JP2019143667A - モータ装置 - Google Patents

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浩貴 横田
Hiroki Yokota
浩貴 横田
耕治 黒田
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耕治 黒田
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Abstract

【課題】同軸構造のシャフトのインナーシャフトに適正に潤滑油を供給することのできるモータ装置を提供する。【解決手段】アウターシャフト35を回転駆動するモータと、アウターシャフト35の回転を減速する減速ギヤを備えた減速機と、減速ギヤにより減速された回転を、アウターシャフト35内に挿通されたインナーシャフト58に伝達するインターミディエイトケース18に収納されたディファレンシャル装置13と、を備え、インターミディエイトケース18には、減速機内の潤滑油をインナーシャフト58の外周面に導く油路64が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、モータ装置に関するものである。
従来から、電動モータの駆動力をアウターシャフトから減速機構を介してディファレンシャル装置に伝達し、ディファレンシャル装置の出力をアウターシャフトの内側に設けたインナーシャフトで出力する同軸式のモータ装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2012−060880号公報
しかしながら、前記従来の技術では、同軸構造のシャフトを備えるモータ装置においては、アウターシャフトが高速で回転駆動されるため、アウターシャフトの周方向からインナーシャフト側に潤滑油を供給することが困難であるという問題がある。
本発明は、前記した点に鑑みてなされたものであり、同軸構造のアウターシャフトとインナーシャフトとの間に適正に潤滑油を供給することのできるモータ装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係るモータ装置は、アウターシャフトを回転駆動するモータと、前記アウターシャフトの回転を減速する減速ギヤを備えた減速機と、前記減速ギヤにより減速された回転を、前記アウターシャフト内に挿通されたインナーシャフトに伝達するインターミディエイトケースに収納されたディファレンシャル装置と、を備え、前記インターミディエイトケースには、前記減速機内の潤滑油を前記インナーシャフトの外周面に導く油路が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、減速機の内部で撥ね上げられた潤滑油の一部もしくはオイルポンプで吸い上げた潤滑油の一部が油路から流入し、油路を伝わってインナーシャフトの外周面に直接供給され、インナーシャフトに潤滑油を適正に供給することが可能となる。
前記構成において、前記インターミディエイトケースと前記インナーシャフトとの間であって、前記油路より前記ディファレンシャル装置側に、潤滑油の前記ディファレンシャル装置への流入を阻止する封止部材を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、油路からインナーシャフトに供給された潤滑油が、封止部材によりディファレンシャル装置に流入することを防止することができる。
前記構成において、前記アウターシャフトには、前記アウターシャフトと前記インナーシャフトとの間の前記潤滑油を、前記モータの内部に供給する供給孔が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、インナーシャフトからアウターシャフトの内側に供給された潤滑油の一部が、供給孔を介して電動モータに送られ、電動モータの冷却を行うことができる。
本発明によれば、油路を介して減速機の内部の潤滑油の一部をインナーシャフトの外周面に直接供給することができるので、インナーシャフトに潤滑油を適正に供給することが可能となる。
本発明に係るモータ装置の実施形態を示す断面図である。 本実施形態のモータ装置の減速機部分を含む断面図である。 本実施形態のインターミディエイトケース部分の概略断面図である。 本実施形態のインターミディエイトケースを電動モータ側から見た正面図である。 図4のA−A線における断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るモータ装置を示す断面図である。図2は、モータ装置の減速機部分を含む断面図である。図3は、インターミディエイトケース部分の概略断面図である。
図1に示すように、電気自動車のパワーユニットとして使用されるモータ装置10は、モータとしての電動モータ11と、減速機12と、ディファレンシャル装置13とを一体に備えている。
モータ装置10は、モータケース14と、モータケース14の端部を覆うモータサイドケース15と、減速機ケース16と、ディファレンシャルケース17とを備えている。減速機ケース16とディファレンシャルケース17との間には、インターミディエイトケース18が配置されている。
インターミディエイトケース18は、減速機ケース16に収容される減速機12と、ディファレンシャルケース17に収容されるディファレンシャル装置とを仕切る仕切り部材として機能するように構成されている。
電動モータ11は、モータケース14およびモータサイドケース15の内部に収納されている。
電動モータ11は、モータケース14の内周面に固定されたステータ21と、ステータ21の内部に回転自在に配置されたロータ22とで構成されている。ステータ21は、積層鋼板よりなるステータコア23と、ステータコア23の外周に巻回された複数のコイル24とから構成されている。
また、ロータ22は、モータサイドケース15の軸受30、減速機ケース16の軸受31およびインターミディエイトケース18の軸受32により回転自在に支持されたアウターシャフト35と、アウターシャフト35の外周に固定された積層鋼板よりなるロータコア25と、ロータコア25の外周部に埋設された複数の永久磁石26…とから構成されている。
アウターシャフト35の減速機ケース16側端部の外周には、プライマリギヤ36が取り付けられている。
減速機12は、減速機ケース16およびディファレンシャルケース17で囲まれた空間に収容されている。
減速機12は、減速機ケース16の軸受40およびディファレンシャルケース17の軸受41により回転自在に支持された減速シャフト42を備えている。
減速シャフト42には、プライマリギヤ36に噛合されるカウンタギヤ43、パーキングギヤ44およびファイナルドライブギヤ45がそれぞれ設けられている。減速シャフト42のファイナルドライブギヤ45は、ディファレンシャル装置13のファイナルドリブンギヤ50に噛合されている。
ディファレンシャル装置13は、インターミディエイトケース18およびディファレンシャルケース17で囲まれた空間に収容されている。
ディファレンシャル装置13は、ディファレンシャルケース17およびインターミディエイトケース18にそれぞれテーパローラベアリング51,52を介して回転自在に支持されたデフ本体53と、デフ本体53にピニオンピン54を介して回転自在に支持された一対のディファレンシャルピニオン55,55と、各ディファレンシャルピニオン55,55に同時に噛合する一対のディファレンシャルサイドギヤ56,56とを備えている。デフ本体53の外周には、前記ファイナルドリブンギヤ50が固定されている。
図2において、左側のディファレンシャルサイドギヤ56には、左ドライブシャフト57がスプライン結合により連結されており、左ドライブシャフト57は、デフ本体53およびディファレンシャルケース17を貫通して車幅方向左側に延出している。
また、右側のディファレンシャルサイドギヤ56には、左端をスプライン結合されたインナーシャフト58がスプライン結合により連結されており、インナーシャフト58は、デフ本体53、変速機ケース16およびアウターシャフト35の内部に挿通されて車幅方向右側に延出している。インナーシャフト58は、右ドライブシャフト59に接続される。
このように構成されたモータ装置10は、電動モータ11を駆動することにより、アウターシャフト35の駆動力は、プライマリギヤ36、カウンタギヤ43、減速シャフト42、ファイナルドライブギヤ45、ファイナルドリブンギヤ50、デフ本体53、ピニオンシャフト42、ディファレンシャルピニオン55,55、ディファレンシャルサイドギヤ56,56の経路で順次伝達され、車両の旋回状態等に応じて、左ドライブシャフト57とインナーシャフト58とに所定の比率で配分される。
次に、インターミディエイトケース18について説明する。
図4は、インターミディエイトケース18を電動モータ11側から見た正面図である。図5は、図4のA−A線における断面図である。
図4および図5に示すように、インターミディエイトケース18は概略円板状の部材であって、その外周の一部にパーキングギヤ44との干渉を回避するための円弧状の切欠き60が形成されている。インターミディエイトケース18の中心には、インナーシャフト58を挿入するための円形状の開口61が形成されている。
インターミディエイトケース18の一側には、アウターシャフト35を回転自在に支持する軸受32を配置するための軸受収容部62が設けられている。インターミディエイトケース18の他側には、ディファレンシャル装置13のテーパローラベアリング52を配置するためのデフ用軸受収容部63が設けられている。
インターミディエイトケース18の上方には、デフ用軸受収容部63に連通する油路64が形成されている。この油路64は、インターミディエイトケース18を貫通するインナーシャフト58の外周面に開口するように構成されている。すなわち、油路64は、アウターシャフト35の端部からインナーシャフト58が露出している箇所に開口されている。
また、図3に示すように、インターミディエイトケース18とインナーシャフト58との間であって、油路64よりディファレンシャル装置13側には、封止部材65が設けられている。本実施形態においては、封止部材65は、開口61と対向するインナーシャフト58側に設けられている。
封止部材65を油路64よりディファレンシャル装置13側に設けることにより、油路64から供給される潤滑油がディファレンシャル装置13に流入してしまうことを阻止することができる。
また、アウターシャフト35には、アウターシャフト35とインナーシャフト58との間の潤滑油を、電動モータ11の内部に向かって供給する供給孔66が設けられている。
本実施形態においては、供給孔66は、アウターシャフト35のプライマリギヤ36に対応する箇所、軸受31に対応する箇所および軸受31より図3において右側の電動モータ11に対応する箇所の3箇所に設けられており、供給孔66は、アウターシャフト35の周方向に複数設けられている。
なお、供給孔66を設ける箇所は、本実施形態に限定されるものではなく、電動モータ11の内部に潤滑油を供給できる箇所であれば、いずれの箇所に設けるようにしてもよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
電動モータ11を駆動させると、電動モータ11の回転によりアウターシャフト35が回転駆動される。アウターシャフト35の回転力は、プライマリギヤ36、カウンタギヤ43、ファイナルドライブギヤ45を介してディファレンシャル装置13に伝達される。
この場合に、減速機12の内部において、プライマリギヤ36、カウンタギヤ43、ファイナルドライブギヤ45の回転により、減速機12の内部に貯留された潤滑油が撥ね上げられる。
減速機12の内部で撥ね上げられた潤滑油の一部は、油路64の上部から油路64の内部に流入する。油路64は、アウターシャフト35の端部からインナーシャフト58が露出している箇所に開口されているので、潤滑油は、油路64を伝わってインナーシャフト58の外周面に直接供給される。
これにより、インナーシャフト58に潤滑油を適正に供給することが可能となる。
そして、インナーシャフト58に供給された潤滑油は、アウターシャフト35の内周面との間に流れる。このアウターシャフト35の内側に供給された潤滑油の一部は、供給孔66を介して電動モータ11に送られ、電動モータ11の冷却が行われる。
なお、オイルポンプからの油圧の供給によっても、油路64に潤滑油を流入させることができる。
以上述べたように、本実施形態においては、アウターシャフト35を回転駆動する電動モータ11(モータ)と、アウターシャフト35の回転を減速する減速ギヤ(カウンタギヤ43、パーキングギヤ44およびファイナルドライブギヤ45)を備えた減速機12と、減速ギヤにより減速された回転を、アウターシャフト35内に挿通されたインナーシャフト58に伝達するインターミディエイトケース18に収納されたディファレンシャル装置13と、を備え、インターミディエイトケース18には、減速機12内の潤滑油をインナーシャフト58の外周面に導く油路64が形成されている。
これにより、減速機12の内部で撥ね上げられた潤滑油の一部もしくはオイルポンプで吸い上げた潤滑油の一部が油路64から流入し、油路64を伝わってインナーシャフト58の外周面に直接供給され、インナーシャフト58に潤滑油を適正に供給することが可能となる。
また、本実施形態においては、インターミディエイトケース18とインナーシャフト58との間であって、油路64よりディファレンシャル装置13側に、潤滑油のディファレンシャル装置13への流入を阻止する封止部材65を設けた。
これにより、油路64からインナーシャフト58に供給された潤滑油が、封止部材65によりディファレンシャル装置13に流入することを防止することができる。
また、本実施形態においては、アウターシャフト35には、アウターシャフト35とインナーシャフト58との間の潤滑油を、モータの内部に供給する供給孔66が設けられている。
これにより、インナーシャフト58からアウターシャフト35の内側に供給された潤滑油の一部が、供給孔66を介して電動モータ11に送られ、電動モータ11の冷却を行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に記載のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
10 モータ装置
11 電動モータ
12 減速機
13 ディファレンシャル装置
18 インターミディエイトケース
35 アウターシャフト
58 インナーシャフト
61 開口
62 軸受収容部
63 デフ用軸受収容部
64 油路
65 封止部材
66 供給孔

Claims (3)

  1. アウターシャフトを回転駆動するモータと、
    前記アウターシャフトの回転を減速する減速ギヤを備えた減速機と、
    前記減速ギヤにより減速された回転を、前記アウターシャフト内に挿通されたインナーシャフトに伝達するインターミディエイトケースに収納されたディファレンシャル装置と、を備え、
    前記インターミディエイトケースには、前記減速機内の潤滑油を前記インナーシャフトの外周面に導く油路が形成されていることを特徴とするモータ装置。
  2. 前記インターミディエイトケースと前記インナーシャフトとの間であって、前記油路より前記ディファレンシャル装置側に、潤滑油の前記ディファレンシャル装置への流入を阻止する封止部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のモータ装置。
  3. 前記アウターシャフトには、前記アウターシャフトと前記インナーシャフトとの間の前記潤滑油を、前記モータの内部に供給する供給孔が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ装置。
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