JP2019132297A - リーク検査用バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプ側通路内に高圧の検査流体が満たされた状態のもと、弁座から離れる方向へのスピンドルの変位を通じて連通孔を開くとき、そのスピンドルの弁座側の端部に設けられたパッキンが検査流体からの圧力を受けて変形することを抑制する。【解決手段】リーク検査用バルブ1のボディ2は、配管3に接続される配管用接続口4とポンプ5が接続されるポンプ用接続口6とを有する。配管用接続口4に繋がる配管側通路7とポンプ用接続口6に繋がるポンプ側通路8とを仕切る仕切壁9には連通孔10及び弁座11が形成され、同連通孔10がスピンドル13の軸線方向についての変位を通じて開閉される。スピンドル13に取り付けられたパッキン19は円筒面19a及びテーパ面19bを有しており、円筒面19aにおけるスピンドル13の軸線方向についての長さがテーパ面19bにおける上記軸線方向についての長さよりも長くされる。【選択図】図1

Description

本発明は、リーク検査用バルブに関する。
建物等に設置された給水給湯システムにおいては、次のようにリーク検査が行われている。すなわち、給水給湯システムの配管内に検査流体を高圧状態で封入し、その状態で所定時間が経過した後の上記配管内の圧力低下量が判定値以上であるときには、給水給湯システムでリークが生じていると判断する。上記リーク検査において、上記配管内に検査流体を封入する際にはリーク検査用バルブが用いられる。こうしたリーク検査用バルブとしては、例えば特許文献1に示される止水栓を一体に備えた管継手を用いることが考えられる。
上記管継手は、検査対象の給水給湯システムの配管に対し接続される配管用接続口、及び、検査流体を吐出するポンプが接続されるポンプ用接続口が形成されているボディを備えている。また、上記管継手のボディには、上記配管用接続口に繋がる配管側通路と上記ポンプ用接続口に繋がるポンプ側通路とを仕切るための仕切壁が形成されている。この仕切壁には、上記ポンプ側通路と上記配管側通路とを繋ぐ連通孔と、同連通孔の周りを囲む弁座とが形成されている。更に、上記管継手のボディには、上記連通孔を開閉するためのスピンドルが軸線方向に変位可能に設けられている。上記管継手においては、スピンドルの軸線方向についての変位を通じて同スピンドルを弁座に対し接近離間させることにより、連通孔の開閉が行われる。
図5及び図6は、上記管継手のボディにおけるスピンドル及び弁座の周辺構造を示している。これらの図から分かるように、ボディ71の仕切壁72はポンプ側通路73と配管側通路74とを仕切るものであり、スピンドル75はその軸線方向(図5の上下方向)に変位して仕切壁72における連通孔76周りの弁座77に対し接近離間する。スピンドル75における弁座77側の端部にはパッキン78が設けられている。このパッキン78は、スピンドル75の上記端部に形成されている軸部75aが貫通することによって同端部に対し取り付けられている。スピンドル75の軸部75aにおいては、その先端(図5の下端)が他の部分よりも大径となっており、それによってパッキン78が軸部75aから抜けにくくされている。また、パッキン78には弁座77側に向かうほど縮径するテーパ面79が形成されている。このテーパ面79は、図6に示すスピンドル75の弁座77側への変位を通じて同弁座77に対し当接する。
給水給湯システムのリーク検査を行う際には、上記管継手の配管用接続口が給水給湯システムの配管に対し接続される一方、検査流体を吐出するポンプが上記管継手のポンプ側接続口に接続される。そして、ポンプから吐出される検査流体を給水給湯システムの配管内に供給して同配管内を高圧状態とし、その状態のもとで上記管継手のスピンドル75を弁座77側に向けて軸線方向に変位させることにより、パッキン78のテーパ面79をボディ71の弁座77に対し当接させる。このときには、テーパ面79と弁座77との間がシールされて連通孔76がスピンドル75を通じて閉じられるため、給水給湯システムの配管内に検査流体が高圧の状態で封入されることになる。なお、パッキン78に弁座77側に向かうほど縮径する上記テーパ面79が形成されているのは、同テーパ面79と上記弁座77との接触面積を大きくして両者の間に必要とされるシール性を確保するためである。
特開2001−182108号公報
ところで、給水給湯システムの配管内に検査流体を封入するに当たり、ポンプの仕様に基づく要求やリーク検査の作業手順に基づく要求によっては、次のように上記管継手を動作させる場合がある。すなわち、上記管継手の連通孔76を図6に示すようにスピンドル75で閉じた状態のもと、ポンプから検査流体を吐出することによってポンプ側通路73内を高圧の検査流体で満たす。その後、図5に示すようにスピンドル75を弁座77から離れる方向に変位させて連通孔76を開くことにより、ポンプ側通路73内の検査流体を配管側通路74を介して給水給湯システムの配管内に供給する。そして、給水給湯システムの配管内が高圧の検査流体で満たされた後、スピンドル75によって連通孔76を閉じることにより、給水給湯システムの配管内に検査流体を高圧の状態で封入する。
しかし、スピンドル75で連通孔76を閉じた状態でポンプ側通路73内が高圧の検査流体で満たされたとき、スピンドル75のパッキン78には上記検査流体による圧力が作用する。ここで、パッキン78においては、テーパ面79が形成されている関係から、パッキン78におけるスピンドル75の軸部75aから離れた部分ほど、同スピンドル75の軸線方向についての長さが小さくなって剛性が低下する。このため、ポンプ側通路73内を高圧の検査流体で満たした状態でスピンドル75の変位を通じて連通孔76を開くとき、パッキン78におけるスピンドル75の軸部75aから離れた部分がポンプ側通路73内の検査流体からの圧力を受けて変形し、それに伴ってパッキン78が図7に示すように軸部75aから外れてしまうおそれがある。
本発明の目的は、ポンプ側通路内に高圧の検査流体が満たされた状態のもと、弁座から離れる方向へのスピンドルの変位を通じて連通孔を開くとき、そのスピンドルの弁座側の端部に設けられたパッキンが検査流体からの圧力を受けて変形することを抑制できるリーク検査用バルブを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するリーク検査用バルブのボディは、検査対象の配管に接続される配管用接続口と検査流体を吐出するポンプが接続されるポンプ用接続口とを有する。同ボディには配管用接続口に繋がる配管側通路とポンプ用接続口に繋がるポンプ側通路とを仕切るための仕切壁が形成されており、その仕切壁にはポンプ側通路と配管側通路とを繋ぐ連通孔と同連通孔の周りを囲む弁座とが形成されている。更に、ボディには連通孔を開閉するためのスピンドルが軸線方向に変位可能に設けられている。そして、スピンドルの軸線方向についての変位を通じて同スピンドルを弁座に対し接近離間させることにより、連通孔の開閉が行われる。上記スピンドルにおける弁座側の端部には、その端部に形成されている軸部が貫通することによって同端部に対し取り付けられているパッキンが設けられている。このパッキンは、スピンドルの軸線に対し平行となる円筒面と、その円筒面における弁座側の端部から同弁座側に向かうほど縮径するよう形成されてスピンドルの弁座側への変位を通じて同弁座に当接するテーパ面と、を有している。そして、円筒面におけるスピンドルの軸線方向についての長さは、テーパ面における上記軸線方向についての長さよりも長くされている。
上記構成によれば、円筒面及びテーパ面を有するパッキンにおいて、円筒面におけるスピンドルの軸線方向についての長さが、テーパ面における上記軸線方向についての長さよりも長くされているため、パッキンにおけるスピンドルの軸部から離れた部分における上記軸線方向についての長さが長くなる。その結果、パッキンにテーパ面を形成することに伴って、同パッキンにおけるスピンドルの軸部から離れた部分の剛性が低下することは抑制される。従って、ポンプ側通路内に高圧の検査流体が満たされた状態のもと、弁座から離れる方向へのスピンドルの変位を通じて連通孔を開くとき、そのスピンドルの弁座側の端部に設けられたパッキンにおけるスピンドルの軸部から離れた部分が、上記検査流体からの圧力を受けて変形することを抑制できる。
リーク検査用バルブの全体構成を及び使用態様を示す断面図。 リーク検査用バルブの全体構成を及び使用態様を示す断面図。 リーク検査用バルブの全体構成を及び使用態様を示す断面図。 リーク検査用バルブのスピンドルに設けられたパッキンを示す断面図。 止水栓を一体に備えた管継手におけるスピンドル及び弁座の周辺構造を示す断面図。 止水栓を一体に備えた管継手におけるスピンドル及び弁座の周辺構造を示す断面図。 止水栓を一体に備えた管継手におけるスピンドル及び弁座の周辺構造を示す断面図。
以下、リーク検査用バルブの一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、リーク検査用バルブ1は、図中の上下方向及び左右方向に伸びる十字状に形成されたボディ2を備えている。
ボディ2の左右方向に延びる部分の左端部には、建物等に設置された給水給湯システムの配管3に接続される配管用接続口4が形成されている。詳しくは、配管3の端部に接続部材3aが取り付けられている一方、ボディ2における上記配管用接続口4が開口する端部に連結部材4aが取り付けられており、その連結部材4aによって配管3の接続部材3aがボディ2の配管用接続口4に接続されている。一方、ボディ2の左右方向に延びる部分の右端部には、エア等の気体を検査流体として吐出するポンプ5が接続されるポンプ用接続口6が形成されている。詳しくは、ポンプ5から延びるホース5aの端部には連結部材31によって接続部材32が取り付けられており、その接続部材32がボディ2のポンプ用接続口6に挿入されて接続されている。そして、ボディ2における上記ポンプ用接続口6が開口する端部には、そのポンプ用接続口6から上記接続部材32が抜け出さないようにするための抜け止め部材33が取り付けられている。
また、ボディ2の左右方向に延びる部分には、配管用接続口4に繋がるとともに同配管用接続口4から右方方に延びる配管側通路7、ポンプ用接続口6に繋がるとともに同ポンプ用接続口6から左方に延びるポンプ側通路8、及び、配管側通路7とポンプ側通路8とを仕切るための仕切壁9が形成されている。この仕切壁9はボディ2における上下方向に延びる部分に対応して位置している。そして、仕切壁9には、ポンプ側通路8と配管側通路7とを繋ぐための連通孔10が上下方向を中心線とするように形成されているとともに、同連通孔10の周りを囲む弁座11が形成されている。この弁座11は、連通孔10の中心線方向の下方に向かうほど縮径するテーパ状の座面12を有している。また、弁座11の上端部には、連通孔10の中心線と平行な内周面を有する段部11aが形成されている。
一方、ボディ2の上下方向に延びる部分であって上記仕切壁9よりも上側には、上記連通孔10を開閉するためのスピンドル13を収容する収容部14が形成されている。この収容部14においては、その上端部が開口している一方、下端部がポンプ側通路8と繋がっている。収容部14内に収容されたスピンドル13の外周面には雄ねじ15が形成されており、その雄ねじ15が収容部14の内周面に固定された雌ねじ部材16に対し螺合されている。スピンドル13の上端部は、収容部14における上端の開口部から上方に突出している。このスピンドル13の上端部には、作業者が回転操作するための操作部材17がボルト締結されている。
スピンドル13の外周面における雄ねじ15よりも下側(スピンドル13の先端側)には、収容部14の内周面とスピンドル13との間をシールするシールリング18が取り付けられている。また、スピンドル13における弁座11側の端部には、円環状をなすパッキン19が設けられている。このパッキン19は、スピンドル13の上記端部に形成されている軸部13aが貫通することによって同端部に対し取り付けられている。スピンドル13の軸部13aにおいては、その下端(先端)が他の部分よりも大径となっており、それによってパッキン19が軸部13aから抜けにくくされている。パッキン19は、スピンドル13の軸線に対し平行となる円筒面19aと、その円筒面19aにおける弁座11側の端部から同弁座11側に向かうほど縮径するよう形成されてスピンドル13の弁座11側への変位を通じて同弁座11の座面12に当接するテーパ面19bと、を有している。
そして、作業者によって操作部材17の回転操作が行われると、同操作部材17に伴って回転するスピンドル13が、雄ねじ15及び雌ねじ部材16の作用によって軸線方向に変位する。詳しくは、操作部材17をスピンドル13の軸線周りに正方向に回転させると、雄ねじ15及び雌ねじ部材16の作用によってスピンドル13が上記軸線方向において弁座11に対し接近する方向に変位する。
図2に示すように、こうしたスピンドル13の変位に伴ってパッキン19のテーパ面19bが弁座11の座面12に対し当接されると、同スピンドル13によって連通孔10が閉じられるようになる。一方、操作部材17をスピンドル13の軸線周りに上記と逆方向に回転させると、雄ねじ15及び雌ねじ部材16の作用によってスピンドル13が図1に示すように上記軸線方向において弁座11に対し離間する方向に変位する。こうしたスピンドル13の変位に伴ってパッキン19のテーパ面19bが弁座11の座面12から離れることにより、連通孔10が開かれるようになる。
また、ボディ2の上下方向に延びる部分であって上記仕切壁9よりも下側には、配管3内の圧力を測定するための圧力計20を取り付けるための取付部21が形成されている。なお、上記圧力計20としては、大気圧を基準として配管3内の圧力を測定する差圧ゲージが用いられている。上記取付部21においては、その上端部が配管側通路7と連通している一方、下端部が開口して上記圧力計20を取り付けることが可能となっている。取付部21の開口側の端部(下端部)には連結部材21aが取り付けられており、その連結部材21aによって圧力計20が取付部21に対し接続されている。なお、取付部21の内部については、スピンドル13による連通孔10の開閉態様に関係なく、常に配管側通路7と連通する構造となっている。
次に、給水給湯システムのリーク検査について説明する。
給水給湯システムのリーク検査を行うに当たり、まずリーク検査用バルブ1におけるボディ2の配管用接続口4が給水給湯システムの配管3(接続部材3a)に対し接続される一方、検査流体を吐出するポンプ5から延びるホース5a(接続部材32)が上記ボディ2のポンプ用接続口6に接続される。更に、ボディ2の取付部21に圧力計20が取り付けられる。その後、図2に示すように、スピンドル13を弁座11側に変位させてパッキン19のテーパ面19bを弁座11の座面12に当接させることにより連通孔10を閉じ、その状態でポンプ5から検査流体を吐出することによってポンプ側通路8内を高圧の検査流体で満たす。
このようにポンプ側通路8内を高圧の検査流体で満たした後、スピンドル13を弁座11から離れる方向に変位させて連通孔10を開くことにより、ポンプ側通路8内の検査流体を連通孔10及び配管側通路7を介して給水給湯システムの配管3内に供給する。そして、給水給湯システムの配管3内が高圧の検査流体で満たされた後、スピンドル13によって連通孔10を閉じることにより、給水給湯システムの配管3内に検査流体を高圧の状態で封入する。
上述したように給水給湯システムの配管3内に検査流体を高圧の状態で封入した後、リーク検査用バルブ1におけるボディ2のポンプ用接続口6から接続部材32(ポンプ5)が取り外される。図3に示すように、接続部材32が取り外された上記ポンプ用接続口6には、そのポンプ用接続口6を閉塞するとともに同ポンプ用接続口6への異物等の進入を防止するための有底円筒状のプラグ34が挿入される。更に、ボディ2におけるポンプ用接続口6が開口する端部には、上記プラグ34がポンプ用接続口6から抜け出さないようにするために抜け止め部材33が取り付けられる。
そして、給水給湯システムのリーク検査では、配管3内に検査流体を封入してから所定時間が経過した後の上記配管3内の圧力低下量を圧力計20を用いて測定し、その圧力低下量が予め定められた判定値以上であるときには給水給湯システムでリークが生じていると判断する。
次に、上記パッキン19の形状について詳しく説明する。
図4は、スピンドル13に設けられたパッキン19を拡大して示している。同図から分かるように、パッキン19の円筒面19aにおけるスピンドル13の軸線方向(図3の上下方向)についての長さXaは、同パッキン19のテーパ面19bにおける上記軸線方向についての長さXbよりも長くされている。より詳しくは、長さXa,Xbについては、次の式「Xa=k・Xb …(1)」、及び、式「1.82≦k<4.3 …(2)」を満たす値に定められている。なお、式(1)で用いられる係数kとして、この実施形態では例えば「3」という値が採用されている。従って、長さXaと長さXbとの関係は「3:1」の関係となる。
次に、リーク検査用バルブ1の作用について説明する。
給水給湯システムのリーク検査においては、リーク検査用バルブ1の連通孔10を図2に示すようにスピンドル13で閉じた状態のもと、ポンプ5から検査流体を吐出することによってポンプ側通路8内が高圧の検査流体で満たされる。このとき、スピンドル13のパッキン19には上記検査流体による圧力が作用するが、仮に同パッキン19におけるスピンドル13の軸部13aから離れた部分の剛性が低いと、次のような問題が生じるおそれがある。すなわち、ポンプ側通路8内の検査流体を配管3内に供給すべく、スピンドル13の変位を通じて連通孔10を開くとき、パッキン19におけるスピンドル13の軸部13aから離れた部分がポンプ側通路8内の検査流体からの圧力を受けて変形し、それに伴ってパッキン19が軸部13aから下方に外れてしまうおそれがある。
しかし、パッキン19においては、円筒面19aにおけるスピンドル13の軸線方向についての長さXaが、テーパ面19bにおける上記軸線方向についての長さXbよりも長くされているため、パッキン19におけるスピンドル13の軸部13aから離れた部分における上記軸線方向についての長さが長くなる。その結果、パッキン19にテーパ面19bを形成することに伴って、同パッキン19におけるスピンドル13の軸部13aから離れた部分の剛性が低下することは抑制される。従って、ポンプ側通路8内に高圧の検査流体が満たされた状態のもと、弁座11から離れる方向へのスピンドル13の変位を通じて連通孔10を開くとき、そのスピンドル13の弁座11側の端部に設けられたパッキン19におけるスピンドル13の軸部13aから離れた部分が、上記検査流体からの圧力を受けて変形することを抑制できる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)パッキン19が上述したように変形することを抑制でき、そうした変形に伴ってパッキン19が軸部13aから外れてしまうことを抑制できる。
(2)弁座11の上端部には、連通孔10の中心線と平行な内周面を有する段部11aが形成されている。このため、スピンドル13によって連通孔10を閉じるとき、パッキン19が弁座11に当たってスピンドル13の軸線方向に押しつぶされることによって同軸線から離れる方向に広がるよう変形するとしても、そうした変形を上記段部11aの内周面によって規制することができる。
(3)給水給湯システムのリーク検査において、スピンドル13で連通孔10を閉じて配管3内に高圧の検査流体を封入した状態のとき、圧力計20で測定される圧力が低下する原因としては、次の[A]及び[B]の原因があげられる。[A]給水給湯システムでの検査流体のリーク。[B]リーク検査用バルブ1におけるパッキン19のテーパ面19bと弁座11の座面12との間からの検査流体のリーク。
ここで、上記[A]の原因による圧力低下では、給水給湯システムにおける検査流体のリーク箇所を塞ぐまでは、圧力計20で測定される圧力が低下し続ける。一方、上記[B]の原因による圧力低下では、ボディ2のポンプ用接続口6をプラグ34で閉塞するようにしているため、圧力計20で測定される圧力の低下は、パッキン19のテーパ面19bと弁座11の座面12との間からのリークした検査流体によってポンプ側通路8及びプラグ34内の空間が満たされることによって停止する。言い換えれば、圧力計20で測定した圧力が上記リークによって低下するが、そうした圧力の低下が一定量生じた後に停止する。
従って、上述したようにボディ2のポンプ用接続口6をプラグ34で閉塞することにより、リーク検査において圧力計20で測定した圧力が低下したとき、それが上記[A]の原因によるものか、あるいは上記[B]の原因によるものかを、上記圧力の低下態様に基づいて判断することができる。このため、パッキン19のテーパ面19bと弁座11の座面12との間からの検査流体のリークが生じているか否かに関係なく、給水給湯システムでリークが生じているか否かを、上記圧力の低下態様に基づいて的確に判断することができる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・上記式1で用いられる係数kとして「3」という値を例示したが、その係数kを式(2)で示す「1.82≦k<4.3」の範囲で適宜変更してもよい。
・リーク検査用バルブ1において、ボディ2に圧力計20を接続して配管3内の検査流体の圧力を測定するようにしたが、こうした構造を採用することは必須ではない。例えば、圧力計20を検査対象の給水給湯システムの配管3等に接続して同配管3内の圧力を測定する一方、リーク検査用バルブ1のボディ2から取付部21等の圧力計20を取り付けるための構造を取り除くようにしてもよい。
・リーク検査用バルブ1のボディ2におけるポンプ用接続口6については、必ずしもプラグ34で閉塞する必要はない。
・リーク検査用の検査流体として、エア等の気体の代わりに、水等の液体を用いることも可能である。
1…リーク検査用バルブ、2…ボディ、3…配管、3a…接続部材、4…配管用接続口、4a…連結部材、5…ポンプ、5a…ホース、6…ポンプ用接続口、7…配管側通路、8…ポンプ側通路、9…仕切壁、10…連通孔、11…弁座、11a…段部、12…座面、13…スピンドル、13a…軸部、14…収容部、15…雄ねじ、16…雌ねじ部材、17…操作部材、18…シールリング、19…パッキン、19a…円筒面、19b…テーパ面、20…圧力計、21…取付部、21a…連結部材、31…連結部材、32…接続部材、33…抜け止め部材、34…プラグ。

Claims (1)

  1. 検査対象の配管に接続される配管用接続口と検査流体を吐出するポンプが接続されるポンプ用接続口とを有するボディに、前記配管用接続口に繋がる配管側通路と前記ポンプ用接続口に繋がるポンプ側通路とを仕切るための仕切壁が形成されており、その仕切壁には前記ポンプ側通路と前記配管側通路とを繋ぐ連通孔と同連通孔の周りを囲む弁座とが形成されており、前記ボディには前記連通孔を開閉するためのスピンドルが軸線方向に変位可能に設けられており、そのスピンドルの軸線方向についての変位を通じて同スピンドルを前記弁座に対し接近離間させることによって前記連通孔の開閉が行われるリーク検査用バルブにおいて、
    前記スピンドルにおける前記弁座側の端部には、その端部に形成されている軸部が貫通することによって同端部に対し取り付けられているパッキンが設けられており、
    前記パッキンは、前記スピンドルの軸線に対し平行となる円筒面と、その円筒面における前記弁座側の端部から同弁座側に向かうほど縮径するよう形成されて前記スピンドルの前記弁座側への変位を通じて同弁座に当接するテーパ面と、を有しており、
    前記円筒面における前記スピンドルの軸線方向についての長さが、前記テーパ面における前記軸線方向についての長さよりも長くされている
    ことを特徴とするリーク検査用バルブ。
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