JP2019127865A - Centrifugal fan - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、遠心ファンに関するものである。 The present invention relates to a centrifugal fan.
従来、空調装置または換気装置などが備える送風機に用いられる遠心ファンが知られている。特許文献１に記載の遠心ファンは、空気を吸い込むための吸込口を有する側板と、その側板に対向して設けられる主板と、側板と主板との間に回転方向に所定間隔で配置される複数の翼を備えている。この遠心ファンが備える複数の翼は、前縁の形状が直線状に形成されている。また、複数の翼の前縁は、前縁と側板との接続部（以下「第１接続部」という）より、前縁と主板との接続部（以下「第２接続部」という）の方が、回転方向前側で且つ径方向内側に位置している。
Conventionally, a centrifugal fan used for a blower provided in an air conditioner or a ventilator is known. The centrifugal fan described in
しかしながら、特許文献１に記載の遠心ファンの翼は、第１接続部より第２接続部の方が径方向内側に位置していることから、遠心ファンを回転させた際に翼前縁の軌跡により形成される面の面積（以下「流入面積」という）が小さくなる。ここで、吸込口から複数の翼同士の間に流入する気流の速度をＶ、その流量をＱ、流入面積をＡとすると、Ｖ＝Ｑ／Ａ の関係を有する。そのため、特許文献１に記載の遠心ファンは、吸込口から複数の翼同士の間に流入する気流の速度が速くなり、気流が翼前縁に衝突する際に生じる騒音が大きくなるといった問題がある。
However, the blade of the centrifugal fan described in
また、特許文献１に記載の遠心ファンは、翼前縁のうち主板側に近い部分で形成される流入面積がより小さくなっている。そのため、複数の翼同士の空間の中で主板に近い部分に流入する気流の速度がより速くなり、複数の翼同士の間を流れる気流が主板側に大きく偏ることで、複数の翼同士の間を流れる気流の速度分布が大きくなる。したがって、特許文献１に記載の遠心ファンは、速度分布の増大によって生じる騒音が大きくなるといった問題もある。さらに、気流の翼前縁への衝突や、気流の速度分布の増大等により、気流の乱れが生じると、送風機の効率も低下することになる。
Further, in the centrifugal fan described in
本発明は上記点に鑑みて、送風機の騒音を低減すると共に効率を高めることの可能な遠心ファンを提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION In view of the foregoing, it is an object of the present invention to provide a centrifugal fan capable of reducing the noise of a fan and increasing the efficiency.
上記目的を達成するため、請求項１に係る発明は、
空気を吸い込む吸込口（２１）を有する側板（２）と、
側板に対向して設けられる主板（３）と、
側板と主板との間に回転方向に所定間隔で配置される複数の翼（４）と、を備える遠心ファンであって、
複数の翼は、前縁（４０）の形状が、前縁と側板との接続部である第１接続部（４１）から前縁と主板との接続部である第２接続部（４２）に亘り、回転方向前側と径方向内側の間の方向に向かい凸となる形状に構成されており、
翼の前縁のうち最も径方向内側に位置する頂点（４３）または線分（４６）が、第１接続部よりも径方向内側に位置し、且つ、第２接続部よりも径方向内側に位置している。
In order to achieve the above object, the invention according to
A side plate (2) having a suction port (21) for sucking in air;
A main plate (3) provided facing the side plate;
What is claimed is: 1. A centrifugal fan comprising: a plurality of wings (4) arranged at predetermined intervals in a rotational direction between a side plate and a main plate,
In the plurality of blades, the shape of the front edge (40) is changed from the first connection part (41) which is a connection part between the front edge and the side plate to the second connection part (42) which is a connection part between the front edge and the main plate. And is configured to be convex toward the direction between the rotational direction front side and the radial direction inner side,
The vertex (43) or the line segment (46) located on the innermost radial direction of the leading edge of the wing is located on the radial inner side with respect to the first connection portion and on the radial inner side with respect to the second connection portion. positioned.
これによれば、この遠心ファンは、翼の前縁の形状が、凸形状の頂点または線分から第２接続部に亘り径方向外側に切り欠かれていることで、特許文献１に記載の翼形状と比べて、翼の流入面積が大きくなる。そのため、吸込口から複数の翼同士の間に流入する気流の速度が遅くなる。したがって、この遠心ファンは、気流が翼前縁に衝突する際に生じる騒音を低減すると共に、気流の乱れを抑制することで送風機の効率を高めることができる。 According to this, the centrifugal fan is configured such that the shape of the leading edge of the blade is notched radially outward from the apex or line segment of the convex shape to the second connecting portion. Compared to the shape, the inflow area of the wing is larger. Therefore, the speed of the air flow flowing from the suction port between the plurality of blades is reduced. Therefore, the centrifugal fan can reduce the noise generated when the air flow collides with the blade leading edge, and can improve the efficiency of the fan by suppressing the air flow disturbance.
また、この遠心ファンは、翼のうち凸形状の頂点または線分から第２接続部に亘り径方向外側に切り欠かれている部位（以下「翼前縁の主板側の部位」という）の流入面積を大きくすることで、複数の翼同士の空間の中で主板に近い部分に流入する気流の速度が遅くなる。そのため、複数の翼同士の間を流れる気流が主板側に偏ることが抑制される。したがって、この遠心ファンは、複数の翼同士の間を流れる気流の速度分布を小さくして送風機の騒音を低減することができると共に、気流の乱れを抑制することで送風機の効率を高めることができる。 In addition, this centrifugal fan has an inflow area of a portion of the wing that is notched radially outward from the apex or line segment of the convex shape to the second connection portion (hereinafter referred to as “the portion on the main plate side of the wing leading edge”) By increasing the velocity of the flow of air flowing into a portion closer to the main plate in the space between the plurality of blades, the velocity of the air flow becomes slower. Therefore, the air flow flowing between the plurality of blades is suppressed from being biased to the main plate side. Therefore, the centrifugal fan can reduce the velocity distribution of the air flow flowing between the plurality of blades to reduce the noise of the fan, and can suppress the turbulence of the air flow to increase the efficiency of the fan. .
さらに、この遠心ファンは、翼の前縁が第１接続部から凸形状の頂点または線分に亘り径方向内側に張り出している部位（以下「翼前縁の側板側の部位」という）を有しているこれにより、吸込口から複数の翼同士の間に流入する空気の流れの向きと、仮想流線の向きとの差が小さくなる。そのため、翼前縁の側板側の部位に吸込口から流入した空気が案内される。したがって、この遠心ファンは、翼前縁の側板側の部位で気流の剥離を低減して送風機の騒音を低減することができると共に、気流の乱れを抑制することで送風機の効率を高めることができる。 Furthermore, this centrifugal fan has a portion where the leading edge of the wing protrudes radially inward from the first connection portion across the apex or segment of the convex shape (hereinafter referred to as "the portion on the side plate side of the wing leading edge"). By this, the difference between the direction of the flow of air flowing between the plurality of blades from the suction port and the direction of the virtual streamlines is reduced. Therefore, the air which flowed in from the suction port is guided to the part by the side of the side plate of the wing leading edge. Therefore, the centrifugal fan can reduce air flow separation at a portion on the side plate side of the blade leading edge to reduce the noise of the fan, and can improve the efficiency of the fan by suppressing air flow disturbance. .
なお、上記各構成に付した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載する具体的構成との対応関係の一例を示したものである。 In addition, the code | symbol in the parenthesis attached | subjected to each said structure shows an example of the correspondence with the specific structure described in embodiment mentioned later.
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。また、各実施形態で参照する図面に関し、遠心ファンの各構成の形状、翼の枚数および厚み等は、説明を分かりやすくするために模式的に記載したものであり、本発明を限定するものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following embodiments, parts identical or equivalent to each other are given the same reference numerals, and descriptions thereof will be omitted. Further, regarding the drawings referred to in each embodiment, the shape of each component of the centrifugal fan, the number of blades, the thickness, and the like are schematically described for easy understanding of the description, and do not limit the present invention. Absent.
（第１実施形態）
第１実施形態について図面を参照しつつ説明する。第１実施形態の遠心ファン１は、空調装置または換気装置などが備える送風機１０に用いられるものである。
First Embodiment
A first embodiment will be described with reference to the drawings. The
図１および図２に示すように、遠心ファン１は、側板２と主板３と複数の翼４を備えている。側板２は、円環状に形成され、その中央部に、空気を吸い込むための吸込口２１を有している。側板２は、吸込口２１から径方向外側に向かい主板３に次第に近づくような形状に形成されている。なお、図２では、側板２が有する吸込口２１の位置を一点鎖線で示している。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
主板３は、円盤状に形成され、側板２に対向するように設けられている。主板３は、遠心ファン１の回転軸Ｏに対して略垂直に形成されている。主板３は、電動モータ１１のシャフト１２に固定される。
The
複数の翼４は、主板３と側板２との間に回転方向に所定の間隔で配置されている。複数の翼４は、前縁４０から後縁５０に向かって回転方向後ろ向きに延びている。したがって、この遠心ファン１は、ターボファンである。
The plurality of
遠心ファン１は、電動モータ１１のシャフト１２と共に回転する。遠心ファン１が回転すると、吸込口２１から吸い込まれた空気は、翼４の前縁４０から複数の翼４同士の間の流路を流れ、翼４の後縁５０と側板２と主板３との間に形成される空気出口から径方向外側に吹き出される。
The
本実施形態の遠心ファン１は、主板３と側板２と複数の翼４とが一体に形成されている。具体的には、複数の翼４は、回転軸方向の一方の側が主板３に接続され、回転軸方向の他方の側が側板２に接続されている。以下の説明では、前縁４０と側板２との接続部を第１接続部４１といい、前縁４０と主板３との接続部を第２接続部４２という。
In the
複数の翼４は、前縁４０の形状が、第１接続部４１から第２接続部４２に亘り、回転方向前側と径方向内側の間の方向に向かい凸となる形状に構成されている。なお、図２に示すように、「回転方向前側と径方向内側の間の方向」とは、各々の翼４が内側に向けて延びている方向である。
The plurality of
図３に示すように、本実施形態では、翼４の前縁４０のうち最も径方向内側に位置する頂点４３が、第１接続部４１よりも径方向内側に位置し、且つ、第２接続部４２よりも径方向内側に位置している。図３では、遠心ファン１の回転軸Ｏに平行で、且つ、翼４の前縁４０に接する仮想線を一点鎖線ＶＬで示している。以下の説明では、この仮想線を「垂直仮想線ＶＬ」という。翼４の前縁４０と垂直仮想線ＶＬとの接する点が、翼４の前縁４０のうち最も径方向内側に位置する頂点４３となる。第１接続部４１と第２接続部４２は、いずれも、垂直仮想線ＶＬよりも径方向外側に位置している。
As shown in FIG. 3, in the present embodiment, the apex 43 of the
また、図３では、第１接続部４１と第２接続部４２とを結ぶ線を、一点鎖線Ｓで示している。翼４の前縁４０は、その一点鎖線Ｓに対し、回転方向前側と径方向内側の間の方向に向かって凸状に張り出した滑らかな円弧形状に構成されている。ここで、翼４の前縁４０のうち最も径方向内側に位置する頂点４３と第１接続部４１とを結ぶ線を、第１仮想線Ｌ１ということとする。また、翼４の前縁４０のうち最も径方向内側に位置する頂点４３と第２接続部４２とを結ぶ線を、第２仮想線Ｌ２ということとする。翼４の前縁４０は、第１仮想線Ｌ１と交わらず、第２仮想線Ｌ２とも交わらない、滑らかな円弧形状に構成されている。
Further, in FIG. 3, a line connecting the
また、図１に示すように、遠心ファン１は、翼４を回転させたときの前縁４０の軌跡における最小内径Ｄ１が、側板２が有する吸込口２１の内径Ｄ２よりも小さくなるように構成されている。これにより、遠心ファン１は、吸込口２１から吸い込んだ空気を、翼前縁４０の側板２側の部位によって案内することが可能である。そのため、翼前縁４０の側板２側の部位で気流の剥離が低減される。したがって、この遠心ファン１は、送風機１０の騒音を低減することができると共に、その効率を高めることができる。
Further, as shown in FIG. 1, the
ここで、本実施形態の遠心ファン１と比較するため、第１〜第４比較例の遠心ファン１０１〜１０４の部分拡大図を図１４〜図１７に示す。第１〜第４比較例の遠心ファン１０１〜１０４の翼４は、遠心ファン１０１〜１０４の回転軸Ｏと第１接続部４１との距離Ａがいずれも同一であるとする。
Here, in order to compare with the
図１４に示すように、第１比較例の遠心ファン１０１は、翼４の前縁４０が回転軸Ｏに平行な直線状に形成されている。これにより、吸込口２１から複数の翼４同士の間に流入する空気の流れの向きと、仮想流線の向きとの差が大きくなる。そのため、第１比較例の遠心ファン１０１は、翼前縁４０の側板２側の部位で気流の剥離が大きくなり、騒音が増大するといった問題がある。
As shown in FIG. 14, in the
図１５に示すように、第２比較例の遠心ファン１０２は、翼４の前縁４０が、第１接続部４１から前縁４０の中間位置４４まで径方向内側に張り出し、前縁４０の中間位置４４から第２接続部４２に亘り回転軸Ｏに平行に形成されている。これにより、第２比較例は、第１比較例に比べて、遠心ファン１を回転させた際に翼前縁４０の軌跡により形成される面の面積（以下「流入面積」という）が小さくなる。ここで、吸込口２１から複数の翼４同士の間に流入する気流の速度をＶ、その流量をＱ、流入面積をＡとすると、Ｖ＝Ｑ／Ａ の関係を有する。そのため、第２比較例の遠心ファン１０２は、吸込口２１から複数の翼４同士の間に流入する気流の速度が速くなり、気流が翼前縁４０に衝突する際に生じる騒音が大きくなるといった問題がある。
As shown in FIG. 15, in the
図１６に示すように、第３比較例の遠心ファン１０３は、翼４の前縁４０が、第１接続部４１より第２接続部４２の方が径方向内側に位置するように、直線状に形成されている。なお、第３比較例の遠心ファン１０３の翼４の形状は、上述した特許文献１に記載の遠心ファンの翼４の形状と実質的に同一である。この第３比較例は、第１比較例および第２比較例に比べて、翼前縁４０のうち主板３側に近い部分で形成される流入面積がより小さくなっている。これにより、複数の翼４同士の空間の中で主板３に近い部分に流入する気流の速度がより速くなる。そのため、複数の翼４同士の間を流れる気流が主板３側に大きく偏ることで、複数の翼４同士の間を流れる気流の速度分布が大きくなる。したがって、第３比較例の遠心ファン１０３は、速度分布の増大によって生じる騒音が大きくなるといった問題がある。
As shown in FIG. 16, in the
図１７に示すように、第４比較例の遠心ファン１０４は、翼４の前縁４０が、第１接続部４１から前縁４０の中間位置４４まで径方向内側に張り出し、前縁４０の中間位置４４より第２接続部４２の方が径方向内側に位置するように形成されている。この第４比較例の遠心ファン１０４も、第２比較例および第３比較例と同様の問題がある。
As shown in FIG. 17, the
これに対し、図３に示すように、本実施形態の遠心ファン１は、翼４の前縁４０の形状が、凸形状の頂点４３から第２接続部４２に亘り径方向外側に切り欠かれていることで、第２〜第４比較例の翼４の形状に対し、翼４の流入面積が大きくなる。そのため、吸込口２１から複数の翼４同士の間に流入する気流の速度が遅くなる。したがって、本実施形態の遠心ファン１は、気流が翼前縁４０に衝突する際に生じる騒音を低減することができると共に、気流の乱れを抑制することで送風機１０の効率を高めることができる。
On the other hand, as shown in FIG. 3, in the
また、本実施形態の遠心ファン１は、翼前縁４０の主板３側の部位の流入面積を大きくすることで、複数の翼４同士の空間の中で主板３に近い部分に流入する気流の速度が遅くなる。そのため、複数の翼４同士の間を流れる気流が主板３側に偏ることを抑制することができる。
In addition, the
図４では、翼４の仮想流線を点線ＦＬで示し、複数の翼４同士の間を流れる気流を矢印ＡＦで示している。図４に示すように、本実施形態の遠心ファン１は、複数の翼４同士の間を流れる気流の速度分布を小さくして送風機１０の騒音を低減することができると共に、気流の乱れを抑制することで送風機１０の効率を高めることができる。
In FIG. 4, an imaginary streamline of the
さらに、本実施形態の遠心ファン１は、翼４の前縁４０が第１接続部４１から凸形状の頂点４３に亘り径方向内側に張り出していることで、吸込口２１から複数の翼４同士の間に流入する空気の流れの向きと、仮想流線の向きとの差が小さくなる。そのため、翼前縁４０の側板２側の部位に吸込口２１から流入した空気が案内される。したがって、この遠心ファン１は、翼前縁４０の側板２側の部位で気流の剥離を低減して送風機１０の騒音を低減することができると共に、気流の乱れを抑制することで送風機１０の効率を高めることができる。
Furthermore, in the
また、図３に示すように、本実施形態の遠心ファン１では、翼４の前縁４０は、頂点４３と第１接続部４１とを結んだ第１仮想線Ｌ１が前縁４０と交わらず、頂点４３と第２接続部４２とを結んだ第２仮想線Ｌ２も前縁４０と交わらない、滑らかな円弧形状に構成されている。これによれば、翼４の前縁４０を滑らかな円弧形状にすることで、翼４の流入面積がより大きくなる。そのため、吸込口２１から複数の翼４同士の間に流入する気流の速度がより遅くなる。したがって、この遠心ファン１は、翼前縁４０と気流の衝突による騒音を低減し、送風機１０の効率を高めることができる。
Further, as shown in FIG. 3, in the
また、翼４の前縁４０を滑らかな円弧形状にすることで、翼前縁４０の主板３側の部位の流入面積も大きくなる。そのため、翼前縁４０の主板３側の部位を流れる気流の流速が遅くなり、複数の翼４同士の間を流れる気流が主板３側に偏ることが抑制される。したがって、この遠心ファン１は、速度分布に起因する送風機１０の騒音を低減し、送風機１０の効率を高めることができる。
Moreover, by making the
（第２〜第９実施形態）
次に説明する第２〜第９実施形態は、いずれも、第１実施形態に対して翼４の前縁４０の形状の一部を変更したものであり、その他については第１実施形態と同様であるため、第１実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
(Second to ninth embodiments)
In the second to ninth embodiments to be described below, a part of the shape of the leading
（第２実施形態）
第２実施形態の遠心ファン１の部分拡大図を図５に示す。第２実施形態では、第１接続部４１と第２接続部４２とを結んだ線Ｓが、遠心ファン１の回転軸Ｏと平行になっている。すなわち、遠心ファン１の回転軸Ｏと第１接続部４１との距離Ａと、遠心ファン１の回転軸Ｏと第２接続部４２との距離Ｂとは、同一である。この第２実施形態の遠心ファン１の構成においても、第１実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
Second Embodiment
FIG. 5 shows a partially enlarged view of the
（第３実施形態）
第３実施形態の遠心ファン１の部分拡大図を図６に示す。第３実施形態では、第１接続部４１と第２接続部４２とを結んだ線Ｓに対して平行で且つ前縁４０に接する仮想線を平行仮想線ＰＬと呼ぶこととする。第３実施形態では、その平行仮想線ＰＬと前縁４０との接点４５は、平行仮想線ＰＬにおける側板２と主板３との中心位置Ｐ１よりも側板２側に位置している。この第３実施形態の遠心ファン１の構成においても、騒音をより低減するとともに、送風機１０の効率をより高めることができる。
Third Embodiment
A partially enlarged view of the
（第４実施形態）
第４実施形態の遠心ファン１の部分拡大図を図７に示す。第４実施形態では、翼４の前縁４０の形状の中に、線分としてのストレート部４６が形成されている。ストレート部４６は、第１接続部４１よりも径方向内側に位置し、且つ、第２接続部４２よりも径方向内側に位置している。ストレート部４６は、遠心ファン１の回転軸Ｏに平行な垂直仮想線ＶＬに対して傾いている。
Fourth Embodiment
A partially enlarged view of the
第４実施形態では、ストレート部４６の側板２側の端４６１と第１接続部４１とを結ぶ線を、第１仮想線Ｌ１ということとする。また、ストレート部４６の主板３側の端４６２と第２接続部４２とを結ぶ線を、第２仮想線Ｌ２ということとする。翼４の前縁４０は、第１仮想線Ｌ１と交わらず、第２仮想線Ｌ２とも交わらない、滑らかな円弧形状に構成されている。この第４実施形態の遠心ファン１の構成においても、第１実施形態等と同様の作用効果を奏することができる。
In the fourth embodiment, a line connecting the
（第５実施形態）
第５実施形態の遠心ファン１の部分拡大図を図８に示す。第５実施形態でも、翼４の前縁４０の形状の中に、ストレート部４６が形成されている。ストレート部４６は、遠心ファン１の回転軸Ｏに平行な垂直仮想線ＶＬに対して平行に形成されている。第５実施形態でも、翼４の前縁４０のうち最も径方向内側に位置する線分としてのストレート部４６は、第１接続部４１よりも径方向内側に位置し、且つ、第２接続部４２よりも径方向内側に位置している。第５実施形態でも、翼４の前縁４０は、第１仮想線Ｌ１と交わらず、第２仮想線Ｌ２とも交わらない、滑らかな円弧形状に構成されている。この第５実施形態の遠心ファン１の構成においても、第１実施形態等と同様の作用効果を奏することができる。
Fifth Embodiment
A partially enlarged view of the
（第６実施形態）
第６実施形態の遠心ファン１の部分拡大図を図９に示す。第６実施形態では、翼前縁４０の側板２側の部位にストレート部４７が形成されている。第６実施形態では、翼４の前縁４０は、ストレート部４７の主板３側の端４７２から第２接続部４２に亘り、滑らかな円弧状に形成されている。この第６実施形態の遠心ファン１の構成においても、第１実施形態等と同様の作用効果を奏することができる。
Sixth Embodiment
A partially enlarged view of the
（第７実施形態）
第７実施形態の遠心ファン１の部分拡大図を図１０に示す。第７実施形態では、翼前縁４０の側板２側の部位に第１ストレート部４７が形成されている。また、翼前縁４０の主板３側の部位にも第２ストレート部４８が形成されている。翼４の前縁４０は、第１ストレート部４７の主板３側の端４７２から第２ストレート部４８の側板２側の端４８１に亘り、滑らかな円弧状に形成されている。この第７実施形態の遠心ファン１の構成においても、第１実施形態等と同様の作用効果を奏することができる。
Seventh Embodiment
A partially enlarged view of the
（第８実施形態）
第８実施形態の遠心ファン１の部分拡大図を図１１に示す。第８実施形態では、翼４の前縁４０は、第１接続部４１に設けられる曲面形状４９と、第２接続部４２に設けられる曲面形状４９１とを有している。第１接続部４１に設けられる曲面形状４９により、翼４と側板２との接合の剛性を高めることができる。また、第２接続部４２に設けられる曲面形状４９１により、翼４と主板３との接合の剛性を高めることができる。なお、曲面形状４９、４９１の曲率半径は、例えば、０．１〜１．０ｍｍ程度である。この第８実施形態の遠心ファン１の構成においても、第１実施形態等と同様の作用効果を奏することができる。
Eighth Embodiment
FIG. 11 shows a partially enlarged view of the
（第９実施形態）
第９実施形態の遠心ファン１の部分拡大図を図１２に示す。第９実施形態では、第１接続部４１より、第２接続部４２の方が、径方向外側に位置している。すなわち、遠心ファン１の回転軸Ｏと第１接続部４１との距離Ａは、遠心ファン１の回転軸Ｏと第２接続部４２との距離Ｂより短い。この第９実施形態の遠心ファン１の構成においても、第１実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
The ninth embodiment
A partially enlarged view of the
（第１０実施形態）
第１０実施形態に係る遠心ファン１を用いた送風機１０の断面図を図１３に示す。第１０実施形態は、第１実施形態等に対して主板３の形状を変更したものであり、その他については第１実施形態等と同様であるため、第１実施形態等と異なる部分についてのみ説明する。
Tenth Embodiment
A cross-sectional view of a
第１０実施形態では、主板３は、外周部３１に対して中央部３２が側板２側に近づくように、遠心ファン１の回転軸Ｏに対して傾斜して形成されている。この第１０実施形態の遠心ファン１の構成においても、第１実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
In the tenth embodiment, the
（他の実施形態）
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(Other embodiments)
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and appropriate modifications can be made within the scope of the claims. Further, the above embodiments are not irrelevant to each other, and can be combined as appropriate unless the combination is clearly impossible. Further, in each of the above-described embodiments, it is needless to say that the elements constituting the embodiment are not necessarily essential except when clearly indicated as being essential and when it is considered to be obviously essential in principle. Yes. Further, in the above embodiments, when numerical values such as the number, numerical value, amount, range, etc. of constituent elements of the embodiment are mentioned, it is clearly indicated that they are particularly essential and clearly limited to a specific number in principle. The number is not limited to the specific number except for the case. Further, in the above embodiments, when referring to the shape of a component etc., the positional relationship, etc., unless specifically indicated otherwise and in principle when limited to a specific shape, positional relationship etc., etc., the shape, It is not limited to the positional relationship or the like.
（まとめ）
上記各実施形態の一部または全部で示された第１の観点によれば、遠心ファンは、側板、主板、および複数の翼を備える。側板は、空気を吸い込む吸込口を有する。主板は、側板に対向して設けられる。複数の翼は、側板と主板との間に回転方向に所定間隔で配置されている。複数の翼は、前縁の形状が、前縁と側板との接続部である第１接続部から前縁と主板との接続部である第２接続部に亘り、回転方向前側と径方向内側の間の方向に向かい凸となる形状に構成されている。また、翼の前縁のうち最も径方向内側に位置する頂点または線分が、第１接続部よりも径方向内側に位置し、且つ、第２接続部よりも径方向内側に位置している。
(Summary)
According to a first aspect, which is shown in part or all of the above embodiments, the centrifugal fan includes a side plate, a main plate, and a plurality of wings. The side plate has a suction port for sucking air. The main plate is provided to face the side plate. The plurality of wings are disposed at predetermined intervals in the rotational direction between the side plates and the main plate. In the plurality of blades, the front edge shape extends from the first connection portion, which is the connection portion between the front edge and the side plate, to the second connection portion, which is the connection portion between the front edge and the main plate, and the front side in the rotational direction and the radially inner side Is configured to be convex toward the direction between the two. In addition, the apex or line segment located on the innermost radial direction of the leading edge of the wing is located on the radially inner side with respect to the first connection portion and on the radially inner side with respect to the second connection portion. .
第２の観点によれば、翼の前縁は、径方向内側に頂点を有する形状である。そして、翼の前縁は、頂点と第１接続部とを結んだ第１仮想線が前縁と交わらず、頂点と第２接続部とを結んだ第２仮想線も前縁と交わらない、滑らかな円弧形状に構成されている。 According to the second aspect, the leading edge of the wing has a shape having a vertex on the radially inner side. The leading edge of the wing does not intersect the leading edge with the first imaginary line connecting the apex and the first connecting part, and the second imaginary line connecting the apex and the second connecting part does not intersect with the leading edge. It is configured in a smooth arc shape.
これによれば、翼の前縁を滑らかな円弧形状にすることで、翼の流入面積がより大きくなる。そのため、吸込口から複数の翼同士の間に流入する気流の速度がより遅くなる。したがって、この遠心ファンは、翼前縁と気流の衝突による騒音を低減し、送風機の効率を高めることができる。 According to this, the inflow area of a wing | blade will become larger by making the front edge of a wing | blade into smooth arc shape. Therefore, the velocity of the air flow flowing from the suction port between the plurality of blades is slower. Therefore, this centrifugal fan can reduce the noise due to the collision of the air flow with the blade leading edge and can improve the efficiency of the blower.
また、翼の前縁を滑らかな円弧形状にすることで、翼前縁の主板側の部位の流入面積も大きくなる。そのため、翼前縁の主板側の部位を流れる気流の流速が遅くなり、複数の翼同士の間を流れる気流が主板側に偏ることが抑制される。したがって、この遠心ファンは、速度分布に起因する騒音を低減し、送風機の効率を高めることができる。 In addition, by making the leading edge of the blade a smooth arc shape, the inflow area of the portion on the main plate side of the leading edge of the blade also increases. Therefore, the flow velocity of the air flow flowing through the main plate side of the wing leading edge is reduced, and the air flow flowing between the plurality of blades is suppressed from being biased to the main plate side. Therefore, this centrifugal fan can reduce the noise caused by the velocity distribution and can increase the efficiency of the blower.
第３の観点によれば、翼の前縁は、径方向内側に線分を有する形状である。そして、翼の前縁は、線分の側板側の端と第１接続部とを結んだ第１仮想線が前縁と交わらず、線分の主板側の端と第２接続部とを結んだ第２仮想線も前縁と交わらない、滑らかな円弧形状に構成されている。 According to the third aspect, the leading edge of the wing has a shape having a line segment on the radially inner side. The leading edge of the wing connects the end of the line segment on the main plate side and the second connecting portion without the first imaginary line connecting the end on the side plate side of the line segment and the first connecting portion intersecting the front edge. The second imaginary line also has a smooth arc shape that does not intersect the front edge.
これによれば、第３の観点の構成によっても、第２の観点で述べた作用効果と同様の作用効果を奏することができる。 According to this, even with the configuration of the third aspect, it is possible to exhibit the same action and effect as the actions and effects described in the second aspect.
第４の観点によれば、第１接続部と第２接続部とを結んだ直線に対して平行で且つ前縁に接する仮想線を平行仮想線とする。その場合、平行仮想線と前縁との接点は、平行仮想線における側板と主板との中心位置よりも側板側に位置している。 According to the fourth aspect, a virtual line parallel to a straight line connecting the first connection portion and the second connection portion and in contact with the front edge is a parallel virtual line. In that case, the contact point of the parallel imaginary line and the front edge is located on the side of the side of the parallel imaginary line relative to the center position of the side plate and the main plate.
これによれば、この遠心ファンは、送風機の騒音をより低減するとともに、その効率をより高めることができる。 According to this, this centrifugal fan can further reduce the noise of the blower and further enhance its efficiency.
第５の観点によれば、翼を回転させたときの前縁の軌跡における最小内径は、側板が有する吸込口の内径よりも小さい。これによれば、遠心ファンは、吸込口から流入した空気を、翼前縁の側板側の部位により案内することが可能となる。そのため、翼前縁の側板側の部位で気流の剥離が低減される。したがって、この遠心ファンは、送風機の騒音を低減するとともに、その効率を高めることができる。 According to the fifth aspect, the minimum inside diameter of the trajectory of the leading edge when the wing is rotated is smaller than the inside diameter of the suction port of the side plate. According to this, the centrifugal fan can guide the air flowing in from the suction port by the side plate side portion of the wing leading edge. As a result, airflow separation is reduced at the side plate side portion of the blade leading edge. Therefore, this centrifugal fan can reduce the noise of the blower and increase its efficiency.
第６の観点によれば、翼の前縁は、第１接続部から第２接続部に亘り回転方向前側と径方向内側の間の方向に向かい凸となる滑らかな円弧形状に加え、第１接続部に設けられる曲面形状と、第２接続部に設けられる曲面形状とをさらに有する。これによれば、この遠心ファンは、第１接続部と第２接続部の剛性を高めることができる。 According to the sixth aspect, in addition to the smooth arc shape that is convex toward the direction between the rotational direction front side and the radial direction inner side from the first connection portion to the second connection portion, the front edge of the wing is It further has a curved surface shape provided in the connecting portion and a curved surface shape provided in the second connecting portion. According to this, this centrifugal fan can increase the rigidity of the first connection portion and the second connection portion.
第７の観点によれば、複数の翼は、前縁から後縁に向かって回転方向後向きに延びている。すなわち、この遠心ファンは、ターボファンとしての騒音を低減するとともに、その効率を高めることができる。 According to a seventh aspect, the plurality of wings extend in the rotational direction backward from the leading edge to the trailing edge. That is, this centrifugal fan can reduce the noise as a turbo fan and increase its efficiency.
１ 遠心ファン
２ 側板
３ 主板
４ 翼
２１ 吸込口
４０ 前縁
４１ 第１接続部
４２ 第２接続部
４３ 頂点
４６ ストレート部
1
Claims (7)
前記側板に対向して設けられる主板（３）と、
前記側板と前記主板との間に回転方向に所定間隔で配置される複数の翼（４）と、を備える遠心ファンであって、
複数の前記翼は、前縁（４０）の形状が、前記前縁と前記側板との接続部である第１接続部（４１）から前記前縁と前記主板との接続部である第２接続部（４２）に亘り、回転方向前側と径方向内側の間の方向に向かい凸となる形状に構成されており、
前記翼の前記前縁のうち最も径方向内側に位置する頂点（４３）または線分（４６）が、前記第１接続部よりも径方向内側に位置し、且つ、前記第２接続部よりも径方向内側に位置している、遠心ファン。 A side plate (2) having a suction port (21) for sucking in air;
A main plate (3) provided facing the side plate;
A centrifugal fan comprising: a plurality of wings (4) arranged at predetermined intervals in the rotational direction between the side plate and the main plate,
The plurality of wings have a second connection in which the shape of the front edge (40) is a connection part between the front edge and the main plate from a first connection part (41) which is a connection part between the front edge and the side plate. Over the portion (42), it is configured to be convex toward the direction between the rotational direction front side and the radial direction inner side,
The vertex (43) or the line segment (46) located on the innermost radial direction of the leading edge of the wing is located on the radial inner side with respect to the first connection part, and more than the second connection part. Centrifugal fan located radially inside.
前記平行仮想線と前記前縁との接点（４５）は、前記平行仮想線における前記側板と前記主板との中心位置（Ｐ１）よりも側板側に位置している、請求項１ないし３のいずれか１つに記載の遠心ファン。 Assuming that a virtual line parallel to the line (S) connecting the first connection portion and the second connection portion and in contact with the front edge is a parallel virtual line (PL),
The contact point (45) between the parallel imaginary line and the front edge is located on the side plate side with respect to the center position (P1) between the side plate and the main plate in the parallel imaginary line. Centrifugal fan described in one.
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