JP2019128486A - 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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憲造 大久保
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Abstract

【課題】ビームを偏向走査する偏向器を備えた光走査装置であって、偏向器に埃が付着することを効果的に防止することができる光走査装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】光走査装置は、ビームを偏向走査する偏向器と、ビームの進行方向において偏向器よりも上流側の入射光学系を構成する入射光学系部材と、偏向器にて偏向走査されて被走査面に向かうビームが通過するfθレンズと、偏向器、入射光学系部材及びfθレンズが設けられる第1筐体と、第1筐体の内部を塞ぐ第2筐体と、入射光学系部材、fθレンズ、第1筐体及び第2筐体で偏向器を囲む空間を防塵する防塵部材とを備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、ビームを偏向走査する偏向器を備えた光走査装置及びそれを備えた複写機、複合機、プリンタ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
ビームを偏向走査する偏向器を備えた光走査装置では、内部に埃が入ってレンズ系の部材や偏向器に埃が付着すると、形成される画像に影響が出る。レンズ系の部材に埃が付着した場合、レンズ系の部材を清掃することで、不都合が解消される。ところが、偏向器(反射面)に埃が付着すると、偏向器を拭くことができず、また、エアーで埃を吹き飛ばすことも困難である。従って、偏向器に埃が付着することを防止することが要求されている。この点に関し、特許文献1は、fθレンズとふた部材との間に防塵部材を設ける構成を開示している。
特開平11−183818号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、光源、コリメータレンズやシリンドリカルレンズといった入射光学系部材を含む入射光学系から埃が侵入し、偏向器に埃が付着することを防止する構成にはなっていない。
そこで、本発明は、ビームを偏向走査する偏向器を備えた光走査装置であって、偏向器に埃が付着することを効果的に防止することができる光走査装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る光走査装置は、ビームを偏向走査する偏向器と、前記ビームの進行方向において前記偏向器よりも上流側の入射光学系を構成する入射光学系部材と、前記偏向器にて偏向走査されて被走査面に向かう前記ビームが通過するfθレンズと、前記偏向器、前記入射光学系部材及び前記fθレンズが設けられる第1筐体と、前記第1筐体の内部を塞ぐ第2筐体と、前記入射光学系部材、前記fθレンズ、前記第1筐体及び前記第2筐体で前記偏向器を囲む空間を防塵する防塵部材とを備えていることを特徴とする。本発明に係る画像形成装置は、前記本発明に係る光走査装置を備えたことを特徴とする。
本発明によると、偏向器に埃が付着することを効果的に防止することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る光走査装置を備えた画像形成装置を正面から視た概略断面図である。 光走査装置及び被走査面を正面側の斜め上方から視た斜視図である。 光走査装置の第2筐体を開いた状態を示す斜視図である。 光走査装置を右側面側の斜め上方から視た分解斜視図である。 図3に示す光走査装置を右側面側の斜め上方から視た斜視図である。 図3に示す光走査装置を左側面側の斜め上方から視た斜視図である。 図3に示す光走査装置を上から視た平面図である。 図7に示す光走査装置において第1弾性部材を取り外した状態を示す平面図である。 図8に示す光走査装置においてfθレンズを取り外した状態を右側面側の斜め上方から視た分解斜視図である。 図8に示す光走査装置においてfθレンズ及び第2弾性部材を取り外した状態を右側面側の斜め上方から視た分解斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[画像形成装置]
図1は、本発明の実施の形態に係る光走査装置200を備えた画像形成装置100を正面から視た概略断面図である。本実施の形態に係る画像形成装置100は、モノクロ画像形成装置である。画像形成装置100は、画像読取装置1により読み取られた画像データ、又は、外部から伝達された画像データに応じて、画像形成処理を行う。なお、画像形成装置100は、用紙Pに対して多色及び単色の画像を形成するカラー画像形成装置であってもよい。
画像形成装置100は、原稿送り装置108と、画像形成装置本体110とを備えている。画像形成装置本体110には、画像形成部102と用紙搬送系103とが設けられている。
画像形成部102は、光走査装置200(具体的には光走査ユニット)、現像ユニット2、静電潜像担持体として作用する感光体ドラム3、クリーニング部4、帯電装置5及び定着ユニット7を備えている。これらの構成部材は、画像形成装置100の本体フレーム101に支持されている。また、用紙搬送系103は、給紙トレイ81、手差し給紙トレイ82、排出ローラ31及び排出トレイ14を備えている。
画像形成装置本体110の上部には、原稿Gの画像を読み取るための画像読取装置1が設けられている。画像読取装置1は、原稿Gが載置される原稿載置台107を備えている。原稿載置台107は、透明の強化ガラスからなる四角形状ものとされている。また、原稿載置台107の上側には原稿送り装置108が設けられている。画像形成装置100では、画像読取装置1で読み取られた原稿Gの画像は、画像データとして画像形成装置本体110に送られ、用紙P上に画像が記録される。
画像形成装置本体110には用紙搬送路W1が設けられている。給紙トレイ81又は手差し給紙トレイ82は、用紙Pを用紙搬送路W1に供給する。用紙搬送路W1は、用紙Pを転写ローラ10及び定着ユニット7を経て排出トレイ14に導く。定着ユニット7は、用紙P上に形成されたトナー像を用紙Pに加熱定着する。用紙搬送路W1の近傍には、ピックアップローラ11a,11b、搬送ローラ12a、レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7におけるヒートローラ71及び加圧ローラ72、排出ローラ31が配設されている。
画像形成装置100では、給紙トレイ81又は手差し給紙トレイ82にて供給された用紙Pはレジストローラ13まで搬送される。次に、用紙Pはレジストローラ13により用紙Pと感光体ドラム3上のトナー像とを整合するタイミングで転写ローラ10に搬送される。感光体ドラム3上のトナー像は転写ローラ10により用紙P上に転写される。その後、用紙Pは定着ユニット7におけるヒートローラ71及び加圧ローラ72に通過し、搬送ローラ12a及び排出ローラ31を経て排出トレイ14上に排出される。用紙Pの表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、用紙Pは排出ローラ31から反転用紙搬送路W2へ逆方向に搬送される。用紙Pは反転搬送ローラ12b〜12bを経て用紙Pの表裏を反転してレジストローラ13へ再度導かれる。そして、用紙Pは、表面と同様にして、裏面にトナー像が形成されて定着された後、排出トレイ14へ向けて排出される。
[光走査装置]
図2は、光走査装置200及び被走査面Fを正面側の斜め上方から視た斜視図である。図3は、光走査装置200の第2筐体202を開いた状態を示す斜視図である。なお、図において、符号Xは主走査方向(この例では奥行方向)、符号X1,X2はそれぞれ一方側(背面側)、他方側(正面側)を表している。符号Yは主走査方向Xに直交する副走査方向(この例では上下方向、鉛直方向)を表している。符号Zは主走査方向X及び副走査方向Yの双方に直交する直交方向(この例正面から視て左右方向)、符号Z1,Z2はそれぞれ一方側(正面から視て右側)、他方側(正面から視て左側)を表している。
光走査装置200は、入射光学系220と、偏向器230と、出射光学系240と、検知部250とを備えている。入射光学系220は、ビームBMの進行方向において偏向器230の上流側に配設されている。入射光学系220は、ビームBMを偏向器230に入射させる。偏向器230は、ビームBMを主走査方向Xに偏向走査する。出射光学系240は、ビームBMの光路上において偏向器230と被走査面F(この例では感光体ドラム3の表面)との間に配設されている。出射光学系240は、偏向器230にて偏向走査されたビームBMを被走査面F上に照射する。検知部250は、偏向器230にて偏向走査されたビームBMを検知する。入射光学系220、偏向器230、出射光学系240及び検知部250は、第1筐体201(筐体の一例)に収容されている。
光走査装置200では、入射光学系220からのビームBMを偏向器230に入射させ、偏向器230にて主走査方向Xに偏向走査させ、検知部250にて検出しつつ出射光学系240を介して感光体ドラム3の表面の被走査面F上に画像情報を書き込む。なお、ビームBMは、被走査面Fを主走査方向Xに定期的に走査するが、感光体ドラム3は回転方向B(図2参照)に回転しているため、感光体ドラム3上の副走査方向Yにも走査することができる。
(入射光学系)
入射光学系220は、ビームBMを偏向器230の反射面231aに照射する。入射光学系220は、光源部210と、コリメータレンズ221と、アパーチャ部材222と、シリンドリカルレンズ223とを備えている。
光源部210は、光源211を備えている。光源211は、ビームBMを出射するレーザダイオード等の半導体レーザ素子からなっている。光源211は、画像データに応じて変調されたビームBMを射出する。光源211は、光軸に垂直なビーム断面が円形状のビームBMを出射する。光源211は、基板260に搭載されている。
コリメータレンズ221は、光源211から出射されたビームBMを平行に整形する光学部品である。アパーチャ部材222は、主走査方向Xに長いスリット状の開口222aが形成された板状部材である。アパーチャ部材222は、コリメータレンズ221からのビームBMが通過するときにビーム断面を矩形状に整形する光学部品である。シリンドリカルレンズ223は、アパーチャ部材222からのビームBMを偏向器230の反射面231aに向けて収束させる光学部品である。
(偏向器)
偏向器230は、この例では、ポリゴンミラー231(回転多面鏡)と、ポリゴンミラー231を回転駆動する駆動モータ232とを備えている。ポリゴンミラー231は、駆動モータ232の回転軸232aに固定されている。ポリゴンミラー231は、周囲に回転軸232aに沿った複数の反射面231aを有している。駆動モータ232は、一定の回転方向Eへ一定の回転速度で回転する。これにより、ポリゴンミラー231は、反射面231aに入射したビームBMを主走査方向Xに偏向走査することができる。
(反射光学系)
出射光学系240は、主走査方向Xに繰り返し走査されるビームBMを被走査面F〜F上に照射する。出射光学系240は、fθレンズ241を備えている。fθレンズ241は、偏向器230にて偏向走査されて被走査面Fに向かうビームBMが通過する。ビームBMの走査領域αは、ビームBMが被走査面Fに照射する領域である。fθレンズ241は、主走査方向Xに長くされた棒状に形成されている。
fθレンズ241は、偏向器230の反射面231aから出射されて等角速度で移動するビームBMが被走査面F上を等速度で移動するように補正する機能を有する。また、fθレンズ241は、ビームBMを被走査面F上に収束させる機能を有する。
(検知部)
検知部250は、ビーム検知用レンズ251と、ビーム検知部252(具体的には半導体光センサ)とを備えている。ビーム検知用レンズ251は、偏向器230の反射面231aで反射されてfθレンズ241を通過してくるビームBMをビーム検知部252に向けて屈曲させる機能を有する。また、ビーム検知用レンズ251は、ビームBMをビーム検知部252に集光する機能を有する。ビーム検知部252は、ビーム検知用レンズ251からのビームBMを走査領域αの外側で検知する。ビーム検知部252は、ビーム検知用レンズ251で集光されたビームBMを光電変換する。この例では、ビーム検知部252は、ビームBMの走査タイミング(具体的には被走査面Fへの画像の書き込みタイミング)を制御するためのビーム検出(BD:Beam Detect)センサとされている。
詳しくは、検知部250は、被走査面Fへの走査領域αの外側に配設されている。ビーム検知用レンズ251は、走査領域αの外側でのビームBMの光路上に配設されている。ビーム検知部252は、ビーム検知用レンズ251からのビームBMを入射する。ビーム検知部252は、基板260に搭載されている。
(基板)
基板260は、光源211及びビーム検知部252を同一の基板面261に搭載する。こうすることで、光源用の基板とビーム検知部用の基板とを1枚の基板で共用することができる。これにより、低コスト化を実現させることができる。また、第1筐体201には、光源用開口201bと、ビーム検知用開口201cとが設けられている。光源用開口201bは、光源211から出射されるビームBMを通過させる。ビーム検知用開口201cは、ビーム検知部252に入射されるビームBMを通過させる。基板260は、第1筐体201の外側から、光源211が光源用開口201bに臨み、かつ、ビーム検知部252がビーム検知用開口201cに臨むように第1筐体201の外側から第1筐体201に設けられている。こうすることで、第1筐体201内の基板を設けるためのスペースを削減することができる。これにより、光走査装置のさらなる小型化を実現させることができる。
詳しくは、第1筐体201の外周部には、外周側壁201eが設けられている。第1筐体201は、コリメータレンズ221、アパーチャ部材222、シリンドリカルレンズ223、偏向器230、fθレンズ241及びビーム検知用レンズ251を収容している。光源用開口201b及びビーム検知用開口201cは、外周側壁201eに設けられている。基板260は、光源211及びビーム検知部252の搭載側が第1筐体201の外周側壁201eに向くように設けられている。そして、光源211は、光源用開口201b内に位置し、ビーム検知部252は、ビーム検知用開口201c内に位置している。これにより、光源211からのビームBMをコリメータレンズ221に向けて出射させることができる。また、ビーム検知用レンズ251からのビームBMをビーム検知部252に入射させることができる。
(筐体)
第1筐体201には、偏向器230にて偏向走査されたビームBMを走査領域αで出射する開口201aが設けられている。この例では、開口201aは、外部に開放している。また、光源211と光源用開口201bとの間には隙間が開いている。従って、光走査装置200は、外部からの空気が開口201aや光源211と光源用開口201bとの間の隙間から内部に流通するようになっている。そうすると、光走査装置200では、内部に埃が入り易い。そして、レンズ系の部材や偏向器に埃が付着すると、形成される画像に影響が出易い。レンズ系の部材に埃が付着した場合、レンズ系の部材を清掃することで、不都合が解消される。ところが、偏向器230(反射面231a)に埃が付着すると、偏向器230を拭くことができず、また、エアーで埃を吹き飛ばすことも困難である。従って、偏向器230に埃が付着することを防止することが要求されている。
かかる観点から、本実施の形態に係る光走査装置200は、第1筐体201と、第2筐体202と、防塵部材270とを備えている。
図4は、光走査装置200を右側面側の斜め上方から視た分解斜視図である。図5は、図3に示す光走査装置200を右側面側の斜め上方から視た斜視図である。図6は、図3に示す光走査装置200を左側面側の斜め上方から視た斜視図である。図7は、図3に示す光走査装置200を上から視た平面図である。また、図8は、図7に示す光走査装置200において第1弾性部材を取り外した状態を示す平面図である。
第1筐体201には、偏向器230、入射光学系部材280及びfθレンズ241が設けられている。第2筐体202は、第1筐体201の内部を塞ぐ。防塵部材270は、入射光学系部材280、fθレンズ241、第1筐体201及び第2筐体202で偏向器230を囲む空間SPを防塵する。ここで、入射光学系部材280としては、光源211、コリメータレンズ221、アパーチャ部材222及びシリンドリカルレンズ223等の部材を例示できる。この例では、入射光学系部材280は、シリンドリカルレンズ223とされている。
本実施の形態によれば、防塵部材270は、入射光学系部材280、fθレンズ241、第1筐体201及び第2筐体202で偏向器230を囲む空間SPを防塵する。従って、空間SP内に埃が侵入しないようにすることができる。これにより、偏向器230に埃が付着することを効果的に防止することができる。
(第1実施形態)
本実施の形態において、防塵部材270は、第1弾性部材271を含んでいる。第1弾性部材271は、入射光学系部材280及びfθレンズ241と第2筐体202との間に設けられている。こうすることで、第1弾性部材271により入射光学系部材280及びfθレンズ241と第2筐体202との間の隙間を塞ぐことができる。これにより、入射光学系部材280及びfθレンズ241と第2筐体202との間からの埃の侵入を効果的に防止することができる。
詳しくは、第1筐体201の外周部には、外周側壁201eが設けられている。第1弾性部材271は、両端面が外周側壁201eの外周内壁面201fに対向して近接又は接触するようになっていてもよいし、外周内壁面201fに設けられたリブと対向して近接又は接触するようになっていてもよい。
第1弾性部材271は、第2筐体202が第1筐体201から取り外されている状態では第1筐体201の第2筐体202を取り付けるための高さ位置H1よりも突出している。また、第1弾性部材271は、第2筐体202が第1筐体201に取り付けられている状態ではfθレンズ241及び入射光学系部材280と第2筐体202との間で弾性変形した状態で圧縮されている。こうすることで、第1弾性部材271を入射光学系部材280及びfθレンズ241と第2筐体202とに隙間なく設けることができる。これにより、第1弾性部材271を入射光学系部材280及びfθレンズ241と第2筐体202とに確実に密着させることができる。ひいては、入射光学系部材280及びfθレンズ241と第1弾性部材271との間の隙間、並びに、第1弾性部材271と第2筐体202との間の隙間からの埃の侵入をさらに効果的に防止することができる。第1弾性部材271の材料としては、特に限定されるものではなく、一般に用いられる弾性材料や発泡材料を用いることができる。発泡材料としては、例えば、ポリウレタン、イソプレンゴム(IR)、ニトリルゴム(NBR)、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(FPDM)などの有機ゴム等、或いは、ポリエチレン、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂の少なくとも一つを用いた発泡材料を用いることができる。
(第2実施形態)
本実施の形態において、外周側壁201eの外周内壁面201fには、第1筐体201の底面201dに立設した第1リブ272が設けられている。防塵部材270は、第1リブ272をさらに含んでいる。第1弾性部材271は、空間SPの内側及び/又は外側で第1リブ272と重なっている。こうすることで、第1弾性部材271と第1リブ272との防塵部材270の2重構造により入射光学系部材280及びfθレンズ241と外周内壁面201fとの間の隙間を有効に塞ぐことができる。これにより、入射光学系部材280及びfθレンズ241と外周側壁201eとの間からの埃の侵入を効果的に防止することができる。この例では、第1弾性部材271の一端部は、空間SPの外側で第1リブ272と接触した状態で重なっている。第1弾性部材271の他端部は、空間SPの内側で第1リブ272と接触した状態で重なっている。
本実施の形態において、入射光学系部材280は、第1弾性部材271と接触する部分が平面である。こうすることで、第1弾性部材271を入射光学系部材280に隙間なく設けることができる。これにより、第1弾性部材を入射光学系部材280に確実に密着させることができる。ひいては、第1弾性部材271と入射光学系部材280との間の隙間からの埃の侵入をさらに効果的に防止することができる。この例では、入射光学系部材280は、シリンドリカルレンズ223であり、シリンドリカルレンズ223の上面が平面となっている。
なお、第1弾性部材271は、コリメータレンズ221及び/又はアパーチャ部材222及びfθレンズ241と第2筐体202との間に設けられていてもよい。また、第1弾性部材271は、光源211及びfθレンズ241と第2筐体202との間に設けられていてもよい。
(第3実施形態)
本実施の形態において、第1筐体201の底面201dには、第2リブ273が立設されている。防塵部材270は、第2リブ273をさらに含んでいる。第2リブ273は、fθレンズ241と入射光学系部材280との間に連設されている。こうすることで、fθレンズ241と入射光学系部材280との間の隙間を塞ぐことができる。これにより、fθレンズ241と入射光学系部材280との間からの埃の侵入を有効に回避することができる。
本実施の形態において、第2リブ273は、複数のリブ273a〜273aを交差させた交差リブを構成している。こうすることで、第2リブ273を構成する交差リブの中心部分で第1弾性部材271を載置させ易くすることができる。これにより、第1弾性部材271を第2リブ273に安定的に密着させることができる。
(第4実施形態)
本実施の形態において、第1筐体201の底面201dには、第3リブ274が立設されている。防塵部材270は、第3リブ274をさらに含んでいる。第3リブ274は、入射光学系部材280と外周側壁201eの外周内壁面201fとの間に連設されている。こうすることで、入射光学系部材280と外周側壁201eの外周内壁面201fとの間の隙間を塞ぐことができる。これにより、入射光学系部材280と外周側壁201eの外周内壁面201fとの間からの埃の侵入を有効に回避することができる。
入射光学系部材280、fθレンズ241、第1リブ272から第3リブ274は、第1弾性部材271の第2筐体202とは反対側の面と接触する部分が何れも同一又は略同一高さの平面である。こうすることで、第1弾性部材271を入射光学系部材280、fθレンズ241、第1リブ272から第3リブ274に同一又は略同一平面上に隙間なく設けることができる。これにより、第1弾性部材271を同一又は略同一平面に沿わせた状態で入射光学系部材280、fθレンズ241、第1リブ272から第3リブ274に確実に密着させることができる。ひいては、第1弾性部材271と入射光学系部材280、fθレンズ241、第1リブ272から第3リブ274との間の隙間からの埃の侵入をより一層効果的に防止することができる。
(第5実施形態)
図9は、図8に示す光走査装置200においてfθレンズ241を取り外した状態を右側面側の斜め上方から視た分解斜視図である。また、図10は、図8に示す光走査装置200においてfθレンズ241及び第2弾性部材275を取り外した状態を右側面側の斜め上方から視た分解斜視図である。
第1筐体201の底面201dのfθレンズ241に対応する箇所には、1又は複数(この例では2つ)の位置決め部201g,201gが部分的に設けられている。位置決め部201g,201gは、fθレンズ241の高さ方向(副走査方向Y)における位置を規定する。位置決め部201g,201gは、第1筐体201の底面201dから突出している。そうすると、fθレンズ241と第1筐体201の底面201dとの間の位置決め部201g,201gによる隙間から埃が侵入し易い。
この点、本実施の形態において、防塵部材270は、第2弾性部材275をさらに含んでいる。第2弾性部材275は、fθレンズ241と第1筐体201の底面201dとの間に設けられている。こうすることで、第2弾性部材275によりfθレンズ241と第1筐体201の底面201dとの間の隙間を塞ぐことができる。これにより、fθレンズ241と第1筐体201の底面201dとの間からの埃の侵入を効果的に防止することができる。
詳しくは、第1筐体201の底面201dには、第4リブ276が立設されている。第4リブ276は、fθレンズ241の偏向器230側の面に沿って延びている。第4リブ276は、高さが位置決め部201g,201gの高さよりも高くなっている。第2弾性部材275は、第4リブ276と位置決め部201g,201gとの間に設けられている。
第2弾性部材275は、fθレンズ241が第1筐体201から取り外されている状態では位置決め部201g,201gの高さ位置H2よりも突出している。また、第2弾性部材275は、fθレンズ241が第1筐体201に取り付けられている状態ではfθレンズ241と第1筐体201の底面201dとの間で弾性変形した状態で圧縮されている。こうすることで、第2弾性部材275をfθレンズ241と第1筐体201の底面201dとに隙間なく設けることができる。これにより、第2弾性部材275をfθレンズ241と第1筐体201の底面201dとに確実に密着させることができる。ひいては、fθレンズ241と第2弾性部材275との間の隙間、並びに、第2弾性部材275と第1筐体201の底面201dとの間の隙間からの埃の侵入をさらに効果的に防止することができる。第2弾性部材275の材料としては、第1弾性部材271の材料と同様の材料を用いることができる。しかも、第2弾性部材275と第4リブ276との防塵部材270の2重構造によりfθレンズ241と第1筐体201の底面201dとの間の隙間を有効に塞ぐことができる。これにより、fθレンズ241と第1筐体201の底面201dとの間からの埃の侵入を効果的に防止することができる。
(その他の実施の形態)
本実施の形態において、第1筐体201の開口201aには、ガラス等の透明板が設けられて開口201aを塞ぐようになっていてもよい。また、光源211と光源用開口201bとの間の隙間が塞がれていてもよい。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、かかる実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
100 画像形成装置
200 光走査装置
201 第1筐体
201a 開口
201b 光源用開口
201c ビーム検知用開口
201d 底面
201e 外周側壁
201f 外周内壁面
201g 位置決め部
202 第2筐体
210 光源部
211 光源
220 入射光学系
221 コリメータレンズ
222 アパーチャ部材
223 シリンドリカルレンズ
230 偏向器
231 ポリゴンミラー
231a 反射面
240 出射光学系
241 fθレンズ
250 検知部
251 ビーム検知用レンズ
252 ビーム検知部
260 基板
261 基板面
270 防塵部材
271 第1弾性部材
272 第1リブ
273 第2リブ
273a 複数のリブ
274 第3リブ
275 第2弾性部材
276 第4リブ
280 入射光学系部材
BM ビーム
F 被走査面
SP 空間
X 主走査方向
Y 副走査方向
α 走査領域

Claims (9)

  1. ビームを偏向走査する偏向器と、
    前記ビームの進行方向において前記偏向器よりも上流側の入射光学系を構成する入射光学系部材と、
    前記偏向器にて偏向走査されて被走査面に向かう前記ビームが通過するfθレンズと、
    前記偏向器、前記入射光学系部材及び前記fθレンズが設けられる第1筐体と、
    前記第1筐体の内部を塞ぐ第2筐体と、
    前記入射光学系部材、前記fθレンズ、前記第1筐体及び前記第2筐体で前記偏向器を囲む空間を防塵する防塵部材と
    を備えていることを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記防塵部材は、前記入射光学系部材及び前記fθレンズと前記第2筐体との間に設けられた第1弾性部材を含むことを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項2に記載の光走査装置であって、
    前記第1筐体の外周部には、外周側壁が設けられ、
    前記防塵部材は、前記外周側壁の外周内壁面に設けられ、前記第1筐体の底面に立設した第1リブをさらに含み、前記第1弾性部材は、前記空間の内側及び/又は外側で前記第1リブと重なることを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の光走査装置であって、
    前記入射光学系部材は、前記第1弾性部材と接触する部分が平面であることを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項2から請求項4までの何れか1つに記載の光走査装置であって、
    前記防塵部材は、前記第1筐体の底面に立設され、前記fθレンズと前記入射光学系部材との間に連設される第2リブをさらに含むことを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項5に記載の光走査装置であって、
    前記第2リブは、複数のリブを交差させた交差リブを構成していることを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項2から請求項5までの何れか1つに記載の光走査装置であって、
    前記第1筐体の外周部には、外周側壁が設けられ、
    前記防塵部材は、前記第1筐体の底面に立設されて前記入射光学系部材と前記第1筐体の前記外周側壁の外周内壁面との間に連設される第3リブをさらに含むことを特徴とする光走査装置。
  8. 請求項1から請求項7までの何れか1つに記載の光走査装置であって、
    前記防塵部材は、前記fθレンズと前記第1筐体の底面との間に設けられた第2弾性部材をさらに含むことを特徴とする光走査装置。
  9. 請求項1から請求項8までの何れか1つに記載の光走査装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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