JP2019143866A - シスターン及び温水暖房装置 - Google Patents

シスターン及び温水暖房装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019143866A
JP2019143866A JP2018028016A JP2018028016A JP2019143866A JP 2019143866 A JP2019143866 A JP 2019143866A JP 2018028016 A JP2018028016 A JP 2018028016A JP 2018028016 A JP2018028016 A JP 2018028016A JP 2019143866 A JP2019143866 A JP 2019143866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
housing
water level
level electrode
cistern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018028016A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7087437B2 (ja
Inventor
豪士 武市
Takeshi Takechi
豪士 武市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2018028016A priority Critical patent/JP7087437B2/ja
Publication of JP2019143866A publication Critical patent/JP2019143866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7087437B2 publication Critical patent/JP7087437B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

【課題】筐体から水が排出されている際に、筐体に水が供給され続けてしまうことを抑制することができるシスターンを提供する。【解決手段】本発明の一態様に係るシスターンは、上壁を有する筐体と、第1端を有する第1水位電極と、第2端を有する第2水位電極とを備える。上壁には、第1貫通孔と、第2貫通孔とが設けられる。上下方向に沿う第1方向における筐体の高さは、第2方向における筐体の幅及び第3方向における筐体の幅よりも小さい。筐体には、筐体に貯留された水を排出する排出口が設けられている。第1水位電極は、第1端が筐体の内部に位置するように第1貫通孔に挿通される。第2水位電極は、第2端が筐体の内部に位置するように第2貫通孔に挿通される。第1端は、第1方向において、第2端よりも上方かつ排出口よりも下方にある。第1端と排出口とを結んだ直線は、第1方向に直交する平面に対して、3°以上の角度をなす。【選択図】図1

Description

本発明は、シスターン及び温水暖房装置に関する。
従来から、特許文献1(特開平6−3180号公報)に記載のシスターンが知られている。特許文献1に記載のシスターンにおいては、筐体と、オーバーフロー配管パイプと、低液位電極と、高液位電極とを有している。
筐体には、循環水が貯留される。筐体は、高さが幅よりも大きい直方体の箱状形状を有している。
低液位電極は、筐体に貯留されている循環水の水位が所定の水位(第1水位)以下であるかを検知する。高液位電極は、筐体に貯留されている循環水の水位が第1水位よりも高い所定の水位(第2水位)に達しているかを検知する。筐体に貯留されている循環水の水位が第1水位未満である場合、筐体への水の供給が開始され、筐体に貯留されている循環水の水位が第2水位に達した場合、筐体への水の供給が停止される。
オーバーフロー配管パイプは、一方端が筐体の内部に位置し、他方端が筐体の外部に位置するように取り付けられている。筐体に過剰に貯留された循環水は、オーバーフロー配管パイプを介して外部に排出される。
特開平6−3180号公報
シスターンの筐体が傾斜した結果、オーバーフロー排出配管の一方端の位置が、鉛直方向において高液位電極の先端よりも下方に位置してしまう場合がある。このような場合、オーバーフロー配管から筐体に貯留されている循環水が排出されているにもかかわらず、高液位電極が筐体に貯留されている循環水の水位が第2水位に達していないと検知してしまうため、筐体に循環水が供給され続けてしまう。
このようなシスターンの筐体が傾斜することに伴う影響は、シスターンの筐体の幅が高さよりも大きくなるほど顕著になる。しかしながら、特許文献1に記載のシスターンの筐体は、上記のとおり、高さが幅よりも大きい形状となっているため、このようなシスターンの筐体が傾斜することに伴う影響は、考慮されていない。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本発明は、シスターンの筐体から水が排出されている際に、筐体に水が供給され続けてしまうことを抑制することができるシスターン及び温水暖房装置を提供する。
本発明の一態様に係るシスターンは、上壁を有する筐体と、第1端を有する第1水位電極と、第2端を有する第2水位電極とを備える。上壁には、上壁を厚さ方向に貫通する第1貫通孔と、上壁を厚さ方向に貫通する第2貫通孔とが設けられる。上下方向に沿う第1方向における筐体の高さは、第1方向に直交する平面にある第2方向における筐体の幅及び第1方向に直交する平面にあり、かつ、第2方向に直交する第3方向における筐体の幅よりも小さい。筐体には、筐体に貯留された水を排出する排出口が設けられている。第1水位電極は、第1端が筐体の内部に位置するように第1貫通孔に挿通される。第2水位電極は、第2端が筐体の内部に位置するように第2貫通孔に挿通される。第1端は、第1方向において、第2端よりも上方かつ排出口よりも下方にある。第1端と排出口とを結んだ直線は、第1方向に直交する平面に対して、3°以上の角度をなす。
本発明のシスターンにおいては、第1端は、第1方向において、第2端よりも上方かつ排出口よりも下方にある。また、本発明のシスターンにおいては、第1端と排出口とを結んだ直線は、第1方向に直交する平面に対して3°以上の角度をなしている。そのため、本発明のシスターンにおいては、3°以下の角度で傾斜したとしても、第1端は、鉛直方向において、排出口よりも下方にある。その結果、本発明のシスターンにおいては、3°以下の角度で傾斜したとしても、筐体に貯留されている水が排出口から排出されている際に、第1水位電極は、筐体に貯留されている水の水位を検知している。そのため、本発明のシスターンによると、シスターンの筐体から水が排出されている際に、筐体に水が供給され続けてしまうことを抑制することができる。
上記のシスターンにおいて、筐体には、筐体内に水を戻す戻り接続口と、筐体内から水を送出する往き接続口とが設けられていてもよい。筐体の内部には、一方端において戻り接続口に接続し、往き接続口に向かって延在し、かつ他方端において開口する流路が設けられていてもよい。第1端は、第1方向において、他方端よりも上方にあってもよい。第1端と他方端とを結んだ直線は、第1方向に直交する平面に対して、3°以上の角度をなしていてもよい。
上記のシスターンにおいては、第1端は、第1方向において、流路の他方端よりも上方にある。また、上記のシスターンにおいては、第1水位電極と流路の他方端とを結んだ直線は、第1方向に直交する面に対して、3°以上の角度をなしている。そのため、上記のシスターンにおいては、3°以下の角度で傾斜したとしても、第1端は、鉛直方向において、流路の他方端よりも上方にある。その結果、上記のシスターンにおいては、3°以下の角度で傾斜したとしても、往き接続口の近傍に水が十分に貯留されていないにもかかわらず、筐体に水が供給されないという事態の発生を抑制できる。
上記のシスターンにおいて、筐体には、筐体内に水を供給する補水口が設けられていてもよい。第1水位電極及び第2水位電極は、第3方向において、排出口と補水口との間に配置されていてもよい。
上記のシスターンにおいて、筐体は、底壁をさらに有していてもよい。底壁は、上壁の下方にある。底壁は、上壁に向かって延在し、かつ、第3方向において補水口と第1水位電極及び第2水位電極との間に位置する第1仕切り壁部を含んでいてもよい。
補水口から筐体内に水が供給される際、筐体に貯留されている水の水面が波立つことがある。このような水位の波立ちは、第1水位電極及び第2水位電極での誤検知の原因となりうる。第1仕切り壁が第3方向において補水口と第1水位電極及び第2水位電極との間にある場合には、このような水面の波立ちが、第1端及び第2端の直下の水面に伝播しにくくなる。その結果、この場合には、第1水位電極及び第2水位電極における誤検知を抑制することができる。
上記のシスターンにおいて、底壁は、上壁に向かって延在する第2仕切り壁部をさらに含んでいてもよい。第3方向において、第2水位電極は、第1仕切り壁部と第2仕切り壁部との間に位置していてもよい。
第1水位電極によって検知される水位は、第2水位電極によって検知される水位よりも高いため、筐体に貯留されている水位が第1水位電極によって検知される水位よりも高い場合には、第1水位電極による検知は、本来常に生じている。しかしながら、筐体に貯留されている水の水面が波立つと、第1水位電極が水面を検知しているにもかかわらず、第2水位電極が水面を検知していないという、本来ありえないはずの誤検知が生じてしまうおそれがある。第2水位電極が第1仕切り壁と第2仕切り壁との間に位置している場合には、筐体に貯留されている水の水面の波立ちが、第2端直下の水面にさらに伝播しにくくなる。その結果、この場合には、上記のような本来ありえないはずの誤検知の発生を抑制することができる。
本発明の一態様に係る温水暖房装置は、上記のシスターンを備える。本発明の一態様に係る温水暖房装置によると、シスターンの筐体から水が排出されている際に、筐体に水が供給され続けてしまうことを抑制することができる。
本発明の一態様に係るシスターン及び温水暖房装置によると、シスターンの筐体から水が排出されている際に、筐体に水が供給され続けてしまうことを抑制することができる。
実施形態に係る温水暖房装置の構成を示す模式図である。 筐体10の斜視図である。 シスターン1の斜視図である。 シスターン1の上面図である。 シスターン1の正面図である。 シスターン1の底面図である。 図4のVII−VIIにおける断面図である。 図4のVIII−VIIIにおける断面図である。 図4のIX−IXにおける模式的な断面図である。 図4のX−Xにおける模式的な断面図である。 シスターン1が傾斜した場合の第1端12aと排出口11hとの位置関係を示す模式図である。 シスターン1が傾斜した場合の第1端12aと第1端11kbとの位置関係を示す模式図である。
本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面においては、同一又は相当する部分に同一の符号を付し、重複する説明は繰り返さない。
(実施形態に係る温水暖房装置及びシスターン1の構成)
以下に、実施形態に係る温水暖房装置及びシスターン1の構成を説明する。
図1に示されるように、実施形態に係る温水暖房装置は、シスターン1と、燃焼ユニット2とを有している。実施形態に係る温水暖房装置は、さらに配管3a、配管3b、配管3c、配管3d、配管3e、配管3f、配管3g及び配管3hと、ポンプ4とを有している。シスターン1、燃焼ユニット2、配管3a〜配管3g及びポンプ4は、筐体10に収納されている。燃焼ユニット2は、一次熱交換器21と、二次熱交換器22と、バーナ23とを有している。ポンプ4は、シスターン1に貯留されている水を、配管3a〜配管3gに沿って、図1中の矢印の方向に循環させる。
配管3aの一方端には、シスターン1が接続されている。配管3aの他方端には、上水道が接続されている。配管3bの一方端には、シスターン1が接続されている。配管3bの他方端には、配管3cの一方端及び配管3dの一方端が接続されている。配管3bの経路上には、ポンプ4が配置されている。
配管3cの他方端は、一次熱交換器21が接続されている。配管3dの他方端は、低温暖房端末51に接続されている。配管3eの一方端は、一次熱交換器21に接続されている。配管3eの他方端は、高温暖房端末52に接続されている。
配管3fの一方端は、分岐している。一方端において分岐している配管3fの一方は、低温暖房端末51に接続されている。一方端において分岐している配管3fの他方は、高温暖房端末52に接続されている。配管3fの他方端は、二次熱交換器22に接続されている。配管3gの一方端は、二次熱交換器22に接続されている。配管3gの他方端は、シスターン1に接続されている。
シスターン1には、配管3aを介して水が供給される。シスターン1に貯留されている水は、配管3b及び配管3cを介して一次熱交換器21に供給される。一次熱交換器21に供給された水は、バーナ23からの燃焼ガスとの間で熱交換を行うことにより昇温される。一次熱交換器21を通過した水は、配管3eを介して、高温暖房端末52に供給される。高温暖房端末52に供給された水は、暖房動作を行うことにより、温度が低下する。
高温暖房端末52を通過した水は、配管3fを介して二次熱交換器22に供給される。二次熱交換器22に供給された水は、一次熱交換器21と熱交換を行った後のバーナ23からの燃焼ガスとの間で熱交換を行うことにより昇温される。二次熱交換器22を通過した水は、配管3gを介してシスターン1に戻る。
シスターン1に戻った水は、配管3b及び配管3dを介して、低温暖房端末51に供給される。低温暖房端末51に供給された水は、暖房動作を行うことにより、温度が低下する。低温暖房端末51を通過した水は、配管3fを介して、二次熱交換器22に供給される。二次熱交換器22を通過した水は、配管3gを介して、再びシスターン1に戻る。
シスターン1に貯留されている水の量が過剰となった場合、シスターン1に貯留されている水は、配管3hを介して外部に排出される。
図2に示されるように、筐体10は、天板10aと、底板10bと、側板10cと、側板10dと、側板10eと、側板10fとを有している。天板10aと底板10bとは、互いに対向している。側板10cと側板10eとは、互いに対向している。側板10dと側板10fとは、互いに対向している。
少なくとも側板10cは、筐体10から取り外し可能に構成されている。側板10cを筐体10から取り外すことにより、筐体10が開口する。この開口を介して、筐体10から温水暖房装置の構成部品を取り出し、又は筐体10の内部に当該構成部品を収納することができる。なお、例えば側板10cには、排気口10caが設けられている。排気口10caは、側板10cを厚さ方向に貫通している。
天板10aから底板10bに向かう方向を、第1方向DR1という。なお、第1方向DR1は、上下方向に沿っている。側板10eから側板10cに向かう方向を、第2方向DR2という。側板10dから側板10fに向かう方向を、第3方向DR3という。第2方向DR2及び第3方向DR3は、第1方向DR1に直交する平面にある。第2方向DR2及び第3方向DR3は、互いに直交している。
筐体10は、幅W1と、幅W2とを有している。幅W1は、側板10cと側板10eとの間の距離である(筐体10の第2方向DR2における幅である)。幅W2は、側板10dと側板10fとの間の距離である(筐体10の第3方向DR3における幅である)。好ましくは、幅W1は、幅W2よりも大きい。
図3に示されるように、シスターン1は、筐体11と、第1水位電極12と、第2水位電極13とを有している。
図4〜図6に示されるように、筐体11は、上壁11aと、底壁11bと、側壁11cとを有している。底壁11bは、上壁11aの下方にある。側壁11cは、上壁11a及び底壁11bに連なっている。
筐体11は、幅W3と、幅W4と、高さHとを有している。幅W3は、第2方向DR2における筐体11の幅である。幅W4は、第3方向DR3における筐体11の幅である。高さHは、第1方向DR1における筐体11の高さである。高さHは、第1方向DR1における上壁11aと底壁11bとの距離の最大値である。高さHは、幅W3及び幅W4よりも小さい(幅W3及び幅W4は、高さHよりも大きい)。すなわち、筐体11は、相対的に薄型の形状を有している。
図7に示されるように、上壁11aには、第1貫通孔11aaと、第2貫通孔11abとが設けられている。第1貫通孔11aaは、上壁11aを厚さ方向に貫通している。第2貫通孔11abは、上壁11aを厚さ方向に貫通している。
第1貫通孔11aaには、第1水位電極12が挿通されている。第2貫通孔11abには、第2水位電極13が挿通されている。第1水位電極12は、第1端12aと、第3端12bとを有している。第3端12bは、第1端12aの反対側の端である。第2水位電極13は、第2端13aと、第4端13bとを有している。第4端13bは、第2端13aの反対側の端である。第1水位電極12及び第2水位電極13は、第1方向DR1に沿って延在している。
第1端12a及び第2端13aは、筐体11の内部に配置されている。なお、「第1端12a及び第2端13aが筐体11の内部に配置されている」とは、第1端12a及び第2端13aが上壁11aと底壁11bとの間に位置していることをいう。第3端12b及び第4端13bは、筐体11の外部に配置されている。第1水位電極12は、第2水位電極13よりも短い。このことを別の観点からいえば、第1端12aは、第1方向DR1において第2端13aよりも上方にある。すなわち、第1端12aは、第2端13aよりも上壁11aに近い位置にある。
第1水位電極12は、第1端12aが筐体11に貯留されている水の水面との接触を開始した際に、筐体11に貯留されている水が所定の水位(以下においては、「第1水位」という)に達していることを検知する。第2水位電極13は、第2端13aが筐体11に貯留されている水の水面との接触を開始した際に、筐体11に貯留されている水が第1水位よりも低い所定の水位(以下においては、「第2水位」という)に達していることを検知する。
なお、実施形態に係る温水暖房装置は、筐体11に貯留されている水の水位が第2水位よりも低い場合には、筐体11への水の供給を開始するように制御される。他方で、実施形態に係る温水暖房装置は、筐体11に貯留されている水の水位が第1水位に達した場合には、筐体11への水の供給を停止するように制御される。
底壁11bは、第1仕切り壁部11baと、第2仕切り壁部11bbとを有している。第1仕切り壁部11baは、底壁11bから上壁11aに向かって突出している。平面視において(第1方向DR1に沿う方向からみて)、第1仕切り壁部11baは、第2方向DR2に沿って延在している。第1仕切り壁部11baは、第3方向DR3において、第1水位電極12及び第2水位電極13と補水口11gとの間に配置されている。第1仕切り壁部11baは、第2方向DR2において、第1水位電極12及び第2水位電極13と対向するように配置される。
第2仕切り壁部11bbは、底壁11bから上壁11aに向かって突出している。平面視において、第2仕切り壁部11bbは、第2方向DR2に沿って延在している。第2仕切り壁部11bbは、第3方向DR3において、第1仕切り壁部11baと離間しながら対向している。第1仕切り壁部11baと第2仕切り壁部11bbとの間には、第2水位電極13が配置されている。
第1仕切り壁部11baは、上端(上壁11a側の端)が第1端12a及び第2端13aよりも上方に位置するように突出している。すなわち、第1仕切り壁部11baの上端は、第1端12a及び第2端13aよりも上壁11aに近い位置にある。第2仕切り壁部11bbは、上端(上壁11a側の端)が第1端12a及び第2端13aよりも上方に位置するように突出している。すなわち、第2仕切り壁部11bbの上端は、第1端12a及び第2端13aよりも上壁11aに近い位置にある。
図4に示されるように、筐体11は、第1部分11dと、第2部分11eと、第3部分11fとを有している。第2部分11e及び第3部分11fは、第1部分11dから第2方向DR2に沿って突出している。第2部分11e及び第3部分11fは、第3方向DR3において、互いに離間している。
図4〜図6に示されるように、筐体11には、補水口11gと、排出口11hと、戻り接続口11iと、往き接続口11jとが設けられている。補水口11g、排出口11h、戻り接続口11i及び往き接続口11jは、筐体11の内部と連通している。
補水口11gは、配管3aに接続されている。すなわち、補水口11gから、筐体11内に水が供給される。排出口11hは、配管3hに接続されている。すなわち、排出口11hから、筐体11に貯留されている水が排出される。
排出口戻り接続口11iは、配管3gに接続されている。すなわち、戻り接続口11iから、暖房回路を循環した水が筐体11内に戻る。往き接続口11jは、配管3bに接続されている。すなわち、往き接続口11jから、暖房回路を循環するように筐体11内から水が送出される。
補水口11gは、例えば、第2方向DR2における筐体11の端部に配置されている。好ましくは、補水口11gは、第2部分11eに位置する側壁11cに設けられている。排出口11hは、例えば、第2方向DR2における筐体11の端部に配置されている。好ましくは、排出口11hは、第3部分11fに位置する底壁11bに設けられている。
第1水位電極12及び第2水位電極13は、第3方向DR3において、補水口11gと排出口11hとの間に配置されている。より具体的には、第3方向DR3における補水口11gと排出口11hとの間の領域を3つに等分した場合に(以下においては、補水口11g側の領域を「第1領域」といい、排出口11h側の領域を「第2領域」といい、「第1領域」と「第2領域」との間の領域を「第3領域」という)、第1水位電極12及び第2水位電極13は、第3領域に配置されることが好ましい。
戻り接続口11i及び往き接続口11jは、例えば、補水口11g及び排出口11hが設けられる側とは反対側に位置する筐体11の端部に設けられている。好ましくは、戻り接続口11i及び往き接続口11jは、第1部分11dに位置する底壁11bに設けられている。往き接続口11jは、戻り接続口11iよりも下方に位置していることが好ましい。
図8に示されるように、筐体11の内部には、流路11kが設けられている。流路11kは、一方端11kaと、他方端11kbとを有している。流路11kは、一方端11kaにおいて、戻り接続口11iに接続されている。流路11kは、一方端11kaから、往き接続口11jに向かって延在している。戻り接続口11iから筐体11内に戻ってきた水は、流路11kを介して、往き接続口11jの近傍に供給される。
図9に示されるように、第1端12aは、第1方向DR1において、排出口11hよりも下方にある。ここで、「第1端12aが第1方向DR1において排出口11hよりも下方にある」とは、第1方向DR1において、第1端12aが、最も上方に位置する排出口11hの部分よりも下方に位置していることをいう。
第1端12aと排出口11hとを結んだ直線L1(図4及び図9参照)と第1方向DR1に直交する平面とは、角度θ1をなしている。角度θ1は、例えば、3°以上である。角度θ1は、5°以上であってもよい。
図10に示されるように、第1端12aは、第1方向DR1において、他方端11kbよりも上方にある。ここで、「第1端12aが第1方向DR1において他方端11kbよりも上方にある」とは、第1方向DR1において、第1端12aが、最も上方に位置する他方端11kbの部分よりも上方に位置していることをいう。
第1端12aと他方端11kbとを結んだ直線L2(図4及び図10参照)と第1方向DR1に直交する平面とは、角度θ2をなしている。角度θ2は、例えば、3°以上である。角度θ2は、5°以上であってもよい。
(実施形態に係る温水暖房装置及びシスターン1の効果)
以下に、実施形態に係る温水暖房装置及びシスターン1の効果を説明する。
シスターン1が傾斜していない場合(第1方向DR1が鉛直方向と一致している場合)には、第1端12aは、鉛直方向において、排出口11hよりも下方にある。そのため、排出口11hから筐体11内の水が排出されている際、第1水位電極12は、筐体11に貯留されている水の水位が第1水位以上であると検知している。したがって、シスターン1が傾斜していない場合には、筐体11から水が排出されているにもかかわらず筐体11に水が供給され続けてしまうという事態は生じない。
しかしながら、シスターン1が傾斜すると(第1方向DR1が鉛直方向に対して傾斜すると)、排出口11hの鉛直方向における位置は相対的に低くなり、第1端12aの鉛直方向における位置は相対的に高くなる。図11に示されるように、この傾斜を大きくしていくと、排出口11hが、鉛直方向において、第1端12aよりも下方に位置するようになる。
排出口11hが鉛直方向において第1端12aよりも下方に位置していると、排出口11hから筐体11内の水が排出されているにもかかわらず、第1水位電極12は、筐体11に貯留されている水の水位が第1水位未満であると検知するため、筐体11へと水が供給され続けてしまう。
シスターン1においては、直線L1と第1方向DR1に直交する平面とのなす角度が、角度θ1以上とされている。そのため、シスターン1の傾斜がθ1以下である場合、鉛直方向において、第1端12aは、排出口11hよりも下方に位置している。その結果、シスターン1の傾斜がθ1以下であれば、筐体11に貯留されている水が排出口11hから排出されている際に、第1水位電極12は、筐体に貯留されている水の第1水位以上であると検知している。そのため、シスターン1によると、筐体11から水が排出されている際に、筐体11に水が供給され続けてしまうことを抑制することができる。
シスターン1が傾斜していない場合には、第1端12aは、鉛直方向において、他方端11kbよりも上方にある。そのため、他方端11kbに位置する流路11kの開口を覆うところまで筐体11に貯留されている水位が達していない際に、第1水位電極12は、筐体11に貯留されている水の水位が第1水位未満であると検知している。したがって、往き接続口11j近傍に貯留されている水が不足しているにもかかわらず、筐体11への水の供給が停止されてしまうという事態は生じない。
なお、第1端11kbに設けられた流路11kの開口を覆うところまで筐体11に貯留されている水位が達していない場合には、戻り接続口11i及び流路11kを介して筐体11内へと水が戻る際に、筐体11に貯留されている水の水面が波立ってしまうなどの問題が生じる。
シスターン1が傾斜すると、他方端11kbの鉛直方向における位置は相対的に高くなり、第1端12aの鉛直方向における位置は相対的に低くなる。この傾斜を大きくしていくと、図12に示されるように、第1端12aが、鉛直方向において、他方端11kbよりも下方に位置するようになる。
第1端12aが他方端11kbよりも鉛直方向において下方に位置していると、他方端11kbに位置する流路11kの開口を覆うところまで筐体11に貯留されている水位が達していないにもかかわらず、第1水位電極12は、筐体11に貯留されている水の水位が第1水位以上であると検知するため、筐体11への水の供給が停止されてしまう。
シスターン1においては、直線L2と第1方向DR1に直交する平面とがなす角度が、角度θ2以上とされている。そのため、シスターン1の傾斜がθ2以下である場合、第1端12aは、鉛直方向において、他方端11kbよりも上方に位置している。その結果、シスターン1の傾斜がθ2以下であれば、第1端11kbに設けられた流路11kの開口を覆うところまで筐体11に貯留されている水の水位が達していない際に、第1水位電極12は、筐体11に貯留されている水の第1水位未満であると検知している。そのため、シスターン1によると、往き接続口11jの近傍に水が十分に貯留されていないにもかかわらず、筐体11に水が供給されないという事態の発生を抑制することができる。
補水口11gから筐体11内に水が供給される際、筐体11に貯留されている水の水面が波立つことがある。このような水位の波立ちは、第1水位電極12及び第2水位電極13での誤検知の原因となりうる。第1仕切り壁部11baが第3方向DR3において補水口11gと第1水位電極12及び第2水位電極13との間にある場合には、このような水面の波立ちが、第1仕切り壁部11baで遮られることにより、第1端12a及び第2端13aの直下の水面に伝播しにくくなる。その結果、この場合には、第1水位電極12及び第2水位電極13における誤検知を抑制することができる。
第1水位電極12によって検知される水位は、第2水位電極13によって検知される水位よりも高いため、筐体11に貯留されている水位が第1水位電極12によって検知される水位よりも高い場合には、第2水位電極13による検知は、本来常に生じている。
しかしながら、筐体11に貯留されている水の水面が波立つと、第1水位電極12が水面を検知しているにもかかわらず、第2水位電極13が水面を検知していないという本来はありえないはずの誤検知が生じてしまうおそれがある。第2水位電極13が第1仕切り壁部11baと第2仕切り壁部11bbとの間に位置している場合には、筐体11に貯留されている水の水面の波立ちが、第1仕切り壁部11ba及び第2仕切り壁部11bbで遮られることにより、第2端13a直下の水面にさらに伝播しにくくなる。その結果、この場合には、上記のような本来ありえないはずの誤検知の発生を抑制することができる。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
上記の実施形態は、温水暖房装置及びシスターンに特に有利に適用される。
1 シスターン、11 筐体、11a 上壁、11aa 第1貫通孔、11ab 第2貫通孔、11ba 第1仕切り壁部、11bb 第2仕切り壁部、11c 側壁、11d 第1部分、11e 第2部分、11f 第3部分、11g 補水口、11h 排出口、11i 戻り接続口、11j 往き接続口、11k 流路、11ka 一方端、11kb 他方端、12 第1水位電極、12a 第1端、12b 第3端、13 第2水位電極、13a 第2端、13b 第4端、21 一次熱交換器、22 二次熱交換器、23 バーナ、51 低温暖房端末、52 高温暖房端末、2 燃焼ユニット、3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h 配管、4 ポンプ、10 筐体、10a 天板、10b 底板、10c,10d,10e,10f 側板、10ca 排気口、DR1 第1方向、DR2 第2方向、H 高さ、L1,L2 直線、P 基準位置、W1,W2,W3,W4 幅。

Claims (6)

  1. 上壁を有する筐体と、
    第1端を有する第1水位電極と、
    第2端を有する第2水位電極とを備え、
    前記上壁には、前記上壁を厚さ方向に貫通する第1貫通孔と、前記上壁を厚さ方向に貫通する第2貫通孔とが設けられ、
    上下方向に沿う第1方向における前記筐体の高さは、前記第1方向に直交する平面にある第2方向における前記筐体の幅及び前記平面にあり、かつ前記第2方向に直交する第3方向における前記筐体の幅よりも小さく、
    前記筐体には、前記筐体に貯留された水を排出する排出口が設けられ、
    前記第1水位電極は、前記第1端が前記筐体の内部に位置するように前記第1貫通孔に挿通され、
    前記第2水位電極は、前記第2端が前記筐体の内部に位置するように前記第2貫通孔に挿通され、
    前記第1端は、前記第1方向において、前記第2端よりも上方かつ前記排出口よりも下方にあり、
    前記第1端と前記排出口とを結んだ直線は、前記平面に対して3°以上の角度をなす、シスターン。
  2. 前記筐体には、前記筐体内に水を戻す戻り接続口と、前記筐体内から水を送出する往き接続口とが設けられ、
    前記筐体の内部には、一方端において前記戻り接続口に接続し、前記往き接続口に向かって延在し、かつ他方端において開口する流路が設けられ、
    前記第1端は、前記第1方向において、前記他方端よりも上方にあり、
    前記第1端と前記他方端とを結んだ直線は、前記平面に対して3°以上の角度をなす、請求項1に記載のシスターン。
  3. 前記筐体には、前記筐体内に水を供給する補水口が設けられ、
    前記第1水位電極及び前記第2水位電極は、前記第3方向において、前記排出口と前記補水口との間に配置される、請求項1に記載のシスターン。
  4. 前記筐体は、前記上壁の下方にある底壁をさらに有し、
    前記底壁は、前記上壁に向かって延在し、かつ前記第3方向において前記補水口と前記第1水位電極及び前記第2水位電極との間に位置する第1仕切り壁部を含む、請求項3に記載のシスターン。
  5. 前記底壁は、前記上壁に向かって延在する第2仕切り壁部をさらに含み、
    前記第3方向において、前記第2水位電極は、前記第1仕切り壁部と前記第2仕切り壁部との間に位置する、請求項4に記載のシスターン。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の前記シスターンを備える、温水暖房装置。
JP2018028016A 2018-02-20 2018-02-20 シスターン及び温水暖房装置 Active JP7087437B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018028016A JP7087437B2 (ja) 2018-02-20 2018-02-20 シスターン及び温水暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018028016A JP7087437B2 (ja) 2018-02-20 2018-02-20 シスターン及び温水暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019143866A true JP2019143866A (ja) 2019-08-29
JP7087437B2 JP7087437B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=67773685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018028016A Active JP7087437B2 (ja) 2018-02-20 2018-02-20 シスターン及び温水暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7087437B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3252420A (en) * 1964-08-31 1966-05-24 Kenneth G Sorensen Automatic liquid level control apparatus for tanks
JPS5093650U (ja) * 1973-12-26 1975-08-06
JPS60103237A (ja) * 1983-11-10 1985-06-07 Matsushita Electric Works Ltd 暖房装置
JP2002250530A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Tokyo Gas Co Ltd 暖房装置及び熱媒制御方法
JP2007017131A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Noritz Corp 膨張タンク、並びに、加熱装置
JP2017172829A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 株式会社コロナ 床暖房用熱交換器内蔵型暖房機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3252420A (en) * 1964-08-31 1966-05-24 Kenneth G Sorensen Automatic liquid level control apparatus for tanks
JPS5093650U (ja) * 1973-12-26 1975-08-06
JPS60103237A (ja) * 1983-11-10 1985-06-07 Matsushita Electric Works Ltd 暖房装置
JP2002250530A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Tokyo Gas Co Ltd 暖房装置及び熱媒制御方法
JP2007017131A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Noritz Corp 膨張タンク、並びに、加熱装置
JP2017172829A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 株式会社コロナ 床暖房用熱交換器内蔵型暖房機

Also Published As

Publication number Publication date
JP7087437B2 (ja) 2022-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090151400A1 (en) Coupling structure of steam generator in washing device
US8564951B1 (en) Electronic apparatus and cooling module mounted in that electronic apparatus
JP2019143866A (ja) シスターン及び温水暖房装置
JP4823713B2 (ja) 貯湯式給湯機
US20220026137A1 (en) Cooler
JP6376786B2 (ja) 燃料電池システム
JP2012144988A (ja) エンジン作業機
JP6115315B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP2009192167A (ja) 温水機器ユニット
JP5741824B2 (ja) 漏水検知システム
US20220025809A1 (en) Tank used in engine cooling system, engine cooling system, and work machine
JP2019046675A (ja) 燃料電池システム、制御装置
JP2019174049A (ja) シスターン及び温水暖房装置
JP7062941B2 (ja) シスターン及び温水暖房装置
JP7040101B2 (ja) 温水暖房装置
JP2019207070A (ja) 温水ユニット
JP7040048B2 (ja) 温水暖房装置
JP6865389B2 (ja) 燃料電池システム
CN111258342B (zh) 一种蒸箱的电极水位控制方法
US20200096231A1 (en) Combustion apparatus
JP6853164B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP2682224B2 (ja) 水冷式冷却装置の貯水タンク
JP2019141253A (ja) 食器洗浄機用ブースター
JP6617475B2 (ja) 小便器装置
CN211451366U (zh) 一种设置自动补水装置的热源机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7087437

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150