JP2019126686A - ストロー - Google Patents
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Abstract
【課題】飲料水用ストローは、紙パックやポリ容器の内容物を吸引するために使用するものであるが、飲料水用ストローのみを手に取るなどし、容器ごと持ち上げようとするといった使用方法では、簡単に容器から飲料水用ストローが抜けてしまう。これにより内容物の流出・衣服などの汚損が発生する。抜け落ちを防止することができるストローを提供する。【解決手段】飲料水用ストローに切れ目を入れるなどして、複数の折れ曲がり可能な突起部2を制作し、使用する通常のストロー本体3に付帯させる。これによりストロー使用時には、突起部が容器内部に引っかかるような形となり、上記課題であるストローの抜け落ちを防止するストッパーの役割を果たす。【選択図】図1
Description
本発明は、紙パックやポリ容器等のストロー差し込み部分に突き刺して使用する飲料水用ストローに関するものである。
飲料水用ストローは、紙パックやポリ容器等の上部に差し込み、内容物を吸引するためのものである。
飲料水用ストローに切れ目を入れるなどして折れ曲がり可能な突起を作成し、使用する通常のストロー本体に付帯させ、抜け落ちを防止する。
本発明が解決しようとする課題は、飲料物等における飲料水用ストローを用いた吸引を行う際の、内容物の流出・またこれによる衣服等の汚損である。
飲料水用ストローは、紙パックやポリ容器に突き刺し、内容物を吸引するために使用するものである。しかしながら飲料水用ストローのみを手に取り、又は口にし、容器ごと持ち上げようとするといった使用方法では、簡単に容器から飲料水用ストローが抜けてしまう。これにより内容物の流出や、衣服などの汚損が発生する。
通常の使用に於いては、容器のみ、又は容器と飲料水用ストロー両方を支えることで吸引を行うため、あまり発生することは無いが、使用者によってこれが難しい場合に於いてはしばしば発生する問題である。
飲料水用ストローは、紙パックやポリ容器に突き刺し、内容物を吸引するために使用するものである。しかしながら飲料水用ストローのみを手に取り、又は口にし、容器ごと持ち上げようとするといった使用方法では、簡単に容器から飲料水用ストローが抜けてしまう。これにより内容物の流出や、衣服などの汚損が発生する。
通常の使用に於いては、容器のみ、又は容器と飲料水用ストロー両方を支えることで吸引を行うため、あまり発生することは無いが、使用者によってこれが難しい場合に於いてはしばしば発生する問題である。
難しい場合として想定しているのは幼児・高齢者・身体障害者・ケガなどによる負傷者などが考えられる。
特に幼児などにおいては、まだ飲食そのものにまだ慣れていない場合、食器類の扱いが途上段階であるため、容器ごと持ち上げる必要性が理解できず、飲料水用ストローのみを手でつまむ、口で挟むなどすることが多い。また飲料物の吸引を目的としない、「あそび」として飲料水用ストローを手に取り、振り回すなどといった行為も散見される。これらの理由により飲料水用ストローの脱落及び衣服などの汚損が発生しやすい。
高齢者・身体障害者・負傷者などは、飲食そのものには慣れているものの、うまく手を動かせない状況下にあることが考えられる。なお、ここでは主にベッドの上に横たわった状態を想定している。
高齢者・身体障害者・負傷者などは、手先の扱いが不正確となっているため、手を使わず、口を近づけて吸引を行う事が多いと考えられるが、これは手先の扱いが不正確な場合、誤って容器を転倒させるおそれがあるため、またより目視を確実に行うことを目的として、このような方法を取ると思われる。
この、手を使わずに口を近づけて吸引を行う方法を、通常の飲料水用ストローで行なう際のデメリットとしては、容器を置いた机まで、上半身を往復する形を数度もとる必要があるため、疲労が大きいと考えられる。通常の飲料水用ストローを使用した場合は、飲料水用ストローを口に挟む行為を行なった場合、当然飲料水用ストローの抜け落ちが高確立で発生するため、口に挟んで持ち上げる行為を行うことができない。このため吸引する毎に口を飲料水用ストローに近づけ、前述のどおり、何度も繰り返すことになる。その都度上半身を起こすなどの身体的な苦痛が発生する。飲料水用ストローが脱落した場合の事象については上記0007と同じく衣服の汚損がこちらも発生する。
高齢者・身体障害者・負傷者などは、手先の扱いが不正確となっているため、手を使わず、口を近づけて吸引を行う事が多いと考えられるが、これは手先の扱いが不正確な場合、誤って容器を転倒させるおそれがあるため、またより目視を確実に行うことを目的として、このような方法を取ると思われる。
この、手を使わずに口を近づけて吸引を行う方法を、通常の飲料水用ストローで行なう際のデメリットとしては、容器を置いた机まで、上半身を往復する形を数度もとる必要があるため、疲労が大きいと考えられる。通常の飲料水用ストローを使用した場合は、飲料水用ストローを口に挟む行為を行なった場合、当然飲料水用ストローの抜け落ちが高確立で発生するため、口に挟んで持ち上げる行為を行うことができない。このため吸引する毎に口を飲料水用ストローに近づけ、前述のどおり、何度も繰り返すことになる。その都度上半身を起こすなどの身体的な苦痛が発生する。飲料水用ストローが脱落した場合の事象については上記0007と同じく衣服の汚損がこちらも発生する。
以上の課題を解決するために、本発明は、ストロー本体の側面に複数の折れ曲がり可能な突起が設けられている事を特徴とし、その突起の面は開いた時に下が凸になるような湾曲した形状の、アーチ形状を有する。
本発明を使用し、実際に200ml容器にて、ストローのみを手に取り、内容物が10割近く入った容器を持ち上げたところ、勢いよく手にとってもストローが抜けない事を確認した。
図1は、ストロー本体3をカットし、折れ曲がり可能な突起部2を2つ作ったものをストロー本体に差し込み、装着させた図である。この突起部2がストッパーの働きを行うことで容器の抜け落ちを防止する(0015にて後述)。突起部2の制作にはストロー本体そのものを使用しており、容器と突起部が接触する部分(図3参照)については、加工前のストロー本体の形状であるアーチ状の形になっている。
図2は突起部のみの図である。同様の突起部をさらに1個作製し、組み合わせる(重ね合わせる)ことにより突起する部分を4つとすることも可能である(0018にて後述)。
図3はストロー本体3を容器に差し込み、使用した場合のスケッチ図である。特徴として、突起部が放射状に広がるように細工を施しているため、広がった突起部が容器内部5に引っかかるような形で抜け落ちを防止している。容器との設置面積が、通常のストロー本体よりも増大し、これにより摩擦力が向上すると考えられるためである。
0012に記載のとおり、突起部2はストロー本体3を使用して制作している。このためアーチ状になっている箇所について、ストローが容器とあまり応力がかからない状態で接触した場合、ストローの端と端の2点で荷重を支持するような形になり、次第に応力が増大すると、アーチが徐々に潰れていき、最終的には2点ではなく、ストローが潰れた状態の1面にて応力を支持するような形状変化を呈する。このストローの変化がクッションのような役割を果たすものと考えられる。
またさらに抜け落ちにくさ向上のため、0016記載のとおり、突起部2を重ね合わせた形状において実験を行なった結果、組み合わせを行なった形状の方が抜け落ちにくい事を確認した。
図4はストローを容器に差し込む途中経過を表した図である。ストローを容器へと差し込む方向は、図4における矢印方向であるため、差し込む際は突起部2が折りたたまれるような形状を呈する。このため、本来のストロー本体3と大差無い径で差し込むことができ、突起部2の差し込みが完了することにより突起部2が放射状に広がる形状(図3参照)となっている。
この構造については、実開平07−007574(参考文献)に記載のある、同じく突起をつけたストローと比較すると、本発明はストロー挿入時に容器のストロー差し込み部を拡大しないという特徴があり、拡大されない分、抜け落ちが軽減される。実開平07−007574に記載の突起をつけたストローについて、突起部が容器に挿入できるということは、その突起の直径分、ストローの差し込み部を拡大してしまっていることを示しており、抜け落ちに抵抗する容器と突起部の耐力を安定化できていない。この点を比較することにより、本発明のストロー差し込み部を拡大しないという特徴はストロー抜け落ち防止に優位に働くことがわかる。
本発明により、効果が大きいと考えられるものは、幼児が吸引することを想定している、比較的小型の幼児向け飲料用の紙パックの大部分に本品の効果が大きいと考えている。
上記0004に記載のとおり、幼児は容器の扱いに不慣れであり、また容器を振って遊んでしまうなど、容器を支えずに飲料水用ストローを持ち上げてしまう事が多いため、本発明により内容物の流出を未然に防ぐことが可能となる。
上記0004に記載のとおり、幼児は容器の扱いに不慣れであり、また容器を振って遊んでしまうなど、容器を支えずに飲料水用ストローを持ち上げてしまう事が多いため、本発明により内容物の流出を未然に防ぐことが可能となる。
1突起部を含むストロー
2突起部
3ストロー本体
4容器正面
5容器内部
6容器下面
2突起部
3ストロー本体
4容器正面
5容器内部
6容器下面
Claims (2)
- ストロー本体の側面に複数の折れ曲がり可能な突起が設けられている事を特徴とするストロー。
- 前記突起の面は、開いた時に下が凸になるような湾曲した形状の、アーチ形状であることを特徴とする請求項1記載のストロー。
Priority Applications (1)
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JP2018019669A JP2019126686A (ja) | 2018-01-19 | 2018-01-19 | ストロー |
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Citations (2)
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JP2002125831A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-08 | 節美 ▲吉▼田 | ストロー |
JP2011516240A (ja) * | 2008-04-15 | 2011-05-26 | ジャミー・エム・ウォレス | 飲用ストロー |
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