JP2019131992A - 宅配ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】荷受の有無を簡便かつ正確に検知でき、当該情報をスマートフォン等の外部装置に送信可能な宅配ボックスを提供する。【解決手段】荷物を収納する荷受室と、荷受室を開閉する扉12と、施錠レバー21を有し、レバーの操作により扉12をロック状態とするロック手段20とを備える。扉12の裏側には、センサ装置51と、遮蔽板52と、通信部とが設けられている。遮蔽板52は、施錠レバー21と連動するトリガー部材であって、施錠レバー21が操作されたときに、センサ装置51が動作して検知信号が出力される位置まで移動する。通信部は、検知信号に基づく所定の情報を外部装置に送信する。【選択図】図3

Description

本開示は、宅配ボックスに関する。
従来、荷物を収納する荷受室と、荷受室を開閉する扉と、扉をロックするロック手段とを備えた宅配ボックスが知られている。例えば、特許文献1には、荷受室の底部に設置された荷物有無センサと、当該センサからの信号によりロックされる扉と、扉のロックを検知するセンサと、扉がロックされている間に押印が可能となる押印装置とを備えた宅配ボックスが開示されている。
実開昭63−169981号公報
近年、荷受の有無を簡便かつ正確に検知でき、当該情報をスマートフォン等の外部装置に送信可能な宅配ボックスが求められている。特許文献1に開示された宅配ボックスでは、荷物の重量が軽い場合に荷物有無センサが反応しない、また荷物の置き場所によっては荷物有無センサが反応しない、といった課題がある。更に、荷物有無センサが反応しなければ、扉がロックできないという問題もある。
本開示の一態様である宅配ボックスは、荷物を収納する荷受室と、前記荷受室を開閉する扉と、施錠レバーを有し、当該レバーの操作により前記扉をロック状態とするロック手段とを備えた宅配ボックスであって、前記扉の裏側には、センサ装置と、前記施錠レバーと連動するトリガー部材であって、当該レバーが操作されたときに、前記センサ装置が動作して検知信号が出力される位置まで移動するトリガー部材と、前記検知信号に基づく所定の情報を外部装置に送信する通信部とが設けられていることを特徴とする。
本開示の一態様である宅配ボックスによれば、扉のロック状態から荷受の有無を簡便かつ正確に検知でき、当該情報をスマートフォン等の外部装置に送信できる。
実施形態の一例である宅配ボックスを前方(表側)から見た斜視図である。 実施形態の一例である宅配ボックスの扉を裏側から見た斜視図である。 実施形態の一例である宅配ボックスの扉を裏側から見た斜視図であって、カバーを取り外した状態を示す。 実施形態の一例である荷受検知手段を示す図である。 実施形態の一例である荷受検知手段を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る宅配ボックスの実施形態の一例について詳細に説明する。以下で説明する実施形態では、戸建用の宅配ボックス10を例示するが、本開示に係る宅配ボックスは集合住宅にも適用できる。集合住宅用の宅配ボックスは、例えば扉の表面に開扉用暗唱番号の入力部を備える。
本明細書では、説明の便宜上、宅配業者によって操作される扉が設置される側を「前」または「表」とし、その反対側を「後」または「裏」とする。また、前後方向および上下方向に直交する方向を横方向とする。
図1〜図3に例示するように、宅配ボックス10は、荷物200を収納する荷受室11と、荷受室11を開閉する扉12と、施錠レバー21を有し、当該レバーの操作により扉12をロック状態とするロック手段20とを備える。また、宅配ボックス10は、扉12の表面12aに、扉12を開くときに操作される開扉釦14と、伝票が挿入される差込口15と、伝票に押印するときに操作される捺印釦16とを備える。
図2および図3では、施錠レバー21が操作され、扉12がロック状態となっている。本明細書において、扉12のロック状態とは、特に断らない限り、扉12が閉じられてロックされている状態、および扉12が閉じられたときにロックされる状態の両方を意味する。本実施形態では、施錠レバー21が押し下げられた状態で扉12を閉じることにより扉12がロックされる。
宅配ボックス10は、例えば住居の玄関先等に設置される。宅配ボックス10は、地面に立設された支柱に固定されてもよく、地面または地面に設置された土台の上に載置されてもよい。宅配ボックス10は、主に荷物受取人である居住者の不在時において、宅配業者によって使用される。詳しくは後述するが、宅配業者は、開扉釦14を操作して扉12をあけ、荷受室11に荷物200を収納して扉12をロックし、その後、差込口15に伝票を挿入する。差込口15に挿入された伝票には居住者の苗字等のスタンプが押され、これで荷物200の配達が完了する。
宅配ボックス10の形状は、特に限定されないが、一般的には略直方体の筐体状をなす。宅配ボックス10は、上面部、下面部、右側面部、左側面部、および後面部を有し、前方が開口したボックス本体13を備える。ボックス本体13は、一般的に金属製部材で構成される。ボックス本体13の内部空間が、宅配業者により配達される荷物200が収納される荷受室11となる。
扉12は、ボックス本体13の前方に回動可能に取り付けられ、ボックス本体13の開口を開閉する。本実施形態では、扉12の横方向一端部の上下両端部が、ボックス本体13にヒンジ連結されている。扉12の取り付け構造は、扉12の横方向一端部を中心に扉12が回動して開く右開き構造である。
扉12の表面12aには、上述の通り、開扉釦14、差込口15、および捺印釦16が設けられている。開扉釦14は、宅配業者が荷物200を荷受室11に収納する際、および居住者が荷受室11から荷物200を取り出す際に操作される釦である。開扉釦14が押されたときに、ロック手段20のラッチ22がラッチ受部23から外れて扉12が開操作可能な状態となる。捺印釦16は、伝票を差込口15に挿入した状態で操作される釦である。捺印釦16が押されたときに押印手段40が作動して、スタンプが1回だけ押印される。各釦には、例えばコイルスプリングが内蔵されている。
また、扉12の表面12aには、鍵穴を有する鍵部17が設けられている。鍵部17の鍵穴には、居住者が荷受室11から荷物200を取り出す際に扉12のロックを解除する鍵が挿入される。鍵穴に鍵を挿入して所定方向に回転操作させると、ロック手段20の係止フック27が係止ピン28から外れて扉12のロックが解除される。なお、鍵部17の代わりに、開扉用暗唱番号の入力部が設けられていてもよい。
更に、扉12の表面12aには、インジケータ18が設けられている。インジケータ18は、扉12のロックの有無によって機械的に表示内容が切り替わる表示部であってもよく、液晶等のディスプレイであってもよい。インジケータ18は、例えば、荷受室11に荷物200が収納されていないときには「受け取りできます」と表示し、荷受室11に荷物200が収納されているときには「使用中」と表示する。
本実施形態では、扉12の表面12aの横方向他端側の上下方向中央部に、パネル部19が設けられている。扉12は、パネル部19が樹脂製部材で、パネル部19以外の部分が金属製部材で構成されることが好ましい。パネル部19には、横方向に細長く形成された開口である差込口15、差込口15の上方に配置された円形状の開扉釦14と捺印釦16、および各釦の上方に配置されたインジケータ18が設けられている。また、鍵部17はパネル部19の上方に設けられている。
宅配ボックス10は、扉12の裏側に、ロック手段20、押印手段40、および荷受検知手段50を備える。各手段は、主に扉12の裏面12bにおいて、パネル部19の裏側およびその近傍に設けられる。押印手段40は、差込口15に挿入された伝票にスタンプを押す機能を有する。荷受検知手段50は、扉12のロック状態から荷物200が荷受室11に収納されたことを検知する機能を有する。また、荷受検知手段50は、荷受の検知情報をスマートフォン等の外部装置100(後述の図4A,4B参照)に送信する通信機能を有する。
図2に例示するように、扉12の裏面12bには、ロック手段20、押印手段40、荷受検知手段50等を覆うカバー34が取り付けられている。カバー34は、施錠レバー21を露出させ当該レバーの操作を可能とする開口35を有する。施錠レバー21は、L字状のレバーであって、前後方向および横方向に略平行に配置された部分が、開口35から後方に突出している。図2に示す例では、荷受検知手段50を構成する第2センサユニット51Bがカバー34の外側に配置されている。
図3に例示するように、ロック手段20は、扉12の裏面12bに設けられたラッチ22と、ボックス本体13に設けられたラッチ受部23と、ラッチ22が固定された回転バー24とを有する。扉12は、ラッチ22がラッチ受部23に引っ掛かることで閉扉状態が維持される。回転バー24は、扉12の裏面12bの横方向他端部に取り付けられた支持部材25によって回転可能に支持され、扉12の上下方向に沿った状態で配置されている。ラッチ22は、回転バー24の上下両端部に固定されることが好ましい。ラッチ22は、回転バー24の回転によりラッチ受部23に係合する位置と係合しない位置との間で回動する。
回転バー24の中間部には、開扉釦14の操作と連動するレバー31が固定されている。本実施形態では、開扉釦14が押されていない状態で、レバー31が扉12の裏面12bと略平行に配置される。そして、開扉釦14が押されたときに、開扉釦14の裏側に設置された開扉釦連動レバー32が回動して、レバー31を前方に押し込む。これにより、レバー31が固定された回転バー24が回転し、ラッチ22が回動してラッチ受部23から外れる。なお、レバー31には、開扉釦連動レバー32による押圧力が解除された後、裏面12bに略平行な元の位置に戻るように、コイルバネ33が取り付けられている。
ロック手段20は、上述のように、施錠レバー21を有し、施錠レバー21が操作されたときに扉12をロック状態とする。本実施形態では、施錠レバー21を押し下げることで扉12がロックされる。ロック手段20は、施錠レバー21が固定されたベースプレート26と、ベースプレート26に取り付けられた振り子状の係止フック27と、施錠レバー21が押し下げられたときに係止フック27が引っ掛かる係止ピン28とを有する。係止フック27が係止ピン28に引っ掛かることで、施錠レバー21が押し下げられた扉12のロック状態が維持される。
ベースプレート26は、施錠レバー21と連動して上下方向に動く昇降プレートである。施錠レバー21が押し下げられたときに、ベースプレート26の下端部は、レバー31よりも後方において開扉釦連動レバー32と扉12の裏面12bとの間に挿入される。このため、例えば開扉釦連動レバー32が回動しない状態となり、開扉釦14を押してもレバー31を押し込むことができなくなる。即ち、ベースプレート26の下端部はストッパーとして機能する。この状態で扉12を閉めると、レバー31、回転バー24、およびラッチ22は動かないので、扉12がロックされる。
扉12のロックは、上述のように、鍵部17の鍵穴に挿入される鍵を使用して解除される。係止ピン28は、鍵部17の裏側に設置されており、鍵の回転操作により回動する。また、扉12の裏面12bには、一端が支持部材25に、他端がベースプレート26にそれぞれ固定され、ベースプレート26を上方に付勢するバネ29が取り付けられている。このため、鍵の回転操作により係止フック27が係止ピン28から外れ、ベースプレート26が開扉釦連動レバー32と干渉しない位置まで上昇することで、扉12のロックが解除される。
押印手段40は、扉12がロックされた状態で捺印釦16が押されたときに、差込口15に挿入された伝票に押印するスタンプ操作を実行すると共に、当該スタンプ操作を1回に限定するための機構を備える。押印手段40は、スタンプ44を保持するスタンプホルダー41と、捺印釦16の裏側に設置された捺印釦連動レバー42と、スタンプホルダー41および捺印釦連動レバー42に連結された昇降プレート43とを有する。昇降プレート43が上下方向に移動可能なストローク部に位置する場合、捺印釦16が押されたときに捺印釦連動レバー42が回動してスタンプホルダー41を押し下げる。これにより、スタンプ44が伝票に押し付けられる。
昇降プレート43は、扉12の裏面12bに取り付けられたガイド部材46によって支持され、扉12がロックされる前、および捺印釦16が押された後において、ガイド部材46の上端に形成されたロック部47に係止されている。ボックス本体13には、昇降プレート43をロック部47から外して上記ストローク部に移動させるロック解除部材48が設けられているが、扉12がロックされる前は、斜面を有する障壁部30の機能によってロック状態が維持される。ロック解除部材48は、ボックス本体13に対して、水平方向から上方に揺動可能な状態で取り付けられた板状部材である。
障壁部30は、扉12がロックされる前において昇降プレート43とロック解除部材48の間に介在し、斜面を利用してロック解除部材48を跳ね上げる。他方、障壁部30は、ロック手段20のベースプレート26に固定されているので、施錠レバー21が押し下げられて扉12がロックされたときに施錠レバー21と連動して降下する。このため、扉12を閉めたときにロック解除部材48が昇降プレート43の上端部に当接し、昇降プレート43を前方に押してストローク部に移動させる。この状態で捺印釦16を操作することにより、捺印釦連動レバー42が回動し、昇降プレート43およびスタンプホルダー41が降下し、スタンプ44が伝票に押し付けられる。
なお、一端がガイド部材46に、他端が昇降プレート43にそれぞれ固定され、昇降プレート43を斜め上方に付勢するバネ45の機能により、スタンプ操作により降下した昇降プレート43がロック解除部材48を押し上げて再びロック部47に戻る。このため、スタンプ操作は1回に限定される。
以下、図4Aおよび図4Bを適宜参照しながら、荷受検知手段50について更に詳説する。図4Aはセンサ装置51が動作して検出信号が出力される位置まで遮蔽板52が移動した状態(センサ装置51の動作状態)を、図4Bはセンサ装置51の非動作状態をそれぞれ示す。
本実施形態では、センサ装置51をオン/オフさせるトリガー部材として金属製の遮蔽板52を用いる。好適なセンサ装置51は磁気センサ(磁気式近接センサ)を含む装置であるが、センサ装置として、例えば誘導式近接センサ、静電容量式近接センサ等を含む装置を用いてもよい。誘導式近接センサまたは静電容量式近接センサを用いた場合もトリガー部材として金属板を使用できるが、この場合は、一般的にトリガー部材が検知対象となり、これがセンサの動作領域まで近づいたときに検知信号が出力される。
荷受検知手段50は、扉12のロック状態を検知することで、荷物200が荷受室11に収納されたことを検知すると共に、図4Aに示すように、荷受の検知情報をスマートフォン等の外部装置100に送信する。宅配業者は、荷受室11に荷物200を収納した後、施錠レバー21を操作して扉12をロックするので、扉12のロック状態を検知すれば、荷物200が荷受室11に収納されたことが分かる。この場合、荷物200の重量や置き場所に関わらず、荷受の有無を簡便かつ正確に検知できる。
図3、図4A、および図4Bに示すように、扉12の裏側には、荷受検知手段50として、センサ装置51と、遮蔽板52と、通信部53とが設けられている。遮蔽板52は、施錠レバー21と連動し、施錠レバー21が操作されたときに、センサ装置51が動作して検知信号が出力される位置まで移動する。また、通信部53は、当該検知信号に基づく所定の情報を外部装置100に送信する。通信部53は、所定の情報としてセンサ装置51の検知信号をそのまま外部装置100等に送信してもよく、必要により、外部装置100または他の装置で検知信号が処理されてもよい。
外部装置100の一例としては、居住者のスマートフォン、携帯電話、タブレット型端末装置、パソコン等の情報機器が挙げられる。また、外部装置100は、宅配業者、荷物の送付元、警備会社、介護サービス会社、居住者と同居していない親族など、居住者以外が所有する情報機器であってもよい。例えば、居住者が扉12のロックを解除して荷物200を取り出すと、センサ装置51の検知信号の出力が停止されるが、通信部53は当該出力停止情報を介護サービス会社、居住者と同居していない親族等の外部装置100に送信してもよい。かかる情報は、居住者の安否確認に利用できる。
センサ装置51は、所定の隙間Sを隔てて対向配置された第1センサユニット51Aおよび第2センサユニット51Bを有する。遮蔽板52は、施錠レバー21が操作されたときに、隙間Sにおいてセンサ装置51が動作して検出信号が出力される位置まで移動する。隙間Sは、上下方向に沿うように形成されている。本実施形態では、第1センサユニット51Aに、通信部53、制御部54、バッテリ55、およびセンサ素子56Aが内蔵されている。また、第2センサユニット51Bにセンサ素子56Bが内蔵されている。
なお、通信部、制御部、およびバッテリは、センサ装置に内蔵されていなくてもよい。また、センサ装置等は電源系と有線接続されていてもよく、この場合、宅配ボックスはバッテリを有していなくてもよい。
制御部54は、例えばセンサ装置51から取得した検知信号を処理して、当該検知信号に基づく所定の情報(以下、「検知情報」とする)に変換する機能を有する。制御部54は、検知信号と所定の閾値とを比較し、閾値を超える検知信号が取得されたときに、検知情報を通信部53に出力する。制御部54は、例えばマイクロコンピュータで構成され、演算処理部であるCPUと、RAM、ROM等の記憶部とを有する。CPUは、記憶部に予め記憶されたプログラム等を読み出して実行する機能を有する。記憶部は、読み出したプログラム、処理データ等を一時的に記憶する機能と、制御プログラム、閾値等を記憶する機能とを有する。
通信部53は、例えばアンテナと、通信回路とを含む通信モジュールである。通信部53の一例は、特定小電力無線、bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、またはWi−Fi(登録商標)などの通信規格に対応した通信モジュールである。図4Aに示す例では、通信部53によって、制御部54から取得された検知情報がホームルータ101に送信される。ホームルータ101に送られた検知情報は、広域通信網102を介して所定の管理サーバ103に送信され、管理サーバ103を経由して外部装置100に送信される。即ち、通信部53は、ホームルータ101、広域通信網102、および管理サーバ103等を介して検知情報を外部装置100に送信する。なお、管理サーバ103に代えてホームサーバを用いてもよい。また、通信部53は、外部装置100に検知情報を直接送信してもよい。
検知情報が管理サーバ103を経由して外部装置100に送信される場合、管理サーバ103のメール送信機能により、検知情報に関する電子メールが外部装置100に送信されることが好ましい。管理サーバ103の記憶部には、例えば検知情報の送信対象である外部装置100のアドレス、検知情報に対応した電子メールのフォーマット等の情報が登録されている。電子メールは、SNS(Social Networking Service)の一種であるLINE(登録商標)のアプリケーションソフトウェアを用いて送信されるものであってもよい。
本実施形態では、扉12の通信部53と対向する部分が樹脂製部材で構成されている。具体的には、通信部53を内蔵する第1センサユニット51Aが、樹脂製部材で構成されたパネル部19の裏面に取り付けられている。この場合、通信部53から出力される電磁波(検知情報)はパネル部19を透過し、ホームルータ101等に送信される。通信部53をパネル部19の裏面に取り付けることで、良好な通信性能が確保される。
センサ装置51は、操作電源が不要な磁気センサ(磁気式近接センサ)を含むことが好適である。具体例としては、センサ素子56Aにリードスイッチが、センサ素子56Bに永久磁石がそれぞれ用いられる。リードスイッチは、対向配置された一対のリード片を有し、永久磁石の磁気吸引力によってリード片同士が接触することでオンとなる。他方、遮蔽板52によってリード片に作用する永久磁石の磁力が減少すると、各リード片が離れてリードスイッチがオフとなる。図4A,4Bに示す例では、センサ素子56A,56Bが各ユニットの上部にそれぞれ内蔵され、隙間Sを隔てて横方向に並んでいる。
遮蔽板52は、隙間Sに沿って上下方向に動くように扉12の表面12aに設けられている。図4Bに示すように、施錠レバー21が操作されていない状態では、遮蔽板52が隙間Sの上部に位置し、センサ素子56A,56Bの間に介在している。この場合、遮蔽板52によってリード片に作用する永久磁石の磁力が遮られるので、リードスイッチはオフ状態でセンサ装置51は動作しない。
遮蔽板52は、施錠レバー21が押し下げられたときに施錠レバー21と共に降下し、センサ装置51が動作して検知信号が出力される位置まで移動する。図4Aに示すように、施錠レバー21が押し下げられた状態では、遮蔽板52が隙間Sの下部に位置する。この場合、遮蔽板52によって永久磁石の磁力が遮られないので、磁力がリード片に作用し、リードスイッチがオンとなってセンサ装置51が動作する。そして、センサ装置51の検知信号が制御部54に出力される。
なお、磁気センサに代えて、投光部と受光部とで構成される光センサを用いることも可能である。光センサを用いる場合も、遮蔽板をトリガー部材としてセンサ装置をオン/オフさせることができる。例えば、投光部と受光部を所定の隙間を隔てて対向配置し、施錠レバーと連動して当該隙間を動くように遮蔽板を設ければよい。
遮蔽板52には、永久磁石の磁力を遮蔽する金属板が用いられる。遮蔽板52は、第1センサユニット51A、第2センサユニット51B、および扉12の裏面12b等と接触しないように、これらとの間に隙間をあけて配置される。遮蔽板52は、L字状に形成されており、隙間Sにおいて扉12の裏面12bと略垂直に配置される遮蔽部52aと、遮蔽部52aに対して略垂直に形成される固定部52bとを有する。
遮蔽板52は、施錠レバー21に直接固定されていてもよいが、施錠レバー21、ベースプレート26、或いは昇降プレート43等の押印手段40の構成要素と、センサ装置51との干渉を防止すべく、連結プレート57を介して施錠レバー21に連結される。連結プレート57は、扉12の裏面12bと略平行に配置されている。施錠レバー21は連結プレート57の横方向他端部に固定され、遮蔽板52は連結プレート57の横方向一端部に固定されている。遮蔽板52は、遮蔽部52aが扉12の裏面12bに対して略垂直となるように、固定部52bが連結プレート57の横方向一端部にネジ止めされる。
連結プレート57は、施錠レバー21がネジ止めされた横方向他端部に近づくほど上下方向長さが長くなるように上端が傾斜している。そして、施錠レバー21は、遮蔽板52よりも連結プレート57の上方に固定されている。また、施錠レバー21は、ベースプレート26との間に連結プレート57の横方向他端部を挟んだ状態でベースプレート26にネジ止めされている。図3に例示するように、連結プレート57の安定性を高めるために、連結プレート57の横方向他端部の下部はベースプレート26にネジ止めされていてもよい。また、連結プレート57は、軽量化、材料コストの低減等を図るべく、貫通孔を有していてもよい。
上記構成を備えた宅配ボックス10によれば、荷物200の重量や置き場所に関わらず、扉12のロック状態から荷受の有無を簡便かつ正確に検知でき、当該情報をスマートフォン等の外部装置100に送信できる。扉12のロック状態は、隙間Sを隔てて対向配置された第1センサ素子56Aおよび第2センサ素子56Bを有するセンサ装置51と、施錠レバー21に連動する遮蔽板52とを用いることで簡便且つ正確に検知できる。また、センサ装置51に磁気センサを適用することで、操作電源が不要となり消費電力を抑えることができる。
10 宅配ボックス、11 荷受室、12 扉、12a 表面、12b 裏面、13 ボックス本体、14 開扉釦、15 差込口、16 捺印釦、17 鍵部、18 インジケータ、19 パネル部、20 ロック手段、21 施錠レバー、22 ラッチ、23 ラッチ受部、24 回転バー、25 支持部材、26 ベースプレート、27 係止フック、28 係止ピン、29,45 バネ、30 障壁部、31 レバー、32 開扉釦連動レバー、33 コイルバネ、34 カバー、35 開口、40 押印手段、41 スタンプホルダー、42 捺印釦連動レバー、43 昇降プレート、44 スタンプ、46 ガイド部材、47 ロック部、48 ロック解除部材、50 荷受検知手段、51 センサ装置、51A 第1センサユニット、51B 第2センサユニット、52 遮蔽板、52a 遮蔽部、52b 固定部、53 通信部、54 制御部、55 バッテリ、56A,56B センサ素子、57 連結プレート、100 外部装置、101 ホームルータ、102 広域通信網、103 管理サーバ、200 荷物

Claims (3)

  1. 荷物を収納する荷受室と、
    前記荷受室を開閉する扉と、
    施錠レバーを有し、当該レバーの操作により前記扉をロック状態とするロック手段と、
    を備えた宅配ボックスであって、
    前記扉の裏側には、
    センサ装置と、
    前記施錠レバーと連動するトリガー部材であって、当該レバーが操作されたときに、前記センサ装置が動作して検知信号が出力される位置まで移動するトリガー部材と、
    前記検知信号に基づく所定の情報を外部装置に送信する通信部と、
    が設けられている、宅配ボックス。
  2. 前記センサ装置は、所定の隙間を隔てて対向配置された第1センサユニットおよび第2センサユニットを有し、
    前記トリガー部材は、前記施錠レバーが操作されたときに、前記隙間において前記検知信号が出力される位置まで移動する遮蔽板である、請求項1に記載の宅配ボックス。
  3. 前記扉は、前記通信部と対向する部分が樹脂製部材で構成されている、請求項1または2に記載の宅配ボックス。
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