図面を参照しながら、本発明を実施する為の最良の形態について、説明する。
[1. システムの概要]
まず、図1は、各実施形態で使用される移動通信システム1の概略を説明する為の図であり、図2は、その移動通信システム1の詳細構成を説明する為の図である。
図1には、移動通信システム1は、UE_A10、アクセスネットワーク_A80、コアネットワーク_A90、PDN(Packet Data Network)_A5、アクセスネットワーク_B120、コアネットワーク_B190、DN(Data Network)_A6により構成されることが記載されている。
以下では、これらの装置・機能について、UE、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DN等のように、記号を省略して記載する場合がある。
また、図2には、UE_A10、E-UTRAN80、MME40、SGW35、PGW-U30、PGW-C32、PCRF60、HSS50、5G AN120、AMF140、UPF130、SMF132、PCF160、UDM150等の装置・機能、及びこれらの装置・機能を互いに接続するインターフェースが記載されている。
以下では、これらの装置・機能について、UE、E-UTRAN、MME、SGW、PGW-U、PGW-C、PCRF、HSS、5G AN、AMF、UPF、SMF、PCF、UDM等のように、記号を省略して記載する場合がある。
尚、4GシステムであるEPS(Evolved Packet System)は、アクセスネットワーク_A及びコアネットワーク_Aを含んで構成されるが、さらにUE及び/又はPDNが含まれても良い。また、5Gシステムである5GS(5G System)は、UE、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを含んで構成されるが、さらにDNが含まれても良い。
UEは、3GPPアクセス(3GPPアクセスネットワーク、3GPP ANとも称する)及び/又はnon-3GPPアクセス(non-3GPPアクセスネットワーク、non-3GPP ANとも称する)を介して、ネットワークサービスに対して接続可能な装置である。UEは、携帯電話やスマートフォン等の無線通信が可能な端末装置であってよく、EPSにも5GSにも接続可能な端末装置であってよい。UEは、UICC(Universal Integrated Circuit Card)やeUICC(Embedded UICC)を備えてもよい。尚、UEのことをユーザ装置と表現してもよいし、端末装置と表現してもよい。
また、アクセスネットワーク_Aは、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)及び/又は無線LANアクセスネットワークに対応する。E-UTRANには、1以上のeNB(evolved Node B)45が配置される。尚、以下では、eNB45は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。また、複数のeNBがある場合は、各eNBは、例えばX2インターフェースにより、互いに接続されている。また、無線LANアクセスネットワークには、1以上のアクセスポイントが配置される。
また、アクセスネットワーク_Bは、5Gアクセスネットワーク(5G AN)に対応する。5G ANは、NG-RAN(NG Radio Access Network)及び/又はnon-3GPP アクセスネットワークで構成される。NG-RANには、1以上のgNB(NR NodeB)122が配置される。尚、以下では、gNB122は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。gNBは、NR(New Radio)ユーザプレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、5GCに対してNGインターフェース(N2インターフェース又はN3インターフェースを含む)を介して接続するノードである。すなわち、gNBは、5GSのために新たに設計された基地局装置であり、4GシステムであるEPSで使用されていた基地局装置(eNB)とは異なる機能を有する。また、複数のgNBがある場合は、各gNBは、例えばXnインターフェースにより、互いに接続している。
また、以下では、E-UTRANやNG-RANは、3GPPアクセスと称することがある。また、無線LANアクセスネットワークやnon-3GPP ANは、non-3GPPアクセスと称することがある。また、アクセスネットワーク_Bに配置されるノードを、まとめてNG-RANノードとも称することがある。
また、以下では、アクセスネットワーク_A、及び/又はアクセスネットワーク_B、及び/又はアクセスネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はアクセスネットワーク_Bに含まれる装置は、アクセスネットワーク、又はアクセスネットワーク装置と称する場合がある。
また、コアネットワーク_Aは、EPC(Evolved Packet Core)に対応する。EPCには、例えば、MME(Mobility Management Entity)、SGW(Serving Gateway)、PGW(Packet Data Network Gateway)-U、PGW-C、PCRF(Policy and Charging Rules Function)、HSS(Home Subscriber Server)等が配置される。
また、コアネットワーク_Bは、5GC(5G Core Network)に対応する。5GCには、例えば、AMF(Access and Mobility Management Function)、UPF(User Plane Function)、SMF(Session Management Function)、PCF(Policy Control Function)、UDM(Unified Data Management)等が配置される。ここで、5GCは、5GCN(5G Core Network)と表現されてもよい。
また、以下では、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_B、コアネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はコアネットワーク_Bに含まれる装置は、コアネットワーク、又はコアネットワーク装置と称する場合がある。
コアネットワーク(コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_B)は、アクセスネットワーク(アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_B)と、PDN及び/又はDNとを接続した移動体通信事業者(Mobile Network Operator; MNO)が運用するIP移動通信ネットワークの事であってもよいし、移動通信システム1を運用、管理する移動体通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)等の仮想移動通信事業者や仮想移動体通信サービス提供者の為のコアネットワークでもよい。
また、図1では、PDNとDNが同一である場合が記載されているが、異なっていても良い。PDNは、UEに通信サービスを提供するDN(Data Network)であってよい。尚、DNは、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、PDNは、接続された通信端末を含んでもよい。従って、PDNと接続する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置と接続する事であってもよい。さらに、PDNとの間でユーザデータを送受信する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置とユーザデータを送受信する事であってもよい。尚、PDNのことをDNと表現してもよいし、DNのことをPDNと表現してもよい。
また、以下では、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と呼称する場合がある。つまり、ネットワーク及び/又はネットワーク装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行するということは、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行することを意味する。
また、UEは、アクセスネットワークに接続することができる。また、UEは、アクセスネットワークを介して、コアネットワークと接続する事ができる。さらに、UEは、アクセスネットワーク及びコアネットワークを介して、PDN又はDNに接続する事ができる。すなわち、UEは、PDN又はDNとの間で、ユーザデータを送受信(通信)する事ができる。ユーザデータを送受信する際は、IP(Internet Protocol)通信だけでなく、non-IP通信を用いてもよい。
ここで、IP通信とは、IPを用いたデータ通信の事であり、IPパケットにより、データの送受信が行われる。IPパケットは、IPヘッダとペイロード部で構成される。ペイロード部には、EPSに含まれる装置・機能や、5GSに含まれる装置・機能が送受信するデータが含まれてよい。また、non-IP通信とは、IPを用いないデータ通信の事であり、IPパケットの構造とは異なる形式により、データの送受信が行われる。例えば、non-IP通信は、IPヘッダが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUEが送受信するユーザデータを送受信してもよい。
[2. 各装置の構成]
次に、各実施形態で使用される各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)の構成について、図を用いて説明する。尚、各装置は、物理的なハードウェアとして構成されても良いし、汎用的なハードウェア上に構成された論理的な(仮想的な)ハードウェアとして構成されても良いし、ソフトウェアとして構成されても良い。また、各装置の持つ機能の少なくとも一部(全部を含む)が、物理的なハードウェア、論理的なハードウェア、ソフトウェアとして構成されても良い。
尚、以下で登場する各装置・機能内の各記憶部(記憶部_A340、記憶部_A440、記憶部_B540、記憶部_A640、記憶部_B740)は、例えば、半導体メモリ、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。また、各記憶部は、出荷段階からもともと設定されていた情報だけでなく、自装置・機能以外の装置・機能(例えば、UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDN)との間で、送受信した各種の情報を記憶する事ができる。また、各記憶部は、後述する各種の通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶することができる。また、各記憶部は、これらの情報をUE毎に記憶してもよい。また、各記憶部は、5GSとEPSとの間のインターワークをした場合には、5GS及び/又はEPS内に含まれる装置・機能との間で送受信した制御メッセージやユーザデータを記憶することができる。このとき、N26インターフェースを介して送受信されたものだけでなく、N26インターフェースを介さずに送受信されたものも記憶することができる。
[2.1. UEの装置構成]
まず、UE(User Equipment)の装置構成例について、図3を用いて説明する。UEは、制御部_A300、アンテナ310、送受信部_A320、記憶部_A340で構成されている。制御部_A300、送受信部_A320、記憶部_A340は、バスを介して接続されている。送受信部_A320は、アンテナ310と接続している。
制御部_A300は、UE全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A300は、必要に応じて、記憶部_A340に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UEにおける各種の処理を実現する。
送受信部_A320は、アンテナを介して、アクセスネットワーク内の基地局装置(eNB又はgNB)と無線通信する為の機能部である。すなわち、UEは、送受信部_A320を用いて、アクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、UEは、送受信部_A320を用いることにより、LTE-Uuインターフェースを介して、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、5G AN内の基地局装置(gNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、N1インターフェースを介してAMFとNAS(Non-Access-Stratum)メッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。
記憶部_A340は、UEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.2. gNBの装置構成]
次に、gNBの装置構成例について、図4を用いて説明する。gNB は、制御部_B500、アンテナ510、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540で構成されている。制御部_B500、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540は、バスを介して接続されている。送受信部_B530は、アンテナ510と接続している。
制御部_B500は、gNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B500は、必要に応じて、記憶部_B540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、gNBにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B520は、gNBが、AMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、ネットワーク接続部_B520を用いて、AMF及び/又はUPFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_B530は、アンテナ510を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、送受信部_B530を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5G AN内にあるgNBは、ネットワーク接続部_B520を用いることにより、N2インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができる。また、gNBは、送受信部_B530を用いることにより、UEと通信することができる。
記憶部_B540は、gNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.3. AMFの装置構成]
次に、AMFの装置構成例について、図5を用いて説明する。AMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。AMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
制御部_B700は、AMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、AMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、AMFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFと接続する為の機能部である。すなわち、AMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GC内にあるAMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N2インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N8インターフェースを介して、UDMと通信することができ、N11インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N15インターフェースを介して、PCFと通信することができる。また、AMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N1インターフェースを介して、UEとNASメッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。また、AMFは、N26インターフェースをサポートする場合、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N26インターフェースを介して、MMEと通信することができる。
記憶部_B740は、AMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、AMFは、N2インターフェースを用いたRANとの制御メッセージを交換する機能、N1インターフェースを用いたUEとのNASメッセージを交換する機能、NASメッセージの暗号化及び完全性保護を行う機能、登録管理(Registration management; RM)機能、接続管理(Connection management; CM)機能、到達可能性管理(Reachability management)機能、UE等の移動性管理(Mobility management)機能、UEとSMF間のSM(Session Management)メッセージを転送する機能、アクセス認証(Access Authentication、Access Authorization)機能、セキュリティアンカー機能(SEA; Security Anchor Functionality)、セキュリティコンテキスト管理(SCM; Security Context Management)機能、N3IWF(Non-3GPP Interworking Function)に対するN2インターフェースをサポートする機能、N3IWFを介したUEとのNAS信号の送受信をサポートする機能、N3IWFを介して接続するUEの認証する機能等を有する。
また、登録管理では、UEごとのRM状態が管理される。RM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。RM状態としては、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)と、登録状態(RM-REGISTERED state)がある。RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないため、AMFにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、AMFはUEに到達できない状態である。また、RM-REGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。尚、RM状態は、5GMM状態(5GMM state)と表現されてもよい。この場合、RM-DEREGISTERED状態は、5GMM-DEREGISTERED状態と表現されてもよいし、RM-REGISTERED状態は、5GMM-REGISTERED状態と表現されてもよい。
言い換えると、5GMM-REGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立した状態であってもよいし、PDUセッションコンテキストを確立した状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、ユーザデータや制御メッセージの送受信を開始してもよいし、ページングに対して応答してもよい。さらに、尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、初期登録のための登録手続き以外の登録手続き、及び/又はサービス要求手続きを実行してもよい。
さらに、5GMM-DEREGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立していない状態であってもよいし、UE_A10の位置情報がネットワークに把握されていない状態であってもよいし、ネットワークがUE_A10に到達不能である状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-DEREGISTEREDである場合、UE_A10は、登録手続きを開始してもよいし、登録手続きを実行することで5GMMコンテキストを確立してもよい。
また、接続管理では、UEごとのCM状態が管理される。CM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。CM状態としては、非接続状態(CM-IDLE state)と、接続状態(CM-CONNECTED state)がある。CM-IDLE状態では、UEはRM-REGISTERED状態にあるが、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、CM-IDLE状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及びN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていない。一方、CM-CONNECTED状態では、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っている。また、CM-CONNECTED状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及び/又はN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていてもよい。
さらに、接続管理では、3GPPアクセスにおけるCM状態と、non-3GPPアクセスにおけるCM状態とで分けて管理されてもよい。この場合、3GPPアクセスにおけるCM状態としては、3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over 3GPP access)と、3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over 3GPP access)とがあってよい。さらに、non-3GPPアクセスにおけるCM状態としては、non-3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over non-3GPP access)と、non-3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over non-3GPP access)とがあってよい。尚、非接続状態はアイドルモード表現されてもよく、接続状態モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
尚、CM状態は、5GMMモード(5GMM mode)と表現されてもよい。この場合、非接続状態は、5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode)と表現されてもよいし、接続状態は、5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode)と表現されてもよい。さらに、3GPPアクセスにおける非接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over 3GPP access)と表現されてもよいし、3GPPアクセスにおける接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over 3GPP access)と表現されてもよい。さらに、non-3GPPアクセスにおける非接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over non-3GPP access)と表現されてもよいし、non-3GPPアクセスにおける接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over non-3GPP access)と表現されてもよい。尚、5GMM非接続モードはアイドルモード表現されてもよく、5GMM接続モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
また、AMFは、コアネットワーク_B内に1以上配置されてもよい。また、AMFは、1以上のNSI(Network Slice Instance)を管理するNFでもよい。また、AMFは、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。
尚、N3IWFは、UEが5GSに対してnon-3GPPアクセスを介して接続する場合に、non-3GPPアクセスと5GCとの間に配置される装置及び/又は機能である。
[2.4. SMFの装置構成]
次に、SMFの装置構成例について、図5を用いて説明する。SMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。SMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
制御部_B700は、SMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、SMFが、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMと接続する為の機能部である。すなわち、SMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GC内にあるSMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N11インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N4インターフェースを介して、UPFと通信することができ、N7インターフェースを介して、PCFと通信することができ、N10インターフェースを介して、UDMと通信することができる。
記憶部_B740は、SMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
SMFは、PDUセッションの確立・修正・解放等のセッション管理(Session Management)機能、UEに対するIPアドレス割り当て(IP address allocation)及びその管理機能、UPFの選択と制御機能、適切な目的地(送信先)へトラフィックをルーティングする為のUPFの設定機能、NASメッセージのSM部分を送受信する機能、下りリンクのデータが到着したことを通知する機能(Downlink Data Notification)、AMF経由でN2インターフェースを介してANに送信される、AN特有の(ANごとの)SM情報を提供する機能、セッションに対するSSCモード(Session and Service Continuity mode)を決定する機能、ローミング機能等を有する。
[2.5. UPFの装置構成]
次に、UPFの装置構成例について、図5を用いて説明する。UPFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。UPFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
制御部_B700は、UPF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UPFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、UPFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNと接続する為の機能部である。すなわち、UPFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GC内にあるUPFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N3インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N4インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N6インターフェースを介して、DNと通信することができ、N9インターフェースを介して、他のUPFと通信することができる。
記憶部_B740は、UPFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
UPFは、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカーポイントとしての機能、DNに相互接続するための外部PDUセッションポイントとしての機能(つまり、DNとコアネットワーク_Bとの間のゲートウェイとして、ユーザデータを転送する機能)、パケットのルーティング及び転送する機能、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL(Uplink Classifier)機能、マルチホーム(multi-homed)PDUセッションをサポートするBranching point機能、user planeに対するQoS (Quality of Service) 処理機能、上りリンクトラフィックの検証機能、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知(Downlink Data Notification)をトリガする機能等を有する。
また、UPFは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。また、UPFは、IP通信を転送する機能を持ってもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_Bと単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPFは、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。
尚、ユーザプレーン(user plane)は、UEとネットワークとの間で送受信されるユーザデータ(user data)のことである。ユーザプレーンは、PDNコネクション、又はPDUセッションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、ユーザプレーンは、LTE-Uuインターフェース、及び/又はS1-Uインターフェース、及び/又はS5インターフェース、及び/又はS8インターフェース、及び/又はSGiインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、ユーザプレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及び/又はN3インターフェース、及び/又はN9インターフェース、及び/又はN6インターフェースを介して送受信されてもよい。以下、ユーザプレーンは、U-Planeと表現されてもよい。
さらに、制御プレーン(control plane)は、UEの通信制御等を行うために送受信される制御メッセージのことである。制御プレーンは、UEとMMEとの間のNAS (Non-Access-Stratum)シグナリングコネクションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、制御プレーンは、LTE-Uuインターフェース、及びS1-MMEインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、制御プレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及びN2インターフェースを用いて送受信されてもよい。以下、制御プレーンは、コントロールプレーンと表現されてもよいし、C-Planeと表現されてもよい。
さらに、U-Plane(User Plane; UP)は、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane; CP)は、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
[2.6. その他の装置及び/又は機能の説明]
次に、その他の装置及び/又は機能について説明を行う。
PCFは、ポリシールールを提供する機能等を有する。
また、UDMは、認証情報処理(Authentication credential processing)機能、ユーザ識別処理機能、アクセス認証機能、登録/移動性管理機能、加入者情報の管理(subscription management)機能等を有する。
また、PCRFは、PGW及び/又はPDNに接続されており、データ配送に対するQoS管理を行う機能等を有する。例えば、UE_A10とPDN間の通信路のQoSの管理を行う。さらに、PCRFは、各装置がユーザデータを送受信する際に用いるPCC(Policy and Charging Control)ルール、及び/又はルーティングルールを作成、及び/又は管理する装置でもよい。
また、HSSは、MME及び/又はSCEFに接続されており、加入者情報の管理を行う機能等を有する。HSSの加入者情報は、例えばMMEのアクセス制御の際に参照される。さらに、HSSは、MMEとは異なる位置管理装置と接続されていてもよい。
また、SCEFは、DN及び/又はPDNとMMEとHSSとに接続されており、DN及び/又はPDNとコアネットワーク_Aとを繋ぐゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置としての機能等を有する。尚、SCEFは、non-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、SCEFは、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。また、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_Aに複数配置されてよい。SCEFはコアネットワークの外側に構成されてもよいし、内側に構成されてもよい。
[3. 各実施形態で用いられる用語・識別情報、手続きの説明]
各実施形態で、少なくとも1つは用いられる用語・識別情報、手続きを予め説明する。
[3.1. 各実施形態で用いられる用語・識別情報の説明]
まず、各実施形態で用いられる、専門性の高い用語や、手続きで使用される識別情報について、予め説明する。
ネットワークとは、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部を指す。また、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部に含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と称してもよい。つまり、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワーク内の装置(ネットワーク装置、及び/又は制御装置)がメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。逆に、ネットワーク内の装置がメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。
また、SM(セッションマネジメント)メッセージ(NAS (Non-Access-Stratum) SMメッセージとも称する)は、SMのための手続きで用いられるNASメッセージであってよく、AMF_A240を介してUE_A10とSMF_A230の間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、SMメッセージには、PDUセッション確立要求メッセージ、PDUセッション確立受諾メッセージ、PDUセッション完了メッセージ、PDUセッション拒絶メッセージ、PDUセッション変更要求メッセージ、PDUセッション変更受諾メッセージ、PDUセッション変更応答メッセージ等が含まれてもよい。また、SMのための手続きには、PDUセッション確立手続きが含まれてもよい。
また、5GS(5G System)サービスは、コアネットワーク_B190を用いて提供される接続サービスでよい。さらに、5GSサービスは、EPSサービスと異なるサービスでもよいし、EPSサービスと同様のサービスでもよい。
また、non 5GSサービスは、5GSサービス以外のサービスでよく、EPSサービス、及び/又はnon EPSサービスが含まれてもよい。
また、シングルレジストレーションモードは、UE_A10が、N1モードとS1モードが利用可能な場合に、5GMM状態とEMM状態に対して、共通の登録状態を維持するモードである。
また、シングルレジストレーションモードは、UE_A10が、N1モードとS1モードが利用可能な場合に、5GMM状態とEMM状態に対して、共通の登録状態を維持するモードである。
また、S1モードは、UE_A10に対して、E-UTRANを介したEPCへのアクセスを許可したモードである。言い換えると、S1モードは、S1インターフェースを用いたメッセージの送受信が実行されるモードであってもよい。尚、S1インターフェースは、S1-MMEインターフェース及びS1-Uインターフェースで構成されて良い。
また、N1モードは、UE_A10に対して、5Gアクセスネットワークを介した5GCへのアクセスを許可したモードである。言い換えると、N1モードは、N1インターフェースを用いたメッセージの送受信が実行されるモードであってもよい。
また、APN(Access Point Name)は、コアネットワーク及び/又はPDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、APNは、コアネットワークA_90を接続するPGW_A30/UPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。
また、TFT(Traffic Flow Template)とは、TFTは、EPSベアラと関連づけられた全てのパケットフィルターを示す。TFTは送受信するユーザデータの一部を識別する情報であり、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連付けたEPSベアラを用いて送受信する。さらに言い換えると、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連づけたRB(Radio Bearer)を用いて送受信する。また、TFTは、送受信するアプリケーションデータ等のユーザデータを適切な転送路に対応づけるものでもよく、アプリケーションデータを識別する識別情報でもよい。また、UE_A10は、TFTで識別できないユーザデータを、デフォルトベアラを用いて送受信してもよい。また、UE_A10は、デフォルトベアラに関連付けられたTFTを予め記憶しておいてもよい。
また、PDN(Packet Data Network)タイプとは、PDNコネクションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、IPv4v6、non-IPがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv4v6が指定された場合は、IPv4又はIPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。non-IPが指定された場合は、IPを用いた通信ではなく、IP以外の通信方法によって通信する事を示す。
また、EPSベアラは、UEとPGWとの間で確立される論理的な通信路であり、PDNコネクションを構成する通信路である。EPSベアラには、デフォルトベアラ(デフォルトEPSベアラとも称する)と、デディケイテッドベアラ(デディケイテッドEPSベアラとも称する)とがある。
また、デフォルトベアラとは、PDNコネクションの中で最初に確立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクションの中で1つしか確立することができない。デフォルトベアラは、TFT(Traffic Flow Template)に対応付けられていないユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラである。
また、デディケイテッドベアラとは、PDNコネクションの中でデフォルトベアラが確立された後に確立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクションの中で1以上の確立することができる。デディケイテッドベアラは、TFTに対応付けられているユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラである。
また、PDU(Protocol Data Unit/Packet Data Unit)セッションとは、PDU接続性サービスを提供するDNとUEとの間の関連性として定義することができるが、UEと外部ゲートウェイとの間で確立される接続性であってもよい。UEは、5GSにおいて、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを介したPDUセッションを確立することにより、PDUセッションを用いて、DNとの間のユーザデータの送受信を行うことができる。ここで、この外部ゲートウェイとは、UPF、SCEF等であってよい。UEは、PDUセッションを用いて、DNに配置されるアプリケーションサーバー等の装置と、ユーザデータの送受信を実行する事ができる。
尚、各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)は、PDUセッションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、DNN、TFT、PDUセッションタイプ、アプリケーション識別情報、NSI識別情報、アクセスネットワーク識別情報、及びSSC modeのうち1以上が含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDUセッションを複数確立する場合には、PDUセッションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
また、DNN(Data Network Name)は、コアネットワーク及び/又はDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、DNNは、コアネットワークB190を接続するPGW_A30/UPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。さらに、DNNは、APN(Access Point Name)に相当するものでもよい。
また、PDU(Protocol Data Unit/Packet Data Unit)セッションタイプは、PDUセッションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、Ethernet、Unstructuredがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行うことを示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行うことを示す。Ethernetが指定された場合は、Ethernetフレームの送受信を行うことを示す。また、Ethernetは、IPを用いた通信を行わないことを示してもよい。Unstructuredが指定された場合は、Point-to-Point(P2P)トンネリング技術を用いて、DNにあるアプリケーションサーバー等にデータを送受信することを示す。P2Pトンネリング技術としては、例えば、UDP/IPのカプセル化技術を用いても良い。尚、PDUセッションタイプには、上記の他にIPが含まれても良い。IPは、UEがIPv4とIPv6の両方を使用可能である場合に指定する事ができる。
また、ネットワークスライス(NS)とは、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供する論理的なネットワークである。UE及び/又はネットワークは、5GSにおいて、ネットワークスライス(NWスライス; NS)をサポートすることができる。
また、ネットワークスライスインスタンス(NSI)とは、ネットワーク機能(NF)のインスタンス(実体)と、必要なリソースのセットで構成され、配置されるネットワークスライスを形成する。ここで、NFとは、ネットワークにおける処理機能であって、3GPPで採用又は定義されたものである。NSIはコアネットワーク_B内に1以上構成される、NSの実体である。また、NSIはNST(Network Slice Template)を用いて生成された仮想的なNF(Network Function)により構成されてもよい。ここで、NSTとは、要求される通信サービスや能力(capability)を提供する為のリソース要求に関連付けられ、1以上のNFの論理的表現である。つまり、NSIとは、複数のNFにより構成されたコアネットワーク_B190内の集合体でよい。また、NSIはサービス等によって配送されるユーザデータを分ける為に構成された論理的なネットワークでよい。NSには、1以上のNFが構成されてよい。NSに構成されるNFは、他のNSと共有される装置であってもよいし、そうでなくてもよい。UE、及び/又ネットワーク内の装置は、NSSAI、及び/又はS-NSSAI、及び/又はUE usage type、及び/又は1以上のNSI ID等の登録情報、及び/又はAPNに基づいて、1以上のNSに割り当てられることができる。尚、UE usage typeは、NSIを識別するための使用される、UEの登録情報に含まれるパラメータ値である。UE usage typeはHSSに記憶されていてよい。AMFはUE usage typeに基づきSMFとUPFを選択してもよい。
また、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)は、NSを識別するための情報である。S-NSSAIは、SST(Slice/Service type)のみで構成されてもよいし、SSTとSD(Slice Differentiator)の両方で構成されてもよい。ここで、SSTとは、機能とサービスの面で期待されるNSの動作を示す情報である。また、SDは、SSTで示される複数のNSIから1つのNSIを選択する際に、SSTを補間する情報であってもよい。S-NSSAIは、PLMNごとに特有な情報であってもよいし、PLMN間で共通化された標準の情報であってもよい。また、ネットワークは、デフォルトS-NSSAIとして、UEの登録情報に1以上のS-NSSAIを記憶してもよい。尚、S-NSSAIがデフォルトS-NSSAIである場合において、UEが登録要求メッセージにおいて有効なS-NSSAIをネットワークに送信しないときは、ネットワークは、UEに関係するNSを提供してもよい。
また、NSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)は、S-NSSAIの集まりである。NSSAIに含まれる、各S-NSSAIはアクセスネットワーク又はコアネットワークがNSIを選択するのをアシストする情報である。UEはPLMNごとにネットワークから許可されたNSSAIを記憶してもよい。また、NSSAIは、AMFを選択するのに用いられる情報であってよい。
また、SSC(Session and Service Continuity) modeは、5Gシステム(5GS)において、システム、及び/又は各装置がサポートするセッションサービス継続(Session and Service Continuity)のモードを示すものである。より詳細には、UE_A10とUPFとの間で確立されたPDUセッションがサポートするセッションサービス継続の種類を示すモードであってもよい。なお、SSC modeはPDUセッション毎に設定されるセッションサービス継続の種類を示すモードであってもよい。さらに、SSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3の3つのモードから構成されていてもよい。尚、PDUセッションに対応づけられたSSC modeは、PDUセッションが存続している間は、変更されなくてもよい。
また、SSC mode 1は、ネットワークが、UE_A10に提供する接続性サービスを維持するモードである。尚、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4又はIPv6である場合、セッションサービス継続の際に、IPアドレスは維持されてもよい。
さらに、SSC mode 1は、UE_A10がネットワークに接続する際に用いるアクセステクノロジーに関わらず、同じUPFが維持され続けるセッションサービス継続のモードであってもよい。より詳細には、SSC mode 1は、UE_A10のモビリティが発生しても、確立しているPDUセッションのPDUセッションアンカーとして用いられるUPFを変更せずに、セッションサービス継続を実現するモードであってもよい。
また、SSC mode 2は、ネットワークが、UE_A10に提供された接続性サービスと、対応するPDUセッションとを解放するモードである。尚、SSC mode 2では、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4、IPv6又はIPv4v6である場合、PDUセッションのアンカーを変更する際に、UE_A10に割り当てられたIPアドレスは解放されてもよい。
さらに、SSC mode 2は、UPFのサービングエリア内でのみ、同じUPFが維持され続けるセッションサービス継続のモードであってもよい。より詳細には、SSC mode 2は、UE_A10がUPFのサービングエリア内にいる限り、確立しているPDUセッションが用いるUPFを変更せずに、セッションサービス継続を実現するモードであってもよい。さらに、SSC mode 2は、UPFのサービングエリアから出るような、UE_A10のモビリティが発生した場合に、確立しているPDUセッションが用いるUPFを変更して、セッションサービス継続を実現するモードであってもよい。
ここで、UPFのサービングエリアとは、1つのUPFがセッションサービス継続機能を提供することができるエリアであってもよいし、UE_A10がネットワークに接続する際に用いるRATやセル等のアクセスネットワークのサブセットであってもよい。さらに、アクセスネットワークのサブセットとは、1又は複数のRAT、及び/又はセルから構成されるネットワークであってもよい。
尚、SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイントの変更は、各装置が、SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行することによって実現されてよい。
また、SSC mode 3は、接続性が消失しないことを、ネットワークが担保しつつ、ユーザプレーンの変更がUE_A10に明らかになるモードである。尚、SSC mode 3の場合、よりよい接続性サービスを実現するために、確立しているPDUセッションが切断される前に、新しいPDUセッションアンカーポイントを通るPDUセッションが確立されてもよい。さらに、SSC mode 3では、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4、IPv6又はIPv4v6である場合、PDUセッションのアンカーを変更する際に、UEに割り当てられたIPアドレスは維持されなくてもよい。
さらに、SSC mode 3は、UE_A10とUPFとの間で確立されたPDUセッション、及び/又は通信路を切断する前に、同じDNに対して、新たなUPFを介した新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立することを許可するセッションサービス継続のモードであってもよい。さらに、SSC mode 3は、UE_A10がマルチホーミングになることを許可するセッションサービス継続のモードであってもよい。さらに、SSC mode 3は、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションに対応づけられたUPFを用いたセッションサービス継続が許可されたモードであってもよい。言い換えると、SSC mode 3の場合、各装置は、複数のPDUセッションを用いてセッションサービス継続を実現してもよいし、複数のUPFを用いてセッションサービス継続を実現してもよい。
ここで、各装置が、新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立する場合、新たなUPFの選択は、ネットワークによって実施されてもよいし、新たなUPFは、UE_A10がネットワークに接続した場所に最適なUPFであってもよい。さらに、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションが用いるUPFが有効である場合、UE_A10は、アプリケーション、及び/又はフローの通信の新たに確立されたPDUセッションへの対応づけを、即座に実施してもよいし、通信の完了に基づいて実施してもよい。
尚、SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイントの変更は、各装置が、SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行することによって実現されてよい。
また、デフォルトSSC modeは、特定のSSC modeが定まらない場合に、UE_A10及び/又はネットワークが用いるSSC modeである。具体的には、デフォルトSSC modeは、アプリケーションからのSSC modeの要求がない場合、及び/又はアプリケーションに対してSSC modeを決めるためのUE_A10のポリシーがない場合に、UE_A10が用いるSSC modeであってもよい。また、デフォルトSSC modeは、UE_A10からのSSC modeの要求がない場合に、ネットワークが用いるSSC modeであってもよい。
なお、デフォルトSSC modeは、加入者情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はUE_A10のポリシーに基づいて、DN毎に設定されていてもよいし、PDN毎に設定されていてもよいし、UE_A10、及び/又は加入者毎に設定されていてもよい。さらに、デフォルトSSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2又はSSC mode 3を示す情報であってもよい。
PDUセッションのアンカーポイント変更手続きは、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを、第1のPDUセッションから第2のPDUセッションに切り替える手続きである。PDUセッションのアンカーポイント変更手続きには、SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きと、SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きとがあってよい。
ここで、第1のPDUセッションは、PDUセッションのアンカーポイントの変更前に、ユーザデータ通信に用いられるPDUセッションであってよい。第2のPDUセッションは、PDUセッションのアンカーポイントの変更後に、ユーザデータ通信に用いられるPDUセッションであってよい。
SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きは、第1のPDUセッションを解放した後に、第2のPDUセッションを確立する手続きである。SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きは、ネットワークが主導する手続きであってよい。
具体的には、SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きは、第1のPDUセッションが確立されている状態において、AMF、及び/又はSMFが、UEにPDUセッション解放コマンド(PDU session release command)メッセージを送信し、さらに、PDUセッション解放コマンドメッセージを受信したUEが、PDUセッション確立手続きを開始することで、第2のPDUセッション確立する手続きであってよい。
尚、PDUセッション解放コマンドメッセージには、PDUセッションのアンカーポイントの変更を示す情報が入っていてもよい。さらに、PDUセッションのアンカーポイントの変更を示す情報は、39番目の5GSM理由値(5GSM cause #39)である再有効化要求(reactivation requested)であってもよい。
さらに、第2のPDUセッション確立するためのPDUセッション確立手続き中において、UEからAMF、及び/又はSMFに送信される、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はPDUセッション確立要求メッセージを転送するために送受信されるNASメッセージには、第1のPDUセッションを識別するPDUセッションIDと、第2のPDUセッションを識別するPDUセッションIDとが含まれてよい。さらに、第2のPDUセッション確立するためのPDUセッション確立手続きで送受信される、PDUセッションタイプ、SSC mode、DNN、及びS-NSSAIは、第1のPDUセッション確立するためのPDUセッション確立手続きで送受信されたPDUセッションタイプ、SSC mode、DNN、及びS-NSSAIと同じであってよい。
SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きは、第1のPDUセッションを解放する前に、第2のPDUセッションを確立する手続きである。SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きは、ネットワークが主導する手続きであってよい。
具体的には、SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きは、第1のPDUセッションが確立されている状態において、AMF、及び/又はSMFが、UEにPDUセッション変更コマンド(PDU session modification command)メッセージを送信し、さらに、PDUセッション変更コマンドメッセージを受信したUEが、PDUセッション確立手続きを開始することで、第2のPDUセッション確立する手続きであってよい。
尚、PDUセッション変更コマンドメッセージには、PDUセッションのアンカーポイントの変更を示す情報が入っていてもよい。さらに、PDUセッションのアンカーポイントの変更を示す情報は、39番目の5GSM理由値(5GSM cause #39)である再有効化要求(reactivation requested)であってもよい。
さらに、第2のPDUセッション確立するためのPDUセッション確立手続き中において、UEからAMF、及び/又はSMFに送信される、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はPDUセッション確立要求メッセージを転送するために送受信されるNASメッセージには、第1のPDUセッションを識別するPDUセッションIDと、第2のPDUセッションを識別するPDUセッションIDとが含まれてよい。さらに、第2のPDUセッション確立するためのPDUセッション確立手続きで送受信される、PDUセッションタイプ、SSC mode、DNN、及びS-NSSAIは、第1のPDUセッション確立するためのPDUセッション確立手続きで送受信されたPDUセッションタイプ、SSC mode、DNN、及びS-NSSAIと同じであってよい。
また、SSC mode 4は、SSC mode 1ともSSC mode 2ともSSC mode 3とも異なるSSC modeであり、PDUセッションのアンカーポイントを変更することによってセッションサービス継続を実現することが可能なSSC modeである。尚、SSC mode 4では、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4、IPv6又はIPv4v6である場合、PDUセッションのアンカーを変更する際に、UEに割り当てられたIPアドレスは維持されてもよい。
言い換えると、SSC mode 4は、SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した場合においても、UEに割り当てられたIPアドレスが維持されるSSC modeであってよい。また、SSC mode 4は、SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した場合においても、UEに割り当てられたIPアドレスが維持されるSSC modeであってよい。
尚、SSC mode 4はこれらに限らなくてもよく、SSC mode 1ともSSC mode 2ともSSC mode 3とも異なるSSC modeであればよい。
本実施形態におけるトラッキングエリアは、コアネットワークが管理する、UE_A10の位置情報で表すことが可能な単数又は複数の範囲である。トラッキングエリアは、複数のセルで構成されもよい。さらに、トラッキングエリアは、ページング等の制御メッセージがブロードキャストされる範囲でもよいし、UE_A10がハンドオーバー手続きをせずに移動できる範囲でもよい。さらに、トラッキングエリアは、ルーティングエリアでもよいし、ロケーションエリアでもよいし、これらと同様のものであればよい。以下、トラッキングエリアはTA(Tracking Area)であってもよい。
本実施形態におけるTAリストは、ネットワークがUE_A10に割り当てた一又は複数のTAが含まれるリストである。なお、UE_A10は、TAリストに含まれる一又は複数のTA内を移動している間は、トラッキングエリア更新手続きを実行することなく移動することができてよい。言い換えると、UE_A10は、TAリストは、UE_A10がトラッキングエリア更新手続きを実行することなく移動できるエリアを示す情報群であってよい。尚、TAリストは、一又複数のTAI (Tracking area identity) で構成されるTAIリストと表現されてもよく、以下、TAIリストは、TAリストを指してもよい。
LADN (Local Area Data Network) とは、特定の場所においてのみUEが接続可能なDNであり、特定のDNN(つまりLADN DNN)に対する接続性を提供するものである。
LADN情報は、LADNに関連する情報である。LADN情報は、UEが利用可能な特定のLADNを示す情報であってもよい。LADN情報には、LADN DNNと、LADN service area informationとが含まれてよい。LADN DNNは、DNNの一種であってよく、LADNに対してPDUセッションを確立する際に用いるDNNであってよい。さらに、LADN DNNは、LADNを示す情報であってもよく、LADNとして扱われるDNを示す情報であってもよい。さらに、LADN service area informationは、LADN service areaを示す情報であってよい。さらに、LADN service area informationは、トラッキングエリアのセットとして提供されてもよいし、TAI (Tracking area identity) listとして提供されてもよい。尚、LADN service areaは、LADNに対するPDUセッションの確立が可能なエリアであってよいし、LADNへの接続が可能なエリアであってもよい。
LADNのためのPDUセッション (PDU session for LADN) は、LADNに関連づけられたDNNに対応づけられたPDUセッションである。LADNのためのPDUセッションは、LADNに対して確立されるPDUセッションであってよい。言い換えると、UEとLADNとの間に確立されるPDUセッションであってもよいし、UEとLADNとの間のユーザデータ通信に用いられるPDUセッションであってもよい。尚、LADNのためのPDUセッションは、LADN service areaにおいてのみ確立可能なPDUセッションであってもよい。
NB-IoT (Narrowband IoT) は、帯域が制限されたRAT(Radio Access Technology)である。NB-IoTは、IoT端末に通信サービスを提供するためのRATであってもよいし、機能の一部が制限されたRATであってもよい。さらに、NB-IoTは、E-UTRANを構成するRATであってもよい。尚、NB-IoT以外のE-UTRANを構成するRATは、WB-E-UTRANであってよい。さらに、NB-IoTを用いて、コアネットワーク、及び/又はDNと接続するUEのモードをNB-N1モードと表現してよい。逆に、さらに、NB-IoT以外のRATを用いて、コアネットワーク、及び/又はDNと接続するUEのモードをWB-N1モードと表現してもよい。
マルチホームPDUセッション (multi-homed PDU Session) は、DNに接続するUPFを複数用いて確立されるPDUセッションである。マルチホームPDUセッションは、単一のDNに対して確立されるPDUセッションであってよいし、異なるDNに対して確立されるPDUセッションであってもよい。さらに、マルチホームPDUセッションは、マルチホームIPv6PDUセッション (Multi-homed IPv6 PDU Session) と表現されてもよい。
URLLC (Ultra-Reliable and Low Latency Communications) は、高信頼性、及び/又は低遅延が実現された通信のことである。URLLCは、5GSで提供される、主要な通信サービスの1つであってよい。URLLCを構成する機能としては、冗長化通信があってもよいし、IPアドレス維持があってよい。尚、URLLCをサポートするということは、冗長化通信をサポートすることを意味してもよいし、IPアドレス維持をサポートすることを意味してもよい。さらに、URLLCをサポートするということは、PDUセッションのアンカーポイントが変更される場合においても、同じIPアドレスを用いたユーザデータの通信が持続可能であることを意味してもよい。さらに、URLLCをサポートするということは、URLLC のための5QI (5G QoS Identifier) に対応づけられたQoSフローをサポートすることを意味してもよいし、前記QoSフローが対応づけられたQoSルールをサポートすることを意味してもよいし、前記QoSルールが対応づけられたPDUセッションの確立をサポートすることを意味してもよい。
冗長化通信 (Redundant Transmission) は、ユーザデータの送受信が冗長化された通信のことである。冗長化通信は、URLLCを実現する技術の一つであってよい。さらに、冗長化通信は、単一のユーザプレーントンネル (user plane tunnel) を用いた通信よりも、信頼性が高い通信であってよい。尚、ユーザプレーントンネルは、各装置間で、ユーザデータの送受信に用いられる転送路のことであってよく、ユーザデータの送受信が実施されるインターフェース上に確立される転送路であってよい。
ここで、冗長化通信には、第1のタイプの冗長化通信と、第2のタイプの冗長化通信と、第3のタイプの冗長化通信とがあってよい。
第1のタイプの冗長化通信は、異なるアクセスネットワークを介した通信路を複数用いることによって、UEとネットワークとの間で、ユーザデータの送受信が冗長化された通信のことである。UEは、複数のIPアドレスを用いることで、第1のタイプの冗長化通信を実現してもよい。
ここで、第1のタイプの冗長化通信は、複数のPDUセッションによって実現されてもよい。この場合、UEは、異なるアクセスネットワークを介して確立されているPDUセッションを複数用いることで、第1のタイプの冗長化通信を実現してもよい。言い換えると、UEは、複数のPDUセッションIDを用いることで、第1のタイプの冗長化通信を実現してもよい。
また、第1のタイプの冗長化通信は、単一のPDUセッションによって実現されてもよい。より詳細には、第1のタイプの冗長化通信は、マルチアクセスPDUセッションによって実現されてもよい。この場合、UEは、単一のPDUセッションを用いることで、第1のタイプの冗長化通信を実現してもよい。言い換えると、UEは、単一のPDUセッションIDを用いることで、第1のタイプの冗長化通信を実現してもよい。
第2のタイプの冗長化通信は、単一のアクセスネットワークを介した通信路を複数用いることによって、UEとネットワークとの間で、ユーザデータの送受信が冗長化された通信のことである。UEは、複数のIPアドレスを用いることで、第2のタイプの冗長化通信を実現してもよい。
ここで、第2のタイプの冗長化通信は、複数のPDUセッションによって実現されてもよい。この場合、UEは、単一のアクセスネットワークを介して確立されているPDUセッションを複数用いることで、第2のタイプの冗長化通信を実現してもよい。言い換えると、UEは、複数のPDUセッションIDを用いることで、第2のタイプの冗長化通信を実現してもよい。
また、第2のタイプの冗長化通信は、単一のPDUセッションによって実現されてもよい。より詳細には、第2のタイプの冗長化通信は、マルチホームPDUセッションによって実現されてもよい。この場合、UEは、単一のPDUセッションを用いることで、第2のタイプの冗長化通信を実現してもよい。言い換えると、UEは、単一のPDUセッションIDを用いることで、第2のタイプの冗長化通信を実現してもよい。
第3のタイプの冗長化通信は、アクセスネットワーク又はコアネットワークと、ネットワークとの間で、ユーザデータの送受信が冗長化された通信のことである。UEは、単一のIPアドレスを用いることで、第3のタイプの冗長化通信を実現してもよい。
ここで、第3のタイプの冗長化通信は、単一のPDUセッションによって実現されてもよい。この場合、UEは、単一のPDUセッションを用いることで、第3のタイプの冗長化通信を実現してもよい。言い換えると、UEは、単一のPDUセッションIDを用いることで、第3のタイプの冗長化通信を実現してもよい。
IPアドレス維持 (IP address preservation) は、同じIPアドレスを使い続けることができる技術である。IPアドレス維持がサポートされている場合、UEは、TA外へ移動した場合においても、ユーザデータの通信に対して同じIPアドレスを用い続けることが可能である。言い換えると、IPアドレス維持がサポートされている場合、各装置は、PDUセッションのアンカーポイントが変更される際においても、ユーザデータの通信に対して同じIPアドレスを用い続けることが可能であってよい。
第1の識別情報は、UEがURLLCをサポートするか否かを示す情報である。第1の識別情報は、5GでのUEの能力を示す、5GMM能力情報要素 (5GMM capability information element) を構成するビットで表わされる情報でもよい。さらに、第1の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
さらに、第1の識別情報は、第2から6の識別情報の内、1つ以上の識別情報が示す一又は複数の意味を含む情報であってもよい。言い換えると、第1の識別情報は、第2から6の識別情報の内、1つ以上の識別情報によって構成される情報であってもよい。また、第1から6の識別情報は、別々の識別情報として送受信されてもよいし、1つ識別情報として送受信されてもよい。
第2の識別情報は、UEが冗長化通信をサポートするか否かを示す情報である。第2の識別情報は、5GでのUEの能力を示す、5GMM能力情報要素を構成するビットで表わされる情報でもよい。さらに、第2の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
さらに、第2の識別情報は、どのタイプの冗長化通信をサポートするかを示す情報であってもよい。例えば、第2の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信をサポートすることを示す情報であってもよいし、第2のタイプの冗長化通信をサポートすることを示す情報であってもよいし、第3のタイプの冗長化通信をサポートすることを示す情報であってもよい。
さらに、第2の識別情報は、第3から5の識別情報の内、1つ以上の識別情報が示す一又は複数の意味を含む情報であってもよい。言い換えると、第2の識別情報は、第3から5の識別情報の内、1つ以上の識別情報によって構成される情報であってもよい。また、第2から5の識別情報は、別々の識別情報として送受信されてもよいし、1つ識別情報として送受信されてもよい。
第3の識別情報は、UEが第1のタイプの冗長化通信をサポートするか否かを示す情報である。第3の識別情報は、5GでのUEの能力を示す、5GMM能力情報要素を構成するビットで表わされる情報でもよい。さらに、第3の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第4の識別情報は、UEが第2のタイプの冗長化通信をサポートするか否かを示す情報である。第4の識別情報は、5GでのUEの能力を示す、5GMM能力情報要素を構成するビットで表わされる情報でもよい。さらに、第4の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第5の識別情報は、UEが第3のタイプの冗長化通信をサポートするか否かを示す情報である。第5の識別情報は、5GでのUEの能力を示す、5GMM能力情報要素を構成するビットで表わされる情報でもよい。さらに、第5の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第6の識別情報は、UEがIPアドレス維持をサポートするか否かを示す情報である。第6の識別情報は、5GでのUEの能力を示す、5GMM能力情報要素を構成するビットで表わされる情報でもよい。さらに、第6の識別情報は、UEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第11の識別情報は、ネットワークがURLLCをサポートするか否かを示す情報である。第11の識別情報は、5Gでのネットワークの能力を示す、5GSネットワーク機能サポート情報要素 (5GS network feature support information element) を構成するビットで表わされる情報でもよい。さらに、第11の識別情報は、ネットワークによって、受信した第1の識別情報、及び/又はDNに対応づけられた情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第11の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
さらに、第11の識別情報は、第12から16の識別情報の内、1つ以上の識別情報が示す一又は複数の意味を含む情報であってもよい。言い換えると、第11の識別情報は、第12から16の識別情報の内、1つ以上の識別情報によって構成される情報であってもよい。また、第11から16の識別情報は、別々の識別情報として送受信されてもよいし、1つ識別情報として送受信されてもよい。
第12の識別情報は、ネットワークが冗長化通信をサポートするか否かを示す情報である。第12の識別情報は、5Gでのネットワークの能力を示す、5GSネットワーク機能サポート情報要素を構成するビットで表わされる情報でもよい。さらに、第12の識別情報は、ネットワークによって、受信した第2から5の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はDNに対応づけられた情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第12の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
さらに、第12の識別情報は、どのタイプの冗長化通信をサポートするかを示す情報であってもよい。例えば、第12の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信をサポートすることを示す情報であってもよいし、第2のタイプの冗長化通信をサポートすることを示す情報であってもよいし、第3のタイプの冗長化通信をサポートすることを示す情報であってもよい。
さらに、第12の識別情報は、第13から15の識別情報の内、1つ以上の識別情報が示す一又は複数の意味を含む情報であってもよい。言い換えると、第12の識別情報は、第13から15の識別情報の内、1つ以上の識別情報によって構成される情報であってもよい。また、第12から15の識別情報は、別々の識別情報として送受信されてもよいし、1つ識別情報として送受信されてもよい。
第13の識別情報は、ネットワークが第1のタイプの冗長化通信をサポートするか否かを示す情報である。第13の識別情報は、5Gでのネットワークの能力を示す、5GSネットワーク機能サポート情報要素を構成するビットで表わされる情報でもよい。さらに、第13の識別情報は、ネットワークによって、受信した第2から5の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はDNに対応づけられた情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第13の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第14の識別情報は、ネットワークが第2のタイプの冗長化通信をサポートするか否かを示す情報である。第14の識別情報は、5Gでのネットワークの能力を示す、5GSネットワーク機能サポート情報要素を構成するビットで表わされる情報でもよい。さらに、第14の識別情報は、ネットワークによって、受信した第2から5の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はDNに対応づけられた情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第14の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第15の識別情報は、ネットワークが第3のタイプの冗長化通信をサポートするか否かを示す情報である。第15の識別情報は、5Gでのネットワークの能力を示す、5GSネットワーク機能サポート情報要素を構成するビットで表わされる情報でもよい。さらに、第15の識別情報は、ネットワークによって、受信した第2から5の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はDNに対応づけられた情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第15の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第16の識別情報は、ネットワークがIPアドレス維持をサポートするか否かを示す情報である。第16の識別情報は、5Gでのネットワークの能力を示す、5GSネットワーク機能サポート情報要素を構成するビットで表わされる情報でもよい。さらに、第16の識別情報は、ネットワークによって、受信した第6の識別情報、及び/又はDNに対応づけられた情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第16の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第17の識別情報は、LADN情報である。第17の識別情報は、ネットワークが許可したLADN情報であってよく、有効であるLADN情報であってもよい。さらに、第17の識別情報は、UEが接続しているレジストレーションエリアにおいて、LADN service areaが存在する場合に送受信される情報であってもよい。
さらに、第17の識別情報は、ネットワークによって、受信した第1から6の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はDNに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第17の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
さらに、第17の識別情報に含まれるLADN DNNは、URLLCをサポートするDNを識別する情報であってもよいし、冗長化通信をサポートするDNを識別する情報であってもよいし、IPアドレス維持をサポートするDNを識別する情報であってもよい。より詳細には、第17の識別情報に含まれるLADN DNNは、第1のタイプの冗長化通信をサポートするDNを識別する情報であってもよいし、第2のタイプの冗長化通信をサポートするDNを識別する情報であってもよいし、第3のタイプの冗長化通信をサポートするDNを識別する情報であってもよい。
第21の識別情報は、本手続きにおいて確立されるPDUセッションにおいて、URLLCがサポートされるか否かを示す情報である。第21の識別情報は、URLLCをサポートするPDUセッションの確立の要求を示す情報であってもよい。さらに、第21の識別情報は、送受信された第11から第17の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はUEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第21の識別情報は、第22から24の識別情報の内、1つ以上の識別情報が示す一又は複数の意味を含む情報であってもよい。言い換えると、第21の識別情報は、第22から24の識別情報の内、1つ以上の識別情報によって構成される情報であってもよい。また、第22から24の識別情報は、別々の識別情報として送受信されてもよいし、1つ識別情報として送受信されてもよい。
第22の識別情報は、本手続きにおいて確立されるPDUセッションにおいて、冗長化通信がサポートされるか否かを示す情報である。第22の識別情報は、冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立の要求を示す情報であってもよい。さらに、第22の識別情報は、送受信された第11から第17の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はUEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第23の識別情報は、冗長化通信のタイプを示す情報である。第23の識別情報は、UEが要求する冗長化通信のタイプを示す情報であってもよい。より詳細には、第23の識別情報は、UEが要求する、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられる冗長化通信のタイプを示す情報であってもよい。尚、第23の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよいし、第2のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよいし、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよい。さらに、第22の識別情報は、送受信された第11から第17の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はUEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第24の識別情報は、本手続きにおいて確立されるPDUセッションにおいて、IPアドレス維持がサポートされるか否かを示す情報である。第24の識別情報は、IPアドレス維持をサポートするPDUセッションの確立の要求を示す情報であってもよい。さらに、第24の識別情報は、送受信された第11から第17の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はUEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第25の識別情報は、SSC modeを示す情報である。第25の識別情報は、UEが要求するSSC modeを示す情報であってもよい。より詳細には、第25の識別情報は、UEが要求する、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられるSSC modeを示す情報であってもよい。なお、第25の識別情報は、SSC mode 1を示す情報であってもよいし、SSC mode 2を示す情報であってもよいし、SSC mode 3を示す情報であってもよい。さらに、第25の識別情報は、送受信された第11から第17の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はUEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
さらに、第25の識別情報は、SSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3とは異なる種類のセッションサービス継続を示す情報であってもよい。例えば、第25の識別情報は、SSC mode 4を示す情報であってもよい。
第26の識別情報は、DNNを示す情報である。第26の識別情報は、UEが要求するDNNを示す情報であってもよい。より詳細には、第26の識別情報は、UEが要求する、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられるDNNを示す情報であってもよい。さらに、第26の識別情報は、送受信された第11から第17の識別情報の内、一つ以上の識別情報、及び/又はUEの設定、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザポリシー、及び/又はアプリケーションの要求に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第31の識別情報は、本手続きにおいて確立されるPDUセッションにおいて、URLLCがサポートされるか否かを示す情報である。第31の識別情報は、URLLCをサポートするPDUセッションが確立されることを示す情報であってもよい。さらに、第31の識別情報は、URLLCをサポートするPDUセッションの確立要求が受託されたことを示す情報であってもよい。
さらに、第31の識別情報は、ネットワークによって、受信した第21の識別情報、及び/又はDNに対応づけられた情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第31の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第31の識別情報は、第32から34の識別情報の内、1つ以上の識別情報が示す一又は複数の意味を含む情報であってもよい。言い換えると、第31の識別情報は、第32から34の識別情報の内、1つ以上の識別情報によって構成される情報であってもよい。また、第32から34の識別情報は、別々の識別情報として送受信されてもよいし、1つ識別情報として送受信されてもよい。
第32の識別情報は、本手続きにおいて確立されるPDUセッションにおいて、冗長化通信がサポートされるか否かを示す情報である。第32の識別情報は、冗長化通信をサポートするPDUセッションが確立されることを示す情報であってもよい。さらに、第32の識別情報は、冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立要求が受託されたことを示す情報であってもよい。
さらに、第32の識別情報は、ネットワークによって、受信した第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報、及び/又はDNに対応づけられた情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第32の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第33の識別情報は、冗長化通信のタイプを示す情報である。第33の識別情報は、ネットワークが選択した冗長化通信のタイプを示す情報であってもよい。より詳細には、第33の識別情報は、ネットワークが選択した、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられる冗長化通信のタイプを示す情報であってもよい。尚、第33の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよいし、第2のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよいし、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよい。
さらに、第33の識別情報は、ネットワークによって、受信した第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報、及び/又はDNに対応づけられた情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第33の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
第34の識別情報は、本手続きにおいて確立されるPDUセッションにおいて、IPアドレス維持がサポートされるか否かを示す情報である。第34の識別情報は、IPアドレス維持をサポートするPDUセッションが確立されることを示す情報であってもよい。さらに、第34の識別情報は、IPアドレス維持をサポートするPDUセッションの確立要求が受託されたことを示す情報であってもよい。
さらに、第34の識別情報は、ネットワークによって、受信した第24の識別情報、及び/又は第25の識別情報、及び/又はDNに対応づけられた情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第34の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
また、第35の識別情報は、SSC modeを示す情報である。第35の識別情報は、ネットワークによって選択されたSSC modeを示す情報であってもよい。より詳細には、第35の識別情報は、ネットワークが選択した、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられるSSC modeを示す情報であってもよい。なお、選択されたSSC modeは、SSC mode 1であってもよいし、SSC mode 2であってもよいし、SSC mode 3であってもよい。
さらに、第35の識別情報は、ネットワークによって、受信した第24の識別情報、及び/又は第25の識別情報、及び/又はDNに対応づけられた情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第35の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
さらに、第35の識別情報は、SSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3とは異なる種類のセッションサービス継続を示す情報であってもよい。例えば、第35の識別情報は、SSC mode 4を示す情報であってもよい。
また、第36の識別情報は、DNNを示す情報である。第36の識別情報は、ネットワークによって選択されたDNNを示す情報であってもよい。より詳細には、第36の識別情報は、ネットワークが選択した、本手続きにおいて確立されるPDUセッションに対応づけられるDNNを示す情報であってもよい。
さらに、第36の識別情報は、ネットワークによって、受信した第36の識別情報、及び/又はNSIに対応づけられた情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。さらに、第36の識別情報は、本手続きにおいて、ネットワークが選択した他の識別情報に基づいて、選択、決定される情報であってもよい。
[3.2. 各実施形態で用いられる手続きの説明]
次に、各実施形態で用いられる手続きについて説明する。尚、各実施形態で用いられる手続きには、登録手続き(Registration procedure)、PDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)、UE設定更新手続き(Generic UE configuration update procedure)が含まれる。以下、各手続きについて説明していく。
尚、各実施形態では、図2に記載されているように、HSSとUDM、PCFとPCRF、SMFとPGW-C、UPFとPGW-Uが、それぞれ同一の装置(つまり、同一の物理的なハードウェア、又は同一の論理的なハードウェア、又は同一のソフトウェア)として構成されている場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、これらが異なる装置(つまり、異なる物理的なハードウェア、又は異なる論理的なハードウェア、又は異なるソフトウェア)として構成される場合にも適用可能である。例えば、これらの間で、直接データの送受信を行ってもよいし、AMF、MME間のN26インターフェースを介してデータを送受信してもよいし、UEを介してデータを送受信してもよい。
[3.2.1.登録手続き]
まず、登録手続き (Registration procedure) について、図6を用いて説明する。登録手続きは、5GSにおける手続きである。以下、本手続きとは登録手続きを指す。登録手続きは、UEが主導してアクセスネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDNへ登録する為の手続きである。UEは、ネットワークに登録していない状態であれば、例えば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UEは、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)であれば任意のタイミングで本手続きを開始できる。また、各装置(特にUEとAMF)は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態(RM-REGISTERED state)に遷移することができる。
さらに、登録手続きは、ネットワークにおけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又は、UEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
UEは、TAを跨ぐモビリティをした際に、登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、保持しているTAリストで示されるTAとは異なるTAに移動した際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、実行しているタイマーが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションの切断や無効化が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UEのPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、定期的に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UE設定更新手続きの完了に基づいて、登録手続きを開始してもよい。尚、UEは、これらに限らず、任意のタイミングで登録手続きを実行することができる。
まず、UEは、5G AN(又はgNB)を介して、AMFに登録要求(Registration request)メッセージを送信することにより(S800)(S802)(S804)、登録手続きを開始する。具体的には、UEは、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、5G AN(又はgNB)に送信する(S800)。尚、登録要求メッセージは、NASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEと5G AN(又はgNB)との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理される。尚、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。
ここで、UEは、少なくとも第1から6の識別情報の内、1つ以上の識別情報を、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含めて送信することができるが、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、RRCレイヤよりも下位のレイヤ(例えば、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ)の制御メッセージに含めて送信してもよい。尚、UEは、これらの識別情報を、送信することで、UEが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求を示してもよい。さらに、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報と送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
UEは、第1の識別情報を送信することで、UEがURLLCをサポートしていることを示してもよい。この場合、第1の識別情報は、URLLCのサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第2から5の識別情報の内、1つ以上の識別情報を送信することで、UEが冗長化通信をサポートしていることを示してもよい。この場合、第2の識別情報は、冗長化通信のサポートを示す情報であってよいし、第3から5の識別情報は、各々のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。
具体的には、UEは、第2の識別情報、及び/又は第3の識別情報を送信することで、UEが第1のタイプの冗長化通信をサポートしていることを示してもよい。この場合、第2の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信を示す情報であってよく、第3の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第2の識別情報、及び/又は第4の識別情報を送信することで、UEが第2のタイプの冗長化通信をサポートしていることを示してもよい。この場合、第2の識別情報は、第2のタイプの冗長化通信を示す情報であってよく、第4の識別情報は、第2のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第2の識別情報、及び/又は第5の識別情報を送信することで、UEが第3のタイプの冗長化通信をサポートしていることを示してもよい。この場合、第2の識別情報は、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってよく、第5の識別情報は、第3のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第6の識別情報を送信することで、UEがIPアドレス維持をサポートしていることを示してもよい。この場合、第6の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよい。
また、UEは、登録要求メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含めて送信することで、又は登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を送信することで、登録手続き中にPDUセッション確立手続きを開始してもよい。
5G AN(又はgNB)は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信すると、登録要求メッセージを転送するAMFを選択する(S802)。尚、5G AN(又はgNB)は、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含まれる情報に基づいて、AMFを選択することができる。5G AN(又はgNB)は、受信したRRCメッセージから登録要求メッセージを取り出し、選択したAMFに、登録要求メッセージを転送する(S804)。
AMFは、登録要求メッセージを受信した場合、第1の条件判別を実行することができる。第1の条件判別とは、ネットワーク(又はAMF)がUEの要求を受諾するか否かを判別するためのものである。AMFは、第1の条件判別が真の場合、図6の(A)の手続きを開始するのに対し、第1の条件判別が偽の場合、図6の(B)の手続きを開始する。
尚、第1の条件判別は、登録要求メッセージの受信、及び/又は登録要求メッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
まず、第1の条件判別が真の場合について説明する。AMFは、図6の(A)の手続きにおいて、まず第4の条件判別を実行することができる。第4の条件判別は、AMFがSMFとの間でSMメッセージの送受信を実施するか否かを判別するためのものである。
尚、第4の条件判別は、AMFがSMメッセージを受信したか否かに基づいて実行されてよい。また、第4の条件判別は、登録要求メッセージにSMメッセージが含まれているかに基づいて、実行されてもよい。例えば、AMFがSMメッセージを受信した場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていた場合、第4の条件判別は真であってよく、AMFがSMメッセージを受信しなかった場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていなかった場合、第4の条件判別は偽であってよい。尚、第4の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
AMFは、第4の条件判別が真の場合には、SMFを選択し、選択されたSMFとの間でSMメッセージの送受信を実行するのに対し、第4の条件判別が偽の場合には、それらを実行しない(S806)。また、AMFは、第4の条件判別が真の場合であっても、SMFから拒絶を示すSMメッセージを受信した場合には、図6の(A)の手続きを中止する場合がある。このとき、AMFは、図6の(B)の手続きを開始することができる。
尚、AMFは、S806において、SMFとの間でSMメッセージの送受信を行う際に、登録要求メッセージで受信した識別情報をSMFに通知することができる。SMFは、AMFとの間で、SMメッセージの送受信によって、AMFから受信した識別情報を取得することができる。
次に、AMFは、登録要求メッセージの受信、及び/又はSMFとの間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、5G AN(又はgNB)を介して、UEに登録受諾(Registration accept)メッセージを送信する(S808)。例えば、第4の条件判別が真の場合、AMFは、UEからの登録要求メッセージの受信に基づいて、登録受諾メッセージを送信してもよい。また、第4の条件判別が偽の場合、AMFは、SMFとの間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、登録受諾メッセージを送信してもよい。尚、登録受諾メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMFは、登録受諾メッセージに少なくとも第11から17の識別情報の内、1つ以上の識別情報を含めて送信してもよい。尚、AMFは、これらの識別情報を送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。さらに、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報と送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
AMFは、第11の識別情報を送信することで、ネットワークがURLLCをサポートしていることを示してもよい。この場合、第11の識別情報は、URLLCのサポートを示す情報であってよい。
さらに、AMFは、第12から15の識別情報の内、1つ以上の識別情報を送信することで、ネットワークが冗長化通信をサポートしていることを示してもよいし、どのタイプの冗長化通信がサポートをサポートしているかを示してもよい。この場合、第12の識別情報は、冗長化通信のサポートを示す情報であってよいし、第13から15の識別情報は、各々のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。
具体的には、AMFは、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を送信することで、ネットワークが第1のタイプの冗長化通信をサポートしていることを示してもよい。この場合、第12の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信を示す情報であってよく、第13の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、AMFは、第12の識別情報、及び/又は第14の識別情報を送信することで、ネットワークが第2のタイプの冗長化通信をサポートしていることを示してもよい。この場合、第12の識別情報は、第2のタイプの冗長化通信を示す情報であってよく、第14の識別情報は、第2のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、AMFは、第12の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送信することで、ネットワークが第3のタイプの冗長化通信をサポートしていることを示してもよい。この場合、第12の識別情報は、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってよく、第15の識別情報は、第3のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、AMFは、第16の識別情報を送信することで、ネットワークがIPアドレス維持をサポートすることを示してもよい。この場合、第16の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよい。
さらに、AMFは、第17の識別情報を送信することで、ネットワークが、LADNをサポートしていることを示してもよいし、LADNへの接続を許可していることを示してもよい。さらに、AMFは、第17の識別情報を送信することで、LADNへの接続において利用可能なDNNの一覧、及び/又はLADNへの接続が可能であるエリアを、UEに通知してもよい。
さらに、AMFは、第17の識別情報と共に、第11の識別情報を送信することで、URLLCをサポートするPDUセッションを確立する際に、第17の識別情報に含まれるLADN DNNが利用可能であることを示してもよい。さらに、AMFは、第17の識別情報と共に、第12から15の識別情報の内、1つ以上の識別情報を送信することで、冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立する際に、第17の識別情報に含まれるLADN DNNが利用可能であることを示してもよい。
より詳細には、AMFは、第17の識別情報と共に、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を送信することで、第1のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立する際に、第17の識別情報に含まれるLADN DNNが利用可能であることを示してもよい。さらに、AMFは、第17の識別情報と共に、第12の識別情報、及び/又は第14の識別情報を送信することで、第2のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立する際に、第17の識別情報に含まれるLADN DNNが利用可能であることを示してもよい。さらに、AMFは、第17の識別情報と共に、第12の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送信することで、第3のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立する際に、第17の識別情報に含まれるLADN DNNが利用可能であることを示してもよい。
さらに、AMFは、第17の識別情報と共に、第16の識別情報を送信することで、IPアドレス維持をサポートするPDUセッションを確立する際に、第17の識別情報に含まれるLADN DNNが利用可能であることを示してもよい。
尚、AMFは、第11から17の識別情報の内、どの識別情報を登録受諾メッセージに含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
また、AMFは、登録受諾メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を含めて送信するか、又は登録受諾メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を送信することができる。ただし、この送信方法は、登録要求メッセージの中にSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)が含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。また、この送信方法は、登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。AMFは、このような送信方法を行うことにより、登録手続きにおいて、SMのための手続きが受諾されたことを示すことができる。
また、AMFは、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、登録受諾メッセージを送信することで、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。
さらに、AMFは、登録受諾メッセージに、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を含めて送信してもよいし、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、AMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、5G AN(gNB)介して、登録受諾メッセージを受信する(S808)。UEは、登録受諾メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が受諾されたこと、及び登録受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
UEは、さらに、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして、登録完了メッセージを、5G AN(gNB)介して、AMFに送信することができる(S810)。尚、UEは、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMメッセージを受信した場合は、登録完了メッセージに、PDUセッション確立完了メッセージ等のSMメッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含めることで、SMのための手続きが完了したことを示してもよい。ここで、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMFは、5G AN(gNB)介して、登録完了メッセージを受信する(S810)。また、各装置は、登録受諾メッセージ、及び/又は登録完了メッセージの送受信に基づき、図6の(A)の手続きを完了する。
次に、第1の条件判別が偽の場合について説明する。AMFは、図6の(B)の手続きにおいて、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、5G AN(gNB)を介して、UEに登録拒絶(Registration reject)メッセージを送信する(S812)。ここで、登録拒絶メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
尚、AMFは、登録拒絶メッセージを送信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。さらに、AMFは、登録拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、AMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、5G AN(gNB)介して、登録拒絶メッセージを受信する(S812)。UEは、登録拒絶メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたこと、及び登録拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。また、UEは、登録要求メッセージを送信した後、所定の期間が経過しても、登録拒絶メッセージを受信しない場合には、UEの要求が拒絶されたことを認識してもよい。各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
尚、図6の(B)の手続きは、図6の(A)の手続きを中止した場合に開始される場合もある。図6の(A)の手続きにおいて、第4の条件判別が真の場合、AMFは、登録拒絶メッセージに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを含めて送信してもよいし、拒絶を意味するSMメッセージを含めることで、SMのための手続きが拒絶されたことを示してもよい。その場合、UEは、さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを受信してもよいし、SMのための手続きが拒絶されたことを認識してもよい。
各装置は、図6の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、登録手続きを完了する。尚、各装置は、図6の(A)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録された状態(RM_REGISTERED state)に遷移してもよいし、図6の(B)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state)を維持してもよいし、UEがネットワークに登録されていない状態へ遷移してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、登録手続きの完了に基づいて行われてもよく、PDUセッションの確立に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、コアネットワーク_Bや別のセルに対して登録手続きを実施してもよい。
さらに、UEは、登録手続きの完了に基づいて、登録受諾メッセージ、及び/又は登録拒絶メッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。
例えば、UEは、第11の識別情報を受信した場合、ネットワークがURLLCをサポートしているか否かを認識してもよい。さらに、UEは、第1の識別情報を送信した場合、及び/又は第11の識別情報を受信した場合、URLLCをサポートするPDUセッションの確立が可能であることを認識してもよいし、本手続きの完了後に、URLLCをサポートするPDUセッションを確立するためのPDUセッション確立手続きを開始してもよい。この場合、第1の識別情報、及び第11の識別情報は、URLLCのサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第12から15の識別情報の内、1つ以上の識別情報を受信した場合、ネットワークが冗長化通信をサポートしているか否かを認識してもよいし、どのタイプの冗長化通信がサポートされているかを認識してもよい。さらに、UEは、第2から5の識別情報の内、1つ以上の識別情報を送信した場合、及び/又は第12から15の識別情報の内、1つ以上の識別情報を受信した場合、冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立が可能であることを認識してもよいし、本手続きの完了後に、冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立するためのPDUセッション確立手続きを開始してもよい。この場合、第2の識別情報、及び第12の識別情報は、冗長化通信のサポートを示す情報であってよく、第3から5の識別情報、及び第13から15の識別情報は、各々のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。
具体的には、UEは、第2の識別情報、及び/又は第3の識別情報を送信した場合、及び/又は第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を受信した場合、第1のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立が可能であることを認識してもよいし、本手続きの完了後に、第1のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立するためのPDUセッション確立手続きを開始してもよい。この場合、第2の識別情報、及び第12の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよく、第3の識別情報、及び第13の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第2の識別情報、及び/又は第4の識別情報を送信した場合、及び/又は第12の識別情報、及び/又は第14の識別情報を受信した場合、第2のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立が可能であることを認識してもよいし、本手続きの完了後に、第2のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立するためのPDUセッション確立手続きを開始してもよい。この場合、第2の識別情報、及び第12の識別情報は、第2のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよく、第4の識別情報、及び第14の識別情報は、第2のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第2の識別情報、及び/又は第5の識別情報を送信した場合、及び/又は第12の識別情報、及び/又は第15の識別情報を受信した場合、第3のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立が可能であることを認識してもよいし、本手続きの完了後に、第3のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立するためのPDUセッション確立手続きを開始してもよい。この場合、第2の識別情報、及び第12の識別情報は、第3のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよく、第5の識別情報、及び第15の識別情報は、第3のタイプの冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第16の識別情報を受信した場合、ネットワークがIPアドレス維持をサポートしているか否かを認識してもよい。さらに、UEは、第6の識別情報を送信した場合、及び/又は第16の識別情報を受信した場合、IPアドレス維持をサポートするPDUセッションの確立が可能であることを認識してもよいし、本手続きの完了後に、IPアドレス維持をサポートするPDUセッションを確立するためのPDUセッション確立手続きを開始してもよい。この場合、第6の識別情報、及び第16の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第17の識別情報を受信した場合、ネットワークがLADNをサポートしていることを認識してもよいし、LADNへの接続が許可されたことを認識してもよい。さらに、UEは、第17の識別情報を受信した場合、LADNのためのPDUセッションの確立が可能であることを認識してもよいし、本手続きの完了後に、LADNのためのPDUセッションを確立するためのPDUセッション確立手続きを開始してもよい。さらに、UEは、第17の識別情報を受信した場合、LADNへの接続において利用可能なDNNの一覧、及び/又はLADNへの接続が可能であるエリアを、認識してもよいし、コンテキストに記憶してもよい。
さらに、UEは、第17の識別情報と共に、第11の識別情報を受信した場合、URLLCをサポートするPDUセッションを確立する際に、第17の識別情報に含まれるLADN DNNが利用可能であることを認識してもよい。さらに、UEは、第17の識別情報と共に、第12から15の識別情報の内、1つ以上の識別情報を受信した場合、冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立する際に、第17の識別情報に含まれるLADN DNNが利用可能であることを認識してもよい。
より詳細には、UEは、第17の識別情報と共に、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を受信した場合、第1のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立する際に、第17の識別情報に含まれるLADN DNNが利用可能であることを認識してもよい。さらに、UEは、第17の識別情報と共に、第12の識別情報、及び/又は第14の識別情報を受信した場合、第2のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立する際に、第17の識別情報に含まれるLADN DNNが利用可能であることを認識してもよい。さらに、UEは、第17の識別情報と共に、第12の識別情報、及び/又は第15の識別情報を受信した場合、第3のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立する際に、第17の識別情報に含まれるLADN DNNが利用可能であることを認識してもよい。
さらに、UEは、第17の識別情報と共に、第16の識別情報を受信した場合、IPアドレス維持をサポートするPDUセッションを確立する際に、第17の識別情報に含まれるLADN DNNが利用可能であることを認識してもよい。
[3.2.2. PDUセッション確立手続き]
次に、DNに対してPDUセッションを確立するために行うPDUセッション確立手続き (PDU session establishment procedure) の概要について、図7を用いて説明する。PDUセッション確立手続きは、5GSにおける手続きである。以下、本手続きとはPDUセッション確立手続きを指す。PDUセッション確立手続きは、各装置がPDUセッションを確立する為の手続きである。尚、各装置は、PDUセッション確立手続きを、登録手続きが完了して登録状態となった任意のタイミングで開始することができる。また、各装置は、PDUセッション確立手続きを、登録手続きの中で実行することができてもよい。また、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッションを確立してもよい。尚、PDUセッション確立手続きは、UEが主導して開始される手続きであってよいし、UEが要求して開始される手続きであってよい。各装置は、PDUセッション確立手続きを複数回実行することにより、複数のPDUセッションを確立することができる。
さらに、UEは、登録手続きで受信した識別情報を基に、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。例えば、UEは、URLLCがサポートされている場合、URLLCをサポートするPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。さらに、UEは、冗長化通信がサポートされている場合、冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。さらに、UEは、IPアドレス維持がサポートされている場合、IPアドレス維持をサポートするPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。
さらに、UEは、LADNへの接続が可能であるエリアに位置している場合、及び/又はLADN service areaに位置している場合、LADNのためのPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、LADN service areaの外に位置している場合、LADNのためのPDUセッションを確立するためのPDUセッション確立手続きの実行が禁止されていてもよい。
まず、UEは、5G AN(gNB)及びAMFを介して、SMFにPDUセッション確立要求(PDU session establishment request)メッセージを含むNASメッセージを送信することにより(S900)(S902)(S904)、PDUセッション確立手続きを開始する。
具体的には、UEは、N1インターフェースを介して、5G AN(gNB)を介して、AMFに、PDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージを送信する(S900)。
ここで、UEは、少なくとも第21から26の識別情報の内、1つ以上の識別情報を、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含めて送信することができるが、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、RRCレイヤよりも下位のレイヤ(例えば、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ)の制御メッセージに含めて送信してもよい。これらの識別情報は、これらのメッセージに含められることで、UEの要求を示してもよい。また、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
UEは、第21の識別情報を送信することで、URLLCをサポートするPDUセッションの確立の要求を示してもよい。この場合、第21の識別情報は、URLLCのサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報を送信することで、冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立の要求を示してもよい。さらに、UEは、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報を送信することで、UEが要求する冗長化通信のタイプを示してもよい。この場合、第22の識別情報は、冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。さらに、第23の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよいし、第2のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよいし、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよい。
具体的には、UEは、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報を送信することで、第1のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立の要求を示してもよい。この場合、第23の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信を示す情報であってよい。
また、UEは、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報を送信することで、第2のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立の要求を示してもよい。この場合、第23の識別情報は、第2のタイプの冗長化通信を示す情報であってよい。
また、UEは、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報を送信することで、第3のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立の要求を示してもよい。この場合、第23の識別情報は、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってよい。
UEは、第24の識別情報を送信することで、IPアドレス維持をサポートするPDUセッションの確立の要求を示してもよい。この場合、第24の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第25の識別情報を送信することで、第25の識別情報が示すSSC modeのPDUセッションの確立の要求を示してもよいし、UEが要求するSSC modeを示してもよい。この場合、第25の識別情報が示す情報SSC modeは、「SSC mode 1」、「SSC mode 2」又は「SSC mode 3」のいずれかであってよい。
さらに、UEは、第24の識別情報と共に、第25の識別情報を送信することで、SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した際においても、IPアドレスが維持されるPDUセッションの確立の要求を示してもよい。この場合、第24の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよいし、第25の識別情報は、SSC mode 2を示す情報であってよい。
さらに、UEは、第24の識別情報と共に、第25の識別情報を送信することで、SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した際においても、IPアドレスが維持されるPDUセッションの確立の要求を示してもよい。この場合、第24の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよいし、第25の識別情報は、SSC mode 3を示す情報であってよい。
さらに、UEは、第24の識別情報、及び/又は第25の識別情報を送信することで、PDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した際においても、IPアドレスが維持されるPDUセッションの確立の要求を示してもよい。この場合、第24の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよいし、第25の識別情報は、SSC mode 4を示す情報であってよい。尚、第25の識別情報がSSC mode 4を示す情報である場合、UEは、第24の識別情報を送信しなくてもよい。
さらに、UEは、第26の識別情報を送信することで、第26の識別情報が示すDNNに対応づけられるPDUセッションの確立の要求を示してもよいし、UEが要求するDNNを示してもよい。尚、第26の識別情報は、第26の識別情報と共に送受信される識別情報が示す一又は複数の機能をサポートするDNを識別するDNNであってよい。さらに、第26の識別情報は、登録手続きで受信したDNNであってもよく、LADNであってもよい。
AMFは、PDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージを受信する(S900)と、NASメッセージからPDUセッション確立要求メッセージを取り出すとともに、PDUセッション確立要求メッセージの転送先としてSMFを選択する(S902)。尚、AMFは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、転送先のSMFを選択してもよい。
AMFは、選択したSMFに、N11インターフェースを介して、PDUセッション確立要求メッセージを転送する(S904)。
SMFは、PDUセッション確立要求メッセージを受信(S904)すると、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる各種の識別情報を認識する。そして、SMFは、第3の条件判別を実行する。第3の条件判別は、SMFが、UEの要求を受諾するか否かを判断する為のものである。第3の条件判別において、SMFは第3の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。SMFは、第3の条件判別が真の場合、図7の(A)の手続きを開始し、第3の条件判別が偽の場合、図7の(B)の手続きを開始する。
尚、第3の条件判別は、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はPDUセッション確立要求メッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMFが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第3の条件判別は真でよい。また、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第3の条件判別は偽でよい。さらに、UEの接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEが要求する機能をサポートしている場合、第3の条件判別は真でよく、UEが要求する機能をサポートしていない場合、第3の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第3の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第3の条件判別は偽でよい。尚、第3の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
次に、第3の条件判別が真の場合のステップ、すなわち図7の(A)の手続きの各ステップを説明する。SMFは、PDUセッションの確立先のUPFを選択し、選択したUPFに、N4インターフェースを介して、セッション確立要求メッセージを送信し(S906)、図7の(A)の手続きを開始する。
ここで、SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMFが保持するコンテキスト等に基づいて、1以上のUPFを選択してもよい。尚、複数のUPFが選択された場合、SMFは、各々のUPFに対してセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
UPFは、N4インターフェースを介して、SMFからセッション確立要求メッセージを受信し(S906)、PDUセッションのためのコンテキストを作成する。さらに、UPFは、セッション確立要求メッセージを受信、及び/又はPDUセッションのためのコンテキストの作成に基づいて、N4インターフェースを介して、SMFにセッション確立応答メッセージを送信する(S908)。
SMFは、セッション確立要求メッセージに対する応答メッセージとして、N4インターフェースを介して、UPFからセッション確立応答メッセージを受信する(S908)。SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPFの選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信に基づいて、UEに割り当てるアドレスのアドレス割り当てを行ってよい。
SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPFの選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信、及び/又はUEに割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了に基づいて、AMFを介して、UEにPDUセッション確立受諾(PDU session establishment accept)メッセージを送信する(S910)(S912)。
具体的には、SMFは、N11インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立受諾メッセージを送信すると(S910)、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMFは、N1インターフェースを介して、UEにPDUセッション確立受諾メッセージを含むNASメッセージを送信する(S912)。尚、PDUセッション確立受諾メッセージは、NASメッセージであり、PDUセッション確立要求に対する応答メッセージであってよい。また、PDUセッション確立受諾メッセージは、PDUセッションの確立が受諾されたことを示すことができる。
ここで、SMF及びAMFは、PDUセッション確立受諾メッセージを送信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が受諾されたことを示してもよい。
SMF及びAMFは、PDUセッション確立受諾メッセージに、少なくとも第31から36の識別情報の内、1つ以上の識別情報を含めて送信してもよい。尚、SMF及びAMFは、これらの識別情報を送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。さらに、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報と送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
SMF及びAMFは、第31の識別情報を送信することで、URLLCをサポートするPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。この場合、第31の識別情報は、URLLCのサポートを示す情報であってよい。
さらに、SMF及びAMFは、第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を送信することで、冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。さらに、SMF及びAMFは、第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を送信することで、ネットワークが選択、決定した冗長化通信のタイプを示してもよい。この場合、第32の識別情報は、冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。さらに、第33の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよいし、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよいし、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよい。
具体的には、SMF及びAMFは、第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を送信することで、第1のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。この場合、第33の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信を示す情報であってよい。
また、SMF及びAMFは、第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を送信することで、第3のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。この場合、第33の識別情報は、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってよい。
また、SMF及びAMFは、第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を送信することで、第3のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。この場合、第33の識別情報は、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってよい。
SMF及びAMFは、第34の識別情報を送信することで、IPアドレス維持をサポートするPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。この場合、第34の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよい。
さらに、SMF及びAMFは、第35の識別情報を送信することで、第35の識別情報が示すSSC modeのPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。さらに、SMF及びAMFは、第35の識別情報を送信することで、ネットワークが選択、決定したSSC modeを示してもよい。この場合、第35の識別情報が示す情報SSC modeは、「SSC mode 1」、「SSC mode 2」又は「SSC mode 3」のいずれかであってよい。
さらに、SMF及びAMFは、第34の識別情報と共に、第35の識別情報を送信することで、SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した際においても、IPアドレスが維持されるPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。この場合、第34の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよいし、第35の識別情報は、SSC mode 2を示す情報であってよい。
さらに、SMF及びAMFは、第34の識別情報と共に、第35の識別情報を送信することで、SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した際においても、IPアドレスが維持されるPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。この場合、第34の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよいし、第35の識別情報は、SSC mode 3を示す情報であってよい。
さらに、SMF及びAMFは、第34の識別情報、及び/又は第35の識別情報を送信することで、PDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した際においても、IPアドレスが維持されるPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。この場合、第34の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよいし、第35の識別情報は、SSC mode 4を示す情報であってよい。尚、第35の識別情報がSSC mode 4を示す情報である場合、SMF及びAMFは、第34の識別情報を送信しなくてもよい。
さらに、SMF及びAMFは、第36の識別情報を送信することで、第36の識別情報が示すDNNに対応づけられるPDUセッションの確立要求の受諾を示してもよいし、前記PDUセッションが確立されることを示してもよい。さらに、SMF及びAMFは、第36の識別情報を送信すること、ネットワークが選択、決定したDNNを示してもよい。尚、第36の識別情報は、第36の識別情報と共に送受信される識別情報が示す一又は複数の機能をサポートするDNを識別するDNNであってよい。さらに、第36の識別情報は、登録手続きで送信したDNNであってもよく、LADNであってもよい。
尚、SMF及びAMFは、少なくとも第31から36の識別情報の内、どの識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
また、SMF及びAMFは、選択した、及び/又は許可したPDUセッションIDをPDUセッション確立受諾メッセージに含めることができる。また、SMF及びAMFは、選択した、及び/又は許可したPDUセッションのタイプを示すPDUセッションタイプを指定することができる。PDUセッションタイプとしては、上述の通り、IPv4、IPv6、IP、Ethernet、Unstructuredのいずれかを指定することができる。また、SMF及びAMFは、選択した、及び/又は許可したPDUセッションのSSCモードをPDUセッション確立受諾メッセージに含めることができる。
さらに、SMF及びAMFは、承認されたQoSルール群をPDUセッション確立受諾メッセージに含めることができる。尚、承認されたQoSルール群には一又複数のQoSルールが含まれてよい。さらに、本手続きにおいて、QoSフロー、及び/又はユーザプレーン無線ベアラが複数確立される場合、承認されたQoSルール群には複数のQoSルールが含まれてもよい。逆に本手続きにおいて、QoSフロー、及び/又はユーザプレーン無線ベアラが1つのみ確立される場合、承認されたQoSルール群には1つのQoSルールが含まれてもよい。
さらに、SMFは、PDUセッション確立受諾メッセージに、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を含めて送信してもよいし、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、SMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、N1インターフェースを介して、AMFからPDUセッション確立受諾メッセージを含むNASメッセージを受信(S912)すると、AMFを介してSMFにPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S914)(S916)。UEは、PDUセッション確立受諾メッセージを受信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が受諾されたことを検出することができる。
具体的には、UEは、N1インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S914)。AMFは、UEからPDUセッション確立完了メッセージを受信すると、N11インターフェースを介して、SMFにPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S916)。
尚、AMFがSMFに送信するPDUセッション確立完了メッセージは、S910でSMFからAMFに送信されたPDUセッション確立受諾メッセージに対する応答メッセージであってよい。また、PDUセッション確立完了メッセージは、NASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立完了メッセージは、PDUセッション確立手続きが完了することを示すメッセージであればよい。
SMFは、N11インターフェースを介して、AMFからPDUセッション確立完了メッセージを受信すると(S916)、第2の条件判別を実行することができる。第2の条件判別は、送受信されるN4インターフェース上のメッセージの種類を決定する為ものである。第2の条件判別が真の場合、SMFは、N4インターフェースを介して、UPFにセッション変更要求メッセージを送信すると(S918)、その応答メッセージとして、UPFから送信されるセッション変更受諾メッセージを受信する(S920)。第2の条件判別が偽の場合、SMFは、N4インターフェースを介して、UPFにセッション確立要求メッセージを送信すると(S918)、その応答メッセージとして、UPFから送信されるセッション変更受諾メッセージを受信する(S920)。
尚、第2の条件判別は、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されているか否かに基づいて、実行されてもよい。例えば、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されている場合、第2の条件判別は真であってよく、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されていない場合、第2の条件判別は偽であってよい。尚、第2の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
各装置は、PDUセッション確立完了メッセージの送受信、及び/又はセッション変更応答メッセージの送受信、及び/又はセッション確立応答メッセージの送受信に基づいて、PDUセッション確立手続き中の(A)の手続きを完了する。本手続中の(A)の手続きが完了したとき、UEは、DNに対するPDUセッションが確立している状態にいる。
次に、PDUセッション確立手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。SMFは、AMFを介して、UEにPDUセッション確立拒絶(PDU session establishment reject)メッセージを送信する(S922)(S924)。具体的には、SMFは、N11インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S922)。AMFは、N11インターフェースを介して、SMFからPDUセッション確立要求メッセージを受信すると(S922)、N1インターフェースを用いて、UEにPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S924)。
尚、PDUセッション確立拒絶メッセージは、NASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立拒絶メッセージは、PDUセッションの確立が拒絶されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、SMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージを送信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。さらに、SMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、SMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信することで、PDUセッション確立要求によるUEの要求が拒絶されたこと、及びPDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
各装置は、図7の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、PDUセッション確立手続きを完了する。尚、各装置は、図7の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、図7の(B)の手続きの完了に基づいて、PDUセッション確立手続きが拒絶されたことを認識してもよいし、PDUセッションが確立されていない状態に遷移してもよい。さらに、UEは、図7の(A)の手続きが完了することで、確立したPDUセッションを用いて、DNと通信することができる。
さらに、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッション確立手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、各装置は、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、別のセルに対してPDUセッション確立手続きを実施してもよい。
さらに、UEは、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はPDUセッション確立拒絶メッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。
例えば、UEは、第31の識別情報を受信した場合、確立されたPDUセッションにおいて、URLLCがサポートされているか否かを認識してもよい。さらに、各装置は、第21の識別情報、及び/又は第31の識別情報を送受信した場合、URLLCをサポートするPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第21の識別情報を送信した場合、及び/又は第31の識別情報を受信した場合、URLLCをサポートするPDUセッションが確立されたことを認識してもよい。この場合、第21の識別情報、及び/又は第31の識別情報は、URLLCのサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を受信した場合、確立されたPDUセッションにおいて、冗長化通信がサポートされているか否かを認識してもよい。さらに、各装置は、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報、及び/又は第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を送受信した場合、冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報を送信した場合、及び/又は第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を受信した場合、冗長化通信をサポートするPDUセッションが確立されたことを認識してもよい。この場合、第22の識別情報、及び第32の識別情報は、冗長化通信のサポートを示す情報であってよい。さらに、第23の識別情報、及び/又は第33の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよいし、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよいし、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってもよい。
具体的には、各装置は、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報、及び/又は第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を送受信した場合、第1のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報を送信した場合、及び/又は第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を受信した場合、第1のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションが確立されることを認識してもよい。この場合、第33の識別情報は、第1のタイプの冗長化通信を示す情報であってよい。
また、各装置は、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報、及び/又は第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を送受信した場合、第2のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報を送信した場合、及び/又は第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を受信した場合、第2のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションが確立されることを認識してもよい。この場合、第33の識別情報は、第2のタイプの冗長化通信を示す情報であってよい。
また、各装置は、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報、及び/又は第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を送受信した場合、第3のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報を送信した場合、及び/又は第32の識別情報、及び/又は第33の識別情報を受信した場合、第3のタイプの冗長化通信をサポートするPDUセッションが確立されることを認識してもよい。この場合、第33の識別情報は、第3のタイプの冗長化通信を示す情報であってよい。
UEは、第34の識別情報を受信した場合、確立されたPDUセッションにおいて、IPアドレス維持がサポートされているか否かを認識してもよい。さらに、各装置は、第24の識別情報、及び/又は第34の識別情報を送受信した場合、IPアドレス維持をサポートするPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第24の識別情報を送信した場合、及び/又は第34の識別情報を受信した場合、IPアドレス維持をサポートするPDUセッションが確立されたことを認識してもよい。この場合、第24の識別情報、及び/又は第34の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよい。
さらに、UEは、第35の識別情報を受信した場合、第35の識別情報が示すSSC modeのPDUセッションが確立されることを認識してもよいし、確立されるPDUセッションに対応づけられたSSC modeを、認識してもよい。さらに、各装置は、第35の識別情報を送受信した場合、第35の識別情報が示すSSC modeのPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第35の識別情報を受信した場合、第35の識別情報が示すSSC modeを、確立されるPDUセッションのコンテキストに記憶してもよい。さらに、UEは、第35の識別情報を受信した場合、第25の識別情報で示されたSSC modeのPDUセッションの確立の要求が受諾されたことを認識してもよい。この場合、第35の識別情報が示す情報SSC modeは、「SSC mode 1」、「SSC mode 2」又は「SSC mode 3」のいずれかであってよい。
さらに、各装置は、第34の識別情報と共に、第35の識別情報を送受信した場合、SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した際においても、IPアドレスが維持されるPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第34の識別情報と共に、第35の識別情報を受信した場合、SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した際においても、IPアドレスが維持されるPDUセッションが確立されることを認識してもよい。この場合、第34の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよいし、第35の識別情報は、SSC mode 2を示す情報であってよい。
さらに、各装置は、第34の識別情報と共に、第35の識別情報を送受信した場合、SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した際においても、IPアドレスが維持されるPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第34の識別情報と共に、第35の識別情報を受信した場合、SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した際においても、IPアドレスが維持されるPDUセッションが確立されることを認識してもよい。この場合、第34の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよいし、第35の識別情報は、SSC mode 3を示す情報であってよい。
さらに、各装置は、第34の識別情報、及び/又は第35の識別情報を送受信した場合、PDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した際においても、IPアドレスが維持されるPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第34の識別情報、及び/又は第35の識別情報を受信した場合、PDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行した際においても、IPアドレスが維持されるPDUセッションが確立されることを認識してもよい。この場合、第34の識別情報は、IPアドレス維持のサポートを示す情報であってよいし、第35の識別情報は、SSC mode 4を示す情報であってよい。尚、第35の識別情報がSSC mode 4を示す情報である場合、UEは、第34の識別情報を送信していなくてもよい。
さらに、各装置は、第36の識別情報を送受信した場合、第36の識別情報が示すDNNに対応づけられるPDUセッションを確立してもよい。さらに、UEは、第36の識別情報を受信した場合、第36の識別情報が示すDNNに対応づけられるPDUセッションが確立されることを認識してもよい。さらに、UEは、第36の識別情報を受信した場合、ネットワークが選択、決定したDNNを認識してもよい。尚、第36の識別情報は、第36の識別情報と共に送受信される識別情報が示す一又は複数の機能をサポートするDNを識別するDNNであってよい。さらに、第36の識別情報は、登録手続きで受信したDNNであってもよく、LADNであってもよい。
[4. 第1の実施形態]
次に、第1の実施形態について説明する。以下、第1の実施形態を、本実施形態と称する。本実施形態の通信手続きでは、まず、各装置は、UEが開始した登録手続きを行う。次に、各装置は、UEが開始したPDUセッション確立手続きを行うことにより、PDUセッションを確立し、UEとDNとの間で、PDUセッションを用いた通信を行うことができる状態へ遷移する。次に、各装置は、PDUセッションを用いてユーザデータの送受信を行う。以上により、本実施形態の手続きは完了する。
尚、本実施形態の手続きでは、各装置は、登録手続きにおいて、UEとネットワークとの間で、URLLCのサポート情報、冗長化通信のサポート情報、及び/又はIPアドレス維持のサポート情報を交換してよい。
さらに、各装置は、PDUセッション確立手続きにおいて、登録手続きで交換した情報を基に、UEとネットワークとの間で、URLLCがサポートされたPDUセッションを確立してもよいし、冗長化通信がサポートされたPDUセッションを確立してもよいし、IPアドレス維持がサポートされたPDUセッションを確立してもよい。尚、URLLCがサポートされたPDUセッション、冗長化通信がサポートされたPDUセッション、IPアドレス維持がサポートされたPDUセッションは、特定のDNに対してのみに確立可能なPDUセッションであってよい。ここで、特定のDNとは、例えば、LADNであってもよい。
さらに、各装置は、確立されたPDUセッションを用いることにより、URLLCがサポートされたユーザデータの通信を実行してもよいし、冗長化通信を実行してもよいし、IPアドレス維持がサポートされたユーザデータの通信を実行してもよい。
[5. 変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する事によって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いる事も可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。