JP2019128394A - 画像投射装置、画像投射方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素ずらし機能を有する画像投射装置において、画像の画素単位での位置合わせを容易に行うことを課題とする。【解決手段】開示の技術の一態様に係る画像投射装置は、光源と、前記光源から照射される光を用いて画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段によって形成される画像を拡大して投射する投射光学系と、前記投射光学系による投射画像において各画素を往復移動させる画素ずらし手段と、を有する画像投射装置であって、入力信号に基づいて前記投射画像の位置合わせを行う位置合わせ手段と、前記位置合わせの開始を検知する位置合わせ開始検知手段と、を有し、前記画素ずらし手段は、前記位置合わせの開始が検知された場合に、前記往復移動を停止させることを特徴とする。【選択図】図21

Description

本発明は、画像投射装置、画像投射方法に関する。
パソコンやデジタルカメラ等から送信される画像データに基づいて、光源から照射される光を用いて画像生成部が画像を生成し、生成された画像を、複数のレンズ等を含む光学系を通してスクリーン等に画像を投射する画像投射装置が知られている。画像生成部としては、例えば液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイスDMD(Digital Micromirror Device)等が用いられている。
このような画像投射装置において、複数の画像投射装置を使って、複数の画面を縦横に並べることで大画面を実現するマルチ投射や、複数の画面を重ね合わせることで高輝度を実現するスタック投射が提案されている。
一方で、画像光の光路やDMD等を機械的に動かして擬似的に解像度を向上させる画素ずらし機能が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、マルチ投射やスタック投射では、複数の画像投射装置による画像がそれぞれスクリーン等の所定の位置に投射されるように、各画像の画素単位での位置合わせが行われる。しかし、画素ずらし機能を有する画像投射装置でマルチ投射やスタック投射を行う場合、画素が絶えず往復移動しているため、各画像の画素単位での位置合わせが難しくなる場合があった。上記の特許文献1に記載の技術では、単に投射画像のフォーカス等の調整が行われているだけで、複数の画像の画素単位での位置合わせは開示されておらず、この問題は解決されていない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、画素ずらし機能を有する画像投射装置において、画像の画素単位での位置合わせを容易に行うことを課題とする。
開示の技術の一態様に係る画像投射装置は、光源と、前記光源から照射される光を用いて画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段によって形成される画像を拡大して投射する投射光学系と、前記投射光学系による投射画像において各画素を往復移動させる画素ずらし手段と、を有する画像投射装置であって、入力信号に基づいて前記投射画像の位置合わせを行う位置合わせ手段と、前記位置合わせの開始を検知する位置合わせ開始検知手段と、を有し、前記画素ずらし手段は、前記位置合わせの開始が検知された場合に、前記往復移動を停止させることを特徴とする。
開示の技術によれば、画素ずらし機能を有する画像投射装置において、画像の画素単位での位置合わせを容易に行うことができる。
第1の実施形態における画像投射装置を例示する図である。 第1の実施形態における画像投射装置の機能構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態における画像投射装置の光学エンジンを例示する斜視図である。 第1の実施形態における照明光学系ユニットを例示する図である。 第1の実施形態における投射光学系ユニットの内部構成を例示する図である。 第1の実施形態における画像表示ユニットを例示する斜視図である。 第1の実施形態における画像表示ユニットを例示する側面図である。 第1の実施形態における固定ユニットを例示する斜視図である。 第1の実施形態における固定ユニットを例示する分解斜視図である。 第1の実施形態における固定ユニットによる可動プレートの支持構造について説明する図である。 第1の実施形態における固定ユニットによる可動プレートの支持構造について説明する部分拡大図である。 第1の実施形態におけるトップカバーを例示する底面図である。 第1の実施形態における可動ユニットを例示する斜視図である。 第1の実施形態における可動ユニットを例示する分解斜視図である。 第1の実施形態における可動プレートを例示する斜視図である。 第1の実施形態における可動プレートが外された可動ユニットを例示する斜視図である。 第1の実施形態における可動ユニットのDMD保持構造について説明する図である。 画素ずらし機能による解像度の向上を説明する図である。 2台のプロジェクタを用いたマルチ投射について説明する図である。 2台のプロジェクタを用いたスタック投射について説明する図である。 第1の実施形態における位置合わせ処理を示すシーケンス図である。 第1の実施形態における位置合わせ処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における位置合わせ用パターンを説明する図である。 第2の実施形態における位置合わせ処理を示すシーケンス図である。 第2の実施形態における位置合わせ処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における位置合わせ用パターンを重ねた投射画像を説明する図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(画像投射装置の構成)
図1は、本実施形態におけるプロジェクタ1を例示する図である。
プロジェクタ1は、画像投射装置の一例であり、出射窓3、外部I/F9を有し、投射画像を生成する光学エンジンが内部に設けられている。プロジェクタ1は、例えば外部I/F9に接続されるパソコンやデジタルカメラから画像データが送信されると、光学エンジンが送信された画像データに基づいて投射画像を生成し、図1に示されるように出射窓3からスクリーンSに画像を投射する。
なお、以下に示す図面において、X1X2方向はプロジェクタ1の幅方向、Y1Y2方向はプロジェクタ1の奥行き方向、Z1Z2方向はプロジェクタ1の高さ方向である。また、以下では、プロジェクタ1の出射窓3側を上、出射窓3とは反対側を下として説明する場合がある。
図2は、本実施形態におけるプロジェクタ1の機能構成を例示するブロック図である。
図2に示されるように、プロジェクタ1は、電源4と、メインスイッチSW5と、操作部7と、外部I/F9と、システムコントロール部10と、ファン20と、光学エンジン15と、リモコン受信部101とを有している。
電源4は、商用電源に接続され、プロジェクタ1の内部回路用に電圧及び周波数を変換して、システムコントロール部10、ファン20、光学エンジン15等に給電する。
メインスイッチSW5は、ユーザによるプロジェクタ1のON/OFF操作に用いられる。電源4が電源コード等を介して商用電源に接続された状態で、メインスイッチSW5がONに操作されると、電源4がプロジェクタ1の各部への給電を開始し、メインスイッチSW5がOFFに操作されると、電源4がプロジェクタ1の各部への給電を停止する。
操作部7は、ユーザによる各種操作を受け付けるボタン等であり、例えばプロジェクタ1の上面に設けられている。操作部7は、例えば投射画像の大きさ、色調、ピント調整等のユーザによる操作を受け付ける。操作部7が受け付けたユーザ操作は、システムコントロール部10に送られる。
リモコン受信部101は、リモコン102からの遠隔操作を受け付ける。ユーザは、操作部7だけでなく、リモコン102からもプロジェクタの各種操作を行うことができる。リモコン受信部101が受け付けたユーザ操作は、システムコントロール部10に送られる。
外部I/F9は、例えばパソコン、デジタルカメラ等に接続される接続端子を有し、接続された機器から送信される画像データをシステムコントロール部10に出力する。
システムコントロール部10は、画像制御部11と、移動制御部12と、位置合わせ開始検知部103と、位置合わせ終了検知部104とを有している。
システムコントロール部10は、例えばCPU(中央処理ユニット;Central Processing Unit),ROM(リードオンリーメモリ;Read Only Memory)、RAM(ランダムアクセスメモリ;Random Access Memory)等を含み、CPUがRAMと協働してROMに記憶されているプログラムを実行することで、各部の機能が実現される。
画像制御部11は、外部I/F9から入力される画像データに基づいて光学エンジン15の画像表示ユニット50に設けられているデジタルマイクロミラーデバイスDMD(Digital Micromirror Device(以下、単に「DMD」という))551を制御し、スクリーンSに投射する画像を生成する。画像制御部11とDMD551は、「画像生成手段」の一例である。
移動制御部12は、画像表示ユニット50において移動可能に設けられている可動ユニット55を移動させ、可動ユニット55に設けられているDMD551の位置を制御する。また移動制御部12は、DMD551を構成する画素の半画素分だけ可動ユニット55を往復移動させる制御を行うことで、後述する画素ずらし機能を実現する。移動制御部12と可動ユニット55は、「画素ずらし手段」の一例である。
また移動制御部12は、操作部7からの入力信号や、リモコン受信部101を介したリモコン102からの入力信号等に基づき、可動ユニット55を移動させる制御を行うことで、投射画像の位置合わせを行う。操作部7からの入力信号や、リモコン受信部101を介したリモコン102からの入力信号は、「入力信号」の一例であり、移動制御部12と可動ユニット55は、「入力信号に基づいて投射画像の位置合わせを行う位置合わせ手段」の一例である。さらにリモコン102は、「遠隔操作手段」の一例である。
位置合わせ開始検知部103は、投射画像の位置合わせが開始されたことを検知し、画像制御部11、又は移動制御部12にその旨を通知する。位置合わせ開始検知部103は、「位置合わせ開始検知手段」の一例である。
位置合わせ終了検知部104は、投射画像の位置合わせが終了したことを検知し、画像制御部11、又は移動制御部12にその旨を通知する。位置合わせ終了検知部104は、「位置合わせ終了検知手段」の一例である。
ファン20は、システムコントロール部10に制御されて回転し、光学エンジン15の光源30を冷却する。
光学エンジン15は、光源30、照明光学系ユニット40、画像表示ユニット50、投射光学系ユニット60を有し、システムコントロール部10に制御されてスクリーンSに画像を投射する。
光源30は、例えば水銀高圧ランプ、キセノンランプ、LED等であり、システムコントロール部10により制御され、照明光学系ユニット40に光を照射する。
照明光学系ユニット40は、例えばカラーホイール、ライトトンネル、リレーレンズ等を有し、光源30から照射された光を画像表示ユニット50に設けられているDMD551に導く。
画像表示ユニット50は、固定支持されている固定ユニット51、固定ユニット51に対して移動可能に設けられている可動ユニット55を有する。可動ユニット55は、DMD551を有し、システムコントロール部10の移動制御部12によって固定ユニット51に対する位置が制御される。DMD551は、画像生成手段の一例であり、システムコントロール部10の画像制御部11により制御され、照明光学系ユニット40によって導かれた光を変調して投射画像を生成する。
投射光学系ユニット60は、例えば複数の投射レンズ、ミラー等を有し、画像表示ユニット50のDMD551によって生成される画像を拡大してスクリーンSに投射する。
<光学エンジンの構成>
次に、プロジェクタ1の光学エンジン15の各部の構成について説明する。
図3は、本実施形態における光学エンジン15を例示する斜視図である。光学エンジン15は、図3に示されるように、光源30、照明光学系ユニット40、画像表示ユニット50、投射光学系ユニット60を有し、プロジェクタ1の内部に設けられている。
光源30は、照明光学系ユニット40の側面に設けられ、X2方向に光を照射する。照明光学系ユニット40は、光源30から照射された光を、下部に設けられている画像表示ユニット50に導く。画像表示ユニット50は、照明光学系ユニット40によって導かれた光を用いて投射画像を生成する。投射光学系ユニット60は、照明光学系ユニット40の上部に設けられ、画像表示ユニット50によって生成された投射画像をプロジェクタ1の外部に投射する。
なお、本実施形態に係る光学エンジン15は、光源30から照射される光を用いて上方に画像を投射するように構成されているが、水平方向に画像を投射するような構成であってもよい。
[照明光学系ユニット]
図4は、本実施形態における照明光学系ユニット40を例示する図である。
図4に示されるように、照明光学系ユニット40は、カラーホイール401、ライトトンネル402、リレーレンズ403,404、シリンダミラー405、凹面ミラー406を有する。
カラーホイール401は、例えば周方向の異なる部分にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色のフィルタが設けられている円盤である。カラーホイール401は、高速回転することで、光源30から照射される光を、RGB各色に時分割する。
ライトトンネル402は、例えば板ガラス等の貼り合わせによって四角筒状に形成されている。ライトトンネル402は、カラーホイール401を透過したRGB各色の光を、内面で多重反射することで輝度分布を均一化してリレーレンズ403,404に導く。
リレーレンズ403,404は、ライトトンネル402から出射された光の軸上色収差を補正しつつ集光する。
シリンダミラー405及び凹面ミラー406は、リレーレンズ403,404から出射された光を、画像表示ユニット50に設けられているDMD551に反射する。DMD551は、凹面ミラー406からの反射光を変調して投射画像を生成する。
[投射光学系ユニット]
図5は、本実施形態における投射光学系ユニット60の内部構成を例示する図である。
図5に示されるように、投射光学系ユニット60は、投射レンズ601、折り返しミラー602、曲面ミラー603がケースの内部に設けられている。
投射レンズ601は、複数のレンズを有し、画像表示ユニット50のDMD551によって生成された投射画像を、折り返しミラー602に結像させる。折り返しミラー602及び曲面ミラー603は、結像された投射画像を拡大するように反射して、プロジェクタ1の外部のスクリーンS等に投射する。
[画像表示ユニット]
図6は、本実施形態における画像表示ユニット50を例示する斜視図である。また、図7は、本実施形態における画像表示ユニット50を例示する側面図である。
図6及び図7に示されるように、画像表示ユニット50は、固定支持されている固定ユニット51、固定ユニット51に対して移動可能に設けられている可動ユニット55を有する。
固定ユニット51は、第1固定板としてのトッププレート511、第2固定板としてのベースプレート512を有する。固定ユニット51は、トッププレート511とベースプレート512とが所定の間隙を介して平行に設けられており、照明光学系ユニット40の下部に固定される。
可動ユニット55は、DMD551、第1可動板としての可動プレート552、第2可動板としての結合プレート553、ヒートシンク554を有し、固定ユニット51に移動可能に支持されている。
可動プレート552は、固定ユニット51のトッププレート511とベースプレート512との間に設けられ、固定ユニット51によってトッププレート511及びベースプレート512と平行且つ表面に平行な方向に移動可能に支持されている。
結合プレート553は、固定ユニット51のベースプレート512を間に挟んで可動プレート552に固定されている。結合プレート553は、上面側にDMD551が固定して設けられ、下面側にヒートシンク554が固定されている。結合プレート553は、可動プレート552に固定されることで、可動プレート552、DMD551、及びヒートシンク554と共に固定ユニット51に移動可能に支持されている。
DMD551は、結合プレート553の可動プレート552側の面に設けられ、可動プレート552及び結合プレート553と共に移動可能に設けられている。DMD551は、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列された画像生成面を有する。DMD551の各マイクロミラーは、鏡面がねじれ軸周りに傾動可能に設けられており、システムコントロール部10の画像制御部11から送信される画像信号に基づいてON/OFF駆動される。
マイクロミラーは、例えば「ON」の場合には、光源30からの光を投射光学系ユニット60に反射するように傾斜角度が制御される。また、マイクロミラーは、例えば「OFF」の場合には、光源30からの光を不図示のOFF光板に向けて反射する方向に傾斜角度が制御される。
このように、DMD551は、画像制御部11から送信される画像信号によって各マイクロミラーの傾斜角度が制御され、光源30から照射されて照明光学系ユニット40を通った光を変調して投射画像を生成する。
ヒートシンク554は、放熱手段の一例であり、少なくとも一部分がDMD551に当接するように設けられている。ヒートシンク554は、移動可能に支持される結合プレート553にDMD551と共に設けられることで、DMD551に当接して効率的に冷却することが可能になっている。このような構成により、本実施形態に係るプロジェクタ1では、ヒートシンク554がDMD551の温度上昇を抑制し、DMD551の温度上昇による動作不良や故障等といった不具合の発生が低減されている。
[固定ユニット]
図8は、本実施形態における固定ユニット51を例示する斜視図である。また、図9は、本実施形態における固定ユニット51を例示する分解斜視図である。
図8及び図9に示されるように、固定ユニット51は、トッププレート511、ベースプレート512を有する。
トッププレート511及びベースプレート512は、平板状部材から形成され、それぞれ可動ユニット55のDMD551に対応する位置に中央孔513,514が設けられている。また、トッププレート511及びベースプレート512は、複数の支柱515によって、所定の間隙を介して平行に設けられている。
支柱515は、図9に示されるように、上端部がトッププレート511に形成されている支柱孔516に圧入され、雄ねじ溝が形成されている下端部がベースプレート512に形成されている支柱孔517に挿入される。支柱515は、トッププレート511とベースプレート512との間に一定の間隔を形成し、トッププレート511とベースプレート512とを平行に支持する。
また、トッププレート511及びベースプレート512には、支持球体521を回転可能に保持する支持孔522,526がそれぞれ複数形成されている。
トッププレート511の支持孔522には、内周面に雌ねじ溝を有する円筒状の保持部材523が挿入される。保持部材523は、支持球体521を回転可能に保持し、位置調整ねじ524が上から挿入される。ベースプレート512の支持孔526は、下端側が蓋部材527によって塞がれ、支持球体521を回転可能に保持する。
トッププレート511及びベースプレート512の支持孔522,526に回転可能に保持される支持球体521は、それぞれトッププレート511とベースプレート512との間に設けられる可動プレート552に当接し、可動プレート552を移動可能に支持する。
図10は、本実施形態における固定ユニット51による可動プレート552の支持構造を説明するための図である。また、図11は、図10に示されるA部分の概略構成を例示する部分拡大図である。
図10及び図11に示されるように、トッププレート511では、支持孔522に挿入される保持部材523によって支持球体521が回転可能に保持されている。また、ベースプレート512では、下端側が蓋部材527によって塞がれている支持孔526によって支持球体521が回転可能に保持されている。
各支持球体521は、支持孔522,526から少なくとも一部分が突出するように保持され、トッププレート511とベースプレート512との間に設けられる可動プレート552に当接して支持する。可動プレート552は、回転可能に設けられている複数の支持球体521により、トッププレート511及びベースプレート512と平行且つ表面に平行な方向に移動可能に両面から支持される。
また、トッププレート511側に設けられている支持球体521は、可動プレート552とは反対側で当接する位置調整ねじ524の位置に応じて、保持部材523の下端からの突出量が変化する。例えば、位置調整ねじ524がZ1方向に変位すると、支持球体521の突出量が減り、トッププレート511と可動プレート552との間隔が小さくなる。また、例えば、位置調整ねじ524がZ2方向に変位すると、支持球体521の突出量が増え、トッププレート511と可動プレート552との間隔が大きくなる。
このように、位置調整ねじ524を用いて支持球体521の突出量を変化させることで、トッププレート511と可動プレート552との間隔を適宜調整できる。
また、図8及び図9に示されるように、トッププレート511のベースプレート512側の面には、磁石531,532,533,534が設けられている。
図12は、本実施形態におけるトッププレート511を例示する底面図である。図12に示されるように、トッププレート511のベースプレート512側の面には、磁石531,532,533,534が設けられている。
磁石531,532,533,534は、トッププレート511の中央孔513を囲むように4箇所に設けられている。磁石531,532,533,534は、それぞれ長手方向が平行になるように配置された直方体状の2つの磁石で構成され、それぞれ可動プレート552に及ぶ磁界を形成する。
磁石531,532,533,534は、それぞれ可動プレート552の上面に各磁石531,532,533,534に対向して設けられているコイルとで、可動プレート552を移動させる移動手段を構成する。
なお、上記した固定ユニット51に設けられる支柱515、支持球体521の数や位置等は、可動プレート552を移動可能に支持できればよく、本実施形態に例示される構成に限られるものではない。
[可動ユニット]
図13は、本実施形態における可動ユニット55を例示する斜視図である。また、図14は、本実施形態における可動ユニット55を例示する分解斜視図である。
図13及び図14に示されるように、可動ユニット55は、DMD551、可動プレート552、結合プレート553、ヒートシンク554、保持部材555、DMD基板557を有し、固定ユニット51に対して移動可能に支持されている。
可動プレート552は、上記したように、固定ユニット51のトッププレート511とベースプレート512との間に設けられ、複数の支持球体521により表面に平行な方向に移動可能に支持される。
図15は、本実施形態における可動プレート552を例示する斜視図である。
図15に示されるように、可動プレート552は、平板状の部材から形成され、DMD基板557に設けられるDMD551に対応する位置に中央孔570を有し、中央孔570の周囲にコイル581,582,583,584が設けられている。
コイル581,582,583,584は、それぞれZ1Z2方向に平行な軸を中心として電線が巻き回されることで形成され、可動プレート552のトッププレート511側の面に形成されている凹部に設けられてカバーで覆われている。コイル581,582,583,584は、それぞれトッププレート511の磁石531,532,533,534とで、可動プレート552を移動させる移動手段を構成する。
トッププレート511の磁石531,532,533,534と、可動プレート552のコイル581,582,583,584とは、可動ユニット55が固定ユニット51に支持された状態で、それぞれ対向する位置に設けられている。コイル581,582,583,584に電流が流されると、磁石531,532,533,534によって形成される磁界により、可動プレート552を移動させる駆動力となるローレンツ力が発生する。
可動プレート552は、磁石531,532,533,534とコイル581,582,583,584との間で発生する駆動力としてのローレンツ力を受けて、固定ユニット51に対して、XY平面において直線的または回転するように変位する。
各コイル581,582,583,584に流される電流の大きさ及び向きは、システムコントロール部10の移動制御部12によって制御される。移動制御部12は、各コイル581,582,583,584に流す電流の大きさ及び向きによって、可動プレート552の移動(回転)方向、移動量や回転角度等を制御する。
本実施形態では、第1駆動手段として、コイル581及び磁石531と、コイル584及び磁石534とが、X1X2方向に対向して設けられている。コイル581及びコイル584に電流が流されると、図15に示されるようにX1方向またはX2のローレンツ力が発生する。可動プレート552は、コイル581及び磁石531と、コイル584及び磁石534とにおいて発生するローレンツ力により、X1方向またはX2方向に移動する。
また、本実施形態では、第2駆動手段として、コイル582及び磁石532と、コイル583及び磁石533とが、X1X2方向に並んで設けられ、磁石532及び磁石533は、磁石531及び磁石534とは長手方向が直交するように配置されている。このような構成において、コイル582及びコイル583に電流が流されると、図15に示されるようにY1方向またはY2方向のローレンツ力が発生する。
可動プレート552は、コイル582及び磁石532と、コイル583及び磁石533とにおいて発生するローレンツ力により、Y1方向またはY2方向に移動する。また、可動プレート552は、コイル582及び磁石532と、コイル583及び磁石533とで反対方向に発生するローレンツ力により、XY平面において回転するように変位する。
例えば、コイル582及び磁石532においてY1方向のローレンツ力が発生し、コイル583及び磁石533においてY2方向のローレンツ力が発生するように電流が流されると、可動プレート552は、上面視で時計回り方向に回転するように変位する。また、コイル582及び磁石532においてY2方向のローレンツ力が発生し、コイル583及び磁石533においてY1方向のローレンツ力が発生するように電流が流されると、可動プレート552は、上面視で反時計回り方向に回転するように変位する。
また、可動プレート552には、固定ユニット51の支柱515に対応する位置に、可動範囲制限孔571が設けられている。可動範囲制限孔571は、固定ユニット51の支柱515が挿入され、例えば振動や何らかの異常等により可動プレート552が大きく移動した時に支柱515に接触することで、可動プレート552の可動範囲を制限する。
以上で説明したように、本実施形態では、システムコントロール部10の移動制御部12が、コイル581,582,583,584に流す電流の大きさや向きを制御することで、可動範囲内で可動プレート552を任意の位置に移動させることができる。
なお、移動手段としての磁石531,532,533,534及びコイル581,582,583,584の数、位置等は、可動プレート552を任意の位置に移動させることが可能であれば、本実施形態とは異なる構成であってもよい。例えば、移動手段としての磁石は、トッププレート511の上面に設けられてもよく、ベースプレート512の何れかの面に設けられてもよい。また、例えば、磁石が可動プレート552に設けられ、コイルがトッププレート511またはベースプレート512に設けられてもよい。
また、可動範囲制限孔571の数、位置及び形状等は、本実施形態に例示される構成に限られない。例えば、可動範囲制限孔571は一つであってもよく、複数であってもよい。また、可動範囲制限孔571の形状は、例えば長方形や円形等、本実施形態とは異なる形状であってもよい。
固定ユニット51によって移動可能に支持される可動プレート552の下面側(ベースプレート512側)には、図13に示されるように、結合プレート553が固定されている。結合プレート553は、平板状部材から形成され、DMD551に対応する位置に中央孔を有し、周囲に設けられている折り曲げ部分が3本のねじ591によって可動プレート552の下面に固定されている。
図16は、可動プレート552が外された可動ユニット55を例示する斜視図である。
図16に示されるように、結合プレート553には、上面側にDMD551、下面側にヒートシンク554が設けられている。結合プレート553は、可動プレート552に固定されることで、DMD551、ヒートシンク554と共に、可動プレート552に伴って固定ユニット51に対して移動可能に設けられている。
DMD551は、DMD基板557に設けられており、DMD基板557が保持部材555と結合プレート553との間で挟み込まれることで、結合プレート553に固定されている。保持部材555、DMD基板557、結合プレート553、ヒートシンク554は、図14及び図16に示されるように、固定部材としての段付ねじ560及び押圧手段としてのばね561によって重ねて固定されている。
図17は、本実施形態における可動ユニット55のDMD保持構造について説明する図である。図17は、可動ユニット55の側面図であり、可動プレート552及び結合プレート553は図示が省略されている。
図17に示されるように、ヒートシンク554は、結合プレート553に固定された状態で、DMD基板557に設けられている貫通孔からDMD551の下面に当接する突出部554aを有する。なお、ヒートシンク554の突出部554aは、DMD基板557の下面であって、DMD551に対応する位置に当接するように設けられてもよい。
また、DMD551の冷却効果を高めるために、ヒートシンク554の突出部554aとDMD551との間に弾性変形可能な伝熱シートが設けられてもよい。伝熱シートによりヒートシンク554の突出部554aとDMD551との間の熱伝導性が向上し、ヒートシンク554によるDMD551の冷却効果が向上する。
上記したように、保持部材555、DMD基板557、ヒートシンク554は、段付きねじ560及びばね561によって重ねて固定されている。段付きねじ560が締められると、ばね561がZ1Z2方向に圧縮され、図17に示されるZ1方向の力F1がばね561から生じる。ばね561から生じる力F1により、ヒートシンク554はZ1方向に力F2でDMD551に押圧されることとなる。
本実施形態では、段付きねじ560及びばね561は4箇所に設けられており、ヒートシンク554にかかる力F2は、4つのばね561に生じる力F1を合成したものに等しい。また、ヒートシンク554からの力F2は、DMD551が設けられているDMD基板557を保持する保持部材555に作用する。この結果、保持部材555には、ヒートシンク554からの力F2に相当するZ2方向の反力F3が生じ、保持部材555と結合プレート553との間でDMD基板557を保持できるようになる。
段付きねじ560及びばね561には、保持部材555に生じる力F3からZ2方向の力F4が作用する。ばね561は、4箇所に設けられているため、それぞれに作用する力F4は、保持部材555に生じる力F3の4分の1に相当し、力F1と釣り合うこととなる。
また、保持部材555は、図17において矢印Bで示されるように撓むことが可能な部材で板ばね状に形成されている。保持部材555は、ヒートシンク554の突出部554aに押圧されて撓み、ヒートシンク554をZ2方向に押し返す力が生じることで、DMD551とヒートシンク554との接触をより強固に保つことができる。
可動ユニット55は、以上で説明したように、可動プレート552と、DMD551及びヒートシンク554を有する結合プレート553とが、固定ユニット51によって移動可能に支持されている。可動ユニット55の位置は、システムコントロール部10の移動制御部12によって制御される。また、可動ユニット55には、DMD551に当接するヒートシンク554が設けられており、DMD551の温度上昇に起因する動作不良や故障といった不具合の発生が防止されている。
(画像投射)
上記したように、本実施形態に係るプロジェクタ1において、投射画像を生成するDMD551は、可動ユニット55に設けられており、システムコントロール部10の移動制御部12によって可動ユニット55と共に位置が制御される。
移動制御部12は、例えば、画像投射時にフレームレートに対応する所定の周期で、DMD551の複数のマイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた複数の位置の間を高速移動するように可動ユニット55の位置を制御する。このとき、画像制御部11は、それぞれの位置に応じてシフトした投射画像を生成するようにDMD551に画像信号を送信する。
例えば、移動制御部12は、X1X2方向及びY1Y2方向にDMD551のマイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた位置P1と位置P2との間で、DMD551を所定の周期で往復移動させる。このとき、画像制御部11が、それぞれの位置に応じてシフトした投射画像を生成するようにDMD551を制御することで、投射画像の解像度を、DMD551の解像度の約2倍にすることが可能になる。また、DMD551の移動位置を増やすことで、投射画像の解像度をDMD551の2倍以上にすることもできる。
このように、移動制御部12が可動ユニット55と共にDMD551を所定の周期で移動させ、画像制御部11がDMD551に位置に応じた投射画像を生成させることで、DMD551の解像度以上の画像を投射することが可能になる。
また、本実施形態に係るプロジェクタ1では、移動制御部12がDMD551を可動ユニット55と共に回転するように制御することで、投射画像を縮小させることなく回転させることができる。例えばDMD551等の画像生成手段が固定されているプロジェクタでは、投射画像を縮小させなければ、投射画像の縦横比を維持しながら回転させることはできない。これに対して、本実施形態に係るプロジェクタ1では、DMD551を回転させることができるため、投射画像を縮小させることなく回転させて傾き等の調整を行うことが可能になっている。
以上で説明したように、本実施形態に係るプロジェクタ1では、DMD551が移動可能に構成されることで、投射画像の高解像度化が可能になっている。また、DMD551を冷却するヒートシンク554が、DMD551と共に可動ユニット55に搭載されていることで、DMD551に当接してより効率的に冷却することが可能になり、DMD551の温度上昇が抑制されている。したがって、プロジェクタ1では、DMD551の温度上昇に起因して発生する動作不良や故障といった不具合が低減される。
(画素ずらし)
上記のように、プロジェクタ1では、移動制御部12が可動ユニット55と共にDMD551を所定の周期で往復移動させ、画像制御部11がDMD551の位置に応じた投射画像を生成する。これによりDMD551の解像度以上の画像を投射する、所謂画素ずらし機能が備えられている。
図18は、画素ずらし機能による画像の解像度の向上を説明する図である。(a)、及び(b)では、DMD551が示されている。図中の升目は、DMD551の各画素を示している。黒く示された画素は、DMD551に表示された画像における斜め線を示している。また図18における矢印は、X、Y方向を示している。
図18において、(a)は、画素ずらし前の状態であり、(b)は、画素ずらし後の状態、すなわち(a)の状態からDMD551を+X方向に半画素、かつ+Y方向に半画素ずらした状態である。画像のフレームレートに対応する周期で、(a)と(b)の状態を繰り返すようにDMD551を往復移動させると、両状態で生成される画像が疑似的に合成され、(c)に示す画像が視認されるようになる。(c)の状態では、(a)、及び(b)の状態と比較し、升目のサイズがX、Y方向とも半分になっており、また斜め線が滑らかになっている。つまり解像度が2倍に向上している。このようにDMD551を往復移動させ、疑似的に画像の解像度を向上させる機能が画素ずらし機能である。
画素ずらしを行う際、画像制御部11は、入力された画像の1フレームから、画素ずらし用に半画素ずらした2フレーム分の画像を生成する。2フレーム分の画像とは、例えばDMD551が(a)の状態で表示させる画像と、(b)の状態で表示させる画像の2つの画像である。
上記では、画像制御部11が2フレーム分の画像の生成機能を備える例を示した。しかしこれに限定されず、画像制御部11とは別に、画素ずらし用画像処理部を設け、画素ずらし用画像処理部が2フレーム分の画像の生成するようにしてもよい。その場合、画素ずらし用画像処理部をFPGA(Field-Programmable Gate Array)などのプログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)で実現し、FPGAを画像表示ユニット50に搭載する構成としてもよい。
また画素ずらし機能を実現するために、DMD551を往復移動させる方法を例示したが、これに限定されない。例えば、投射光学系の光軸と交差する面内で、投射光学系ユニット60を往復移動させ、DMD551と投射光学系ユニット60との相対位置をずらすことで、画素ずらし機能を実現させてもよい。また投射光学系ユニット60の光路内に、投射光学系の光軸と交差する面内で投射光の光路をずらす光学素子を設け、これを往復移動させて画素ずらし機能を実現させてもよい。
(マルチ投射、スタック投射)
次にマルチ投射、及びスタック投射について、図19〜20を参照して説明する。なおマルチ投射とは、複数の画像投射装置を使って、複数の投射画像、すなわち画面を縦横に並べることで大画面を実現することをいう。またスタック投射とは、複数の投射画像、すなわち画面を重ね合わせることで高輝度な画面を実現することをいう。
図19は、2台のプロジェクタを用いたマルチ投射を示している。(a)は、マルチ投射におけるプロジェクタの配置の一例を、(b)は位置合わせ前の2つの投射画像の一例を、(c)は位置合わせ後の2つの投射画像の一例を、それぞれ示している。
(a)では、並置されたプロジェクタ1aとプロジェクタ1bが、上方から観察されている。プロジェクタ1aとプロジェクタ1bは、スクリーンSにそれぞれ画像Paと画像Pbを投射している。マルチ投射では、このような画像Paと画像Pbとが結合され、1つの大きな画像が形成される。図19は横方向に2台のプロジェクタを並置する例であるが、縦横に並べるプロジェクタの台数をさらに増やし、結合する投射画像を増やすことで、さらに大画面を実現することができる。
一方、(b)、及び(c)では、画像Paと画像Pbが正面から観察されている。
(b)では、並置されたプロジェクタ1aとプロジェクタ1bの位置が僅かにずれているために、投射された画像Paと画像Pbが位置ずれしている。つまり画像Paと画像Pbの結合部分がずれている。このような投射画像の位置ずれは、プロジェクタが縦、又は横方向に位置ずれしたり、傾いたりすることで生じる。
(c)は、(b)における画像Paと画像Pbの一方、又は両方が位置合わせされた後の投射画像を示している。位置合わせにより、画像Paと画像Pbの結合部分が正確に重なっている。
次にスタック投射について、図20を参照して説明する。
図20は、2台のプロジェクタを用いたスタック投射を示している。(a)は、スタック投射におけるプロジェクタの配置の一例を、(b)は位置合わせ前の2つの投射画像の一例を、(c)は位置合わせ後の2つの投射画像の一例を、それぞれ示している。
(a)では、載置されたプロジェクタ1aとプロジェクタ1bが、側方から観察されている。プロジェクタ1aとプロジェクタ1bは、スクリーンSにそれぞれ画像Paと画像Pbを投射している。スタック投射では、このような画像Paと画像Pbとを正確に重ね合わせ、1つの明るい画像を形成する。図20は2台のプロジェクタを載置する例であるが、載置するプロジェクタの台数をさらに増やし、重ね合わせる投射画像を増やすことで、さらに明るい画面が実現される。
一方、(b)、及び(c)では、画像Paと画像Pbが正面から観察されている。
(b)では、載置されたプロジェクタ1aとプロジェクタ1bの位置が僅かにずれているために、投射された画像Paと画像Pbが位置ずれしている。このような投射画像の位置ずれは、マルチ投射と同様に、プロジェクタが縦、又は横方向に位置ずれしたり、傾いたりすることで生じる。
(c)は、(b)における画像Paと画像Pbの一方、又は両方が位置合わせされた後の投射画像を示している。位置合わせにより、画像Paと画像Pbは正確に重ね合わされ、完全に一致している。
(画像の位置合わせ)
マルチ投射、スタック投射では、上記のような投射画像の位置合わせを、例えばユーザが投射画像を観察しながら行う。画素単位での画像の位置合わせ、すなわち1画素のサイズに対応するような精度で、画像の位置合わせを行うために、従来は、投射画像における画素に該当する格子状の像が利用された。この格子状の像、すなわち格子像は、DMDの1つの画素の枠の部分が、スクリーン上で像として視認されたものである。
拡大投射された画像をスクリーンに近付いて観察すると、拡大された格子像を視認できる。例えば1人のユーザがスクリーンの近くで格子像を視認しながら、各画像の格子像の一部、又は全部が重なるように、画像の位置合わせのための指示を出す。別のユーザが指示に従ってプロジェクタの位置や傾きを調整する。格子像を利用して、このような位置合わせの作業が行われた。
しかし、画素ずらし機能を有するプロジェクタでは、画素が絶えず高速に往復移動するため、格子像は視認されなくなる。格子像を視認できないため、マルチ投射やスタック投射の各画像を、画素単位で正確に位置合わせすることが難しくなる場合があった。
本実施形態では、位置合わせ開始検知部103が、投射画像の位置合わせが開始されたことを検知し、位置合わせが開始された場合に、移動制御部12が画素ずらしを停止、すなわち可動ユニット55を往復移動させる制御を停止することにしている。この詳細を、図19のマルチ投射を例に、図21〜22を参照して説明する。
図21は、本実施形態における位置合わせ処理を示すシーケンス図である。
まず、シーケンスSQ211において、ユーザ200は投射画像の位置合わせを開始する。例えば、プロジェクタ1aによる画像Paを基準に、プロジェクタ1bによる画像Pbの位置合わせが行われる。
続いて、シーケンスSQ213において、プロジェクタ1bにおける位置合わせ開始検知部103は、位置合わせが開始されたことを検知し、移動制御部12に出力する。例えば位置合わせ開始検知部103は、リモコン102に設けられた「位置合わせ開始ボタン」をユーザ200が押したことを検知して、位置合わせの開始を検知する。
続いて、シーケンスSQ215において、移動制御部12は可動ユニット55によるDMD551の往復移動を停止する。これにより画素ずらしが停止され、投射画像における格子像が視認可能になる。
続いて、シーケンスSQ217において、ユーザ200は、投射画像の位置合わせ操作を行う。例えばユーザ200は、リモコン102に設けられたキーボタンにより、可動ユニット55の移動方向及び移動量を指示する。リモコン102による操作のための信号は、リモコン受信部101を介して移動制御部12に入力される。
続いて、シーケンスSQ219において、移動制御部12は、リモコン102からの入力信号に基づき、可動ユニット55を移動させる。これによりDMD551が移動し、DMD551の移動に伴い、投射画像が移動する。ユーザ200は、投射画像における格子像を視認しながら、画像Pbを移動させて画像Paと画像Pbの結合する部分を一致させる。リモコン102を用いることで、ユーザ200はスクリーンの近くで投射画像を視認しながら、位置合わせ操作を行うことができる。つまり1人で位置合わせを行うことができる。
なお入力信号は、リモコン102に限定されず、操作部7からの信号であってもよい。またキーボタンによる操作に限定されず、ジョイスティックやタッチパネル等による操作であってもよい。
続いて、シーケンスSQ221において、ユーザ200は投射画像の位置合わせを終了する。
シーケンスSQ223において、プロジェクタ1bにおける位置合わせ終了検知部104は、位置合わせが終了したことを検知し、移動制御部12にそれを出力する。位置合わせの開始と同様に、位置合わせ終了検知部104は、リモコン102に設けられた「位置合わせ終了ボタン」をユーザ200が押したことを検知して、位置合わせの終了を検知する。またユーザ200を介さず、所定時間以上、可動ユニット55への位置合わせのための入力信号がないことを検知して、位置合わせ終了検知部104は位置合わせの終了を検知してもよい。
続いて、シーケンスSQ225において、移動制御部12は可動ユニット55によるDMD551の往復移動を再開する。これにより画素ずらしが再開され、投射画像が高解像度化される。
次に、本実施形態における位置合わせ処理を、図22のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS2201において、プロジェクタ1bにおける位置合わせ開始検知部103は、位置合わせが開始されたことを検知し、移動制御部12にそれを出力する。位置合わせの開始が検知されない場合は、処理は終了する。
続いて、ステップS2203において、移動制御部12は可動ユニット55によるDMD551の往復移動を停止する。これにより画素ずらしが停止され、投射画像における格子像が視認可能になる。
続いて、ステップS2205において、投射画像の位置合わせの操作が行われる。位置合わせ操作は、上述のように、例えばリモコン102を用いて行われる。移動制御部12は、リモコン102からの入力信号に基づき、可動ユニット55を移動させる。これによりDMD551が移動し、投射画像が移動する。投射画像の移動により、位置合わせが行われる。
続いて、ステップS2207において、プロジェクタ1bにおける位置合わせ終了検知部104は、位置合わせが終了したことを検知し、移動制御部12にそれを出力する。位置合わせの終了が検知されない場合は、ステップS2205に戻り、位置合わせを継続する。
続いて、ステップS2209において、移動制御部12は可動ユニット55によるDMD551の往復移動を再開する。これにより画素ずらしが再開され、投射画像が高解像度化される。
このように、本実施形態では、投射される画像の位置合わせを行う時に、位置合わせの開始を検知し、画素ずらしを停止する。そのため、投射画像における1画素に該当する格子像が視認可能になるため、格子像を用いた画像の位置合わせが可能となる。これにより、画素ずらし機能を有する画像投射装置において、画像の画素単位での位置合わせを容易に行うことができる。
また、入力信号に基づきDMD551を移動させて画像の位置合わせを行うため、プロジェクタ1bの本体、すなわち筐体を移動させる必要がなくなる。これにより、位置合わせの微調が可能となり、かつ微調の操作がやり易くなる。
さらに、リモコン102を用いて画像の位置合わせを行うため、ユーザ200はスクリーンに近付いて、投射画像における格子像を視認しながら、画像Pbを移動させることができる。これにより、1人での画像の位置合わせが可能になる。
なお上記では、画像の位置合わせを、傾きを伴わないシフト調整のみで行う例を説明したが、可動ユニット55の可動方向の設定により、傾きの調整も可能である。例えば可動ユニット55によりDMD551を面内で回転させ、投射画像の投射面内での傾きを調整することができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態におけるプロジェクタの一例を、図23〜25を用いて説明する。なお、第1の実施形態において、既に説明した実施形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
本実施形態では、位置合わせ開始検知部103が、画像の位置合わせが開始されたことを検知し、位置合わせが開始された場合に、画像制御部11が位置合わせ用のパターンを有する画像を生成することにしている。また本実施形態では、第1の実施形態と異なり、画素ずらし停止させずに、各画素が往復移動している状態で画像位置合わせを行うことにしている。
なお、画像制御部11による位置合わせ用のパターンを有する画像の生成とは、画像制御部11が、USB(Universal Serial Bus)等の外部記憶装置やROM等に予め記憶された、位置合わせ用のパターンを有する画像データを読み込んで、DMD551に表示させることをいう。DMD551に光源から光が照射されることで、画像データに応じた画像が生成される。但し、これに限定されず、画像制御部11は、外部I/F9を介して任意の外部機器から、位置合わせ用のパターンを有する画像データを読み込んでもよい。
図23は、位置合わせ用のパターンを説明する図である。図23は、DMD551により生成され、スクリーン等に投射された画像を示している。升目は、投射画像における画素に該当する部分を示している。
(a)は、位置合わせ用パターンの基となるパターン106aを有する画像105aを示している。画像105aにおいて、黒色の画素で、漢字の「田」の字のようなパターン106aが形成されている。(b)は、画素ずらし前の状態の投射画像105bであり、投射画像105bは、パターン106aに基づき生成されたパターン106bを有している。(c)は、画素ずらし後の状態の投射画像105cであり、投射画像105cは、パターン106aに基づき生成されたパターン106cを有している。画像105cは、画像105bを生成した時のDMD551に対し、DMD551を+X方向に半画素、かつ+Y方向に半画素ずらした時に生成され、投射された画像である。
(d)は、画像105bと画像105cが疑似的に合成された結果、視認される画像105dを示している。画像105dは、パターン106bとパターン106cが合成されて視認されるパターン106dを有している。画像105dでは、画像105b、及び画像105cに対し、升目のサイズがX、Y方向とも半分になっている。つまり解像度が2倍に向上している。
パターン106bの左辺と下辺により、パターン106dの左辺と下辺が形成され、パターン106cの上辺と右辺により、パターン016dの上辺と右辺が形成されている。その結果、画像105dは、画像105dの外周を表す4角形のパターンを有している。画像105dは、「投射画像の外周を表す4角形が含まれる投射画像」の一例である。またパターン106b、及びパターン106cは、「所定のパターン」の一例であり、また「前記投射画像の外周を表す4角形を形成するためのパターン」の一例である。
画像105dでは、パターン106dの有する4角形により、画像の外周が明確になっている。この4角形を利用して画像の位置合わせを行うことができる。例えば、図19におけるプロジェクタ1aとプロジェクタ1bの両方に、画像105dを投射させる。プロジェクタ1aによる画像105dの4角形の右辺と、プロジェクタ1bによる画像105dの4角形の左辺が一致するようにして、投射画像の位置合わせを行うことが可能となる。
なお、画像105dは、画像の外周を表す4角形だけでなく、画像の中央に十字のパターンも有している。この十字のパターンは、例えばスタック投射において、画像の外周だけでなく、画像の中央においても画素の位置合わせを行う場合に用いることができる。
図24は、本実施形態における位置合わせ処理を示すシーケンス図である。なお、第1の実施形態と重複する部分の説明は、省略する場合がある。
まず、シーケンスSQ241において、ユーザ200は投射画像の位置合わせを開始する。例えば、プロジェクタ1aによる画像Paを基準に、プロジェクタ1bによる画像Pbの位置合わせが行われる。
続いて、シーケンスSQ243において、プロジェクタ1bにおける位置合わせ開始検知部103は、位置合わせが開始されたことを検知し、画像制御部11にそれを出力する。
続いて、シーケンスSQ245において、画像制御部11は、DMD551を制御し、位置合わせ用のパターンを有する画像を生成し、表示させる。この場合、図23で示したように、画像の背景色は白色であり、位置合わせ用パターンの色は黒色である。なお、上述したように、位置合わせ用のパターンを有する画像を表示している間においても、移動制御部12は、画素ずらし、すなわち可動ユニット55によるDMD551の往復移動を行っている。
続いて、シーケンスSQ247において、ユーザ200が投射画像の位置合わせ操作を行う。
続いて、シーケンスSQ249において、ユーザ200による位置合わせ操作が開始されたら、DMD551は、表示する位置合わせ用のパターンの色を、例えば赤色に変更する。すなわち位置合わせ用のパターンを有する画像は、背景が白色で、パターンが赤色になる。「ユーザ200による位置合わせ操作の開始」は、例えば、リモコン102による操作のための信号がリモコン受信部101を介して移動制御部12に入力されたことを検知することで検知される。
なお、パターンの色を変更する理由は、位置合わせ操作が行われている画像であることを分かりやすく示すためである。従って、位置合わせ操作が行われていない画像は、位置合わせ用のパターンを表示するが、パターンの色は黒色である。
続いて、シーケンスSQ251において、移動制御部12は、リモコン102からの入力信号に基づき、可動ユニット55を移動させる。これによりDMD551が移動し、投射画像が移動する。ユーザ200は、投射画像における格子像を観察しながら、画像Pbを移動させて画像Paと画像Pbの結合する部分を一致させる。
続いて、シーケンスSQ253において、ユーザ200による位置合わせ操作が終了したら、DMD551は、位置合わせ用のパターンの色を、白色に戻す。
続いて、シーケンスSQ255において、ユーザ200は投射画像の位置合わせを終了する。
続いて、シーケンスSQ257において、プロジェクタ1bにおける位置合わせ終了検知部104は、位置合わせが終了したことを検知し、画像制御部11にそれを出力する。
続いて、シーケンスSQ259において、画像制御部11はDMD551を制御し、位置合わせ用のパターンを有する画像の表示を終了する。
次に、本実施形態における位置合わせ処理を、図25のフローチャートを参照して説明する。なお、第1の実施形態と重複する部分の説明は、省略する場合がある。
まず、ステップS2501において、プロジェクタ1bにおける位置合わせ開始検知部103は、位置合わせが開始されたことを検知し、画像制御部11にそれを出力する。位置合わせの開始が検知されない場合、処理は終了する。
続いて、ステップS2503において、画像制御部11はDMD551を制御し、画像の背景色は白色で、黒色の位置合わせ用のパターンを表示させる。
続いて、ステップS2505において、投射画像の位置合わせの操作が行われる。位置合わせ操作は、上述のように例えばリモコン102を用いて行われる。
続いて、投射画像の位置合わせの操作が行われたら、ステップS2507において、画像制御部11はDMD551を制御し、位置合わせ用のパターンを赤色に変更する。
続いて、ステップS2509において、投射画像の位置合わせの操作が終了したら、ステップS2511において、画像制御部11はDMD551を制御し、位置合わせ用のパターンを黒色に戻す。
次に、ステップS2513において、プロジェクタ1bにおける位置合わせ終了検知部104は、位置合わせが終了したことを検知し、画像制御部11にそれを出力する。位置合わせの終了が検知されない場合は、ステップS2505に戻り、位置合わせ操作が継続される。
次に、ステップS2515において、画像制御部11はDMD551を制御し、位置合わせ用のパターンの表示を終了する。
このように、本実施形態では、投射される画像の位置合わせを行う時に、位置合わせの開始を検知し、位置合わせ用のパターンを生成し、表示する。そのため、パターンに基づく位置合わせが可能となる。これにより、画素ずらし機能を有する画像投射装置において、画像の画素単位での位置合わせを容易に行うことができる。
なお、これ以外の効果は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
<第3の実施形態>
図26に示したように、本来投射する任意の画像と位置合わせ用のパターンを有する画像を重畳させて表示してもよい。図26の(a)は本来投射する画像107を示し、(b)は位置合わせ用のパターンを有する画像108を示している。(c)は画像107と画像108を重畳させた画像109を示している。なお、これらは画素ずらしが行われた状態での画像である。
本来投射する画像を位置合わせ用パターンと併せて表示することで、例えばマルチ投射で、複数のプロジェクタによる複数の画像が結合された画像を視認しながら、画像の位置合わせ調整を行うことができる。これにより、位置合わせ調整が、より容易になる。
なお、これ以外の効果は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
以上、実施形態に係る画像形成装置、画像形成方法について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
1、1a、1b プロジェクタ(画像投射装置の一例)
10 システムコントロール部
11 画像制御部(画像制御手段)
12 移動制御部(移動制御手段)
30 光源
40 照明光学系ユニット
50 画像表示ユニット
60 投射光学系ユニット
101 リモコン受信部
102 リモコン(遠隔操作手段の一例)
103 位置合わせ開始検知部(位置合わせ開始検知手段の一例)
104 位置合わせ終了検知部(位置合わせ終了検知手段の一例)
105a 位置合わせ用のパターンの基のパターンを有する画像
105b 画素ずらし前に表示する位置合わせ用のパターンを有する画像
105c 画素ずらし後に表示する位置合わせ用のパターンを有する画像
105d 画素ずらしにより高解像度化された位置合わせ用のパターンを有する画像(投射画像の外周を表す4角形が含まれる投射画像の一例)
106 投射画像
106a 位置合わせ用のパターンの基のパターン
106b 画素ずらし前に表示する位置合わせ用のパターン(投射画像の外周を表す4角形を形成するためのパターンの一例)
106c 画素ずらし後に表示する位置合わせ用のパターン(投射画像の外周を表す4角形を形成するためのパターンの一例)
106d 画素ずらしにより高解像度化された位置合わせ用のパターン
107 本来の投射画像
108 位置合わせ用パターンを有する画像
109 投射画像と位置合わせ用パターンを有する画像とを重畳させた画像
411 ホルダ
412 伝達機構
413 回転アクチュエータ
511 トッププレート(第1固定板)
512 ベースプレート(第2固定板)
515 支柱
521 支持球体
522,526 支持孔
524 位置調整ねじ
531,532,533,534 磁石(駆動手段)
581,582,583,584 コイル(駆動手段)
551 DMD(画像生成手段)
552 可動プレート(第1可動板)
553 結合プレート(第2可動板)
554 ヒートシンク(放熱手段)
560 段付きねじ(固定手段)
561 ばね(押圧手段)
571 可動範囲制限孔
特開2015‐031768号公報

Claims (6)

  1. 光源と、
    前記光源から照射される光を用いて画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段によって形成される画像を拡大して投射する投射光学系と、
    前記投射光学系による投射画像において各画素を往復移動させる画素ずらし手段と、を有する画像投射装置であって、
    入力信号に基づいて前記投射画像の位置合わせを行う位置合わせ手段と、
    前記位置合わせの開始を検知する位置合わせ開始検知手段と、を有し、
    前記画素ずらし手段は、前記位置合わせの開始が検知された場合に、前記往復移動を停止させる
    ことを特徴とする画像投射装置。
  2. 光源と、
    前記光源から照射される光を用いて画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段によって形成される画像を拡大して投射する投射光学系と、
    前記投射光学系による投射画像において各画素を往復移動させる画素ずらし手段と、を有する画像投射装置であって、
    前記往復移動させた状態において、入力信号に基づいて前記投射画像の位置合わせを行う位置合わせ手段と、
    前記位置合わせの開始を検知する位置合わせ開始検知手段と、を有し、
    前記画像生成手段は、前記位置合わせの開始が検知された場合に、所定のパターンを有する画像を生成する
    ことを特徴とする画像投射装置。
  3. 前記投射画像には、前記位置合わせの開始が検知された場合に、前記投射画像の外周を表す4角形が含まれる
    ことを特徴とする請求項2記載の画像投射装置。
  4. 前記パターンは、前記投射画像の外周を表す4角形を形成するためのパターンである
    ことを特徴とする請求項2、又は3に記載の画像投射装置。
  5. 前記入力信号は、前記画像投射装置を遠隔操作するための遠隔操作手段から入力された信号である
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像投射装置。
  6. 光源と、
    前記光源から照射される光を用いて画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段によって形成される画像を拡大して投射する投射光学系と、
    前記投射光学系による投射画像において各画素を往復移動させる画素ずらし手段と、を有する画像投射装置による画像投射方法であって、
    入力信号に基づいて前記投射画像の位置合わせを行う位置合わせ工程と、
    前記位置合わせの開始を検知する位置合わせ開始検知手段と、を有し、
    前記画素ずらし手段は、前記位置合わせの開始が検知された場合に、前記往復移動を停止させる
    ことを特徴とする画像投射方法。
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