JP2019125836A - 磁気回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動強度を向上させつつ製造容易な磁気回路を提供する。【解決手段】一対の磁石21A、21Bが、互いに極性が異なる面を対向させて配置されることから、反力が生じる部材同士を接近させる必要がなく、組立性を向上させることができ、磁気回路2を容易に製造することができる。一方の磁石21Aと一方のボイスコイル3Aとの間に生じる駆動力が、他方の磁石21Bと他方のボイスコイル3Bとの間に生じる駆動力に対し、同時に同方向を向くようにすれば、一対の磁石21A、21Bを用いることによって振動強度を向上させることができる。【選択図】図1
Description
本発明は、磁気回路に関する。
一般に、スピーカや振動ユニット等の振動を発生する装置では、ボイスコイルと磁気回路とが設けられることにより、電磁的な相互作用によって振動が発生するようになっている。このような振動発生装置では、振動強度(駆動力)を向上させることが要求される場合がある。例えば、振動発生装置はいろいろな対象物に用いることは可能であるが、一つの適用対象として自動車に用いることも可能である。その一例として車両の運転者に対して、他車両の接近方向を通知する際に振動発生装置を用いることも考えられるが、その際、強い振動強度を発生することができれば、運転者に通知しやすくすることができる。そこで、振動方向において2つのマグネットが並べられた磁気回路が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された磁気回路では、マグネットの同極同士が対向することにより、反発磁界が形成されている。
しかしながら、特許文献1に記載されたように、駆動力を向上させるために反発磁界を形成しようとすると、反力に逆らって2つのマグネットを接近させて組み付ける必要があり、磁気回路の製造が困難であった。
したがって、本発明の課題は、振動強度を向上させつつ製造容易な磁気回路を提供することが一例として挙げられる。
前述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の磁気回路は、互いに極性が異なる面が対向するように配置される一対の磁石と、前記一対の磁石の対向方向における外側から、当該一対の磁石を挟み込むように配置される一対の端部ヨークと、前記一対の磁石の間に配置される中間ヨークと、を備え、前記中間ヨークは、前記一対の端部ヨークのそれぞれに対してエアギャップを形成することを特徴としたものである。
以下、本発明の実施形態を説明する。本発明の実施形態に係る磁気回路は、互いに極性が異なる面が対向するように配置される一対の磁石と、一対の磁石の対向方向における外側から、一対の磁石を挟み込むように配置される一対の端部ヨークと、一対の磁石の間に配置される中間ヨークと、を備え、中間ヨークは、一対の端部ヨークのそれぞれに対してエアギャップを形成する。
一対の磁石が、互いに極性が異なる面が対向するように配置されることから、例えば、一対の被着磁部材によって中間ヨークを挟み込んだ状態で磁場を印加することにより、この被着磁部材を着磁して磁石に変化させ、磁気回路を形成することができる。このとき、一対の被着磁部材によって中間ヨークを挟み込む際に反力が生じない。また、一対の被着磁部材を着磁して磁石に変化させた後、これらを組み付けてもよく、この場合も同様に反力が生じない。いずれの製造方法であっても、反力が生じる部材同士を接近させる必要がないことから、組立性を向上させることができ、磁気回路を容易に製造することができる。
また、一方の磁石と一方のボイスコイルとによって駆動力が、他方の磁石と他方のボイスコイルとによって生じる駆動力に対し、同時に同方向を向くようにすれば、一対の磁石を用いることにより振動強度を向上させることができる。ボイスコイルに通電することによって生じる磁界の向きは、ボイスコイルの螺旋の向きと、交流電流又はパルス電流の位相と、によって決まることから、これらを適宜に設定すればよい。
中間ヨークは、対向方向との交差方向において一対の磁石よりも突出した突出部と、突出部から対向方向に延びて一対の端部ヨークのそれぞれに対してエアギャップを形成する一対の対向部と、を有することが好ましい。
本発明の実施形態に係る振動ユニットは、上記の磁気回路を備えた振動ユニットであって、一対のエアギャップのそれぞれに配置される一対のボイスコイルと、中間ヨークに接続される少なくとも1つのサスペンションと、サスペンションが接続される外装ケースと、を備え、ボイスコイルに交流電流又はパルス電流を流すことで、磁気回路を対向方向に駆動する。
このような振動ユニットによれば、上記の磁気回路を備えることにより、振動強度を向上させつつ容易に製造することができる。
外装ケースにおいて対向方向に対向する2面のそれぞれに配置される一対の振動板をさらに備え、一対の振動板に対し、一対のボイルコイルのそれぞれが接続されていることが好ましい。上記のようにボイルコイルの螺旋の向きと、電流の位相と、を適宜に設定することにより、一対の振動板に対し、同時に同方向の駆動力を加えることができ、振動強度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る磁気回路製造方法は、上記の磁気回路を製造するための磁気回路製造方法であって、一対の被着磁部材によって中間ヨークを挟み込んだ状態で磁場を印加することにより、被着磁部材を着磁して磁石に変化させる。このような製造方法によれば、反力が生じる部材同士を接近させる必要がないことから、組立性を向上させることができる。
以下、本発明の実施例について具体的に説明する。本実施例の振動ユニット1は、図1に示すように、磁気回路2と、一対のボイスコイル3A、3Bと、3つのサスペンション4A〜4Cと、外装ケース5と、一対の振動板6A、6Bと、を備える。振動ユニット1は、例えば移動体としての車両の座席に搭載され、着座者に振動を伝達するために用いられる。
本実施例では、振動ユニット1における振動の発生方向(振動方向)をZ方向とし、Z方向に直交する平面内の2方向をX方向及びY方向とする。また、図1では、振動ユニット1のうちX方向における半分を図示しているが、残りの半分はYZ平面を対称面として面対称な形状を有している。また、振動ユニット1は、Z方向から見て全体が円形となっており、ZX平面を通る断面と、YZ平面を通る断面と、は略同一形状を有している。
磁気回路2は、一対の磁石21A、21Bと、中間ヨーク22と、一対の端部ヨークとしての一対のプレート23A、23Bと、を備える。
一対の磁石21A、21Bは、Z方向に並んでいる。以下では、Z方向における磁石21A側を「一方側」とし、磁石21B側を「他方側」とする。一対の磁石21A、21Bは、互いに極性が異なる面が対向するように配置されている。例えば、一方側の磁石21Aにおいて、一方側の面がN極であり他方側の面がS極であるとともに、他方側の磁石21Bにおいて、一方側の面がN極であり他方側の面がS極であればよい。
中間ヨーク22は、例えば鉄等の強磁性体によって形成され、Z方向一方側の第1部材22Aと他方側の第2部材22Bとによって構成されるとともに、一対の磁石21A、21Bの間に配置されている。中間ヨーク22は、一対の磁石21A、21Bによって挟み込まれる被挟持部221と、XY平面の各方向において一対の磁石21A、21Bから突出した突出部222と、突出部222からZ方向に沿って延びる一対の対向部223A、223Bと、を有する。尚、突出部222は、XY平面全体において一対の磁石21A、21Bから突出していてもよいし、突出しない部分を有していてもよい。
第1部材22Aは、被挟持部221において一方側の磁石21Aにおける他方側の面に接触し、第2部材22Bは、被挟持部221において他方側の磁石21Bにおける一方側の面に接触する。一方側の対向部223Aは第1部材22Aに形成され、他方側の対向部223Bは第2部材22Bに形成されている。
一対のプレート23A、23Bは、例えば鉄等の強磁性体によって形成され、一対の磁石21A、21BをZ方向における外側から挟み込むように配置される。一方側のプレート23Aが、一方側の磁石21Aにおける一方側の面に接触し、他方側のプレート23Bが、他方側の磁石21Bにおける他方側の面に接触する。
一方側の磁石21Aとプレート23Aとの合計のZ方向寸法は、一方側の対向部223Aの突出寸法と略等しい。同様に、他方側の磁石21Bとプレート23Bとの合計のZ方向寸法は、他方側の対向部223Bの突出寸法と略等しい。即ち、一方側の対向部223Aとプレート23AとがXY平面内の各方向において対向し、エアギャップGAが形成されている。同様に、他方側の対向部223Bとプレート23BとがXY平面内の各方向において対向し、エアギャップGBが形成されている。
ボイスコイル3A、3Bは、Z方向の両側が開口した筒状に形成されている。一方側のボイスコイル3Aは、コイル支持部31Aによって支持されることで、エアギャップGAに配置されている。コイル支持部31Aは一方側の振動板6Aに接続されている。即ち、ボイスコイル3Aはコイル支持部31Aを介して振動板6Aに接続されている。他方側のボイスコイル3Bは、コイル支持部31Bによって支持されることで、エアギャップGBに配置されている。コイル支持部31Bは一方側の振動板6Bに接続されている。即ち、ボイスコイル3Bはコイル支持部31Bを介して振動板6Bに接続されている。
3つのサスペンション4A〜4Cは、全体が円環板状に形成されるとともに環状部分に適宜な貫通孔を有するダンパであって、その内周部が中間ヨーク22に接続され、その外周部が外装ケース5に接続されている。
Z方向一方側のサスペンション4Aは、中間ヨーク22における一方側の対向部223Aの先端部に接続されており、対向部223Aには、サスペンション4Aを支持するために外周側に突出した突出部224Aが形成されている。Z方向他方側のサスペンション4Bは、中間ヨーク22における他方側の対向部223Bの先端部に接続されており、対向部223Bには、サスペンション4Bを支持するために外周側に突出した突出部224Bが形成されている。
Z方向中央のサスペンション4Cの内周部は、中間ヨーク22の第1部材22Aと第2部材22BとによってZ方向から挟み込まれている。尚、図示の例では、サスペンション4Cを挟み込むための切欠きが第2部材22Bのみに形成されているが、このような切欠きは、第1部材22Aのみに形成されていてもよいし、両方に形成されていてもよい。
外装ケース5は、磁気回路2とボイスコイル3A、3Bとサスペンション4A〜4Cとを収容するケースであって、Z方向を軸方向とするとともに両端が開口した円筒状に形成されている。外装ケース5は、Z方向一方側の第1ケース部5Aと他方側の第2ケース部5Bとによって構成されているものとするが、1部材により形成されていてもよい。また、第1ケース部5Aと第2ケース部5Bとは、XY平面を対称面として面対称な形状を有していてもよいし、多少の非対称性を有していてもよい。外装ケース5の内周面には、サスペンション4A〜4Cの外周部が接続されている。
ここで、振動板6A、6Bに生じる駆動力の向きについて説明する。振動板6A、6Bには、同時に同方向(Z方向の一方側又は他方側)の駆動力が生じる。一方側のプレート23Aが接触する磁石21Aの極と、他方側のプレート23Bが接触する磁石21Bの極と、は互いに異なっている。また、一方側の対向部223Aを有する第1部材22Aが接触する磁石21Aの極と、他方側の対向部223Bを有する第2部材22Bが接触する磁石21Bの極と、は互いに異なっている。従って、一方側のエアギャップGAにおける磁界の向きと、他方側のエアギャップGBにおける磁界の向きと、は互いに逆向きとなる。
上記のようにエアギャップGA、GBの磁界の向きが互いに逆向きとなることから、一対の振動板6A、6Bに同時に同方向の駆動力を生じさせるためには、一方側のボイスコイル3Aに通電した際に発生する磁界の向きと、他方側のボイスコイル3Bに通電した際に発生する磁界の向きと、が互いに逆向きとなる必要がある。このためには、一対のボイスコイル3A、3Bの螺旋の向きを逆向き(XY平面を対称面として面対称)にし、且つ、通電する交流電流又はパルス電流の位相を同位相とするか、或いは、一対のボイスコイル3A、3Bの螺旋の向きを同じ向き(XY平面を対称面として非対称)にし、且つ、通電する交流電流又はパルス電流の位相を逆位相とすればよい。
次に、磁気回路2を製造するための磁気回路製造方法の一例について説明する。着磁可能であり、磁石21A、21Bを構成するための部材を被着磁部材とする。第1部材22Aと第2部材22Bとを互いに固定して中間ヨーク22を構成し、この中間ヨーク22を一対の被着磁部材によって挟み込み、この状態で磁場を印加することにより、被着磁部材を着磁して磁石21A、21Bに変化させる。
尚、着磁する際には、磁石21A、21Bにプレート23A、23Bが固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。また、振動ユニット1を構成する各部品を組み付けた後に、磁場を印加して着磁し、振動ユニット1を完成させてもよい。即ち、少なくとも一対の被着磁部材によって中間ヨーク22を挟み込んだ状態で磁場を印加すればよく、その他の部材の組み付けタイミングと、磁場印加のタイミングと、の前後は任意である。
また、一対の被着磁部材を着磁して磁石21A、21Bに変化させた後に、この磁石21A、21Bによって中間ヨーク22を挟み込んで固定してもよい。
以上の磁気回路2の発生磁場を等磁力線によって表すと、図2のようになる。即ち、一対の磁石21A、21Bには、互いに近づくような力が作用する。一方、第1の比較例の磁気回路7の発生磁場を等磁力線によって表すと、図3のようになる。磁気回路7は、一対の磁石71A、71Bと、中間ヨーク72と、一対の端部ヨーク73A、73Bと、を備え、一対の磁石71A、71Bは、同極性の面が対向するように配置されている。中間ヨーク72及び一対の端部ヨーク73A、73Bは、それぞれ、中間ヨーク22及び一対の端部ヨーク23A、23Bと同様の構成を有する。このような磁気回路7の発生磁場は図3のように表され、一対の磁石71A、71Bには互いに反発するような力が作用する。また、第2の比較例の磁気回路8の発生磁場を等磁力線によって表すと、図4のようになる。磁気回路8は、1つの磁石81と、1つの下側ヨーク82と、1つの上側ヨーク83と、を備える。下側ヨーク82及び上側ヨーク83は、それぞれ、中間ヨーク22の第1部材22A及び端部ヨーク23Aと同様の構成を有する。
上記の構成により、一対の磁石21A、21Bが、互いに極性が異なる面を対向させて配置されることから、一対の被着磁部材によって中間ヨーク22を挟み込んだ状態で磁場を印加することにより、この被着磁部材を着磁して磁石21A、21Bに変化させ、磁気回路2を形成する際に反力が生じない。また、一対の被着磁部材を着磁して磁石21A、21Bに変化させた後、これらを組み付ける場合も同様に反力が生じない。いずれの製造方法であっても、反力が生じる部材同士を接近させる必要がないことから、組立性を向上させることができ、磁気回路2を容易に製造することができる。
また、中間ヨーク22を挟み込んだ一対の磁石21A、21Bには反力が生じないことから、一対の磁石21A、21Bを接近して配置させやすく、磁気回路2を小型化することができる。
また、一対の磁石21A、21Bと中間ヨーク22とを1ユニット化しやすく、サスペンションの数を減らしやすい。即ち、一方側の磁石と一方側の中間ヨークとを第1のユニットとするとともに、他方側の磁石と他方側の中間ヨークとを第2のユニットとし、これらのユニットを対向方向に分離して配置した場合、各ユニットを安定して保持するためには、それぞれ2つ以上のサスペンションを設けることが好ましい。これに対し、一対の磁石21A、21Bと中間ヨーク22とを1ユニット化すれば、実施例に示すように3つのサスペンション4A〜4Cによって(即ち中央のサスペンション4Cを共通化して)このユニットを安定して保持することができる。
また、一方の磁石21Aと一方のボイスコイル3Aとの間に生じる駆動力が、他方の磁石21Bと他方のボイスコイル3Bとの間に生じる駆動力に対し、同時に同方向を向くようにすれば、一対の磁石21A、21Bを用いることによって振動強度を向上させることができる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、磁気回路2が振動ユニット1に設けられるものとしたが、変形例として図5に示すように、磁気回路20をスピーカ装置10に設けてもよい。
スピーカ装置10は、磁気回路20と、一対の振動部30A、30Bと、エンクロージャ40と、を備える。一対の振動部30A、30Bは、それぞれ、フレーム11と、フレーム11に支持される振動板12と、振動板12をフレーム11に支持するエッジ13と、振動板12に直接的に支持される筒状のボイスコイル14と、ボイスコイル14をフレーム11に支持するダンパ15と、を備える。
磁気回路20は、前記実施例の磁気回路2と同様に、互いに極性が異なる面を対向させて配置される一対の磁石201A、201Bと、一対の磁石201A、201Bの間に配置される中間ヨーク202と、一対の磁石201A、201BをZ方向における外側から挟み込むように配置される一対の端部ヨークとしてのプレート203A、203Bと、を備える。また、中間ヨーク202は、XY平面において一対の磁石201A、201Bから突出した突出部と、突出部からZ方向に延びて一対のプレート203A、203Bのそれぞれに対してエアギャップを形成しつつXY平面内の各方向に対向する一対の対向部と、を有する。ボイスコイル14はこのエアギャップに配置される。
変形例のスピーカ装置10によれば、前記実施例の振動ユニット1と同様に、反力が生じる部材同士を接近させる必要がないことから、組立性を向上させることができ、磁気回路20を容易に製造することができる。また、一方の磁石201Aと一方のボイスコイル14との間に生じる駆動力が、他方の磁石201Bと他方のボイスコイル14との間に生じる駆動力に対し、同時に同方向を向くようにすれば、一対の磁石201A、201Bを用いることによって振動強度を向上させることができる。
また、前記実施例では、振動ユニット1が3つのサスペンション4A〜4Cを備えるものとしたが、サスペンションの数及び配置は、発生する駆動力の大きさや、用いるダンパ部材の性能に応じて適宜に設定されればよい。例えば、Z方向中央部のサスペンションを省略し、Z方向両端部にのみサスペンションを設けてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施例に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施例に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 振動ユニット
2、20 磁気回路
21A、21B 磁石
22 中間ヨーク
222 突出部
223A、223B 対向部
23A、23B プレート(端部ヨーク)
3A、3B ボイスコイル
4A〜4C サスペンション
5 外装ケース
6A、6B 振動板
2、20 磁気回路
21A、21B 磁石
22 中間ヨーク
222 突出部
223A、223B 対向部
23A、23B プレート(端部ヨーク)
3A、3B ボイスコイル
4A〜4C サスペンション
5 外装ケース
6A、6B 振動板
Claims (5)
- 互いに極性が異なる面が対向するように配置される一対の磁石と、
前記一対の磁石の対向方向における外側から、当該一対の磁石を挟み込むように配置される一対の端部ヨークと、
前記一対の磁石の間に配置される中間ヨークと、を備え、
前記中間ヨークは、前記一対の端部ヨークのそれぞれに対してエアギャップを形成することを特徴とする磁気回路。 - 前記中間ヨークは、前記対向方向との交差方向において前記一対の磁石よりも突出した突出部と、前記突出部から前記対向方向に延びて前記一対の端部ヨークのそれぞれに対してエアギャップを形成する一対の対向部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の磁器回路。
- 請求項1又は2に記載の磁気回路を備えた振動ユニットであって、
一対の前記エアギャップのそれぞれに配置される一対のボイスコイルと、
前記中間ヨークに接続される少なくとも1つのサスペンションと、
前記サスペンションが接続される外装ケースと、を備え、
前記ボイスコイルに交流電流又はパルス電流を流すことで、前記磁気回路を前記対向方向に駆動することを特徴とする振動ユニット。 - 前記外装ケースにおいて前記対向方向に対向する2面のそれぞれに配置される一対の振動板をさらに備え、
前記一対の振動板に対し、前記一対のボイルコイルのそれぞれが接続されていることを特徴とする請求項3に記載の振動ユニット。 - 請求項1又は2に記載の磁気回路を製造するための磁気回路製造方法であって、
一対の被着磁部材によって前記中間ヨークを挟み込んだ状態で磁場を印加することにより、当該被着磁部材を着磁して前記磁石に変化させることを特徴とする磁気回路製造方法。
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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