JP5421740B2 - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置および無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5421740B2
JP5421740B2 JP2009264134A JP2009264134A JP5421740B2 JP 5421740 B2 JP5421740 B2 JP 5421740B2 JP 2009264134 A JP2009264134 A JP 2009264134A JP 2009264134 A JP2009264134 A JP 2009264134A JP 5421740 B2 JP5421740 B2 JP 5421740B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
communication system
rat
radio
user data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009264134A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011109530A (ja
JP2011109530A5 (ja
Inventor
曉 山田
幸彦 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2009264134A priority Critical patent/JP5421740B2/ja
Publication of JP2011109530A publication Critical patent/JP2011109530A/ja
Publication of JP2011109530A5 publication Critical patent/JP2011109530A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5421740B2 publication Critical patent/JP5421740B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、複数の無線通信システムを利用して無線通信を行う無線通信装置および無線通信方法に関する。
近年、様々な通信方式による無線通信システムのサービスが提供されている。例えば、標準化団体である3GPP(Third Generation Partnership Project)では、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、HSPA(High Speed Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)等が規定されている。また、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802委員会では、無線LAN(Wi-Fi(登録商標):Wireless Fidelity)や無線MAN(WiMAX: Worldwide Interoperability for Microwave Access)等が規定されている。さらに、次世代PHS方式であるXGP(eXtended Global Platform)サービスも開始されている。
各通信方式は、周波数帯域、ピークデータレート、伝送距離等について異なる特徴を有している。例えば、W−CDMAでは、最大伝送速度が無線LANに比べて低いものの、数倍のカバレッジエリアを確保することが可能である。従来、このような異なる通信方式の複数の無線通信システムと通信可能な無線通信装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2005−101820号公報
ところで、一般に60GHz帯等の高周波数帯では、幅広い周波数スペクトラムによるユーザデータ(以下、U−Planeデータ)の高速伝送が可能だが、直進性の高い伝送特性によりカバレッジエリアの安定した確保は困難となる。一方、携帯電話等で利用される周波数帯では、反射波による見通し外通信により、高速移動時に制御データ(以下、C−Planeデータ)の安定した通信が可能だが、空き周波数帯の問題からU−Planeデータへの割当可能な周波数帯が限定される。
上記した複数の無線通信システムと通信可能な無線通信装置においては、C−Planeデータによって各通信システムの基地局装置との接続制御が行われるため、C−Planeデータの通信には安定かつ十分な広さのカバレッジが必要となる。しかしながら、上記の無線端末装置は、異なる通信方式の複数の無線通信システムを切り替えて通信するため、無線通信システムによってはC−Planeデータの通信の信頼性を得ることができない可能性があった。
また、上記の無線通信装置においては、高速移動時やバースト的なトラヒック変動時等に、特定の無線通信システムでの通信時間が極端に短くなる場合がある。例えば、HSPAシステム内に無線LANシステムが構築されている場合、無線LANシステムのカバレッジが限定的なため、無線通信装置による無線LANシステムの通過時に無線LANシステムでの通信時間が短くなる。このとき、短時間でHSPAシステムと無線LANシステムとの間で切り換えが必要となり、無線通信装置を高速なハンドオーバに対応させることが困難となっていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、信頼性の高い無線通信システムを構築することができると共に、システム間のハンドオーバを高速に実現することができる無線通信装置および無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線通信装置は、ユーザデータの伝送処理を行うユーザデータ通信部と、シグナリング制御用の制御データの伝送処理を行う制御データ通信部と、制御チャネルが確立された無線基地局装置から通知された情報に基づいて前記ユーザデータを伝送する無線通信システムを決定する通信システム決定部とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ユーザデータを伝送する無線通信システムと制御データを伝送する無線通信システムとが独立して決定されるため、異なる無線通信システムでユーザデータおよび制御データを伝送することができる。したがって、ユーザデータおよび制御データの伝送に適した無線通信システムを選択することにより、信頼性の高い無線通信システムを構築することができる。特に、制御データを伝送する無線通信システムを固定して安定かつ十分な広さのカバレッジを確保することで、制御データの伝送処理の信頼性を得ることができる。また、制御データを伝送する無線通信システムを固定することで、システム間のハンドオーバを高速に実現することができる。
本発明によれば、信頼性の高い無線通信システムを構築することができると共に、システム間のハンドオーバを高速に実現することができる。
本発明に係る無線通信装置の実施の形態を示す図であり、無線通信装置が属するシステム構成の概要の説明図である。 本発明に係る無線通信装置の実施の形態を示す図であり、無線通信装置の機能ブロック図である。 本発明に係る無線通信装置の実施の形態を示す図であり、無線通信装置による接続処理のシーケンス図である。 本発明に係る無線通信装置の実施の形態を示す図であり、無線通信装置の移動に伴うC−PlaneデータおよびU−Planeデータの伝送先の遷移図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、本発明に係る無線通信装置を携帯電話に適用した例について説明するが、この構成に限定されるものではない。本発明に係る無線通信装置は、複数の通信システムで通信可能な装置であればどのような装置でもよく、例えば、デスクトップPC、ノートPC、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯用ゲーム機等に適用することも可能である。
最初に、無線通信装置の詳細を説明する前に、無線通信装置が属するシステム構成の概要の一例について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信装置が属するシステム構成の概要の説明図である。なお、図1に示すシステム構成は、あくまで例示であって、この構成に限定されるものではない。複数の無線通信システムを含む構成であれば、どのようなシステム構成でもよい。
図1に示すように、無線通信システムRAT_A、RAT_B、RAT_Cにより、複数の無線ベアラが同一エリアにてサービスを実施している。無線通信システムRAT_A、RAT_B、RAT_Cは、それぞれ無線基地局装置102A、102B、102C、図示しない無線ネットワーク制御装置(RNC: Radio Network Controller)、加入者交換機等を有している。無線通信システムRAT_A、RAT_Bは、コアネットワーク103を介してインターネット105に接続される。また、無線通信システムRAT_Cは、ISP(Internet Services Provider)104を介してインターネット105に接続される。
無線基地局装置102A、102B、102Cは、それぞれサービスエリア106A、106B、106Cをカバーしており、エリア内の無線通信装置101と通信可能に構成されている。サービスエリア106Aは、サービスエリア106B、106Cの一部と重なっている。この複数のサービスエリア106A、106B、106Cが重なった重複エリア107、108においては、無線通信装置101が在圏エリアのいずれの無線基地局装置102とも通信可能に構成される。また、無線基地局装置102A、102B、102Cは、それぞれ対応する無線通信システムRAT_A、RAT_B、RAT_Cへの接続に必要なシステム情報等を有し、このシステム情報等をインターネット105やコアネットワーク103を介して定期的に交換している。
無線通信装置101は、数種類(ここでは、無線通信システムRAT_A、RAT_B、RAT_C用)の無線インターフェースを有している。また、無線通信装置101は、数種類の無線インターフェースを使い分けて、異なる無線通信システムRATでU−PlaneデータおよびC−Planeデータを独立して伝送する。例えば、無線通信装置101が重複エリア107にある場合、制御チャネルで無線基地局装置102AにC−Planeデータを伝送し、ユーザチャネルで無線基地局装置102BにU−Planeデータを伝送する。
このように、無線通信装置101は、U−Planeデータの伝送に適した無線通信システムRATとC−Planeデータの伝送に適した無線通信システムRATとを独立して決定する。以下の説明では、C−Planeデータを伝送する無線通信システムRATを、安定かつ十分な広さのカバレッジを有する規定の無線通信システムRAT_Aに固定的に決定した例について説明する。したがって、本実施の形態においては、U−Planeデータを伝送する無線通信システムだけが切り替えられる。なお、固定的に決定とは、後述する選択部206の選択によって単一の無線通信システムRATを決定する内容に限らず、初期設定として単一の無線通信システムRATが設定される内容を含むものである。
また、C−Planeデータの伝送に無線通信システムRAT_Aが固定的に決定される場合、無線基地局装置102Aに対して無線基地局装置102B、102Cから無線基地局装置102B、102Cに接続するためのシステム情報が通知される。このシステム構成においては、無線通信装置101と無線基地局装置102Aとの間で制御チャネルが確立された後に、無線通信装置101に対して無線基地局装置102Aから無線基地局装置102B、102Cのシステム情報が通知される。そして、無線基地局装置102Aから通知されたシステム情報に基づいて、無線通信装置101と無線基地局装置102B、102Cとの間でデータチャネルが確立される。
図2を参照して、無線通信装置の機能構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る無線通信装置の機能ブロック図である。
図2に示すように、無線通信装置101は、RAT_A接続部201と、RAT_B接続部202と、RAT_C接続部203と、制御データ通信部としてのC−Plane通信部204と、ユーザデータ通信部としてのU−Plane通信部205と、通信システム決定部としての選択部206とを備えている。また、無線通信装置101には、図示しない各種キー、カメラ等のユーザインターフェースや、マイク、レシーバー等の通話インターフェースや、ディスプレイ等の表示部が搭載されている。
RAT_A接続部201、RAT_B接続部202、RAT_C接続部203は、それぞれ対応する無線通信システムRAT_A、RAT_B、RAT_C用の接続インターフェースとして機能する。また、RAT_A接続部201、RAT_B接続部202、RAT_C接続部203は、それぞれ対応する無線通信システムRAT_A、RAT_B、RAT_Cの上りリンクおよび下りリンクの状態情報を受信する。リンクの状態情報は、無線通信装置101と無線通信システムRATとの無線リンク状態の確認等に用いられるものであり、チャネル品質情報、ユーザ体感品質(QoE: Quality of Experience)情報、QoS(Quality of Service)情報の少なくともいずれかを含んで構成される。無線通信装置101は、無線リンク状態の確認により、在圏しているサービスエリア106を確認する。
チャネル品質情報は、無線チャネルの品質を示すものであればどのような情報でもよく、例えば、CQI(Channel Quality Indicator)、SINR(Signal to Interference and Noise power Ratio)、SNR(Signal to Noise Ratio)、RSSI(Receive Signal Strength Indication)等である。ユーザ体感品質情報は、無線通信装置101の体感品質を示すものであればどのような情報でもよく、例えば、R値、PESQ(Perceptual Evaluation of Speech Quality)、SNR、PSSI等の客観評価指標に基づくものである。QoS情報は、サービス品質を示すものであればどのような情報でもよく、例えば、パケットロス、ジッタ、BER(Bit Error Ratio)等である。
C−Plane通信部204は、シグナリング制御用のC−Planeデータを生成すると共に、生成したC−Planeデータの伝送処理を制御する。また、C−Plane通信部204は、RAT_A接続部201に接続されており、RAT_A接続部201を介して無線通信システムRAT_AにC−Planeデータを伝送する。さらに、C−Plane通信部204は、選択部206に接続されており、制御チャネルにより無線通信システムRAT_Aやコアネットワーク103等から取得した選択情報を選択部206に出力する。
選択情報は、U−Planeデータを伝送する無線通信システムの選択に用いられるものであり、選択先の無線通信システムRATの識別情報、選択先の無線基地局装置102の識別情報、選択先の無線通信システムRATを切り替るまでの切替時間、選択先の無線通信システムRATの使用可能時間、選択先の無線通信システムRATのパラメタの少なくともいずれかを含んで構成される。無線通信システムRATの識別情報は、無線通信システムRATを識別可能であればどのような情報でもよく、例えば、システム名称や識別ID等である。無線基地局装置102の識別情報は、無線基地局装置102を識別可能であればどのような情報でもよく、例えば、セルID、セクタID等である。
切替時間については、U−Planeデータの切替に伴う通信の瞬断を低減するために、できるだけ小さい値となるものを選択することが望ましい。また、使用可能時間は、無線通信システムRATの切替に伴うU−Planeデータの切替頻度を低減させるため、長期間使用が可能となる無線通信システムRATを選択することが望ましい。無線通信システムRATのパラメタは、選択先の無線通信システムRATとの接続に用いられる情報であり、例えば、周波数チャネル、暗号化鍵、帯域幅・QoS関連情報である。
U−Plane通信部205は、U−Planeデータを生成すると共に、生成したU−Planeデータの伝送処理を制御する。また、U−Plane通信部205は、RAT_A接続部201、RAT_B接続部202、RAT_C接続部203に接続されており、選択部206によって選択された接続部を介して無線通信システムRATにU−Planeデータを伝送する。
選択部206は、C−Plane通信部204から入力された選択情報に基づいて、U−Planeデータを伝送する無線通信システムRATを選択(決定)する。選択された無線通信システムRATは、U−Plane通信部205によるU−Planeデータの伝送に使用される。なお、本実施の形態において、選択部206は、選択情報に基づいてU−Planeデータを伝送する無線通信システムRATを選択する構成としたが、この構成に限定されるものではない。選択部206は、U−Planeデータを伝送する無線通信システムRATを選択可能な構成であれば、どのような構成であってもよい。
例えば、選択部206は、上記したチャネル品質情報、ユーザ体感品質情報、QoS情報のいずれかを含む下りリンクの状態情報に基づいてU−Planeデータ用の無線通信システムRATを選択するようにしてもよい。この場合、選択部206は、RAT_A接続部201、RAT_B接続部202、RAT_C接続部203から、それぞれ対応する無線通信システムRAT_A、RAT_B、RAT_Cの下りリンクの状態情報を取得する。そして、選択部206は、取得した各無線通信システムRAT_A、RAT_B、RAT_Cの下りリンクの状態情報を比較して、U−Planeデータの伝送に最適な無線通信システムRATを選択する。
また、選択部206は、上りリンクの状態情報に基づいてU−Planeデータ用の無線通信システムRATを選択してもよい。さらに、選択部206は、下りリンクおよび上りリンクの状態情報に基づいてU−Planeデータ用の無線通信システムRATを選択する構成としてもよい。
また、選択部206は、無線通信システムRATのトラフィックの状態情報に基づいてU−Planeデータ用の無線通信システムRATを選択するようにしてもよい。この場合、RAT_A接続部201、RAT_B接続部202、RAT_C接続部203は、閾値以上のトラフィック量や、制御チャネルで伝送されるMIB(Management Information Base)やSIB(System Information Block)等の制御情報に基づいて、それぞれ対応する無線通信システムRAT_A、RAT_B、RAT_Cの輻輳状態を監視する。例えば、無線通信装置101が重複エリア107にある場合、RAT_B接続部202により無線通信システムRAT_Bが輻輳状態と判断されると、選択部206が無線通信システムRAT_AをU−Planeデータ用の無線通信システムRATに選択する。
また、本実施の形態においては、C−Planeデータを伝送する無線通信システムRATを固定する例について説明したが、C−Planeデータを伝送する無線通信システムRATを切り替える構成としてもよい。この場合、C−Planeデータを伝送する無線通信システムRATは、選択情報、上りリンクまたは下りンクのチャネルの状態情報、トラフィックの状態情報等に基づいて切り替えられる構成としてもよい。
なお、無線通信装置101は、リンクの状態情報やトラフィックの状態情報を、無線通信システムRATやコアネットワーク103等からの指示に基づいて取得する構成としてもよいし、自律的に判断して取得するようにしてもよい。
なお、上記した無線通信装置101の各部は、装置内に組み込まれたCPU(Central Processing Unit)がROM(Read Only Memory)内の各種プログラムに従ってRAM(Random Access Memory)内のデータを演算し、無線通信システムRAT_A、RAT_B、RAT_Cおよびコアネットワーク103等を構成する各装置と協働して処理が実行される。
ここで、図3を参照して、無線通信装置による接続処理のシーケンスについて説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る無線通信装置による接続処理のシーケンス図である。
なお、ここでは一例として、C−Planeデータの伝送に無線通信システムRAT_Aを固定的に使用し、無線通信装置101が重複エリア107から重複エリア108に高速移動される例について説明する。
図3に示すように、無線通信装置101は、C−Planeデータの伝送に用いられる無線基地局装置102Aに対して無線リソースの接続要求を送信し(ステップS01)、無線基地局装置102Aから無線リソース設定要求を受信する(ステップS02)。そして、無線通信装置101は、無線リソース設定要求に応じて無線リソースを設定し、無線通信システムRAT_Aに対する制御チャネルを確立する。無線通信装置101は、制御チャネルが確立されると、無線基地局装置102Aに対して無線リソース設定応答を送信する(ステップS03)。
次に、無線通信装置101は、U−Planeデータの伝送に用いられる無線通信システムRATの上りリンクまたは下りリンクの無線リンク状態を確認する(ステップS04)。この無線リンク状態は、上記したように、チャネル品質情報、ユーザ体感品質情報、QoS情報等のリンクの状態情報により判断される。次に、無線通信装置101は、無線リンク状態の確認により重複エリア107にあることが確認されると、無線通信システムRAT_A、RAT_BからU−Planeデータの伝送に用いられる無線通信システムRATが選択される(ステップS05)。ここでは、U−Planeデータの伝送に用いられる無線通信システムRATとして、無線通信システムRAT_Bが選択されたものとする。
U−Planeデータの伝送用の無線通信システムRATは、制御チャネルを介して無線通信システムRAT_Aやコアネットワーク103等から取得した選択情報に基づいて選択される。なお、U−Planeデータの伝送用の無線通信システムRATは、上記したように、無線通信システムRATの上りリンクおよび下りリンクの状態情報や無線通信システムRATのトラフィックの状態情報に基づいて選択されてもよい。
次に、無線通信装置101は、無線通信システムRAT_Bの無線基地局装置102Bに接続するための無線ベアラ接続要求を無線基地局装置102Aに送信する(ステップS06)。無線基地局装置102Aは、無線通信システムRAT_Bへの接続に必要なシステム情報(システム名称、周波数チャネル、変調方式、セルID、暗号化鍵等)を含む無線ベアラ設定要求を、制御チャネルを介して無線通信装置101に送信する(ステップS07)。無線通信装置101は、無線ベアラ設定要求にて指定されたシステム情報に基づいて、無線通信システムRAT_Bに対するユーザチャネルを確立する。無線通信装置101は、ユーザチャネルが確立されると、無線基地局装置102Aに対して無線ベアラ設定応答を送信する(ステップS08)。
このようにして、無線通信装置101は、重複エリア107にある場合に、C−Planeデータを無線通信システムRAT_Aで伝送すると共に、U−Planeデータを無線通信システムRAT_Bで伝送する。
続いて、無線通信装置101が重複エリア107から離れると、無線通信装置101は、U−Planeデータの伝送に用いられる無線通信システムRATの上りリンクまたは下りリンクの無線リンク状態を確認する(ステップS09)。次に、無線通信装置101は、無線リンク状態の確認により重複エリア108にあることが確認されると、無線通信システムRAT_A、RAT_CからU−Planeデータの伝送に用いられる無線通信システムRATが選択される(ステップS10)。ここでは、U−Planeデータの伝送に用いられる無線通信システムRATとして、無線通信システムRAT_Cが選択されたものとする。
次に、無線通信装置101は、無線通信システムRAT_Cの無線基地局装置102Cに接続するための無線ベアラ接続要求を無線基地局装置102Aに送信する(ステップS11)。無線基地局装置102Aは、無線通信システムRAT_Cへの接続に必要なシステム情報(システム名称、周波数チャネル、変調方式、セルID、暗号化鍵等)を含む無線ベアラ設定要求を、制御チャネルを介して無線通信装置101に送信する(ステップS12)。無線通信装置101は、無線ベアラ設定要求にて指定されたシステム情報に基づいて、無線通信システムRAT_Cに対するユーザチャネルを確立する。無線通信装置101は、ユーザチャネルが確立されると、無線基地局装置102Aに対して無線ベアラ設定応答を送信する(ステップS13)。
このようにして、無線通信装置101は、重複エリア108にある場合に、C−Planeデータを無線通信システムRAT_Aで伝送すると共に、U−Planeデータを無線通信システムRAT_Cで伝送する。
次に、図4を参照して、無線通信装置の移動に伴うC−PlaneデータおよびU−Planeデータの伝送先の遷移について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る無線通信装置の移動に伴うC−PlaneデータおよびU−Planeデータの伝送先の遷移図である。なお、図4においては、実線がC−Planeデータ、破線がU−Planeデータをそれぞれ示している。
図4に示すように、無線通信装置101が重複エリア107、108から外れたサービスエリア106Aにある場合には、C−PlaneデータおよびU−Planeデータが無線通信システムRAT_Aで伝送される。無線通信装置101が重複エリア107に移動すると、C−Planeデータが継続して無線通信システムRAT_Aで伝送され、U−Planeデータが無線通信システムRAT_Bで伝送される。
無線通信装置101が重複エリア107から重複エリア108に移動すると、C−Planeデータが継続して無線通信システムRAT_Aで伝送され、U−Planeデータが無線通信システムRAT_Cで伝送される。このように、重複エリア107、108においては、C−PlaneデータおよびU−Planeデータの伝送に適した無線通信システムRATが独立して決定されるため、無線通信装置101の通信の信頼性を確保することができる。また、C−Planeデータが無線通信システムRAT_Aで固定的に継続して伝送されるため、無線通信システムRAT_B、RAT_C間のハンドオーバが高速に実現される。
なお、図4の例では、U−Planeデータを伝送する無線通信システムが、無線通信システムRAT_B、RAT_C間で直に切り替わる構成を示したが、無線通信システムRAT_Aを間に挟んで無線通信システムRAT_B、RAT_C間で切り替わる構成としてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信装置101によれば、U−Planeデータを伝送する無線通信システムRATとC−Planeデータを伝送する無線通信システムRATとを独立して伝送することが可能となる。したがって、U−PlaneデータおよびC−Planeデータの伝送に適した無線通信システムRATを選択することにより、信頼性の高い無線通信システムRATを構築することが可能となる。特に、C−Planeデータを伝送する無線通信システムRATを固定して安定かつ十分な広さのカバレッジを確保することで、C−Planeデータの伝送処理の信頼性を得ることができ、システム間のハンドオーバを高速に実現することが可能となる。
なお、上記した実施の形態においては、U−Planeデータの伝送に用いられる無線通信システムとして、C−Planeデータの伝送に用いられる無線通信システムと異なる無線通信システムが選択される一例を説明したが、この内容に限定されるものではない。U−Planeデータの伝送に用いられる無線通信システムとして、C−Planeデータの伝送に用いられる無線通信システムと同一の無線通信システムが選択されてもよい。この場合、U−PlaneデータおよびC−Planeデータは、同一の周波数帯域で伝送されてもよいし、異なる周波数帯域で伝送されてもよい。
また、上記した実施の形態においては、無線通信装置が特定の通信方式の無線通信システムに適用される構成に限定されず、如何なる通信方式の無線通信システムに適用されてもよい。例えば、無線通信装置は、W−CDMA方式、HSPA方式、LTE方式、LTE−Advanced方式、無線LAN方式、無線MAN方式、XGP方式等の通信方式の無線通信システムに適用されてもよい。
また、上記した実施の形態においては、選択情報が無線通信システムの識別情報、無線基地局装置の識別情報、無線通信システムを切り替るまでの切替時間、無線通信システムの使用可能時間、無線通信システムのパラメタの少なくともいずれかを含む構成としたが、この構成に限定されるものではない。選択情報は、無線通信システムの選択に用いられる情報であれば、どのような情報でもよい。
また、上記した実施の形態においては、リンクの状態情報がチャネル品質情報、ユーザ体感品質情報、QoS情報の少なくともいずれかを含む構成としたが、この構成に限定されるものではない。リンクの状態情報は、無線通信装置と無線通信システムとの無線リンク状態を確認可能な情報であれば、どのような情報でもよい。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上説明したように、本発明は、信頼性の高い無線通信システムを構築することができると共に、システム間のハンドオーバを高速に実現することができるという効果を有し、特に複数の無線通信システムを利用して無線通信を行う無線通信装置および無線通信方法に有用である。
101 無線通信装置
102A、102B、102C 無線基地局装置
103 コアネットワーク
104 ISP
105 インターネット
106A、106B、106C サービスエリア
107、108 重複エリア
201 RAT_A接続部
202 RAT_B接続部
203 RAT_C接続部
204 C−Plane通信部(制御データ通信部)
205 U−Plane通信部(ユーザデータ通信部)
206 選択部(通信システム決定部)

Claims (12)

  1. ユーザデータの伝送処理を行うユーザデータ通信部と、
    シグナリング制御用の制御データの伝送処理を行う制御データ通信部と、
    制御チャネルが確立された無線基地局装置から通知された情報に基づいて前記ユーザデータを伝送する無線通信システムを決定する通信システム決定部とを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記情報は、前記ユーザデータを伝送する無線通信システムの識別情報、当該無線通信システムの無線基地局装置の識別情報、当該無線通信システムを切り替えるまでの切替時間、当該無線通信システムの使用可能時間、当該無線通信システムのパラメタの少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. ユーザデータの伝送処理を行うユーザデータ通信部と、
    シグナリング制御用の制御データの伝送処理を行う制御データ通信部と、
    複数の無線通信システムと無線通信装置との間のリンクの状態に基づいて前記ユーザデータを伝送する無線通信システムを決定する通信システム決定部とを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  4. 前記通信システム決定部は、自律的に前記複数の無線通信システムとの間のリンクの状態を取得して、前記ユーザデータを伝送する無線通信システムを決定することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記リンクの状態は、下りリンクのチャネル品質情報、下りリンクのユーザ体感品質情報、下りリンクのQoS情報の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記リンクの状態は、上りリンクのチャネル品質情報、上りリンクのユーザ体感品質情報、上りリンクのQoS情報の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の無線通信装置。
  7. ユーザデータの伝送処理を行うユーザデータ通信部と、
    シグナリング制御用の制御データの伝送処理を行う制御データ通信部と、
    前記ユーザデータを伝送する無線通信システムのトラフィックの状態に基づいて前記ユーザデータを伝送する無線通信システムを決定する通信システム決定部とを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  8. 前記通信システム決定部は、自律的に前記ユーザデータを伝送する無線通信システムのトラフィックの状態を取得して、前記ユーザデータを伝送する無線通信システムを決定することを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 制御チャネルが確立された無線基地局装置から通知された情報に基づいて複数の無線通信システムから前記ユーザデータを伝送する無線通信システムを決定するステップと、
    ユーザデータの伝送用に決定された無線通信システムに対してユーザデータを伝送するステップとを有することを特徴とする無線通信方法。
  10. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の無線通信装置を備えた無線通信システムであって、
    前記ユーザデータを伝送する周波数帯域と前記制御データを伝送する周波数帯域とが異なることを特徴とする無線通信システム。
  11. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の無線通信装置を備えた無線通信システムであって、
    前記ユーザデータを伝送する無線通信システムの通信方式と前記制御データを伝送する無線通信システムの通信方式とが異なることを特徴とする無線通信システム。
  12. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の無線通信装置を備えた無線通信システムであって、
    前記制御データを伝送する無線通信システムは十分な広さのカバレッジを有することを特徴とする無線通信システム。
JP2009264134A 2009-11-19 2009-11-19 無線通信装置および無線通信方法 Active JP5421740B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009264134A JP5421740B2 (ja) 2009-11-19 2009-11-19 無線通信装置および無線通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009264134A JP5421740B2 (ja) 2009-11-19 2009-11-19 無線通信装置および無線通信方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011109530A JP2011109530A (ja) 2011-06-02
JP2011109530A5 JP2011109530A5 (ja) 2012-10-18
JP5421740B2 true JP5421740B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=44232510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009264134A Active JP5421740B2 (ja) 2009-11-19 2009-11-19 無線通信装置および無線通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5421740B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5919022B2 (ja) * 2012-02-15 2016-05-18 株式会社フジタ 遠隔操作システム
JP2019125846A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 シャープ株式会社 ユーザ装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4254729B2 (ja) * 2005-03-16 2009-04-15 日本電気株式会社 移動通信システム及びその通信制御方法並びにそれに用いる移動局及びプログラム
US9042338B2 (en) * 2007-07-09 2015-05-26 Intel Mobile Communications GmbH Communication device and method for transmitting data
US20110007651A1 (en) * 2008-03-04 2011-01-13 Mikio Kataoka Network system and monitoring node

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011109530A (ja) 2011-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112312503B (zh) 具有lte-wlan聚合的网络选择及数据聚合
Pierucci The quality of experience perspective toward 5G technology
JP4720977B2 (ja) 基地局制御装置、移動体通信システム、および近隣セルリストフィルタリング方法
CN111837421B (zh) 在无线通信系统中用于切换无线接入技术的装置和方法
EP3108691B1 (en) Traffic steering in a wlan based on transmit power control
RU2683483C2 (ru) Система управления беспроводными ресурсами, беспроводная базовая станция, устройство ретрансляции, способ управления беспроводными ресурсами и программа
EP3166368A1 (en) Network access method and apparatus
CN106688271B (zh) 用于无线接入技术之间切换的系统和方法
EP3648505B1 (en) Device and method for load distribution of base station in wireless communication system
US20130155903A1 (en) System and Method of Radio Bearer Management for Multiple Point Transmission
US8983473B2 (en) Radio base station and handover control method in a multi-system environment
US9596638B2 (en) Apparatus, systems and methods for improved link quality evaluation of mobile cellular systems
WO2014180328A1 (zh) 中继通信方法、装置及系统
US20150230165A1 (en) Communication apparatus, communication method, non-transitory computer readable medium, and distribution server
US9307474B1 (en) Frequency band selection in a wireless communication system
CN106550400B (zh) 干扰管理方法及使用该方法的流量卸载方法和装置
CN113271561B (zh) 通信方式的确定方法、装置及存储介质
US20140349650A1 (en) Temporarily Serving a User Equipment by a Second Cell
US9287911B1 (en) Mitigating signal interference
JP5421740B2 (ja) 無線通信装置および無線通信方法
US9973257B1 (en) RF slave repeater management
EP2509385A1 (en) Wireless communication system, user terminal, base station, and communication method
WO2017154486A1 (ja) 通信装置
CN114390634A (zh) 一种中继终端的选择方法、终端及存储介质
CN113873454A (zh) 一种通信方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5421740

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250