JP2019125285A - 車載監視システム - Google Patents

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Kunihiko Yamada
邦彦 山田
良平 西崎
Ryohei Nishizaki
良平 西崎
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Abstract

【課題】車両内のRFタグの読み取り精度を向上させることができる車載監視システムを提供する。【解決手段】車載監視システム1は、車室201内の電波放射範囲12に電波を放射し、電波放射範囲12内の監視対象物50が保持するRFタグ51との間でRFIDを利用して無線通信を行い、RFタグ51に基づいた監視対象物情報を受信する第1リーダ部10A〜第3リーダ部10Cを備える。第1リーダ部10A〜第3リーダ部10Cのうち、第1リーダ部10Aに対して従となる第2リーダ部10Bは、第1リーダ部10Aの電波放射範囲12に配置され、第1リーダ部10Aから放射された電波に応じて起動する。第2リーダ部10Bは、監視対象物情報を受信した場合、監視対象物情報を第1リーダ部10Aに向けて送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、車載監視システムに関する。
従来、車両内に荷物の置き忘れがあることをディスプレイと警報装置で報知する車両用報知装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、車両内の中心にタグリーダを配置し、タグリーダの4本のアンテナを4つの座席に向けることで、前回着座した乗員の忘れ物(RFタグ)の有無を判定している。
特開2010−55362号公報
しかしながら、車両内の電波環境は、アンテナからの直接波と、車両内の反射波とで構成され、アンテナからの見通し距離があっても、車両内に電波の弱いエリアが発生する。また、乗員の移動や車内に持ち込まれる荷物によって電波の弱いエリアが移動することもある。そのため、RFタグの読み取り精度を維持することが困難な場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、車両内のRFタグの読み取り精度を向上させることができる車載監視システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車載監視システムは、車室内のうち、電波放射範囲に電波を放射し、かつ、監視対象物が前記電波放射範囲内に位置する場合に、前記監視対象物が保持するRFタグとの間でRFIDを利用して無線通信を行い、前記RFタグに基づいた監視対象物情報を受信する複数のリーダ部と、複数の前記リーダ部のうち、主となる主リーダ部を制御する制御部と、を備え、複数の前記リーダ部のうち、従となる従リーダ部は、複数の前記リーダ部のうち、少なくとも1以上の起動リーダ部の電波放射範囲に配置され、かつ、前記起動リーダ部から放射された電波に応じて起動し、前記電波放射範囲が、前記起動リーダ部の電波放射範囲以外を少なくとも一部に含む範囲であり、前記監視対象物情報を受信した場合、前記監視対象物情報を前記主リーダ部に向けて送信するものであり、前記制御部は、前記主リーダ部および前記従リーダ部から受信した前記監視対象物情報に基づいて、前記監視対象物の監視を行う、ことを特徴とする。
上記車載監視システムにおいて、前記従リーダ部は、受信した前記監視対象物情報を、前記起動リーダ部に送信するものであり、前記起動リーダ部が前記従リーダ部である場合は、他の前記従リーダ部から受信した前記監視対象物情報を前記起動リーダ部に送信する、ことが好ましい。
上記車載監視システムにおいて、前記車室内の運転者の降車を検出する検出部と、前記運転者に報知する報知部と、をさらに備え、前記制御部は、前記監視対象物情報に基づいて、前記報知部により前記運転者に報知を行う、ことが好ましい。
本発明に係る車載監視システムによれば、車両内のRFタグの読み取り精度を向上させることができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る車載監視システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、車載監視システムが搭載された車両の上面視概略構成図である。 図3は、車載監視システムが搭載された車両の側面視概略構成図である。 図4は、車載監視システムのECUによる報知動作の流れを示すフローチャート図である。 図5は、車載監視システムの複数のリーダ部間のデータの流れを示すチャート図である。 図6は、実施形態の変形例に係る車載監視システムの概略構成を示すブロック図である。
以下に、本発明に係る車載監視システムについて図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[実施形態]
本実施形態に係る車載監視システム1は、自動車等の車両2に搭載される。車両2は、例えば、一般的なセダンタイプの普通乗用車である。車載監視システム1は、車両2内に持ち込まれる物(監視対象物50)を監視し、当該物の状態に変化がある場合に車両2の搭乗者に報知するものである。車載監視システム1は、例えば、搭乗者の降車時に監視対象物50を検出すると、車外の搭乗者が携帯する携帯端末等にメール等で通知を行うものである。監視対象物50は、車室201内に持ち込みが可能な各種物品であり、例えば、財布、バッグ、傘、ゲーム機器、レジャー用品等が挙げられる。車両2の搭乗者には、車両2の運転者、運転者以外の同乗者を含む。本実施形態の搭乗者は、運転者であるものとして説明する。車載監視システム1は、図1に示すように、第1リーダ部10A,第2リーダ部10B,第3リーダ部10Cと、ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)20と、検出部30と、報知部40とを備える。以下、第1リーダ部10A〜第3リーダ部10Cを総称して、リーダ部10と呼ぶ場合がある。
第1リーダ部10A〜第3リーダ部10Cは、いわゆるRFタグリーダライタ、あるいは、単にリーダライタと呼ばれるものである。本実施形態の第1リーダ部10A〜第3リーダ部10Cは、車両2内に持ち込まれた監視対象物50を監視(検出)する通信機器である。第1リーダ部10A〜第3リーダ部10Cは、図2及び図3に示すように、車室201内に配置され、車室201内のうち、電波放射範囲12A〜12Cに電波を放射する。第1リーダ部10A〜第3リーダ部10Cは、監視対象物50が電波放射範囲12A〜12C内に位置する場合に、監視対象物50が保持するRFタグ51との間でRFID(Radio Frequency Idntifier)を利用して無線通信を行う。第1リーダ部10Aは、インナールーフ202の車両前方側の端部に配置され、電波放射範囲12Aに電波を放射(送信)する。第2リーダ部10Bは、インナールーフ202の略中央に配置され、電波放射範囲12Bに電波を放射する。第3リーダ部10Cは、インナールーフ202の車両後方側の端部に配置され、電波放射範囲12Cに電波を放射する。第1リーダ部10A〜第3リーダ部10Cは、RFIDを利用した無線通信により、RFタグ51に基づいた監視対象物情報を受信する。監視対象物情報は、例えば、各RFタグ51に割り当てられた識別子(固有ID)であり、監視対象物50を識別するための識別情報である。本実施形態では、電波放射範囲12A〜12Cは、同じ広さとするが、これに限定されるものではない。例えば、監視対象領域に応じて異なるようにしてもよいし、第1リーダ部10Aから距離が離れるにつれて小さくなるようにしてもよい。以下、電波放射範囲12A〜12Cを総称して、電波放射範囲12と呼ぶ場合がある。電波放射範囲12内の監視対象物50は、1つであっても複数であってもよい。すなわち、リーダ部10は、複数のRFタグ51との間でRFIDを利用した無線通信を行うことができる。リーダ部10は、例えば、パッシブ方式のRFIDに対応しており、電波(搬送波)を送信してRFタグ51に電力を供給し、当該電波の反射波(副搬送波)を応答信号として受信する。リーダ部10は、反射波の受信と共に、反射波に乗せられたデータ(監視対象物情報)を受信(取得)する。リーダ部10は、アンテナ部11を有する。リーダ部10は、アンテナ部11を制御して、電波放射範囲12に電波を放射する。
第1リーダ部10Aは、複数のリーダ部10のうち、主となる主リーダ部である。第1リーダ部10Aは、ECU20に接続され、ECU20からの制御信号に応じて動作する。例えば、第1リーダ部10Aは、ECU20の制御信号に応じて、電波放射範囲12Aに電波を放射してRFタグ51を検出し、当該RFタグ51から監視対象物情報を取得する。電波放射範囲12Aは、例えば、車室201内の前列シート(運転席、助手席を含む)を含む範囲である。第1リーダ部10Aは、取得した監視対象物情報をECU20に送信する。本実施形態の第1リーダ部10Aは、第2リーダ部10Bに対する起動リーダ部であり、電波放射範囲12Aに電波を放射することで、第2リーダ部10Bを起動する。
第2リーダ部10Bは、複数のリーダ部10のうち、第1リーダ部10Aに対して従となる従リーダ部である。第2リーダ部10Bは、第1リーダ部10Aの電波放射範囲12Aに配置され、第1リーダ部10Aから放射された電波に応じて起動する。第2リーダ部10Bは、起動すると、電波放射範囲12Bに電波を放射してRFタグ51を検出する。電波放射範囲12Bは、第1リーダ部10Aの電波放射範囲12A以外を少なくとも一部に含む範囲である。電波放射範囲12Bは、例えば、車室201内の後列シートを含む範囲である。第2リーダ部10Bは、検出したRFタグ51から監視対象物情報を取得する。本実施形態の第2リーダ部10Bは、第1リーダ部10Aの状態に応じて、取得した監視対象物情報を第1リーダ部10Aに向けて送信する。例えば、第2リーダ部10Bは、第1リーダ部10Aが電波を放射している状態ならば、監視対象物情報を第1リーダ部10Aに送信しない。また、本実施形態の第2リーダ部10Bは、第3リーダ部10Cに対する起動リーダ部であり、電波放射範囲12Bに電波を放射することで、第3リーダ部10Cを起動する。第2リーダ部10Bは、第3リーダ部10Cから監視対象物情報を受信すると、第1リーダ部10Aの状態に応じて、当該監視対象物情報を第1リーダ部10Aに送信する。
第3リーダ部10Cは、複数のリーダ部10のうち、第2リーダ部10Bに対して従となる従リーダ部である。第3リーダ部10Cは、第2リーダ部10Bの電波放射範囲12Bに配置され、第2リーダ部10Bから放射された電波に応じて起動する。第3リーダ部10Cは、起動すると、電波放射範囲12Cに電波を放射してRFタグ51を検出する。電波放射範囲12Cは、第2リーダ部10Bの電波放射範囲12B以外を少なくとも一部に含む範囲である。電波放射範囲12Cは、例えば、車室201内の後列シートの後方を含む範囲である。第3リーダ部10Cは、検出したRFタグ51から監視対象物情報を取得する。本実施形態の第3リーダ部10Cは、第2リーダ部10Bの状態に応じて、取得した監視対象物情報を第2リーダ部10Bに向けて送信する。例えば、第3リーダ部10Cは、第2リーダ部10Bが電波を放射している状態ならば、監視対象物情報を第2リーダ部10Bに送信しない。
RFタグ51は、RFIDタグ、ICタグ、電子タグ、非接触タグとも呼ばれる超小型の通信機器である。RFタグ51は、車両2内に持ち込まれる監視対象物50に保持されている。RFタグ51は、バッテリ等の電源を備えておらず、リーダ部10から送信される電波を動力として起動する、いわゆるパッシブタグである。RFタグ51は、例えば、リーダ部10から受信した電波により電力が供給され、当該電波に対する反射波を応答信号としてリーダ部10に送信する。RFタグ51が送信する応答信号には、上述した監視対象物情報が含まれる。RFタグ51は、アンテナ部52を備える。アンテナ部52は、リーダ部10から送信された電波に対する反射波を当該リーダ部10に返信する。
ECU20は、制御部であり、車両2に搭載される。ECU20は、第1リーダ部10A、検出部30、及び報知部40を制御する。ECU20は、CPU、ROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。ECU20は、例えば、リーダ部10が受信した応答信号に基づいて監視対象物50の状態を判定する。ECU20は、RFタグ51の識別子と監視対象物50とを対応付けて保存しており、識別子に基づいて監視対象物50の状態を判定することができる。例えば、ECU20は、受信した応答信号に識別子が含まれていなかった場合、監視対象物50が車室201内に存在しない、すなわち車外に持ち出されたと判断することができる。
検出部30は、車両2に搭載され、車両2内の運転者の降車を検出する機器である。検出部30は、車両2内の運転者の降車を検出することが可能なものであれば、どのような構成であってもよい。例えば、検出部30は、イグニッションスイッチ(不図示)のOFFを検出するものであってもよいし、シフトスイッチ(不図示)の位置がP(パーキング)であることを検出するものであってもよい。また、検出部30は、車両2のドア(不図示)の開閉に応じてON/OFFするドアカーテシスイッチの状態を検出するものであってもよいし、運転席のシートベルトを外すとONするシートベルトスイッチの状態を検出するものであってもよい。また、検出部30は、これらを組み合わせたものであってもよい。
報知部40は、車両2に搭載され、車室201内または車室201外の運転者に対して複数の方法で報知を行うものである。報知部40は、ECU20からの制御信号に応じて報知動作を行う。報知部40は、アンテナ部41、ディスプレイ42、及びスピーカ43を有する。ディスプレイ42は、例えば、液晶表示装置であり、不図示のインストルメントパネルやAVコンソール等に配置される。スピーカ43は、車載オーディオのスピーカであってもよいし、クラクション等であってもよい。報知部40は、例えば、車室201内の運転者に対して、ディスプレイ42に警告画像を表示したり、スピーカ43から音を鳴らしたり、それらを組み合わせて、運転者に報知動作を行う。
報知部40は、複数の通信方式を用いて、アンテナ部41により車室201外の運転者に対して報知を行うことができる。報知部40は、例えば、Bluetooth(登録商標)、WiFi等の近距離無線通信を用いて、運転者が携帯するスマートフォン等の携帯端末5との間で通信を行う。また、報知部40は、公衆回線網3を用いて、携帯端末5との間で通信を行うことができる。報知部40は、例えば、近距離無線通信の通信エリア内で携帯端末5との通信が可能な場合、当該近距離無線通信を用いて携帯端末5との間で通信を行う。報知部40は、近距離無線通信の通信エリア内でも携帯端末5との通信が不可能な場合や、携帯端末5が当該通信エリア外に存在する場合には、公衆回線網3を介して携帯端末5と通信を行う。報知部40は、例えば、メール機能や通信アプリを用いて携帯端末5に報知を行う。
次に、本実施形態に係る車載監視システム1の動作の一例について図4、図5を参照して説明する。
図4において、ステップS10では、ECU20は、車室201内のRFタグ51の検出を行う。なお、ステップS10の詳細については後述する。
次に、ステップS11では、ECU20は、運転者が降車したか否かを判定する。ECU20は、検出部30により、上述した方法で運転者の降車を検出させる。運転者の降車が検出された場合、ステップS12に進む。一方、運転者の降車が検出されていない場合には、ステップS10に戻る。
ステップS12では、ECU20は、RFタグ51の応答信号に基づいて監視対象物50の状態を特定する。ECU20は、例えば、第1リーダ部10A〜第3リーダ部10Cで取得され、第1リーダ部10Aに集約された監視対象物情報に基づいて、監視対象物50が車室201内に存在するかを特定する。
次に、ステップS13では、ECU20は、報知が必要か否かを判定する。ステップS13は、例えば、降車した運転者が忘れ物に気付いて報知部40に所定の操作を行った場合や、検出部30が運転者の乗車を検出した場合を想定し、報知の必要性を判定するものである。ECU20は、報知が必要と判定した場合はステップS14に進む。一方、報知が必要ないと判定した場合は、本処理を終了する。
ステップS14では、ECU20は、運転者に対する報知を行う。ECU20は、報知部40を制御して、運転者に忘れ物があることを知らせる。例えば、報知部40は、ディスプレイ42に警告画像を表示したり、スピーカ43から音を鳴らして、運転者に対する報知を行う。また、報知部40は、近距離無線通信を用いて携帯端末5との通信が確立した場合、当該携帯端末5にメール等を用いて忘れ物があることを報知する。一方、報知部40は、近距離無線通信を用いて通信が確立できなかった場合、公衆回線網3を介した通信に切り替えて、携帯端末5にメール等を用いて忘れ物があることを報知する。
次に、ステップS15では、ECU20は、報知に対する応答があったか否かを判定する。ECU20は、例えば、報知部40に対して所定の操作があった場合には、応答があったと判定して本処理を終了する。また、ECU20は、近距離無線通信または公衆回線網3を介した無線通信により携帯端末5からメール等を受信した場合には、応答があったと判定して本処理を終了する。
次に、図4のステップ10におけるRFタグ51の検出動作について図5を参照して説明する。
まず、第1リーダ部10Aは、ECU20からの制御信号に応じて、電波放射範囲12Aに電波を放射してRFタグ51の検出を開始する(t1)。第1リーダ部10Aは、t1〜t2間で電波を放射する。第1リーダ部10Aは、監視対象物50が電波放射範囲12Aに位置する場合、監視対象物50が保持するRFタグ51との間でRFIDを利用して無線通信を行い、監視対象物情報を受信する。第1リーダ部10Aは、受信した監視対象物情報をECU20に送信する(TR1)。
次に、第2リーダ部10Bは、第1リーダ部10Aから受信した電波に応じて起動する(t1)。第2リーダ部10Bは、第1リーダ部10Aの電波放射が終了した時点(t2)で、電波放射範囲12Bに電波を放射してRFタグ51の検出を開始する。第2リーダ部10Bは、t2〜t3間で電波を放射する。第2リーダ部10Bは、監視対象物50が電波放射範囲12Bに位置する場合、監視対象物50が保持するRFタグ51との間でRFIDを利用して無線通信を行い、監視対象物情報を受信する。第2リーダ部10Bは、受信した監視対象物情報を第1リーダ部10Aに送信する(TR2)。
また、第2リーダ部10Bは、監視対象物情報を第1リーダ部10Aに送信(TR2)し、第1リーダ部10AからACK(ACKnowledgement)を受信した後に、第3リーダ部10Cから送信(TR3)された監視対象物情報を受信する。第2リーダ部10Bは、第3リーダ部10CにACKを送信した後、当該監視対象物情報を第1リーダ部10Aに送信(TR4)する。第2リーダ部10Bは、第1リーダ部10AからACKを受信した後からt5までの間で受信待機状態となる。
第3リーダ部10Cは、第2リーダ部10Bから受信した電波に応じて起動する(t2)。第3リーダ部10Cは、第2リーダ部10Bの電波放射が終了した時点(t3)で、電波放射範囲12Cに電波を放射してRFタグ51の検出を開始する。第3リーダ部10Cは、t3〜t4間で電波を放射する。第3リーダ部10Cは、監視対象物50が電波放射範囲12Cに位置する場合、監視対象物50が保持するRFタグ51との間でRFIDを利用して無線通信を行い、監視対象物情報を受信する。第3リーダ部10Cは、受信監視対象物情報を第2リーダ部10Bに送信する(TR3)。第3リーダ部10Cは、第2リーダ部10BからACKを受信した後、受信待機状態となる。
以上説明したように、本実施形態に係る車載監視システム1は、車室201内のうち、電波放射範囲12に電波を放射する複数のリーダ部10と、複数のリーダ部のうち、主となる第1リーダ部10Aを制御するECU20とを備える。複数のリーダ部10は、監視対象物50が電波放射範囲12内に位置する場合に、監視対象物50が保持するRFタグ51との間でRFIDを利用して無線通信を行い、RFタグ51に基づいた監視対象物情報を受信する。これにより、RFタグ51との無線通信を行うことが可能となることで、車両2の車室210内に持ち込まれる物(監視対象物50)の管理を容易に行うことが可能となる。また、複数のリーダ部10を備えるので、車室201内で電波が弱くなる電波不感エリアを低減し、RFタグ51の読み取り精度を向上させることができる。また、本実施形態に係る車載監視システム1は、複数のリーダ部10のうち、従となる従リーダ部(第2リーダ部10B)は、起動リーダ部(第1リーダ部10A)の電波放射範囲12Aに配置され、起動リーダ部から放射された電波に応じて起動する。従リーダ部は、電波放射範囲12Bが、起動リーダ部の電波放射範囲12A以外を少なくとも一部に含む範囲であり、監視対象物情報を受信した場合、監視対象物情報を主リーダ部に向けて送信する。これにより、第1リーダ部10Aと、離れた位置にある第2リーダ部10B、第3リーダ部10Cとの間に通信線の配索が不要となり、車両2への車載監視システム1の組み付けが容易となる。また、本実施形態に係る車載監視システム1は、ECU20が、主リーダ部および従リーダ部から受信した監視対象物情報に基づいて、監視対象物の監視を行う。これにより、車室201内に持ち込まれる監視対象物50の監視(検出)を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る車載監視システム1は、従リーダ部が、受信した監視対象物情報を、起動リーダ部に送信するものであり、起動リーダ部が従リーダ部である場合は、他の従リーダ部から受信した監視対象物情報を起動リーダ部に送信する。これにより、複数の従リーダ部で受信した監視対象物情報を主リーダ部に向けて集約することが可能となる。
[変形例]
上記実施形態では、車載監視システム1を、一般的なセダンタイプの普通乗用車に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えばワンボックスカー等の車室201が広い大型乗用車に適用することも可能である。この場合、リーダ部10は、例えば、図6に示すように、車室201内に3つ以上配置されていてもよい。リーダ部10D,10Eは、複数のリーダ部10のうち、第1リーダ部10Aに対して従となる従リーダ部である。リーダ部10D,10Eは、第1リーダ部10Aの電波放射範囲12Aに配置され、第1リーダ部10Aから放射された電波に応じて起動する。リーダ部10D,10Eは、起動すると、電波放射範囲12D,12Eに電波を放射してRFタグ51を検出する。電波放射範囲12D,12Eは、第1リーダ部10Aの電波放射範囲12A以外を少なくとも一部に含む範囲である。電波放射範囲12D,12Eは、例えば、車室201内の中列シートの少なくとも一部を含む範囲である。なお、図示例では、電波放射範囲12D,12Eは、互いに重複する部分が存在するように配置されているが、これに限定されるものではない。リーダ部10D,10Eは、検出したRFタグ51から監視対象物情報を取得し、第1リーダ部10Aに送信する。
リーダ部10F,10Gは、複数のリーダ部10のうち、リーダ部10D,10Eに対して従となる従リーダ部である。リーダ部10Fは、リーダ部10Dの電波放射範囲12Dに配置され、リーダ部10Dから放射された電波に応じて起動する。リーダ部10Fは、起動すると、電波放射範囲12Fに電波を放射してRFタグ51を検出する。電波放射範囲12Fは、リーダ部10Dの電波放射範囲12D以外を少なくとも一部に含む範囲である。電波放射範囲12Fは、例えば、車室201内の後列シートの少なくとも一部を含む範囲である。なお、図示例では、電波放射範囲12D,12Eは、互いに重複する部分が存在するように配置されているが、これに限定されるものではない。リーダ部10Fは、検出したRFタグ51から監視対象物情報を取得し、リーダ部10Dに送信する。リーダ部10Gは、リーダ部10Eの電波放射範囲12Eに配置され、リーダ部10Dから放射された電波に応じて起動する。リーダ部10Gは、起動すると、電波放射範囲12Gに電波を放射してRFタグ51を検出する。電波放射範囲12Gは、リーダ部10Eの電波放射範囲12E以外を少なくとも一部に含む範囲である。電波放射範囲12Gは、例えば、車室201内の後列シートの少なくとも一部を含む範囲である。なお、電波放射範囲12F,12Gは、互いに重複する部分が存在するように配置されているが、これに限定されるものではない。リーダ部10Gは、検出したRFタグ51から監視対象物情報を取得し、リーダ部10Eに送信する。
リーダ部10Hは、複数のリーダ部10のうち、リーダ部10F,10Gに対して従となる従リーダ部である。リーダ部10Hは、リーダ部10Fの電波放射範囲12F,リーダ部10Gの電波放射範囲12Gに配置され、リーダ部10Fまたはリーダ部10Gから放射された電波に応じて起動する。リーダ部10Hは、起動すると、電波放射範囲12Hに電波を放射してRFタグ51を検出する。電波放射範囲12Hは、リーダ部10F,10Gの電波放射範囲12F,12G以外を少なくとも一部に含む範囲である。電波放射範囲12Hは、例えば、車室201内の後列シートの後方を含む範囲である。リーダ部10Hは、検出したRFタグ51から監視対象物情報を取得して、リーダ部10F,10Gのいずれか一方に送信する。なお、リーダ部10Hは、電波放射範囲12F,12Gのいずれか一方に配置されていてもよい。この場合、リーダ部10Hは、リーダ部10F,10Gのいずれか一方から放射される電波に応じて起動する。
なお、上記実施形態では、車載監視システム1は、単体で構成されているが、これに限定されず、種々の機能を統合したオーバーヘッドモジュール(OHM:Over−Head Module)に組み込まれた構成であってもよい。
また、上記実施形態では、RFタグ51は、メモリに保存されたデータを反射波に乗せて返信することが可能であるものと説明したが、これに限定されず、センサ機能が付加されていてもよい。例えば、温度センサ機能を付加することで、監視対象物50の温度管理を行うことが可能となる。この場合、RFタグ51は、電波を受信して電力が供給される度に、測温データをメモリに保存したり、リーダ部10に返信する。また、RFタグ51をシートベルトバックルに組み込んで、シートベルトの装着有無を検出するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、リーダ部10とRFタグ51とは、RFIDによる無線通信を行うが、近距離無線通信を行う技術であれば、これに限定されず、NFC(Near Field Communication)、TransferJet(登録商標)、ZigBee(登録商標)等を用いてもよい。
1 車載監視システム
2 車両
3 公衆回線網
5 携帯端末
10 リーダ部
11 アンテナ部
12,12A,12B,12C 電波放射範囲
20 ECU
30 検出部
40 報知部
41 アンテナ部
42 ディスプレイ
43 スピーカ
50 監視対象物
51 RFタグ
52 アンテナ部
201 車室
202 インナールーフ

Claims (3)

  1. 車室内のうち、電波放射範囲に電波を放射し、かつ、監視対象物が前記電波放射範囲内に位置する場合に、前記監視対象物が保持するRFタグとの間でRFIDを利用して無線通信を行い、前記RFタグに基づいた監視対象物情報を受信する複数のリーダ部と、
    複数の前記リーダ部のうち、主となる主リーダ部を制御する制御部と、
    を備え、
    複数の前記リーダ部のうち、従となる従リーダ部は、
    複数の前記リーダ部のうち、少なくとも1以上の起動リーダ部の電波放射範囲に配置され、かつ、前記起動リーダ部から放射された電波に応じて起動し、
    前記電波放射範囲が、前記起動リーダ部の電波放射範囲以外を少なくとも一部に含む範囲であり、
    前記監視対象物情報を受信した場合、前記監視対象物情報を前記主リーダ部に向けて送信するものであり、
    前記制御部は、
    前記主リーダ部および前記従リーダ部から受信した前記監視対象物情報に基づいて、前記監視対象物の監視を行う、
    ことを特徴とする車載監視システム。
  2. 前記従リーダ部は、
    受信した前記監視対象物情報を、前記起動リーダ部に送信するものであり、
    前記起動リーダ部が前記従リーダ部である場合は、他の前記従リーダ部から受信した前記監視対象物情報を前記起動リーダ部に送信する、
    請求項1に記載の車載監視システム。
  3. 前記車室内の運転者の降車を検出する検出部と、
    前記運転者に報知する報知部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記監視対象物情報に基づいて、前記報知部により前記運転者に報知を行う、
    請求項1または2に記載の車載監視システム。
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