JP2019140127A - Led投光器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な構成の放熱構造や強制冷却手段を用いることなく、比較的簡単な構造で、かつ組立作業も容易な軽量のLED投光器を提供する。【解決手段】金属材料の押出し成形で縦長に形成されて横方向断面がコ字状の凹溝1Eの開口を一側面に有する本体1の該凹溝1Eを形成する内底壁1Fの中央部に取り付けられた1又は複数個のLEDユニット6を有する。本体1は凹溝1Eの内底壁1Fの背面側に押出し成形で形成されて当該押出し方向と平行で上下端が解放した1又は複数の通気孔2を有する。LEDユニット6が取り付けられた内底壁1Fと通気孔2との間に熱容量の大なる領域1Dを設ける。本体1は、通気孔2の縦方向が上下方向となる設置姿勢でLEDユニット6を点灯することで、LEDユニット6から伝導される熱を該通気孔2の中を上昇する気流に移転して脱熱する煙突効果を持たせる。【選択図】図1

Description

本発明は、発光手段として多数のLEDチップを基板上に直接実装してなる大光量の投光器に係り、特にLEDの点灯駆動に伴う熱を効率よく放熱する構造を備えたLED投光器に関する。
高輝度(高光度)で低消費電力という特性から、発光デバイスにLED素子(発光ダイオード、以下単にLEDとも称する)を用いた様々な照明器具が製品化されている。LEDを用いた照明器具は、1又は複数のLEDを実装容器(灯器)に設置して構成した屋内照明用の比較的低光度の照明器具から、工事現場での夜間照明、公共施設や競技場などの照明に用いる大型投光器に至るまで、多様な照明光量、器具形状、サイズのものが実用化され、あるいはされようとしている。
屋内照明器具に比べて大光量が要求されるLED投光器は、軽量で可搬型の比較的小型化されたものだけでなく、それ自体が低コストで、設置工事も容易な屋外競技場などに臨時に、あるいは固定的に設置する屋外投光器の実現が要望されている。このような投光装置に用いるLED投光器は、屋内等で使用されるLED照明器具に比べ、一つのLED投光器に搭載されるLED素子の数が多くなる。そして、このような投光器の複数を並設する場合には、その発熱を効果的に放散する機構を設ける必要がある。
LED実装基板に放熱フィンなどのヒートシンクを備えたものもあるが、これだけでは十分な放熱効果を得ることは困難である。強制冷却ファンや液体循環冷却構造を設けることも考えられるが、そのための製造コストの増加は普及の妨げとなる。また、電源回路を背負わせた場合には、それからの発熱も処理しなければならない。
このようなLED投光器における上記したLEDと電源回路の発熱の処理(放熱)構造、LEDモジュールに関する従来技術を開示したものとしては、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6などを挙げることができる。
特許文献1に開示のLED照明装置は、背面に放熱フィンを形成したアルミニウム金属で形成した器具本体の表面に複数のLED素子を搭載したLEDユニットを取り付け、前記放熱フィンの上に電源装置を固定することで器具本体と電源装置を熱的に分離し、LEDユニットの熱を電源装置の熱に阻害されずに放熱する構成を開示する。
また、特許文献2では、アルミニウム部材で成形した略方形体状の冷却装置を用い、その下面にLEDを搭載した実装基板を設置している。冷却装置には、その側面から上面に通じる通気路が設けてあり、LEDの点灯に伴って発生する熱で通気路内の空気が暖められ、上昇気流となって上面の開口から流出する。この空気流で側面の開口から周囲の冷気が開口に流入し、同様にして上昇気流となり、これが連続することでLEDの点灯に伴って発生する熱を放熱するように構成している。
特許文献3に開示された照明装置は、LEDを搭載した器具本体の背面に放熱部材を設け、放熱部材に冷却ファンと気流を取り付けることで、冷却ファンによるLEDの放熱効果を向上させる構造を開示する。
特に光量が大きいLED投光器として、例えば特許文献4に記載された集魚灯がある。この集魚灯では、多数のLEDを実装した絶縁基板(平板)とヒートシンク(フィン)の間に厚手の銅箔を貼り合わせてLEDが発生する熱を効率よくフィンに伝達し、放散させるようにしている。
特許文献5は、多数のLEDを実装した基板の背面に赤外線放出特性を有する粉末を混合した作動流体(メチルアルコールなど)を循環させるヒートパイプを取り付けてLEDを強制冷却するようにした大光量の照明器具を開示する。なお、特許文献6には、回路基板上に複数のLEDダイをベアチップ実装した小型・大光量のLEDモジュールが開示されている。
特開2008−98020号公報 特開2012−54094号公報 特開2012−226959号公報 特開2008−86230号公報 特開2013−546135号公報 特開2014−78687号公報
特許文献1、或いは特許文献2に示された放熱手段であるフィンは、外気との接触による熱伝導で放熱するものであるため、これのみではLEDの発熱を放熱する能力に限界がある。また、LEDから吸熱して外部に熱を放散するフィンの熱容量と表面積を大きくすることで冷却効果を上げることができる。しかし、フィンを形成するアルミニウムなどの金属の容積が大きくなって投光器全体の重量が過大なものとなる。そのため、例えば競技場当業者の照明装置に用いる大規模投光器として設置する場合には、設置架台の強靭化を必要とし、その設置作業も困難となる。さらに、材料コストが高く、取り付け作業のコストの低減にも限界がある。
また、特許文献3に開示されたような冷却ファンを用いた強制空冷構造は、それ自体の電力消費も大きく、全体構成の部品点数もかなり多くなる。そのため、照明器具自体のコスト低減、投光装置として組み立てるための設置コストの低減は困難である。なお、特許文献4に記載された集魚灯は、海上で使用するものであるため、海風のみでも十分な冷却がなされる。
特許文献5に開示されたヒートパイプを用いた強制冷却方式は、複雑な構造とならざるを得ず、灯光器の製造コスト、運用コストともに高くなってしまう。
上記したように、従来のLED照明器具の放熱構造を大型(大光量)の投光器にそのまま適用することは、器具の製造コスト、完成した投光器の設置に要する付帯的なコストを考慮すると、現実的でない。本発明の目的は、重量のある材料や複雑な構成の放熱構造を用いることなく、また強制冷却手段を用いることなく、比較的簡単な構造で、かつ組立作業も容易な軽量のLED投光器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るLED投光器は、以下に記述する構成とした。なお、ここでは、本発明の構成を理解し易くするために、実施例の図面における参照符合を付記して記述する。しかし、本発明は符号を付した構成要件を備えたものに限定されるものではない。
(1)本発明に係るLED投光器は、金属材料の押出し成形で縦長に形成されて横方向断面がコ字状の凹溝1Eの開口を一側面に有する本体1と、前記本体1の前記凹溝1Eを形成する内底壁1Fの前記横断面で視た中央部に取り付けられた1又は複数個のLEDユニット6と、前記本体1の前記凹溝1Eの開口が位置する前記一側面を除く他の側面の一部に取り付けられた電源ユニット4と、前記凹溝1Eの前記開口に取り付けて前記LEDユニット6の前方を覆う透明板5と、前記本体1の前記凹溝1Eの前記縦方向上下端を閉塞し、前記透明板5と共に前記LEDユニット6を環境から隔離する上蓋1B及び下蓋1Cとを有し、
前記本体1は前記凹溝1Eの前記内底壁1Fの背面側に前記押出し成形で形成されて当該押出し方向と平行で上下端が解放した1又は複数の通気孔2を有し、
前記LEDユニット6が取り付けられた前記内底壁1Fと前記通気孔2との間に熱容量の大なる領域1Dを設けてなり、
前記本体1は、前記通気孔2の前記縦方向が上下方向となる設置姿勢で前記LEDユニット6を点灯することで、前記LEDユニット6から伝導される熱を該通気孔2の中を上昇する気流に移転して脱熱する煙突効果を持たせる構成とした。
(2)前記(1)における前記通気孔2は前記本体1の前記内底壁1Fの前記横断面で視た中央部と、該中央部の両側とに設けられ、前記凹溝1Eの前記内底壁1Fの背面側と前記中央部に設けられた通気孔2Aとの間に前記熱容量の大なる領域1Dを位置させた。
(3)前記(2)における前記中央部の通気孔2Aの開口面積を前記中央部の両側に設けられた通気孔2Bの開口面積と異ならせた。
(4)前記(3)における前記中央部の通気孔2Aの開口面積を前記中央部の両側に設けられた通気孔2Bの開口面積よりも小さくした。
(5)前記(3)における前記中央部の通気孔2Aの開口面積を前記中央部の両側に設けられた通気孔2Bの開口面積よりも大きくした。
(6)前記(2)における前記中央部の通気孔2Aの開口面積と前記中央部の両側に設けられた通気孔2Bの各開口面積を同等とした。
(7)前記(1)における前記通気孔2は前記本体1の前記内底壁1Fの前記横断面で視た中央部に関して前記横方向に対称な位置に設けた。
(8)前記(1)における前記通気孔2の内部に、当該通気孔2の中を上昇する気流に偏流を与える偏流手段7を具備させた。
(9)前記(1)における前記本体1の前記他の側面に前記押出し方向と平行な多数の放熱フィン1Aを具備した。
(10)前記(1)における前記通気孔2の前記横断面の形状を、円形、楕円形、多角形、又は不定形の何れか、あるいはこれらの組み合わせとした。
(11)前記(1)における前記LEDユニット6は、多数LEDチップを共通の円形基板6B上に直接実装してチップ・オン・ボード方式のLEDモジュールとした発光部6Aと、前記円形基板6Bの外周に小径部を固定し、前記透明板5に大径部を対峙させた漏斗形状の反射器6Cと、前記円形基板6Bを前記本体1の前記凹溝1Eを形成する内底壁1Fに装架固定するための絶縁ベース6Eとで構成した。
(12)前記(1)における前記LEDユニット6を複数個取り付けてLED投光器とした場合に、該複数個のLEDユニットの何れか(1又は全数以下の2以上)の色温度を他のLEDユニットのそれと異ならせた。
なお、本発明は上記の構成例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱することなく種々の変形が可能であることは言うまでもない。
上記したように、本発明に係るLED投光器を、その本体1の縦方向が地面に対して上下方向となるよう直立、あるいは若干斜めにした状態で照明すべき領域(作業区域、競技フィールド等)に設置する。電源ユニット4に収容された駆動回路をオンとしてLEDユニット6に給電する。LEDユニット6はこの給電により発光し、照明すべき領域を明るく照射する。
LEDは、100〜200lm/W発光効率も可能と言われ、供給電力に対する発光効率が他の光源に比べて良好であるといっても、供給した電力のある程度は熱となって消費される。すなわち、LEDの発光に伴い、その発光に寄与しない電力の大部分は輻射熱となって空気中に放散し、あるいは熱伝導で本体1に伝達される。本体1に伝達された熱は該本体1の温度を上昇させる。本体1は熱容量が大きい金属(本発明の実施例ではアルミニウム)の塊から押し出し成形したものであり、それ自体の昇温速度は速く、蓄熱バッファとして機能する。
上記の構成としたことで、本体1に伝達された熱を当該本体1に設けた通気孔2の内部にある空気を昇温する。昇温した空気は密度が低下して浮力が発生し、通気孔2を上昇して上端から排出される。これに伴い、下端から温度の低い空気が流入する、所謂、煙突効果が生じて連続した空気流が通気孔2を上昇し、排出される。この空気流の通過でLEDユニット6から伝達された熱が空気中に拡散され、LEDが過熱して発光能の低下や、破壊が阻止される。
なお、本体1の側壁に取り付けた電源ユニット4に収納された電源回路の発熱も、電源ユニット4から取り付けボルトを通した伝導で本体1に伝達されて通気孔2を通過する空気流で放熱される。
前記通気孔2を、前記本体6の前記内底壁1Fの前記横断面で視た中央部と、該中央部の両側とに設けた場合は、前記凹溝1Eの前記内底壁1Fの背面側と前記中央部に設けられた通気孔2Aとの間に前記熱容量の大なる領域1Dを位置させる。すなわち、前記中央部に設けられた通気孔2Aを前記凹溝1Eの前記内底壁1Fの背面側から遠ざけて設けることで、前記LEDユニット6の熱が集中する前記本体1の直背面部分の熱容量が大きくなり、本体1の過熱を回避することができる。
前記本体に設ける複数の通気孔2の大きさ(断面積)と断面形状、配置は、前記LEDユニット6の取り付け個数やLED実装基板の熱分布、当該LEDユニット6と前記凹溝1Eとの伝熱パターン等を考慮して設定する。
煙突効果を助長するために、前記通気孔2の内部に、当該通気孔2の中を上昇する気流に偏流を与える偏流手段7として、通気孔2の中に固定したファン状部材や自由に回転するファン状部材、通気孔2の縦軸方向に対して角度をもつ板片、などを通気孔2の下端、あるいは中途位置に後付けするのが望ましい。この偏流手段7が通気孔2を上昇する空気流を旋回させ、あるいは乱流を起すことで、通気孔2の内壁と空気流の接触量を大きくし、本体1からの脱熱効果を向上させる。発熱量が少ない投光器では、偏流手段は必ずしも設ける必要はない。
偏流手段7は別部品として用意しておき、本体1の成形後に通気孔2に組み入れるようにする。固定には、通気孔2の内壁に溝を形成しておいて、偏流手段の一部を打ち込んで嵌入固定するようにしてよい。できるだけ、ネジなどの固定手段を必要としないことがコストの面から肝要である。
また、前記本体1の前記他の側面に前記押出し方向と平行な多数の放熱フィン1Aを設けることで、自然空冷効果を発揮させ、前記通気孔2の煙突効果による冷却を補助して、全体として効率のよい自然冷却を実現できる。電源ユニット4の外面にも同様の放熱フィンを設けるのが望ましい。
前記(1)における前記LEDユニット6としては、多数のLEDチップを共通の円形基板6B上に直接実装してチップ・オン・ボード方式のLEDモジュールとした発光部6Aと、前記円形基板6Bの外周に小径部を固定し、前記透明板5に大径部を対峙させた漏斗形状の反射器6Cと、前記円形基板6Bを前記本体1の前記凹溝1Eを形成する内底壁1Fに装架固定するための絶縁ベース6Eとで構成したことで、照射エリアに均一な投光パターンを形成することができる。前記円形基板6Bと絶縁ベース6Eには熱抵抗が小さい材料(セラッミックスなど)を用いることで、LEDの発熱を速やかに本体1に伝導させ、発熱によるLEDの劣化や損傷を回避でききるようにする。
また、前記LEDユニット6を複数個取り付けてLED投光器とした場合に、該複数個のLEDユニットの何れかの色温度、スペクトル分布を他のLEDユニットのそれと異ならせ、あるいは発色が異なるLEDの実装比率を調整することで、所望の演色性を得ることができる。色温度の制御は発色の異なるLED、蛍光体やフィルターの使用、駆動回路による電圧・電流の制御で行うことができる。
上記の構成のように、放熱構造の主体である本体1をアルミニウムなどの軽量金属の押し出し成形で形成するため、板材の組立て方式に比較して組み立て作業が簡単であり、製造コストを低減することができる。また、本体1が金属のバルク材としたことで、熱容量が大きく大光量でも強制空冷構造を必要としないため、電力はLEDの点灯駆動にのみ消費されることになる。また、これにより、メンテナンスの手間も僅少となり、全体として省エネルギーのLED投光器を提供できる。
本発明に係るLED投光器の実施例1を説明する(a)上面図、(b)正面図である。 本発明に係るLED投光器の実施例1を説明する(a)右側面図、(b)底面図である。 本発明に係るLED投工器の実施例1の内部構造を説明する図1(a)のA−A線に沿った断面図である。 本発明に係るLED投光器の実施例2の説明図で、(a)は図3と同様の断面図、(b)乃至(e)は偏流手段の様々な構成例を説明するための通気孔をその下端又は上端から覗いた平面図である。 本発明に係るLED投光器の実施例3を説明する図1(b)のB−B線に相当する切断線に沿った断面図である。 本発明に係るLED投光器の実施例4を説明する図1(b)のB−B線に相当する切断線に沿った断面図である。 本発明に係るLED投光器の実施例5を説明する図1(b)のB−B線に相当する切断線に沿った断面図である。 本発明に係るLED投光器の実施例6を説明する図1(b)のB−B線に相当する切断線に沿った断面図である。 本発明に係るLED投光器をより具体的な商品とした一例を実施例7として説明する斜視図である。 本発明に係るLED投光器をより具体的な商品とした他の例を実施例8説明する(a)正面図、(b)右側面図である。 本発明に係るLED投光器を用いた投光設備の具体的な一設置例を説明する正面図である。 本発明に係るLED投光器を用いた投光設備の具体的な他の設置例を説明する正面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係るLED投光器の実施例1を説明する(a)上面図、(b)正面図である。また、図2は、図1に示したLED投光器の実施例1を説明する(a)右側面図、(b)底面図である。図3は、図1(a)のA−A線に沿った断面図である。図1、図2および図3に示したように、本発明の実施例1に係るLED投光器は、金属材料としてアルミニウムのバルク材を押出し成形して縦長に形成し、押し出し成形の押し出し方向(縦方向)と直交する横方向の断面がコ字状の凹溝1Eの開口を一側面に有する本体1を作製する。本実施例では、上記のように成形した本体1の凹溝1Eを形成する内底壁1Fの横方向断面で視た中央部に2個のLEDユニット6を縦方向に取り付けている。
本体1の凹溝1Eの開口が位置する前記一側面を除く他の側面の一部(本実施例では背面)には電源ユニット4が取り付けられている。電源ユニット4の取り付け位置は、投光器の取り扱い勝手を阻害せず、かつその機能に悪影響を及ぼさない部分であれば、特に限定する必要はない。また、本体1には、前記凹溝1Eの開口に取り付けてLEDユニット6の前方を覆う透明板5と、本体1の凹溝1Eの縦方向上下端を閉塞し、透明板5と共にLEDユニット6を外部雰囲気から隔離する上蓋1B及び下蓋1Cとを有する。
本実施例では、LEDユニット6の前方を覆う透明板5として強化ガラスを用いているが、強化ガラスと同等の特性を有する硬質樹脂板を用いることが可能である。また、上蓋1B及び下蓋1Cは、本体1と同じアルミニウム材の板を用いている。透明板5の両側縁は凹溝1Eに設けられた臍穴にゴムブッシュ5Aを介して両側縁を嵌入し、上下の縁を上蓋1B及び下蓋1C有する同様の臍穴に同様のゴムブッシュ5Aを介して嵌入し、凹溝1Eの内部を防水、防塵構造としている。
本体1は凹溝1Eの内底壁1Fの背面側に押出し成形で形成されて当該押出し成形方向と平行で上下端が解放した1又は複数の通気孔2を有する。図3は図1(b)の縦方向中心線に沿った断面なので、図1(a)に示した通気孔2Aのみが断面で示されている。LEDユニット6が取り付けられる内底壁1Fと通気孔2との間には熱容量の大なる領域1Dを設けてある。アルミニウム材のバルクを押出し成形で形成した本体1は、それ自体で熱容量は大きく、LEDユニット6からの伝熱を通気孔2の中を通過する気流で放熱する過程における熱バッファとして受け入れるのに十分な容積を有する。
この熱バッファ効果をより効果的に実現するため、LEDユニット6が取り付けられる内底壁1Fの直背面と通気孔2との間にアルミニウム材の容量の大きいバルクを確保することで上記の熱容量の大なる領域1Dを形成する。LEDユニット6の発光部6Aから発生した熱は、基板6Bと絶縁ベース6Eを通して本体1に伝達される。伝達された熱は、先ず熱容量の大きい領域1Dに入り込み、本体1の全体に拡散する。熱容量の大きい領域1Dには多くの熱が保持される。このように、熱容量の大なる領域1DにLEDユニット6からの熱を移動させて本体1の急激な温度上昇を抑制し、かつ本体1の全体にも熱を伝導させ、通気孔2を通過する空気流でこの熱を脱熱して空中に放散する。
本体1を通気孔2の縦方向(押出し成形方向)が地面に対して上下方向となる姿勢で設置する。この状態で前記LEDユニット6に給電して点灯する。この点灯によって前記本体1にLEDユニット6をから伝導される熱は、通気孔2の中を上昇する気流8により脱熱され、気流8が上端の開口から排気されることで環境に排出される。通気孔2は所謂煙突として機能し、駆動力を与えることなく下端開口から上端開口を通過する空気流8で本体1に伝達された熱を通気孔2の内壁から脱熱し、環境に放散させる。
本実施例の通気孔2は、図1(a)と図2(b)に示したように、縦方向中心線に沿った中央の通気孔2Aが円形断面で、縦方向中心線(A−A線)に関して対称な両側の通気孔2Bが楕円形断面となっている。そして、熱容量の大なる領域1Dを確保するために中央の通気孔2Aを本体1の後方向にオフセットさせ、熱容量の大なる領域1Dを通気孔2Aと両側の通気孔2Bとで囲むように構成されている。中央部の通気孔2Aの開口面積は両側に設けられた通気孔2Bの開口面積より小さく表記されているが、通気孔2Aの開口面積を通気孔2Bの開口面積より大きくし、あるいはすべて等しくしてもよい。なお、通気孔2の前記横断面の形状は、円形、楕円形、多角形、又は不定形の何れか、あるいはこれらの組み合わせとすることができる。また、通気孔2の内壁に、その縦軸方向に延びる適宜の数のフィン(インナーフィン)を形成してもよい。
本実施例では、本体1の凹溝1Eの開口が位置する前記一側面を除く他の側面に、前記押出し方向と平行な多数の放熱フィン1Aを一体的に形成されている。この放熱フィン1Aを設けたことで、外気と接する本体1の表面積が大きくなり、自然冷却効果が向上する。取り付けボルト4Bで本体1の裏面に取り付けられた電源ユニット4についても、当該電源ユニット4の外壁に図1乃至図3に示したようなケース冷却フィン4Aを設けるのが望ましい。
本実施例により、前記通気孔2の煙突効果による冷却で、全体として効率のよい自然空冷効果が発揮され、LEDの発熱を速やかに環境に放出し、発熱の蓄積によるLEDの劣化や損傷を回避できる。また、LED投光器の躯体を構成する本体1をアルミニウムなどのバルク材を押し出し成形で形成するため、製造工程が簡素化でき、前記内として低コストで高性能なLED投光器を提供できる。
図4は、本発明に係るLED投光器の実施例2の説明図で、(a)は図3と同様の断面図、(b)乃至(e)は偏流手段の様々な構成例を説明するための通気孔をその下端又は上段から覗いた平面図である。本実施例は、その大部分の構成と機能は前記図1乃至図3を参照して説明した実施例1と同様であるので、実施例1と異なる部分を中心に説明する。実施例1では、本体1に設けた通気孔2は、その下端の開口から流入した空気流は、通気孔2の内壁に沿ってそのまま上昇し、上端の開口から外部環境に放出される構造となっている。
実施例2では、通気孔2の内部に偏流手段を設けて、当該通気孔2の内部を上昇する空気流8に回転あるいは乱流を与える構成とした。図4(a)乃至(e)に、通気孔2を上昇する空気流8に回転あるいは乱流を与えた場合を模式的に示した。偏流手段をすべての通気孔に設けるか、一部の通気孔にのみこれを設けるかはLEDユニットの数やその発熱分布によって決めることができる。図4では、偏流手段を設ける通気孔は中央の通気孔2Aを代表として示す。偏流手段は通気孔2の内部で、その下端開口近傍に設置するのが効果的であるが、上段開口に至る途中の任意の位置に設置することもできる。
図4(b)は図4(a)に断面で示した偏流手段7の平面図で、縦軸方向に螺旋状に傾斜したフィン片を通気孔2の内径よりも若干大きい外径とした筒状外輪に保持させたものである。これを通気孔2の下端開口に嵌め込んで固定する。図4(c)、(d)に示した偏流手段7B及び7Dは、縦軸に対して角度を持たせた一枚の板体を図4(b)の偏流手段と同様の外輪に固定したものである。図4(e)の偏流手段は、図4(d)に示した板体7Dのみで偏流手段7を構成するもので、予め通気孔2の内壁に形成しておいた縦溝1Gに当該板体7Dの根元を打ち込んで偏流手段とするものである。
偏流手段は上記の形状に限るものではなく、通気孔2の内部を上昇する空気流に回転成分を与え、あるいは乱流を起させるような構成であればよい。さらに、これらの偏流手段は予め別部品として用意しておき、本体1の製作後に通気孔2に嵌め込んで固定する。なお、嵌め込みによる固定に代えて、溶接、ロー付け、ネジなどによる固定を排除するものではない。
本実施例により、前記通気孔2の煙突効果による冷却を偏流手段で増強するため、全体としてさらに効率のよい自然空冷効果が発揮され、LEDの発熱を速やかに環境に放出し、発熱の蓄積によるLEDの劣化や損傷を回避できる。また、実施例1と同様に、LED投光器の躯体を構成する本体1をアルミニウムなどのバルク材を押し出し成形で形成するため、製造工程が簡素化でき、前記内として低コストで高性能なLED投光器を提供でき
る。
図5は、本発明に係るLED投光器の実施例3を説明する図1(b)のB−B線に相当する切断線に沿った断面図である。本実施例では、本体1に設ける通気孔を断面積が等しい3本とし、本体6の前記内底壁1Fの背部に熱容量の大きい領域1Dを配置し、この熱容量の大きい領域1Dを3本の通気孔2A、2B、2Cで包囲するように構成した。なお、通気孔2の内部にインナーフィンや偏流手段を設けてもよい。
前記各実施例と同様に、LEDユニット6の発光部6Aから発生した熱は、基板6Bと絶縁ベース6Eを通して本体1に伝達される。伝達された熱は、先ず熱容量の大きい領域1Dに吸収されて本体1の急激な温度上昇を抑制しつつ、本体1の全体に拡散する。熱容量の大きい領域1Dには多くの熱が保持されるが、この領域を取り囲む3本の通気孔2A、2B、2Cの中を上昇する空気流で冷却される。この作用は前記各実施例についても同様である。
本実施例によっても、全体として効率のよい自然空冷効果が発揮され、LEDの発熱を速やかに環境に放出し、発熱の蓄積によるLEDの劣化や損傷を回避できる。また、前記各実施例と同様に、LED投光器の躯体を構成する本体1をアルミニウムなどのバルク材を押し出し成形で形成するため、製造工程が簡素化でき、前記内として低コストで高性能
なLED投光器を提供できる。
図6は、本発明に係るLED投光器の実施例4を説明する図1(b)のB−B線に相当する切断線に沿った断面図である。本実施例では、本体1に設ける中央の通気孔2Aの断面積を両側の通気孔2B,2Cの断面積より大きくした点を除いて実施例3と同様の構成としたものである。本体6の前記内底壁1Fの背部には熱容量の大きい領域1Dが配置され、この熱容量の大きい領域1Dを3本の通気孔2A、2B、2Cで包囲するように構成した。なお、前記実施例と同様に、通気孔2の内部にインナーフィンや偏流手段を設けてもよい。
本実施例においても、前記各実施例と同様に、LEDユニット6の発光部6Aから発生した熱は、基板6Bと絶縁ベース6Eを通して本体1に伝達される。伝達された熱は、先ず熱容量の大きい領域1Dに吸収されて本体1の急激な温度上昇を抑制しつつ、本体1の全体に拡散する。熱容量の大きい領域1Dには多くの熱が保持されるが、この領域を取り囲む3本の通気孔2A、2B、2Cの中を上昇する空気流で冷却される。この作用は前記各実施例についても同様であるが、LEDユニット6とは熱容量の大きい領域1Dに関して反対で当該熱容量の大きい領域1Dに近接配置された中央の通気孔2Aを通過する空気量が多いことで、本体1の温度が効率よく放熱される。
本実施例によっても、全体として効率のよい自然空冷効果が発揮され、LEDの発熱を速やかに環境に放出し、発熱の蓄積によるLEDの劣化や損傷を回避できる。また、前記各実施例と同様に、LED投光器の躯体を構成する本体1をアルミニウムなどのバルク材を押し出し成形で形成するため、製造工程が簡素化でき、前記内として低コストで高性能
なLED投光器を提供できる。
図7は、本発明に係るLED投光器の実施例5を説明する図1(b)のB−B線に相当する切断線に沿った断面図である。本実施例では、本体1に設ける中央の通気孔2Aを円形に、両側の通気孔2B,2Cを楕円形とした点を除いて実施例3と同様の構成としたものである。本体6の前記内底壁1Fの背部には熱容量の大きい領域1Dが配置され、この熱容量の大きい領域1Dを3本の通気孔2A、2B、2Cで包囲するように構成した。なお、前記実施例と同様に、通気孔2の内部にインナーフィンや偏流手段を設けてもよい。
前記各実施例と同様に、LEDユニット6の発光部6Aから発生した熱は、基板6Bと絶縁ベース6Eを通して本体1に伝達される。伝達された熱は、先ず熱容量の大きい領域1Dに吸収されて本体1の急激な温度上昇を抑制しつつ、本体1の全体に拡散する。熱容量の大きい領域1Dには多くの熱が保持されるが、この領域を取り囲む3本の通気孔2A、2B、2Cの中を上昇する空気流で冷却される。この作用は前記各実施例についても同様である。
本実施例によっても、全体として効率のよい自然空冷効果が発揮され、LEDの発熱を速やかに環境に放出し、発熱の蓄積によるLEDの劣化や損傷を回避できる。また、前記各実施例と同様に、LED投光器の躯体を構成する本体1をアルミニウムなどのバルク材を押し出し成形で形成するため、製造工程が簡素化でき、前記内として低コストで高性能
なLED投光器を提供できる。
図8は、本発明に係るLED投光器の実施例6を説明する図1(b)のB−B線に相当する切断線に沿った断面図である。本実施例は本体1に設ける通気孔を、該本体1の上記断面の前記凹溝1Eの底壁1Fに平行な方向に二つ(通気孔2C,2C)設けた。通気孔2C,2Cの断面積は同一とした。
本実施例では、通気孔2C,2Cの断面積を大きくしたことで、熱容量の大きい領域1Dの体積を大きく確保するのが難しい。しかし、通気孔2C,2Cを流通する空気量が多いので、LEDユニット6から伝達される熱は比較的迅速に脱熱される。したがって、本体1に過大な熱が籠ることはない。
本実施例によっても、全体として効率のよい自然空冷効果が発揮され、LEDの発熱を速やかに環境に放出し、発熱の蓄積によるLEDの劣化や損傷を回避できる。また、前記各実施例と同様に、LED投光器の躯体を構成する本体1をアルミニウムなどのバルク材を押し出し成形で形成するため、製造工程が簡素化でき、前記内として低コストで高性能
なLED投光器を提供できる。
図9は、本発明に係るLED投光器をより具体的な商品とした一例を実施例7として説明する斜視図である。前記各実施例と同じ機能部分には同じ参照符号を付してある。このLED灯光器は、本体1に図1で通気孔2(2A,2B,2C)を有する。本体1の凹溝の中にLEDユニット6を縦方向に二個並べて取り付け、前面に強化ガラス5が設けてLEDユニット6を外界(外部環境)から遮断してある。本体1の背面には電源ユニット4が取り付けられている。
図9に示したLED灯光器には、その外側面に前記した実施例で説明した放熱フィンを設けていないが、必要に応じて放熱フィンを形成した本体とすることができる。
このLED灯光器は小型で可搬型であり、建物の内装作業や小規模の道路作業などで普通の作業員などが片手で運搬可能とする把手9を設けてある。また、底部両側には一対の台座10Aが取り付けてある。この台座は位置調整固定ネジ10Bで本体1に取り付けてあり、凹凸のある床面や不整地面等にも安定して設置できるよう、互いに独立して位置と姿勢を調整し、固定できるようにしてある。なお、台座は図示したものに限らず、使用目的に応じた種々の形状とすることができる。
図9に示されたLED灯光器は、その二個のLEDユニットの色温度を相違させることで任意の演色性を設定できる。たとえば、一方を59000Kに、他方を4000Kに設定することで、比較的柔らかな昼光色に近づけることができる。
図10は、本発明に係るLED投光器をより具体的な商品とした他の例を実施例8として説明する斜視図である。前記各実施例と同じ機能部分には同じ参照符号を付してある。このLED灯光器は、比較的広い場所での夜間照明に用いるのに好適な構成としたものである。ここでは、前記した実施例1のLED灯光器を四個横並びに支持枠10Dに取り付けた。この支持枠10Dは台座10Aに植立固定された二本の支柱10Cに位置調整固定ネジ10Bで取り付けられている。
各LED投光器(本体1で示す)は、縦方向上下の位置調整固定ネジ10Bで左右方向(横方向)の向きを個別に調整することができる。また、二本の支柱10Cの位置調整固定ネジ10Bで支持枠10Dの仰角又は伏角を調整できるように構成されている。なお、支持枠、台座、支柱は図示したものに限らず、使用目的、場所等に応じた種々の形状とすることができる。台座又は支柱に設置場所に固定する適宜の手段を設けることもできる。
図10に示されたLED灯光器も、その四個のLEDユニットの色温度を適宜に相違させることで任意の演色性を設定できる。
図11は、本発明に係るLED投光器を用いた投光設備の具体的な一設置例を説明する正面図である。前記各実施例と同じ機能部分には同じ参照符号を付してある。このLED灯光器は、縦方向にさらに照明光を広げてより広い場所での夜間照明等に用いるのに好適な構成としたものである。ここでは、前記した実施例1のLED灯光器を四個縦並びに支持枠10Dに取り付けた。この支持枠10Dには、ブラケット10Eや支軸10Fが設けてあり、例えば体育館の内壁などに直付で固定できるようにした。このLED投光器を1単位として照明区域の広さに応じて複数単位を設置する。
実施例8と同様に、各LED投光器(本体1で示す)を縦軸回り、および横軸回りに調整できるようなブラッケットを取り付けることもできる。図10に示されたLED灯光器も、その四個のLEDユニットの色温度を適宜に相違させることで任意の演色性を設定できる。なお、LED灯光器は図11に示した縦方向四個に限るものではなく、さらに多くのLED投光器を縦あるいは横方向に配置することもできる。
図12は、本発明に係るLED投光器を用いた投光設備の具体的な他の設置例を説明する正面図である。前記各実施例と同じ機能部分には同じ参照符号を付してある。このLED投光設備は、競技場、野球場、競艇場、競輪場など、極めて広い面積を照明するためのものである。この実施例では、既存の照明設備のポール11に、支持枠10Dに取り付けた本発明に係るLED投光器(本体1で示す)を複数組取り付ける。もちろん、新規にポールを設置してもよい。
図12では、支持枠10Dに取り付けるLED灯光器を、下側で多い数で設置しているが、これは、一例にすぎず、適用する競技場などの照明条件に応じて適宜に調整することができる。このLED灯光設備も、複数のLEDユニットの色温度を適宜に相違させることで任意の演色性を設定できる。
なお、多数のLED投光器を設置して、必要に応じて選択的に点灯する使用も可能である。
以上、本発明の種々の実施例を説明した。上記したように、前記した各実施例では、本体に設ける通気孔の前記横断面の形状を円形や楕円形、それらの組み合わせ以外に、三角以上の多角形、又は不定形の何れか、あるいはこれらの組み合わせとすることも本発明の範囲内である。
繰り返しの説明になるが、本発明に係るLEDユニットは、多数LEDチップを共通の円形基板上に直接実装してチップ・オン・ボード方式のLEDモジュールとした発光部と、前記円形基板の外周に小径部を固定し、前記透明板(強化ガラスなど)に大径部を対峙させた漏斗形状の反射器と、前記円形基板を前記本体の前記凹溝を形成する内底壁に装架固定するための絶縁ベースとで構成した。
1・・・本体
1A・・・放熱フィン
1B・・・上蓋
1C・・・下蓋
1D・・・熱容量の大きい領域
1E・・・凹溝
1F・・・内底壁
1G・・・溝
2・・・通気孔
2A・・・中央通気孔
2B・・・側部通気孔
2C・・・パッキング
4・・・電源ユニット
4A・・・ケース冷却フィン
4B・・・取付ボルト
5・・・透明板
5A・・・ゴムブッシュ
6・・・LEDユニット
6A・・・発光部
6B・・・円形基板
6C・・・反射器
6E・・・絶縁ベース
7・・・偏流手段
8・・・空気流
9・・・把手
10,10A・・・台座
10B・・・位置調整固定ネジ
10C・・・支柱
10D・・・支持枠
10E・・・ブラケット
10F・・・支軸
11・・・ポール

Claims (11)

  1. アルミニウム材のバルクの押出し成形で縦長に形成されて横方向断面がコ字状の凹溝の開口を一側面に有する本体と、
    前記本体の前記凹溝を形成する内底壁の前記横断面で視た中央部に取り付けられた1又は複数個のLEDユニットと、
    前記本体の前記凹溝の開口が位置する前記一側面を除く他の側面の一部に取り付けられた電源ユニットと、前記凹溝の前記開口に取り付けて前記LEDユニットの前方を覆う透明板と、前記本体の前記凹溝の前記縦長に沿う縦方向上下端を閉塞し、前記透明板と共に前記LEDユニットを環境から隔離する上蓋及び下蓋とを有し、
    前記本体は前記凹溝の前記内底壁の背面側に前記押出し成形で形成されて当該押出し方向と平行で上下端が解放した1又は複数の通気孔を有すると共に、
    前記通気孔の内部に、当該通気孔の中を上昇する気流に偏流を与える偏流手段を具備し、
    前記LEDユニットが取り付けられた前記内底壁と前記通気孔との間に前記アルミニウム材のバルクで形成された領域を設けてなり、
    前記本体は、前記通気孔の前記縦方向が上下方向となる設置姿勢で前記LEDユニットを点灯することで、前記LEDユニットから伝導される熱を該通気孔の中を上昇する気流に移転して脱熱する煙突効果を持たせる構成としたこと特徴とするLED投光器。
  2. 請求項1において、
    前記通気孔は前記本体の前記内底壁の前記横断面で視た中央部と、該中央部の両側とに設けられ、前記凹溝の前記内底壁の背面側と前記中央部に設けられた通気孔との間に前記アルミニウム材のバルクで形成された領域を位置させたこと特徴とするLED投光器。
  3. 請求項2において、
    前記中央部の通気孔の開口面積を前記中央部の両側に設けられた通気孔の開口面積と異ならせたこと特徴とするLED投光器。
  4. 請求項3において、
    前記中央部の通気孔の開口面積を前記中央部の両側に設けられた通気孔の開口面積よりも小さくしたこと特徴とするLED投光器。
  5. 請求項3において、
    前記中央部の通気孔の開口面積を前記中央部の両側に設けられた通気孔の開口面積よりも大きくしたこと特徴とするLED投光器。
  6. 請求項2において、
    前記中央部の通気孔の開口面積と前記中央部の両側に設けられた通気孔の各開口面積を同等としたこと特徴とするLED投光器。
  7. 請求項1において、
    前記通気孔は前記本体の前記内底壁の前記横断面で視た中央部に関して前記横方向に対称な位置に設けたこと特徴とするLED投光器。
  8. 請求項1において、
    前記本体の前記他の側面に前記押出し方向と平行な多数の放熱フィンを具備したこと特徴とするLED投光器。
  9. 請求項1において、
    前記通気孔の前記横断面の形状を、円形、楕円形、多角形、あるいはこれらの組み合わせとしたこと特徴とするLED投光器。
  10. 請求項1において、
    前記LEDユニットは、多数LEDチップを共通の円形基板上に直接実装してチップ・オン・ボード方式のLEDモジュールとした発光部と、前記円形基板の外周に小径部を固定し、前記透明板に大径部を対峙させた漏斗形状の反射器と、前記円形基板を前記本体の前記凹溝を形成する内底壁に装架固定するための絶縁ベースとで構成したこと特徴とするLED投光器。
  11. 請求項1において、
    前記LEDユニットを複数個取り付けてLED投光器とした場合に、該複数個のLEDユニットの何れかの色温度を他のLEDユニットのそれと異ならせたこと特徴とするLED投光器。
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