JP2019135081A - 中空成形方法および中空成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形金型のカウンタプレートの中心位置と打込ノズルの軸芯との芯出しを自動的に効率良くかつ適切に行うことができる中空成形法を提供する。【解決手段】成形金型に垂下したパリソン内に打込ノズルから圧縮流体を吹き込むに当たり、カウンタプレートのテーパ部の軸芯に対し打込ノズルの軸芯を一致させる方法である。基準位置に設置してある打込ノズルの径方向端面の位置をレーザセンサにて検出する(ステップS5,S7)。打込ノズルを下降させてカウンタプレートのテーパ部に当接したとき、レーザセンサによる実測位置情報から基準位置情報に対する打込ノズルの軸芯の位置ずれを検出する(ステップS9)。該位置ずれ情報からダイヘッドの位置と打込ノズルの位置との間を移動する成形金型の停止位置を補正する(ステップS10)。【選択図】図7

Description

本発明は、中空成形に当たり成形金型のカウンタプレートの中心位置と打込ノズルの軸芯との芯出しを行う中空成形方法および中空成形機に関する。
一般的な中空成形機は、押出機に接続したヘッドから溶融・吐出した合成樹脂製パリソンを成形金型内に導入し、型締装置により成形金型を閉鎖してパリソンを挟持した後にカッタにて切断し、続いて型締装置を打込位置に移送させ、打込装置の圧縮空気吹込み用の打込ノズルをパリソンに降下して打込み、打込ノズル先端からパリソン中に圧縮空気を吹き込んでパリソンを膨張させ、成形金型のキャビティに密着させて中空成形品を得る。
打込ノズルが成形金型内のパリソン中に降下して打込んだ際、成形金型のノズル打込用入口に位置するカウンタプレートの上方から下方に向けて径を縮小させたテーパ部の内周縁と打込ノズルの先端に位置するカッティングスリーブの外周縁とに挟まれてパリソンは剪断的に切断される。
かかる打込みの際、打込ノズルのカッティングスリーブの軸芯とカウンタプレートのテーパ部の中心位置の位置合わせすなわち芯出しにつき、特許文献1および特許文献2に示すものが知られている。
特許文献1に示したものを説明すると、その文献の図2に示すように、撮像装置を成形金型のカウンタプレートのテーパ部の中心位置に載置し、撮像装置にて圧縮空気の打込ノズルの軸芯位置画像情報を取出し、画像処理装置にて演算および処理し、打込ノズル軸芯の変位度または同心度を算出して表示装置上に表示させ、変位度または同心度を用いて打込ノズルの軸芯位置をカウンタプレートのテーパ部の中心位置に調整する芯出し方法であった。
特許文献2に示したものを説明すると、その文献の図1に示すように、打込ノズル1に直交する方向に相対向する少なくとも四方から打込ノズルに向け流体を吹き付けて各背圧または流量を測定し、これらの値が一定になるよう打込ノズルの軸芯位置を手動にて調節する芯出し方法であった。
また、これら方法によらず、実際は、成形機のオペレータが、目視確認によって芯出しを行う従来の手法もあった。
特許4242242号公報 特許3352806号公報
上述の特許文献1の芯出し方法では、該打込ノズル把持部が設けられ交差する2軸方向に移動可能な座標軸テーブルと、該座標軸テーブルを交差する2軸方向に移動させるアクチュエータと、中心位置を前記成形金型のカウンタプレートのテーパ部の中心位置に合致させて載置して、前記打込ノズルの中心位置に関する画像情報を取り出す撮像装置と、該撮像装置で取り出した前記打込ノズルの中心位置に関する画像情報を演算・処理して、カウンタプレートの前記テーパ部の中心位置に対する前記打込ノズルの中心位置の変位度あるいは同心度を算出する画像処理装置と、算出した変位度あるいは同心度を前記アクチュエータに駆動信号として出力して前記座標軸テーブルを移動させるコントロールユニットとを備える必要があり、費用が高額となる恐れがあった。
また、上述の特許文献2の芯出し方法では、打込芯出装置のエア噴出しセンタが金型のカウンタプレートの中心に設置させることの精度保証が難しいことや、ノズル外径により、エアを噴出す環状板を交換しなければならないこと。また、打込みの芯出し作業時の芯出装置セッティングに時間がかかることなどの問題点があった。
さらに、これらによらない上述の従来の手法では、オペレータの習熟度合いにより芯出しの精度にばらつきが想定されるとともに、芯出し完了までの時間にもばらつきが生じる恐れがあった。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、成形金型のカウンタプレートの中心位置と打込ノズルの軸芯との芯出しを自動的に効率かつ適切に行うことを図った中空成形法および中空成形機を実現することを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成するため、ダイヘッドから成形金型に垂下して収納させたパリソン内に打込ノズルから圧縮流体を吹き込むに当たり、前記成形金型における上方から下方に向けて径を縮小させたテーパ部を有するカウンタプレートの前記テーパ部の軸芯に対し、前記打込ノズルの軸芯を一致させる芯出し方法において、予め前記打込ノズルを基準位置に設置しておき、前記打込ノズルの径方向端面の位置をレーザセンサにて検出し、該レーザセンサにて検出した前記打込ノズルの径方向端面の基準位置情報に対し、前記打込ノズルを下降させて前記カウンタプレートの前記テーパ部に当接したとき前記レーザセンサにより検出した前記打込ノズルの径方向端面の位置情報から前記打込ノズルの軸芯の位置ずれを検出し、ついで該位置ずれ情報から、前記ダイヘッド位置と打込ノズルの位置との間を移動する前記成形金型の停止位置を補正して芯出しする中空成形方法である。
前記打込ノズルの径方向端面の位置をレーザセンサにて検出し、前記打込ノズルの径方向端面の基準位置情報に対し、前記打込ノズルを下降させて前記カウンタプレートの前記テーパ部に当接したとき前記レーザセンサにより検出した前記打込ノズルの径方向端面の位置情報から前記打込ノズルの軸芯の位置ずれを検出し、打込前と打込時の打込ノズルの径方向端面の位置差がゼロか否かを判断する。ゼロでないなら、後述する補正設定を加味し、型締装置のスライドの停止位置すなわち打込位置を修正移動させる。そして、位置差がゼロとなるまで実行を繰り返す。
第2の課題解決手段は、ダイヘッドから成形金型に垂下して収納させたパリソン内に打込ノズルから圧縮流体を吹き込むに当たり、前記成形金型における上方から下方に向けて径を縮小させたテーパ部を有するカウンタプレートの前記テーパ部の中心位置に対し、前記打込ノズルの軸芯を一致させる中空成形機において、前記打込ノズルの径方向端面の位置を検出するレーザセンサを設け、該レーザセンサにて検出した基準位置設置の前記打込ノズルの径方向端面の基準位置情報に対し、前記打込ノズルを下降させて前記カウンタプレートの前記テーパ部に当接したとき前記レーザセンサにより検出した前記打込ノズルの径方向端面の位置情報から前記打込ノズルの軸芯の位置ずれを検出し、該位置ずれ情報から前記ダイヘッドの位置と前記打込ノズルの位置間を移動する前記成形金型の停止位置すなわち打込位置を補正する制御装置を設けた中空成形機である。
上記第1の課題解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、予め前記打込ノズルを基準位置に設置しておき、前記打込ノズルの径方向端面の位置をレーザセンサにて検出し、該レーザセンサにて検出した前記打込ノズルの径方向端面の基準位置情報に対し、前記打込ノズルを下降させて前記カウンタプレートの前記テーパ部に当接したとき前記レーザセンサにより検出した前記打込ノズルの径方向端面の位置情報から前記打込ノズルの軸芯の位置ずれを検出し、打込前と打込時の打込ノズルの径方向端面の位置差がゼロか否かを判断する。ゼロでないなら、後述する補正設定を加味し、型締装置のスライドの停止位置すなわち打込位置を修正移動させる。成形金型の停止位置を位置ずれがゼロになるまで補正して、打込位置の芯出しをオペレータの習熟度合に依存せずに客観的に割り出すことができる。
第2の課題解決手段による作用は、次の通りである。すなわち、予め前記打込ノズルの径方向端面の位置を検出するレーザセンサを設け、該レーザセンサにて検出した基準位置設置の前記打込ノズルの径方向端面の基準位置情報に対し、前記打込ノズルを下降させて前記カウンタプレートの前記テーパ部に当接したとき前記レーザセンサにより検出した前記打込ノズルの径方向端面の位置情報から前記打込ノズルの軸芯の位置ずれを検出し、該位置ずれ情報から位置差がゼロか否かを判断する。ゼロでないなら、後述する補正設定を加味し、型締装置のスライドの停止位置すなわち打込位置を修正移動させる。そして、位置差がゼロとなるまで実行を繰り返す。成形金型の停止位置を位置ずれがゼロになるまで補正して、打込位置の芯出しをオペレータの習熟度合に依存せずに客観的に割り出すことができる制御装置を設けた中空成形機である。
上述したように本発明の中空成形法および中空成形機は、前記打込ノズルの径方向端面の位置をレーザセンサにて検出し、該レーザセンサにて検出した前記打込ノズルの径方向端面の基準位置情報に対し、前記打込ノズルを下降させて前記カウンタプレートの前記テーパ部に当接したとき前記レーザセンサにより検出した前記打込ノズルの径方向端面の位置情報から前記打込ノズルの軸芯の位置ずれを検出し、位置差がゼロとなるまで実行を繰り返し、前記成形金型の停止位置すなわち打込位置を、自動的に効率良くかつ適切に補正して芯出しを行え、成形行程の効率化を達成できる制御装置を設けた中空成形機である。
本発明の実施形態を示す中空成形機の正面図。 図1に示した中空成形機の側面図。 図1に示した中空成形機の打込ノズル部分を拡大した正面図。 図1に示した中空成形機の打込ノズル部分を拡大した側面図。 図4に示したレーザセンサ示す平面図。 図1の中空成形装置の制御装置を示すブロック図。 図6に示した制御装置の処理フローチャート図。
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。
本発明の実施形態である中空成形装置は、図1および図2に示すように、成形するための作動部として、樹脂組成物を溶融して押し出す図示を省略した押出機、該押出機の先端に接続するダイヘッド1、図示を省略したパリソン切断装置、成形金型2、打込装置3、型締装置4などを具備している。
上記押出機は、樹脂組成物の投入用ホッパ7、および押出機内部に樹脂組成物の移送、混練、溶融、吐出を行うための図示を省略したスクリュを備えている。
ダイヘッド1は、図1に示すように、多頭用のものである。押出機にて溶融した樹脂組成物は、押出機からダイヘッド1に供給され、筒状パリソンが形成されるようになっている。
パリソン切断装置は、ダイヘッド1から垂下する筒状パリソンの上部を切断するものであり、電熱カッタを有するカッタホルダを備えている。
成形金型2は、図2に示すように、一対の半割型2a,2bからなり、これら半割型それぞれには、筒状パリソンを挿入させて、中空成形品を成形するための左右2個のキャビティ25,25(図3参照)を形成している。これらキャビティ25,25の上部には、図3および図4に示すように、後述の打込ノズル8が打ち込まれる際、打込ノズル8のカッティングスリーブ8aが当接するカウンタプレート26が形成されている。カウンタプレート26は、焼入れ鋼材を使用し、上方から下方に向けて径を縮小させたテーパ部26aを有する。
成形金型2は、ダイヘッド1,1の直下の位置すなわちパリソンを金型に導入する位置および打込装置3の打込ノズル8,8の直下位置の間にて、成形金型移動装置5によって水平方向に往復することができるようになっている。
打込装置3は、図1および図2に示すように、成形金型2の左右のキャビティそれぞれの上方にて、筒状パリソン内に挿入して圧縮流体である圧縮空気を吹き込むための左右の打込ノズル8,8ならびにこれら打込ノズル8,8を上昇および下降させる打込ノズル駆動装置9を備えている。打込ノズル駆動装置9は、図6に基づいて後述する制御装置50に接続された可変タイプの打込装置駆動用の打込サーボモータ9aを具備している。
打込ノズル8は、上述の通り、打込みの際、カッティングスリーブ8aを半割型2a,2bそれぞれに形成したカウンタプレート26のテーパ部26aに当接させ、不要なパリソン上部を剪断的に切断するものである。そして打込ノズル8には、図示を省略した空気源から圧縮空気が供給されて、成形金型2の左右のキャビティ内に供給され、筒状のパリソン内に圧縮空気を吹き込むようになっている。
打込ノズル8,8の軸芯は、使用する成形金型2のパーティングラインL(図2参照)を延長した線上に常時位置する。このパーティングラインLおよびその延長した線は、使用する成形金型が成形すべき製品によって変更したとしても常時同一の線上に存在するように機械的に設定されている。
型締装置4は、図1および図2に示すように、成形金型2の半割型2a,2bを型締するものであり、水平方向に所定間隔あけて配設した一対の水平方向に延びるレール12,12と、これらレール12,12に移動可能に所定間隔あけて設けた前方プラテン10および後方プラテン11と、これらプラテン10,11に挿通して、成形金型2のパーティングラインLに対して接近離反方向に同調して移動させる左右の逆リードボールねじ13と、プラテン10,11の両側に設けた凸状係止部14および対応して凸状係止部を掴む凹状係止部15と、凸状係止部14を掴んだ凹状係止部15を引っ張ることができるよう凹状係止部15に結合したボールねじ16と、後方プラテン11の裏側に位置して左右の逆リードボールねじ13に接続したプラテン10,11のスライド移動用の型締スライドサーボモータ17と、後方プラテン11の裏側に位置してボールねじ16を駆動するサーボモータ(図示略)とを具備している。前方プラテン10は半割型2aを着脱自在に取付けており、後方プラテン11も半割型2bを着脱自在に取付けている。
左右のボールねじ16,16はそれぞれ、図示を省略したスラストベアリングを介してプーリ18,18を設け、これらプーリ18,18が無端ベルト19および減速機20を介して図示を省略したサーボモータに連結している。
成形金型移動装置5は、成形金型2を、図2に示したパーティングラインLが紙面と直交する方向LE(図1参照)に移動させるためその方向に一対のレール30,30と、成形金型2を載せた第1のスライド基台31を一対のレール30,30上にて往復移動させる図示を省略したボールねじと、当該ボールねじの一端を結合して回転駆動させるサーボモータ33とを具備したものである。
一対のレール30,30は、第2のスライド基台35上に固定して設けられている。第2のスライド基台35はまた、基盤36上に設けた一対のレール37,37と係合する係合部38,38を介してパーティングラインLに対して直交する方向に移動できるようになっている。
上述の中空成形装置において、打込ノズル8,8の一方には、図3ないし図5に示すように、レーザセンサ40が配設されている。レーザセンサ40は、発光部40aおよび受光部40bからなり、発光部40aから発信されるレーザ光が打込ノズルの径方向端面を網羅するように配設されている。レーザセンサ40は、測定精度が0.01mm台から0.001mm台の位置検出能力のあるものを使用するのが好ましい。
レーザセンサ40は、発光部40aから打込ノズル8に向けてレーザ光を発信させ、図5に示すように、受光部40bにてレーザ光を前記の径方向端面の位置情報を検出し、検出した位置情報は、図6に示すように、制御装置50により処理される。
制御装置50は、接続した操作表示盤60からの芯出しスタート指令をプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)51が受け、後述するフローチャートに従い打込サーボアンプ52を介して打込サーボモータ9aに送り、モータ駆動を行うようになっている。また、制御装置50は、レーザセンサ40にて検出した打込ノズル8の径方向端面の位置情報を受け取り、この情報をプログラマブル・ロジック・コントローラ51にて後述するフローチャートに従い処理し、処理信号を、型締スライドサーボアンプ53を介して型締スライドサーボモータ17を駆動させるようになっている。
制御装置50にはまた、操作表示盤60が接続している。操作表示盤60は、後述するフローチャートを操作する上で必要な情報を入力できるようになっている。
制御装置50のプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)51での処理は、図7に示すようなフローチャートに従い実施される。すなわち、ステップS1にて、操作者は操作表示盤60にて「打込み芯出しモード」を選択する。ステップS2にて、操作者は、操作表示盤60の「打込み芯出し設定画面」にて「(1)打込みノズル8の下降ストローク」、「(2)打込ノズル8の下降完了時の電流値」、および「(3)補正設定」の各設定値を入力する。補正設定の補正値は、打込ノズル8の下降ストローク設定でのノズルボディの径方向の端面位置と、打込ノズル8の下降完了位置でのノズルボディの径方向の端面位置との差に掛ける値であり、図3に示した打込ノズル8の支持位置とカッティングスリーブ8aの高さAと、打込ノズル8の支持位置とレーザセンサ40の取付位置の高さBで割算したA/Bの値(単位%)をいう。
上記下降ストロークは、打込ノズル8がレーザセンサ40を通過して、レーザセンサ40により打込ノズル8のボディの径方向端面の位置を検出できるに足るストロークを意味する。上記下降ストローク位置での測定値が基準位置となる上記下降完了時の電流値は、打込ノズル8がさらに下降して、カッティングスリーブ8aが成形金型2のカウンタプレート26のテーパ部26aに当接するときの電流値を意味する。上記補正値は、レーザセンサ40の打込ノズル8の検出位置と、カウンタプレート26とカッティングスリーブ8aの当接する位置が異なることに対しての、検出したずれ量に対しての補正値である。
補正値は、打込ノズル8がカウンタプレート26に当接したとき、芯ずれがあると打込ノズル8が傾くことによるもので、打込ノズル8の支持位置とカッティングスリーブ8aの高さAと、打込ノズル8の支持位置とレーザセンサ40の取付け位置の高さBの割算したA/Bの値(単位%)を設定し、型締スライドサーボモータ17によるダイヘッド1の位置と打込位置間を移動する前記成形金型2の停止位置すなわち打込位置の補正量を演算するようになっている。
ついで、ステップS3に示すように、操作者は操作表示盤60の「芯出しスタートキー」を押す。すると、設定プログラムにより次のように処理される。すなわち、ステップS4に示すように、打込ノズル8は、低速で下降ストローク設定位置まで下降する。
ステップS5に示すように、打込ノズル8が下降すると、レーザセンサ40により打込ノズル8のボディの径方向端面の基準位置情報を検出する。
ステップS6に示すように、さらに打込ノズル8を下降させ、低速で下降完了位置まで到達させる。すなわち、打込ノズル8のカッティングスリーブ8aが成形金型2のカウンタプレート26に当接したときの電流値を検知し、上述の設定した電流値に到達したときという。
このとき、ステップS7に示すように、打込ノズル8のボディの径方向端面の位置情報をレーザセンサ40にて検出する。
ステップS8に示すように、打込ノズル8は、スタート時の位置まで上昇して停止する。
一方、ステップS9に示すように、制御装置50は、打込前と打込時の打込ノズル8のボディの径方向端面の位置差がゼロか否かを判断する。ゼロでないなら、ステップS10に示すように、上述の補正設定を加味し、型締装置4のスライドの停止位置すなわち打込位置を修正移動させる。そして、上述のステップS4ないしステップS9の実行を繰り返す。
ステップS9にて、YESなら「打込芯出しモード」が終了することになる(ステップS11)。
次に、上述の実施態様である中空成形機による中空成形方法を説明する。
まず、中空成形に当たり、打込ノズル8の軸芯と成形金型2のカウンタプレート26のテーパ部26aの中心位置との芯出しを図7に示した各ステップに従い実施する。
図7に示すように、ステップS1にて、操作者は操作表示盤60にて「打込み芯出しモード」を選択する。
ステップS2にて、操作者は、操作表示盤60の「打込み芯出し設定画面」にて「(1)打込ノズル8の下降ストローク」、「(2)打込ノズル8の下降完了時の電流値」、および「(3)補正設定」の各設定値を入力する。
ついで、ステップS3に示すように、操作者は操作表示盤60の「芯出しスタートキー」を押すと、ステップS4に示すように、打込ノズル8は、低速で下降ストローク設定位置まで下降する。
ステップS5に示すように、打込ノズル8が下降すると、レーザセンサ40により打込ノズル8のボディの径方向端面の位置情報を検出する。
ステップS6に示すように、さらに打込ノズル8を下降させ、低速で下降完了位置まで到達させる。
このとき、ステップS7に示すように、打込ノズル8のボディの径方向端面の位置情報をレーザセンサ40にて検出する。
ステップS8に示すように、打込ノズル8は、スタート時の位置まで上昇して停止する。
一方、ステップS9に示すように、制御装置50は、打込前と打込時の打込ノズル8のボディの径方向端面の位置差がゼロか否かを判断する。ゼロでないなら、ステップS10に示すように、上述の補正設定を加味し、型締装置4のスライドの停止位置すなわち打込位置を修正移動させる。そして、上述のステップS4ないしステップS9の実行を繰り返す。
ステップS9にて、YESなら、ステップS11に示すように、「打込芯出しモード」が終了する。
下記に芯出しステップにおける動作確認例を示す。
Figure 2019135081
以下、表1につき説明する。芯出しステップにおける動作確認開始時は、型締装置のスライド現在値を、0.86mm、ダイヘッド方向(図1中、左方向)にずらした位置からスタートする。0.86mmずらしたのは、芯ずれ状態をあらかじめ作り自動的に芯出し動作が繰り返されることの確認ための理由による。打込ノズル8の下降ストローク設定位置にての測定値より打込ノズル8の下降完了位置にての測定値が小さい場合、打込位置方向(図1中、右方向)に移動させる。打込ノズル8の下降ストローク設定位置 測定値より打込ノズル8の下降完了位置にての測定値が大きい場合は、ダイヘッド方向(図1中、左方向)に移動させる。
1回目の測定において、測定値の差0.38mmmに、補正値200%を掛けて、型締装置のスライドの移動量は0.76mmと求められ、図1中、右方向に移動した後の型締装置のスライドの現在値は0.10mmとなったことを示している。すなわち、備考欄記載の通り、上記確認開始スライド位置0.86mmから0.76mm減算した0.10mmとなる。2回目の測定も同様であり、測定差0.02mmに、補正値200%を掛けて、型締装置のスライドの移動量は0.04mmと求められ、図1中、左方向に移動した後の型締装置のスライドの現在値は0.14mmとなったことを示している。すなわち、備考欄記載の通り、上記1回目のスライド位置0.10mmから0.04mm加算した0.14mmとなる。
3回目以降、測定差と移動方向に基づき、移動を繰り返す。10回目にて測定差が0.00mmとなったので、芯出しモードが終了した。
かかる芯出し工程が終了後、中空成形品の図示を省略した押出機からダイヘッド1に押し出された溶融合成樹脂は、ダイヘッド1内の樹脂通路を通って2本のパリソンとして吐出して垂下する。これらパリソンは、図1に示すような型開した成形金型2内に入り、成形金型2が型閉して挟持し、パリソン上部を、図示を省略したホットカッタなどのカッタにて切断して成形金型2内に内在させる。
続いて、成形金型2を打込装置3へ移動させ、成形金型2に内在させた2本のパリソンを打込装置3の2本の打込ノズル8の直下に位置させ、各パリソンに各打込ノズル8を降下して打ち込んで、打込ノズル8からパリソンP内に圧縮空気を吹込み、各パリソンを膨大させて成形金型2のキャビティ25に密着させて中空成形品にブロー成形する。
中空成形品は、成形金型2が型開して再びダイヘッド1下へ移動し、打込ノズル8を打込んだ際に発生した上ばりと一緒に打込ノズル8に吊り下げられる。
成形金型2が型閉してパリソンを挟持すると同時に、打込ノズル8に吊り下げられた中空成形品は、図示を省略した製品ホルダに把持され、把持後、打込ノズル8は上昇し、この際、上ばりが除去される。
ついで、製品ホルダに把持された中空成形品は、吹込みが完了した後、型締が型開きと同時に成形装置外へ移送される。
以上のように、本実施形態によれば、打込ノズル8の芯出しを自動的に効率かつ適切に行うことができるという効果が得られるものである。
2…成形金型
3…打込装置
4…型締装置
5…成形金型移動装置
8…打込ノズル
8a…カッティングスリーブ
25…キャビティ
26…カウンタプレート
26a…テーパ部
40…レーザセンサ
50…制御装置

Claims (2)

  1. ダイヘッドから成形金型に垂下して収納させたパリソン内に打込ノズルから圧縮流体を吹き込むに当たり、前記成形金型における上方から下方に向けて径を縮小させたテーパ部を有するカウンタプレートの前記テーパ部の軸芯に対し、前記打込ノズルの軸芯を一致させる芯出しにおいて、
    予め前記打込ノズルを基準位置に設置しておき、
    前記打込ノズルの径方向端面の位置をレーザセンサにて検出し、
    該レーザセンサにて検出した前記打込ノズルの径方向端面の基準位置情報に対し、前記打込ノズルを下降させて前記カウンタプレートの前記テーパ部に当接したとき前記レーザセンサにより検出した前記打込ノズルの径方向端面の位置情報から前記打込ノズルの軸芯の位置ずれを検出し、
    ついで該位置ずれ情報から前記ダイヘッドの位置と前記打込ノズルの位置との間を移動する前記成形金型の停止位置を補正することを特徴とする中空成形方法。
  2. ダイヘッドから成形金型に垂下して収納させたパリソン内に打込ノズルから圧縮流体を吹き込むに当たり、前記成形金型における上方から下方に向けて径を縮小させたテーパ部を有するカウンタプレートの前記テーパ部の中心位置に対し、前記打込ノズルの軸芯を一致させる中空成形機において、
    前記打込ノズルの径方向端面の位置を検出するレーザセンサを設け、
    該レーザセンサにて検出した基準位置設置の前記打込ノズルの径方向端面の基準位置情報に対し、前記打込ノズルを下降させて前記カウンタプレートの前記テーパ部に当接したとき前記レーザセンサにより検出した前記打込ノズルの径方向端面の位置情報から前記打込ノズルの軸芯の位置ずれを検出し、該位置ずれ情報からダイヘッド位置の位置と前記打込ノズルの位置間を移動する前記成形金型の停止位置を補正する制御装置を設けたことを特徴とする中空成形機。
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