JP2019124790A - 表示制御装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

表示制御装置、その制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019124790A
JP2019124790A JP2018004458A JP2018004458A JP2019124790A JP 2019124790 A JP2019124790 A JP 2019124790A JP 2018004458 A JP2018004458 A JP 2018004458A JP 2018004458 A JP2018004458 A JP 2018004458A JP 2019124790 A JP2019124790 A JP 2019124790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
value
item
control unit
system control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018004458A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7309321B2 (ja
Inventor
利道 伊勢
Toshimichi Ise
利道 伊勢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018004458A priority Critical patent/JP7309321B2/ja
Priority to EP19151250.8A priority patent/EP3511812B1/en
Priority to US16/246,126 priority patent/US11044392B2/en
Priority to KR1020190004982A priority patent/KR102450809B1/ko
Priority to CN202110410158.6A priority patent/CN113114945B/zh
Priority to CN201910035998.1A priority patent/CN110049232B/zh
Publication of JP2019124790A publication Critical patent/JP2019124790A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7309321B2 publication Critical patent/JP7309321B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】ユーザが操作量を容易に認識できるようにすることを目的とする。【解決手段】ユーザが操作する操作手段の操作量に対して実行する機能を割り当てる設定画面を、表示手段に表示する表示制御装置であって、検知手段によって検知された前記操作手段の操作量を示す情報を、前記設定画面に表示するように制御する表示制御手段を有することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、表示制御装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
操作部材への操作量に応じた機能を実行する装置が提案されている。特許文献1には、回転可能な回転部材への操作によって、初期位置を基準として回転された角度に応じて、割り当てられた機能を実行する携帯電子機器が開示されている。
特開2010−56972号公報
特許文献1では、予め操作量に応じた機能が割り当てられているために、ユーザが実際に操作することで機能が実行されてしまう。したがって、ユーザが各機能を実行する際の操作量を試してみることが難しく、操作量を認識することが困難であった。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザが操作量を容易に認識できるようにすることを目的とする。
本発明は、ユーザが操作する操作手段の操作量に対して実行する機能を割り当てる設定画面を、表示手段に表示する表示制御装置であって、検知手段によって検知された前記操作手段の操作量を示す情報を、前記設定画面に表示するように制御する表示制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが操作量を容易に認識することができる。
第1実施形態のカメラの外観構成の一例を示す図である。 カメラの構成の一例を示すブロック図である。 カスタムズーム設定画面の一例を示す図である。 カスタムズーム設定画面の表示処理の一例を示すフローチャートである。 設定項目の変更処理の一例を示すフローチャートである。 カスタムズーム設定画面の一例を示す図である。 設定値変更処理の一例を示すフローチャートである。 設定値変更処理の一例を説明するための図である。 変更可否チェック処理の一例を示すフローチャートである。 補正処理の一例を示すフローチャートである。 補正の例外処理の一例を示すフローチャートである。 設定値が補正される例を説明するための図である。 第2実施形態の据え置きゲーム機の構成の一例を示す図である。 機能設定画面の一例を示す図である。 第3実施形態の設定項目と設定値の例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態では、電子機器がデジタルビデオカメラ10(以下、カメラ10という)である場合について説明する。また、本実施形態のカメラ10は、表示制御装置として機能する。
図1は、カメラ10の外観構成の一例を示す図である。図1(a)はカメラ10を一方の側面から見た図であり、図1(b)はカメラ10を他方の側面から見た図である。
カメラ10は、前面側に、バリア101と、撮影レンズ102とを有する。また、カメラ10は、表示部103aとしてのビューファインダを有し、ファインダ外であり、カメラ10本体の上側に表示部103bを有する。表示部103a、103bは表示手段の一例に対応する。表示部103aおよび表示部103bは同時に出力可能であるが、一方のみへの出力も可能である。なお、以下では、表示部103aおよび表示部103bを区別しない場合には表示部103として説明する。また、カメラ10は、本体部の側方に、操作デバイスとしてのシーソ型のグリップズーム104(ズームキー)を有する。グリップズーム104は操作手段の一例に対応する。また、メニューボタン106、撮影ボタン107、再生ボタン108、電源スイッチ215を有している。メニューボタン106の押下に応じてメニュー画面が表示部103に表示され、後述するカスタムズームの設定画面を表示することができる。撮影ボタン107の押下に応じて静止画、動画の撮影指示が可能である。
図1(c)は、グリップズーム104を拡大した拡大図である。グリップズーム104は、ユーザによる押し込み動作によって操作される。カメラ10は、グリップズーム104が基準位置から押し込まれたときの押し込み量(操作量)に応じたズーム速度(機能、動作量)が割り当てられている。具体的に、グリップズーム104は、第1操作部105aと第2操作部105bとを有する。第1操作部105aはユーザが望遠側(T側)にズームするときの操作部であり、第2操作部105bはユーザが広角側(W側)にズームするときの操作部である。ユーザが第1操作部105aを押し込むことにより押し込み量に割り当てられたズーム速度でズームインされる。一方、ユーザが第2操作部105bを押し込むことにより押し込み量に割り当てられたズーム速度でズームアウトされる。なお、グリップズーム104は、ユーザが第1操作部105aまたは第2操作部105bの押し込みを解除することで基準位置(初期位置)に戻るように構成される。
図2は、カメラ10の構成の一例を示すブロック図である。
撮影レンズ102は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。ズームレンズは、焦点距離を変化させることによってズーム倍率を変化させる。ズームレンズは、ズーム制御部201によって制御される。フォーカスレンズはピント合わせを行うレンズである。フォーカスレンズは、測距制御部202によって制御される。
撮像部203は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。撮像部203は撮像手段の一例に対応する。A/D変換器204は、撮像部203から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。バリア101は、カメラ10の撮影レンズ102を含む撮像系を覆うことにより撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部205は、A/D変換器204からの画像データまたはメモリ制御部206からの画像データに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部205は、撮像された画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。更に、画像処理部205は、撮像された画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器204からの画像データは、画像処理部205およびメモリ制御部206を介して、または、メモリ制御部206を介してメモリ207に直接書き込まれる。メモリ207は、撮像部203によって得られA/D変換器204によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部103に表示するための画像データを格納する。メモリ207は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備える。また、メモリ207は記録媒体208から読み出した画像データやOSD(On Screen Display)データを表示部103に表示するときの画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器209は、メモリ207に格納されている画像表示用の画像データをアナログ信号に変換して表示部103に供給する。したがって、メモリ207に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器209を介して表示部103により表示される。表示部103は、LCD等の表示器上にD/A変換器209からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器204によって一度A/D変換されメモリ207に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器209においてアナログ変換し、表示部103に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、ライブビュー画像が表示される。本実施形態の表示部103は、液晶ディスプレイであるが、有機EL(Organic Electroluminescence)ディスプレイ等の他の方式のディスプレイであってもよい。また、表示部103は、電子ビューファインダや小型(例えば3.5インチ)の液晶モニタである場合に限られず、HDMI(登録商標)やSDI等の外部出力であってもよい。更に、表示部103は、これらの表示出力を複数備えていてもよい。
不揮発性メモリ210は、電気的に消去・記録可能な記録媒体としてのメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ210には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。このプログラムは、本実施形態の後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムである。
システム制御部50はカメラ10全体を制御する。システム制御部50が不揮発性メモリ210に記憶されたプログラムを実行することで、本実施形態の後述する各処理を実現する。また、システム制御部50は、メモリ207、D/A変換器209、表示部103等を制御することにより表示制御も行う。システム制御部50は、制御手段、表示制御手段、割当手段の一例に対応する。
システムメモリ211は、例えばRAMが用いられる。システムメモリ211は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ210から読み出したプログラム等が記憶される。システムタイマー212は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
操作部213は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。操作部213は、メニューボタン106、キャンセルボタン、十字キー(上方向キー、下方向キー、左方向キー、右方向キー)、SETボタン、AF/MFといった各種切替えボタンが含まれる。例えば、メニューボタン106が押下されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部103に表示される。ユーザは表示部103に表示されたメニュー画面と、十字キーやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
モード切替スイッチ214は、システム制御部50の動作モードを動画記録モード、再生モード等の何れかのモードに切替える。
電源スイッチ215は、電源オン、電源オフを切替えるための押しボタンである。
グリップズーム104はシーソ型であって、押し込まれることで操作される。システム制御部50はグリップズーム104の第1操作部105aまたは第2操作部105bの押し込み量を検知し、押し込み量に割り当てられたズーム速度になるように、ズーム制御部201を制御して撮影レンズ102の位置を変化させる。本実施形態のグリップズーム104は押し込み量が大きいほど電圧変化量が大きくなる。したがって、システム制御部50はグリップズーム104が出力する電圧を検知することで押し込み量を検知する。このように、システム制御部50はグリップズーム104の押し込み量を検知する検知手段の一例に対応する。
電源制御部216は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部216は、検出結果およびシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体208を含む各部に供給する。
電源部217は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F218は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体208とのインターフェースである。記録媒体208は撮像された画像データを記録するための記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
図3は、カスタムズーム設定画面300の一例を示す図である。ユーザは操作部213を介してメニューからカスタムズームの設定を選択することによって、システム制御部50はカスタムズーム設定画面300を表示部103に表示する。カスタムズーム設定画面300は、ユーザが操作するグリップズーム104の押し込み量(操作量)に対してズーム速度(機能、動作量)を割り当てるための設定を行う画面である。
カスタムズーム設定画面300には、記録可能時間301a、記録状態301b、記録タイムコード301c、カスタムズーム設定メニュー302、画像データ303等が表示される。記録可能時間301a、記録状態301b、記録タイムコード301cおよびカスタムズーム設定メニュー302は、OSDデータであって、画像データ303に重畳して表示される。画像データ303は、例えば、撮像部203により撮像されたライブビュー画像である。
本実施形態では、カスタムズーム設定メニュー302において、グリップズーム104の5段階の押し込み量に対して、「0〜16」の17段階のズーム速度を割り当てることができる。ただし、押し込み量は5段階である場合に限られず、3段階や16段階等であってもよい。また、ズーム速度は17段階である場合に限られず、17段階以外であってもよく、数値とは異なる「遅い、普通、速い」等の段階であってもよい。
例えば、ユーザがグリップズーム104の押し込み量「1」に対して、ズーム速度「3」を割り当てると、ユーザがグリップズーム104を押し込み量「1」で押し込んでいる状態ではズーム速度「3」でズームされる。
本実施形態では、システム制御部50はグリップズーム104が押し込まれときに検知した電圧を変換することで「−127」から「+127」までの範囲の数値を取得する。例えば、システム制御部50は「0〜25」または「−25〜0」の数値を取得した場合に押し込み量「1」とする。電圧、数値および押し込み量との対応は、予め不揮発性メモリ210に関連付けて記憶される。ここで、数値のマイナスはW側に押し込まれた状態であり、数値のプラスはT側に押し込まれた状態である。また、「0」は、操作されていない状態である。
なお、5段階の押し込み量と、数値との関係は、1段階ごとの押し込み量と数値の分解能とが均等であってもよく、段階によって重み付けされていてもよい。段階によって重み付けする場合とは、例えば、押し込み量「1」と「5」に対応する数値の範囲を、他の押し込み量よりも広くすることである。
なお、本実施形態のカメラ10は、カスタムズームの設定の他に、全体のズーム速度を「ハイ、ミドル、ロー」で設定可能である。すなわち、カスタムズーム設定画面300で設定した「0〜16」のズーム速度が、「ハイ、ミドル、ロー」の設定に応じて変更される。更に、本実施形態のカメラ10は、押し込み量に対して割り当てられたズーム速度で動作する可変速ズームと、押し込み量に関わらず特定のズーム速度で動作する固定速ズームとを設定可能である。
図3(a)は、最初に表示されるカスタムズーム設定画面300の一例であり、グリップズーム104が操作されていない状態である。カスタムズーム設定メニュー302は、第1の表示部305と、第2の表示部306とが同一画面で構成される。
第1の表示部305は、グリップズーム104が操作されたときの押し込み量が識別可能に表示される。第1の表示部305には、指標307と押し込みレベル表示308とがOSDデータで表示される。指標307は、グリップズーム104の押し込み量を示す表示アイテムである。押し込みレベル表示308は、指標307の押し込み量を識別させるために5段階の押し込み量のレベルを示す表示アイテムである。押し込みレベル表示308は、T側の第1操作部105aの押し込み量とW側の第2操作部105bの押し込み量とに区分けして表示される。システム制御部50は、グリップズーム104が操作されたときに検知した押し込み量に基づいて指標307を表示する。なお、図3(a)では、グリップズーム104が操作されていないために、指標307が中央に位置する。
第2の表示部306は、押し込み量に割り当てられたズーム速度が識別可能に表示される。第2の表示部306には、押し込み位置D「pos1」〜「pos5」に対するズーム速度309a〜309eと、項目カーソル310と、上下方向キーアイテム311とがOSDデータで表示される。押し込み位置D「pos1」〜「pos5」は、それぞれ設定項目の一例に相当し、5段階の押し込み量に対応している。具体的には、押し込み位置D「pos1」が押し込み量「1」に対応する。また、押し込み位置D「pos2」が押し込み量「2」に対応し、押し込み位置D「pos3」が押し込み量「3」に対応し、押し込み位置D「pos4」が押し込み量「4」に対応し、押し込み位置D「pos5」が押し込み量「5」に対応する。ズーム速度309a〜309eは、それぞれ設定値の一例に相当し、「0〜16」のズーム速度を示している。例えば、図3(a)の押し込み位置D「pos1」とズーム速度309aに注目すると、押し込み位置D「pos1」にはズーム速度「1」が割り当てられている。したがって、ユーザは第2の表示部306から押し込み量に割り当てられたズーム速度を確認することができる。
また、図3(a)では、項目カーソル310が押し込み位置D「pos1」に位置しており、項目カーソル310の上下に上下方向キーアイテム311が表示される。項目カーソル310は、押し込み位置D「pos1」のズーム速度309aをユーザが選択可能に割り当てることができることを示している。具体的には、ユーザが操作部213の十字キーの上方向キーまたは下方向キー(上下方向キー)を操作することで、押し込み位置D「pos1」に対するズーム速度を「1」から異なるズーム速度に変更することができる。また、ユーザが操作部213の左方向キーまたは右方向キー(左右方向キー)を操作することで、項目カーソル310を押し込み位置D「pos1」から、異なる押し込み位置D「pos2」〜「pos5」に変更することができる。したがって、ユーザは、押し込み位置D「pos2」〜「pos5」についても、ズーム速度309b〜309eを選択可能に割り当てることができる。
図3(b)は、グリップズーム104のT側の第1操作部105aが操作されたときに表示されるカスタムズーム設定画面300の一例である。
図3(b)では、グリップズーム104の第1操作部105aが押し込まれているために、指標307が押し込みレベル表示308に対してT側に移動している。具体的には、指標307は、押し込みレベル表示308におけるT側の押し込み量「3」の範囲に位置している。このように、実際にユーザがグリップズーム104の第1操作部105aを押し込んだときの押し込み量が、指標307を用いて識別可能に表示される。
また、図3(b)では、項目カーソル310が押し込み位置D「pos3」に位置している。ユーザによりグリップズーム104の第1操作部105aが押し込み量「3」の状態で所定時間、継続して押し込まれた場合、押し込み量「3」に対応する押し込み位置D「pos3」に項目カーソル310が移動して表示される。したがって、ユーザは操作部213の十字キーの上下方向キーを操作することで、押し込み位置D「pos3」に対するズーム速度を変更して、割り当てることができる。このような項目カーソル310の動作を実現する処理については後述する。
図3(c)は、グリップズーム104のW側の第2操作部105bが操作されたときに表示されるカスタムズーム設定画面300の一例である。
図3(c)では、グリップズーム104の第2操作部105bが押し込まれているために、指標307が押し込みレベル表示308に対してW側に移動している。具体的には、第2操作部105bが上限まで押し込まれていることから、指標307は、押し込みレベル表示308におけるW側の端(押し込み量「5」)に位置している。このように、実際にユーザがグリップズーム104の第2操作部105bを押し込んだときの押し込み量が、指標307を用いて識別可能に表示される。
また、図3(c)では、項目カーソル310が押し込み位置D「pos5」に位置している。ユーザがグリップズーム104の第2操作部105bが押し込み量「5」の状態で所定時間、継続して押し込まれた場合、押し込み量「5」に対応する押し込み位置D「pos5」に項目カーソル310が移動して表示される。したがって、ユーザは操作部213の十字キーの上下方向キーを操作することで、押し込み位置D「pos5」に対するズーム速度を変更して、割り当てることができる。
ここで、本実施形態では、押し込み位置D「pos1」〜「pos5」に割り当てられる設定値としてのズーム速度には大小関係がある。具体的には、押し込み位置D「pos1」から「pos5」の順にズーム速度が大きくなる。ここで、「押し込み位置D「pos1」の設定値」を、「設定項目pos1の設定値」と表記する。この場合、設定項目pos1の設定値<設定項目pos2の設定値<設定項目pos3の設定値<設定項目pos4の設定値<設定項目pos5の設定値、の大小関係がある。あるいは、設定値が同一の値であってもよい場合には、設定項目pos1の設定値≦設定項目pos2の設定値≦設定項目pos3の設定値≦設定項目pos4の設定値≦設定項目pos5の設定値、の大小関係がある。カメラ10は、設定項目をユーザにより割り当てられた設定値に設定しながらも、それ以外の設定値が全体で上述した大小関係を維持するように設定値を補正する。
このように大小関係を維持するのは、例えば、ユーザが操作に応じて設定値の増加あるいは減少を期待しているのに対して、逆に設定値が減少あるいは増加してしまうことを防止するためである。具体的には、ユーザがグリップズーム104を更に押し込んだ場合にはズーム速度が速くなることを期待しているのに対して、逆にズーム速度が遅くなってしまうことを防止するためである。同様に、ユーザがグリップズーム104の押し込みを緩めた場合にはユーザはズーム速度が遅くなることを期待しているのに対して、逆にズーム速度が速くなってしまうことを防止するためである。このような大小関係を維持するように設定値を補正する処理については後述する。
次に、カスタムズーム設定画面を表示してから終了するまでの処理について図4のフローチャートを参照して説明する。図4のフローチャートは、システム制御部50が不揮発性メモリ210に格納されたプログラムを読み出してシステムメモリ211に展開して実行することにより実現される。また、図4のフローチャートは、動作モードが動画記録モードであり、ユーザがメニューからカスタムズーム設定を選択することにより開始される。
S401では、システム制御部50はカスタムズーム設定画面300を表示する。具体的には、システム制御部50は図3(a)のカスタムズーム設定メニュー302を含むカスタムズーム設定画面300を表示し、グリップズーム104の押し込み量を示す指標307の初期表示を行う。
S402では、システム制御部50は押し込み位置Dに割り当てられたズーム速度を表示する。具体的に、システム制御部50は不揮発性メモリ210から押し込み位置Dとズーム速度とが関連付けられた情報を読み出す。システム制御部50は読み出した情報に基づいて、図3(a)の第2の表示部306に示すように、押し込み位置D「pos1」〜「pos5」に割り当てられたズーム速度309a〜309eを表示する。
S403では、システム制御部50は項目カーソル310の位置を初期位置にする。具体的には、図3(a)に示すように、システム制御部50は項目カーソル310を押し込み位置D「pos1」に表示する。
S404では、システム制御部50は前回の押し込み位置D’を初期値0にする。前回の押し込み位置D’とは、押し込み状態が継続しているか否かを判定するときに用いる変数であり、システム制御部50は変数をシステムメモリ211に記憶する。
S405では、システム制御部50は押し込み位置Dの経過時間Tを初期値0にする。押し込み位置の経過時間Tとは、押し込み状態が継続しているか否かを判定するときに用いる変数であり、システム制御部50は変数をシステムメモリ211に記憶する。
S406では、システム制御部50はグリップズーム104が押し込まれた状態であるか否かを判定する。押し込まれた状態である場合にはS407に進み、押し込まれた状態ではない場合にはS416に進む。なお、システム制御部50はグリップズーム104から検知した電圧を変換して、変換した数値が0でなければ押し込まれた状態であると判定する。
S407では、システム制御部50は押し込み位置Dを取得する。具体的には、システム制御部50はS406で変換した数値から押し込み量を取得し、取得した押し込み量に対応する、押し込み位置D「pos1」〜「pos5」の押し込み位置Dを取得する。例えば、変換した数値が「0〜25」あるいは「−25〜0」であれば押し込み位置D「pos1」であり、変換した数値が「+64」であれば押し込み位置D「pos3」であり、変換した数値が「−127」であれば押し込み位置D「pos5」である。数値、押し込み量および押し込み位置D「pos1」〜「pos5」との対応は、予め不揮発性メモリ210に関連付けて記憶される。
S408では、システム制御部50は押し込み位置Dの経過時間Tをカウントしているか否かを判定する。経過時間Tをカウントしていない場合にはS409に進み、カウントしている場合にはS410に進む。図4のフローチャートを開始して最初にS408に進む場合には経過時間Tは初期値0であり、経過時間TをカウントしていないことからS409に進む。
S409では、システム制御部50は経過時間Tのカウントを開始する。
S410では、システム制御部50はユーザが実際にグリップズーム104を押し込んでいる状態の押し込み量に応じた位置に指標307を表示する。具体的には、システム制御部50はS407で変換した数値に対応する位置に指標307を表示する。例えば、変換した数値が「+64」であれば図3(b)のようにT側の押し込み量「3」に指標307を表示し、変換した数値が「−127」であれば図3(c)のようにW側の端(押し込み量「5」)に指標307を表示する。したがって、ユーザはグリップズーム104を押し込んだときの押し込み量を容易に認識することができる。また、カスタムズーム設定メニュー302では、押し込み量「1」〜「5」と押し込み位置D「pos1」〜「pos5」とが対応付けられていることから、ユーザは現在の押し込み量が、何れの押し込み位置Dに相当するかを容易に認識することができる。
S411では、システム制御部50は前回の押し込み位置D’から変化があるか否かを判定する。具体的には、S407においてシステム制御部50が取得した押し込み位置Dが、システムメモリ211に既に記憶されている押し込み位置D’と異なる場合に、前回の押し込み位置D’から変化があると判定する。押し込み位置Dに変化がある場合にはS415に進み、変化がない場合にはS412に進む。
S412では、システム制御部50は経過時間Tをインクリメントして、システムメモリ211に記憶する。インクリメントする時間はS412を実行する周期であって、例えば16msecや1sec等である。
S413では、システム制御部50は押し込み位置Dの変化がない状態が所定時間以上であるか否かを判定する。所定時間以上である場合、すなわち押し込み位置Dが所定時間、継続している場合にはS414に進み、所定時間以上ではない場合にはS406に戻る。所定時間は、グリップズーム104から指を離してから初期位置に戻る時間を考慮して設定する。初期位置に戻る時間を考慮することで、意図せずに所定時間、押し込み位置Dが継続していると判定されてしまうことを防止することができる。所定時間は、例えば160msec、3secであって、予め不揮発性メモリ210に記憶されている。
S414では、システム制御部50は所定時間以上、変化のない押し込み位置Dに項目カーソル310を移動させて表示する。例えば、システム制御部50は押し込み位置D「pos3」に対応する押し込み量が所定時間以上、継続している場合には、図3(b)に示すように、押し込み位置D「pos3」に項目カーソル310を移動させて表示する。なお、既に、変化のない押し込み位置Dに項目カーソル310が表示されている場合、S414の処理はスキップされる。このように、所定時間以上、継続して押し込み位置Dに対応する押し込み量が維持されている場合、項目カーソル310を当該押し込み位置Dに移動させる。したがって、ユーザは自ら押し込み位置Dの状態を確認した後に項目カーソル310を移動させる操作をする必要がないために、押し込み量に対してズーム速度を割り当てる操作を容易に行うことができる。その後、S406に戻る。
S415では、システム制御部50は変化した今回の押し込み位置Dを記憶する。具体的には、システム制御部50はS407で取得した押し込み位置Dを変数に代入してシステムメモリ211に記憶する。また、システム制御部50はS409において開始したカウントを停止する。その後、S406に戻る。
S416では、システム制御部50は押し込み位置Dの経過時間Tを初期値0とする。
S417では、システム制御部50は設定項目の変更指示を受け付けたか否かを判定する。具体的には、システム制御部50は、項目カーソル310が押し込み位置D「pos1」〜「pos5」の何れかに位置した状態でユーザが操作部213の左右方向キーを操作した場合に、設定項目の変更指示を受け付けたと判定する。変更指示を受け付けた場合にはS418に進み、変更指示を受け付けていない場合にはS419に進む。
S418では、システム制御部50は設定項目の変更処理を行う。例えば、図3(c)の状態において、操作部213の十字キーの左方向キーの操作に応じて、システム制御部50は項目カーソル310を押し込み位置D「pos5」から押し込み位置D「pos4」に移動させて表示する。その後、S406に戻る。なお、設定項目の変更処理は、図5のフローチャートを参照して後述する。
S419では、システム制御部50は押し込み位置D「posN」の設定値の変更指示を受け付けたか否かを判定する。具体的には、項目カーソル310が押し込み位置D「pos1」〜「pos5」の何れかに位置した状態でユーザが操作部213の上下方向キーを操作した場合に、設定値の変更指示を受け付けたと判定する。設定値の変更指示を受け付けた場合にはS420に進み、変更指示を受け付けていない場合にはS421に進む。なお、設定値の変更指示は、操作部213のSETボタンが操作されることで設定値の変更指示画面に遷移し、変更指示画面において受け付けてもよい。
S420では、システム制御部50は設定値変更処理を行う。例えば、図3(c)の状態において、操作部213の十字キーの下方向キーの押下に応じて、システム制御部50はズーム速度を「16」から「15」に変更する。システム制御部50は、ズーム速度を「16」から「15」に変更すると、グリップズーム104の押し込み位置D「pos5」に対応する押し込み量のときにズーム速度が少し遅くなるようにズーム制御部201を制御する。その後、S406に戻る。なお、設定値変更処理は、図7のフローチャートを参照して後述する。
S421では、システム制御部50はカスタムズーム設定画面300を閉じる操作を受け付けたか否かを判定する。閉じる操作を受け付けた場合にはシステム制御部50はカスタムズーム設定画面300の表示を終了することで、図4のフローチャートの処理を終了する。システム制御部50はカスタムズーム設定画面300を閉じる際に、設定項目である押し込み位置Dと、設定値であるズーム速度とを関連付けて不揮発性メモリ210に記憶する。このとき、システム制御部50は後述する設定値カーソルの位置を示す情報も記憶する。一方、閉じる操作を受け付けていない場合にはS406に戻り、上述した処理を繰り返す。
次に、設定項目の変更処理について図5のフローチャートを参照して説明する。図5のフローチャートは、図4のフローチャートのS418の設定項目の変更処理に相当する。
S501では、システム制御部50は項目カーソル310の位置を示すN(N=1〜5)を取得する。具体的には、システム制御部50はシステムメモリ211に記憶された押し込み位置Dのposに続く数値を取得して、項目カーソル310の位置を示すNとする。
S502では、システム制御部50は操作部213の右方向キーが操作されたか否かを判定する。操作部213の右方向キーの操作は、項目カーソル310を右方向に移動させるための操作である。右方向キーが操作された場合にはS503に進み、右方向キーが操作されていない場合にはS505に進む。
S503では、システム制御部50は取得した項目カーソル310の位置を示すNが設定項目数である5よりも小さいか否かを判定する。Nが5である場合には項目カーソル310を右方向に移動させることができない。したがって、システム制御部50は項目カーソル310を右方向に移動できる余地があるかを確認する。5よりも小さい場合にはS504に進み、5よりも小さくない場合には項目カーソル310を移動できないために図5のフローチャートの処理を終了し、図4のS406に戻る。
S504では、システム制御部50は項目カーソル310を右方向に一つ移動して表示する。すなわち、システム制御部50は項目カーソル310の位置を示すNをN+1にし、押し込み位置D「posN+1」に項目カーソル310を移動して表示する。
図6は、カスタムズーム設定画面300の一例を示す図である。
図6(a)は押し込み位置D「pos2」に項目カーソル310が表示されている。図6(a)の状態から、ユーザによる右方向に移動させる操作によって図6(b)に示すように、項目カーソル310が押し込み位置D「pos3」に移動して表示される。また、図6(b)の状態から、更にユーザによる右方向に移動させる操作によって図6(c)に示すように、項目カーソル310が押し込み位置D「pos4」に移動して表示される。
一方、S505では、システム制御部50は操作部213の左方向キーが操作されたか否かを判定する。操作部213の左方向キーの操作は、項目カーソル310を左方向に移動させるための操作である。左方向キーが操作された場合にはS506に進み、左方向キーが操作されていない場合に図5のフローチャートの処理を終了し、図4のS406に戻る。
S506では、システム制御部50は取得した項目カーソル310の位置を示すNが1よりも大きいか否かを判定する。Nが1である場合には項目カーソル310を左方向に移動させることができない。したがって、システム制御部50は項目カーソル310を左方向に移動できる余地があるかを確認する。1よりも大きい場合にはS507に進み、1よりも大きくない場合には項目カーソル310を移動できないために図5のフローチャートの処理を終了し、図4のS406に戻る。
S507では、システム制御部50は項目カーソル310を左方向に一つ移動して表示する。すなわち、システム制御部50は項目カーソル310の位置を示すNをN−1にし、押し込み位置D「posN−1」になるように項目カーソル310を移動して表示する。
図6(c)の状態から、ユーザによる左方向に移動させる操作によって図6(b)に示すように、項目カーソル310が押し込み位置D「pos3」に移動して表示される。また、図6(b)の状態から、更にユーザによる左方向に移動させる操作によって図6(a)に示すように、項目カーソル310が押し込み位置D「pos2」に移動して表示される。
S508では、システム制御部50は項目カーソル310の位置を示すNをシステムメモリ211に更新して記憶する。その後、図5のフローチャートの処理を終了して、図4のS406に戻る。
次に、設定値変更処理について図7のフローチャートを参照して説明する。
なお、以下の説明では、設定項目posNとは、項目カーソル310が位置するposNの設定項目を意味する。また、設定項目posNの設定値の範囲は、「0〜16」である。また、設定値カーソルの位置(設定値の順番)をMで示し、Mの範囲は「1〜17」とする。
ここで、図3(d)、(e)を参照して、設定値カーソルの位置と、設定値との関係について説明する。図3(d)は、項目カーソル310が設定項目pos3に位置して表示され、設定項目pos3の設定値として「6」のズーム速度309cが割り当てられている状態である。
図3(e)は、設定値カーソルの位置を示すM(設定値カーソルM)と設定値との関係を示したものである。本実施形態においては、設定値は0〜16のうちの17の整数である。よって、設定値カーソルM=1に対応する設定値が0、設定値カーソルM=7に対応する設定値が6となる。図3(d)に示す設定項目pos3の設定値は6であるので、設定値カーソル312はM=7となる。
図7のフローチャートは、図4のS420の設定値変更処理に相当する。また、図8は、図7のフローチャートの処理を説明するための図である。図8(a)では、横軸が設定項目pos1〜設定項目pos5を示し、縦軸が設定値を示し、項目カーソル310が設定項目pos3に位置している状態を示している。なお、図8(a)では、設定項目pos1に対して設定値「0」、設定項目pos2に対して設定値「4」、設定項目pos3に対して設定値「8」、設定項目pos4に対して設定値「12」、設定項目pos5に対して設定値「16」が割り当てられている。
S701では、システム制御部50は設定項目posNにおける設定値カーソル312の位置を示すM(例えばM=1〜17)を取得する。具体的には、システム制御部50は不揮発性メモリ210に記憶された設定値カーソル312の位置を示すMを読み出す。
S702では、システム制御部50は操作部213の上方向キーが操作されたか否かを判定する。操作部213の上方向キーの操作は、設定項目posNの設定値を大きくするための操作である。上方向キーが操作された場合にはS703に進み、上方向キーが操作されていない場合には下方向キーが操作されたとしてS706に進む。
S703では、システム制御部50はS701において取得したMが設定値カーソル312の位置を示すMの最大値よりも小さいか否かを判定する。設定値カーソル312の位置を示すMの最大値は17であり、取得したMが最大値以上の場合には設定値カーソル312を上方向に移動させることができない。したがって、システム制御部50は設定値カーソル312を上方向に移動できる余地があるかを確認する。最大値よりも小さい場合にはS704に進み、最大値以上である場合にはS710に進む。
S704では、システム制御部50は設定値カーソルMをS701において取得してMに1を加算したM+1にする。すなわち、設定値カーソルM=M+1とする。この処理は、実際に設定値カーソル312を上方向に一つ移動させるのではなく、設定値カーソル312を上方向に一つ移動させることを試行するための処理である。なお、本実施形態においては、設定値も1ずつ増減するため、設定値カーソルの値の変化と設定値の変化が一致するが、設定値と設定値カーソルの変化は必ずしも一致するものではない。
S705では、システム制御部50はMをM+1に変更した場合の変更値(設定値)を取得する。ここで、変更値とは、設定値と同じ値であるが、実際に設定値カーソル312を移動させるのではなく移動を試行したときの値、すなわち設定値として確定する前の値を意味する。したがって、変更値の範囲は、設定値と同様、「0〜16」である。具体的には、システム制御部50は変更値val[M+1]により取得する。
例えば、図8(b)に示すように、項目カーソル310が設定項目pos3に位置する状態で上方向キーが操作された場合には、S704で設定値カーソル312の位置を一つ上に移動するように試行する。設定項目pos3の設定値は「8」であることから、S705において移動が試行された設定値カーソル312の変更値として「9」を取得する。
S706は下方向キーが操作されたときの処理であって、システム制御部50はS701において取得したMが設定値カーソル312の位置を示すMの最小値よりも大きいか否かを判定する。設定値カーソル312の位置を示すMの最小値は1であり、取得したMが最小値以下の場合には設定値カーソル312を下方向に移動させることができない。したがって、システム制御部50は設定値カーソル312を下方向に移動できる余地があるかを確認する。最小値よりも大きい場合にはS707に進み、最小値以下である場合にはS710に進む。
S707では、システム制御部50は設定値カーソルMをS701において取得したMに1を減算したM−1にする。すなわち、設定値カーソルM=M−1にする。この処理は、実際に設定値カーソル312を下方向に一つ移動させるのではなく、設定値カーソル312を下方向に一つ移動させることを試行するための処理である。
S708では、システム制御部50はMをM−1に変更した場合の変更値(設定値)を取得する。具体的には、システム制御部50は変更値val[M−1]により取得する。
例えば、図8(c)に示すように、項目カーソル310が設定項目pos3に位置する状態で下方向キーが操作された場合には、S707で設定値カーソル312の位置を一つ下に移動するように試行する。設定項目pos3の設定値は「8」であることから、S708において移動が試行された設定値カーソル312の変更値として「7」を取得する。
S709では、システム制御部50は変更可否チェック処理を行う。変更可否チェック処理によって、設定項目posNに対してS705またはS708で取得した変更値を設定値として変更可能であるか否かが判定される。この処理は、図9のフローチャートを参照して説明する。
S710では、システム制御部50は変更可否チェック処理の結果に基づいて設定値を変更可能であるか否かを判定する。変更可能であるかの情報は設定項目posNに関連付けてシステムメモリ211に記憶されている、変更可能である旨の情報または変更不可能である旨の情報に基づいて判定する。変更可能である場合にはS711に進み、変更不可能である場合には図7のフローチャートの処理を終了する。
S711では、システム制御部50は設定項目posNに対する設定値の変更を確定する操作が行われたか否かを判定する。確定する操作が行われた場合にはS712に進み、確定する操作が行われなかった場合にはS715に進む。
S712では、システム制御部50は設定値カーソル312の位置(M)を変更する。具体的には、図3(e)に示す設定値カーソル312の位置を上方向または下方向に移動させる。なお、ここで設定値カーソル312の位置を示すMは、S704、S707において変更されたM=M(S701における設定値カーソル)+1、またはM=M(S701における設定値カーソル)−1となる。
S713では、システム制御部50は設定項目posNの設定値を、変更値val[M]に変更し、システムメモリ211に記憶する。このとき、システム制御部50は設定項目posNの設定値がユーザにより設定された値である旨の情報を記憶する。
S714では、システム制御部50は設定項目posNの設定値を変更したことに応じて補正処理を行う。すなわち、システム制御部50は設定項目posNの設定値を変更したことに応じて、それ以外の設定値が全体で大小関係を維持するように設定値を補正する。なお、補正処理は、図10のフローチャートを参照して説明する。
S715では、システム制御部50は設定項目posNの設定値の変更指示を受け付けたか否かを判定する。具体的には、ユーザが操作部213の上下方向キーを操作した場合に、設定値の変更指示を受け付けたと判定する。設定値の変更指示を受け付けた場合にはS702に戻り、変更指示を受け付けていない場合にはS711に戻る。
次に、変更可否チェック処理について図9のフローチャートを参照して説明する。
図9のフローチャートは、図7のS708の変更可否チェック処理に相当する。
S901では、システム制御部50は設定値が同一の値であることを許可するか否かを判定する。具体的に、設定値が同一の値であることを許可する場合とは、各設定項目の設定値の大小関係が、設定項目pos1の設定値≦設定項目pos2の設定値≦設定項目pos3の設定値≦設定項目pos4の設定値≦設定項目pos5の設定値、でよい場合をいう。一方、設定値が同一の値であることを許可しない場合とは、各設定項目の設定値の大小関係が、設定項目pos1の設定値<設定項目pos2の設定値<設定項目pos3の設定値<設定項目pos4の設定値<設定項目pos5の設定値、である場合をいう。設定値が同一の値であることを許可するか否かの情報が、例えば不揮発性メモリ210に記憶されている。設定値が同一の値であることを許可するか否かの情報は、例えば、装置の仕様や設定項目の種類に応じて予め記憶されていてもよく、ユーザの選択に応じてシステム制御部50が設定してもよい。設定値が同一の値であることを許可する場合にはS902に進み、許可しない場合にはS912に進む。
S902では、システム制御部50は設定値が同一の値であることを許可する場合、設定項目posNにおいて設定値カーソルMの最大値および最小値を設定する。具体的には、設定項目posNは設定項目pos1〜pos5の何れであっても、設定値が「0」または「16」でもよいことから、設定値カーソルMは最小値m_min=1、最大値m_max=17に設定される。
S903では、システム制御部50は設定項目posNの変更値が、設定項目posN−1の設定値以上であるか否かを判定する。ここで、設定項目posNの変更値は、S705またはS708により取得した値である。変更値が設定項目posN−1の設定値以上ではない場合にはS904に進む。S904に進む場合とは、設定項目posNの変更値と設定項目posN−1の設定値との間で大小関係が維持されず、大小関係が変化してしまうことを意味する。一方、変更値が設定項目posN−1の設定値以上の場合にはS907に進む。S907に進む場合とは、設定項目posNの変更値と設定項目posN−1の設定値との間で大小関係が維持されることを意味する。なお、各設定項目posの設定値を比較する場合には、設定値を直接比較しなくても、設定値カーソルMの値を比較するようにしてもよい。
S904では、システム制御部50は設定項目posN−1の設定値がユーザによって設定された値であるか否かを判定する。なお、ユーザによって設定された値であるか否かは、上述した図7のS713において、ユーザにより設定された値である旨の情報が記憶されているか否かに基づいて判定する。ユーザによって設定された値である場合にはS905に進み、ユーザによって設定された値ではない場合にはS907に進む。
S905では、システム制御部50は設定項目posNの変更値を、設定項目posN−1の設定値に変更する。すなわち、システム制御部50は設定値の大小関係を維持すると共に、先にユーザによって設定された設定値を優先させるために設定項目posNの変更値を変更する。
S906では、システム制御部50は設定項目posNの設定値を変更できない旨をユーザに報知する。具体的には、システム制御部50は設定項目posNの設定値には、設定項目posN−1以上の値しか設定できない旨のガイド表示を行う。システム制御部50はガイド表示をカスタムズーム設定メニュー302に重畳して表示する。その後、S923に進む。
S907では、システム制御部50は設定項目posNの変更値が、設定項目posN+1の設定値以下であるか否かを判定する。変更値が設定項目posN+1の設定値以下ではない場合にはS909に進む。S909に進む場合とは、設定項目posNの変更値と設定項目posN+1の設定値との間で大小関係が維持されず、大小関係が変化してしまうことを意味する。一方、変更値が設定項目posN+1の設定値以下の場合にはS908に進む。S908に進む場合とは、設定項目posNの変更値と設定項目posN+1の設定値との間で大小関係が維持されることを意味する。
S908では、システム制御部50は変更可否チェックとして変更可能と判定し、変更可能である旨の情報を設定項目posNに関連付けてシステムメモリ211に記憶する。すなわち、S908に進む場合は、設定項目posNの変更値が前後の設定項目の設定値との間で大小関係が維持されているためである。
一方、S909では、システム制御部50は設定項目posN+1の設定値がユーザによって設定された値であるか否かを判定する。ユーザによって設定された値である場合にはS910に進み、ユーザによって設定された値ではない場合にはS908に進む。
S910では、システム制御部50は設定項目posNの変更値を、設定項目posN+1の設定値に変更する。すなわち、システム制御部50は設定値の大小関係を維持すると共に、先にユーザによって設定された設定値を優先させるために設定項目posNの変更値を変更する。
S911では、システム制御部50は設定項目posNの設定値を変更できない旨をユーザに報知する。具体的には、システム制御部50は設定項目posNの設定値には、設定項目posN+1以下の値しか設定できない旨のガイド表示を行う。システム制御部50はガイド表示をカスタムズーム設定メニュー302に重畳して表示する。その後、S923に進む。
S912では、システム制御部50は設定値が同一の値であることを許可しない場合、設定項目posNにおいて設定値カーソルMの最大値および最小値を設定する。設定値が同一の値であることを許可しない場合、設定項目posNに応じてMの最小値m_minおよび最大値m_maxが変化する。具体的には、設定値カーソルMの最小値m_minは項目カーソル310の位置を示すNに設定される。最小値m_minをNに設定するのは、設定項目pos1の設定値<設定項目pos2の設定値<設定項目pos3の設定値<設定項目pos4の設定値<設定項目pos5の設定値、の大小関係性を維持するためである。設定値の大小関係性を維持するには、設定項目pos1のときの設定値カーソルMの最小値が1、設定項目pos2のときの設定値カーソルMの最小値が2のようになり、最小値は項目カーソル310の位置を示すNと等しい値になる。
一方、システム制御部50は最大値m_maxを、設定値カーソルMの取り得る最大値から、設定項目数を項目カーソル310の位置を示すNで減算した値を、差し引いた値に設定する。具体的には、Mの取り得る最大値が17であり、設定項目数が5であることから、最大値m_max=(17−(5−N))に設定される。設定値の大小関係性を維持するには、設定項目pos5のときMの最大値が17、設定項目pos4のときのMの最大値が16のようになり、最大値は項目カーソル310の位置を示すNに応じて変化する値になる。
S913では、システム制御部50は設定した最大値と最小値を比較して、最小値が最大値よりも大きいか否かを判定する。最小値が最大値よりも大きくない場合にはS914に進み、最小値が最大値よりも大きい場合にはS923に進む。本実施形態では、設定値カーソルはM=1〜17であるため、S913においてS923に進むことはないが、設定項目数が少なく設定値を変更できない場合にはS923に進む。
S914では、システム制御部50は設定項目posNの変更値が、設定項目posN−1の設定値よりも大きいか否かを判定する。変更値が設定項目posN−1の設定値よりも大きくない場合にはS915に進む。S915に進む場合とは、設定項目posNの変更値と設定項目posN−1の設定値との間で大小関係が維持されず、大小関係が変化してしまうことを意味する。一方、変更値が設定項目posN−1の設定値よりも大きい場合にはS918に進む。S918に進む場合とは、設定項目posNの変更値と設定項目posN−1の設定値との間で大小関係が維持されることを意味する。
S915では、システム制御部50は設定項目posN−1の設定値がユーザによって設定された値であるか否かを判定する。なお、ユーザによって設定された値であるか否かは、上述した図7のS713において、ユーザにより設定された値である旨の情報が記憶されているか否かに基づいて判定する。ユーザによって設定された値である場合にはS916に進み、ユーザによって設定された値ではない場合にはS918に進む。
S916では、システム制御部50は設定項目posNの変更値を、設定項目posN−1の設定値に+1した値に変更する。すなわち、システム制御部50は設定値の大小関係を維持すると共に、先にユーザによって設定された設定値を優先させるために設定項目posNの変更値を変更する。
S917では、システム制御部50は設定項目posNの設定値を変更できない旨をユーザに報知する。具体的には、システム制御部50は設定項目posNの設定値には、設定項目posN−1よりも大きい値しか設定できない旨のガイド表示を行う。システム制御部50はガイド表示をカスタムズーム設定メニュー302に重畳して表示する。その後、S923に進む。
S918では、システム制御部50は設定項目posNの変更値が、設定項目posN+1の設定値よりも小さいか否かを判定する。変更値が設定項目posN+1の設定値よりも小さくない場合にはS920に進む。S920に進む場合とは、設定項目posNの変更値と設定項目posN+1の設定値との間で大小関係が維持されず、大小関係が変化してしまうことを意味する。一方、変更値が設定項目posN+1の設定値よりも小さい場合にはS919に進む。S919に進む場合とは、設定項目posNの変更値と設定項目posN+1の設定値との間で大小関係が維持されることを意味する。
S919では、システム制御部50は変更可否チェックとして変更可能と判定し、変更可能である旨の情報を設定項目posNに関連付けてシステムメモリ211に記憶する。すなわち、S919に進む場合は、設定項目posNの変更値が前後の設定項目の設定値との間で大小関係が維持されているためである。
一方、S920では、システム制御部50は設定項目posN+1の設定値がユーザによって設定された値であるか否かを判定する。ユーザによって設定された値である場合にはS921に進み、ユーザによって設定された値ではない場合にはS919に進む。
S921では、システム制御部50は設定項目posNの変更値を、設定項目posN+1の設定値に−1した値に変更する。すなわち、システム制御部50は設定値の大小関係を維持すると共に、先にユーザによって設定された設定値を優先させるために設定項目posNの変更値を変更する。
S922では、システム制御部50は設定項目posNの設定値を変更できない旨をユーザに報知する。具体的には、システム制御部50は設定項目posNの設定値には、設定項目posN+1よりも小さい値しか設定できない旨のガイド表示を行う。システム制御部50はガイド表示をカスタムズーム設定メニュー302に重畳して表示する。その後、S923に進む。
S923では、システム制御部50は変更可否のチェックとして変更不可能と判定し、変更不可能である旨の情報を設定項目posNに関連付けてシステムメモリ211に記憶する。その後、図9のフローチャートの処理を終了し、図7のS710に進む。
次に、補正処理について図10のフローチャートを参照して説明する。図10のフローチャートは、図7のS714の補正処理に相当する。
まず、S1001からS1013までの処理について説明する。S1001からS1013までの処理は、設定項目posNの設定値を変更したことにより、項目カーソル310の位置を示すNよりも小さい設定項目の設定値、具体的には設定項目pos1の設定値〜設定項目posN−1の設定値を補正する処理である。
S1001では、システム制御部50は設定項目posTargetにおけるTargetを1〜N−1に設定する。まず、システム制御部50は初期Target=1とする。
S1002では、システム制御部50は設定値を同一の値に補正することを許可するか否かを判定する。この処理は、S901と同様の処理である。設定値を同一の値に補正することを許可する場合にはS1003に進み、許可しない場合にはS1006に進む。
S1003では、システム制御部50は設定項目posNの設定値と、設定項目posTargetの設定値とを比較する。なお、図10のフローチャートを開始して、最初にS1003に進む場合、Targetは1であることから、システム制御部50は設定項目pos1の設定値と、設定項目posNの設定値とを比較する。システム制御部50は設定項目posNの設定値が設定項目posTargetの設定値よりも小さいか否かを判定する。設定項目posNの設定値が設定項目posTargetの設定値よりも小さい場合にはS1004に進み、小さくない場合にはS1012に進む。S1004に進む場合とは、設定項目posNの設定値と設定項目posTargetの設定値との間で大小関係が維持されず、大小関係が変化してしまうことを意味する。一方、S1012に進む場合とは、設定項目posNの設定値と設定項目posTargetの設定値との間で大小関係が維持され、設定項目posTargetの設定値を補正する必要がないことを意味する。
S1004では、システム制御部50は設定値を同一の値に補正することが許可されていることから、設定項目posNの設定値よりも大きい設定値である設定項目posTargetの設定値を、設定項目posNの設定値と同一の値に補正(変更)して設定する。ただし、この場合に限られず、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値を、設定項目posNの設定値よりも小さい設定値に補正して設定してもよい。
S1005では、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値を装置側で補正したことをユーザに識別可能に報知する。具体的には、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値を補正していない設定値とは異なる形態、例えば赤字等で表示する。
S1006では、システム制御部50は設定項目posNの設定値が設定項目posTargetの設定値以下であるか否かを判定する。設定項目posNの設定値が設定項目posTargetの設定値以下の場合にはS1007に進み、設定値以下ではない場合にはS1012に進む。S1007に進む場合とは、設定項目posNの設定値と設定項目posTargetの設定値との間で大小関係が維持されず、大小関係が変化してしまうことを意味する。一方、S1012に進む場合とは、設定項目posNの変更値と設定項目posTargetの設定値との間で大小関係が維持され、設定項目posTargetの設定値を補正する必要がないことを意味する。
S1007では、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値として、設定値カーソルM−(N−Target)の設定値が設定可能か否かを判定する。具体的には、項目カーソル310の位置を示すNからTargetの数値を減算した値だけ、設定値カーソルMから小さい設定値カーソルに対応する設定値が存在するか否かを判定する。例えば、N=3として、設定項目pos3の設定値カーソルM=2である場合に、Target=2とする(設定項目pos2)と、(N−Target)=(3−2)=1となる。よって、設定値カーソルM−(N−Target)=2−1=1となり、設定値カーソルM=1の設定値は存在することからS1007の判定はYesとなる。
一方、例えば、N=3として、設定項目pos3の設定値カーソルM=1である場合に、Target=2とする(設定項目pos2)と、(N−Target)=(3−2)=1となる。しかしながら、設定値カーソルM−(N−Target)=1−1=0となり、設定値カーソルは、M≧1であることから、S1007の判定はNoとなる。
設定可能である場合にはS1008に進む。一方、設定不可能である場合にはS1009に進む。
S1008では、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値を、設定値カーソルM−(N−Target)の設定値カーソルの設定値に補正(変更)して設定する。このように、設定項目posTargetの設定値を補正することで、設定項目posNの設定値以上であった設定項目posTargetの設定値を小さくして、設定項目posNの設定値と設定項目posTargetの設定値との間で大小関係を維持する。
S1009では、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値を、設定項目posNよりも小さくする必要がない例外処理があるか否かを判定する。例外処理がある場合にはS1010に進み、例外処理がない場合にはS1012に進む。
S1010では、システム制御部50は補正の例外処理を行う。なお、補正の例外処理は、図11のフローチャートを参照して後述する。
S1011では、システム制御部50は例外の補正処理が実行されたか否かを判定する。例外の補正処理が実行された場合にはS1005に進み、実行されていない場合にはS1012に進む。
S1012では、システム制御部50はTargetがN−1になるまで補正が終了したか否かを判定する。TargetがN−1になるまで補正が終了していない場合にはS1013に進み、終了した場合にはS1014に進む。
S1013では、システム制御部50はTarget=Target+1にして、S1002〜S1012までの処理を、TargetがN−1になるまで繰り返す。
次に、S1014からS1026までの処理について説明する。S1014からS1026までの処理は、設定項目posNの設定値を変更したことにより、項目カーソル310の位置を示すNよりも大きい番号の設定値、具体的には設定項目posN+1の設定値〜設定項目pos5の設定値を補正する処理である。
S1014では、システム制御部50は設定項目posTargetにおけるTargetをN+1〜5に設定する。まず、システム制御部50は初期Target=5とする。
S1015では、システム制御部50は設定値を同一の値に補正することを許可するか否かを判定する。この処理は、S901と同様の処理である。設定値を同一の値に補正することを許可する場合にはS1016に進み、許可しない場合にはS1019に進む。
S1016では、システム制御部50は設定項目posNの設定値と、設定項目posTargetの設定値とを比較する。なお、図10のフローチャートを開始して、最初にS1016に進む場合、Targetは5であることから、システム制御部50は設定項目pos5の設定値と、設定項目posNの設定値とを比較する。システム制御部50は設定項目posNの設定値が設定項目posTargetの設定値よりも大きいか否かを判定する。設定項目posNの設定値が設定項目posTargetの設定値よりも大きい場合にはS1017に進み、大きくない場合にはS1025に進む。S1017に進む場合とは、設定項目posNの設定値と設定項目posTargetの設定値との間で大小関係が維持されず、大小関係が変化してしまうことを意味する。一方、S1025に進む場合とは、設定項目posNの設定値と設定項目posTargetの設定値との間で大小関係が維持され、設定項目posTargetの設定値を補正する必要がないことを意味する。
S1017では、システム制御部50は設定値を同一の値に補正することが許可されていることから、設定項目posNの設定値よりも小さい設定値である設定項目posTargetの設定値を、設定項目posNの設定値と同一の値に補正(変更)して設定する。ただし、この場合に限られず、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値を、設定項目posNの設定値よりも大きい設定値に補正して設定してもよい。
S1018では、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値を装置側で補正したことをユーザに識別可能に報知する。その処理は、S1005と同様である。
S1019では、システム制御部50は設定項目posNの設定値が設定項目posTargetの設定値以上であるか否かを判定する。設定項目posNの設定値が設定項目posTargetの設定値以上の場合にはS1020に進み、設定値以上ではない場合にはS1025に進む。S1020に進む場合とは、設定項目posNの設定値と設定項目posTargetの設定値との間で大小関係が維持されず、大小関係が変化してしまうことを意味する。一方、S1025に進む場合とは、設定項目posNの変更値と設定項目posTargetの設定値との間で大小関係が維持され、設定項目posTargetの設定値を補正する必要がないことを意味する。
S1020では、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値として、設定値カーソルM+(Target−N)の設定値が設定可能か否かを判定する。具体的には、Targetの数値から項目カーソル310の位置を示すNを減算した値だけ、設定値カーソルMから大きい設定値カーソルに対応する設定値が存在するか否かを判定する。例えば、N=3として、設定項目pos3の設定値カーソルM=15である場合に、Target=5とする(設定項目pos5)と、(Target−N)=(5−3)=2となる。よって、設定値カーソルM+(Target−N)=15+2=17となり、設定値カーソルM=17の設定値は存在することからS1020の判定はYesとなる。
一方、例えば、N=3として、設定項目pos3の設定値カーソルM=16である場合に、Target=5とする(設定項目pos5)と、(Target−N)=(5−3)=2となる。よって、設定値カーソルM+(Target−N)=16+2=18となり、設定値カーソルM=18の設定値は存在しないことからS1020の判定はNoとなる。
設定可能である場合にはS1021に進む。設定不可能である場合にはS1022に進む。
S1021では、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値を、設定値カーソルM+(Target−N)に補正(変更)して設定する。このように、設定項目posTargetの設定値を補正することで、設定項目posNの設定値以下であった設定項目posTargetの設定値を大きくして、設定項目posNの設定値と設定項目posTargetの設定値との間で大小関係を維持する。
S1022では、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値を、設定項目posNよりも大きくする必要がない例外処理があるか否かを判定する。例外処理がある場合にはS1023に進み、例外処理がない場合にはS1025に進む。
S1023では、システム制御部50は補正の例外処理を行う。なお、補正の例外処理は、図11のフローチャートを参照して後述する。
S1024では、システム制御部50は例外の補正処理が実行されたか否かを判定する。例外の補正処理が実行された場合にはS1018に進み、実行されていない場合にはS1025に進む。
S1025では、システム制御部50はTargetがN+1になるまで補正が終了したか否かを判定する。TargetがN+1になるまで補正が終了していない場合にはS1026に進み、終了した場合には図10のフローチャートの処理を終了し、図4のS406に戻る。
S1026では、システム制御部50はTarget=Target−1にして、S1015〜S1025までの処理を、TargetがN+1になるまで繰り返す。
次に、補正の例外処理について図11のフローチャートを参照して説明する。
図11のフローチャートは、図10のS1010およびS1023の補正の例外処理に相当する。
S1101では、システム制御部50はTargetの数値が、項目カーソル310の位置を示すNよりも小さいか否かを判定する。ここでは、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値を、設定項目posNの設定値よりも小さい値に補正する処理中(図10のフローチャートのS1001からS1013までの処理)であるか否かを確認している。Targetの数値が項目カーソル310の位置を示すNよりも小さい場合にはS1102に進む。一方、Targetの数値が項目カーソル310の位置を示すNよりも小さくない場合には、設定項目posTargetの設定値を、設定項目posNの設定値よりも大きい値に補正する処理中であって、S1103に進む。
S1102では、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値を、変更値val[m_min]に補正(変更)して設定する。
S1103では、システム制御部50は設定項目posTargetの設定値を、変更値val[m_max]に補正(変更)して設定する。
その後、図11のフローチャートの処理を終了して、図10のS1011またはS1024に進む。
次に、設定項目posTargetの設定値が補正される例について図12を参照して説明する。
図12(a)〜(c)は、設定項目pos3の設定値を変更したときに他の一つの設定項目の設定値が変更される例を示す図である。ここでは、図12(a)に示すように、ユーザが設定項目pos3の設定値1201aを、設定項目pos2の設定値よりも小さい設定値1201bに変更したものとする。
図12(b)では、同一の値を許可する場合の補正処理を示す図である。図12(b)に示すように、設定項目pos3の設定値の変更に応じて、設定項目pos2の設定値1202aが設定項目pos3の設定値と同一の値1202bに補正される。この補正処理は、図10のS1004の処理に相当する。
図12(c)では、同一の値を許可しない場合の補正処理を示す図である。図12(c)に示すように、設定項目pos3の設定値の変更に応じて、設定項目pos2の設定値1202aが設定項目pos3の設定値よりも小さい値1202cに補正される。この処理は、図10のS1008の処理に相当する。
図12(d)〜(f)は、設定項目pos4の設定値を変更したときに他の複数の設定項目の設定値が変更される例を示す図である。ここでは、図12(d)に示すように、ユーザが設定項目pos4の設定値1203aを、設定項目pos2の設定値よりも小さい設定値1203bに変更したものとする。したがって、設定項目pos2の設定値〜設定項目pos4の設定値との間で大小関係が維持されないために設定項目pos2および設定項目pos3の設定値の補正が必要になる。
図12(e)では、同一の値を許可する場合の補正処理を示す図である。図12(e)に示すように、設定項目pos4の設定値の変更に応じて、設定項目pos2の設定値1404aが設定項目pos4の設定値と同一の値1204bに補正される。また、設定項目pos3の設定値1205aが設定項目pos4の設定値と同一の値1205bに補正される。この補正処理は、図10のS1004の処理を、Targetを変えて複数回行った場合に相当する。
図12(f)では、同一の値を許可しない場合の補正処理を示す図である。図12(f)に示すように、設定項目pos4の設定値の変更に応じて、設定項目pos2の設定値1204aが設定項目pos4の設定値よりも小さい値1204cに補正される。また、設定項目pos3の設定値1405aが設定項目pos4の設定値よりも小さい値1205cに補正される。この処理は、図10のS1007の処理を、Targetを変えて複数回行った場合に相当する。
図12(g)〜(i)は、設定項目pos3の設定値を変更したときの補正の例外処理が行われた例を示す図である。ここでは、図12(g)に示すように、ユーザが設定項目pos3の設定値1206aを、設定項目pos1の設定値よりも一つ大きく、設定項目pos2よりも小さい設定値1206bに変更したものとする。したがって、設定項目pos2の設定値との間で大小関係が維持されないために設定項目pos2の設定値の補正が必要になる。
図12(h)は、同一の値を許可する場合の補正処理を示す図である。図12(h)に示すように、設定項目pos3の設定値の変更に応じて、設定項目pos2の設定値1207aが設定項目pos3の設定値と同一の値1207bに補正される。この補正処理は、図10のS1004の処理に相当する。
図12(i)は、同一の値を許可しない場合の補正処理を示す図である。設定項目pos3の設定値の変更に応じて、本来であれば、設定項目pos1の設定値<設定項目pos2の設定値<設定項目pos3の設定値、になるように設定項目pos2の設定値を補正される。しかしながら、設定項目pos1の設定値と設定項目pos3の設定値との間には1つしか差がないために設定不可能な状態である。したがって、補正の例外処理によって、設定項目pos2の設定値が最小値1207cに補正される。この処理は、図10のS1008において設定不可能のためにNoに進み、更にS1009からS1010に進み、図11のS1102での補正処理に相当する。
図12(j)、(k)は、設定項目pos3の設定値を変更したときの補正の例外処理が行われた例を示す図である。ここでは、図12(j)に示すように、ユーザが設定項目pos3の設定値1208aを、取り得る設定値の最大値1208bに変更したものとする。したがって、設定項目pos4および設定項目pos5の設定値との間で大小関係が維持されないために設定項目pos4の設定値の補正が必要になる。
図12(k)は、同一の値を許可しない場合の補正処理を示す図である。設定項目pos3の設定値の変更に応じて、本来であれば、設定項目pos3の設定値<設定項目pos4の設定値<設定項目pos5の設定値、になるように設定項目pos4および設定項目pos5の設定値を補正される。しかしながら、設定項目pos3の設定値は最大値であるために設定不可能な状態である。したがって、補正の例外処理によって、設定項目pos4の設定値1209aおよび設定項目pos5の設定値が、設定項目pos3の設定値と同一の値、すなわち最大値1209b、1210aに補正される。この処理は、設定項目pos5の設定値については、図10のS1020において設定不可能のためにNoに進み、更にS1022からS1023に進み、図11のS1103での補正処理に相当する。また、設定項目pos4の設定値については、図10のS1020において設定不可能のためにNoに進み、更にS1022からS1023に進み、図11のS1103での補正処理に相当する。
このように、本実施形態によれば、ユーザの操作量を、操作量に応じて設定値を設定する設定画面に表示するので、設定画面においてユーザは操作量と設定値の関係を認識することができる。
ユーザは、実行される機能の大きさ(設定値)を、操作量に応じて設定する設定画面において、実際に操作部材を操作した場合の操作量が分からないと、現在設定している設定値がどのくらいの操作量に応じて実行されるのか把握しにくい。設定値の設定をした後に、ユーザの想定していた操作量に対応する設定値が小さかったり、大きかったりした場合には、ユーザが思っていたよりもズーム速度が速く進んでしまったり遅く進んでしまう可能性がある。更に、複数の操作量の段階に応じて、それぞれ設定値を設定するので、操作量の大きさを把握できていないと、実行される設定値が切替わるタイミングも把握することができず、実際に操作をした際に意図せず実行される機能の設定値が変化してしまう可能性がある。しかしながら、設定画面において操作量を把握できていると、ユーザが事前に操作量と設定値の大きさの関係を把握することができるので、より意図した操作ができるようになる。
また、本実施形態によれば、大小関係のある操作量のそれぞれに対応する設定値をユーザが設定し、設定された設定値の大小関係と対応する操作量の大小関係とが反対になる場合に、設定値の大小関係が維持されるように調整する。これにより、操作量の大きさに応じて異なる設定値を設定する場合に、操作量の大小関係と対応する設定値の大小関係とが反対にならないようにすることができる。具体的には、操作量が大きくなるほど設定される設定値の大きさが大きくなり、操作量が小さくなるほど設定される設定値の大きさが小さくなるようにする。よって、ユーザが操作量を大きくしていったときに、ズーム速度等の実行される機能の設定値が大きくなったり、小さくなったりすることがない。ズームレバーのように押し込み量(操作量)に応じて、ズーム速度を設定する場合には、押し込みが大きくなるほどズーム速度が速くなる、つまり押し込み量と実行される機能の大小関係とが一致していた方が直感的に操作を行うことができる。ズームレバーをユーザが押し込んでいくと徐々にズーム速度が速くなっていき、さらに押し込むとズーム速度が遅くなるようにしてしまうと、操作量と設定値の大小関係が一致せず、操作が直感的に行いにくくなる可能性がある。よって、ユーザが設定値を設定する場合に、意図せず操作量の大小関係と、設定値の大小関係とが反対にならないように、設定値を調整することでユーザは直感的な操作を行うことができる。
また、ユーザによる操作に応じて第1の操作量に対応する設定値が変更されることにより、第2の操作量に対応する第2の設定項目の設定値との大小関係が操作量と反対になる場合に、第2の設定項目の設定値を変更する。このように、ユーザの変更した設定値はそのままで、他の設定値を変更することで、大小関係を維持するようにすることでユーザの要望に合った設定値に設定することができる。さらに、本実施形態によれば、設定を変更した値の前後の値との大小関係が維持するように設定値が調整される。よって、ユーザが前後の設定値も変更可能であるような設定値を設定する場合において、1つの設定値を変更したことに応じて、ユーザが前後の設定値をそれぞれ設定しなおす必要がない。また、1つの設定項目の設定値を変更した場合に、設定変更した設定項目よりも大きな設定値(または小さな設定値)が設定されるべき複数の設定項目の全てについて、設定値を変更するのでユーザが1つ1つの設定値を調整する必要がない。さらに、ユーザが設定値を変更したことにより、設定値の大小関係が設定値の変更前と変わってしまったことに気付いていなくても、設定値の調整をするので意図せず設定値の大小関係が変わってしまう可能性が低下する。
設定項目の設定値の変更指示により設定値の大小関係が変化する場合、大小関係を維持するように、設定値を変更する指示がされた設定項目の設定値を指示に応じて変更すると共に、前後の設定項目の設定値を変更(調整)することを説明した。しかし、本実施形態はこの場合に限られず、設定値の大小関係を維持するように、前後の設定項目の設定可能な設定値の範囲を変更し、ユーザが設定値の大小関係を維持した設定値しか選択できないようにしてもよい。
例えば、図12(a)に示すように、ユーザが設定項目pos3の設定値1201aを、設定項目pos2の設定値よりも小さい設定値「3」に変更したものとする。ここで、同一の値を許可する場合、システム制御部50は設定項目pos2の設定値の範囲を「3」が上限となる範囲に変更するように制御し、設定値を「1」〜「3」のみしか選択できないように規制する。すなわち、設定項目pos3の設定値の変更指示がされる前に、設定項目pos2の設定値として選択可能だった設定値の数よりも、選択可能な設定値の数が少なくなる。同様に、システム制御部50は設定項目pos1の設定値の範囲を「3」が上限となる範囲に変更するように制御し、設定値を「1」〜「3」のみ、つまり、設定項目pos3の設定値よりも小さい設定値の候補しか選択できないように規制する。例えば、システム制御部50はユーザが設定項目pos2の設定値を変更するために上方向キーを操作した場合に、設定値「4」以上に移動できないようにしてもよく、設定値「4」以上を非表示あるいはグレーアウト等によって表示してもよい。同様に、ユーザが設定項目の設定値を大きい設定値に変更した場合には、ユーザが変更した設定値が下限になる範囲に変更することができる。
一方、同一の値を許可しない場合には、システム制御部50は設定項目pos2の設定値の範囲を「2」が上限となる範囲に変更するように制御し、設定項目pos1の設定値の範囲を「1」が上限となる範囲に変更するように制御する。例えば、システム制御部50はユーザが設定項目pos2の設定値を変更するために上方向キーを操作した場合に、設定値「3」以上に移動できないようにしてもよく、設定値「3」以上を非表示あるいはグレーアウト等によって表示してもよい。同様に、ユーザが設定項目の設定値を大きい設定値に変更した場合には、ユーザが変更した設定値よりも大きい設定値が下限になる範囲に変更することができる。
このように、設定項目の設定値を設定できる範囲を限定させることで、大小関係が変化するような誤った設定値が設定されてしまうことを防止することができる。
本実施形態では、操作デバイスがグリップズーム104であって、操作量がグリップズーム104の押し込み量である場合について説明した。グリップズーム104は操作したときに連続して押し込まれ、押し込み量の境界がないためにユーザは押し込み量を認識することが困難である。このような操作量に境界がない操作デバイスであっても、実際に操作したときの操作量を表示することでユーザは実際の操作量を認識した上で機能を割り当てることができる。
なお、本実施形態では、操作デバイスがグリップズーム104である場合について説明したが、操作デバイスは、グリップズーム104である場合に限られない。操作デバイスは、例えば操作部を左右方向に回転させたり、上下方向に移動させたりできる移動可能なものであってもよい。この場合には、システム制御部50はユーザの操作によって操作部が基準位置から移動したときの移動量を操作量として検知する。
また、本実施形態では、操作量に割り当てられる機能がズーム速度である場合について説明したが、この場合に限られず、表示部103に表示される画像が拡大または縮小して表示されるときの速度、すなわち電子ズームの速度であってもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、電子機器がカメラ10であり、ユーザがグリップズーム104を押し込んだときの押し込み量を識別可能に表示する場合について説明した。本実施形態では、電子機器が据え置きゲーム機(ゲームシステム)20である場合について説明する。据え置きゲーム機20は、ゲーム装置30と、操作デバイスとしてのコントローラ40とを有する。本実施形態では、ゲーム装置30が表示制御装置として機能する。また、コントローラ40が加速度センサを備え、ユーザがコントローラ40を振ったときの振り速度を操作量として設定画面に識別可能に表示される。
図13(a)は、ゲーム装置30と、コントローラ40との構成の一例を示す図である。
ゲーム装置30は、ユーザによるコントローラ40を介した操作に応じて画面の表示を制御する。以下では、ゲーム機20について後述する処理を実現するのに必要な構成を説明し、例えば、ゲームソフトの切り替え方法やゲームソフトの起動方法等についての説明は省略する。また、本実施形態では、ゲームソフトとして野球ゲームを例にする。
ゲーム装置30およびコントローラ40は、それぞれシステム制御部60およびシステム制御部70を有する。システム制御部60、70はそれぞれゲーム機20全体、ゲーム装置30またはコントローラ40を制御する。
不揮発性メモリ1301、1321は、電気的に消去・記録可能な記録媒体としてのメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ1301、1321には、それぞれシステム制御部60、70の動作用の定数、プログラム等が記憶される。このプログラムは、本実施形態の後述するフローチャートを実行するためのプログラムである。システム制御部60、70がそれぞれ不揮発性メモリ1301、1321に記憶されたプログラムを実行することで、本実施形態の各処理を実現する。なお、ゲーム装置30の不揮発性メモリ1301には、ゲームを実行するためのソフトウェアが格納されている。
メモリ1302、1322は、画面の表示や音声を格納するのに十分な記憶容量を備える。メモリ1302に書き込まれた表示用の画像データは、メモリ制御部1303を介して外部出力IF1304により出力される。外部出力IF1304は、例えば、HDMIやビデオ出力といったTV等の外部装置に映像を映す出力IFである。メモリ制御部1303は、外部出力IF1304に出力するためのデータ変換を行う。なお、コントローラ40は画像データを出力しないため、メモリ制御部1303や外部出力IF1304を有していない。
システムメモリ1305、1325は、例えばRAMが用いられる。システムメモリ1305、1325は、システム制御部60、70の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ1301、1302から読み出したプログラム等が記憶される。システムタイマー1306、1326は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
ゲーム装置30の操作部1307は、メニューボタン、キャンセルボタン、十字キー、SETボタン等の各種ボタンを有する。例えば、ユーザによりメニューボタンが操作されると各種の設定可能なメニュー画面が外部出力IF1304に出力される。一方、コントローラ40の操作部1327は、十字キー、SETボタン、第1操作ボタン、第2操作ボタン等を有する。第1操作ボタンおよび第2操作ボタンは、いわゆる汎用ボタンであって、ユーザがゲームを行うときに操作するボタンである。また、コントローラ40は加速度センサ1328を有する。加速度センサ1328は、ユーザがコントローラ40を振る等して操作したときの速度(振り速度)を検知する。具体的には、加速度センサ1328はコントローラ40の加速度に応じた電圧をシステム制御部70に出力する。システム制御部70は加速度センサ1328から電圧を取得し、取得した電圧を速度に変換する。
コントローラIF1309、1329は、ゲーム装置30とコントローラ40との間を通信可能に接続する。コントローラIF1309は、コントローラ40の操作状況をゲーム装置30に送信する。例えば、システム制御部70はユーザがコントローラ40を振ったときの速度の情報をゲーム装置30に送信する。コントローラIF1309、1329は、有線または無線の何れであってもよい。
電源制御部1310、1330は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部1310、1330は、検出結果およびシステム制御部60、70の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、各部に供給する。
電源部1311、1331は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等である。ゲーム装置30の電源部1311と、コントローラ40の電源部1331とで電源部の構成が異なる。
電源スイッチ1312、1332は、電源オン、電源オフを切替えるための押しボタンである。
図13(b)は、機能設定画面1340の一例を示す図である。ユーザはコントローラ40を介してメニュー画面から機能設定モードを選択することに応じて、システム制御部60は機能設定画面1340を外部出力IF1304から出力する。機能設定画面1340は、ユーザがコントローラ40の振り速度(操作量)に対してキャラクタの動作(機能)を割り当てるための設定を行う画面である。
機能設定画面1340には、コントローラ40の外観、キャラクタ1341、機能設定メニュー1342が表示される。ここでは、矢印の方向にコントローラ40を振ることで、キャラクタ1341がバットをスイングすることを示している。
本実施形態では、機能設定メニュー1342において、コントローラ40を振ったときの振り速度に対して、キャラクタ1341の動作として「未設定」、「バント」、「弱振」、「強振」の何れかを選択することで設定可能である。
機能設定メニュー1342は、第1の表示部1343と、第2の表示部1344とが同一画面で構成される。
第1の表示部1343は、コントローラ40を振ったときの振り速度が識別可能に表示される。第1の表示部1343には、指標1345と、振りレベル表示1346とが表示される。指標1345は、振り速度を示す表示アイテムである。振りレベル表示1346は、指標1345の振り速度を識別させるために4段階のレベルを示す表示アイテムである。システム制御部60は、コントローラ40から受信した振り速度に基づいて指標1345を表示する。
第2の表示部1344は、振り速度に割り当てられた機能が識別可能に表示される。第2の表示部1344には、4段階の速度位置Dに対する機能1347a〜1347dと、項目カーソル1348と、上下方向キーアイテム1349とが表示される。4段階の速度位置Dは、それぞれ設定項目の一例に相当する。機能1347a〜1347dは、それぞれ設定値の一例に相当し、「未設定」、「バント」、「弱振」、「強振」を示している。例えば、速度位置D「速度1」に対して機能「未設定」、速度位置D「速度2」に対して機能「バンド」、速度位置D「速度3」に対して機能「弱振」、速度位置D「速度4」に対して「強振」が割り当てられている。
次に、機能設定画面を表示してから終了するまでの処理について図14のフローチャートを参照して説明する。図14のフローチャートは、システム制御部60が不揮発性メモリ1301に格納されたプログラムを読み出してシステムメモリ1305に展開して実行することにより実現される。また、図14のフローチャートは、ユーザによりメニュー画面から機能設定モードが選択されることにより開始される。なお、第1の実施形態と同様の処理は、適宜省略して説明する。
S1401では、システム制御部60は機能設定画面1340を表示する。具体的に、システム制御部50は図13(b)の機能設定メニュー1342を含む機能設定画面1340を表示し、振り速度を示す指標1345の初期表示を行う。
S1402では、システム制御部60は速度位置Dに割り当てられた機能(キャラクタの動作)を表示する。具体的に、システム制御部60は不揮発性メモリ1301から速度位置Dと機能とが関連付けられた情報を読み出し、図13(b)の第2の表示部1344に示すように、速度位置D「速度1」〜「速度4」に割り当てられた機能1347a〜1347dを表示する。
S1403では、システム制御部60は項目カーソル1348の位置を初期値にする。具体的には、図13(b)に示すように、システム制御部60は項目カーソル1348を速度位置D「速度1」に表示する。
S1404では、システム制御部60は振り速度ピーク値を初期値0にする。振り速度ピーク値とは、以降の処理で用いる最大速度を更新したか否かを判定するときに用いる変数であり、システム制御部60は変数をシステムメモリ1305に記憶する。
S1405では、システム制御部60はユーザがコントローラ40を振っている状態であるか否かを判定する。振っている状態である場合にはS1406に進み、振っている状態ではない場合にはS1411に進む。なお、システム制御部60はコントローラ40から受信した振り速度の情報が0でなければ振っている状態であると判定する。
S1406では、システム制御部60は振り速度を取得する。また、システム制御部60は取得した振り速度を、速度1〜速度4の段階値に変換する。振り速度と速度1〜速度4の段階値との対応は、予め不揮発性メモリ1301に関連付けて記憶される。
S1407では、システム制御部60は振り速度に応じた位置に指標1345を表示する。したがって、ユーザはコントローラ40を振ったときの振り速度を容易に認識することができる。
S1408では、システム制御部60は取得した振り速度が振り速度ピーク値より速いか否かを判定する。ここでは、システム制御部60は、振り速度ピーク値と、S1406で変換した速度1〜速度4の段階値とを比較する。速い場合にはS1409に進み、速くない場合にはS1405に戻る。なお、図14のフローチャートを開始して、最初にS1408に進む場合、振り速度ピーク値は0であることから、振り速度が振り速度ピーク値より速いと判定され、S1409に進む。
S1409では、システム制御部60は振り速度ピーク値に、取得した振り速度を格納してシステムメモリ1305に記憶する。振り速度ピーク値には、S1406で変換した速度1〜速度4の段階値が記憶される。例えば、図13(b)では、振り速度の段階値が「3」であるために、振り速度ピーク値に「3」が記憶される。
S1410では、システム制御部60は「速度1」〜「速度4」の速度位置Dのうちの振り速度に対応する速度位置Dに項目カーソル1348を移動させて表示する。例えば、システム制御部60は取得した振り速度が段階値「3」である場合には、速度位置D「速度3」(「弱振」と表示されている位置)に項目カーソル1348を移動させて表示する。このように、速度位置Dに対応する振り速度でコントローラ40が振られた場合、項目カーソル1348が当該速度位置Dに移動する。したがって、ユーザは自ら振り速度を確認した後に項目カーソル1348を移動させる操作をする必要がないために、振り速度に対して機能を割り当てる操作を容易に行うことができる。その後、S1405に戻る。
S1411では、システム制御部60は振り速度ピーク値を初期値0にする。
S1412では、システム制御部60は設定項目の変更指示を受け付けたか否かを判定する。具体的には、システム制御部60は、項目カーソル1348が速度位置D「速度1」〜「速度4」の何れかに位置した状態でユーザがコントローラ40の操作部1327の左右方向キーを操作した場合に、設定項目の変更指示を受け付けたと判定する。
S1413では、システム制御部60は設定項目の変更処理を行う。具体的には、システム制御部60は速度位置D「速度1」〜「速度4」の何れかに位置する項目カーソル310を左右方向キーの操作に応じて移動させて表示する。
S1414では、システム制御部60は速度位置Dの機能の変更指示を受け付けたか否かを判定する。具体的には、項目カーソル1348が速度位置D「速度1」〜「速度4」の何れかに位置した状態でユーザがコントローラ40の操作部1327の上下方向キーを操作した場合に、機能の変更指示を受け付けたと判定する。機能の変更指示を受け付けた場合にはS1415に進み、変更指示を受け付けていない場合にはS1416に進む。
S1415では、システム制御部60は機能変更処理を行う。例えば、システム制御部60は速度位置Dに対する機能を上下方向キーの操作に応じて、「未設定」、「バント」、「弱振」または「強振」に変更する。システム制御部60は機能を「弱振」から「強振」に変更すると、コントローラ40が速度位置Dに対応する振り速度で振られた場合にキャラクタ1341を「強振」する動作になるように制御する。その後、S1405に戻る。
S1416では、システム制御部60は機能設定画面1340を閉じる操作を受け付けたか否かを判定する。閉じる操作を受け付けた場合にはシステム制御部60は機能設定画面1340の表示を終了することで、図14のフローチャートの処理を終了する。システム制御部60は設定画面を閉じる際に、速度位置Dと機能とを関連付けて不揮発性メモリ1301に記憶する。一方、閉じる操作を受け付けていない場合にはS1405に戻り、上述した処理を繰り返す。
このように、本実施形態によれば、システム制御部60はユーザが操作したときの操作量を検知し、検知した操作量を、設定画面に表示するように制御する。したがって、ユーザは設定画面を視認することで、実際に操作したときの操作量を容易に認識することができる。そのため、ユーザは実際の操作量を認識した上で機能を割り当てることができる。
なお、本実施形態では、操作デバイスがコントローラ40であり、操作量がコントローラ40を振ったときに振り速度である場合について説明したが、操作デバイスは、コントローラ40である場合に限られない。操作デバイスは、例えば操作部を左右方向に回転させたり、上下方向に移動させたりできる移動可能なものであってもよく、3Dスティックのようなものであってもよい。また、振り速度を検知するのに加速度センサ1328を用いる場合について説明したが、この場合に限られず、位置検知が可能な検知デバイスであってもよい。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、設定項目である押し込み位置D「pos1」から「pos5」の順に設定値であるズーム速度が大きくなる大小関係を例にして、ズーム速度を補正する場合について説明した。本実施形態では、他の大小関係を有する設定項目の設定値について補正する場合を説明する。
図15(a−1)は、電源電圧を監視して警告を出す電圧値と、装置の電源を強制的にオフにする電圧値を設定する設定画面の一例を示す図である。ここで、設定項目が「警告電圧設定」および「電源オフ電圧設定」であり、それぞれ設定値として電圧値1505、1506が設定されている。ここでは、電源がオフになる前に警告をする必要があることから、「警告電圧設定」と「電源オフ電圧設定」との間には、「警告電圧設定」の電圧値は「電源オフ電圧設定」の電圧値よりも大きいという大小関係がある。
ここで、図15(a−2)に示すように、ユーザが「電源オフ電圧設定」の電圧値1507に変更したものとする。この場合、「警告電圧設定」の電圧値と「電源オフ電圧設定」の電圧値との間の大小関係が変化してしまう。したがって、図15(a−3)に示すように、「警告電圧設定」の電圧値と「電源オフ電圧設定」の電圧値との間で大小関係が維持されるような、「警告電圧設定」の電圧値1508に補正される。このように、大小関係が数値である設定値が変更されたときであっても第1の実施形態の補正処理を適用することができる。
図15(b−1)は、水を溜めるためのダムやタンクに給水、排水するための水量を設定する設定画面の一例を示す図である。ここで、設定項目が「給水条件」および「排水条件」であり、それぞれ設定値として水量1509、1510が設定されている。ここでは、水量が少なければ給水し、水量が多ければ排水するという処理を想定していることから、「給水条件」と「排水条件」との間には、「給水条件」の水量は「排水条件」の水量よりも少ないという大小関係がある。
ここで、図15(b−2)に示すように、ユーザが「給水条件」の水量1511に変更したものとする。この場合、「給水条件」と「排水条件」との間の大小関係が変化してしまう。したがって、図15(b−3)に示すように、「給水条件」の水量と「排水条件」の水量との間で大小関係が維持されるような「排水条件」の水量1512に補正される。このように、大小関係が数値である設定値が変更されたときであっても第1の実施形態の補正処理を適用することができる。
このように、本実施形態によれば、第1の設定項目の設定値が変更されるときに第1の設定項目の設定値と第2の設定項目の設定値との大小関係が変化する場合、大小関係を維持するように、第2の設定項目の設定値が変更される。したがって、大小関係のある設定項目の設定値に、大小関係が変化するような誤った設定値が設定されてしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態では、大小のある設定値が数値である場合について説明したが、この場合に限られない。大小のある設定値は、例えば、日時、面積、体積、時間であってもよい。また、大小のある設定値は、高低、上下、強弱または優劣等があり、比較可能なものであってもよい。
以上のように、本発明を好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれら特定の実施形態に限られず、発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、システム制御部50、60等が行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明をカメラ10やゲーム機20に適用する場合について説明したが、この場合に限られず、大小関係がある設定値を設定する電子機器であれば適用可能である。すなわち、本発明は、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話端末、携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置に適用可能である。更に、本発明は、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤ、ゲーム機、電子ブックリーダ、タブレット端末、スマートフォン、投影装置に、ディスプレイを備える家電装置や車載装置等に適用可能である。
また、上述した実施形態では、本発明をカメラ10やゲーム機20に適用する場合について説明したが、この場合に限られず、ユーザが操作する操作手段の操作量に対して機能を割り当てる設定画面を表示する表示制御装置であれば適用可能である。すなわち、本発明は、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話端末、携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置に適用可能である。更に、本発明は、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤ、ゲーム機、電子ブックリーダ、タブレット端末、スマートフォン、投影装置に、ディスプレイを備える家電装置や車載装置等に適用可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10:カメラ 20:据え置きゲーム機 30:ゲーム装置 40:コントローラ 50,60,70:システム制御部 102:撮影レンズ 103:表示部 104:グリップズーム 201:ズーム制御部 300:カスタムズーム設定画面 310:項目カーソル 1328:加速度センサー 1340:機能設定画面 1348:項目カーソル

Claims (14)

  1. ユーザが操作する操作手段の操作量に対して実行する機能を割り当てる設定画面を、表示手段に表示する表示制御装置であって、
    検知手段によって検知された前記操作手段の操作量を示す情報を、前記設定画面に表示するように制御する表示制御手段を有することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記表示制御手段は、
    前記検知手段によって検知された前記操作手段の操作量に対して割り当てられた機能を示す情報を、前記設定画面に表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記検知手段によって検知された前記操作手段の操作量を示す情報と、前記操作手段の操作量ごとに割り当てられた機能を示す情報とを対応させて前記設定画面に表示するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御手段は、
    前記操作手段の操作量に対して割り当てる機能を選択可能に表示するように制御することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の表示制御装置。
  5. 前記検知手段によって検知された操作量が前記操作手段に対して行われた際に実行する機能を割り当てる割当手段を有することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記割当手段は、
    前記検知手段によって検知された前記操作手段の操作量が所定時間以上、継続される場合、前記検知手段によって検知された操作量が前記操作手段に対して行われた際に、実行する機能を割り当て可能とすることを特徴とする請求項5に記載の表示制御装置。
  7. 前記操作手段は、ユーザの操作によって移動可能な操作部であって、
    前記操作量は、前記操作部がユーザの操作によって基準位置から移動したときの移動量であることを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の表示制御装置。
  8. 前記操作手段は、ユーザの操作によって押し込みが可能な操作部であって、
    前記操作量は、前記操作部がユーザの操作によって基準位置から押し込まれたときの押し込み量であることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の表示制御装置。
  9. 前記操作手段は、第1操作部と第2操作部とを有し、ユーザの操作によって何れか一方の押し込みが可能なシーソ型の操作部であって、
    前記操作量は、前記第1操作部または前記第2操作部がユーザの操作によって基準位置から押し込まれたときの押し込み量であり、
    前記検知手段は、前記第1操作部の操作量および前記第2の操作部の操作量を検知することを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の表示制御装置。
  10. 前記操作量に割り当てられる機能は、ズームレンズによってズームするときのズーム速度であることを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の表示制御装置。
  11. 前記操作量に割り当てられる機能は、前記表示手段に表示する画像を拡大または縮小して表示するときの速度であることを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の表示制御装置。
  12. ユーザが操作する操作手段の操作量に対して実行する機能を割り当てる設定画面を、表示手段に表示する表示制御装置の制御方法であって、
    検知手段によって検知された前記操作手段の操作量を示す情報を、前記設定画面に表示するように制御する表示制御ステップを有することを特徴とする表示制御装置の制御方法。
  13. コンピュータを、請求項1ないし11の何れか1項に記載された表示制御装置の表示制御手段として機能させるためのプログラム。
  14. コンピュータを、請求項1ないし11の何れか1項に記載された表示制御装置の表示制御手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
JP2018004458A 2018-01-15 2018-01-15 表示制御装置、その制御方法およびプログラム Active JP7309321B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018004458A JP7309321B2 (ja) 2018-01-15 2018-01-15 表示制御装置、その制御方法およびプログラム
EP19151250.8A EP3511812B1 (en) 2018-01-15 2019-01-10 Electronic apparatus, method for controlling same, and program
US16/246,126 US11044392B2 (en) 2018-01-15 2019-01-11 Electronic apparatus, method for controlling same, enabling a user to easily identify the amount of zooming operation
KR1020190004982A KR102450809B1 (ko) 2018-01-15 2019-01-15 전자기기, 그 제어 방법 및 기억매체
CN202110410158.6A CN113114945B (zh) 2018-01-15 2019-01-15 电子装置、其控制方法和存储介质
CN201910035998.1A CN110049232B (zh) 2018-01-15 2019-01-15 电子装置、其控制方法和存储介质

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018004458A JP7309321B2 (ja) 2018-01-15 2018-01-15 表示制御装置、その制御方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019124790A true JP2019124790A (ja) 2019-07-25
JP7309321B2 JP7309321B2 (ja) 2023-07-18

Family

ID=67398663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018004458A Active JP7309321B2 (ja) 2018-01-15 2018-01-15 表示制御装置、その制御方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7309321B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11101932A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Fuji Photo Optical Co Ltd テレビレンズの駆動装置
JP2011090161A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Canon Inc 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
JP2012226214A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP2015179961A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 カシオ計算機株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11101932A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Fuji Photo Optical Co Ltd テレビレンズの駆動装置
JP2011090161A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Canon Inc 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
JP2012226214A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP2015179961A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 カシオ計算機株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7309321B2 (ja) 2023-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105847671B (zh) 电子设备及其控制方法
JP2014059622A (ja) 表示制御装置及びその制御方法
JP2018206077A (ja) 表示制御装置、その制御方法及びプログラム
JP6418940B2 (ja) 電子機器及びその制御方法
CN110661946B (zh) 电子设备、电子设备的控制方法和计算机可读介质
JP6128967B2 (ja) 表示制御装置及びその制御方法
US20190289212A1 (en) Electronic device, control method of electronic device, and non-transitory computer readable medium
JP7309321B2 (ja) 表示制御装置、その制御方法およびプログラム
JP7023720B2 (ja) 電子機器、その制御方法およびプログラム
JP6857044B2 (ja) 表示制御装置、その制御方法、プログラム及び記録媒体
CN110049232B (zh) 电子装置、其控制方法和存储介质
US10873703B2 (en) Imaging control apparatus, control method of an imaging control apparatus, and non-transitory computer readable medium
JP5893341B2 (ja) 表示制御装置、表示制御装置の制御方法およびプログラム
JP6851738B2 (ja) 表示制御装置、その制御方法、およびプログラム、並びに記憶媒体
JP6025878B2 (ja) 表示制御装置及びその制御方法
JP6873792B2 (ja) 撮像制御装置およびその制御方法
JP5901228B2 (ja) 表示制御装置、表示制御装置の制御方法およびプログラム
JP6866254B2 (ja) 電子機器およびその制御方法
JP2016181065A (ja) 表示制御装置およびその制御方法
JP2016122395A (ja) 表示制御装置及びその制御方法
JP2018186461A (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、プログラム、及び、記録媒体
JP2021029033A (ja) 露出設定装置、その制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2021022824A (ja) 電子機器および電子機器の制御方法
JP2019053255A (ja) 電子機器およびその制御方法
JP2017027609A (ja) 表示制御装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220621

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220621

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220712

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220719

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20221007

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20221018

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20230228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230705

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7309321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151