JP2019126114A - 鉄道車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】惰行時及び停車時において騒音や振動を抑制しつつ蓄電装置に充電することを可能にする。【解決手段】制御装置25は、惰行時及び停車時におけるエンジン23の回転速度が第1回転速度である場合、充電量が第1所定量まで増加したときに、エンジン23の回転速度が第1回転速度から第2回転速度に切り替えられるようにエンジン23を制御する第1処理と、惰行時及び停車時におけるエンジン23の回転速度が第2回転速度である場合、充電量が第2所定量まで減少したときに、エンジン23の回転速度が第2回転速度から第1回転速度に切り替えられるように、又は、惰行時及び停車時におけるエンジン23の回転速度が第3回転速度である場合、充電量が第3所定量まで増加したときに、第3回転速度から第1回転速度に切り替えられるように、エンジン23を制御する第2処理とを実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジン、発電機及び蓄電装置などを搭載した鉄道車両に関する。
特許文献1には、ディーゼルエンジン及び発電機からなる発電装置、及び、蓄電装置などが搭載されたハイブリット鉄道車両において、運転士の走行の仕方に応じて適正な蓄電装置の充放電制御を行うことが可能な車両駆動システムについて記載されている。
特許第4236676号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においては、惰行時や停車時など電動モータの出力が実質的に行われていない比較的静かな状況下においても、蓄電装置の充電を促進するようにディーゼルエンジンを駆動する制御が行われている。上記特許文献1には、このときのディーゼルエンジンの駆動回転速度などについては特に記載されていないが、一般的には最も発電効率の良い高回転でディーゼルエンジンが駆動されていると考えられる。この場合、ディーゼルエンジンの駆動による大きな騒音や振動によって、乗客に不快感を与える問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、惰行時及び停車時において騒音や振動を抑制しつつ蓄電装置に充電可能な鉄道車両を提供することである。
本発明の鉄道車両は、ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンの駆動力によって交流電力を発電する発電機と、前記発電機と接続され、前記発電機からの交流電力を直流電力に変換するコンバータ装置と、前記コンバータ装置に接続され、前記コンバータ装置からの直流電力を交流電力に変換するインバータ装置と、前記インバータ装置に接続され、前記インバータ装置からの交流電力によって駆動される電動モータと、前記コンバータ装置と前記インバータ装置との間に接続され、直流電力を充放電可能な蓄電装置と、前記ディーゼルエンジンの駆動、及び、前記蓄電装置の充放電を制御する制御装置とを備えている。そして、前記制御装置は、惰行時及び停車時における前記ディーゼルエンジンの回転速度が前記ディーゼルエンジンのアイドル時の回転速度よりも大きく且つ前記ディーゼルエンジンにおける最大トルク時の回転速度以下である第1回転速度である場合、前記蓄電装置に充電された充電量が第1所定量まで増加したときに、前記ディーゼルエンジンの回転速度が前記第1回転速度から前記ディーゼルエンジンのアイドル時の回転速度以下である第2回転速度に切り替えられるように前記ディーゼルエンジンを制御する第1処理と、前記惰行時及び前記停車時における前記ディーゼルエンジンの回転速度が前記第2回転速度である場合、前記充電量が前記第1所定量未満の第2所定量まで減少したときに、前記ディーゼルエンジンの回転速度が前記第2回転速度から前記第1回転速度に切り替えられるように、又は、前記惰行時及び前記停車時における前記ディーゼルエンジンの回転速度が前記ディーゼルエンジンにおける最大トルク時の回転速度よりも大きな第3回転速度である場合、前記充電量が前記第1所定量未満の第3所定量未満から前記第3所定量まで増加したときに、前記ディーゼルエンジンの回転速度が前記第3回転速度から前記第1回転速度に切り替えられるように、前記ディーゼルエンジンを制御する第2処理とを実行可能である。
これによると、惰行時及び停車時において、充電量が第2所定量まで減少又は第3所定量まで増加したときに、ディーゼルエンジンの回転速度を第1回転速度で駆動し、蓄電装置に充電可能となる。このときのディーゼルエンジンの回転速度は、最大トルク時の回転速度以下の第1回転速度であるため、騒音や振動が比較的小さくなる。このため、比較的静かな状況下(惰行時及び停車時)において、充電しつつも騒音及び振動を抑制することが可能となる。
本発明において、前記制御装置は、前記蓄電装置の電圧値に基づいて前記充電量の増減を判定し、前記第1処理及び前記第2処理のいずれかを実行することが好ましい。これにより、蓄電装置の電圧値に基づいて、蓄電装置の充電量が判定可能となる。
本発明の鉄道車両によると、惰行時及び停車時において、充電量が第2所定量まで減少又は第3所定量まで増加したときに、ディーゼルエンジンの回転速度を第1回転速度で駆動し、蓄電装置に充電可能となる。このときのディーゼルエンジンの回転速度は、最大トルク時の回転速度以下の第1回転速度であるため、騒音や振動が比較的小さくなる。このため、比較的静かな状況下(惰行時及び停車時)において、充電しつつも騒音及び振動を抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る鉄道車両の概略構成図である。 図1に示す蓄電装置の充電量と電圧値との関係を示す特性図である。 図1に示す鉄道車両の停車・走行時における速度、蓄電装置の電圧値、エンジン動作、及び、蓄電装置の充電量の状態を示すチャート図である。
以下、本発明の一実施形態である鉄道車両1について、図1を参照しつつ以下に説明する。
鉄道車両1は、図1に示すように、車体2と、当該車体2を支持する2つの台車(不図示)と、図1中二点鎖線で囲む駆動装置10とを有している。車体2は、方向A(図1中左方)に沿って長尺な直方体形状を有する。台車は、車体2の方向Aの前方下部、及び、後方下部にそれぞれ取り付けられている。各台車は、方向Aに直交する方向に延在する2本の車軸3と、各車軸3の両端に固定され、車軸3を介して台車に回転可能に支持された4つの車輪4とを有している。
駆動装置10は、鉄道車両1を走行させるための装置であって、4つの電動モータ11と、蓄電装置20と、コンバータ装置21と、インバータ装置22と、ディーゼルエンジン23(以下、エンジン23と称する)と、発電機24と、制御装置25と、直流電力部26とを有する。4つの電動モータ11、蓄電装置20、コンバータ装置21、インバータ装置22、発電機24、及び、直流電力部26は、電力を供給する電線D1〜D5によって互いに接続されている。
4つの電動モータ11は、各台車に2つずつ設けられている。これら電動モータ11は、インバータ装置22によって変換された交流電力によって駆動される。電動モータ11の駆動軸の先端には、ギアが固定されている。各台車の2本の車軸3には、電動モータ11のギアと噛み合うギアがそれぞれ固定されている。この構成において、電動モータ11を駆動すると、各車軸3とともに各車輪4が駆動される。これにより、鉄道車両1が、方向A及び当該方向Aとは逆の方向B(図1中右方)のいずれかに進行する。
エンジン23は、制御装置25の制御の下、アイドル、1〜3ノッチのいずれかで駆動される。アイドルにおけるエンジン23の回転速度(第2回転速度)は、例えば、600rpm(revolutions per minute)である。1ノッチにおけるエンジン23の回転速度(第1回転速度)は、エンジン23のアイドル時の回転速度よりも大きい、例えば、1200rpmである。この1ノッチにおけるエンジン23の回転速度は、当該エンジン23の最大トルク時の回転速度(例えば、1400rpm)よりも小さい回転速度である。このような1ノッチの回転速度でエンジン23を駆動した場合、後述するように発電機24による発電出力は小さくなるものの、エンジン23による騒音がアイドルに近い状態となって、比較的小さくなる。また、エンジン23の振動も比較的小さくなる。2ノッチにおけるエンジン23の回転速度(第3回転速度)は、1ノッチにおけるエンジン23の回転速度及び最大トルク時の回転速度よりも大きい、例えば、1600rpmである。3ノッチにおけるエンジン23の回転速度は、2ノッチにおけるエンジン23の回転速度よりも大きい、例えば、1800rpmである。
発電機24は、制御装置25の制御の下、エンジン23の駆動力が伝達されることで、エンジン23の回転出力を3相交流電力に変換する。本実施形態における発電機24の発電出力は、エンジン23がアイドル状態において0kWであり、エンジン23が1ノッチで駆動されている状態において、例えば60kWであり、エンジン23が2ノッチで駆動されている状態において、例えば180kWであり、エンジン23が3ノッチで駆動されている状態において、例えば200kWである。このように発電機24は、エンジン23の回転速度が増加するに連れて発電出力が大きくなる。より詳細には、エンジン23の回転速度が最大トルク時の回転速度よりも大きくなることで、エンジン23の回転速度が安定し、発電機24による発電出力も大きくなる。なお、発電機24によって発電された電力は、コンバータ装置21に供給される。
コンバータ装置21は、発電機24で発電された3相交流電力を入力とし、スイッチング素子(不図示)による整流制御により直流電力に変換し、直流電力部26に供給する。直流電力部26は、コンバータ装置21とインバータ装置22との間に位置する。インバータ装置22は、直流電力部26の直流電力を入力とし、スイッチング素子(不図示)による電圧・周波数可変(VVVF)制御により、3相交流電力に変換する。この3相交流電力により4つの電動モータ11を駆動し、さらに減速機により必要な加速性能を得られる駆動トルクを確保した上で、各台車の車軸3でトルクを伝達して鉄道車両1を加減速させる。
蓄電装置20は、直流電力部26を介してコンバータ装置21とインバータ装置22との間に接続されており、直流電力部26の直流部分の電圧値と、蓄電装置20の開放端電圧値との関係に応じて、蓄電装置20が充電又は放電される。すなわち、直流部分の電圧値が、蓄電装置20の開放端電圧値よりも大きいときは、直流部分の電力が蓄電装置20に充電され、逆に、直流部分の電圧値が、蓄電装置20の開放端電圧値よりも小さいときは、直流部分に蓄電装置20の電力が放電される。本実施形態における蓄電装置20は、リチウムイオンバッテリが採用されている。この蓄電装置20は、図2に示すような特性を有している。つまり、蓄電装置20は、内部抵抗の影響により、充電時に測定される電圧値が、充放電がない場合の電圧値よりも上昇する。一方、放電時に測定される電圧値は、充放電がない場合の電圧値よりも下降する。これより、蓄電装置20は、同じ充電量においても、充電時と放電時との間でモードが移行するタイミングにおいて測定される電圧値が大幅に変動することとなる。
制御装置25は、図1に示すように、コンバータ装置21、インバータ装置22、蓄電装置20、発電機24、及び、エンジン23と信号線S1〜S5によって接続されており、これらの動作状態を監視するとともに、蓄電装置20の蓄電量を検知する。本実施形態においては、蓄電装置20の電圧値に基づいて、蓄電装置20の蓄電量を推定する。また、制御装置25は、エンジン23の駆動によって発電機24により発電される電力と、各電動モータ11で鉄道車両1を加速することにより消費する電力、あるいは減速することにより回生する電力とを調整制御して、蓄電装置20の蓄電量を適切な範囲に維持する機能を有する。具体的には、制御装置25は、鉄道車両1の走行時において、エンジン23の駆動を制御することで発電機24による発電量を制御し、蓄電装置20の蓄電量を所定範囲内に保つ。本実施形態においては、蓄電装置20の最大蓄電量の20%を下限値とし、80%を上限値とし、この20%〜80%の所定範囲内に蓄電量が保たれるように、制御装置25で制御される。なお、本実施形態における所定範囲は、蓄電装置20の最大蓄電量の20%〜80%の範囲をいうが、これよりも多くても少なくてもよく、適宜設定されればよい。
制御装置25は、鉄道車両1が停車時から走行し始める際に、4つの電動モータ11を駆動するように、インバータ装置22及び蓄電装置20を制御する。また、制御装置25は、表1に示す発電条件を内部メモリに記憶している。
Figure 2019126114
表1は、アイドル、1ノッチ〜3ノッチの各エンジン動作における、エンジン23の回転速度及びエンジン動作の切替条件を示す。表1に示すエンジン動作の切替条件である電圧値は、蓄電装置20の所定の充電量に対応している。より詳細には、表1に示すアイドル時の電圧値660Vは、エンジン23がアイドルで駆動された状態で、蓄電装置20の電圧値が660Vを超える電圧値から660Vまで降下したとき(電圧下降方向)、エンジン23が1ノッチで駆動されるように切り替えるタイミングを示す蓄電装置20の第1充電量(第2所定量)に対応する。1ノッチ時の電圧値640Vは、エンジン23が1ノッチで駆動された状態で、蓄電装置20の電圧値が640Vを超える電圧値から640Vまで降下したとき(電圧下降方向)、エンジン23が2ノッチで駆動されるように切り替えるタイミングを示す蓄電装置20の充電量に対応する。1ノッチ時の電圧値680Vは、エンジン23が1ノッチで駆動された状態で、蓄電装置20の電圧値が680V未満の電圧値から680Vまで上昇したとき(電圧上昇方向)、エンジン23がアイドルで駆動されるように切り替えるタイミングを示す蓄電装置20の第2充電量(第1所定量)に対応する。なお、第2充電量は、第1充電量よりも多い。2ノッチ時の電圧値600Vは、エンジン23が2ノッチで駆動された状態で、蓄電装置20の電圧値が600Vを超える電圧値から600Vまで降下したとき(電圧下降方向)、エンジン23が3ノッチで駆動されるように切り替えるタイミングを示す蓄電装置20の充電量に対応する。2ノッチ時の電圧値660Vは、エンジン23が2ノッチで駆動された状態で、蓄電装置20の電圧値が660V未満の電圧値から660Vまで上昇したとき(電圧上昇方向)、エンジン23が1ノッチで駆動されるように切り替えるタイミングを示す蓄電装置20の第1充電量(第3所定量)に対応する。なお、2ノッチ時の電圧値(蓄電装置20の充電量)と、アイドル時の電圧値(蓄電装置20の充電量)は互いに異なっていてもよい。つまり、2ノッチ時の電圧値が例えば650V又は670Vでもよく、蓄電装置20の充電量が第1充電量よりも若干少ない又は多い充電量(第3所定量)でもよい。3ノッチ時の電圧値640Vは、エンジン23が3ノッチで駆動された状態で、蓄電装置20の電圧値が640V未満の電圧値から640Vまで上昇したとき(電圧上昇方向)、エンジン23が2ノッチで駆動されるように切り替えるタイミングを示す蓄電装置20の充電量に対応する。
制御装置25は、エンジン23がアイドルで駆動された状態で、蓄電装置20の電圧値が660Vを超える電圧値から660Vにまで降下したとき(電圧下降方向)、エンジン23が1ノッチで駆動されるように切り替える。また、制御装置25は、エンジン23が1ノッチで駆動された状態で、蓄電装置20の電圧値が680Vまで上昇したとき(電圧上昇方向)、エンジン23がアイドルで駆動されるように切り替え、電圧値が640Vまで降下したとき(電圧下降方向)、エンジン23が2ノッチで駆動されるように切り替える。また、制御装置25は、エンジン23が2ノッチで駆動された状態で、蓄電装置20の電圧値が660Vまで上昇したとき(電圧上昇方向)、エンジン23が1ノッチで駆動されるように切り替え、電圧値が600Vまで降下したとき(電圧下降方向)、エンジン23が3ノッチで駆動されるように切り替える。また、制御装置25は、エンジン23が3ノッチで駆動された状態で、蓄電装置20の電圧値が640Vまで上昇したとき(電圧上昇方向)、エンジン23が2ノッチで駆動されるように切り替える。なお、制御装置25は、回生電力が発生する場合、蓄電装置20の電圧値にかかわらず、エンジン23がアイドルで駆動されるように、エンジン23を制御する。
続いて、鉄道車両1の停車・走行時における速度、蓄電装置20の電圧値、エンジン動作、及び、蓄電装置20の充電量について、図3を参照しつつ以下に説明する。なお、本実施形態における鉄道車両1は、駅間を走行した後の停車時において、蓄電装置20の電圧値が660V以上となるような充電量が確保されるような、充放電制御が制御装置25によって行われる。本実施形態における鉄道車両1は、駅などで停車する場合は、エンジン23がアイドルで駆動されるように制御装置25によって制御される。なお、制御装置25は、停車時間が長くなる場合は、エンジン23の駆動を停止するように制御してもよい。こうすることで、停車駅でのエンジン23の駆動による騒音や振動を効果的に防ぐことができる。
鉄道車両1が、停車駅から次の駅に向けて走行を開始する場合、制御装置25は、運転台での力行操作に応じて、インバータ装置22及び蓄電装置20を制御して、蓄電装置20の電力をインバータ装置22が交流電力に変換して、4つの電動モータ11に供給する。このとき、図3に示すように、停車時から速度が増加するに連れて(すなわち、電動モータ11へ電力供給されるに連れて)蓄電装置20の充電量が減少する。停車時から走行し始めたときは、電動モータ11に大きな電力を供給するため、蓄電装置20の充電量及び電圧値が急激に減少する。そして、蓄電装置20の電圧値が660Vを超える値から充電量の減少に伴って降下し660Vに到達すると、制御装置25は、1ノッチで駆動するように、エンジン23を制御する。このとき、蓄電装置20の電圧値は、アイドルから1ノッチでのエンジン23の駆動に伴う、蓄電装置20の放電電流の減少に伴って、一旦、電圧値が上昇するような挙動を示すものの、加速されるに連れて(電動モータ11へ電力供給されるに連れて)充電量が減少し電圧値が降下し続ける。そして、図3に示すように、蓄電装置20の電圧値が640Vに達すると、制御装置25は、1ノッチから2ノッチで駆動するように、エンジン23を制御する。このときも、蓄電装置20の電圧値は、1ノッチから2ノッチでのエンジン23の駆動に伴う、蓄電装置20の放電電流の減少に伴って、一旦、電圧値が上昇するような挙動を示すものの、加速されるに連れて充電量が減少し電圧値が降下し続ける。ただし、2ノッチでエンジン23が駆動されることで、1ノッチでエンジン23が駆動されるときよりも発電機24の発電出力が上昇するため、蓄電装置20の充電量も緩やかに減少するとともに、蓄電装置20の電圧値も緩やかに降下する。
次に、鉄道車両1が所定速度に達した場合、力行運転から惰行運転に切り替えられる。このとき、制御装置25は、運転台での惰行操作に応じて、電動モータ11への電力供給を停止するように、蓄電装置20及びインバータ装置22を制御する。このとき、図3に示すように、蓄電装置20の電圧値が大幅に上昇する。これは、電動モータ11への電力供給が停止されることで、発電機24からの電力のほとんどが蓄電装置20の充電に移行し、蓄電装置20の内部抵抗により電圧値が上昇するからである。図2に示すように、蓄電装置20が放電から充電に移行すると、同じ充電量においても測定される電圧値が上昇するため、蓄電装置20の電圧値が大幅に上昇する。このような蓄電装置20の電圧値の上昇により、電圧値が640V未満から660Vに達すると、制御装置25は、2ノッチから1ノッチで駆動するように、エンジン23を制御する。つまり、力行から惰行に切り替り、惰行時における蓄電装置20の電圧値が660Vまで上昇することで、制御装置25は1ノッチで駆動するようにエンジン23を制御する(第2処理)。このため、惰行時において、エンジン23の駆動による騒音や振動を比較的小さくしつつ蓄電装置20に充電することが可能となる。この結果、図3に示すように、蓄電装置20の充電量が増加する。なお、制御装置25は、力行から惰行に切り替わり、惰行時における充電装置20の電圧値が680Vまで上昇した場合、2ノッチから1ノッチへ切り替わった後に、1ノッチからアイドルで駆動されるように(第1処理)、エンジン23が制御される。エンジン23がアイドルで駆動される場合、蓄電装置20の充電量は上昇しない。
また、エンジン23が2ノッチで駆動される状態で鉄道車両1が所定速度に達する前に、蓄電装置20の電圧値が600Vまで下降すると、制御装置25は、2ノッチから3ノッチで駆動するように、エンジン23を制御する。本実施形態においては、3ノッチでエンジン23を駆動するときが発電機24による最大発電出力となる。最大発電出力が鉄道車両1の最大消費電力よりも大きい場合、鉄道車両1の走行時に3ノッチでエンジン23を駆動すると、蓄電装置20の蓄電量は少なくとも減少しないような状態となる。つまり、蓄電装置20の蓄電量が増加する状態となる。
次に、鉄道車両1は、次の駅付近に到達すると制動される。このとき、電動モータ11による回生電力が発生し、インバータ装置22を介して蓄電装置20に供給される。このとき、制御装置25は、回生電力が発生すると蓄電装置20の電圧値にかかわらず、エンジン23がアイドルで駆動されるように、エンジン23を制御する。この結果、図3に示すように、蓄電装置20の充電量が上昇するとともに、回生電力による蓄電装置20への電流値の上昇に伴って、蓄電装置20の電圧値が一時的に680V以上へ上昇する。制動終了で回生電力の蓄電装置20への充電が終了し、蓄電装置20の電圧が下降しても電圧値が660Vを超える状態が維持されると、制御装置25は、制動終了後もアイドルで駆動を維持するように、エンジン23を制御する。つまり、惰行時から制動時に切り替わり、エンジン23をアイドルに切り替え、蓄電装置20の電圧値が一時的に680Vを超え、制動終了後に660Vを超えていることで、制動終了後もエンジン23をアイドルで駆動することが可能となる。このため、制動時および、その後の停車時において、エンジン23の駆動による騒音や振動をさらに小さくすることが可能となる。なお、制動時においては、回生電力によって蓄電装置20の充電量が増加し、例えば、駅を出発する前とほぼ同じ程度まで蓄電装置20の充電量を回復させることが可能となる。そして、鉄道車両1が次の駅に到着し、鉄道車両1が停車される。鉄道車両1の停車時においては、蓄電装置20の電圧値が660V以上となる。このため、制御装置25は、アイドルが継続されるように、エンジン23を制御する(第1処理)。
また、停車時において、蓄電装置20の充電量が減少し、電圧値が660Vを超える値から660Vまで下降すると、制御装置25は、アイドルから1ノッチで駆動するように、エンジン23を制御する(第2処理)。これにより、停車時において、エンジン23の駆動による騒音や振動を比較的小さくしつつ蓄電装置20に充電することが可能となる。この後、蓄電装置20の電圧値が680Vまで上昇すると、制御装置25は、1ノッチからアイドルで駆動するように、エンジン23を制御する(第1処理)。このような処理が繰り返されて、蓄電装置20の電圧値が660V以上となるような充電量が確保される。
以上に述べたように、本実施形態の鉄道車両1によると、惰行時及び停車時において、蓄電装置20の電圧値が660Vまで降下した又は上昇したとき、すなわち、蓄電装置20の第1充電量(第2所定量、第3所定量)まで減少した又は増加したときに、エンジン23の回転速度をエンジン23のアイドル時の回転速度(第2回転速度)よりも大きい回転速度(第1回転速度)で駆動し、蓄電装置20に充電可能となる。このときのエンジン23の回転速度は、最大トルク時の回転速度以下の回転速度(第1回転速度)であるため、騒音や振動が比較的小さくなる。このため、比較的静かな状況下(惰行時及び停車時)において、充電しつつも騒音及び振動を抑制することが可能となる。また、惰行時及び停車時において、騒音及び振動を抑制しつつも充電することが可能になることで、充電電流を小さくできる。このため、蓄電装置20の劣化を抑制することが可能となる。
また、制御装置20は、蓄電装置20の電圧値が660Vまで降下すると(蓄電装置20の充電量が第1充電量(第2所定量)まで減少したと判定し)、及び、660Vまで上昇すると(蓄電装置20の充電量が第1充電量(第3所定量)まで増加したと判定し)、1ノッチで駆動するようにエンジン23を制御し(第2処理)、蓄電装置20の電圧値が680Vまで上昇すると(蓄電装置20の充電量が第2充電量まで増加したと判定し)、アイドルで駆動されるようにエンジン23を制御する(第1処理)。これにより、蓄電装置20の電圧値に基づいて、蓄電装置20の充電量に応じた判定が可能となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述の実施形態においては、蓄電装置20の電圧値に基づいて蓄電装置20の充電量が所定の充電量(第1充電量、第2充電量含む)に達したかを判定して、第1処理及び第2処理を実行しているが、蓄電装置20の電圧値以外から当該蓄電装置20の充電量が所定の充電量に達したかを判定し、上述の第1処理及び第2処理を実行してもよい。また、上述の実施形態においては、エンジン23のアイドル時の回転速度が第2回転速度であるが、第2回転速度はアイドル時の回転速度よりも小さい回転速度であってもよい。
また、上述の実施形態においては、シリーズハイブリット方式の鉄道車両に採用しているが、パラレルハイブリット方式の鉄道車両に採用してもよい。これにおいても、上述と同様の効果得ることができる。また、上述の実施形態においては、電動モータ11が4つ設けられているが、電動モータ11は4つよりも少なくても多くてもよい。また、制御装置25の、エンジン23、発電機24及び蓄電装置20を制御する一部分が、コンバータ装置21に組み込まれ、当該一部分が制御装置として、上述の制御装置25と同様に機能してもよい。
1 鉄道車両
11 電動モータ
20 蓄電装置
21 コンバータ装置
22 インバータ装置
23 ディーゼルエンジン
24 発電機
25 制御装置

Claims (2)

  1. ディーゼルエンジンと、
    前記ディーゼルエンジンの駆動力によって交流電力を発電する発電機と、
    前記発電機と接続され、前記発電機からの交流電力を直流電力に変換するコンバータ装置と、
    前記コンバータ装置に接続され、前記コンバータ装置からの直流電力を交流電力に変換するインバータ装置と、
    前記インバータ装置に接続され、前記インバータ装置からの交流電力によって駆動される電動モータと、
    前記コンバータ装置と前記インバータ装置との間に接続され、直流電力を充放電可能な蓄電装置と、
    前記ディーゼルエンジンの駆動、及び、前記蓄電装置の充放電を制御する制御装置とを備えており、
    前記制御装置は、
    惰行時及び停車時における前記ディーゼルエンジンの回転速度が前記ディーゼルエンジンのアイドル時の回転速度よりも大きく且つ前記ディーゼルエンジンにおける最大トルク時の回転速度以下である第1回転速度である場合、前記蓄電装置に充電された充電量が第1所定量まで増加したときに、前記ディーゼルエンジンの回転速度が前記第1回転速度から前記ディーゼルエンジンのアイドル時の回転速度以下である第2回転速度に切り替えられるように前記ディーゼルエンジンを制御する第1処理と、
    前記惰行時及び前記停車時における前記ディーゼルエンジンの回転速度が前記第2回転速度である場合、前記充電量が前記第1所定量未満の第2所定量まで減少したときに、前記ディーゼルエンジンの回転速度が前記第2回転速度から前記第1回転速度に切り替えられるように、又は、前記惰行時及び前記停車時における前記ディーゼルエンジンの回転速度が前記ディーゼルエンジンにおける最大トルク時の回転速度よりも大きな第3回転速度である場合、前記充電量が前記第1所定量未満の第3所定量未満から前記第3所定量まで増加したときに、前記ディーゼルエンジンの回転速度が前記第3回転速度から前記第1回転速度に切り替えられるように、前記ディーゼルエンジンを制御する第2処理とを実行可能であることを特徴とする鉄道車両。
  2. 前記制御装置は、前記蓄電装置の電圧値に基づいて前記充電量の増減を判定し、前記第1処理及び前記第2処理のいずれかを実行することを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両。
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