JP2019142331A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドライバーの前方視界に対する視認性を向上させることができる表示装置を提供する。【解決手段】本発明の一態様にかかる表示装置2は、車両50の後方を撮影した映像を投影するプロジェクタ10と、車両50の室内51において、ドライバー40がウィンドシールド52の室内51側の面における上縁部へ向ける視線上であって、ドライバー40が注視すべき前方視界43より上方に配置され、プロジェクタ10から投影された映像を虚像表示可能なコンバイナ20と、コンバイナ20の近傍の照度を検出する照度センサ30と、を備え、コンバイナ20は、透過率が可変な液晶を含む層を有し、照度センサ30が検出した照度に基づいて、コンバイナ20に入射する光の透過率を変化させる。【選択図】図5
Description
本発明は、表示装置に関し、例えば、プロジェクタを用いて虚像表示する表示装置に関する。
車両後方のカメラで撮影された車両後方の映像を表示する表示装置は、ドライバーの後方確認を容易にする。
図1は、車両の後方を撮影した映像を液晶パネル方式により表示する表示装置を例示した一部断面図である。図1に示すように、液晶パネル100は、車両50の室内51におけるルームミラーが配置される位置に取り付けられている。液晶パネル100は、車両50の後方を撮影するカメラと信号線等で接続されている。これにより、液晶パネル100は、車両50の後方の映像を表示する。
運転中のドライバー40は、ウィンドシールド52を介した注視すべき前方視界の遠方へ視線を向けている。ドライバー40は、前方の道路、前方の車両等の注視すべき前方視界の所定の物体41にピントを合わせている。よって、運転中のドライバー40のピントの位置は、ウィンドシールド52を挟んだ外側の前方視界内の遠方にある物体41となっている。
一方、運転中のドライバー40は、車両50の後方を確認するために、液晶パネル100に視線を向ける場合がある。その場合には、ドライバー40は、液晶パネル100における車両後方の映像が表示された表示面101にピントを合わせる。よって、後方確認時のドライバー40のピントの位置は、液晶パネル100の表示面101となっている。
このように、ドライバー40が運転中に、後方確認するために、液晶パネル100の表示面101に視線を向ける場合には、ピントの位置を、ウィンドシールド52外側の前方の物体41から表示面101まで、長距離に渡って移動させなければならない。そのようなピントの移動は、ドライバー40の負担となり、視認性を低下させていた。
特許文献1及び2には、車両50の後方を撮影した映像をプロジェクタによってウィンドシールド52に投影する表示装置が開示されている。しかしながら、ウィンドシールド52に映像を投影したのでは、ドライバー40が運転中に注視すべき前方視界内に映像が表示されるので、ドライバー40の前方視界の視認性が低下する虞がある。
本発明は、上記問題に鑑み、ドライバーの前方視界に対する視認性を向上させることができる表示装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、車両の後方を撮影した映像を投影するプロジェクタと、前記車両の室内において、ドライバーがウィンドシールドの前記室内側の面における上縁部へ向ける視線上であって、前記ドライバーが注視すべき前方視界より上方に配置され、前記プロジェクタから投影された前記映像を虚像表示可能なコンバイナと、前記コンバイナの近傍の照度を検出する照度センサと、を備え、前記コンバイナは、透過率が可変な液晶を含む層を有し、前記照度センサが検出した前記照度に基づいて、前記コンバイナに入射する光の前記透過率を変化させる表示装置を提供する。
本発明により、ドライバーの前方視界に対する視認性を向上させることができる表示装置を提供する。
(実施形態1)
以下、図面を参照して実施形態1に係る表示装置1を説明する。図2は、実施形態1に係る表示装置1を例示した一部断面図である。図2に示すように、表示装置1は、プロジェクタ10及びコンバイナ20を備えている。表示装置1は、プロジェクタ10及びコンバイナ20を用いた虚像表示方式の装置である。
以下、図面を参照して実施形態1に係る表示装置1を説明する。図2は、実施形態1に係る表示装置1を例示した一部断面図である。図2に示すように、表示装置1は、プロジェクタ10及びコンバイナ20を備えている。表示装置1は、プロジェクタ10及びコンバイナ20を用いた虚像表示方式の装置である。
プロジェクタ10は、映像を投影する機器であり、例えば、レンズまたはミラー等の光学素子から光を出射させて映像を投影する。プロジェクタ10は、例えば、車両50の室内51の天井53に配置されている。プロジェクタ10には、車両50の後方を撮影するカメラと信号線または無線等により接続されている。これにより、プロジェクタ10は、カメラによって車両の後方を撮影した映像をコンバイナ20に対して投影する。
なお、プロジェクタ10の配置位置は、車両50の室内51の天井53に限らない。プロジェクタ10は、コンバイナ20に対して映像を投影することができれば、運転席のダッシュボード上または後部ドア等に配置されてもよい。また、プロジェクタ10は、カメラによって撮影された車両50の後方の映像以外の映像を投影してもよい。例えば、車両50の側方の映像でもよいし、テレビ等の映像でもよい。また、プロジェクタ10は、映像に限らず、速度情報または位置情報等を投影してもよい。
コンバイナ20は、プロジェクタ10から投影された映像を表示する。コンバイナ20は、プロジェクタ10から投影された映像を含む光の一部または全部を反射する反射面21を有した板状の部材である。コンバイナ20の反射面21は、凹状に湾曲してもよい。プロジェクタ10は、コンバイナ20の反射面21に映像を投影する。コンバイナ20は、プロジェクタ10から投影された映像を虚像表示可能である。虚像表示とは、プロジェクタ10から投影された映像をドライバー40に対して反射する際に、投影した映像がコンバイナ20よりも車両50の前方に結像するように表示することをいう。虚像表示により、ドライバー40は、映像がコンバイナ20よりも車両50の前方に映し出されているように見ることができる。そのような虚像42は、実際には、コンバイナ20よりも車両50の前方には存在せず、コンバイナ20よりも車両50の前方にあるように見えるだけである。例えば、コンバイナ20の反射面21を凹面形状にすることにより、コンバイナ20は、プロジェクタ10から投影された映像を虚像表示する。
コンバイナ20は、ドライバー40が注視すべき前方視界43外に配置されている。例えば、コンバイナ20は、ドライバー40が注視すべき前方視界43よりも上方に配置されている。具体的には、コンバイナ20は、車両50の室内51において、ドライバー40がウィンドシールド52の室内51側の面における上縁部へ向ける視線上に配置されている。さらに具体的に言えば、コンバイナ20は、室内51のルームミラーが配置される位置に配置されている。
コンバイナ20の反射面21はドライバー40側に面している。反射面21と反対側の面は、ウィンドシールド52側に面している。
コンバイナ20は、透過型である。コンバイナ20は、例えば、透過型樹脂等を含んでいる。コンバイナ20は、単純な透過型ではなく、コンバイナ20に入射する光の透過率を可変としている。コンバイナ20は、例えば、透過率が可変な液晶を含む層を有している。液晶を含む層は、印加する電圧を変化させることにより、液晶の配向を変化させることができる。これにより、コンバイナ20に入射する光の透過率を変えることができる。
次に、実施形態1に係る表示装置1の動作を説明する。まず、ドライバー40は、プロジェクタ10を作動させ、車両後方を撮影した映像をコンバイナ20に対して投影する。コンバイナ20の液晶を含む層を作動させ、所定の透過率に調整されるようにする。プロジェクタ10から投影された映像は、コンバイナ20の反射面21により反射し、虚像表示される。ドライバー40は、必要に応じて、表示装置1の映像により、車両の後方を確認することができる。
次に、本実施形態に係る表示装置1の効果を説明する。表示装置1のコンバイナ20は、プロジェクタ10から投影された映像を虚像表示可能である。したがって、ドライバー40は、後方確認時に、コンバイナ20よりも車両50の前方に結像した虚像42にピントを合わせることができる。よって、ドライバー40が運転中に、後方確認をするために、ピントの位置を短い距離の移動で行うことができる。すなわち、ウィンドシールド52外側の遠方にある物体41から、コンバイナ20よりも車両50の前方に結像した虚像42までピントの位置を移動させればよい。よって、ドライバー40の負担を低減することができる。
また、コンバイナ20は、ドライバー40が注視すべき前方視界43より上方に配置されている。よって、ドライバー40が注視すべき前方視界43と重ならない。これにより、ドライバー40の視界領域を損なうことなく、視認性を向上させることができる。
コンバイナ20は、透過率可変であるので、プロジェクタ10が投影する映像の光の強度及びウィンドシールド52の外側からコンバイナ20に入射する光の強度に合わせて透過率を変化させることができる。よって、虚像42のコントラストを向上させることができ、ドライバー40の視認性を向上させることができる。
また、コンバイナ20は、液晶を含む層を有している。そして、液晶を含む層に印加する電圧によって透過率を変化させることができる。よって、透過率を高精度で最適化することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る表示装置を説明する。実施形態2の表示装置2は、照度センサをさらに備えている。まず、実施形態1の表示装置1の課題を説明し、その後、本実施形態の表示装置2を説明する。
次に、実施形態2に係る表示装置を説明する。実施形態2の表示装置2は、照度センサをさらに備えている。まず、実施形態1の表示装置1の課題を説明し、その後、本実施形態の表示装置2を説明する。
図3は、実施形態1に係る表示装置1のコンバイナ20と太陽光54との重畳を例示した一部断面図である。図4は、実施形態1に係る表示装置1のコンバイナ20と太陽光54との重畳を例示した説明図である。
図3及び図4に示すように、太陽光54がウィンドシールド52を介して室内51に入射し、透過型のコンバイナ20による虚像42と太陽光54とが重畳する場合がある。そうすると、虚像42のコントラストが低下し、虚像42の視認性を大きく低下させてしまう。これにより、ドライバー40の後方確認が困難となる。虚像42の視認が困難になるようなコントラストの低下を、ウォッシュアウトという。
また、コンバイナ20と、ドライバー40の目とを結ぶ線の延長線上に太陽が位置する場合、すなわち、太陽光54がコンバイナ20を透過してドライバー40の目に到達する場合には、太陽光54は、ドライバー40の瞳孔を縮小させ、眩惑させる。よって、ドライバー40の注視すべき前方視界43の視認性を低下させてしまう。以上が、実施形態1の表示装置1の課題である。
次に、本実施形態の表示装置を説明する。図5は、実施形態2に係る表示装置を例示した一部断面図である。図6は、実施形態2に係る表示装置を例示した説明図である。
図5及び図6に示すように、本実施形態の表示装置2は、照度センサ30をさらに備えている。照度センサ30は、コンバイナ20近傍の照度を検出する。そして、表示装置2は、照度センサ30が検出した照度に基づいてコンバイナ20の透過率を変化させる。例えば、表示装置2は、マイコン等の制御部により、照度センサ30が検出した照度に基づいて、コンバイナ20の透過率及びプロジェクタ10の投影光の強度を自動調整する。自動調整する際には、ドライバー40の視認性が向上するようにする。
自動調整の例としては、照度センサ30が検出した照度が低い場合には、透過率を大きくし、投影光の強度を小さくする。これにより、コントラストを向上させつつ消費電力を低減させる。照度センサ30が検出した照度が大きい場合には、透過率を小さくし、投影光の強度を大きくする。これにより、背景に取り込まれない高コントラストとし、ドライバー40の視認性を向上させる。
表示装置2は、照度センサ30の太陽光54の検出度合いに応じて、コンバイナ20の透過率を減少させてもよい。例えば、太陽光の直射に相当する照度に所定の閾値を設定し、照度が所定の閾値を超えた場合には、コンバイナ20の透過率を0%にしてもよい。こうすることで、太陽光54は、コンバイナ20を通してドライバー40の目に到達することはない。このように、コンバイナ20をサンバイザーとして機能させることができる。よって、ドライバー40の眩惑を抑制することができ、虚像42を確認することができる。ドライバー40は、車両50の後方の映像を確認することができる。
図7は、実施形態2の別の例に係る表示装置を例示した一部断面図である。図8は、実施形態2の別の例に係る表示装置を例示した説明図である。図7及び図8に示すように、照度センサ30が検出する照度が所定の閾値を超えた場合には、コンバイナ20の透過率を0%にするとともに、プロジェクタ10からコンバイナ20に投影される映像を遮断してもよい。例えば、プロジェクタ10の電源をオフにして、プロジェクタ10からコンバイナ20に投影される映像を遮断する。または、プロジェクタ10の出射口を遮光部材で遮光して、プロジェクタ10からコンバイナ20に投影される映像を遮断する。このようにすることで、コンバイナ20を、光学ミラーとして機能させることができる。
すなわち、コンバイナ20の透過率を0%にした場合には、コンバイナ20は、ウィンドシールド52の外側からコンバイナ20に入射する光を透過させない。一方、反射面21に入射する光を反射させる。したがって、コンバイナ20の透過率を0%にした場合には、コンバイナ20の室内51側の反射面21は、ハーフミラーを有するようになる。ここでいうハーフミラーとは、入射光と透過光の割合を1:1にするものに限らず、入射光の一部を反射し、一部を透過させるものや、入射光を透過させずに反射させるもの等をいう。
したがって、コンバイナ20の透過率を0%にするとともに、プロジェクタ10からコンバイナ20に投影される映像を遮断した場合には、コンバイナ20は、いわゆるバックミラーと呼ばれる光学ミラーとなる。よって、ドライバー40は、バックミラーとして機能するコンバイナ20を使用することができる。
次に、本実施形態の表示装置2の動作を説明する。
まず、ドライバー40は、プロジェクタ10を作動させ、コンバイナ20に対して車両後方の映像を投影する。また、コンバイナ20の液晶を含む層及び照度センサ30を作動させる。そして、照度センサ30が検出した照度に基づいて、コンバイナ20の透過率を調整させる。これにより、プロジェクタ10から投影された映像は、コンバイナ20の反射面21により反射し、虚像表示される。虚像42は、視認性よく表示される。
まず、ドライバー40は、プロジェクタ10を作動させ、コンバイナ20に対して車両後方の映像を投影する。また、コンバイナ20の液晶を含む層及び照度センサ30を作動させる。そして、照度センサ30が検出した照度に基づいて、コンバイナ20の透過率を調整させる。これにより、プロジェクタ10から投影された映像は、コンバイナ20の反射面21により反射し、虚像表示される。虚像42は、視認性よく表示される。
さらに、照度が太陽光の直射に相当するような所定の閾値を超えた場合には、コンバイナ20の透過率を0%にする。これにより、コンバイナ20をサンバイザーとして機能させつつ、車両後方の映像を視認性よく確認することができる。また、場合によっては、透過率を0%にした上で、プロジェクタ10からコンバイナ20に投影される映像を遮断する。これにより、コンバイナ20を光学ミラーとして機能させる。ドライバー40は、光学ミラーとして機能するコンバイナ20を用いて、車両の後方を確認することができる。
コンバイナ20を、虚像表示に用いるか、光学ミラーとして用いるかは、ドライバー40が適宜選択してもよい。車両50の外側の照度、車内51の明るさ、車両50の前方の景色、車両50の後方の景色等の状況に合わせて、視認性がよい方を選択してもよい。場合によっては、光学ミラーの方が、視認性が良好の場合もある。また、プロジェクタ10が故障した時には、コンバイナ20の透過率を0%にして、光学ミラーとして用いることができる。
次に、実施形態2の表示装置2の効果を説明する。
本実施形態の表示装置2は、コンバイナ20近傍の照度を検出する照度センサ30をさらに備えている。そして、照度センサ30が検出した照度に基づいて、コンバイナ20の透過率を制御する。このような構成により、虚像42のコントラストを向上させ、ドライバー40の視認性を向上させることができる。この場合にも、コンバイナ20は、ドライバー40の前方視界43より上方に配置されているので、ドライバー40の注視すべき前方視界43は確保される。さらに、コンバイナ20の透過率及びプロジェクタ10の投影光の強度を自動調整することによって、コントラストを最適化することができる。
本実施形態の表示装置2は、コンバイナ20近傍の照度を検出する照度センサ30をさらに備えている。そして、照度センサ30が検出した照度に基づいて、コンバイナ20の透過率を制御する。このような構成により、虚像42のコントラストを向上させ、ドライバー40の視認性を向上させることができる。この場合にも、コンバイナ20は、ドライバー40の前方視界43より上方に配置されているので、ドライバー40の注視すべき前方視界43は確保される。さらに、コンバイナ20の透過率及びプロジェクタ10の投影光の強度を自動調整することによって、コントラストを最適化することができる。
照度センサ30が検出する照度が、太陽光の直射に相当するような所定の閾値を超えた場合には、コンバイナ20の透過率を0%にしてもよい。これにより、コンバイナ20をサンバイザーとして機能させることができる。よって、ドライバー40の眩惑を防止し、安全性を向上させることができる。また、透過率を0%にした上で、プロジェクタ10からコンバイナ20に投影される映像を遮断してもよい。これにより、コンバイナ20を光学ミラーとして機能させることができ、車両50の後方及び後部座席を確認することができる。
なお、照度が所定の閾値を超え、コンバイナ20の透過率を0%にした場合には、そのまま、コンバイナ20に虚像を表示させてもよいし、光学ミラーとして用いてもよい。例えば、光学ミラーとして用いたほうが、虚像42を表示させるよりも視認性が高いならば、光学ミラーとして使用する。これ以外の構成、動作及び効果は、実施形態1の記載に含まれている。
(実施形態3)
次に、実施形態3を説明する。図9は、実施形態3に係る表示装置を例示した一部断面図である。図10は、実施形態3に係る表示装置を例示した説明図である。図9及び図10に示すように、実施形態3の表示装置3は、さらに視線検出器31を備えている。視線検出器31は、ドライバー40のコンバイナ20に向けた視線を検出する。視線検出器31は、コンバイナ20の近傍に取り付けられている。視線検出器31は、例えば、カメラである。
次に、実施形態3を説明する。図9は、実施形態3に係る表示装置を例示した一部断面図である。図10は、実施形態3に係る表示装置を例示した説明図である。図9及び図10に示すように、実施形態3の表示装置3は、さらに視線検出器31を備えている。視線検出器31は、ドライバー40のコンバイナ20に向けた視線を検出する。視線検出器31は、コンバイナ20の近傍に取り付けられている。視線検出器31は、例えば、カメラである。
次に、実施形態3の表示装置3の動作を説明する。表示装置3は、視線検出器31がドライバー40の視線を検出した場合に、コンバイナ20の透過率を0%にする。または、コンバイナ20の透過率を0%にするとともに、プロジェクタ10からコンバイナ20に投影される映像を遮断してもよい。これにより、ドライバー40がコンバイナ20に視線を向けたときに、コンバイナ20を光学ミラーとして機能させることができる。
例えば、太陽光54の直射により、照度が所定の閾値を超え、かつ、視線検出器31がドライバー40のコンバイナ20に向けた視線を検出した場合に、コンバイナ20の透過率を0%にする。または、コンバイナ20の透過率を0%にするとともに、プロジェクタ10からコンバイナ20に投影される映像を遮断してもよい。よって、ドライバー40の眩惑を抑制し、視認性を向上させることができる。
また、逆に、表示装置3は、視線検出器31がドライバー40の視線を検出した場合に、プロジェクタ10からコンバイナ20に映像を投影してもよい。これにより、ドライバー40がコンバイナ20に視線を向けたときに、コンバイナ20に虚像を表示させることができる。よって、後方を確認する必要がない場合には、虚像を非表示とすることができる。
以上、実施形態1〜3を説明したが、実施形態1〜3の構成を相互に組み合わせた構成も本明細書で説明した技術的思想の範囲に含まれる。
また、実施形態1〜3では、表示装置1〜3を車両に搭載した装置として説明したが、これに限らない。例えば、表示装置1〜3を、船舶、航空機等の操縦席に搭載してもよい。また、表示装置1〜3をヘッドマウントディスプレイに用いてもよい。このような場合には、実施形態1〜3のドライバー40をユーザに置き換えてもよい。
1、2、3 表示装置
10 プロジェクタ
20 コンバイナ
21 反射面
30 照度センサ
31 視線検出器
40 ドライバー
41 物体
42 虚像
43 前方視界
50 車両
51 室内
52 ウィンドシールド
53 天井
54 太陽光
100 液晶パネル
101 表示面
10 プロジェクタ
20 コンバイナ
21 反射面
30 照度センサ
31 視線検出器
40 ドライバー
41 物体
42 虚像
43 前方視界
50 車両
51 室内
52 ウィンドシールド
53 天井
54 太陽光
100 液晶パネル
101 表示面
Claims (4)
- 車両の後方を撮影した映像を投影するプロジェクタと、
前記車両の室内において、ドライバーがウィンドシールドの前記室内側の面における上縁部へ向ける視線上であって、前記ドライバーが注視すべき前方視界より上方に配置され、前記プロジェクタから投影された前記映像を虚像表示可能なコンバイナと、
前記コンバイナの近傍の照度を検出する照度センサと、
を備え、
前記コンバイナは、透過率が可変な液晶を含む層を有し、前記照度センサが検出した前記照度に基づいて、前記コンバイナに入射する光の前記透過率を変化させる表示装置。 - 前記照度センサの太陽光の検出度合いに応じて、前記コンバイナの前記透過率を減少させ、
前記照度が所定の閾値を超えた場合に、前記コンバイナの前記透過率を0%にする、
請求項1に記載の表示装置。 - 前記コンバイナの前記室内側に配置されたハーフミラーをさらに備え、
前記照度が前記閾値を超えた場合に、前記プロジェクタから前記コンバイナに投影される前記映像を遮断する、
請求項2に記載の表示装置。 - 前記ドライバーの前記コンバイナに向けた視線を検出する視線検出器をさらに備え、
前記照度が前記閾値を超え、かつ、前記視線検出器が前記視線を検出した場合に、前記コンバイナの前記透過率を0%にする、
請求項3に記載の表示装置。
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