JP2019139287A - 移動体制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人への安全が向上する移動体制御装置を提供する。【解決手段】第1領域演算部61は、環境認識部30が障害物を検出したとき、第1の回避領域Ra1を演算する。相対距離測定部71は、環境認識部30が別移動体を検出したとき、移動部20から別移動体までの距離である移動体間距離Lmを測定する。第2領域演算部62は、移動体間距離Lmが小さくなったとき、第1の回避領域Ra1よりも小さい範囲である第2の回避領域Ra2を演算する。領域記憶部は、第1の回避領域Ra1を記憶し、第2の回避領域Ra2を記憶する。移動制御部80は、環境認識部30が障害物を検出したとき、第1の回避領域Ra1に障害物が侵入しないように移動部20を制御し、移動体間距離Lmが小さくなったとき、第2の回避領域Ra2に別移動体が侵入しないように移動部20を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、移動体制御装置に関する。
従来、特許文献1に記載されているように、移動体から離れた所定の領域に障害物が入らないように、移動体を制御する移動体制御装置が知られている。
特開2012−168990号公報
特許文献1の構成では、既知の障害物を検出したとき、既知の障害物が第1の領域に入らないように、移動体を制御する。領域が設定されることによって、領域の大きさに応じて、移動体が移動する通路の幅を大きくする必要がある。通路の幅が大きくなると、工場等の敷地面積が大きくなる虞がある。
一方で、特許文献1の構成では、未知の障害物を検出したとき、未知の障害物が第1の領域よりも大きい第2の領域に未知の障害物が入らないように、移動体を制御する。また、移動体が障害物候補に対して通常に設定されている離間距離よりも接近可能となる接近可能領域が地図に設けられている。目標地点が接近可能領域内である場合、第2の領域を小さくする。この構成では、接近可能領域内で作業者等の人が移動する場合、第2の領域を狭くしてしまうため、移動体は、作業者に接近し、接触する虞がある。
本発明の目的は、人への安全が向上する移動体制御装置を提供することにある。
本発明の移動体制御装置は、移動部(20)、環境認識部(30)、第1領域演算部(61)、相対距離測定部(71)、第2領域演算部(62、562)、領域記憶部(74)および移動制御部(80)を備える。
移動部は、通路(10、11、12、13)を移動可能である。
環境認識部は、移動部に対して、前後、左右もしくは天地側の障害物(25)または通路を移動可能な別移動体(91)を検出可能である。
第1領域演算部は、環境認識部が障害物を検出したとき、移動部から所定の距離(Lr1)に位置する第1仮想線(U1、C1)に囲まれた範囲である第1の回避領域(Ra1)を演算する。
相対距離測定部は、環境認識部が別移動体を検出したとき、移動部から別移動体までの距離である移動体間距離(Lm)を測定する。
第2領域演算部は、移動体間距離が小さくなったとき、移動部から所定の距離(Lr2)に位置する第2仮想線(U2、C2)に囲まれた範囲であり、第1の回避領域よりも小さい範囲である第2の回避領域(Ra2)を演算する。
領域記憶部は、第1領域演算部が第1の回避領域を演算したとき、第1の回避領域を記憶し、第2領域演算部が第2の回避領域を演算したとき、第2の回避領域を記憶する。
移動制御部は、環境認識部が障害物を検出したとき、第1の回避領域に障害物が侵入しないように移動部を制御し、移動体間距離が小さくなったとき、第2の回避領域に別移動体が侵入しないように移動部を制御する。
別移動体のみに対して、比較的小さな回避領域が設定される。また、作業者等の障害物と移動部とのすれ違い、または、障害物と移動部とが横に並ぶとき、比較的大きな回避領域が設定される。このため、作業者等に対して、安全な距離を保ちつつ、移動部が作業を行える。したがって、人への安全が向上する。
第1実施形態による移動体制御装置の斜視図。 第1実施形態による移動体制御装置のブロック図。 第1実施形態による移動体制御装置の地図管理部を説明するための図。 第1実施形態による移動体制御装置の第1領域演算部の処理を説明するための図。 第1実施形態による移動体制御装置の相対距離測定部および第2領域演算部の処理を説明するための図。 第1実施形態による移動体制御装置の第2領域演算部の処理を説明するための図。 第1実施形態による移動体制御装置の第2領域演算部の処理を説明するための図。 第1実施形態による移動体制御装置の経路計画部の処理を説明するための図。 第1実施形態による移動体制御装置の制御を説明するためのフローチャート。 第2実施形態による移動体制御装置の第1領域演算部の処理を説明するための図。 第2実施形態による移動体制御装置の第2領域演算部の処理を説明するための図。 第3実施形態による移動体制御装置の環境認識部が障害物の指示部を検出したときにおける移動体制御装置の制御を説明するための図。 第3実施形態による移動体制御装置の移動部が停止し、別移動体が障害物の指示部を検出したときにおける別移動体の処理を説明するための図。 第3実施形態による移動体制御装置の移動部が停止し、別移動体が停止したときにおける別移動体の処理を説明するための図。 第4実施形態による移動体制御装置の移動部が別移動体を追っているときにおける移動体制御装置の制御を説明するための図。 第4実施形態による移動体制御装置の移動部が別移動体に並んだときにおける移動体制御装置の制御を説明するための図。 第5実施形態による移動体制御装置のブロック図。 第5実施形態による移動体制御装置の経路判定部および第2領域演算部の処理を説明するための図。 他の実施形態による移動体制御装置の制御を説明するためのフローチャート。
以下、実施形態による移動体制御装置を図面に基づいて説明する。複数の実施形態の説明において、実質的に同一の構成には、同一の符号を付して説明する。本実施形態という場合、複数の実施形態を包括する。本実施形態の移動体制御装置は、例えば、通路10を有する工場に設けられており、搬送物を搬送するなどに用いられる。通路10の幅を通路幅Wpとする。
(第1実施形態)
図1に示すように、移動体制御装置1は、移動部20、環境認識部30、移動体モニタ40、移動体操作部45および制御部50を備える。
移動部20は、搬送物を積載可能である。また、移動部20は、4つの車輪21および電動機22を有し、通路10を移動可能である。移動部20の前進方向を「前」とする。移動部20の後退方向を「後」とする。移動部20の前進方向から見て上側を「天」とする。移動部20の前進方向から見て下側を「地」とする。移動部20の前進方向から見て右側を「右」とする。移動部20の前進方向から見て左側を「左」とする。
車輪21は、メカナムホイールであり、4つ以上の円筒24を含む。
円筒24は、樽型であり、車輪21の円周上に設けられている。また、円筒24は、円筒24の軸が車輪21の軸に対して45度傾くように、設けられている。さらに、円筒24は、車輪21に対して自由に回転可能である。
電動機22は、モータであり、通電されることにより、回転可能である。電動機22は、各車輪21に接続されている。電動機22により、各車輪21は、それぞれ回転可能である。各車輪21の回転方向の組み合わせにより、移動部20は、四方八方に移動できる。車輪21および電動機22により、移動部20は、全方向に移動可能である。電動機22には、エンコーダが設けられており、車輪21の回転数である車輪回転数eが検出される。
環境認識部30は、レーダ、ソナーまたはカメラを有し、障害物25または別移動体91を判別可能であり、前後、左右もしくは天地側の障害物25または別移動体91を検出可能である。環境認識部30により検出された障害物等は、環境情報Ieとして得られる。環境認識部30が物体を検出可能な範囲を物体検出範囲Aoとする。図において、物体検出範囲Aoをドット柄で記載している。
障害物25は、例えば、通路壁、作業台、設備、転倒物または転倒者、歩行者もしくは作業者等の人である。別移動体91は、移動体制御装置1と同様の構成を備え、移動体制御装置1と同様の制御が可能である。移動体制御装置1と別移動体91とは、互いに通信が可能である。
移動体モニタ40は、画面41を有し、移動部20の前側に設けられている。移動部20の動作状態、積載部に積載されている搬送物の状態または移動体制御装置1の状態等を画面41に表示可能である。画面41には、例えば、環境認識部30の画像、搬送物の名称、地図M、移動体出発地Sm、移動体目的地Gm、移動体経路Xm、移動体推定位置Epまたは移動体制御装置1に関する異常もしくは警告等が表示されている。
移動体操作部45は、移動体モニタ40と一体になっており、移動体モニタ40は、タッチパネルである。なお、移動体モニタ40と移動体操作部45とは、別体であってもよい。移動体操作部45は、ティーチングペンダント等であり、制御部50の制御を変更可能である。移動体モニタ40および移動体操作部45は、移動部20の前側に設けられることに限定されず、移動部20の後側、右側または左側に設けられてもよい。また、アクチュエータ等により、移動体モニタ40および移動体操作部45は、回転可能であってもよい。
制御部50は、マイコンを主体として構成されており、CPU、読み出し可能な非一時的有形記録媒体、ROM、I/O、および、これらの構成を接続するバスライン等を備えている。制御部50の各処理は、ROM等の実体的なメモリ装置に予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。また、制御部50の各処理は、制御周期t毎に演算、設定または更新される。制御周期tは、例えば、0.1秒から2.0秒である。
図2に示すように、制御部50は、地図管理部51、移動体目的設定部52、経路計画部53、速度検出部54、加速度検出部55、自己位置推定部56および移動制御部80を有する。
図3に示すように、地図管理部51は、障害物25の位置情報ならびに移動部20および別移動体91が移動する範囲を有する地図Mを設定可能である。地図Mは、複数の通路10または複数の設備の配置等が詳細に設定されている。図において、地図Mの一部が模式的に記載されている。また、地図Mには、X、Yのデカルト座標が設定されている。図において、X軸は、紙面左から右に延びており、紙面左から右に向かう方向をX軸の正方向とする。Y軸は、紙面下から上に延びており、紙面下から上に向かう方向をY軸の正方向とする。X、Yのデカルト座標の基準点Oを移動部20の中心とする。
移動体目的設定部52は、地図Mにおける移動部20の出発地である移動体出発地Smおよび地図Mにおける移動部20の目的地である移動体目的地Gmを設定可能である。移動体出発地Smおよび移動体目的地Gmは、任意に設定可能であり、移動体制御装置1の目的に応じて、設定される。
経路計画部53は、移動体出発地Smおよび移動体目的地Gmに基づいて、移動体経路Xmを設定可能である。また、経路計画部53は、地図Mの幾何学関係に基づいて、スプライン補間またはクロソイド曲線を用いて、経路を設定する。なお、経路計画部53は、ダイクストラ法またはA*アルゴリズムを用いて、経路を設定してもよい。
速度検出部54は、車輪回転数eに基づき、移動部20の速さである移動体速さVmを検出可能である。なお、速度検出部54は、電波または光を用いて、ドップラ効果により反射された電波または光に生じる周波数偏移を抽出して、移動体速さVmを測定してもよい。検出された移動体速さVmは、移動制御部80、所定時間演算部73、第2領域演算部62および領域記憶部74に出力される。
加速度検出部55は、ジャイロセンサであり、角速度ωを検出可能である。また、加速度検出部55は、角速度ωに基づき、移動部20の加速度である移動体加速度amを検出可能である。なお、加速度検出部55は、圧電素子を含む加速度センサを有し、移動部20の加速度を検出してもよい。演算された移動体加速度amは、移動制御部80、所定時間演算部73および第2領域演算部62に出力される。
自己位置推定部56は、環境情報Ie、地図M、移動体経路Xm、移動体速さVm,角速度ωおよび移動体加速度amに基づいて、地図Mにおける移動部20の位置または向きを推定可能である。推定された移動部20の位置を移動体推定位置Epとする。推定された移動部20の向きを移動体推定方向Edとする。
本実施形態では、自己位置推定部56は、各データに基づいて、カルマンフィルタまたはパーティクルフィルタ等のベイズフィルタを介して、移動体推定位置Epの確率分布である位置確率分布Pmを演算して、移動体推定位置Epを推定する。演算された位置確率分布Pmは、位置誤差演算部72に出力される。推定された移動体推定位置Epおよび移動体推定方向Edは、移動制御部80に出力される。
移動制御部80は、車輪21および電動機22を制御して、移動部20の移動を制御可能である。移動制御部80は、環境情報Ie、地図M、移動体出発地Sm、移動体目的地Gm、移動体経路Xm、移動体推定位置Ep、移動体推定方向Ed、角速度ω、移動体加速度amおよび移動体速さVmに基づいて、移動部20を制御する。移動制御部80により、移動部20は、自律して移動可能である。
従来、特許文献1に記載されているように、移動体から離れた所定の領域に障害物が入らないように、移動体を制御する移動体制御装置が知られている。特許文献1の構成では、既知の障害物を検出したとき、既知の障害物が第1の領域に入らないように、移動体を制御する。領域が設定されることによって、領域の大きさに応じて、移動体が移動する通路の幅を大きくする必要がある。通路の幅が大きくなると、工場等の敷地面積が大きくなる虞がある。
一方で、特許文献1の構成では、未知の障害物を検出したとき、未知の障害物が第1の領域よりも大きい第2の領域に未知の障害物が入らないように、移動体を制御する。また、移動体が障害物候補に対して通常に設定されている離間距離よりも接近可能となる接近可能領域が地図に設けられている。目標地点が接近可能領域内である場合、第2の領域を小さくする。この構成では、接近可能領域内で作業者等の人が移動する場合、第2の領域を狭くしてしまうため、移動体は、作業者に接近し、接触する虞がある。そこで、本実施形態の移動体制御装置1により、人への安全が向上する。
制御部50は、第1領域演算部61、相対距離測定部71、位置誤差演算部72、第2領域演算部62、所定時間演算部73および領域記憶部74をさらに有する。
図4に示すように、第1領域演算部61は、環境認識部30が障害物25を検出したとき、第1の回避領域Ra1を演算する。なお、第1の回避領域Ra1は、地図M上または移動部20の周囲に設定される。第1の回避領域Ra1は、移動部20の端から所定の距離である第1距離Lr1に位置する第1仮想線U1に囲まれた範囲である。なお、図において、第1仮想線U1の所在を明確にするため、第1仮想線U1を実線で記載している。第1距離Lr1は、障害物25に基づいて、設定される。演算された第1の回避領域Ra1は、領域記憶部74に出力される。
図5に示すように、相対距離測定部71は、環境認識部30が別移動体91を検出したとき、移動部20から別移動体91までの距離である移動体間距離Lmを測定する。相対距離測定部71は、レーダまたはソナーを有する。相対距離測定部71は、適当な変調が与えられた電波、音波または光の送信信号の振幅、周波数または位相と受信信号との相関から抽出される送受間の時間差によって、移動体間距離Lmを測定する。移動体間距離Lmは、第2領域演算部62、経路計画部53および領域記憶部74に出力される。
位置誤差演算部72は、位置確率分布Pmに基づき、位置確率分布Pmの分散、半値幅または標準偏差である移動体位置誤差Errを演算する。本実施形態では、位置誤差演算部72は、位置確率分布Pmの分散として、移動体位置誤差Errを演算する。演算された移動体位置誤差Errは、第2領域演算部62に出力される。
第2領域演算部62は、移動体間距離Lmが小さくなったとき、第1の回避領域Ra1よりも小さい範囲である第2の回避領域Ra2を演算する。第2の回避領域Ra2は、第1の回避領域Ra1と同様に、移動部20の端から所定の距離である第2距離Lr2に位置する第2仮想線U2に囲まれた範囲である。なお、図において、第2仮想線U2の所在を明確にするため、第2仮想線U2を一点鎖線で記載している。第2領域演算部62は、第2距離Lr2は、第1距離Lr1よりも小さくなるように、第2の回避領域Ra2を演算する。
第2領域演算部62は、移動体速さVm、移動体加速度amおよび移動体位置誤差Errに基づいて、第2距離Lr2を演算する。第2領域演算部62は、第2距離Lr2を演算し、第2の回避領域Ra2を演算する。なお、第2の回避領域Ra2は、第1の回避領域Ra1と同様に、地図M上または移動部20の周囲に設定される。
図6に示すように、第2領域演算部62は、移動部20が前進しているとき、以下関係式(1)を満たすように、第2距離Lr2を演算する。Lvは、現在の移動体速さVmによる制御周期tあたりの移動量である。Laは、現在の移動体加速度amによる制御周期tあたりの移動量である。図6において、説明をわかりやすくするため、移動部20および第2の回避領域Ra2を拡大して記載している。
Lr2≧Err+Lv+La
Lv=Vm×t
La=0.5×am×t×t ・・・(1)
図7に示すように、第2領域演算部62は、移動部20の前方に対して移動部20の角度がθとなるように、移動部20が回転しながら、または、方向を変更しながら移動するとき、以下関係式(2)を満たすように、第2距離Lr2を演算する。なお、関係式(2)において、(+X)は、基準点Oに対するX軸の正方向の値を表す。(−X)は、基準点Oに対するX軸の負方向の値を表す。(+Y)は、基準点Oに対するY軸の正方向の値を表す。(−Y)は、基準点Oに対するY軸の負方向の値を表す。また、図7において、説明をわかりやすくするため、移動部20および第2の回避領域Ra2を拡大して記載している。
例えば、Lr2(+X)は、基準点Oに対するX軸の正方向の第2距離Lr2である。Lr2(−X)は、基準点Oに対するX軸の負方向の第2距離Lr2である。Lr2(+Y)は、基準点Oに対するY軸の正方向の第2距離Lr2である。Lr2(−Y)は、基準点Oに対するY軸の負方向の第2距離Lr2である。同様に、Err、LvおよびLaは、表されている。
Lr2(+X)≧Err(+X)+Lv(+X)×cosθ+La(+X)×cosθ
Lr2(−X)≧Err(−X)+Lv(−X)×cosθ+La(−X)×cosθ
Lr2(+Y)≧Err(+Y)+Lv(+Y)×sinθ+La(+Y)×sinθ
Lr2(−Y)≧Err(−Y)+Lv(−Y)×sinθ+La(−Y)×sinθ
・・・(2)
図8に示すように、経路計画部53は、移動体間距離Lmが小さくなったとき、移動体経路Xmを再計画する。再計画された移動体経路Xmを移動体再経路Xm_Rとする。移動体再経路Xm_Rは、移動部20の第2の回避領域Ra2と別移動体91の第2の回避領域Ra2とが近づきつつ、移動部20の第2の回避領域Ra2と別移動体91の第2の回避領域Ra2とが重ならないように、変更される。移動体再経路Xm_Rは、自己位置推定部56および移動制御部80に出力される。なお、このとき、別移動体91も経路を再計画する。図8において、移動体経路Xmを破線で記載する。また、移動体再経路Xm_Rを二点鎖線で記載する。
所定時間演算部73は、移動部20の前面と別移動体91の後面とが同一平面上に位置したときから移動部20の後面と別移動体91の後面とが同一平面上に位置するまでの時間である所定時間Tpを演算可能である。第1実施形態では、所定時間Tpは、移動部20と別移動体91とがすれ違う過程における時間である。
また、所定時間演算部73は、前後方向における移動部20の長さ、移動体速さVm、移動体加速度am、前後方向における別移動体91の長さ、別移動体91の速さおよび別移動体91の加速度に基づいて、所定時間Tpを演算する。演算された所定時間Tpは、領域記憶部74および経路計画部53に出力される。
領域記憶部74は、第1領域演算部61が第1の回避領域Ra1を演算したとき、第1の回避領域Ra1を記憶する。また、領域記憶部74は、第2領域演算部62が第2の回避領域Ra2を演算したとき、第2の回避領域Ra2を記憶する。記憶された第1の回避領域Ra1および第2の回避領域Ra2は、移動制御部80に出力される。
さらに、領域記憶部74は、所定時間Tpが経過した後、記憶した第2の回避領域Ra2を消去する。また、このとき、経路計画部53は、移動体再経路Xm_Rを移動体経路Xmに変更し、経路を移動体経路Xmに戻す。
また、領域記憶部74は、移動部20が停止したとき、すなわち、移動体速さVmがゼロであるとき、記憶した第1の回避領域Ra1を消去する。本明細書中、「ゼロ」は、常識的な誤差範囲を含むものとする。
移動制御部80は、環境認識部30が障害物25を検出したとき、第1の回避領域Ra1に障害物25が侵入しないように、移動部20を制御する。また、移動制御部80は、環境認識部30が別移動体91を検出し、移動体間距離Lmが小さくなったとき、第2の回避領域Ra2に別移動体91が侵入しないように、移動部20を制御する。
図9のフローチャートを参照して、移動体制御装置1の制御について説明する。フローチャートにおいて、「S」は、ステップを意味する。なお、初期状態では、地図M、移動体出発地Sm、移動体目的地Gmおよび移動体経路Xmは、移動体制御装置1に設定されている。
ステップ101において、環境認識部30は、障害物25を検出したか否かを判定する。環境認識部30が障害物25を検出したとき、処理は、ステップ102に移行する。環境認識部30が障害物25を検出しなかったとき、処理は、ステップ103に移行する。
ステップ102において、第1領域演算部61は、第1の回避領域Ra1を演算する。領域記憶部74は、第1の回避領域Ra1を記憶する。
ステップ103において、環境認識部30は、別移動体91を検出したか否かを判定する。環境認識部30が別移動体91を検出したとき、処理は、ステップ104に移行する。環境認識部30が別移動体91を検出しなかったとき、処理は、ステップ113に移行する。
ステップ104において、相対距離測定部71は、移動体間距離Lmを測定する。第2領域演算部62は、移動体間距離Lmが小さくなったか否かを判定する。フローチャートにおいて、Lm(N)は、現時点で測定した移動体間距離Lmを表す。Lm(N−1)は、前回測定した移動体間距離Lmを表す。移動体間距離Lmが小さくなったとき、処理は、ステップ105に移行する。移動体間距離Lmが変化しない、または、移動体間距離Lmが大きくなったとき、処理は、ステップ113に移行する。
ステップ105において、第2領域演算部62は、第2の回避領域Ra2を演算する。領域記憶部74は、第2の回避領域Ra2を記憶する。
ステップ106において、経路計画部53は、移動体経路Xmを再計画し、移動体経路Xmを移動体再経路Xm_Rに変更する。
ステップ107において、移動制御部80は、移動体再経路Xm_Rに沿って移動部20が移動するように、移動部20を制御する。
ステップ108において、環境認識部30は、別移動体91を検出したか否かを再度判定する。環境認識部30が別移動体91を検出したとき、処理は、ステップ104に移行する。環境認識部30が別移動体91を検出しなかったとき、処理は、ステップ109に移行する。
ステップ109において、所定時間演算部73は、所定時間Tpを演算する。
ステップ110において、領域記憶部74および経路計画部53は、所定時間Tpが経過したか否かを判定する。所定時間Tpが経過していないとき、移動部20が移動しつつ、ステップ110の処理が繰り返される。所定時間Tpが経過した後、処理は、ステップ111に移行する。
ステップ111において、領域記憶部74は、記憶された第2の回避領域Ra2を消去する。
ステップ112において、経路計画部53は、移動体再経路Xm_Rを移動体経路Xmに変更し、経路を移動体経路Xmに戻す。
ステップ113において、移動制御部80は、移動体経路Xmに沿って移動部20が移動するように、移動部20を制御する。
ステップ114において、領域記憶部74は、移動体速さVmがゼロであるか否かを判定する。すなわち、領域記憶部74は、移動部20が停止したか否かを判定する。移動体速さVmがゼロであるとき、処理は、ステップ115に移行する。移動体速さVmがゼロでないとき、処理は、ステップ101に戻る。
ステップ115において、領域記憶部74は、記憶された第1の回避領域Ra1を消去し、終了する。なお、このとき、領域記憶部74が第1の回避領域Ra1を記憶していない場合も、処理は、終了する。
[1]移動制御部80は、環境認識部30が障害物25を検出したとき、第1の回避領域Ra1に障害物25が侵入しないように、移動部20を制御する。また、移動制御部80は、環境認識部30が別移動体91を検出し、移動体間距離Lmが小さくなるとき、第2の回避領域Ra2に別移動体91が侵入しないように、移動部20を制御する。別移動体91のみに対して、比較的小さな回避領域が設定される。また、作業者等の障害物25と移動部20とのすれ違い、または、作業者等の障害物25と移動部20とが横に並ぶとき、比較的大きな回避領域が設定される。このため、作業者等に対して、安全な距離を保ちつつ、移動部20が作業を行える。したがって、人への安全が向上する。
さらに、別移動体91と移動部20とがすれ違うとき、比較的小さな回避領域が設定される。別移動体91と移動部20とを近づけることができるため、別移動体91と移動部20とがすれ違う通路10では、通路幅Wpを小さくできる。通路幅Wpを小さくできるため、工場の敷地面積を小さくできる。
[2]領域記憶部74は、所定時間Tpが経過した後、記憶された第2の回避領域Ra2を消去する。これにより、移動体制御装置1は、別移動体91とすれ違わないとき、演算負荷を低減できる。
[3]第2領域演算部62は、移動体速さVm、移動体加速度amおよび移動体位置誤差Errに基づいて、第2の回避領域Ra2を演算する。これにより、移動部20または別移動体91の走行状態の影響を緩和できる。このため、移動部20または別移動体91の走行状態によらず、移動部20と別移動体91とが接触しにくくなる。移動部20と別移動体91との安全が向上する。
[4]領域記憶部74は、移動部20が停止したとき、第1の回避領域Ra1を消去する。これにより、障害物25または別移動体91が移動部20に近づいたとき、移動部20が不意に移動することがなくなる。障害物25または別移動体91と移動部20との不意な接触が防止され、人または別移動体91への安全がより向上する。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1領域演算部および第2領域演算部の演算が異なる点を除き、第1実施形態と同様である。
図10に示すように、第1領域演算部61は、移動部20の外側に位置する任意の点を中心とする第1半径Dr1の円を少なくとも1つ演算する。第1半径Dr1は、第1距離Lr1と同様に、障害物25に基づいて、設定される。この1つの円を第1円C1とする。第1円C1は、第1仮想線U1に相当する。第1円C1の中心を第1中心O1とする。第1領域演算部61は、第1の回避領域Ra1として、第1円C1の全てを含む領域を演算する。第2実施形態では、第1領域演算部61は、4個の第1円C1を演算している。4個の第1円C1の領域が第1の回避領域Ra1に相当する。図において、第1円C1の所在を明確にするため、第1円C1を破線で記載している。
図11に示すように、第2領域演算部62は、移動部20の外縁または移動部20の外側に位置する任意の点を中心とする第2半径Dr2の円を少なくとも1つ演算する。この1つの円を第2円C2とする。第2円C2は、第2仮想線U2に相当する。第2円C2の中心を第2中心O2とする。第2領域演算部62は、第2の回避領域Ra2として、第2円C2の全てを含む領域を演算する。第2実施形態では、第2領域演算部62は、10個の第2円C2を演算している。10個の第2円C2の領域が第2の回避領域Ra2に相当する。図において、第2円C2の所在を明確にするため、第2円C2を破線で記載している。
また、第2領域演算部62は、移動部20が前進しているとき、以下関係式(3)を満たすように、第2半径Dr2を演算する。
Dr2≧Err+Lv+La
Lv=Vm×t
La=0.5×am×t×t ・・・(3)
第2領域演算部62は、移動部20の前方に対して移動部20の角度がθとなるように、移動部20が回転しながら移動するとき、以下関係式(4)を満たすように、第2半径Dr2を演算する。Dr2(+X)は、X軸の正方向側の第2半径Dr2を示す。Dr2(−X)は、X軸の負方向側の第2半径Dr2を示す。Dr2(+Y)は、Y軸の正方向側の第2半径Dr2を示す。Dr2(−Y)は、Y軸の負方向側の第2半径Dr2を示す。このように、第2領域演算部62は、移動部20の外縁または移動部20の外側に位置する任意の点を中心とする第2半径Dr2の円弧を複数演算し、第2の回避領域Ra2を演算してもよい。
Dr2(+X)≧Err(+X)+Lv(+X)×cosθ+La(+X)×cosθ
Dr2(−X)≧Err(−X)+Lv(−X)×cosθ+La(−X)×cosθ
Dr2(+Y)≧Err(+Y)+Lv(+Y)×sinθ+La(+Y)×sinθ
Dr2(−Y)≧Err(−Y)+Lv(−Y)×sinθ+La(−Y)×sinθ
・・・(4)
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第2実施形態では、第1の回避領域Ra1および第2の回避領域Ra2が円に基づいて、地図M上または移動部20の周囲に設定されている。このため、経路計画部53による移動体経路Xmおよび移動体再経路Xm_Rの経路計算がされやすくなる。これにより、移動体制御装置1の演算負荷をより低減できる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、障害物の形態および移動体制御装置の制御が異なる点を除き、第1実施形態と同様である。第3実施形態では、障害物25は、例えば、作業台である。
第3実施形態では、障害物25は、第1指示部251および第2指示部252を有する。第1指示部251および第2指示部252は、例えば、ID情報を埋め込んだRF(Radio Freqency)タグである。環境認識部30と第1指示部251および第2指示部252とでは、情報がやり取り可能である。
図12に示すように、第1領域演算部61は、環境認識部30が障害物25を検出したとき、第1の回避領域Ra1を演算する。第2領域演算部62は、環境認識部30が第1指示部251を検出したとき、第2の回避領域Ra2を演算する。経路計画部53は、移動体経路Xmを移動体再経路Xm_Rに変更する。移動制御部80は、移動体再経路Xm_Rに沿って移動部20が移動するように、移動部20を制御する。なお、第3実施形態では、移動体目的地Gmは、第1指示部251に対向する位置に設定されている。
図13に示すように、第1指示部251に対向する位置で移動部20が停止する。領域記憶部74は、移動部20が停止したとき、記憶された第1の回避領域Ra1を消去する。また、別移動体91が障害物25を検出したとき、別移動体91は、第1の回避領域Ra1を演算する。さらに、別移動体91が第2指示部252を検出したとき、別移動体91は、第2の回避領域Ra2を演算する。なお、別移動体91の目的地は、第2指示部252に対向する位置に設定されている。
図14に示すように、第2指示部252に対向する位置で別移動体91が停止する。別移動体91は、記憶された第1の回避領域Ra1を消去する。このとき、移動部20および別移動体91は、互いに第2の回避領域Ra2まで接近して作業をすることができる。第3実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。第3実施形態では、障害物25が作業台または設備等であるとき、通路幅Wpが比較的狭くても、移動部20および別移動体91は作業をすることができる。このため、通路幅Wpをより狭くすることができ、工場の敷地面積をより小さくできる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、移動部と別移動体とがすれ違うのではなく、移動部が別移動体を追い抜くときの移動体制御装置の制御である点を除き、第1実施形態と同様である。別移動体91の速さを別移動体速さVm_anoとする。移動体速さVmは、別移動体速さVm_anoよりも速い、すなわち、Vm>Vm_anoとする。別移動体91は、移動部20の前方にいるものとする。
図15に示すように、環境認識部30は、別移動体91を検出する。相対距離測定部71は、移動体間距離Lmを測定する。第2領域演算部62は、移動体間距離Lmが小さくなったとき、第2の回避領域Ra2を演算する。領域記憶部74は、第2の回避領域Ra2を記憶する。経路計画部53は、移動体経路Xmを移動体再経路Xm_Rに変更する。移動制御部80は、移動体再経路Xm_Rに沿って移動部20が移動するように、移動部20を制御する。一方で、別移動体91は、移動体制御装置1と同様の処理を行う。
図16に示すように、移動部20が別移動体91に追いつく。このとき、移動部20と別移動体91は、互いに第2の回避領域Ra2まで接近することができる。所定時間Tpが経過した後、移動部20は、別移動体91を追い抜く。第4実施形態では、所定時間Tpは、移動部20の前面と別移動体91の前面とが同一平面上に位置したときから移動部20の後面と別移動体91の前面とが同一平面上に位置するまでの時間である。第4実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第5実施形態)
第5実施形態では、制御部が経路判定部をさらに有する点を除き、第1実施形態と同様である。第5実施形態では、複数の通路が設けられており、第1通路11、第1通路11に交差する第2通路12および第1通路11と第2通路12とが交差する範囲である交差点13が設けられている。
図17に示すように、第5実施形態の移動体制御装置5の制御部550は、経路判定部75をさらに有する。別移動体91の経路を別移動体経路Xm_anoとする。
図18に示すように、移動体経路Xmと別移動体経路Xm_anoとの交点を経路交点Qxとする。図18において、移動体経路Xmを実線で記載している。別移動体経路Xm_anoを一点鎖線で記載している。
経路判定部75は、移動体経路Xmと別移動体経路Xm_anoとが交わるか否かを判定可能である。経路交点Qxが存在したとき、経路判定部75は、交点有信号Zoを第2領域演算部562に出力する。
第2領域演算部562は、交点有信号Zoを取得したとき、第2の回避領域Ra2を演算する。経路計画部53は、移動体経路Xmを移動体再経路Xm_Rに変更する。移動制御部80は、移動体再経路Xm_Rに沿って移動部20が移動するように、移動部20を制御する。一方で、別移動体91は、移動体制御装置5と同様の処理を行う。第5実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
[i]図19のフローチャートに示すように、ステップ108の処理後のステップ116において、領域記憶部74および経路計画部53は、移動体間距離Lmが大きくなったか否かを判定してもよい。移動体間距離Lmが変化しない、または、移動体間距離Lmが小さくなったとき、処理は、ステップ106に移行する。移動体間距離Lmが大きくなったとき、処理は、ステップ111に移行する。これにより、上記[2]に記載した効果と同様の効果を奏する。
[ii]移動部の車輪は、オムニホイールであり、3つ以上の円筒を含んでもよい。オムニホイールに用いられる円筒は、樽型であり、車輪の円周上に設けられている。この円筒は、車輪に対して自由に回転可能である。この車輪により、移動部は、前後左右に自由に移動可能である。また、車輪は、金属、ゴムまたは樹脂等のベルトが巻回されてもよい。
[iii]第1領域演算部は、移動部の外側に位置する任意の点を中心とする第1半径Dr1の円弧を少なくとも1つ演算してもよい。第1領域演算部は、第1の回避領域Ra1として、第1円弧の全てを含む領域を演算してもよい。
[iv]本実施形態では、移動体制御装置と別移動体とは互いに通信可能とした。なお、移動体制御装置と別移動体とにそれぞれ通信可能な通信手段が設けられてもよい。
[v]相対距離測定部は、時間に対する移動体間距離Lmの変化量を演算してもよい。経路計画部、第2領域演算部および領域記憶部は、時間に対する移動体間距離Lmの変化量の正負に基づいて、処理を行ってもよい。また、相対距離測定部は、環境認識部と併用されてもよく、環境認識部が移動体間距離Lmを測定してもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
10、11、12、13 ・・・通路、
20 ・・・移動部、
25 ・・・障害物、
30 ・・・環境認識部、
61 ・・・第1領域演算部、
62、562 ・・・第2領域演算部、
71 ・・・相対距離測定部、
74 ・・・領域記憶部、
80 ・・・移動制御部、
91 ・・・別移動体。

Claims (7)

  1. 通路(10、11、12、13)を移動可能な移動部(20)と、
    前記移動部に対して、前後、左右もしくは天地側の障害物(25)または前記通路を移動可能な別移動体(91)を検出可能な環境認識部(30)と、
    前記環境認識部が前記障害物を検出したとき、前記移動部から所定の距離(Lr1)に位置する第1仮想線(U1、C1)に囲まれた範囲である第1の回避領域(Ra1)を演算する第1領域演算部(61)と、
    前記環境認識部が前記別移動体を検出したとき、前記移動部から前記別移動体までの距離である移動体間距離(Lm)を測定する相対距離測定部(71)と、
    前記移動体間距離が小さくなったとき、前記移動部から所定の距離(Lr2)に位置する第2仮想線(U2、C2)に囲まれた範囲であり、前記第1の回避領域よりも小さい範囲である第2の回避領域(Ra2)を演算する第2領域演算部(62、562)と、
    前記第1領域演算部が前記第1の回避領域を演算したとき、前記第1の回避領域を記憶し、前記第2領域演算部が前記第2の回避領域を演算したとき、前記第2の回避領域を記憶する領域記憶部(74)と、
    前記環境認識部が前記障害物を検出したとき、前記第1の回避領域に前記障害物が侵入しないように前記移動部を制御し、前記移動体間距離が小さくなったとき、前記第2の回避領域に前記別移動体が侵入しないように前記移動部を制御する移動制御部(80)と、
    を備える移動体制御装置。
  2. 前記移動部の前面と前記別移動体の後面とが同一平面上に位置したときから前記移動部の後面と前記別移動体の後面とが同一平面上に位置するまでの時間、または、前記移動部の前面と前記別移動体の前面とが同一平面上に位置したときから前記移動部の後面と前記別移動体の前面とが同一平面上に位置するまでの時間である所定時間(Tp)を演算可能な所定時間演算部(73)をさらに備え、
    前記領域記憶部は、前記所定時間が経過した後、前記第2の回避領域を消去する請求項1に記載の移動体制御装置。
  3. 前記領域記憶部は、前記移動体間距離が大きくなったとき、前記第2の回避領域を消去する請求項1に記載の移動体制御装置。
  4. 前記移動部の速さである移動体速さ(Vm)を検出可能な速度検出部(54)と、
    前記移動部の加速度である移動体加速度(am)を検出可能な加速度検出部(55)と、
    前記移動部の位置の確率分布(Pm)を演算し、前記移動部の位置を推定可能な自己位置推定部(56)と、
    前記移動部の位置の確率分布に基づき、前記移動部の位置の確率分布の分散である移動体位置誤差(Err)を演算可能な位置誤差演算部(72)と、
    をさらに備え、
    前記第2領域演算部は、前記移動体速さ、前記移動体加速度および前記移動体位置誤差に基づいて、前記第2の回避領域を演算する請求項1から3のいずれか一項に記載の移動体制御装置。
  5. 前記障害物は、指示部(251、252)を有し、
    前記第2領域演算部は、前記環境認識部が前記指示部を検出したとき、前記第2の回避領域を演算し、
    前記移動制御部は、前記環境認識部が前記指示部を検出したとき、前記第2の回避領域に前記障害物が侵入しないように前記移動部を制御する請求項1から4のいずれか一項に記載の移動体制御装置。
  6. 前記領域記憶部は、前記移動部が停止したとき、前記第1の回避領域の演算を消去する請求項1から5のいずれか一項に記載の移動体制御装置。
  7. 移動体出発地(Sm)および移動体目的地(Gm)に基づいて、移動体経路(Xm)を設定可能であり、前記移動体間距離が小さくなったとき、前記移動体経路を変更する経路計画部(53)をさらに備える請求項1から6のいずれか一項に記載の移動体制御装置。
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