JP2019140629A - 情報管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】客観的な信用情報を安全に流通させることによって、信用情報に基づく信用を裏付けとした取引を活発化させる情報管理装置、情報管理方法及び情報管理プログラムを提供する。【解決手段】評価者と被評価者とが行った取引について、評価者が評価・作成した被評価者に関する取引内容を記憶する評価情報記憶手段110と、被評価者が操作する被評価者端末240から被評価者に関する取引内容の通知要求があった場合、被評価者端末240に対し、暗号化された被評価者に関する取引内容を通知する評価情報提供手段140と、被評価者端末240から暗号化された被評価者に関する取引内容を取得し、取引内容を利用して被評価者と取引を行おうとする利用者が操作する利用者端末260から、暗号化された被評価者に関する取引内容を復号化するための復号鍵の通知要求があった場合、利用者端末260に対し、復号鍵を通知する復号鍵提供手段150と、を有する。【選択図】図3

Description

個人が行う取引に関する履歴情報の取得・管理・提供を行う技術に関する。
「個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン」によると、“個人に関する情報”とは、氏名、性別、生年月日等個人を識別する情報に限られず、個人の身体、財産、職種、肩書等の属性に関して、事実、判断、評価を表すすべての情報であるとされる。
上記のような“個人に関する情報”は、本情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とする個人情報の保護に関する法律によって、取扱いに制限が加えられている。
そのような背景下、“個人に関する情報”を有効に活用するための研究・開発が盛んに行われており、例えば、特許文献1では「ジョブの履歴情報に含まれる個人情報を保護して管理すると共に、許可された者にのみ履歴情報に含まれる個人情報を開示する情報処理装置」が提案されている。
また、特許文献2では「各種情報サービスを利用する際、ユーザーの個人情報保護を担保しつつ、複数のサービスの提供側で共有可能とし、サービスの利便性向上と多様化を図る」提案がなされ、特許文献3では「第三者に開示する利用者の個人情報を利用者自らの意思で管理することを可能にする個人情報管理システム」が提案されている。
特開2009−199144号公報 特開2009−171052号公報 特開2005−229485号公報
ここで、取引は、取引当事者相互の信頼関係の下行われるところ、初めて取引を行う場合、取引相手方の信用状況が不明であることを背景に、取引が成立しない案件が多数あるものと推察される。
一方、上記従来技術においては、所謂個人情報保護法の下、取引の場面において、取引相手方の信用状況が不明であることを背景とする取引不成立を発生させる状況を改善させることができないという問題点があった。
そこで本発明では、上記問題点に鑑み、客観的な個人信用情報を安全に流通させることによって、当該情報に基づく信用を裏付けとした取引を活発化させる情報管理装置を提供することを目的とする。
開示する情報管理装置の一形態は、評価者と被評価者とが行った取引について、前記評価者が評価・作成した前記被評価者に関する取引内容を記憶する評価情報記憶手段と、前記被評価者が操作する被評価者端末から前記被評価者に関する取引内容の通知要求があった場合、前記被評価者端末に対し、暗号化された前記被評価者に関する取引内容を通知する評価情報提供手段と、前記被評価者端末から前記暗号化された被評価者に関する取引内容を取得し、該取引内容を利用して前記被評価者と取引を行おうとする利用者が操作する利用者端末から、前記暗号化された被評価者に関する取引内容を復号化するための復号鍵の通知要求があった場合、前記利用者端末に対し、前記復号鍵を通知する復号鍵提供手段と、を有することを特徴とする。
開示する情報管理装置は、客観的な信用情報を安全に流通させることによって、当該情報に基づく信用を裏付けとした取引を活発化させる。
本実施の形態に係る情報管理装置の概要を説明する図である。 本実施の形態に係る情報管理装置を含むシステムの処理概要を説明する図である。 本実施の形態に係る情報管理装置の機能ブロック図である。 本実施の形態に係る評価情報記憶手段に記憶される情報の一例を示す図である。 本実施の形態に係る情報管理装置のハードウエア構成例を示す図である。 本実施の形態に係る情報管理装置による情報登録処理の一例の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る情報管理装置による情報提供処理の一例の流れを示すフローチャートである。
図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
(本実施の形態に係る情報管理装置の動作原理)
図1及び2を用いて、本実施の形態に係る情報管理装置(以下、単に「本装置」という。)100の概要について説明する。図1は、本装置100と周辺装置220、240、260との接続関係を示す図であり、図2は、本装置100及び周辺装置220、240、260で構成されるシステムにおいて行われる情報処理の概要を説明する図である。
図1で示すように、本装置100は、通信ネットワーク300を介して、評価者210が操作する操作者端末220、被評価者230が操作する被操作者端末240、利用者250が操作する利用者端末260と接続される。通信ネットワーク300は、有線・無線を問わず、インターネットのような公衆通信回線網又はプライベートネットワークであっても良い。評価者210は、被評価者230と過去に行った取引の当事者である。利用者250は、被評価者230と将来予定されている取引の当事者(予定者)である。なお、評価者210、利用者250は、法人・個人を問わないが、被評価者230は、個人を想定している。
なお、取引とは、財又はサービスを対象としてBtoB、BtoC、CtoCで行われる売買行為(一の物・サービスと他の物・サービスとを交換する行為全般)を指す。取引の一例としては、建築設備の設置・販売取引、ホテルサービス、タクシーサービス、美容サービス、不動産(住居)の賃貸借取引、労働契約に基づく取引などが想定され、その内容は限定されない。
図2で示すように、評価者210は、被評価者230と行った取引における被評価者230の行為・行動について評価し、その評価に基づいて取引の評価情報(履歴情報)270を作成する。評価情報270は、取引における被評価者230の行為・行動の履歴であり、例えば、代金支払が正常に行われたか否か、過大なクレーム・要求等の迷惑行為の有無等が想定されるが、これらに限定されない。
評価者210は、作成した評価情報270を被評価者230へ通知し、被評価者230は受け取った評価情報270を本装置100へ転送する。本装置100は、通知を受けた評価情報270を、評価者210・被評価者230・取引種類等の適宜定められる基準に従って分別・整理して保管する。
被評価者230は、新たに利用者250と取引を行おうとするとき、自身の評価情報270について本装置100へ提供を求め、本装置100は、被評価者230の求めに応じ、被評価者230に関する暗号化された評価情報280を被評価者230へ提供する。そして、被評価者230は、暗号化された評価情報280を利用者250へ転送し、利用者250は、被評価者230に関する暗号化された評価情報280を取得する。
一方利用者250は、暗号化された評価情報280を復号化するための復号鍵290を本装置100へ求め、本装置100は、利用者250の求めに応じ、復号鍵290を利用者250へ提供する。復号鍵290を取得した利用者250は、被評価者230に関する暗号化された評価情報280を復号化し、被評価者230に関する評価情報270を確認する。
上記のように、利用者250は、信頼関係が構築されていない被評価者230に関する評価情報270を参照することによって、被評価者230と取引を行うことができると判断すれば、利用者250と被評価者230との取引が成立することとなる。また、上記した一連の流れにおいて、被評価者230に関する“個人に関する情報”は、被評価者230本人が流通させているため、個人情報保護法上の問題となる行為は含まれない。
このように、本装置100は、客観的な個人信用情報270を安全に流通させることによって、当該情報270に基づく信用を裏付けとした取引を活発化させる。
図3及び4を用いて、本装置100の動作原理について説明する。図3は、本装置100の機能ブロック図であり、図4は、評価情報記憶手段110に記憶される情報の一例を示す図である。図3で示すように、本装置100は、評価情報記憶手段110、評価情報取得手段120、確認情報提供手段130、評価情報提供手段140、復号鍵提供手段150を有する。
評価情報記憶手段110は、評価者210と被評価者230とが行った取引について、評価者210が評価・作成した被評価者230に関する取引内容270を記憶する。取引内容270は、個人の信用情報であり、所謂“個人に関する情報”に該当するものである。取引内容270は、取引における被評価者230の行為・行動の履歴であり、例えば、代金支払が正常に行われたか否か、過大なクレーム・要求等の迷惑行為の有無などが想定されるが、これらに限定されない。
図4で示すように、評価情報記憶手段110は、例えば、被評価者230:ユーザーAに関し、評価者210:ユーザーBとの取引における取引内容270として、“日時:2017年12月20日において、不動産賃貸借契約における家賃支払が正常に行われた”とする情報を記憶する。また、評価情報記憶手段110は、例えば、被評価者230:ユーザーDに関し、評価者210:ユーザーEとの取引における取引内容270として、“日時:2017年9月30日において、物品売買行為における現金による支払が正常に行われた”とする情報を記憶する。
評価情報取得手段120は、評価者210と被評価者230とが行った取引について評価者210が評価・作成した被評価者230に関する取引内容270であって、評価者端末220によって被評価者端末240へ通知された取引内容270を、被評価者端末240から取得する。個人の信用情報である取引内容270は、本人230によって第三者100へ提供されるので、個人情報保護法上の問題となる行為は含まれない。
評価者端末220によって被評価者端末240へ通知される取引内容270は、被評価者端末240において、閲覧可能ではあるが、改ざん不能な状態で通知される。被評価者端末240に対し自身にとって不利な情報を確認する機会を与えつつ、取引内容270の客観性を担保するためである。
評価情報取得手段120は、被評価者230に対する取引内容270が妥当であるか否かを判断する機会を本人230に提供し、被評価者230によって内容が妥当であると判断された取引内容270のみを取得する形態としても良い。被評価者230に対し自身にとって不利な情報を確認する機会を与えるためである。
確認情報提供手段130は、評価情報記憶手段110に記憶される被評価者230に関する取引内容270を確認する目的で、被評価者端末240から受け付けた被評価者230に関する取引内容270の閲覧要求に応じて処理が行われる。確認情報提供手段130は、被評価者端末240に対し、被評価者230に関する取引内容270を閲覧可能な状態で提供する。
確認情報提供手段130は、被評価者端末240からの要求に応じて、評価情報記憶手段110に記憶される被評価者230に関する取引内容270を修正する処理を行う形態としても良い。被評価者230に対し誤った情報を訂正する機会を与えるためである。このような情報の修正が行われた場合、評価情報記憶手段110に記憶される被評価者230に関する取引内容270には、修正が行われた旨が記録される。評価情報記憶手段110に記憶される情報の客観性を担保するためである。
図4で示すように、評価情報記憶手段110は、例えば、被評価者230:ユーザーDに関し、評価者210:ユーザーEとの取引における取引内容270として、“修正有”とする情報を追加的に記憶する。
評価情報提供手段140は、被評価者端末240から被評価者230に関する取引内容270の通知要求があった場合、被評価者端末240に対し、被評価者230に関する暗号化された取引内容280を通知する。被評価者230と利用者250との新たな取引で利用されることを想定して、被評価者230に対し、被評価者230に関する暗号化された取引内容280を提供するものである。
評価情報提供手段140は、被評価者230に関する暗号化された取引内容280について、被評価者端末240において改ざん不能な状態で提供する。利用者250が確認する取引内容270の客観性を担保するためである。
評価情報提供手段140は、被評価者230に関する暗号化された取引内容280について、被評価者端末240において改ざん不能、かつ、閲覧不能な状態で提供する。利用者250が確認する取引内容270の客観性の度合いを引き上げるためである。
ここで、被評価者230と利用者250との取引において、利用者250が被評価者230の信用情報270を確認するために、評価情報提供手段140によって提供された暗号化された取引内容280は、被評価者端末240から利用者端末260へ転送される。
復号鍵提供手段150は、被評価者端末240から被評価者230に関する暗号化された取引内容280を取得した利用者250が操作する利用者端末260から受け付けた、取引内容280を復号化するための復号鍵290の通知要求に応じて処理が行われる。復号鍵提供手段150は、利用者端末260による復号鍵290の通知要求に応じて、利用者端末260に対し復号鍵290を通知する。
ここで、利用者250は、復号鍵提供手段150によって通知された復号鍵290を用いて、被評価者230に関する暗号化された取引内容280を復号化し、復号化された被評価者230に関する取引内容270によって被評価者230の信用状況を確認する。利用者250は、信頼関係が未構築の被評価者230に関する評価情報270を参照することによって、被評価者230と取引を行うことができると判断すれば、被評価者230との取引を成立させる。
また、被評価者230に対する“個人に関する情報”は、被評価者230本人が流通させているため、個人情報保護法上の問題となる行為は含まれない。
このように、本装置100は、客観的な個人信用情報270を安全に流通させることによって、当該情報270に基づく信用を裏付けとした取引を活発化させることができる。
(本実施の形態に係る情報管理装置のハードウエア構成)
図5を用いて、本装置100のハードウエア構成例について説明する。図5は、本装置100のハードウエア構成の一例を示す図である。図5で示すように、本装置100は、CPU(Central Processing Unit)410、ROM(Read-Only Memory)420、RAM(Random Access Memory)430、補助記憶装置440、通信I/F450、入力装置460、出力装置(表示装置)470、記録媒体I/F480を有する。
CPU410は、ROM420に記憶されたプログラムを実行する装置であり、RAM430に展開(ロード)されたデータを、プログラムの命令に従って演算処理し、本装置100全体を制御する。ROM420は、CPU410が実行するプログラムやデータを記憶している。RAM430は、CPU410でROM420に記憶されたプログラムを実行する際に、実行するプログラムやデータが展開(ロード)され、演算の間、演算データを一時的に保持する。
補助記憶装置440は、基本ソフトウエアであるOS(Operating System)や本実施の形態に係るアプリケーションプログラムなどを、関連するデータとともに記憶する装置であり、例えば、HDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリなどである。
通信I/F450は、有線・無線LAN(Local Area Network)、インターネットなどの通信ネットワーク300に接続し、通信機能を提供する他装置220、240、260とデータの授受を行うためのインターフェースである。
入力装置460は、キーボードやタッチパネルなど本装置100にデータ入力を行うための装置である。出力装置470は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成される装置であり、本装置100が有する機能をユーザーが利用する際や各種設定を行う際のユーザーインターフェースとして機能する装置である。
記録媒体I/F480は、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリなどの記録媒体490とデータの送受信を行うためのインターフェースである。
本装置100が有する各手段は、CPU410が、ROM420又は補助記憶装置440に記憶された各手段に対応するプログラムを実行することにより実現される形態としても良い。また、本装置100が有する各手段は、当該各手段に関する処理をハードウエアとして実現される形態としても良い。また、通信I/F450を介して外部サーバー装置から本発明に係るプログラムを読み込ませたり、記録媒体I/F480を介して記録媒体490から本発明に係るプログラムを読み込ませたりして、本装置100に当該プログラムを実行させる形態としても良い。
(本実施の形態に係る情報管理装置による処理例)
(1)本装置100による評価情報270の登録処理
図6を用いて、本装置100による評価情報270の登録処理について説明する。図6は、本装置100による評価情報270の登録処理の一例の流れを示すフローチャートである。
S10で評価者端末220が、評価者210と被評価者230との取引における被評価者230の行為・行動について評価し、その評価に基づく取引の評価情報(履歴情報)270を生成する。評価情報270は、評価者210との取引における被評価者230の行為・行動の履歴であり、例えば、代金支払が正常に行われたか否か、過大なクレーム・要求等の迷惑行為の有無が想定されるが、これらに限られるわけではない。
S10で評価者端末220が、S10において生成した被評価者230に関する評価情報270を被評価者端末240へ通知する。評価者端末220によって被評価者端末240へ通知される取引内容270は、被評価者端末240において、閲覧可能ではあるが、改ざん不能な状態で通知される。被評価者230に対し自身にとって不利な情報を確認する機会を与えつつ、取引内容270の客観性を担保するためである。
S20で被評価者端末240が、S10において評価者端末220から送付された被評価者230に関する評価情報270を取得した後、本装置100へ評価情報270を転送する。被評価者端末240は、S10において評価者端末220から送付された被評価者230に関する評価情報270を取得、確認した後、本装置100へ評価情報270を転送する形態としても良い。被評価者230に対し、自身にとって不利な情報を確認する機会を与えるためである。
S30で評価情報取得手段120が、S20において被評価者端末240から送付される被評価者230に関する取引内容270を取得する。個人の信用情報である取引内容270は、本人230によって第三者100へ提供されるので、個人情報保護法上の問題となる行為は含まれない。
S30で評価情報取得手段120が、S30において取得した被評価者230に関する取引内容270を評価情報記憶手段110に登録する。
図4で示すように、評価情報記憶手段110は、例えば、被評価者230:ユーザーAに関し、評価者210:ユーザーBとの取引における取引内容270として、“日時:2017年12月20日において、不動産賃貸借契約における家賃支払が正常に行われた”とする情報を記憶する。また、評価情報記憶手段110は、例えば、被評価者230:ユーザーDに関し、評価者210:ユーザーEとの取引における取引内容270として、“日時:2017年9月30日において、物品売買行為における現金による支払が正常に行われた”とする情報を記憶する。
上記のような処理を行うことによって、本装置100は、個人の信用情報である取引内容270を、個人情報保護法上の問題とならないかたちで管理することができる。
(2)本装置100による評価情報270の提供処理
図7を用いて、本装置100による評価情報270の提供処理について説明する。図7は、本装置100による評価情報270の提供処理の一例の流れを示すフローチャートである。
S110で被評価者端末240が、本装置100に対し、被評価者230に関する取引内容270(280)の通知要求を行う。
S120で評価情報提供手段140が、S110において被評価者端末240から通知された被評価者230に関する取引内容270の通知要求を取得し、評価情報記憶手段110において記憶される被評価者230に関する取引内容270を検索、抽出する。そして、S120で評価情報提供手段140が、S120において抽出した被評価者230に関する取引内容270を暗号化し、被評価者230に関する暗号化した取引内容280を被評価者端末240へ通知する。評価情報提供手段140は、被評価者230と利用者250との新たな取引で利用されることを想定して、被評価者230に対し、被評価者230に関する暗号化された取引内容280を提供するものである。
評価情報提供手段140は、被評価者230に関する暗号化された取引内容280について、被評価者端末240において改ざん不能な状態で提供する。利用者250が確認する取引内容270の客観性を担保するためである。
評価情報提供手段140は、被評価者230に関する暗号化された取引内容280について、被評価者端末240において改ざん不能、かつ、閲覧不能な状態で提供する形態としても良い。利用者250が確認する取引内容270の客観性の度合いを引き上げるためである。
S130で被評価者端末240が、S120において本装置100から通知された被評価者230に関する暗号化された取引内容280を取得し、取得した取引内容280を利用者端末260へ転送する。
被評価者230と利用者250との取引において、利用者250が被評価者230の信用情報270を確認するために、評価情報提供手段140によって提供される暗号化された取引内容280は、被評価者端末240から利用者端末260へ転送される。
S140で利用者端末260が、S130において被評価者端末240から通知された被評価者230に関する暗号化された取引内容280を取得する。
S150で利用者端末260が、S140において取得した被評価者230に関する暗号化された取引内容280を復号化させるための復号鍵290を送付するように、本装置100へ要求する。暗号化された取引内容280はそのままでは利用できないため、利用者250は、被評価者230の取引内容270を確認する目的で復号鍵290を要求する。
S160で復号鍵提供手段150が、S150で通知された被評価者230に関する暗号化された取引内容280を復号化する復号鍵290の提供要求を取得する。S160で復号鍵提供手段150が、S160で取得した復号鍵290の提供要求に応じ、利用者端末260に対し復号鍵290を通知する。
S170で利用者端末260が、S160において通知された被評価者230に関する暗号化された取引内容280を復号化する復号鍵290を取得する。そして、S170で利用者端末260が、S170において取得した復号鍵290を利用して、被評価者230に関する暗号化された取引内容280を復号化し、被評価者230に関する取引内容270を生成する。
S180で利用者端末260が、S160において生成した被評価者230に関する取引内容270を、利用者250に対し閲覧可能な状態で提供する(表示させる)。利用者250は、復号化された被評価者230に関する取引内容270によって被評価者230の信用状況を確認する。利用者250は、信頼関係が未構築の被評価者230に関する評価情報270を参照することによって、被評価者230と取引を行うことができると判断すれば、被評価者230との取引を成立させる。
ここで、利用者端末260は、暗号化された取引内容280を取得する都度本装置100に対し、取引内容280を復号化する復号鍵290の要求を行うとする形態ではなく、予め保有する復号鍵290を利用して、取引内容280を復号化する形態としても良い。この場合でも、利用者端末260は、少なくとも1度は、本装置100に対し、取引内容280を復号化する復号鍵290の要求を行うこととなる。
なお、被評価者230に対する“個人に関する情報”は、被評価者230本人が流通させているため、個人情報保護法上の問題となる行為は含まれない。
上記のように、本装置100は、客観的な個人信用情報270を安全に流通させることによって、当該情報270に基づく信用を裏付けとした取引を活発化させることができる。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
100 情報管理装置
110 評価情報記憶手段
120 評価情報取得手段
130 確認情報提供手段
140 評価情報提供手段
150 復号鍵提供手段
210 評価者
220 評価者端末
230 被評価者
240 被評価者端末
250 利用者
260 利用者端末
270 評価情報:評価者210が評価・作成した被評価者230に関する取引内容
280 暗号化された評価情報270
290 復号鍵
300 通信ネットワーク
410 CPU
420 ROM
430 RAM
440 補助記憶装置
450 通信インターフェース
460 入力装置
470 出力装置(表示装置)
480 記録媒体インターフェース
490 記録媒体

Claims (15)

  1. 評価者と被評価者とが行った取引について、前記評価者が評価・作成した前記被評価者に関する取引内容を記憶する評価情報記憶手段と、
    前記被評価者が操作する被評価者端末から前記被評価者に関する取引内容の通知要求があった場合、前記被評価者端末に対し、暗号化された前記被評価者に関する取引内容を通知する評価情報提供手段と、
    前記被評価者端末から前記暗号化された被評価者に関する取引内容を取得し、該取引内容を利用して前記被評価者と取引を行おうとする利用者が操作する利用者端末から、前記暗号化された被評価者に関する取引内容を復号化するための復号鍵の通知要求があった場合、前記利用者端末に対し、前記復号鍵を通知する復号鍵提供手段と、を有することを特徴とする情報管理装置。
  2. 前記評価情報提供手段が、前記被評価者に関する取引内容について、前記被評価者端末において改ざん不能な状態で通知することを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記評価情報提供手段が、前記被評価者に関する取引内容について、前記被評価者端末において閲覧不能な状態で通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報管理装置。
  4. 前記被評価者に関する取引内容を確認するために行われる、前記被評価者端末から受け付けた前記被評価者に関する取引内容の閲覧要求に応じ、前記被評価者端末に対し、前記被評価者に関する取引内容を閲覧可能な状態で提供する確認情報提供手段を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載の情報管理装置。
  5. 前記評価者と被評価者とが行った取引について前記評価者が評価・作成した前記被評価者に関する取引内容であって、前記評価者が操作する評価者端末によって前記被評価者端末へ通知された前記取引内容を、前記被評価者端末から取得する評価情報取得手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一に記載の情報管理装置。
  6. 前記評価者端末によって被評価者端末へ通知された取引内容が、前記被評価者端末において、閲覧可能、かつ、改ざん不能な状態で通知されることを特徴とする請求項5に記載の情報管理装置。
  7. 前記評価情報取得手段が、前記被評価者によって内容が妥当であると判断された前記取引内容を取得することを特徴とする請求項5又は6に記載の情報管理装置。
  8. 評価者と被評価者とが行った取引について、前記評価者が評価・作成した前記被評価者に関する取引内容を記憶する評価情報記憶手段を有するコンピューターにおいて行われる情報管理方法であって、
    評価情報提供手段が、前記被評価者が操作する被評価者端末から前記被評価者に関する取引内容の通知要求があった場合、前記被評価者端末に対し、暗号化された前記被評価者に関する取引内容を通知するステップと、
    復号鍵提供手段が、前記被評価者端末から前記暗号化された被評価者に関する取引内容を取得し、該取引内容を利用して前記被評価者と取引を行おうとする利用者が操作する利用者端末から、前記暗号化された被評価者に関する取引内容を復号化するための復号鍵の通知要求があった場合、前記利用者端末に対し、前記復号鍵を通知するステップと、を含む情報管理方法。
  9. 前記評価情報提供手段が、前記被評価者に関する取引内容について、前記被評価者端末において改ざん不能な状態で通知することを特徴とする請求項8に記載の情報管理方法。
  10. 前記評価情報提供手段が、前記被評価者に関する取引内容について、前記被評価者端末において閲覧不能な状態で通知することを特徴とする請求項8又は9に記載の情報管理方法。
  11. 確認情報提供手段が、前記被評価者に関する取引内容を確認するために行われる、前記被評価者端末から受け付けた前記被評価者に関する取引内容の閲覧要求に応じ、前記被評価者端末に対し、前記被評価者に関する取引内容を閲覧可能な状態で提供するステップを含む請求項8乃至10の何れか一に記載の情報管理方法。
  12. 評価情報取得手段が、前記評価者と被評価者とが行った取引について前記評価者が評価・作成した前記被評価者に関する取引内容であって、前記評価者が操作する評価者端末によって前記被評価者端末へ通知された前記取引内容を、前記被評価者端末から取得するステップを含む請求項8乃至11の何れか一に記載の情報管理方法。
  13. 前記評価者端末によって被評価者端末へ通知された取引内容が、前記被評価者端末において、閲覧可能、かつ、改ざん不能な状態で通知されることを特徴とする請求項12に記載の情報管理方法。
  14. 前記評価情報取得手段が、前記被評価者によって内容が妥当であると判断された前記取引内容を取得することを特徴とする請求項12又は13に記載の情報管理方法。
  15. コンピューターに、請求項8乃至14の何れか一に記載の方法を実行させるための情報管理プログラム。


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