JP2019128435A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印字率に応じて動作モードを切り替えることにより、ユーザーの利便性の低下を抑制することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、装着部51、制御部10、及び画像形成部6を備える。制御部10は、装着部51に装着される装着部品が第1交換部品及び第2交換部品のいずれかを判定する。画像形成部6は、第1交換部品又は第2交換部品を使用してシートに画像を形成する。制御部10は、第2交換部品が装着されている場合は、シートに形成される画像の印字率が閾値以上であるか否かを判定する。制御部10は、印字率が閾値以上であると判定すると、印刷速度を減速させる速度調整処理を実行する。印刷速度は、画像形成部6によってシートに画像が形成される速度を示す。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、トナーカートリッジのような現像剤収容部を使用して画像を形成する画像形成装置が開示されている。詳しくは、特許文献1に開示の画像形成装置は、現像剤保持部と、画像形成部と、現像剤収容部と、判定部と、モード切り替え部と、算出部とを備える。現像剤収容部は、現像剤保持部に現像剤を供給する。画像形成部は、現像剤保持部に保持された現像剤により媒体に現像剤像を形成する。判定部は、現像剤収容部が純正品であるか否かを判定する。算出部は、画像形成部で現像剤像の形成に使用される現像剤量を算出する。モード切替部は、判定部の判定結果に基づいて動作モードを純正品モード及び非純正品モードのいずれかに切り替える。詳しくは、モード切替部は、判定部が非純正品の現像剤収容部が装着されたと判定すると、動作モードを非純正品モードに切り替える。一方、モード切替部は、純正品の現像剤収容部が装着されたと判定すると、現像剤使用量が現像剤保持部の容量を超えるまで、非純正品モードを継続し、現像剤使用量が現像剤保持部の容量を超えると、動作モードを純正品モードに切り替える。
特開2017−146567号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、現像剤収容部が純正品であるか非純正品であるかに応じて動作モードを切り替えるのみで、原稿の印字率に関わらず同じ処理を行う。このため、例えば、原稿の印字率が低い場合など原稿の印字率によっては画質低下の抑制効果が少ない場合がある。動作モードを切り替えるためには、画像形成装置のパラメーターを変更する必要があり、時間を要する場合がある。したがって、画質低下の抑制効果が少ない場合に動作モードが切り替わると、ユーザーの利便性が低下する虞がある。
本発明は、上記課題に鑑み、原稿の印字率に応じて動作モードを切り替えることにより、ユーザーの利便性が低下することを抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、装着部と、制御部と、画像形成部とを備える。前記装着部には、交換可能な装着部品が装着される。前記制御部は、前記装着部品が第1交換部品及び前記第1交換部品とは異なる第2交換部品のいずれであるかを判定する。前記画像形成部は、前記第1交換部品又は前記第2交換部品を使用して、シートに画像を形成する。前記制御部は、前記装着部に前記第2交換部品が装着されていると判定した場合において、前記シートに形成される画像の印字率が閾値以上であるか否かを判定する。前記制御部は、前記印字率が前記閾値以上であると判定すると、速度調整処理を実行する。前記速度調整処理は印刷速度を減速させる処理を示す。前記印刷速度は、前記画像形成部によって前記シートに画像が形成される速度を示す。
本発明によれば、印字率に応じて動作モードを切り替えることにより、ユーザーの利便性の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る第1通知画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る第2通知画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る装着部品判定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る印刷処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る閾値設定を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る画像形成装置の実施形態について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置100の構成を示す図である。本実施形態において、画像形成装置100は、複合機である。
画像形成装置100は、筐体1、操作部2、給紙部3、搬送部4、補給部5、画像形成部6、及び排出部7を備える。給紙部3、搬送部4、補給部5、画像形成部6、及び排出部7は、筐体1の内部に収容される。本実施形態に係る画像形成装置100は、モノクロ方式により画像を形成する。
操作部2は、画像形成装置100に対するユーザーからの指示を受け付ける。操作部2は、ユーザーからの指示を受け付けると、ユーザーからの指示を示す信号を出力する。
操作部2は、タッチパネル21及び複数の操作キー22を含む。タッチパネル21は、ディスプレー及びタッチセンサーを含む。
ディスプレーは、各種画面を表示する。各種画面は、待ち受け画面及びサービス画面を含む。待ち受け画面は、例えば、各種処理の実行を指示するためのメニューボタンを含む。サービス画面は、例えば、画像形成装置100の設定を変更するための画面である。ディスプレーは、例えば、液晶ディスプレー又は有機ELディスプレー(Organic Electro Luminescence Display)である。
タッチセンサーは、被検知体によるタッチを検知する。タッチセンサーは、被検知体によるタッチを検知した位置を示す検知信号を出力する。被検知体は、例えば、ユーザーの手指である。タッチセンサーは、例えば、抵抗膜方式のタッチセンサーである。
複数の操作キー22は、例えば、テンキー、スタートキー、及びキャンセルキーを含む。
給紙部3は、複数のシートSを収容し、収容された複数のシートSを一枚ずつ給紙する。
搬送部4は、給紙されたシートSを排出部7まで搬送する。
補給部5は、画像形成部6へ消耗品を補給する。本実施形態において、消耗品は、トナーである。
補給部5は、開閉検知スイッチ、装着部51、部品検知スイッチ52、及び部品情報読取部53を備える。
開閉検知スイッチは、筐体1が備えるカバー部材の開閉を検知する。開閉検知スイッチは、カバー部材が閉じると、カバー部材が閉じたことを示す信号を出力する。カバー部材は、閉じた状態において筐体1の壁部の一部を構成する。一方、カバー部材が開いた状態になると、装着部51が露出する。ユーザーは、カバー部材を開いた状態にすることにより、装着部品Cを交換することができる。
装着部51には、装着部品Cが装着自在に装着される。装着部品Cは、消耗品を収容する。本実施形態において、装着部品Cは、トナーカートリッジである。
装着部品Cは、画像形成装置100の専用品と、画像形成装置100の専用品以外の交換部品とを含む。画像形成装置100の専用品は、第1交換部品の一例である。また、画像形成装置100の専用品以外の交換部品は、第2交換部品の一例である。専用品と専用品以外の交換部品とは、例えば、収容するトナーの特性が互いに異なる。
装着部品Cは、記憶素子CMを備える。記憶素子CMは、例えば、RF(Radio Frequency Identification)タグのような非接触タグ(電子タグ)である。記憶素子CMは、装着部品Cに関する情報を記憶する。以下、装着部品Cに関する情報を「装着部品情報」と記載する。装着部品情報は、製造元を示す製造元情報、型式番号を示す型式番号情報、及びトナーカートリッジのシリアル番号を示すシリアル情報を含む。
部品検知スイッチ52は、装着部51に装着部品Cが装着されていることを検知する。
部品情報読取部53は、装着部品情報を記憶素子CMから読み取り、装着部品情報を示す信号を出力する。以下、装着部品情報を記憶素子CMから読み取る処理を「部品情報読取処理」と記載する。部品情報読取部53は、例えば、RFリーダーのような近距離無線通信機である。
画像形成部6は、画像形成処理(印刷)を実行する。詳しくは、画像形成部6は、消耗品を使用してシートSに画像(トナー像)を形成する。本実施形態において、画像形成部6は、露光装置61、帯電装置62、感光体ドラム63、現像装置64、クリーニング装置65、転写装置66、及び定着装置67を備え、電子写真方式によって画像を形成する。
排出部7は、トナー像が定着したシートSを、シート排出口を介して筐体1の内部から排出トレイへ排出する。
続いて、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100の構成について更に説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置100の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置100は、通信部8、記憶部9、及び制御部10を更に備える。
通信部8は、同じ通信方式(プロトコル)を利用する通信機が搭載された電子機器との間で通信が可能である。本実施形態において、通信部8は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク網Nを介して第1外部装置E1及び第2外部装置E2と通信する。通信部8は、例えば、LANボードのような通信モジュール(通信機器)である。
第1外部装置E1は、ユーザーが使用する装置であり、具体的には、パーソナルコンピューター、又はタブレット端末装置である。本実施形態において、ユーザーは、第1外部装置E1を操作することによって、画像形成装置100に対して印刷ジョブの実行の要求を送信する。以下、印刷ジョブの実行の要求を「印刷ジョブ要求」と記載する。また、ユーザーは、印刷ジョブの実行を要求する際に、印刷条件を指定する。印刷条件は、印刷ジョブによって印刷される予定の部数(予定部数)及び印刷ジョブによって印刷される予定の枚数(予定枚数)を含む。印刷条件を示す情報は、印刷ジョブ要求と共に通信部8へ送信される。制御部10は、通信部8が印刷ジョブ要求を受信すると画像形成装置100の各部の動作を制御して印刷ジョブを実行する。
第2外部装置E2は、例えば、サービスマンが使用する装置であり、具体的には、パーソナルコンピューター、又はタブレット端末装置である。
記憶部9は、各種のデータを記憶する。記憶部9は、ストレージデバイス及び半導体メモリーによって構成される。ストレージデバイスは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)によって構成される。半導体メモリーは、例えば、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を構成する。記憶部9は、制御プログラムを記憶する。
本実施形態において、記憶部9は、部品情報を記憶する。部品情報は、例えば、専用品の製造元情報、及び型式番号情報を含む。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーによって構成される。また、制御部10は、画像形成処理用の集積回路を備える。画像形成処理用の集積回路は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって構成される。制御部10は、制御プログラムを実行することにより、画像形成装置100の各部の動作を制御する。
本実施形態において、制御部10は、装着部品判定処理、ジョブ受付処理、印字率算出処理、印字率判定処理、及び速度調整処理を実行する。
装着部品判定処理は、装着部品Cが専用品であるか否かを判定する処理である。装着部品判定処理は、画像形成装置100の電源起動時、又は、補給部カバーが閉じたことを示す信号を補給部5から受信すると開始される。詳しくは、制御部10は、画像形成装置100の電源起動時、又は、補給部カバーが閉じたことを示す信号を補給部5から受信すると、部品情報読取処理を部品情報読取部53に実行させて装着部品情報を取得する。制御部10は、取得した装着部品情報と、記憶部9に記憶された部品情報とが一致するか否かによって、装着部品Cが専用品であるか否かを判定する。制御部10は、装着部品Cが専用品であると判定すると、専用フラグをオフ状態からオン状態へ遷移させる。あるいは、専用フラグをオン状態のまま維持させる。一方、制御部10は、装着部品Cが専用品以外の交換部品であると判定すると、専用フラグをオン状態からオフ状態に遷移させる。あるいは、専用フラグをオフ状態のまま維持する。専用フラグを示すデータは、記憶部9に記憶される。
制御部10が実行するジョブ受付処理においては、ユーザーからの指示に基づいて、印刷ジョブを受け付ける。本実施形態において、印刷ジョブは、例えば操作部2を使用するユーザーからの複写(コピー)指示、及び通信部8経由でユーザーが使用する第1外部装置E1からの印刷(プリント)指示のことである。
制御部10は、装着部品Cが専用品以外の交換部品であると判定した場合において、印刷ジョブを受け付けると、印字率算出処理を実行する。印字率算出処理は、印刷ジョブの印字率DEを算出する処理を示す。印字率DEとは、シートSの画像形成面の面積ステップS2に対するシートSに形成される画像(画素)の総面積S1(総画素の面積)の比率(S1/S2)のことである。なお、シートSの画像形成面は、シートSが有する2つの主面(画像形成部6によって画像が形成される面)のうちの一方の面を示す。
印字率判定処理は、印字率DEが閾値印字率DES以上であるか否かを判定する処理を示す。制御部10は印字率判定処理の結果に基づいて、速度調整処理を実行する。詳しくは、制御部10は、印字率判定処理の結果、印字率DEが閾値印字率DES以上であると判定すると、速度調整処理を実行する。速度調整処理は、画像形成部6によってシートSに画像が形成される印刷速度を減速させる処理を示す。本実施形態において、制御部10は、例えば、「40ppm」から「20ppm」へ印刷速度を減速させる。なお、40ppmは、1分間に40枚のシートSに対して画像形成処理が実行されることを示す。
また、制御部10は、速度調整処理によって、シートSに画像が形成される速度を減速させることにより、画像形成部6の画像形成処理に関するパラメーターを調整して、印刷品質の低下を抑制する。画像形成処理に関するパラメーターは、例えば、定着装置67が備える加圧部材の温度である。
一般的に、印字率が高いほどトナーの特性の違いによる印刷品質の変化が顕著になる。本実施形態によれば、制御部10は、装着部品Cが専用品以外の交換部品であると判定した場合において、印刷ジョブを受け付けると、印字率算出処理、及び印字率判定処理を実行する。制御部10は、印字率判定処理において、印字率DEが閾値印字率DES以上であると判定すると、速度調整処理を実行する。換言すると、制御部10は、ユーザーが所望する印刷原稿の印字率が高い場合、速度調整処理を実行し、印刷速度を減速させて、パラメーターを調整する。したがって、本実施形態によれば、専用品以外の装着部品Cが使用された場合であっても印刷画質(例、印字率の高い印刷データ)の印刷品質の低下を抑制することができる。
また、制御部10は、印字率判定処理において、印字率DEが閾値印字率DES以上であると判定すると、第1通知画面G1をタッチパネル21に表示させる。
次に、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る第1通知画面G1について説明する。図3は、本実施形態に係る第1通知画面G1の一例を示す図である。
図3に示すように、操作部2のタッチパネル21に表示される第1通知画面G1は、第1メッセージM1及び了解ボタンB1を含む。第1メッセージM1は、「装着部品Cが専用品以外の交換部品である」、「専用品以外の交換部品を使用しているため印刷速度が減速する」、及び「専用品の使用を推奨する」旨をユーザーに示すメッセージを含む。ユーザーが了解ボタンB1をタッチすると、タッチパネル21は、了解ボタンB1が表示された位置での被検知体の押下を検知して検知信号を制御部10へ送信する。制御部10は、検知信号に基づいて、了解ボタンB1が押下されたことを検知する。制御部10は、了解ボタンB1の押下を検知すると、第1通知画面G1の表示を終了させる。制御部10は、第1通知画面G1の表示を終了させると、第2通知情報をユーザーに通知する。本実施形態において、制御部10は、タッチパネル21のディスプレーに第2通知画面G2を表示させることにより、ユーザーに第2通知情報を通知する。第2通知情報は、画像形成装置100が実行可能状態であることを示す。
続いて、図1〜図4を参照して、本実施形態に係る第2通知画面G2について説明する。図4は、本実施形態に係る第2通知画面G2の一例を示す図である。
図4に示すように、第2通知画面G2は、第2メッセージM2及び了解ボタンB2を含む。第2メッセージM2は、「印刷が可能である」旨を示すメッセージを含む。ユーザーが了解ボタンB2をタッチすると、タッチパネル21は、了解ボタンB2が表示された位置での被検知体の押下を検知して検知信号を制御部10へ送信する。制御部10は、検知信号に基づいて、了解ボタンB2が押下されたことを検知する。制御部10は、了解ボタンB2の押下を検知すると、第2通知画面G2の表示を終了させて、タッチパネル21に待ち受け画面を表示させる。
続いて、図1〜図5を参照して、本実施形態に係る装着部品判定処理について図中Sで表すステップにしたがって説明する。図5は、本実施形態に係る装着部品判定処理を示すフローチャートである。装着部品判定処理は、例えば、画像形成装置100の電源起動時に開始される。あるいは、装着部品判定処理は、補給部カバーが閉じたことを示す信号を補給部5から受信すると開始される。
ステップS202:制御部10は、装着部品情報を取得する。詳しくは、制御部10は、部品情報読取処理を部品情報読取部53に実行させて装着部品情報を取得する。
ステップS204:制御部10は、装着部品Cが専用品であるか否かを判定する。詳しくは、制御部10は、取得した装着部品情報と、記憶部9に記憶された部品情報とが一致するか否かによって装着部品Cが専用品であるか否かを判定する。制御部10は、装着部品Cが専用品であると判定すると(ステップS204でYes)、処理をステップS206へ移行し、専用品でないと判定すると(ステップS204でNo)、処理をステップS208へ移行する。
ステップS206:専用フラグをオン状態にして、装着部品判定処理を終了する。
ステップS208:専用フラグをオフ状態にして、装着部品判定処理を終了する。
続いて、図6を参照して、本実施形態に係る印刷処理について図中Sで表すステップにしたがって説明する。図6は、本実施形態に係る印刷処理を示すフローチャートである。
ステップS302:ユーザーからの指示に基づいて、制御部10は印刷ジョブを受け付ける。印刷ジョブは、例えば、第1外部装置E1から印刷データを通信部8が受信することにより受け付けられる。
ステップS304:制御部10は、専用フラグがオフ状態か否かを判定し、専用フラグがオフ状態であると判定すると(ステップS304でYes)、処理をステップS306へ移行し、専用フラグがオフ状態ではないと判定すると(ステップS304でNo)、処理をステップS312へ移行する。
ステップS306:制御部10は、印字率算出処理を実行する。詳しくは、制御部10は、受信した印刷ジョブに含まれる印刷データの印字率DEを印字率算出処理を実行して算出する。
ステップS308:制御部10は、印字率判定処理を実行する。詳しくは、制御部10は、印字率DEが閾値印字率DES以上であるか否かを判定する。制御部10は、印字率DEが閾値印字率DES以上であると判定すると(ステップS308でYes)、第1通知画面G1をタッチパネル21に表示させて、処理をステップS310へ移行する。制御部10は、印字率DEが閾値印字率DES以上ではない(閾値印字率DES未満)であると判定すると(ステップS308でNo)、処理をステップS312へ移行する。
ステップS310:制御部10は、速度調整処理を実行する。詳しくは、制御部10は、印刷速度を減速させる。また、制御部10は、シートSが給紙部3(図1参照)から画像形成部6まで移動するまでの時間を利用して、印刷用のパラメーター(例、定着温度、現像装置に関するパラメーター)を通常印刷時の設定値から変更する。換言すると、制御部10は、印刷速度を減速させることにより、印刷に関する複数のパラメーターを調整する時間を確保する。
ステップS312:制御部10は、調整したパラメーターに基づく画像形成処理を画像形成部6に実行させて、印刷処理を終了する。この結果、調整されたパラメーターに基づいて形成されたシートS(印刷原稿)が印刷される。
続いて、図7を参照して、本実施形態に係る閾値設定画面TGについて説明する。閾値設定画面TGは、閾値印字率DESを設定するための画面である。
図7に示すように閾値設定画面TGは、閾値表示欄70、閾値調整ボタン71、及びエンドボタン72を含む。
閾値表示欄70には、閾値印字率DESを示す値が表示される。閾値調整ボタン71は、閾値表示欄70に表示される閾値印字率DESを示す値を調整するためのボタンである。閾値調整ボタン71は、「+」ボタン及び「−」ボタンを含む。ユーザーが「+」ボタンをタッチすると、閾値表示欄70に表示される閾値印字率DESを示す値が増加する。図7に示す例では、「+」ボタンが1回タッチされる度に、閾値表示欄70に表示される閾値印字率DESの値が「1」増加する。
ユーザーが「−」ボタンをタッチすると、閾値表示欄70に表示される閾値印字率DESを示す値が減少する。図7に示す例では、「−」ボタンが1回タッチされる度に、閾値表示欄70に表示される閾値印字率DESの値が「1」減少する。
ユーザーは、エンドボタン72をタッチすることにより、閾値設定画面TGの表示を終了させることができる。
閾値設定画面TGは、例えば、サービス画面において表示させることができる。サービス画面は、パスワードが入力されることにより、タッチパネル21に表示される。本実施形態において、パスワードは、サービスマンのみが知っている。サービスマンのみがパスワードを知っていることにより、ユーザーによって閾値表示欄70が変更されることを抑制することができる。この結果、印刷品質の低下を抑制することができる。
なお、サービスマンは、図2を参照して説明した第2外部装置E2において、閾値印字率DESを変更してもよい。これにより、サービスマンは遠隔地から閾値印字率DESを変更することができる。
以上、本実施形態について説明した。本実施形態によれば、印字率DEに応じて動作モードを切り替えることにより、ユーザーの利便性の低下を抑制することができる。
なお、制御部10は、速度調整処理を実行する前に印字率調整処理を実行してもよい。印字率調整処理は、印刷データに含まれる文字の太さを調整することにより、印字率DEを閾値印字率DESに近づける処理を示す。具体的には、制御部10は、印字率DEが閾値印字率DES以上の場合、印刷データに含まれる文字等を細くする。一方、制御部10は、印字率DEが閾値印字率DES以上でない場合、印刷する文字を太くする。
また、本実施形態において、制御部10は、専用品以外の交換部品を使用しているため印刷速度が減速する旨をユーザーに通知した(図3参照)。しかしながら制御部10は、ネットワーク網N(図2参照)を介して接続する他の画像形成装置を使用する旨をユーザーに通知してもよい。他の画像形成装置は、専用品の交換部品の使用が可能な画像形成装置である。あるいは、他の画像形成装置は、印刷速度が画像形成装置100よりも速い画像形成装置であってもよい。
なお、ネットワーク網Nを介して接続する他の画像形成装置の使用の通知は、例えば、印刷ジョブに印字データが特別なデータ(例、直近の会議で使用する会議資料)であることを示す情報が含まれる場合にのみネットワーク網Nに接続する第1交換部品が使用可能な他の複合機やプリンターの使用を通知してもよい。なお、ユーザーは、印字データが特別なデータであることを示す情報を、例えば、複数の操作キー22の該当ボタンを押下することによって、印刷ジョブに含めることができる。
なお、本実施形態において、画像形成装置100が複合機である場合を例に説明したが、画像形成装置100は、例えば、コピー機又はプリンターであってもよい。
以上、本発明の実施形態について、図面(図1〜図7)を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態で示す構成や数値は、一例であって特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、本発明の実施形態では、モノクロ方式の画像形成装置100に本発明が適用される場合を例に説明したが、本発明は、例えば、カラー方式の画像形成装置にも適用可能である。
また、本発明の実施形態では、電子写真方式の画像形成装置100に本発明が適用される場合を例に説明したが、本発明は、例えば、インクジェット方式の画像形成装置にも適用可能である。この場合、交換部品は、インクカートリッジである。
本発明は、部品の交換を要する画像形成装置の分野に有用である。
2 操作部
6 画像形成部
10 制御部
51 装着部
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. 交換可能な装着部品が装着される装着部と、
    前記装着部品が第1交換部品及び前記第1交換部品とは異なる第2交換部品のいずれであるかを判定する制御部と、
    前記第1交換部品又は前記第2交換部品を使用して、シートに画像を形成する画像形成部と
    を備えた画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記装着部に前記第2交換部品が装着されていると判定した場合において、前記シートに形成される画像の印字率が閾値以上であるか否かを判定し、前記印字率が前記閾値以上であると判定すると、速度調整処理を実行し、
    前記速度調整処理は印刷速度を減速させる処理を示し、前記印刷速度は、前記画像形成部によって前記シートに画像が形成される速度を示す、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記印字率が前記閾値以上であると判定した場合において、前記速度調整処理を実行することにより、前記画像形成部が実行する画像形成処理に関する複数のパラメーターを調整する時間を確保する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、所定情報をユーザーに通知し、前記所定情報は前記装着部品が前記第2交換部品であるために前記印刷速度が減速することを示す、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記閾値は、サービスマンが変更する、請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記サービスマンが使用する外部装置と通信する通信部を更に備える、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記印字率が前記閾値以上又は前記閾値未満であると判定した場合において、前記印字率を前記閾値に近づける処理を行う、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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