JP2019129893A - 機能付与デバイスおよび処置方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】バルーンの表面に物体を破壊する機能を選択的に付与できる機能付与デバイスおよび処置方法を提供する。【解決手段】バルーンカテーテルに取り付け可能な機能付与デバイス10であって、バルーンカテーテル20のガイドワイヤルーメン54に挿入可能な長尺体11と、長尺体11の遠位部に一端が固定されて他端が近位側へ延在する少なくとも1本の線材12と、を有する。【選択図】図2
Description
本発明は、バルーンカテーテルに取り付けられる機能付与デバイスおよび当該機能付与デバイスを用いた処置方法に関する。
冠状動脈疾患又はアテローム動脈硬化症の治療として、経皮的血管形成術が行われている。この経皮的血管形成術に使用されるバルーンは、狭窄部分を物理的に拡げ、血流を確保するために用いられている。しかし、石灰化病変などが生じている重度の狭窄の場合、バルーンの拡張圧では不十分であり、血管を適切に拡張できないことがある。そこで、例えば特許文献1では、バルーンの表面に金属製または樹脂製のカッティング部材を設けたカッティングバルーンカテーテルが提案されている。カッティングバルーンカテーテルは、バルーンの拡張圧力をカッティング部材に集中させることで、低圧であっても適切に血管を拡張させることが可能である。
カッティングバルーンカテーテルは、通常のバルーンカテーテルよりも構造が複雑であるため、コストが増加する。また、カッティングバルーンカテーテルは、破壊する機能が高いため、生体への負担が増加する可能性がある。このため、カッティングバルーンカテーテルは、通常のバルーンカテーテルでは狭窄部位を拡張できない場合にのみ使用されることが望まれる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、バルーンの表面に物体を破壊する機能を選択的に付与できる機能付与デバイスおよび処置方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る機能付与デバイスは、バルーンカテーテルに取り付け可能な機能付与デバイスであって、前記バルーンカテーテルのガイドワイヤルーメンに挿入可能な長尺体と、前記長尺体の遠位部に一端が固定されて他端が近位側へ延在する少なくとも1本の線材と、を有する。
上記目的を達成する本発明に係る処置方法は、生体管腔の病変部を拡張させるための処置方法であって、長尺体および当該長尺体の遠位部に一端が固定されて他端が近位側へ延在する少なくとも1本の線材を備える機能付与デバイスの前記長尺体を、バルーンカテーテルのガイドワイヤルーメンに挿入するステップと、前記機能付与デバイスおよび前記バルーンカテーテルのバルーンを生体管腔内に挿入して病変部へ到達させるステップと、前記バルーンを拡張させて前記線材に力を作用させて生体管腔の少なくとも一部に切り込みを生じさせるステップと、前記バルーンにより生体管腔を拡張させるステップと、前記バルーンを収縮させるステップと、前記機能付与デバイスおよびバルーンを生体管腔から抜去するステップと、を有する。
上記のように構成した機能付与デバイスは、長尺体をガイドワイヤルーメンの遠位側から挿入することで、バルーンの外側に線材を配置できる。このため、機能付与デバイスは、硬い病変部を破壊する機能を、バルーンカテーテルに選択的に付与できる。
前記機能付与デバイスは、前記線材の前記長尺体に固定される側の反対側の端部に固定され、前記線材よりも柔軟な保護部材をさらに有してもよい。これにより、生体組織が線材の端部により損傷することを抑制でき、安全性が向上する。
前記線材の前記長尺体に固定される側の反対側の端部は、前記長尺体に向かって曲がるように形状づけられていてもよい。これにより、生体組織が線材の端部により損傷することを抑制でき、安全性が向上する。
前記線材の前記長尺体に固定される側の反対側の端部は、180度以上巻回されていてもよい。これにより、生体組織が線材の端部により損傷することを抑制でき、安全性が向上する。
前記線材は、前記長尺体に対して、当該長尺体の近位側へ向かって0度を超えて90度未満の角度で固定されていてもよい。これにより、長尺体をガイドワイヤルーメンに挿入することで、線材をバルーンの外面に沿うように配置できる。
前記線材は、金属製であってもよい。これにより、線材によって、病変部に切れ目を入れることが容易となる。
上記のように構成した処置方法は、バルーンカテーテルのバルーンに、硬い病変部を破壊する機能を選択的に付与して、硬い病変部を拡張させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。
本実施形態に係る機能付与デバイス10は、バルーンカテーテル20のバルーン30に、例えば石灰化した硬い病変部(狭窄部)を押し広げるための機能を付与するためのデバイスである。なお、本明細書では、機能付与デバイス10の管腔に挿入する側を「遠位側」、操作する手元側を「近位側」と称することとする。
まず、バルーンカテーテル20の構造を説明する。バルーンカテーテル20は、図1、2に示すように、長尺なシャフト部50と、シャフト部50の先端部に設けられるバルーン30と、シャフト部50の基端に固着されたハブ40とを有している。
シャフト部50は、外管51と、外管51の内部に配置される内管52とを備えている。外管51および内管52の間には、バルーン30を拡張するための拡張用流体が流通する拡張ルーメン53が形成されている。内管52の内側には、ガイドワイヤを挿入可能なガイドワイヤルーメン54が形成されている。
バルーン30は、先端側が内管52に接着され、基端側が外管51に接着されており、バルーン30の内部が、拡張ルーメン53に連通している。
ハブ40は、外管51の拡張ルーメン53と連通して拡張用流体を流入出させるポートとして機能する第1開口部41と、ガイドワイヤルーメン54に連通する第2開口部42とを備えている。ハブ40の第1開口部41から拡張用流体を流入させると、拡張用流体は、拡張ルーメン53を介してバルーン30の内部へ流入する。これにより、バルーン30が径方向の外側へ拡張する。
内管52および外管51は、適度な可撓性と適度な剛性を有する構造であることが好ましい。内管52および外管51の構成材料は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ素樹脂等の高分子材料あるいはこれらの混合物、あるいは上記2種以上の高分子材料の多層チューブ等である。
バルーン30の構成材料は、ある程度の可撓性を有することが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あるいはこれら二種以上の混合物等のポリオレフィンや、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等である。
次に、本実施形態に係る機能付与デバイス10の構造を説明する。機能付与デバイス10は、長尺体11と、長尺体11の遠位部に一端が固定される少なくとも1本の線材12とを備えている。
長尺体11は、バルーンカテーテル20のガイドワイヤルーメン54に挿入される部位である。長尺体11は、ガイドワイヤルーメン54の内径よりも小さな外径を有し、ガイドワイヤルーメン54を貫通できる長さを有している。長尺体11は、芯金13と、芯金13を被覆する被覆層14とを備えている。芯金13の構成材料は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金、銅、銅系合金、タンタル、コバルト合金、熱処理により形状記憶効果や超弾性が付与される形状記憶合金等が挙げられる。形状記憶合金としては、Ni−Ti系、Cu−Al−Ni系、Cu−Zn−Al系などが好適に使用できる。
被覆層14は、芯金13を覆っている。被覆層14は、摩擦を低減する低摩擦材料により形成される。低摩擦材料は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂等や親水性ポリマー等である。親水性ポリマーとしては、ポリエチレングリコール誘導体、ヒアルロン酸、ポリカルボンおよびその酸誘導体、ならびにポリビニルピロリドンおよびその誘導体等が挙げられる。なお、被覆層14は、設けられなくてもよい。
線材12は、石灰化した硬い病変部や生体組織に切り込みを入れるための細長い部位である。線材12は、長尺体11よりも細い。線材12は、バルーン30の径方向外側に配置可能な部材である。なお、線材12の数は、本実施形態では6本であるが、数は限定されない。線材12の遠位端である線材遠位端16は、長尺体11の遠位部に位置する芯金13の外周面に固定されている。線材12は、芯金13に対して周方向に等間隔に固着されてよく、あるいは不等間隔に固着されてもよい。線材遠位端16は芯金13に対し、例えば溶接や接着等により固着されている。
線材12は、長尺体11に対して、当該長尺体11の近位側へ向かって角度θで固定される。線材12の角度θは、例えば0度を超えて90度未満であり、好ましくは5度以上であって45度以下である。なお、線材12の角度θは、線材12の少なくとも一部がバルーン30の径方向の外側に位置可能であれば、特に限定されない。線材12は、近位側へ向かって湾曲しているが、これに限定されない。したがって、線材12は、直線状であっても、屈曲しても、長尺体11の軸心を中心に周方向へ捩じれていてもよい。線材12の近位側の線材近位部15は、長尺体11と略平行に、近位側へ向かって延在している。線材近位部15は、長尺体11から離れている。周方向に並ぶ複数の線材近位部15により形成される筒形状の内径は、収縮した状態のバルーン30の外径よりも大きい。このため、線材近位部15と長尺体11の間に、バルーン30が配置可能である。当該筒形状の内径は、例えば1〜2mmである。線材12の長さは、バルーン30の軸方向の長さよりも長いことが好ましい。複数の線材12の長さは、同じでもよく、異なっていてもよい。
線材12の断面形状は、例えば、病変部や生体組織に切り込みを入れるために、バルーン30の径方向外側に向かって細くなる形状であることが好ましい。なお、線材12の断面形状は、病変部や生体組織に切り込みを入れることができるのであれば、形状は限定されず、例えば円形であってもよい。
線材12の構成材料は、例えば、金属(合金含む)や樹脂等が挙げられる。金属は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金、銅、銅系合金、タンタル、コバルト合金が挙げられる。樹脂は、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン12)が挙げられる。
また、線材12の構成材料は、例えば、熱処理により形状記憶効果や超弾性が付与される形状記憶合金であってもよい。形状記憶合金としては、Ni−Ti系、Cu−Al−Ni系、Cu−Zn−Al系などが好適に使用できる。
次に、上述した本実施形態に係る機能付与デバイス10の作用を、機能付与デバイス10の使用方法とともに説明する。
まず、長尺体11の近位端を、バルーンカテーテル20の遠位側から、ガイドワイヤルーメン54に挿入する。そして、図3に示すように、複数の線材12の内側に、バルーン30を配置する。バルーンカテーテル20の遠位端は、線材遠位端16の近位側に位置する。次に、機能付与デバイス10を連結したバルーンカテーテル20を、経皮的に血管内に挿入されたガイディングカテーテルやシースである管体60を介して、血管内へ挿入する。そして、図4(A)に示すように、X線透視下で、バルーン30および線材12を、病変部Aに配置する。このとき、線材12がX線造影性を備えていれば、X線透視下で、バルーン30および線材12を正確に位置決めできる。
次に、ハブ40の第1開口部41から拡張用流体を流入させると、拡張用流体が拡張ルーメン53を介してバルーン30の内部へ流入する。これにより、図4(B)に示すように、バルーン30が拡張する。線材12はバルーン30から力を受けて、バルーン30とともに移動する。これにより、線材12が接する病変部Aに力が集中し、切り込みが生じる。さらにバルーン30を拡張させると、切り込みから血管が広がり、血管が拡張する。
この後、バルーン30から拡張用流体を排出してバルーン30を収縮させる。これにより、線材12は、元の形状へ、または元の形状に近い形状へ復元する。線材12およびバルーン30の拡張は、複数回繰り返してもよい。この後、バルーンカテーテル20および機能付与デバイス10を管体60に収容した後、血管から抜去し、手技が完了する。
なお、バルーンカテーテル20および機能付与デバイス10を病変部Aに到達させる際に、バルーン30は、線材12の内側に位置していなくてもよい。この場合、図5に示すように、X線透視下で、線材12を病変部Aに配置する。このとき、複数の線材12が病変部Aに接触し、複数の線材12の中心に位置する長尺体11が病変部Aの中央に位置決めされる。この後、長尺体11に沿ってバルーンカテーテル20を押し進め、複数の線材12の内側へバルーン30を良好に配置できる。この後の手順は、図4を参照しつつ前述した手順と同様である。
以上のように、本実施形態に係る機能付与デバイス10は、バルーンカテーテル20に取り付け可能な機能付与デバイス10であって、バルーンカテーテル20のガイドワイヤルーメン54に挿入可能な長尺体11と、長尺体11の遠位部に一端が固定されて他端が近位側へ延在する少なくとも1本の線材12と、を有する。
上記のように構成した機能付与デバイス10は、長尺体11をガイドワイヤルーメン54の遠位側から挿入することで、バルーン30の外側に線材12を配置できる。このため、機能付与デバイス10は、硬い病変部Aを破壊する機能を、バルーンカテーテル20に選択的に付与できる。
線材12は、長尺体11に対して、当該長尺体11の近位側へ向かって0度を超えて90度未満の角度で固定されていてもよい。これにより、長尺体11をガイドワイヤルーメン54に挿入することで、線材12をバルーン30の外面に沿うように配置できる。
線材12は、金属製であってもよい。これにより、線材12が硬くなり、線材12によって、病変部Aに切れ目を入れることが容易となる。
また、本発明は、生体管腔の病変部Aを拡張させるための処置方法をも含む。当該処置方法は、長尺体11および当該長尺体11の遠位部に一端が固定される少なくとも1本の線材12を備える機能付与デバイス10の長尺体11を、バルーンカテーテル20のガイドワイヤルーメン54に挿入するステップと、機能付与デバイス10およびバルーンカテーテル20のバルーン30を生体管腔内に挿入して病変部Aへ到達させるステップと、バルーン30を拡張させて線材12に力を作用させて生体管腔の少なくとも一部に切り込みを生じさせるステップと、バルーン30により生体管腔を拡張させるステップと、バルーン30を収縮させるステップと、機能付与デバイス10およびバルーン30を生体管腔から抜去するステップと、を有する。
上記のように構成した処置方法は、バルーンカテーテル20のバルーン30に、硬い病変部Aを破壊する機能を選択的に付与して、硬い病変部Aを良好に拡張させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、機能付与デバイス10が適用されるバルーンカテーテルは、オーバーザワイヤ型であるが、ラピッドエクスチェンジ型であってもよい。
また、機能付与デバイス10およびバルーンカテーテル20を挿入する生体管腔は、血管に限定されず、例えば胆管、気管、食道、尿道、その他の臓器等であってもよい。
また、図16(A)に示す第1の変形例のように、機能付与デバイス10は、線材12の長尺体11に固定される側の反対側の端部に固定され、線材12よりも柔軟な保護部材71をさらに有してもよい。保護部材71は、例えば、柔軟な樹脂材料により形成される。これにより、硬く細い線材12の端部が生体組織に接触することを抑制できる。このため、生体組織が線材12の端部により損傷することを抑制でき、安全性が向上する。
また、図16(B)に示す第2の変形例のように、機能付与デバイス10は、線材12の長尺体11に固定される側の反対側の端部72が、180度以上巻回されていてもよい。端部72が、180度以上巻回されることで、端部72は大きく突出しない。また、端部72は、柔軟な保護部材73で被覆されている。これにより、生体組織が線材12の端部72により損傷することを抑制でき、安全性が向上する。なお、保護部材73は、設けられなくてもよい。
また、図16(C)に示す第2の変形例のように、機能付与デバイス10は、線材12の長尺体11に固定される側の反対側の端部74が、長尺体11に向かって曲がるように形状づけられていてもよい。また、端部74は、柔軟な保護部材75で被覆されている。これにより、硬く細い線材12の端部が生体組織に接触することを抑制できる。このため、生体組織が線材12の端部により損傷することを抑制でき、安全性が向上する。なお、保護部材75は、設けられなくてもよい。また、線材12の端部74が、長尺体11に向かって曲がっていることで、バルーン30によって拡張させた後に収縮させた線材12を、管体60に引き込むことが容易となる。
また、機能付与デバイス10は、通常のバルーンカテーテル20で狭窄部Aの拡張を試みた後に、生体から抜去されたバルーンカテーテル20に適用されてもよい。
10 機能付与デバイス
11 長尺体
12 線材
20 バルーンカテーテル
30 バルーン
54 ガイドワイヤルーメン
71、73、75 保護部材
A 病変部
11 長尺体
12 線材
20 バルーンカテーテル
30 バルーン
54 ガイドワイヤルーメン
71、73、75 保護部材
A 病変部
Claims (7)
- バルーンカテーテルに取り付け可能な機能付与デバイスであって、
前記バルーンカテーテルのガイドワイヤルーメンに挿入可能な長尺体と、
前記長尺体の遠位部に一端が固定されて他端が近位側へ延在する少なくとも1本の線材と、を有する機能付与デバイス。 - 前記線材の前記長尺体に固定される側の反対側の端部に固定され、前記線材よりも柔軟な保護部材をさらに有する請求項1に記載の機能付与デバイス。
- 前記線材の前記長尺体に固定される側の反対側の端部は、前記長尺体に向かって曲がるように形状づけられている請求項1または2に記載の機能付与デバイス。
- 前記線材の前記長尺体に固定される側の反対側の端部は、180度以上巻回されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の機能付与デバイス。
- 前記線材は、前記長尺体に対して、当該長尺体の近位側へ向かって0度を超えて90度以下の角度で固定されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の機能付与デバイス。
- 前記線材は、金属製である請求項1〜5のいずれか1項に記載の機能付与デバイス。
- 生体管腔の病変部を拡張させるための処置方法であって、
長尺体および当該長尺体の遠位部に一端が固定される少なくとも1本の線材を備える機能付与デバイスの前記長尺体を、バルーンカテーテルのガイドワイヤルーメンに挿入するステップと、
前記機能付与デバイスおよび前記バルーンカテーテルのバルーンを生体管腔内に挿入して病変部へ到達させるステップと、
前記バルーンを拡張させて前記線材に力を作用させて生体管腔の少なくとも一部に切り込みを生じさせるステップと、
前記バルーンにより生体管腔を拡張させるステップと、
前記バルーンを収縮させるステップと、
前記機能付与デバイスおよびバルーンを生体管腔から抜去するステップと、を有する処置方法。
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JP2018012495A JP2019129893A (ja) | 2018-01-29 | 2018-01-29 | 機能付与デバイスおよび処置方法 |
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