JP2019125183A - Hmiコントローラ、hmiシステムおよび記憶媒体 - Google Patents

Hmiコントローラ、hmiシステムおよび記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2019125183A
JP2019125183A JP2018005706A JP2018005706A JP2019125183A JP 2019125183 A JP2019125183 A JP 2019125183A JP 2018005706 A JP2018005706 A JP 2018005706A JP 2018005706 A JP2018005706 A JP 2018005706A JP 2019125183 A JP2019125183 A JP 2019125183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation screen
control information
unit
screen data
plc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018005706A
Other languages
English (en)
Inventor
二良 井土
Jiro Ido
二良 井土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2018005706A priority Critical patent/JP2019125183A/ja
Publication of JP2019125183A publication Critical patent/JP2019125183A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

【課題】設備ユニットの小さな隙間に設置可能で、設計変更が容易なHMIコントローラを提供する。【解決手段】複数の設備ユニットA,Bを各別に制御する複数のPLC2と、設備ユニットA,Bとは異なる場所に設けられ操作者が操作可能な操作画面を有する表示装置3と、を通信可能に接続し、夫々のPLC2に対応して設けられるHMIコントローラ1であって、PLC2が対応する設備ユニットA,Bを制御する制御情報が入力される制御情報入力部11と、制御情報に基づいて操作画面を表示するための操作画面データを生成する生成部10と、操作画面データを表示装置3に出力する出力部15と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の設備ユニットを各別に制御する複数のPLCと表示装置とを通信可能に接続するHMIコントローラ、HMIコントローラを備えたHMIシステム、およびHMIコントローラを作動するためのプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
従来、複数の設備ユニットを各別に制御する複数のPLC(プログラマブルロジックコントローラ)と、夫々のPLCに対応して設けられる複数のプログラマブル表示器とを備えたHMI(ヒューマンマシンインターフェース)システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このプログラマブル表示器は、PLCの制御情報を操作画面に表示して、操作者にPLCの稼動状態を把握させ、操作者がPLCの制御手順を変更可能に構成されている。
特許文献1のHMIシステムは、複数のプログラマブル表示器と選択的に接続可能なネットワーク接続口を設備ユニットとは異なる場所に設け、該ネットワーク接続口にノート型パソコンを接続し、該ノート型パソコンにPLCの制御情報を表示可能としている。これによって、プログラマブル表示器から離れた場所で設備の稼働状況を把握してシステムの保守保全を図ることができると記載されている。
特開2008−171054号公報
特許文献1に記載のような従来のHMIシステムは、プログラマブル表示器を複数のPLC毎に設けているため、操作画面を有するプログラマブル表示器の設置スペースが必要となり設備ユニットが大型化していた。また、プログラマブル表示器が夫々のPLCに対応して設けられるため、プログラマブル表示器ごとの専用の設計が必要であり、夫々のプログラマブル表示器の操作画面に対応した煩雑な設計変更が要求されていた。
そこで、設備ユニットの小さな隙間に設置可能で、設計変更が容易なHMIコントローラ、HMIコントローラを備えたHMIシステム、およびHMIコントローラを作動するためのプログラムを記憶した記憶媒体が求められている。
本発明に係るHMIコントローラの特徴構成は、複数の設備ユニットを各別に制御する複数のPLCと、前記設備ユニットとは異なる場所に設けられ操作者が操作可能な操作画面を有する表示装置と、を通信可能に接続し、夫々の前記PLCに対応して設けられるHMIコントローラであって、前記PLCが対応する前記設備ユニットを制御する制御情報が入力される制御情報入力部と、前記制御情報に基づいて前記操作画面を表示するための操作画面データを生成する生成部と、前記操作画面データを前記表示装置に出力する出力部と、を備えた点にある。
本構成のHMIコントローラでは、PLCの制御情報に基づいて、操作者が操作できるように操作画面データを生成し、設備ユニットとは異なる場所に設けた表示装置に対して該操作画面データを出力する。これによって、夫々のPLCに対応して設けられるHMIコントローラの操作画面を廃止して、表示装置のみに操作画面を設けることができる。その結果、従来、操作画面を表示していたプログラマブル表示器が不要となり、HMIコントローラを設備ユニットの小さな隙間に設置可能な大きさに形成することが可能となる。
しかも、表示装置においてHMIコントローラで生成された操作画面データに基づいて操作画面が表示されるので、表示装置を共通化できる。これによって、従来のプログラマブル表示器のように、各プログラマブル表示器の操作画面ごとに対応した煩雑な設計変更が不要となる。
このように、設備ユニットの小さな隙間に設置可能で、設計変更が容易なHMIコントローラを提供できた。
他の特徴構成は、前記生成部は、PLCプロトコルで記述された前記制御情報を前記表示装置のための表示プロトコルで記述された前記制御情報に変換する変換部と、前記表示プロトコルを用いて前記操作画面データに前記制御情報を挿入する挿入部と、前記挿入部で挿入された前記制御情報に基づいて前記操作画面データを生成する操作画面データ生成部と、を有する点にある。
本構成のように、挿入部によりPLCの制御情報を操作画面データに挿入すれば、操作画面に表示される制御情報を更新することが容易である。つまり、操作画面のレイアウトは変更せずに、リアルタイムな制御情報を操作画面に表示することが可能となるため、HMIコントローラの処理速度が速く効率的である。
他の特徴構成は、前記操作画面のレイアウトに関するレイアウトデータを記憶する記憶部と、前記レイアウトデータを選択するための選択情報が入力される選択情報入力部と、をさらに備え、前記操作画面データ生成部は、前記選択情報に対応する前記レイアウトデータに基づいて、前記操作画面データを生成する点にある。
本構成では、レイアウトデータのみをHMIコントローラに記憶させ、レイアウトデータを選択する選択情報は、外部から入力される。これにより、操作画面のレイアウト変更にあたって、HMIコントローラ側にプログラム編集ツールを用意する必要がなく、HMIコントローラの記憶容量を削減してコンパクトにすることができる。
本発明に係るHMIシステムの特徴構成は、上述したHMIコントローラの何れかを備えたHMIシステムであって、複数の設備ユニットを各別に制御する複数のPLCと、操作者が操作可能な操作画面を有する表示装置と、前記PLCと前記表示装置とを通信可能に接続し、夫々の前記PLCに対応して設けられる前記HMIコントローラと、を備えた点にある。
本発明に係る記憶媒体の特徴構成は、上述したHMIコントローラの何れかを作動させるためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、複数の設備ユニットを各別に制御する複数のPLCの制御情報を入力する第一処理と、PLCプロトコルで記述された前記制御情報を、操作者が操作可能な操作画面を有する表示装置のための表示プロトコルで記述された前記制御情報に変換する第二処理と、前記表示プロトコルを用いて前記操作画面を表示するための操作画面データに前記制御情報を挿入する第三処理と、前記第三処理で挿入された前記制御情報に基づいて前記操作画面データを生成する第四処理と、前記操作画面データを前記表示装置に出力する第五処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶した点にある。
本構成のHMIコントローラでは、PLCの制御情報に基づいて、操作者が操作できるように操作画面データを生成し、設備ユニットとは異なる場所に設けた表示装置に対して操作画面データを出力する。これによって、夫々のPLCに対応して設けられるHMIコントローラの操作画面を廃止して、表示装置のみに操作画面を設けることができる。その結果、HMIコントローラを設備ユニットの小さな隙間に設置可能な大きさに形成することが可能となる。
しかも、表示装置においてHMIコントローラで生成された操作画面データに基づいて操作画面が表示されるので、表示装置を共通化できる。これによって、従来のプログラマブル表示器のように、各プログラマブル表示器の操作画面ごとに対応した煩雑な設計変更が不要となる。
このように、設備ユニットの小さな隙間にHMIコントローラが設置可能で、設計変更が容易なHMIシステムおよびHMIコントローラを作動させるためのプログラムを記憶した記憶媒体を提供できた。
HMIシステムの構成図である。 HMIコントローラの概略外観図である。 外部媒体に記憶されている選択情報の一例である。 外部媒体に記憶されている選択情報の一例である。 表示装置に係る操作画面の一例である。 HMIコントローラを作動させるためのプログラムの処理フロー図である。
以下に、本発明に係るHMI(ヒューマンマシンインターフェース)コントローラ、HMIシステムおよび記憶媒体の実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態では、製造工場で稼働する設備ユニットA,Bに設置されたHMIコントローラ1、HMIコントローラ1を備えたHMIシステム、およびHMIコントローラ1を作動させるためのプログラムを記憶した記憶媒体1Cを一例として説明する。ただし、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
図1に示すように、本実施形態にかかるHMIシステムは、複数の設備ユニットA,Bを各別に制御する複数のPLC2(プログラマブルロジックコントローラ)と、設備ユニットA,Bとは異なる場所に設けられ、操作者が操作可能な操作画面31を有する表示装置3と、PLC2と表示装置3とを通信可能に接続し、夫々のPLC2に対応して設けられる複数のHMIコントローラ1と、を備えている。
本実施形態では、例えば、プレス工程におけるワークの搬送装置やワークを加工するプレス機等を夫々設備ユニットA,Bとしている。つまり、所定の作業工程に必要となる各装置を設備ユニットA,Bとして定義している。ただし、設備ユニットA,Bは加工設備に限られるものではない。
各PLC2は、夫々の設備ユニットA,Bに適合したPLCプロトコルで記述された制御情報(制御プログラム)を記憶しており、この制御情報に基づいて夫々の設備ユニットA,Bの作動を制御する。「夫々の設備ユニットA,Bの作動を制御する」とは、設備ユニットA,Bを構成するセンサ、アクチュエータおよびランプ等の入出力機器のON/OFF、アナログ制御、パルス制御などを実行することである。つまり、制御情報は、センサ等の入力デバイスからの入力信号に基づいて、アクチュエータやランプ等の出力デバイスに制御信号を出力する一連の情報である。夫々のPLC2は、対応するHMIコントローラ1と所定の無線アクセスポイントを介して一対一で無線通信可能に構成されている。なお、PLC2とHMIコントローラ1とを有線で接続しても良く、特に限定されない。
複数のPLC2は、所定の無線アクセスポイントを介して無線接続、又は有線接続されており、PLC管理装置20が全ての複数のPLC2と通信可能に接続されている。このPLC管理装置20は、複数のPLC2を集中管理するものであり、不図示のプログラマブル表示器に接続されて、管理者によって制御情報が更新可能に構成されている。
表示装置3は、デスクトップ型パソコン、ノート型パソコン又はタブレット端末等で構成されており、インターネット回線を通じてHTML(ハイパーテキストマークアップランゲージ)やCSS(カスケーディングスタイルシート)等で起動するWebブラウザにより操作画面31を表示する(図5参照)。表示装置3は、複数のHMIコントローラ1の夫々と所定の無線アクセスポイントを介して無線通信可能に構成されている。なお、表示装置3とHMIコントローラ1とを有線で接続しても良く、特に限定されない。
図1〜図2に示すように、HMIコントローラ1は、ボックス1Bと、ボックス1Bに収容される基板等で構成される制御ユニット1Aとで構成されている。
HMIコントローラ1は、従来のプログラマブル表示器のように操作画面を有しておらず、ボックス1Bは名刺サイズの表面積(横約55mm、縦約90mm)で奥行が約30mmで構成されている。ボックス1Bには、USBメモリ等で構成される外部媒体4が接続可能な複数(本実施形態では4箇所)の第1接続口1Baと、HMIコントローラ1を作動させるためのプログラムが記憶されたメモリーカード等の記憶媒体1Cが接続可能な複数(本実施形態では2箇所)の第2接続口1Bbとが形成されている。これら第1接続口1Baおよび第2接続口1Bbは、制御ユニット1Aの基板(不図示)に電気的に接続されている。なお、ボックス1Bは、HMIコントローラ1を起動するための電源も有しているが、図示を省略する。
図1に戻って、制御ユニット1Aは、PLC2が対応する設備ユニットA,Bを制御する制御情報が入力される第1入出力部11(制御情報入力部の一例)と、PLC2の制御情報に基づいて操作画面31(図5参照)を表示するための操作画面データを生成する生成部10と、操作画面データを表示装置3に出力する第2入出力部15(出力部の一例)と、操作画面31のレイアウトに関するレイアウトデータを記憶する記憶部16と、レイアウトデータを選択するための選択情報が入力される選択情報入力部17と、を備えている。生成部10は、CPUを中核部材としてハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構成されており、記憶部16は、ROMやRAM等で構成されている。
第1入出力部11は、PLC2と通信可能な通信インターフェースであり、PLC2に対応するPLCプロトコルで記述された制御情報を、PLC2との間で送受信する。この第1入出力部11は、PLC2の制御情報が入力される入力機能と、更新された制御情報をPLC2に出力する出力機能とを有している。
生成部10は、上述した生成部10のCPU(コンピュータの一例)に実行させるための記憶媒体1Cに記憶されたプログラムにより構成されている。生成部10は、PLC2のPLCプロトコルで記述された制御情報を表示装置3のための表示プロトコル(例えばHTTP)で記述された制御情報に変換する変換部12と、操作画面データ生成部14で生成される操作画面データに表示プロトコルで記述されたPLC2の制御情報を挿入する挿入部13と、挿入部13で挿入された制御情報に基づいて操作画面データを生成する操作画面データ生成部14と、を有している。
変換部12は、第1入出力部11に対して、所定の時間間隔毎や所定のイベント毎にPLC2と通信して、PLC2の内部レジスタにアクセスするようにリクエストする。この変換部12は、挿入部13からの読み込みリクエストによって、第1入出力部11を介してPLCプロトコルで記述されたPLC2の制御情報を読み込んで、この制御情報を表示プロトコルで記述された制御情報に変換して記憶する。また、変換部12は、挿入部13からの書き込みリクエストによって、表示プロトコルで記述されている更新された制御情報をPLCプロトコルに変換して記憶し、PLCプロトコルで記述されている更新された制御情報を、第1入出力部11を介してPLC2の内部レジスタに書き込む。つまり、変換部12は、表示プロトコルで記述されたPLC2の制御情報を記憶すると共に、PLCプロトコルで記述されている更新された制御情報を記憶するデータベース層である。
挿入部13は、例えば、JavaScript(登録商標)などのプログラミング言語を用いて、表示プロトコルで記述された制御情報を、操作画面データ生成部14における表示プロトコルで記述された操作画面データに挿入する(書き込む)Webアプリケーション層である。つまり、挿入部13は、操作画面データ生成部14を介して操作画面31を有する表示装置3のWebブラウザとの操作画面データのやり取りを行うプログラムである。挿入部13は、変換部12で変換された表示プロトコルで記述された制御情報の読み出しを変換部12にリクエストすると共に、表示プロトコルで記述されている更新された制御情報の書き込みを変換部12にリクエストする。また、挿入部13は、表示プロトコルで記述された制御情報を操作画面データに書き込むように操作画面データ生成部14にリクエストすると共に、操作画面31の操作により表示プロトコルで記述されている更新された制御情報の読み出しを操作画面データ生成部14にリクエストする。
操作画面データ生成部14は、表示プロトコルで記述されたHTMLやCSSなどのプログラミング言語を用いて、挿入部13で挿入された制御情報を含む操作画面データを生成するWebサーバ層である。つまり、操作画面データ生成部14は、操作画面31を有する表示装置3のWebブラウザとの操作画面データのやり取りを行うプログラムである。操作画面データ生成部14は、Webブラウザを介してリクエストを受けて操作画面データを表示装置3に出力するように第2入出力部15にリクエストする。また、操作画面データ生成部14は、挿入部13からのリクエストを受けて表示プロトコルで記述されている更新された制御情報を含む操作画面データの読み出しを第2入出力部15にリクエストする。
第2入出力部15は、表示装置3と通信可能な通信インターフェースであり、表示装置3に対応する表示プロトコルで記述された操作画面データを、表示装置3との間で送受信する。この第2入出力部15は、表示装置3に制御情報を含む操作画面データを出力する出力機能と、表示装置3の操作画面31の操作により更新された制御情報を含む操作画面データが入力される入力機能とを有している。
記憶部16は、図5に一例を示す表示装置3の操作画面31のレイアウトに関する複数のレイアウトデータを記憶している。選択情報入力部17は、外部媒体4が接続されるボックス1Bの第1接続口1Baに設けられており、外部媒体4に記憶されている、例えば図3〜図4に一例を示す選択情報が入力されるインターフェースである。
操作画面データ生成部14は、選択情報入力部17に入力された選択情報に対応するレイアウトデータを記憶部16から読み出し、操作画面データを生成する。例えば、図3〜図4に示すように、外部媒体4には選択情報としてメッセージNo、名称、データ型がCSV拡張子を有するファイル形式で記憶されており、この選択情報に対応するレイアウトデータを記憶部16から読み出して、図5に示す操作画面31の各要素に名称や表示項目数等を設定する。
具体的な一例を説明すると、図3に示すメッセージNoのMES1〜MES3の名称は、図5の操作画面31の上部に表示され、図3に示すメッセージNoのMES6〜MES13の名称は、図5の操作画面31の中央左に表示される。また、図4に示すメッセージNoのMENU1は、図5の操作画面31の下部に表示される項目数を示し、この項目数に応じてMENU11〜MENU15などを表示する。
このように、レイアウトデータのみをHMIコントローラ1の記憶部16に記憶させ、レイアウトデータを選択する選択情報は、外部媒体4から入力される。これにより、操作画面31のレイアウト変更にあたって、HMIコントローラ1側にプログラム編集ツールを用意する必要がなく、HMIコントローラ1の記憶容量を削減してコンパクトにすることができる。なお、記憶部16も外部媒体4に保存しても良く、特に限定されない。
また、本実施形態のHMIコントローラ1では、PLC2の制御情報に基づいて、操作者が操作できるように操作画面データを生成し、設備ユニットA,Bとは異なる場所に設けた表示装置3に対して操作画面データを出力する。これによって、夫々のPLC2に対応して設けられるHMIコントローラ1の操作画面を廃止して、表示装置3のみに操作画面31を設けることができる。その結果、従来、操作画面を表示していたプログラマブル表示器が不要となり、HMIコントローラ1を設備ユニットA,Bの小さな隙間に設置可能な大きさに形成することが可能となる。
しかも、表示装置3においてHMIコントローラ1で生成された操作画面データに基づいて操作画面31が表示されるので、表示装置3を共通化できる。これによって、従来のプログラマブル表示器のように、各プログラマブル表示器の操作画面ごとに対応した煩雑な設計変更が不要となる。
また、挿入部13によりPLC2の制御情報を操作画面データに挿入すれば、操作画面データに制御情報を更新することが容易である。つまり、操作画面31のレイアウトは変更せずに、リアルタイムな制御情報を操作画面31に表示することが可能となるため、HMIコントローラ1の処理速度が速く効率的である。
図6を用いて、HMIコントローラ1を作動するためのプログラムの処理フローを説明する。本実施形態におけるコンピュータに実行させるためのプログラムは記憶媒体1Cに記憶されており、ボックス1Bの第2接続口1Bbに接続されることにより、制御ユニット1Aの基板と電気的に接続されて生成部10が構築される(図1〜図2参照)。
本プログラムは、複数の設備ユニットA,Bを各別に制御する複数のPLC2の制御情報を第1入出力部11に入力する第一処理(♯52)と、PLCプロトコルで記述された制御情報を操作者が操作可能な操作画面31を有する表示装置3のための表示プロトコルで記述された制御情報に変換する第二処理(♯53)と、操作画面を表示するための操作画面データに表示プロトコルを用いて制御情報を挿入する第三処理(♯54)と、第三処理で挿入された制御情報に基づいて操作画面データを生成する第四処理(♯55)と、操作画面データを表示装置3に出力する第五処理(♯56)と、を備えている。
まず、変換部12は、挿入部13から表示プロトコルで記述された制御情報の読み出し要求があるか否かを判定する(♯51)。♯51の判定の結果、制御情報の読み出し要求がなければ(♯51No判定)、待機する。一方、♯51の判定の結果、制御情報の読み出し要求があれば(♯51Yes判定)、変換部12は、第1入出力部11に対してPLC2の制御情報を読み出すリクエストを行い、第1入出力部11にPLC2の制御情報が入力され、この制御情報が変換部12に出力される(♯52)。
次いで、変換部12は、第1入出力部11から出力されPLCプロトコルで記述された制御情報を読み込んで、この制御情報を表示装置3のための表示プロトコルで記述された制御情報に変換する(♯53)。次いで、挿入部13は、表示プロトコルで記述された制御情報を、JavaScript(登録商標)などのプログラミング言語を用いて、表示装置3の操作画面31のためにHTMLなどで記述された操作画面データに挿入する(書き込む)(♯54)。次いで、操作画面データ生成部14は、記憶部16に記憶されたレイアウトデータから選択情報入力部17に入力された選択情報(図3〜図4参照)に基づいて操作画面のレイアウトデータを生成し、挿入部13から挿入された制御情報と共に操作画面データを生成し、第2入出力部15に出力する(♯55)。
次いで、第2入出力部15は、出力された操作画面データを表示装置3に送信(出力)し、その結果、図5に示すような操作画面31が生成される(♯56)。操作画面31はWebブラウザ上に表示される。操作者は、この操作画面31を操作(数値入力やボタンクリック等)することにより、設備ユニットA,Bの制御手順や制御周期などを変更することができる。また、操作画面31の異常ランプや警報ランプが点灯していれば、操作者は、操作画面31を用いて任意の操作(停止、異常リセット等)を操作することができる。つまり、操作者の操作画面31の操作により、設備ユニットA,Bの制御情報が更新される。
次いで、操作画面データ生成部14は、挿入部13から更新された制御情報の読み出し要求があるか否かを判定する(♯57)。♯57の判定の結果、更新された制御情報の読み出し要求がなければ(♯57No判定)、待機する。一方、♯57の判定の結果、更新された制御情報の読み出し要求があれば(♯57Yes判定)、操作画面データ生成部14は、第2入出力部15に対してPLC2の更新された制御情報を読み出すリクエストを行い、更新された制御情報があれば、第2入出力部15にPLC2の更新された制御情報を含む操作画面データが入力され、この操作画面データを挿入部13に出力する(♯58)。
次いで、挿入部13は、操作画面データ生成部14から出力された操作画面データのうち更新された制御情報を抽出する(♯59)。次いで、挿入部13は、更新された制御情報を変換部12に出力し、変換部12は、更新された制御情報の表示プロトコルをPLCプロトコルに変換する(♯60)。そして、変換部12は、PLCプロトコルで記述された更新された制御情報を、第1入出力部11に対してPLC2に書き込むリクエストを行い、第1入出力部11がPLC2の更新された制御情報を出力する(♯61)。その結果、PLC2の制御情報が更新される。
[その他の実施形態]
(1)上述した実施形態では、挿入部13が更新された制御情報の読み出しリクエストを行ったが、挿入部13の読み出しリクエストに関らず、一定周期で自動的に更新された制御情報の読み出しを実行しても良い。
(2)操作画面31のレイアウトデータを記憶部16に記憶させたが、レイアウトデータをクラウドサーバーやレンタルサーバー等に保存して、第1入出力部11又は第2入出力部15から通信により取得しても良い。また、外部媒体4に保存された選択情報についても、レイアウトデータをクラウドサーバーやレンタルサーバー等に保存して、第1入出力部11又は第2入出力部15から通信により取得しても良い。
(3)HMIコントローラ1を作動するためのプログラムを記憶する記憶媒体1Cは、メモリーカード等に限定されず、例えば、インターネットを介してダウンロードされる端末に保存されたプログラムであっても良い。また、記憶媒体1Cを省略して、HMIコントローラ1を作動するためのプログラムを、HMIコントローラ1の記憶部16に記憶させていても良い。
本発明は、複数の設備ユニットを各別に制御する複数のPLCと表示装置とを通信可能に接続するHMIコントローラ、HMIコントローラを備えたHMIシステム、およびHMIコントローラを作動するためのプログラムを記憶した記憶媒体に利用可能である。
1 :HMIコントローラ
1C :記憶媒体
2 :PLC
3 :表示装置
10 :生成部
11 :第1入出力部(制御情報入力部)
12 :変換部
13 :挿入部
14 :操作画面データ生成部
15 :第2入出力部(出力部)
16 :記憶部
17 :選択情報入力部
31 :操作画面
A,B :設備ユニット

Claims (5)

  1. 複数の設備ユニットを各別に制御する複数のPLCと、前記設備ユニットとは異なる場所に設けられ操作者が操作可能な操作画面を有する表示装置と、を通信可能に接続し、夫々の前記PLCに対応して設けられるHMIコントローラであって、
    前記PLCが対応する前記設備ユニットを制御する制御情報が入力される制御情報入力部と、
    前記制御情報に基づいて前記操作画面を表示するための操作画面データを生成する生成部と、
    前記操作画面データを前記表示装置に出力する出力部と、を備えたHMIコントローラ。
  2. 前記生成部は、PLCプロトコルで記述された前記制御情報を前記表示装置のための表示プロトコルで記述された前記制御情報に変換する変換部と、前記表示プロトコルを用いて前記操作画面データに前記制御情報を挿入する挿入部と、前記挿入部で挿入された前記制御情報に基づいて前記操作画面データを生成する操作画面データ生成部と、を有する請求項1に記載のHMIコントローラ。
  3. 前記操作画面のレイアウトに関するレイアウトデータを記憶する記憶部と、
    前記レイアウトデータを選択するための選択情報が入力される選択情報入力部と、をさらに備え、
    前記操作画面データ生成部は、前記選択情報に対応する前記レイアウトデータに基づいて、前記操作画面データを生成する請求項2に記載のHMIコントローラ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のHMIコントローラを備えたHMIシステムであって、
    複数の設備ユニットを各別に制御する複数のPLCと、
    前記設備ユニットとは異なる場所に設けられ、操作者が操作可能な操作画面を有する表示装置と、
    前記PLCと前記表示装置とを通信可能に接続し、夫々の前記PLCに対応して設けられる前記HMIコントローラと、を備えたHMIシステム。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載のHMIコントローラを作動させるためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、
    複数の設備ユニットを各別に制御する複数のPLCの制御情報を入力する第一処理と、
    PLCプロトコルで記述された前記制御情報を、操作者が操作可能な操作画面を有する表示装置のための表示プロトコルで記述された前記制御情報に変換する第二処理と、
    前記表示プロトコルを用いて前記操作画面を表示するための操作画面データに前記制御情報を挿入する第三処理と、
    前記第三処理で挿入された前記制御情報に基づいて前記操作画面データを生成する第四処理と、
    前記操作画面データを前記表示装置に出力する第五処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶した記憶媒体。
JP2018005706A 2018-01-17 2018-01-17 Hmiコントローラ、hmiシステムおよび記憶媒体 Pending JP2019125183A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018005706A JP2019125183A (ja) 2018-01-17 2018-01-17 Hmiコントローラ、hmiシステムおよび記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018005706A JP2019125183A (ja) 2018-01-17 2018-01-17 Hmiコントローラ、hmiシステムおよび記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019125183A true JP2019125183A (ja) 2019-07-25

Family

ID=67398830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018005706A Pending JP2019125183A (ja) 2018-01-17 2018-01-17 Hmiコントローラ、hmiシステムおよび記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019125183A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6732667B2 (ja) 保全作業支援装置、保全作業支援方法、保全作業支援プログラム及び記録媒体
JP6065008B2 (ja) 制御装置
US20170371325A1 (en) Device maintenance apparatus, device maintenance system, device maintenance method, device maintenance program, and storage medium
CN107436583A (zh) 装置维护设备、装置维护方法、装置维护程序和记录介质
JP5083591B2 (ja) プロセス制御システム
US20140142728A1 (en) Programmable display device and control system
JP2017215746A (ja) 機器保全装置、機器保全方法、機器保全プログラム及び記録媒体
JP2010287034A (ja) 外部機器とPLCとのModbusプロトコル通信アドレス表示方式
WO2024174734A1 (zh) 夹具控制配置方法、装置、计算机设备和存储介质
JP6954190B2 (ja) 制御システム、コントローラ、および制御方法
JPWO2018198174A1 (ja) プログラマブルロジックコントローラシステムおよびエンジニアリングツールプログラム
JP2005259079A (ja) ツール
JP5489535B2 (ja) システム構成設計装置、システム構成設計プログラム及び記録媒体
JP2019125183A (ja) Hmiコントローラ、hmiシステムおよび記憶媒体
JP6793881B1 (ja) 管理装置、管理システム、管理方法及びプログラム
JP2007304681A (ja) アプリケーション統合装置
JP4780308B2 (ja) 制御プログラム開発支援装置及びコンピュータプログラム
JP4941574B2 (ja) レジスタコンフィギュレータおよびレジスタコンフィギュレーション方法
JP5207310B2 (ja) プラント監視制御システム用の制御装置
JP3847601B2 (ja) 制御表示装置、制御プログラムおよびそれを記録した記録媒体
JP2018132875A (ja) プログラマブルロジックコントローラシステム、プログラマブルロジックコントローラ、通信テスト支援装置、通信テスト支援方法、及び通信テスト支援装置で実行することが可能なコンピュータプログラム
JPWO2018008094A1 (ja) 産業機器制御装置のパラメータ編集装置、産業機器制御システム、産業機器制御システムの製造方法、及びプログラム
JP6779418B1 (ja) 設計支援装置、設計支援方法および設計支援プログラム
JP7120268B2 (ja) 作業支援システム、作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体
TWI728273B (zh) 程式執行支援裝置、程式執行支援方法以及程式執行支援程式產品