JP2012059175A - 契約書記入システム、契約書記入方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】媒介人端末3の文書作成アプリケーションを用いて契約書データ25を作成し、契約書データ25内の契約者入力欄を各契約者の公開鍵で暗号化し、契約書データ25全体を媒介人秘密鍵23で暗号化して契約者端末5に送信する。契約者端末5は、受信した契約書データ25を媒介人公開鍵34で復号し、契約者入力欄を契約者秘密鍵33で復号する。契約者端末5は、契約者により入力された内容を契約書データ25に上書き保存し、契約書データ25を媒介人公開鍵34で暗号化し、媒介人端末3に送信する。
【選択図】図7
Description
特許文献1に記載の電子印鑑埋め込みシステムでは、サーバが電子印鑑データ作成用情報に対してデジタル署名を施して電子印鑑データを作成し、電子文書にデジタル署名を施すために使用する利用者情報ファイルを作成する。利用者端末は、サーバによって作成された利用者情報ファイルにより、利用者の本人認証を実施し、利用者による押印操作に従って、電子文書に対するデジタル署名を生成する。利用者端末は、デジタル署名の署名文と利用者の電子印鑑データを一つにまとめたデータに対し、利用者のデジタル署名を施して押印署名データを作成し、押印署名データを電子文書に埋め込む。
第1の発明によって、契約書データの契約者入力欄に入力することができるのは、契約者入力欄の暗号化に利用された契約者公開鍵に対応する契約者秘密鍵を保持する契約者のみであることが保証される。各契約者は、契約者秘密鍵のみを秘匿に保管するだけで良く、記名処理においても、特別な作業を行う必要がない。従って、契約者に対して、余計な負荷をかけることなく、契約書への複数人の記名処理を行うことができる。
これにより、契約者が自らの契約者入力欄を選択しなくても、コンピュータが自動的に必要な箇所を復号することができる。
第2の発明によって、契約書データの契約者入力欄に入力することができるのは、契約者入力欄の暗号化に利用された契約者公開鍵に対応する契約者秘密鍵を保持する契約者のみであることが保証される。各契約者は、契約者秘密鍵のみを秘匿に保管するだけで良く、記名処理においても、特別な作業を行う必要がない。従って、契約者に対して、余計な負荷をかけることなく、契約書への複数人の記名処理を行うことができる。
第3の発明を汎用的なコンピュータにインストールすることによって、第1の発明を構築することができる。
第4の発明によって、第3の発明のプログラムを配布することができる。
最初に、図1から図4を参照しながら、契約書記入システム1の構成について説明する。契約書記入システム1は、媒介人が作成した契約書に複数の契約人が記名をするためのシステムである。以下では、不動産等の賃貸契約を締結する際に媒介人が賃貸契約書を作成し、貸主、借主、連帯保証人等の契約者が記名を行う場合を例にして説明する。
媒介人端末3は、契約の媒介を行う媒介人等の事務所に設置されるコンピュータである。媒介人端末3は、媒介人の指示に従い、契約の内容が記述された電子文書を作成し、暗号化することにより、契約書データを作成する。また、媒介人端末3は、媒介人の指示に従い、契約者端末5とデータの送受信を行う。
契約者端末5は、貸主、借主、連帯保証人等の契約者の自宅等に設置されるコンピュータ等である。契約者端末5は、契約者の指示に従い、契約書データを復号し、記名処理を行う。また、契約者端末5は、契約者の指示に従い、媒介人端末3とデータの送受信を行う。
コンピュータは、制御部11、記憶部12、メディア入出力部13、通信制御部14、入力部15、表示部16、周辺機器I/F部17等が、バス18を介して接続される。
CPUは、記憶部12、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス18を介して接続された各装置を駆動制御し、コンピュータが行う後述する処理を実現する。
ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。
RAMは、揮発性メモリであり、記憶部12、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部11が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
これらの各プログラムコードは、制御部11により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
通信制御部14は、通信制御装置、通信ポート等を有し、コンピュータとネットワーク間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワークを介して、他のコンピュータ間との通信制御を行う。ネットワークは、有線、無線を問わない。
入力部15を介して、コンピュータに対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
表示部16は、液晶パネル等のディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
バス18は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
図3に示すように、媒介人端末3の記憶部12には、OS21、作成ツール22、媒介人秘密鍵23、契約者公開リスト24、契約書データ25等が記憶される。
作成ツール22は、文書作成アプリケーションにより作成された電子文書から契約書データ25を作成するためのプログラムである。
作成ツール22がインストールされた媒介人端末3の制御部11は、文書作成アプリケーションにより作成された電子文書の中で、各契約者の入力欄として指定された箇所を各契約者の公開鍵を用いて暗号化し、契約書全体を媒介人の秘密鍵を用いて暗号化し、XML(Extensible Markup Language)形式の契約書データ25を作成する。
契約者公開鍵リスト24は、公開暗号鍵方式における各契約者の秘密鍵、公開鍵の対のうちの公開鍵のリストである。媒介人端末3の記憶部12には、図7に示す契約書記名処理の前に、各契約者の契約者公開鍵が予め記憶されている。
図4に示すように、契約者端末5の記憶部12には、OS31、記名ツール32、契約者秘密鍵33、媒介人公開鍵34等が記憶される。
記名ツール32は、契約書データ25の入力欄に記名するためのプログラムである。
契約者秘密鍵33は、公開暗号鍵方式における契約者の秘密鍵である。
媒介人公開鍵34は、公開暗号鍵方式における媒介人の公開鍵である。契約者端末5の記憶部12には、図7に示す契約書記名処理の前に、媒介人公開鍵34が予め記憶されている。
図5は、契約者公開鍵リスト24の一例を示す図である。図5では、1行目にデータ項目を示し、2行目以降に実体データの一例を示している。尚、契約者公開鍵リスト24が保持するデータ項目は、図5に示すデータ項目に限定されない。
図5に示すように、契約者公開鍵リスト24は、例えば、契約者名27、公開鍵28等のデータ項目を有する。
契約者名27は、契約者の氏名である。
公開鍵28は、契約者の公開鍵である。
図6に示すように、契約書データ25のテキスト部分は、例えば、契約事項41、契約者1入力欄42、契約者2入力欄43、契約者3入力欄44、開始タグ45−1、45−2、45−3、終了タグ46−1、46−2、46−3等のデータを有する。
契約者1入力欄42、契約者2入力欄43、契約者3入力欄44は、それぞれ契約者1、契約者2、契約者3が氏名、住所等を入力する箇所を示すデータである。契約者入力欄1入力欄42、契約者2入力欄43、契約者3入力欄44は、媒介人端末3によりそれぞれ契約者1、契約者2、契約者3の公開鍵を用いて個別に暗号化されている。
開始タグ45−1、45−2、45−3は、契約者1入力欄42、契約者2入力欄43、契約者3入力欄44の開始位置を示すタグデータである。
終了タグ46−1、46−2、46−3は、契約者1入力欄42、契約者2入力欄43、契約者3入力欄44の終了位置を示すタグデータである。
以下では、開始タグ45−1、45−2、45−3を総称するときは、「開始タグ45」と記載する。また、終了タグ46−1、46−2、46−3を総称するときは、「終了タグ46」と記載する。
開始タグ45及び終了タグ46は、コンピュータの処理を実現する為のデータであり、図7に示す契約書記名処理において、各契約者が記名を行うときには、契約者端末5の表示部16には表示されない。
図7は、契約書記名処理を示すフローチャートである。
契約者端末5の制御部11は、予め公開暗号鍵方式により秘密鍵、公開鍵を作成し、作成した秘密鍵を契約者秘密鍵33として記憶部12に保存する。また、媒介人が公開暗号鍵方式により作成した公開鍵を予め受信し、媒介人公開鍵34として保存する。
媒介人端末3の制御部11は、文書作成アプリケーションの機能によって、媒介人の入力部15からの入力に従って、契約内容を示す電子書類を作成する(ステップS101)。
契約書40は、文書作成アプリケーションにより作成された電子書類が媒介人端末3あるいは契約者端末5の表示部16に表示された例である。文書作成アプリケーションは、例えば、Microsoft(登録商標)社の「Word2007」である。契約書40は、契約事項41、契約者1入力欄42、契約者2入力欄43、契約者3入力欄44、コンテンツコントロール47等を有する。
コンテンツコントロール47は、ユーザによる入力を支援するためのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)である。図8に示すコンテンツコントロール47は、ユーザが入力すべき箇所を示しており、契約者1入力欄42、契約者2入力欄43、契約者3入力欄44である。例えば、媒介人は、電子文書の作成時、コンテンツコントロール47を除く部分を編集不可能に設定することも可能である。
図9に示すXMLファイルは、図8の「貸主(甲)」の「住所」に対応している。図9の符号48が付された部分は、図8に示すコンテンツコントロール47に対応している。
図9に示すXMLファイルは、暗号化前の状態であり、図6の開始タグ45及び終了タグ46が挿入されていない。
媒介人端末3の制御部11は、媒介人の入力部15を介した指示により作成ツール22を起動し、契約者公開鍵リスト24及び媒介人秘密鍵23を読み込み、文書作成アプリケーションによって作成された電子文書内の契約者1入力欄42、契約者2入力欄43、契約者3入力欄44を各契約者の公開鍵によって暗号化し(ステップS102)、電子文書全体を媒介人秘密鍵23によって暗号化することにより、契約書データ25を作成する(ステップS103)。
媒介人端末3の制御部11は、文書作成アプリケーションによって作成されたXMLファイルを読み出し(ステップS201)、XMLファイルの中から<w:r>タグを検索し(ステップS202)、<w:r>タグから</w:r>タグまでのランに含まれる全ての<w:t>タグの要素を取り出し、表示部16に、後述する契約書作成画面50の「内容」として表示する(ステップS203)。
ここで、「ラン」とは、電子文書のテキスト部分においてスタイルが変更されるまで、あるいは段落が終わるまでの一纏まりの範囲を意味する。
媒介人端末3の制御部11は、電子文書の中の全ての<w:r>タグを処理したか判定し、他にも<w:r>タグがある場合はステップS202、ステップS203の処理を繰り返す(ステップS204のNo)。
契約書作成画面50は、ラン番号51、ラン内容52、契約者名プルダウン53、OKボタン54、キャンセルボタン55等を有する。
ラン番号51は、取り出されたランを一意に識別する番号である。
ラン内容52は、ラン番号51に対応するランのテキストデータである。
契約者名プルダウン53は、暗号化に用いる契約者公開鍵を選択するためのGUIである。契約者名プルダウン53には、媒介人端末3の記憶部12に記憶されている契約者公開鍵リスト24に含まれる全ての契約者名27が含まれる。尚、契約者名プルダウン53の初期値は「選択なし」である。
媒介人端末3の制御部11は、契約書データ25の中の全ての<w:r>タグを処理した後(ステップS204のYes)、記憶部12に記憶されている契約者公開鍵リスト24の契約者名27を契約書作成画面50の契約者名プルダウン53として表示する(ステップS205)。媒介人は、媒介人端末3の入力部15を介して、契約者の入力欄に相当するラン毎に契約者名27を指定する。
媒介人端末3の制御部11は、契約書データ25全体を媒介人秘密鍵23によって暗号化し、記憶部12に記憶する(ステップS208)。
尚、S208において、契約書データ25全体を媒介人秘密鍵23により暗号化する目的は、ネットワーク7を介したデータの送受信において、セキュリティを維持することである。
媒介人端末3の制御部11は、記憶部12に記憶されている契約書データ25を、ネットワーク7を介して契約者端末5に送信する(ステップS104)。
契約者端末5の制御部11は、媒介人端末3から送信された契約書データ25を受信し、契約者の入力部15を介した指示により記名ツール32を起動し、記憶部12に記憶している媒介人公開鍵34によって契約書データ25の復号処理を行う(ステップS105)。
契約者端末5の制御部11は、契約書データ25の中の契約者入力欄に対して、記憶部12に記憶されている契約者秘密鍵33による復号処理を行う(ステップS106)。ここで、自身の契約者入力欄に対しては、復号処理の結果、意味のある文字列が得られる(復号が成功する)。一方、他の契約者の契約者入力欄に対しては、復号処理の結果、意味のない文字列が得られる(復号が失敗する)。
契約者端末5の制御部11は、契約者により契約者端末5の入力部15を介して、該当する契約者入力欄に入力された住所、氏名等を契約書データ25に上書きして保存し(ステップS107)、契約書データ25を媒介人公開鍵34によって暗号化する(ステップS108)。
契約者端末5の制御部11は、媒介人端末3から受信する契約書データ25を媒介人公開鍵34によって復号する(ステップS301)。
契約者端末5の制御部11は、復号された契約書データ25から<w:r>タグ、<keiyaku>タグを検索し、<w:r>タグ、<keiyaku>タグ単位で要素を取り出し、一時保存メモリ(RAM)に保存する(ステップS302)。
一時保存メモリ60には、ラン番号51、タグ62、タグ内データ63、復号可否64、復号後データ65等が記憶される。
ラン番号51は、契約書データ25から検索された<w:r>タグから</w:r>タグ、あるいは、<keiyaku>タグから</keiyaku>タグに囲まれるランを一意に識別する番号である。
タグ62は、ランを囲んでいるタグの種類を示すデータであり、「<w:r>」、あるいは、「<keiyaku>」である。
タグ内データ63は、ランの内容を示すデータであり、ランが暗号化されている場合には復号前のデータである。
復号可否64は、ランの復号ができたかどうかを示すデータである。<keiyaku>タグに囲まれていたタグ内容63の復号ができた場合は「○」の値、復号ができなかった場合は「×」の値とする。<w:r>タグに囲まれていたタグ内容63は復号処理を行わないので、「−」(NULL)の値とする。
復号後データ65は、タグ内容63に対して復号処理を行い、得られたデータである。復号可否64の値が「○」の場合、復号後データ65を保存するが、復号可否64の値が「×」あるいは「−」の場合、復号後データ65の値は「−」(NULL)とする。
契約者端末5の制御部11は、一時保存メモリ60のタグ62が<keiyaku>であるタグ内データ63を契約者秘密鍵33によって復号処理を行う(ステップS303)。
復号できた場合(ステップS304のYes)、契約者端末5の制御部11は、復号可否64の値を「○」とし、復号処理の結果を復号後データ65として保存し、契約書データ25内の該当する<keiyaku>タグ、</keiyaku>タグを削除する(ステップS305)。
復号できなかった場合(ステップS304のNo)、契約者端末5の制御部11は、復号可否64の値を「×」とし、復号後データ65の値を「−」とする。
復号できたかどうかは、例えば、契約者秘密鍵33による復号処理の結果の中に、所定のタグ(例えば、<w:r>タグなど)が含まれているか(XMLファイルのデータとして意味のある文字列が含まれているか)によって判断する。
契約書記名画面70は、内容71、氏名入力欄72、住所入力欄73、OKボタン74、キャンセルボタン75等を有する。
内容71は、タグ62が<w:r>のランのタグ内データ63、及び、タグ62が<keiyaku>かつ復号可否64が「○」のランの復号後データ65の中から、全ての<w:t>タグの要素を取り出し表示する。
氏名入力欄72は、契約者の氏名を入力する欄である。
住所入力欄73は、契約者の住所を入力する欄である。
契約者が、契約者端末5の入力部15を介して、契約書記名画面70の氏名入力欄72と住所入力欄73に入力し、OKボタン74を押下すると、契約者端末5の制御部11は、氏名入力欄72、住所入力欄73に入力された内容を、図8に図示したコンテンツコントロール42に反映する(ステップS307)。
また、契約書端末5の制御部11は、再構築された契約書データ25を媒介人公開鍵34によって暗号化する(ステップS309)。
契約者端末5の制御部11は、契約書データ25を媒介人端末3に送信する(ステップS109)。
媒介人端末3の制御部11は、媒介人の入力部15を介した指示により作成ツール22を起動し、媒介人端末3から受信する契約書データ25を読み込み、媒介人秘密鍵23によって復号する(ステップS110)。媒介人端末3の制御部11は、復号された契約書データ25を表示部16に表示し、媒介人は契約者により記名された内容を確認する。
ステップS104からステップS110の契約者による契約書への記名処理は、該当する契約者数分繰り返して行う。
契約者端末5の制御部11は、媒介人端末3から受信する契約書データ25を媒介人公開鍵34によって復号する(ステップS113)。契約者は、記憶部12に保存されている契約書データ25と、媒介人端末3から受信する契約書データ25との内容を比較し、媒介人によって契約書データ25が不正に改ざんされていないことを確認することができる。
契約者端末5は、受信する契約書データ25を媒介人公開鍵34によって復号し、契約者入力欄を契約者秘密鍵33によって復号する。契約者端末5は、契約者により入力された内容を採用して契約書データ25を再構築し、再構築された契約書データ25を媒介人公開鍵34によって暗号化し、媒介人端末3に送信する。
これにより、契約書データ25の契約者入力欄に入力することができるのは、契約者入力欄の暗号化に利用された契約者公開鍵に対応する契約者秘密鍵を保持する契約者のみであることが保証される。本発明の実施の形態では、各契約者は、契約者秘密鍵33(図4参照)のみを秘匿に保管するだけで良く、記名処理においても、特別な作業を行う必要がない。従って、契約者に対して、余計な負荷をかけることなく、契約書への複数人の記名処理を行うことができる。
これにより、契約者が自らの契約者入力欄を選択しなくても、コンピュータが自動的に必要な箇所を復号することができる。
3………媒介人端末
5、5−1、5−2、5−3………契約者端末
7………ネットワーク
21、31………OS
22………作成ツール
23………媒介人秘密鍵
24………契約者公開鍵リスト
25………契約書データ
32………記名ツール
33………契約者秘密鍵
34………媒介人公開鍵
40………契約書
50………契約書作成画面
60………一時保存メモリ
70………契約書記名画面
Claims (5)
- 媒介人が利用する媒介人端末と、契約者が利用する契約者端末とがネットワークを介して接続される契約書記入システムであって、
前記媒介人端末は、
前記契約者ごとの契約者公開鍵を保持する第1保持手段と、
契約書に相当する電子文書内の契約者入力欄の中から指定される単一の前記契約者入力欄ごとに、前記第1保持手段によって保持される前記契約者公開鍵の中から指定される単一の前記契約者公開鍵によって暗号化し、契約書データを作成する作成手段と、
前記作成手段によって作成される前記契約書データを前記契約者端末に送信する第1送信手段と、
を具備し、
前記契約者端末は、
前記契約者の単一の契約者秘密鍵を保持する第2保持手段と、
前記媒介人端末から受信する前記契約書データ内の一部を、前記第2保持手段によって保持される前記契約者秘密鍵によって復号処理を行う復号処理手段と、
前記契約者入力欄に対する入力データに基づいて前記契約書データを再構築する再構築手段と、
前記再構築手段によって再構築される前記契約書データを前記媒介人端末に送信する第2送信手段と、
を具備することを特徴とする契約書記入システム。 - 前記作成手段は、更に、指定された前記契約者入力欄の直前に開始タグを挿入し、指定された前記契約者入力欄の直後に終了タグを挿入することによって、前記契約者データを作成し、
前記復号処理手段は、前記媒介人端末から受信する前記契約書データ内の全ての前記開始タグ及び前記終了タグを検索し、検索された前記開始タグ及び前記終了タグによって囲まれる範囲ごとに復号処理を行い、復号が成功した範囲は復号処理後の結果を表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の契約書記入システム。 - 媒介人が利用し、契約者ごとの契約者公開鍵を保持する媒介人端末と、前記契約者が利用し、前記契約者の単一の契約者秘密鍵を保持する契約者端末とがネットワークを介して接続される契約書記入システムにおける契約書記入方法であって、
前記媒介人端末が、契約書に相当する電子文書内の契約者入力欄の中から指定される単一の前記契約者入力欄ごとに、前記第1保持ステップによって保持される前記契約者公開鍵の中から指定される単一の前記契約者公開鍵によって暗号化し、契約書データを作成する作成ステップと、
前記媒介人端末が、前記作成ステップによって作成される前記契約書データを前記契約者端末に送信する第1送信ステップと、
前記契約者端末が、前記媒介人端末から受信する前記契約書データ内の一部を、前記第2保持ステップによって保持される前記契約者秘密鍵によって復号処理を行う復号処理ステップと、
前記契約者端末が、前記契約者入力欄に対する入力データに基づいて前記契約書データを再構築する再構築ステップと、
前記契約者端末が、前記再構築ステップによって再構築される前記契約書データを前記媒介人端末に送信する第2送信ステップと、
を含むことを特徴とする契約書記入方法。 - 媒介人が利用する媒介人端末と、契約者が利用する契約者端末とがネットワークを介して接続される契約書記入システムを構築するためのコンピュータ読取可能なプログラムであって、
第1のコンピュータを、
前記契約者ごとの契約者公開鍵を保持する第1保持手段と、
契約書に相当する電子文書内の契約者入力欄の中から指定される単一の前記契約者入力欄ごとに、前記第1保持手段によって保持される前記契約者公開鍵の中から指定される単一の前記契約者公開鍵によって暗号化し、契約書データを作成する作成手段と、
前記作成手段によって作成される前記契約書データを前記契約者端末に送信する第1送信手段と、
を具備する前記媒介人端末として機能させるためのプログラムであり、かつ、
第2のコンピュータを、
前記契約者の単一の契約者秘密鍵を保持する第2保持手段と、
前記媒介人端末から受信する前記契約書データ内の一部を、前記第2保持手段によって保持される前記契約者秘密鍵によって復号処理を行う復号処理手段と、
前記契約者入力欄に対する入力データに基づいて前記契約書データを再構築する再構築手段と、
前記再構築手段によって再構築される前記契約書データを前記媒介人端末に送信する第2送信手段と、
を具備する前記契約者端末として機能させるためのプログラム。 - 請求項4記載のプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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