JP2019130253A - 錠剤カセット - Google Patents
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Abstract
【課題】予製カセット利用方式と同種錠剤複数フィーダ利用方式との利点を併せ持つ。【解決手段】錠剤カセット40は、ベース部10に着脱される容器部51と、その上に着脱される補器部61とを具える。容器部51は、上部に錠剤ランダム投入用の受入口53を形成し、底部に錠剤逐次排出用の排出口23を形成し、その上方に仕切部材22を装備し、内底部に整列盤27を具備する。補器部61は、錠剤ランダム放出用の放出口64を開閉部材68で開閉する。補器部61に錠剤を詰めて容器部51に載せてから開閉部材68を抜くと、補器部61の内部空間62から容器部51の内部空間52へ錠剤が落下移動するので、容器部51の逐次錠剤排出を止めなくても同種錠剤を補充することができる。また、器部51,61の着脱をスライド部54,65の滑り機構で具現化し、更に、保持部67への開閉部材68着脱も滑り機構で具現化して、着脱時の高さ増加を回避する。【選択図】 図1
Description
この発明は、錠剤分包機や錠剤分割器などのベース部の上に着脱される錠剤カセットに関し、詳しくは、多数の錠剤をランダム収容した状態でベース部に装着されるとベース部の駆動に応じて錠剤を逐次排出する錠剤カセットに関する。
ランダム収容した多数の錠剤を逐次排出しうる着脱式の錠剤カセット20として(図10参照)、多数の錠剤を収容可能な内部空間26を持った器体からなり錠剤ランダム投入用の受入口25が上部に開口形成されるとともに錠剤逐次排出用の排出口23が底部に形成されており且つベース部10の上に着脱しうる容器部21と、容器部21の内底部に軸回転可能に内装された整列盤27と、容器部21に装着されて排出口23の上方に位置する仕切部材22とを具備していて、ベース部10の駆動軸11にて整列盤27が軸回転させられると容器部21の内部空間26の中の錠剤を排出口23から逐次排出するものが、知られている(例えば特許文献1〜6参照)。
この錠剤カセット20は、容器部21の内部空間26のうち整列盤27の上方に位置する部分が錠剤の主要な収容空間になっており、そこへの錠剤の補充作業の容易化等のため、容器部21の最上部が大きく開口して受入口25になっており、その受入口25を開閉するための蓋24も付設されている。さらに、容器部21には、着脱作業や持ち運びの容易化等のため、把手28も設けられている。
そして、容器部21の最下部がベース部10に装着されると、整列盤27が駆動軸11と嵌合や噛合にて回転伝動可能に係合し、容器部21がベース部10から取り外されと、整列盤27と駆動軸11との係合が解けるようになっている。
そして、容器部21の最下部がベース部10に装着されると、整列盤27が駆動軸11と嵌合や噛合にて回転伝動可能に係合し、容器部21がベース部10から取り外されと、整列盤27と駆動軸11との係合が解けるようになっている。
錠剤分割器への錠剤カセット20の装着では基本的に一個の錠剤カセットが使用されるが(例えば特許文献5参照)、錠剤分包機への錠剤カセット20の装着では各種の錠剤を収容した多数の錠剤カセットが使用される(例えば特許文献1〜4,6参照)。
また、多数の錠剤カセットが着脱される錠剤分包機の錠剤フィーダついては、或るベース部に対して錠剤カセットが装着されているか否かを検出するようになった錠剤フィーダや(例えば特許文献2参照)、カセット装着の有無にとどまらず装着カセットの正否まで確認できるようになったものもある(例えば特許文献1,3,4,6参照)。
また、多数の錠剤カセットが着脱される錠剤分包機の錠剤フィーダついては、或るベース部に対して錠剤カセットが装着されているか否かを検出するようになった錠剤フィーダや(例えば特許文献2参照)、カセット装着の有無にとどまらず装着カセットの正否まで確認できるようになったものもある(例えば特許文献1,3,4,6参照)。
具体的には(特許文献1参照)、錠剤カセットの底面部に識別コード(識別情報)に対応した配列で幾つかの永久磁石を付設しておくとともに、ベース部の上面部に識別コードの全ビットを読み取れるようにホール素子を列設しておいて、識別情報の正否をチェックする錠剤供給装置がある。
また(特許文献3参照)、識別情報を保持したデータキャリア等の記憶媒体を錠剤カセットに装備させるとともに、その読取装置をベース部に装備した調剤システムがある。
また(特許文献3参照)、識別情報を保持したデータキャリア等の記憶媒体を錠剤カセットに装備させるとともに、その読取装置をベース部に装備した調剤システムがある。
さらに(特許文献4参照)、キーと溝との位置合わせといった機械的な照合手法や、白黒マーク列の読取照合を用いた自動調剤装置もある。
また(特許文献6参照)、二次元コード等の識別情報を割り符のように二分割して錠剤カセットとベース部とに分けて貼り付けておき、カセット装着が正しく行われたときだけ識別情報が読み取れるようにした調剤機がある。
また(特許文献6参照)、二次元コード等の識別情報を割り符のように二分割して錠剤カセットとベース部とに分けて貼り付けておき、カセット装着が正しく行われたときだけ識別情報が読み取れるようにした調剤機がある。
このような錠剤分包機や錠剤分割器では、同種の錠剤を収容した複数の錠剤カセットを同時に複数のベース部に搭載しておいて稼動フィーダを何時でも切り替えられるようにしておくという謂わば同種錠剤複数フィーダ利用方式(冗長な運用方式)は別として、大抵、錠剤カセットが収容薬剤を総て排出して空になったとき或いは空になりそうになったときには、その錠剤カセットをベース部から取り外して錠剤を補充してから再びベース部へ戻して再装着するか、予め同種薬剤を収容させておいた予備の薬剤カセット(以下、予製カセットと呼ぶ)を代わりに装着することが行われる。
このように予製カセットを利用することで、上記の同種錠剤複数フィーダ利用方式より簡便かつ低廉に、薬剤カセットへの補充作業の完了を待つまでも無く迅速に自動分包を再開することができる。そして、予製カセットの利用に際しては、利便性の良い保管場所の確保が使用促進の要点になるとの観点から、予製カセットの保管場所を使用場所の近くに確保した薬剤分包機が開発されている。具体的には、予製カセット用の予備着座部を複数装備した予備庫部を薬品庫部の側方に設けたものや(特許文献7参照)、予備着座部を薬品庫内のうち薬剤収集機構の下窄み収集部の側方に設けたものがある(特許文献8参照)。
しかしながら、このような予製カセット利用方式は、自動分包停止後の再開時間を短縮するにとどまり、上掲した同種錠剤複数フィーダ利用方式のように自動分包停止を不要にするところまでは至っていない。このため、錠剤カセットが空になったときに該当錠剤の自動分包停止を避けるようにするには、上記の同種錠剤複数フィーダ利用方式を採用することになるが、この方式は、自動排出錠剤の収集範囲に属する錠剤フィーダの個数を増やさない限り、すなわち着脱式の錠剤カセットばかりか固定式のベース部についても設置個数を増やさない限り、自動分包可能な錠剤の種類が減ってしまう、というジレンマを抱えていることから、採用先が大規模システム等に限定されがちである。
そこで、両方式の利点を併せ持った錠剤カセットを実現することが技術課題となる。
そこで、両方式の利点を併せ持った錠剤カセットを実現することが技術課題となる。
本発明の錠剤カセットは(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、
多数の錠剤を収容可能な器体からなり錠剤ランダム投入用の受入口が上部に開口形成されるとともに錠剤逐次排出用の排出口が底部に形成されており且つベース部の上に着脱しうる容器部と、前記容器部の内底部に軸回転可能に内装された整列盤と、前記容器部に装着されて前記排出口の上方に位置する仕切部材とを具備していて、前記ベース部の駆動軸にて前記整列盤が軸回転させられると前記容器部の中の錠剤を前記排出口から逐次排出する錠剤カセットにおいて、
多数の錠剤を収容可能な器体からなり錠剤ランダム放出用の放出口が開口形成された補器部と、前記放出口を開閉する開閉部材とが設けられており、
(前記補器部と前記容器部と前記開閉部材との相互関係について)、前記開閉部材にて閉じられている前記放出口を下に向けた状態で前記補器部を前記容器部の上に着脱しうるようになっており、前記補器部を前記容器部に装着した状態で前記開閉部材にて前記放出口を開けることで前記放出口と前記受入口とを連通させうるようになっている、ことを特徴とする。
多数の錠剤を収容可能な器体からなり錠剤ランダム投入用の受入口が上部に開口形成されるとともに錠剤逐次排出用の排出口が底部に形成されており且つベース部の上に着脱しうる容器部と、前記容器部の内底部に軸回転可能に内装された整列盤と、前記容器部に装着されて前記排出口の上方に位置する仕切部材とを具備していて、前記ベース部の駆動軸にて前記整列盤が軸回転させられると前記容器部の中の錠剤を前記排出口から逐次排出する錠剤カセットにおいて、
多数の錠剤を収容可能な器体からなり錠剤ランダム放出用の放出口が開口形成された補器部と、前記放出口を開閉する開閉部材とが設けられており、
(前記補器部と前記容器部と前記開閉部材との相互関係について)、前記開閉部材にて閉じられている前記放出口を下に向けた状態で前記補器部を前記容器部の上に着脱しうるようになっており、前記補器部を前記容器部に装着した状態で前記開閉部材にて前記放出口を開けることで前記放出口と前記受入口とを連通させうるようになっている、ことを特徴とする。
また、本発明の錠剤カセットは(解決手段2)、上記解決手段1の錠剤カセットであって、前記補器部と前記容器部との着脱部が、横方向のスライド移動を可能にする滑り機構を成している、ことを特徴とする。
さらに、本発明の錠剤カセットは(解決手段3)、上記解決手段2の錠剤カセットであって、前記補器部と前記開閉部材との係合部が、横方向のスライド移動を可能にする滑り機構を成している、ことを特徴とする。
このような本発明の錠剤カセットにあっては(解決手段1)、新たに導入した補器部に多数の錠剤を収容し、それを容器部の上に装着してから、開閉部材にて容器部の放出口を開けると、それと連通した受入口を介して容器部の中へ多数の錠剤が移動する。このような両器部の連結操作と連通操作とによる錠剤の送りこみ処理は容器部から錠剤を逐次排出していないときに限らず錠剤逐次排出中であっても支障無く行えるので、開閉部材にて放出口を閉じた補器部に予め錠剤を収容させておき、容器部が空になる前に錠剤収容済み補器部を容器部の上に装着することにより、錠剤カセットの錠剤逐次排出動作を中断することなく、而も排出動作対象の錠剤カセット及びベース部を切り替えるまでもなく、錠剤カセットに錠剤を纏めて補充することができる。
したがって、この発明によれば、上述の予製カセット利用方式の利点と上掲の同種錠剤複数フィーダ利用方式の利点とを併せ持った錠剤カセットを実現することができる。
したがって、この発明によれば、上述の予製カセット利用方式の利点と上掲の同種錠剤複数フィーダ利用方式の利点とを併せ持った錠剤カセットを実現することができる。
また、本発明の錠剤カセットにあっては(解決手段2,3)、滑り機構を導入して補器部や開閉部材を横方向へスライド移動させることで着脱や開閉がなされるようにしたことにより、錠剤カセットの直ぐ上方に棚板や天板などのカセット高さ規制部材があるときでも規制を回避して不都合なく使用することができる。
このような本発明の錠剤カセットについて、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜2により説明する。
図1〜7に示した実施例1は、上述した解決手段1〜3(出願当初の請求項1〜3)を総て具現化したものであり、図8〜9に示した実施例2は、その変形例である。
なお、それらの図示に際し従来と同様の構成要素には同一の符号を付して示したので、また、それらについて背景技術の欄で述べたことは以下の各実施例についても共通するので、重複する再度の説明は割愛し、以下、従来との相違点を中心に説明する。
図1〜7に示した実施例1は、上述した解決手段1〜3(出願当初の請求項1〜3)を総て具現化したものであり、図8〜9に示した実施例2は、その変形例である。
なお、それらの図示に際し従来と同様の構成要素には同一の符号を付して示したので、また、それらについて背景技術の欄で述べたことは以下の各実施例についても共通するので、重複する再度の説明は割愛し、以下、従来との相違点を中心に説明する。
本発明の錠剤カセットの実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が錠剤カセット40の外観の左側面図、(b)がカセット下部50からカセット上部60を前方へ引き出しているところの錠剤カセット40を拡大して示した外観斜視図、(c)がカセット下部50からカセット上部60を右方へ引き出した状態の錠剤カセット40の縦断左側面図、(d)が開閉部材68を右方へ抜き出した状態のカセット上部60の縦断左側面図である。
錠剤カセット40は、既述の錠剤カセット20の容器部21を整列盤27の少し上の所で水平に切断して上下に二分割したかのようなものであり、下側のカセット下部50と、上側のカセット上部60とを具備している。
カセット下部50は、容器部21の下側部分を引き継いで上端部だけカセット上部60との係合のために改造した容器部51(器体)を主体としたものである。
カセット下部50は、容器部21の下側部分を引き継いで上端部だけカセット上部60との係合のために改造した容器部51(器体)を主体としたものである。
容器部51は、その内部空間52の底部に既述の整列盤27を既述の状態で引き継いでいるうえ、その周りや上の内部空間52が容量こそ小さくなっているが、そこに錠剤をランダム収容することができるようになっている。また、この容器部51には、既述した仕切部材22や排出口23も既述の状態で引き継がれている。さらに、カセット持ち運び支援用の把手28も少し小さくなることはあるが基本的にそのまま引き継がれている。そのため、カセット下部50は、それ単体で、ベース部10に装着されると錠剤の逐次排出を行えて、小容量の錠剤カセット20としても使用することができるものとなっている。
カセット上部60は、容器部21の上側部分を引き継いで下端部だけカセット下部50との係合のために改造した補器部61(器体)を主体としたものである。
この補器部61は、既述の錠剤カセット20から既述の内部空間26の上半分を引き継いだ錠剤ランダム収容用の内部空間62を有するとともに、その上端開口である錠剤ランダム投入用の受入口25と、そこを開閉する蓋24も、それぞれ錠剤カセット20のものをそのまま引き継いでいる。これに対し、補器部61の内部空間62の下端に開口形成された錠剤ランダム放出用の放出口64に関しては、新たに導入された平板状の開閉部材68の着脱にて、開閉することができるようになっている。
この補器部61は、既述の錠剤カセット20から既述の内部空間26の上半分を引き継いだ錠剤ランダム収容用の内部空間62を有するとともに、その上端開口である錠剤ランダム投入用の受入口25と、そこを開閉する蓋24も、それぞれ錠剤カセット20のものをそのまま引き継いでいる。これに対し、補器部61の内部空間62の下端に開口形成された錠剤ランダム放出用の放出口64に関しては、新たに導入された平板状の開閉部材68の着脱にて、開閉することができるようになっている。
また、補器部61の内部空間62のうち放出口64の周りには、例えば滑り溝からなる開閉部材保持部67が左右(図1(d)では右方のものだけ表示)に並走状態で形成されており、そこに開閉部材68の左右の両端部が差し込めるようになっている。
そして、このような補器部61の左右の開閉部材保持部67と開閉部材68の左右の端部は、補器部61と開閉部材68との係合部となり、さらに補器部61に対する開閉部材68の前後方向のスライド移動を可能にする滑り機構を成すものとなっている。
そして、このような補器部61の左右の開閉部材保持部67と開閉部材68の左右の端部は、補器部61と開閉部材68との係合部となり、さらに補器部61に対する開閉部材68の前後方向のスライド移動を可能にする滑り機構を成すものとなっている。
さらに(図1(b)参照)、補器部61の下端の外縁部のうち少なくとも左右には凸状のスライド部65が並走状態で形成されている。
一方、容器部51の上端部には、既述の受入口25と同様に大きくて錠剤のランダム投入に適う受入口53が開口形成されるとともに、その受入口53の周辺部のうち少なくとも左右には上記のスライド部65に対応したスライド部54が形成されている。
そして、このような補器部61の左右のスライド部65と容器部51の左右のスライド部54は、補器部61と容器部51との着脱部となり、さらに容器部51に対する補器部61の前後方向のスライド移動を可能にする滑り機構を成すものとなっている。
一方、容器部51の上端部には、既述の受入口25と同様に大きくて錠剤のランダム投入に適う受入口53が開口形成されるとともに、その受入口53の周辺部のうち少なくとも左右には上記のスライド部65に対応したスライド部54が形成されている。
そして、このような補器部61の左右のスライド部65と容器部51の左右のスライド部54は、補器部61と容器部51との着脱部となり、さらに容器部51に対する補器部61の前後方向のスライド移動を可能にする滑り機構を成すものとなっている。
この実施例1の錠剤カセット40について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。
図2(a)は、カセット下部50とカセット上部60とを連ねて両者の内部空間52,62に纏めて錠剤を補充しているところの錠剤カセット40の斜視図であり、図2(b)は、錠剤の補充を終えた錠剤カセット40の斜視図であり、図3(a)は、錠剤分包機の斜視図であり、図3(b)は、錠剤フィーダ列(10及び20,10及び40,10及び20)の正面図であり、図3(c)は、錠剤の残量が僅かになった錠剤カセット40の斜視図であり、図4(a)は、開閉部材68を差し込む直前の錠剤カセット40の斜視図であり、図4(b)は、開閉部材68を差し込んだ錠剤カセット40の斜視図である。
また、図5(a)は、カセット上部60をカセット下部50から前方へ引き出しているときの錠剤カセット40の斜視図であり、図5(b)は、カセット下部50から取り外したカセット上部60に錠剤を補充しているところの錠剤カセット40の斜視図であり、図6(a)は、錠剤の補充を終えたカセット上部60の斜視図であり、図6(b)は、カセット上部60をカセット下部50の上に装着しているときの錠剤カセット40の斜視図であり、図6(c)は、カセット上部60をカセット下部50の上に装着し終えた錠剤カセット40の斜視図であり、図7は、開閉部材68を抜き取ってカセット上部60の補器部61の内部空間62とカセット下部50の容器部51の内部空間52とを連通させた状態の錠剤カセット40の斜視図である。
錠剤カセット40は、既述の錠剤カセット20と互換性があるので、それと同様の使い方から説明する。カセット下部50の上にカセット上部60を装着して開閉部材68を抜き取っておくと(図2(a)参照)、蓋24を開ければ受入口25から多数の錠剤をランダム投入することができる状態になるので、錠剤を投入する。そして、投入した錠剤が連通状態の内部空間62,52に収容されて下から順に重なって積み上がるので、錠剤を十分に補充したら、蓋24を閉める(図2(b)参照)。これで、錠剤カセット40の使用準備が調うので、錠剤分包機の搭載先を開けて(図3(a)参照)、そのベース部10のうち該当するものの上に錠剤カセット40を搭載する(図3(b)参照)。
その状態で、錠剤カセット40は既存の錠剤カセット20と同様に必要な錠剤の逐次排出を行うので、錠剤カセット40の収容錠剤が徐々に減少し、やがてカセット上部60が空になるが、直ちにカセット下部50まで空になる訳では無い(図3(c)参照)。
そして、この状態に気づいて錠剤を補充することになったら、抜き取っておいた開閉部材68を持ってきて(図4(a)参照)、カセット上部60の開閉部材保持部67に開閉部材68を差し込み、カセット上部60の補器部61の放出口64を閉じる(図4(b)参照)
そして、この状態に気づいて錠剤を補充することになったら、抜き取っておいた開閉部材68を持ってきて(図4(a)参照)、カセット上部60の開閉部材保持部67に開閉部材68を差し込み、カセット上部60の補器部61の放出口64を閉じる(図4(b)参照)
それからカセット上部60を前方へ引いて(図5(a)参照)、カセット上部60をカセット下部50から分離し、蓋24を開けて補器部61の受入口25から補器部61の内部空間62へ多数の錠剤をランダム投入する(図5(b)参照)。このとき補器部61の放出口64は開閉部材68で閉じられているので、投入された多数の錠剤は、内部空間62にとどまり、蓋24を閉めるとカセット上部60の補器部61に収容され続けるので(図6(a)参照)、カセット上部60を手に持って運んでも溢れ落ちない。
そして、その姿勢のまま即ち開閉部材68にて閉じられている放出口64を下に向けた状態で、カセット上部60の補器部61の下端部のスライド部65をカセット下部50の容器部51の上端部のスライド部54に合わせてから、補器部61の前面等を押すと、カセット上部60がカセット下部50の上を後方へ移動して(図6(b)参照)、補器部61と容器部51との前後端が一致すると(図6(c)参照)、移動が止まり、補器部61が容器部51の上に装着された状態になり、ひいてはカセット上部60がカセット下部50の上に装着された状態になる。
その状態で、カセット上部60の補器部61から開閉部材68を引き抜くと(図7参照)、補器部61の放出口64が開いて容器部51の受入口53と連通し、さらには補器部61の内部空間62と容器部51の内部空間52も連通するので、補器部61の内部空間62に収容されていた多数の錠剤が、容器部51の内部空間52に向けて落下する。
そのため、容器部51の内部空間52は再び錠剤で満たされ、そこへ移り切れなかった錠剤は後の移動に備えて補器部61の内部空間62にとどまる。
そのため、容器部51の内部空間52は再び錠剤で満たされ、そこへ移り切れなかった錠剤は後の移動に備えて補器部61の内部空間62にとどまる。
しかも、カセット上部60が空になってから、そのカセット上部60を用いてカセット下部50に追加補充を行うまで、カセット下部50はベース部10に搭載されて錠剤を逐次排出できる状態が維持される。そのため、この錠剤カセット40にあっては、錠剤の逐次排出を止めなくても同種錠剤を補充することが、単体でも、できる。
また、カセット上部60は、錠剤の形状等に適合させるために錠剤毎の専用品になりがちな整列盤27やそれを内装したカセット下部50と異なり、汎用化しやすいので、容易かつ安価に作ることができ、例えば一個のカセット下部50に対する予備カセットして複数個のカセット上部60を割り当てることも経済的に成り立つこととなる。
また、カセット上部60は、錠剤の形状等に適合させるために錠剤毎の専用品になりがちな整列盤27やそれを内装したカセット下部50と異なり、汎用化しやすいので、容易かつ安価に作ることができ、例えば一個のカセット下部50に対する予備カセットして複数個のカセット上部60を割り当てることも経済的に成り立つこととなる。
さらに、カセット下部50のベース部10への着脱が必須でないので、錠剤カセット20のベース部10への着脱時のような整列盤27の微動等による錠剤の不所望な排出を阻止するための機構や制御などが不要になる。
なお、詳述は割愛するがカセット下部50の上に開閉部材68抜きのカセット上部60を搭載したまま錠剤カセット40をベース部10から取り外して、錠剤の補充を当初説明の手順にて行えば(図2参照)、錠剤カセット40を錠剤カセット20と同様に使用することができる。
なお、詳述は割愛するがカセット下部50の上に開閉部材68抜きのカセット上部60を搭載したまま錠剤カセット40をベース部10から取り外して、錠剤の補充を当初説明の手順にて行えば(図2参照)、錠剤カセット40を錠剤カセット20と同様に使用することができる。
本発明の錠剤カセットの実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図8(a)は、カセット上部70の外観斜視図であり、図8(b)は、開閉部材68を抜き取って錠剤を補充しているところのカセット上部70の斜視図であり、図9(a)は、ラベル74を貼ったカセット上部70の斜視図であり、図9(b)は、ラベル74を利用して開閉部材68を抜き取ってカセット上部70の補器部71の内部空間とカセット下部50の容器部51の内部空間とを連通させた錠剤カセットの斜視図である。
この錠剤カセットが上述した実施例1の錠剤カセット40と相違するのは、カセット上部60が一部改造されてカセット上部70になった点であり、カセット上部70がカセット上部60と相違するのは、補器部61が補器部71になった点である(図8参照)。
そして、補器部71が補器部61と相違するのは、開閉式の蓋24が固定の上面部72になった点と、それに伴って放出口64が受入口73を兼ねるようになった点である。
他の事項、放出口64が開閉部材68の抜き差しで開閉されることや、カセット上部70を前後移動させてカセット下部50の上に着脱できること等は、同じままである。
そして、補器部71が補器部61と相違するのは、開閉式の蓋24が固定の上面部72になった点と、それに伴って放出口64が受入口73を兼ねるようになった点である。
他の事項、放出口64が開閉部材68の抜き差しで開閉されることや、カセット上部70を前後移動させてカセット下部50の上に着脱できること等は、同じままである。
この場合、カセット上部70の補器部71の内部空間62への錠剤ランダム投入が、補器部71を上下反転して、放出口64兼用の受入口73を上向きにしてから、行われるが(図8(b)参照)、それ以外は上述したのと同様にしてカセット上部60及びカセット下部50を取り扱うことができる。
また、放出口64が受入口73を兼ねていることの有効利用として、錠剤名等を記したラベル74を錠剤投入済みカセット上部70の補器部71と開閉部材68との双方に及ぼさせて貼り付けておくことで(図9(a)参照)、簡便に封印することができる。
また、放出口64が受入口73を兼ねていることの有効利用として、錠剤名等を記したラベル74を錠剤投入済みカセット上部70の補器部71と開閉部材68との双方に及ぼさせて貼り付けておくことで(図9(a)参照)、簡便に封印することができる。
そして、カセット上部70をカセット下部50に装着したときにラベル74を補器部71から剥がして引っ張る等のことで(図9(b)参照)、ラベル74の開封と開閉部材68の抜き取りとを簡便に行う行うことができる。
なお、ラベル74の作成は、任意の時期に人手操作等にて纏めて行っても良く、錠剤分包機の制御装置に欠品通知や欠品予告通知の機能があればそれを利用して自動で行われるようにしても良く、補充対象錠剤を収容している薬品外箱のバーコード等を読み取ったとき等に行うようにしても良い。
なお、ラベル74の作成は、任意の時期に人手操作等にて纏めて行っても良く、錠剤分包機の制御装置に欠品通知や欠品予告通知の機能があればそれを利用して自動で行われるようにしても良く、補充対象錠剤を収容している薬品外箱のバーコード等を読み取ったとき等に行うようにしても良い。
[その他]
上記実施例ではカセット上部60が空になった時期を知る手段について述べなかったが、例えば補充後の錠剤排出数をカウントして所定数に達したらアラームを出すといった簡便な手段を設けても良い。これに対し、コストは嵩むが、錠剤カセット40か搭載先のベース部10に錠剤残量検出用のセンサを付設して、その検出に応じてアラームを出すようにしても良い。
上記実施例ではカセット上部60が空になった時期を知る手段について述べなかったが、例えば補充後の錠剤排出数をカウントして所定数に達したらアラームを出すといった簡便な手段を設けても良い。これに対し、コストは嵩むが、錠剤カセット40か搭載先のベース部10に錠剤残量検出用のセンサを付設して、その検出に応じてアラームを出すようにしても良い。
上記実施例では、開閉部材68を開閉部材保持部67に差し込んで放出口64を閉じた後に空のカセット上部60をカセット下部50から取り外すようにしたが、空であると判明していればカセット上部60をカセット下部50から取り外した後に開閉部材68で放出口64を閉じても良く、要するに、錠剤を受入口25から補器部61の内部空間62へランダム投入する前に放出口64が閉じられていれば良い。
上記実施例では、カセットのサイズ互換性が重視される錠剤分包機への応用を前提にしたため、新たな容器部51の高さが既存の容器部21の高さより低くなっていたが、高さ制約の無い又は緩い錠剤分割器などへの応用に際しては、容器部51さらには補器部61も上例のものより背が高くなっても良く、両器51,61の着脱が横スライドでなく上下移動にて行われるようになっていても良い。単体のカセット上部60が折りたためるようになっていると、未使用のカセット上部60の保管等に大きな場所を要しないで済む。
上記実施例では、錠剤カセット40にて置き換えた錠剤カセット20が一個しか明示されなかったが、これは一対一で置き換える態様における最小構成の使用例であり、錠剤分包機に装備されている多数のベース部10のうち複数のものについて錠剤カセット20を錠剤カセット40にて一対一で置き換えても良く、総てのベース部10に錠剤カセット40を搭載させても良い。上述したように一つの錠剤カセット40に一つのカセット下部50と複数のカセット上部60とを割り当てることができる他、一つの又は少数のカセット上部60を複数の又は多数のカセット下部50に対して共用することもできる。
上記実施例では、同じ錠剤を収容して対応しているカセット下部50とカセット上部60との照合について説明しなかったが、それには、既述したベース部10と錠剤カセット20との照合手法などを適用することができる。
例えば、カセット上部60に識別コード対応配列で永久磁石を付設するとともにそれをカセット下部50やベース部10側の列設ホール素子で読み取ることや(特許文献1参照)、識別情報を保持した記憶媒体をカセット上部60に付設するとともにその情報をカセット下部50やベース部10側の読取装置で読み取ること(特許文献3参照)、カセット上部60の後端下部とカセット下部50の後端上部といった装着時当接箇所にキーと溝との位置合わせといった機械的照合用形状を加工しておくこと(特許文献4参照)、識別情報担体を割り符のように二分割してカセット上部60とカセット下部50とに分けて貼り付けておきカセット装着が正しく行われたときだけ識別情報が読み取れるようにしておくこと(特許文献6参照)、などが挙げられる。
例えば、カセット上部60に識別コード対応配列で永久磁石を付設するとともにそれをカセット下部50やベース部10側の列設ホール素子で読み取ることや(特許文献1参照)、識別情報を保持した記憶媒体をカセット上部60に付設するとともにその情報をカセット下部50やベース部10側の読取装置で読み取ること(特許文献3参照)、カセット上部60の後端下部とカセット下部50の後端上部といった装着時当接箇所にキーと溝との位置合わせといった機械的照合用形状を加工しておくこと(特許文献4参照)、識別情報担体を割り符のように二分割してカセット上部60とカセット下部50とに分けて貼り付けておきカセット装着が正しく行われたときだけ識別情報が読み取れるようにしておくこと(特許文献6参照)、などが挙げられる。
10…ベース部、11…駆動軸、
20…錠剤カセット、
21…容器部、22…仕切部材、23…排出口、24…蓋、
25…受入口、26…内部空間、27…整列盤、28…把手、
40…錠剤カセット、
50…カセット下部、51…容器部(器体)、52…内部空間、
53…受入口、54…スライド部(係合部,滑り機構)、
60…カセット上部、
61…補器部(器体)、62…内部空間、
64…放出口、65…スライド部(係合部,滑り機構)、
67…開閉部材保持部(係合部,滑り機構)、
68…開閉部材(係合部,滑り機構)、
70…カセット上部、
71…補器部(器体)、72…上面部、73…受入口、74…ラベル
20…錠剤カセット、
21…容器部、22…仕切部材、23…排出口、24…蓋、
25…受入口、26…内部空間、27…整列盤、28…把手、
40…錠剤カセット、
50…カセット下部、51…容器部(器体)、52…内部空間、
53…受入口、54…スライド部(係合部,滑り機構)、
60…カセット上部、
61…補器部(器体)、62…内部空間、
64…放出口、65…スライド部(係合部,滑り機構)、
67…開閉部材保持部(係合部,滑り機構)、
68…開閉部材(係合部,滑り機構)、
70…カセット上部、
71…補器部(器体)、72…上面部、73…受入口、74…ラベル
Claims (3)
- 多数の錠剤を収容可能な器体からなり錠剤ランダム投入用の受入口が上部に開口形成されるとともに錠剤逐次排出用の排出口が底部に形成されており且つベース部の上に着脱しうる容器部と、前記容器部の内底部に軸回転可能に内装された整列盤と、前記容器部に装着されて前記排出口の上方に位置する仕切部材とを具備していて、前記ベース部の駆動軸にて前記整列盤が軸回転させられると前記容器部の中の錠剤を前記排出口から逐次排出する錠剤カセットにおいて、
多数の錠剤を収容可能な器体からなり錠剤ランダム放出用の放出口が開口形成された補器部と、前記放出口を開閉する開閉部材とが設けられており、
前記開閉部材にて閉じられている前記放出口を下に向けた状態で前記補器部を前記容器部の上に着脱しうるようになっており、前記補器部を前記容器部に装着した状態で前記開閉部材にて前記放出口を開けることで前記放出口と前記受入口とを連通させうるようになっている、ことを特徴とする錠剤カセット。 - 前記補器部と前記容器部との着脱部が、横方向のスライド移動を可能にする滑り機構を成している、ことを特徴とする請求項1記載の錠剤カセット。
- 前記補器部と前記開閉部材との係合部が、横方向のスライド移動を可能にする滑り機構を成している、ことを特徴とする請求項2記載の錠剤カセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018017732A JP2019130253A (ja) | 2018-02-03 | 2018-02-03 | 錠剤カセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018017732A JP2019130253A (ja) | 2018-02-03 | 2018-02-03 | 錠剤カセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019130253A true JP2019130253A (ja) | 2019-08-08 |
Family
ID=67546677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018017732A Pending JP2019130253A (ja) | 2018-02-03 | 2018-02-03 | 錠剤カセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019130253A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024085702A1 (ko) * | 2022-10-21 | 2024-04-25 | (주)제이브이엠 | 약제 저장 카세트 |
-
2018
- 2018-02-03 JP JP2018017732A patent/JP2019130253A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024085702A1 (ko) * | 2022-10-21 | 2024-04-25 | (주)제이브이엠 | 약제 저장 카세트 |
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