JP2019128132A - 熱交換器および熱源機 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝熱管に発生する熱応力により伝熱管が割れることを抑制することができる熱交換器およびそれを備えた熱源機を提供する。【解決手段】一次熱交換器10は、胴板12と、フィンパイプ11bと、接続管15とを備えている。胴板12は、周壁部121と、内部空間Hとを含んでいる。フィンパイプ11bは、内部空間Hに配置され、内部空間Hから胴板12を貫通し、かつ胴板12に固定されている。接続管15は、周壁部121から内部空間H内に突き出すようにフィンパイプ11bに挿入され、かつフィンパイプ11bに固定されている。【選択図】図7

Description

本発明は、熱交換器および熱源機に関するものである。
従来、胴板と、胴板に収容された伝熱管と、伝熱管に接続された接続管とを備えた熱交換器が用いられている。胴板は、周壁部と、周壁部に取り囲まれた内部空間とを含んでいる。伝熱管は内部空間に配置され、周壁部の側壁間に延びるように配置されている。また、伝熱管は胴板を貫通して胴板の外側まで延びている。接続管は胴板の外側において伝熱管に挿入されている。
また、伝熱管に接続管が挿入された熱交換器は、たとえば特開2002−254165号公報(特許文献1)に記載されている。この公報に記載された熱交換器では、伝熱管は板状のエンドプレートを貫通している。接続管はエンドプレートの外側において伝熱管に挿入されている。
特開2002−254165号公報
上記の従来の熱交換器では、周壁部に取り囲まれた内部空間を燃焼ガスが流れる。このため、内部空間に配置された伝熱管において燃焼ガスの下流側の温度よりも上流側の温度が高くなる。したがって、伝熱管が燃料ガスの下流側から上流側に向かって突き出すように変形しようとすることにより、伝熱管に熱応力が発生する。この熱応力により伝熱管が割れるおそれがある。
また、上記の公報に記載された熱交換器でも、伝熱管において燃焼ガスの下流側の温度よりも燃焼ガスの上流側の温度が高くなる。したがって、伝熱管が燃焼ガスの下流側から上流側に向かって突き出すように変形しようとすることにより、伝熱管に熱応力が発生する。上記の公報に記載された熱交換器でも、この熱応力により伝熱管が割れるおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、伝熱管に発生する熱応力により伝熱管が割れることを抑制することができる熱交換器およびそれを備えた熱源機を提供することである。
本発明の熱交換器は、胴板と、伝熱管と、接続管とを備えている。胴板は、周壁部と、内部空間とを有している。内部空間は周壁部に取り囲まれている。伝熱管は、内部空間に配置され、内部空間から胴板を貫通し、かつ胴板に固定されている。接続管は、周壁部から内部空間内に突き出すように伝熱管に挿入され、かつ伝熱管に固定されている。
本発明によれば、接続管が周壁部から内部空間内に突き出すように伝熱管に挿入されているため、内部空間において伝熱管と接続管とが重なる。したがって、内部空間において伝熱管を接続管により補強することができる。これにより、伝熱管に発生する熱応力により伝熱管が割れることを抑制することができる。
上記の熱交換器において、伝熱管と接続管とが重なる領域の中央に周壁部が配置されている。このため、伝熱管に発生する熱応力を伝熱管と接続管とが重なる領域で周壁部を挟んで均等に受けることができる。したがって、伝熱管に発生する熱応力が伝熱管と接続管とが重なる領域で周壁部を挟んだ一方側に集中することを抑制することができる。
上記の熱交換器において、周壁部から胴板の外側に突き出した伝熱管の寸法は、周壁部から内部空間内に突き出した接続管の寸法よりも大きい。このため、伝熱管に接続管を挿入するために伝熱管の周壁部から胴板の外側に突き出した部分を加工することが容易となる。
上記の熱交換器において、内部空間に配置されたフィンをさらに備えている。伝熱管は、フィンを貫通している。接続管は、フィンと重なるように配置されている。燃焼ガスによってフィンが熱せられることによりフィンが延びようとする。このため、フィンを貫通する伝熱管にフィンによる熱応力が発生する。接続管がフィンと重なるように配置されているため、伝熱管のフィンを貫通する部分を接続管により補強することができる。これにより、フィンによって伝熱管に発生する熱応力により伝熱管が割れることを抑制することができる。
上記の熱交換器において、伝熱管の厚みと接続管の厚みとの合計の厚みは、胴板の厚みよりも大きい。燃焼ガスによって胴板が熱せられることにより胴板が延びようとする。このため、胴板を貫通する伝熱管に胴板による熱応力が発生する。伝熱管の厚みと接続管の厚みとの合計の厚みが胴板の厚みよりも大きいため、胴板の強度よりも伝熱管および接続管の重なる部分の強度を大きくすることができる。これにより、胴板によって伝熱管に発生する熱応力により伝熱管が割れることを抑制することができる。
本発明の熱源機は、上記の熱交換器と、熱交換器に燃焼ガスを供給可能なバーナとを備えている。本発明の熱源機によれば、伝熱管に発生する熱応力により伝熱管に割れが発生することを抑制することができる熱交換器を備えた熱源機を提供することができる。
以上説明したように、本発明によれば、伝熱管に発生する熱応力により伝熱管が割れることを抑制することができる熱交換器およびそれを備えた熱源機を提供することができる。
本発明の一実施の形態における熱源機の構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態における熱交換装置の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における熱交換器の構成を概略的に示す斜視図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 図3のV−V線に沿う断面図である。 本発明の一実地の形態における熱交換器の構成を概略的に示す側面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 図7のVIII部の拡大図である。 本発明の一実施の形態における変形例の熱交換器の構成を概略的に示す断面図であって、図8に対応する図である。 比較例の熱交換器の構成を概略的に示す断面図であって、図8に対応する部分の図である。 図10のXI部の拡大図である。
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態における熱源機100の構成について説明する。
図1に示されるように、本実施の形態の熱源機100は、点火プラグ1と、一次熱交換器(顕熱回収熱交換器)10と、二次熱交換器(潜熱回収熱交換器)20と、バーナ30と、チャンバ31と、送風装置32と、ダクト33と、ベンチュリ34、オリフィス35、ガスバルブ36、配管40と、バイパス配管41と、三方弁42と、筐体50とを主に有している。一次熱交換器10、二次熱交換器20は熱交換装置200を構成している。筐体50の内部に、上記の部品のうち筐体50を除く全ての部品が配置されている。上記の部品は熱交換装置200を除いて従来公知のものと同様である。
燃料ガスは、ガスバルブ36とオリフィス35とを通じてベンチュリ34に流れる。ベンチュリ34で混合された混合ガスは送風装置32に送られる。送風装置32は、混合ガスをバーナ30へ供給するためのものである。送風装置32はチャンバ31に接続されており、チャンバ31はバーナ30に接続されている。送風装置32から供給された混合ガスは、チャンバ31を通じてバーナ30に送られる。バーナ30は、一次熱交換器10に供給される加熱用気体(燃焼ガス)を発生させるためのものである。バーナ30から吹出される混合ガスは、点火プラグ1によって着火され、燃焼ガスとなる。
燃焼ガスが一次熱交換器10および二次熱交換器20を順に通過して湯水と熱交換するように、バーナ30、一次熱交換器10および二次熱交換器20が接続されている。バーナ30は、一次熱交換器10に対して二次熱交換器20と反対側に配置されている。バーナ30は、一次熱交換器10および二次熱交換器20に燃焼ガスを供給可能に構成されている。本実施の形態では、バーナ30は逆燃方式である。なお、バーナ30は正燃方式であってもよい。
二次熱交換器20にはダクト33が接続されており、ダクト33は筐体50の外部へ延びている。これにより、二次熱交換器20を通過した燃焼ガスは、ダクト33を通じて筐体50の外部へ排出される。一次熱交換器10よりも出湯側の配管40の部分とバイパス配管41とは三方弁42で接続されている。
次に、図2を参照して、上記の熱源機100に用いられる熱交換装置200の構成について説明する。
図2に示されるように、熱交換装置200は、燃焼ガスの顕熱および潜熱を回収可能なものである。熱交換装置200は、顕熱回収用の一次熱交換器10と、潜熱回収用の二次熱交換器20とを有している。一次熱交換器10と二次熱交換器20とは第1方向D1に重なるように配置されている。二次熱交換器20は、熱交換装置200が設置された状態において一次熱交換器10に鉛直方向(上下方向)に重なるように配置されている。つまり、熱交換装置200が設置された状態において、第1方向D1は上下方向となる。
次に、図2〜図8を参照して、上記の熱源機100に用いられる一次熱交換器(熱交換器)10の構成について説明する。
図2〜図5に示されるように、一次熱交換器10は、入水部10aと、出水部10bと、熱交換部11と、胴板12と、胴パイプ部13と、ヘッダ部材14と、接続管15とを備えている。入水部10aは、一次熱交換器10に最初に湯水が入水する部分である。入水部10aは、胴パイプ部13に接続されている。出水部10bは、一次熱交換器10から最後に湯水が出湯する部分である。出水部10bは、接続管15を介して熱交換部11に接続されている。
熱交換部11は、複数のフィン11aと、複数のフィンパイプ(伝熱管)11bとを含んでいる。複数のフィン11aおよび複数のフィンパイプ11bの各々は、SUS(ステンレス鋼)製であってもよい。熱交換部11は、複数のフィン11aおよび複数のフィンパイプ11bの外部を燃焼ガスが流れ、複数のフィンパイプ11bの内部を水が流れるように構成されている。複数のフィン11aは互いに積層されている。複数のフィンパイプ11bは複数のフィン11aを積層方向に貫通している。複数のフィンパイプ11bは、第1方向D1に沿って二段に配列されている。なお、図2〜図5および図7においては、説明の便宜のため、複数のフィン11aのうち一部のみが図示されている。
胴板12は、周壁部121と、内部空間Hとを有している。周壁部121は、第1端E1と、第2端E2とを有している。第2端E2は、第1端E1に向かい合っている。内部空間Hは、第1端E1から第2端E2まで貫通するように設けられている。第1端E1に胴板12の上側に設けられた開口が配置されている。第2端E2に胴板12の下側に設けられた開口が配置されている。内部空間Hは、胴板12の上側に設けられた開口と胴板12の下側に設けられた開口とをつなぐように設けられている。
周壁部121は、正面部12aと、一対の側面部12bと、背面部12cとを含んでいる。正面部12a、一対の側面部12bおよび背面部12cは四角の枠を構成している。胴板12は上下に開口を有している。胴板12は、上側の開口を通って胴板12の内側へ燃焼ガスを給気可能である。胴板12は、下側の開口を通って燃焼ガスを胴板12の外側へ排気可能である。
熱交換部11は胴板12の内部空間Hに配置されている。複数のフィンパイプ11bの各々の中央部は、胴板12の内側に配置されている。複数のフィンパイプ11bの各々の両端部は、胴板12の外側に配置されている。複数のフィン11aは胴板12の内側に配置されている。
胴パイプ部13は、胴板12を冷却するためのものである。胴パイプ部13は、胴板12の一対の側面部12bおよび背面部12cの内側面に沿うように配置されている。胴パイプ部13は、第1冷却パイプ131、第2冷却パイプ132および第3冷却パイプ133を含んでいる。第1冷却パイプ131、第2冷却パイプ132および第3冷却パイプ133は、第1方向D1に並んで設置されている。第1冷却パイプ131、第2冷却パイプ132および第3冷却パイプ133は、ヘッダ部材14を介して直列に接続されている。ヘッダ部材14は、胴板12の正面部12aに取り付けられている。ヘッダ部材14は、第1ヘッダ部材141と、第2ヘッダ部材142とを含んでいる。
第1冷却パイプ131の一方端は入水部10aに接続されており、第1冷却パイプ131の他方端は第1ヘッダ部材141に接続されている。第2冷却パイプ132の一方端は第1ヘッダ部材141に接続されており、第2冷却パイプ132の他方端は第2ヘッダ部材142に接続されている。第3冷却パイプ133の一方端は第2ヘッダ部材142に接続されており、第3冷却パイプ133の他方端は最も上方に配置された接続管15に接続されている。また、熱交換部11の複数のフィンパイプ11bは互いに接続管15により直列に接続されている。
図6〜図8に示されるように、フィンパイプ11bは、内部空間Hに配置されている。フィンパイプ11bは、内部空間Hから胴板12を貫通している。本実施の形態では、フィンパイプ11bは、周壁部121から胴板12の外側に突き出すように内部空間Hから胴板12の外側に向けて周壁部121を貫通している。フィンパイプ11bは周壁部121の外周に設けられた孔に挿通されている。具体的には、フィンパイプ11bは正面部12aおよび背面部12cに設けられた孔に挿通されている。フィンパイプ11bは、正面部12aおよび背面部12cとの間に延びている。フィンパイプ11bは、正面部12aと背面部12cとが向かい合う第2方向D2に延びている。同じ段に配置された複数のフィンパイプ11bは一対の側面部12bが向かい合う第3方向D3に並んで配置されている。なお、第1方向D1、第2方向D2および第3方向D3は互いに交差している。フィンパイプ11bは胴板12に固定されている。フィンパイプ11bは胴板12にたとえばロウ付けにより固定されている。
接続管15は、周壁部121から内部空間Hに突き出すようにフィンパイプ11bに挿入されている。本実施の形態では、接続管15は、周壁部121から内部空間H内に突き出すように胴板12の外側から内部空間H内に向けてフィンパイプ11bに挿入されている。接続管15は、フィンパイプ11bに固定されている。接続管15は、フィンパイプ11bに内嵌めされている。接続管15は、2つのフィンパイプ11b同士を接続するベンドパイプと、フィンパイプ11bと出水部10bとを接続する出水パイプとを含んでいる。
接続管15は、フィンパイプ11bに第2方向D2に挿入されている。フィンパイプ11bと接続管15とが重なる領域の中央に周壁部121が配置されている。すなわち、フィンパイプ11bに接続管15が挿入された方向において、フィンパイプ11bと接続管15とが重なる領域の中央に周壁部121が配置されている。つまり、フィンパイプ11bの胴板12の外側に突き出した端部と、接続管15の内部空間Hに挿入された端部との間の中央に周壁部121が配置されている。したがって、フィンパイプ11bに接続管15が挿入された方向において、周壁部121から胴板12の外側に突き出したフィンパイプ11bの寸法R1は、周壁部121から内部空間H内に突き出した接続管15の寸法R2と等しい。なお、周壁部121は、フィンパイプ11bに接続管15が挿入された方向において、フィンパイプ11bと接続管15とが重なる領域の中心を含むように配置されていればよい。
接続管15は、フィン11aと重なるように配置されている。接続管15は、フィンパイプ11bが貫通したフィン11aの孔に挿通されている。本実施の形態では、接続管15は、複数のフィン11aのうち最外部に配置されたフィン11aと重なるように配置されている。
フィンパイプ11bの厚みと接続管15の厚みとの合計の厚みは、胴板12の厚みよりも大きい。フィンパイプ11bの厚みは、たとえば0.8mmである。接続管15の厚みは、たとえば0.8mmである。胴板12の厚みは、たとえば0.8mmである。
正面部12aおよび背面部12cは第1側面を構成している。一対の側面部12bは第2側面を構成している。第2側面(一対の側面部12b)は、第1側面(正面部12aおよび背面部12c)に交差している。第1側面(正面部12aおよび背面部12c)にフィンパイプ11bが固定されている。第2側面(一対の側面部12b)はフィンパイプ11bに沿って配置されている。第2側面(一対の側面部)12bはフィンパイプ11bが固定されていないため、フィンパイプ11bが固定された第1側面(正面部12aおよび背面部12c)よりも温度が高くなる。したがって、胴板12は第2側面(一対の側面部12b)が向かい合う方向にたわむように変形しようとする。これにより、フィンパイプ11bに熱応力が作用する。
なお、上記では、全てのフィンパイプ11bについて、接続管15が周壁部121から内部空間Hに突き出すようにフィンパイプ11bに挿入されている。しかしながら、少なくとも1つのフィンパイプ11bについて、接続管15が周壁部121から内部空間Hに突き出すようにフィンパイプ11bに挿入されていればよい。この場合、最も熱応力がかかるフィンパイプ11bに対してのみ接続管15が周壁部121から内部空間Hに突き出すように挿入されていてもよい。
次に、図9を参照して、本実施の形態の変形例の一次熱交換器10について説明する。図9に示されるように、本実施の形態の変形例の一次熱交換器10では、周壁部121から胴板12の外側に突き出したフィンパイプ11bの寸法R1は、周壁部121から内部空間H内に突き出した接続管15の寸法R2よりも大きい。
次に、再び図2を参照して、一次熱交換器10および二次熱交換器20を流通する燃焼ガスおよび水の流れについて説明する。
まず、一次熱交換器10および二次熱交換器20を流通する燃焼ガスの流れについて説明する。一次熱交換器10の上側の開口を通って燃焼ガスが一次熱交換器10に給気される。一次熱交換器10に給気された燃焼ガスは、胴板12の下側に設けられた開口に向けて上方からに下方に流れる。このとき、胴パイプ部13の外側を流れる燃焼ガスと胴パイプ部13の内側を流れる水との間で熱交換が行われる。さらに、熱交換部11の複数のフィン11aおよび複数のフィンパイプ11bの外側を流れる燃焼ガスと、複数のフィンパイプ11bの内側を流れる水との間で熱交換が行われる。
一次熱交換器10を通過した燃焼ガスは、胴板12の下側に設けられた開口から二次熱交換器20の胴板22の上側に設けられた開口を通って二次熱交換器20に給気される。二次熱交換器20に給気された燃焼ガスは、胴板22の下側に設けられた開口に向けて上方から下方に流れる。このとき、二次熱交換器20において、図示しない伝熱管の外側を流れる燃焼ガスとこの伝熱管の内側を流れる水との間で熱交換が行われる。
続いて、一次熱交換器10および二次熱交換器20を流通する水の流れについて説明する。二次熱交換器20の入水部20aから二次熱交換器20に流入した水は、二次熱交換器20において燃焼ガスとの間で熱交換された後に出水部20bから出湯する。二次熱交換器20の出水部20bから出湯した水は、図示しない配管を経由して、一次熱交換器10の入水部10aに入水する。
入水部10aから一次熱交換器10に入水した湯水は、胴パイプ部13のうち最も上方に配置された第1冷却パイプ131に流入する。第1冷却パイプ131内に流入した湯水は、第1冷却パイプ131内を通り、第1ヘッダ部材141を経由して、第1冷却パイプ131の下方に配置された第2冷却パイプ132に流入する。第2冷却パイプ132内に流入した湯水は、第2冷却パイプ132内を通り、第2ヘッダ部材142を経由して、第2冷却パイプ132の下方に配置された第3冷却パイプ133に流入する。第3冷却パイプ133内に流入した湯水は、第3冷却パイプ133内を通り、最も上方に配置された接続管15に流入する。最も上方に配置された接続管15に流入した湯水は、複数のフィンパイプ11bと複数の接続管15とが直列に接続された一連の通水路を正面部12aと背面部12cとが対向する方向(第2方向D2)に折り返すように流れる。最後に、湯水は出水部10bから出湯する。
次に、本実施の形態の作用効果を比較例と対比して説明する。
図10および図11を参照して、比較例の一次熱交換器10は、接続管15が周壁部121から内部空間Hに突き出していない点で本実施の形態の一次熱交換器10と異なっている。比較例の一次熱交換器10では、内部空間Hを周壁部121の第1端E1から第2端E2に向かって燃焼ガスが流れると、周壁部121に設けられた内部空間Hに配置されたフィンパイプ11bにおいて燃焼ガスの下流側(第2端側)の温度よりも上流側(第1端側)の温度が高くなる。したがって、フィンパイプ11bが燃焼ガスの下流側から上流側に向かって突き出すように変形しようとすることにより、フィンパイプ11bに熱応力が発生する。この熱応力により、図11中矢印で示される位置でフィンパイプ11bが割れるおそれがある。
これに対して、本実施の形態の一次熱交換器10によれば、接続管15が周壁部121から内部空間H内に突き出すようにフィンパイプ11bに挿入されているため、内部空間Hにおいてフィンパイプ11bと接続管15とが重なる。したがって、内部空間Hにおいてフィンパイプ11bを接続管15により補強することができる。これにより、フィンパイプ11bに発生する熱応力によりフィンパイプ11bが割れることを抑制することができる。
また、本実施の形態の一次熱交換器10において、フィンパイプ11bと接続管15とが重なる領域の中央に周壁部121が配置されている。このため、フィンパイプ11bに発生する熱応力をフィンパイプ11bと接続管15とが重なる領域で周壁部121を挟んで均等に受けることができる。したがって、フィンパイプ11bに発生する熱応力がフィンパイプ11bと接続管15とが重なる領域で周壁部121を挟んだ一方側に集中することを抑制することができる。
また、本実施の形態の一次熱交換器10において、周壁部121から胴板12の外側に突き出したフィンパイプ11bの寸法R1は、周壁部121から内部空間H内に突き出した接続管15の寸法R2よりも大きい。このため、フィンパイプ11bに接続管15を挿入するためにフィンパイプ11bの周壁部121から胴板12の外側に突き出した部分を加工することが容易となる。
また、本実施の形態の一次熱交換器10において、接続管15は、フィン11aと重なるように配置されている。燃焼ガスによってフィン11aが熱せられることによりフィン11aが延びようとする。このため、フィン11aを貫通するフィンパイプ11bにフィン11aによる熱応力が発生する。接続管15がフィン11aと重なるように配置されているため、フィンパイプ11bのフィン11aを貫通する部分を接続管15により補強することができる。これにより、フィン11aによってフィンパイプ11bに発生する熱応力によりフィンパイプ11bが割れることを抑制することができる。
また、本実施の形態の一次熱交換器10において、フィンパイプ11bの厚みと接続管15の厚みとの合計の厚みは、胴板12の厚みよりも大きい。燃焼ガスによって胴板12が熱せられることにより胴板12が延びようとする。このため、胴板12を貫通するフィンパイプ11bに胴板12による熱応力が発生する。フィンパイプ11bの厚みと接続管15の厚みとの合計の厚みが胴板12の厚みよりも大きいため、胴板12の強度よりもフィンパイプ11bおよび接続管15が重なる部分の強度を大きくすることができる。これにより、胴板12によってフィンパイプ11bに発生する熱応力によりフィンパイプ11bが割れることを抑制することができる。
また、本実施の形態の一次熱交換器10において、フィンパイプ11bが固定された一対の第1側面(正面部12aおよび背面部12c)に交差する第2側面(一対の側面部12b)は、フィンパイプ11bに沿って配置されている。フィンパイプ11bが固定された一対の第1側面の温度よりもフィンパイプ11bが固定されていない一対の第2側面の温度は高くなる。したがって、胴板12は第2側面(一対の側面部12b)が向かい合う方向にたわむように変形しようとする。これにより、フィンパイプ11bに熱応力が作用する。本実施の形態では、内部空間Hにおいてフィンパイプ11bを接続管15により補強することができるため、この熱応力によりフィンパイプ11bが割れることを抑制することができる。
本実施の形態の熱源機100は、上記の一次熱交換器10と、一次熱交換器10に燃焼ガスを供給可能なバーナ30とを備えている。本実施の形態の熱源機100によれば、フィンパイプ11bに発生する熱応力によりフィンパイプ11bに割れが発生することを抑制することができる一次熱交換器10を備えた熱源機100を提供することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 一次熱交換器、11 熱交換部、11a フィン、11b フィンパイプ、12,22 胴板、12a 正面部、12b 側面部、12c 背面部、13 胴パイプ部、14 ヘッダ部材、15 接続管、20 二次熱交換器、30 バーナ、100 熱源機、121 周壁部、200 熱交換装置、E1 第1端、E2 第2端、H 内部空間、R1 伝熱管の寸法、R2 接続管の寸法。

Claims (6)

  1. 周壁部と、前記周壁部に取り囲まれた内部空間とを有する胴板と、
    前記内部空間に配置され、前記内部空間から前記胴板を貫通し、かつ前記胴板に固定された伝熱管と、
    前記周壁部から前記内部空間内に突き出すように前記伝熱管に挿入され、かつ前記伝熱管に固定された接続管とを備えた、熱交換器。
  2. 前記伝熱管と前記接続管とが重なる領域の中央に前記周壁部が配置されている、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記周壁部から前記胴板の外側に突き出した前記伝熱管の寸法は、前記周壁部から前記内部空間内に突き出した前記接続管の寸法よりも大きい、請求項1に記載の熱交換器。
  4. 前記内部空間に配置されたフィンをさらに備え、
    前記伝熱管は、前記フィンを貫通しており、
    前記接続管は、前記フィンと重なるように配置されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 前記伝熱管の厚みと前記接続管の厚みとの合計の厚みは、前記胴板の厚みよりも大きい、請求項1から4のいずれか1項に記載の熱交換器。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の熱交換器と、
    前記熱交換器に燃焼ガスを供給可能なバーナとを備えた、熱源機。
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