JP2019141222A - 空気圧式マッサージ具及び空気圧式マッサージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マッサージ具本体が装着者の下腹部に押し付けられることを防止するようにした空気圧式マッサージ具を提供する。【解決手段】当該空気圧式マッサージ具12は、腰部4を含む体幹3の周りに装着される。空気圧式マッサージ具12は、マッサージ具本体18の腰部周辺部24に設けられた腰部空気室62aと、腰部周辺部24の左右の両側縁28の付近に設けられた一対の押圧阻止空気室54aとを有する。腰部空気室62aを膨張させる前に押圧阻止空気室54aに圧縮空気を供給しておく。押圧阻止空気室54aは体幹3の側に向かって突出するように膨張して、下腹部周辺部20が装着者1の体幹3から離れるようになる。これにより、腰部空気室62aが膨張してマッサージ具本体18が後方に引っ張られたときに、押圧阻止空気室54aが下腹部周辺部20を支持して、下腹部周辺部20が装着者1の下腹部2を押圧することを防止するようになる。【選択図】図3

Description

本発明は、圧縮空気により空気室を膨張・収縮させることによって身体の所定部位を押圧してマッサージするための空気圧式マッサージ具、及び該空気圧式マッサージ具と空気室への圧縮空気の供給を制御する圧縮空気制御装置とを備えるマッサージ装置に関する。
空気圧式マッサージ具は、複数の空気室が設けられたマッサージ具を使用者が装着し、各空気室に対して圧縮空気を順次供給及び排気することにより各空気室を周期的に膨張及び収縮させて身体の所定部位に対するマッサージを行なうようにするものである。空気圧式マッサージ具は、マッサージする部位に合せた形状とされ、例えば上半身用のジャケット形状のものや下半身用のパンツ形状のものなどがある。リンパ腺が集中する腰部や鼠径部などを押圧することにより高いマッサージ効果が得られる場合があるため、そのような場所を押圧してマッサージするようにしたものもある。例えば特許文献1には、腰部を中心に押圧するための空気室と、鼠径部を中心に押圧する空気室とを備える、パンツ形状の空気圧式マッサージ具が開示されている。この空気圧式マッサージ具においては、腹部及び下腹部に対応する位置には空気室が設けられていない。これは腹部や下腹部を強く押圧すると使用者が不快に感じることがあり、また長時間に亘って腹部を繰り返し押圧すると健康上の問題が生じることもあり得るためである。
特許第4059956号
上述の空気圧式マッサージ具において主として背中側に位置する腰部をマッサージするための空気室が膨張すると、マッサージ具全体が該空気室の膨張により背中側に引っ張られる。そうすると、装着者の前方の下腹部側にあるマッサージ具の部分も後方に引っ張られることになり、その部分が腹部及び下腹部に押し付けられる場合がある。このときに腹部及び下腹部が押圧される力は、空気室によって直接押圧される力に比べれば小さいが、使用者がそれによって息苦しさなどの不快感を覚えることもある。
そこで本発明は、腰部を含む体幹周りに装着されて腰部をマッサージするようにされた空気圧式のマッサージ具において、腰部を押圧するための空気室が膨張した際にマッサージ具が装着者の下腹部に押し付けられることを防止するようにしたマッサージ具、およびそれを備えるマッサージ装置を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、
腰部を含む体幹周りに装着されるようにされた空気圧式マッサージ具であって、
装着状態において、装着者の下腹部を覆うようにされた下腹部周辺部、及び該下腹部周辺部の左右の両側縁の間を体幹の後側を通って延びて腰部を覆うようにされた腰部周辺部、を有するマッサージ具本体と、
該マッサージ具本体の該腰部周辺部に設けられ、外部から供給される圧縮空気によって膨張して腰部を押圧するようにされた腰部空気室と、
該腰部周辺部の左右の両側縁付近に設けられた一対の下腹部押圧阻止部であって、体幹側に向かって突出して間にある該下腹部周辺部が体幹から離れるようにし、該腰部空気室が膨張して腰部を押圧したときに該下腹部周辺部が下腹部を押圧するのを妨げるようにする一対の下腹部押圧阻止部と、
を備える、空気圧式マッサージ具を提供する。
当該空気圧式マッサージ具においては、一対の下腹部押圧阻止部が腰部周辺部の左右の両側縁付近、すなわち下腹部周辺部の左右の両側縁の近くに設けられていて、下腹部周辺部が装着者の体幹から離れるようになっている。そのため、腰部空気室が膨張してマッサージ具本体が全体的に後方に引っ張られて下腹部周辺部が背中側に引っ張られたとしても、下腹部周辺部は下腹部押圧阻止部により支持されて下腹部を押圧しないようになる。これにより、マッサージ中に下腹部が押圧されることによる不快感を低減することが可能となる。なお、本願明細書における「腰部」とは、人の背中の背骨付近から体側を通って骨盤の左右にある前方に出っ張った部分である上前腸骨棘の付近にまで至る部分のことをいう。また、左右、上下、前後などの方向は、当該空気圧式マッサージ具が装着された状態での装着者の身体に関する方向に対応する向きを意味する。
好ましくは、該一対の下腹部押圧阻止部が上前腸骨棘において装着者の体幹に当接するように配置されているようにすることができる。
下腹部押圧阻止部が上前腸骨棘に当接するようにすることにより、下腹部押圧阻止部をより安定して保持して下腹部周辺部を下腹部から離れた位置により確実に維持することが可能となる。
好ましくは、該一対の下腹部押圧阻止部が、装着状態において腹部から大腿部に向かう上下方向に互いに略平行に延びているようにすることができる。
このような構成により、下腹部押圧阻止部の間にある下腹部周辺部を下腹部から離れた位置により安定して維持することが可能となる。
好ましくは、
該マッサージ具本体が、該腰部周辺部及び該下腹部周辺部から大腿部にまで延びて臀部及び股部の周辺を覆う股部周辺部をさらに有し、全体としてパンツ形状とされており、
該股部周辺部に設けられ、外部から供給される圧縮空気により膨張して臀部を押圧する臀部空気室と、鼠径部を押圧する鼠径部空気室とをさらに備えるようにすることができる。
具体的には、該一対の下腹部押圧阻止部が、外部から供給される圧縮空気によって膨張する押圧阻止空気室であるようにすることができる。
好ましくは、装着状態において該腰部空気室と装着者の体幹との間に位置するように該腰部周辺部に設けられ、該押圧阻止空気室と連通していて該押圧阻止空気室と共に圧縮空気により膨張する腰部補助空気室をさらに備えるようにすることができる。
腰部補助空気室を備えることで、腰部空気室が膨張したときの腰部の押圧をより効果的に行なうことが可能となる。
本発明はまた、
上述の押圧阻止空気室を備える空気圧式マッサージ具と、
該空気圧式マッサージ具の各空気室に圧縮空気を供給する圧縮空気制御装置と、を備え、
該圧縮空気制御装置が、該押圧阻止空気室に圧縮空気を供給した後に該腰部空気室に圧縮空気を供給するようにされた、空気圧式マッサージ装置を提供する。
以下、本発明に係る空気圧式マッサージ装置の実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明の一実施形態にかかる空気圧式マッサージ装置を示す外観図である。当該図ではマッサージ具本体の内部に設けられた各空気室を破線で示している。 図1の空気圧式マッサージ具の後方からの外観図である。当該図ではマッサージ具本体の内部に設けられた各空気室を破線で示している。 図1の装着状態におけるマッサージ具の腰部辺りでの横断面図である。 図1の装着状態におけるマッサージ具の臀部辺りでの横断面図である。 マッサージ具本体の内部に配置される主空気袋構成部材を示す図である。 マッサージ具本体の内部に配置される補助空気袋構成部材を示す図である。
本発明の一実施形態にかかる空気圧式マッサージ装置10は、図1に示すようにパンツ形状の空気圧式マッサージ具12と、空気圧式マッサージ具12の各空気袋に圧縮空気を供給するための圧縮空気制御装置14とからなる。圧縮空気制御装置14と空気圧式マッサージ具12の各空気室とは8本のチューブ16により接続されている。
図1及び図2に示す空気圧式マッサージ具12のマッサージ具本体18は、使用者1の下腹部2(図3)を覆う下腹部周辺部20と、下腹部周辺部20の左右の両側縁22の間を使用者1の体幹3の後側を通って延びて腰部4を覆う腰部周辺部24と、下腹部周辺部20及び腰部周辺部24から大腿部にまで下方に延びて臀部7(図4)及び股部の周辺を覆う股部周辺部26とを有する。下腹部周辺部20と腰部周辺部24の各側縁22、28の間はスライドファスナ30により着脱可能に連結されている。スライドファスナ30は、股部周辺部26を通ってマッサージ具本体18の下端にまで延びている。
図3及び図4に示すように、マッサージ具本体18は、マッサージ具本体18の外周面を構成する外側シート部材32と、内周面を構成する内側シート部材34とを縫い合わせることに作られており、外側シート部材32と内側シート部材34との間に左右に別れた内部空間36が形成されている。各内部空間36には、図5に示す主空気袋構成部材38及び図6に示す補助空気袋構成部材40が入れられている。主空気袋構成部材38は、4枚のシートを溶着で貼り合わせることにより形成され、後述する3つの空気袋を構成している。補助空気袋構成部材40は、2枚のシートを溶着で貼り合わせることにより形成され、後述する1つの空気袋を構成している。マッサージ具本体18の内部空間36内において、補助空気袋構成部材40は主空気袋構成部材38よりも内側に配置される。
主空気袋構成部材38の下部に形成された第1空気袋42は、第1開口44に連結される第1ニップル46(図1、図2)を介して圧縮空気を供給・排出することにより膨張・収縮する。第1空気袋42は、マッサージ具本体18を装着した状態において装着者1の臀部7付近に位置する臀部空気室42aと、鼠径部6付近に位置する鼠径部空気室42bとを有する。臀部空気室42aと鼠径部空気室42bとは、装着者1の内股部を通る連通路42cにより連通している。臀部空気室42aは、図4に示すように、外側の2枚のシートにより形成される第1臀部空気室42a−1と、内側の2枚のシートにより形成される第2臀部空気室42a−2とからなり、第1臀部空気室42a−1と第2臀部空気室42a−2との間は、連通開口42a−3により連通している。このような構成とすることにより、臀部空気室42aは他の空気室よりもより大きく膨張して、臀部7をやや下方から上方に向かって効果的に押圧するようになっている。主空気袋構成部材38に形成された第2空気袋48は、第2開口50に連結される第2ニップル52(図1、図2)から圧縮空気を供給・排出することにより膨張・収縮する。第2空気袋48は、装着状態において装着者1の体側8付近に位置する体側空気室48aを構成する。
図6に示すように、補助空気袋構成部材40に形成された第3空気袋54は、第3開口56に連結される第3ニップル58(図1、図2)から圧縮空気を供給・排出することにより膨張・収縮する。補助空気袋構成部材40は、第3開口56が主空気袋構成部材38の貫通孔60と整合する位置で主空気袋構成部材38と重なるようにして配置され、第3ニップル58は貫通孔60を通って第3開口56に連結されるようになっている。第3空気袋54は、装着状態において、骨盤の前方位置、より詳細には骨盤の左右にある前方に出っ張った上前腸骨棘9に当接する位置とされた押圧阻止空気室(下腹部押圧阻止部)54aを有する。押圧阻止空気室54aは、図1に示すように、左右の上前腸骨棘9にそれぞれ対応する位置にあり、装着者1の腹部から大腿部に向かう上下方向に延びて、互いに略平行となるように配置されている。第3空気袋54はさらに腰部4の背中側に位置するようになる腰部補助空気室54bを有し、押圧阻止空気室54aと腰部補助空気室54bとは、腰部4を体側8に沿って延びる位置にある連通路54cにより連通している。なお、押圧阻止空気室54aは必ずしも上前腸骨棘9に当接する必要はなく、例えば体側8において当接しつつ、下腹部よりも前方にまで突出する部分を有するような形態とすることも可能である。
主空気袋構成部材38に形成された第4空気袋62は、図5に示すように、第4開口64に連結される第4ニップル66(図1、図2)から圧縮空気を供給・排出することにより膨張・収縮する。第4空気袋62は装着状態において腰部4の主として背中側に位置する腰部空気室62aを有する。腰部空気室62aは、その上下方向中央の左右両側にくびれ部62bを有し、中央部の幅がやや狭くなるようにしてある。これにより、膨張時の腰部空気室62aの中央部の膨らみ量を抑えるとともに膨張時に腰部空気室62aが中央部付近で折れ曲がりやすくして、腰部空気室62aが腰部4に沿った形状で膨張しやすいようにしている。
なお、主空気袋構成部材38は、第1空気袋42の鼠径部空気室42bからさらに上方に延びて、マッサージ具本体18の下腹部周辺部20内に位置する延長部分68を有するが、この延長部分68には圧縮空気は供給されない。したがって、マッサージ具本体18の下腹部周辺部20は膨張しない。
装着状態の空気圧式マッサージ具12に圧縮空気制御装置14を接続して、各空気袋に圧縮空気を供給すると、各空気室は図3及び図4に示すように膨張する。押圧阻止空気室54aは、図3に示すように、マッサージ具本体18の腰部周辺部24の左右の両側縁28付近に位置し、装着者1の体幹3の側に向かって内側に突出するように膨張して、上前腸骨棘9において体幹3に当接する。腰部空気室62aは、特に腰部4の背中側の位置で大きく膨張する。腰部空気室62aの内側には腰部補助空気室54bがあり、腰部空気室62aが膨張した際の腰部4への押圧がより効果的に行なわれるようになっている。また、比較的に大きな容積を有する腰部空気室62aが膨張すると、マッサージ具本体18は全体として後方(図で見て下方)に引っ張られ、下腹部周辺部20は腰部周辺部24によって引っ張られることになる。ここで、腰部周辺部24の左右の側縁28には一対の押圧阻止空気室54aが設けられているため、下腹部周辺部20は押圧阻止空気室54aによって支持されて下腹部2には実質的に当接しない。そのため、腰部空気室62aの膨張によってマッサージ具本体18が後方に引っ張られたときにも、下腹部2はマッサージ具本体18によって押圧されない。
図4に示すように、臀部空気室42aは、第1及び第2臀部空気室42a−1、42a−2がともに膨張して臀部7を押圧する。また、体側空気室48aは、腰部4の近くから大腿部にかけての体側8を押圧するように膨張する。また、鼠径部空気室42bは脚の付け根辺りの鼠径部6を押圧するように膨張する。
圧縮空気制御装置14は、内部に圧縮空気を発生させる圧縮機と、各空気袋に対する圧縮空気の供給・排出を制御するためのバルブとを備え、予め設定されたタイミングで各バルブの開閉を行なって各空気袋の膨張・収縮を制御するようになっている。各空気袋の膨張・収縮のタイミングは任意に設定可能であるが、代表的な動作シーケンスは以下の通りである。
圧縮空気制御装置14は、まず第1空気袋42に圧縮空気を供給して、臀部空気室42a及び鼠径部空気室42bを膨張させる。これにより、まず臀部7と鼠径部6が押圧される。なお、圧縮空気制御装置14は各空気袋の圧力を測定する圧力センサを備えており、測定した圧力が所定の大きさ以上となったときにその空気袋に対する圧縮空気の供給を停止するようになっているが、所定の時間が経過したら供給を停止するようにしてもよい。第1空気袋42への圧縮空気の供給が完了すると、次に第2空気袋48に圧縮空気を供給して、体側空気室48aを膨張させて体側8を押圧する。第2空気袋48への圧縮空気の供給が完了すると、次に第3空気袋54に圧縮空気を供給して、押圧阻止空気室54a及び腰部補助空気室54bを膨張させる。第3空気袋54に圧縮空気が供給され始めてから数秒経過後に、第1空気袋42内の圧縮空気の排出を開始する。第3空気袋54が膨張すると、押圧阻止空気室54aが装着者1の上前腸骨棘9の付近で当接してマッサージ具本体18の下腹部周辺部20が装着者1の下腹部2から離れた位置となる。また、腰部補助空気室54bは腰部4に背中側で当接した状態となる。第3空気袋54への圧縮空気の供給が完了すると、第4空気袋62への圧縮空気の供給を開始する。ここでも第4空気袋62への圧縮空気が供給され始めてから数秒経過後に第2空気袋48内の圧縮空気の排出を開始する。第4空気袋62の腰部空気室62aが膨張すると、腰部4の特に背中側が腰部補助空気室54bを介して強く押圧される。腰部空気室62aは比較的に大きな容積を有しているため、大きく膨張して、マッサージ具本体18の特に外側シート部材32を後方に引っ張るようになる。これにより腰部空気室62aが設けられた腰部周辺部24の左右の両側縁28に連結された下腹部周辺部20も引っ張られることになるが、下腹部周辺部20の左右の両側縁22の近くで押圧阻止空気室54aが装着者1の体幹3に当接していることにより、マッサージ具本体18が後方に引っ張られる力は主として押圧阻止空気室54aが当接する上前腸骨棘9の付近で受け止められ、押圧阻止空気室54aの間にある下腹部周辺部20は実質的に装着者1に当接しない。そのため、装着者1の下腹部2はマッサージ具本体18によっては押圧されない。第4空気袋62への圧縮空気の供給が完了してから所定の時間が経過すると、第3空気袋54及び第4空気袋62の圧縮空気を順に排出する。以上の動作を1つのサイクルとしてこれを繰り返すことによりマッサージを行なうようになっている。当該空気圧式マッサージ装置10は特に、腰部4と鼠径部6を中心としてマッサージを行なうようになっている。
別の動作シーケンスにおいては、第1空気袋42、第2空気袋48、第3空気袋54、第4空気袋62に順番に圧縮空気を供給してこれら空気袋を順次膨張させ、第4空気袋62への圧縮空気の供給が完了してから数秒経過したら全ての空気袋の圧縮空気を同時に排出する。この動作を1つのサイクルとして、これを繰り返す。
これらの動作シーケンス以外の順序で各空気袋の膨張・収縮を行なうようにしてもよいが、マッサージ具本体18が下腹部2に押し付けられないようにするためには、腰部空気室62aを膨張させる前に少なくとも押圧阻止空気室54aを膨張させておくことが必要となる。
このように当該空気圧式マッサージ装置10においては、一対の押圧阻止空気室54aがマッサージ具本体18の腰部周辺部24の左右の両側縁28の付近で装着者1の体幹3に当接するようにすることにより、腰部空気室62aが膨張してマッサージ具本体18が全体的に後方に引っ張られたときにマッサージ具本体18の下腹部周辺部20が装着者1の下腹部2を押圧することを防ぐことが可能となる。これにより、マッサージ中に下腹部2が押圧されることにより息苦しさなどの不快感が生じることを防止することが可能となる。
以上に本発明の実施形態について説明をしたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、臀部空気室と鼠径部空気室とを別の空気袋により形成してもよい。同様に、押圧阻止空気室と腰部補助空気室とを別の空気袋により形成してもよい。また、鼠径部空気室、腰部補助空気室、及び体側空気室は必ずしも必要ではなく、要求されるマッサージ内容によっては無くしても良いし、腰部のマッサージのみを行なう場合には、マッサージ具本体はパンツ形状ではなく、腰部を含む体幹周りを覆う筒状の形状としてもよい。又は、脚のよりつま先側までマッサージを行なう場合には裾を長くして、大腿部やふくらはぎなどを押圧するための追加の空気室をさらに設けるようにしてもよい。押圧阻止空気室は、上記実施形態のように各サイクルにおいて膨張と収縮を毎回繰り返すようにはせず、最初に膨張させたら後はマッサージが完了するまでずっと膨張させたままとするようにしてもよい。又は、圧縮空気制御装置ではなく、別の外部装置などで空気を入るようにしてもよい。さらには、下腹部押圧阻止部として、押圧阻止空気室に代えて、適度な硬さを有するスポンジや布などの空気袋以外の構成としてもよい。
1 使用者、装着者
2 下腹部
3 体幹
4 腰部
6 鼠径部
7 臀部
8 体側
9 上前腸骨棘
10 空気圧式マッサージ装置
12 空気圧式マッサージ具
14 圧縮空気制御装置
16 チューブ
18 マッサージ具本体
20 下腹部周辺部
22 側縁
24 腰部周辺部
26 股部周辺部
28 側縁
30 スライドファスナ
32 外側シート部材
34 内側シート部材
36 内部空間
38 主空気袋構成部材
40 補助空気袋構成部材
42 第1空気袋
42a 臀部空気室
42a−1 第1臀部空気室
42a−2 第2臀部空気室
42a−3 連通開口
42b 鼠径部空気室
42c 連通路
44 第1開口
46 第1ニップル
48 第2空気袋
48a 体側空気室
50 第2開口
52 第2ニップル
54 第3空気袋
54a 押圧阻止空気室
54b 腰部補助空気室
54c 連通路
56 第3開口
58 第3ニップル
60 貫通孔
62 第4空気袋
62a 腰部空気室
62b くびれ部
64 第4開口
66 第4ニップル
68 延長部分

Claims (7)

  1. 腰部を含む体幹周りに装着されるようにされた空気圧式マッサージ具であって、
    装着状態において、装着者の下腹部を覆うようにされた下腹部周辺部、及び該下腹部周辺部の左右の両側縁の間を体幹の後側を通って延びて腰部を覆うようにされた腰部周辺部、を有するマッサージ具本体と、
    該マッサージ具本体の該腰部周辺部に設けられ、外部から供給される圧縮空気によって膨張して腰部を押圧するようにされた腰部空気室と、
    該腰部周辺部の左右の両側縁付近に設けられた一対の下腹部押圧阻止部であって、体幹側に向かって突出して間にある該下腹部周辺部が体幹から離れるようにし、該腰部空気室が膨張して腰部を押圧したときに該下腹部周辺部が下腹部を押圧するのを妨げるようにする一対の下腹部押圧阻止部と、
    を備える、空気圧式マッサージ具。
  2. 該一対の下腹部押圧阻止部が上前腸骨棘において装着者の体幹に当接するように配置された、請求項1に記載の空気圧式マッサージ具。
  3. 該一対の下腹部押圧阻止部が、装着状態において腹部から大腿部に向かう上下方向に互いに略平行に延びている、請求項1又は2に記載の空気圧式マッサージ具。
  4. 該マッサージ具本体が、該腰部周辺部及び該下腹部周辺部から大腿部にまで延びて臀部及び股部の周辺を覆う股部周辺部をさらに有し、全体としてパンツ形状とされており、
    該股部周辺部に設けられ、外部から供給される圧縮空気により膨張して臀部を押圧する臀部空気室と、鼠径部を押圧する鼠径部空気室とをさらに備える、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の空気圧式マッサージ具。
  5. 該一対の下腹部押圧阻止部が、外部から供給される圧縮空気によって膨張する押圧阻止空気室である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の空気圧式マッサージ具。
  6. 装着状態において該腰部空気室と装着者の体幹との間に位置するように該腰部周辺部に設けられ、該押圧阻止空気室と連通していて該押圧阻止空気室と共に圧縮空気により膨張する腰部補助空気室をさらに備える、請求項5に記載の空気圧式マッサージ具。
  7. 請求項5又は6に記載の空気圧式マッサージ具と、
    該空気圧式マッサージ具の各空気室に圧縮空気を供給する圧縮空気制御装置と、を備え、
    該圧縮空気制御装置が、該押圧阻止空気室に圧縮空気を供給した後に該腰部空気室に圧縮空気を供給するようにされた、空気圧式マッサージ装置。
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