JP2019143909A - 制御装置、空調制御システム、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の第一実施形態による空調制御システムを図1〜図13を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態における空調制御システムの一例を示す図である。
空調制御システム100は、ビル4等に備えられた空調機31等を、ユーザの快適性を保ちつつ、低コストで運転するための制御システムである。特に本実施形態の空調制御システム100は、空調機31〜3m等全体での快適さや経済性、消費電力量を所望の状態に制御することを特徴とする。空調制御システム100は、DRASサーバ1と、DRASクライアント2と、ゲートウェイ3と、空調機31、空調機32、・・・、空調機3mと、を含んで構成される。DRASサーバ1は、例えば電力会社が運用するサーバ端末装置である。電力会社は、電力料金単価を例えば10分ごとに変更する。例えば、電力会社は、電力の需要による電力不足が見込まれる場合には、電力料金単価を上昇させて需要家に節電を促し、電力需要が比較的少ないと見込まれる時間には電力料金単価を下げて電力の消費を促す。DRASサーバ1とDRASクライアント2とは通信可能に接続されており、一般に公開されたプロトコル(例えばOpenADR2.0等)に基づく通信を行う。例えば、DRASサーバ1は、未来における所定期間分の電力料金のスケジュール情報を、DRASクライアント2に送信する。
図2を用いてDRASクライアント2の構成について説明する。DRASクライアント2は、運転情報取得部21と、料金情報取得部22と、制御情報算出部23と、運転状態予測部24と、評価部25と、通信部26と、記憶部27とを備える。
運転情報取得部21は、空調機31,32,・・・,3m等の運転情報を取得する。運転情報とは、例えば、空調機31の運転による消費電力量、運転時の室内温度、設定温度および室外温度等である。運転情報取得部21は、例えば所定の時間毎に空調機31,32,・・・,3m等の運転情報を取得し、記憶部27に取得した運転情報を記録する。
料金情報取得部22は、DRASサーバ1が送信した電力料金のスケジュール情報を取得する。電力料金のスケジュール情報については、後に図3を用いて説明する。
通信部26は、他装置との通信を行う。例えば、通信部26は、DRASサーバ1とデータ通信を行い、電力料金のスケジュール情報を取得する。あるいは、通信部26は、ゲートウェイ3とデータ通信を行い、運転制限スケジュール情報をゲートウェイ3へ送信する。
記憶部27は、運転制限スケジュール情報の算出に必要な種々のデータを記憶する。例えば、記憶部27は、運転状態予測部24が運転状態の予測に用いる予測モデルを記憶している。この予測モデルは、ある運転制限スケジュール情報を与えた場合の過去の運転状態の実績情報に基づいてニューラルネットワーク等の手法で生成した予測モデルである。この予測モデルは、電力制限スケジュール情報と、実際の消費電力量、室内温度、室外温度を入力すると、所定時間先の未来における室内温度とそれまでに消費される消費電力量の予測値を出力する。本実施形態の場合、予測モデルは、1分ごとの室内温度と消費電力量を5分先まで予測する。
図3は、本発明の第一実施形態における電力料金スケジュール情報の一例を示す図である。電力料金のスケジュール情報には、所定時間(例えば10分)ごとの電力料金単価が含まれている。図3の例の場合、本日の14:00〜14:10では1kWhあたりの電力料金が30円、14:10〜14:20では10円、14:20〜14:30では100円となっている。DRASサーバ1は、例えば、時間が10分経過する毎に、30分先までの10分毎の電力料金単価が含まれたスケジュール情報をDRASクライアント2へ送信する。DRASクライアント2では、料金情報取得部22が電力料金単価のスケジュール情報を、通信部26を介して取得し、記憶部27へ記録する。
図4は、本発明の第一実施形態における運転制限スケジュール情報の一例を示す図である。運転制限スケジュール情報には、所定時間(例えば5分)ごとの電力制限値が含まれている。
この電力制限値は、図3で例示した電力料金単価の場合に、ユーザが設定した室内の設定温度をなるべく達成しつつ、最安の電力料金で空調機31等を運転するための空調機31等が消費する電力の上限値である。
図4の例の場合、単価が30円の時間帯(14:00〜14:10)では、前半が14kW、後半が7kwとなっている。続いて、単価が10円の時間帯(14:10〜14:20)では前半が3kW、後半が7kwとなっている。最後に単価が100円の時間帯(14:20〜14:30)では前半、後半ともに0kwとなっている。
DRASクライアント2では、制御情報算出部23が算出した運転制限スケジュールの条件下での30分後までの空調機31等の運転状態を運転状態予測部24が予測し、評価部25がその30分間の運転による電力料金、快適性、ビル4全体での消費電力量を評価する。そして、制御情報算出部23は、評価部25による評価結果に基づいて、より適切な運転制限スケジュール情報を再設定する。例えば、快適性が良好でも電力料金が高額になる場合や、ビル4全体での消費電力量が大きすぎる場合には、制御情報算出部23は運転制限スケジュールの電力制限値を抑え、より低電力で運転を行う条件を再設定する。また、例えば、電力料金は非常に安くなるが快適性も低い場合、制御情報算出部23は運転制限スケジュールの電力制限値を上昇させ、電力料金が相対的に上昇してもユーザが設定した設定温度を実現することにより、快適性を向上させる条件を再設定する。図4に例示する電力制限運転のスケジュール情報は、このようにして最適化された所定時間ごとの電力制限値である。
電力料金評価部251は、式(1)右辺の第1項の式により電力料金の評価値を算出する。快適性評価部252は、式(1)右辺の第2項の式と式(2)により快適性の評価値を算出する。施設全体電力評価部253は、式(1)右辺の第3項の式と式(3)により施設全体の電力評価値を算出する。式(1)右辺の第1項はブロック別の単位時間あたりの電力料金をブロック単位で集計し、所定期間にわたって合計する式である。電力料金が高い程、第1項の値は大きくなる。第2項は、単位時間あたりの室内機ごとのユーザによる設定温度と実際の室内温度(空調温度)の温度差の2乗に室内機容量を乗じた値を、さらにブロックbの全室内機の容量の合計で除算した値に対して、ブロック別の優先度係数を乗じ、ブロックb内の全室内機について集計し、集計した値を所定期間にわたって合計する式である。ユーザが設定した設定温度と実際の室内温度の温度差が大きい程(快適性が低い程)、大きな値となる。また、優先度係数が大きい、つまり優先されるブロックでの温度差が大きいほど、大きな値となる。第3項は、全ブロックでの単位時間あたりの消費電力(施設に設けられた各空調機の動作に必要な単位時間あたりの消費電力の合計)と目標値との偏差を2乗したものである。但し、全ブロックでの消費電力と目標値との偏差は、全ブロックでの消費電力が目標値以下の場合は0とする。全ブロックでの消費電力が目標値を上回る程、第3項の値は大きくなる。従って、電力料金が安く、各ブロックでの快適性が高く、各ブロックでの消費電力が目標値以内であれば、式(1)の値は小さな値となる。制御情報算出部23は、評価部25が算出した式(1)による評価値がなるべく小さくなるように電力制限運転のスケジュール情報を調整する。
(室外機のみ)
Wj=Pouj ・・・・(4)
次に電力制限運転のスケジュール情報の最適化処理について説明する。
図6は本発明の第一実施形態における電力制限運転を説明する第二の図である。
図5、図6において縦軸は消費電力量(kW)、横軸は時間(分)を示している。図6の場合、縦軸はさらに電力制限値(kW)を示している。
図5に示すグラフ51は、通常の制御(本実施形態の電力制限値による運転制限を設けない制御)によって空調機31を運転したときの消費電力量の時間推移を示している。 図6に示すグラフ61は、本実施形態の電力制限値による運転制限を設けた制御によって空調機31を運転したときの消費電力量の時間推移を示している。また、グラフ62は、制御情報算出部23が算出した空調機31に対する運転制限スケジュール(電力制限値の時間推移)を示している。図5、図6何れの場合も室内機311〜31nにおけるユーザの設定温度は25℃である。また、ほぼ同じ気温条件下で時間0に空調を開始したとする。
次に評価部25が式(1)に、運転状態予測部24が模擬した30分間の運転状態情報(Tb setjiは25℃)を代入し評価値を算出する。なお、α1、α2、βb、Capb i、Total_Capacityb等の定数やブロック別の消費電力の目標値については予め設定され記憶部27に記録されている。また時間毎の電力料金単価Yjには料金情報取得部22が取得した電力料金スケジュール情報を用いる。
また、制御情報算出部23は、目標の設定温度を達成すべく5分毎の電力制限値の設定を行うにあたり、ブロックごとの消費電力と目標値との偏差の施設全体での合計がなるべく小さくなるように電力制限値を設定する。例えば、制御情報算出部23は、優先係数βbの値が大きく設定されたブロックに属する空調機31等への電力制限値は、確実に目標温度が達成できるように十分に大きな値を設定し、他のブロックについては、式(1)の第3項が小さくなるように、電力制限値に小さめの値を設定してもよい。
図7のグラフは、式(1)の係数を、5つのブロックについて、α1=0.1、α2=0.9、β1=0.5、β2=0、β3=−0.5、β4=−0.5、β5=0.5、γ=10として実際の運転を行ったときの消費電力と達成した温度の結果である。図7の上図はブロック1〜5各々の消費電力の推移を示し、図7下図はブロック1〜5が対象とする空間の温度の推移を示す。例えば、P1はブロック1の消費電力、TAA1はブロック1の温度を示す。ブロック2〜5についても同様である。図示するように優先係数βbに大きな値を設定したブロック1、5については、おおよそ設定温度を達成し、優先係数βbに小さな値が設定されたブロック3、4については設定温度と実際の温度との間に乖離が見られる。また、消費電力については、比較のために図8、図9に示す制御の結果よりも低減することができた。
図10の左図は制御方法別の電気料金の結果、右図は消費電気の結果を示すグラフである。「A」は、図7の本実施形態の制御による電力料金と消費電力量を設備全体での合計、「B」は、図8のブロックごとの制御による電力料金と消費電力量を設備全体での合計、「C」は、図9の一般的な制御による電力料金と消費電力量を設備全体での合計である。 図7〜図10が示すように、本実施形態によれば、施設全体の消費電力量や電力料金を抑えつつ、各空間の温度を所望の温度に制御することができる。
また、暖房運転時に電力料金単価が高い場合は、多少寒くても許容する運転を行うことが可能である。例えば、図11に示すように同じ−3℃の乖離でも単価が10円の場合(「10」)よりも、単価が100円の場合(「5」)により小さな値を設定することでそのような運転を実現することができる。
なお、図11に例示するデータテーブルを、設定用インタフェースと共にユーザ毎(室内機毎)に用意し、ユーザが自由に設定できるよう構成してもよい。
ところで、経済性と快適性と省電力化を実現する本実施形態の運転制御スケジュール情報は、空調機の運転中に逐次算出しなければならないものである。制御情報算出部23がリアルタイムに変化する電力料金単価に合わせて逐次最適な運転制御スケジュール情報を算出するためには、最適解を見つける時間を短縮する必要がある。図12に示すデータテーブルは、焼きなまし法によって制御情報算出部23が最適な電力制限値を見つける場合に、その探索範囲や探索単位(解像度)に加える制限を定めたものである。例えば、1行目の設定値によれば、室外機301が容量4HPという比較的小容量の室外機であれば、電力制限値の探索範囲は0kW〜15kW、探索単位は5kW毎に制限することを示している。このように探索範囲テーブルを用いることで、探索時間を少なくでき、無駄な領域探索を行うことなく最適解を導くことができる。なお、探索範囲と探索単位は、計算処理の能力に応じて調整できる。
図13を用いて運転制限スケジュール情報の生成処理の流れについて説明する。記憶部27には、式(1)に用いられる定数(α1,α2,βb,γ等)が記録されている。
まず、料金情報取得部22が、DRASサーバ1が生成した電力料金単価スケジュール情報を取得し(ステップS11)、記憶部27に記録する。電力料金スケジュール情報には、例えば、30分先までの10分毎の電力料金単価が含まれている。
次に運転情報取得部21が、複数の空調機31、32、・・・、3mの運転状態情報を取得する(ステップS12)。運転状態情報には、空調機31等単位での単位時間毎の消費電力量、外気温度、室内機単位での室内温度、ユーザによる設定温度等の情報が含まれている。運転情報取得部21は、取得した運転状態情報を記憶部27に記録する。
なお、上記例では、運転制限スケジュール情報の算出を行う機能を、DRASクライアント2に実装する場合を例に説明を行ったが、これに限定されない。例えば、これらの機能をゲートウェイ3に実装してもよい。
なお、運転状態予測部24は、ある時刻において運転情報取得部21が取得した運転状態情報と、例えば5分後に運転情報取得部21が取得した運転状態情報と、その間設定されていた運転制限スケジュール情報とを取得して、ニューラルネットワーク等の機械学習手法を用いて、記憶部27に記録された予測モデルを継続的に更新するように構成されていてもよい。
以下、本発明の第二実施形態による空調制御システムを、図14を参照して説明する。
第二実施形態では、快適性の評価について、さらに湿度、天気情報、人感センサ情報等を利用する。
図14は、本発明の第二実施形態における制御装置の構成例を示すブロック図である。
本発明の第二実施形態に係る構成のうち、本発明の第一実施形態に係るDRASクライアント2を構成する機能部と同じものには同じ符号を付し、それらの説明を省略する。第二実施形態に係るDRASクライアント2aは、第一実施形態の構成に加えて、センサ情報取得部28、天気情報取得部29を備えている。また、DRASクライアント2aは、評価部25および快適性評価部252に代えて評価部25aおよび快適性評価部252aを備えている。
天気情報取得部29は、気象データを保存した気象データサーバ端末装置(図示せず)から気象データを取得する。気象データには、日々の最高気温と最低気温の予報値が含まれる。
評価部25aは、電力料金評価部251が算出した評価値と、快適性評価部252aが算出した評価値と、施設全体電力評価部253が算出した評価値とを合計して評価関数Eの値を算出する。
第二実施形態の快適性評価部252aによる快適性評価値は以下の数式で算出することができる。
(冷房時)
(冷房時)
外温偏差係数b = δ1 × (最高気温 − 室内温度) ・・・・(8)
(暖房時)
外温偏差係数b = δ1 × (室内温度 − 最低気温) ・・・・(9)
ここで、δ1は任意の定数である。また、最高気温と最低気温は、それぞれ、天気情報取得部29が取得した日々の最高気温の予報値と最低気温の予報値である。但し、冷房運転時に(最高気温−室内温度)が負の値となる場合、快適性評価部252aはδ1=0を設定する。同様に暖房運転時に(室内温度−最低気温)が負の値となる場合、快適性評価部252aはδ1=0を設定する。また、室内温度とは、例えば最新の室内温度である。
湿度係数b = δ2 × {100÷(100−湿度)}・・・(10)
ここで、δ2は任意の定数である。また、湿度はセンサ情報取得部28が取得した各部屋の湿度の計測値である。
密集係数b = δ3 × 密集度 ・・・(11)
ここで、δ3は任意の定数である。また、密集度はセンサ情報取得部28が取得した人感センサ又は画像センサが検出した各部屋に存在する人の数に応じた値である。例えば、式(11)の密集度は、ブロックbに割り当てられた空調機の室内機が設けられた各部屋の密集度の平均値であってもよい。例えば、記憶部27には部屋ごとの人感センサ等の検出値と密集度とが対応付けられたデータテーブルが記録されており、快適性評価部252aは、人感センサの検出値とこのデータテーブルに基づいて密集度を算出する。
1・・・DRASサーバ
2、2a・・・DRASクライアント
3・・・ゲートウェイ
31、32、3m・・・空調機
4・・・ビル
301、302、30m・・・室外機
311,31n、321,32n、3m1,3mn・・・室内機
21・・・運転情報取得部
22・・・料金情報取得部
23・・・制御情報算出部
24・・・運転状態予測部
25、25a・・・評価部
251・・・電力料金評価部
252、252a・・・快適性評価部
253・・・施設全体電力評価部
26・・・通信部
27・・・記憶部
28・・・センサ情報取得部
29・・・天気情報取得部
Claims (8)
- 時間ごとの電力料金単価の情報を取得する料金情報取得部と、
複数の機器の運転状態に関する運転状態情報を取得する運転情報取得部と、
前記運転状態情報と所定の予測モデルとに基づいて、未来の所定期間における複数の前記機器ごとの運転状態を予測する予測部と、
前記予測部が予測した運転状態に基づく前記所定期間における複数の前記機器の快適性の評価値と、前記時間ごとの電力料金単価の情報に基づく前記所定期間における複数の前記機器の動作に必要な電力料金の評価値と、前記予測部が予測した運転状態に基づく前記所定期間における複数の前記機器の動作に必要な消費電力量の評価値と、に基づく前記所定期間の複数の前記機器の運転に関する評価値を算出する評価部と、
前記評価値が最適な値となるように運転するための前記機器に対する制御情報を算出する制御情報算出部と、
を備える制御装置。 - 前記制御情報は、前記所定期間において前記機器を運転するのに必要な電力の所定時間ごとの上限値である、
請求項1に記載の制御装置。 - 前記消費電力量の評価値は、複数の前記機器の動作に必要な消費電力量の合計が消費電力量の所定の目標値を上回る場合は、前記消費電力量の合計と前記目標値との差であり、前記消費電力量の合計が前記目標値以下の場合は0である、
請求項1または請求項2に記載の制御装置。 - 前記機器は空調機であって、一つの前記機器に対する前記快適性の評価値は、設定された設定温度と前記空調機による空調温度との温度差と、前記空調機が備える室内機の容量と、の積に基づく値である、
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の制御装置。 - 複数の前記空調機の快適性の評価値は、複数の前記空調機のうち前記設定温度の達成を重視する前記空調機については、他の前記空調機に対する優先係数より大きな値を持つ前記優先係数をその空調機に対する所定の評価値に乗じて、前記優先係数を乗じた後の一つの前記機器に対する前記所定の評価値を複数の前記空調機について合計した値である、
請求項4に記載の制御装置。 - 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の制御装置と、
前記制御装置が算出する制御情報に基づいて運転する複数の空調機と、
を備える空調制御システム。 - 時間ごとの電力料金単価の情報を取得するステップと、
複数の機器の運転状態に関する運転状態情報を取得するステップと、
前記運転状態情報と所定の予測モデルとに基づいて、未来の所定期間における複数の前記機器ごとの運転状態を予測するステップと、
前記予測するステップで予測した運転状態に基づく前記所定期間における複数の前記機器の快適性の評価値と、前記時間ごとの電力料金単価の情報に基づく前記所定期間における複数の前記機器の動作に必要な電力料金の評価値と、前記予測するステップで予測した運転状態に基づく前記所定期間における複数の前記機器の動作に必要な消費電力量の評価値と、に基づく前記所定期間の複数の前記機器の運転に関する評価値を算出するステップと、
前記評価値が最適な値となるように運転するための前記機器に対する制御情報を算出するステップと、
を有する制御方法。 - 制御装置のコンピュータを、
時間ごとの電力料金単価の情報を取得する手段、
複数の機器の運転状態に関する運転状態情報を取得する手段、
前記運転状態情報と所定の予測モデルとに基づいて、未来の所定期間における複数の前記機器ごとの運転状態を予測する手段、
前記予測する手段が予測した運転状態に基づく前記所定期間における複数の前記機器の快適性の評価値と、前記時間ごとの電力料金単価の情報に基づく前記所定期間における複数の前記機器の動作に必要な電力料金の評価値と、前記予測する手段が予測した運転状態に基づく前記所定期間における複数の前記機器の動作に必要な消費電力量の評価値と、に基づく前記所定期間の複数の前記機器の運転に関する評価値を算出する手段、
前記評価値が最適な値となるように運転するための前記機器に対する制御情報を算出する手段、
として機能させるためのプログラム。
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