JP2019139847A - 絶縁充填層用の無機充填物 - Google Patents

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誠司 山下
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誠司 山下
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Ryuta Tsujii
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享寛 平田
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Abstract

【課題】高効率なセラミックスヒータを得るための無機充填物を提供する。【解決手段】保護管内に充填される無機充填物であって、酸化マグネシウム(MgO)、又は酸化マグネシウム(MgO)と窒化ホウ素(BN)との混合物と、第2化合物として、酸化銅(CuO)、酸化第二鉄(Fe2O3)、および四酸化三鉄(Fe3O4)からなる群から選定された、少なくとも一つと、を含む、無機充填物。【選択図】図4

Description

本発明は、浸漬ヒータ等の絶縁充填材等に使用する無機充填物に関する。
保護管が電気絶縁性セラミックスで構成される浸漬ヒータ或いは金属製保護管で構成されるシーズヒータは、該保護管の内部に装填された発熱体と、両者の隙間を埋めるための絶縁充填物とで構成される。
近年、各種産業分野において、浸漬ヒータおよびシーズヒータに対するさらなる高出力化およびコンパクト化(以下、これらを合わせて「高効率化」と称する)が求められている。
例えば、アルミニウム処理産業の分野では、アルミニウムを700℃以上に加熱して、アルミニウム溶湯を準備する必要がある場合がある。この際には、加熱のため、数多くの浸漬ヒータが使用される。この場合、浸漬ヒータの高出力化により、浸漬ヒータの本数を削減することができれば、それだけ浸漬ヒータの設置スペースの縮小が可能となる。また、各浸漬ヒータのサイズを小型化することができれば、この場合も、設置スペースの縮小化を図ることが可能となる。
このような要望に対処するため、これまでに浸漬ヒータの構成に関して、各種検討がなされている。しかしながら、これまでに提案された浸漬ヒータにおいても、十分な高効率化が達成されたとは言い難い。
本発明は、このような背景に鑑みなされたものであり、本発明では、高効率な浸漬ヒータ用およびシーズヒータ用の絶縁充填材に使用する無機充填物を提供することを目的とする。
本発明では、
保護管内に充填される無機充填物であって、
酸化マグネシウム(MgO)、又は酸化マグネシウム(MgO)と窒化ホウ素(BN)との混合物と、
第2化合物として、酸化銅(CuO)、酸化第二鉄(Fe)、および四酸化三鉄(Fe)からなる群から選定された、少なくとも一つと、
を含む、無機充填物が提供される。
本発明では、高効率な絶縁充填層用の無機充填物を提供することができる。
各種無機粉末の放射率の波長依存性をまとめて示した図である。 各種無機粉末の有効熱伝導率の測定結果をまとめて示したグラフである。 各組成のBN−CuO混合粉末における有効熱伝導率の温度依存性をまとめて示したグラフである。 本発明の無機充填物を充填する浸漬ヒータの構成を模式的に示した断面図である。 各ヒータにおいて得られた、ヒータ内部温度と表面負荷密度の関係をまとめて示したグラフである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
前述のように、従来の浸漬ヒータに対しては、さらなる高効率化が要望されている。また、このため各種方策が検討されている。しかしながら、従来の浸漬ヒータの構造では、効率の向上には限界がある。
このような背景の下、本願発明者らは、浸漬ヒータの構造に関して鋭意研究開発を進めてきた。そして、本願発明者らは、浸漬ヒータの保護管の中に、特定の組成の無機充填物を充填することにより、浸漬ヒータの効率向上が可能であることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明では、
保護管内に充填される絶縁充填層用の無機充填物であって、
酸化マグネシウム(MgO)と、又は、酸化マグネシウム(MgO)と窒化ホウ素(BN)との混合物と
第2化合物として、酸化銅(CuO)、酸化第二鉄(Fe)、および四酸化三鉄(Fe)からなる群から選定された、少なくとも一つと、
を含む、無機充填物が提供される。
ここで、前述のような、酸化マグネシウム、又は酸化マグネシウムと窒化ホウ素との混合物と第2化合物との組み合わせは、いずれも、700℃以上の高温において、良好な耐熱性、良好な絶縁性、良好な熱放射性、および良好な熱伝導性を有する。
従って、このような無機充填物を浸漬ヒータに充填することにより、浸漬ヒータの効率を有意に高めることが可能となる。
(本発明の一実施形態による無機充填物について)
次に、本発明の一実施形態による無機充填物(以下、単に「本発明の無機充填物」と称する)について、より詳しく説明する。
(組成)
本発明の無機充填物は、前述のように、酸化マグネシウム(MgO)、又は酸化マグネシウム(MgO)と窒化ホウ素(BN)との混合物と、第2化合物とを含む。
また、第2化合物は、酸化銅(CuO)、酸化第二鉄(Fe)、および四酸化三鉄(Fe)からなる群から選定される。これらの材料は、いずれも、700℃以上の高温において、良好な耐熱性、良好な絶縁性、良好な熱伝導性、および良好な放射率を有する。
従って、本発明の無機充填物は、700℃以上の高温において、良好な耐熱性、良好な絶縁性、良好な熱伝導性、および良好な放射率を示す。
例えば、本発明の無機充填物は、温度25℃、波長λが1000nm以上において、60%以上の放射率を有しても良い。なお、本願において、材料の放射率は、可視近赤外分光光度計により測定される。
図1には、700℃における各化合物粉末の放射率の測定結果をまとめて示す。図1において、横軸は波長であり、縦軸は放射率である。
この結果から、BN、CuO、FeおよびFeは、いずれも、4μm以上の波長λにおいて、良好な放射率を有することがわかる。すなわち、これらの化合物は、4μm以上の波長λにおいて、60%以上の放射率を有する。
図2には、各種無機粉末の有効熱伝導率の測定結果をまとめて示す。
図2において、横軸は温度であり、縦軸は有効熱伝導率である。(1)は、無機粉末がBN+CuO(モル比;90:10)の場合の測定結果であり、(2)は、無機粉末がBN+Fe(モル比;78:22)の場合の測定結果であり、(3)は、無機粉末がBN+Fe(モル比;70:30)の場合の測定結果であり、(4)は、無機粉末がBNのみの場合の測定結果である。
なお、「有効熱伝導率」とは、粉体層中の伝導伝熱および輻射伝熱を含めた見かけの熱伝導率を表す。
この結果から、300℃以上の温度域では、BNと、CuO、FeまたはFeとを含む混合粉末は、いずれも、BN粉末のみの場合に比べて、有意に高い有効熱伝導率を有することがわかる。
従って、酸化マグネシウム(MgO)と窒化ホウ素(BN)との混合粉末からなる無機充填物に比べて、第2化合物として酸化銅(CuO)、酸化第二鉄(Fe)または四酸化三鉄(Fe)とを添加した無機充填物では、より良好な熱伝導率を得ることができると考えられる。
ここで、本発明の無機充填物において、窒化ホウ素(BN)と酸化マグネシウムの割合は、モル比で、1:99〜30:70の範囲であることが好ましく、1:99〜20:80の範囲であることがより好ましい。
また、本発明の無機充填物において、窒化ホウ素と第2化合物との合計と酸化マグネシウムの割合は、モル比で、1:99〜30:70の範囲であることが好ましく、1:99〜20:80の範囲であることがより好ましい。
さらに、本発明の無機充填物において、第2化合物が酸化銅(CuO)、酸化第二鉄(Fe)、および四酸化三鉄(Fe)の少なくとも一つを含む場合、窒化ホウ素と第2化合物の割合は、モル比で、50:50〜99:1の範囲であることが好ましく、80:20〜95:5の範囲であることがより好ましい。
図3には、各組成のBN−CuO混合粉末における有効熱伝導率の温度依存性をまとめて示す。図3において、横軸は温度であり、縦軸は有効熱伝導率である。
また、図中(1)は、BN:CuOが80:20(モル比)の場合の測定結果であり、(2)は、BN:CuOが85:15(モル比)の場合の測定結果であり、(3)は、BN:CuOが90:10(モル比)の場合の測定結果であり、(4)は、BN:CuOが95:5(モル比)の場合の測定結果である。
この結果から、BN:CuOがモル比で、80:20〜95:5の範囲の場合、いずれの温度においても、ほぼ同様の熱伝導率が得られることがわかる。
(形態)
本発明の無機充填物は、いかなる形態で浸漬ヒータに充填されていても良い。例えば、本発明の無機充填物は、無機粉末の形態、または無機粉末を含むペーストの形態であっても良い。
(本発明の一実施形態による浸漬ヒータ)
次に、図4を参照して、本発明の無機充填物を使用する浸漬ヒータの構成について説明する。
図4には、浸漬ヒータの断面の一例を模式的に示す。
図4に示すように、浸漬ヒータ100は、セラミックス製の保護管110と、該保護管110内に装填された発熱体120とを有する。また、浸漬ヒータ100は、無機充填物140を有する。無機充填物140は、保護管110内の発熱体120によって占有された空間以外の部分に充填される。
無機充填物140は、保護管110内部の空隙(発熱体120が装填された後の空隙)に対する無機充填物140の充填率(空隙に対する)が、20%〜60%の範囲となるように充填されても良い。
無機充填物140は、前述のような本発明の無機充填物で構成される。
保護管110は、内部に装填された発熱体を外部から保護する役割を有する。保護管110は、一端が閉止されたセラミックス製の管で構成される。
発熱体120は、浸漬ヒータ100の発熱部分として機能する。図4に示すように、発熱体120は、ヘッド部125と発熱部135とを有する。
ヘッド部125は、発熱体120の上部に位置し、1対の電流端子127および128を有する。ヘッド部125は、浸漬ヒータ100の開放端の部分に設置されるような形態を有する。発熱部135は、発熱体120の下部に位置し、発熱体120への通電により発熱する役割を有する。
発熱体120、特に発熱部135の形状は、特に限られない。発熱部135は、例えば、略棒状および略筒状(例えば円筒状または角筒状)など、各種形態を取り得る。例えば、発熱部135は、図4に示すような、らせん溝を有する略円筒形状であっても良い。
浸漬ヒータ100を使用する際には、浸漬ヒータ100を所定の位置に配置した後、発熱体120のヘッド部125に設けられた電流端子127、128に、電流が通電される。これにより、発熱体120の発熱部135が発熱する。
浸漬ヒータ100では、発熱体120で生じた熱は、「輻射加熱方式」ではなく、「複合加熱方式」で伝達される。
ここで、「輻射加熱方式」とは、炭化珪素等のセラミックス発熱体において採用されている、発熱体からの輻射熱によりセラミックスの保護管を加熱する方式を意味する。この「輻射加熱方式」の場合、発熱体と保護管の間の距離(隙間)を調整するなど、各部材の配置を最適化することにより、加熱効率を幾分高めることができることが知られている。ただし、その効率改善効果は、限定的である。
一方、「複合加熱方式」では、輻射による熱輸送と、熱伝導による熱輸送の両方を利用して、熱が伝達される。
一般に、熱伝導性物質間の熱伝導による熱輸送は、空気層を介した輻射による熱輸送に比べて、著しく効果的であることが知られている。従って、「複合加熱方式」では、発熱体で生じた熱を、より容易にヒータの外部に供給することができる。
これを浸漬ヒータ100で具体的に説明すると、発熱体120で生じた熱は、一部が輻射により保護管110まで伝達され、別の一部は、無機充填物140を介して、熱伝導により保護管110まで伝達されることになる。また、無機充填物140は、前述のような、良好な熱伝導性および良好な放射性を有する材料で構成されている。
従って、浸漬ヒータ100では、保護管110に、より効率的に熱を伝達することができる。
その後、浸漬ヒータ100が所定の温度まで加熱される。浸漬ヒータ100の加熱温度(保護管110の外側の温度)は、例えば、500℃〜1000℃の範囲であっても良い。
以上のように、本発明の一実施形態では、従来に比べて、より高率な浸漬ヒータを提供することが可能となる。例えば、浸漬ヒータ100の場合、1000℃において、約10W/cm以上の表面負荷密度を得ることができる。例えば、浸漬ヒータ100では、1000℃において、40W/cm以上の表面負荷密度が得られる。
なお、本願において、「表面負荷密度」とは、ヒータの単位断面積当たりの出力値を意味する。
(浸漬ヒータの各構成部材)
次に、浸漬ヒータの各構成部材を、より詳細に説明する。
なお、ここでは、一例として、図4に示した浸漬ヒータ100の構成を例に、各構成部材について説明する。従って、各構成部材を表す際には、図4で使用した参照符号を使用する。
(保護管110)
保護管110は、浸漬ヒータ100の使用環境において、絶縁性および耐熱性を有する限り、いかなるセラミックス材料で構成されても良い。
保護管110は、例えば、窒化ケイ素(例えばSi)を含んでも良い。特に、保護管110は、窒化ケイ素で構成されても良い。あるいは、保護管110は、サイアロンで構成されても良い。
保護管110の寸法は、特に限られない。例えば、保護管110の延伸方向に垂直な断面は、300mm〜1000mmの間の最大寸法を有しても良い。ここで、最大寸法とは、断面が円の場合、円の直径を意味し、断面が楕円の場合、長軸の直径を意味し、断面が矩形の場合、矩形の対角線の最大値を意味する。
(発熱体120)
発熱体120は、浸漬ヒータ100の使用環境において、耐熱性および導電性を有する限り、いかなる材料で構成されても良い。
発熱体120は、例えば、金属またはセラミックスで構成されても良い。
発熱体120がセラミックスで構成される場合、発熱体120は、例えば、炭化ケイ素(SiC)、ケイ化タングステン(例えばWSi)、ケイ化モリブデン(例えばMoSi)、およびカーボン(C)からなる群から選定された少なくとも一つを含んでも良い。
前述のように、発熱体120の形状は、特に限られない。発熱体120は、例えば、棒状(内部が非空洞)、円筒状または角筒状(内部が空洞)等であっても良い。また、発熱体120には、らせん溝などが形成されていても良い。
また、発熱体120の寸法は、特に限られない。例えば、発熱体120の延伸方向に垂直な断面は、200mm〜500mmの間の最大寸法を有しても良い。
次に、本発明の実施例について説明する。
(例1)
以下の方法で、浸漬ヒータを作製した。
まず、保護管として、一端が閉止された窒化ケイ素製の円筒管を準備した。円筒管の寸法は、外径50mmφ、内径42mmφ、全長800mmである。
次に、保護管の内部に、炭化ケイ素製の発熱体を挿入した。発熱体は、発熱部が直径40mmφ、全長300mmの円筒状形状を有する。また、発熱部には、該発熱部がらせん形状となるように、らせん溝を形成した。発熱体の1000℃での抵抗値は、1.17Ωである。
次に、保護管の内部に、無機充填物として、無機混合粉末を充填した。
無機混合粉末は、窒化ホウ素(BN)と酸化マグネシウム(MgO)の混合粉末とした。窒化ホウ素と酸化マグネシウムの割合(BN:MgO)は、モル比で、5:95である。
次に、保護管の開放端に発熱体のヘッド部を取り付け、保護管の内部を密閉した。
これにより、浸漬ヒータ(以下、「例1に係るヒータ」と称する)が作製された。
(例2)
例1と同様の方法により、浸漬ヒータを作製した。
ただし、この例2では、無機混合粉末として、窒化ホウ素(BN)、酸化マグネシウム(MgO)、および酸化第二鉄(Fe)の混合粉末を使用した。各化合物の割合(BN:MgO:Fe)は、モル比で、19:80:1である。
得られた浸漬ヒータを以下、「例2に係るヒータ」と称する。
(例3)
例1と同様の方法により、浸漬ヒータを作製した。
ただし、この例3では、保護管内に無機混合粉末を充填しなかった。
得られた浸漬ヒータを以下、「例3に係るヒータ」と称する。
(評価)
前述の方法で作製した各ヒータを用いて、以下のような出力特性評価を実施した。
ヒータに通電させる電流量を制御して、ヒータの内部温度を各温度に調整した。また、各内部温度において得られるヒータの表面負荷密度を評価した。表面負荷密度は、ヒータの電流値と電圧値を測定し、両者の積をヒータの断面積で除することにより算定した。
図5には、各ヒータにおいて得られた、ヒータの内部温度と表面負荷密度の関係をまとめて示す。
図5に示すように、例3に係るヒータでは、ヒータの内部温度を高めても、あまり高い表面負荷密度が得られないことがわかる。
これに対して、例1および例2に係るヒータでは、ヒータの内部温度の上昇に伴い、有意に高い表面負荷密度が得られることがわかる。例えば、例1に係るヒータでは、1000℃において、約40W/cmの表面負荷密度が得られており、例2に係るヒータでは、1000℃において、40W/cmを超える表面負荷密度が得られることがわかった。
このように、例1および例2に係るヒータにおいては、例3に係るヒータに比べて、高い出力が得られることが確認された。
100 浸漬ヒータ
110 保護管
120 発熱体
125 ヘッド部
127、128 電流端子
135 発熱部
140 無機充填物

Claims (4)

  1. 保護管内に充填される無機充填物であって、
    酸化マグネシウム(MgO)、又は酸化マグネシウム(MgO)と窒化ホウ素(BN)との混合物と、
    第2化合物として、酸化銅(CuO)、酸化第二鉄(Fe)、および四酸化三鉄(Fe)からなる群から選定された、少なくとも一つと、
    を含む、無機充填物。
  2. 前記窒化ホウ素と酸化マグネシウムとの割合は、モル比で、1:99〜30:70(BN:MgO)の範囲である、請求項1に記載の無機充填物。
  3. 前記第2化合物は、酸化銅(CuO)、酸化第二鉄(Fe)、および四酸化三鉄(Fe)の少なくとも一つを含み、
    前記窒化ホウ素と、前記酸化銅(CuO)、酸化第二鉄(Fe)、および四酸化三鉄(Fe)の合計との割合は、モル比で、50:50〜99:1の範囲である、請求項2に記載の無機充填物。
  4. 当該無機充填物は、無機粉末、または無機粉末を含むペーストの形態である、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の無機充填物。
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