JP2019136221A - バランス運動装置 - Google Patents

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Satoru Shiraishi
悟 白石
輝男 三原
Teruo Mihara
輝男 三原
清水 新策
Shinsaku Shimizu
新策 清水
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Abstract

【課題】使用者に危険な感覚を抱かせることなく安全に使用でき、且つバランス感覚向上、筋力アップ作用などを使用者の身体に確実に発現させることのできるバランス運動装置を提供する。
【解決手段】本発明のバランス運動装置1は、使用者Mが様々な姿勢で搭乗することが可能な搭乗部2と、搭乗部2の下方に配備され且つ当該搭乗部2を前後又は左右に往復揺動させる揺動機構3と、揺動機構3を駆動する駆動機構4と、揺動機構3と駆動機構4とが配備されると共に床面Fへ載置可能な基盤部5と、を有するバランス運動装置1において、基盤部5が下方に凸状形状を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、搭乗台へ搭乗した使用者が、ちょうどバランスボールに載った場合のように自らの姿勢を保とうとして自然にエクササイズを行うバランス運動装置に関する。
従来より、バランスボール(ボディボール)といわれる運動装置が市場に流通している。このバランスボールは、使用者が当該バランスボールの上に座ったり、身体と密着させてバランス感覚のトレーニングを行うためのものである。バランスボールは、その大きさが50cm〜100cm程度であり、形状がボール状であるため、床面などの上では簡単に転がってしまう。また、バランスボールは、内部に入れられた空気などで膨らんでいるとはいえ、使用者の体重を支える際には潰れるように変形する。つまり、使用者を載せた状態ではバランスボールは変形したり転がったりして非常に不安定であり、使用者は身体を捻ったり傾けたりしなければ不安定なバランスボールに載ることはできない。言い換えれば、バランスボールに載ると姿勢を保持しようとして使用者は意図せず自然に運動を行うことになり、この運動が身体にとって有益なエクササイズとなる。
また、バランスボールは、エクササイズだけでなく、バランス感覚を磨いたり、姿勢の矯正、筋力向上などを行ったりする上でも効果がある。
しかしながら、バランスボールを使いこなすのには慣れが必要であり、エクササイズのためにバランスボール使いこなすためには、相当の訓練が必要である。例えば、初心者がエクササイズ効果が大きい「バランスボールの上に座る」という運動をしようとしても、このような運動を行うことは高度なバランス感覚が求められ、慣れていない使用者にとってはこのようなエクササイズを行うことは容易ではない。
そこで、特許文献1は、上記した危険な状況を回避するために、バランスボールの周囲を枠部材を取り囲んで、バランスボールが予想以上に転動することを抑制可能な「バランスボール補助枠」に関する技術を開示する。
特開2008−264096号公報
しかしながら、特許文献1のようなバランスボール補助枠を用いてエクササイズを行うと、バランスボールの転動が補助枠で確実に規制されるため、使用者はバランスボールの上でそれほどバランスを取る必要がなくなってしまう。つまり、特許文献1の運動機では、使用者が不安定なバランスボールの上で姿勢を保持しようとすることがなくなり、本来の運動効果を引き出すことができないと思われ、充分なエクササイズを実施できるか甚だ疑問である。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、使用者が転落することなく安定して使用できるものでありながら、効果的なエクササイズを行うことができるバランス運動装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明にかかるバランス運動装置は、使用者が様々な姿勢で搭乗することが可能な搭乗部と、前記搭乗部の下方に配備され且つ当該搭乗部を前後又は左右に往復揺動させる揺動機構と、前記揺動機構を駆動する駆動機構と、前記揺動機構と前記駆動機構とが配備されると共に床面へ載置可能な基盤部と、を有するバランス運動装置において、前記基盤部が、下方に向けて凸状形状を有していることを特徴とする。
好ましくは、前記基盤部は、側面視において当該搭乗部の直下部が周縁部より下方へ膨出しているとよい。
好ましくは、前記基盤部内に空気を注入することにより、前記基盤部の膨出度合いを可変とする構成とされているとよい。
好ましくは、前記搭乗部の直径と前記基盤部の直径とが、略同じとされているとよい。
本発明のバランス運動装置によれば、使用者に危険な感覚を抱かせることなく安全に使用でき、且つバランス感覚向上、筋力アップ作用などを使用者の身体に確実に発現させることが可能となる。
本発明のバランス運動装置の斜視図である。 本発明のバランス運動装置の分解斜視図である。 本発明のバランス運動装置の正面断面図である。 本発明のバランス運動装置の使用態様図である(その1)。 本発明のバランス運動装置の使用態様図である(その2)。 本発明のバランス運動装置の使用態様図である(その3)。 本発明のバランス運動装置の使用態様図である(その4)。
以下、本発明にかかるバランス運動装置の実施形態を、図を参照して説明する。
なお、適宜、図面内に説明のための方向を図示している。以降の説明においては、図面内の方向を用いて、バランス運動装置1の詳細を説明する。
バランス運動装置1は、使用者Mが様々な姿勢で搭乗することが可能な搭乗部2と、搭乗部2の下方に配備され且つ当該搭乗部2を前後左右に揺動させる揺動機構3と、この揺動機構3を駆動する駆動機構4と、揺動機構3と駆動機構4とを内蔵すると共に、床面Fへ載置可能な基盤部5と、を有している。このバランス運動装置1は、従来からあるバランスボール(ボディボール)といわれる運動器具に似た運動(以降、この運動をバランス運動という場合がある)を、使用者Mに行わせることができる。
つまり、本実施形態のバランス運動装置1は、バランスボールに載った使用者Mが、不安定なバランスボールの上で自らの姿勢を保持しようとして、意図せず自然に身体を捻ったり伸ばしたりするバランス運動と同じような運動を、使用者Mが行うことを可能とする。具体的には、本実施形態のバランス運動装置1は、使用者Mが搭乗する搭乗部2を機械式で揺動させ、バランスボールに載った場合と同じように使用者Mの姿勢を崩すことで、使用者Mにバランス運動を行わせる装置となっている。
加えて、図1などに示すように、基盤部5は、搭乗部2の直下部が周縁部より下方へ膨出しているため、基盤部5自身も床面F上で、前後左右のあらゆる方向に揺動する「起き上がり小法師」のような揺動を行うこととなり、揺動機構3により発生するバランス運動に、基盤部5自体の揺動により発生するバランス運動が加算され、使用者Mはバランスボールに類似するバランス運動をより効果的に行うことが可能となる。
以降では、まずバランス運動装置1を構成する搭乗部2、揺動機構3、駆動機構4、基盤部5について説明する。
図1、図2に示すように、搭乗部2は、平面視で略円形の平板であり、平面視円形状の基盤部5(詳細は後述)の直径とほぼ同じものとされている。搭乗部2の底面(下面)は、平坦な面状に形成されており、揺動機構3の支承部材11(詳細は後述)が底部の中央部に連結されるものとなっている。そして、この搭乗部2の下方に、揺動機構3、駆動機構4、それら2つの機構を制御する制御部(図示せず)が設置されている。
搭乗部2の上面も平坦な面状に形成されており、搭乗部2に登場する使用者Mは、安定して着座乃至は立脚することが可能となり、従来からのバランスボールに乗るように非常に不安定な状況に陥ることはなくなる。その結果、高齢者などであっても、安全にバランス運動を行うことが可能となる。
搭乗部2の上面には、シリコンラバーやウレタンなどを貼り付けておくことで、搭乗部2の表面がある程度の弾力性を有するものとなり、使用者Mに良好な座り心地、乗り心地を付与できるようになる。搭乗部2の上側の表面には、使用者が搭乗部2から滑り落ちることを防止する滑り止めリブが複数条に亘って形成されていてもよい。
後述する揺動機構3により、搭乗部2は、例えば、前後左右に8の字の軌道を描くように揺動することとなる。それゆえ、前後方向の揺動軌跡と、左右方向の揺動軌跡とは異なるものとなるため、搭乗部2には、前後方向と左右方向を示す印(着座の際にどの向きに身体を向ければ良いかを示すマーク)が刻印されていることが好ましい。このような刻印(マーク)としては、例えば搭乗部2の前方側に刻印をつけたり、搭乗部2の表面に左右方向を示すラインや前後方向を示すラインを刻印したりするとよい。加えて、搭乗部2の表面内部に、様々な光を出すLED照明などを埋め込んでおいたり、搭乗部2の表面に、様々な模様を形成しておくことで、見栄えの良い運動装置1となる。
なお、この搭乗部2の形状は特に限定されるものではなく、使用者Mが着座乃至は立脚する面、すなわち、上面が略平面であれば良い。平面視の形は、円形に限定されることはなく、矩形であってもよく、多角形であってもよい。
搭乗部2を揺動駆動させる揺動機構3及び駆動機構4は、基盤部5の上面乃至は内部に配設されるものとなっており、基盤部5自体は床面F上に配備される。
基盤部5は、下方に向けて凸状形状を有していて、側面視において搭乗部2の直下部が周縁部より下方へ膨出している。
詳しくは、基盤部5は、球体について下端から1/5程度の位置で球体を水平方向に沿って2つに分割し、分割したもののうち下側の部分を残して上側の部分だけを取り去ったような形状を呈している。言い換えれば、搭乗部2は、ドーム状に開いた傘を逆さまにしたもの、乃至はマッシュルームのかさの部分を逆さまにした形状を呈している。
詳しくは、基盤部5は、平面視した場合に、搭乗部2の直径と略同じ直径を備えた円形とされており、基盤部5の中心位置と搭乗部2の中心位置とは略一致するものとなっている。
基盤部5の側面視は、下方に向かって凸型であり半円形状のドーム型とされている。基盤部5の水平方向略中央部に、揺動機構3、駆動機構4が配備され、揺動機構3の上側に搭乗部2が取り付けられるものとなっている。
このように、基盤部5が下に凸形状であり、この形状が床面上に載置された状態で、搭乗部2の上面に使用者Mが登場した場合、床面上で基盤部5が不安定な状態(起き上がり小法師状態)となるため、使用者Mがバランスを取りつつ搭乗できるようになっている。つまり、このような下凸形状に基盤部5を形成すれば、使用者Mが搭乗部2に安定して着座しにくくなり、使用者Mにバランス運動を行わせることが可能となる。
なお、図示する基盤部5は平面視で円形状であるが、これには限定されず、楕円形状であってもよい。すなわち、基盤部5は、前後方向の長さと左右方向の長さとが異なるものであってもよい。また、基盤部5は平面視で非円形、例えば、四角形や六角形であってもよい。基盤部5は、側面視で半円形に限定されず、例えば、角を丸めた三角形状(山形形状)であってもよい。すなわち、斜視でピラミッド形状であってもよい。
基盤部5は、内部に硬質のプラスチックなどで形成されたドーム状の芯体6を有しており、その上面全体にウレタンなどで形成された中間材7が配備され、この中間材7のさらに外側にシリコンゴムなどで形成された被覆材8が配備されるものとなっている。
つまり、上述した中間材7が芯体6を下方から全面的に覆い、この中間材7の外側を被覆材8が覆う構造、言い換えれば被覆材8(下部)と中間材7(上部)とを二重に積層した積層構造となっている。また、上述した中間材7は、上述した芯体6のドーム状の外形に沿うように芯体6の下に、所定の厚みに形成されている。このように搭乗部2を積層構造としたり中間材7を厚くすれば、基盤部5の下凸形状の曲率を大きなものとし、使用者Mに強めのバランス運動を付与可能となる。
なお、中間材7に代えて空隙部30(芯体6と被覆材8との間に形成された空隙部30)を形成しておき、この空隙部30に外部から空気を注入することで、中間材7と同様な働きをさせてもよい。空隙部30に空気を多く注入することで、基盤部5の下凸形状の曲率(膨出度合い)を大きなものとし、使用者Mに強めのバランス運動を付与できる。逆に、空隙部30に空気を少なく注入することで、基盤部5の下凸形状の曲率(膨出度合い)を小さなものとし、使用者Mにバランス運動を弱いものにすることもできる。
なお、搭乗部2と同じように、基盤部5の内部(表面直下)に、様々な光を出すLED照明などを埋め込んでおいたり、基盤部5の表面に、様々な模様を形成しておくことで、見栄えの良い運動装置1となる。
さらに、搭乗部2の外周囲であって、搭乗部2と基盤部5との間には、可撓性を有する弾性部材(図示せず)が、搭乗部2を周囲から覆うように備えられているとよい。このように、基盤部5の縁部を弾性部材で覆うことで、搭乗部2と基盤部5との挟み込みなど不都合な状況を確実に回避することが可能となり、安全性が高まることとなる。
弾性部材としては、搭乗部2の下側と基盤部5との間の隙間の全面を囲う環状のスポンジ体が好ましい。搭乗部2が揺動する際に、弾性部材であるスポンジ体が上下に引っ張られ、強度が増すこととなるため、外部から開口内にある揺動機構3や駆動機構4に、使用者Mの指などが入り込むことを確実に防ぐことができるようになる。
次に、図3などに示すように、基盤部5上であって搭乗部2の下方には、搭乗部2を前後及び左右に往復揺動させ、上下方向を向く軸回りに搭乗部2を捻る捻り動作を発生させる揺動機構3と、この揺動機構3を駆動する駆動機構4と、が配備されている。
揺動機構3は、駆動機構4により回転駆動される回転軸10と、搭乗部2を下方から支持する支承部材11と、回転軸10の回転運動を左右方向に沿った往復揺動運動に変換して、支承部材11に伝達する変換部12と、支承部材11が回転軸10に伴って回転することを規制する規制部13と、を有している。
回転軸10は、搭乗部2より下方の基盤部5上に、軸心が左右方向に向くように架設されている。この回転軸10は、軸受14を介して左右方向を向く軸回りに回転自在に支持されている。また、回転軸10の右端側は駆動機構4の減速機26内に挿入され、回転軸10の左端側は軸受14を介して回転軸支持部17(基盤部5の上面から上方に向かって起立するように伸びる部材)に回転自在に支持されている。
支承部材11は、搭乗部2を下方から支持するものである。この支承部材11は、上面に搭乗部2が取り付けられる載置部15と、当該載置部15を下方から支持する支持部16と、を有している。
載置部15は、水平方向に沿うように配備された板状の部材であり、使用者Mによる荷重(体重)に耐え得る厚みとされている。支持部16は、正面視で、下端から上端に向かって広がる拡張形状とされている。つまり、支持部16は、下端側から上端側に向かって徐々に幅広となる、上端側の幅が広い、左右方向に厚みのある断面が逆三角形状(漏斗状)の部材である。なお、支持部16の下端も、一定の厚みを有するものとなっている。なお、この支承部材11については、載置部15と支持部16が一体形成されているとよい。
このように載置部15と支持部16とが一体形成されるなどの工夫がある故に、球形のバランスボールを用いた従来の運動機よりも搭乗部2を低位置へ配置することができ、基盤部5(言い換えれば床面F)から搭乗部2の頂点までの高さを、従来からあるバランスボールに比して非常に低くくすることができる。そのため、使用者Mは、床面Fへの落下の危険性を感じることなく、安心して運動を行うことが可能となる。
図5に示すように、支承部材11の下端(基端)側には、回転軸10からの回転駆動力を往復揺動に変換する変換部12(揺動機構3に配備された変換部12)が配備されている。
変換部12は、回転軸10からの回転駆動力を、上記した揺動運動に変換して、支承部材11と共に動作する搭乗部2に伝達する。変換部12は、回転軸10と一体回転するように、この回転軸10に固定されている回転ボス部20と、支承部材11の基端に設けられていて回転ボス部20の外周縁に嵌り込む環状嵌合部21と、支承部材11が回転軸10との同伴回転することを規制する規制部13と、を有している。
回転ボス部20は、回転軸10を外嵌していて、外周面に回転軸10に対して傾斜状のカム面が設けられている。なお、回転軸10が貫通する回転ボス部20の孔部は、当該回転ボス部20の外周円の中心に対して、偏心した状態で形成されている。つまり、回転ボス部20は、回転軸10の軸心に対して傾斜回転を共に行うものである。なお、回転ボス部20(カム面)の傾きについては、支承部材11が揺動運動を実現することが可能となる傾きとされている。
環状嵌合部21は、支承部材11の基端に形成されていて、回転ボス部20を相対回転自在な状態で、ベアリング22を介して外嵌する。支承部材11は、回転ボス部20の傾斜回転及び偏心回転により、往復揺動運動をする。
規制部13は、環状嵌合部21が回転ボス部20に対して供回りすることを規制する。この規制部13は、回転軸10の下方に配備されている。
規制部13は、支承部材11の基端側に設けられた規制ピン23と、規制ピン23の対面する位置に設けられ、且つ当該規制ピン23が摺動自在に嵌り込む規制溝24と、を有している。
本実施形態においては、規制ピン23は、円柱状の突起とされていて、支承部材11の基端(環状嵌合部21の下方)側から、下方向に突設されている。また、規制溝24は、規制ピン23の下方であって、基盤部5に設けられている。規制溝24は、左右方向に長い溝とされていて、規制ピン23が左右方向に摺動自在に挿入される。
この回転軸10の右端側であって、基盤部5上には、回転軸10を回転させる駆動機構4が配備されている。
駆動機構4は、回転駆動力を出力する駆動モータ25と、所定の速度に減速する減速機26とを有している。減速機26は、所定の速度に減速するギヤ機構28と、ギヤ機構28を格納するギアケース29と、を有している。駆動モータ25は、出力軸が回転軸10より下側であって、前方を向くように備えられている。また、駆動モータ25の出力軸は、減速機26に挿入され、ギヤ機構28を介して、回転軸10に繋がっている。
変換部12と回転軸10との間には、回転軸10と変換部12とを確実に供回りさせる動力伝達機構27が備えられている。つまり、動力伝達機構27は、揺動運動を実施している際、使用者Mからの大きな荷重により、回転ボス部20が回転している回転軸10上でスリップを起こさないようにするための機構である。
本実施形態においては、動力伝達機構27は、回転軸10の外周面に形成されているスプラインとされている。このスプラインにより、回転軸10上で回転ボス部20のスリップが発生しない。また、本実施形態のスプラインは、回転ボス部20の右側に形成されている。
[作動態様]
以上述べた構成を有するバランス運動装置1の作動態様について、説明する。
使用者Mは、電源OFFの状態で、搭乗部2の上に様々な姿勢で乗る(姿勢については、後述する)。その後、搭乗部2などに設けられているスタートスイッチ(図示せず)をONにする。
すると、駆動機構4の駆動モータ25が出力軸より回転駆動力を出力する。回転駆動力は、減速機26で所定の速度に減速されて、ギヤ機構28を介して、回転軸10に伝達される。それに伴い、回転軸10に取り付けられている回転ボス部20が回転軸10と共に回転する。なお、回転軸10と回転ボス部20は、動力伝達機構27により歯合しているので、確実に共回りする。
環状嵌合部21を介して回転ボス部20に外嵌する支承部材11は、回転軸10の回転方向と同方向に回転しようとする。このとき、環状嵌合部21の下方に設けられている規制ピン23が規制溝24内を摺動するため、回転ボス部20と支承部材11の連れ回りは規制されている。
回転ボス部20の外周面に形成されたカム面は、回転軸10に対して傾斜している。また、規制ピン23は、左右方向に長い規制溝24に沿って摺動する。そのため、支承部材11は、回転軸10の回転に伴って、左右及び前後に往復揺動動作をするようになる。
すなわち、搭乗部2の前端部が右側へ振られると共に、その上面が左下がりとなるとき、後端部は左側へ振られると共に、その上面が右上がりとなる。反対に、搭乗部2の前端部が左側へ振られると共に、その上面が右下がりとなるとき、後端部は右側へ振られると共に、その上面が左上がりとなる。揺動機構3は、支承部材11を介して連結されている搭乗部2に対して、前端部及び端後部が、上記のような平面視で当該搭乗部2の中央を中心として逆位相となる揺動運動、言い換えれば、複合ツイスト運動(複雑な8の字運動)を生じさせることとなる。
このような動きをする搭乗部2への乗り方には、様々な方法が考えられる。
例えば、図4に示すように、胡坐をかいた形、すなわち座禅姿勢で搭乗することもできる。図5に示すように、搭乗部2に臀部を置き、足を宙に浮かせた状態で乗ることもできる。この身体状態を維持しつつ揺動運動を行うことで、バランス感覚が格段に向上すると共に全身の筋肉が鍛えられることになる。図6に示すように、立った姿勢のままで乗ることもできる。
いずれの姿勢であっても、基盤部5が下方ドーム状であり、起き上がり小法師状の運動をし、バランスを崩しやすいものであり、その上で搭乗部2が揺動機構3により揺動運動を行うため、使用者Mは、身体の各部位の筋肉を鍛えることができるとともに、バランス感覚を格段に向上させることが可能となる。
加えて、図7に示すように仰向けの姿勢で寝転がり、背中の部分を搭乗部2に乗せることも可能である。この状態で、搭乗部2を揺動運動させることで、使用者Mの背中の部分を中心とした筋肉運動などを実現することが可能となる。
なお、前述したように、基盤部5(言い換えれば床面F)から搭乗部2の頂点までの高さは、従来からあるバランスボールに比して非常に低いものとなっているため、使用者Mは安心感をもって、様々な姿勢で搭乗部2に搭乗することが可能となる。
以上述べたように、本発明のバランス運動装置1を用いることで、使用者Mに危険な感覚を抱かせることなく安全に使用でき、且つ本来のバランスボールによる「不安定感」に打ち勝とうとして作用する「使用者Mのバランス感覚向上、筋力アップ作用」などを使用者Mの身体に確実に発現させることが可能となる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
例えば、搭乗部2の上面は、平坦な面状に形成されているとして説明を行ったが、それには限定されず、搭乗部2の上面が上に凸形状とされてもよい。こうすることで、使用者Mは更に不安定な状況となり、非常に効果的なバランス運動を行うことが可能となる。搭乗部2の上面が上凸形状の場合、この搭乗部2の表面に空気を注入可能な空隙部を形成し、空隙部に対する空気の入れ具合を可変とすることで、搭乗部2の凸形状の曲率を変化させるようにすることは好ましい。
また、本願出願人は、特願2017−217606にて開示された「使用者が様々な姿勢で搭乗することが可能な搭乗部と、搭乗部の下方に配備され且つ当該搭乗部を前後又は左右に往復揺動させる揺動機構と、揺動機構を駆動する駆動機構と、揺動機構と駆動機構とが配備されると共に床面へ載置可能な基盤体と、を有するバランス運動装置において、搭乗部が、上方に凸状形状を有しているバランス運動装置」を開発しているが、このバランス運動装置を上下反転して使用する、言い換えれば、特願2017−217606に開示された装置自体を上下逆転し、搭乗部2を床面F上に配置し、上側となった基盤部5に使用者Mが搭乗することでも、本願発明のバランス運動装置と略同様の作用効果を奏することになる。
また、搭乗台2は前後、左右に揺動する旨を述べたが、それに加え、上下に往復移動するものであってもよい。また、揺動機構3としては、様々な機構を採用可能であり、油圧シリンダを組み合わせた機構とすることもできる。
特に、今回開示された実施形態において、明示されていない事項、例えば、作動条件や操作条件、構成物の寸法、重量などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。
1 バランス運動装置
2 搭乗部
3 揺動機構
4 駆動機構
5 基盤部
6 芯体
7 中間材
8 被覆材
10 回転軸
11 支承部材
12 変換部
13 規制部
14 軸受
15 載置部
16 支持部
17 回転支持部
20 回転ボス部
21 環状嵌合部
22 ベアリング
23 規制ピン
24 規制溝
25 駆動モータ
26 減速機
27 動力伝達機構
28 ギア機構
29 ギアケース
30 空隙部
F 床面
M 使用者(搭乗者)

Claims (4)

  1. 使用者が様々な姿勢で搭乗することが可能な搭乗部と、前記搭乗部の下方に配備され且つ当該搭乗部を前後又は左右に往復揺動させる揺動機構と、前記揺動機構を駆動する駆動機構と、前記揺動機構と前記駆動機構とが配備されると共に床面へ載置可能な基盤部と、を有するバランス運動装置において、
    前記基盤部が、下方に向けて凸状形状を有している
    ことを特徴とするバランス運動装置。
  2. 前記基盤部は、側面視において当該搭乗部の直下部が周縁部より下方へ膨出していることを特徴とする請求項1に記載のバランス運動装置。
  3. 前記基盤部内に空気を注入することにより、前記基盤部の膨出度合いを可変とする構成とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバランス運動装置。
  4. 前記搭乗部の直径と前記基盤部の直径とが、略同じとされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバランス運動装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114177586A (zh) * 2021-12-09 2022-03-15 武汉铁路职业技术学院 一种体育健身腿部锻炼设备及使用方法
KR102528449B1 (ko) * 2022-09-06 2023-05-03 하은주 움직임 방향 설정을 위한 모듈 결합형 밸런스 보드

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114177586A (zh) * 2021-12-09 2022-03-15 武汉铁路职业技术学院 一种体育健身腿部锻炼设备及使用方法
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