JP2019125307A - 車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】一時利用権限が付与されたユーザによる利用終了時の状態改善を促すことを可能とする車両を提供する。【解決手段】一時利用権限が付与されたユーザの利用終了を検出する手段と、前記ユーザからの通電の停止操作を検出する手段と、前記利用終了、及び前記通電の停止が検出された際に、表示装置にメッセージを表示させる手段とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、車両に関する。
特許文献1には、各市町村からごみ収集日を予め取得しておき、運転者の自宅情報に対応するごみ収集日をゴミ出しお知らせ情報として、車載システムに提供することが記載されている。当該システムでは、決定されたタイミングに到達すると、ゴミ出しお知らせ情報と表示指示とが車載機に出力される。
しかしながら、特許文献1記載の手法では、シェアカーやレンタカー等、所有者ではないユーザが車両を利用する場合等については何ら考慮されていない。
本発明のいくつかの態様は前述の課題に鑑みてなされたものであり、一時利用権限が付与されたユーザによる利用終了時の状態改善を促すことを可能とする車両を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係る車両は、一時利用権限が付与されたユーザの利用終了を検出する手段と、前記ユーザからの通電の停止操作を検出する手段と、前記利用終了、及び前記通電の停止が検出された際に、表示装置にメッセージを表示させる手段とを備える。
なお、本発明において、「部」や「手段」、「装置」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や「手段」、「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
[実施形態]
[1 機能構成]
[1.1 全体構成]
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係る車両システム1の機能構成を説明する。車両システム1は、サーバ100と、ユーザの操作する、例えば携帯電話等の端末であるユーザ端末200と、車両300とから構成され、サーバ100、ユーザ端末200、及び車両300は各々、インターネットや公衆電話網等、又はそれらの組合せであるネットワークNを介して相互に通信可能である。また、ユーザ端末200と車両300とは、Bluetooth(登録商標)等のNFC(Near Field Communication)により、ネットワークNを介さずに相互に通信可能としても良い。なお、図1にはユーザ端末200及び車両300は1台ずつしか図示されていないが、サーバ100と通信可能なユーザ端末200及び車両300は複数台であってもよい。また、サーバ100は物理的に1台の情報処理装置により実現される必要はなく、複数台の情報処理装置が協働してサーバ100の機能を実現することも考えられる。
[1 機能構成]
[1.1 全体構成]
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係る車両システム1の機能構成を説明する。車両システム1は、サーバ100と、ユーザの操作する、例えば携帯電話等の端末であるユーザ端末200と、車両300とから構成され、サーバ100、ユーザ端末200、及び車両300は各々、インターネットや公衆電話網等、又はそれらの組合せであるネットワークNを介して相互に通信可能である。また、ユーザ端末200と車両300とは、Bluetooth(登録商標)等のNFC(Near Field Communication)により、ネットワークNを介さずに相互に通信可能としても良い。なお、図1にはユーザ端末200及び車両300は1台ずつしか図示されていないが、サーバ100と通信可能なユーザ端末200及び車両300は複数台であってもよい。また、サーバ100は物理的に1台の情報処理装置により実現される必要はなく、複数台の情報処理装置が協働してサーバ100の機能を実現することも考えられる。
サーバ100は、予め登録された1以上の車両300を、ユーザに一時的に貸出して利用させるカーシェアリングサービス又はレンタカーサービスを実現するための装置である。この際、サーバ100はユーザに一時利用権限を付与し、当該ユーザの操作するユーザ端末200に対し、例えば車両300を利用するための鍵となる認証情報を送信する。ユーザは、認証情報がダウンロードされたユーザ端末200を車両300に近づける等することにより、車両300を解錠し、エンジンやモータを起動させることができる。以下の説明では、車両システム1においてサーバ100は、カーシェアリングサービスを提供するものとして説明するが、同様の仕組みでレンタカーサービスに適用することも可能である。
[1.2 サーバ100]
まず、サーバ100の機能構成を説明する。サーバ100は、ユーザ管理部110、車両管理部120、鍵管理部130、及び課金管理部140を有する。
ユーザ管理部110は、カーシェアリングサービスを利用するユーザ情報を管理する。ユーザ管理部110は、ユーザ情報管理部111を含む。
まず、サーバ100の機能構成を説明する。サーバ100は、ユーザ管理部110、車両管理部120、鍵管理部130、及び課金管理部140を有する。
ユーザ管理部110は、カーシェアリングサービスを利用するユーザ情報を管理する。ユーザ管理部110は、ユーザ情報管理部111を含む。
ユーザ情報管理部111は、カーシェアリングサービスを利用可能な1以上のユーザの情報を管理する。ユーザ情報管理部111で管理するユーザ情報には、例えば、ユーザの氏名や電話番号等の情報の他、利用するユーザ端末200の識別情報、サービス利用履歴、課金情報、ユーザに対する評価情報等を含むことができる。また、車両300を現在貸出しているユーザについては、貸出している車両300の情報や、貸出開始時刻や終了予定時刻等の情報もユーザ情報管理部111が管理してもよい。
車両管理部120は、カーシェアリングサービスにおいて貸出可能な車両300を管理する。車両管理部120は、車両情報管理部121、貸出・返却処理部123、及びスケジューラ部125を含む。
車両情報管理部121は、カーシェアリングサービスにおいて貸出可能な1以上の車両300の情報を管理する。車両情報管理部121で管理する車両情報には、例えば、車両300の識別情報や、車種、排気量や乗車可能人数等のスペック情報等を含むことができる。また、車両300を現在利用しているユーザの情報や、貸出開始時刻や終了予定時刻等の情報も車両情報管理部121が管理しても良い。
貸出・返却処理部123は、ユーザの操作するユーザ端末200からの要求を受けて、ユーザへの車両300の貸出し、及びユーザからの車両300の返却処理を受け付けるための処理を行う。より具体的には、ユーザへの車両300の貸出時には、貸出・返却処理部123は当該ユーザに一時利用権限を付与し、鍵管理部130にユーザ端末200及び車両300に、鍵代わりとなる認証情報を送信させる。またユーザからの車両300の返却時には、貸出・返却処理部123は当該ユーザの一時利用権限を停止し、鍵管理部130に、ユーザ端末200及び車両300に送信された認証情報が利用できないようにさせる。
スケジューラ部125は、車両情報管理部121で管理される1以上の車両300各々について、貸出し及び貸出予定状況を管理する。より具体的には、例えば、各々の車両300について、何時から何時まで、どのユーザに貸出しているか、貸出予定であるか、をスケジューラ部125は管理すればよい。
鍵管理部130は、ユーザが車両300を利用するための認証情報の管理等を行う。鍵管理部130は、ワンタイムキー発行部131を含む。
鍵管理部130は、ユーザが車両300を利用するための認証情報の管理等を行う。鍵管理部130は、ワンタイムキー発行部131を含む。
ワンタイムキー発行部131は、ユーザへの車両300の一時利用権限付与時等に、車両300を利用するためのワンタイムキーを生成し、当該ワンタイムキーを含む認証情報をユーザ端末200及び車両300に対して送信する。ユーザ端末200は、当該認証情報を用いた認証処理を車両300との間で行い、当該認証処理が成功すると、車両300の解錠、エンジンやモータの起動等を行うことができる。
ユーザからの車両300の返却手続きを受け付ける際には、ワンタイムキー発行部131は、新たなワンタイムキーを車両300に送信することにより認証情報を書き換えたり、或いは、ユーザ端末200及び/又は車両300の認証情報を無効化させたりすることにより、ユーザがユーザ端末200を用いて車両300を利用できないようにすればよい。
課金管理部140は、カーシェアリングサービスにより車両300を借りたユーザに費用を請求するための課金処理を行う。課金管理部140は、費用算出部141及び費用処理部143を含む。
費用算出部141は、ユーザの借りた車両300の車種や時間等に応じて、ユーザに請求する請求金額を算出する。費用処理部143は、例えば、予めユーザにより登録された費用請求方法(例えばクレジットカードの支払情報や、銀行口座からの引落し情報等)を用いて、費用算出部141が算出した費用の課金処理を行う。またこのとき、費用処理部143は、ユーザ端末200に対し請求金額及び費用処理方法等を通知することも考えられる。
[1.3 ユーザ端末200]
次に、ユーザ端末200の機能構成を説明する。ユーザ端末200は、ユーザ管理部210、現在位置検出部220、車両管理部230、鍵管理部240、課金管理部250、及び表示制御部260を含む。
ユーザ管理部210は、ユーザ端末200を利用するユーザの情報を管理する。ユーザ管理部210は、ユーザ情報管理部211を含む。
次に、ユーザ端末200の機能構成を説明する。ユーザ端末200は、ユーザ管理部210、現在位置検出部220、車両管理部230、鍵管理部240、課金管理部250、及び表示制御部260を含む。
ユーザ管理部210は、ユーザ端末200を利用するユーザの情報を管理する。ユーザ管理部210は、ユーザ情報管理部211を含む。
ユーザ情報管理部211は、ユーザ端末200を利用するユーザ情報を管理する。ユーザ情報管理部211で管理するユーザの情報には、例えば、ユーザの氏名や電話番号等の情報の他、ユーザ端末200の識別番号、サービス利用履歴、課金情報、ユーザに対する評価情報等を含むことができる。また、ユーザ情報管理部211は、適宜サーバ100と通信することにより、サーバ100のユーザ情報管理部111により管理されるユーザ情報を修正し、両者の情報の一致を図ることができる。また、ユーザ情報管理部211は、ユーザ情報をユーザ端末200上では格納/管理せずに、適宜サーバ100と通信することにより、ユーザ情報の更新や表示等をするようにしてもよい。
現在位置検出部220は、例えばGPS(Grobal Positioning System)や、周辺のWi−Fiの情報等により、ユーザ端末200の現在位置を取得する。現在位置検出部220が検出した現在位置情報は、必要に応じてサーバ100に送信されてもよい。
車両管理部230は、ユーザが車両300の貸出を受けたり、貸出を受けた車両300の返却を行ったりする等の車両300の管理を行う。車両管理部230は、貸出・返却処理部231、及び予約処理部233を含む。
貸出・返却処理部231は、ユーザ操作に応じて、車両300のユーザへの貸出し、及びユーザからの車両300の返却処理を受け付けるための処理を行う。より具体的には、ユーザへの車両300の貸出時には、貸出・返却処理部231は、サーバ100へ一時利用権限の付与を要求し、鍵管理部240に鍵代わりとなる認証処理等を行わせる。またユーザからの車両300の返却時には、貸出・返却処理部231は当該ユーザの一時利用権限の停止をサーバ100へ要求し、もし返却が認められた場合には、鍵管理部240に、鍵代わりとなる認証情報の無効化の要求等を行ってもよい。
予約処理部233は、ユーザ操作などに応じて、車両300を借り受けるための予約をサーバ100へと送信する。
予約処理部233は、ユーザ操作などに応じて、車両300を借り受けるための予約をサーバ100へと送信する。
鍵管理部240は、ユーザが車両300を利用するための認証情報の管理等を行う。鍵管理部240は、認証処理部241及びワンタイムキー保持部243を含む。
認証処理部241は、鍵代わりとなる認証情報の発行を受けるに際し、サーバ100との間で認証処理を行う。ワンタイムキー保持部243は、認証処理部241による認証処理が成功した場合に、ワンタイムキーを含む認証情報をサーバ100から受信し、当該認証情報を保持する。ユーザが車両300を利用する際には、当該認証処理部241は当該認証情報を用いて車両300との間で認証処理を行い、当該認証処理が成功すると、ユーザは、車両300の解錠、エンジンやモータの起動等を行うことができる。また、ユーザによる車両300の返却時には、サーバ100からの要求に基づき、ワンタイムキー保持部243は鍵代わりとなった認証情報の削除や無効化を行えばよい。
課金管理部250は、カーシェアリングサービスにより車両300を借りたユーザに費用請求を行うための課金処理を行う。課金管理部250は、費用算出部251及び費用処理部253を含む。
費用算出部251は、サーバ100の費用算出部141と協働して、ユーザの借りた車両300の車種や時間等に応じてユーザに請求する費用金額を算出する。費用処理部253は、サーバ100の費用処理部143と協働して、予めユーザにより登録された費用請求方法を用いて費用算出部251が算出した費用の課金処理を行う。またこの時、費用算出部251は、ユーザに対して請求金額や費用処理方法等を報知してもよい。
表示制御部260は、必要に応じて表示装置にメッセージの表示等を行う。より具体的には、例えば、車両300の利用終了時であって、車両300の通電を停止する際等のタイミングで、サーバ100や車両300からの要求等に応じて、表示制御部260は、「お忘れ物等はありませんか」や「ゴミ等はお持ち帰りください」等のメッセージ表示を表示装置に行わせてもよい。
[1.4 車両300]
続いて、車両300の機能構成を説明する。車両300は、ユーザを乗車させて走行する自動車等であって、例えばインターネットや公衆電話網等であるネットワークNを介してサーバ100と相互に通信可能である。また、車両300とユーザ端末200とは、例えばNFC(Near Field Communication)等を介して相互に通信可能に設けてもよい。
続いて、車両300の機能構成を説明する。車両300は、ユーザを乗車させて走行する自動車等であって、例えばインターネットや公衆電話網等であるネットワークNを介してサーバ100と相互に通信可能である。また、車両300とユーザ端末200とは、例えばNFC(Near Field Communication)等を介して相互に通信可能に設けてもよい。
ユーザ管理部310は、車両300を利用するユーザや、車両300を所有するユーザの情報を管理する。ユーザ管理部310は、ユーザ情報管理部311を含む。
ユーザ情報管理部311は、車両300を利用するユーザや、車両300を所有するユーザの情報を管理する。ユーザ情報管理部311で管理するユーザ情報には、例えば、ユーザの氏名や電話番号等の情報のほか、ユーザ端末200の識別番号、サービス利用履歴、課金情報、ユーザに対する評価情報等を含むことができる。また、ユーザ情報管理部311は、適宜サーバ100やユーザ端末200と通信することにより、サーバ100のユーザ情報管理部111やユーザ端末200のユーザ情報管理部211により管理されるユーザ情報を修正し、両者の情報の一致を図ることができる。また、ユーザ情報管理部311は、ユーザ情報を車両300上では直接格納/管理せずに、適宜サーバ100やユーザ端末200と通信することにより、ユーザ情報の更新や表示等を行うようにしてもよい。
現在位置検出部320は、例えばGPSや周辺のWi−Fiの情報等により、車両300の現在位置を取得する。現在位置検出部320が検出した現在位置情報は、必要に応じてサーバ100に送信される。
停車処理部330は、ユーザの運転操作に応じて車両300の停車処理を行う。その際、停車処理部330はCCDカメラ等により車内の状況を撮影するようにしてもよい。さらに、停車処理部330は、ユーザによる車両300の利用開始前/利用開始後のタイミングで車内の状況を撮影したものを比較することで、車内のゴミや忘れ物等の放置物の有無等を検出してもよい。
鍵管理部340は、ユーザが車両300を利用するための認証情報の管理などを行う。鍵管理部340は、認証処理部341、ワンタイムキー保持部343、及び車両制御部345を含む。
認証処理部341は、鍵代わりとなる認証情報の発行を受けるに際し、サーバ100との間で認証処理を行う。ワンタイムキー保持部343は、認証処理部341による認証処理が成功した場合に、ワンタイムキーを含む認証情報をサーバ100から受信し、当該認証情報を保持する。ユーザが車両300を利用する際には、当該認証処理部341は当該認証情報を用いてユーザ端末200との間で認証処理を行い、当該認証処理が成功すると、車両制御部345は、ユーザ操作に応じて解錠、エンジンやモータの起動等を行う。
表示制御部350は、必要に応じて、内蔵する液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)等である表示装置、或いはユーザ端末200が有する表示装置等に、メッセージなどの表示を行わせる。例えば、車両300の利用終了時であって、車両制御部345が車両300内の通電を停止(IG−OFF又はACC−OFF)するための操作が検出されると、表示制御部350は、「お忘れ物等はありませんか」や「ゴミ等はお持ち帰りください」等のメッセージ表示を表示制御部260は表示装置に行わせることが考えられる。このとき、停車処理部330により、車内にゴミ等の放置物があるか否かを検出させ、放置物の存在が検出された場合にのみ、これらのメッセージを表示させることも考えられる。
[2 処理の流れ]
[2 処理の流れ]
以下、図2を参照しながら、貸出を受けていた、すなわち一時利用権限の設定を受けていたユーザによる車両300の返却時の処理の流れを説明する。図2は、返却時の車両300の処理の流れを示すフローチャートである。
なお、後述の各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して若しくは並列に実行することができ、また、各処理ステップ間に他のステップを追加しても良い。さらに、便宜上1つのステップとして記載されているステップは複数のステップに分けて実行することもでき、便宜上複数に分けて記載されているステップを1ステップとして実行することもできる。
ユーザが、車両300の返却手続きを行うための操作をユーザ端末200に対して行い、サーバ100が当該返却手続き(利用終了手続き)を許可した場合には、サーバ100から、鍵管理部340は、利用終了通知を受信する(S201)。ユーザの利用終了が検出される、すなわち利用終了通知を受信すると、鍵管理部340は、鍵代わりに使用されていた認証情報の無効化/更新のための処理を必要に応じて行う。
また、ユーザ端末200又は車両300への操作に応じて、ユーザが車両300内の各部への通電を停止するための操作をおこなったことを車両制御部345が検出すると(S203)、表示制御部350は、「お忘れ物等はありませんか」や「ゴミ等はお持ち帰りください」等のメッセージ表示を表示装置に行わせる(S205)。このとき、メッセージが表示される表示装置は、車両300が内蔵するものであっても、車両300が通信可能なユーザ端末200が有するものであってもよい。
なおこの際、停車処理部330が、CCDカメラ等により車内の状況を撮影し、ユーザによる車両300の利用開始前の撮影画像と利用開始後の撮影画像とを比較することにより、車内のゴミや忘れ物等の放置物の検出を行い、当該放置物があることが検出された場合にのみ、表示制御部350がメッセージを表示させるようにしてもよい。
[3 ハードウェア構成]
図3を参照しながら、サーバ100やユーザ端末200、車両300を実現可能なコンピュータ400のハードウェア構成について説明する。コンピュータ400は、制御部401と、記憶部405と、通信I/F(インタフェース)部411と、入力部413と、表示部415とを含み、各部はバスライン417を介して接続される。
図3を参照しながら、サーバ100やユーザ端末200、車両300を実現可能なコンピュータ400のハードウェア構成について説明する。コンピュータ400は、制御部401と、記憶部405と、通信I/F(インタフェース)部411と、入力部413と、表示部415とを含み、各部はバスライン417を介して接続される。
制御部401は、CPU(Central Processing Unit。図示せず)、ROM(Read Only Memory。図示せず)、RAM(Random Access Memory)403等を含む。制御部401は、記憶部405に記憶される制御プログラム407を実行することにより、一般的なコンピュータとしての機能に加え、図1に示したサーバ100、ユーザ端末200、及び車両300の各構成に関する処理を実行可能に構成される。例えば、サーバ100のユーザ管理部110、車両管理部120、鍵管理部130、及び課金管理部140は、RAM403に一時記憶された上で、CPU上で動作する制御プログラム407として実現可能である。ユーザ端末200のユーザ管理部210、現在位置検出部220、車両管理部230、鍵管理部240、課金管理部250、及び表示制御部260、並びに車両300のユーザ管理部310、現在位置検出部320、停車処理部330、鍵管理部340、及び表示制御部350についても同様である。
また、RAM403は、制御プログラム407に含まれるコードやDB(データベース)409で管理される情報の一部又は全部を一時的に記憶する。さらにRAM403は、CPUが各種処理を実行する際のワークエリアとしても使用される。
記憶部405は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶部405は、一般的なコンピュータとしての機能を実現するためのオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムである制御プログラム407、及び、必要な情報を管理するDB409を記憶する。
通信I/F部411は、必要に応じて、サーバ100、ユーザ端末200、及び車両300の間で無線又は有線によるデータ通信を行うためのデバイスである。
通信I/F部411は、必要に応じて、サーバ100、ユーザ端末200、及び車両300の間で無線又は有線によるデータ通信を行うためのデバイスである。
入力部413は、ユーザから入力操作を受け付けるためのデバイスである。入力部413の具体例としては、各種ボタンやタッチパネル、マイク、キーボード等を挙げることができる。
表示部415は、コンピュータ400を操作するユーザに各種情報を提示するためのディスプレイ装置である。表示部415の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等が挙げられる。
[4 本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態に係る車両システム1では、ユーザが車両300の返却手続き(利用終了手続き)を行う際であって、通電を停止する操作が行われた際に、表示装置にメッセージを表示させることができる。これにより、例えば「お忘れ物等はありませんか」や「ゴミ等はお持ち帰りください」等のメッセージを表示させることにより、ゴミや忘れ物の放置等を防ぐことができる。すなわち、カーシェアリングサービスやレンタカーサービスにおける車両300の利用終了時の状態を改善させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両システム1では、ユーザが車両300の返却手続き(利用終了手続き)を行う際であって、通電を停止する操作が行われた際に、表示装置にメッセージを表示させることができる。これにより、例えば「お忘れ物等はありませんか」や「ゴミ等はお持ち帰りください」等のメッセージを表示させることにより、ゴミや忘れ物の放置等を防ぐことができる。すなわち、カーシェアリングサービスやレンタカーサービスにおける車両300の利用終了時の状態を改善させることができる。
[5 付記]
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…車両システム、100…サーバ、110…ユーザ管理部、111…ユーザ情報管理部、120…車両管理部、121…車両情報管理部、123…貸出・返却処理部、125…スケジューラ部、130…鍵管理部、131…ワンタイムキー発行部、140…課金管理部、141…費用算出部、143…費用処理部、200…ユーザ端末、210…ユーザ管理部、211…ユーザ情報管理部、220…現在位置検出部、230…車両管理部、231…貸出・返却処理部、233…予約処理部、240…鍵管理部、241…認証処理部、243…ワンタイムキー保持部、250…課金管理部、251…費用算出部、253…費用処理部、260…表示制御部、300…車両、310…ユーザ管理部、311…ユーザ情報管理部、320…現在位置検出部、330…停車処理部、340…鍵管理部、341…認証処理部、343…ワンタイムキー保持部、345…車両制御部、350…表示制御部、400…コンピュータ、401…制御部、403…RAM、405…記憶部、407…制御プログラム、411…通信インタフェース(I/F)部、413…入力部、415…表示部、417…バスライン、N…ネットワーク
Claims (1)
- 一時利用権限が付与されたユーザの利用終了を検出する手段と、
前記ユーザからの通電の停止操作を検出する手段と、
前記利用終了、及び前記通電の停止が検出された際に、表示装置にメッセージを表示させる手段と
を備える車両。
Priority Applications (1)
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2018
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