向けて吹き付ける風を個別に設定することができる。したがって、例えばユーザの首元及び腰に同時に風を吹き付けた場合、ユーザの首元に吹き付けるのに適した平均風速の風を第1風向部から吐出することができ、ユーザの腰に吹き付けるのに適した平均風速の風を第2風向部から吐出することができる。
本発明の空気調和機は、快適性をより高めることができる。
空気調和機を備える椅子の一実施形態の正面図。 図1の椅子の後方から見た斜視図。 図1の第1風向部及びその周辺を拡大した背もたれの断面図。 図1の椅子にユーザが着座した状態の椅子の側面図。 図1の椅子の平面図。
図1〜図5を参照して、空気調和機20を備える椅子1について説明する。なお、以下の説明において、椅子1を正面から見て左右方向を「左右方向X」と規定し、前後方向を「前後方向Y」と規定し、高さ方向を「高さ方向Z」と規定する。
図1に示すように、椅子1は、一人用の椅子であり、ユーザが着座可能な座部10と、ユーザの背中を支持する背もたれ11と、座部10及び背もたれ11と連結した一対の支持部12とを有する。一対の支持部12は、座部10及び背もたれ11を左右方向Xの両側から挟むように設けられている。支持部12は、高さ方向Zにおいて座部10よりも上方部分の肘掛部13と、座部10よりも下方部分の脚部14とを有する。すなわち、椅子1は、座部10よりも下方部分に空間15を有する。このような椅子1は、例えば椅子1の骨組みを構成する金属製のフレームと、座部10、背もたれ11、及び一対の支持部12を構成するフレームで囲まれた部分を充填するように設けられたスポンジ材(緩衝材)と、フレーム及びスポンジ材を覆うカバー部16とを有する。カバー部16は、例えば布が用いられる。
椅子1は、例えば設置面Fに固定されるものではなく、持ち運び可能に構成されている。例えば、脚部14にキャスターが設けられることにより、椅子1はより容易に持ち運び可能となる。
図1に示すとおり、椅子1には、空気調和機20が一体に設けられている。すなわち空気調和機20は、例えばユーザが椅子1を持ち運ぶときに空気調和機20も併せて持ち運ぶことができるように構成されている。空気調和機20は、ユーザの首元に向けて風を吹き付ける第1送風機構21と、ユーザの腰に向けて風を吹き付ける第2送風機構22とを有する。
図2に示すように、第1送風機構21は、第1送風機23、第1配管24、及び第1風向部25を有する。第2送風機構22は、第2送風機26、第2配管27、及び第2風向部28を有する。
第1送風機23及び第2送風機26は、座部10よりも下方の空間15において座部10よりも後方となるように配置されている。第1送風機23及び第2送風機26は、例えばシロッコファンが用いられる。第1送風機23及び第2送風機26は、前後方向Yにおいて同じ位置に、かつ左右方向Xにおいて間隔をあけて配置されている。本実施形態では、第1送風機23及び第2送風機26は、左右方向Xの一方に吸入口が開口するように配置されている。なお、図4では、便宜上、第2送風機26が座部10の下方に配置された図となっているが、実際には座部10よりも後方に配置されている。
第1送風機23の吐出口には、第1配管24が接続されている。第1配管24は、第1送風機23から背もたれ11の上部まで延び、背もたれ11の内部に設けられている。第1配管24は、背もたれ11の内部において右配管部24R及び左配管部24Lに分岐する。右配管部24Rは、背もたれ11の左右方向Xの中心よりも右側部分に位置し、上方に向けて延びている。左配管部24Lは、背もたれ11の左右方向Xの中心よりも左側部分に位置し、上方に向けて延びている。右配管部24Rは、背もたれ11の右端よりも左右方向Xの中心寄りに位置し、左配管部24Lは、背もたれ11の左端よりも左右方向Xの中心寄りに位置している。
第1風向部25は、右側風向部25R及び左側風向部25Lを有する。右側風向部25Rは、右配管部24Rの上端部に取り付けられ、左側風向部25Lは、左配管部24Lの上端部に取り付けられている。
右側風向部25R及び左側風向部25Lは、ユーザの首元に向けて第1送風機23からの風を吹き付けるように構成されている。本実施形態では、右側風向部25R及び左側風向部25Lは、ユーザの後頚椎に向けて第1送風機23からの風を吹き付けるように構成されている。より詳細には、右側風向部25R及び左側風向部25Lは、左右方向Xの側面視においてL字状に形成された所謂エルボ配管であり、その吐出口25Aが前方に向けて開口するように構成されている。
図3に示すように、右側風向部25Rの吐出口25Aは、背もたれ11においてユーザの背中を支持する前面11Aよりも所定距離分だけ背もたれ11の内部に位置するように背もたれ11に設けられている。また本実施形態では、右側風向部25Rと前面11Aとの間にはスポンジ材(緩衝材)が存在しないが、カバー部16は存在する。なお、左側風向部25Lと背もたれ11との関係は、上述の右側風向部25Rと背もたれ11との関係と同様である。
第2送風機26の吐出口には、第2配管27が接続されている。第2配管27は、第2送風機26から座部10の後端部まで延びている。第2配管27は、座部10の後端部において右配管部27R及び左配管部27Lに分岐する。右配管部27Rは、椅子1の左右方向Xの中心から上方に向かうにつれて右方向に向けて延びている。左配管部27Lは、椅子1の左右方向Xの中心から上方に向かうにつれて左方向に向けて延びている。
第2風向部28は、右側風向部28R及び左側風向部28Lを有する。右側風向部28Rは、右配管部27Rの先端部に取り付けられ、左側風向部28Lは、左配管部27Lの先端部に取り付けられている。
右側風向部28R及び左側風向部28Lは、ユーザの腰に向けて第2送風機26からの風を吹き付けるように構成されている。より詳細には、右側風向部28R及び左側風向部28Lは、右側風向部25R及び左側風向部25Lと同様の形状である。右側風向部28R及び左側風向部28Lはそれぞれ、その吐出口28Aが前方に向けて開口するように構成されている。
図1から分かるとおり、右配管部27Rが第1配管24の右配管部24Rよりも椅子1の右端側に位置するため、右側風向部28Rは、第1風向部25の右側風向部25Rよりも椅子1の右端側に位置している。また左配管部27Lが第1配管24の左配管部24Lよりも椅子1の左端側に位置するため、左側風向部28Lは、第1風向部25の左側風向部25Lよりも椅子1の左端側に位置している。これにより、ユーザの腰に風を吹き付ける左右方向Xの範囲を広げることができる。
また図4に示すように、第1風向部25の各風向部25R,25Lは、ユーザの後頚椎と対向する背もたれ11の箇所に設けられている。第2風向部28の各風向部28R,28Lは、ユーザの腰と対向する座部10と背もたれ11との間の部分に設けられている。
ところで、例えばオフィス環境でユーザが仕事に従事にしている場合、約10分の休憩時間が規定されていることが多い。本実施形態の椅子1は、約10分の休憩時間にユーザをリラックスさせて快適性を向上させるものである。この椅子1は、ユーザが仕事中に着座してもよいし、休憩時間にユーザが着座してもよい。
椅子1は、ユーザが座部10に着座した状態において、所定時間(例えば約10分)にわたり継続して各送風機23,26を駆動させてユーザの首元及び腰の少なくとも一方に向けて各送風機23,26からの風を吹き付ける。
ここで、本願発明者は、第1送風機23が所定時間にわたり継続して駆動して第1風向部25からユーザの首元に風を吹き付ける場合に各風向部25R,25Lからユーザの首元に吹き付けられる風の所定時間における平均風速を決めるために第1試験を行った。この試験では、10人のユーザを対象として、室温が約25度で所定の平均風速を0.2m/s、0.25m/s、0.3m/s、0.35m/s、及び0.4m/sの5パターンについて約10分間にわたり第1送風機23を継続して駆動させてユーザの首元に風を吹き付けた。そしてユーザが快適と感じる平均風速についてアンケートした。
また本願発明者は同様に、第2送風機26が所定時間にわたり継続して駆動して第2風向部28からユーザの腰に風を吹き付ける場合に各風向部28R,28Lからユーザの腰に吹き付けられる風の所定時間における平均風速を決めるために第2試験を行った。この試験も10人のユーザを対象として室温が約25度で行った。第2試験では、平均風速を0.5m/s、0.6m/s、0.7m/s、0.8m/s、及び0.9m/sの5パターンについて約10分間にわたり第2送風機26を継続して駆動させてユーザの腰に風を吹き付けた。そしてユーザが快適と感じる平均風速についてアンケートした。
その結果、第1風向部25からユーザの首元に風を吹き付ける場合に各風向部25R,25Lからユーザの首元に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.2m/s以上かつ0.3m/s以下の範囲であるときに快適と感じるユーザが多かった。また第2風向部28からユーザの腰に風を吹き付ける場合に各風向部28R,28Lからユーザの腰に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が065m/s以上かつ0.70m/s以下の範囲であるときに快適と感じるユーザが多かった。
そこで、本実施形態では、第1送風機23が所定時間以上継続して駆動して第1風向部25からユーザの首元に風を吹き付ける場合において、第1風向部25の各風向部25R,25Lからユーザの首元に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.30m/s以下となるように設定されている。また第1風向部25の各風向部25R,25Lからユーザの首元に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.20m/s以上となるように設定されている。
また第2送風機26が所定時間以上継続して駆動して第2風向部28からユーザの腰に風を吹き付ける場合において、第2風向部28の各風向部28R,28Lからユーザの腰に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.70m/s以下となるように設定されている。また第2風向部28の各風向部28R,28Lからユーザの腰に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.65m/s以上となるように設定されている。
図5に示すように、座部10には、生体情報検出部30が設けられている。生体情報検出部30は、感圧チューブ31を用い、座部10にユーザが着座したときのユーザの脈拍等の振動を検出する。生体情報検出部30としては、例えばWO2017/195234号公報の生体情報取得装置を用いることができる。このため、本実施形態の生体情報検出部30の構成及び検出原理は、上記生体情報取得装置と同様である。これにより、ユーザが座部10に着座することにより、ユーザの心拍数、心拍間隔のゆらぎ等を検出することができる。生体情報検出部30は、例えば心拍間隔のゆらぎからユーザのストレス度合を検出することができる。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本願発明者は、ユーザの首元や腰に風を吹き付けるとユーザがリラックスし易くなり、その結果、ユーザの快適性が向上することを試験等から見出した。そこで、本実施形態の空気調和機20は、第1風向部25及び第2風向部28によってユーザの首元及び腰の少なくとも一方に向けて風を吹き付ける。したがって、ユーザの快適性をより高めることができる。
(2)ユーザの首元として、前頚椎よりも後頚椎に風が吹き付けられるほうがユーザはリラックスし易い。そこで、本実施形態の空気調和機20は、第1風向部25によってユーザの後頚椎に風を吹き付ける。これにより、ユーザがよりリラックスし易くなる。
(3)第1送風機23が所定時間以上継続して駆動して第1風向部25からユーザの首元に風を吹き付ける場合において、第1風向部25の各風向部25R,25Lからユーザの首元に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.30m/s以下である。この構成によれば、首元に吹き付けられる風に起因してユーザの快適性を向上させることができる。
(4)第1送風機23が所定時間以上継続して駆動して第1風向部25からユーザの首元に風を吹き付ける場合において、第1風向部25の各風向部25R,25Lからユーザの首元に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.20m/s以上である。この構成によれば、首元に吹き付けられる風に起因してユーザの快適性を向上させることができる。
(5)第2送風機26が所定時間以上継続して駆動して第2風向部28からユーザの腰に風を吹き付ける場合において、第2風向部28の各風向部28R,28Lからユーザの腰に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.70m/s以下である。この構成によれば、腰に吹き付けられる風に起因してユーザの快適性を向上させることができる。
(6)第2送風機26が所定時間以上継続して駆動して第2風向部28からユーザの腰に風を吹き付ける場合において、第2風向部28の各風向部28R,28Lからユーザの腰に吹き付けられる風の所定時間における平均風速が0.65m/s以上である。この構成によれば、腰に吹き付けられる風に起因してユーザの快適性を向上させることができる。
(7)空気調和機20は、第1送風機構21及び第2送風機構22を有する。この構成によれば、ユーザの首元に向けて吹き付ける風及びユーザの腰に向けて吹き付ける風を個別に設定することができる。したがって、例えばユーザの首元及び腰に同時に風を吹き付けた場合、ユーザの首元に吹き付けるのに適した平均風速の風を第1風向部から吐出することができ、ユーザの腰に吹き付けるのに適した平均風速の風を第2風向部から吐出することができる。
(変形例)
上記実施形態に関する説明は、本発明に従う空気調和機が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う空気調和機は、上記実施形態以外に例えば以下に示される変形例、及び相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合せられた形態を取り得る。
・上記実施形態の椅子1は、空気調和機20を操作するリモコンを備えていてもよい。ユーザがリモコンを操作することにより、第1送風機23及び第2送風機26を個別に制御できる。すなわち、ユーザがリモコンを操作することにより、空気調和機20の運転及び停止を切り替えることができる。また空気調和機20の運転として次の3パターンに切り替えることができる。すなわち第1のパターンは、第1送風機23が駆動し、第2送風機26が停止するパターンである。つまり、第1のパターンは、第1送風機23からの風をユーザの首元に向けて吹き付け、第2送風機26からの風をユーザの腰に向けて吹き付けないパターンである。第2のパターンは、第1送風機23が停止し、第2送風機26が駆動するパターンである。つまり、第2のパターンは、第1送風機23からの風をユーザの首元に向けて吹き付けず、第2送風機26からの風をユーザの腰に吹き付けるパターンである。第3のパターンは、第1送風機23及び第2送風機26がともに駆動するパターンである。つまり、第3のパターンは、第1送風機23からの風をユーザの首元に向けて吹き付け、第2送風機26からの風をユーザの腰に向けて吹き付けるパターンである。
・上記変形例において、リモコンに代えて、ユーザのスマートフォンやタブレット等によって空気調和機20の第1送風機23及び第2送風機26を個別に制御してもよい。この場合、ユーザは、例えばスマートフォンに空気調和機20を制御するためのアプリをダウンロードし、このダウンロードしたアプリを用いて空気調和機20を操作する。
・上記実施形態の空気調和機20は、各送風機23,26を所定時間にわたり継続して駆動させる場合において、所定時間のうちの特定時間における各送風機23,26の風速を変更してもよい。一例では、約10分にわたり各送風機23,26が継続して駆動する場合、最後の約1分における各送風機23,26の風速を高くする。この構成によれば、最後の約1分において各送風機23,26の風速を高くすることにより、ユーザが椅子1の使用中に睡眠した場合にユーザの意識を覚醒させることができる。
なお、この場合においても第1送風機23からユーザの首元に向けて吹き付ける風の所定時間(約10分)における平均風速が0.2m/s以上かつ0.3m/s以下の範囲であることが好ましい。また第2送風機26からユーザの腰に向けて吹き付ける風の所定時間(約10分)における平均風速が0.6m/s以上かつ0.7m/s以下の範囲であることが好ましい。
・上記実施形態の椅子1は、図1に示す椅子1の構成に限られず、任意に変更可能である。例えば、椅子1から肘掛部13を省略してもよい。
・上記実施形態の椅子1は、第1送風機23及び第2送風機26が空間15から椅子1の外部に露出しているが、空間15の前面を布等で覆うことにより、第1送風機23及び第2送風機26が椅子1の外部に露出しないように構成してもよい。
・上記実施形態の椅子1において、空気調和機20が背もたれ11と一体に設けられる構成であってもよい。この場合、椅子1は、座部10に対して背もたれを傾倒可能にするリクライニング機構を有してもよい。このリクライニング機構を用いて、例えば背もたれを倒すことにより、ユーザをリラックスした状態にすることができる。
・上記実施形態の椅子1において、座部10、背もたれ11、及び一対の肘掛部13の少なくとも1つに加熱機構を有してもよい。加熱機構としては、電熱ヒータ、輻射熱発生器等を用いることができる。
・上記実施形態の空気調和機20は、独立した送風機及び独立した配管によってユーザの首元及び腰に向けて風を吹き付けていたが、共通の送風機及び配管によってユーザの首元及び腰に向けて風を吹き付けてもよい。
・上記実施形態の空気調和機20において、第1配管24及び第2配管27のそれぞれの内径は任意に変更可能である。本実施形態では、第1配管24の内径と第2配管27の内径とは互いに等しい。また一例では、本実施形態とは異なり、第2配管27の内径が第1配管24の内径よりも大きくてもよい。
・上記実施形態の空気調和機20において、第1風向部25及び第2風向部28のそれぞれの内径は任意に変更可能である。本実施形態では、第1風向部25及び第2風向部28はそれぞれ送風方向において内径が概ね一定となる構成であるが、例えば第1風向部25及び第2風向部28の少なくとも一方は、その吐出口に向かうにつれて内径が大きくなるように構成されてもよい。
・上記実施形態において、椅子1から生体情報検出部30を省略してもよい。
・上記実施形態において、第1風向部25が右側風向部25R及び左側風向部25Lの2つの風向部を有していたが、風向部の数はこれに限定されない。風向部の数は1つでもよいし、3つ以上であってもよい。なお、第2風向部28についても第1風向部25と同様に変更することができる。
・上記実施形態では、空気調和機20が椅子1に設けられたが、空気調和機20の適用例はこれに限られない。例えば、空気調和機20は衣服に設けられてもよい。
20 空気調和機
23 第1送風機(送風機)
25 第1風向部(風向部)
26 第2送風機(送風機)
28 第2風向部(風向部)

Claims (7)

  1. 送風機(23,26)と、
    ユーザの首元及び腰の少なくとも一方に向けて前記送風機(23,26)からの風を吹き付ける風向部(25,28)と
    を備える
    空気調和機(20)。
  2. 前記風向部(25)は、前記ユーザの首元として、前記ユーザの後頚部に向けて風を吹き付けるように構成された第1風向部(25)を有する
    請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記風向部(25)は、前記ユーザの首元に向けて前記送風機(23)から風を吹き付けるように構成された第1風向部(25)を有し、
    前記送風機(23)が所定時間以上継続して駆動して前記第1風向部(25)から前記ユーザの首元に風を吹き付ける場合において、前記所定時間における前記第1風向部(25)から吹き付けられる風の平均風速は、0.30m/s以下である
    請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記平均風速は、0.20m/s以上である
    請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記風向部(28)は、前記ユーザの腰に向けて前記送風機(26)から風を吹き付けるように構成された第2風向部(28)を有し、
    前記送風機(26)が所定時間以上継続して駆動して前記第2風向部(28)から前記ユーザの腰に風を吹き付ける場合において、前記所定時間における前記第2風向部(28)から吹き付けられる風の平均風速は、0.75m/s以下である
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気調和機。
  6. 前記平均風速は、0.65m/s以上である
    請求項5に記載の空気調和機。
  7. 前記送風機は、第1送風機(23)及び第2送風機(26)を有し、
    前記風向部は、前記ユーザの首元に向けて前記第1送風機(23)から風を吹き付けるように構成された第1風向部(25)と、前記ユーザの腰に向けて前記第2送風機(26)から風を吹き付けるように構成された第2風向部(28)とを有する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和機。
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