JP2019137924A - 剣ボロ折込み縫着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】袖布に剣ボロ布を重ね合わせた状態で剣ボロ布を剣ボロに折込んだ後に袖布に縫着するため、位置合わせ作業を容易化して縫着作業を効率的に行う。袖布に対して剣ボロを表縫着することにより剣ボロの布表にミシン針の突刺跡が現れたり、突刺箇所の布繊維が布表側へ引き出されたりすることを防止し、良好な縫着品質を得る。柄物の被服の場合であっても、剣ボロ布及び袖布の柄合せ作業を簡易に行うことができ、縫着作業を効率的に行う。【解決手段】本体テーブル上にて布表が上を向くようにセットされた袖布に対し、剣ボロ布を布表が下を向き、剣ボロ本体部が袖口切込みの一方端縁に重ね合されると共に裏折返し部が袖口切込みの他方端縁の下側に位置する状態で重ね合わせ、袖口切込みの他方端縁に型板を圧接した状態で剣ボロ布の剣ボロ本体部を裏折返し部側へ折り返して布表を上に向けて側縁を折込んで剣ボロに成形した後に袖布に表縫着する。【選択図】図6

Description

本発明は、袖布の袖口切込みに剣ボロ布を折り込んで縫着する剣ボロ折込み縫着方法、詳しくは袖布に剣ボロを表縫着する剣ボロ折込み縫着方法に関する。
本出願人は、特許文献1に示すようにミシン本体における設置台上のミシンヘッド下方に、X−Y方向に移動自在に設けられたワークテーブル上のミシンヘッドの直下部に剣ボロ布を所望の剣ボロ形状に折込む折込み装置を設け、該折込み装置によりワークテーブル上にセットされた剣ボロ布を剣ボロに折込んだ後に該剣ボロ上に袖布を重ね合わせ、両者を縫着する剣ボロ自動縫着装置を提案した。
上記剣ボロ自動縫着装置にあっては、先ず、ワークテーブル上にセットされた剣ボロ布を折込み装置により剣ボロに折込んだ後に、折込まれた剣ボロに対して袖布を重ね合わせた状態で縫着しなければならず、それぞれの位置合わせ作業に手間と時間が掛かり、縫着作業効率が悪い問題を有している。
また、布表が下を向いた状態で折込まれた剣ボロに対し、布表が同様に下を向いた袖布を重ね合わせた状態で縫着するため、縫着された剣ボロの表面には、ミシン針の突刺により突刺跡(突出痕)が現れたり、突刺箇所の布繊維が布表側へ引き出されたりして外観品質が悪くなる問題を有している。
更に、格子柄やストライプ柄等の各種柄物被服を縫製する際には、剣ボロと袖布の柄を合わせる必要があるが、剣ボロ布の上に袖布を重ね合わせて布裏から縫製する場合には、それぞれの柄を確実に視認して柄合せすることが困難で、互いの柄を確実に一致させて縫製するのに手間と時間が掛かり、縫製作業効率が悪くなる問題を有している。
特開平11−319353号公報(特許第3568187号公報)
解決しようとする問題点は、先ず剣ボロ布を折込んで剣ボロを製作した後に該剣ボロに対して袖布を重ね合わせて縫着しなければならず、それぞれの位置合わせ作業に手間と時間が掛かり、縫着作業効率が悪い点にある。
また、剣ボロに対して袖布が裏縫着されることにより縫着された剣ボロの布表にミシン針の突刺により突刺跡(突出痕)が現れたり、突刺箇所の布繊維が布表側へ引き出されたりして外観品質が悪くなる点にある。
更に、柄物の被服にあっては、剣ボロ布の上に袖布を重ね合わせて布裏から縫製する場合には、それぞれの柄を確実に視認して柄合せすることが困難で、互いの柄を確実に一致させて縫製するのに手間と時間が掛かり、縫製作業効率が悪くなる点にある。
本発明は、剣ボロ折込みユニットにより剣ボロ本体部及び裏折返し部からなる剣ボロ布を所望形状の剣ボロに折込んだ後に該剣ボロと袖布をミシン本体により縫着する剣ボロ折込み縫着方法において、1 本体テーブル上にて袖口切込みが形成され、布表が上を向くようにセットされた袖布に対し、剣ボロ布を布表が下を向き、剣ボロ本体部が袖口切込みの一方端縁に重ね合されると共に裏折返し部が袖口切込みの他方端縁の下側に位置する状態で重ね合わせる、2 剣ボロに対応する形状の型板を裏折返し部が重ね合された袖口切込みの他方端縁に圧接して本体テーブル面に押圧させる、3 袖布における袖口切込みの一方端縁に重ね合された剣ボロ布の剣ボロ本体部を裏折返し部側へ折返して布表を上に向ける、4 剣ボロ折込みユニットにより折返された剣ボロ本体部の各側縁を所要の幅で内側へ折返して剣ボロに形成する、5 折返し形成された剣ボロ内から型板を抜き出した後に剣ボロ側縁に沿って延出する針ガイド溝が形成された押え板を袖布及び該袖布に重ね合された剣ボロに圧接して本体テーブル面に押圧する、6 ミシン本体側へ移動する押え板により押圧状態の袖布及び剣ボロをミシン本体側へ移動する、7 左右方向及び前後方向に対する押え板の二次元移動に伴ってミシン本体のミシン針を針ガイド溝に沿って運針させて袖布に剣ボロ布を布表縫着する、上記1乃至7からなることを最も主要な特徴とする。
本発明は、袖布に剣ボロ布を重ね合わせた状態で剣ボロ布を剣ボロに折込んだ後に袖布に縫着するため、位置合わせ作業を容易化して縫着作業を効率的に行うことができる。また、袖布に対して剣ボロを表縫着することにより剣ボロの布表にミシン針の突刺跡が現れたり、突刺箇所の布繊維が布表側へ引き出されたりすることを防止し、良好な縫着品質を得ることができる。更に、柄物の被服の場合であっても、剣ボロ布及び袖布の柄合せ作業を簡易に行うことができ、縫着作業を効率的に行うことができる。
剣ボロ折込み縫着装置の正面図である。 剣ボロ折込み縫着装置の一部省略平面図である。 図1のA箇所を拡大して示す説明図である。 図2のB箇所を拡大して示す説明図である。 袖布のセット状態を示す説明図である。 袖布に対する剣ボロ布のセット状態を示す説明図である。 図6のC−C線断面図である。 型板によりセットされた袖布及び剣ボロ布を押圧した状態を示す断面説明図である。 剣ボロ本体部の折返し状態を示す断面説明図である。 側縁が折返された剣ボロを示す説明図である。 図10のD−D線断面図である。 押え板による袖布及び剣ボロの押圧状態を示す説明図である。 縫着時におけるミシン針の運針状態を示す説明図である。 剣ボロの一部を二重縫製する際における屈曲部の回動状態を示す説明図である。 柄物剣ボロ布の裁断状態を示す説明図である。 柄物袖布に対する柄物剣ボロ布の重ね合わせ状態を示す説明図である。
本体テーブル上にて布表が上を向くようにセットされた袖布に対し、剣ボロ布を布表が下を向き、剣ボロ本体部が袖口切込みの一方端縁に重ね合されると共に裏折返し部が袖口切込みの他方端縁にて下側に位置する状態で重ね合わせ、袖口切込みの他方端縁に型板を圧接した状態で剣ボロ布の剣ボロ本体部を裏折返し部側へ折り返して布表を上に向けて側縁を折込んで剣ボロに成形した後に袖布に表縫着することを最良の形態とする。
以下、本発明の実施例を図に従って説明する。
図1乃至図4に示すように、本発明方法を具体化する剣ボロ折込み縫着装置1の本体テーブル3は図示左右方向が長尺状で、図示右側には剣ボロ折込み部5が、また図示左側にはミシン本体7がそれぞれ配置される。剣ボロ折込み部5の本体テーブル3には多数の吸引孔9が設けられ、これら吸引孔9は負圧発生装置(図示せず)に接続される。なお、本体テーブル3の長手方向を左右方向、長手直交方向を前後方向として説明する。
また、多数の吸引孔9が設けられた剣ボロ折込み部5の本体テーブル3には本体テーブル3の前後方向に延出し、対向する側が内側に向かって徐々に低くなる傾斜面に形成された左右一対の素材セット定規11が後述する剣ボロ15幅(後述する下ボロ布幅の約2倍)に対応する間隔をおいて配置され、上記一対の素材セット定規11間の本体テーブル3は剣ボロ布15aの折返し作業領域に設定される。
上記一対の素材セット定規11は折返し作業領域にて袖布13及び剣ボロ布15をセットする際には折返し作業領域側へ、また剣ボロ布15を折込む際には折返し作業領域から離間する前方へ移動される。
そして上記一対の素材セット定規11間に応じた本体テーブル3上に後述する袖布13及び剣ボロ布15がセットされた際に、これら袖布13及び剣ボロ布15は吸引孔9からの負圧により本体テーブル3上に負圧吸着される。
また、上記一対の素材セット定規11間の中間部に応じた本体テーブル3には前後方向に延出するセンタープレート17が出没可能に設けられ、該センタープレート17は連結されたエアーシリンダ等の第1上下動部材(図示せず)によりその上端面が本体テーブル3面と一致する下方位置と該本体テーブル3面から所要の高さに突出する上方位置の間で昇降される。
上記一対の素材セット定規11に応じた本体テーブル3の後方には第1及び第2走行体(図示せず)が前後方向へ往復移動するように支持され、第1及び第2走行体はそれぞれに連結された第1及び第2移動部材(図示せず)により後方の待機位置と前方の折込み位置の間で個別に往復移動される。第1及び第2移動部材としてはエアーシリンダ、数値制御可能なサーボモータ等の電動モータに連結されたラック・ピニオン機構や送りねじ機構、タイミングベルト機構等のいずれであってもよい。
上記第1走行体には上下方向に作動軸を有したエアーシリンダ等の第2上下動部材(図示せず)が設けられ、該第2上下動部材の作動軸には前後方向へ延出し、その自由端側が剣ボロ15に一致する外形状の型板19の基端部が取り付けられる。該型板19は第1走行体の移動に伴ってその自由端部が上記折返し作業領域から離間した後方位置と上記折返し作業領域内に位置する前方位置の間で往復移動されると共に前方位置へ移動された際には、上記第2上下動部材の作動により折返し作業領域の本体テーブル3面から離間した上方位置と本体テーブル3面に近接する下方位置の間で昇降される。また、上記型板19には多数の孔19aがその外縁に沿って形成され、袖布13に重ね合された剣ボロ布15aを押圧した際に吸引孔9からの負圧によりこれらの布13・15aを吸着可能にしている。
上記第2走行体には所定の上下長さの上下フレーム21の基端部が固定され、前後方向に対する第2走行体の移動に伴って後方の待機位置と前方の折込み位置の間で移動される。該上下フレームの一方側面には第1昇降体23が上下方向へ移動可能に支持され、該第1昇降体23は連結された第3上下動部材(図示せず)により昇降される。該第3上下動部材としてはエアーシリンダの他に数値制御可能なサーボモータ等の電動モータに連結されたラック・ピニオン機構や送りねじ機構、タイミングベルト機構等のいずれであれば、第1昇降体23を任意の高さで昇降制御することができる。
上記第1昇降体23には前後方向へ延出する取付け板25の基端部が固定され、該取付け板25には剣ボロ布15aの剣ボロ折込みユニット27が下向きに設けられる。該剣ボロ折込みユニット27は第2走行体の移動に伴って折返し作業領域及び該折返し作業領域後方の待機位置の間で移動されると共に第1昇降体23の移動に伴って折返し作業領域の上方位置と下方位置の間で移動される。
なお、第3上下動部材をエアーシリンダとする場合には、第1昇降体23に対して別のエアーシリンダ等の上下動部材を介して取付け板25を取り付け、剣ボロ折込みユニット27を2段階位置で昇降させることができる。
該剣ボロ折込みユニット27の構成に付いては特開平11-319353号公報(特許第3568187号公報)に開示された「折込み装置」と同様の構成であるため、以下に発明の詳細な説明段落0008−0013に記載された事項をそのまま援用して詳細な説明及び図を省略するが、折り返されて重ね合された剣ボロ布15aの開放した各折返し辺に対応し、エアーシリンダ等により作動する折返し片をそれぞれ配置し、作動する折返し片により対応する折返し辺を内側へ折返して剣ボロ15に形成する。
「折込み装置7にあっては、図2、3に示す様に、ワークテーブル6における切込8の先端側にして、ミシンヘッド4の直下部に着脱自在に配設した枠板30と、枠板30の外周側に進退自在に配設した複数枚の折込板31、31a …と、剣ボロ布Wの外周部分を所定形状に折り込むための型板32と、セットされた剣ボロ布W及び袖布Bのワークテーブル6側への押さえ板33とにより構成されている。
又、枠板30にあっては、図5、6に示す様に、2枚の板材を積層して形成されたもので、型板32の先端が嵌まり込む切込34を形成した上層板30a と、針溝35を形成した下層板30bにより構成し、上層板30aにおける切込34と、下層板30b における針溝35の外周縁部を一致させている。又、針溝35にあっては、型板32の先端部位に略合致すると共に、後述する押さえ板33における先端部材71より縦長状のホームベース形状に形成された開口部35aの両側部より後方へ、型板32の両側部位に沿った切込35b 、35cが形成されている。又、上層板30aの後方側の上面両側部に取付片38、38aを外方突設し、該取付片38、38aの前縁部に切込39、39aを形成し、該切込39、39a内を上方より挿通させたネジ、ボルト等をワークテーブル6に螺入して、ワークテーブル6に枠板30を固定している。
又、折込板31、31a …にあっては、剣ボロ布Wの先端部位及び両側部位を折り込む様に配置されている。
第1の折込板31にあっては、剣ボロPにおける先端部の一方の斜辺部T1を折り込み形成するものにして、針溝35の外周縁部における先端側の一方の斜辺部36に対し進退自在と成している。又、第1の折込板31の進退方向は針溝35の長手方向に対し所定角度傾斜させており、第1の折込板31の両側部は針溝35の外周円縁部における一方の斜辺部36の両端部より若干内側を通過する様にしている。又、第1の折込板31の先端の折込辺42にあっては、針溝35の一方の斜辺部36との間隔が先端側へ徐々に拡開する様に形成するのが望ましい。
第2の折込板31aにあっては、剣ボロPにおける先端部の他方の斜辺部T2を折り込み形成するものにして、針溝35の延長線状に配置され、その進退方向は針溝35の長手方向に対し平行としている。又、第2の折込板31aを型板32と同幅か若干幅狭としている。又、第2の折込板31aの先端部に前方拡開する切欠部40を、該切欠部40の最奥部を第2の折込板31aの中心より第1の折込板31側に寄せて形成し、かかる切欠部40の両側部に突出片41、41aを形成している。具体的には、図2に示す様に、V字切欠40aにおける第2の折込板31a側の斜辺部の内端側に逃げ切欠40bを形成して切欠部40と成している。又、一方の突出片41にあっては、尖端形状にして、その先端より切欠部40の最奥部に至る折込辺42aを有している。又、折込辺42aを、針溝35の他方の斜辺部36aとの間隔が先端側へ徐々に拡開する様に形成するのが望ましい。又、他方の突出片41aにあっては、第1の折込板31の上方に重なっている。
第3、第4の折込板31b 、31cにあっては、剣ボロPにおける両側辺部T3、T4を折り込み形成するものにして、針溝35の両側方に配置され、その進退方向は針溝35の長手方向に対し直角とし、その先端の折込辺42c 、42dを針溝35の側辺部37、37aと平行としている。又、第3、第4の折込板31b 、31c上方に剣ボロ布Wの一側縁部を揃えるための定規板90、90aを、第3、第4の折込板31b 、31cの進退方向にスライド固定自在に設けている。尚、第1の折込板31と第2の折込板31aの重合部分、及び第2の折込板31aと第3、第4の折込板31b 、31cの重合部分は後者が上となる様に、第1の折込板31の中間部に先端側が低くなる段差部43が、第3、第4の折込板31b 、31cの角部に、当該部位が高くなる段差部44、44aが夫々形成されている。又、折込板31、31a…の下方にしてワークテーブル6上にシリンダー45、45a…を、折込板31、31a …の進退方向に伸縮する様に配設すると共に、該シリンダー45、45a …のロッド46、46a …を折込板31、31a …に固定している。又、シリンダー45、45a …にあっては、ワークテーブル6の上方に設けられたカバー板6aの下方に設置されている。そして、折込板31、31a …の先端を、初期状態において針溝35の外縁外側に配置させると共に、針溝35の内縁より内側まで前進する様に進退制御している。」
上記上下フレーム21の他方側面には上下方向に軸線を有したガイド軸29が設けられ、該ガイド軸29には第2昇降体31が上下方向へ移動可能に支持される。該第2昇降体31は連結された第4上下動部材(図示せず)により上下フレーム21の上部と下部の間で昇降される。該第2昇降体31には左右一対で前後方向へ延出し、多数の噴射口が設けられたエアー噴射部材33が剣ボロ折込みユニット27の左右側に位置するように設けられる。各エアー噴射部材33は下方へ移動された際に噴射口からそれぞれ向かい合う方向へ圧縮空気を吐出して剣ボロ布15aの側辺を内側へ折返す。
なお、各エアー噴射部材33は剣ボロが縫着される右側袖布又は左側袖布に応じて選択的に切換えられ、いずれか一方による圧縮空気の噴射が可能になるように設定される。
上記本体テーブル3の後方には左右方向へ延出し、剣ボロ折込み部5とミシン本体7の縫着位置に亘る長さの左右フレーム35が設けられ、該左右フレーム35には第3走行体37が左右方向へ往復移動可能に支持される。該第3走行体37は連結された第4移動部材(図示せず)により図示右側の折返し作業領域と図示左側の縫着領域の間で移動される。該第4移動部材としては数値制御可能なサーボモータ等の電動モータに連結されたラック・ピニオン機構や送りねじ機構、タイミングベルト機構等からなる。
上記第3走行体37には前後方向へ延出する前後フレーム(図示せず)が設けられ、該前後フレームには第4走行体37が前後方向へ移動可能に支持される。該第4走行体37は数値制御可能なサーボモータ等の電動モータに連結されたラック・ピニオン機構や送りねじ機構、タイミングベルト機構等からなる第5移動部材(図示せず)が連結され、該第5移動部材により剣ボロ15における前後方向の縫着長さに対応する距離で前後方向へ移動される。これにより第4走行体37は縫着位置において左右方向へ移動する第3走行体37との協働により左右方向及び前後方向へ二次元移動される。
上記第4走行体37にはエアーシリンダ等の第5上下部材39が設けられ、該素材押え部材39には押え板41の基端部が着脱可能に取り付けられる。該押え板41は中央部に剣ボロ15の外形状に沿い、ミシン針7aを運針案内する所定幅の針ガイド溝43が形成され、外側の袖布押え部41aと内側の剣ボロ押え部41bから構成される。
なお、上記押え板41の下面には重ね合された袖部13及び剣ボロ15を押圧する摩擦係数が高いスポンジ、エラストマー等の弾性体41eが取り付けられ、重ね合された袖部13及び剣ボロ15を剣ボロ折込み部5からミシン本体7側への移送やミシン本体7側における二次元移動を確実に行えるようにしている。
上記剣ボロ押え部41bは剣ボロ15の対応する形状で、その基端部が袖布押え部41aに一体化され、剣ボロ15の本体部分を押圧する本体押圧部41cと、該本体押圧部41cの先端側にて所定間隔の先端側針ガイド溝43aを介して配置され、剣ボロ15の三角形折返し部を押圧する先端押圧部41dと、先端部の屈曲部45aにより本体押圧部41c及び先端押圧部41dを連結し、回動部材(図示せず)に連結されて回動可能で先端部に屈曲部45aを有した連結軸45により構成される。
具体的には、連結軸45は本体押圧部41cの上面側に回動可能に軸支されると共に屈曲部45aが先端側針ガイド溝43aに跨ぎ、その先端側が先端押圧部41dに回動可能に軸支され、ミシン針が先端側針ガイド溝43aに沿って運針する際に屈曲部45aがミシン針の運針に障害にならない方向へ回動される。
なお、剣ボロ折込み部5の上方に応じた剣ボロ折込み縫着装置1の本体フレーム(図示せず)には剣ボロ折込み部5において袖布13及び剣ボロ布15をセットする際に、本体テーブル3面、載置される袖布13及び剣ボロ布15に対して直線状、クロス状等のマーキング光(レーザ光)を投射してセット位置を示すマーキング手段(図示せず)が設けられる。
また、袖布13は剣ボロ15が縫着される個所に袖口切込みが形成され、該袖口切込みの一方縁には下ボロ布(下ボロ布)13aが予め、縫着されている。また、剣ボロ布15aは長手直交方向幅がほぼ等しい幅の剣ボロ本体部15bと裏折返し部15cからなり、剣ボロ本体部15bは型板19の幅より広い幅で、裏折返し部15cの外側縁部が剣ボロ15の側辺に一致する長さに設定される。
次に、上記剣ボロ折込み縫着装置1による袖布13に対する剣ボロ15の自動折込み縫着方法を説明する。
1 剣ボロ折込み部5に応じた本体テーブル3上に袖布13を、布表が上を向いた状態でその袖口切込みがセンタープレート17に沿い、かつ縫着された下ボロ布13aの図示左側縁が図示左側に位置する素材セット定規11の端縁に沿うようにセットする。(図5参照)
次に袖布13上面の袖口切込み周縁に対し、布表が下を向いた展開状態の剣ボロ布15aを、袖布13において下ボロ布13aが縫着されていない側縁上に裏折返し部15cの側端縁が図示右側の素材セット定規11上に所要の幅(折返し幅)で支持されるように重ね合わせてセットした後にセットされた袖布13及び剣ボロ布15aを本体テーブル3面に負圧吸着させる。
なお、上記状態においては、剣ボロ布15aにおける剣ボロ本体部15bの図示左側及び裏折返し部15cの図示右側端縁はそれぞれの素材セット定規11上に位置しているため、本体テーブル3に対する負圧吸着が規制される。
また、本体テーブル3面上に上記袖布13及び剣ボロ布15aをセットする際には、マーキング手段から本体テーブル3面上に投射される直線状、クロス状のマーキング光に対して袖布13及び剣ボロ布15aの所定箇所が位置するようにセットすることにより位置合わせを可能にしている。
2 上記状態にて図示右側の素材セット定規11上に位置する裏折返し部15cの側端縁を素材セット定規11に沿うように内側へ折返して本体テーブル3上に負圧吸着させた後、下ボロ布13aが縫着されていない側(剣ボロ布15aの裏折返し部15cが重ね合された箇所)の袖布13を前方へ折返して該箇所に重ね合され、側端縁が折返された裏折返し部15cを本体テーブル3面に直接、負圧吸着させた後、折返された袖布13を元に戻して側端縁が折返された裏折返し部15cの上に重ね合わせて本体テーブル3上に負圧吸着させる。(図6及び図7参照)
なお、上記1において本体テーブル3上に袖布13をセットする際に下ボロ布15aが縫着された袖口切込みの図示左側縁をセンタープレート17に位置合わせして吸着させると共に下ボロ布15aが縫着されていない袖口切込みの図示右側縁を前方へ折り返し、該状態にて袖布13の上面に対して剣ボロ布15aを重ね合わせる。その際に、剣ボロ布15aの折返し部15cの図示左側縁が図示左側の素材セット定規11に沿うように位置合わせすると共に図示右側縁を図示右側の素材セット定規11に沿わせながら内側へ折返して折り目を形成した後、前方へ折返された袖口切込みの図示右側縁を後方へ戻して剣ボロ布15aの折返し部15cに重ね合わせてもよい。
3 上記状態にて型板19を前方へ移動して折返し作業領域内へ進入させた後に下方へ移動してセットされた剣ボロ布15aを、袖口切欠きの一方側縁に縫着された下ボロ布13aに対応する剣ボロ本体部15b及び袖口切欠きの他方側縁に対応する裏折返し部15cに亘って圧接して本体テーブル3面上に押圧させる。(図8参照)
4 上記状態にて上下フレーム21を前方へ移動して剣ボロ折込みユニット27及び一対のエアー噴射部材33を折込み作業領域の上方に位置させた後に図示左側に位置するエアー噴射部材33を下方へ移動して剣ボロ本体部15bの側縁に位置させた後、エアー噴射部材33から圧縮空気を剣ボロ本体部15bの側縁に噴射して剣ボロ本体部15bを、その布表が上を向くように裏折返し部15cに圧接する型板19上に折り返す。このとき、剣ボロ本体部15bの折返し端縁は袖布13に縫着された下ボロ布13a上で、その縫着側端縁に一致して折返される。(図9参照)
5 上記状態にて折込み作業領域の上方に位置する剣ボロ折込みユニット27を、裏折返し部15c側に折り返された剣ボロ本体部15bに当接する高さまで移動させると共にセンタープレート17を本体テーブル3内に没入させる。
6 上記状態にて剣ボロ折込みユニット27を作動して袖布13上にて剣ボロ本体部15bにおける自由端側の側縁を所定の幅で内側へ折込んで剣ボロ15に成形した後に型板19を後方へ移動して折込まれた剣ボロ15から抜き出させると共に剣ボロ折込みユニット27を上方へ移動させる。また、素材セット定規11を前方へ移動して折込み作業領域から退避させる。(図10及び図11参照)
素材セット定規11を前方へ移動するタイミングとしては、剣ボロ折込みユニット27を下降して裏折返し部15c側に折り返された剣ボロ本体部15bに当接させるタイミングとしてもよい。
なお、剣ボロ折込みユニット27による折込み方法に付いては、特開平11-319353号公報(特許第3568187号公報)に記載された「折込み装置」による方法と同様であるため、以下に発明の詳細の説明段落0019をそのまま援用して詳細な説明を省略する。
「(3a)第1の折込板31を前進させて、剣ボロ布Wの外周部分における第1折込み部位W1を、型板32の先端側の一方の斜辺に沿って折る。その際、第1の折込板31は一方の斜辺の基端側より徐々に型板32に重なることから、第1折込み部位W1が確実且つ正確に折り込まれる(図10参照)。
(3b)第2の折込板31aを前進させて、剣ボロ布Wの外周部分における第2折込み部位W2を、型板32の先端側の他方の斜辺に沿っておる。その際、第2の折込板31aにおける一方の突出片41は他方の斜辺の基端側より徐々に型板32に重なると共に、第1折込み部位W1を第1の折込板31の一側縁部が、型板32の他方の斜辺部の近傍に位置していることから、第2折込み部位W2が弛まずに、剣ボロPにおける一方の斜辺部T1よりはみ出ずに、確実且つ正確に折り込まれる。又、第2の折込板31aは、突出片41、41aの上方に第3、4の折込板31b 、31cの角部が重なる位置まで前進させる(図11参照)。
(3c)第3、4の折込板31b 、31cを順次又は同時に前進させて、剣ボロ布Wの外周部分における第3、4折込み部位W3、W4を、型板32の両側辺に沿って折る。又、第1、2折込み部位W1、W2を、第2の折込板31aにおける突出片41、41aの側縁部が、型板32の両側辺部の近傍に平行に位置していることから、第3、4折込み部位W3、W4が弛まずに、突出片41、41aで確実に押さえられていることから、剣ボロPにおける両方の斜辺部T1、T2よりはみ出ずに、確実且つ正確に折り込まれる(図12及び図13参照)。」
7 上記状態にて押え板41を図示右方向の折込み作業領域上方へ移動した後に下方へ移動して袖布13及び折込み成形された剣ボロ15に圧接して本体テーブル3面上に押圧することにより両者の重ね合わせ状態を保たせる。このとき、押え板41の袖布押え部41aは袖口切込みの両側縁の上面に、また剣ボロ押え部41bは袖布13に重ね合された剣ボロ15の上面に縫い代を余した状態でそれぞれ圧接される。(図12参照)
8 上記状態にて本体テーブル3による袖布13及び折込まれた剣ボロ布15の吸着を解除した後に押え板41を図示左方向のミシン本体7側へ移動して本体テーブル3面に押圧された袖布13及び剣ボロ布15を滑らせながらミシン本体7の縫着領域へ移動させる。
9 上記状態にて押え板41を、ミシン針が針ガイド溝43及び先端側針ガイド溝43a内にて運針するように二次元移動させながらミシン本体7を駆動して剣ボロ15の側縁近傍を布表側から直線状、傾斜状に縫製して袖布13に剣ボロ15を縫着させる。(図13参照)
なお、先端側針ガイド溝43aに沿って縫製する際には、屈曲部45aが縫製の障害になるおそれがあるが、連結軸45を、屈曲部45aが運針方向側に位置するように回動させることによりミシン針を先端側針ガイド溝43aに沿って運針させることができ、上記先端側針ガイド溝43aに沿った二重縫製を可能にする。(図14参照)
本実施例方法は、袖布13に対し、袖口切込みを確認しながら剣ボロ布15aをセットすることができ、位置合わせ作業を容易にして縫着作業を効率的に行うことができる。また、袖布に対して剣ボロを表縫着することにより剣ボロの布表にミシン針の突刺跡が現れたり、突刺箇所の布繊維が布表側へ引き出されたりすることを防止し、良好な縫着品質を得ることができる。更に、柄物の被服であっても、剣ボロ布及び袖布の柄合せ作業を簡易に行うことができ、縫着作業を効率的に行うことができる。
上記説明は、袖布13における袖口切込みの図示右側側縁に剣ボロ15を縫着する場合を図示して説明したが、袖布13における袖口切込みの図示左側縁に剣ボロ15を縫着する場合にあっては、袖布13の上面に剣ボロ布15aをセットする際には図示左側に素材セット定規11上に剣ボロ布15aにおける裏折返し部15cの図示左側端縁が位置するように、また剣ボロ本体部15bを図示左側へ折返す際には図示右側のエアー噴射部材33から噴射される圧縮空気により折返せばよい。
上記説明は、無地の袖布13に剣ボロ15を縫着する場合を例に説明したが、柄物の袖布及び剣ボロを縫着する場合にあっては、袖布の柄に合わせて剣ボロ布を裁断する必要がある。その場合にあっては、次のように袖布の柄に対して剣ボロ布素材の柄を位置合わせして裁断することにより縫着される袖布と剣ボロの柄を一致させることができる。即ち、図15に示すように布表が上を向いた袖布に対し、布表が上を向いた剣ボロ布素材を、剣ボロ布の三角頂点tが袖布の袖口切込み(図15において破線で示す。)の中心線l1上に位置するように位置決めした状態で相互の柄を一致させた後に剣ボロ布外形状に沿って裁断する。この場合、上記中心線l1から折返し部側へ剣ボロ幅の1/2の間隔dをおいた折返し線l2に剣ボロ布の折返し片が設定される。
上記のように裁断された剣ボロ布を、図16に示すように布表が上を向いた袖布に対し、布表が下を向いた状態で、かつ三角頂点t(中心線l1)が袖口切込みから上記間隔d、ずれた箇所の折返し線l2に沿って折返して重ね合わせることにより袖布及び剣ボロの柄相互を一致させることができる。
なお、袖布に剣ボロ布をセットする際にマーキング手段から投射される光により両者を位置決めする際には、上記中心線l1から間隔dをおいた三角形の頂点t箇所に光を投射して両者を位置決めすることにより縫着される袖布及び剣ボロの柄相互を一致させることができる。
1 剣ボロ折込み縫着装置
3 本体テーブル
5 剣ボロ折込み部
7 ミシン本体
7a ミシン針
9 吸引孔
11 素材セット定規
13 袖布
13a 下ボロ布
15 剣ボロ
15a 剣ボロ布
15b 剣ボロ本体部
15c 裏折返し部
17 センタープレート
19 型板
19a 孔
21 上下フレーム
23 第1昇降体
25 取付け板
27 剣ボロ折込みユニット
29 ガイド軸
31 第2昇降体
33 エアー噴射部材
35 左右フレーム
37 第3走行体
39 第5上下部材
41 押え板
41a 袖布押え部
41b 剣ボロ押え部
41c 本体押圧部
41d 先端押圧部
41e 弾性体
43 針ガイド溝
43a 先端側針ガイド溝
45 連結軸
45a 屈曲部
なお、先端側針ガイド溝43aに沿って縫製する際には、屈曲部45aが縫製の障害になるおそれがあるが、連結軸45を、屈曲部45aが運針方向側に位置するように回動させることによりミシン針を先端側針ガイド溝43aに沿って運針させることができ、上記先端側針ガイド溝43aに沿った二重縫製を可能にする。(図14参照)
また、ミシン本体7による袖布13及び剣ボロ15の縫製時においては、作業者は剣ボロ折込み部5において次に縫製する袖布13及び剣ボロ布15aのセット作業を行うことができ、縫製作業を効率化することができる。
更に、ミシン本体7の側方または前方に従来公知の集積装置(図示せず)を設け、剣ボロ15が縫着された袖布13を掛け重ねて集積することにより縫製作業を効率化することができる。

Claims (8)

  1. 剣ボロ折込みユニットにより剣ボロ本体部及び裏折返し部からなる剣ボロ布を所望形状の剣ボロに折込んだ後に該剣ボロと袖布をミシン本体により縫着する剣ボロ折込み縫着方法において、
    1 本体テーブル上にて袖口切込みが形成され、布表が上を向くようにセットされた袖布に対し、剣ボロ布を布表が下を向き、剣ボロ本体部が袖口切込みの一方端縁に重ね合されると共に裏折返し部が袖口切込みの他方端縁の下側に位置する状態で重ね合わせる、
    2 剣ボロに対応する形状の型板を裏折返し部が重ね合された袖口切込みの他方端縁に圧接して本体テーブル面に押圧させる、
    3 袖布における袖口切込みの一方端縁に重ね合された剣ボロ布の剣ボロ本体部を裏折返し部側へ折返して布表を上に向ける、
    4 剣ボロ折込みユニットにより折返された剣ボロ本体部の各側縁を所要の幅で内側へ折返して剣ボロに形成する、
    5 折返し形成された剣ボロ内から型板を抜き出した後に剣ボロ側縁に沿って延出する針ガイド溝が形成された押え板を袖布及び該袖布に重ね合された剣ボロに圧接して本体テーブル面に押圧する、
    6 ミシン本体側へ移動する押え板により押圧状態の袖布及び剣ボロをミシン本体側へ移動する、
    7 左右方向及び前後方向に対する押え板の二次元移動に伴ってミシン本体のミシン針を針ガイド溝に沿って運針させて袖布に剣ボロ布を布表縫着する、
    上記1乃至7からなる剣ボロ折込み縫着方法。
  2. 請求項1において、
    上記1は、本体テーブル上に布表が上を向くようにセットされた袖布に対し布表が下を向いた剣ボロ布を剣ボロ本体部が袖口切込みの一方端縁側に重ね合せると共に裏折返し部を袖口切込みの他方端縁に重ね合せた後に袖口切込みの他方端縁を折り返して裏折返し部を本体テーブル面に位置させた状態で折り返された袖口切込みの他方端縁を戻して裏折返し部を下側に位置した状態で重ね合わせる剣ボロ折込み縫着方法。
  3. 請求項1において、
    剣ボロ布の剣ボロ本体部を裏折返し部側へ折返す際に、剣ボロ本体部の折返し端縁が袖布における袖口切込みの一方端縁に縫着された下ボロ布上に位置するように折返す剣ボロ折込み縫着方法。
  4. 請求項1において、
    剣ボロ折込みユニットは、裏折返し部に重ね合された剣ボロ本体部における自由端縁に対応する複数の折返し片を備え、各折返し片を作動して対応する自由端縁を所要の幅で内側へ折返して剣ボロに形成する剣ボロ折込み縫着方法。
  5. 請求項1において、
    剣ボロ布を剣ボロに折返す折返し作業領域に応じた本体テーブルは、セットされる袖布及び剣ボロ布を負圧吸着可能とした剣ボロ折込み縫着方法。
  6. 請求項5において、
    上記折返し作業領域に応じた本体テーブルに一対の素材セット定規を前後方向へ移動可能に設け、上記1において袖布上に剣ボロ布をセットする際に該剣ボロ布の剣ボロ本体部を支持して本体テーブルに対する負圧吸着を規制し、上記3における剣ボロ本体部の折返しを可能にする剣ボロ折込み縫着方法。
  7. 請求項1において、
    上記3により剣ボロ本体部を折り返す際に、該剣ボロ本体部の側方に配置されるエアー噴射部材から圧縮空気を剣ボロ本体部側へ噴射して折返しを可能にする剣ボロ折込み縫着方法。
  8. 請求項1において、
    本体テーブルにおける袖布及び剣ボロ布のセット箇所に、剣ボロ幅に応じた間隔をおいて相対する一対の素材セット定規を並設すると共にこれら一対の素材セット定規間の中間部にセンタープレートを設け、本体テーブルに対して布表が上を向いた袖布を、その袖口切込みがセンタープレートに位置するようにセットすると共にセットされた袖布上に、布表が下を向いた剣ボロ布を、その折返し部端縁が一方の素材セット定規に一致し、かつ袖布における袖口切込みの一方側縁の下側に位置し、また折返し縁が他方の素材セット定規に一致するように重ね合わせた状態にセットする剣ボロ折込み縫着方法。
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