JP2019135630A - データ抽出システム、データ抽出プログラム、データ抽出方法、データ保管先装置、データ保管先装置の制御方法およびデータ保管先装置のプログラム - Google Patents

データ抽出システム、データ抽出プログラム、データ抽出方法、データ保管先装置、データ保管先装置の制御方法およびデータ保管先装置のプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の主な目的は、容易に抽出データを構築することができる、データ抽出システム、データ抽出プログラム、データ抽出方法、データ保管先装置、データ保管先装置の制御方法およびデータ保管先装置のプログラムを提供することである。【解決手段】データ抽出システム100は、携帯通信端末200と、データを記録する1または複数のデータ保管元装置300と、データを保管するデータ保管先装置400と、を含む。携帯通信端末200は、1または複数のデータ保管元装置300に記録されたデータの書き込み指示を作成してデータ保管先装置400へ与え、データ保管先装置400は、書込指示ファイル700に応じて1または複数のデータ保管元装置300から所定のデータを抽出して保管し、保管完了の場合に携帯通信端末200に完了の旨を送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、データ抽出システム、データ抽出プログラム、データ抽出方法、データ保管先装置、データ保管先装置の制御方法およびデータ保管先装置のプログラムに関する。
例えば、特許文献1(特表2008−530649号公報)には、コントローラについて開示されている。特許文献1(特表2008−530649号公報)記載のコントローラは、パーソナル・ビデオ・レコーダー(PVR)のためのコントローラであって、該PVRは、メディア・コンテンツを受信するよう動作可能な受信段と、コンテンツを記憶するための内部記憶デバイスと、外部記憶デバイスへの接続のためのインターフェースとを有するものであり、当該コントローラは:外部記憶デバイスにコンテンツを直接記録するという命令を受け取り;前記外部記憶デバイスがメディア・コンテンツを要求される転送レートで保存できるかどうかを判別し;前記外部記憶デバイスがメディア・コンテンツを要求される転送レートで保存できない場合には、受信されたメディア・コンテンツを記録するために前記内部記憶デバイスを使用し、保存されたメディア・コンテンツを前記内部記憶デバイスから前記外部記憶デバイスに転送する、よう動作するものである。
また、特許文献2(特開2003−122633号公報)には、受信されたデータを適切に利用することができるように記憶することができるようにする情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムについて開示されている。
特許文献2(特開2003−122633号公報)記載の情報処理装置は、入力された入力データを記憶して処理する情報処理装置において、前記入力データの少なくとも一部を、内部の内部記憶媒体に記憶させる第1の記憶手段と、前記入力データの少なくとも一部を、外部の外部記憶媒体に記憶させる第2の記憶手段とを備えるものである。
特許文献3(特開2008−40898号公報)には、データを内部に保存する機能を持たない携帯端末における印刷過程でのセキュリティ向上を図る携帯クライアント端末装置について開示されている。
特許文献3(特開2008−40898号公報)記載の携帯クライアント端末装置は、アプリケーションサーバを第1の通信回線を通じて操作する操作手段と、アプリケーションサーバから第1の通信回線を通じて送信される出力用データを受信する受信手段と、受信した出力用データの一部または全部を表示する表示手段と、受信した出力用データの一部または全部を内部保存させないセキュア機構と、受信した出力用データの一部または全部を第2の通信回線を通じて画像形成装置に転送するゲートウェイ機構と、を備えるものである。
また、特許文献4(特開2005−242792号公報)には、紙の使用量を大幅に減らすことができる携帯型画像表示装置について開示されている。
特許文献4(特開2005−242792号公報)記載の携帯型画像表示装置においては、第1の外部装置から複数の一時出力ジョブを受信するジョブ受信手段と、前記ジョブ受信手段により受信した複数の一時出力ジョブを保持するジョブ保持手段と、前記ジョブ受信手段により受信した複数の一時出力ジョブをイメージとして表示する画像表示手段と、前記ジョブ受信手段により受信した複数の一時出力ジョブのうちから、印刷すべき一時出力ジョブを選択するジョブ選択手段と、前記ジョブ選択手段により選択された一時出力ジョブを、第2の外部装置に送信し、前記第2の外部装置で印刷を行なわせるジョブ送信手段と、を有するものである。
また、特許文献5(特開2005−216092号公報)には、グループで来園した来園者の場合であっても、撮影された全員の全画像を閲覧できるようにして、来園者の予算内の金額で所望とする写真を提供できる写真撮影サービスについて開示されている。
特許文献5(特開2005−216092号公報)記載の写真撮影サービスにおいては、個々の被写体が所持する発信機が発する発信機固有のIDと撮影画像とを関連付けて記憶して、同一のグループを構成する被写体が個々に所持する発信機の固有IDを基に前記記憶した撮影画像を検索して表示し、所望する撮影画像を指示された媒体に書き込むようにしたものである。
さらに、特許文献6(特開2005−20582号公報)には、ネットワーク接続可能な画像処理装置をコンビニ等の店舗に設置して、カメラ付き携帯電話等に記録した画像データを容易且つ信頼性の高い方法で保管する画像データ保管サービス提供システム、方法、画像処理装置、プログラム、及び記録媒体について開示されている。
特許文献6(特開2005−20582号公報)記載の画像データ保管サービス提供システムにおいては、画像データを記録紙上に印刷出力する印刷手段を少なくとも有する画像処理ユニット及び該画像処理ユニットに接続された情報処理ユニットからなる画像処理装置と、ユーザが所有する画像データを保管するためのサーバ装置とを有し、前記画像処理装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続された画像データ保管サービス提供システムにおいて、前記情報処理ユニットは、ユーザのID情報,認証データ,顔写真データのいずれか1又は複数を少なくとも含む会員登録情報を記憶した記憶手段と、ユーザから認証データが入力された場合に該入力された認証データと前記記憶手段に記憶された認証データとを照合し、その結果、両者が一致した場合に前記認証データに応じたID情報及び/又は顔写真データを前記記憶手段から抽出して画面上に表示する認証手段と、該認証したユーザから入力された画像データを前記サーバ装置の予め決められた保管領域にアップロードするアップロード手段とを有するものである。
特表2008−530649号公報 特開2003−122633号公報 特開2008−40898号公報 特開2005−242792号公報 特開2005−216092号公報 特開2005−20582号公報 https://www.mago−ch.com/ まごちゃんねる https://mypocket.ntt.com/column/share−photos−with−your−parents.html マイポケットSTYLE>離れて暮らす両親にプレゼント!「孫の写真」の送り方
以上のように、特許文献1乃至6または非特許文献1または2において、種々のシステムが開示されている。
しかしながら、特許文献1乃至6または非特許文献1または2においては、容易に抽出データを構築することができないという問題があった。また、携帯通信端末を用いて抽出データを構築する場合、携帯通信端末の通信が滞るという問題があった。さらに、特に、複数の人によるそれぞれの抽出条件に対応することができないという問題があった。
本発明の主な目的は、容易に抽出データを構築することができる、データ抽出システム、データ抽出プログラム、データ抽出方法、データ保管先装置、データ保管先装置の制御方法およびデータ保管先装置のプログラムを提供することである。
本発明の他の目的は、通信端末の通信を円滑にしつつ、容易に抽出データを構築することができる、データ抽出システム、データ抽出プログラム、データ抽出方法、データ保管先装置、データ保管先装置の制御方法およびデータ保管先装置のプログラムを提供することである。
本発明の他の目的は、複数の人によるそれぞれの抽出条件に対応することができ、通信端末の通信を円滑にしつつ、容易に抽出データを構築することができる、データ抽出システム、データ抽出プログラム、データ抽出方法、データ保管先装置、データ保管先装置の制御方法およびデータ保管先装置のプログラムを提供することである。
(1)
一局面に従うデータ抽出システムは、通信端末と、データを記録する1または複数の記録部と、データを保管するデータ保管先装置と、を含み、通信端末は、1または複数の記録部に記録されたデータの書き込み指示をデータ保管先装置へ与え、データ保管先装置は、書き込み指示に応じて1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管するものである。
この場合、通信端末から書き込み指示が与えられる。また、データ保管先装置は、書き込み指示に応じて、1または複数の記録部から所定のデータを抽出し、保管する。
その結果、通信端末は、画像または音声、動画等のデータを通信する必要がなくなる。すなわち、通信端末は、書き込み指示を作成するのみである。また、所定のデータの抽出および保管は、データ保管先装置が実施するため、データの抽出および保管の間において、通信端末の利用を阻害することを防止することができる。
また、通信端末は、携帯通信端末、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等、任意の通信端末を用いることができる。
(2)
他の局面に従うデータ抽出システムは、通信端末と、データを記録する1または複数の記録部と、データを保管するデータ保管先装置と、書き込み指示を記録する書込指示記録部と、をさらに含み、通信端末は、1または複数の記録部に記録されたデータの書き込み指示を書込指示記録部へ与え、データ保管先装置は、書込指示記録部から書き込み指示を取得し、書き込み指示に応じて1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管するものである。
この場合、書込み指示記録部に書き込み指示が記録される。また、データ保管先装置は、書き込み指示に応じて、1または複数の記録部から所定のデータを抽出し、保管する。
その結果、画像または音声、動画等のデータを通信する必要がなくなる。また、所定のデータの抽出および保管は、データ保管先装置が実施するため、データの抽出および保管の間において、通信端末の利用を阻害することを防止することができる。
また、データ保管先装置は、書込指示記録部に記録された書き込み指示を取得し、書き込み指示に応じてデータを抽出することができる。
また、通信端末は、携帯通信端末、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等、任意の通信端末を用いることができる。さらに、書込指示記録部は、クラウドストレージ等のサーバ、またはNAS(ネットワークアタッチトストレージ)等からなってもよい。
(3)
第3の発明にかかるデータ抽出システムは、一局面または第2の発明にかかるデータ抽出システムにおいて、通信端末は、少なくとも第1通信端末および第2通信端末を含み、第1通信端末は、第1通信端末と第2通信端末とのユーザ情報を記録した第1書き込み指示を作成し、第2通信端末は、自身のユーザ情報を記録した第2書き込み指示を作成し、データ保管先装置は、第1書き込み指示および第2書き込み指示を確認することによって全てのユーザからの書き込み指示を受信したと判断した場合、第1書き込み指示と第2書き込み指示とに応じて、1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管してもよい。
この場合、第1通信端末および第2通信端末から個別に第1書き込み指示および第2書き込み指示を作成し、データ保管先装置へ与えることができる。また、データ保管先装置は、第1書き込み指示、第2書き込み指示に応じて所定のデータを抽出し保管することができる。
すなわち、複数の通信端末から書き込み指示を行うことができる。すなわち、親族間、夫婦、彼氏彼女、企業内グループ、友人グループ等、2名以上のグループにおいても、容易に書き込み指示を行わせることができる。
その結果、データ抽出および保管を種々の記録部から収集することができる。
(4)
第4の発明にかかるデータ抽出システムは、一局面から第3の発明にかかるデータ抽出システムにおいて、書き込み指示には、書き込み指示の編集状況を示す編集状況情報がさらに含まれ、データ保管先装置は、書き込み指示の編集状況情報を確認し、編集完了と判断した場合に、書き込み指示に応じて、1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管してもよい。
この場合、書き込み指示の編集状況を示す編集状況情報に応じてデータ抽出を行うことができるので、処理を簡潔に実施することができる。
(5)
第5の発明にかかるデータ抽出システムは、一局面から第4の発明にかかるデータ抽出システムにおいて、データ保管先装置は、データを記録媒体に書き込むことが可能であってもよい。
この場合、データ保管先装置は、データを記録媒体に書き込むことができるので、CD−R、DVD、USBメモリ等種々の記録媒体にデータを書き込むことができる。
(6)
第6の発明にかかるデータ抽出システムは、一局面から第5の発明にかかるデータ抽出システムにおいて、テレビジョン装置および外部通信端末の少なくとも一方をさらに含み、データ保管先装置は、テレビジョン装置および外部通信端末の少なくとも一方に保管したデータを閲覧可能なデータとして送信してもよい。
この場合、テレビジョン装置および外部通信端末の少なくとも一方に、データを閲覧可能なデータとして送信することができる。その結果、遠隔地の人が有するテレビジョン装置および外部通信端末の少なくとも一方に、データを閲覧できるよう送信することができる。また、テレビジョン装置であれば、システム熟知度が低い場合であっても、容易にデータの閲覧を行うことができる。
(7)
第7の発明にかかるデータ抽出システムは、一局面から第6の発明にかかるデータ抽出システムにおいて、データ保管先装置は、書き込み指示に応じて1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管し、保管完了の場合に通信端末に完了の旨を送信し、通信端末は、データ保管先装置から完了の旨を受信した場合に、保管したデータを閲覧可能であってもよい。
この場合、通信端末に、データ保管先装置により抽出および保管されたデータについて、データの一覧を閲覧することができる情報が送信される。
その結果、通信端末を有するユーザは、データの一覧を容易に確認することができる。
また、通信端末を有するユーザは、閲覧可能なデータの一覧から、不要と判断するデータの削除またはデータの並び替えを行うことができる。その結果、通信端末における負担を最小限にして、ユーザの望むデータの抽出および保管を行うことができる。ここで、通信端末における負担とは、データの送受信または通信容量等を意味する。
また、第1通信端末は、第2通信端末によるデータ書き込み指示の完了の旨を受領することができる。その結果、容易に第2通信端末によるデータ書き込み指示が行われたか否かを第1通信端末のユーザが認識することができる。
(8)
第8の発明にかかるデータ抽出システムは、一局面から第7の発明にかかるデータ抽出システムにおいて、通信端末は、所定の条件に応じて自動的に書き込み指示を作成してもよい。
この場合、通信端末は、所定の条件に応じて自動的に書き込み指示を作成してもよいので、ユーザは、抽出されるデータの条件を設定するのみで、データ保管先装置にデータの抽出および保管を行うことができる。例えば、所定の条件とは、年月日、人物像(顔画像データ)、ジャンル、位置情報、音楽のジャンル、新聞のキーワード、その他キーワード、等のうち少なくとも一つであり、その他任意のキーワード等を用いることができる。
(9)
他の局面に従うデータ抽出プログラムは、通信端末、データを記録する1または複数の記録部、および前記データを保管するデータ保管先装置の少なくとも2つの通信を制御するデータ抽出プログラムであって、通信端末から1または複数の記録部に記録されたデータの書き込み指示を作成してデータ保管先装置へ与える指示処理と、指示処理に応じて、データ保管先装置が1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管する抽出保管処理と、を含むものである。
この場合、通信端末から書き込み指示が与えられる。また、データ保管先装置は、書き込み指示に応じて、1または複数の記録部から所定のデータを抽出し、保管する。
その結果、通信端末は、画像または音声、動画等のデータを通信する必要がなくなる。すなわち、通信端末は、書き込み指示を作成するのみである。また、所定のデータの抽出および保管は、データ保管先装置が実施するため、データの抽出および保管の間において、通信端末の利用を阻害することを防止することができる。
(10)
さらに他の局面に従うデータ抽出方法は、通信端末、データを記録する1または複数の記録部、およびデータを保管するデータ保管先装置の少なくとも2つの通信を制御するデータ抽出方法であって、通信端末から1または複数の記録部に記録されたデータの書き込み指示を作成してデータ保管先装置へ与える指示工程と、指示工程に応じて、データ保管先装置が1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管する抽出保管工程と、を含むものである。
この場合、通信端末から書き込み指示が与えられる。また、データ保管先装置は、書き込み指示に応じて、1または複数の記録部から所定のデータを抽出し、保管する。
その結果、通信端末は、画像または音声、動画等のデータを通信する必要がなくなる。すなわち、通信端末は、書き込み指示を作成するのみである。また、所定のデータの抽出および保管は、データ保管先装置が実施するため、データの抽出および保管の間において、通信端末の利用を阻害することを防止することができる。
(11)
さらに他の局面に従うデータ保管先装置は、データ保管先装置であって、通信端末および1または複数の記録装置と通信可能な通信部を持ち、通信部は、通信端末から送信された、1または複数の記録装置に記録されたデータの書き込み指示を受信し、書き込み指示に応じて、1または複数の記録装置から所定のデータを抽出して保管するものである。
この場合、通信端末から書き込み指示が与えられる。また、データ保管先装置は、書き込み指示に応じて、1または複数の記録部から所定のデータを抽出し、保管する。
その結果、通信端末は、画像または音声、動画等のデータを通信する必要がなくなる。すなわち、通信端末は、書き込み指示を作成するのみである。また、所定のデータの抽出および保管は、データ保管先装置が実施するため、データの抽出および保管の間において、通信端末の利用を阻害することを防止することができる。
(12)
さらに他の局面に従うデータ保管先装置の制御方法は、データ保管先装置の制御方法であって、通信端末および1または複数の記録装置と通信可能な通信工程と、通信工程は、通信端末から送信された、1または複数の記録装置に記録されたデータの書き込み指示を受信する受信工程と、受信工程による書き込み指示に応じて、1または複数の記録装置から所定のデータを抽出して保管する抽出保管工程と、を含むものである。
この場合、通信端末から書き込み指示が与えられる。また、データ保管先装置は、書き込み指示に応じて、1または複数の記録部から所定のデータを抽出し、保管する。
その結果、通信端末は、画像または音声、動画等のデータを通信する必要がなくなる。すなわち、通信端末は、書き込み指示を作成するのみである。また、所定のデータの抽出および保管は、データ保管先装置が実施するため、データの抽出および保管の間において、通信端末の利用を阻害することを防止することができる。
(13)
さらに他の局面に従うデータ保管先装置のプログラムは、データ保管先装置のプログラムであって、通信端末および1または複数の記録装置と通信可能な通信処理と、通信処理は、通信端末から送信された、1または複数の記録装置に記録されたデータの書き込み指示を受信する受信処理と、受信処理による書き込み指示に応じて、1または複数の記録装置から所定のデータを抽出して保管する抽出保管処理と、を含むものである。
この場合、通信端末から書き込み指示が与えられる。また、データ保管先装置は、書き込み指示に応じて、1または複数の記録部から所定のデータを抽出し、保管する。
その結果、通信端末は、画像または音声、動画等のデータを通信する必要がなくなる。すなわち、通信端末は、書き込み指示を作成するのみである。また、所定のデータの抽出および保管は、データ保管先装置が実施するため、データの抽出および保管の間において、通信端末の利用を阻害することを防止することができる。
(14)
さらに他の局面に従うデータ保管先装置は、データ保管先装置であって、書込指示記録部および1または複数の記録装置と通信可能な通信部を持ち、通信部は、書込指示記録部に記録された、1または複数の記録装置に記録されたデータの書き込み指示を受信し、書き込み指示に応じて、1または複数の記録装置から所定のデータを抽出して保管するものである。
この場合、書込み指示記録部に書き込み指示が記録される。また、データ保管先装置は、書き込み指示に応じて、1または複数の記録部から所定のデータを抽出し、保管することができる。
(15)
さらに他の局面に従うデータ保管先装置の制御方法は、データ保管先装置の制御方法であって、書込指示記録部および1または複数の記録装置と通信可能な通信工程と、通信工程は、書込指示記録部に記録された、1または複数の記録装置に記録されたデータの書き込み指示を受信する受信工程と、受信工程による書き込み指示に応じて、1または複数の記録装置から所定のデータを抽出して保管する抽出保管工程と、を含むものである。
この場合、書込み指示記録部に書き込み指示が記録される。また、データ保管先装置は、書き込み指示に応じて、1または複数の記録部から所定のデータを抽出し、保管することができる。
(16)
さらに他の局面に従うデータ保管先装置のプログラムは、データ保管先装置のプログラムであって、書込指示記録部および1または複数の記録装置と通信可能な通信処理と、通信処理は、書込指示記録部に記録された、1または複数の記録装置に記録されたデータの書き込み指示を受信する受信処理と、受信処理による書き込み指示に応じて、1または複数の記録装置から所定のデータを抽出して保管する抽出保管処理と、を含むものである。
この場合、書込み指示記録部に書き込み指示が記録される。また、データ保管先装置は、書き込み指示に応じて、1または複数の記録部から所定のデータを抽出し、保管することができる。
本実施の形態にかかるデータ抽出システムの一例を示す模式図である。 携帯通信端末の制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 携帯通信端末の制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 書込指示ファイルを受信したデータ保管先装置の動作の一例を示すフローチャートである。 書込指示ファイルの一例を示す模式図である。 携帯通信端末の表示部の表示の一例を示す模式図である。 携帯通信端末の表示部の表示の一例を示す模式図である。 携帯通信端末の表示部の表示の一例を示す模式図である。 第3の実施の形態にかかるデータ抽出システムの一例を示す模式図である。 データ保管先装置の他の例を示す模式図である。 データ保管先装置の他の例を示す模式図である。 データ保管先装置の他の例を示す模式図である。 データ抽出システムの各要素の配置例を示す模式図である。 データ抽出システムの各要素の配置例を示す模式図である。 データ抽出システムの各要素の配置例を示す模式図である。 データ抽出システムの各要素の配置例を示す模式図である。 データ抽出システムの各要素の配置例を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施形態>
図1は、本実施の形態にかかるデータ抽出システム100の一例を示す模式図である。
図1に示すように、データ抽出システム100は、主に携帯通信端末200、データ保管元装置300、およびデータ保管先装置400を含む。
(携帯通信端末200)
図1の携帯通信端末200は、制御部210、表示部220、操作部230、撮像部240を含む。また、本実施の形態において、携帯通信端末200は、具体的に携帯電話またはスマートフォン等からなる。さらに、携帯通信端末200には、専用のアプリケーションソフト500がインストールされている。
後述するように、ユーザは、携帯通信端末200の専用のアプリケーションソフト500を用いて、書込指示ファイル700を作成する。
(データ保管元装置300)
本実施の形態において、データ保管元装置300は、ネットワークを介してデータの送受信ができるストレージである。データ保管元装置300は、例えば、NAS(ネットワークアタッチトストレージ)、クラウドストレージ等からなる。データ保管元装置300には、画像、動画、など、各種データが保存されている。
本実施の形態においてデータ保管元装置300は、携帯通信端末200と同じネットワーク内に設けられている。
なお、本実施の形態においては、データ保管元装置300は、携帯通信端末200と同じネットワーク内に設けられている場合について説明しているが、これに限定されず、外部ネットワークに存在していてもよく、一部のデータ保管元装置300が携帯通信端末200と同じネットワーク内に設けられ、他部のデータ保管元装置300が外部ネットワークに設けられてもよい。
また、データ保管元装置300は、ネットワークを介して携帯通信端末200の撮像部240により撮影された写真データ、動画データを自動的に保存するように設定されていてもよい。
(データ保管先装置400)
データ保管先装置400は、携帯通信端末200からの書込指示ファイル700の内容に従ってデータ保管元装置300からデータを自主的に取得する機能を有する。
(アプリケーションの動作)
図2および図3は、携帯通信端末200の制御部210の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、制御部210によるアプリケーションソフト500の動作について説明する。
ユーザは、携帯通信端末200のアプリケーションソフト500を起動させる(ステップS1)。
また、ユーザは、携帯通信端末200の撮像部240を用いて、データ保管元装置300の外部アクセス用接続情報を登録する(ステップS2)。
また、同様に、ユーザは、携帯通信端末200の撮像部240を用いて、データ保管先装置400の外部アクセス用接続情報を登録する(ステップS3)。
これにより、携帯通信端末200にデータ保管元装置300とデータ保管先装置400とが登録される。
具体的に、ユーザは、データ保管元装置300、データ保管先装置400のアドレス情報等の接続情報が示され、例えばQRコード(登録商標)が印刷されたカード、または、当該筐体に貼着されているQRコード(登録商標)を、携帯通信端末200の撮像部で撮影することにより情報を取得させることができる。QRコード(登録商標)には、必要に応じて装置の型番、シリアル番号、MACアドレスなどの装置情報を含ませても良い。
例えば、QRコード(登録商標)に装置の型番情報があれば、携帯通信端末200に登録されたデータ保管元装置300または/およびデータ保管先装置400の型番を携帯通信端末200の表示部220に表示することができる。
また、データ保管元装置300および/またはデータ保管先装置400にアクセスした際のログインに必要なIDとパスワードなどと、を含ませることも可能である。
また、後述するUPnP等を使用したネットワーク内での装置の検索時に利用する情報を含ませても良い。また、後述する書込指示ファイルの暗号化に使用する公開鍵または/および共通鍵情報を含んでいても良い。
なお、QRコード(登録商標)に限定されず、その他、近距離無線通信、NFCを利用して取得してもよく、ユーザによる手入力でもよく、その他の任意の手法であってもよい。
また、外部アクセス用接続情報の具体例は、ダイナミックDNS(Dynamic Domain Name System)を利用したアクセスのためのDNSサーバのアドレス(URLアドレス)、ホスト名とパスワードであってもよく、データ保管元装置300がクラウドストレージの場合、クラウドストレージにアクセスするアドレス(URLアドレス)とIDおよび/またはパスワードであってもよい。
なお、ダイナミックDNSを使用したアクセスでは、データ保管元装置300(またはデータ保管先装置400)に例えばブロードバンドルータを介して、または直接割り当てられたグローバルIPアドレス等のアドレス情報が変更された場合に、都度DNSサーバ(図示せず)に対して変更されたアドレス情報をデータ保管元装置300(またはデータ保管先装置400)が自身のホスト名と関連付けて登録する。そして、携帯通信端末200はデータ保管元装置300(またはデータ保管先装置400)のホスト名とパスワードとをDNSサーバに送信することによって、ホスト名と関連付けられているデータ保管元装置300(またはデータ保管先装置400)のアドレス情報を取得し、携帯通信端末200はデータ保管元装置300(またはデータ保管先装置400)と通信をおこなう。
次に、ユーザは、携帯通信端末200の撮像部240を用いて写真および/または動画など、撮影を行う。
ユーザは、携帯通信端末200のアプリケーションソフト500を用いて、一のデータ保管元装置300を選択する(ステップS4)。
次に、携帯通信端末200のアプリケーションソフト500を用いて、制御部210は、選択された一のデータ保管元装置300が、携帯通信端末200と同じネットワーク内に存在するかどうかをUPnP(Universal Plug and Play)を使用して検索し、判定する(ステップS5)。
なお、ネットワーク内の検索についてはUPnPに限定されず、任意の方法を適用可能である。
選択されたデータ保管元装置300が、携帯通信端末200と同じネットワーク内に存在すると判定された場合、携帯通信端末200の制御部210は、データ保管元装置300が属するネットワーク内の、例えばLAN上のアドレス情報(内部アクセス用接続情報)を記録する(ステップS6)。
また、選択されたデータ保管元装置300が、携帯通信端末200と同じネットワーク内に存在すると判定された場合、携帯通信端末200の制御部210は、そのネットワーク、例えばLANを使用してデータ保管元装置300にアクセスを行う(ステップS7)。
一方、選択されたデータ保管元装置300が、携帯通信端末200と同じネットワーク内に存在しないと判定された場合、ダイナミックDNSを利用してデータ保管元装置300にアクセスする(ステップS8)。
なお、この場合、予めアプリケーションソフト500に対して接続情報が登録されているデータ保管元装置300のホスト名および/またはパスワードを使用する。
データ保管元装置300は、携帯通信端末200からのアクセスに応答を行う。携帯通信端末200の制御部210は、アクセスの応答を受信する(ステップS9)。携帯通信端末200の制御部210は、アプリケーションソフト500に基づいて撮像部240により撮影された写真データ、動画データを自動的に保管元装置300に保存する(ステップS10)。なお、本実施の形態においては、アプリケーションソフト500を用いて写真データ、動画データを自動的にデータ保管元装置300に保存することとしているが、これに限定されず、ステップS10の処理の前にデータ保管元装置300に保存されているデータを、アプリケーションソフト500を用いて後述する抽出を行っても良い。
次に、ユーザは、携帯通信端末200のアプリケーションソフト500を用いて、データ保管先装置400を選択する(ステップS11)。
次に、携帯通信端末200のアプリケーションソフト500を用いて、制御部210は、選択された一のデータ保管先装置400が、携帯通信端末200と同じネットワーク内に存在するかどうかをUPnP(Universal Plug and Play)を使用して検索し、判定する(ステップS12)。
なお、ネットワーク内の検索についてはUPnPに限定されず、任意の方法を適用可能である。
選択されたデータ保管先装置400が、携帯通信端末200と同じネットワーク内に存在すると判定された場合、携帯通信端末200の制御部210は、データ保管先装置400が属するネットワーク内の、例えばLAN上のアドレス情報を記録する(ステップS13)。
また、選択されたデータ保管先装置400が、携帯通信端末200と同じネットワーク内に存在すると判定された場合、携帯通信端末200の制御部210は、そのネットワーク、例えばLANを使用してデータ保管先装置400にアクセスを行う(ステップS14)。
一方、選択されたデータ保管先装置400が、携帯通信端末200と同じネットワーク内に存在しないと判定された場合、ダイナミックDNSを利用してデータ保管先装置400にアクセスする(ステップS15)。
なお、この場合、予めアプリケーションに対してアドレス情報が登録されているデータ保管先装置400のホスト名および/またはパスワードを使用する。
データ保管先装置400は、携帯通信端末200からのアクセスに応答を行う。携帯通信端末200の制御部210は、アクセスの応答を受信する(ステップS16)。
次に、ユーザは、携帯通信端末200の操作部230を用いて書込指示ファイル700を作成する。具体的に、携帯通信端末200の制御部210は、データ保管元装置300内に記録されたデータからデータ保管先装置400へコピーまたは移動したいデータ情報を作成するための書込指示ファイル700を作成する(ステップS17)。書込指示ファイル700の詳細については、後述する。
携帯通信端末200の制御部210は、作成した書込指示ファイル700を、データ保管先装置400へ送信する(ステップS18)。なお、本実施の形態において、書込指示ファイル700は、暗号化されていることが好ましい。
具体例として、携帯通信端末200の制御部210は、データ保管先装置400から発行された公開鍵を利用して暗号化して送信する。すなわち、携帯通信端末200のアプリケーションソフト500を用いて制御部210は、データ保管先装置400にアクセスする。データ保管先装置400は公開鍵を携帯通信端末200へ送信する。携帯通信端末200の制御部210は、公開鍵を使って書込指示ファイル700を暗号化してデータ保管先装置400に送信する。もちろん、暗号化には共通鍵方式など、その他任意の暗号化方式を利用しても良い。
なお、本実施の形態において、書込指示ファイル700を一つとして説明しているが、これに限定されず、複数の書込指示ファイル700を作成し、データ保管先装置400に送付してもよい。その場合、データ保管先装置400は、複数の書込指示ファイル700を、例えば、受信した順番にスタックし、順番に処理してもよい。
また、本実施の形態においては、携帯通信端末200からデータ保管先装置400に書込指示ファイル700を送付することとしているが、これに限定されず、データ保管元装置300を経由してもよく、その他の任意の装置を経由してもよく、他の任意の方式であってもよい。
例えば、携帯通信端末200は、クラウドストレージ(図示せず)に書込指示ファイル700を送信し、データ保管先装置400は、定期的にクラウドストレージ(図示せず)にアクセスし、当該クラウドストレージから書込指示ファイル700を取得してもよい。この場合、データ保管先装置400には当該クラウドストレージにアクセスするためのアドレスとIDおよび・またはパスワードとを予め設定する。
次に、図4は、書込指示ファイル700を受信したデータ保管先装置400の動作の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、データ保管先装置400は、携帯通信端末200側から書込指示ファイル700を受信する(ステップS21)。書込指示ファイル700が公開鍵で暗号化されている場合、データ保管先装置400の秘密鍵で復号化する(ステップS22)。共通鍵方式を採用している場合は、共通鍵を利用して復号化する。
データ保管先装置400は、書込指示ファイル700に基づいてデータ保管元装置300にアクセスを行う(ステップS23)。データ保管元装置300は、データ保管先装置400からのアクセスに応答する。データ保管先装置400は、書込指示ファイル700に基づいてデータ保管元装置300からデータを取得する(ステップS24)。
また、携帯通信端末200のアプリケーションソフト500は、定期的、または任意のタイミングで、データ保管先装置400のステータス確認を行うことができてもよい。この場合、データ保管先装置400は、携帯通信端末200からのアクセスに応答し、データ取得状況のステータスを携帯通信端末200へ送信する(ステップS25)。
例えば、携帯通信端末200に送信される情報は、「データ取得待ち」、「データ取得中」、「データ取得完了」、「データ取得エラー」、その他のステータス状態等である。
なお、任意のタイミングとは、携帯通信端末200のアプリケーションソフト500を起動した場合、アプリケーションソフト500のステータス確認ボタンを操作した場合、5分毎、10分毎、その他任意の時間毎であってもよい。
書込指示ファイル700に、後述する書き込みタイトル名、複数の書込指示ファイルを個別に識別可能な書込指示識別情報が含まれている場合は、その書き込みタイトル名、書込指示識別情報を、データ保管先装置400のステータス情報と関連付けて携帯通信端末200に送信しても良い。
この場合、ユーザはアプリケーションソフト500を使用して、複数の書込指示ファイル700のうち、いずれか1つまたは複数の書込指示ファイル700に対するステータス情報を受信したか、確認することが可能となる。
データ保管先装置400は、書込指示ファイル700に基づいてデータ保管元装置300からデータを全て取得したか否かを判定する(ステップS26)。全てのデータを取得していないと判定した場合には、ステップS24に戻り処理を繰り返す。
一方、全てのデータを取得した場合には、「データ取得完了」のステータスを携帯通信端末200に送信し、処理を終了する。
(書込指示ファイル700)
以下、書込指示ファイル700について説明を行う。図5は、書込指示ファイル700の一例を示す模式図である。
書込指示ファイル700は、ユーザが、携帯通信端末200のアプリケーションソフト500を用いて、作成する。本実施の形態における書込指示ファイル700は、データ保管先装置400に対して、各種指示を出すための指示書である。
図5に示すように、書込指示ファイル700は、少なくとも、データ保管元装置300にアクセスするための接続情報およびファイル情報を含む。ファイル情報とは、データ保管元装置300内のファイル保管場所等を示す情報であり、具体的にディレクトリ情報および/またはファイル名を含む。
なお、データ保管元装置300とデータ保管先装置400とが、携帯通信端末200と同じネットワークに存在する場合は、書込指示ファイル700で指示するデータ保管元装置300のアドレス情報は、データ保管元装置300のLAN上のアドレス情報としても良い。
また、データ保管先装置400は、書込指示ファイル700の指示通りに書き込みが終了した場合に、携帯通信端末200に直接通知可能なように、書込指示ファイル700に対してEMAILアドレスを設定してもよい。
なお、EMAILに限定されず、LINE(登録商標)などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を経由して通知可能なように設定されていても良い。
なお、書込指示ファイル700は、データ保管先装置400がDVD作成機能など、データ保管先装置400内のデータを光ディスクメディアへ書き込むことが可能な書込機能部を有する場合、どのようなDVDメディア形式でDVDを作成するかというように、どのような形式で、CDまたはブルーレイディスクなど、どのようなディスクメディアへデータの書込を行うか、という情報を含んでいてもよい。
例えば、データを音楽CDとしてCDメディアに書き込む場合は、書込指示ファイル700は書込対象のディスクメディアをCDとし、データをCD−DA形式などのオーディオCD形式で作成する旨の情報を持つ。その場合、データ保管先装置400は書込指示ファイル700に従ってデータ保管元装置300から取り込んだデータを書込指示ファイル700で指示された形式にデータフォーマットを変換してから、書込指示ファイル700によって指示されたCD等の光ディスクメディアへ書き込みを行う。
また、DVDなど光ディスクメディアを複数枚作成する場合には、書込指示ファイル700に、「書込枚数」の情報を付加しても良い。その場合、データ保管先装置400は「書込枚数」に指示された枚数分だけ、書込指示ファイル700に示されたデータをメディアに記録する。
また、データ保管先装置400がデータ保管先装置400内のデータを光ディスクメディアへの書き込み機能またはUSBメモリまたはSDメモリカード等の可搬型半導体メモリへの書込機能部を有する場合、どのメディアへ書き込みをおこなうかが指示された書込指示ファイル700に従って、CD、DVD、USBメモリ、SDメモリカードのうちどのメディアに書き込みを行うか選定できる構成としてもよく、データ保管先装置400に挿入すべきメディアの種類を示すための表示部を持ち、例えばメディアの種類を示すためのLEDを点灯させるなどの構成を有していても良い。
この場合、ユーザはデータ保管先装置400の表示部を確認することによって、データ保管先装置400に挿入すべきメディアの種類を知ることが可能となる。なお、ユーザが間違ったメディアを挿入したとデータ保管先装置400が判断した場合は、その旨を報知する構成であっても良い。
また、データ保管先装置400はメディアへの書き込み準備が完了した旨を示すためにLEDなどの表示部を持っても良い。その場合、ユーザは書込準備完了を確認し、データを書き込むためのメディアをデータ保管先装置400の書込機能部に対して挿入する。
データ保管先装置400はメディアの挿入を検知することをきっかけとして、メディアへの書き込みを実施する構成としても良い。そうした場合、ユーザはデータ保管先装置400がメディアへの書き込み準備が完了する毎に、該当するメディアを挿入するだけでメディアへの書き込みが実施されるため、ユーザの利便性が増す。
また、図5に示すように、具体的に書込指示ファイル700には、書き込みタイトル名等が含まれていてもよい。例えば、「2017年家族アルバム」等である。その場合、そのタイトル名を、メディアを識別するためのボリュームラベルとしてメディアに書き込む構成としても良い。
また、データ保管元装置300は、複数のデータ保管元装置301,302,303からなってもよい。この場合、例えば、データ保管元装置301に記録されたファイルデータA(データ保管元装置301の接続情報+ファイル情報)、データ保管元装置302に記録されたファイルデータB(データ保管元装置302の接続情報+ファイル情報)、データ保管元装置303にあるファイルデータC(データ保管元装置303の接続情報+ファイル情報)というように書込指示ファイル700を作成し、データ保管先装置400に指示する。
この場合、データ保管先装置400は、書込指示ファイル700に従って、各データ保管元装置301,302,303の接続情報を使用し、各データ保管元装置301,302,303からファイルを取得する。
また、携帯通信端末200のアプリケーションソフト500は、データ保管元装置300と通信を行い、携帯通信端末200の表示部220に、データ保管元装置300内のファイルのファイル名、または、そのファイルのプレビュー画面を表示させ、操作部230で選択することで、データ保管元装置300のアドレス情報と選択したファイルのファイル情報を取得し、書込指示ファイル700を作成してもよく、携帯通信端末200の操作部230により特定のキーワード、日時、場所等を指定することで、書込指示ファイル700を自動作成するようにしてもよい。
その場合、携帯通信端末200のアプリケーションソフト500は、指定されたキーワードに従って各データ保管元装置300内のデータを検索し、該当するデータを抽出して、そのデータのファイル情報を保管元装置300の接続情報と共に書込指示ファイル700に記録する。
なお、携帯通信端末200の操作部230により特定のキーワード、日時、場所等を指定することで、書込指示ファイル700を自動作成するとしたが、特定のキーワード、日時、場所等をファイル情報として書込指示ファイルを作成しても良い。その場合は、データ保管先装置400は書込指示ファイルに従って、各データ保管元装置301,302,303の接続情報を使用し、各データ保管元装置301,302,303から特定のキーワードに該当するファイルを検索し、当該ファイルを取得する。
以上の結果、携帯通信端末200側は、書込指示ファイル700を作成し、データ保管先装置400へ送信するのみで、データ取得等の後の処理は、書込指示ファイル700を受け取ったデータ保管先装置400が自動的に実施するため、携帯通信端末200の使用状況を最短で終了させることができる。
(第2の実施の形態)
以下、第2の実施の形態について説明を行う。第2の実施の形態においては、第1の実施の形態にかかるデータ抽出システム100の他の例について説明を行う。したがって、第1の実施の形態にかかるデータ抽出システム100と異なる点について説明を行う。
第2の実施の形態においては、書込指示ファイル700をデータ保管先装置400に送信した後に、抽出されたデータを携帯通信端末200の表示部220で確認できるビューワプログラムを持つものである。
(ビューワ用順番ファイルのパターン)
図6、図7および図8は、携帯通信端末200の表示部220の表示の一例を示す模式図である。
図6に示すように、携帯通信端末200の表示部220に、データ保管元装置300のファイルの一覧が表示される。
ユーザは、表示部220を確認し、データ保管元装置300からデータ保管先装置400へ書き込みしたいファイルを携帯通信端末200のアプリケーションソフト500上で選択することができる。
例えば、図7に示すように、1番目を写真データA、2番目を写真データC、3番目を写真データD、4番目を写真データBと指定する場合、指定した順番とファイル名を関連付けた情報とを持つ再生制御情報ファイルを作成する。その場合、携帯通信端末200のビューワプログラムは指示された順番で写真データを表示する。
もちろん、ファイル名と関連付ける順番は、ファイルを指定した順番ではなく、ユーザが任意に設定可能な構成としても良い。
また、前述のような単一種類のファイルの順番情報に限らず、複数種類のファイルを関連付けても良い。
例えば、図8に示すように、1番目を写真データAおよび音楽データa、2番目を写真データDおよび音楽データd、というように複数のデータを紐づけ(リンク)させても良い。この場合、携帯通信端末200の表示部220には、順番通りに指示された音楽を再生しつつ、写真データが表示される。なお、写真データの表示時間も指定しつつ、そのタイミングで再生される音楽データを指定可能としても良い。
例えば、1番目は、音楽データaのみ、2番目は、写真データAを2秒、3番目は、写真データCを4秒で、2番目および3番目は、音楽データb、4番目は写真データDを3秒、5番目は写真データBを3秒で、4番目および5番目は、音楽データc、というように指定してもよい。
この場合、携帯通信端末200の表示部220のビューワプログラムには、まず音楽データaを再生した後、写真データAが2秒表示された後、写真データCが4秒表示され、写真データAおよび写真データCが表示される間音楽データbが再生される、その後、写真データDが3秒表示された後、写真データBが3秒表示され、写真データDおよび写真データBが表示される間音楽データcが再生される。
なお、音楽データは、例えばメッセージを記録した音声データであってもよい。例えば、子どもから「運動会の徒競走で1番になったよ!」というメッセージボイスが流れた後、BGMと共に運動会の様子の写真または動画が表示されてもよい。なお、再生制御情報ファイルとして、順番情報に関連付けるデータは、写真データ等の静止画データ、音楽データに限らず動画データであってもよい。
なお、第2の実施の形態においては、データ保管先装置400が書込指示ファイル700に基づいてデータを抽出し、データ保管先装置400から携帯通信端末200にデータ取得完了の指示が送られる場合に、ビューワプログラムを起動させて、閲覧することが可能となっている。
具体的には、携帯通信端末200のビューワプログラムは、データ保管先装置400がデータ取得完了となったことを確認した場合、データ保管先装置400から再生制御情報ファイルを取得し、携帯通信端末200のビューワプログラムは、再生制御情報ファイルに従って、データ保管先装置400に保管されている写真、動画、音楽ファイルなどを携帯通信端末200において、再生する。
また、第2の実施の形態にかかるデータ抽出システム100を用いることにより、遠方に離れた人に対して、ビューワプログラムを用いて抽出したデータを閲覧してもらうこともできる。例えば、データ保管先装置400と通信可能に設定され、ビューワプログラムがインストールされた携帯通信端末200以外の携帯通信端末を遠方の祖父祖母が持つ。その場合、祖父祖母に対して、ビューワプログラムの再生情報を提供し、閲覧してもらうことも容易となる。
なお、データ保管先装置400がテレビジョン装置等の外部表示装置への画像出力部も持つ場合、ユーザによるデータ保管装置400に対するデータ再生指示に応じて、また、書込指示ファイル700に応じたデータ取得が完了をきっかけとして、データ保管装置400はデータ保管装置400に保管されている写真、動画、音楽ファイルなどのデータを再生制御情報ファイルに従って外部表示装置に表示させても良い。
また、データ抽出システム100を用いて作成したDVD等の光ディスクメディアや可搬型半導体メモリを送付し、テレビジョン装置で閲覧してもらうことも容易となる。もちろん、データ保管先装置400が、例えば祖父祖母の自宅に設置されている場合、光ディスクメディア、または可搬型半導体メモリは祖父母の自宅で作成されることになるため、それらを祖父祖母へ送付する手間を省くことが可能となる。
(第3の実施の形態)
以下、第3の実施の形態について説明を行う。第3の実施の形態においては、第1の実施の形態および第2の実施の形態にかかるデータ抽出システム100の他の例について説明を行う。したがって、第1の実施の形態および第2の実施の形態にかかるデータ抽出システム100と異なる点について説明を行う。
第3の実施の形態においては、携帯通信端末200が1台ではなく、複数台の携帯通信端末200からなる。
図9は、第3の実施の形態にかかるデータ抽出システム100の一例を示す模式図である。
本実施の形態にかかる携帯通信端末201と携帯通信端末202のユーザは、異なる人である。すなわち、複数のグループ、夫婦、知り合い、友人、等により、所定のデータを抽出することができるデータ抽出システム100について説明を行う。まず、携帯通信端末201および携帯通信端末202には、いずれも、専用のアプリケーションソフト500がインストールされている。
携帯通信端末201を有するユーザは、第1の実施の形態にかかるデータ抽出システム100の設定と同様に書込指示ファイル701を作成し、その書込指示ファイル701に書込指示ファイルを作成する全てのメンバーのメンバー情報(各携帯通信端末の装置情報または各携帯通信端末を使用するユーザ情報、など)、タイムリミットを設定する。また、携帯通信端末202を有するユーザは、第1の実施の形態にかかるデータ抽出システム100の設定と同様に書込指示ファイル702を作成し、その書込指示ファイル702に自身のメンバー情報を設定する。具体的には、書込指示ファイルを、各ユーザの携帯通信端末201、携帯通信端末202のそれぞれで、作成される。
なお、この場合、携帯通信端末201は、予め携帯通信端末202のユーザからメンバー情報を入手し設定する。設定はユーザによる手入力またはQRコード(登録商標)、近距離無線通信、NFCを利用しても良いし、携帯通信端末202からEMAIL、LINE(登録商標)等のSNSを利用して携帯通信端末201へ送信された情報を設定しても良い。また、携帯通信端末201のアプリケーションソフト500と携帯通信端末202のアプリケーションソフト500との間で通信され、自動設定されても良い。
また、携帯通信端末202は、携帯端末201ユーザから、データ保管先装置400へのアクセス用接続情報を入手し設定する。設定はユーザによる手入力またはQRコード(登録商標)、近距離無線通信、NFCを利用しても良いし、携帯通信端末201からEMAIL、LINE(登録商標)等のSNSを利用して携帯通信端末202へ送信された情報を設定しても良い。また、携帯通信端末201のアプリケーションソフト500と携帯通信端末202のアプリケーションソフト500との間で通信され、自動設定されても良い。
また、携帯通信端末201はデータ保管先装置400にアクセスするためのパスワード情報を生成してデータ保管先装置400に設定し、携帯通信端末202は、データ保管先装置400にアクセスするためのパスワード情報も携帯端末201ユーザから入手し、そのパスワード情報を設定可能な構成としても良い。パスワードについては有効期限が設定されたパスワードまたはワンタイムパスワードとすることによって、携帯端末201ユーザは携帯端末202ユーザに対して一時的にデータ保管先装置400へのアクセスを許可することが可能となる。
携帯通信端末201のユーザは、第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様に、書込指示ファイル701をデータ保管先装置400に送信する。
次に、携帯通信端末202のユーザは、書き込み指示ファイル702を携帯通信端末201から送信されたデータ保管先装置400の外部アクセス用接続情報を用いて、書込指示ファイル702をデータ保管先装置400に送信する。
ここで、携帯通信端末201のデータ保管元装置300と、携帯通信端末202のデータ保管元装置300は、同じであってもよく、異なっていてもよい。すなわち、携帯通信端末201、202のユーザが、兄弟の場合、兄のデータ保管元装置300から、所定のデータを抽出し、弟のデータ保管元装置300から、所定のデータを抽出してもよい。
また、データ保管先装置400は、携帯通信端末201から送信された書込指示ファイル701に、書込指示ファイルを作成する全てのメンバーのメンバー情報、タイムリミットが含まれており、書き込み指示ファイル702には自身のメンバー情報が含まれているので、メンバー数に応じた書込指示ファイルを受信した場合など、データ保管先装置400が書込指示ファイル701、702のメンバー情報を確認することによって書込指示ファイルを作成する全てのメンバーからの書込指示ファイルを受信したと判断した場合には、書込指示ファイル701、702に応じてデータ保管元装置300からデータを取得し、携帯通信端末201にステータス情報を送信する。
具体的には、「2名の書込指示ファイルを受信し、データ抽出が完了しました。」、またはタイムリミットが超過した場合に、「5名の内、Dさん以外の4名の書込指示ファイルを受信し、データ抽出が完了しました。」、または「3名の書込指示ファイルを受信し、データ抽出し、3枚のDVDを作成しました。」等の旨が携帯通信端末201に送信される。
その結果、複数のメンバーが協力して、1つのデータ抽出を行うことができる。また、本実施の形態においては、第2の実施の形態を利用し、ビューワプログラムで、データ抽出した複数のデータの整理を行ってもよく、削除、変更を行っても良い。すなわち、複数のメンバーが、納得する1つのデータ抽出を行うことができる。
なお、本実施例では携帯通信端末201を有するユーザは、書込指示ファイル700を作成するメンバー情報、タイムリミットを設定するとしたが、それに限定されない。
メンバー情報、タイムリミットを設定せず、データ保管先装置400の接続情報を持つユーザが自由にデータ保管先装置400へ書込指示ファイル700を登録可能としても良い。
また、複数メンバーのそれぞれが書込指示ファイルを作成し、その書込指示ファイル700をデータ保管先装置400へ送信する例を示したが、それに限定されない。
例えば、携帯通信端末201のユーザは、アプリケーションソフト500を使用してクラウドストレージ上(図示せず)に編集中である旨の情報を設定した書込指示ファイル700作成する。他の携帯通信端末202のユーザは、各携帯通信端末のアプリケーションソフト500を使用して、携帯通信端末201がクラウドストレージ上に作成した書込指示ファイル700を協力して編集する。そして、編集が終了した場合は書込指示ファイル700に設定された編集中である旨の情報を解除する。データ保管先装置400は、定期的にクラウドストレージにアクセスし、当該クラウドストレージから書込指示ファイル700を取得し、編集中が解除されている場合に書込指示ファイル700に従った処理を実施するようにしてもよい。
なお、編集中である旨の情報は、書き込み指示ファイル700を編集するユーザ毎に設定可能であっても良い。そうした場合、データ保管先装置400は、例えば携帯通信端末201のユーザが編集完了しているが、携帯通信端末202のユーザは編集完了していない等、ユーザごとの編集状況を確認することができる。
なお、クラウドストレージ上に書込指示ファイル700を作成するとしたが、この場合のクラウドストレージは、NASであってもよく、例えばデータ保管装置400に書込指示ファイル700を作成する構成であっても良い。
また、携帯通信端末202は、携帯端末201ユーザから、当該クラウドストレージへのアクセス用接続情報またはパスワード情報、当該書込指示ファイル700を示す情報を入手し設定する。設定はユーザによる手入力またはQRコード(登録商標)、近距離無線通信、NFCを利用しても良いし、携帯端末201からEMAIL、LINE(登録商標)等のSNSで送信された情報を設定しても良い。また、携帯通信端末201のアプリケーションソフト500と携帯通信端末202のアプリケーションソフト500との間で通信され、自動設定されても良い。
(他の例)
図10、図11、図12は、データ保管先装置400の他の例を示す模式図である。
まず、図10に示すように、データ保管先装置400は、データ保管先装置400のステータス確認および/または書込指示ファイル700の情報の一部または全部を表示する表示部410、データ保管先装置400内のデータを光ディスクメディアへ書き込むことが可能な書込機能部としてのDVD装置420、データ保管元装置300から書込指示ファイル700に従って取り込んだデータ、またはそのデータのフォーマットを変換したフォーマット変換後のデータを記憶する記憶部430を含んでも良い。
また、図11に示すように、データ保管先装置400は、表示部410、DVD装置420、記憶部430、USBインターフェイス(USB−IF)440を含んでも良く、USB−IF440に、外部のUSBメモリ450を挿入できる構成にしてもよい。この場合、USBメモリ450には、書込指示ファイル700に従ってデータ保管先装置400内のデータが書き込まれる。
さらに、図12に示すように、データ保管先装置400は、表示部410、USB−IF440、USB−IF460を有し、外部のUSBメモリ450、USB−DVD装置470、記憶部(USB−HDD)480を挿入できる構成にしてもよい。この場合、データ保管先装置400は、USB−DVD装置470を使用して、書込指示ファイル700に従ってデータ保管先装置400内のデータを各種光メディアディスクに書き込む。
なお、USB−DVD装置470のインターフェイスはUSBに限定されず、データ保管先装置400が制御可能なインターフェイスならば、例えばLAN等のネットワーク接続であっても良いし、有線接続であっても無線接続であってもよい。
またUSB−DVD装置470はDVD装置にも限定されない。データ保管先装置400が制御可能な外付け装置ならば、ブルーレイディスク装置、HDD装置等、各種ディスク装置、USBメモリ、SDカードなどの半導体メディアをリード/ライト可能な装置を適用することができる。
また、データ保管先装置400は、記憶部(USB−HDD)480をデータ保管元装置300から書込指示ファイル700に従って取り込んだデータ、または、そのデータのフォーマットを変換したフォーマット変換後のデータを記憶する記憶部としても良い。
(さらに他の例)
図13、図14、図15、図16、図17は、データ抽出システム100の各要素の配置例を示す模式図である。図13から図17においては、家910および家920とは、離れた位置にある家である。
図13に示すように、家910に、携帯通信端末200、データ保管元装置300、データ保管先装置400を含んでもよい。この場合、全て同じネットワーク内にあり、LANアクセス等で連携させることができる。
次に、図14に示すように、家910にデータ保管元装置300が備えられ、家920にデータ保管先装置400が備えられ、屋外に携帯通信端末200がある場合、携帯通信端末200およびデータ保管元装置300と携帯通信端末200およびデータ保管先装置400は、ダイナミックDNSを利用してアクセスされ、データ保管元装置300およびデータ保管先装置400も、ダイナミックDNSを利用してアクセスされる。
または図15に示すように、家910に携帯通信端末200が備えられ、家920にデータ保管先装置400が備えられ、データ保管元装置300がクラウドストレージの場合、携帯通信端末200はデータ保管元装置300に対して、データ保管元装置300(クラウドストレージ)にアクセスするアドレス(URLアドレス)とIDおよび/またはパスワードを利用してアクセスし、携帯通信端末200およびデータ保管先装置400は、ダイナミックDNSを利用してアクセスされ、データ保管先装置400はデータ保管元装置300に対してデータ保管元装置300(クラウドストレージ)にアクセスするアドレス(URLアドレス)とIDおよび/またはパスワードを利用してアクセスする。
次いで、図16に示すように、家910に携帯通信端末200およびデータ保管元装置300が備えられ、家920にデータ保管先装置400が備えられた場合には、携帯通信端末200およびデータ保管元装置300は、LANアクセス等で連携し、携帯通信端末200およびデータ保管先装置400、データ保管元装置300およびデータ保管先装置400は、ダイナミックDNSを利用してアクセスされる。
最後に、図17に示すように、家910に携帯通信端末200が備えられ、家920にデータ保管元装置300およびデータ保管先装置400が備えられた場合には、携帯通信端末200とデータ保管元装置300、データ保管先装置400とは、ダイナミックDNSを利用して接続され、データ保管元装置300とデータ保管先装置400とは、ダイナミックDNSを利用してアクセスしても良いし、LANアクセスで連携してもよい。
以上のように、第1の実施の形態から第3の実施の形態にかかるデータ抽出システム100においては、ユーザが、携帯通信端末200を用いて、一つずつ画像または音声、動画等のデータを通信する必要がなくなる。すなわち、携帯通信端末200が書込指示ファイル700をデータ保管先装置400へ送信するのみで、データ保管先装置400がデータの抽出を行うことができるため、データの抽出および保管の間において、データ抽出および保管処理中の負荷の影響を受けることなく携帯通信端末200を自由に利用することができる。
また、携帯通信端末200は、完了の旨が送信されるので、携帯通信端末200のユーザは、所定のデータの保管完了を認識することができる。
なお、本実施例ではインターネットを経由した外部アクセスとしてダイナミックDNSを利用したアクセスで説明を実施しているが、それに限定されない。例えばインターネットを経由したLAN内へのアクセスについては種々の外部アクセス方法が適用可能であり、その場合、外部アクセス用接続情報は、そのアクセス方法に合わせて適用される。
本発明においては、携帯通信端末200が「通信端末」に相当し、データ保管元装置300,301,302が「1または複数の記録部」に相当し、データ保管先装置400が「データ保管先装置」に相当し、書込指示ファイル700,701,702が「書き込み指示」に相当し、USBメモリ、DVD、CD−R等のメディアが「記録媒体」に相当し、データ抽出システム100が「データ抽出システム」に相当し、携帯通信端末201が「第1携帯通信端末」に相当し、携帯通信端末202が「第2携帯通信端末」に相当し、図2から図4の処理、アプリケーションソフト500が、「データ抽出プログラムおよびデータ抽出方法」に相当する。
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
100 データ抽出システム
200、201、202 携帯通信端末
210 制御部
220 表示部
230 操作部
240 撮像部
300、301、302 データ保管元装置
400 データ保管先装置
410 表示部
420 DVD装置
430 記憶部
440、460 USB−IF
450 USBメモリ
470 USB−DVD装置
480 記憶部(USB−HDD)
500 アプリケーションソフト
700、701、702 書込指示ファイル
910、920 家

Claims (16)

  1. 通信端末と、
    データを記録する1または複数の記録部と、
    前記データを保管するデータ保管先装置と、を含み、
    前記通信端末は、
    前記1または複数の記録部に記録されたデータの書き込み指示を前記データ保管先装置へ与え、
    前記データ保管先装置は、前記書き込み指示に応じて前記1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管する、データ抽出システム。
  2. 通信端末と、
    データを記録する1または複数の記録部と、
    データを保管するデータ保管先装置と、
    書き込み指示を記録する書込指示記録部と、をさらに含み、
    前記通信端末は、
    前記1または複数の記録部に記録されたデータの書き込み指示を前記書込指示記録部へ与え、
    前記データ保管先装置は、前記書込指示記録部から前記書き込み指示を取得し、前記書き込み指示に応じて前記1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管する、データ抽出システム。
  3. 前記通信端末は、少なくとも第1通信端末および第2通信端末を含み、
    前記第1通信端末は、前記第1通信端末と前記第2通信端末とのユーザ情報を記録した第1書き込み指示を作成し、
    前記第2通信端末は、自身のユーザ情報を記録した第2書き込み指示を作成し、
    前記データ保管先装置は、前記第1書き込み指示および前記第2書き込み指示を確認することによって全てのユーザからの書き込み指示を受信したと判断した場合、前記第1書き込み指示と前記第2書き込み指示とに応じて、前記1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管する、請求項1または2に記載のデータ抽出システム。
  4. 前記書き込み指示には、前記書き込み指示の編集状況を示す編集状況情報がさらに含まれ、
    前記データ保管先装置は、前記書き込み指示の編集状況情報を確認し、編集完了と判断した場合に、前記書き込み指示に応じて、前記1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管する、請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ抽出システム。
  5. 前記データ保管先装置は、前記データを記録媒体に書き込むことが可能な、請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ抽出システム。
  6. テレビジョン装置および外部通信端末の少なくとも一方をさらに含み、
    前記データ保管先装置は、前記テレビジョン装置および外部通信端末の少なくとも一方に前記保管したデータを閲覧可能なデータとして送信する、請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ抽出システム。
  7. 前記データ保管先装置は、前記書き込み指示に応じて前記1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管し、保管完了の場合に前記通信端末に完了の旨を送信し、
    前記通信端末は、前記データ保管先装置から前記完了の旨を受信した場合に、前記保管したデータを閲覧可能である、請求項1から6のいずれか1項に記載のデータ抽出システム。
  8. 前記通信端末は、所定の条件に応じて自動的に前記書き込み指示を作成する、請求項1から7のいずれか1項に記載のデータ抽出システム。
  9. 通信端末、データを記録する1または複数の記録部、および前記データを保管するデータ保管先装置の少なくとも2つの通信を制御するデータ抽出プログラムであって、
    前記通信端末から前記1または複数の記録部に記録されたデータの書き込み指示を作成して前記データ保管先装置へ与える指示処理と、
    前記指示処理に応じて、前記データ保管先装置が前記1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管する抽出保管処理と、を含む、データ抽出プログラム。
  10. 通信端末、データを記録する1または複数の記録部、および前記データを保管するデータ保管先装置の少なくとも2つの通信を制御するデータ抽出方法であって、
    前記通信端末から前記1または複数の記録部に記録されたデータの書き込み指示を作成して前記データ保管先装置へ与える指示工程と、
    前記指示工程に応じて、前記データ保管先装置が前記1または複数の記録部から所定のデータを抽出して保管する抽出保管工程と、を含む、データ抽出方法。
  11. データ保管先装置であって、
    通信端末および1または複数の記録装置と通信可能な通信部を持ち、
    前記通信部は、前記通信端末から送信された、前記1または複数の記録装置に記録されたデータの書き込み指示を受信し、
    前記書き込み指示に応じて、前記1または複数の記録装置から所定のデータを抽出して保管する、データ保管先装置。
  12. データ保管先装置の制御方法であって、
    通信端末および1または複数の記録装置と通信可能な通信工程と、
    前記通信工程は、前記通信端末から送信された、前記1または複数の記録装置に記録されたデータの書き込み指示を受信する受信工程と、
    前記受信工程による書き込み指示に応じて、前記1または複数の記録装置から所定のデータを抽出して保管する抽出保管工程と、を含む、データ保管先装置の制御方法。
  13. データ保管先装置のプログラムであって、
    通信端末および1または複数の記録装置と通信可能な通信処理と、
    前記通信処理は、前記通信端末から送信された、前記1または複数の記録装置に記録されたデータの書き込み指示を受信する受信処理と、
    前記受信処理による書き込み指示に応じて、前記1または複数の記録装置から所定のデータを抽出して保管する抽出保管処理と、を含む、データ保管先装置のプログラム。
  14. データ保管先装置であって、
    書込指示記録部および1または複数の記録装置と通信可能な通信部を持ち、
    前記通信部は、前記書込指示記録部に記録された、前記1または複数の記録装置に記録されたデータの書き込み指示を受信し、
    前記書き込み指示に応じて、前記1または複数の記録装置から所定のデータを抽出して保管する、データ保管先装置。
  15. データ保管先装置の制御方法であって、
    書込指示記録部および1または複数の記録装置と通信可能な通信工程と、
    前記通信工程は、前記書込指示記録部に記録された、前記1または複数の記録装置に記録されたデータの書き込み指示を受信する受信工程と、
    前記受信工程による書き込み指示に応じて、前記1または複数の記録装置から所定のデータを抽出して保管する抽出保管工程と、を含む、データ保管先装置の制御方法。
  16. データ保管先装置のプログラムであって、
    書込指示記録部および1または複数の記録装置と通信可能な通信処理と、
    前記通信処理は、前記書込指示記録部に記録された、前記1または複数の記録装置に記録されたデータの書き込み指示を受信する受信処理と、
    前記受信処理による書き込み指示に応じて、前記1または複数の記録装置から所定のデータを抽出して保管する抽出保管処理と、を含む、データ保管先装置のプログラム。

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