JP2019135533A - 反射スクリーン及び映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】透明性が高く、良好な映像を表示できる反射スクリーンを提供する。【解決手段】反射スクリーン1は、観察者側に配置されるガラス支持体10と、ガラス支持体10の観察者側と反対側に配置され、映像源から投影される映像光の一部を反射し、その他を透過させる光学シート20と、ガラス支持体10と光学シート20との間に配置される接合層11と、光学シート20に隣接して配置される基材層15と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、投射される映像光の一部を反射して表示する反射スクリーンと、この反射スクリーンを備えた映像表示装置に関する。
従来、映像源から投射される映像光を反射して表示する反射スクリーンとして、様々なものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。なかでも、透明性を有する半透過型の反射スクリーンは、反射スクリーンの向こう側の景色を見ることができ、意匠性の高さ等から需要が高まっている。
特開平9−114003号公報
しかし、このような半透過型の反射スクリーンにおいて、光を拡散する作用を有する拡散粒子等を含有する光拡散層を備えていると、反射スクリーンの向こう側の景色が白っぽくぼやけて観察され、意匠性の低下を招くため、透明性の向上が課題となっていた。また、各種スクリーンにおいて、薄型化や、コントラストの高い良好な映像を表示することは、常々求められることである。
本発明の課題は、透明性が高く、良好な映像を表示できる反射スクリーンと、これを備えた映像表示装置とを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されない。
第1の発明は、観察者側に配置されるガラス支持体(10)と、前記ガラス支持体の観察者側と反対側に配置され、映像源から投影される映像光の一部を反射し、その他を透過させる光学シート(20)と、前記ガラス支持体と前記光学シートとの間に配置される接合層(11)と、前記光学シートに隣接して配置される基材層(15)と、を備える反射スクリーン(1)である。
第2の発明は、第1の発明の反射スクリーン(1)であって、前記基材層は、厚み方向において、前記光学シートの観察者側と反対側(−Z側)に配置される反射スクリーンである。
第3の発明は、観察者側に配置される第1ガラス支持体(16)と、前記第1ガラス支持体の観察者側と反対側に配置され、映像源から投影される映像光の一部を反射し、その他を透過させる光学シート(20)と、前記第1ガラス支持体と前記光学シートとの間に配置される第1中間層(17)と、前記光学シートの観察者側と反対側に配置される第2ガラス支持体(18)と、前記光学シートと前記第2ガラス支持体との間に配置される第2中間層(19)と、前記光学シートに隣接して配置される基材層(21)と、を備える反射スクリーン(1A)である。
第4の発明は、第3の発明の反射スクリーン(1A)であって、前記基材層は、厚み方向において、前記光学シートと前記第2中間層との間に配置される反射スクリーンである。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明の反射スクリーン(1,1A)と、観察者側から前記反射スクリーンに向けて映像光を投射する映像源(LS)と、を備える映像表示装置(100,100A)に関する。
本発明によれば、透明性が高く、良好な映像を表示できる反射スクリーンと、これを備えた映像表示装置とを提供することができる。
第1実施形態の映像表示装置100を示す図である。 第1実施形態のスクリーン1の層構成を説明する図である。 第1実施形態の第1光学形状層12を背面側から見た図である。 第1実施形態のスクリーン1での映像光及び外光の様子を示す図である。 第2実施形態の映像表示装置100Aを備えた自動車200の運転席周辺を示す図である。 第2実施形態のスクリーン1Aの層構成を説明する図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
本明細書中において、記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
本明細書中において、板、シート等の言葉を使用している。一般的に、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
本明細書中において、スクリーン面とは、スクリーン全体として見たときにおける、スクリーンの平面方向となる面を示すものであり、スクリーンの画面(表示面)に平行であるとする。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の映像表示装置100を示す図である。図1(a)は、映像表示装置100の斜視図である。図1(b)は、映像表示装置100を側面から見た図である。
図1に示すように、映像表示装置100は、スクリーン1(反射スクリーン)、映像源LS等を備える。第1実施形態のスクリーン1は、映像源LSから投影される映像光Lを反射して、その映像源側の画面(表示面)に映像を表示可能である。スクリーン1の詳細に関しては、後述する。
図1を含め以下に示す各図においては、適宜にXYZの直交座標系を示している。この座標系では、スクリーン1の画面左右方向(水平方向)をX方向、画面上下方向(鉛直方向)をY方向とし、スクリーン1の厚み方向をZ方向とする。スクリーン1の画面は、XY面に平行であり、スクリーン1の厚み方向(Z方向)は、スクリーン1の画面に直交する。
また、スクリーン1の映像源側の正面方向に位置する観察者O1から見て、画面左右方向の右側に向かう方向を+X方向、画面上下方向の上側に向かう方向を+Y方向、厚み方向において背面側(裏面側)から映像源側に向かう方向を+Z方向とする。
更に、以下の説明中において、画面上下方向、画面左右方向、厚み方向とは、特に断りが無い場合、このスクリーン1の使用状態における画面上下方向(鉛直方向)、画面左右方向(水平方向)、厚み方向(奥行き方向)に相当する。これら各方向は、それぞれ、Y方向、X方向、Z方向に平行である。
映像源LSは、映像光Lをスクリーン1へ投影する映像投射装置(プロジェクタ)である。第1実施形態の映像源LSは、短焦点型のプロジェクタである。
この映像源LSは、映像表示装置100の使用状態において、スクリーン1の画面(表示領域)を映像源側(+Z側)の正面方向(スクリーン面の法線方向)から見た場合に、スクリーン1の画面左右方向の中央であって、スクリーン1の画面よりも鉛直方向下方側(−Y側)に位置している。
映像源LSは、奥行き方向(Z方向)において、スクリーン1の映像源側(+Z側)の表面からの距離が従来の汎用プロジェクタに比べて大幅に近い位置から、斜めに映像光Lを投影できる。したがって、映像源LSは、従来の汎用プロジェクタに比べて、スクリーン1までの投射距離が短く、投射される映像光がスクリーン1に入射する入射角度が大きく、入射角度の変化量(最小値から最大値までの変化量)も大きい。
スクリーン1は、映像源LSが投射した映像光Lの一部を映像源側(+Z側)に位置する観察者O1側へ向けて反射して映像を表示する反射スクリーンである。また、スクリーン1は、映像光を投射しない不使用時等において、スクリーン1の向こう側(−Z側)の景色を観察できる透明性を有する。すなわち、第1実施形態のスクリーン1は、半透過型の反射スクリーンである。
スクリーン1の画面(表示領域)は、使用状態において、映像源側(+Z側)の観察者O1側から見て長辺方向が画面左右方向となる略矩形状である。
スクリーン1は、その画面サイズが対角40〜100インチ程度であり、画面の横縦比が16:9である。なお、これに限らず、スクリーン1は、例えば、画面サイズを40インチ以下としてもよく、使用目的や使用環境等に応じて、その大きさや形状は、適宜選択できる。
一般的に、スクリーン1は、樹脂製の薄い層の積層体等であり、それ単独では平面性を維持するだけの十分な剛性を有していない場合が多い。そのため、第1実施形態のスクリーン1は、画面の平面性が維持されるように、接合層11を介してガラス10(後述)に一体に接合されている。
第1実施形態の映像表示装置100において、スクリーン1は、例えば、店舗等のショーウィンドウに適用される。この場合、ショーウィンドウの窓ガラス(ガラス板)がスクリーン1のガラス10となる。図1に示すように、ショーウィンドウ(スクリーン1)の手前側の下方に映像源LSを配置することによって、観察者O1に対して、店舗の外側からショーウィンドウに展示される商品を見せるとともに、映像源LSから商品の映像、広告情報等を表示することができる。
以下、映像の表示機能を備えたショーウィンドウを「スクリーン1」として説明する。
図2は、第1実施形態のスクリーン1の層構成を説明する図である。図2では、スクリーン1の映像源側(+Z側)の画面中央(画面の幾何学的中心)となる点A(図1参照)を通り、画面上下方向(Y方向)に平行であって、スクリーン面に垂直(厚み方向であるZ方向に平行)な断面の一部を拡大して示している。
図3は、第1実施形態の第1光学形状層12を背面側(−Z側)から見た図である。理解を容易にするために、スクリーン1の反射層13、第2光学形状層14、基材層15等を省略している。
スクリーン1は、図2に示すように、その映像源側(+Z側)から順に、ガラス10(ガラス支持体)、接合層11、第1光学形状層12、反射層13、第2光学形状層14及び基材層15を備えている。本実施形態において、第1光学形状層12、反射層13及び第2光学形状層14は、光学シート20を構成する。光学シート20は、ガラス10を介して入射した光の一部を観察者O1側に反射し、その他を透過させる機能を有する。光学シート20を構成する各層については、後述する。
ガラス10は、スクリーン1の観察者O1側に配置される透明な部材である。ガラス10としては、例えば、ソーダライムガラス(青板ガラス)、硼珪酸ガラス(白板ガラス)、石英ガラス、ソーダガラス、カリガラス等の材料を用いることができる。ガラス10の厚みは、例えば、2〜3mmの範囲とすることが好ましい。
接合層11は、ガラス10と光学シート20とを接合するための層である。接合層11は、ガラス10と第1光学形状層12(光学シート20)との間に配置される。接合層11としては、例えば、ブチラール樹脂等を用いることができる。接合層11の厚みは、例えば、0.2〜1mm程度としてもよい。接合層11の屈折率は、ガラス10、第1光学形状層12と同等であることが望ましい。
第1光学形状層12は、接合層11の背面側(−Z側)に形成される、光透過性を有する層である。図2に示すように、第1光学形状層12の背面側の面には、単位光学形状(単位レンズ)121が複数配列するように設けられている。
単位光学形状部121は、図3に示すように、第1光学形状層12をスクリーン面の法線方向背面側から見たときに、真円の一部形状(円弧状)であり、スクリーン1の画面(表示領域)外に位置する点Cを中心として、同心円状に複数配列されている。すなわち、第1光学形状層12は、点Cを中心(フレネルセンター)とする、いわゆるオフセット構造のサーキュラーフレネルレンズ形状を背面側に有している。
この点Cは、図3に示すように、画面左右方向の中央であって画面下方に位置している。したがって、スクリーン1を正面方向から見た場合、点Cと点Aとは、画面上下方向(Y方向)に平行な同一直線上に位置している。
単位光学形状部121は、図2に示すように、スクリーン面に直交する方向(Z方向)に平行であって、単位光学形状部121の配列方向に平行な断面における断面形状が、略三角形状(プリズム形状)である。
この単位光学形状部121は、背面側(−Z側)に凸であり、映像光が入射する第1斜面(レンズ面)121aと、これに対向する第2斜面(非レンズ面)121bとを有している。
図2に示す断面では、1つの単位光学形状部121において、第2斜面121bは、頂点tを挟んで第1斜面121aの下側(−Y側)に位置している。
第1斜面121aがスクリーン面に平行な面となす角度は、θ1である。第2斜面121bがスクリーン面に平行な面となす角度は、θ2である。角度θ1,θ2は、θ2>θ1という関係を満たしている。
単位光学形状部121の第1斜面121a及び第2斜面121bは、その表面に微細かつ不規則な凹凸形状を有する粗面である。この微細な凹凸形状は、凸形状と凹形状とが2次元方向に不規則に配列されて形成されている。凸形状及び凹形状は、その大きさや形状、高さ等は不規則である。
単位光学形状部121の配列ピッチは、Pであり、単位光学形状部121の高さ(厚み方向における頂点tから単位光学形状部121間の谷底となる点vまでの寸法)は、hである。
理解を容易にするために、図2では、単位光学形状部121の配列ピッチP、角度θ1,θ2は、単位光学形状部121の配列方向において一定である例を示している。しかし、本実施形態の単位光学形状部121は、実際には、配列ピッチPは一定であるが、角度θ1が単位光学形状部121の配列方向においてフレネルセンターとなる点Cから離れるにつれて次第に大きくなっている。
角度θ1,θ2、配列ピッチP等は、映像源LSからの映像光の投射角度(スクリーン1への映像光の入射角度)や、映像源LSの画素(ピクセル)の大きさ、スクリーン1の画面サイズ、各層の屈折率等に応じて、適宜設定してよい。例えば、単位光学形状部121の配列方向に沿って、配列ピッチPが変化し、角度θ1,θ2が変化する形態としてもよい。
第1光学形状層12は、光透過性の高いウレタンアクリレート系、ポリエステルアクリレート系、エポキシアクリレート系、ポリエーテルアクリレート系、ポリチオール系、ブタジエンアクリレート系等の紫外線硬化型樹脂により形成されている。
なお、本実施形態では、第1光学形状層12を構成する樹脂として、紫外線硬化型樹脂を例に挙げて説明するが、これに限らず、例えば、電子線硬化型樹脂等の他の電離放射線硬化型樹脂により形成してもよい。
なお、第1実施形態では、第1光学形状層12の背面側(−Z側)の面には、サーキュラーフレネルレンズ形状が形成される例を示したが、これに限らず、第1光学形状層12の背面側の面には、単位光学形状部121が画面左右方向(X方向)を長手方向とし、画面上下方向(Y方向)に配列されたリニアフレネルレンズ形状が形成される形態としてもよい。
反射層13は、光を反射する機能を有する層であり、単位光学形状部121上(第1斜面121a及び第2斜面121b上)に形成されている。
反射層13は、入射した光の一部を反射し、入射したその他の光の少なくとも一部を透過する半透過型の反射層、いわゆるハーフミラーである。
前述のように、第1斜面121a及び第2斜面121bには、微細かつ不規則な凹凸形状が形成されており、反射層13は、この凹凸形状に追従して形成され、第1斜面121a及び第2斜面121bの凹凸形状が維持されたまま成膜されている。そのため、反射層13の第1光学形状層12側(映像源側)の面及び第2光学形状層14側(背面側)の面は、微細かつ不規則な凹凸形状を有する粗面となっている。
この反射層13は、入射した光の一部を微細かつ不規則な凹凸形状により拡散反射し、入射したその他の光の少なくとも一部を拡散しないで透過する機能を有する。
反射層13の反射率及び透過率は、所望する光学性能に合わせて適宜に設定できるが、映像光を良好に反射させるとともに、映像光以外の光(例えば、太陽光等の外界からの光)を良好に透過させる観点から、透過率が約30〜70%、反射率が約5〜60%の範囲であることが望ましい。
反射層13は、光反射性の高い金属、例えば、アルミニウム、銀、ニッケル等により形成される薄膜である。本実施形態の反射層13は、アルミニウムを蒸着することにより形成されている。
なお、反射層13は、これに限らず、例えば、光反射性の高い金属をスパッタリングする等により形成されてもよい。また、反射層13は、誘電体多層膜を蒸着する等により形成されてもよい。
第2光学形状層14は、第1光学形状層12及び反射層13よりも背面側(−Z側)に設けられた光透過性を有する層である。第2光学形状層14は、第1光学形状層12の背面側の面を平坦にするために設けられており、単位光学形状部121間の谷部を埋めるように形成されている。したがって、第2光学形状層14の映像源側(+Z側)の面は、第1光学形状層12の単位光学形状部121の略逆型となる単位光学形状が複数配列されて形成されている。
このような第2光学形状層14を設けることにより、反射層13を保護でき、スクリーン1の背面側の面に基材層15等を積層しやすくなる。
第2光学形状層14の屈折率は、第1光学形状層12の屈折率と等しい又は略等しい(等しいとみなせる程度に屈折率差が小さい)ことが望ましい。また、第2光学形状層14は、前述の第1光学形状層12と同じ紫外線硬化型樹脂を用いて形成することが好ましいが、異なる材料により形成してもよい。
本実施形態の第2光学形状層14は、前述の第1光学形状層12と同じ材料により形成され、その屈折率が第1光学形状層12の屈折率に等しい。
基材層15は、光学シート20を製造する際のベースとなる平板状の部材である。基材層15は、第2光学形状層14の背面側(−Z側)に形成される光透過性を有する層であり、スクリーン1の背面側を保護する保護層としても機能する。
基材層15としては、光透過性の高い樹脂製のシート状の部材が用いられる。基材層15は、例えば、高い光透過性を有するPET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、アクリルスチレン樹脂、PC(ポリカーボネート)樹脂、脂環式ポリオレフィン樹脂、TAC(トリアセチルセルロース)樹脂等により形成される。
上述のように構成された第1実施形態のスクリーン1は、光を拡散する拡散作用を有する粒子等の拡散材を含有した光拡散層を備えておらず、映像光等は、反射層13での反射時に、その表面の微細かつ不規則な凹凸形状によって拡散される。
第1実施形態の光学シート20は、例えば、以下のような手法により製造される。
まず、基材層15を用意し、その一方の面に、単位光学形状部121を賦形する成形型に紫外線硬化型樹脂を充填した状態で積層する。そして、紫外線を照射して紫外線硬化型樹脂を硬化させることにより、第2光学形状層14を形成する。このとき、単位光学形状部121を賦形する成形型の第1斜面121a及び第2斜面121bを賦形する面には、微細かつ不規則な凹凸形状が形成されている。この微細かつ不規則な凹凸形状は、成形型の第1斜面121a及び第2斜面121bを賦形する面に、表面加工を複数回行うことにより形成できる。この表面加工は、例えば、めっき加工や、エッチング加工、ブラスト加工等である。また、表面加工は、各種条件等を変更して複数回行ってもよい。
第2光学形状層14を基材層15の一方の面に形成した後、第1斜面121a及び第2斜面121bに、光反射性の高い部材により反射層13を形成する。
その後、反射層13の上から、単位光学形状部121による凹凸の谷部を充填して平面状となるように紫外線硬化型樹脂を塗布し、紫外線を照射して紫外線硬化型樹脂を硬化させ、第1光学形状層12を一体に形成する。その後、所定の大きさに裁断する等により、光学シート20が得られる。この光学シート20を接合層11を介してガラス10の背面側(−Z側)に貼り付けることにより、スクリーン1が完成する。なお、光学シート20は、枚葉状としてもよいし、ウェブ状としてもよい。
反射層13の表面に微細かつ不規則な凹凸形状を形成する方法として、例えば、第1斜面121a,第2斜面121b上に拡散粒子等を塗布してその上から反射層13を形成したり、第2光学形状層14を形成後に第1斜面121a,第2斜面121bにブラスト加工を行った後に、反射層13を形成したりする方法等が従来知られている。しかし、このような製法では、個々のスクリーン1での拡散特性や品質等のばらつきが大きく、安定した製造が行えない。
これに対して、上述のように、単位光学形状部121の第1斜面121a,第2斜面121bの微細かつ不規則な凹凸形状を成形型によって賦形した後、反射層13を成膜することにより、多数のスクリーン1を製造する場合にも、品質のばらつきが少なく、安定して製造できる。
図4は、第1実施形態のスクリーン1での映像光及び外光の様子を示す図である。図4では、スクリーン1の画面中央となる点A(図1参照)を通り、単位光学形状部121の配列方向(Y方向)及びスクリーンの厚み方向(Z方向)に平行な断面での断面の一部を拡大して示している。また、図4では、理解を容易にするために、スクリーン1内の各層の界面における屈折率差はないものとして示している。
スクリーン1の下方に位置する映像源LSから投射され、スクリーン1に入射した映像光L1のうち、一部の映像光L2は、その単位光学形状部121の第1斜面121aに入射し、反射層13によって拡散反射され、観察者O1側へ出射する。
第1斜面121aに入射した映像光のうち反射しなかった他の映像光L3は、反射層13を透過し、スクリーン1の背面側(−Z側)から出射する。このとき、映像光L3は、スクリーン1の上方へと出射し、スクリーン1の背面側の正面方向に位置する観察者O2には到達しない。
また、映像源LSから投射された映像光L1うち、一部の映像光L4は、スクリーン1の表面で反射するが、スクリーン1上方へ向かうので、観察者O1には届かず、映像の視認の妨げにはならない。
なお、第1実施形態の映像表示装置100では、映像源LSがスクリーン1よりも下方に位置し、映像光L1がスクリーン1の下方から投射され、かつ、第2斜面121bの角度θ2(図2参照)がスクリーン1の画面上下方向の各点における映像光の入射角度よりも大きい。そのため、スクリーン1において、映像光が第2斜面121bに直接入射することはなく、第2斜面121bは、映像光の反射にはほとんど影響しない。
次に、背面側(−Z側)又は映像源側(+Z側)からスクリーン1に入射する映像光以外の太陽光等の外界からの光(以下、外光という)について説明する。
図4に示すように、スクリーン1に上方から入射する外光G1,G5のうち、一部の外光G2,G6は、スクリーン1の表面で反射し、スクリーン下方側へ向かう。また、一部の外光G3,G7は、反射層13で反射する。そして、例えば、外光G3の一部は、スクリーン1の映像源側(+Z側)の表面で全反射してスクリーン1内下方へ向かう。外光G3の他の一部(不図示)は、スクリーン1の下方へ向けて出射する。また、外光G7は、背面側(−Z側)のスクリーン外上方側へ出射する。また、反射層13で反射しなかった他の外光G4,G8は、反射層13を透過して、それぞれ背面側、映像源側へ出射する。このとき、映像源側へ出射する外光G2,G3,G8は、観察者O1には到達しないので、映像のコントラスト低下を抑制できる。
また、スクリーン1に入射した外光の一部は、スクリーン1の映像源側及び背面側の表面で全反射して、スクリーン内部下方側へ向かい、減衰する。
また、スクリーン1に小さな入射角度で入射する外光G9,G10は、反射層13を透過して、それぞれ背面側、映像源側へ出射する。スクリーン1は、光を拡散する拡散粒子を含有する光拡散層を備えていないので、このスクリーン1を透過する外光G9,G10は、拡散されない。したがって、スクリーン1を通して、スクリーン1の向こう側の景色を観察した場合に、スクリーン1の向こう側の景色がぼやけたり、白くにじんだりすることなく、高い透明性で観察できる。
光を拡散する作用を有する拡散粒子等を含有する光拡散層を備えた従来の半透過型の反射スクリーンでは、映像光は、反射層での反射前後の2回拡散されるので、良好な視野角が得られる一方で映像の解像度が低下するという問題がある。また、拡散粒子等によって外光も拡散されるため、スクリーンの向こう側の景色がぼやけたり、白くにじんだりして観察され、透明性が低下する。
しかし、第1実施形態のスクリーン1は、拡散粒子等を含有する光拡散層を備えていないため、スクリーン1の向こう側の景色が白っぽくぼやけて観察されることがない。また、映像光は、反射層13の表面が微細かつ不規則な凹凸形状により反射時のみ拡散され、透過光が拡散されることはない。
したがって、第1実施形態のスクリーン1は、上述のように、良好な視野角及び解像度を有する映像を表示でき、かつ、スクリーン1の向こう側の景色が白くにじんだり、ぼけたりすることがなく観察者O1に良好に視認され、高い透明性を実現できる。また、第1実施形態のスクリーン1では、スクリーン1に映像光が投射された状態においても、観察者O1が、スクリーン1の向こう側(背面側)の景色を一部視認することができる。更に、第1実施形態のスクリーン1において、背面側に位置する観察者O2は、映像光の投射の有無に関わらず、スクリーン1越しに映像源側(+Z側)の景色を高い透明性により良好に視認できる。
また、第1実施形態のスクリーン1において、ガラス10は、樹脂層に比べて表面の平坦性に優れている。また、ガラス10は、配向性がないため、映像源LSから投射される映像光が、例えば、レーザ光のように配向を持つ光であっても、映像に色ムラが生じることがない。したがって、第1実施形態のスクリーン1は、映像源側(+Z側)に樹脂層を設けた構成と比べて、映像の視認性に優れている。
第1実施形態のスクリーン1は、光学シート20の映像源側(+Z側)に基材層を備えていないため、厚みを薄くできる。そのため、光学シート20は、ガラス10への貼り付けが容易となる。とくに、ガラス10が曲面ガラスの場合、厚みのある光学シートでは、貼り付けそのものが難しいが、第1実施形態の光学シート20は厚みが薄いため、容易に貼り付けることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の映像表示装置100Aにおいて、スクリーン1A(反射スクリーン)は、例えば、自動車のフロントガラス2に適用される。この場合、フロントガラス2の合わせガラスがスクリーン1Aの第1ガラス16及び第2ガラス18(後述)となる。以下、フロントガラス2において、映像の表示機能を有する部分を「スクリーン1A」として説明する。
図5は、第2実施形態の映像表示装置100Aを備えた自動車200の運転席周辺を示す図である。図6は、第2実施形態のスクリーン1Aの層構成を説明する図である。
以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を適宜に付して、重複する説明を適宜に省略する。また、第2実施形態において、映像表示装置100Aとしての基本的な構成は第1実施形態と同じであるため、主にスクリーン1Aの構成について説明する。
第2実施形態において、自動車200は、図5に示すように、車内側から見て、フロントガラス2の右側(+X側)に運転席が設けられ、フロントガラス2の下方側(−Y側)に内装パネル3が設けられている。また、自動車200において、スクリーン1Aは、フロントガラス2において、右側(+X側)かつ下方側(−Y側)に設けられている。
内装パネル3は、フロントガラス2の下方側に配置される化粧パネルである。内装パネル3の右側には、操縦桿となるハンドル4、速度計等の計器類5等が配置されている。また、内装パネル3には、映像表示装置100Aの映像源LS等が配置されている。
映像表示装置100Aは、自動車200の速度、方向指示器の状態等を、運転者の視線上に表示することができる装置、いわゆるヘッドアップディスプレイ装置であり、自動車200を運転する運転者が視線を反らすことなく、自動車200の速度等の状態を把握することができる。
映像表示装置100Aは、スクリーン1A、映像源LSを備えている。映像表示装置100Aは、映像源LSから投影された速度情報等の映像光を、光学シート20(スクリーン1A)を介して表示する。具体的には、映像表示装置100Aは、映像源LSで結像された映像光を光学シート20に投影し、光学シート20において運転者側に反射させて、映像として表示する。なお、第2実施形態では、映像表示装置100Aを、自動車200の運転席に搭載されるヘッドアップディスプレイとして説明するが、これに限定されるものでなく、他の乗り物、例えば、航空機や、鉄道等に搭載されるヘッドアップディスプレイであってもよい。
第2実施形態の映像源LSは、映像光を表示するディスプレイであり、例えば、透過型の液晶表示デバイスや、反射型の液晶表示デバイス、有機EL等を使用できる。なお、図5では、光学シート20に対する映像源LSの配置を分かり易くするため、映像源LSを、光学シート20の下方側かつ光学シート20よりも左側に図示しているが、映像源LSは、光学シート20の左右方向の中央であって、下方に位置している。
第2実施形態のスクリーン1Aは、図6に示すように、第1ガラス16(第1ガラス支持体)、第1中間層17、光学シート20、基材層21、第2ガラス18(第2ガラス支持体)及び第2中間層19を備えている。第2実施形態のスクリーン1Aは、光学シート20及び基材層21を間に挟んで、第1ガラス16と第2ガラス18との間を第1中間層17及び第2中間層19により接合した、一般的な合わせガラスとして構成されている。
光学シート20は、運転者の視界を妨げない観点から、フロントガラス2を通して運転席から見える自動車の進行方向の光の一部を、光学シート20の背面側から運転者側へ透過させて、その光と映像光とを重ねて見せる、いわゆるシースルー機能を備えている。
なお、フロントガラス2を自動車200に取り付けた場合、スクリーン1Aは、厚み方向(Z方向)において傾斜して配置されるが、ここでは、第1実施形態と同じくスクリーン1Aを画面上下方向(Y方向)に対して平行に配置した状態で説明する。
光学シート20の単位光学形状部121において、第1斜面121aがスクリーン面(XZ面)に平行な面となす角度θ1(図2参照)及び第2斜面121bがスクリーン面に平行な面となす角度θ2(図2参照)は、スクリーン1A(光学シート20)が設けられたフロントガラス2を自動車1に取り付けたときの傾斜角度、映像源LSからの映像光の投射角度等に応じて適宜に設定すればよい。
図6において、第1ガラス16は、スクリーン1Aの運転者側(+Z側)に配置される透明な部材である。第1ガラス16は、前述した第1実施形態のガラス10と同じ材料を用いることができる。また、第1ガラス16の厚みは、例えば、2〜3mmの範囲とすることが好ましい。
第1中間層17は、第1ガラス16と光学シート20(第1光学形状層12)との間に配置される層である。第1ガラス16及び光学シート20は、第1中間層17により接合されている。第1中間層17は、フロントガラス2の破損時に、第1ガラス16の破片が飛散するのを防止するために配置されている。第1中間層17としては、例えば、PVB(ポリビニルブリラール)を用いることができる。第1中間層17の厚みは、例えば、0.3〜0.8mmの範囲とすることが好ましい。また、第1中間層17の屈折率は、第1ガラス16、第1光学形状層12(光学シート20)と同等であることが望ましい。
第2ガラス18は、スクリーン1Aの最も背面側(−Z側)に配置される透明な部材である。第2ガラス18としては、第1ガラス16と同じ材料を用いることができる。また、第2ガラス18の厚みは、例えば、2〜3mmの範囲とすることが好ましい。
第2中間層19は、第2ガラス18と光学シート20(基材層21)との間に配置される層である。第2ガラス18及び光学シート20は、第2中間層19により接合されている。第2中間層19は、フロントガラス2の破損時に、第2ガラス18の破片が飛散するのを防止するために配置されている。第2中間層19としては、第1中間層17と同じく、PVBを用いることができる。第2中間層19の厚みは、例えば、0.3〜0.8mmの範囲とすることが好ましい。また、第2中間層19の屈折率は、第1ガラス16、第1光学形状層12(光学シート20)と同等であることが望ましい。
光学シート20の基本的な構成は、第1実施形態と同じである。第2実施形態の光学シート20は、運転者の前方視界をよりクリアにするため、透過率をより大きくすることが求められる。そのため、反射層13は、金属膜の代わりに、光反射性の高い部材、例えば、ZnO、ZnS等による単相膜又は多層膜、誘電体多層膜、高屈折率層等により形成することが望ましい。このうち、誘電体多層膜は、屈折率の高い誘電体膜と屈折率の低い誘電体膜とが交互に積層される膜である。
基材層21は、第2実施形態の光学シート20を製造する際のベースとなる平板状の部材である。基材層21は、光学シート20において、最も背面側(−Z側)に設けられる。基材層21は、例えば、高い光透過性を有するPET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、アクリルスチレン樹脂、PC(ポリカーボネート)樹脂、脂環式ポリオレフィン樹脂、TAC(トリアセチルセルロース)樹脂等により形成される。
上述した第2実施形態の層構成を有するスクリーン1Aにおいても、第1実施形態のスクリーン1と同様の効果を得ることができる。
なお、第2実施形態のスクリーン1Aは、フロントガラス2に限らず、サイドウィンドウ、リアウィンドウ等に配置されてもよい。更に、第2実施形態のスクリーン1Aを、第1実施形態のように、店舗等のショーウィンドウに適用してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態(第1及び第2実施形態)に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載した効果に限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態の構成は、適宜に組み合わせることもできるが、詳細な説明は省略する。以下の説明においては、スクリーン1(第1実施形態)、1A(第2実施形態)を総称して「スクリーン1」ともいう。
(変形形態)
実施形態において、スクリーン1の映像源側(+Z側)の面に、傷つき防止を目的としたハードコート層を設けてもよい。また、ハードコート層に限らず、スクリーン1の使用環境や使用目的等に応じて、例えば、反射防止機能、紫外線吸収機能、防汚機能、帯電防止機能等、適宜必要な機能を有する層を1つ又は複数選択して設けてもよい。
例えば、スクリーン1の映像源側の表面に反射防止層を設けた場合には、スクリーン1表面での反射を低減してスクリーン1への入射光量を増大させ、映像の明るさを向上させる効果に加え、反射層13で反射した光の一部が、映像源側表面で反射して背面側から出射することにより、背面側の観察者O2に映像が一部見えてしまうことを防止できる。
実施形態において、反射層13よりも映像源側(+Z側)に、黒、灰色等の暗色系の着色材等で着色され、光を透過するだけでなく、光吸収性を有する光吸収層を備える形態としてもよい。このような形態とした場合、映像の黒輝度の低減や映像源側からの外光吸収を図り、映像のコントラスト向上を図ることができる。
また、実施形態において、反射層13よりも背面側(−Z側)に、上述のような光吸収層を設けて、背面側から入射する外光を吸収し、映像のコントラスト向上を図ってもよい。なお、上述の光吸収層は、着色材を含有せず、透明な層であって光吸収作用を有する層としてもよい。
実施形態において、単位光学形状部121の第1斜面121a及び第2斜面121bは、平面により形成される例を示したが、これに限らず、例えば、曲面と平面とが組み合わされる形態としてもよいし、折れ面状としてもよい。
また、単位光学形状部121は、3つ以上の複数の面によって形成される多角形形状としてもよい。
また、反射層13は、第1斜面121a及び第2斜面121bに形成される例を示したが、これに限らず、例えば、第1斜面121aの少なくとも一部に形成される形態としてもよい。
また、第1斜面121a及び第2斜面121bは、微細な凹凸形状を有する例を示したが、これに限らず、第1斜面121aのみ微細な凹凸形状を有する形態としてもよい。
実施形態では、第1光学形状層12を、単位光学形状部121がY方向に複数配列されるリニアフレネルレンズ形状として構成した例について説明したが、単位光学形状部121が同心円状に複数配列されるサーキュラーフレネルレンズ形状として構成してもよい。
実施形態では、光学シート20において、単位光学形状部121の厚み方向の断面が三角形状(プリズム形状)である例について説明したが、単位光学形状部121の厚み方向の断面は、多角形、半球形、レンズ形等によるプリズム形状であってもよい。また、プリズム形状は、断面が奥行方向に延在していてもよいし、ディンプル形、ピラミッド形(三角錐、四角錐等)であってもよい。
1,1A スクリーン
10 ガラス
11 接合層
12 第1光学形状層
13 反射層
14 第2光学形状層
15,21 基材層
16 第1ガラス
17 第1中間層
18 第2ガラス
19 第2中間層
20 光学シート
100,100A 映像表示装置
LS 映像源

Claims (5)

  1. 観察者側に配置されるガラス支持体と、
    前記ガラス支持体の観察者側と反対側に配置され、映像源から投影される映像光の一部を反射し、その他を透過させる光学シートと、
    前記ガラス支持体と前記光学シートとの間に配置される接合層と、
    前記光学シートに隣接して配置される基材層と、
    を備える反射スクリーン。
  2. 請求項1に記載の反射スクリーンであって、
    前記基材層は、厚み方向において、前記光学シートの観察者側と反対側に配置される反射スクリーン。
  3. 観察者側に配置される第1ガラス支持体と、
    前記第1ガラス支持体の観察者側と反対側に配置され、映像源から投影される映像光の一部を反射し、その他を透過させる光学シートと、
    前記第1ガラス支持体と前記光学シートとの間に配置される第1中間層と、
    前記光学シートの観察者側と反対側に配置される第2ガラス支持体と、
    前記光学シートと前記第2ガラス支持体との間に配置される第2中間層と、
    前記光学シートに隣接して配置される基材層と、
    を備える反射スクリーン。
  4. 請求項3に記載の反射スクリーンであって、
    前記基材層は、厚み方向において、前記光学シートと前記第2中間層との間に配置される反射スクリーン。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の反射スクリーンと、
    観察者側から前記反射スクリーンに向けて映像光を投射する映像源と、
    を備える映像表示装置。
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