JP2019139867A - ランプユニット及びそれを備えたledランプ - Google Patents

ランプユニット及びそれを備えたledランプ Download PDF

Info

Publication number
JP2019139867A
JP2019139867A JP2018019829A JP2018019829A JP2019139867A JP 2019139867 A JP2019139867 A JP 2019139867A JP 2018019829 A JP2018019829 A JP 2018019829A JP 2018019829 A JP2018019829 A JP 2018019829A JP 2019139867 A JP2019139867 A JP 2019139867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
lamp units
curved
led lamp
curved plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018019829A
Other languages
English (en)
Inventor
徳志 牧野
Noriyuki Makino
徳志 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ecolighting Japan Co Ltd
Original Assignee
Ecolighting Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ecolighting Japan Co Ltd filed Critical Ecolighting Japan Co Ltd
Priority to JP2018019829A priority Critical patent/JP2019139867A/ja
Publication of JP2019139867A publication Critical patent/JP2019139867A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】管理負担を増加させることなく、明るさを容易に異ならせ、放電灯の配光特性に近く、配光特性を容易に変更する。【解決手段】ランプユニット10は、湾曲板11aを備えるヒートシンク11と、湾曲板11aの湾曲外側に設けられ半導体発光素子17が実装された基板16と、湾曲板11aの湾曲内側に設けられる点灯回路19とを備え、LEDランプ20は、複数のランプユニットが取付けられる配置具21と取付部材24とを備える。配置具21は、基板16を外側にして環状に配置された複数のランプユニットの先端が取付けられる先端取付具22と、環状に配置された複数のランプユニットの基端が取付けられる基端取付具23とを備えても良く、複数のランプユニットの内側端がヒンジを介して取付けられた枢支部材と、ランプユニットの傾斜角度を可変可能に固定する固定手段とを備えるものであっても良い。【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体発光素子を光源とするランプユニット、及び、それを備えた、例えば蛍光灯、 水銀灯、メタルハライドランプ(Metal Halide Lamp)のような放電灯の代替として用いることができるLEDランプに関するものである。
従来、コンパクト型の蛍光灯、 水銀灯、メタルハライドランプ(Metal Halide Lamp)のような放電灯を代替することができる多様な種類のLEDランプが開発されている。このようなLEDランプでは、半導体発光素子を光源とし、その光源となる半導体発光素子は、一般的に、発光時に比較的多くの熱を発生させるものとして知られている。
従って、そのような半導体発光素子を光源とするLEDランプでは、その点灯時に発生する熱を放出するために、半導体発光素子が実装された基板の周りに放熱のためのヒートシンクを備えることが行われる。しかし、単一のヒートシンクを使用すると、放熱効率が悪化することも考えられるので、使用寿命を延長するのに限界が生じる不具合が考えられる。
この点を解消する為に、ヒートシンクが結合されている棒状のLEDチューブを複数用い、その複数のLEDチューブを互いに平行にしつつ環状に配置したLEDランプが提案されている(たとえば特許文献1参照)。このLEDランプでは、棒状のLEDチューブを環状に配置することから、その中央に放熱空間が形成されるので、LEDチューブに設けられた各ヒートシンクからの放熱を確保し得るとしている。
そして、この従来のLEDランプでは、複数のLEDチューブにより包囲されて中央に形成される放熱空間にコンバータハウジングを設け、そのコンバータハウジングに、全てのLEDチューブに実装された半導体発光素子の駆動電源を生成するAC−DCコンバーターを収容するとしている。このため、環状に配置するLEDチューブの数を増減させることにより、照らす明るさの異なるLEDランプとすることが可能となり、明るさの異なる複数種類のLEDランプを容易に得ることができると考えられる。
特表2017−526154号公報
しかし、上記従来のLEDランプでは、半導体発光素子が実装された複数のLEDチューブと別に、全ての半導体発光素子を点灯駆動させる駆動装置であるAC−DCコンバーターを設けているので、LEDチューブの数を増減させると、実際に発光する半導体発光素子の数も異なることに成り、全ての半導体発光素子を駆動する駆動装置も、その数にあったものに変更する必要があった。
このため、その駆動装置を変更しなければならない点で、複数種類の駆動装置を準備しなければならず、管理負担が増加することから、照らす明るさの異なるLEDランプを得る場合の単価が押し上げられる不具合があった。
また、半導体発光素子の配光は指向性が強いものとして知られている。このため、棒状のLEDチューブにおける発光面を外側にして、複数のLEDチューブを環状に配置すると、主としてランプの周囲を照らすといった配光特性になる。
一方、蛍光灯、 水銀灯、メタルハライドランプ(Metal Halide Lamp)のような放電灯の代替光源とするには、できるだけ放電灯の配光特性に近づけることが要求される。すなわち、放電灯の代替光源とするには、例えば、下向きに取り付けた場合に、周囲のみならず、下方にも光を発することが要求されている。
このため、上記従来のLEDランプでは、互いに平行に環状に配置された複数のLEDチューブの先端に下部基板を設け、この下部基板に下方を照らす半導体発光素子を設けているけれども、環状に配置されるLEDチューブのみで、その配光特性を放電灯のものに近づけられれば、好ましい。
本発明の目的は、管理負担を増加させることなく、明るさを容易に異ならせることのできるランプユニット及びそれを備えたLEDランプを提供することにある。
本発明の別の目的は、放電灯の配光特性に近いランプユニット及びそれを備えたLEDランプを提供することにある。
本発明の更に別の目的は、配光特性を容易に変更し得るLEDランプを提供することにある。
本発明は、円弧状に湾曲する湾曲板を備えるヒートシンクと、湾曲板の湾曲外側に湾曲面に沿って設けられ半導体発光素子が実装された基板と、湾曲板の湾曲内側に設けられ半導体発光素子を点灯させる点灯回路とを備えるランプユニットである。
このランプユニットは、ヒートシンクが湾曲板の両端を直線的に連結する連結板を更に備え、湾曲板と連結板との間に点灯回路を設けることが好ましい。
別の本発明は、複数の上記ランプユニットと、環状に配置された複数のランプユニットが取付けられる配置具と、配置具に設けられた取付部材とを備えたLEDランプである。
この配置具が、基板を外側にして互いに平行に又は傾斜して環状に配置された複数のランプユニットの先端が取付けられる先端取付具と、環状に配置された複数のランプユニットの基端が取付けられる基端取付具とを備える場合、取付部材が、基端取付具に設けられることが好ましい。
また、配置具が、放射状を成すように環状に配置された複数のランプユニットの内側端がヒンジを介して取付けられた枢支部材と、枢支部材に対する複数のランプユニットの傾斜角度を可変可能に固定する固定手段とを備える場合、取付部材が、枢支部材に設けられることが好ましい。
この場合、固定手段が、枢支部材に立設され先端に取付部材が設けられた支柱と、支柱に長手方向に移動可能に嵌入された移動部材と、移動部材と複数のランプユニットとをそれぞれ連結する複数の連結部材と、移動部材を支柱の長手方向の任意の位置で係止させる係止手段とを備えることが更に好ましい。
そして、取付部材は、口金を含むものであっても良く、チェーンを含むものであっても良い。
本発明のランプユニットでは、ヒートシンクの湾曲板の湾曲外側に設けられた半導体発光素子を点灯させる点灯回路を湾曲板の湾曲内側に設けるので、このランプユニットを複数用いて環状に配置したLEDランプでは、別に新たな点灯回路を必要としない。このため、複数種類の駆動装置を準備しなければならない従来品に比較して管理負担は軽減し、ランプユニットの個数の変更が容易となって、ランプユニットの数が違って、照らす明るさの異なる複数種類のLEDランプを容易かつ安価に得ることが可能となる。
また、本発明のランプユニットでは、ヒートシンクの湾曲板の湾曲外側に半導体発光素子が実装された基板を設けるので、その基板に長手方向に間隔を開けて設けられた複数の半導体発光素子から発せられる光は、それぞれが湾曲面に垂直に発せられて放射状を成すことになる。このため、このランプユニットを複数用いて環状に配置したLEDランプでは、周囲のみならず下方にも照射可能となって、その配光特性を従来の放電灯の配光特性に近づけることが可能になる。
また、環状に配置された複数のランプユニットの互いの傾斜角度を可変可能にすれば、ヒートシンクの湾曲板の湾曲外側に設けられた複数の半導体発光素子から発せられる光の方向を変更させることが可能となって、配光特性を容易に変化させ得るLEDランプとなる。
本発明の実施形態におけるLEDランプを示す図3のA−A線断面図である。 そのLEDランプの正面図である。 そのLEDランプの上面図である。 そのLEDランプの下面図である。 そのLEDランプを斜め下方からみた斜視図である。 本発明の実施形態における別のLEDランプを示す図1に対応する断面図である。 その別のLEDランプの複数のランプユニットが閉じた状態を示す正面図である。 その別のLEDランプの複数のランプユニットが開いた状態を示す下面図である。 その係止手段を示す図6のB部拡大断面図である。 本発明の実施形態における更に別のLEDランプを示す図5に対応する斜視図である。
次に、本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1〜5に本発明におけるLEDランプ20を示す。このLEDランプ20は複数のランプユニット10を備える。複数のランプユニット10は同一構造であるので、その内の1つを代表して説明する。
図1に示す様に、本発明のランプユニット10は、円弧状に湾曲する湾曲板11aが形成されたヒートシンク11を備える。図におけるヒートシンク11は、この湾曲板11aの両端を直線的に連結する連結板11bを更に備え、湾曲板11aの連結板11bに臨む湾曲内側には幅方向に延びる凸条から成る放熱フィン11cが湾曲板11aの長手方向に所定の間隔を開けて複数形成される。
このヒートシンク11は、熱伝導性の高い金属、例えば、銅やアルミニウム合金等を押し出し成形や板金加工により作られるものとする。図1に示すヒートシンク11は、長手方向に3分割された部材、即ち、中央部材12と上部部材13と下部部材14をネジ15により互いに連結することにより作られたものを示し、それらが連結された状態で湾曲板11aは滑らかな円弧状を成すように組み立てられるものとする。
ここで、中央部材12における湾曲板11aの幅は広く形成され、上部部材13及び下部部材14のそれぞれの湾曲板11aの幅方向における両側には、円弧状に切り欠かれた切り欠き部11e(図2)がそれぞれ形成され、この切り欠き部11eにより、その幅は中央部材12における湾曲板11aの幅に比較して狭く形成される(図2)。
このように、上部部材13及び下部部材14のそれぞれの湾曲板11aの幅を狭くすることにより、図3及び図4に示すように、基板16を外側に向けて複数のランプユニット10を環状に配置可能に構成される。
ヒートシンク11における湾曲板11aの湾曲外側には、半導体発光素子17が実装された基板16が湾曲板11aの湾曲外面に沿って設けられる。この基板16にあっては、その外形が湾曲板11aの外形を僅かに縮小するような相似形を有し、中央部材12に設けられる部位の幅は広く、上部部材13及び下部部材14に設けられる部位の幅は狭く形成される(図2)。これにより、複数のランプユニット10が環状に配置された状態で、外方に臨む基板16の面積を拡大させて、その基板16に実装される半導体発光素子17の数を可能な限り増加させ得るように構成される。
図1及び図2に示す様に、この基板16は湾曲板11aの湾曲した外面に添着可能な可撓性を有する材料を用いて作られ、半導体発光素子17は、湾曲板11aの湾曲外面に添着された状態で、長手方向に所定の間隔を開けて複数設けられる。この基板16に設けられる半導体発光素子17の数は要求される光の強さにより適宜決定され、図示しないが、この基板16にはそれら複数の半導体発光素子17に電力を供給する回路パターンが形成されるものとする。
そして、このヒートシンク11の湾曲板11aにおける湾曲外側には、半導体発光素子17と共に基板16の全てを覆う透光性のカバー18が設けられる。このカバー18の外形は湾曲板11aの外形と略等しくなるように形成され、四隅に切り欠き部11eが形成された湾曲板11aが用いられるこの実施の形態では、このカバー18の四隅にも同様の切り欠き部18bが形成されるものとする。そして、図ではカバー18がヒートシンク11にネジ18aにより取付けられる場合を示し、このカバー18は、半導体発光素子17から発せられる光を透過させるとともに、その半導体発光素子17や基板16等を覆って塵埃から保護するように構成される。
図1に戻って、湾曲板11aの湾曲内側には、湾曲外側に設けられた複数の半導体発光素子17の全てを点灯させる点灯回路19が設けられる。この点灯回路19は、各種の回路部品19b,19c,19dが取付けられた回路基板19aを、各種の回路部品19b,19c,19dと共に絶縁性ケース19eに収容することにより、ユニット化される。回路部品19b,19c,19dの多くは、そのリード端子を回路基板19aに貫通させて回路基板19aの一面側に実装されていて、そのリード端子は回路基板19aの他面に設けられている図示しない回路パターンに半田付けされるものとする。
ヒートシンク11が湾曲板11aの両端を直線的に連結する連結板11bを備えるこの実施の形態では、湾曲板11aと連結板11bとの間に点灯回路19が収容されて接着等により固定されるものとする。これにより、この点灯回路19は、湾曲板11aと連結板11bにより保護され、後述するLEDランプの組み立ての際に、他の部材が接触等するような事態を回避することが可能となる。
そして、この点灯回路19は半導体発光素子17に電気的に接続するための図示しない絶縁被覆電線と、外部電力の供給を受けるための図示しない絶縁被覆電線とが導出され、半導体発光素子17に電気的に接続するための絶縁被覆電線は基板16における図示しない回路パターンに接続されるものとする。
次に、上記ランプユニットを複数用いた本発明におけるLEDランプを説明する。
本発明におけるLEDランプ20は、複数の上述したランプユニット10と、環状に配置された複数のランプユニット10が環状を成した状態で取付けられる配置具21とを備える。
図1〜図5では、8つのランプユニット10を用い、配置具21は、基板16を外側にして互いに平行に又は傾斜して環状に配置された複数のランプユニット10の先端が取付けられる先端取付具22と、環状に配置された複数のランプユニット10の基端が取付けられる基端取付具23とを備える場合を示す。
図1,図4及び図5に示すように、8つのランプユニット10を用いるこの実施の形態における先端取付具22は、8角形状を成す先端角板22bと、その先端角板22bの各辺に形成され、8つのランプユニット10における先端、即ち、ヒートシンク11の先端がそれぞれ取付けられる先端取付片22aとを有する。
ランプユニット10のヒートシンク11における先端は、この先端取付具22における取付片22aに、ネジ22cにより固定されるものとし、先端角板22bには、8つのランプユニット10により包囲される空間を外部に連通して冷却風の通過を可能にする孔22dが形成される。
図1,図2及び図5に示すように、基端取付具23にあっても、8角形状を成す基端角板23bと、その各辺に形成され、8つのランプユニット10における基端、即ち、ヒートシンク11の基端がそれぞれ取付けられる基端取付片23aとを有する。
ランプユニット10のヒートシンク11における基端は、この基端取付具23における基端取付片23bに、ネジ23cにより取付けられるものとし、ヒートシンク11における基端には、8つのランプユニット10により包囲される空間を外部に連通して冷却風の通過を可能にする孔11dが形成される。また、基端角板23bには、点灯回路19から引き出され、外部電力の供給を受けるための図示しない絶縁被覆電線の通過を可能にする孔23dが形成される。
ここで、図における配置具21は、基板16を外側にした複数のランプユニット10を互いに平行にした状態で環状に配置するものを示すけれども、先端取付具22における先端角板22bと、基端取付具23における基端角板23bの大きさを違えて、基板16を外側にした複数のランプユニット10を互いに傾斜させるようにしても良い。
そして、この基端取付具23には、このLEDランプ20を設置場所に取付けるため取付部材24が設けられる。図1〜図3及び図5では、その取付部材24が口金である場合を示し、この口金24は、口金要素24aと、この口金要素24aに固定される絶縁性取付部材24bとを有している。口金要素24aは、その周部に例えば螺旋状のねじ山を有していて、図示しないランプソケットに着脱自在に取付けられるものであり、この口金要素24aを図示しないランプソケットに着脱自在にねじ込むことにより、このLEDランプ20を設置場所に取付けるように構成される。
絶縁性取付部材24bは、絶縁性の合成樹脂、例えばポリブチレンテレフタレートなどの絶縁材製であり、口金要素24aを絶縁した状態で基端取付具23に取付ける様に構成される。そして、口金要素24aには、各ランプユニット10における点灯回路19から引き出された絶縁被覆電線が電気的にそれぞれ接続され、この口金要素24aを図示しないランプソケットに螺着すると、そのランプソケットから点灯回路19への通電が可能になるように構成される。
このため、このように構成されたLEDランプ20は、取付部材である口金24を、設置場所における図示しないランプソケットにねじ込むことにより、その設置場所に取付けることが可能になる。そして、ランプソケットから電力の供給があると、口金24を介して全てのランプユニット10、この実施の形態では、8つのランプユニット10における点灯回路19にそれぞれ電力が供給され、それらにおける点灯回路19は、それぞれのランプユニット10における全ての半導体発光素子17を点灯させることになる。
半導体発光素子17が点灯すると比較的多くの熱を発生するけれども、その熱はヒートシンク11に伝達され、そのヒートシンク11から大気中に放出される。本発明のLEDランプ20では、複数のランプユニット10を環状に配置することから、その中央に放熱空間が形成され、先端角板22bに形成された孔22d又はヒートシンク11に形成された孔11dから冷却風が流入し、ヒートシンク11から大気中に放出された熱とともにその空間を移動して、ヒートシンク11に形成された孔11d又は先端角板22bに形成された孔22dから外部に放出され、各ランプユニット10に設けられたヒートシンク11からの放熱を確保することになる。
特に、この実施の形態では、ヒートシンク11の四隅に切り欠き部11eを形成し、そのヒートシンク11を覆うカバー18の四隅にも切り欠き部18bを形成したので、複数のランプユニット10を環状に配置しても、その四隅が塞がることはなく、その切り欠き部11e,18bからの冷却風の流通も可能になる。このため、この切り欠き部11e,18bの存在により、冷却風の流通が滞ることに起因する冷却不足が生じるようなことを回避することができる。
ここで、複数のランプユニット10は、それぞれヒートシンク11の湾曲板11aの湾曲外側に半導体発光素子17が実装された基板16を設けるので、その基板16に長手方向に間隔を開けて設けられた複数の半導体発光素子17から発せられる光は、それぞれが湾曲面に垂直に発せられて放射状を成すことになる。このため、このランプユニット10を複数用いて環状に配置したLEDランプ20では、周囲のみならず下方にも照射可能となって、従来の放電灯の配光特性に近づけた配光特性を有するLEDランプ20となる。
また、このランプユニット10は、ヒートシンク11の湾曲板11aの湾曲外側に設けられた半導体発光素子17を点灯させる点灯回路19を湾曲板11aの湾曲内側に設けるので、このランプユニット10を複数用いて環状に配置したLEDランプ20では、別に新たな点灯回路19を必要としない。従って、複数のランプユニット10を配置具21により環状に配置するだけで容易にLEDランプ20を得ることができ、複数種類の駆動装置を準備しなければならない従来品に比較して管理負担は軽減することになる。よって、本発明では、ランプユニット10の個数の変更も容易となって、ランプユニット10の数が違って、照らす明るさの異なる複数種類のLEDランプ20を容易かつ安価に得ることが可能となる。
更に、ランプユニット10を複数用いて環状に配置した本発明のLEDランプ20では、それらのランプユニット10がそれぞれ点灯回路19を備えているので、例え、その内のいずれかのランプユニット10における点灯回路19が故障してそのランプユニット10における半導体発光素子17の点灯が困難になったとしても、他のランプユニット10における半導体発光素子17の点灯は維持され、一度に全てが消灯する様な事態を回避することができる。そして、その場合における修理にあっても、故障したランプユニット10を取り替えるだけで済ますことが可能となる。
図6〜図8に本発明の別のLEDランプを示す。
この別のLEDランプ40にあっても、複数の上述したランプユニット10と、環状に配置された複数のランプユニット10が取付けられる配置具41とを備える。図における配置具41は、図8に示す様に、放射状を成すように環状に配置された複数のランプユニット10の内側端がヒンジ42を介して取付けられた枢支部材43と、図6に示すように、枢支部材43に対する複数のランプユニット10の傾斜角度を可変可能に固定する固定手段50とを備える場合を示す。
図8に示す様に、8つのランプユニット10を用いる場合、枢支部材43は8角形状を成して形成され、その各辺にヒンジ42がそれぞれ設けられる。図6に示すように、この枢支部材43における各ヒンジ42にランプユニット10のヒートシンク11における基端がネジ43aにより取付けられ、これにより、図8に示す放射状を成すように環状に配置された複数のランプユニット10は、枢支部材43に対して回転可能に構成される。
具体的に、図8に示す様に、発光面となる基板16を同一の方向にむけるとともに、それらのヒートシンク11が放射状を成すように複数のランプユニット10を環状に配置し、それらの中央に枢支部材43を配置して、枢支部材43における各ヒンジ42にランプユニット10のヒートシンク11における基端をネジ43aにより取付ける。
これにより、枢支部材43に対して複数のランプユニット10はそれぞれ回転可能に取付けられ、図8では、発光面となる基板16は同一の方向に向いているけれども、図7に示す様に、それら複数のランプユニット10が枢支部材43に対して回転して枢支部材43に対して略直角になるように起立すると、複数のランプユニット10は互いに平行になって、それらの発光面となる基板16が外側を向いて周囲を照らすように構成される。
そして、このLEDランプ40は、複数のランプユニット10の枢支部材43に対する傾斜角度を可変可能に固定する固定手段50とを備えるけれども、図6における固定手段50は、枢支部材43に立設された支柱51と、支柱51に長手方向に移動可能に嵌入された移動部材52と、複数のランプユニット10におけるヒートシンク11の連結板11bと移動部材52とをそれぞれ連結する複数の連結部材53と、移動部材52を支柱51の長手方向の任意の位置で係止させる係止手段55とを備えるものを示す。
支柱51は枢支部材43の中央に立設された鋼棒であって、複数のランプユニット10が枢支部材43に対して起立した場合に、それら複数のランプユニット10により包囲され、その上端がランプユニット10の上端から突出するような長さのものが用いられる(図7)。ここで、図の符号51aは、支柱51を枢支部材43に立設させるためのネジを示す。
移動部材52は支柱51を成す鋼棒に上下動可能に嵌入された管状体であって、その断面外形は、ランプユニット10の数に等しい多角形、8つのランプユニット10を用いるこの実施の形態では、8角形の外形を有するものが用いられる。
連結部材53はランプユニット10の数だけ準備され、それらの一端が移動部材52の各辺に枢支され、それらの他端がそれぞれのランプユニット10に枢支される。連結部材53は、ランプユニット10の長手方向の長さより短く、その半分より長いものが準備され、その他端は、ランプユニット10の連結板11bのヒンジ42側に枢支される。
これにより、移動部材52が図6の実線矢印で示す様に支柱51の上方に移動すると、各連結部材53の一端側もその移動部材52と共に引き上げられて、各連結部材53の他端が枢支された複数のランプユニット10は、連結部材53により引き上げられるように枢支部材43に対して実線矢印で示す様に回転して、図7に示す様に、起立するように構成される。
逆に、移動部材52が支柱51の上方から図6の破線矢印で示す様に下方に移動すると、各連結部材53の一端側もその移動部材52と共に下方に移動し、各連結部材53の他端が枢支された複数のランプユニット10は、起立状態から連結部材53により押し広げられて、破線矢印で示す様に傾倒するように構成される。
従って、移動部材52を支柱51の長手方向の任意の位置で係止させることにより、傾倒する複数のランプユニット10を支柱51に対して傾斜した状態で停止することが可能となり、複数のランプユニット10の枢支部材43に対する傾斜角度は移動部材52の支柱51に対する位置により決定されることになる。このため、この別のLEDランプ40では、移動部材52を支柱51の長手方向の任意の位置で係止させる係止手段55を備える。
図9に示す様に、この実施の形態における係止手段は支柱51に埋設されたボールプランジャ55であって、このボールプランジャ55は、本体55aにスプリング(図示せず)が内蔵され、本体55aの先端からスプリングの付勢力によりボール55bを突出させるものが使用される。このため、このボールプランジャ55は、ボール55bに荷重を与えると、そのボール55bは本体55aの内部に沈み込み、その荷重が解けると図示しないスプリングの力で元に戻って、本体55aの先端からボール55bを突出させるように構成される。
図6に示すように、この係止手段であるボールプランジャ55は、ボールが支柱51の直径方向に突出するように、支柱51に長手方向の所定の間隔を開けて複数設けられ、図9に示す様に、支柱51に嵌入された移動部材52の内面にはボール55bが落ち込む凹溝52aが周方向に形成される。従って、ボールプランジャ55を包囲する位置に移動部材52が達すると、本体55aの先端から突出するボール55bが凹溝52aに落ち込んで、移動部材52の移動を禁止し、スプリングの付勢力に抗してボール55bが本体55aに没入するような力で移動部材52を移動させることにより、その移動部材52の更なる移動を可能にするように構成される。
そして、図6及び図7に示すように、支柱51には取付部材56が設けられる。この実施の形態における取付部材は、支柱51の上端に下端が取付けられたチェーン56であって、チェーン56の上端には設置場所にそのチェーン56を係止させるフック57が設けられる。そして、各ランプユニット10における点灯回路19から引き出された電力の供給を受ける図示しない絶縁被覆電線は、このチェーン56に配索されて設置場所において、その設置場所に配索された別の電力供給電線に接続されるものとする。
このように構成されたLEDランプ40は、取付部材であるチェーン56に設けられたフック57を、設置場所における図示しない被係止具に係止させることにより、その設置場所に吊設される。そして、各ランプユニット10における点灯回路19から引き出されてチェーン56に配索された図示しない絶縁被覆電線を設置場所において電力供給電線と接続させる。このため、その絶縁被覆電線に電力の供給があると、全てのランプユニット10、この実施の形態では、8つのランプユニット10における点灯回路19にそれぞれ電力が供給され、それらにおける点灯回路19は、それぞれのランプユニット10における全ての半導体発光素子17を点灯させることになる。
このように構成されたLEDランプ40にあっても、複数のランプユニット10を配置具41により環状に配置するだけで容易にLEDランプ40を得ることができ、ランプユニット10の個数の変更も容易となって、ランプユニット10の数が違って、照らす明るさの異なる複数種類のLEDランプ40を容易かつ安価に得ることが可能となる。
また、ランプユニット10は、ヒートシンク11の湾曲板11aの湾曲外側に半導体発光素子17が実装された基板16を設けるので、このランプユニット10を複数用いて環状に配置したLEDランプ40では、周囲のみならず下方にも照射可能となって、従来の放電灯の配光特性に近づけた配光特性を有するLEDランプ40となる。
そして、例え、その内のいずれかのランプユニット10における点灯回路19が故障しても、他のランプユニット10における半導体発光素子17の点灯は維持され、一度に全てが消灯する様な事態を回避することができる。
また、このLEDランプ40では、環状に配置された複数のランプユニット10の互いの傾斜角度が可変可能であるので、ヒートシンク11の湾曲板11aの湾曲外側に設けられた複数の半導体発光素子17から発せられる光の方向を変更させることが可能となって、配光特性を容易に変化させることが可能となる。
即ち、図7に示す様に、複数のランプユニット10を枢支部材43に対して起立させて互いに平行にし、それらの発光面となる基板16を外側に向いて周囲を照らすような照明状態から、その発光面となる基板16を周囲斜め下方にするように複数のランプユニット10を傾動させて、その状態を維持するようなことも容易となる。そして、図8に示すように、複数のランプユニット10の全ての発光面を下方に向けて、その下方を特に照らすような発光特性も可能となり、所望の発光特性を容易に得ることができるLEDランプ40となる。
なお、上述した実施の形態では、8つのランプユニット10が用いられるLEDランプ20,40を説明したが、使用するランプユニット10の数は、求められる明るさにより異なり、7つであっても、6つであっても、5つであっても、4つであっても良く、逆に9つ以上のランプユニット10を単一のLEDランプ20,40が備えるようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、取付部材が口金24及びチェーン56である場合を説明したが、この取付部材は、取付け箇所にLEDランプ20,40を取付け得るものである限り、これらに限られずに、どのようなものであっても良い。
また、上述した実施の形態では、係止手段がボールプランジャ55である場合を説明したが、移動部材52を支柱51の長手方向の任意の位置で係止させ得るかぎり、この係止手段はプランジャ以外の、どのようなものであっても良い。
また、上述した実施の形態では、支柱51と、移動部材52と、複数の連結部材53と、係止手段55とを備えた固定手段50を説明したが、ランプユニット10の傾斜角度を可変可能に固定し得る限り、これに限らず、この固定手段50は、どのようなものであっても良い。
更に、上述した実施の形態では、ヒートシンク11の四隅に切り欠き部11eを形成し、そのヒートシンク11を覆うカバー18の四隅にも切り欠き部18bを形成したランプユニット10を用いて説明したが、これらの切り欠き部11e,18b以外の箇所からの冷却風の流通が確保されて、これらの切り欠き部11e,18bからの冷却風の流通が不要であれば、図10に示す様に、ランプユニット10の長手方向の中央部分の幅を広くし、両端部における幅を端部に向かうに従って徐々に狭くして、その四隅を閉じるようにしても良い。
このようにランプユニット10の四隅を切り欠かない場合には、その四隅においても半導体発光素子17を搭載することが可能となり、照度を向上させることが可能となる。
10 ランプユニット
11 ヒートシンク
11a 湾曲板
11b 連結板
16 基板
17 半導体発光素子
19 点灯回路
20,40 LEDランプ
21,41 配置具
22 先端取付具
23 基端取付具
24 口金(取付部材)
42 ヒンジ
43 枢支部材
50 固定手段
51 支柱
52 移動部材
53 連結部材
55 係止手段
56 チェーン(取付部材)

Claims (8)

  1. 円弧状に湾曲する湾曲板(11a)を備えるヒートシンク(11)と、
    前記湾曲板(11a)の湾曲外側に湾曲面に沿って設けられ半導体発光素子(17)が実装された基板(16)と、
    前記湾曲板(11a)の湾曲内側に設けられ前記半導体発光素子(17)を点灯させる点灯回路(19)と
    を備えるランプユニット。
  2. ヒートシンク(11)が湾曲板(11a)の両端を直線的に連結する連結板(11b)を更に備え、前記湾曲板(11a)と前記連結板(11b)との間に点灯回路(19)が設けられた請求項1記載のランプユニット。
  3. 複数の請求項1又は2記載のランプユニット(10)と、
    環状に配置された複数の前記ランプユニット(10)が取付けられる配置具(21,41)と、
    前記配置具(21,41)に設けられた取付部材(24,56)と
    を備えたLEDランプ。
  4. 配置具(21)が、基板(16)を外側にして互いに平行に又は傾斜して環状に配置された複数のランプユニット(10)の先端が取付けられる先端取付具(22)と、環状に配置された複数の前記ランプユニット(10)の基端が取付けられる基端取付具(23)とを備え、
    取付部材(24)が、前記基端取付具(23)に設けられた請求項3記載のLEDランプ。
  5. 配置具(41)が、放射状を成すように環状に配置された複数のランプユニット(10)の内側端がヒンジ(42)を介して取付けられた枢支部材(43)と、前記枢支部材(43)に対する複数の前記ランプユニット(10)の傾斜角度を可変可能に固定する固定手段(50)とを備え、
    取付部材(56)が、前記枢支部材(43)に設けられた請求項3記載のLEDランプ。
  6. 固定手段(50)が、
    枢支部材(43)に立設され先端に取付部材(56)が設けられた支柱(51)と、
    前記支柱(51)に長手方向に移動可能に嵌入された移動部材(52)と、
    前記移動部材(52)と複数の前記ランプユニット(10)とをそれぞれ連結する複数の連結部材(53)と、
    前記移動部材(52)を前記支柱(51)の長手方向の任意の位置で係止させる係止手段(55)と
    を備えた請求項5記載のLEDランプ。
  7. 取付部材が口金(24)である請求項3ないし6のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  8. 取付部材がチェーン(56)を含む請求項3ないし6のいずれか1項に記載のLEDランプ。
JP2018019829A 2018-02-07 2018-02-07 ランプユニット及びそれを備えたledランプ Pending JP2019139867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018019829A JP2019139867A (ja) 2018-02-07 2018-02-07 ランプユニット及びそれを備えたledランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018019829A JP2019139867A (ja) 2018-02-07 2018-02-07 ランプユニット及びそれを備えたledランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019139867A true JP2019139867A (ja) 2019-08-22

Family

ID=67694233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018019829A Pending JP2019139867A (ja) 2018-02-07 2018-02-07 ランプユニット及びそれを備えたledランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019139867A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102190033B1 (ko) * 2020-06-18 2020-12-11 (주)유로컨설팅 보안등용 엘이디 조명장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102190033B1 (ko) * 2020-06-18 2020-12-11 (주)유로컨설팅 보안등용 엘이디 조명장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5320609B2 (ja) ランプ装置および照明器具
JP5160697B2 (ja) 照明装置
US8262249B2 (en) Linear solid-state lighting with broad viewing angle
US7862204B2 (en) LED light
KR101227527B1 (ko) 조명 장치
KR101349843B1 (ko) 조명 장치
KR101126194B1 (ko) 엘이디 조명 장치
JP2010135747A (ja) 発光モジュールおよび照明装置
JP2009129809A (ja) 照明装置
KR101161851B1 (ko) 엘이디 조명장치
KR20080093793A (ko) 전동차 조명용 엘이디 모듈 및 이에 의한 전동차용 엘이디전등
KR20110087012A (ko) Led 조명기구
JP5444484B1 (ja) Led照明装置
JP2012038466A (ja) 光源装置および照明器具
JP2019139867A (ja) ランプユニット及びそれを備えたledランプ
JP6074704B2 (ja) 照明器具
KR101051150B1 (ko) 다운 라이트 조명장치
JP6233087B2 (ja) 照明装置
JP6792201B2 (ja) 照明器具
TW201621208A (zh) 雙類號角元件光準直組合
KR101089672B1 (ko) 고출력 엘이디 소자의 실장 기대 및 이를 이용한 조명장치
JP2010198984A (ja) 照明装置
JP2008300207A (ja) 照明装置
JP2023097627A (ja) 照明装置
JP3196568U (ja) ミニクリプトンランプ型led電球