JP2019142451A - 歩行型管理機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明では、エンジンの出力軸からミッションケースの入力軸への減速比を小さくして、入力軸に装着する入力プーリを小さくして入力軸と車軸の間隔を短くして高さの低いミッションケースとすることで、コンパクト扱い易い歩行型管理機とすることを課題とする。【解決手段】ミッションケース1の車軸2に走行輪3を装着して走行しながら作業を行う歩行型管理機において、エンジンEのクランクケース16側部にクランク軸の回転を減速する減速装置33を設け、前記クランク軸の回転を減速した前記減速装置33の出力軸20aに取り付けた出力プーリ20と前記ミッションケース1の入力軸21aに取り付けた入力プーリ21との間に伝動ベルト32を巻き掛け、前記出力プーリ20と前記入力プーリ21及び前記伝動ベルト32をベルトカバー19で覆う構成としたことを特徴とする歩行型管理機とする。【選択図】図1
Description
本発明は、作業者が歩行しながら耕耘などの農作業を行う歩行型管理機に関する。
歩行型管理機は、構成を簡略化するために、車輪を装着する車軸を軸装したミッションケースとエンジンを搭載するエンジン台を一体に連結構成され、エンジン出力軸であるクランク軸からミッションケースの入力軸への動力伝動はベルトクラッチ機構で構成される。高回転低トルクのクランク軸からミッションケース内で低回転高トルクに減速して車軸に伝動するが、ミッションケース内での減速が限られるためにベルトクラッチ機構での減速比を大きくする必要があって、エンジン出力軸に装着する出力プーリに対してミッションケース入力軸に装着する入力プーリを大きくしているが、入力プーリが車軸に接触するのを避ける必要から入力軸位置と車軸位置を離さなければならず、入力軸と車軸を軸装するミッションケースの地上高が高くて大きくなる。
ミッションケースが大きくなるのを避けるために、特許文献1に記載の自走式作業車両では、エンジンのクランクシャフトとミッションケースの入力軸とを車軸と直交する鉛直姿勢に配設してベルトクラッチ機構の無端ベルトを機体の左右方向中央部において水平面内に配設した構成としてミッションケースの地上高が高くなるのを防いでいる。
前記従来の構成では機体の高さを低くできるが、エンジンの出力軸が鉛直下方に向かっているために、出力軸の軸支部からオイル漏れが発生して耐久性が悪くなる不都合がある。
本発明では、エンジンの出力軸とミッションケースの入力軸を横方向の水平にしながらミッションケースの入力軸に装着する入力プーリを小さく出来て入力軸と車軸の間隔が狭くて高さの低いミッションケースで機体が小さく扱い易い歩行型管理機とすることを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1の発明は、ミッションケース(1)の車軸(2)に走行輪(3)を装着して走行しながら作業を行う歩行型管理機において、エンジン(E)のクランクケース(16)側部にクランク軸の回転を減速する減速装置(33)を設け、前記クランク軸の回転を減速した前記減速装置(33)の出力軸(20a)に取り付けた出力プーリ(20)と前記ミッションケース(1)の入力軸(21a)に取り付けた入力プーリ(21)との間に伝動ベルト(32)を巻き掛け、前記出力プーリ(20)と前記入力プーリ(21)及び前記伝動ベルト(32)をベルトカバー(19)で覆う構成としたことを特徴とする歩行型管理機とする。
請求項2の発明は、前記出力プーリ(20)の前記エンジン(E)側と前記入力プーリ(21)の前記ミッションケース(1)側に平板状のベルト裏カバー(24)を設け、該ベルト裏カバー(24)から突出する前記出力軸(20a)と前記入力軸(21a)にそれぞれ前記出力プーリ(20)と前記入力プーリ(21)を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の歩行型管理機とする。
請求項3の発明は、前記ベルト裏カバー(24)に前記伝動ベルト(32)の外れを防ぐベルトガイド(27a,27b,27c)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の歩行型管理機とする。
請求項1の発明で、エンジンE内で高速回転するクランク軸を減速装置33内の減速機構で減速して出力軸20aに伝動するので、出力軸20aに取り付ける出力プーリ20とミッションケース1の入力軸21aに取り付ける入力プーリ21との間であまり減速する必要がない。このため、出力プーリ20の径に対して入力プーリ21の径をさほど大きくして減速する必要がなく、入力プーリ21の径を小さく出来るのでミッションケース1の入力軸21aを車軸2に近づけた小型のミッションケース1で歩行型管理機が構成出来て、作業者が歩行しながら操縦するに適した歩行型管理機となる。
請求項2の発明で、請求項1の効果に加えて、エンジンEの出力軸20aに取り付ける出力プーリ20とミッションケース1の入力軸21aに取り付ける入力プーリ21は、ベルト裏カバー24の平面を基準にして軸への取付位置を揃え易く、出力プーリ20と入力プーリ21に巻き掛ける伝動ベルト32が捩じられない適正なベルトラインで組付け易くなる。
請求項3の発明で、請求項2の効果に加えて、伝動ベルト32の緩みによる外れを防止するベルトガイド27a,27b,27cを伝動ベルト32に接近したベルト裏カバー24に取り付けるので、エンジンEやミッションケース1に取り付けた場合よりも突出量を少なく強固にできるので、小さくても充分に機能する。
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、実施例の説明においては、機体の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後というが、本発明の構成を限定するものでは無い。
本発明の歩行型管理機は、機体の中心部となるミッションケース1に左右車軸2,2を軸装し、この左右に突出する車軸2に左右走行輪3L,3Rを取り付け、ミッションケース1の左側に突出した入力軸21aに入力プーリ21を取り付け、ミッションケース1の前部に取り付ける原動ベース15に搭載したエンジンEのクランクケース16に付設した減速装置33の出力軸20aに取り付けた出力プーリ20との間に伝動ベルト32を巻き掛け、ベルトテンションプーリ25で動力の伝動を断続出来るようにしている。エンジンE側の出力軸20aは、エンジンEのクランクケース16に取り付ける減速装置33内でクランク軸の回転を減速して出力する。
また、ミッションケース1の上部のハンドル台7には、ハンドルベース8を水平回動に構成して任意の位置で固定可能に設けている。ハンドルベース8には、斜め上方に向けて左右に分岐する左右ハンドル杆9L,9Rを設けている。左右ハンドル杆9L,9Rの後端下部には左右サイドクラッチレバー12L,12Rを設け、左右中央に、前記出力プーリ20と入力プーリ21に巻き掛ける伝動ベルト32を張るベルトテンションプーリ25を動かして動力の断続を行うクラッチレバー14を設けている。
ハンドルベース8の左側方には、ミッションケース1の変速部5から後上方に向けて変速レバー6を伸ばして設けている。
図3,4において、エンジンEからミッションケース1への動力伝達構成について詳しく説明する。エンジンEのクランク軸の回転動力を減速装置33に入力し、減速装置33で減速された回転動力を出力軸20aから出力する構成としている。前記出力軸20aに取り付けた出力プーリ20とミッションケース1の入力軸21aに取り付けた入力プーリ21に巻き掛けた2連の伝動ベルト32、32をベルトカバー19で覆う構成としている。
2連の伝動ベルト32、32の機体側にはベルト裏カバー24を設けている。ベルト裏カバー24は、前記減速装置33と伝動ベルト32の間に設けている。減速装置33の機体後方には隙間があるので、ベルト裏カバー24にカバー23を溶接で取り付けて隙間を上方から覆う構成としている。ベルト裏カバー24とカバー23は、エンジンEの側面やミッションケース1の側面に対してボルトで取り付けている。このため、カバー23の機体側を下方に折り曲げてボルト貫通孔を形成している。また、ベルト裏カバー24にベルトテンションプーリ25の圧接を緩めて伝動ベルト32を撓ませた際に外れないように伝動ベルト32の外周面をガイドするベルトガイド27a,27b,27cをベルトラインの外側に取り付け、ベルト裏カバー24の平面は、出力プーリ20と入力プーリ21の側面を揃えるように軸位置を調整するための基準となり、伝動ベルト32のラインを適正に出来る。
ベルトカバー19と溶接で一体の上部取付ステー22を下方に曲げてカバー23のラインに合わせる構成とし、上部取付ステー22を前記カバー23に対してボルトB1で取り付けている。ベルトカバー19の前側は減速装置33に対してボルト19aで取り付け、ベルトカバー19の後側はミッションケース1に対してボルト19bで取り付ける構成としている。
前記上部取付ステー22にはアクセルケーブルのクランプを設け、このクランプでアクセルケーブル(図示せず)を留めている。また、前記カバー23には、入力軸21aとブレーキドラムの後方を囲う後カバー44を取り付けて、カバー23を貫通してクラッチケーブル38が通るように、カバー23にクラッチケーブルアウター受34を設け、このクラッチケーブルアウター受34に穴と切り欠きを設けて、クラッチケーブル38をクラッチケーブルアウター受34に掛け易くしている。
また、ベルトテンションプーリ25を設けたテンションアーム25aは、機体側の回動支点25bから前記カバー23の下方に位置するように設けており、前記テンションアーム25aにテンションスプリング25cをかける穴を設けている。
図4に示す如く、減速装置33の出力軸20aとミッションケース1のブレーキドラム36を経て側方へ突出する入力軸21aはベルト裏カバー24を貫通して側方へ突出し、入力軸21aにスペーススリーブ35を介して入力プーリ21が位置決めしてボルト38で固着され、ベルト裏カバー24に沿って出力軸20aに出力プーリ20がビスで位置決めされボルト39で固着されるので、ベルト裏カバー24の平面で入力プーリ21と出力プーリ20のベルトラインを決め易くなっている。
また、図示を省略するが、ベルト裏カバー24にベルトテンションプーリ25のテンションアーム25aを通す円弧穴を設け、ベルトテンションプーリ25の動く範囲を規制してテンション切位置でベルトテンションプーリ25がベルトカバー19に当たらないようにしている。
エンジンEの上部に設ける燃料タンク40は、支持ステー41の後部に設ける枢支軸42で上方に起立してエンジンE上部を開放するようにしている。エンジンEの右側部にはエアーフィルタ43を設けている。
図1の10は、作業機を取り付けるヒッチで、図示を省略しているが、ミッションケース1の右側に突出するPTO出力軸を設け、作業機側の入力軸との間にカウンターチェンケースを装着して作業機に動力伝達する構成としている。カウンターチェンケース内には、前記PTO出力軸に連結するスプロケットと作業機側の入力軸に連結するスプロケットを有し、前記2個のスプロケット間にチェンを巻回した構成で作業機への動力伝動を行っている。
E エンジン
1 ミッションケース
2 車軸
3L,3R 走行輪
16 クランクケース
19 ベルトカバー
20 出力プーリ
20a 出力軸
21 入力プーリ
21a 入力軸
24 ベルト裏カバー
27a,27b,27c ベルトガイド
32 伝動ベルト
33 減速ケース
1 ミッションケース
2 車軸
3L,3R 走行輪
16 クランクケース
19 ベルトカバー
20 出力プーリ
20a 出力軸
21 入力プーリ
21a 入力軸
24 ベルト裏カバー
27a,27b,27c ベルトガイド
32 伝動ベルト
33 減速ケース
Claims (3)
- ミッションケース(1)の車軸(2)に走行輪(3)を装着して走行しながら作業を行う歩行型管理機において、エンジン(E)のクランクケース(16)側部にクランク軸の回転を減速する減速装置(33)を設け、前記クランク軸の回転を減速した前記減速装置(33)の出力軸(20a)に取り付けた出力プーリ(20)と前記ミッションケース(1)の入力軸(21a)に取り付けた入力プーリ(21)との間に伝動ベルト(32)を巻き掛け、前記出力プーリ(20)と前記入力プーリ(21)及び前記伝動ベルト(32)をベルトカバー(19)で覆う構成としたことを特徴とする歩行型管理機。
- 前記出力プーリ(20)の前記エンジン(E)側と前記入力プーリ(21)の前記ミッションケース(1)側に平板状のベルト裏カバー(24)を設け、該ベルト裏カバー(24)から突出する前記出力軸(20a)と前記入力軸(21a)にそれぞれ前記出力プーリ(20)と前記入力プーリ(21)を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の歩行型管理機。
- 前記ベルト裏カバー(24)に前記伝動ベルト(32)の外れを防ぐベルトガイド(27a,27b,27c)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の歩行型管理機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018031037A JP2019142451A (ja) | 2018-02-23 | 2018-02-23 | 歩行型管理機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018031037A JP2019142451A (ja) | 2018-02-23 | 2018-02-23 | 歩行型管理機 |
Publications (1)
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JP2019142451A true JP2019142451A (ja) | 2019-08-29 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2018031037A Pending JP2019142451A (ja) | 2018-02-23 | 2018-02-23 | 歩行型管理機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019142451A (ja) |
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2018
- 2018-02-23 JP JP2018031037A patent/JP2019142451A/ja active Pending
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