JP2019134653A - 電動車両の充電制御装置 - Google Patents

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Shun Mochizuki
瞬 望月
龍彦 梅谷
Tatsuhiko Umetani
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Abstract

【課題】外部電源からの電力供給を停止することなく、充電中にバッテリの充電率を適切に推定することができる電動車両の充電制御装置を提供する。【解決手段】バッテリの電圧が目標電圧となるようにバッテリの充電制御を実行する充電制御実行手段21と、充電制御実行手段による充電制御の実行中にバッテリの充電率の推定制御を実行する推定制御実行手段22と、を有し、推定制御実行手段は、充電制御の実行中の所定のタイミングで車載機器を作動させてバッテリの充電電流が第1の電流値以下となるようにし、バッテリの充電電流が第1の電流値以下である状態が所定時間維持されたタイミングで、バッテリの両端電圧に基づいてバッテリの充電率を推定し、充電制御実行手段が推定制御実行手段によって推定されたバッテリの充電率に基づいてバッテリの充電を継続する構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電動車両に搭載された走行用モータに電力を供給するバッテリ(二次電池)の充電を制御する電動車両の充電制御装置に関する。
近年、電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)等の電動車両が実用化されている。このような電動車両に搭載されているバッテリは、例えば、車体の充電口に接続された充電用ケーブルを介して家庭用電源や急速充電装置等の商用電源から供給される電力によって充電される。
バッテリの充電方法としては、例えば、一定の電流で走行用バッテリを充電する定電流充電、一定の電圧で充電する定電圧充電、一定の電力で充電する定電力充電等があり、バッテリは、これらの充電方法により、バッテリの充電率(SOC)が所望の値になるように充電される。
ところで、バッテリの充電率は、例えば、バッテリの充放電電流の積算値から算出されており、バッテリの両端電圧(例えば、開回路電圧(OCV))に基づいて推定されたりしている(例えば、特許文献1)。
特開2014−44074号公報
バッテリの充放電電流の積算値からバッテリの充電率を算出した場合、バッテリの充電率を任意のタイミングで容易に求めることができるが、実際の充電率との誤差(ズレ)が生じてしまう虞がある。この誤差は、充放電電流を積算する期間が長くなるほど大きくなり易い。一方で、バッテリの両端電圧(例えば、開回路電圧(OCV))に基づいてバッテリの充電率を推定することで、実際の充電率との誤差を抑制することができる。
ただし、バッテリの両端電圧に基づいてバッテリの充電率を推定する場合、所定期間以上バッテリの充放電を停止して両端電圧を安定させる必要があり、推定のタイミングが限定されてしまう。例えば、バッテリの充電時には実施することができない。またバッテリの充電を中断してバッテリの充電率を推定すると、バッテリの充電に要する時間が長くなってしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、外部電源からの電力供給を停止することなく、充電中にバッテリの充電率を適切に推定することができる電動車両の充電制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一つの態様は、外部電源から供給される電力により充電されるバッテリを備える電動車両に搭載され、前記バッテリの充電を制御する充電制御装置であって、前記バッテリの電圧が目標電圧となるように前記バッテリの充電制御を実行する充電制御実行手段と、前記充電制御実行手段による前記充電制御の実行中に前記バッテリの充電率の推定制御を実行する推定制御実行手段と、を有し、前記推定制御実行手段は、前記充電制御の実行中の所定のタイミングで前記バッテリの充電電流が予め設定された第1の電流値以下となるようにし、前記バッテリの充電電流が前記第1の電流値以下である状態が所定時間維持されたタイミングで、前記バッテリの両端電圧に基づいて当該バッテリの充電率を推定し、前記充電制御実行手段は、前記推定制御実行手段によって推定された前記バッテリの充電率に基づいて前記バッテリの充電を継続することを特徴とする電動車両の充電制御装置にある。
ここで、前記推定制御実行手段は、前記充電制御が開始された後、前記バッテリの電圧が前記目標電圧よりも低い第1の電圧に達した時点で、前記バッテリの充電電流が前記第1の電流値以下となるようにすることが好ましい。
その際、前記充電制御実行手段は、前記バッテリの充電電圧が前記目標電圧に達するまでは定電流充電を実行することが好ましい。
また前記推定制御実行手段は、具体的には、前記充電制御の実行中の所定のタイミングで前記バッテリの充電電流が1アンペア以下となるようにし、前記バッテリの充電電流が1アンペア以下である状態が30分以上維持されたタイミングで、前記バッテリの両端電圧に基づいて当該バッテリの充電率を推定することが好ましい。
また前記推定制御実行手段は、前記電動車両が備える前記バッテリの充電中に作動する車載機器を所定のタイミングで作動させることで前記バッテリの充電電流が前記第1の電流値以下となるようにすることが好ましい。
さらに前記車載機器は、例えば、プレ空調機能を有する空調装置であることが好ましい。
かかる本発明の電動車両の充電制御装置によれば、充電中に外部電源からの電力供給を停止することなく、バッテリの充電率を適切に推定することができる。したがって、推定した充電率に基づいてバッテリを適切に充電することができ、且つバッテリの充電時間の長時間化を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る充電制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る充電制御の一例を説明するグラフである。 バッテリの充電率と両端電圧との関係と、充電率と開回路電圧との関係の一例を示すグラフである。 バッテリの充電率と開回路電圧との関係を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態に係る電動車両の充電制御装置について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る充電制御装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、バッテリの充電制御の一例を説明するグラフであり、充電制御を実行した際のバッテリの充電電圧及び充電電流の変化と、充電率(SOC)の変化とを示している。
図3は、バッテリの充電率と両端電圧との関係と、充電率と開回路電圧との関係の一例を示すグラフであり、具体的には、バッテリの充電電流が第1の電流値以下である状態を所定時間維持した場合の上記関係を示すグラフである。図4は、バッテリの充電率を0から100%まで変化させた際の開回路電圧(OCV)の変化を示すグラフである。
まずは本発明に係る充電制御装置が搭載される電動車両の概略構成について説明する。図1に示すように、例えば、電気自動車である電動車両1には、高電圧の二次電池であるバッテリ2が搭載されている。
バッテリ2はインバータ3を介して走行用モータ4に電気的に接続されている。走行用モータ4は、図示は省略するが駆動輪に連結されている。電動車両1はこの走行用モータ4の駆動力によって走行する。
また電動車両1には、例えば、家庭用電源(普通充電)である外部電源100によりバッテリ2を充電するための充電器7が搭載されている。すなわち家庭用電源である外部電源100によりバッテリ2を充電する際には、電動車両1の充電口8に設置された給電コネクタに充電ケーブルの充電プラグを接続する。
この状態で、充電器7には、外部電源100から100V〜200V程度の交流電力が入力される。家庭用電源である外部電源100から充電器7に入力された電力は、例えば、350V程度の直流電力に変換・昇圧されて充電用電力としてバッテリ2に入力される。これにより、バッテリ2の充電が行われる。
なお電動車両1は、急速充電装置である外部電源101とバッテリ2とを充電ケーブルによって接続してバッテリ2を充電することができるように構成されている。急速充電装置である外部電源101でバッテリ2を充電する場合、外部電源101から供給される高圧の直流電力が、電動車両1に搭載されている充電器7を介することなくバッテリ2に入力される。
またバッテリ2には、DC/DCコンバータ5を介してサブバッテリ(12Vバッテリ)6が接続されている。またバッテリ2には空調装置10が接続されている。この空調装置10は、バッテリ2の充電時、外部電源100,101からバッテリ2を介して供給される電力で作動するように構成されている。すなわち空調装置10は、バッテリ2の充電中に、車室内の温度等を適切に調整する、いわゆるプレ空調が可能に構成されている。
さらに電動車両1は、バッテリ2の充電状態を制御する充電制御装置としての制御部20を備えている。この制御部20は、例えば、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等を備えて構成され、充電器7又は外部電源(急速充電装置)101による外部電源100,101から供給される電力によるバッテリ2の充電状態を制御すると共に、バッテリ2の充電時における空調装置10の動作を制御する。すなわち本発明に係る制御部(充電制御装置)20によるバッテリ2の充電制御には、バッテリ2の充電中における空調装置10の制御が含まれるものとする。
制御部20は、具体的には、充電制御実行手段21と、推定制御実行手段22と、を備えている。
充電制御実行手段21は、充電ケーブルを介して電動車両1の充電器7と外部電源100等とが接続された状態で、バッテリ2の充電制御を実行(開始)し、バッテリ2の充電率(SOC)が所望の値(例えば、100%)となると、バッテリ2の充電制御を終了する。
充電制御実行手段21は、まずは、バッテリ2の特性に応じて目標電圧(最大電圧)を設定する。すなわち充電制御実行手段21は、バッテリ2の特性を考慮して、バッテリ2の充電時に許容される最大電圧(充電許容電圧)を超えない範囲で、充電許容電圧付近に目標電圧を設定する。なお、この目標電圧は予め設定されていてもよい。
そして充電制御実行手段21は、バッテリ2の電圧が、設定した目標電圧となるようにバッテリ2の充電制御を開始する。
例えば、充電制御の開始後、充電時のバッテリ2の電圧(充電電圧)が目標電圧Vtよりも低い状態では、バッテリ2を一定の電流値A0で充電する「定電流充電」を実施する(図2参照)。なお充電制御実行手段21は、「定電流充電」の代わりに、バッテリ2を一定の電力値で充電する「定電力充電」を実行するようにしてもよい。
ここで、充電制御開始時における充電制御の基準となるバッテリ2の充電率(SOC)は、例えば、バッテリ2の充放電電流の積算値から算出された値であり、バッテリ2の実際の充電率とは多少の誤差が生じている虞がある。ただし、この時点で充電率に多少の誤差が生じていても実質的に支障はない。
充電制御実行手段21は、バッテリ2の充電電圧が目標電圧Vtに達した時点で「定電流充電」を終了し、その後は「定電圧充電」を実行する。そしてバッテリ2のSOCが所望の値、例えば、100%になるとバッテリ2の充電制御を終了する。
そして、充電制御終了時における充電制御の基準となるバッテリ2の充電率とは、以下に説明するように、充電制御開始時の値とは異なり、推定制御実行手段22によって推定された値であり、バッテリ2の実際の充電率との誤差は少なくなっている。このため、バッテリ2を適切に充電することができる。
詳しくは、推定制御実行手段22が、充電制御実行手段21による充電制御の実行中に、バッテリ2の充電率を推定する推定制御を実行する。
推定制御実行手段22は、まず、バッテリ2の充電制御の実行中に所定のタイミングで車載機器である空調装置10を作動させてバッテリ2の充電電流(充電時の電流値)が予め設定された第1の電流値A1(<A0)以下となるようにする(図2参照)。すなわち推定制御実行手段22は、バッテリ2の充電電流が予め設定された第1の電流値A1以下(好ましくは1アンペア以下)となるように、空調装置10の作動状態を適宜制御する。
推定制御実行手段22が推定制御を実行するタイミング、つまり空調装置10を作動させるタイミングは、バッテリ2の充電制御の実行中であれば特に限定されないが、次のタイミングで行うことが好ましい。
推定制御実行手段22は、例えば、バッテリ2の充電制御が実行(開始)された後、バッテリ2の充電電圧が目標電圧Vtよりも低い第1の電圧V1に達した時点で空調装置10を作動させることが好ましい(図2参照)。つまり、充電制御実行手段21によって定電流充電が実行されている段階で、推定制御を実行することが好ましい。
その後、推定制御実行手段22は、バッテリ2の充電電流が第1の電流値A1以下である状態を所定時間(好ましくは30分以上)維持してから、バッテリ2の両端電圧を計測し、その計測結果に基づいてバッテリ2の充電率(SOC)を推定する。なお推定制御実行手段22は、充電率(SOC)の推定が終了した時点で空調装置10を停止させる(推定制御を終了する)。
このように推定制御実行手段22によってバッテリ2の充電率が推定されると、その後、充電制御実行手段21は、推定された充電率に基づいてバッテリ2の充電制御を継続する。つまり、充電制御実行手段21は、充電制御の基準となるバッテリ2の充電率の値を、バッテリ2の充放電電流の積算値に基づいて演算された値から、推定制御実行手段22によって推定された充電率の値に置き換える。
そして、充電制御実行手段21は、バッテリ2の充電率が所望の値となるまで、バッテリ2の充電制御を継続する。具体的には、バッテリ2の充電電圧が目標電圧Vtに達するまで定電流充電を実施し、その後は定電圧充電を実施し、バッテリ2の充電率が所望の値(例えば、100%)になった時点で充電制御を終了する。
これにより、バッテリ2を適切に充電することができる。つまりバッテリ2の充電不足や過充電を抑制することができる。また本発明に係る制御部(充電制御装置)20によれば、バッテリ2の充電中に、バッテリ2の充電制御を停止させることなく、バッテリ2の充電率を比較的正確に推定することができる。したがって、バッテリ2の充電時間の長時間化を抑制することができるという利点もある。
図2のグラフを参照して、バッテリ2の充電制御及び充電率(SOC)の推定制御についてさらに説明する。
図2に示すように、時刻t1で充電制御実行手段21がバッテリ2の充電制御を開始すると、まずは「定電流充電」が実施される。すなわちバッテリ2の充電電圧が目標電圧Vtよりも低い状態では(t1−t4間)、バッテリ2を一定の電流値A0で充電する「定電流充電」が実施される。
その間に、バッテリ2の充電電圧が上昇し第1の電圧V1(<Vt)に達すると(時刻t2)、推定制御実行手段22が推定制御を開始して空調装置10を作動させる。これにより、バッテリ2の充電電流が第1の電流値A1以下まで低下する。その後、バッテリ2の充電電流が第1の電流値A1以下である状態を所定時間(30分程度)維持した後(時刻t3)、バッテリ2の両端電圧を計測すると共に、上述のように計測した両端電圧に基づいてバッテリ2の充電率を推定する。
なおバッテリ2の電流値が第1の電流値A1以下となっている間(t2−t3間)は、バッテリ2の充電電圧の増加率は低下するものの、バッテリ2の充電自体は継続されており、バッテリ2の充電率は徐々に増加し、それに伴いバッテリ2の充電率も徐々に増加する。
ここで、バッテリ2の充電電流が第1の電流値A1(例えば、1アンペア)以下である状態が所定時間(例えば、30分程度)維持された場合、図3に一例を示すように、バッテリ2の充電率(SOC)とバッテリ2の両端電圧との関係(図中実線で示す)は、バッテリ2の充電率(SOC)とバッテリ2の開回路電圧(OCV)との関係(図中点線で示す)と実質的に一致することが分かっている。
したがって、上記のように計測したバッテリ2の両端電圧に基づいてバッテリ2の充電率(SOC)を推定することで、バッテリ2の開回路電圧(OCV)に基づいてバッテリ2の充電率を推定するのと同等の精度で、バッテリ2の充電率(SOC)を推定することができる。
またバッテリ2の両端電圧に基づいてバッテリ2の充電率を推定するタイミングは、充電率が比較的リニアに変化する期間であることが好ましい。例えば、図4に一例を示すように、バッテリ2の両端電圧は、充電率(SOC)が第1の値C1よりも低い場合及び第2の値C2(≧C1)よりも高い場合に、比較的大きく変化し且つ比較的リニアに変化する傾向にある。
そして、特に、このように両端電圧が比較的大きく変化し且つ比較的リニアに変化する領域において、上述したようにバッテリ2の充電率とバッテリ2の両端電圧との関係と、バッテリ2の充電率とバッテリの開回路電圧(OCV)との関係とが一致し易い(図3参照)。
このため、バッテリ2の充電率の推定は、充電率(SOC)が第1の値C1よりも低い状態、或いはSOCが第2の値C2(≧C1)よりも高い状態で行うことが好ましく、特に、充電率が第2の値C2よりも高い状態で行うことが好ましい。つまり第1の電圧V1(図2参照)は、バッテリ2の充電率が第2の値C2よりも高くなるような値に設定されていることが好ましい。
このようにバッテリ2の充電率が推定されると、充電制御の基準となる充電率の値を、充放電電流の積算値から算出された値(算出値)から、バッテリ2の両端電圧に基づいて推定された値(推定値)に置き換える(時刻t3)。図2の例では、バッテリ2の充電率の値が、元の値(算出値)よりも低い値(推定値)に置き換えられている。
またバッテリ2の充電率の推定が終了し、空調装置10を停止させると、バッテリ2の充電電流が所定電流値A0まで回復し、電流値A0での「定電流充電」が再開される(時刻t3)。
その後、バッテリ2の充電電圧が目標電圧Vtに達すると、「定電流制御」を「定電圧制御」に切り替える(時刻t4)。バッテリ2の充電電圧が目標電圧Vtに達した時点では、バッテリ2の充電率(SOC)はかなり高い状態(満充電に近い状態)にある。このため、定電圧充電の実施中、バッテリ2に供給される電力(バッテリ2の充電に要する電力)は徐々に減少し、それに伴いバッテリ2の充電電流が徐々に減少する(時刻t4以降)。
そしてバッテリ2の充電率(SOC)がほぼ100%となり充電電流がゼロ付近(予め設定された電流値)まで低下した時点(時刻t5)で、バッテリ2の充電制御を終了させる。
以上説明したように、本発明に係る制御部(充電制御装置)20によれば、バッテリ2の充電中に外部電源100からの電力供給を実質的に停止することなく、つまり充電制御を中断することなく、バッテリ2の充電率(SOC)を比較的正確に推定することができる。したがって、推定した充電率(SOC)に基づいてバッテリ2の充電を制御することで、バッテリ2を適切に充電することができる。例えば、図2に一例を示したように、バッテリ2の充電率(SOC)を適切な値に低下させることで、バッテリ2の充電不足を抑制することができる。
なお上述した実施形態は、あくまで本発明の一例である。本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、バッテリの充電率を推定する際に、充電電流が1アンペア以下である状態を30分程度維持するようにした例を説明したが、この電流値及び維持する時間は、バッテリの特性等を考慮して任意に設定することができる。つまり、充電率を推定する際の充電電流及びその電流値を維持する時間は、バッテリの充電率とバッテリの両端電圧との関係が、バッテリの充電率とバッテリの開回路電圧との関係と実質的に一致するように、適宜設定されればよい。
また例えば、上述の実施形態では、車載機器の一例として空調装置を例示して本発明を説明したが、車載機器は、バッテリの充電時に、バッテリもしくは外部電源から供給される電力により作動するように構成されていればよく、車室内の空調を行う空調装置に限定されるものではない。
また本実施形態では、車載機器を作動させることで、バッテリの充電電流を低下させるようにしたが、勿論、バッテリの充電電流を低下させる方法は特に限定されるものではない。
また上述の実施形態では、電動車両の一例として電気自動車を例示して本発明を説明したが、本発明は、例えば、プラグインハイブリッド自動車の充電制御装置としても適用できるものである。
1 電動車両
2 バッテリ
3 インバータ
4 走行用モータ
5 コンバータ
7 充電器
8 充電口
10 空調装置(車載機器)
20 制御部(充電制御装置)
21 充電制御実行手段
22 推定制御実行手段
100,101 外部電源

Claims (6)

  1. 外部電源から供給される電力により充電されるバッテリを備える電動車両に搭載され、前記バッテリの充電を制御する充電制御装置であって、
    前記バッテリの電圧が目標電圧となるように前記バッテリの充電制御を実行する充電制御実行手段と、
    前記充電制御実行手段による前記充電制御の実行中に前記バッテリの充電率の推定制御を実行する推定制御実行手段と、を有し、
    前記推定制御実行手段は、前記充電制御の実行中の所定のタイミングで前記バッテリの充電電流が予め設定された第1の電流値以下となるようにし、前記バッテリの充電電流が前記第1の電流値以下である状態が所定時間維持されたタイミングで、前記バッテリの両端電圧に基づいて当該バッテリの充電率を推定し、
    前記充電制御実行手段は、前記推定制御実行手段によって推定された前記バッテリの充電率に基づいて前記バッテリの充電を継続する
    ことを特徴とする電動車両の充電制御装置。
  2. 請求項1に記載の電動車両の充電制御装置であって、
    前記推定制御実行手段は、前記充電制御が開始された後、前記バッテリの電圧が前記目標電圧よりも低い第1の電圧に達した時点で、前記バッテリの充電電流が前記第1の電流値以下となるようにする
    ことを特徴とする電動車両の充電制御装置。
  3. 請求項2に記載の電動車両の充電制御装置であって、
    前記充電制御実行手段は、前記バッテリの充電電圧が前記目標電圧に達するまでは定電流充電を実行する
    ことを特徴とする電動車両の充電制御装置。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の電動車両の充電制御装置であって、
    前記推定制御実行手段は、前記充電制御の実行中の所定のタイミングで前記バッテリの充電電流が1アンペア以下となるようにし、前記バッテリの充電電流が1アンペア以下である状態が30分以上維持されたタイミングで、前記バッテリの両端電圧に基づいて当該バッテリの充電率を推定する
    ことを特徴とする電動車両の充電制御装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の電動車両の充電制御装置であって、
    前記推定制御実行手段は、前記電動車両が備える前記バッテリの充電中に作動する車載機器を所定のタイミングで作動させることで前記バッテリの充電電流が前記第1の電流値以下となるようにする
    ことを特徴とする電動車両の充電制御装置。
  6. 請求項5に記載の電動車両の充電制御装置であって、
    前記車載機器は、プレ空調機能を有する空調装置である
    ことを特徴とする電動車両の充電制御装置。
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