JP2019126190A - インバータ - Google Patents
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Abstract
【課題】接続部材を接続する際の作業性を向上させることができるインバータを提供する。【解決手段】インバータ1は、互いに対向する外側壁4,5を有するインバータケース2と、インバータケース2内を覆うインバータカバー3と、インバータケース2内に配置された主回路基板11と、インバータケース2内に外側壁4側に向けて延びるように配置されると共に、主回路基板11と接続された複数の入力端子21(21A,21B)と、インバータケース2内に外側壁5側に向けて延びるように配置されると共に、主回路基板11と接続された複数の出力端子27(27A〜27C)とを備え、入力端子21及び出力端子27は、外側壁4,5の対向方向に垂直な方向に沿って交互に配列されている。【選択図】図1
Description
本発明は、インバータに関する。
従来のインバータとしては、例えば特許文献1,2に記載されている技術が知られている。特許文献1には、車両の電動パワーステアリング装置に使用され、電動モータ部と一体化されたインバータとしての電子制御装置部について記載されている。電子制御装置部は、ECUハウジングと、このECUハウジングに収納された電子制御組立体とを備えている。ECUハウジングの端面には、蓋体が固定されている。蓋体には、電力供給用のコネクタ端子形成部と、検出センサ用のコネクタ端子形成部と、制御状態送出用のコネクタ端子形成部とが設けられている。
特許文献2に記載されたインバータとしての電力変換装置は、インバータ回路が内蔵されたパワーモジュールと、インバータ回路を制御する制御回路基板とを備えている。パワーモジュールは、ベースと、このベースに取り付けられたケースとを有している。ケースの一つの側面には、正極側主電極及び負極側主電極が突出されて形成されている。ケースの反対側の側面には、3つの交流側主電極が突出されて形成されている。
しかしながら、上記従来技術においては、以下の問題点が存在する。即ち、特許文献1では、電動モータ部と一体化された電子制御装置部が車両に搭載された状態において、電子制御装置部の蓋体側のスペースが狭い場合には、電力供給用のコネクタ端子形成部に電源ケーブルを接続することが困難になり、作業性が悪化する。
特許文献2では、正極側主電極及び負極側主電極がケースの一つの側面に突出され、3つの交流側主電極がケースの反対側の側面に突出されているため、パワーモジュールにおけるベースの反対側のスペースが狭い場合でも、正極側主電極、負極側主電極及び各交流側主電極に直流バスバーを接続することはできる。しかし、正極側主電極と負極側主電極との間の距離が短い場合には、正極側主電極及び負極側主電極に直流バスバーを接続する作業が行いにくく、作業性が悪化する。また、各交流側主電極間の距離が短い場合には、交流側主電極に直流バスバーを接続する作業が行いにくく、作業性が悪化する。
本発明の目的は、接続部材を接続する際の作業性を向上させることができるインバータを提供することである。
本発明の一態様に係るインバータは、互いに対向する2つの外側壁を有するインバータケースと、インバータケース内を覆うインバータカバーと、インバータケース内に配置された主回路基板と、インバータケース内に2つの外側壁の一方の側に向けて延びるように配置されると共に、主回路基板と接続された複数の第1端子と、インバータケース内に2つの外側壁の他方の側に向けて延びるように配置されると共に、主回路基板と接続された複数の第2端子とを備え、第1端子及び第2端子は、2つの外側壁の対向方向に垂直な方向に沿って交互に配列されていることを特徴とする。
このようなインバータにおいては、第1端子は、インバータケース内に2つの外側壁の一方の側に向けて延びるように配置されている。第2端子は、インバータケース内に2つの外側壁の他方の側に向けて延びるように配置されている。そして、第1端子及び第2端子は、2つの外側壁の対向方向に垂直な方向に沿って交互に配列されている。従って、少なくとも第2端子の幅分だけ各第1端子間の距離が確保されるため、第1端子に接続部材を接続する作業が行いやすくなる。また、少なくとも第1端子の幅分だけ各第2端子間の距離が確保されるため、第2端子に接続部材を接続する作業が行いやすくなる。これにより、接続部材を接続する際の作業性が向上する。
第1端子は、主回路基板に電力を供給するための電源ケーブルが接続される入力端子であり、第2端子は、主回路基板からの信号をモータに出力するためのモータケーブルが接続される出力端子であってもよい。このような構成では、電源ケーブルを入力端子に接続する作業が行いやすくなる。また、モータケーブルを出力端子に接続する作業が行いやすくなる。
入力端子には、2つの外側壁の一方の側方から電源ケーブルが接続されてもよい。このような構成では、車両等にインバータが搭載された状態において、インバータカバー側のスペースが狭い場合でも、電源ケーブルを入力端子に接続することができる。
出力端子には、インバータケースにおけるインバータカバーの反対側からモータケーブルが接続されてもよい。このような構成では、車両等にインバータがモータと共に搭載される前に、インバータケースに対する入力端子及び出力端子の組み付け方向と同じ方向において、モータケーブルを出力端子に組み付けることができる。
本発明によれば、接続部材を接続する際の作業性を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインバータを示す分解斜視図である。図2は、図1に示されたインバータの側面図である。図3は、図2のIII−III線断面図である。図4は、図3のIV−IV線断面図である。
図1〜図4において、本実施形態のインバータ1は、モータ40と一体化されている。モータ40は、三相交流モータである。そのようなモータ付きのインバータ1は、例えばバッテリ式フォークリフト等の産業車両に搭載されている。インバータ1は、バッテリ(図示せず)からの直流電流を交流電流に変換してモータ40を制御する。
インバータ1は、一方側に開口したインバータケース2と、このインバータケース2内を覆うようにインバータケース2の上面2a(開口面)に固定されたインバータカバー3とを備えている。上記のモータ40は、インバータケース2の底面側(インバータケース2に対してインバータカバー3の反対側)に配置されている。インバータケース2及びインバータカバー3は、平面視略矩形状を有している。
インバータケース2は、外側壁4〜7と、内側壁8とを有している。外側壁4,5同士は、互いに対向している。外側壁4の面積は、外側壁5の面積よりも大きい。外側壁6は、外側壁4と繋がる大面積領域6aと、外側壁5と繋がる小面積領域6bと、大面積領域6aと小面積領域6bとの間に配置された屈曲領域6cとを有している。外側壁7は、外側壁4と繋がる大面積領域7aと、外側壁5と繋がる小面積領域7bと、大面積領域7aと小面積領域7bとの間に配置された屈曲領域7cとを有している。外側壁6,7の大面積領域6a,7a同士は、外側壁4,5の対向方向(X方向)に対して垂直な方向(Y方向)に互いに対向している。外側壁6,7の小面積領域6b,7b同士は、外側壁4,5の対向方向に対して垂直な方向に互いに対向している。
内側壁8は、インバータケース2内に配置されている。内側壁8は、外側壁6における小面積領域6bと屈曲領域6cとの接続部と、外側壁7における小面積領域7bと屈曲領域7cとの接続部とを繋いでいる。内側壁8は、外側壁4,5と互いに対向している。
外側壁4と外側壁6の大面積領域6a及び屈曲領域6cと外側壁7の大面積領域7a及び屈曲領域7cと内側壁8とで画成される内部空間は、基板収容部9を形成している。外側壁5と外側壁6の小面積領域6bと外側壁7の小面積領域7bと内側壁8とで画成される内部空間は、モータケーブル収容部10を形成している。
基板収容部9には、主回路基板11と制御基板12とが収容されている。主回路基板11は、複数のボルト13によりインバータケース2に固定されている。制御基板12は、複数のボルト14によりインバータケース2に固定されている。
主回路基板11は、半導体基板であるMOS(Metal Oxide Semiconductor)基板15とコンデンサ基板16とが積層された構造を有している。MOS基板15には、複数の半導体素子であるMOS素子17(図1では省略)が実装されている。MOS素子には、スイッチング素子等が含まれる。コンデンサ基板16には、複数のコンデンサ18が実装されている。制御基板12は、主回路基板11よりもインバータカバー3側に配置されている。制御基板12には、複数の電子制御部品19が実装されている。
主回路基板11よりもモータ40側には、主回路基板11からの熱を放熱するヒートシンク20が配置されている。ヒートシンク20は、主回路基板11のMOS基板15の下面に接触するようにインバータケース2に取り付けられている。ヒートシンク20は、複数の放熱フィン20aを有している。MOS素子17から発生した熱は、MOS基板15を通ってヒートシンク20により放熱される。
また、基板収容部9には、バスバー構造の入力端子21A,21B(以下、まとめて入力端子21ということがある)が収容されている。入力端子21A,21Bは、主回路基板11及び制御基板12と接続された第1端子である。入力端子21A,21Bは、主回路基板11と制御基板12との間に互いに平行に配置されている。入力端子21A,21Bは、外側壁4,5の対向方向(X方向)に延在している。入力端子21A,21Bは、基板収容部9の中央部から外側壁4に向かって延びている。
入力端子21A,21Bの先端側部分は円筒状を呈し、入力端子21A,21Bの基端側部分は略平板状を呈している。入力端子21A,21Bの基端側部分は、複数のボルト22によりそれぞれ中継端子23A,23B及び主回路基板11を介してインバータケース2に固定されている。
入力端子21Aは、正極側の端子である。入力端子21Bは、負極側の端子である。入力端子21Aは、主回路基板11及び制御基板12の正極パターンと電気的に接続されている。入力端子21Bは、主回路基板11及び制御基板12の負極パターンと電気的に接続されている。
外側壁4には、インバータケース2の上面2aに開放し、入力端子21A,21Bをそれぞれ通す切欠部24A,24Bが設けられている。入力端子21A,21Bの先端部は、外側壁4の外側に突き出ている。
入力端子21A,21Bの先端側部分には、電源ケーブル41A,41Bがそれぞれ差し込まれる挿入穴25A,25Bがそれぞれ設けられている。電源ケーブル41A,41Bは、バッテリ(図示せず)からの電力を主回路基板11及び制御基板12に供給するための接続部材である。挿入穴25A,25Bには、雌ネジが形成されている。電源ケーブル41A,41Bの先端部には、雄ネジ部42が設けられている。外側壁4の側方から電源ケーブル41A,41Bの雄ネジ部42を挿入穴25A,25Bにねじ込むことで、電源ケーブル41A,41Bが入力端子21A,21Bにそれぞれ接続される。
モータケーブル収容部10には、モータ40から引き出されたモータケーブル26A〜26Cの先端部分が収容されている。なお、図1及び図3では、モータケーブル26A〜26Cは省略されている。モータケーブル26A〜26Cは、バスバー構造の出力端子27A〜27C(以下、まとめて出力端子27ということがある)とそれぞれ連結され、主回路基板11からの制御信号をモータ40に出力するための接続部材である。
出力端子27A〜27Cは、主回路基板11と接続された第2端子である。出力端子27A〜27Cは、主回路基板11と制御基板12との間に互いに平行に配置されている。出力端子27A〜27Cは、外側壁4,5の対向方向(X方向)に延在している。出力端子27A〜27Cは、基板収容部9の中央部から外側壁5に向かって延びている。
出力端子27A〜27Cは、平板状を呈している。出力端子27A〜27Cの基端側部分は、複数のボルト29によりそれぞれ中継端子30A〜30C及び主回路基板11を介してインバータケース2に固定されている。
インバータケース2の内側壁8には、インバータケース2の上面2aに開放し、出力端子27A〜27Cをそれぞれ通す切欠部28A〜28Cが設けられている。従って、出力端子27A〜27Cは、基板収容部9及びモータケーブル収容部10にわたって収容されている。
モータケーブル26A〜26Cの先端部には、雄ネジ部43が設けられている。出力端子27A〜27Cの先端部には、雄ネジ部43が通る丸穴44が設けられている。インバータケース2の底面側(インバータカバー3とは反対側)からモータケーブル26A〜26Cの雄ネジ部43を出力端子27A〜27Cの丸穴44に通した状態で、ナット45を雄ネジ部43に締め付けることで、モータケーブル26A〜26Cが出力端子27A〜27Cにそれぞれ接続される。
入力端子21及び出力端子27は、外側壁6,7の対向方向(Y方向)に沿って交互に配列されている。具体的には、入力端子21及び出力端子27は、外側壁6側から外側壁7側に向かって、出力端子27A、入力端子21A、出力端子27B、入力端子21B及び出力端子27Cの順に配列されている。隣り合う入力端子21及び出力端子27同士の間隔は、全て等しい。従って、入力端子21A,21B間の距離、出力端子27A,27B間の距離、出力端子27B,27C間の距離は、全て等しい。なお、隣り合う入力端子21及び出力端子27同士の間隔は、全て等しい構成でなくてもよい。
インバータケース2の外側壁7の外壁面には、外部コネクタ(図示せず)が着脱される信号線コネクタ31が支持部32を介して設けられている。信号線コネクタ31は、制御基板12の信号パターンと電気的に接続されている。信号線コネクタ31は、モータ40の軸方向におけるモータ40側に開口している。
インバータケース2とインバータカバー3との間には、シールゴム33が配置されている。シールゴム33は、インバータケース2の上面2aとインバータカバー3との間を封止するシール部34と、入力端子21A,21Bとインバータケース2及びインバータカバー3との間をそれぞれ封止するシール部35A,35Bと、出力端子27A〜27Cとインバータケース2及びインバータカバー3との間をそれぞれ封止するシール部36A〜36Cとを有している。
シール部34は、インバータケース2の外側壁4〜7及び内側壁8とインバータカバー3と間に介在されている。シール部35A,35Bは、入力端子21A,21Bに組み付けられると共に外側壁4の切欠部24A,24Bと嵌合するようにシール部34と一体化されている。シール部35A,35Bは、入力端子21A,21Bとインバータケース2における切欠部24A,24Bの縁部及びインバータカバー3との間に介在されている。シール部36A〜36Cは、出力端子27A〜27Cに組み付けられると共に内側壁8の切欠部28A〜28Cと嵌合するようにシール部34と一体化されている。シール部36A〜36Cは、出力端子27A〜27Cとインバータケース2における切欠部28A〜28Cの縁部及びインバータカバー3との間に介在されている。
シール部35A,35Bは、インバータ1の上下方向(Z方向)に垂直に切った断面において、外側壁4の内側及び外側から外側壁4を挟むような断面U字状を有している(図3参照)。シール部36A〜36Cは、インバータ1の上下方向に垂直に切った断面において、内側壁8の内側(外側壁4側)及び外側(外側壁5側)から内側壁8を挟むような断面U字状を有している(図3参照)。
以上のようなインバータ1を組み立てるときは、まず複数のボルト13を用いてインバータケース2に主回路基板11を組み付ける。このとき、インバータケース2の上方からボルト13を締結する。
続いて、図1に示されるように、入力端子21A,21B及び出力端子27A〜27Cとシールゴム33とを組み付けてサブアッシー37を形成する。
続いて、インバータケース2にサブアッシー37を組み付ける。具体的には、まずシール部34がインバータケース2の上面2a上に載置されると共に、シール部35A,35Bが外側壁4の切欠部24A,24Bとそれぞれ嵌合し、シール部36A〜36Cが内側壁8の切欠部28A〜28Cとそれぞれ嵌合するように、サブアッシー37をインバータケース2に対して配置する。そして、その状態で、複数のボルト22を用いて入力端子21A,21Bをインバータケース2に固定すると共に、複数のボルト29を用いて出力端子27A〜27Cをインバータケース2に固定する。このとき、インバータケース2の上方からボルト22,29を締結する。
また、上述したように、モータケーブル26A〜26Cの雄ネジ部43を出力端子27A〜27Cの丸穴44に通した状態で、ナット45によりモータケーブル26A〜26Cを出力端子27A〜27Cにそれぞれ連結する。このとき、インバータケース2の上方からナット45を締め付ける。
続いて、複数のボルト14を用いて、サブアッシー37が組み付けられたインバータケース2に制御基板12を組み付ける。このとき、インバータケース2の上方からボルト14を締結する。
続いて、複数のボルト38を用いて、サブアッシー37及び制御基板12が組み付けられたインバータケース2にインバータカバー3を組み付ける。このとき、インバータケース2の上方からボルト38を締結する。
以上のように本実施形態にあっては、入力端子21A,21Bは、インバータケース2内に外側壁4側に向けて延びるように配置されている。出力端子27A〜27Cは、インバータケース2内に外側壁5側に向けて延びるように配置されている。そして、入力端子21及び出力端子27は、外側壁4,5の対向方向に垂直な方向に沿って交互に配列されている。従って、少なくとも出力端子27の幅分だけ各入力端子21間の距離が確保されるため、入力端子21A,21Bに電源ケーブル41A,41Bをそれぞれ接続する作業が行いやすくなる。また、少なくとも入力端子21の幅分だけ各出力端子27間の距離が確保されるため、出力端子27A〜27Cにモータケーブル26A〜26Cをそれぞれ接続する作業が行いやすくなる。これにより、電源ケーブル41A,41B及びモータケーブル26A〜26Cを接続する際の作業性が向上する。その結果、例えば電源ケーブル41A,41B同士のショートを確実に防ぐことが可能となる。
また、本実施形態では、入力端子21A,21Bには、外側壁4の側方から電源ケーブル41A,41Bがそれぞれ接続される。従って、産業車両にインバータ1が搭載された状態において、インバータカバー3側のスペースが狭い場合でも、電源ケーブル41A,41Bを入力端子21A,21Bにそれぞれ接続することができる。
また、本実施形態では、出力端子27A〜27Cには、インバータケース2におけるインバータカバー3の反対側からモータケーブル26A〜26Cがそれぞれ接続される。従って、産業車両にインバータ1がモータ40と共に搭載される前に、インバータケース2に対する入力端子21A,21B及び出力端子27A〜27Cの組み付け方向と同じ方向において、モータケーブル26A〜26Cを出力端子27A〜27Cにそれぞれ組み付けることができる。これにより、インバータ1の組み立て作業を行う際の作業性が向上する。
さらに、本実施形態では、入力端子21A,21Bは外側壁4側に向けて延びており、出力端子27A〜27Cは外側壁5側に向けて延びているので、インバータ1を高さ方向に小型化することができる。
なお、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば上記実施形態では、電源ケーブル41A,41Bがインバータケース2の外側壁4の側方から入力端子21A,21Bに接続されているが、特にその形態には限られず、例えば電源ケーブル41A,41Bがインバータケース2の底面側から入力端子21A,21Bに接続されていてもよい。また、モータケーブル26A〜26Cがインバータケース2の底面側から出力端子27A〜27Cに接続されているが、インバータ1に対するモータ40の配置箇所等によっては、例えばモータケーブル26A〜26Cがインバータケース2の外側壁5の側方から出力端子27A〜27Cに接続されていてもよい。
また、上記実施形態では、インバータ1はモータ40と一体化されているが、本発明は、モータとは別体のインバータにも適用可能である。この場合、インバータは、インバータケースの互いに対向する2つの外側壁の一方の側に向けて延びる複数の第1端子と、インバータケースの互いに対向する2つの外側壁の他方の側に向けて延びる複数の第2端子とを備え、第1端子及び第2端子が2つの外側壁の対向方向に垂直な方向に沿って交互に配列された構造を有していればよい。
1…インバータ、2…インバータケース、3…インバータカバー、4…外側壁、5…外側壁、11…主回路基板、21,21A,21B…入力端子(第1端子)、26A〜26C…モータケーブル、27,27A〜27C…出力端子(第2端子)、41A,41B…電源ケーブル。
Claims (4)
- 互いに対向する2つの外側壁を有するインバータケースと、
前記インバータケース内を覆うインバータカバーと、
前記インバータケース内に配置された主回路基板と、
前記インバータケース内に前記2つの外側壁の一方の側に向けて延びるように配置されると共に、前記主回路基板と接続された複数の第1端子と、
前記インバータケース内に前記2つの外側壁の他方の側に向けて延びるように配置されると共に、前記主回路基板と接続された複数の第2端子とを備え、
前記第1端子及び前記第2端子は、前記2つの外側壁の対向方向に垂直な方向に沿って交互に配列されていることを特徴とするインバータ。 - 前記第1端子は、前記主回路基板に電力を供給するための電源ケーブルが接続される入力端子であり、
前記第2端子は、前記主回路基板からの信号をモータに出力するためのモータケーブルが接続される出力端子であることを特徴とする請求項1記載のインバータ。 - 前記入力端子には、前記2つの外側壁の一方の側方から前記電源ケーブルが接続されることを特徴とする請求項2記載のインバータ。
- 前記出力端子には、前記インバータケースにおける前記インバータカバーの反対側から前記モータケーブルが接続されることを特徴とする請求項2または3記載のインバータ。
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