JP2019139398A - 機器制御装置及びプログラム - Google Patents

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Yasuhiro Sugawara
康博 菅原
大祐 大石
Daisuke Oishi
大祐 大石
中嶋 節男
Setsuo Nakajima
節男 中嶋
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Abstract

【課題】地域範囲における不特定の人の状況を的確に把握して、地域範囲に対応する機器の動作を適切に制御できるようにする。【解決手段】所定の地域範囲においてそれぞれが予め定められた位置に設けられ、設けられた位置に対応する検出範囲における物体の存在の有無の検出を行う物体検出部から出力される検出情報を取得する情報取得部と、情報取得部により取得された物体検出部ごとの検出情報に基づいて、存在が検出された物体の移動状況を判定する移動状況判定部と、移動状況判定部により判定された物体の移動状況に基づいて、地域範囲に関連する所定の機器にて所定の動作が行われるように制御する機器制御部とを備えて機器制御装置を構成する。【選択図】図6

Description

本発明は、機器制御装置及びプログラムに関する。
宅内サブネットのデバイスと宅外サブネットワークのデバイスとの連係動作として、宅内サブネットワークが構築された住宅の住人がドアから外出する時に、当該住宅の出口に面した街路に沿って間隔を介して設けられた複数の街路灯のうち、住宅の出口に該当する地区の街路灯の照度を上昇させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、照明器具の照射領域の明るさ分布を検出する明るさ検出センサとしてTVカメラを使用し、TVカメラによって得られる画像の所要エリアにおいて、明るさを検出すると共に、物体センサとしての機能により人の有無を検出することによって、照明の必要性を適宜判断して常に適正かつ有効な照明を行う技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−172388号公報 特開2002−289377号公報
例えば商店街等のような商業的な地域範囲において、地域範囲における機器を適宜動作させることにより販売促進を図ることが考えられる。この場合において、地域範囲に存在する不特定の人の状況を的確に把握できるようにすることが求められる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、宅内サブネットワークが構築された住宅の住人の状況に応じて街路灯を制御することに限定され、不特定の人の状況に応じて機器を制御することはできない。
また、特許文献2に記載の技術では、単に人が存在するあるいは存在しないという状況の区分に応じて照明が制御されるに留まっている。この点で、特許文献2に記載の技術は、地域範囲の販売促進等を考慮すると、人の状況の把握が不十分であり、適切に機器の動作を制御することも困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、地域範囲における不特定の人の状況を的確に把握して、地域範囲に対応する機器の動作を適切に制御できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の一態様は、所定の地域範囲においてそれぞれが予め定められた位置に設けられ、設けられた位置に対応する検出範囲における物体の存在の有無の検出を行う物体検出部から出力される検出情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部により取得された前記物体検出部ごとの検出情報に基づいて、存在が検出された物体の移動状況を判定する移動状況判定部と、前記移動状況判定部により判定された物体の移動状況に基づいて、前記地域範囲に関連する所定の機器にて所定の動作が行われるように制御する機器制御部とを備える機器制御装置である。
また、本発明の一態様は、コンピュータを、所定の地域範囲においてそれぞれが予め定められた位置に設けられ、設けられた位置に対応する検出範囲における物体の存在の有無の検出を行う物体検出部から出力される検出情報を取得する情報取得部、前記情報取得部により取得された前記物体検出部ごとの検出情報に基づいて、存在が検出された物体の移動状況を判定する移動状況判定部、前記移動状況判定部により判定された物体の移動状況に基づいて、前記地域範囲に関連する所定の機器にて所定の動作が行われるように制御する機器制御部として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、地域範囲における不特定の人の状況を的確に把握して、地域範囲に対応する機器の動作を適切に制御できるようになるという効果が得られる。
本実施形態における地域管理システムの全体構成例を示す図である。 本実施形態における公衆対応設備群の構成の具体例を示す図である。 本実施形態における街灯装置を備える公衆対応設備群の設置態様例を示す図である。 本実施形態における街灯装置の構成例を示す図である。 本実施形態における公衆対応設備関連サーバの構成例を示す図である。 本実施形態における人移動状況の判定手法例について説明する図である。 本実施形態における速度対応分類情報の判定手法例について説明する図である。 本実施形態における公衆対応設備関連サーバが実行する処理手順例を示すフローチャートである。
[地域管理システムの構成]
図1は、本実施形態における地域管理システムの全体構成例を示している。本実施形態の地域管理システムは、同図に電力管理地域1として示す所定の地域範囲における電力を管理する。また、本実施形態の地域管理システムは、公衆対応設備の動作を管理し、公衆対応設備により得られた情報に基づく情報提供を行うことができる。また、本実施形態の地域管理システムは、公衆対応設備群12が設置された所定の地域範囲(電力管理地域1としての地域範囲に含まれる地域範囲である)において存在する端末装置(個人端末TM−P、従事者端末TM−W)に情報を送信することができる。
本実施形態において、公衆対応設備群12が設置される所定の地域範囲は商店街(所定の地域範囲の一例)である。また、公衆対応設備群12に含まれる公衆対応設備は、商店街において照明として設置される街灯装置である。
同図を参照して、まず、本実施形態の地域管理システムにおける電力管理の構成について説明する。
電力管理地域1においては、複数の需要家施設11が存在する。本実施形態において、需要家施設11は、それぞれ、住宅、商店、商業施設、産業施設等であって、個人、企業、自治体等の需要家が所有する施設である。
各需要家施設11は、電力線PLと接続されている。また、本実施形態の需要家施設11は、太陽光発電装置11aと蓄電池11bを備える。また、図示は省略するが、需要家施設11は、需要家施設11内での電力管理を行う施設内電力管理装置を備えてよい。
なお、需要家施設11のうちには、太陽光発電装置11aと蓄電池11bのいずれか一方を備える需要家施設11があってもよい。また、需要家施設11のうちには、太陽光発電装置11aと蓄電池11bのいずれも備えない需要家施設11があってもよい。
なお、以降の説明において、需要家を需要家施設11と同義で記載する場合がある。
また、電力管理地域1においては、公衆対応設備群12が備えられる。公衆対応設備群12は、例えば電力管理地域1において配置される1以上の公衆対応設備を含む。本実施形態において、公衆対応設備とは、電力管理地域1にいる不特定の人(通行者)を対象として所定の公共的な目的に応じて設置される設備である。
公衆対応設備群12に含まれる公衆対応設備は、電力線PLから供給される電力により稼働される。
なお、電力管理地域1において、公衆対応設備群12は複数が配置されてよい。複数の公衆対応設備群12が備えられる場合、各公衆対応設備群12は、それぞれが異なる地域範囲に設置されてもよい。また、各公衆対応設備群12は、異なる目的に応じた異なる公衆対応設備を備えてもよい。
また、電力管理地域1においては、共有蓄電池13が備えられる。共有蓄電池13は、需要家施設11、公衆対応設備群12に対して共通に備えられる蓄電池である。共有蓄電池13は、電力線PLと接続されている。なお、電力管理地域1としては、共有蓄電池13が設置されない態様がとられてもよい。
また、電力管理地域1においては電力管理装置14が備えられる。電力管理装置14は、電力管理地域1における需要家施設11、公衆対応設備12及び共有蓄電池13を対象として電力管理を行う。
また、電力管理地域1において設置される電力線PLは、例えば電力会社が供給する商用交流電源ACと接続されている。また、電力線PLは、例えば電力管理地域1以外の外部電力管理地域1Aに設置された電力線と接続されている。
電力管理に関して上記のような構成を有する地域管理システムでは、商用交流電源AC、あるいは外部電力管理地域1Aから融通されるようにして供給される電力(外部供給電力)により需要家施設11における負荷、公衆対応設備群12などを稼働させることができる。また、地域管理システムでは、外部供給電力を利用して商用交流電源ACから供給される電力を共有蓄電池13に充電させることができる。
また、地域管理システムでは、需要家施設11ごとにおいて、太陽光発電装置11aにより発電された電力を利用して施設内の負荷を稼働させることができる。また、需要家施設11ごとにおいて、太陽光発電装置11aにより発電された電力や電力線PL経由で供給された電力を蓄電池11bに充電させることができる。
また、1つの需要家施設11において、例えば負荷電力が少ない状態であるために、太陽光発電装置11aにより発電された電力や蓄電池11bに蓄積された電力が使用しきれずに余剰分が発生する場合がある。このような場合、需要家施設11は、余剰分の電力を、負荷に供給する電力が不足している他の需要家施設11、公衆対応設備群12、あるいは共有蓄電池13等に供給することができる。これにより、電力管理地域1における電力自立率(消費電力における電力管理地域1における発電電力由来の電力の比率)を高めることができる。
また、需要家施設11にて発生した余剰分の電力は、上記のように電力管理地域1にて消費されてもよいし、電力管理地域1全体において発電される電力が電力管理地域1全体で必要な電力を越えているような状況では、電力管理地域1外に逆潮流(売電)されてもよい。
また、共有蓄電池13は、上記のように電力管理地域1における需要家施設11にて発生した余剰電力を充電することができる。共有蓄電池13は、充電により蓄積した電力を、例えば電力管理装置14の制御に応じて放電させ、電力線PLに出力させることができる。共有蓄電池13から出力された電力は、電力管理地域1における需要家施設11及び公衆対応設備群12にて消費されてもよいし、電力管理地域1外に逆潮流(売電)されてもよい。
上記の説明から理解されるように、本実施形態の電力管理地域1においては、太陽光発電装置11a、蓄電池11b、共有蓄電池13等が備えられることで、電力自立率を高めることが可能になる。これにより、電力管理地域1としては、需要家の負担となる電力使用料を抑制することが可能になる。また、電力自立率の向上によって電力会社から供給される電力の使用を抑制できることに伴い、電力会社による発電量も抑制されることから環境負荷の低減も図ることができる。
電力管理地域1においては、公衆対応設備関連システムの中枢である公衆対応設備関連サーバ100(機器制御装置の一例)が備えられる。
公衆対応設備関連サーバ100は、電力管理地域1内に設置されたアクセスポイントAPなどと無線LAN(Local Area Network)経由で通信可能に接続される。本実施形態において、アクセスポイントAPは、公衆対応設備群12が設置された商店街にて、商店街に存在する端末と通信が可能なように設置される。なお、同図において示されているアクセスポイントは1つであるが、複数のアクセスポイントAPが適宜配置されてよい。
アクセスポイントAPは、通信距離に位置する通行者SJが所持する個人端末TM−Pや、通信距離に位置する従事者WKが所持する従事者端末TM−Wと通信を行う。通行者SJは、公衆対応設備群12が設置される商店街を通行する者である。即ち、通行者SJは、商店街にとっての客である。従事者WKは、公衆対応設備群12が設置される商店街における店舗にて例えば店員として業務に従事する者である。これにより、公衆対応設備関連サーバ100は、公衆対応設備群12が設置される商店街に存在する個人端末TM−Pや従事者端末TM−Wと通信を行うことができる。
また、公衆対応設備関連サーバ100は、例えばアクセスポイントAP経由で、公衆対応設備群12における公衆対応設備のそれぞれと通信可能に接続される。これにより、公衆対応設備関連サーバ100は、公衆対応設備群12における公衆対応設備の動作を制御することができる。また、公衆対応設備関連サーバ100は、公衆対応設備が備えるセンサにより検出された情報を取得することができる。
[公衆対応設備群の具体例]
図2は、本実施形態の公衆対応設備群12の構成の具体例を示している。なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
同図では、公衆対応設備群12が公衆対応装置として、20個の街灯装置200−A〜200−Tを備えている例が示されている。以降の説明において、街灯装置200−A〜200−Tについて特に区別しない場合には、街灯装置200と記載する。
また、同図では、公衆対応設備群12が備える公衆対応装置(街灯装置200)が20個である例を示しているが、公衆対応設備群12が備える公衆対応装置の数については特に限定されない。
街灯装置200のそれぞれは、アクセスポイントAP経由で公衆対応設備関連サーバ100と通信可能に接続されている。街灯装置200のそれぞれは、近距離無線通信が可能とされている。街灯装置200が対応する近距離無線通信の方式としては特に限定されないが、例えばBluetooth(登録商標)等を挙げることができる。これにより、街灯装置200は、近距離無線通信の通信距離にある端末(個人端末TM−P)と通信を行うことができる。
図3は、街灯装置200を備える公衆対応設備群12の設置態様例を示している。同図においては、電力管理地域1における商店街STRが示されている。同図においては、商店街STRを平面方向からみている。商店街STRの通りには、個人端末TM−Pを所持する通行者SJが存在している状態が例示されている。また、商店街STRにおけるある店舗STにおいて従事者端末TM−Wを所持する従事者WKが存在している状態が例示されている。
同図に示されるように、街灯装置200は、商店街STRの通りの両端のそれぞれにおいて、適宜、隣り合う街灯装置200と或る距離を隔てて設置される。
図4は、街灯装置200の構成例を示している。同図の街灯装置200は、アクセスポイント対応通信部201、物体センサ202、制御部203、照明部204、表示部205、音出力部206、及び近距離無線対応通信部207を備える。
アクセスポイント対応通信部201は、アクセスポイントAPと無線LANによる通信を行う。
物体センサ202(物体検出部の一例)は、設けられた場所に対応する物体の有無を検出する。物体センサ202の検出方式については特に限定されないが、例えば焦電型の赤外線センサなどであって、周囲との温度変化(温度差)を感知するものであってよい。即ち、本実施形態の物体センサ202は、物体の有り無しに応じた2値的な検出信号を出力するものである。また、物体センサ202が人を検知可能な距離は、例えば最も近い位置にある他の街灯装置200に備えられる物体センサ202の検出可能距離に応じた検出範囲とできるだけ重複しないように設定されることが好ましい。
ここで、例えば周囲との温度変化(温度差)の感知により物体センサ202が検出する物体としては、人を対象としている。つまり、物体センサ202は、周囲の温度に対する人の体温による温度変化の有無を検知することにより、物体としての人の有無を検出する。
制御部203は、街灯装置200としての機能を実現するための各種制御を実行する。制御部203としての機能は、街灯装置200において備えられるCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより実現される。
制御部203は、物体センサ202の検出結果に基づく物体検出情報を、アクセスポイント対応通信部201により公衆対応設備関連サーバ100に対して送信させることができる。街灯装置200から送信される物体検出情報には、物体検出情報の送信元の街灯装置200を示す街灯装置IDが含まれる。
照明部204は、制御部203の制御に応じて照明器具を発光させることにより照明を行う部位である。本実施形態において、照明部204が備える照明器具は、特に限定されないが、例えばLED(Light Emitted Diode)であってもよい。そのうえで、本実施形態の照明部204として、例えば異なる発光色のLEDを備えることで、制御部203による制御に応じて、照明部204による照明光の色を変化させることが可能とである。
表示部205は、表示を行う部位である。表示部205としての表示デバイスは、例えばマトリクス状にLEDのドットが配列されたものであってもよいし、液晶表示デバイスなどであってよい。表示部205の表示は、制御部203によって制御される。表示部205による表示は、例えば商店街における広告などのためにデジタルサイネージを行う場合に利用される。
音出力部206は、制御部203の制御に応じて、例えばスピーカなどから音を出力させる部位である。
近距離無線対応通信部207は、例えばBluetooth等の近距離無線通信による通信を行う。
このような構成の街灯装置200は、一例として、表示部205が通行者SJによって見やすい高さに設置されればよい。この場合、照明部204は、照明光により下方向を照らすようにされてよい。
[公衆対応設備関連サーバの構成例]
図5は、公衆対応設備関連サーバ100の構成例を示している。同図の公衆対応設備関連サーバ100は、街灯装置200を備える公衆対応設備群12に対応する。同図の公衆対応設備関連サーバ100は、通信部101、制御部102及び記憶部103を備える。
通信部101は、インターネットINT経由で通信を行う部位である。
制御部102は、公衆対応設備関連サーバ100としての機能を実現するための各種制御を実行する。制御部102としての機能は、公衆対応設備関連サーバ100が備えるCPUがプログラムを実行することによって実現される。
同図の制御部102は、情報取得部121、移動状況判定部122、及び機器制御部123を備える。
情報取得部121は、街灯装置200に備えられる物体センサ202から出力される物体検出情報を取得する。街灯装置200の物体センサ202は、人の有無の検出に応じた物体検出情報を出力する。街灯装置200は、物体センサ202から出力された物体検出情報を公衆対応設備関連サーバ100に送信する。情報取得部121は、受信された物体検出情報を通信部101経由で取得する。
移動状況判定部122は、情報取得部121により取得された前記物体検出部ごとの検出情報に基づいて、存在が検出された物体の移動状況を判定する。また、移動状況判定部122は、情報取得部121により取得された物体検出部ごとの検出情報に基づいて、存在が検出された物体の移動速度を算出し、算出された移動速度に基づいて、移動状況の判定対象とする物体と、移動状況の判定対象から除外する物体とを弁別する。
機器制御部123は、移動状況判定部122による人の移動状況に関する判定結果に基づいて、商店街STRにおいて存在する所定の機器にて所定の動作が行われるように制御する。なお、本実施形態において「機器」と「装置」とは同義として扱われる場合がある。
記憶部103は、制御部102が利用する各種の情報を記憶する。同図の記憶部103は、設備設置情報記憶部131、従事者登録情報記憶部132、通知情報記憶部133、及び速度対応分類情報記憶部134を備える。
設備設置情報記憶部131は、設備設置情報を記憶する。設備設置情報は、図3に例示したように商店街STRに設置された街灯装置200ごとの位置(設置位置)を示す情報である。設備設置情報は、例えば街灯装置200を示す街灯装置IDごとに、商店街STRの地図に対応の位置を指定した情報であってよい。このような設備設置情報を参照することで、例えば図3のように商店街STRに設置された街灯装置200ごとの設置位置が把握される。
従事者登録情報記憶部132は、公衆対応設備関連サーバ100からの情報通知を受けるユーザとして登録された従事者に関する情報である、従事者登録情報を記憶する。従事者WKは、公衆対応設備関連サーバ100からの情報通知を受けるにあたり、自分が所持する従事者端末TM−Wに情報通知の受信機能を有するアプリケーション(従事者利用アプリケーション)をインストールされる。従事者WKは、自分が所持する従事者端末TM−Wにインストールされた従事者利用アプリケーションにユーザアカウント(例えば、ユーザID、パスワード)を入力してログインすることにより、従事者利用アプリケーションを利用可能となる。
1の従事者WKに対応する従事者登録情報は、従事者端末TM−Wにインストールされた従事者利用アプリケーションのアプリケーションIDと、ユーザにより登録されたユーザアカウントとを含む。
通知情報記憶部133は、通知情報として、個人端末TM−Pに送信する個人端末対応通知情報と、従事者端末TM−Wに送信する従事者端末対応通知情報とを記憶する。
速度対応分類情報記憶部134は、速度対応分類情報を記憶する。速度対応分類情報については後述する。
[公衆対応設備関連システムの動作概要]
本実施形態の公衆対応設備関連システムにおいては、街灯装置200のそれぞれが備える物体センサ202により人の有無が検出される。公衆対応設備関連サーバ100は、物体センサ202のそれぞれから出力される検出情報に基づいて、人の移動状況(人移動状況)を判定する。そして、公衆対応設備関連サーバ100は、判定された人の移動状況に基づいて、商店街STRに関連する所定の機器にて所定の動作が行われるように機器制御を行う。機器制御の態様については後述する。
公衆対応設備関連サーバ100による人移動状況の判定手法例について説明する。
公衆対応設備関連サーバ100において、移動状況判定部122は、情報取得部121により街灯装置200のそれぞれから取得された物体検出情報を取り込む。物体検出情報には、時刻が対応付けられる。移動状況判定部122は、時刻が対応付けられた物体検出情報に基づき、商店街STRにおいて街灯装置200が設置された位置(街灯設置位置)ごとに対応させて、物体の存在が検出された時刻(反応点)を取得する。
移動状況判定部122は、取得された反応点に基づいて、商店街STRにおける物体の移動状況として、商店街STRの通路における移動範囲と移動速度と移動方向とを判定することができる。この点について、図6を参照して説明する。
移動状況判定部122は、取得した反応点を、街灯設置位置と時刻とに対応つけてマッピングする。図6(A)、図6(B)、図6(C)、図6(D)の各図には、反応点がマッピングされるマッピング領域が示されている。同図のマッピング領域は、縦軸が街灯設置位置であり、横軸が時刻である。縦軸の街灯設置位置に手示されるアルファベットの文字は、図3の街灯装置200−A〜200−Kに対応する。縦軸は、上から下にかけて順に、商店街STRの通路における西から東に沿った順で街灯装置200の街灯設置位置が対応付けられている。移動状況判定部122は、このようなマッピング領域に対する反応点のマッピングに相当する処理を実行する。
移動状況判定部122は、反応点をマッピング領域にマッピングすることで、マッピングされた反応点のうちで、商店街STRの通路における物体の移動に対応して、マッピング領域にて規則的にマッピングされる反応点を抽出する。
図6(A)、図6(B)、図6(C)、図6(D)は、それぞれ、1の物体の移動に対応するものとして抽出された反応点の一例を示している。
移動状況判定部122は、図6(A)、図6(B)、図6(C)、図6(D)の各図に対応して、以下のように物体の移動状況を判定する。
図6(A)の場合、抽出された反応点は、時刻t1〜t2の期間において、街灯装置200−Kに対応する街灯設置位置にて開始され、街灯装置200−Jに対応する街灯設置位置にて終了している。この場合、移動状況判定部122は、物体の移動範囲について、街灯装置200−Kに対応する街灯設置位置から街灯装置200−Jに対応する街灯設置位置までであると判定する。また、移動状況判定部122は、物体の移動方向について、反応点のマッピングパターンに対応して導出した近似線(一点鎖線により示される)が右下がりの傾向であることから、西から東であると判定する。このような移動範囲と移動方向の組み合わせは、例えば、物体が商店街STRの通路を西から東の方向に通過した場合に対応して得られる。
また、移動状況判定部122は、物体の移動速度を判定(算出)する。移動状況判定部122は、物体の移動速度の算出にあたり、一例として、反応点のマッピングパターンに対応する近似線の傾きに基づいて、単位時間における物体の移動距離を求めることで、物体の移動速度を算出してよい。
あるいは、移動状況判定部122は、抽出された反応点のうちから所定の規則に従って2つの反応点の組を選択し、選択された反応点に対応する街灯装置200間の距離と、選択された反応点間の時間とに基づいて移動速度を算出してもよい。この場合において、移動状況判定部122は、抽出された反応点のうちから複数の異なる2つの反応点の組を選択して、各組ごとに算出した移動速度に基づいて、物体の移動速度を算出してもよい。また、移動状況判定部122は、抽出された反応点の開始から終了までの期間において、例えば速度の変化点を検出し、変化点に対応して区分される期間ごとに速度を算出するようにされてもよい。
図6(B)の場合、抽出された反応点は、時刻t11〜t12の期間において、街灯装置200−Kに対応する街灯設置位置にて開始され、街灯装置200−Tに対応する街灯設置位置にて終了している。この場合、移動状況判定部122は、物体の移動範囲について、街灯装置200−Cに対応する街灯設置位置から街灯装置200−Tに対応する街灯設置位置までであると判定する。また、移動状況判定部122は、物体の移動方向については、西から東であると判定する。
このような物体の移動範囲及び移動方向も、例えば物体が商店街STRの通路を西から東の方向に通過した場合に得られる。
また、同図において示される反応点のマッピングパターンに対応して定まる近似線(一点鎖線により示される)は、例えば図6(A)の反応点のマッピングパターンに対応して定まる近似線よりも傾きが小さい。従って、この場合に移動状況判定部122が算出する物体の移動速度は、図6(A)の場合よりも遅い。
図6(C)の場合、抽出された反応点は、時刻t21〜t22の期間において、街灯装置200−Nに対応する街灯設置位置にて開始され、街灯装置200−Sに対応する街灯設置位置にて終了している。この場合、移動状況判定部122は、物体の移動範囲について、街灯装置200−Nに対応する街灯設置位置から街灯装置200−Sに対応する街灯設置位置までの区間であると判定する。また、移動状況判定部122は、物体の移動方向については、西から東であると判定する。このような物体の移動範囲及び移動方向は、例えば物体が人(通行者SJ)であるとして、以下のような場合に対応して得られる。つまり、通行者SJが街灯装置200−Nに対応する街灯設置位置の近傍の店舗から通路に出て、ここから街灯装置200−Sのほうに向かって移動し、街灯装置200−Sに対応する街灯設置位置の近傍の店舗に入ったような場合である。また、移動状況判定部122は、このように、商店街STRの通路における一部の区間に対応する反応点のパターンであっても、前述の手法によって物体の移動速度を算出することができる。
図6(D)の場合、抽出された反応点は、時刻t31〜t32の期間において、街灯装置200−Iに対応する街灯設置位置にて開始され、街灯装置200−Bに対応する街灯設置位置にて終了している。この場合、移動状況判定部122は、物体の移動範囲について、街灯装置200−Iに対応する街灯設置位置から街灯装置200−Bに対応する街灯設置位置までの区間であると判定する。また、この場合の近似線の傾きは右上がりの傾向にあるので、移動状況判定部122は、物体の移動方向については、東から西であると判定する。また、移動状況判定部122は、前述の手法によって物体の移動速度を算出する。
このように、移動状況判定部122は、物体の移動状況として、商店街STRの通路における移動範囲、移動速度、及び移動方向を判定することができる。
しかしながら、本実施形態の物体センサ202が例えば焦電型の赤外線センサであることから、検出される物体には、人だけではなく、自動車やバイク等のように熱を発する車両等も含まれる。また、物体として検出される人のうちには、歩行している人と、自転車やバイクなどの車両に乗っている人が混在する。
本実施形態において、商店街STRの通路における物体の移動状況の判定結果は、商店街STRにおける販売促進を図るための機器制御に用いられる。そのうえで、商店街STRの販売促進に貢献できるのは、商店街STRにて存在する人であるといえる。さらに、人であっても、自転車やバイク等の車両に乗っている人は、或る目的を持って商店街STRを単に通過する可能性が高いことから、商店街STRの販売促進に貢献できるのは、歩行者としての人であるとの考え方を採ることができる。
そこで、移動状況判定部122は、上記の考え方に沿って、移動状況の判定対象とされた物体について、歩行者と歩行者以外の物体とに分類する。
物体の分類にあたり、移動状況判定部122は、物体の移動状況についての判定要素の1つである移動速度と、速度対応分類情報記憶部134が記憶する速度対応分類情報を利用する。
速度対応分類情報は、分類区分ごとに移動速度を対応付けた情報である。図7は、速度対応分類情報記憶部134が記憶する速度対応分類情報の一例を示している。同図の例では、分類区分として、歩行者、自転車、及びエンジン付車両が設定されている。そのうえで、歩行者、自転車、及びエンジン付車両ごとに移動速度の範囲が対応付けられている。
移動状況判定部122は、分類対象の物体の移動速度が、速度対応分類情報記憶部134が記憶する速度対応分類情報において示される分類区分ごとに対応付けられた移動速度範囲のいずれに該当するのかについて判定する。移動状況判定部122は、分類対象の物体について、移動速度が該当した移動速度範囲に対応付けられた分類区分に属するものとして判定する。図7との対応では、分類対象の物体は、歩行者、自転車、及びエンジン付車両のうちのいずれかに分類される。この結果、本実施形態において、商店街STRの通路における歩行者としての人についての移動状況として、移動範囲、移動方向、移動速度、を判定することができる。即ち、本実施形態によっては、商店街STRにおける歩行者としての通行者SJの状況を的確に把握することが可能になる。
[機器制御例]
上記のように処理が実行されることで、本実施形態の公衆対応設備関連サーバ100は、商店街STRにおいて移動する歩行者としての通行者SJの移動状況を判定することができる。このような歩行者としての通行者SJごとの移動状況の判定結果に基づき、公衆対応設備関連サーバ100によっては、商店街STRの通路における歩行者の流れ(人流)を把握できることになる。本実施形態においては、把握された歩行者の流れに応じて、商店街STRに対応する機器にて所定の動作が行われるように制御(機器制御)を行う。公衆対応設備関連サーバ100が行う機器制御として、以下の機器制御例1〜5を挙げる。以下の説明にあたり、通行者SJは、歩行者に分類された人を指す。
〔機器制御例1(照明制御)〕
公衆対応設備関連サーバ100の機器制御部123が販売促進のために行う機器制御の1つは、街灯装置200における照明の制御である。
機器制御部123は、照明制御として、移動状況判定部122により判定された通行者SJの人流に基づき、通行者SJの移動に追従させるように、街灯装置200(照明機器の一例)の照明部204による照明の明るさを変更する(照明制御)。
具体的に、機器制御部123は、商店街STRの通路において通行者SJが存在している場所(あるいは通行者SJが一定以上の密度の場所)に対応する位置に設置された街灯装置200については、照明部204による照明を、例えば標準よりも明るくする。これにより、商店街STRの通路を通行者SJが移動していても、常に通行者SJの存在する場所を、通行者SJの存在していない場所よりも明るく照らすことができる。これにより、商店街STRを歩行する通行者SJにとって行動しやすく、また心地よい環境が得られる。この結果、商店街STRに人が集まりやすい環境が整って集客効果が期待され、結果的に商店街STRにおける販売促進も期待できる。
そのうえで、通行者SJが存在していない場所に対応する街灯装置200については、照明部204による照明を標準よりも暗くしてよい。これにより、例えば商店街STRにおける電力の節減を図ることができる。
〔機器制御例2(表示制御)〕
また、公衆対応設備関連サーバ100の移動状況判定部122は、通行者SJの移動状況の判定結果に基づいて、商店街STRの通路において通行者SJが集中する場所を時間とともに予測してよい。
そのうえで、機器制御部123は、機器制御として、通行者SJが集中すると予測された場所(予測集中場所)に対応して設置されている街灯装置200(表示機器の一例)の表示部205にて、通行者SJが集中すると予測された時刻(予測集中時刻)に対応するタイミングで、所定の内容の表示を行わせるようにしてもよい(表示制御)。
具体的に、機器制御部123は、表示制御対象の街灯装置200に対して、商店街STRにおける広告内容を有する表示情報を送信する。広告内容は、商店街STRにおける所定の店舗の広告であってもよいし、商店街STRにて行われるイベント等を告知するようなものであってもよい。
このような表示制御によって、商店街STRにおいて通行者SJが集中している場所にて効率よく広告を提示できる。これにより、商店街STRでの販売促進が期待できる。
なお、表示部205における表示にとともに、音出力部206から音を出力させてもよい。
また、例えば商店街STRにおける1以上の所定の場所に、街灯装置200とは個別に表示装置を設け、機器制御部123は、予測集中場所に対応する場所に設置された表示装置にて通行者SJに向けて情報が提供されるように表示制御を行ってもよい。
〔機器制御例3(端末通知制御1)〕
また、公衆対応設備関連サーバ100の機器制御部123は、機器制御として、移動状況判定部122により判定された通行者SJの移動状況に基づいて、商店街STRの通路における特定の場所に存在している通行者SJの個人端末TM−Pにて、所定のタイミングで、個人端末対応通知情報(所定の情報の一例)が受信されるように制御してよい(端末通知制御1)。つまり、この場合の機器制御は、個人端末TM−Pとしての機器が個人端末対応通知情報を受信する動作が行われるようにする制御である。個人端末対応通知情報は、例えば商店街STRに関連する広告内容を有する情報であってよい。
端末通知制御1の一具体例として、例えば移動状況判定部122は、機器制御例2の場合と同様に、通行者SJの移動状況の判定結果に基づいて、予測集中場所と、予測集中時刻を予測してよい。
そのうえで、機器制御部123は、機器制御として、予測集中時刻に対応するタイミングで、予測集中場所に対応して設置されている街灯装置200に個人端末対応通知情報を送信する。
個人端末対応通知情報は、任意の街灯装置200に対応付けられて管理されてもよい。一例として、店舗の広告としての個人端末対応通知情報については、対応の店舗に最も近い街灯装置200(もしくは、対応の店舗の位置から一定以内の距離に設置された街灯装置200)に対応付ける。この場合、機器制御部123は、通知情報記憶部133が記憶する個人端末対応通知情報のうちで、予測集中場所に対応する街灯装置200に対応付けられた個人端末対応通知情報を、予測時刻に応じたタイミングで予測集中場所に対応する街灯装置200に送信する。このような個人端末対応通知情報は、対応付けられた街灯装置200の近傍の店舗に関する広告内容を有するようなものであってよい。
個人端末対応通知情報を受信した街灯装置200は、受信された個人端末対応通知情報を、近距離無線対応通信部207と接続されている端末に対して送信(転送)する。近距離無線対応通信部207は、端末が通信距離以内にまで近づいたことに応じて端末とペアリングを行い、通信距離に存在する端末と通信可能に接続される。これにより、近距離無線対応通信部207の通信距離に位置している個人端末TM−Pは、近距離無線対応通信部207と通信可能な状態にあり、個人端末対応通知情報を受信(取得)することができる。
個人端末TM−Pは、受信された個人端末対応通知情報を出力する。一例として、個人端末対応通知情報は以下のように通知されてよい。個人端末対応通知情報を受信した個人端末TM−Pは、例えば所定の情報通知用のアプリケーションにより、個人端末対応通知情報の受信を通知する通知動作を実行する。通知動作は例えばプッシュ通知でよい。個人端末対応通知情報の受信の通知に気付いた通行者SJは、個人端末TM−Pを操作して受信された個人端末対応通知情報を表示させる。
このように端末通知制御1が行われることで、予測集中場所にまで移動してきた多くの通行者SJは、自分が所持する個人端末TM−Pにて出力させた個人端末対応通知情報を閲覧できる。個人端末対応通知情報は、前述のように例えば商店街STRに関連する広告内容を有する。通行者SJは、閲覧した個人端末対応通知情報の内容に関心があれば、例えば広告元の店舗に赴くなどの行動をとる可能性がある。このように、端末通知制御1が行われることによって、商店街STRの通路における或る場所に集中している通行者に効率よく広告を提示することができることから、商店街STRでの販売促進が期待できる。
〔機器制御例4(端末通知制御2)〕
また、公衆対応設備関連サーバ100の移動状況判定部122は、機器制御例3の場合と同様に、予測集中場所と予測集中時刻とを予測してよい。
そのうえで、機器制御部123は、機器制御として、予測集中時刻に対応するタイミングで、予測集中場所に対応付けられた従事者端末TM−Wにて従事者端末対応通知情報(所定の情報の一例)が受信されるようにしてよい(端末通知制御2)。つまり、この場合の機器制御は、従事者端末TM−Wとしての機器が従事者端末対応通知情報を受信する動作が行われるようにする制御である。
端末通知制御2の実行にあたり、機器制御部123は、従事者登録情報記憶部132から、予測集中場所に対応する街灯装置200を示す街灯装置指定情報を含む従事者登録情報を検索する。機器制御部123は、検索された従事者登録情報が示すアプリケーションIDのそれぞれを送信先として従事者端末対応通知情報を送信する。送信タイミングは、通行者SJが集中すると予測された時刻に対応するタイミングである。このようにすれば、例えば、従事者WKは、商店街STRにおいて自分が希望する場所において、通行者SJの流れが集中したタイミングで従事者端末対応通知情報を受け取ることができる。
このような従事者端末対応通知情報を受け取った従事者WKは、例えば店頭で客に声かけをするなど、通行者SJに向けて、自分の店に来てもらうようにするための何らかの施策をとることができる。これにより、商店街STRでの販売促進が期待される。
[処理手順例]
図8のフローチャートを参照して、本実施形態の公衆対応設備関連サーバ100が実行する処理手順例について説明する。
ステップS101:情報取得部121は、街灯装置200のそれぞれから物体検出情報の取得を実行する。ステップS101の処理は、一定時間ごとに行われてもよい。あるいは、ステップS101の処理は、街灯装置200が、物体センサにより物体の存在が検出されたことに応じて物体検出情報を出力するようにされている場合には、物体検出情報が出力される都度、出力された物体検出情報を取得するようにされてもよい。
ステップS102:情報取得部121は、ステップS101により取得された物体検出情報に基づいて、図6にして説明したように、マッピング領域に対する反応点のマッピングに対応する処理を実行する。
ステップS103:移動状況判定部122は、現時点におけるマッピング領域に対する反応点のマッピング結果に基づいて、物体ごとの移動状況を判定する。つまり、移動状況判定部122は、反応点のマッピング結果から、物体の移動に対応する反応点を抽出し、反応点が抽出された物体ごとに移動状況として、移動範囲、移動速度、及び移動方向を判定する。
ステップS104:ステップS103により移動状況の判定が行われた物体には、歩行者以外に、自転車やエンジン付き車両等が含まれる。そこで、移動状況判定部122は、ステップS103により判定された移動状況の要素の1つである移動速度と、速度対応分類情報記憶部134が記憶する速度対応分類情報とに基づき、移動状況の判定が行われた物体について分類する。
ステップS105:機器制御部123は、ステップS104により歩行者として分類された物体の移動状況の判定結果に基づき、機器制御を実行する。ステップS105における機器制御としては、前述の機器制御例1〜4のうちの1以上が実行されればよい。
なお、本実施形態における物体の移動状況判定の構成は、商店街STR以外の地域範囲にて適用されてよい。例えば一般道における所定の区間において本実施形態における物体の移動状況判定の構成が適用されてよい。この場合、例えば車両の移動状況(移動方向、移動速度)を判定し、移動先に人が存在している場合には、一般道に沿って配置された街灯装置のうち車両と人との間に存在する街灯装置の照明を制御して、車両の運転者に対して進行方向に人が存在していることの注意喚起が促されるようにしてよい。具体的には、車両と人との間に存在する街灯装置の照明を、通常とは異なる所定の色に変化させるようにしてよい。特に、人が存在している位置に対応する街灯装置の照明色については、強い注意喚起が促されるような色により照明を行うとよい。
なお、上述の公衆対応設備関連サーバ100や街灯装置200等の公衆対応設備としての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の公衆対応設備関連サーバ100や街灯装置200等の公衆対応設備としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 電力管理地域、12 公衆対応設備群、13 共有蓄電池、14 電力管理装置、100 公衆対応設備関連サーバ、101 通信部、102 制御部、103 記憶部、121 情報取得部、122 移動状況判定部、123 機器制御部、131 設備設置情報記憶部、132 従事者登録情報記憶部、133 通知情報記憶部、134 速度対応分類情報記憶部、200(200−A〜200−T) 街灯装置、201 アクセスポイント対応通信部、202 物体センサ、203 制御部、204 照明部、205 表示部、206 音出力部、207 近距離無線対応通信部

Claims (9)

  1. 所定の地域範囲においてそれぞれが予め定められた位置に設けられ、設けられた位置に対応する検出範囲における物体の存在の有無の検出を行う物体検出部から出力される検出情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得された前記物体検出部ごとの検出情報に基づいて、存在が検出された物体の移動状況を判定する移動状況判定部と、
    前記移動状況判定部により判定された物体の移動状況に基づいて、前記地域範囲に関連する所定の機器にて所定の動作が行われるように制御する機器制御部と
    を備える機器制御装置。
  2. 前記移動状況判定部は、
    前記情報取得部により取得された前記物体検出部ごとの検出情報に基づいて、存在が検出された物体の移動速度を算出し、算出された移動速度に基づいて、存在が検出された物体を分類する
    請求項1に記載の機器制御装置。
  3. 前記機器制御部は、
    前記地域範囲においてそれぞれ異なる場所に設置される照明機器のうちの少なくとも一部の動作を制御する
    請求項1または2に記載の機器制御装置。
  4. 前記照明機器は、所定の地域範囲において公衆を対象としてそれぞれ異なる場所に設置される公衆対応設備としての街灯に備えられる
    請求項3に記載の機器制御装置。
  5. 前記機器制御部は、
    前記地域範囲においてそれぞれ異なる場所に設置される複数の表示機器のうちの少なくとも一部において所定の表示が行われるように制御する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の機器制御装置。
  6. 前記機器制御部は、
    前記地域範囲において存在する端末装置にて所定の情報が受信されるように制御する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の機器制御装置。
  7. 前記機器制御部は、
    所定の情報の送信先として予め登録された端末装置にて前記所定の情報が取得されるように制御する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の機器制御装置。
  8. 前記物体検出部は、
    前記所定の地域範囲において公衆を対象としてそれぞれ異なる場所に設置される公衆対応設備に備えられる
    請求項1から6のいずれか一項に記載の機器制御装置。
  9. コンピュータを、
    所定の地域範囲においてそれぞれが予め定められた位置に設けられ、設けられた位置に対応する検出範囲における物体の存在の有無の検出を行う物体検出部から出力される検出情報を取得する情報取得部、
    前記情報取得部により取得された前記物体検出部ごとの検出情報に基づいて、存在が検出された物体の移動状況を判定する移動状況判定部、
    前記移動状況判定部により判定された物体の移動状況に基づいて、前記地域範囲に関連する所定の機器にて所定の動作が行われるように制御する機器制御部
    として機能させるためのプログラム。
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