JP2019125846A - ユーザ装置 - Google Patents

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真史 新本
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Abstract

【課題】5GSにおけるCIoTのための機能を実現するための通信手段と、5GSとEPSとの間のハンドオーバーにおける、CIoTのための機能に対応づけられたコネクションを適切なコネクションにマッピングするための通信手段を提供する。【解決手段】ネットワークスライスをサポートしている5GSにおいても、CIoTのための機能の使用を可能とするための通信手段を提供する。さらに、ユーザ装置のEPSから5GSへのハンドオーバーにおいて、EPSで確立されている、CIoTのための機能に対応づけられたPDNコネクションを、適切なPDUセッションにマッピングするための通信手段を提供する。さらに、ユーザ装置の5GSからEPSへのハンドオーバーにおいて、5GSで確立されているPDUセッションを、適切なPDNコネクションにマッピングするための通信手段を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザ装置に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、第4世代(4G)の通信システムであるEPS(Evolved Packet System)のシステムアーキテクチャの仕様を策定している。EPSを構成するコアネットワークは、EPC(Evolved Packet Core)と呼ばれている。
また3GPPでは、次世代、すなわち第5世代(5G)の移動通信システムである5GS(5G System)のシステムアーキテクチャについての検討が開始されており、多くのトピックの中の1つとして、ネットワークスライス(Network Slice)と5GSとEPSとの間のインターワークについて議論が行われている(非特許文献1及び非特許文献2参照)。さらに、EPSでサポートされていたCIoT(Cellular IoT)のための機能(制御信号の効率化やスモールデータ、SMS等のユーザデータの効率的な通信を実現するためのシグナリングの最適化等)を5GSでサポートするための議論も始められることとなっている。
3GPP TS 23.501 v15.0.0 (2017-12); Technical Specification Group Services and System Aspects; System Architecture for the 5G System; Stage 2 (Release 15) 3GPP TS 23.502 v15.0.0 (2017-12); Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2 (Release 15)
5GS(5G System)では、多種多様なサービスを提供するために、ネットワークスライス(Network Slice)の使用が検討されている。さらに、EPS(Evolved Packet System)でサポートしている、CIoT(Cellular IoT)のための機能(制御信号の効率化やスモールデータ、SMS等のユーザデータの効率的な通信を実現するためのシグナリングの最適化等)も検討し始めている。
しかし、5GSがネットワークスライスをサポートしている場合に、CIoTのための機能を5GSでどう実現するかは明確にはなっていない。さらに、ユーザ装置のEPSから5GSへのハンドオーバーにおいて、EPSで確立されている、CIoTのための機能に対応づけられたPDNコネクションが、5GSのPDUセッションにどうマッピングされるかも明確になっていない。さらに、ユーザ装置の5GSからEPSへのハンドオーバーにおいて、5GSで確立されている、CIoTのための機能に対応づけられたPDUセッションが、EPSのPDNコネクションにどうマッピングされるかも明確になっていない。
本発明は、以上のような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、5GSにおけるCIoTのための機能の実現方法と、5GSがネットワークスライスをサポートしている場合の、5GSとEPSとの間のハンドオーバーにおける、CIoTのための機能に対応づけられたコネクションのマッピングの実現方法を提供する事である。
本発明の一実施形態のユーザ装置は、制御部と送受信部と記憶部とを備え、前記送受信部は、第1のコアネットワークから、情報Aを含む第1の受諾メッセージを受信し、前記制御部は、前記第1の受諾メッセージの受信後に、前記第1のコアネットワークとの間で、第1の通信路を確立し、前記送受信部は、第2のコアネットワークから、情報Bを含む第2の受諾メッセージを受信し、前記制御部は、前記第2の受諾メッセージの受信後に、前記第2のコアネットワークとの間で、第2の通信路を確立し、前記情報Aは、ユーザプレーンを介したユーザデータの通信のサポートを示す情報であり、前記情報Bは、コントロールプレーンを介したユーザデータの通信のサポートを示す情報であり、前記第1の通信路は、前記情報Aが示す通信をサポートした通信路であり、前記第2の通信路は、前記情報Bが示す通信をサポートした通信路であることを特徴とする。
本発明によれば、5GSがネットワークスライスをサポートしている場合でも、5GSで、CIoTのための機能を使用することが可能となる。さらに、本発明によれば、ユーザ装置の5GSとEPSとの間のハンドオーバーにおいて、CIoTのための機能に対応づけられたコネクションを適切なコネクションにマッピングすることが可能となる。
移動通信システム(EPS/5GS)の概略を説明する図である。 移動通信システム(EPS/5GS)の詳細構成を説明する図である。 UEの装置構成を説明する図である。 EPSにおけるアクセスネットワーク装置(eNB)の構成を説明する図である。 5GSにおけるアクセスネットワーク装置(gNB)の構成を説明する図である。 EPSにおけるコアネットワーク装置(MME/SGW/PGW)の構成を説明する図である。 5GSにおけるコアネットワーク装置(AMF/SMF/UPF)の構成を説明する図である。 5GSにおける登録手続きを説明する図である。 5GSにおけるPDUセッション確立手続きを説明する図である。 EPSにおけるアタッチ手続きを説明する図である。 EPSにおけるPDN接続手続きを説明する図である。
図面を参照しながら、本発明を実施する為の最良の形態について、説明する。
[1. システムの概要]
まず、図1は、各実施形態で使用される移動通信システム1の概略を説明する為の図であり、図2は、その移動通信システム1の詳細構成を説明する為の図である。
図1には、移動通信システム1は、UE_A10、アクセスネットワーク_A80、コアネットワーク_A90、PDN(Packet Data Network)_A5、アクセスネットワーク_B120、コアネットワーク_B190、DN(Data Network)_A6により構成されることが記載されている。
以下では、これらの装置・機能について、UE、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DN等のように、記号を省略して記載する場合がある。
また、図2には、UE_A10、E-UTRAN80、MME40、SGW35、PGW-U30、PGW-C32、PCRF60、HSS50、5G AN120、AMF140、UPF130、SMF132、PCF160、UDM150等の装置・機能、及びこれらの装置・機能を互いに接続するインターフェースが記載されている。
以下では、これらの装置・機能について、UE、E-UTRAN、MME、SGW、PGW-U、PGW-C、PCRF、HSS、5G AN、AMF、UPF、SMF、PCF、UDM等のように、記号を省略して記載する場合がある。
尚、4GシステムであるEPSは、アクセスネットワーク_A及びコアネットワーク_Aを含んで構成されるが、さらにUE及び/又はPDNが含まれても良い。また、5Gシステムである5GSは、UE、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを含んで構成されるが、さらにDNが含まれても良い。
UEは、3GPPアクセス(3GPPアクセスネットワーク、3GPP ANとも称する)及び/又はnon-3GPPアクセス(non-3GPPアクセスネットワーク、non-3GPP ANとも称する)を介して、ネットワークサービスに対して接続可能な装置である。UEは、携帯電話やスマートフォン等の無線通信が可能な端末装置であってよく、EPSにも5GSにも接続可能な端末装置であってよい。UEは、UICC(Universal Integrated Circuit Card)やeUICC(Embedded UICC)を備えてもよい。尚、UEのことをユーザ装置と表現してもよいし、端末装置と表現してもよい。
また、アクセスネットワーク_Aは、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)及び/又は無線LANアクセスネットワークに対応する。E-UTRANには、1以上のeNB(evolved Node B)45が配置される。尚、以下では、eNB45は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。また、複数のeNBがある場合は、各eNBは、例えばX2インターフェースにより、互いに接続されている。また、無線LANアクセスネットワークには、1以上のアクセスポイントが配置される。
また、アクセスネットワーク_Bは、5Gアクセスネットワーク(5G AN)に対応する。5G ANは、NG-RAN(NG Radio Access Network)及び/又はnon-3GPP アクセスネットワークで構成される。NG-RANには、1以上のgNB(NR NodeB)122が配置される。尚、以下では、gNB122は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。gNBは、NR(New Radio)ユーザプレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、5GCに対してNGインターフェース(N2インターフェース又はN3インターフェースを含む)を介して接続するノードである。すなわち、gNBは、5GSのために新たに設計された基地局装置であり、4GシステムであるEPSで使用されていた基地局装置(eNB)とは異なる機能を有する。また、複数のgNBがある場合は、各gNBは、例えばXnインターフェースにより、互いに接続している。
また、以下では、E-UTRANやNG-RANは、3GPPアクセスと称することがある。また、無線LANアクセスネットワークやnon-3GPP ANは、non-3GPPアクセスと称することがある。また、アクセスネットワーク_Bに配置されるノードを、まとめてNG-RANノードとも称することがある。
また、以下では、アクセスネットワーク_A、及び/又はアクセスネットワーク_B、及び/又はアクセスネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はアクセスネットワーク_Bに含まれる装置は、アクセスネットワーク、又はアクセスネットワーク装置と称する場合がある。
また、コアネットワーク_Aは、EPC(Evolved Packet Core)に対応する。EPCには、例えば、MME(Mobility Management Entity)、SGW(Serving Gateway)、PGW(Packet Data Network Gateway)-U、PGW-C、PCRF(Policy and Charging Rules Function)、HSS(Home Subscriber Server)等が配置される。
また、コアネットワーク_Bは、5GC(5G Core Network)に対応する。5GCには、例えば、AMF(Access and Mobility Management Function)、UPF(User Plane Function)、SMF(Session Management Function)、PCF(Policy Control Function)、UDM(Unified Data Management)等が配置される。
また、以下では、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_B、コアネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はコアネットワーク_Bに含まれる装置は、コアネットワーク、又はコアネットワーク装置と称する場合がある。
コアネットワーク(コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_B)は、アクセスネットワーク(アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_B)と、PDN及び/又はDNとを接続した移動体通信事業者(Mobile Network Operator; MNO)が運用するIP移動通信ネットワークの事であってもよいし、移動通信システム1を運用、管理する移動体通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)等の仮想移動通信事業者や仮想移動体通信サービス提供者の為のコアネットワークでもよい。
また、図1では、PDNとDNが同一である場合が記載されているが、異なっていても良い。PDNは、UEに通信サービスを提供するDN(Data Network)であってよい。尚、DNは、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、PDNは、接続された通信端末を含んでもよい。従って、PDNと接続する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置と接続する事であってもよい。さらに、PDNとの間でユーザデータを送受信する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置とユーザデータを送受信する事であってもよい。尚、PDNのことをDNと表現してもよいし、DNのことをPDNと表現してもよい。
また、以下では、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と呼称する場合がある。つまり、ネットワーク及び/又はネットワーク装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行するということは、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行することを意味する。
また、UEは、アクセスネットワークに接続することができる。また、UEは、アクセスネットワークを介して、コアネットワークと接続する事ができる。さらに、UEは、アクセスネットワーク及びコアネットワークを介して、PDN又はDNに接続する事ができる。すなわち、UEは、PDN又はDNとの間で、ユーザデータを送受信(通信)する事ができる。ユーザデータを送受信する際は、IP(Internet Protocol)通信だけでなく、non-IP通信を用いてもよい。
ここで、IP通信とは、IPを用いたデータ通信の事であり、IPパケットにより、データの送受信が行われる。IPパケットは、IPヘッダとペイロード部で構成される。ペイロード部には、EPSに含まれる装置・機能や、5GSに含まれる装置・機能が送受信するデータが含まれてよい。また、non-IP通信とは、IPを用いないデータ通信の事であり、IPパケットの構造とは異なる形式により、データの送受信が行われる。例えば、non-IP通信は、IPヘッダが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUEが送受信するユーザデータを送受信してもよい。
[2. 各装置の構成]
次に、各実施形態で使用される各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)の構成について、図を用いて説明する。尚、各装置は、物理的なハードウェアとして構成されても良いし、汎用的なハードウェア上に構成された論理的な(仮想的な)ハードウェアとして構成されても良いし、ソフトウェアとして構成されても良い。また、各装置の持つ機能の少なくとも一部(全部を含む)が、物理的なハードウェア、論理的なハードウェア、ソフトウェアとして構成されても良い。
尚、以下で登場する各装置・機能内の各記憶部(記憶部_A340、記憶部_A440、記憶部_B540、記憶部_A640、記憶部_B740)は、例えば、半導体メモリ、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。また、各記憶部は、出荷段階からもともと設定されていた情報だけでなく、自装置・機能以外の装置・機能(例えば、UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDN)との間で、送受信した各種の情報を記憶する事ができる。また、各記憶部は、後述する各種の通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶することができる。また、各記憶部は、これらの情報をUE毎に記憶してもよい。また、各記憶部は、5GSとEPSとの間のインターワークをした場合には、5GS及び/又はEPS内に含まれる装置・機能との間で送受信した制御メッセージやユーザデータを記憶することができる。このとき、N26インターフェースを介して送受信されたものだけでなく、N26インターフェースを介さずに送受信されたものも記憶することができる。
[2.1. UEの装置構成]
まず、UE(User Equipment)の装置構成例について、図3を用いて説明する。UEは、制御部_A300、アンテナ310、送受信部_A320、記憶部_A340で構成されている。制御部_A300、送受信部_A320、記憶部_A340は、バスを介して接続されている。送受信部_A320は、アンテナ310と接続している。
制御部_A300は、UE全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A300は、必要に応じて、記憶部_A340に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UEにおける各種の処理を実現する。
送受信部_A320は、アンテナを介して、アクセスネットワーク内の基地局装置(eNB又はgNB)と無線通信する為の機能部である。すなわち、UEは、送受信部_A320を用いて、アクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、UEは、送受信部_A320を用いることにより、LTE-Uuインターフェースを介して、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、5G AN内の基地局装置(gNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、N1インターフェースを介してAMFとNAS(Non-Access-Stratum)メッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。
記憶部_A340は、UEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.2. eNBの装置構成]
次に、eNBの装置構成例について、図4を用いて説明する。eNB は、制御部_A400、アンテナ410、ネットワーク接続部_A420、送受信部_A430、記憶部_A440で構成されている。制御部_A400、ネットワーク接続部_A420、送受信部_A430、記憶部_A440は、バスを介して接続されている。送受信部_A430は、アンテナ410と接続している。
制御部_A400は、eNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A400は、必要に応じて、記憶部_A440に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、eNBにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A420は、eNBが、MME及び/又はSGWと通信する為の機能部である。すなわち、eNBは、ネットワーク接続部_A420を用いて、MME及び/又はSGWとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_A430は、アンテナ410を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、eNBは、送受信部_A430を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、E-UTRAN内にあるeNBは、ネットワーク接続部_A420を用いることにより、S1-MMEインターフェースを介して、MMEと通信することができ、S1-Uインターフェースを介して、SGWと通信することができる。また、eNBは、送受信部_A430を用いることにより、LTE-Uuインターフェースを介して、UEと通信することができる。
記憶部_A440は、eNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.3. gNBの装置構成]
次に、gNBの装置構成例について、図5を用いて説明する。gNB は、制御部_B500、アンテナ510、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540で構成されている。制御部_B500、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540は、バスを介して接続されている。送受信部_B530は、アンテナ510と接続している。
制御部_B500は、gNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B500は、必要に応じて、記憶部_B540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、gNBにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B520は、gNBが、AMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、ネットワーク接続部_B520を用いて、AMF及び/又はUPFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_B530は、アンテナ510を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、送受信部_B530を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5G AN内にあるgNBは、ネットワーク接続部_B520を用いることにより、N2インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができる。また、gNBは、送受信部_B530を用いることにより、UEと通信することができる。
記憶部_B540は、gNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.4. MMEの装置構成]
次に、MMEの装置構成例について、図6を用いて説明する。MME は、制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640で構成されている。制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640は、バスを介して接続されている。
制御部_A600は、MME全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A600は、必要に応じて、記憶部_A640に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、MMEにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A620は、MMEが、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)、及び/又はHSS、及び/又はSGW、及び/又はAMF、及び/又はSCEFと接続する為の機能部である。すなわち、MMEは、ネットワーク接続部_A620を用いて、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)、及び/又はHSS、及び/又はSGW、及び/又はAMF、及び/又はSCEFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、EPC内にあるMMEは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、S1-MMEインターフェースを介して、eNBと通信することができ、S6aインターフェースを介して、HSSと通信することができ、S11インターフェースを介して、SGWと通信することができ、T6aインターフェースを介して、SCEFと通信することができる。また、MMEは、N26インターフェースをサポートする場合、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N26インターフェースを介して、AMFと通信することができる。
記憶部_A640は、MMEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
MMEは、アクセスネットワーク_Aを経由して、UEのモビリティ管理を含む位置情報管理と、UEの接続状態管理と、アクセス制御を行う制御装置又は機能である。MMEは、UEが確立するセッションを管理するセッション管理装置としての機能を含んでもよい。
また、UEのモビリティ管理を含む位置情報管理では、EMM状態(EMM state)が管理される。EMM状態は、UEとMMEとの間で同期がとられていてもよい。EMM状態として、EMM非登録状態(EMM-DEREGISTERED)と、EMM登録状態(EMM-REGISTERED)とがある。EMM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないため、MMEにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、MMEはUEに到達できない状態である。また、EMM-REGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。
言い換えるとEMM-REGISTEREDは、各装置が、EMMコンテキストを確立した状態であってもよいし、デフォルトEPSベアラコンテキストを確立した状態であってもよい。尚、各装置がEMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、ユーザデータや制御メッセージの送受信を開始してもよいし、ページングに対して応答してもよい。さらに、尚、各装置がEMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、トラッキングエリア更新手続きを実行してもよい。
さらに、EMM-DEREGISTEREDは、各装置が、EMMコンテキストを確立していない状態であってもよいし、UE_A10の位置情報がネットワークに把握されていない状態であってもよいし、ネットワークがUE_A10に到達不能である状態であってもよい。尚、各装置がEMM-DEREGISTEREDである場合、UE_A10は、アタッチ手続きを開始してもよいし、アタッチ手続きを実行することでEMMコンテキストを確立してもよい。
また、UEの接続状態管理では、EMMモード(EMM mode)が管理される。EMMモードは、UEとMMEとの間で同期がとられていてもよい。EMMモードとして、EMM非接続モード(EMM-IDLE mode)と、EMM接続モード(EMM-CONNECTED mode)とがある。EMM-IDLEモードでは、UEはEMM-REGISTERED状態にあるが、MMEとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、EMM-IDLEモードでは、UEはLTE-Uuインターフェースの接続を持っていない。一方、EMM-CONNECTEDモードでは、MMEとの間で確立されるNASシグナリング接続を持っている。また、EMM-CONNECTEDモードでは、UEはLTE-Uuインターフェースの接続を持っていてもよい。尚、EMM非接続モードはアイドルモード表現されてもよく、EMM接続モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
また、コアネットワーク_A内に複数のMMEが含まれる場合、MME同士が接続されてもよい。これにより、MME間で、UEコンテキストの送受信を行うことができる。このように、MMEは、UEとモビリティ管理やセッション管理に関連する制御情報を送受信する管理装置であり、言い換えるとコントロールプレーン(Control Plane;C-Plane;CP)の制御装置であればよい。
また、MMEは、コアネットワーク_Aとアクセスネットワークとの間のゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置でもよい。尚、MMEがゲートウェイとなって送受信されるユーザデータは、スモールデータでもよい。
[2.5. SGWの装置構成]
次に、SGWの装置構成例について、図6を用いて説明する。SGW は、制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640で構成されている。制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640は、バスを介して接続されている。
制御部_A600は、SGW全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A600は、必要に応じて、記憶部_A640に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SGWにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A620は、SGWが、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)、及び/又はMME、及び/又はPGWと接続する為の機能部である。すなわち、SGWは、ネットワーク接続部_A620を用いて、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)、及び/又はMME、及び/又はPGWとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、EPC内にあるSGWは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、S1-Uインターフェースを介して、eNBと通信することができ、S11インターフェースを介して、MMEと通信することができ、S5インターフェースを介して、PGWと通信することができる。尚、図2では、PGWをPGW-CとPGW-Uに分けた場合について記載されている。MMEは、PGW-Uと通信する場合は、S5-Uインターフェースを介して、PGW-Uと通信し、PGW-Cと通信する場合は、S5-Cインターフェースを介して、PGW-Cと通信することができる。
記憶部_A640は、SGWの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
SGWは、コアネットワーク_Aと3GPPのアクセスネットワーク(E-UTRAN)とのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。
[2.6. PGW(PGW-U及びPGW-U)の装置構成]
次に、PGW(PGW-U30及びPGW-C32)の装置構成例について、図6を用いて説明する。PGW(PGW-U及びPGW-C)は、制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640で構成されている。制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640は、バスを介して接続されている。
制御部_A600は、PGW全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A600は、必要に応じて、記憶部_A640に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、PGWにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A620は、PGWが、SGW、及び/又はHSS、及び/又はPCRF、及び/又はPDNと接続する為の機能部である。すなわち、PGWは、ネットワーク接続部_A620を用いて、SGW、及び/又はHSS、及び/又はPCRF、及び/又はPDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、EPC内にあるPGWは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、S5インターフェースを介して、SGWと通信することができる。また、PGWは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、HSS、PCRF、PDNとも通信することができる。
尚、図2では、PGWをPGW-CとPGW-Uに分けた場合について記載されている。PGW-Cは、S5-Cインターフェースを介して、SGWと通信することができる。また、PGW-Cは、HSS、PCRFとも通信することができる。また、PGW-Uは、S5-Cインターフェースを介して、SGWと通信することができる。PGW-CとPGW-Uは互いに通信することができる。
記憶部_A640は、PGWの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、PGW-UとPGW-Cは、PGWが有する機能のうちの一部を分離したものであってよい。例えば、PGW-Uは、PGWが有する機能のうちユーザプレーンを扱うノードであってよい。PGW-Cは、PGWが有する機能のうち制御プレーンを扱うノードであってよい。また、PGW-Cは、PGWが有する機能のうちセッション制御に関する機能を有するノードであってよい。また、PGW-UとPGW-Cは、機能的に分離しただけであって、1つの装置として構成されてもよい。
PGWは、PDNとコアネットワーク_Aとのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。尚、PGWは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、PGWは、IP通信を転送する機能を持っていてもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。尚、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_Aに複数配置されてよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_Aと単一のPDNを接続するゲートウェイでもよい。
尚、ユーザプレーン(user plane)は、UEとネットワークとの間で送受信されるユーザデータ(user data)のことである。ユーザプレーンは、PDNコネクション、又はPDUセッションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、ユーザプレーンは、LTE-Uuインターフェース、及び/又はS1-Uインターフェース、及び/又はS5インターフェース、及び/又はS8インターフェース、及び/又はSGiインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、ユーザプレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及び/又はN3インターフェース、及び/又はN9インターフェース、及び/又はN6インターフェースを介して送受信されてもよい。以下、ユーザプレーンは、U-Planeと表現されてもよい。
さらに、制御プレーン(control plane)は、UEの通信制御等を行うために送受信される制御メッセージのことである。制御プレーンは、UEとMMEとの間のNAS (Non-Access-Stratum)シグナリングコネクションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、制御プレーンは、LTE-Uuインターフェース、及びS1-MMEインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、制御プレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及びN2インターフェースを用いて送受信されてもよい。以下、制御プレーンは、コントロールプレーンと表現されてもよいし、C-Planeと表現されてもよい。
さらに、U-Plane(User Plane; UP)は、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane; CP)は、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
また、PGWは、UPF及び/又はSMFと一緒に構成されてもよい。SMFと一緒に構成されるPGWは、PGW-Cと呼んでよく、UPFと一緒に構成されるPGWは、PGW-Uと呼んでもよい。また、PGWと表現した場合には、PGW-C及び/又はPGW-Uを指しても良い。
[2.7. AMFの装置構成]
次に、AMFの装置構成例について、図7を用いて説明する。AMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。
制御部_B700は、AMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、AMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、AMFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFと接続する為の機能部である。すなわち、AMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GC内にあるAMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N2インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N8インターフェースを介して、UDMと通信することができ、N11インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N15インターフェースを介して、PCFと通信することができる。また、AMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N1インターフェースを介して、UEとNASメッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。また、AMFは、N26インターフェースをサポートする場合、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N26インターフェースを介して、MMEと通信することができる。
記憶部_B740は、AMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、AMFは、N2インターフェースを用いたRANとの制御メッセージを交換する機能、N1インターフェースを用いたUEとのNASメッセージを交換する機能、NASメッセージの暗号化及び完全性保護を行う機能、登録管理(Registration management; RM)機能、接続管理(Connection management; CM)機能、到達可能性管理(Reachability management)機能、UE等の移動性管理(Mobility management)機能、UEとSMF間のSM(Session Management)メッセージを転送する機能、アクセス認証(Access Authentication、Access Authorization)機能、セキュリティアンカー機能(SEA; Security Anchor Functionality)、セキュリティコンテキスト管理(SCM; Security Context Management)機能、N3IWF(Non-3GPP Interworking Function)に対するN2インターフェースをサポートする機能、N3IWFを介したUEとのNAS信号の送受信をサポートする機能、N3IWFを介して接続するUEの認証する機能等を有する。
また、登録管理では、UEごとのRM状態が管理される。RM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。RM状態としては、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)と、登録状態(RM-REGISTERED state)がある。RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないため、AMFにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、AMFはUEに到達できない状態である。また、RM-REGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。尚、RM状態は、5GMM状態(5GMM state)と表現されてもよい。この場合、RM-DEREGISTERED状態は、5GMM-DEREGISTERED状態と表現されてもよいし、RM-REGISTERED状態は、5GMM-REGISTERED状態と表現されてもよい。
言い換えると、5GMM-REGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立した状態であってもよいし、PDUセッションコンテキストを確立した状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、ユーザデータや制御メッセージの送受信を開始してもよいし、ページングに対して応答してもよい。さらに、尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、初期登録のための登録手続き以外の登録手続き、及び/又はサービス要求手続きを実行してもよい。
さらに、5GMM-DEREGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立していない状態であってもよいし、UE_A10の位置情報がネットワークに把握されていない状態であってもよいし、ネットワークがUE_A10に到達不能である状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-DEREGISTEREDである場合、UE_A10は、登録手続きを開始してもよいし、登録手続きを実行することで5GMMコンテキストを確立してもよい。
また、接続管理では、UEごとのCM状態が管理される。CM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。CM状態としては、非接続状態(CM-IDLE state)と、接続状態(CM-CONNECTED state)がある。CM-IDLE状態では、UEはRM-REGISTERED状態にあるが、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、CM-IDLE状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及びN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていない。一方、CM-CONNECTED状態では、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っている。また、CM-CONNECTED状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及び/又はN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていてもよい。
さらに、接続管理では、3GPPアクセスにおけるCM状態と、non-3GPPアクセスにおけるCM状態とで分けて管理されてもよい。この場合、3GPPアクセスにおけるCM状態としては、3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over 3GPP access)と、3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over 3GPP access)とがあってよい。さらに、non-3GPPアクセスにおけるCM状態としては、non-3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over non-3GPP access)と、non-3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over non-3GPP access)とがあってよい。尚、非接続状態はアイドルモード表現されてもよく、接続状態モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
尚、CM状態は、5GMMモード(5GMM mode)と表現されてもよい。この場合、非接続状態は、5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode)と表現されてもよいし、接続状態は、5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode)と表現されてもよい。さらに、3GPPアクセスにおける非接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over 3GPP access)と表現されてもよいし、3GPPアクセスにおける接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over 3GPP access)と表現されてもよい。さらに、non-3GPPアクセスにおける非接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over non-3GPP access)と表現されてもよいし、non-3GPPアクセスにおける接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over non-3GPP access)と表現されてもよい。尚、5GMM非接続モードはアイドルモード表現されてもよく、5GMM接続モードモードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
また、AMFは、コアネットワーク_B内に1以上配置されてもよい。また、AMFは、1以上のNSI(Network Slice Instance)を管理するNFでもよい。また、AMFは、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。
尚、N3IWFは、UEが5GSに対してnon-3GPPアクセスを介して接続する場合に、non-3GPPアクセスと5GCとの間に配置される装置及び/又は機能である。
[2.8. SMFの装置構成]
次に、SMFの装置構成例について、図7を用いて説明する。SMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。
制御部_B700は、SMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、SMFが、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMと接続する為の機能部である。すなわち、SMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GC内にあるSMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N11インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N4インターフェースを介して、UPFと通信することができ、N7インターフェースを介して、PCFと通信することができ、N10インターフェースを介して、UDMと通信することができる。
記憶部_B740は、SMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
SMFは、PDUセッションの確立・修正・解放等のセッション管理(Session Management)機能、UEに対するIPアドレス割り当て(IP address allocation)及びその管理機能、UPFの選択と制御機能、適切な目的地(送信先)へトラフィックをルーティングする為のUPFの設定機能、NASメッセージのSM部分を送受信する機能、下りリンクのデータが到着したことを通知する機能(Downlink Data Notification)、AMF経由でN2インターフェースを介してANに送信される、AN特有の(ANごとの)SM情報を提供する機能、セッションに対するSSCモード(Session and Service Continuity mode)を決定する機能、ローミング機能等を有する。
[2.9. UPFの装置構成]
次に、UPFの装置構成例について、図7を用いて説明する。UPFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。
制御部_B700は、UPF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UPFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、UPFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNと接続する為の機能部である。すなわち、UPFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GC内にあるUPFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N3インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N4インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N6インターフェースを介して、DNと通信することができ、N9インターフェースを介して、他のUPFと通信することができる。
記憶部_B740は、UPFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
UPFは、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカーポイントとしての機能、DNに相互接続するための外部PDUセッションポイントとしての機能(つまり、DNとコアネットワーク_Bとの間のゲートウェイとして、ユーザデータを転送する機能)、パケットのルーティング及び転送する機能、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL(Uplink Classifier)機能、マルチホーム(multi-homed)PDUセッションをサポートするBranching point機能、user planeに対するQoS処理機能、上りリンクトラフィックの検証機能、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知(Downlink Data Notification)をトリガする機能等を有する。
また、UPFは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。また、UPFは、IP通信を転送する機能を持ってもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_Bと単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPFは、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。
[2.10. その他の装置及び/又は機能の説明]
次に、その他の装置及び/又は機能について説明を行う。
PCFは、ポリシールールを提供する機能等を有する。
また、UDMは、認証情報処理(Authentication credential processing)機能、ユーザ識別処理機能、アクセス認証機能、登録/移動性管理機能、加入者情報の管理(subscription management)機能等を有する。
また、PCRFは、PGW及び/又はPDNに接続されており、データ配送に対するQoS管理を行う機能等を有する。例えば、UE_A10とPDN間の通信路のQoSの管理を行う。さらに、PCRFは、各装置がユーザデータを送受信する際に用いるPCC(Policy and Charging Control)ルール、及び/又はルーティングルールを作成、及び/又は管理する装置でもよい。
また、HSSは、MME及び/又はSCEFに接続されており、加入者情報の管理を行う機能等を有する。HSSの加入者情報は、例えばMMEのアクセス制御の際に参照される。さらに、HSSは、MMEとは異なる位置管理装置と接続されていてもよい。
また、SCEFは、DN及び/又はPDNとMMEとHSSとに接続されており、DN及び/又はPDNとコアネットワーク_Aとを繋ぐゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置としての機能等を有する。尚、SCEFは、non-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、SCEFは、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。また、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_Aに複数配置されてよい。SCEFはコアネットワークの外側に構成されてもよいし、内側に構成されてもよい。
[3. 各実施形態で用いられる用語・識別情報、手続きの説明]
各実施形態で、少なくとも1つは用いられる用語・識別情報、手続きを予め説明する。
[3.1. 各実施形態で用いられる用語・識別情報の説明]
まず、各実施形態で用いられる、専門性の高い用語や、手続きで使用される識別情報について、予め説明する。
ネットワークとは、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部を指す。また、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部に含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と称してもよい。つまり、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は手続きを実行するということは、ネットワーク内の装置(ネットワーク装置)がメッセージの送受信及び/又は手続きを実行することを意味する。
また、SM(セッションマネジメント)メッセージ(NAS (Non-Access-Stratum) SMメッセージとも称する)は、SMのための手続きで用いられるNASメッセージであってよく、AMF_A240を介してUE_A10とSMF_A230の間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、SMメッセージには、PDUセッション確立要求メッセージ、PDUセッション確立受諾メッセージ、PDUセッション完了メッセージ、PDUセッション拒絶メッセージ、PDUセッション変更要求メッセージ、PDUセッション変更受諾メッセージ、PDUセッション変更応答メッセージ等が含まれてもよい。また、SMのための手続きには、PDUセッション確立手続きが含まれてもよい。
また、EMMコンテキストは、アタッチ手続きが完了した際に、UEとMMEとで確立されるコンテキストである。また、5GMMコンテキストは、登録手続きが完了した際に、UEとAMFとで確立されるコンテキストである。また、EPSベアラコンテキストは、UEとネットワークとで確立される、EPSベアラを管理するためのコンテキストである。さらに、デフォルトEPSベアラのコンテキストをデフォルトEPSベアラコンテキストと表現してもよい。また、PDUセッションコンテキストは、UEとネットワークとで確立される、PDUセッションを管理するためのコンテキストである。
また、EPS(Evolved Packet System)サービスは、PSドメインによって提供されるサービスでよく、EPCを用いて提供される接続サービスでもよい。
また、non EPSサービスは、CSドメインによって提供されるサービスでよく、EPSサービス以外のサービスでもよい。
また、5GS(5G System)サービスは、コアネットワーク_B190を用いて提供される接続サービスでよい。さらに、5GSサービスは、EPSサービスと異なるサービスでもよいし、EPSサービスと同様のサービスでもよい。
また、non 5GSサービスは、5GSサービス以外のサービスでよく、EPSサービス、及び/又はnon EPSサービスが含まれてもよい。
また、シングルレジストレーションモードは、UE_A10が、N1モードとS1モードが利用可能な場合に、5GMM状態とEMM状態に対して、共通の登録状態を維持するモードである。
また、デュアルレジストレーションモードは、UE_A10が、N1モードとS1モードが利用可能な場合に、5GMM状態とEMM状態とを独立して登録状態を維持するモードである。尚、UE_A10は、デュアルレジストレーションモードの場合、N1モードのみでネットワークに登録(つまり5GCだけに登録)されていてもよいし、S1モードのみでネットワークに登録(EPCだけに登録)されていてもよいし、N1モードとS1モードの両方でネットワークに登録(5GCとEPCの両方に登録)されていてもよい。
また、5GSとEPCとのインターワークするために、5GCとEPC NASの両方をサポートするUEは、シングルレジストレーションモード、又はデュアルレジストレーションモードで動作することができる。
また、S1モードは、UE_A10に対して、E-UTRANを介したEPCへのアクセスを許可したモードである。言い換えると、S1モードは、S1インターフェースを用いたメッセージの送受信が実行されるモードであってもよい。尚、S1インターフェースは、S1-MMEインターフェース及びS1-Uインターフェースで構成されて良い。
また、N1モードは、UE_A10に対して、5Gアクセスネットワークを介した5GCへのアクセスを許可したモードである。言い換えると、N1モードは、N1インターフェースを用いたメッセージの送受信が実行されるモードであってもよい。
また、PDN(Packet Data Network)コネクションとは、PDNとUEとの間の関連性として定義することができるが、UEと外部ゲートウェイとの間で確立される接続性であってもよい。UEは、EPSにおいて、アクセスネットワーク_A及びコアネットワーク_Aを介したPDNコネクションを確立することにより、PDNコネクションを用いて、PDNとの間のユーザデータの送受信を行うことができる。ここで、この外部ゲートウェイとは、PGW、SCEF(Service Capability Exposure Function)等であってよい。UEは、PDNコネクションを用いて、PDNに配置されるアプリケーションサーバー等の装置と、ユーザデータの送受信を実行する事ができる。
尚、各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)は、PDNコネクションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、APN、TFT、PDNタイプ、アプリケーション識別情報、及びアクセスネットワーク識別情報のうち1以上が含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDNコネクションを複数確立する場合には、PDNコネクションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
また、APN(Access Point Name)は、コアネットワーク及び/又はPDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、APNは、コアネットワークA_90を接続するPGW_A30/UPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。
また、TFT(Traffic Flow Template)とは、TFTは、EPSベアラと関連づけられた全てのパケットフィルターを示す。TFTは送受信するユーザデータの一部を識別する情報であり、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連付けたEPSベアラを用いて送受信する。さらに言い換えると、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連づけたRB(Radio Bearer)を用いて送受信する。また、TFTは、送受信するアプリケーションデータ等のユーザデータを適切な転送路に対応づけるものでもよく、アプリケーションデータを識別する識別情報でもよい。また、UE_A10は、TFTで識別できないユーザデータを、デフォルトベアラを用いて送受信してもよい。また、UE_A10は、デフォルトベアラに関連付けられたTFTを予め記憶しておいてもよい。
また、PDN(Packet Data Network)タイプとは、PDNコネクションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、IPv4v6、non-IPがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv4v6が指定された場合は、IPv4又はIPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。non-IPが指定された場合は、IPを用いた通信ではなく、IP以外の通信方法によって通信する事を示す。
また、EPSベアラは、UEとPGWとの間で確立される論理的な通信路であり、PDNコネクションを構成する通信路である。EPSベアラには、デフォルトベアラ(デフォルトEPSベアラとも称する)と、デディケイテッドベアラ(デディケイテッドEPSベアラとも称する)とがある。
また、デフォルトベアラとは、PDNコネクションの中で最初に確立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクションの中で1つしか確立することができない。デフォルトベアラは、TFT(Traffic Flow Template)に対応付けられていないユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラである。
また、デディケイテッドベアラとは、PDNコネクションの中でデフォルトベアラが確立された後に確立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクションの中で1以上の確立することができる。デディケイテッドベアラは、TFTに対応付けられているユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラである。
また、PDU(Protocol Data Unit/Packet Data Unit)セッションとは、PDU接続性サービスを提供するDNとUEとの間の関連性として定義することができるが、UEと外部ゲートウェイとの間で確立される接続性であってもよい。UEは、5GSにおいて、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを介したPDUセッションを確立することにより、PDUセッションを用いて、DNとの間のユーザデータの送受信を行うことができる。ここで、この外部ゲートウェイとは、UPF、SCEF等であってよい。UEは、PDUセッションを用いて、DNに配置されるアプリケーションサーバー等の装置と、ユーザデータの送受信を実行する事ができる。
尚、各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)は、PDUセッションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、DNN、TFT、PDUセッションタイプ、アプリケーション識別情報、NSI識別情報、アクセスネットワーク識別情報、及びSSC modeのうち1以上が含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDUセッションを複数確立する場合には、PDUセッションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
また、DNN(Data Network Name)は、コアネットワーク及び/又はDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、DNNは、コアネットワークB190を接続するPGW_A30/UPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。さらに、DNNは、APN(Access Point Name)に相当するものでもよい。
また、PDU(Protocol Data Unit/Packet Data Unit)セッションタイプは、PDUセッションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、Ethernet、Unstructuredがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行うことを示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行うことを示す。Ethernetが指定された場合は、Ethernetフレームの送受信を行うことを示す。また、Ethernetは、IPを用いた通信を行わないことを示してもよい。Unstructuredが指定された場合は、Point-to-Point(P2P)トンネリング技術を用いて、DNにあるアプリケーションサーバー等にデータを送受信することを示す。P2Pトンネリング技術としては、例えば、UDP/IPのカプセル化技術を用いても良い。尚、PDUセッションタイプには、上記の他にIPが含まれても良い。IPは、UEがIPv4とIPv6の両方を使用可能である場合に指定する事ができる。
また、ネットワークスライス(NS)とは、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供する論理的なネットワークである。UE及び/又はネットワークは、5GSにおいて、ネットワークスライス(NWスライス; NS)をサポートすることができる。
また、ネットワークスライスインスタンス(NSI)とは、ネットワーク機能(NF)のインスタンス(実体)と、必要なリソースのセットで構成され、配置されるネットワークスライスを形成する。ここで、NFとは、ネットワークにおける処理機能であって、3GPPで採用又は定義されたものである。NSIはコアネットワーク_B内に1以上構成される、NSの実体である。また、NSIはNST(Network Slice Template)を用いて生成された仮想的なNF(Network Function)により構成されてもよい。ここで、NSTとは、要求される通信サービスや能力(capability)を提供する為のリソース要求に関連付けられ、1以上のNFの論理的表現である。つまり、NSIとは、複数のNFにより構成されたコアネットワーク_B190内の集合体でよい。また、NSIはサービス等によって配送されるユーザデータを分ける為に構成された論理的なネットワークでよい。NSには、1以上のNFが構成されてよい。NSに構成されるNFは、他のNSと共有される装置であってもよいし、そうでなくてもよい。UE、及び/又ネットワーク内の装置は、NSSAI、及び/又はS-NSSAI、及び/又はUE usage type、及び/又は1以上のNSI ID等の登録情報、及び/又はAPNに基づいて、1以上のNSに割り当てられることができる。尚、UE usage typeは、NSIを識別するための使用される、UEの登録情報に含まれるパラメータ値である。UE usage typeはHSSに記憶されていてよい。AMFはUE usage typeに基づきSMFとUPFを選択してもよい。
また、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)は、NSを識別するための情報である。S-NSSAIは、SST(Slice/Service type)のみで構成されてもよいし、SSTとSD(Slice Differentiator)の両方で構成されてもよい。ここで、SSTとは、機能とサービスの面で期待されるNSの動作を示す情報である。また、SDは、SSTで示される複数のNSIから1つのNSIを選択する際に、SSTを補間する情報であってもよい。S-NSSAIは、PLMNごとに特有な情報であってもよいし、PLMN間で共通化された標準の情報であってもよい。また、ネットワークは、デフォルトS-NSSAIとして、UEの登録情報に1以上のS-NSSAIを記憶してもよい。尚、S-NSSAIがデフォルトS-NSSAIである場合において、UEが登録要求メッセージにおいて有効なS-NSSAIをネットワークに送信しないときは、ネットワークは、UEに関係するNSを提供してもよい。
また、NSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)は、S-NSSAIの集まりである。NSSAIに含まれる、各S-NSSAIはアクセスネットワーク又はコアネットワークがNSIを選択するのをアシストする情報である。UEはPLMNごとにネットワークから許可されたNSSAIを記憶してもよい。また、NSSAIは、AMFを選択するのに用いられる情報であってよい。
また、SSC(Session and Service Continuity) modeは、5Gシステム(5GS)において、システム、及び/又は各装置がサポートするセッションサービス継続(Session and Service Continuity)のモードを示すものである。より詳細には、UE_A10とUPFとの間で確立されたPDUセッションがサポートするセッションサービス継続の種類を示すモードであってもよい。なお、SSC modeはPDUセッション毎に設定されるセッションサービス継続の種類を示すモードであってもよい。さらに、SSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3の3つのモードから構成されていてもよい。尚、PDUセッションに対応づけられたSSC modeは、PDUセッションが存続している間は、変更されなくてもよい。
また、SSC mode 1は、ネットワークが、UE_A10に提供する接続性サービスを維持するモードである。尚、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4又はIPv6である場合、セッションサービス継続の際に、IPアドレスは維持されてもよい。
さらに、SSC mode 1は、UE_A10がネットワークに接続する際に用いるアクセステクノロジーに関わらず、同じUPFが維持され続けるセッションサービス継続のモードであってもよい。より詳細には、SSC mode 1は、UE_A10のモビリティが発生しても、確立しているPDUセッションのPDUセッションアンカーとして用いられるUPFを変更せずに、セッションサービス継続を実現するモードであってもよい。
また、SSC mode 2は、ネットワークが、UE_A10に提供された接続性サービスと、対応するPDUセッションとを解放するモードである。尚、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4又はIPv6である場合、セッションサービス継続の際に、UE_A10に割り当てられたIPアドレスは解放されてもよい。
さらに、SSC mode 2は、UPFのサービングエリア内でのみ、同じUPFが維持され続けるセッションサービス継続のモードであってもよい。より詳細には、SSC mode 2は、UE_A10がUPFのサービングエリア内にいる限り、確立しているPDUセッションが用いるUPFを変更せずに、セッションサービス継続を実現するモードであってもよい。さらに、SSC mode 2は、UPFのサービングエリアから出るような、UE_A10のモビリティが発生した場合に、確立しているPDUセッションが用いるUPFを変更して、セッションサービス継続を実現するモードであってもよい。
ここで、UPFのサービングエリアとは、1つのUPFがセッションサービス継続機能を提供することができるエリアであってもよいし、UE_A10がネットワークに接続する際に用いるRATやセル等のアクセスネットワークのサブセットであってもよい。さらに、アクセスネットワークのサブセットとは、1又は複数のRAT、及び/又はセルから構成されるネットワークであってもよい。
また、SSC mode 3は、接続性が消失しないことを、ネットワークが担保しつつ、ユーザプレーンの変更がUE_A10に明らかになるモードである。尚、SSC mode 3の場合、よりよい接続性サービスを実現するために、前のコネクションが切断される前に、新しいPDUセッションアンカーポイントを通るコネクションは確立されてもよい。さらに、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4又はIPv6である場合、PDUセッションアンカーの移転のセッションサービス継続の際に、IPアドレスは維持されなくてもよい。
さらに、SSC mode 3は、UE_A10とUPFとの間で確立されたPDUセッション、及び/又は通信路を切断する前に、同じDNに対して、新たなUPFを介した新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立することを許可するセッションサービス継続のモードであってもよい。さらに、SSC mode 3は、UE_A10がマルチホーミングになることを許可するセッションサービス継続のモードであってもよい。さらに、SSC mode 3は、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションに対応づけられたUPFを用いたセッションサービス継続が許可されたモードであってもよい。言い換えると、SSC mode 3の場合、各装置は、複数のPDUセッションを用いてセッションサービス継続を実現してもよいし、複数のUPFを用いてセッションサービス継続を実現してもよい。
ここで、各装置が、新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立する場合、新たなUPFの選択は、ネットワークによって実施されてもよいし、新たなUPFは、UE_A10がネットワークに接続した場所に最適なUPFであってもよい。さらに、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションが用いるUPFが有効である場合、UE_A10は、アプリケーション、及び/又はフローの通信の新たに確立されたPDUセッションへの対応づけを、即座に実施してもよいし、通信の完了に基づいて実施してもよい。
また、デフォルトSSC modeは、特定のSSC modeが定まらない場合に、UE_A10及び/又はネットワークが用いるSSC modeである。具体的には、デフォルトSSC modeは、アプリケーションからのSSC modeの要求がない場合、及び/又はアプリケーションに対してSSC modeを決めるためのUE_A10のポリシーがない場合に、UE_A10が用いるSSC modeであってもよい。また、デフォルトSSC modeは、UE_A10からのSSC modeの要求がない場合に、ネットワークが用いるSSC modeであってもよい。
なお、デフォルトSSC modeは、加入者情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はUE_A10のポリシーに基づいて、PDN_A5毎に設定されていてもよいし、UE_A10、及び/又は加入者毎に設定されていてもよい。さらに、デフォルトSSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2又はSSC mode 3を示す情報であってもよい。
また、CIoT EPS optimizationは、スモールデータやSMS (Short Message Service) の効率的な通信をサポートする為の機能である。ここで、CIoT EPS optimizationは、4GシステムであるEPSにおいて提供される機能であってよい。CIoT EPS optimizationには、control plane CIoT EPS optimizationとuser plane CIoT EPS optimizationとHeader compression for control plane CIoT EPS optimizationとがあってよい。
尚、CIoT EPS optimizationのサポートとは、control plane CIoT EPS optimization、user plane CIoT EPS optimization、Header compression for control plane CIoT EPS optimization、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationの内の1つ以上がサポートされていることを意味してよい。さらに、CIoT EPS optimizationの使用とは、control plane CIoT EPS optimization、user plane CIoT EPS optimization、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationの内の1つ以上が使用されることを意味してもよい。さらに、EPSにおけるCIoT EPS optimizationと、5GSにおけるCIoT 5GS optimizationとは、同じ機能をサポートしてもよいし、異なる機能をサポートしてもよい。
尚、EPSと5GSにおいてCIoT EPS optimizationとCIoT 5GS optimizationは同一の機能として提供してもよい。この場合、各実施形態で説明するCIoT EPS optimization及びCIoT 5GS optimizationは、同一の名称として読み替え、提供されてもよい。ここで、この同一の名称は、CIoT optimizationであってもよいし、CIoT EPS optimizationであってもよいし、CIoT 5GS optimizationであってもよい。
また、control plane CIoT EPS optimizationは、コントロールプレーン上で、MME、又はAMFを介したユーザデータの効率的な通信を可能とするためのシグナリング最適化 (signaling optimization) のための機能である。さらに、control plane CIoT EPS optimizationでは、IPデータの通信を行う場合は、ヘッダ圧縮 (header compression) 機能も使用可能である。ここで、control plane CIoT EPS optimizationは、4GシステムであるEPSにおいて提供される機能であってよい。この場合、UE、及びネットワークは、control plane CIoT EPS optimizationのためのヘッダ圧縮(Header compression for control plane CIoT EPS optimization) のサポートを示す情報を、control plane CIoT EPS optimizationのサポートを示す情報とともに送受信してもよい。さらに、UEがIoTのためのRATに接続している場合、control plane CIoT EPS optimizationは必須の機能であってよい。
尚、control plane CIoT EPS optimizationのサポートとは、コントロールプレーンを介したユーザデータの通信がサポートされていることを意味してもよいし、ユーザデータを送受信するためのユーザプレーン無線ベアラ(user plane radio bearer)の確立を必要としない、ユーザデータの送受信がサポートされていることを意味してもよい。さらに、control plane CIoT EPS optimizationの使用とは、コントロールプレーンを介したユーザデータの通信を行うことを意味してもよいし、ユーザプレーン無線ベアラを確立せずに、ユーザデータを送受信することを意味してもよい。ここで、ユーザプレーン無線ベアラは、データ無線ベアラ(data radio bearer)と称してもよい。
さらに、EPSにおけるcontrol plane CIoT EPS optimizationと、5GSにおけるcontrol plane 5GS EPS optimizationとは、同じ機能であってもよいし、異なる機能であってもよい。
尚、EPSと5GSにおいてcontrol plane CIoT EPS optimizationとcontrol plane CIoT 5GS optimizationは同一の機能として提供してもよい。この場合、各実施形態で説明するcontrol plane CIoT EPS optimization及びcontrol plane CIoT 5GS optimizationは、同一の名称として読み替え、提供されてもよい。ここで、この同一の名称は、control plane CIoT optimizationであってもよいし、control plane CIoT EPS optimizationであってもよいし、control plane CIoT 5GS optimizationであってもよい。
また、user plane CIoT EPS optimizationは、ユーザプレーン上で、ユーザデータの効率的な通信を可能とするためのシグナリング最適化 (signaling optimization) のための機能である。ここで、user plane CIoT EPS optimizationは、4GシステムであるEPSにおいて提供される機能であってよい。
尚、user plane CIoT EPS optimizationのサポートとは、ユーザデータを送受信するためのユーザプレーン無線ベアラ、及びS1-Uインターフェースを用いたデータ通信がサポートされていて、さらに、NAS (Non-Access Stratum) シグナリングのサスペンド、レジュームがサポートされていることを意味してもよい。言い換えると、user plane CIoT EPS optimizationのサポートとは、サービス要求手続き(Service request procedure)を必要としない、アイドルモードからコネクテッドモードへの遷移がサポートされていることを意味してもよい。さらに、user plane CIoT EPS optimizationの使用とは、NASシグナリングのサスペンド、レジュームを行うことを意味してもよいし、サービス要求手続きを必要としない、アイドルモードからコネクテッドモードへの遷移を行うことを意味してもよい。
さらに、EPSにおけるuser plane CIoT EPS optimizationと、5GSにおけるuser plane CIoT EPS optimizationとは、同じ機能であってもよいし、異なる機能であってもよい。
尚、EPSと5GSにおいてuser plane CIoT EPS optimizationとuser plane CIoT 5GS optimizationは同一の機能として提供してもよい。この場合、各実施形態で説明するuser plane CIoT EPS optimization及びuser plane CIoT 5GS optimizationは、同一の名称として読み替え、提供されてもよい。ここで、この同一の名称は、user plane CIoT optimizationであってもよいし、user plane CIoT EPS optimizationであってもよいし、user plane CIoT 5GS optimizationであってもよい。
また、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationは、ヘッダ圧縮機能のことである。ここで、ヘッダ圧縮機能は、IPプロトコルのヘッダのサイズが圧縮される機能であってよい。ここで、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationは、4GシステムであるEPSにおいて提供される機能であってよい。さらに、ヘッダ圧縮機能は、RObust Header Compression (ROHC)等のフレームワークによって実現されてもよい。さらに、ヘッダ圧縮機能の設定情報は、PDN接続手続きで設定されてもよく、ベアラリソース更新手続き(bearer resource modification procedure)、又はEPSベアラコンテキスト更新手続き(EPS bearer context modification procedure)で再設定されてもよい。
尚、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationは、control plane CIoT EPS optimizationがサポートされた場合に、サポートされている機能であってもよい。さらに、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationは、control plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションのPDNタイプがIPv4、IPv6、又はIPv4v6の場合に、利用可能な機能であってよい。
尚、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationのサポートとは、ヘッダ圧縮機能を用いたユーザデータの通信がサポートされていることを意味してもよい。さらに、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationの使用とは、ヘッダ圧縮機能を用いたユーザデータの通信を行うことを意味してもよい。
さらに、EPSにおけるHeader compression for control plane CIoT EPS optimizationと、5GSにおけるHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationとは、同じ機能であってもよいし、異なる機能であってもよい。
尚、EPSと5GSにおいてHeader compression for control plane CIoT EPS optimizationとHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationは同一の機能として提供してもよい。この場合、各実施形態で説明するHeader compression for control plane CIoT EPS optimization及びHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationは、同一の名称として読み替え、提供されてもよい。ここで、この同一の名称は、Header compression for control plane CIoT optimizationであってもよいし、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationであってもよいし、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationであってもよい。
また、CIoT 5GS optimizationは、スモールデータやSMS (Short Message Service) の効率的な通信をサポートする為の機能である。ここで、CIoT EPS optimizationは、5Gシステムである5GSにおいて提供される機能であってよい。CIoT 5GS optimizationには、control plane CIoT 5GS optimizationとuser plane CIoT 5GS optimizationとHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationとがあってよい。さらに、CIoT 5GS optimizationには、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationが含まれてもよい。
尚、CIoT 5GS optimizationのサポートとは、control plane CIoT 5GS optimization、user plane CIoT 5GS optimization、Header compression for control plane 5GS EPS optimization、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationの内の1つ以上がサポートされていることを意味してよい。さらに、CIoT 5GS optimizationの使用とは、control plane CIoT 5GS optimization、user plane CIoT 5GS optimization、Header compression for control plane CIoT 5GS optimization、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationの内の1つ以上が使用されることを意味してもよい。さらに、EPSにおけるCIoT EPS optimizationと、5GSにおけるCIoT 5GS optimizationとは、同じ機能をサポートしてもよいし、異なる機能をサポートしてもよい。さらに、5GSにおけるCIoT EPS optimizationには、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationで提供される機能が含まれてよい。
尚、EPSと5GSにおいてCIoT EPS optimizationとCIoT 5GS optimizationは同一の機能として提供してもよい。この場合、各実施形態で説明するCIoT EPS optimization及びCIoT 5GS optimizationは、同一の名称として読み替え、提供されてもよい。ここで、この同一の名称は、CIoT optimizationであってもよいし、CIoT EPS optimizationであってもよいし、CIoT 5GS optimizationであってもよい。
また、control plane CIoT 5GS optimizationは、コントロールプレーン上で、MME、又はAMFを介したユーザデータの効率的な通信を可能とするためのシグナリング最適化 (signaling optimization) のための機能である。ここで、control plane CIoT 5GS optimizationは、5Gシステムである5GSにおいて提供される機能であってよい。さらに、control plane CIoT 5GS optimizationでは、IPデータの通信を行う場合は、ヘッダ圧縮 (header compression) 機能も使用可能である。この場合、UE、及びネットワークは、control plane CIoT 5GS optimizationのためのヘッダ圧縮(Header compression for control plane CIoT EPS optimization) のサポートを示す情報を、control plane CIoT 5GS optimizationのサポートを示す情報とともに送受信してもよい。さらに、UEがIoTのためのRATに接続している場合、control plane CIoT 5GS optimizationは必須の機能であってよい。
尚、control plane CIoT 5GS optimizationのサポートとは、コントロールプレーンを介したユーザデータの通信がサポートされていることを意味してもよいし、ユーザデータを送受信するためのユーザプレーン無線ベアラ(user plane radio bearer)の確立を必要としない、ユーザデータの送受信がサポートされていることを意味してもよい。さらに、control plane CIoT 5GS optimizationの使用とは、コントロールプレーンを介したユーザデータの通信を行うことを意味してもよいし、ユーザプレーン無線ベアラを確立せずに、ユーザデータを送受信することを意味してもよい。
さらに、EPSにおけるcontrol plane CIoT EPS optimizationと、5GSにおけるcontrol plane CIoT 5GS optimizationとは、同じ機能であってもよいし、異なる機能であってもよい。
尚、EPSと5GSにおいてcontrol plane CIoT EPS optimizationとcontrol plane CIoT 5GS optimizationは同一の機能として提供してもよい。この場合、各実施形態で説明するcontrol plane CIoT EPS optimization及びcontrol plane CIoT 5GS optimizationは、同一の名称として読み替え、提供されてもよい。ここで、この同一の名称は、control plane CIoT optimizationであってもよいし、control plane CIoT EPS optimizationであってもよいし、control plane CIoT 5GS optimizationであってもよい。
また、user plane CIoT 5GS optimizationは、ユーザプレーン上で、ユーザデータの効率的な通信を可能とするためのシグナリング最適化 (signaling optimization) のための機能である。ここで、user plane CIoT 5GS optimizationは、5Gシステムである5GSにおいて提供される機能であってよい。
尚、user plane CIoT 5GS optimizationのサポートとは、ユーザデータを送受信するためのユーザプレーン無線ベアラ、及びN3インターフェースを用いたデータ通信がサポートされていて、さらに、NAS (Non-Access Stratum) シグナリングのサスペンド、レジュームがサポートされていることを意味してもよい。言い換えると、user plane CIoT 5GS optimizationのサポートとは、サービス要求手続き(Service request procedure)を必要としない、アイドルモードからコネクテッドモードへの遷移がサポートされていることを意味してもよい。さらに、user plane CIoT 5GS optimizationの使用とは、NASシグナリングのサスペンド、レジュームを行うことを意味してもよいし、サービス要求手続きを必要としない、アイドルモードからコネクションモードへの遷移を行うことを意味してもよい。
さらに、EPSにおけるuser plane CIoT EPS optimizationと、5GSにおけるuser plane CIoT 5GS optimizationとは、同じ機能であってもよいし、異なる機能であってもよい。さらに、5GSにおけるuser plane CIoT 5GS optimizationは、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationで提供される機能と、同等の機能であってもよいし、異なる機能であってもよい。
尚、EPSと5GSにおいてuser plane CIoT EPS optimizationとuser plane CIoT 5GS optimizationは同一の機能として提供してもよい。この場合、各実施形態で説明するuser plane CIoT EPS optimization及びuser plane CIoT 5GS optimizationは、同一の名称として読み替え、提供されてもよい。ここで、この同一の名称は、user plane CIoT optimizationであってもよいし、user plane CIoT EPS optimizationであってもよいし、user plane CIoT 5GS optimizationであってもよい。
また、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationは、ヘッダ圧縮機能のことである。ここで、ヘッダ圧縮機能は、IPプロトコルのヘッダのサイズが圧縮される機能であってよい。ここで、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationは、5Gシステムである5GSにおいて提供される機能であってよい。さらに、ヘッダ圧縮機能は、RObust Header Compression (ROHC)等のフレームワークによって実現されてもよい。さらに、ヘッダ圧縮機能の設定情報は、PDUセッション確立手続きで設定されてもよく、PDUセッション更新手続き(PDU session modification procedure)で再設定されてもよい。
尚、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationは、control plane CIoT 5GS optimizationがサポートされた場合に、サポートされている機能であってもよい。さらに、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationは、control plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションのPDUセッションタイプがIPv4、IPv6、又はIPの場合に、利用可能な機能であってよい。
尚、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationのサポートとは、ヘッダ圧縮機能を用いたユーザデータの通信がサポートされていることを意味してもよい。さらに、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationの使用とは、ヘッダ圧縮機能を用いたユーザデータの通信を行うことを意味してもよい。
さらに、EPSにおけるHeader compression for control plane CIoT EPS optimizationと、5GSにおけるHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationとは、同じ機能であってもよいし、異なる機能であってもよい。
尚、EPSと5GSにおいてHeader compression for control plane CIoT EPS optimizationとHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationは同一の機能として提供してもよい。この場合、各実施形態で説明するHeader compression for control plane CIoT EPS optimization及びHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationは、同一の名称として読み替え、提供されてもよい。ここで、この同一の名称は、Header compression for control plane CIoT optimizationであってもよいし、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationであってもよいし、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationであってもよい。
また、V2X(Vehicle-to-Everything)サービスは、車車間通信等の、自動車が端的となるV2X通信を提供するサービスである。尚、V2X通信には、PC5インターフェースを介したV2X通信(V2X communication over PC5)と、LTE-Uuインターフェースを介したV2X通信(V2X communication over LTE-Uu)があってよい。さらに、V2X通信は、NG RANを介したV2X通信(V2X communication over NG RAN)があってよいし、5Gを介したV2X通信(V2X communication over 5G)があってよい。さらに、V2X通信では、IPデータを送受信してもよいし、non IPデータを送受信してもよい。
また、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationは、RRCレイヤが非有効化(inactive)な状態にも関わらず、NASレイヤの状態がコネクティッド状態であることを示す状態である。言い換えると、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationは、NASシグナリングコネクション、及び/又はNASシグナリングコネクションのコンテキストを維持しつつ、無線ベアラが解放された状態である。
尚、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationのサポートとは、RRCレイヤが非有効化になったことを示す通知を下位レイヤから受けた場合でも、NASレイヤの状態をコネクティッド状態に維持することがサポートされていることを意味してもよい。さらに、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationの使用とは、RRCレイヤが非有効化になったことを示す通知を下位レイヤから受けた場合でも、NASレイヤの状態をコネクティッド状態に維持することを意味してもよい。
さらに、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationのサポートとは、user plane CIoT 5GS optimizationがサポートされていることを意味してもよい。さらに、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationの使用とは、user plane CIoT 5GS optimizationが使用されることを意味してもよい。
第1の識別情報は、UEのCIoT EPS optimizationの要求を示す情報である。第1の識別情報は、PNB-CIoTビット (Preferred CIoT network behaviour) であってもよい。なお、PNB-CIoTビットは、control plane CIoT EPS optimizationを示すビットでもよいし、control plane CIoT EPS optimizationの要求を示すビットでもよい。さらに、PNB-CIoTビットは、追加更新タイプ情報要素 (Additional update type information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第1の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第2の識別情報は、UEがcontrol plane CIoT EPS optimizationをサポートするか否かを示す情報である。第2の識別情報は、CP CIoTビット (Control plane CIoT EPS optimization) であってもよい。なお、CP CIoTビットは、control plane CIoT EPS optimizationをサポートすることを示すビット (Control plane CIoT EPS optimization supported) でもよい。さらに、CP CIoTビットは、UEネットワーク能力情報要素 (UE network capability information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第2の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第3の識別情報は、UEがuser plane CIoT EPS optimizationをサポートするか否かを示す情報である。第3の識別情報は、UP CIoTビット (User plane CIoT EPS optimization) であってもよい。なお、UP CIoTビットは、user plane CIoT EPS optimizationをサポートすることを示すビット (User plane CIoT EPS optimization supported) でもよい。さらに、UP CIoTビットは、UEネットワーク能力情報要素 (UE network capability information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第3の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第4の識別情報は、UEがユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信をサポートするか否かを示す情報である。第4の識別情報は、UEが、eNBとSGWとの間のインターフェースであるS1-Uインターフェースを用いたデータ通信をサポートすることを示す情報であってもよい。さらに、第4の識別情報は、S1-U dataビット(S1-u data transfer) であってもよい。なお、S1-U dataビットは、S1-Uインターフェースを用いたデータ通信をサポートすることを示すビット (S1-U data transfer supported) でもよい。さらに、S1-U dataビットは、UEネットワーク能力情報要素 (UE network capability information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第4の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第5の識別情報は、UEがHeader compression for control plane CIoT EPS optimizationをサポートするか否かを示す情報である。第5の識別情報は、HC-CP CIoTビット (Header compression for control plane CIoT EPS optimization) であってもよい。なお、HC-CP CIoTビットは、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationをサポートすることを示すビット (Header compression for control plane CIoT EPS optimization supported) でもよい。さらに、HC-CP CIoTビットは、UEネットワーク能力情報要素 (UE network capability information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第5の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第6の識別情報は、UEがV2X communication over PC5をサポートするか否かを示す情報である。第6の識別情報は、V2X PC5ビット (V2X communication over PC5) であってもよい。さらに、第6の識別情報は、UEがV2Xサービスをサポートしているか否かを示す能力情報であってもよい。なお、V2X PC5ビットは、V2X communication over PC5をサポートすることを示すビット (V2X communication over PC5 supported) でもよい。さらに、V2X PC5ビットは、UEネットワーク能力情報要素 (UE network capability information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第6の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第12の識別情報は、ネットワークがcontrol plane CIoT EPS optimizationをサポートするか否かを示す情報である。第12の識別情報は、CP CIoTビット (Control plane CIoT EPS optimization) であってもよい。なお、CP CIoTビットは、control plane CIoT EPS optimizationをサポートすることを示すビット (Control plane CIoT EPS optimization supported) でもよい。さらに、CP CIoTビットは、EPSネットワーク機能サポート情報要素 (EPS network feature support information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第12の識別情報は、ネットワークによって、受信した第1から3の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第13の識別情報は、ネットワークがuser plane CIoT EPS optimizationをサポートするか否かを示す情報である。第13の識別情報は、UP CIoTビット (User plane CIoT EPS optimization) であってもよい。なお、UP CIoTビットは、user plane CIoT EPS optimizationをサポートすることを示すビット (User plane CIoT EPS optimization supported) でもよい。さらに、UP CIoTビットは、EPSネットワーク機能サポート情報要素 (EPS network feature support information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第13の識別情報は、ネットワークによって、受信した第1から3の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第14の識別情報は、ネットワークがユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信をサポートするか否かを示す情報である。第14の識別情報は、ネットワークが、eNBとSGWとの間のインターフェースであるS1-Uインターフェースを用いたデータ通信をサポートすることを示す情報であってよい。さらに、第14の識別情報は、S1-U dataビット (S1-u data transfer) であってもよい。なお、S1-U dataビットは、S1-Uインターフェースを用いたデータ通信をサポートすることを示すビット (S1-U data transfer supported) でもよい。さらに、S1-U dataビットは、EPSネットワーク機能サポート情報要素 (EPS network feature support information element) を構成するビットでもよい。さらに、第14の識別情報は、ネットワークが、S1-Uインターフェースを用いたデータ通信を受諾したことを示す情報でもよい。
さらに、第13の識別情報、及び/又は第14の識別情報は、ネットワークが、control plane CIoT EPS optimizationを用いたユーザデータ通信を使用している際に、ユーザプレーンの通信路を確立することを示す識別情報であってもよいし、ユーザプレーンの通信路の確立が実行可能であることを示す識別情報であってもよい。
さらに、第14の識別情報は、ネットワークによって、受信した第4の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第15の識別情報は、ネットワークがHeader compression for control plane CIoT EPS optimizationをサポートするか否かを示す情報である。第15の識別情報は、HC-CP CIoTビット (Header compression for control plane CIoT EPS optimization) であってもよい。なお、HC-CP CIoTビットは、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationをサポートすることを示すビット (Header compression for control plane CIoT EPS optimization supported) でもよい。さらに、HC-CP CIoTビットは、EPSネットワーク機能サポート情報要素 (EPS network feature support information element) を構成するビットでもよい。さらに、第15の識別情報は、ネットワークが、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationの使用を受諾したことを示す情報でもよい。
さらに、第15の識別情報は、ネットワークによって、受信した第5の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第16の識別情報は、ネットワークがV2X communication over PC5をサポートするか否かを示す情報である。さらに、第16の識別情報は、ネットワークがV2Xサービスをサポートしているか否かを示す能力情報であってもよい。第16の識別情報は、V2X PC5ビット(V2X communication over PC5) であってもよい。なお、V2X PC5ビットは、V2X communication over PC5をサポートすることを示すビット(V2X communication over PC5 supported) でもよい。さらに、V2X PC5ビットは、EPSネットワーク機能サポート情報要素 (EPS network feature support information element) を構成するビットでもよい。さらに、第16の識別情報は、ネットワークが、V2X communication over PC5の使用を受諾したことを示す情報でもよい。
さらに、第16の識別情報は、ネットワークによって、受信した第6の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第21の識別情報は、確立を要求している通信路が、control plane CIoT EPS optimizationのみが利用可能な通信路であることを示す情報である。第21の識別情報は、確立を要求している通信路が、ユーザプレーンの通信路にマッピングすることができない通信路であることを示す情報であってもよい。さらに、第21の識別情報は、確立を要求している通信路が、control plane CIoT EPS optimizationの使用が不可能になった場合に、解放される通信路であることを示す情報であってもよい。さらに、第21の識別情報は、各装置が、確立を要求している通信路に対応づけたユーザデータ通信を、ユーザプレーンの通信路にマッピングすることができないことを示す情報であってもよい。尚、前記通信路は、PDNコネクションであってよい。
さらに、第21の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第31の識別情報は、確立される通信路が、control plane CIoT EPS optimizationのみが利用可能な通信路であることを示す情報である。第31の識別情報は、確立される通信路が、ユーザプレーンの通信路にマッピングすることができない通信路であることを示す情報であってもよい。さらに、第31の識別情報は、確立される通信路が、control plane CIoT EPS optimizationの使用が不可能になった場合に、解放される通信路であることを示す情報であってもよい。さらに、第31の識別情報は、各装置が、確立される通信路に対応づけたユーザデータ通信を、ユーザプレーンの通信路にマッピングすることができないことを示す情報であってもよい。尚、前記通信路は、PDNコネクションであってよい。
さらに、第31の識別情報は、ネットワークによって、受信した第21の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第51の識別情報は、UEのCIoT 5GS optimizationの要求を示す情報である。第51の識別情報は、PNB-CIoTビット (Preferred CIoT network behaviour) であってもよい。なお、PNB-CIoTビットは、control plane CIoT 5GS optimizationを示すビットでもよいし、control plane CIoT 5GS optimizationの要求を示すビットでもよい。さらに、PNB-CIoTビットは、追加更新タイプ情報要素 (Additional update type information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第51の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第52の識別情報は、UEがcontrol plane CIoT 5GS optimizationをサポートするか否かを示す情報である。第52の識別情報は、CP CIoTビット (Control plane CIoT 5GS optimization) であってもよい。なお、CP CIoTビットは、control plane CIoT 5GS optimizationをサポートすることを示すビット (Control plane CIoT 5GS optimization supported) でもよい。さらに、CP CIoTビットは、UEネットワーク能力情報要素 (UE network capability information element) を構成するビットでもよい。さらに、CP CIoTビットは、5GでのUEの能力を示す、5GMM能力情報要素 (5GMM capability information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第52の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第53の識別情報は、UEがuser plane CIoT 5GS optimizationをサポートするか否かを示す情報である。第53の識別情報は、UP CIoTビット (User plane CIoT 5GS optimization) であってもよい。なお、UP CIoTビットは、user plane CIoT 5GS optimizationをサポートすることを示すビット (User plane CIoT 5GS optimization supported) でもよい。さらに、UP CIoTビットは、UEネットワーク能力情報要素 (UE network capability information element) を構成するビットでもよい。さらに、UP CIoTビットは、5GでのUEの能力を示す、5GMM能力情報要素 (5GMM capability information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第53の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第54の識別情報は、UEがユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信をサポートするか否かを示す情報である。第54の識別情報は、UEが、gNBとUPFとの間のインターフェースであるN3インターフェースを用いたデータ通信をサポートすることを示す情報であってもよい。さらに、第54の識別情報は、N3 dataビット(N3 data transfer) であってもよい。なお、N3 dataビットは、N3インターフェースを用いたデータ通信をサポートすることを示すビット (N3 data transfer supported) でもよい。さらに、N3 dataビットは、5GでのUEの能力を示す、5GMM能力情報要素 (5GMM capability information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第54の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第55の識別情報は、UEがHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationをサポートするか否かを示す情報である。第5の識別情報は、HC-CP CIoTビット (Header compression for control plane CIoT 5GS optimization) であってもよい。なお、HC-CP CIoTビットは、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationをサポートすることを示すビット(Header compression for control plane CIoT 5GS optimization supported) でもよい。さらに、HC-CP CIoTビットは、UEネットワーク能力情報要素 (UE network capability information element) を構成するビットでもよい。さらに、HC-CP CIoTビットは、5GでのUEの能力を示す、5GMM能力情報要素 (5GMM capability information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第55の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第56の識別情報は、UEがV2X communication over PC5をサポートするか否かを示す情報である。第56の識別情報は、V2X PC5ビット (V2X communication over PC5) であってもよい。さらに、第56の識別情報は、UEがV2Xサービスをサポートしているか否かを示す能力情報であってもよい。なお、V2X PC5ビットは、V2X communication over PC5をサポートすることを示すビット (V2X communication over PC5 supported) でもよい。さらに、V2X PC5ビットは、UEネットワーク能力情報要素 (UE network capability information element) を構成するビットでもよい。さらに、V2X PC5ビットは、5GでのUEの能力を示す、5GMM能力情報要素 (5GMM capability information element) を構成するビットでもよい。
さらに、第56の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第57の識別情報は、UEが5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートするか否かを示す情報である。第57の識別情報は、UEが、下位レイヤからの通知に基づいて、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationと5GMM-CONNECTED modeとの間を遷移できることを示す能力情報であってもよい。
尚、第57の識別情報は、第53の識別情報と同じ意味を示す識別情報であってもよい。さらに、第53の識別情報と第57の識別情報が同じ意味を示す場合、第53の識別情報と第57の識別情報の内、どちらか一方のみが送受信されてもよい。
さらに、第57の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第58の識別情報は、UEが要求するNSSAIである。第58の識別情報は、一又複数のS-NSSAIで構成される情報であってよい。さらに、第58の識別情報は、第51から57の識別情報が示す機能の内、1以上の機能をサポートするNSIに対応づけられた、一又複数のS-NSSAIを含む情報であってもよい。
さらに、第58の識別情報は、各S-NSSAIと、第51から57の識別情報が示す各機能との対応づけの情報を含んでもよい。さらに、第58の識別情報は、各NSIが、第51から57の識別情報が示す機能の内、どの機能をサポートするかを示す情報を含んでもよい。
さらに、第58の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第62の識別情報は、ネットワークがcontrol plane CIoT 5GS optimizationをサポートするか否かを示す情報である。第62の識別情報は、CP CIoTビット (Control plane CIoT 5GS optimization) であってもよい。なお、CP CIoTビットは、control plane CIoT 5GS optimizationをサポートすることを示すビット (Control plane CIoT 5GS optimization supported) でもよい。さらに、CP CIoTビットは、5GSネットワーク機能サポート情報要素 (5GS network feature support information element) を構成するビットでもよい。さらに、CP CIoTビットは、5Gでのネットワークの能力を示す、5GMMネットワーク機能サポート情報要素 (5GMM network feature support information element) を構成するビットでもよい。さらに、第62の識別情報は、ネットワークが、control plane CIoT 5GS optimizationの使用を受諾したことを示す情報でもよい。
さらに、第62の識別情報は、ネットワークによって、受信した第51から53の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第63の識別情報は、ネットワークがuser plane CIoT 5GS optimizationをサポートするか否かを示す情報である。第63の識別情報は、UP CIoTビット (User plane CIoT 5GS optimization) であってもよい。なお、UP CIoTビットは、user plane CIoT 5GS optimizationをサポートすることを示すビット (User plane CIoT 5GS optimization supported) でもよい。さらに、UP CIoTビットは、5GSネットワーク機能サポート情報要素 (5GS network feature support information element) を構成するビットでもよい。さらに、UP CIoTビットは、5Gでのネットワークの能力を示す、5GMMネットワーク機能サポート情報要素 (5GMM network feature support information element) を構成するビットでもよい。さらに、第63の識別情報は、ネットワークが、user plane CIoT 5GS optimizationの使用を受諾したことを示す情報でもよい。
さらに、第63の識別情報は、ネットワークによって、受信した第51から53の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第64の識別情報は、ネットワークがユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信をサポートするか否かを示す情報である。第64の識別情報は、ネットワークが、gNBとUPFとの間のインターフェースであるN3インターフェースを用いたデータ通信をサポートすることを示す情報であってよい。さらに、第64の識別情報は、N3 dataビット(N3 data transfer) であってもよい。なお、N3 dataビットは、N3インターフェースを用いたデータ通信をサポートすることを示すビット (N3 data transfer supported) でもよい。さらに、N3 dataビットは、5Gでのネットワークの能力を示す、5GMMネットワーク機能サポート情報要素 (5GMM network feature support information element) を構成するビットでもよい。さらに、第64の識別情報は、ネットワークが、N3インターフェースを用いたデータ通信を受諾したことを示す情報でもよい。
さらに、第63の識別情報、及び/又は第64の識別情報は、ネットワークが、control plane CIoT 5GS optimizationを用いたユーザデータ通信を使用している際に、ユーザプレーンの通信路を確立することを示す識別情報であってもよいし、ユーザプレーンの通信路の確立が実行可能であることを示す識別情報であってもよい。
さらに、第64の識別情報は、ネットワークによって、受信した第54の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第65の識別情報は、ネットワークがHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationをサポートするか否かを示す情報である。第65の識別情報は、HC-CP CIoTビット (Header compression for control plane CIoT 5GS optimization) であってもよい。なお、HC-CP CIoTビットは、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationをサポートすることを示すビット (Header compression for control plane CIoT 5GS optimization supported) でもよい。さらに、HC-CP CIoTビットは、5GSネットワーク機能サポート情報要素 (5GS network feature support information element) を構成するビットでもよい。さらに、HC-CP CIoTビットは、5Gでのネットワークの能力を示す、5GMMネットワーク機能サポート情報要素 (5GMM network feature support information element) を構成するビットでもよい。さらに、第65の識別情報は、ネットワークが、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationの使用を受諾したことを示す情報でもよい。
さらに、第65の識別情報は、ネットワークによって、受信した第55の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第66の識別情報は、ネットワークがV2X communication over PC5をサポートするか否かを示す情報である。さらに、第66の識別情報は、ネットワークがV2Xサービスをサポートしているか否かを示す能力情報であってもよい。第66の識別情報は、V2X PC5ビット(V2X communication over PC5) であってもよい。なお、V2X PC5ビットは、V2X communication over PC5をサポートすることを示すビット(V2X communication over PC5 supported) でもよい。さらに、V2X PC5ビットは、5GSネットワーク機能サポート情報要素 (5GS network feature support information element) を構成するビットでもよい。さらに、V2X PC5ビットは、5Gでのネットワークの能力を示す、5GMMネットワーク機能サポート情報要素 (5GMM network feature support information element) を構成するビットでもよい。さらに、第66の識別情報は、ネットワークが、V2X communication over PC5の使用を受諾したことを示す情報でもよい。
さらに、第66の識別情報は、ネットワークによって、受信した第56の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第67の識別情報は、ネットワークが5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートするか否かを示す情報である。第67の識別情報は、ネットワークが、下位レイヤからの通知に基づいた、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationと5GMM-CONNECTED modeとの間のUEの遷移を管理できることを示す能力情報であってもよい。さらに、第67の識別情報は、ネットワークが、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationへの使用を受諾したことを示す情報でもよい。
尚、第67の識別情報は、第63の識別情報と同じ意味を示す識別情報であってもよい。さらに、第63の識別情報と第67の識別情報が同じ意味を示す場合、第63の識別情報と第67の識別情報の内、どちらか一方のみが送受信されてもよい。
さらに、第67の識別情報は、ネットワークによって、受信した第57の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第68の識別情報は、ネットワークが受諾したNSSAIである。第68の識別情報は、一又複数のS-NSSAIで構成される情報であってよい。さらに、第68の識別情報は、第62から67の識別情報が示す機能の内、1以上の機能をサポートするNSIに対応づけられた、一又複数のS-NSSAIを含む情報であってもよい。さらに、第68の識別情報は、第62から67の識別情報が示す機能の内、1以上の機能の使用が受諾されたNSIに対応づけられた、一又複数のS-NSSAIを含む情報であってもよい。
さらに、第68の識別情報は、各S-NSSAIと、第62から67の識別情報が示す各機能との対応づけの情報を含んでもよい。さらに、第68の識別情報は、第62から67の識別情報が示す機能の内、各NSIがどの機能をサポートするかを示す情報を含んでもよいし、各NSIに対してどの機能の使用が受諾されたかを示す情報を含んでもよい。
さらに、第68の識別情報は、ネットワークによって、受信した第58の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
尚、UEがIoT端末の場合、第68の識別情報が示すNSSAIに含まれるS-NSSAIは、1つのみであってよい。言い換えると、UEがIoT端末の場合、第68の識別情報には、単一のS-NSSAIが含まれてもよい。
第71の識別情報は、確立を要求している通信路が、control plane CIoT 5GS optimizationのみが利用可能な通信路であることを示す情報である。第71の識別情報は、確立を要求している通信路が、ユーザプレーンの通信路にマッピングすることができない通信路であることを示す情報であってもよい。さらに、第71の識別情報は、確立を要求している通信路が、control plane CIoT 5GS optimizationの使用が不可能になった場合に、解放される通信路であることを示す情報であってもよい。さらに、第71の識別情報は、各装置が、確立を要求している通信路に対応づけたユーザデータ通信を、ユーザプレーンの通信路にマッピングすることができないことを示す情報であってもよい。尚、前記通信路は、PDUセッションであってよい。
さらに、第71の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第72の識別情報は、UEが要求するS-NSSAIである。第72の識別情報は、第62から67の識別情報が示す機能の内、1以上の機能の使用が受諾されたNSIに対応づけられたS-NSSAIであってもよい。
さらに、第72の識別情報は、第62から第68の識別情報、及び/又はUEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第81の識別情報は、確立される通信路が、control plane CIoT 5GS optimizationのみが利用可能な通信路であることを示す情報である。第81の識別情報は、確立される通信路が、ユーザプレーンの通信路にマッピングすることができない通信路であることを示す情報であってもよい。さらに、第81の識別情報は、確立される通信路が、control plane CIoT 5GS optimizationの使用が不可能になった場合に、解放される通信路であることを示す情報であってもよい。さらに、第81の識別情報は、各装置が、確立される通信路に対応づけたユーザデータ通信を、ユーザプレーンの通信路にマッピングすることができないことを示す情報であってもよい。尚、前記通信路は、PDUセッションであってよい。
さらに、第81の識別情報は、ネットワークによって、受信した第71の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第82の識別情報は、ネットワークによって選択されたS-NSSAIである。第82の識別情報は、ネットワークによって使用を許可されたNSIに対応づけたS-NSSAIであってもよい。さらに、第82の識別情報は、第62から67の識別情報が示す機能の内、1以上の機能の使用が受諾されたNSIに対応づけられたS-NSSAIであってもよい。
さらに、第82の識別情報は、ネットワークによって、受信した第72の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
[3.2. 各実施形態で用いられる手続きの説明]
次に、各実施形態で用いられる手続きについて説明する。尚、各実施形態で用いられる手続きには、登録手続き(Registration procedure)、PDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)が含まれる。さらに、各実施形態で用いられる手続きには、アタッチ手続き(Attach procedure)、トラッキングエリア更新手続き(Tracking Area Update procedure)、PDN接続手続き(PDN connectivity procedure)が含まれる。以下、各手続きについて説明していく。
[3.2.1.登録手続き]
まず、登録手続きについて、図8を用いて説明する。登録手続きは、5GSにおける手続きである。以下、本手続きとは登録手続きを指す。登録手続きは、UEが主導してアクセスネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDNへ登録する為の手続きである。UEは、ネットワークに登録していない状態であれば、例えば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UEは、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)であれば任意のタイミングで本手続きを開始できる。また、各装置(特にUEとAMF)は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態(RM-REGISTERED state)に遷移することができる。
さらに、登録手続きは、ネットワークにおけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又は、UEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
UEは、TAを跨ぐモビリティをした際に、登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、保持しているTAリストで示されるTAとは異なるTAに移動した際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、実行しているタイマーが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションの切断や無効化が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UEのPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、定期的に登録手続きを開始してもよい。尚、UEは、これらに限らず、任意のタイミングで登録手続きを実行することができる。
まず、UEは、5G AN(又はgNB)を介して、AMFに登録要求メッセージを送信することにより(S800)(S802)(S804)、登録手続きを開始する。具体的には、UEは、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、5G AN(又はgNB)に送信する(S800)。尚、登録要求メッセージは、NASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEと5G AN(又はgNB)との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理される。尚、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。
ここで、UEは、少なくとも第51から58の識別情報の内、1つ以上の識別情報を、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含めて送信することができるが、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、RRCレイヤよりも下位のレイヤ(例えば、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ)の制御メッセージに含めて送信してもよい。尚、UEは、これらの識別情報を、送信することで、UEが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求を示してもよい。さらに、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報と送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
UEは、第51の識別情報、及び/又は第52の識別情報を送信することで、control plane CIoT 5GS optimizationの使用の要求を示してもよい。この場合、第51の識別情報は、control plane CIoT 5GS optimizationを示す情報であってよい。さらに、第52の識別情報は、control plane CIoT 5GS optimizationのサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第51の識別情報、及び/又は第53の識別情報、及び/又は第54の識別情報を送信することで、user plane CIoT 5GS optimizationの使用の要求を示してもよい。この場合、第51の識別情報は、user plane CIoT 5GS optimizationを示す情報であってよい。さらに、第53の識別情報は、user plane CIoT 5GS optimizationのサポートを示す情報であってよい。さらに、第54の識別情報は、ユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第55の識別情報を送信することで、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationの使用の要求を示してもよい。この場合、第55の識別情報は、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationのサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第56の識別情報を送信することで、V2Xサービスの使用の要求を示してもよい。この場合、第56の識別情報は、V2Xサービスのサポートを示す情報であってもよい。
さらに、UEは、第57の識別情報を送信することで、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationの使用の要求を示してもよい。この場合、第57の識別情報は、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationのサポートを示す情報であってもよい。
さらに、UEは、第51から57の識別情報の内の1つ以上の識別情報に加え、さらに、第58の識別情報を送信することで、第58の識別情報に含まれるS-NSSAIにおいて、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2Xサービスの、サポートを示してもよいし、使用の要求を示してもよい。
さらに、UEは、第58の識別情報に含まれるS-NSSAI毎に、第51から57の識別情報の内の1つ以上の識別情報を送信してもよい。この場合、UEは、第58の識別情報に含まれるS-NSSAI毎に、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2Xサービスの、サポートを示してもよいし、使用の要求を示してもよい。
また、UEは、登録要求メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含めて送信することで、又は登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を送信することで、登録手続き中にPDUセッション確立手続きを開始してもよい。
5G AN(又はgNB)は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信すると、登録要求メッセージを転送するAMFを選択する(S802)。尚、5G AN(又はgNB)は、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含まれる情報に基づいて、AMFを選択することができる。5G AN(又はgNB)は、受信したRRCメッセージから登録要求メッセージを取り出し、選択したAMFに、登録要求メッセージを転送する(S804)。
AMFは、登録要求メッセージを受信した場合、第1の条件判別を実行することができる。第1の条件判別とは、ネットワーク(又はAMF)がUEの要求を受諾するか否かを判別するためのものである。AMFは、第1の条件判別が真の場合、図8の(A)の手続きを開始するのに対し、第1の条件判別が偽の場合、図8の(B)の手続きを開始する。
尚、第1の条件判別は、登録要求メッセージの受信、及び/又は登録要求メッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
まず、第1の条件判別が真の場合について説明する。AMFは、図8の(A)の手続きにおいて、まず第4の条件判別を実行することができる。第4の条件判別は、AMFがSMFとの間でSMメッセージの送受信を実施するか否かを判別するためのものである。
尚、第4の条件判別は、AMFがSMメッセージを受信したか否かに基づいて実行されてよい。また、第4の条件判別は、登録要求メッセージにSMメッセージが含まれているかに基づいて、実行されてもよい。例えば、AMFがSMメッセージを受信した場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていた場合、第4の条件判別は真であってよく、AMFがSMメッセージを受信しなかった場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていなかった場合、第4の条件判別は偽であってよい。尚、第4の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
AMFは、第4の条件判別が真の場合には、SMFを選択し、選択されたSMFとの間でSMメッセージの送受信を実行するのに対し、第4の条件判別が偽の場合には、それらを実行しない(S806)。また、AMFは、第4の条件判別が真の場合であっても、SMFから拒絶を示すSMメッセージを受信した場合には、図8の(A)の手続きを中止する場合がある。このとき、AMFは、図8の(B)の手続きを開始することができる。
尚、AMFは、S806において、SMFとの間でSMメッセージの送受信を行う際に、登録要求メッセージで受信した識別情報をSMFに通知することができる。SMFは、AMFとの間で、SMメッセージの送受信によって、AMFから受信した識別情報を取得することができる。
次に、AMFは、登録要求メッセージの受信、及び/又はSMFとの間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、5G AN(又はgNB)を介して、UEに登録受諾メッセージを送信する(S808)。例えば、第4の条件判別が真の場合、AMFは、UEからの登録要求メッセージの受信に基づいて、登録受諾メッセージを送信してもよい。また、第4の条件判別が偽の場合、AMFは、SMFとの間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、登録受諾メッセージを送信してもよい。尚、登録受諾メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMFは、登録受諾メッセージに少なくとも第62から68の識別情報の内、1つ以上の識別情報を含めて送信してもよい。尚、AMFは、これらの識別情報を送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。さらに、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報と送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
AMFは、第62の識別情報を送信することで、control plane CIoT 5GS optimizationの使用の受諾を示してもよい。この場合、第62の識別情報は、control plane CIoT 5GS optimizationのサポートを示す情報であってよい。
さらに、AMFは、第63の識別情報、及び/又は第64の識別情報を送信することで、user plane CIoT 5GS optimizationの使用の受諾を示してもよい。この場合、第63の識別情報は、user plane CIoT 5GS optimizationのサポートを示す情報であってよい。さらに、第64の識別情報は、ユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、AMFは、第65の識別情報を送信することで、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationの使用の受諾を示してもよい。この場合、第65の識別情報は、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationのサポートを示す情報であってよい。
さらに、AMFは、第66の識別情報を送信することで、V2Xサービスの使用の受諾を示してもよい。この場合、第66の識別情報は、V2Xサービスのサポートを示す情報であってもよい。
さらに、AMFは、第67の識別情報を送信することで、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationの使用の受諾を示してもよい。この場合、第67の識別情報は、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationのサポートを示す情報であってもよい。
さらに、AMFは、第62から67の識別情報の内の1つ以上の識別情報に加え、さらに、第68の識別情報を送信することで、第68の識別情報に含まれるS-NSSAIにおいて、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2Xサービスの、サポートを示してもよいし、使用の受諾を示してもよい。
さらに、AMFは、第68の識別情報に含まれるS-NSSAI毎に、第62から67の識別情報の内の1つ以上の識別情報を送信してもよい。この場合、AMFは、第68の識別情報に含まれるS-NSSAI毎に、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2Xサービスの、サポートを示してもよいし、使用の受諾を示してもよい。
尚、AMFは、第62から68の識別情報の内、どの識別情報を登録受諾メッセージに含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
また、AMFは、登録受諾メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を含めて送信するか、又は登録受諾メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を送信することができる。ただし、この送信方法は、登録要求メッセージの中にSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)が含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。また、この送信方法は、登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。AMFは、このような送信方法を行うことにより、登録手続きにおいて、SMのための手続きが受諾されたことを示すことができる。
また、AMFは、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、登録受諾メッセージを送信することで、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。
さらに、AMFは、登録受諾メッセージに、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を含めて送信してもよいし、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、AMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、5G AN(gNB)介して、登録受諾メッセージを受信する(S808)。UEは、登録受諾メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が受諾されたこと、及び登録受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
UEは、さらに、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして、登録完了メッセージを、5G AN(gNB)介して、AMFに送信することができる(S810)。尚、UEは、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMメッセージを受信した場合は、登録完了メッセージに、PDUセッション確立完了メッセージ等のSMメッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含めることで、SMのための手続きが完了したことを示してもよい。ここで、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMFは、5G AN(gNB)介して、登録完了メッセージを受信する(S810)。また、各装置は、登録受諾メッセージ、及び/又は登録完了メッセージの送受信に基づき、図8の(A)の手続きを完了する。
次に、第1の条件判別が偽の場合について説明する。AMFは、図8の(B)の手続きにおいて、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、5G AN(gNB)を介して、UEに登録拒絶メッセージを送信する(S812)。ここで、登録拒絶メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
尚、AMFは、登録拒絶メッセージを送信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。さらに、AMFは、登録拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、AMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、5G AN(gNB)介して、登録拒絶メッセージを受信する(S812)。UEは、登録拒絶メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたこと、及び登録拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。また、UEは、登録要求メッセージを送信した後、所定の期間が経過しても、登録拒絶メッセージを受信しない場合には、UEの要求が拒絶されたことを認識してもよい。各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
尚、図8の(B)の手続きは、図8の(A)の手続きを中止した場合に開始される場合もある。図8の(A)の手続きにおいて、第4の条件判別が真の場合、AMFは、登録拒絶メッセージに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを含めて送信してもよいし、拒絶を意味するSMメッセージを含めることで、SMのための手続きが拒絶されたことを示してもよい。その場合、UEは、さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを受信してもよいし、SMのための手続きが拒絶されたことを認識してもよい。
各装置は、図8の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、登録手続きを完了する。尚、各装置は、図8の(A)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録された状態(RM_REGISTERED state)に遷移してもよいし、図8の(B)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state)を維持してもよいし、UEがネットワークに登録されていない状態へ遷移してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、登録手続きの完了に基づいて行われてもよく、PDUセッションの確立に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、コアネットワーク_Bや別のセルに対して登録手続きを実施してもよい。
さらに、UEは、登録手続きの完了に基づいて、登録受諾メッセージ、及び/又は登録拒絶メッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。
例えば、UEは、第62の識別情報を受信した場合、control plane CIoT 5GS optimizationの使用が受諾されたと認識してもよい。この場合、第62の識別情報は、control plane CIoT 5GS optimizationのサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第63の識別情報、及び/又は第64の識別情報を受信した場合、user plane CIoT 5GS optimizationの使用が受諾されたと認識してもよい。この場合、第63の識別情報は、user plane CIoT 5GS optimizationのサポートを示す情報であってよい。さらに、第64の識別情報は、ユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第65の識別情報を受信した場合、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationの使用が受諾されたと認識してもよい。この場合、第65の識別情報は、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationのサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第66の識別情報を受信した場合、V2Xサービスの使用が受諾されたと認識してもよい。この場合、第66の識別情報は、V2Xサービスのサポートを示す情報であってもよい。
さらに、UEは、第67の識別情報を受信した場合、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationの使用が受諾されたと認識してもよい。この場合、第67の識別情報は、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationのサポートを示す情報であってもよい。
さらに、UEは、第62から67の識別情報の内の1つ以上の識別情報に加え、さらに、第68の識別情報を受信した場合、第68の識別情報に含まれるS-NSSAIにおいて、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2Xサービスがサポートされていることを認識してもよいし、前記機能の使用が受諾されたと認識してもよい。さらに、UEは、第68の識別情報に含まれるS-NSSAIを、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2XサービスがサポートされたS-NSSAIとして記憶してもよいし、前記機能の使用が受諾されたS-NSSAIとして記憶してもよい。さらに、UEは、受信した第62から67の識別情報の内の1以上の識別情報を、第68の識別情報に含まれるS-NSSAIと対応づけて記憶してもよい。
さらに、UEは、第68の識別情報に含まれるS-NSSAI毎に、第62から67の識別情報の内の1つ以上の識別情報を受信した場合、S-NSSAI、及び/又はNSI毎に、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2Xサービスがサポートされていることを認識してもよいし、前記機能の使用が受諾されたと認識してもよい。さらに、UEは、第68の識別情報に含まれるS-NSSAIを、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2XサービスがサポートされたS-NSSAIとして記憶してもよいし、前記機能の使用が受諾されたS-NSSAIとして記憶してもよい。さらに、UEは、受信した第62から67の識別情報の内の1以上の識別情報を、第68の識別情報に含まれるS-NSSAIと対応づけて記憶してもよい。
さらに、UEは、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2XサービスがサポートされたS-NSSAIを示す情報を保持している場合、保持する情報で示される一又は複数のS-NSSAIにおいて、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2Xサービスがサポートされていることを認識してもよいし、前記機能の使用が受諾されたと認識してもよい。さらに、UEは、保持する情報で示される一又は複数のS-NSSAIを、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2XサービスがサポートされたS-NSSAIとして記憶してもよいし、前記機能の使用が受諾されたS-NSSAIとして記憶してもよい。さらに、UEは、受信した第62から67の識別情報の内の1以上の識別情報を、保持する情報で示される一又は複数のS-NSSAIと対応づけて記憶してもよい。尚、UEが保持している、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2XサービスがサポートされたS-NSSAIを示す情報は、予め設定された情報であってもよいし、以前にネットワークから受信した情報であってもよいし、UEが自ら作成した情報であってもよい。
さらに、UEは、全てのS-NSSAIにおいて、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2Xサービスがサポートされていることを認識してもよいし、前記機能の使用が受諾されたと認識してもよい。さらに、UEは、全てのS-NSSAIを、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2XサービスがサポートされたS-NSSAIとして記憶してもよいし、前記機能の使用が受諾されたS-NSSAIとして記憶してもよい。さらに、UEは、受信した第62から67の識別情報の内の1以上の識別情報を、全てのS-NSSAIと対応づけて記憶してもよいし、S-NSSAIには対応づけずに記憶してもよい。
尚、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2Xサービスの使用が許可されたS-NSSAIの選択、決定はこれらに限らなくてよい。さらに、S-NSSAIと、受信した識別情報との対応づけもこれらに限らなくてよい。
さらに、UEは、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2XサービスがサポートされたDNNを示す情報を保持している場合、保持する情報で示される一又は複数のDNNにおいて、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2Xサービスがサポートされていることを認識してもよいし、前記機能の使用が受諾されたと認識してもよい。さらに、UEは、保持する情報で示される一又は複数のDNNを、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2XサービスがサポートされたDNNとして記憶してもよいし、前記機能の使用が受諾されたDNNとして記憶してもよい。さらに、UEは、受信した第62から67の識別情報の内の1以上の識別情報を、保持する情報で示される一又は複数のDNNと対応づけて記憶してもよい。尚、UEが保持している、CIoT 5GS optimization、及び/又はV2XサービスがサポートされたDNNを示す情報は、予め設定された情報であってもよいし、以前にネットワークから受信した情報であってもよいし、UEが自ら作成した情報であってもよい。
[3.2.2. PDUセッション確立手続き]
次に、DNに対してPDUセッションを確立するために行うPDUセッション確立手続きの概要について、図9を用いて説明する。PDUセッション確立手続きは、5GSにおける手続きである。以下、本手続きとはPDUセッション確立手続きを指す。PDUセッション確立手続きは、各装置がPDUセッションを確立する為の手続きである。尚、各装置は、PDUセッション確立手続きを、登録手続きが完了して登録状態となった任意のタイミングで開始することができる。また、各装置は、PDUセッション確立手続きを、登録手続きの中で実行することができてもよい。また、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッションを確立してもよい。尚、各装置は、PDUセッション確立手続きを複数回実行することにより、複数のPDUセッションを確立することができる。
さらに、UEは、control plane CIoT 5GS optimizationが使用可能な場合、control plane CIoT 5GS optimizationが使用可能なPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。さらに、UEは、control plane CIoT 5GS optimizationが使用可能なS-NSSAIを保持している場合、前記S-NSSAIで識別されるNSIに対して、control plane CIoT 5GS optimizationが使用可能なPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。
さらに、UEは、user plane CIoT 5GS optimizationが使用可能な場合、user plane CIoT 5GS optimizationが使用可能なPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。さらに、UEは、user plane CIoT 5GS optimizationが使用可能なS-NSSAIを保持している場合、前記S-NSSAIで識別されるNSIに対して、user plane CIoT 5GS optimizationが使用可能なPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。
さらに、UEは、control plane CIoT 5GS optimizationが使用可能で、さらに、user plane CIoT 5GS optimization、及び/又はユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信が使用可能な場合、ユーザプレーン無線ベアラを確立するための手続きの実行が可能なPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。尚、ユーザプレーン無線ベアラを確立するための手続きはサービス要求手続き(service request procedure)であってもよい。さらに、UEは、control plane CIoT 5GS optimizationが使用可能で、さらに、user plane CIoT 5GS optimization、及び/又はユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信が使用可能なS-NSSAIを保持している場合、前記S-NSSAIで識別されるNSIに対して、ユーザプレーン無線ベアラを確立するための手続きの実行が可能なPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。尚、ユーザプレーン無線ベアラを確立するための手続きはサービス要求手続きであってもよい。
さらに、UEは、control plane CIoT 5GS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationが使用可能な場合、ヘッダ圧縮機能が使用可能なPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。さらに、UEは、control plane CIoT 5GS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationが使用可能なS-NSSAIを保持している場合、前記S-NSSAIで識別されるNSIに対して、ヘッダ圧縮機能が使用可能なPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。
まず、UEは、5G AN(gNB)及びAMFを介して、SMFにPDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージを送信することにより(S900)(S902)(S904)、PDUセッション確立手続きを開始する。
具体的には、UEは、N1インターフェースを介して、5G AN(gNB)を介して、AMFに、PDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージを送信する(S900)。
ここで、UEは、第71の識別情報、及び/又は第72の識別情報を、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含めて送信することができるが、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、RRCレイヤよりも下位のレイヤ(例えば、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ)の制御メッセージに含めて送信してもよい。これらの識別情報は、これらのメッセージに含められることで、UEの要求を示してもよい。また、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
UEは、第71の識別情報を送信することで、control plane CIoT 5GS optimizationのみが利用可能なPDUセッションの確立の要求を示してもよい。UEは、第72の識別情報を送信することで、S-NSSAIに対応づけられたPDUセッションの確立の要求を示してもよい。
ここで、UEは、保持しているS-NSSAIから、適切なS-NSSAIを選択し、第72の識別情報に設定してもよい。具体的には、UEは、CIoT 5GS optimizationの使用が可能なPDUセッションの確立を要求する場合、CIoT 5GS optimizationがサポートされたS-NSSAI、及び/又は前記機能の使用が受諾されたS-NSSAIを選択し、第72の識別情報に設定してもよい。さらに、UEは、V2Xサービスの使用が可能なPDUセッションの確立を要求する場合、V2XサービスがサポートされたS-NSSAI、及び/又は前記機能の使用が受諾されたS-NSSAIを選択し、第72の識別情報に設定してもよい。尚、S-NSSAIの選択はこれらに限らなくてもよい。
また、UEは、UEが接続を要求するDNに対応するDNNを含めることができる。UEは、CIoT 5GS optimizationの使用が可能なPDUセッションの確立を要求する場合、CIoT 5GS optimizationがサポートされたDNN、及び/又は前記機能の使用が受諾されたDNNを選択し、選択したDNNを含めてもよい。
また、UEは、PDUセッションIDを生成して、含めることができる。また、UEは、PDUセッションを確立する目的を示す要求タイプ(request type)を含めることができる。要求タイプとしては、初期要求(initial request)、既存のPDUセッション(existing PDU session)、初期緊急要求(initial emergency request)がある。initial requestは、新たな非緊急用のPDUセッションを確立することを要求する場合に指定される。existing PDU sessionは、3GPPアクセスとnon-3GPPアクセスの間の非緊急用のPDUセッションのハンドオーバーや、EPSから5GSへのPDNコネクションの転送を行う際に指定される。initial emergency requestは、新たな緊急用のPDUセッションを確立することを要求する場合に指定される。
また、UEは、確立を要求するPDUセッションのタイプを示すPDUセッションタイプを指定することができる。PDUセッションタイプとしては、上述の通り、IPv4、IPv6、IP、Ethernet、Unstructuredのいずれかを指定することができる。また、UEは、確立を要求するPDUセッションのSSCモードを含めることができる。
さらに、UEは、control plane CIoT 5GS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationをサポートしている場合、ヘッダ圧縮機能の設定情報(Header compression configuration IE)をPDUセッション確立要求メッセージに含めてもよい。より詳細には、UEは、PDUセッションタイプがIPv4、IPv6、IPのいずれかの場合で、さらに、control plane CIoT 5GS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationをサポートしている場合、ヘッダ圧縮機能の設定情報をPDUセッション確立要求メッセージに含めてもよい。
言い換えると、UEは、PDUセッションタイプがIPv4、IPv6、IPのいずれかに設定されていて、さらに、control plane CIoT 5GS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationのサポートをアタッチ要求メッセージ、及び/又はトラッキングエリア更新要求メッセージで示している場合、ヘッダ圧縮機能の設定情報をPDUセッション確立要求メッセージに含めてもよい。
さらに、UEは、UE、及び/又は第72の識別情報が示すS-NSSAIがcontrol plane CIoT 5GS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationをサポートしている場合、第72の識別情報に加え、さらに、ヘッダ圧縮機能の設定情報(Header compression configuration IE)をPDUセッション確立要求メッセージに含めてもよい。より詳細には、UEは、PDUセッションタイプがIPv4、IPv6、IPのいずれかの場合で、さらに、UE、及び/又は第72の識別情報が示すS-NSSAIがcontrol plane CIoT 5GS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationをサポートしている場合、第72の識別情報に加え、さらに、ヘッダ圧縮機能の設定情報をPDUセッション確立要求メッセージに含めてもよい。
言い換えると、UEは、PDUセッションタイプがIPv4、IPv6、IPのいずれかに設定されていて、さらに、UE、及び/又は第72の識別情報が示すS-NSSAIのcontrol plane CIoT 5GS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationのサポートをアタッチ要求メッセージ、及び/又はトラッキングエリア更新要求メッセージで示している場合、第72の識別情報に加え、さらに、ヘッダ圧縮機能の設定情報をPDUセッション確立要求メッセージに含めてもよい。
逆に、UEは、PDUセッションタイプがIPv4、IPv6、IPのいずれでもない場合か、UE、及び/又は第72の識別情報が示すS-NSSAIがcontrol plane CIoT 5GS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationをサポートしていない場合、ヘッダ圧縮機能の設定情報をPDUセッション確立要求メッセージに含めなくてもよい。
AMFは、PDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージを受信する(S900)と、NASメッセージからPDUセッション確立要求メッセージを取り出すとともに、PDUセッション確立要求メッセージの転送先としてSMFを選択する(S902)。尚、AMFは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、転送先のSMFを選択してもよい。
AMFは、選択したSMFに、N11インターフェースを介して、PDUセッション確立要求メッセージを転送する(S904)。
SMFは、PDUセッション確立要求メッセージを受信(S904)すると、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる各種の識別情報を認識する。そして、SMFは、第3の条件判別を実行する。第3の条件判別は、SMFが、UEの要求を受諾するか否かを判断する為のものである。第3の条件判別において、SMFは第3の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。SMFは、第3の条件判別が真の場合、図9の(A)の手続きを開始し、第3の条件判別が偽の場合、図9の(B)の手続きを開始する。
尚、第3の条件判別は、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はPDUセッション確立要求メッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMFが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第3の条件判別は真でよい。また、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第3の条件判別は偽でよい。さらに、UEの接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEが要求する機能をサポートしている場合、第3の条件判別は真でよく、UEが要求する機能をサポートしていない場合、第3の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第3の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第3の条件判別は偽でよい。尚、第3の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
次に、第3の条件判別が真の場合のステップ、すなわち図9の(A)の手続きの各ステップを説明する。SMFは、PDUセッションの確立先のUPFを選択し、選択したUPFに、N4インターフェースを介して、セッション確立要求メッセージを送信し(S906)、図9の(A)の手続きを開始する。
ここで、SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMFが保持するコンテキスト等に基づいて、1以上のUPFを選択してもよい。尚、複数のUPFが選択された場合、SMFは、各々のUPFに対してセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
UPFは、N4インターフェースを介して、SMFからセッション確立要求メッセージを受信し(S906)、PDUセッションのためのコンテキストを作成する。さらに、UPFは、セッション確立要求メッセージを受信、及び/又はPDUセッションのためのコンテキストの作成に基づいて、N4インターフェースを介して、SMFにセッション確立応答メッセージを送信する(S908)。
SMFは、セッション確立要求メッセージに対する応答メッセージとして、N4インターフェースを介して、UPFからセッション確立応答メッセージを受信する(S908)。SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPFの選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信に基づいて、UEに割り当てるアドレスのアドレス割り当てを行ってよい。
SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPFの選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信、及び/又はUEに割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了に基づいて、AMFを介して、UEにPDUセッション確立受諾メッセージを送信する(S910)(S912)。
具体的には、SMFは、N11インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立受諾メッセージを送信すると(S910)、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMFは、N1インターフェースを介して、UEにPDUセッション確立受諾メッセージを含むNASメッセージを送信する(S912)。尚、PDUセッション確立受諾メッセージは、NASメッセージであり、PDUセッション確立要求に対する応答メッセージであってよい。また、PDUセッション確立受諾メッセージは、PDUセッションの確立が受諾されたことを示すことができる。
ここで、SMF及びAMFは、PDUセッション確立受諾メッセージを送信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が受諾されたことを示してもよい。
SMF及びAMFは、PDUセッション確立受諾メッセージに第81の識別情報、及び/又は第82の識別情報を含めて送信してもよい。尚、SMF及びAMFは、これらの識別情報を送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。さらに、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報と送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
SMF及びAMFは、第81の識別情報を送信することで、control plane CIoT 5GS optimizationのみが利用可能なPDUセッションの確立の受諾を示してもよい。SMF及びAMFは、第82の識別情報を送信することで、S-NSSAIに対応づけられたPDUセッションの確立の受諾を示してもよい。
ここで、SMF及びAMFは、受信した第72の識別情報が示すS-NSSAI、又は保持しているS-NSSAIから、適切なS-NSSAIを選択し、第82の識別情報に設定してもよい。具体的には、SMF及びAMFは、CIoT 5GS optimizationの使用が可能なPDUセッションの確立を受諾する場合、CIoT 5GS optimizationがサポートされたS-NSSAI、及び/又は前記機能の使用が受諾されたS-NSSAIを選択し、第82の識別情報に設定してもよい。さらに、SMF及びAMFは、V2Xサービスの使用が可能なPDUセッションの確立を受諾する場合、V2XサービスがサポートされたS-NSSAI、及び/又は前記機能の使用が受諾されたS-NSSAIを選択し、第82の識別情報に設定してもよい。尚、S-NSSAIの選択はこれらに限らなくてもよい。
尚、SMF及びAMFは、第81の識別情報、及び/又は第82の識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
また、SMF及びAMFは、UEの接続を許可したDNに対応するDNNを含めることができる。また、SMF及びAMFは、選択した、及び/又は許可したPDUセッションIDを含めることができる。
また、SMF及びAMFは、選択した、及び/又は許可したPDUセッションのタイプを示すPDUセッションタイプを指定することができる。PDUセッションタイプとしては、上述の通り、IPv4、IPv6、IP、Ethernet、Unstructuredのいずれかを指定することができる。また、SMF及びAMFは、選択した、及び/又は許可したPDUセッションのSSCモードを含めることができる。
さらに、SMF、及び/又はAMFは、ヘッダ圧縮機能の設定情報がPDUセッション確立要求メッセージに含まれている場合、ヘッダ圧縮機能の設定情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めて送信してもよい。
さらに、SMFは、PDUセッション確立受諾メッセージに、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を含めて送信してもよいし、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、SMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、N1インターフェースを介して、AMFからPDUセッション確立受諾メッセージを含むNASメッセージを受信(S912)すると、AMFを介してSMFにPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S914)(S916)。UEは、PDUセッション確立受諾メッセージを受信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が受諾されたことを検出することができる。
具体的には、UEは、N1インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S914)。AMFは、UEからPDUセッション確立完了メッセージを受信すると、N11インターフェースを介して、SMFにPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S916)。
尚、AMFがSMFに送信するPDUセッション確立完了メッセージは、S910でSMFからAMFに送信されたPDUセッション確立受諾メッセージに対する応答メッセージであってよい。また、PDUセッション確立完了メッセージは、NASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立完了メッセージは、PDUセッション確立手続きが完了することを示すメッセージであればよい。
SMFは、N11インターフェースを介して、AMFからPDUセッション確立完了メッセージを受信すると(S916)、第2の条件判別を実行することができる。第2の条件判別は、送受信されるN4インターフェース上のメッセージの種類を決定する為ものである。第2の条件判別が真の場合、SMFは、N4インターフェースを介して、UPFにセッション変更要求メッセージを送信すると(S918)、その応答メッセージとして、UPFから送信されるセッション変更受諾メッセージを受信する(S920)。第2の条件判別が偽の場合、SMFは、N4インターフェースを介して、UPFにセッション確立要求メッセージを送信すると(S918)、その応答メッセージとして、UPFから送信されるセッション変更受諾メッセージを受信する(S920)。
尚、第2の条件判別は、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されているか否かに基づいて、実行されてもよい。例えば、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されている場合、第2の条件判別は真であってよく、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されていない場合、第2の条件判別は偽であってよい。尚、第2の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
各装置は、PDUセッション確立完了メッセージの送受信、及び/又はセッション変更応答メッセージの送受信、及び/又はセッション確立応答メッセージの送受信に基づいて、PDUセッション確立手続き中の(A)の手続きを完了する。本手続中の(A)の手続きが完了したとき、UEは、DNに対するPDUセッションが確立している状態にいる。
次に、PDUセッション確立手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。SMFは、AMFを介して、UEにPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S922)(S924)。具体的には、SMFは、N11インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S922)。AMFは、N11インターフェースを介して、SMFからPDUセッション確立要求メッセージを受信すると(S922)、N1インターフェースを用いて、UEにPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S924)。
尚、PDUセッション確立拒絶メッセージは、NASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立拒絶メッセージは、PDUセッションの確立が拒絶されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、SMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージを送信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。さらに、SMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、SMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が拒絶されたこと、及びPDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
各装置は、図9の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、PDUセッション確立手続きを完了する。尚、各装置は、図9の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、図9の(B)の手続きの完了に基づいて、PDUセッション確立手続きが拒絶されたことを認識してもよいし、PDUセッションが確立されていない状態に遷移してもよい。さらに、UEは、図9の(A)の手続きが完了することで、確立したPDUセッションを用いて、DNと通信することができる。
さらに、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッション確立手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、各装置は、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、別のセルに対してPDUセッション確立手続きを実施してもよい。
さらに、UEは、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はPDUセッション確立拒絶メッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。
例えば、UEは、第81の識別情報を受信した場合、control plane CIoT 5GS optimizationのみが利用可能なPDUセッションの確立が受諾されたと認識してもよい。さらに、UEは、第82の識別情報を受信した場合、S-NSSAIに対応づけられたPDUセッションの確立が受諾されたと認識してもよい。
ここで、UEは、第82の識別情報が示すS-NSSAIが、CIoT 5GS optimizationがサポートされたS-NSSAI、及び/又は前記機能の使用が受諾されたS-NSSAIである場合、CIoT 5GS optimizationの使用が可能なPDUセッションの確立が受諾されたことを認識してもよい。さらに、UE、第82の識別情報が示すS-NSSAIが、V2XサービスがサポートされたS-NSSAI、及び/又は前記機能の使用が受諾されたS-NSSAIである場合、V2Xサービスの使用が可能なPDUセッションの確立が受諾されたことを認識してもよい。
さらに、UEは、第72の識別情報が示すS-NSSAIとは異なるS-NSSAIを示す第82の識別情報を受信した場合、第71の識別情報を含まないPDUセッション確立要求メッセージをネットワークに送信してもよいし、受信した第82の識別情報が示すS-NSSAIとは異なるS-NSSAIを示す第72の識別情報を含むPDUセッション確立要求メッセージをネットワークに送信してもよい。
また、UEは、第71の識別情報を含むPDUセッション確立要求メッセージの応答として、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、control plane CIoT 5GS optimizationのみが利用可能なPDUセッションの確立が、拒絶されたことを認識してもよいし、不可能であることを認識してもよい。
さらに、UEは、第72の識別情報を含むPDUセッション確立要求メッセージの応答として、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、第72の識別情報が示すS-NSSAIに対応づけられたPDUセッションの確立が、拒絶されたことを認識してもよいし、不可能であることを認識してもよい。
さらに、UEは、送信した第72の識別情報が示すS-NSSAIが、CIoT 5GS optimizationがサポートされたS-NSSAI、及び/又は前記機能の使用が受諾されたS-NSSAIとして記憶されている場合、このS-NSSAIと対応づけて記憶しているCIoT 5GS optimizationに関する能力情報を削除してもよいし、このS-NSSAIとCIoT 5GS optimizationとの対応づけの情報を削除してもよい。さらに、UEは、送信した第72の識別情報が示すS-NSSAIを、CIoT 5GS optimizationがサポートされていないS-NSSAI、及び/又は前記機能の使用が受諾されていないS-NSSAIとして記憶してもよい。
さらに、UEは、送信した第72の識別情報が示すS-NSSAIが、V2XサービスがサポートされたS-NSSAI、及び/又は前記機能の使用が受諾されたS-NSSAIとして記憶されている場合、このS-NSSAIと対応づけて記憶しているV2Xサービスに関する能力情報を削除してもよいし、このS-NSSAIとV2Xサービスとの対応づけの情報を削除してもよい。さらに、UEは、送信した第72の識別情報が示すS-NSSAIを、V2XサービスがサポートされていないS-NSSAI、及び/又は前記機能の使用が受諾されていないS-NSSAIとして記憶してもよい。
さらに、UEは、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、第71の識別情報を含まないPDUセッション確立要求メッセージをネットワークに送信してもよいし、以前に送信した第72の識別情報が示すS-NSSAIとは異なるS-NSSAIを示す第72の識別情報を含むPDUセッション確立要求メッセージをネットワークに送信してもよい。
さらに、UEは、ユーザプレーン無線ベアラを確立するための手続きの実行が可能なPDUセッションを確立した場合、前記PDUセッションのユーザプレーン無線ベアラを確立するために、サービス要求手続きを開始してもよい。
[3.2.3.アタッチ手続き]
まず、アタッチ手続きについて、図10を用いて説明する。アタッチ手続きは、EPSにおける手続きである。以下、本手続きとはアタッチ手続きを指す。本手続きは、UEがコアネットワーク_Aに登録されるための手続きである。以下、本手続きの各ステップについて説明する。
まず、UEは、eNBを介して、MMEにアタッチ要求メッセージを送信することにより(S1100)、アタッチ手続きを開始する。UEは、アタッチ要求メッセージに、PDN接続要求メッセージを含めて送信してもよいし、PDN接続要求メッセージを含める事で、アタッチ手続き中でPDN接続手続きを実施する事を要求してもよい。
尚、UEは、アタッチ要求メッセージに少なくとも第1から6の識別情報の内、1つ以上の識別情報を含めてもよい。尚、UEは、これらの識別情報を、送信することで、UEが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求を示してもよい。さらに、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報と送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
UEは、第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報を送信することで、control plane CIoT EPS optimizationの使用の要求を示してもよい。この場合、第1の識別情報は、control plane CIoT EPS optimizationを示す情報であってよい。さらに、第2の識別情報は、control plane CIoT EPS optimizationのサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第1の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第4の識別情報を送信することで、user plane CIoT EPS optimizationの使用の要求を示してもよい。この場合、第1の識別情報は、user plane CIoT EPS optimizationを示す情報であってよい。さらに、第3の識別情報は、user plane CIoT EPS optimizationのサポートを示す情報であってよい。さらに、第4の識別情報は、ユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第5の識別情報を送信することで、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationの使用の要求を示してもよい。この場合、第5の識別情報は、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationのサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第6の識別情報を送信することで、V2Xサービスの使用の要求を示してもよい。この場合、第6の識別情報は、V2Xサービスのサポートを示す情報であってもよい。
尚、UEは、これらの識別情報を、アタッチ要求メッセージとは異なる制御メッセージ(例えば、ESM情報要求/応答メッセージなど)に含めて送信してもよい(S1102)。
MMEは、アタッチ要求メッセージ及び/又はアタッチ要求メッセージとは異なる制御メッセージを受信し、第1の条件判別を実行する。MMEは、第1の条件が真の場合、本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件が偽の場合、本手続き中の(B)の手続きを開始する。
尚、第1の条件判別は、アタッチ要求メッセージの受信、及び/又はアタッチ要求メッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はMMEが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
以下、本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、第4の条件判別を実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始する。第4の条件判別において、MMEは第4の条件が真であるか偽であるかを判定する。MMEは、PDN接続手続き中の(C)の手続きを、第4の条件が真の場合には開始することで実行し、第4の条件が偽の場合には省略する(S1104)。
尚、MMEは、S1104において、PGW(PGW-C)との間でPDN接続手続き中の(C)の手続きを行う場合、アタッチ要求メッセージで受信した識別情報をPGW(PGW-C)に通知することができる。PGW(PGW-C)は、AMFから受信した識別情報を取得することができる。
さらに、MMEは、アタッチ要求メッセージ及び/又はセッション生成応答メッセージの受信及び/又はPDN接続手続き中の(C)の手続きの完了に基づいて、eNBにアタッチ受諾メッセージを送信する(S1106)。尚、MMEは、セッション生成拒絶メッセージを受信した場合、本手続き中の(A)の手続きを続けず、本手続き中の(B)の手続きを開始してもよい。
eNBは、アタッチ受諾メッセージを受信し、UEにRRCメッセージ(例えば、RRC Connection ReconfigurationメッセージやRRC Connection Setupメッセージや、RRC Direct Transferメッセージ等のRRCメッセージでもよい)及び/又はアタッチ受諾メッセージを送信する(S1108)。尚、アタッチ受諾メッセージは、RRCメッセージに含まれて送受信されてもよい。さらに、第4の条件が真の場合、MMEは、アタッチ受諾メッセージに、前述したPDN接続受諾メッセージを含めて送信してもよいし、PDN接続受諾メッセージを含める事で、PDN接続手続きが受諾された事を示してもよい。
ここで、AMFは、アタッチ受諾メッセージに少なくとも第12から16の識別情報の内、1つ以上の識別情報を含めて送信してもよい。尚、MMEは、これらの識別情報を送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。さらに、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報と送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
MMEは、第12の識別情報を送信することで、control plane CIoT EPS optimizationの使用の受諾を示してもよい。この場合、第12の識別情報は、control plane CIoT EPS optimizationのサポートを示す情報であってよい。
さらに、MMEは、第13の識別情報、及び/又は第14の識別情報を送信することで、user plane CIoT EPS optimizationの使用の受諾を示してもよい。この場合、第13の識別情報は、user plane CIoT EPS optimizationのサポートを示す情報であってよい。さらに、第14の識別情報は、ユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、MMEは、第15の識別情報を送信することで、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationの使用の受諾を示してもよい。この場合、第15の識別情報は、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationのサポートを示す情報であってよい。
さらに、MMEは、第16の識別情報を送信することで、V2Xサービスの使用の受諾を示してもよい。この場合、第16の識別情報は、V2Xサービスのサポートを示す情報であってもよい。
尚、MMEは、第12から16の識別情報の内、どの識別情報をアタッチ受諾メッセージに含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザのアタッチ情報、及び/又はMMEが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
さらに、MMEは、アタッチ受諾メッセージを送信することで、アタッチ要求メッセージで通知したUEの要求が受諾された事を示してもよい。さらに、MMEは、アタッチ受諾メッセージに、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を含めて送信してもよいし、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、MMEが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
ここで、第4の条件判別は、MMEが、PDN接続手続きを実施するか否かを判別する為のものである。第4の条件が真とは、PDN接続要求メッセージを受信した場合であり、本手続き中でPDN接続手続きも実行する場合でよい。また、第4の条件が偽とは、PDN接続要求メッセージを受信しなかった場合であり、本手続き中でPDN接続手続きも実行しない場合でよいし、第4の条件を真と判断しない場合でよい。
UEは、eNBからRRCメッセージを受信した場合、eNBにRRCコネクションメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration CompleteメッセージやRRC Connection Setup Completeメッセージや、RRC Direct Transferメッセージ等のRRCメッセージでもよい)を送信する(S1110)。eNBは、RRCメッセージを受信し、MMEにベアラ設定メッセージを送信する(S1112)。さらに、MMEは、ベアラ設定メッセージを受信する。
UEは、アタッチ受諾メッセージを受信した場合、eNBを介して、MMEにアタッチ完了メッセージを送信する(S1114)(S1116)。さらに、MMEは、アタッチ完了メッセージを受信する。
尚、UEは、アタッチ受諾メッセージを受信することで、アタッチ要求メッセージで通知したUEの要求が受諾された事を検出することができる。
さらに、第4の条件が真の場合、MMEは第2の条件判別を実行する。第2の条件判別は、MMEが、SGWにベアラの変更を要求する必要の要否を判定する為ものである。第2の条件が真の場合、MMEは、PDN接続手続き中の(D)手続きを開始し、実行する(S1118)。各装置は、アタッチ完了メッセージの送受信、及び/又はPDN接続手続き中の(D)手続きの完了に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
尚、UEは、PDN接続受諾メッセージを受信した場合、アタッチ完了メッセージに、前述したPDN接続完了メッセージを含めて送信してもよいし、PDN接続完了メッセージを含める事で、PDN接続手続きを完了する事を示してもよい。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、eNBを介して、UEにアタッチ拒絶メッセージを送信し、本手続き中の(B)の手続きを開始する(S1120)。さらに、UEは、アタッチ拒絶メッセージを受信し、UEの要求が拒絶された事を認識する。各装置は、アタッチ拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。尚、第4の条件が真の場合、MMEは、アタッチ拒絶メッセージに、前述したPDN接続拒絶メッセージを含めて送信してもよいし、PDN接続拒絶メッセージを含める事で、PDN接続手続きが拒絶された事を示してもよい。その場合、UEは、さらに、PDN接続拒絶メッセージを受信してもよいし、PDN接続手続きが拒絶された事を認証してもよい。
尚、MMEは、アタッチ拒絶メッセージを送信することで、アタッチ要求メッセージで通知したUEの要求が拒絶された事を示してもよい。さらに、MMEは、アタッチ拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、MMEが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。尚、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに接続した状態及び/又は登録状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶された事を認識してもよいし、ネットワークに接続できない状態に遷移してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、本手続きの完了に基づいて行われてもよく、PDUセッションの確立に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、各装置は、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、コアネットワーク_Aや別のセルに対してアタッチ手続きを実施してもよい。
さらに、UEは、アタッチ手続きの完了に基づいて、アタッチ受諾メッセージ、及び/又はアタッチ拒絶メッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。
例えば、UEは、第12の識別情報を受信した場合、control plane CIoT EPS optimizationの使用が受諾されたと認識してもよい。この場合、第12の識別情報は、control plane CIoT EPS optimizationのサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第13の識別情報、及び/又は第14の識別情報を受信した場合、user plane CIoT EPS optimizationの使用が受諾されたと認識してもよい。この場合、第13の識別情報は、user plane CIoT EPS optimizationのサポートを示す情報であってよい。さらに、第14の識別情報は、ユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第15の識別情報を受信した場合、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationの使用が受諾されたと認識してもよい。この場合、第15の識別情報は、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationのサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第16の識別情報を受信した場合、V2Xサービスの使用が受諾されたと認識してもよい。この場合、第16の識別情報は、V2Xサービスのサポートを示す情報であってもよい。
[3.2.4.トラッキングエリア更新手続き]
次に、トラッキングエリア更新手続きの概要について説明する。以下、本手続きは、トラッキングエリア更新手続きを指す。本手続きは、ネットワーク(アクセスネットワーク、及び/又は、コアネットワーク_A)におけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又は、UEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きである。UEは、PDNコネクションが確立された状態であれば、任意のタイミングで本手続きを実行する事ができる。トラッキングエリア更新手続きは、UEが第31の状態にいるときに実行することができる。また、UEは、本手続きを定期的に実行する事ができる。尚、UEは、第31の状態への遷移に基づいて、本手続きを開始してもよいし、UEの移動に基づいて、本手続きを開始してもよい。
尚、トラッキングエリア更新手続きの手順は、アタッチ手続きの手順と同様であってもよい。従って、ここでは、トラッキングエリアの手順とアタッチ手続きの手順との差異についてのみ説明する。
トラッキングエリア更新手続きの手順では、アタッチ手続きで送受信される制御メッセージは、トラッキングエリア更新手続きのための制御メッセージに置き換えることができる。例えば、アタッチ手続きで送受信される、アタッチ要求メッセージはトラッキングエリア更新要求(Tracking Area Update request)メッセージと置き換えられてよく、アタッチ受諾メッセージはトラッキングエリア更新受諾(Tracking Area Update accept)メッセージと置き換えられてよい。さらに、アタッチ拒絶メッセージはトラッキングエリア更新拒絶(Tracking Area Update reject)メッセージと置き換えられてよく、アタッチ完了メッセージは、トラッキングエリア更新完了(Tracking Area Update complete)メッセージと置き換えられてもよい。
さらに、アタッチ手続き中の制御メッセージに含まれて送受信される識別情報は、トラッキングエリア更新手続き中の制御メッセージ含まれて送受信されてもよい。さらに、アタッチ手続き中の制御メッセージの受信、及び/又はアタッチ手続き中の制御メッセージに含まれる識別情報の受信に基づいて実施される各装置の挙動は、トラッキングエリア更新手続き中の制御メッセージの受信、及び/又はトラッキングエリア更新手続き中の制御メッセージに含まれる識別情報の受信に基づいて実施されてもよい。さらに、アタッチ手続きの完了に基づいて実施される各装置の挙動は、トラッキングエリア更新手続きの完了に基づいて実施されてもよい。
[3.2.5. PDN接続手続き]
まず、PDN接続手続きについて、図11を用いて説明する。アタッチ手続きは、EPSにおける手続きである。以下、本手続きはPDN接続手続きを指す。本手続きは、各装置がPDNコネクションを確立する為の手続きである。尚、各装置は、本手続きを、アタッチ手続きを完了した状態で実行してもよいし、アタッチ手続きの中で実行してもよい。また、各装置は、アタッチ手続き後の任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、PDN接続手続きの完了に基づいて、PDNコネクションを確立してもよい。さらに、各装置は、本手続きを複数回実行する事で、複数のPDNコネクションを確立してもよい。
さらに、UEは、control plane CIoT EPS optimizationが使用可能な場合、control plane CIoT EPS optimizationが使用可能なPDNコネクションを確立するために、PDN接続手続きを開始してもよい。
さらに、UEは、user plane CIoT EPS optimizationが使用可能な場合、user plane CIoT EPS optimizationが使用可能なPDNコネクションを確立するために、PDN接続手続きを開始してもよい。
さらに、UEは、control plane CIoT EPS optimizationが使用可能で、さらに、user plane CIoT EPS optimization、及び/又はユーザプレーンの通信路を用いたデータ通信が使用可能な場合、ユーザプレーン無線ベアラを確立するための手続きの実行が可能なPDNコネクションを確立するために、PDN接続手続きを開始してもよい。尚、ユーザプレーン無線ベアラを確立するための手続きはサービス要求手続きであってもよい。
さらに、UEは、control plane CIoT EPS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT 5GS optimizationが使用可能な場合、ヘッダ圧縮機能が使用可能なPDNコネクションを確立するために、PDN接続手続きを開始してもよい。
まず、UEは、eNBを介して、MMEにPDN接続要求メッセージを送信することにより(S1200)、PDN接続手続きを開始する。尚、PDN接続要求メッセージは、これに限らず、PDNコネクションの確立を要求するメッセージであればよい。
尚、UEは、PDN接続要求メッセージに、第21の識別情報を含めてもよい。UEは、PDN接続要求メッセージにこれらの識別情報を含める事で、UEの要求を示してもよい。
UEは、第21の識別情報を送信することで、control plane CIoT EPS optimizationのみが利用可能なPDNコネクションの確立の要求を示してもよい。
また、UEは、UEが接続を要求するPDNに対応するAPNを含めることができる。また、UEは、PDNコネクションを確立する目的を示す要求タイプ(request type)を含めることができる。要求タイプとしては、初期要求(initial request)、ハンドオーバー(Handover)、緊急(emergency)がある。initial requestは、新たな非緊急用のPDNコネクションを確立することを要求する場合に指定される。Handoverは、3GPPアクセスとnon-3GPPアクセスの間の非緊急用のPDNコネクションのハンドオーバーや、5GSからEPSへのPDUセッションの転送を行う際に指定される。emergencyは、緊急用のPDNコネクションを確立することを要求する場合に指定される。
また、UEは、確立を要求するPDNコネクションのタイプを示すPDNタイプを指定することができる。PDNタイプとしては、上述の通り、IPv4、IPv6、IPv4v6、non IPのいずれかを指定することができる。
さらに、UEは、control plane CIoT EPS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT EPS optimizationをサポートしている場合、ヘッダ圧縮機能の設定情報(Header compression configuration IE)をPDN接続要求メッセージに含めてもよい。より詳細には、UEは、PDNタイプがIPv4、IPv6、IPv4v6のいずれかの場合で、さらに、control plane CIoT EPS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT EPS optimizationをサポートしている場合、ヘッダ圧縮機能の設定情報をPDN接続要求メッセージに含めてもよい。
言い換えると、UEは、PDNタイプがIPv4、IPv6、IPv4v6のいずれかに設定されていて、さらに、control plane CIoT EPS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT EPS optimizationのサポートをアタッチ要求メッセージ、及び/又はトラッキングエリア更新要求メッセージで示している場合、ヘッダ圧縮機能の設定情報をPDN接続要求メッセージに含めてもよい。
逆に、UEは、PDNタイプがIPv4、IPv6、IPv4v6のいずれでもない場合か、control plane CIoT EPS optimization、及び/又はHeader compression for control plane CIoT EPS optimizationをサポートしていない場合、ヘッダ圧縮機能の設定情報をPDN接続要求メッセージに含めなくてもよい。
MMEは、PDN接続要求メッセージを受信し、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別は、MMEが、UEの要求を受諾するか否かを判断する為のものである。第1の条件判別において、MMEは第1の条件が真であるか偽であるかを判定する。MMEは、第1の条件が真の場合は本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。尚、第1の条件が偽の場合のステップは後述する。
尚、第1の条件判別は、PDN接続要求メッセージの受信、及び/又はPDN接続要求メッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMFが保持するコンテキストに基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
以下、第1の条件が真の場合のステップ、すなわち本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、本手続き中の(C)又は(E)の手続きを実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始する。MMEは、外部ゲートウェイとしてPGWを選択した場合、本手続き中の(C)の手続きを実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始してもよいし、外部ゲートウェイとしてSCEFを選択した場合、本手続き中の(E)の手続きを実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始してもよい。まず、本手続き中の(C)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、SGWにセッション生成要求メッセージを送信し、本手続き中の(C)の手続きを開始する(S1202)。さらに、セッション生成要求メッセージを受信したSGWは、PGWへセッション生成要求メッセージを送信する(S1204)。
ここで、MME及びSGWは、セッション生成要求メッセージ(S1202)(S1204)に、第21の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、PDN接続要求メッセージによるUEの要求を、PGW(PGW-C)に伝達してもよい。
さらに、PGWは、セッション生成要求メッセージを受信し、第3の条件判別を実行する。尚、第3の条件判別は、PGWが、UEの要求を受諾するか否かを判別する為のものである。第3の条件が真とは、UEの要求を受諾する場合であり、UEの要求が許可される場合でよい。また、第3の条件が偽とは、UEの要求を拒否する場合であり、第3の条件を真と判断しない場合でよい。
また、第3の条件判別は、PGWではなく、別の装置(例えば、PCRF)が実施してもよい。その場合、PGWは、PCRFとの間でIP-CANセッション確立手続きを実施する。より具体的には、PGWは、PCRFにIP-CANセッション確立手続き中の要求メッセージを送信する。さらに、PCRFは、IP-CANセッション確立手続き中の要求メッセージを受信し、第3の条件を判別し、PGWにIP-CANセッション確立手続き中の応答メッセージを送信する。さらに、PGWはIP-CANセッション確立手続き中の応答メッセージを受信し、第3の条件判別の結果を認識する。
尚、PCRFが第3の条件判別を実施した場合、PGWは、PCRFから受信した第3の条件判別の結果を基に、第3の条件判別を実施してもよい。例えば、PCRFがUEの要求を受諾する場合、PCRF、及びPGWは第3の条件を真としてもよく、UEの要求を拒絶する場合、PCRF、及びPGWは第3の条件を偽としてもよい。
第3の条件判別において、PGWは第3の条件が真であるか偽であるかを判定する。第3の条件が真の場合には、PGWはSGWにセッション生成応答メッセージを送信する(S1206)。
さらに、セッション生成応答メッセージを受信したSGWは、MMEにセッション生成応答メッセージを送信する(S1208)。さらに、MMEは、セッション生成応答メッセージを受信する。
また、PGW及びSGWは、セッション生成応答メッセージを送信する事で、UEの要求が許可された事を示してもよい。
また、第3の条件が偽の場合には、PGWは、SGWにセッション生成拒絶メッセージを送信する(S1206)。さらに、セッション生成拒絶メッセージを受信したSGWは、MMEにセッション生成拒絶メッセージを送信する(S1208)。尚、セッション生成拒絶メッセージは、拒絶理由(Reject cause)を含むセッション生成応答メッセージでもよい。
また、PGWは、セッション生成拒絶メッセージを送信する事で、UEの要求が拒絶された事を示してもよい。
各装置は、セッション生成応答メッセージ、及び/又はセッション生成拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続きの中の(C)の手続きを完了する。
続いて、本手続き中の(E)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、SCEFにセッション生成要求メッセージを送信し、本手続き中の(E)の手続きを開始する(S1210)。
ここで、MMEは、セッション生成要求メッセージを送信する事で、PDN接続要求メッセージによるUEの要求を伝達してもよい。
さらに、SCEFは、セッション生成要求メッセージを受信し、第4の条件判別を実行する。尚、第4の条件判別は、SCEFが、UEの要求を受諾するか否かを判別する為のものである。第4の条件が真とは、UEの要求を受諾する場合であり、UEの要求が許可される場合でよい。また、第4の条件が偽とは、UEの要求を拒否する場合であり、第4の条件を真と判断しない場合でよい。
第4の条件判別において、SCEFは第4の条件が真であるか偽であるかを判定する。第4の条件が真の場合には、SCEFはMMEにセッション生成応答メッセージを送信する(S1212)。さらに、MMEは、セッション生成応答メッセージを受信する。
また、SCEFは、セッション生成応答メッセージを送信する事で、UEの要求が許可された事を示してもよい。
また、第4の条件が偽の場合には、SCEFはMMEにセッション生成拒絶メッセージを送信する(S1212)。尚、セッション生成拒絶メッセージは、拒絶理由(Reject cause)を含むセッション生成応答メッセージでもよい。
また、SCEFは、セッション生成拒絶メッセージを送信する事で、UEの要求が拒絶された事を示してもよい。
各装置は、セッション生成応答メッセージ、及び/又はセッション生成拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続きの中の(E)の手続きを完了する。
MMEは、セッション生成応答メッセージの受信に基づいて、及び/又は本手続き中の(C)または(E)の手続きの完了に基づいて、eNBにPDN接続受諾メッセージを送信する(S1214)。尚、MMEは、セッション生成拒絶メッセージを受信した場合、本手続き中の(A)の手続きを続けず、本手続き中の(B)の手続きを開始してもよい。また、PDN接続受諾メッセージは、デフォルトEPSベアラコンテキストアクティブ化要求(Activate default EPS bearer context request)メッセージでもよい。また、PDN接続受諾メッセージは、PDN接続要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、PDN接続要求メッセージを受諾するメッセージであればよい。
ここで、MMEは、PDN接続受諾メッセージに、第31の識別情報を含めてもよいし、この識別情報を含める事で、PDN接続要求メッセージによるUEの要求が受諾された事を示してもよい。尚、MME、及び/又はPGWは、これらの識別情報を送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。さらに、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報と送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
eNBは、PDN接続受諾メッセージを受信し、UEにRRCメッセージ(例えば、RRC Connection ReconfigurationメッセージやRRC Connection Setupメッセージや、RRC Direct Transferメッセージ等のRRCメッセージでもよい)、及び/又はPDN接続受諾メッセージを送信する(S1216)。尚、PDN接続受諾メッセージは、RRCメッセージに含まれて送受信されてもよい。
MME、及び/又はPGWは、第31の識別情報を送信することで、control plane CIoT EPS optimizationのみが利用可能なPDNコネクションの確立の受諾を示してもよい。
尚、MME、及び/又はPGWは、第31の識別情報をPDN接続受諾メッセージに含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
また、MME、及び/又はPGWは、UEの接続を許可したPDNに対応するAPNを含めることができる。また、MME、及び/又はPGWは、選択した、及び/又は許可したEPSベアラIDを含めることができる。
また、MME、及び/又はPGWは、選択した、及び/又は許可したPDNコネクションのタイプを示すPDNタイプを指定することができる。PDNタイプとしては、上述の通り、IPv4、IPv6、IPv4v6、non IPのいずれかを指定することができる。
さらに、MME、及び/又はPGWは、ヘッダ圧縮機能の設定情報がPDN接続要求メッセージに含まれている場合、ヘッダ圧縮機能の設定情報をPDN接続受諾メッセージに含めて送信してもよい。
さらに、MMEは、PDN接続受諾メッセージに、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を含めて送信してもよいし、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、MME、及び/又はPGW-Cが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
RRCメッセージを受信した場合、UEはeNBにRRCメッセージ(例えば、RRC Connection Reconfiguration CompleteメッセージやRRC Connection Setup Completeメッセージや、RRC Direct Transferメッセージ等のRRCメッセージでもよい)を送信する(S1218)。eNBは、RRCメッセージを受信し、MMEにベアラ設定メッセージを送信する(S1220)。さらに、MMEは、ベアラ設定メッセージを受信する。
PDN接続受諾メッセージを受信した場合、UEは、eNBを介してMMEにPDN接続完了(PDN Connectivity complete)メッセージを送信する(S1222)(S1224)。さらに、MMEは、PDN接続完了メッセージを受信し、第2の条件判別を実行する。尚、PDN接続完了メッセージは、デフォルトEPSベアラコンテキストアクティブ化受諾(Activate default EPS bearer context accept)メッセージでもよい。また、PDN接続完了メッセージは、PDN接続受諾メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、PDN接続手続きが完了する事を示すメッセージであればよい。
第2の条件判別は、MMEが、SGWにベアラの変更を要求する必要の要否を判定する為ものである。第2の条件が真の場合、MMEは本手続き中の(D)の手続きを開始する。また、第2の条件判別が偽の場合MMEは本手続き中の(D)の手続きを実行しない。
以下、本手続き中の(D)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、ベアラ変更要求メッセージをSGWに送信し(S1226)、本手続き中の(D)の手続きを開始する。さらに、SGWは、ベアラ変更要求メッセージを受信し、MMEにベアラ変更応答メッセージを送信する(S1228)。さらに、MMEは、ベアラ変更応答メッセージを受信し、本手続きの(D)の手続きを完了する。さらに、各装置は、第2の条件判別が偽の場合、PDN接続完了メッセージの送受信に基づき、第2の条件判別が真の場合、本手続きの中の(D)の手続きの完了に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。MMEは、eNBを介してUEにPDN接続拒絶メッセージを送信し(S1230)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。さらに、UEはPDN接続拒絶メッセージを受信し、UEの要求が拒絶された事を認識する。各装置は、PDN接続拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。PDN接続拒絶メッセージには、適切な拒絶理由が含まれてもよい。また、PDN接続拒絶メッセージは、PDN接続要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、PDN接続要求メッセージを拒絶するメッセージであればよい。
また、MMEは、PDN接続拒絶メッセージを送信する事で、UEの要求が拒絶された事を示してもよい。さらに、MMEは、PDN接続拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、MME、及び/又はPGW-Cが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
さらに、UEは、PDN接続拒絶メッセージを受信することで、PDN接続要求によるUEの要求が拒絶されたこと、及びPDN接続拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。尚、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶された事を認識してもよいし、PDUセッションが確立されていない状態に遷移してもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、各装置は、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、別のセルに対してPDN接続手続きを実施してもよい。
さらに、UEは、PDN接続手続きの完了に基づいて、PDN接続受諾メッセージ、及び/又はPDN接続確立拒絶メッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。例えば、UEは、第31の識別情報を受信した場合、control plane CIoT EPS optimizationのみが利用可能なPDNコネクションの確立が受諾されたと認識してもよい。
また、UEは、第21の識別情報を含むPDNコネクション確立要求メッセージの応答として、PDNコネクション確立拒絶メッセージを受信した場合、control plane CIoT EPS optimizationのみが利用可能なPDNコネクションの確立が、拒絶されたことを認識してもよいし、不可能であることを認識してもよい。さらに、UEは、PDN接続拒絶メッセージを受信した場合、第21の識別情報を含まないPDN接続要求メッセージをネットワークに送信してもよい。
さらに、UEは、ユーザプレーン無線ベアラを確立するための手続きの実行が可能なPDNコネクションを確立した場合、前記PDNコネクションのユーザプレーン無線ベアラを確立するために、サービス要求手続きを開始してもよい。
尚、前述した第1から第4の条件判別は、PDN接続要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。また、第1から第4の条件の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
例えば、第1の条件、及び/又は第3の条件、及び/又は第4の条件は、UEがセッションの確立を要求し、ネットワークが要求を許可する場合、真でよい。また、第1の条件、及び/又は第3の条件、及び/又は第4の条件は、UEがセッションの確立を要求し、ネットワークが要求を許可しない場合、偽でよい。さらに、第1の条件、及び/又は第3の条件、及び/又は第4の条件は、UEの接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEが要求するセッションの確立をサポートしていない場合、偽でもよい。
[4. 第1の実施形態]
次に、第1の実施形態について、図を用いて説明する。第1の実施形態では、UEは、まず5GSにおいて、登録手続きを行う。次に、UEは、5GSにおいて、PDUセッション確立手続きを行うことにより、PDUセッションを確立し、DNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行うことができる状態へ遷移する。次に、UEは、5GSからEPSへのハンドオーバーを行い、PDNとの間で、PDNコネクションを用いた通信が可能状態へ遷移する。以上により、本手続きは完了する。
尚、本実施形態では、図1に記載されているように、PDNとDNが同一のネットワークとして構成される場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、PDNとDNが異なるネットワークとして構成される場合にも適用可能である。
また、本実施形態では、図2に記載されているように、HSSとUDM、PCFとPCRF、SMFとPGW-C、UPFとPGW-Uが、それぞれ同一の装置(つまり、同一の物理的なハードウェア、又は同一の論理的なハードウェア、又は同一のソフトウェア)として構成されている場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、これらが異なる装置(つまり、異なる物理的なハードウェア、又は異なる論理的なハードウェア、又は異なるソフトウェア)として構成される場合にも適用可能である。例えば、これらの間で、直接データの送受信を行ってもよいし、AMF-MME間のN26インターフェースを介してデータを送受信してもよいし、UEを介してデータを送受信してもよい。
さらに、UEは、5GSからEPSへのUEのハンドオーバーにおいて、アタッチ手続き、及び/又はトラッキングエリア更新手続き、及び/又はPDN接続手続きを行ってもよい。さらに、UEは、5GSからEPSへのUEのハンドオーバーにおいて、5GSで確立されているPDUセッションがある場合、PDUセッションに対応づけられた情報を、PDNコネクションに対応づけられる情報に関連付けて記憶(以下、マッピングとも称する)することができる。尚、PDUセッションに対応づけられた情報は、NSを識別する為の情報(S-NSSAI、NSSAI、NSI等)、DNN、SSC mode、PDUセッションタイプ、CIoT 5GS optimizationを示す情報の内の1つ以上の情報でもよいし、これらの情報を組合せた情報でもよい。さらに、PDNコネクションに対応づけられる情報は、Dedicated Core Network(DCN)を識別する為の情報、APN、PDNタイプ、CIoT EPS optimization、V2Xサービスを示す情報の内の1つ以上の情報でもよいし、これらの情報を組合せた情報でもよい。
さらに、UEは、PDUセッションに対応づけられた情報を、対応するPDNコネクションに関連づけられた情報に変換してからマッピングしてもよい。例えば、UEは、NSを識別する為の情報を、対応するDCNを識別する為の情報に変換してからマッピングしてもよい。さらに、UEは、DNNを、対応するAPNに変換してからマッピングしてもよい。さらに、UEは、PDUセッションタイプを、対応するPDNタイプに変換してからマッピングしてもよい。さらに、UEは、PDUセッションに対応づけられたCIoT 5GS optimizationを、対応するPDNコネクションに対応づけられたCIoT EPS optimizationに変換してからマッピングしてもよい。
また、UEは、登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きで取得した識別情報に従ったマッピングを行うことができる。すなわち、特定のS-NSSAI及び/又は特定のNSSAI及び/又は特定のDNN及び/又は特定のSSC mode及び/又は特定のPDUセッションタイプ及び/又は特定のCIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションとPDNコネクションとのマッピングを行ってもよい。言い換えると、特定のS-NSSAI及び/又は特定のNSSAI及び/又は特定のDNN及び/又は特定のSSC mode及び/又は特定のPDUセッションタイプ及び/又は特定のCIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションについては、PDNコネクションとのマッピングを行わなくてもよい。
例えば、UEは、UEのハンドオーバー先のネットワークが、control plane CIoT EPS optimizationとuser plane CIoT EPS optimizationとをサポートしている場合、control plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションを、control plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションにマッピングしてもよい。さらに、UEは、この場合、user plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションを、user plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションにマッピングしてもよい。さらに、UEは、この場合、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしたPDUセッションを、user plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションにマッピングしてもよいし、通常のPDNコネクションにマッピングしてもよい。
さらに、UEは、UEのハンドオーバー先のネットワークが、control plane CIoT EPS optimizationをサポートし、user plane CIoT EPS optimizationをサポートしていない場合、control plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションを、control plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションにマッピングしてもよい。さらに、UEは、この場合、user plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションを、通常のPDNコネクションにマッピングしてもよいし、解放してもよいし、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。さらに、UEは、この場合、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしたPDUセッションを、通常のPDNコネクションにマッピングしてもよい。
さらに、UEは、UEのハンドオーバー先のネットワークが、user plane CIoT EPS optimizationをサポートし、control plane CIoT EPS optimizationをサポートしていない場合、control plane CIoT 5GS optimizationのみが利用可能なPDUセッションを、解放してもよいし、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。さらに、UEは、この場合、control plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションを、通常のPDNコネクションにマッピングしてもよいし、解放してもよいし、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。さらに、UEは、この場合、user plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションを、user plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションにマッピングしてもよい。さらに、UEは、この場合、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしたPDUセッションを、user plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションにマッピングしてもよいし、通常のPDNコネクションにマッピングしてもよい。
さらに、UEは、UEのハンドオーバー先のネットワークが、control plane CIoT EPS optimizationとuser plane CIoT EPS optimizationとをサポートしていない場合、control plane CIoT 5GS optimizationのみが利用可能なPDUセッションを、解放してもよいし、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。さらに、UEは、この場合、control plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションを、通常のPDNコネクションにマッピングしてもよいし、解放してもよいし、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。さらに、UEは、この場合、user plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションを、通常のPDNコネクションにマッピングしてもよいし、解放してもよいし、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。さらに、UEは、この場合、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしたPDUセッションを、通常のPDNコネクションにマッピングしてもよい。
さらに、UEは、ハンドオーバー先のネットワークがcontrol plane CIoT EPS optimization、及び/又はuser plane CIoT EPS optimizationをサポートしている場合であっても、確立しているPDUセッションの一部を、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。ここで、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持されるPDUセッションは、control plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションであってもよいし、user plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションであってもよい。さらに、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持されるPDUセッションは、control plane CIoT 5GS optimizationのみが利用可能なPDUセッションであってもよいし、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしたPDUセッションであってもよい。さらに、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持されるPDUセッションは、通常のPDUセッションであってもよい。
尚、UEのハンドオーバー先のネットワークは、EPS、及び/又はEPC、及び/又はE-UTRANであってよい。さらに、UEのハンドオーバー前のネットワークは、5GS、及び/又は5GC、及び/又はNG RANであってよい。さらに、通常のPDNコネクションは、CIoT EPS optimizationに対応づけられていないPDNコネクションを指してよい。さらに、通常のPDUセッションは、CIoT 5GS optimizationに対応づけられていないPDUセッションを指してよい。
さらに、ハンドオーバー先のネットワークがcontrol plane CIoT EPS optimization、及び/又はuser plane CIoT EPS optimizationをサポートしているか否かの判断は、アタッチ手続き、及び/又はトラッキングエリア更新手続き、及び/又はPDN接続手続きで送受信される制御メッセージ、及び/又は識別情報に基づいて行われてもよい。例えば、UEは、第12の識別情報が送受信された場合、ハンドオーバー先のネットワークがcontrol plane CIoT EPS optimizationをサポートしていると判断してもよい。さらに、UEは、第13の識別情報、及び/又は第14の識別情報が送受信された場合、ハンドオーバー先のネットワークがuser plane CIoT EPS optimizationをサポートしていると判断してもよい。尚、前記UEの判断はこれらに限らなくてよい。
尚、PDUセッションとPDNコネクションとのマッピングを行った場合においても、PDUセッションに対応づけられたS-NSSAI、及び/又はDNN、及び/又はSSC mode、及び/又はPDUセッションタイプ、及び/又はCIoT 5GS optimizationを示す情報を記憶し続けていてもよい。
さらに、UEは、このようなマッピングを行う場合において、PDUセッションに対応づけられた情報ではなく、デフォルトの情報を、PDNコネクションに対応づけられる情報としてマッピングしてもよい。例えば、PDNコネクションに対応づけられた、DCNを識別する為の情報はデフォルトのDCNを識別する為の情報でもよいし、APNはデフォルトのAPNでもよい。さらに、PDNコネクションに対応づけられた、PDNタイプはデフォルトのPDNタイプでもよいし、CIoT EPS optimizationを示す情報はデフォルトのCIoT EPS optimizationを示す情報でもよい。
尚、PDNコネクションに対応づけられる情報の選択、決定、及び/又はPDUセッションをPDNコネクションにマッピングするか否かの選択、決定は、識別情報に基づいて行われてもよいし、加入者情報に基づいて行われてもよいし、ネットワークの能力情報に基づいて行われてもよい。さらに、前記事柄の選択、決定は、オペレータポリシーに基づいて行われてもよいし、ネットワークの状態に基づいて行われてもよいし、ユーザの登録情報に基づいて行われてもよい。さらに、前記事柄の選択、決定は、UEが保持するコンテキストに基づいて行われてもよいし、ネットワークが保持するコンテキストに基づいて行われてもよい。尚、前記事柄の選択、決定は、これらに限らなくてもよい。
さらに、UEは、このようなマッピングを行う場合において、マッピングの有効期間(マッピングを維持する期間)を設定しても良い。マッピングの有効期間は、タイマーを使用して良い。マッピングの有効期間を設定する場合、UEはマッピングを行うのと同時に、タイマーを開始する(例えば、カウントダウンする)ことができる。また、UEは、タイマーが満了した場合には、このマッピングを消去することができる。また、UEは、タイマーが満了する前に、EPSから5GSへのUEのハンドオーバーに成功した旨の通知を送受信した場合、UEのハンドオーバー完了メッセージを送受信した後、このマッピングを消去することができる。また、上記以外の場合、UEは、このマッピングを維持することができる。尚、UEは、このマッピングを行う際に、登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きで取得した識別情報で示される有効期間を許可しない場合には、マッピングを行わなくてもよい。また、UEは、このマッピングを行う際に、取得された識別情報で示される有効期間を許可する場合、タイマーの値を、識別情報で示される値に設定することができる。
以上のように設定することで、PDUセッションを、PDNコネクションにマッピングすることができ、またこのマッピングの有効期限を設定する事ができる。ここで、PDUセッションとPDNコネクションとのマッピングの実現方法は、既存のPDNコネクションにPDUセッションをマッピングする方法でもよいし、PDUセッションをマッピングするためのPDNコネクションを新たに確立し、確立したPDNコネクションにPDUセッションをマッピングする方法でもよい。
例えば、UEは、アタッチ手続き、及び/又はトラッキングエリア更新手続きにおいて、既存のPDNコネクションにPDUセッションをマッピングしてもよい。さらに、UEは、アタッチ手続き、及び/又はトラッキングエリア更新手続きにおいて、PDUセッションをマッピングするためのPDNコネクションを新たに確立し、確立したPDNコネクションにPDUセッションをマッピングしてもよい。
また、UEは、アタッチ手続き、及び/又はトラッキングエリア更新手続きにおいてはPDNコネクションを確立せず、PDN接続手続きにおいて、PDUセッションをマッピングするためのPDNコネクションを確立し、確立したPDNコネクションにPDUセッションをマッピングしてもよい。
さらに、UEは、アタッチ手続き、及び/又はトラッキングエリア更新手続きにおいては特定のPDUセッションをマッピングするためのPDNコネクションを確立せず、PDN接続手続きにおいて、特定のPDUセッションをマッピングするためのPDNコネクションを確立し、確立したPDNコネクションにPDUセッションをマッピングしてもよい。より詳細には、UEは、アタッチ手続き、及び/又はトラッキングエリア更新手続きにおいて、識別情報の送受信を行い、送受信した識別情報に基づいて、PDN接続手続きにおいて、特定のPDUセッションをマッピングするためのPDNコネクションを確立してもよい。この場合、UEは、アタッチ手続き、及び/又はトラッキングエリア更新手続きにおいて、通常のPDNコネクションを確立してもよい。
尚、特定のPDUセッションは、CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションであってもよいし、control plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションであってもよい。さらに、特定のPDUセッションは、user plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションであってもよいし、Header compression for control plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションであってもよい。さらに、特定のPDUセッションは、control plane CIoT 5GS optimizationのみが利用可能なPDUセッションであってもよいし、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしたPDUセッションであってもよい。
さらに、UEは、PDUセッションをマッピングするためのPDNコネクションを確立する場合、PDN接続手続きにおいて送受信されるPDN接続要求メッセージに含める要求タイプをハンドオーバーに設定してもよいし、前記PDUセッションに対応づけられたPDUセッションIDをPDN接続要求メッセージに含めてもよい。
また、特定のPDUセッションが、control plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッション、及び/又はcontrol plane CIoT 5GS optimizationのみが利用可能なPDUセッションである場合、IPアドレスは維持されなくてもよい。この場合、UEは、PDN接続要求メッセージに含める要求タイプをハンドオーバーに設定しなくてもよいし、前記PDUセッションに対応づけられたPDUセッションIDをPDN接続要求メッセージに含めなくてもよい。
上記によって、PDUセッションとPDNコネクションとはマッピングされてよい。尚、PDUセッションとPDNコネクションとのマッピングの実現方法はこれらに限らなくてよい。
上記によって、UEは、5GSからEPSへのハンドオーバーを実現してもよい。尚、各装置は、5GSからEPSへのUEのハンドオーバーにおいて、前述したUEの挙動と同様の挙動を行ってもよい。例えば、各装置は、5GSからEPSへのUEのハンドオーバーにおいて、UEと同様に、PDUセッションとPDNコネクションとのマッピングを行ってもよい。
[5. 第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について、図を用いて説明する。第2の実施形態では、UEは、まずEPSにおいて、アタッチ手続きを行う。次に、UEは、EPSにおいて、PDN接続手続きを行うことにより、PDNコネクションを確立し、PDNとの間で、PDNコネクションを用いた通信を行うことができる状態へ遷移する。次に、UEは、EPSから5GSへのハンドオーバーを行い、DNとの間で、PDUセッションを用いた通信が可能状態へ遷移する。以上により、本手続きは完了する。
尚、本実施形態では、図1に記載されているように、PDNとDNが同一のネットワークとして構成される場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、PDNとDNが異なるネットワークとして構成される場合にも適用可能である。
また、本実施形態では、図2に記載されているように、HSSとUDM、PCFとPCRF、SMFとPGW-C、UPFとPGW-Uが、それぞれ同一の装置(つまり、同一の物理的なハードウェア、又は同一の論理的なハードウェア、又は同一のソフトウェア)として構成されている場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、これらが異なる装置(つまり、異なる物理的なハードウェア、又は異なる論理的なハードウェア、又は異なるソフトウェア)として構成される場合にも適用可能である。例えば、これらの間で、直接データの送受信を行ってもよいし、AMF-MME間のN26インターフェースを介してデータを送受信してもよいし、UEを介してデータを送受信してもよい。
さらに、UEは、EPSから5GSへのUEのハンドオーバーにおいて、登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きを行ってもよい。さらに、UEは、EPSから5GSへのUEのハンドオーバーにおいて、EPSで確立されているPDNコネクションがある場合、PDNコネクションに対応づけられた情報を、PDUセッションに対応づけられる情報に関連付けて記憶する(以下、マッピングとも称する)ことができる。尚、PDNコネクションに対応づけられた情報は、Dedicated Core Network(DCN)を識別する為の情報、APN、PDNタイプ、CIoT EPS optimizationを示す情報の内の1つ以上の情報でもよいし、これらの情報を組合せた情報でもよい。さらに、PDUセッションに対応づけられる情報は、NSを識別する為の情報(S-NSSAI、NSSAI、NSI等)、DNN、SSC mode、PDUセッションタイプ、CIoT 5GS optimization、V2Xサービスを示す情報の内の1つ以上の情報でもよいし、これらの情報を組合せた情報でもよい。
さらに、UEは、PDNコネクションに対応づけられた情報を、対応するPDUセッションに関連づけられた情報に変換してからマッピングしてもよい。例えば、UEは、DCNを識別する為の情報を、対応するNSを識別する為の情報(S-NSSAI、NSSAI、NSI等)に変換してからマッピングしてもよい。さらに、UEは、APNを、対応するDNNに変換してからマッピングしてもよい。さらに、UEは、PDNタイプを、対応するPDUセッションタイプに変換してからマッピングしてもよい。さらに、UEは、PDNコネクションに対応づけられたCIoT EPS optimizationを、対応するPDUセッションに対応づけられたCIoT 5GS optimizationに変換してからマッピングしてもよい。
また、UEは、アタッチ手続き及び/又はトラッキングエリア更新手続き及び/又はPDN接続手続きで取得した識別情報に従ったマッピングを行うことができる。すなわち、特定のDCN及び/又は特定のAPN及び/又は特定のPDNタイプ及び/又は特定のCIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションとPDUセッションとのマッピングを行ってもよい。言い換えると、特定のDCN及び/又は特定のAPN及び/又は特定のPDNタイプ及び/又は特定のCIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションについては、PDUセッションとのマッピングを行わなくてもよい。
例えば、UEは、UEのハンドオーバー先のネットワークが、control plane CIoT 5GS optimizationとuser plane CIoT 5GS optimization、及び/又は5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationとをサポートしている場合、control plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションを、control plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションにマッピングしてもよい。さらに、UEは、この場合、user plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションを、user plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションにマッピングしてもよいし、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしたPDUセッションにマッピングしてもよい。さらに、UEは、この場合、通常のPDNコネクションを、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしたPDUセッションにマッピングしてもよい。
さらに、UEは、UEのハンドオーバー先のネットワークが、control plane CIoT 5GS optimizationをサポートし、user plane CIoT 5GS optimization、及び/又は5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしていない場合、control plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションを、control plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションにマッピングしてもよい。さらに、UEは、この場合、user plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションを、通常のPDUセッションにマッピングしてもよいし、解放してもよいし、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。
さらに、UEは、UEのハンドオーバー先のネットワークが、user plane CIoT 5GS optimization、及び/又は5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートし、control plane CIoT 5GS optimizationをサポートしていない場合、control plane CIoT EPS optimizationのみが利用可能なPDNコネクションを、解放してもよいし、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。さらに、UEは、この場合、control plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションを、通常のPDUセッションにマッピングしてもよいし、解放してもよいし、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。さらに、UEは、この場合、user plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションを、user plane CIoT 5GS optimizationに対応づけられたPDUセッションにマッピングしてもよいし、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしたPDUセッションにマッピングしてもよい。さらに、UEは、この場合、通常のPDNコネクションを、5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしたPDUセッションにマッピングしてもよい。
さらに、UEは、UEのハンドオーバー先のネットワークが、control plane CIoT 5GS optimizationとuser plane CIoT 5GS optimization、及び/又は5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationとをサポートしていない場合、control plane CIoT EPS optimizationのみが利用可能なPDNコネクションを、解放してもよいし、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。さらに、UEは、この場合、control plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションを、通常のPDUセッションにマッピングしてもよいし、解放してもよいし、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。さらに、UEは、この場合、user plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションを、通常のPDUセッションにマッピングしてもよいし、解放してもよいし、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。
さらに、UEは、ハンドオーバー先のネットワークがcontrol plane CIoT 5GS optimization、及び/又はuser plane CIoT 5GS optimization、及び/又は5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしている場合であっても、確立しているPDNコネクションの一部を、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持してもよい。ここで、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持されるPDNコネクションは、control plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションであってもよいし、user plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションであってもよい。さらに、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持されるPDNコネクションは、control plane CIoT EPS optimizationのみが利用可能なPDNコネクションであってもよい。さらに、UEのハンドオーバー前のネットワークで維持されるPDNコネクションは、通常のPDNコネクションであってもよい。
尚、UEのハンドオーバー先のネットワークは、5GS、及び/又は5GC、及び/又はNG RANであってよい。さらに、UEのハンドオーバー前のネットワークは、EPS、及び/又はEPC、及び/又はE-UTRANであってよい。さらに、通常のPDNコネクションは、CIoT EPS optimizationに対応づけられていないPDNコネクションを指してよい。さらに、通常のPDUセッションは、CIoT 5GS optimizationに対応づけられていないPDUセッションを指してよい。
さらに、ハンドオーバー先のネットワークがcontrol plane CIoT 5GS optimization、及び/又はuser plane CIoT 5GS optimization、及び/又は5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしているか否かの判断は、登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きで送受信される制御メッセージ、及び/又は識別情報に基づいて行われてもよい。例えば、UEは、第12の識別情報が送受信された場合、ハンドオーバー先のネットワークがcontrol plane CIoT 5GS optimizationをサポートしていると判断してもよい。さらに、UEは、第13の識別情報、及び/又は第14の識別情報、及び/又は第18の識別情報が送受信された場合、ハンドオーバー先のネットワークがuser plane CIoT 5GS optimization、及び/又は5GMM-CONNECTED mode with RRC inactive indicationをサポートしていると判断してもよい。尚、前記UEの判断はこれらに限らなくてよい。
尚、PDNコネクションとPDUセッションとのマッピングを行った場合においても、PDNコネクションに対応づけられたDCNを識別する為の情報、及び/又はAPN、及び/又はPDNタイプ、及び/又はCIoT optimizationの情報を記憶し続けていてもよい。
さらに、UEは、このようなマッピングを行う場合において、PDNコネクションに対応づけられた情報ではなく、デフォルトの情報を、PDUセッションに対応づけられる情報としてマッピングしてもよい。例えば、PDUセッションに対応づけられた、NSを識別する為の情報はデフォルトのNSを識別する為の情報でもよいし、DNNはデフォルトのDNNでもよいし、SSC modeはデフォルトのSSC mode(SSC mode 1、SSC mode 2、又はSSC mode 3)でもよい。さらに、PDUセッションに対応づけられた、PDUセッションタイプはデフォルトのPDUセッションタイプでもよいし、CIoT 5GS optimizationを示す情報はデフォルトのCIoT 5GS optimizationを示す情報でもよい。
尚、PDUセッションに対応づけられる情報の選択、決定、及び/又はPDUセッションをPDNコネクションにマッピングするか否かの選択、決定は、識別情報に基づいて行われてもよいし、加入者情報に基づいて行われてもよいし、ネットワークの能力情報に基づいて行われてもよい。さらに、前記事柄の選択、決定は、オペレータポリシーに基づいて行われてもよいし、ネットワークの状態に基づいて行われてもよいし、ユーザの登録情報に基づいて行われてもよい。さらに、前記事柄の選択、決定は、UEが保持するコンテキストに基づいて行われてもよいし、ネットワークが保持するコンテキストに基づいて行われてもよい。尚、前記事柄の選択、決定は、これらに限らなくてもよい。
さらに、UEは、このようなマッピングを行う場合において、マッピングの有効期間(マッピングを維持する期間)を設定しても良い。マッピングの有効期間は、タイマーを使用して良い。マッピングの有効期間を設定する場合、UEはマッピングを行うのと同時に、タイマーを開始する(例えば、カウントダウンする)ことができる。また、UEは、タイマーが満了した場合には、このマッピングを消去することができる。また、UEは、タイマーが満了する前に、5GSからEPSへのUEのハンドオーバーに成功した旨の通知を送受信した場合、例えばSベアラ修正要求メッセージを送受信した後、このマッピングを消去することができる。また、上記以外の場合、UEは、このマッピングを維持することができる。尚、UEは、このマッピングを行う際に、取得された識別情報で示される有効期間を許可しない場合には、マッピングを行わなくてもよい。また、UEは、このマッピングを行う際に、取得された識別情報で示される有効期間を許可する場合、タイマーの値を、識別情報で示される値に設定することができる。
以上のように設定することで、PDNコネクションを、PDUセッションにマッピングすることができ、またこのマッピングの有効期限を設定する事ができる。ここで、PDNコネクションとPDUセッションとのマッピングの実現方法は、既存のPDUセッションにPDNコネクションをマッピングする方法でもよいし、PDNコネクションをマッピングするためのPDUセッションを新たに確立し、確立したPDUセッションにPDNコネクションをマッピングする方法でもよい。
例えば、UEは、登録手続きにおいて、既存のPDUセッションにPDNコネクションをマッピングしてもよい。さらに、UEは、登録手続きにおいて、PDNコネクションをマッピングするためのPDUセッションを新たに確立し、確立したPDUセッションにPDNコネクションをマッピングしてもよい。
また、UEは、登録手続きにおいてはPDUセッションを確立せず、PDUセッション確立手続きにおいて、PDNコネクションをマッピングするためのPDUセッションを確立し、確立したPDUセッションにPDNコネクションをマッピングしてもよい。
さらに、UEは、登録手続きにおいては特定のPDNコネクションをマッピングするためのPDUセッションを確立せず、PDUセッション確立手続きにおいて、特定のPDNコネクションをマッピングするためのPDUセッションを確立し、確立したPDUセッションにPDNコネクションをマッピングしてもよい。より詳細には、UEは、登録手続きにおいて、識別情報の送受信を行い、送受信した識別情報に基づいて、PDUセッション確立手続きにおいて、特定のPDNコネクションをマッピングするためのPDUセッションを確立してもよい。この場合、UEは、登録手続きにおいて、通常のPDUセッションを確立してもよい。
尚、特定のPDNコネクションは、CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションであってもよいし、control plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションであってもよい。さらに、特定のPDNコネクションは、user plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションであってもよいし、Header compression for control plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクションであってもよい。さらに、特定のPDNコネクションは、control plane CIoT EPS optimizationのみが利用可能なPDNコネクションであってもよい。
さらに、UEは、PDNコネクションをマッピングするためのPDUセッションを確立する場合、PDUセッション確立手続きにおいて送受信されるPDUセッション確立要求メッセージに含める要求タイプを既存のPDUセッションに設定してもよいし、前記PDNコネクションに対応づけられたPDNコネクションIDをPDUセッション確立要求メッセージに含めてもよい。
また、特定のPDNコネクションが、control plane CIoT EPS optimizationに対応づけられたPDNコネクション、及び/又はcontrol plane CIoT EPS optimizationのみが利用可能なPDNコネクションである場合、IPアドレスは維持されなくてもよい。この場合、UEは、PDUセッション確立要求メッセージに含める要求タイプを既存のPDUセッションに設定しなくてもよいし、前記PDNコネクションに対応づけられたPDNコネクションIDをPDUセッション確立要求メッセージに含めなくてもよい。
上記によって、PDNコネクションとPDUセッションとはマッピングされてよい。尚、PDNコネクションとPDUセッションとのマッピングの実現方法はこれらに限らなくてよい。
上記によって、UEは、EPSから5GSへのハンドオーバーを実現してもよい。尚、各装置は、EPSから5GSへのUEのハンドオーバーにおいて、前述したUEの挙動と同様の挙動を行ってもよい。例えば、各装置は、EPSから5GSへのUEのハンドオーバーにおいて、UEと同様に、PDNコネクションとPDUセッションとのマッピングを行ってもよい。
[6. 変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する事によって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いる事も可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1 移動通信システム
5 PDN_A
6 DN_A
10 UE_A
30 PGW-U
32 PGW-C
35 SGW
40 MME
45 eNB
50 HSS
60 PCRF
80 アクセスネットワーク_A(E-UTRAN)
90 コアネットワーク_A
120 アクセスネットワーク_B(5G AN)
122 gNB
130 UPF
132 SMF
140 AMF
150 UDM
160 PCF
190 コアネットワーク_B

Claims (3)

  1. ユーザ装置であって、
    前記ユーザ装置は、制御部と送受信部と記憶部とを備え、
    前記送受信部は、第1のコアネットワークから、情報Aを含む第1の受諾メッセージを受信し、
    前記制御部は、前記第1の受諾メッセージの受信後に、前記第1のコアネットワークとの間で、第1の通信路を確立し、
    前記送受信部は、第2のコアネットワークから、情報Bを含む第2の受諾メッセージを受信し、
    前記制御部は、前記第2の受諾メッセージの受信後に、前記第2のコアネットワークとの間で、第2の通信路を確立し、
    前記情報Aは、ユーザプレーンを介したユーザデータの通信のサポートを示す情報であり、
    前記情報Bは、コントロールプレーンを介したユーザデータの通信のサポートを示す情報であり、
    前記第1の通信路は、前記情報Aが示す通信をサポートした通信路であり、
    前記第2の通信路は、前記情報Bが示す通信をサポートした通信路である
    ことを特徴とするユーザ装置。
  2. 前記第1のコアネットワークがEPC(Evolved Packet Core)であり、さらに、前記第2のコアネットワークが5GC(5G Core Network)である場合、
    前記第1の受諾メッセージは、アタッチ受諾メッセージ、又はトラッキングエリア更新受諾メッセージであり、
    前記第2の受諾メッセージは、登録受諾メッセージであり、
    前記情報Aは、user plane CIoT EPS optimizationのサポートを示す情報であり、
    前記情報Bは、control plane CIoT 5GS optimizationのサポートを示す情報であり、
    前記第1の通信路は、前記user plane CIoT EPS optimizationをサポートしたPDNコネクションであり、
    前記第2の通信路は、前記control plane CIoT 5GS optimizationをサポートしたPDUセッションである
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記第1のコアネットワークが5GC(5G Core Network)であり、さらに、前記第2のコアネットワークがEPC(Evolved Packet Core)である場合、
    前記第1の受諾メッセージは、登録受諾メッセージであり、
    前記第2の受諾メッセージは、アタッチ受諾メッセージ、又はトラッキングエリア更新受諾メッセージであり、
    前記情報Aは、user plane CIoT 5GS optimizationのサポートを示す情報であり、
    前記情報Bは、control plane CIoT EPS optimizationのサポートを示す情報であり、
    前記第1の通信路は、前記user plane CIoT 5GS optimizationをサポートしたPDUセッションであり、
    前記第2の通信路は、前記control plane CIoT EPS optimizationをサポートしたPDNコネクションである
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
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