JP2019128227A - 水道検針装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検針結果に対する苦情を減らし、対応に必要な労力を削減する。【解決手段】撮像部21は、水道メーターの直読式指示部を含む表示部を撮影する。印刷部は、水道メーターの検針結果を示す検針票を印刷する。印刷部は、検針票に、撮像部21が撮影した前記表示部の画像を印刷する。直読式指示部の数字が直立する向きになるよう、撮像部21が撮影した画像を回転してもよい。撮像部21が撮影した画像を表示し、作業員が読み取った水道メーターの指示値を入力し、入力した入力値を表示してもよい。【選択図】図4

Description

本発明は、水道メーターの検針に用いられる水道検針装置に関する。
水道メーターは、積算使用量を表示する直読式指示部を備える。水道検針員は、直読式指示部に表示された数字を読み取ることにより検針作業を行う。
しかし、メーターボックスは、通常、地中に埋設されているので、窮屈な体勢で表示を読み取らなければならない場合がある。また、表示部が汚れていたり、冬季の夕方など、あたりが薄暗かったりして、表示の読取が困難な場合がある。このため、水道検針員が直読式指示部の表示を誤読する可能性がある。
特許文献1には、水道検針員が直読式指示部の表示を直接読み取る必要をなくし、水道検針員の作業負荷を軽減した水道検針装置が記載されている。
特許5879455号
通常、検針の結果に基づいて、水道料金を計算し、請求書を発行する。
しかし、水道の使用量が大きく変化し、水道の使用者にその自覚がない場合など、検針結果に対して苦情が寄せられる場合がある。
特許文献1には、水道検針装置の撮像部が撮影した水道メーターの直読式指示部の画像を、水道局などに備えられた記録装置に記録しておき、検針結果に疑義がある場合の証拠として使用することが開示されている。
これにより、水道局側で検針結果に間違いがないことを確認できるが、水道の使用者を納得させるのは難しい。
このため、苦情の対応に非常に多くの労力が必要となり、検針を再度行わなければならない場合も出てくる。通常の検針業務とは異なり、苦情の寄せられた水道メータ1つだけを検針するために検針作業員を現場へ派遣しなければならないので、効率が悪く、コストがかかる。
本発明は、検針結果に対する苦情を減らし、対応に必要な労力を削減することを目的とする。
本発明に係る水道検針装置は、水道メーターの直読式指示部を含む表示部を撮影する撮像部と、前記水道メーターの検針結果を示す検針票を印刷する印刷部と、を備える。前記印刷部は、前記検針票に、前記撮像部が撮影した前記表示部の画像を印刷する。
前記直読式指示部の数字が直立する向きになるよう、前記撮像部が撮影した前記画像を回転する回転部を更に備えてもよい。前記印刷部は、前記回転部が回転した画像を印刷してもよい。
前記撮像部が撮影した画像のうち、少なくとも前記直読式指示部が写っている部分を表示する画像表示部と、作業員が読み取った前記水道メーターの指示値を入力する指示値入力部と、前記指示値入力部が入力した入力値を表示する入力値表示部と、を更に備えてもよい。
前記水道メーターの表示部上に載置可能であり、前記撮像部を備えるセンサー装置と、作業員が携帯可能であり、前記印刷部を備える携帯端末装置と、を有してもよい。
本発明によれば、水道メーターの直読式指示部を含む表示部を撮影した画像を、検針票に印刷するので、水道の使用者側に、検針結果の証拠が残り、検針結果に対する苦情を減らすことができる。これにより、苦情の対応に必要な労力を削減できる。
直読式指示部の数字が直立する向きになるよう画像を回転すれば、指示値が読みやすくなる。
撮影した画像と、作業員が入力した入力値とを表示すれば、誤入力を容易に発見できるので、誤検針を防止することができる。
画像と、入力値とを隣接した位置に表示すれば、更に容易に両者を見比べることができるので、誤検針を防止することができる。
作業員が指示値を入力する前に、文字認識によって判読した数値を表示すれば、誤認識を容易に発見でき、誤認識の場合のみ、指示値を入力すればよいので、作業員の作業負荷を軽減することができ、誤検針を防止することができる。
水道メーターを示す斜視図。 表示部を示す平面図。 水道検針装置を示す斜視図。 センサー装置を示すブロック図。 携帯端末装置を示すブロック図。 表示画面を示す平面図。 サーバ装置を示すブロック図。
図1に示すように、水道メーター90は、表示部91を備える。表示部91は、水道の積算使用量などが表示される表示盤であり、ガラスなどの透明板によって覆われている。
図2に示すように、表示部91は、以下の構成を備える。
<直読式指示部92>:水道の積算使用量を表す数字を表示する。
<円読式指示部93及び94>:水道の積算使用量のうち10リットル及び1リットルの桁を、回転する針で示す。円読式指示部93の針は、100リットルの通水で1回転する。円読式指示部94の針は、10リットルの通水で1回転する。
<パイロットマーク95>:通水により回転する回転指標である。回転量は、水道管の管径によって異なり、例えば、呼び径13mmの場合、0.09リットルで1回転、20mm又は25mmの場合、0.15リットルで1回転、30mmの場合、0.36リットルで1回転である。
<個別識別番号96>:水道メーター90を一意に識別する番号であり、水道メーター90の管理に用いられる。個別識別番号96が表示部91に表示されているので、表示部91を撮影したとき、直読式指示部92と個別識別番号96とを同じ1枚の画像に写すことができる。
図3に示すように、水道検針装置10は、センサー装置12と、携帯端末装置13とを備える。センサー装置12は、水道メーター90の表示部91の上に載置可能であり、表示部91に表示された情報などを収集する多機能型端末センサーである。携帯端末装置13は、水道検針員(「作業員」の一例。)が携帯可能なハンディターミナルであり、例えば、水道検針員による操作を入力するボタンやタッチパネルなどの入力装置、情報を表示するディスプレイなどの表示画面、検針結果などを印刷するプリンタなどの印刷装置を備える。
センサー装置12と携帯端末装置13とは、例えばブルートゥース(登録商標)などの無線通信やその他の通信によって情報を送受信する。
図4に示すように、センサー装置12は、以下の構成を備える。なお、これらの構成要素は、専用LSIやその他のハードウェアなどを用いて構成してもよいし、汎用CPUなどのハードウェアがプログラムなどのソフトウェアを実行することにより実現されるものであってもよい。
<撮像部21>:水道メーター90の表示部91を撮影して、直読式指示部92、円読式指示部93及び94、パイロットマーク95並びに個別識別番号96が写った画像データを生成する。例えば、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどを用いたカメラと、LEDなどの照明装置と、カメラや照明装置を保護する透明板とを備える。透明板は、センサー装置12の底面に設けられている。センサー装置12を表示部91の上に載置したとき、照明装置が、透明板を介して表示部91を照らし、カメラが、透明板を介して表示部91を撮影する。撮像部21が撮影する画像は、静止画であってもよいし、動画であってもよい。
<回転部22>:撮像部21が撮影した画像を解析して、表示部91の向きを判定し、直読式指示部92の数字が直立する向きになるよう、画像を回転させる。表示部91は円形なので、表示部91の上にセンサー装置12を載置したとき、必ずしも正しい向きに載置するとは限らないからである。そして、回転した画像を表す画像データを出力する。
<文字認識部23>:回転部22が回転した画像を解析して、直読式指示部92に表示された数値を判読する。例えば、回転部22が出力した画像データから、文字認識機能を用いて、直読式指示部92が指示する数値を認識し、認識した数値を表す文字列データを出力する。
<漏水判定部26>:撮像部21が撮影した画像に基づいて、水道メーター90の測定対象範囲内における漏水(いわゆる「宅内漏水」)の有無を判定する。例えば、撮像部21が撮影した第一の画像と、第一の画像を撮影した時刻とは異なる時刻に撮像部21が撮影した第二の画像とを比較し、2つの画像に写っているパイロットマーク95の角度が異なる場合に、漏水があると判定する。漏水がなければ、パイロットマーク95が動かないので、パイロットマーク95の角度は一致する。これに対し、漏水があれば、パイロットマーク95が動くので、パイロットマーク95の角度は一致しない。
例えば、パイロットマーク95が0.09リットルの通水で1回転する場合、1ミリリットルの通水では、パイロットマーク95が約4度回転する。撮像部21が2つの画像を撮影した間隔が約5秒だとすると、1秒あたりの通水量は、わずか0.2ミリリットルである。水道検針員が目視で判定すると、このような微小漏水を見逃す可能性がある。これに対し、漏水判定部26が漏水有無を判定することにより、このような微小漏水が見逃されるのを防ぐことができる。
なお、パイロットマーク95がちょうど1回転した場合など、パイロットマーク95が実際には動いていても、パイロットマーク95の角度が一致する場合がある。そこで、パイロットマーク95の角度が同じ場合は、更に、円読式指示部94の針の角度を比較し、円読式指示部94の針の角度が異なっている場合は、漏水があると判定する構成であってもよい。
例えば、パイロットマーク95が0.09リットルの通水で1回転する場合、パイロットマーク95が1回転する間に、円読式指示部94の針は、約3度動く。したがって、2つの画像を比較するだけで、漏水の有無を正しく判定できる。動画を撮影するなど、パイロットマーク95を連続して観察する必要はない。
漏水判定部26は、撮像部21が画像を撮影する間に動いたパイロットマーク95の回転角度を算出する。例えば、漏水判定部26は、それぞれの画像に写ったパイロットマーク95の角度を算出し、算出した角度の差を求める。そして、パイロットマーク95の回転角度が0でない場合に、漏水があると判定する。
<漏水量算出部25>:撮像部21が撮影した複数の画像に写っているパイロットマーク95の角度の差に基づいて、漏水の量を算出する。例えば、撮像部21が画像を撮影した間隔と、漏水判定部26が算出したパイロットマーク95の回転角度とから、単位時間当たりの漏水量を算出する。
例えば、パイロットマーク95が0.09リットルの通水で1回転する場合において、パイロットマーク95の回転角度が4度であれば、その間の漏水量は、0.09×4÷360=0.001リットル(すなわち、1ミリリットル)である。画像の撮影間隔が5秒であれば、1時間当りの漏水量は、0.001÷5×3600=0.72リットルである。
なお、撮像部21が撮影した画像から水道メーター90の種別を判定し、判定した種別に基づいてパイロットマーク95が1回転したときの通水量を算出する構成であってもよい。
<振動検知部27>:センサー装置12を表示部91の上に載置したとき、水道メーター90を通して伝わる振動を検知する。例えば、振動センサーを備え、振動センサーが検知した振動波形を表す振動データを生成する。生成した振動データを解析することにより、付近の漏水の有無を判定することができる。なお、振動検知部27が漏水による振動を検知しやすくするため、センサー装置12は、表示部91を覆う透明板の上に直接接触して載置される構成であることが好ましい。
<振動記憶部28>:例えば、USBメモリなどの記憶媒体やその他の記憶装置を用いて、振動検知部27が生成した振動データを、メーター番号や水栓番号など水道メーター90を識別する情報に紐付けて記憶する。これにより、振動記憶部28が複数の振動データを記憶している場合であっても、水道メーター90と振動データとの対応関係が明確になる。振動記憶部28が記憶した振動データは、例えば水道検針員が事業所に戻ったとき、記憶媒体を外して読取り装置に接続するなどして、読み出される。
<通信部29>:携帯端末装置13と通信する。例えば、携帯端末装置13から測定開始信号を受信する。
通信部29が測定開始信号を受信すると、まず、振動検知部27が振動の録音を開始し、撮像部21が第一の画像を撮影する。通信部29は、第一の画像を携帯端末装置13に対して送信する。文字認識部23が第一の画像を解析して直読式指示部92の指示値を判読する。通信部29は、文字認識部23が判読した直読式指示部92の指示値を携帯端末装置13に対して送信する。
第一の画像を撮影してから所定の時間(例えば5秒)が経過したら、振動検知部27が振動の録音を終了し、撮像部21が第二の画像を撮影し、漏水判定部26が漏水の有無を判定する。漏水ありと判定した場合は、漏水量算出部25が漏水量を算出する。通信部29は、漏水判定部26が判定した判定結果と、漏水量算出部25が算出した漏水量とを携帯端末装置13に対して送信する。
なお、撮像部21が画像を撮影する間隔は、5秒に限らず、もっと長くてもよいし、もっと短くてもよい。撮影間隔が長ければ長いほど、わずかな漏水を検知することができるが、測定にかかる時間が長くなる。検針の効率を考慮すると、10秒以下であることが好ましい。逆に、撮影間隔が短ければ短いほど、わずかな漏水を見逃す可能性が高くなるので、3秒以上であることが好ましい。漏水検出精度と検針効率とのバランスを考慮すると、5秒が最も好ましい。また、任意の間隔に設定できるよう構成してもよい。
撮像部21が撮影する画像の枚数は、2枚に限らず、もっと多くてもよい。その場合、撮像部21が画像を撮影する間隔は、それぞれ異なることが好ましい。例えば、第一の画像から第二の画像までの撮影間隔を2秒、第二の画像から第三の画像までの撮影間隔を3秒とする。そうすれば、漏水を見逃す可能性を抑えることができる。
振動検知部27が振動を録音する開始時刻及び終了時刻は、撮像部21が画像を撮影する時刻と異なっていてもよい。
通信部29は、測定開始信号とともに、水道メーター90を識別する識別情報を携帯端末装置13から受信することが好ましい。そうすれば、通信部29が受信した識別情報を、振動記憶部28が振動データに紐付けて記憶することができる。
あるいは、撮像部21が撮影した画像から、個別識別番号96が写っている部分を抽出し、個別識別番号96を判読して、判読した個別識別番号96を振動記憶部28が振動データに紐付けて記憶する構成であってもよい。
なお、通信部29は、振動検知部27が生成した振動データを携帯端末装置13に対して送信する構成であってもよい。その場合、振動記憶部28は、なくてもよい。しかし、振動データは、比較的大きなデータなので、送信するのに時間がかかる。このため、検針時には振動データを送信せず、振動記憶部28に記憶しておく構成のほうが、通信終了を待つ必要がなく、検針の効率を高めることができる。検針終了後、次の検針開始までの移動中に、通信部29が振動データを携帯端末装置13に対して送信する構成であってもよい。
図5に示すように、携帯端末装置13は、以下の構成を備える。なお、これらの構成要素は、専用LSIやその他のハードウェアなどを用いて構成してもよいし、汎用CPUなどのハードウェアがプログラムなどのソフトウェアを実行することにより実現されるものであってもよい。例えば、スマートフォンやタブレットなどにアプリケーションをインストールすることにより、携帯端末装置13として機能させてもよい。
<近距離通信部31>:センサー装置12と通信する。例えば、水道検針員が携帯端末装置13のスタートボタンを押した場合に、センサー装置12に対して測定開始信号を送信する。上述したように、メーター番号や水栓番号などの識別情報を、測定開始信号とともに、センサー装置12に対して送信してもよい。また、センサー装置12から、撮像部21が撮影した画像、回転部22が回転した画像、文字認識部23が認識した指示値、漏水判定部26が判定した判定結果、漏水量算出部25が算出した漏水量などのデータを受信する。
<撮影画像表示部32>:撮像部21が撮影した画像を携帯端末装置13の表示画面に表示する。
<画像表示部33>:回転部22が回転した画像を携帯端末装置13の表示画面に表示する。例えば、回転部22が回転した画像のうち、直読式指示部92が写っている部分だけを抽出し、拡大して表示する。
<指示値入力部34>:水道検針員が読み取った水道メーター90の指示値を入力する。水道検針員は、水道メーター90の直読式指示部92を直接目視して指示値を読み取ってもよいが、画像表示部33が表示した直読式指示部92の画像から読み取るほうが、楽な体勢で読み取ることができ、また、あたりが薄暗くても指示値を正しく読み取ることができる。水道検針員は、携帯端末装置13の数字ボタンを押すなどして、読み取った指示値を入力する。
<入力値表示部35>:指示値入力部34が入力した指示値(入力値)を携帯端末装置13の表示画面に表示する。また、指示値入力部34が指示値をまだ入力していないときは、文字認識部23が認識した指示値を携帯端末装置13の表示画面に表示する。これにより、入力値表示部35に表示された指示値が正しい場合には、指示値の入力を省略することができ、検針の効率を高めることができる。また、表示部91が汚れている場合など、文字認識部23が指示値を正しく認識できなかった場合は、手入力により指示値を正しい値に修正することができる。
<印刷部36>:指示値入力部34が入力した指示値に基づいて、検針票を印刷する。検針票とは、水道検針員による検針の結果を印刷したものである。水道検針員が、検針票を、水道使用者の郵便ポストなどに投函することで、検針の結果を使用者に通知する。なお、検針票をその場で印刷するのではなく、後で印刷し、水道使用者に対して郵送するなどしてもよい。
印刷部36が印刷する検針票は、従来の検針票の内容に加えて、撮像部21が撮像した画像を含む。これにより、水道の使用者が、検針時の水道メータの指針値を確認することができるので、検針間違いではないかという苦情を減らすことができる。
なお、検針票に印刷する画像は、回転部22が回転する前の画像でも、回転部22が回転した後の画像でもよいが、回転部22が回転した後の画像のほうが、見やすいので好ましい。また、検針票に印刷する画像は、直読式指示部92が写っている部分だけを抽出したものでもよいが、その水道メーター90を撮影した画像であることを証明するため、少なくとも、個別識別番号96が写っている部分も含む画像であることが好ましい。水道メーター90の表示部91全体が写っている画像であれば、更に好ましい。
<漏水通知部37>:漏水判定部26による判定結果や漏水量算出部25が算出した漏水量を水道検針員に通知する。例えば、漏水があると漏水判定部26が判定した場合に、そのことを携帯端末装置13の表示画面に表示したり、アラームを鳴らしたり、携帯端末装置13を振動させたりする。更に、携帯端末装置13の表示画面に漏水量を表示する。これにより、更に詳しい漏水検査をするなどの対処をすることができ、宅内漏水を早期に発見することができる。
具体的な対処方法としては、例えば、水道の契約者が在宅であれば、水道検針員が声を掛けて、水道を使用中でないかを確認し、使用中であれば、使用を中止してもらう。そして、もう一度、漏水の有無を判定し、それでも漏水があると判定された場合には、漏水があることを契約者に伝える。
漏水がある場合、漏水箇所を特定し、修理するなどの対処が必要になる。しかし、漏水量が微量である場合、漏水箇所を特定するための検査や修理にかかるコストを考慮すると、しばらく様子を見たほうがよい場合もある。
漏水量算出部25が算出した漏水量が水道検針員に通知されているので、漏水量を契約者に伝えたり、どう対処すべきかのアドバイスをしたりすることができ、漏水量に見合った適切な対処をすることができる。
<遠距離通信部39>:水道局のデータ解析センターなどに備えられたサーバ装置40と通信する。例えば、撮像部21が撮影した画像、入力値表示部35が表示した指示値(文字認識部23が認識した値又は指示値入力部34が入力した値)、漏水判定部26による判定結果、漏水量算出部25が算出した漏水量などを、サーバ装置40に対して送信する。このように、サーバ装置40に対して検針結果をその都度送信すれば、水道検針装置10に検針結果を蓄えておく必要がなく、水道検針装置10の紛失などによる個人情報の漏洩を防ぐことができる。水道検針員が水道検針装置10を自宅に持ち帰ることを許可できるので、水道検針員が現場に直行直帰でき、検針の効率を高めることができる。
図6に示すように、携帯端末装置13の表示画面には、撮影画像表示部32が表示する全体画像62、画像表示部33が表示する拡大された画像63、入力値表示部35が表示する入力値65(指示値)などが表示される。入力値表示部35は、部分画像63に隣接した位置に入力値65を表示する。これにより、直読式指示部92の指示値と、入力値65とを見比べることが容易になり、入力ミスを防ぐことができる。部分画像63や入力値65は通常横長であるから、入力値表示部35は、部分画像63の上又は下に入力値65を表示することが好ましい。
以上のように、水道検針員は、センサー装置12の電源スイッチを入れて、センサー装置12を表示部91の上に載置し、携帯端末装置13のスタートボタンを押すだけで、積算使用量の判読、宅内漏水の判定、及び振動データの収集が自動的に行われる。水道検針員は、文字認識部23が認識した指示値を確認し、正しく認識されていない場合のみ、指示値を入力する。これにより、検針及び漏水検査にかかる労力を大幅に削減することができる。水道検針員の負荷が大幅に軽減されることにより、疲労による入力ミスや判断ミスなどのヒューマンエラーの発生を防ぐことができる。
図7に示すように、検針票70には、検針した日付・場所、水道契約者の氏名・顧客番号、水道メーターのメータ番号・指針値・前回検針時の指針値、水道使用量、水道料金など、従来の検針票に印刷されていた内容に加えて、撮像部21が撮影した画像71が印刷される。これにより、水道の使用者は、検針結果に疑義がある場合、検針票を見ることで、検針結果に間違いがないことを容易に確認できる。これにより、水道局などに苦情が申し立てられるのを減らすことができ、苦情対応の労力を削減することができる。
なお、回転部22、文字認識部23及び漏水判定部26のうちのいくつか又はすべては、センサー装置12が備えるのではなく、携帯端末装置13が備える構成であってもよい。また、水道検針装置10は、センサー装置12と携帯端末装置13とに分かれているのではなく、一体型の装置であってもよい。
逆に、携帯端末装置13を、印刷部を有する携帯端末装置(携帯型プリンタ)と、それ以外の構成要素を有する第二の携帯端末装置とに分けてもよい。第二の携帯端末装置は、例えば、スマートフォンやタブレットなどにアプリケーションをインストールすることにより構成してもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例である。本発明は、これに限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲によって定義される範囲から逸脱することなく様々に修正し、変更し、追加し、又は除去したものを含む。これは、以上の説明から当業者に容易に理解することができる。
10 水道検針装置、12 センサー装置、13 携帯端末装置、21 撮像部、22 回転部、23 文字認識部、25 漏水量算出部、26 漏水判定部、27 振動検知部、28 振動記憶部、29,41 通信部、31 近距離通信部、32 撮影画像表示部、33 画像表示部、34 指示値入力部、35 入力値表示部、36 印刷部、37 漏水通知部、39 遠距離通信部、40 サーバ装置、62,63,71 画像、65 入力値、70 検針票、90 水道メーター、91 表示部、92 直読式指示部、93,94 円読式指示部、95 パイロットマーク、96 個別識別番号。

Claims (4)

  1. 水道メーターの直読式指示部を含む表示部を撮影する撮像部と、
    前記水道メーターの検針結果を示す検針票を印刷する印刷部と、
    を備え、
    前記印刷部は、前記検針票に、前記撮像部が撮影した前記表示部の画像を印刷する、
    水道検針装置。
  2. 前記直読式指示部の数字が直立する向きになるよう、前記撮像部が撮影した前記画像を回転する回転部
    を更に備え、
    前記印刷部は、前記回転部が回転した画像を印刷する、
    請求項1の水道検針装置。
  3. 前記撮像部が撮影した画像のうち、少なくとも前記直読式指示部が写っている部分を表示する画像表示部と、
    作業員が読み取った前記水道メーターの指示値を入力する指示値入力部と、
    前記指示値入力部が入力した入力値を表示する入力値表示部と、
    を更に備える、
    請求項1又は2の水道検針装置。
  4. 前記水道メーターの表示部上に載置可能であり、前記撮像部を備えるセンサー装置と、
    作業員が携帯可能であり、前記印刷部を備える携帯端末装置と、
    を有する、請求項1乃至5いずれかの水道検針装置。
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